JP2023040737A - 視認システムおよび視認方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】未受信センサを容易に把握でき、点検時間を短縮できる視認システムおよび視認方法を提供する。【解決手段】視認システムは、点検対象である複数のセンサの内、未受信センサを表示させる視認システムであって、複数のセンサの夫々から送られるセンサの識別情報を含むセンサ出力を受信可能に構成された受信部と、複数のセンサの内、受信部がセンサ出力を受信しなかった未受信センサを特定するように構成された未受信センサ特定部と、未受信センサ特定部が特定した未受信センサを視認者が視認可能なように表示するように構成された表示部と、を備える。【選択図】 図2
Description
本開示は、点検対象である複数のセンサの内、未受信センサを表示させる視認システムおよび視認方法に関する。
例えば火力プラント等のプラントの巡回点検には、触診作業や、アナログメータなどのメータの読み取り作業、異音検知、蒸気漏洩確認などの様々な作業がある。これらの作業は日々数回交代シフトで行う必要がある場合があり、巡回員(人)が行う場合には、点検コストの増大や成り手不足等の課題がある。巡回点検における点検コストを低減させる方策として、アナログメータなどの測定値を無線センサによりデジタル化し、無線センサによる無線通信を介して巡回員が所持する携帯端末に送ることなどの試みがなされている。
プラントなどの所定エリアに複数の無線センサが設けられたセンサ密度の高い場所では、センサからの信号が受信できない未受信センサがある場合に、該未受信センサを特定するのに時間を要するので、巡回点検に時間がかかるという問題がある。また、未受信センサがある場合には、点検漏れを招く虞がある。
特許文献1には、監視カメラと異常検出センサからなる監視システムにおいて、異常を検出したセンサの位置情報と地図データを照らし合わせ、異常を検出したセンサに最も近い監視カメラを特定し、監視カメラからの映像を表示するシステムが開示されている。しかしながら、センサからの信号が受信できない未受信センサからは、該未受信センサの位置情報を取得することはできない。異常を検出したセンサの位置情報を利用する特許文献1に記載の発明を活用することはできない。
上述した事情に鑑みて、本開示の少なくとも一実施形態の目的は、未受信センサを容易に把握でき、点検時間を短縮できる視認システムおよび視認方法を提供することにある。
本開示の一実施形態にかかる視認システムは、
点検対象である複数のセンサの内、未受信センサを表示させる視認システムであって、
前記複数のセンサの夫々から送られる前記センサの識別情報を含むセンサ出力を受信可能に構成された受信部と、
前記複数のセンサの内、前記受信部が前記センサ出力を受信しなかった未受信センサを特定するように構成された未受信センサ特定部と、
前記未受信センサ特定部が特定した前記未受信センサを視認者が視認可能なように表示するように構成された表示部と、を備える。
点検対象である複数のセンサの内、未受信センサを表示させる視認システムであって、
前記複数のセンサの夫々から送られる前記センサの識別情報を含むセンサ出力を受信可能に構成された受信部と、
前記複数のセンサの内、前記受信部が前記センサ出力を受信しなかった未受信センサを特定するように構成された未受信センサ特定部と、
前記未受信センサ特定部が特定した前記未受信センサを視認者が視認可能なように表示するように構成された表示部と、を備える。
本開示の一実施形態にかかる視認方法は、
点検対象である複数のセンサの内、未受信センサを表示させるための視認方法であって、
前記複数のセンサの夫々から送られる前記センサの識別情報を含むセンサ出力を受信する受信ステップと、
前記複数のセンサの内、前記受信ステップにおいて前記センサ出力を受信しなかった未受信センサを特定する未受信センサ特定ステップと、
前記未受信センサ特定ステップにおいて特定した前記未受信センサを視認者が視認可能なように表示する表示ステップと、を備える。
点検対象である複数のセンサの内、未受信センサを表示させるための視認方法であって、
前記複数のセンサの夫々から送られる前記センサの識別情報を含むセンサ出力を受信する受信ステップと、
前記複数のセンサの内、前記受信ステップにおいて前記センサ出力を受信しなかった未受信センサを特定する未受信センサ特定ステップと、
前記未受信センサ特定ステップにおいて特定した前記未受信センサを視認者が視認可能なように表示する表示ステップと、を備える。
本開示の少なくとも一実施形態によれば、未受信センサを容易に把握でき、点検時間を短縮できる視認システムおよび視認方法が提供される。
以下、添付図面を参照して本開示の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本開示の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
なお、同様の構成については同じ符号を付し説明を省略することがある。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
なお、同様の構成については同じ符号を付し説明を省略することがある。
(視認システム)
図1は、本開示の一実施形態にかかる視認システムの構成を概略的に示す概略構成図である。幾つかの実施形態にかかる視認システム10は、点検対象である複数のセンサ20の内、未受信センサ21を表示させるものである。視認システム10は、図1に示されるように、点検対象である複数のセンサ20の夫々から送られるセンサ出力SOを受信可能に構成された受信部11を少なくとも備える。
図1は、本開示の一実施形態にかかる視認システムの構成を概略的に示す概略構成図である。幾つかの実施形態にかかる視認システム10は、点検対象である複数のセンサ20の内、未受信センサ21を表示させるものである。視認システム10は、図1に示されるように、点検対象である複数のセンサ20の夫々から送られるセンサ出力SOを受信可能に構成された受信部11を少なくとも備える。
以下、複数のセンサ20の内、受信部11がセンサ出力SOを受信しなかったセンサ20を未受信センサ21とし、受信部11がセンサ出力SOを受信したセンサ20を受信センサ22とする。点検対象である複数のセンサ20が設けられた任意のエリアを点検エリアIAとする。
複数のセンサ20の夫々は、点検エリアIAに設けられた複数の機器23の何れかに取り付けられている。複数のセンサ20の夫々は、センサ20が取り付けられた機器23の状態を測定値(測定結果)として取得可能に構成されている。複数のセンサ20の夫々は、センサ出力SOを送信可能に構成されている。センサ出力SOには、該センサ出力SOを出力するセンサ20を識別するためのセンサ識別情報(センサID)と、該センサ出力SOを出力するセンサ20が取得した上記測定値と、が含まれる。
複数のセンサ20の夫々は、図1に示されるように、上記測定値を取得するように構成された測定部24と、測定部24が取得した上記測定値を記憶するように構成された記憶部25と、記憶部25が記憶した上記測定値を上記センサ識別情報と一緒に無線通信を介して送信するように構成された送信部26と、を含む。
測定部24は、センサ20が取り付けられた機器23に関する所望の物理量(機器23に関する機械的性質、電磁気的性質、熱的性質、音響的性質、科学的性質、或いは空間情報又は時間情報のうち、少なくとも1つ)を測定可能に構成されている。
測定部24は、デジタルメータ24Aやアナログメータ24Bなどを含んでいてもよい。測定部24がデジタルメータ24Aを含む場合には、デジタルメータ24Aが検出したデジタル値が記憶部25に記憶される。
測定部24がアナログメータ24Bを含む場合には、測定部24は、アナログメータ24Bが検出したアナログ値に対応してデジタル値を出力可能な変換器28Aや、アナログメータ24Bの検出したアナログ値を表示するメータ部を撮影する撮影装置(例えば、カメラ)28Bなどをさらに含むことが好ましい。この場合には、変換器28Aが変換したデジタル値や撮影装置28Bが撮影した撮影データ(画像又は映像)が記憶部25に記憶される。
送信部26は、第1の無線通信方式(例えば、Bluetooth(登録商標))により、受信部11に無線接続され、センサ20が取得した測定値が無線通信を介して受信部11を備える装置に送られる。図1に示される実施形態では、受信部11は、携帯端末30に搭載されている。視認システム10は、受信部11および表示部13を含む携帯端末30と、携帯端末30に無線通信可能に構成された端末40と、をさらに備える。
送信部26から送信される電波の通信距離は、長いものではない(例えば、10メートル以内など)ので、複数のセンサ20の夫々からセンサ出力SOを取得するために、複数のセンサ20の夫々の近くに受信部11を備える装置(携帯端末30)を移動させることが行われる。図示される実施形態では、送信部26は、搭載されたバッテリ27の電力により駆動し、センサ出力SOを電波として出力するように構成された無線タグ26Aを含む。
携帯端末30を携帯する点検者が、所定期間ごとに上記点検エリアIAを巡回し、複数のセンサ20の夫々の近くを通る巡回点検が行われる。巡回点検において、携帯端末30が各センサ20の送信部26から送信される電波の通信距離内に入ることで、携帯端末30の受信部11が送信部26からセンサ出力SOを受信する。
携帯端末30は、上記第1の無線通信方式よりも通信速度が速く、通信距離が長い第2の無線通信方式(例えば、Wi-Fi(登録商標))により、端末40に無線接続されている。センサ出力SOは、無線通信を介して携帯端末30から端末40に送られる。なお、携帯端末30と端末40との間の情報の伝達は、上述した第2の無線通信方式に限定されない。携帯端末30と端末40との間の情報の伝達は、第2の無線通信方式以外の無線通信や有線通信(例えば、Ethernet(登録商標))、SDカードなどの記憶媒体を介したものであってもよい。携帯端末30と端末40は、有線通信可能な有線接続部や着脱可能な記憶媒体が接続可能な記憶媒体接続部を含んでいてもよい。
携帯端末30は、センサ出力SOを記憶する第1の記憶部31と、端末40との間で上記第2の無線通信方式により無線通信可能に構成された第1の通信部32と、をさらに含む。端末40は、センサ出力SOを記憶する第2の記憶部41と、携帯端末30との間で上記第2の無線通信方式により無線通信可能に構成された第2の通信部42と、をさらに含む。
未受信センサ特定部12では、点検対象である複数のセンサ20と、受信部11がセンサ出力SOを受信した受信センサ22とを比較して、複数のセンサ20のうち、受信センサ22以外のセンサ20を未受信センサ21として特定する。図示される実施形態では、携帯端末30が未受信センサ特定部12を含んでいるが、端末40が未受信センサ特定部12を含むようにしてもよい。
巡回点検における点検対象に関する情報14(図6参照)は、巡回点検よりも前に予め設定されており、第1の記憶部31に記憶されている。点検対象に関する情報14には、点検対象である複数のセンサ20の夫々のセンサ識別情報が含まれる。未受信センサ特定部12は、第1の記憶部31に記憶された点検対象に関する情報14を参照し、上記点検対象に関する情報14に含まれる複数のセンサ20の夫々のセンサ識別情報と、受信部11が受信した受信センサ22の夫々のセンサ識別情報と、を比較し、対応するセンサ識別情報が存在しないセンサ20を未受信センサ21として特定する。
表示部13は、未受信センサ特定部12が特定した未受信センサ21を視認者が視認可能なように表示するように構成されたものである。図示される実施形態では、表示部13は、携帯端末30に設けられた表示画面33を含み、表示画面33に未受信センサ21を表示させるように構成されている。
なお、詳細は後述するが、表示部13は、複数のセンサ20のうち、未受信センサ21のみを表示画面33に表示してもよいし、未受信センサ21と受信センサ22の両方を表示画面33に表示してもよい。未受信センサ21と受信センサ22の両方を表示画面33に表示するときは、視認者が視認可能なように、未受信センサ21を受信センサ22よりも強調した表示にしてもよい。強調した表示には、未受信センサ21を示す表示(文字列など)のハイライト表示、斜体文字表示、太字表示、受信センサ22に対して色分けした表示、又は点滅表示などが含まれる。また、未受信センサ21と受信センサ22の両方を表示画面33に表示するときは、視認者が視認可能なように、未受信センサ21と受信センサ22との区別を可能にする識別マークが未受信センサ21又は受信センサ22の少なくとも一方に付与されていてもよい。識別マークには、未受信センサ21又は受信センサ22の少なくとも一方を示す表示(文字列など)を囲む枠や装飾などが含まれる。
幾つかの実施形態にかかる視認システム10は、図1に示されるように、上述した受信部11と、上述した未受信センサ特定部12と、上述した表示部13と、を備える。上記の構成によれば、未受信センサ特定部12において、点検対象である複数のセンサ20の内、受信部11がセンサ出力SOを受信した受信センサ22以外のセンサ20を未受信センサ21として特定できる。表示部13に、未受信センサ特定部12が特定した未受信センサ21を視認者が視認可能なように表示することで、表示部13を視認した視認者が未受信センサ21を認識できる。この場合には、点検者が未受信センサ21の近くを巡回し、再受信を試みるなどのような、未受信センサ21の未受信状態を解消するための対応措置を速やかにとれるので、未受信センサ21に関する不具合解消に要する時間を短縮でき、ひいては点検時間を低減できる。
幾つかの実施形態では、図1に示されるように、上述した視認システム10は、上述した受信部11および上述した表示部13を少なくとも含む携帯端末30を備える。上記の構成によれば、携帯端末30の表示部13に、未受信センサ21を視認者が視認可能なように表示することで、携帯端末30を携帯する点検者(視認者)に対して、未受信センサ21の未受信状態を解消するための措置をとることを促すことができる。これにより、点検者による点検時に速やかに未受信センサ21の低減が図れるため、点検時間を低減できる。
(視認方法)
図2は、本開示の一実施形態にかかる視認方法の一例を示すフロー図である。幾つかの実施形態にかかる視認方法100は、点検対象である複数のセンサ20の内、未受信センサ21を表示させるための方法である。視認方法100は、図2に示されるように、受信ステップS101と、未受信センサ特定ステップS102と、表示ステップS103と、を備える。受信ステップS101、未受信センサ特定ステップS102および表示ステップS103の夫々は、携帯端末30を携帯する点検者が、巡回点検中に行われることが好ましい。
図2は、本開示の一実施形態にかかる視認方法の一例を示すフロー図である。幾つかの実施形態にかかる視認方法100は、点検対象である複数のセンサ20の内、未受信センサ21を表示させるための方法である。視認方法100は、図2に示されるように、受信ステップS101と、未受信センサ特定ステップS102と、表示ステップS103と、を備える。受信ステップS101、未受信センサ特定ステップS102および表示ステップS103の夫々は、携帯端末30を携帯する点検者が、巡回点検中に行われることが好ましい。
図示される実施形態では、視認方法100における幾つかのステップ(受信ステップS101、未受信センサ特定ステップS102、表示ステップS103)は、視認システム10により行われる。なお、視認方法100における幾つかのステップは、視認システム10以外の装置や機器により行われてもよいし、手動により行うようにしてもよい。
受信ステップS101では、点検対象である複数のセンサ20の夫々から送られるセンサ20の識別情報を含むセンサ出力SOを受信することが行われる。図示される実施形態では、携帯端末30の受信部11が受信ステップS101を実行する。
未受信センサ特定ステップS102では、複数のセンサ20の内、受信ステップS101においてセンサ出力SOを受信しなかった未受信センサ21を特定することが行われる。図示される実施形態では、携帯端末30の未受信センサ特定部12が未受信センサ特定ステップS102を実行する。未受信センサ特定ステップS102では、点検対象に関する情報14に含まれる複数のセンサ20の夫々のセンサ識別情報と、受信部11が受信した受信センサ22の夫々のセンサ識別情報と、を比較することが行われる(S102A)。センサ識別情報同士を比較した結果、対応するセンサ識別情報が存在しないセンサ20が存在する場合には(S102Bで「YES」)、対応するセンサ識別情報が存在しないセンサ20を未受信センサ21として特定することが行われる(S102C)。センサ識別情報同士を比較した結果、対応するセンサ識別情報が存在しないセンサ20が存在する場合には(S102Bで「NO」)、未受信センサ21が存在しない(S102C)。この場合には、表示ステップS103を行わなくてもよい。
表示ステップS103では、未受信センサ特定ステップS102において特定した未受信センサ21を視認者が視認可能なように表示することが行われる。図示される実施形態では、携帯端末30の表示部13が表示ステップS103を実行する。なお、表示部13は、携帯端末30を携帯する点検者(視認者)の要求に応じて、表示ステップS103を実行するように構成されていてもよい。
上記の方法によれば、未受信センサ特定ステップS102において、点検対象である複数のセンサ20の内、受信ステップS101においてセンサ出力SOを受信した受信センサ22以外のセンサ20を未受信センサ21として特定できる。表示ステップS103において、未受信センサ特定ステップS102において特定した未受信センサ21を視認者が視認可能なように表示することで、表示を視認した視認者が未受信センサ21を認識できる。この場合には、点検者が未受信センサ21の近くを巡回し、再受信を試みるなどのような、未受信センサ21の未受信状態を解消するための対応措置を速やかにとれるので、未受信センサ21に関する不具合解消に要する時間を短縮でき、ひいては点検時間を低減できる。
図3は、本開示の一実施形態における表示部の表示を説明するための説明図である。幾つかの実施形態では、上述した携帯端末30は、図3に示されるように、未受信センサ21が存在する点検エリアIAの地図52を取得可能に構成された地図取得部51をさらに含む。上述した表示部13は、地図取得部51が取得した地図52に未受信センサ21の位置が重ね合わされるように表示可能に構成されている。
地図取得部51は、巡回点検よりも前に予め第1の記憶部31に記憶されている地図52(地図データ)を第1の記憶部31から取得する。表示部13は、地図取得部51が取得した地図52を表示画面33に表示する。地図52(地図データ)は、平面図などの二次元地図データであってもよいし、三次元情報を含み、且つ表示画面33に立体的に表示可能な三次元地図データ(立体地図)であってもよい。
携帯端末30は、未受信センサ21の地図52における位置を取得可能に構成された第1の位置取得部53をさらに含む。上述した点検対象に関する情報14には、複数のセンサ20の夫々の位置情報であって、センサ20毎にセンサ識別情報に関連付けられた位置情報が含まれる。複数のセンサ20の夫々の位置情報は、各センサ20の地球上の位置を表す、座標系における二次元又は三次元の位置座標(緯度や経度など)であってもよいし、各センサ20の地図52上の位置を表す、地図座標系における二次元又は三次元の位置座標であってもよい。
第1の位置取得部53は、第1の記憶部31に記憶された点検対象に関する情報14から、未受信センサ21の地図52における位置(位置情報)を取得する。表示部13は、第1の位置取得部53が取得した未受信センサ21の地図52における位置(位置情報)を考慮して、表示画面33において、地図52に重ね合わされるように未受信センサ21の位置を表示する。
上記の構成によれば、表示部13に表示された点検エリアIAの地図52上に未受信センサ21の位置を表示させることで、表示部13を視認した視認者(点検者)が未受信センサ21の位置を容易に且つ速やかに把握できる。未受信センサ21の位置を把握した点検者は、未受信センサ21の未受信状態を解消するための対応措置を速やかにとれるので、未受信センサ21に関する不具合解消に要する時間を短縮でき、ひいては点検時間を低減できる。
幾つかの実施形態では、上述した地図取得部51は、未受信センサ21および携帯端末30が存在する点検エリアIAの地図52を取得するように構成されている。上述した表示部13は、地図取得部51が取得した地図52に未受信センサ21および携帯端末30の位置が重ね合わされるように表示可能に構成されている。
携帯端末30は、携帯端末30の地図52における位置を取得可能に構成された第2の位置取得部54をさらに含む。第2の位置取得部54は、携帯端末30の上記座標系における位置座標(緯度や経度など)を取得し、取得した上記座標系における位置座標を上記地図座標系における位置座標(地図52における位置)に変換するように構成されていてもよい。
表示部13は、第2の位置取得部54が取得した携帯端末30の地図52における位置を考慮して、表示画面33において、地図52に重ね合わされるように携帯端末30の位置を表示する。
上記の構成によれば、表示部13に表示された点検エリアIAの地図52上に未受信センサ21および携帯端末30の位置を表示させることで、表示部13を視認した視認者(点検者)が未受信センサ21の位置を容易に且つ速やかに把握できる。
図4は、本開示の一実施形態における表示部の表示を説明するための説明図である。幾つかの実施形態では、上述した携帯端末30は、図4に示されるように、画像を撮影可能に構成された撮影部55をさらに含む。上述した表示部13は、撮影部55が撮影した画像56に未受信センサ21の位置が重ね合わされるように表示可能に構成されている。
携帯端末30は、未受信センサ21の上記座標系における位置(位置情報)を取得可能に構成された第3の位置取得部57と、携帯端末30の上記座標系における位置(位置情報)および携帯端末30(具体的には撮影部55)が向いている方位を取得する位置方位取得部58と、をさらに含む。
第3の位置取得部57は、第1の記憶部31に記憶された点検対象に関する情報14から、未受信センサ21の上記座標系における位置(位置情報)を取得する。表示部13は、第3の位置取得部57が取得した未受信センサ21の上記座標系における位置(位置情報)、位置方位取得部58が取得した携帯端末30の上記座標系における位置(位置情報)および携帯端末30が向いている方位を考慮して、表示画面33において、画像56に重ね合わされるように未受信センサ21の位置を表示する。表示部13により表示画面33に表示される画像56は、リアルタイムの画像であることが好ましい。この場合には、表示部13により表示画面33に表示される画像56は、携帯端末30の位置や方位の変化に追従するように変化するため、表示画面33を視認する視認者が未受信センサ21の実際の位置を把握することが容易である。
上記の構成によれば、表示部13に表示された撮影部55が撮影した画像56上に未受信センサ21の位置を表示させることで、地図52上に表示させる場合に比べて、表示部13を視認した視認者(点検者)が未受信センサ21の位置を容易に且つ速やかに把握できる。そして、未受信センサ21の位置を把握した点検者が、未受信センサ21の未受信状態を解消するための対応措置を速やかにとれるので、未受信センサ21に関する不具合解消に要する時間を短縮でき、ひいては点検時間を低減できる。
幾つかの実施形態では、図3、図4に示されるように、上述した携帯端末30は、点検者の経路63に関する情報である経路情報62を取得可能に構成された経路情報取得部61をさらに含む。上述した表示部13は、点検者の経路63を未受信センサ21の位置を一緒に表示可能に構成されている。
経路情報62は、巡回点検における点検者の経路63上における複数箇所の位置情報を含んでいてもよい。経路情報62は、巡回点検よりも前に予め第1の記憶部31に記憶されている。経路情報取得部61は、第1の記憶部31から経路情報62を取得する。表示部13は、経路情報取得部61が取得した経路情報62を考慮して、表示画面33に表示される地図52や画像56に点検者の経路63を表示する。
上記の構成によれば、表示部13に点検者の経路63を未受信センサ21の位置と一緒に表示することで、表示部13を視認した視認者(点検者)が未受信センサ21の位置をより容易に且つより速やかに把握できる。また、表示部13に点検者の経路63を表示することで、表示部13を視認した視認者(点検者)を次の点検箇所に速やかに導くことができるため、点検時間を低減できる。
図5は、本開示の一実施形態における表示部の表示を説明するための説明図である。図6は、点検対象に関する情報の一例を説明するための説明図である。幾つかの実施形態では、上述した携帯端末30は、複数のセンサ20の夫々に関する情報であるセンサ付随情報65、又は複数のセンサ20の夫々が取り付けられた機器23に関する情報である機器付随情報66の少なくとも一方を取得可能に構成された付随情報取得部64をさらに含む。上述した表示部13は、センサ付随情報65又は機器付随情報66)の少なくとも一方を未受信センサ21の位置と一緒に表示可能に構成された。
図示される実施形態では、上述した点検対象に関する情報14には、センサ付随情報65や機器付随情報66が含まれる。点検対象に関する情報14において、センサ付随情報65や機器付随情報66は、センサ20毎にセンサ識別情報に関連付けられている。センサ付随情報65には、例えば温度センサや圧力センサなどのセンサの種類が含まれる。機器付随情報66には、機器23の名称や機器23の識別情報(機器ID)などが含まれる。
付随情報取得部64は、第1の記憶部31から点検対象に関する情報14(センサ付随情報65や機器付随情報66)を取得する。表示部13は、付随情報取得部64が取得したセンサ付随情報65や機器付随情報66を考慮して、表示画面33に表示される地図52や画像56にセンサ付随情報65や機器付随情報66を表示する。
上記の構成によれば、表示部13にセンサ付随情報65や機器付随情報66を未受信センサ21の位置と一緒に表示することで、表示部13を視認した視認者(点検者)が未受信センサ21の位置や未受信センサ21が取り付けられた機器23の位置をより容易に且つより速やかに把握できる。特に、複数のセンサ20が配置されたセンサ密度が高い場所において、複数のセンサ20の中から未受信センサ21を特定する際にセンサ付随情報65や機器付随情報66の表示が有用である。
(リスト表示)
図7は、本開示の一実施形態における表示部の表示を説明するための説明図である。
幾つかの実施形態では、上述した表示部13は、未受信センサ21と受信センサ22とを共通のリスト67に表示可能に構成されている。上述した表示部13は、共通のリスト67において、未受信センサ21を受信センサ22とは異なる態様で表示可能に構成されている。
図7は、本開示の一実施形態における表示部の表示を説明するための説明図である。
幾つかの実施形態では、上述した表示部13は、未受信センサ21と受信センサ22とを共通のリスト67に表示可能に構成されている。上述した表示部13は、共通のリスト67において、未受信センサ21を受信センサ22とは異なる態様で表示可能に構成されている。
表示部13は、表示画面33に共通のリスト67を表示する。図示される実施形態では、表示部13は、共通のリスト67において、受信センサ22を示す表示の一つとして、該受信センサ22が取得した測定値(測定結果)を表示するようになっている。表示部13は、共通のリスト67において、未受信センサ21を示す表示の一つとして、例えば、「未受信」などの未受信センサ21であることを示す文字列を表示するようになっている。
表示部13は、共通のリスト67において、点検エリアIAに存在する全てのセンサ20を表示してもよいし、点検エリアIAを複数に区画した領域のうちの、一つの領域に存在するセンサ20を表示してもよい。或る実施形態では、表示部13は、携帯端末30の位置情報を考慮して、点検エリアIAを複数に区画した領域のうちの、携帯端末30が存在する領域に存在するセンサ20を表示してもよい。
上記の構成によれば、表示部13に未受信センサ21と受信センサ22を共通のリスト67に表示することで、共通のリスト67上で未受信センサ21の有無を容易に把握できるため共通のリスト67に表示された複数のセンサ20からのセンサ出力SOの受信漏れを抑制できる。
(報知部)
幾つかの実施形態では、上述した携帯端末30は、図1に示されるように、未受信センサ特定部12が未受信センサ21を特定したことを報知する報知音又は音声を出力可能に構成された報知部68をさらに含む。
幾つかの実施形態では、上述した携帯端末30は、図1に示されるように、未受信センサ特定部12が未受信センサ21を特定したことを報知する報知音又は音声を出力可能に構成された報知部68をさらに含む。
或る実施形態では、未受信センサ特定部12は、携帯端末30が、点検エリアIAを複数に区画した領域のうちの、一つの領域を通過したときに、通過した領域に存在する未受信センサ21を特定するように構成されている。この場合には、報知部68が報知音又は音声を出力することで、通過した領域に未受信センサ21が存在することを点検者に知らせることができるため、複数のセンサ20からのセンサ出力SOの受信漏れを抑制できる。
また、或る実施形態では、未受信センサ特定部12は、携帯端末30が、センサ20から所定距離(例えば、送信部26から送信される電波の通信距離)離れたときに、該センサ20からのセンサ出力SOを受信していない場合には、該センサ20を未受信センサ21であると特定してもよい。この場合には、報知部68が未受信センサ21から上記所定距離離れたときに、報知音又は音声を出力することで、未受信センサ21が存在することを点検者に即座に知らせることができる。
また、或る実施形態では、未受信センサ特定部12は、一定期間毎に、未受信センサ21の特定を行うように構成されていてもよい。
上記の構成によれば、報知部68が報知音や音声を出力することで、点検者が表示部13を視認し続けなくても未受信センサ21の存在を認識できる。これにより、点検対象である複数のセンサ20からのセンサ出力SOの受信漏れを抑制できる。
(対応措置の表示)
図8は、本開示の一実施形態における表示部の表示を説明するための説明図である。幾つかの実施形態では、上述した携帯端末30は、図8に示されるように、未受信センサ21からセンサ出力SOを受信可能とするための対応措置に関する情報72を取得する対応措置取得部71をさらに含む。上述した表示部13は、未受信センサ特定部12が未受信センサ21を特定した際に、対応措置に関する情報72を表示可能に構成された。
図8は、本開示の一実施形態における表示部の表示を説明するための説明図である。幾つかの実施形態では、上述した携帯端末30は、図8に示されるように、未受信センサ21からセンサ出力SOを受信可能とするための対応措置に関する情報72を取得する対応措置取得部71をさらに含む。上述した表示部13は、未受信センサ特定部12が未受信センサ21を特定した際に、対応措置に関する情報72を表示可能に構成された。
対応措置に関する情報72には、未受信原因72Aと、該未受信原因に関連付けられた対応措置72Bと、が含まれる。未受信原因72Aには、通信強度低下、センサ20のバッテリ切れ、通信障害および携帯端末30のシステム不具合などが含まれる。対応措置に関する情報72は、巡回点検よりも前に予め設定されており、第1の記憶部31に記憶されている。対応措置取得部71は、第1の記憶部31から対応措置に関する情報72を取得する。表示部13は、未受信センサ特定部12が未受信センサ21を特定した際に、対応措置取得部71が取得した対応措置に関する情報72を考慮して、表示画面33に上記未受信原因72Aや上記対応措置72Bを示す文字列を表示するようになっている。
上記の構成によれば、未受信センサ特定部12が未受信センサ21を特定した際に、表示部13がガイダンス(対応措置に関する情報72)を表示することで、表示部13を視認した視認者(点検者)が未受信センサ21の未受信状態を解消するための対応措置を速やかにとることができる。これにより、未受信センサ21に関する不具合解消に要する時間を短縮でき、ひいては点検時間を低減できる。
幾つかの実施形態では、上述した携帯端末30は、図8に示されるように、受信部11が未受信センサ21からセンサ出力SOを受信可能になった際の対応措置72B、又は対応措置72Bに関連付けられた原因(未受信原因72A)、の少なくとも一方を入力可能なように構成された入力部73をさらに備える。
入力部73に入力された上記対応措置72Bや上記未受信原因72Aは、第1の記憶部31に記憶され、第1の記憶部31には、対応措置72Bや未受信原因72Aが蓄積される。上記対応措置72Bや上記未受信原因72Aは、第1の記憶部31において、センサ20の種類又はセンサ20の識別情報に関連付けられて記憶されていてもよい。
上述した携帯端末30は、図8に示されるように、第1の記憶部31に蓄積された上記対応措置72Bや上記未受信原因72Aを考慮して、上述した対応措置に関する情報72を更新する対応措置更新部74をさらに含んでいてもよい。対応措置更新部74における更新には、入力部73に入力された対応措置72Bや未受信原因72Aの頻度に応じて、表示画面33における対応措置72Bや未受信原因72Aの表示順番を変更することを含む。
上記の構成によれば、受信部11が未受信センサ21からセンサ出力SOを受信可能になった際の対応措置や、対応措置72Bに関連付けられた原因72Aを記憶し、蓄積することで、未受信センサ21になる主要な原因やこの主要な原因に対して有効な対応措置を把握できる。これにより、未受信センサ21を特定した際に表示部13に表示するガイダンス(対応措置に関する情報72)をより適切なものにできるため、未受信センサ21に関する不具合解消に要する時間を短縮でき、ひいては点検時間を低減できる。
(受信難度が高いセンサの表示)
図9は、本開示の一実施形態における表示部の表示を説明するための説明図である。幾つかの実施形態では、図9に示されるように、上述して携帯端末30は、点検対象である複数のセンサ20の夫々からの受信の困難度を示す受信難度情報82を取得する受信難度情報取得部81をさらに含む。上述した表示部13は、複数のセンサ20の内、受信難度が高いセンサ29を視認者が視認可能なように表示させるように構成されている。
図9は、本開示の一実施形態における表示部の表示を説明するための説明図である。幾つかの実施形態では、図9に示されるように、上述して携帯端末30は、点検対象である複数のセンサ20の夫々からの受信の困難度を示す受信難度情報82を取得する受信難度情報取得部81をさらに含む。上述した表示部13は、複数のセンサ20の内、受信難度が高いセンサ29を視認者が視認可能なように表示させるように構成されている。
受信難度情報82は、巡回点検よりも前に予め設定されており、第1の記憶部31に記憶されている。受信難度情報82は、複数のセンサ20の夫々の通信強度を測定し、受信強度が閾値以下のセンサ20を受信難度が高いセンサ29としたものであってもよい。また、受信難度情報82は、第1の記憶部31に蓄積された上記未受信原因において、通信強度の低下を原因とする頻度が所定頻度以上のセンサ20を受信難度が高いセンサ29としたものであってもよい。
上記の構成によれば、受信難度が高いセンサ29は、センサ29の設置箇所の通信強度が低く、未受信センサ21になる可能性が高い。予め未受信になる可能性が高いセンサ29を携帯端末30の表示部13に視認者が視認可能なように表示させることで、視認者(点検者)が受信難度の高いセンサ29の近くを巡回するように促すことができる。点検者が受信難度の高いセンサ29の近くを巡回することで、受信難度の高いセンサ29と受信部11との距離を短いものにできるため、受信難度の高いセンサ29が未受信センサ21になることを抑制できる。これにより、点検当初から未受信センサ21の数を低減できるため、点検時間を低減できる。
上述した幾つかの実施形態では、視認システム10において、第1の記憶部31に記憶された情報が参照されることがあったが、これらの情報は、第2の記憶部41に記憶され、第2の記憶部41に記憶された情報が参照されるようになっていてもよい。
図10は、本開示の一実施形態にかかる視認システムの構成を概略的に示す概略構成図である。幾つかの実施形態にかかる視認システム10は、図10に示されるように、上述した受信部11と、上述した未受信センサ特定部12と、上述した表示部13と、を備える。視認システム10は、受信部11を含む移動体90と、表示部13を含む表示装置91であって、移動体90とは別体として構成された表示装置91と、をさらに備える。上述した表示画面33は、表示装置91に搭載される。
移動体90は、点検エリアIA内を予め設定された巡回ルートに沿って移動するように構成されている。移動体90は、例えば無人走行車(AGV:Automatic Guided Vehicle)などの地上走行型の保守点検ロボットでも良いし、例えばドローンといった無人航空機(UAV:Unmanned Aerial Vehicle)などの飛行型の保守点検ロボットであっても良い。あるいは、移動体90は人を運ぶ車両であっても良い。移動体90は、巡回ルートに沿って自動で移動するように構成されていてもよいし、操作員などに遠隔操作されるように構成されてもよい。
送信部26は、第1の無線通信方式(例えば、Bluetooth(登録商標))により、移動体90が備える移動体側受信部92に無線接続され、センサ20が取得した測定値が無線通信を介して、移動体90に送られる。
移動体90が、所定期間ごとに上記点検エリアIAを巡回し、複数のセンサ20の夫々の近くを通る巡回点検が行われる。巡回点検において、移動体90が各センサ20の送信部26から送信される電波の通信距離内に入ることで、移動体90の移動体側受信部92が送信部26からセンサ出力SOを受信する。
移動体90は、上記第1の無線通信方式よりも通信距離が長い第2の無線通信方式(例えば、Wi-Fi(登録商標))により、表示装置91に無線接続されている。センサ出力SOは、無線通信を介して移動体90から表示装置91に送られる。なお、移動体90と表示装置91との間の情報の伝達は、上述した第2の無線通信方式に限定されない。移動体90と表示装置91との間の情報の伝達は、第2の無線通信方式以外の無線通信や有線通信(例えば、Ethernet(登録商標))、SDカードなどの記憶媒体を介したものであってもよい。移動体90と表示装置91は、有線通信可能な有線接続部や着脱可能な記憶媒体が接続可能な記憶媒体接続部を含んでいてもよい。
移動体90は、センサ出力SOを記憶する移動体側記憶部93と、表示装置91との間で上記第2の無線通信方式により無線通信可能に構成された移動体側通信部94と、をさらに含む。表示装置91は、センサ出力SOを記憶する表示装置側記憶部95と、移動体90との間で上記第2の無線通信方式により無線通信可能に構成された表示装置側通信部96(上述した受信部11)と、をさらに含む。
上述した幾つかの実施形態において、第1の記憶部31に記憶された情報が参照されることがあったが、これらの情報は、表示装置側記憶部95に記憶され、表示装置側記憶部95に記憶された情報が参照されるようになっていてもよい。
図10に示されるように、表示装置91は、上述した未受信センサ特定部12を含んでいてもよい。表示装置91は、地図取得部51、第1の位置取得部53、第2の位置取得部54、撮影部55、第3の位置取得部57、位置方位取得部58、経路情報取得部61、付随情報取得部64、報知部68、対応措置取得部71、入力部73、対応措置更新部74又は受信難度情報取得部81などを含んでいてもよい。
上記の構成によれば、受信部11を含む移動体90が複数のセンサ20が設けられた点検エリアIAを巡回し、センサ20からのセンサ出力SOを受信することで、複数のセンサ20の点検が行われる。表示部13を含む表示装置91は、上記移動体90とは別体として構成されている。この場合には、表示装置91の表示部13に、未受信センサ21を視認者が視認可能なように表示することで、表示部13を視認した視認者が、移動体90)に対して、未受信センサ21の未受信状態を解消するための措置をとるように指示することができる。これにより、移動体90による点検時に速やかに未受信センサ21の低減が図れるため、点検時間を低減できる。
上述した携帯端末30、端末40および表示装置91の夫々は、図示しないCPU(プロセッサ)や、ROMやRAMといったメモリ、外部記憶装置などの記憶装置、I/Oインターフェース、通信インターフェースなどからなるマイクロコンピュータとして構成されていてもよい。上述した移動体90は、図示しないCPU(プロセッサ)や、ROMやRAMといったメモリ、外部記憶装置などの記憶装置、I/Oインターフェース、通信インターフェースなどからなるマイクロコンピュータを搭載していてもよい。携帯端末30、端末40、移動体90および表示装置91の夫々は、例えば上記メモリの主記憶装置にロードされたプログラムの命令に従ってCPUが動作(例えばデータの演算など)することで、前述する各部を実現してもよい。
本開示は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
上述した幾つかの実施形態に記載の内容は、例えば以下のように把握されるものである。
1)本開示の少なくとも一実施形態にかかる視認システム(10)は、
点検対象である複数のセンサ(20)の内、未受信センサ(21)を表示させる視認システム(10)であって、
前記複数のセンサ(20)の夫々から送られる前記センサ(20)の識別情報を含むセンサ出力(SO)を受信可能に構成された受信部(11)と、
前記複数のセンサ(20)の内、前記受信部(11)が前記センサ出力(SO)を受信しなかった未受信センサ(21)を特定するように構成された未受信センサ特定部(12)と、
前記未受信センサ特定部(12)が特定した前記未受信センサ(21)を視認者が視認可能なように表示するように構成された表示部(13)と、を備える。
点検対象である複数のセンサ(20)の内、未受信センサ(21)を表示させる視認システム(10)であって、
前記複数のセンサ(20)の夫々から送られる前記センサ(20)の識別情報を含むセンサ出力(SO)を受信可能に構成された受信部(11)と、
前記複数のセンサ(20)の内、前記受信部(11)が前記センサ出力(SO)を受信しなかった未受信センサ(21)を特定するように構成された未受信センサ特定部(12)と、
前記未受信センサ特定部(12)が特定した前記未受信センサ(21)を視認者が視認可能なように表示するように構成された表示部(13)と、を備える。
上記1)の構成によれば、未受信センサ特定部(12)において、点検対象である複数のセンサ(20)の内、受信部(11)が前記センサ出力(SO)を受信した受信センサ(22)以外のセンサ(20)を未受信センサ(21)として特定できる。表示部(13)に、未受信センサ特定部(12)が特定した未受信センサ(21)を視認者が視認可能なように表示することで、表示部(13)を視認した視認者が未受信センサ(21)を認識できる。この場合には、点検者が未受信センサ(21)の近くを巡回し、再受信を試みるなどのような、未受信センサ(21)の未受信状態を解消するための対応措置を速やかにとれるので、未受信センサ(21)に関する不具合解消に要する時間を短縮でき、ひいては点検時間を低減できる。
2)幾つかの実施形態では、上記1)に記載の視認システム(10)であって、
前記受信部(11)および前記表示部(13)を少なくとも含む携帯端末(30)を備える。
前記受信部(11)および前記表示部(13)を少なくとも含む携帯端末(30)を備える。
上記2)の構成によれば、携帯端末(30)の表示部(13)に、未受信センサ(21)を視認者が視認可能なように表示することで、携帯端末(30)を携帯する点検者(視認者)に対して、未受信センサ(21)の未受信状態を解消するための措置をとることを促すことができる。これにより、点検者による点検時に速やかに未受信センサ(21)の低減が図れるため、点検時間を低減できる。
3)幾つかの実施形態では、上記2)に記載の視認システム(10)であって、
前記携帯端末(30)は、前記未受信センサ(21)が存在する点検エリアの地図(52)を取得可能に構成された地図取得部(51)をさらに含み、
前記表示部(13)は、前記地図取得部(51)が取得した前記地図(52)に前記未受信センサ(21)の位置が重ね合わされるように表示可能に構成された。
前記携帯端末(30)は、前記未受信センサ(21)が存在する点検エリアの地図(52)を取得可能に構成された地図取得部(51)をさらに含み、
前記表示部(13)は、前記地図取得部(51)が取得した前記地図(52)に前記未受信センサ(21)の位置が重ね合わされるように表示可能に構成された。
上記3)の構成によれば、表示部(13)に表示された点検エリアの地図(52)上に未受信センサ(21)の位置を表示させることで、表示部(13)を視認した視認者(点検者)が未受信センサ(21)の位置を容易に且つ速やかに把握できる。未受信センサ(21)の位置を把握した点検者は、未受信センサ(21)の未受信状態を解消するための対応措置を速やかにとれるので、未受信センサ(21)に関する不具合解消に要する時間を短縮でき、ひいては点検時間を低減できる。
4)幾つかの実施形態では、上記2)に記載の視認システム(10)であって、
前記携帯端末(30)は、画像を撮影可能に構成された撮影部(55)をさらに含み、
前記表示部(13)は、前記撮影部(55)が撮影した画像(56)に前記未受信センサ(21)の位置が重ね合わされるように表示可能に構成された。
前記携帯端末(30)は、画像を撮影可能に構成された撮影部(55)をさらに含み、
前記表示部(13)は、前記撮影部(55)が撮影した画像(56)に前記未受信センサ(21)の位置が重ね合わされるように表示可能に構成された。
上記4)の構成によれば、表示部(13)に表示された撮影部(55)が撮影した画像(56)上に未受信センサ(21)の位置を表示させることで、地図(52)上に表示させる場合に比べて、表示部(13)を視認した視認者(点検者)が未受信センサ(21)の位置を容易に且つ速やかに把握できる。そして、未受信センサ(21)の位置を把握した点検者が、未受信センサ(21)の未受信状態を解消するための対応措置を速やかにとれるので、未受信センサ(21)に関する不具合解消に要する時間を短縮でき、ひいては点検時間を低減できる。
5)幾つかの実施形態では、上記3)又は4)に記載の視認システム(10)であって、
前記携帯端末(30)は、点検者の経路(63)に関する情報である経路情報(62)を取得可能に構成された経路情報取得部(61)をさらに含み、
前記表示部(13)は、前記点検者の経路(63)を前記未受信センサ(21)の位置と一緒に表示可能に構成された。
前記携帯端末(30)は、点検者の経路(63)に関する情報である経路情報(62)を取得可能に構成された経路情報取得部(61)をさらに含み、
前記表示部(13)は、前記点検者の経路(63)を前記未受信センサ(21)の位置と一緒に表示可能に構成された。
上記5)の構成によれば、表示部(13)に点検者の経路(63)を未受信センサ(21)の位置と一緒に表示することで、表示部(13)を視認した視認者(点検者)が未受信センサ(21)の位置をより容易に且つより速やかに把握できる。また、表示部(13)に点検者の経路(63)を表示することで、表示部(13)を視認した視認者(点検者)を次の点検箇所に速やかに導くことができるため、点検時間を低減できる。
6)幾つかの実施形態では、上記3)~5)の何れかに記載の視認システム(10)であって、
前記携帯端末(30)は、前記複数のセンサ(20)の夫々に関する情報であるセンサ付随情報(65)、又は前記複数のセンサ(20)の夫々が取り付けられた機器(23)に関する情報である機器付随情報(66)の少なくとも一方を取得可能に構成された付随情報取得部(64)をさらに含み、
前記表示部(13)は、前記センサ付随情報(65)又は前記機器付随情報(66)の少なくとも一方を前記未受信センサ(21)の位置と一緒に表示可能に構成された。
前記携帯端末(30)は、前記複数のセンサ(20)の夫々に関する情報であるセンサ付随情報(65)、又は前記複数のセンサ(20)の夫々が取り付けられた機器(23)に関する情報である機器付随情報(66)の少なくとも一方を取得可能に構成された付随情報取得部(64)をさらに含み、
前記表示部(13)は、前記センサ付随情報(65)又は前記機器付随情報(66)の少なくとも一方を前記未受信センサ(21)の位置と一緒に表示可能に構成された。
上記6)の構成によれば、表示部(13)にセンサ付随情報(65)や機器付随情報(66)を未受信センサ(21)の位置と一緒に表示することで、表示部(13)を視認した視認者(点検者)が未受信センサ(21)の位置や未受信センサ(21)が取り付けられた機器(23)の位置をより容易に且つより速やかに把握できる。特に、複数のセンサ(20)が配置されたセンサ密度が高い場所において、複数のセンサ(20)の中から未受信センサ(21)を特定する際にセンサ付随情報(65)や機器付随情報(66)の表示が有用である。
7)幾つかの実施形態では、上記2)~6)の何れかに記載の視認システム(10)であって、
前記表示部(13)は、前記未受信センサ(21)と、前記受信部(11)が前記センサ出力(SO)を受信した受信センサ(22)とを共通のリスト(67)に表示可能に構成されるとともに、前記共通のリスト(67)において、前記未受信センサ(21)を前記受信センサ(22)とは異なる態様で表示可能に構成された。
前記表示部(13)は、前記未受信センサ(21)と、前記受信部(11)が前記センサ出力(SO)を受信した受信センサ(22)とを共通のリスト(67)に表示可能に構成されるとともに、前記共通のリスト(67)において、前記未受信センサ(21)を前記受信センサ(22)とは異なる態様で表示可能に構成された。
上記7)の構成によれば、表示部(13)に未受信センサ(21)と受信センサ(22)を共通のリスト(67)に表示することで、上記リスト(67)上で未受信センサ(21)の有無を容易に把握できるため、リスト(67)に表示された複数のセンサ(20)からのセンサ出力(SO)の受信漏れを抑制できる。
8)幾つかの実施形態では、上記2)~7)の何れかに記載の視認システム(10)であって、
前記携帯端末(30)は、前記未受信センサ特定部(12)が前記未受信センサ(21)を特定したことを報知する報知音又は音声を出力可能に構成された報知部(68)をさらに含む。
前記携帯端末(30)は、前記未受信センサ特定部(12)が前記未受信センサ(21)を特定したことを報知する報知音又は音声を出力可能に構成された報知部(68)をさらに含む。
上記8)の構成によれば、報知部(68)が報知音や音声を出力することで、点検者が表示部(13)を視認し続けなくても未受信センサ(21)の存在を認識できる。これにより、点検対象である複数のセンサ(20)からのセンサ出力(SO)の受信漏れを抑制できる。
9)幾つかの実施形態では、上記2)~8)の何れかに記載の視認システムであって、
前記携帯端末(30)は、前記未受信センサ(21)から前記センサ出力(SO)を受信可能とするための対応措置に関する情報(72)を取得する対応措置取得部(71)をさらに含み、
前記表示部(13)は、前記未受信センサ特定部(12)が前記未受信センサ(21)を特定した際に、前記対応措置に関する情報(72)を表示可能に構成された。
前記携帯端末(30)は、前記未受信センサ(21)から前記センサ出力(SO)を受信可能とするための対応措置に関する情報(72)を取得する対応措置取得部(71)をさらに含み、
前記表示部(13)は、前記未受信センサ特定部(12)が前記未受信センサ(21)を特定した際に、前記対応措置に関する情報(72)を表示可能に構成された。
上記9)の構成によれば、未受信センサ特定部(12)が未受信センサ(21)を特定した際に、表示部(13)がガイダンス(対応措置に関する情報72)を表示することで、表示部(13)を視認した視認者(点検者)が未受信センサ(21)の未受信状態を解消するための対応措置を速やかにとることができる。これにより、未受信センサ(21)に関する不具合解消に要する時間を短縮でき、ひいては点検時間を低減できる。
10)幾つかの実施形態では、上記9)に記載の視認システム(10)であって、
前記携帯端末(30)は、前記受信部(11)が前記未受信センサ(21)から前記センサ出力(SO)を受信可能になった際の前記対応措置、又は前記対応措置に関連付けられた原因、の少なくとも一方を入力可能なように構成された入力部(73)をさらに備える。
前記携帯端末(30)は、前記受信部(11)が前記未受信センサ(21)から前記センサ出力(SO)を受信可能になった際の前記対応措置、又は前記対応措置に関連付けられた原因、の少なくとも一方を入力可能なように構成された入力部(73)をさらに備える。
上記10)の構成によれば、受信部(11)が未受信センサ(21)からセンサ出力(SO)を受信可能になった際の対応措置や、対応措置に関連付けられた原因を記憶し、蓄積することで、未受信センサ(21)になる主要な原因やこの主要な原因に対して有効な対応措置を把握できる。これにより、未受信センサ(21)を特定した際に表示部(13)に表示するガイダンス(対応措置に関する情報72)をより適切なものにできるため、未受信センサ(21)に関する不具合解消に要する時間を短縮でき、ひいては点検時間を低減できる。
11)幾つかの実施形態では、上記2)~10)の何れかに記載の視認システム(10)であって、
前記携帯端末(30)は、前記複数のセンサ(20)の夫々からの受信の困難度を示す受信難度情報(82)を取得する受信難度情報取得部(81)をさらに含み、
前記表示部(13)は、前記複数のセンサ(20)の内、受信難度が高いセンサ(29)を視認者が視認可能なように表示させるように構成された。
前記携帯端末(30)は、前記複数のセンサ(20)の夫々からの受信の困難度を示す受信難度情報(82)を取得する受信難度情報取得部(81)をさらに含み、
前記表示部(13)は、前記複数のセンサ(20)の内、受信難度が高いセンサ(29)を視認者が視認可能なように表示させるように構成された。
上記11)の構成によれば、受信難度が高いセンサ(29)は、センサの設置箇所の通信強度が低く、未受信センサ(21)になる可能性が高い。予め未受信になる可能性が高いセンサを携帯端末(30)の表示部(13)に視認者が視認可能なように表示させることで、視認者(点検者)が受信難度の高いセンサ(29)の近くを巡回するように促すことができる。点検者が受信難度の高いセンサ(29)の近くを巡回することで、受信難度の高いセンサ(29)と受信部(11)との距離を短いものにできるため、受信難度の高いセンサ(29)が未受信センサ(21)になることを抑制できる。これにより、点検当初から未受信センサ(21)の数を低減できるため、点検時間を低減できる。
12)幾つかの実施形態では、上記1)に記載の視認システム(10)であって、
前記受信部(11)を含む移動体(90)と、
前記表示部(13)を含む表示装置(91)であって、前記移動体(90)とは別体として構成された表示装置(91)と、をさらに備える。
前記受信部(11)を含む移動体(90)と、
前記表示部(13)を含む表示装置(91)であって、前記移動体(90)とは別体として構成された表示装置(91)と、をさらに備える。
上記12)の構成によれば、受信部(11)を含む移動体(90)が複数のセンサ(20)が設けられた点検エリアを巡回し、センサ(20)からのセンサ出力(SO)を受信することで、複数のセンサ(20)の点検が行われる。表示部(13)を含む表示装置(91)は、上記移動体(90)とは別体として構成されている。この場合には、表示装置(91)の表示部(13)に、未受信センサ(21)を視認者が視認可能なように表示することで、表示部(13)を視認した視認者が、移動体(90)に対して、未受信センサ(21)の未受信状態を解消するための措置をとるように指示することができる。これにより、移動体(90)による点検時に速やかに未受信センサ(21)の低減が図れるため、点検時間を低減できる。
13)本開示の少なくとも一実施形態にかかる視認方法(100)は、
点検対象である複数のセンサ(20)の内、未受信センサ(21)を表示させるための視認方法(100)であって、
前記複数のセンサ(20)の夫々から送られる前記センサ(20)の識別情報を含むセンサ出力(SO)を受信する受信ステップ(S101)と、
前記複数のセンサ(20)の内、前記受信ステップ(S101)において前記センサ出力(SO)を受信しなかった未受信センサ(21)を特定する未受信センサ特定ステップ(S102)と、
前記未受信センサ特定ステップ(S102)において特定した前記未受信センサ(21)を視認者が視認可能なように表示する表示ステップ(S103)と、を備える。
点検対象である複数のセンサ(20)の内、未受信センサ(21)を表示させるための視認方法(100)であって、
前記複数のセンサ(20)の夫々から送られる前記センサ(20)の識別情報を含むセンサ出力(SO)を受信する受信ステップ(S101)と、
前記複数のセンサ(20)の内、前記受信ステップ(S101)において前記センサ出力(SO)を受信しなかった未受信センサ(21)を特定する未受信センサ特定ステップ(S102)と、
前記未受信センサ特定ステップ(S102)において特定した前記未受信センサ(21)を視認者が視認可能なように表示する表示ステップ(S103)と、を備える。
上記13)の方法によれば、未受信センサ特定ステップ(S102)において、点検対象である複数のセンサ(20)の内、受信ステップ(S101)においてセンサ出力(SO)を受信した受信センサ(22)以外のセンサ(20)を未受信センサ(21)として特定できる。表示ステップ(S103)において、未受信センサ特定ステップ(S102)において特定した未受信センサ(21)を視認者が視認可能なように表示することで、表示を視認した視認者が未受信センサ(21)を認識できる。この場合には、点検者が未受信センサ(21)の近くを巡回し、再受信を試みるなどのような、未受信センサ(21)の未受信状態を解消するための対応措置を速やかにとれるので、未受信センサ(21)に関する不具合解消に要する時間を短縮でき、ひいては点検時間を低減できる。
10 視認システム
11 受信部
12 未受信センサ特定部
13 表示部
20 センサ
21 未受信センサ
22 受信センサ
23 機器
24 測定部
24A デジタルメータ
24B アナログメータ
25 記憶部
26 送信部
26A 無線タグ
27 バッテリ
28A 変換器
28B 撮影装置
29 受信難度が高いセンサ
30 携帯端末
31 第1の記憶部
32 第1の通信部
33 表示画面
40 端末
41 第2の記憶部
42 第2の通信部
51 地図取得部
52 地図
53 第1の位置取得部
54 第2の位置取得部
55 撮影部
56 画像
57 第3の位置取得部
58 位置方位取得部
61 経路情報取得部
62 経路情報
63 点検者の経路
64 付随情報取得部
65 センサ付随情報
66 機器付随情報
67 リスト
68 報知部
71 対応措置取得部
72 対応措置に関する情報
73 入力部
74 対応措置更新部
81 受信難度情報取得部
82 受信難度情報
90 移動体
91 表示装置
100 視認方法
S101 受信ステップ
S102 未受信センサ特定ステップ
S103 表示ステップ
SO センサ出力
11 受信部
12 未受信センサ特定部
13 表示部
20 センサ
21 未受信センサ
22 受信センサ
23 機器
24 測定部
24A デジタルメータ
24B アナログメータ
25 記憶部
26 送信部
26A 無線タグ
27 バッテリ
28A 変換器
28B 撮影装置
29 受信難度が高いセンサ
30 携帯端末
31 第1の記憶部
32 第1の通信部
33 表示画面
40 端末
41 第2の記憶部
42 第2の通信部
51 地図取得部
52 地図
53 第1の位置取得部
54 第2の位置取得部
55 撮影部
56 画像
57 第3の位置取得部
58 位置方位取得部
61 経路情報取得部
62 経路情報
63 点検者の経路
64 付随情報取得部
65 センサ付随情報
66 機器付随情報
67 リスト
68 報知部
71 対応措置取得部
72 対応措置に関する情報
73 入力部
74 対応措置更新部
81 受信難度情報取得部
82 受信難度情報
90 移動体
91 表示装置
100 視認方法
S101 受信ステップ
S102 未受信センサ特定ステップ
S103 表示ステップ
SO センサ出力
Claims (13)
- 点検対象である複数のセンサの内、未受信センサを表示させる視認システムであって、
前記複数のセンサの夫々から送られる前記センサの識別情報を含むセンサ出力を受信可能に構成された受信部と、
前記複数のセンサの内、前記受信部が前記センサ出力を受信しなかった未受信センサを特定するように構成された未受信センサ特定部と、
前記未受信センサ特定部が特定した前記未受信センサを視認者が視認可能なように表示するように構成された表示部と、を備える、
視認システム。 - 前記受信部および前記表示部を少なくとも含む携帯端末を備える、
請求項1に記載の視認システム。 - 前記携帯端末は、前記未受信センサが存在する点検エリアの地図を取得可能に構成された地図取得部をさらに含み、
前記表示部は、前記地図取得部が取得した前記地図に前記未受信センサの位置が重ね合わされるように表示可能に構成された、
請求項2に記載の視認システム。 - 前記携帯端末は、画像を撮影可能に構成された撮影部をさらに含み、
前記表示部は、前記撮影部が撮影した画像に前記未受信センサの位置が重ね合わされるように表示可能に構成された、
請求項2に記載の視認システム。 - 前記携帯端末は、点検者の経路に関する情報である経路情報を取得可能に構成された経路情報取得部をさらに含み、
前記表示部は、前記点検者の経路を前記未受信センサの位置と一緒に表示可能に構成された、
請求項3又は4に記載の視認システム。 - 前記携帯端末は、前記複数のセンサの夫々に関する情報であるセンサ付随情報、又は前記複数のセンサの夫々が取り付けられた機器に関する情報である機器付随情報の少なくとも一方を取得可能に構成された付随情報取得部をさらに含み、
前記表示部は、前記センサ付随情報又は前記機器付随情報の少なくとも一方を前記未受信センサの位置と一緒に表示可能に構成された、
請求項3乃至5の何れか1項に記載の視認システム。 - 前記表示部は、前記未受信センサと、前記受信部が前記センサ出力を受信した受信センサとを共通のリストに表示可能に構成されるとともに、前記共通のリストにおいて、前記未受信センサを前記受信センサとは異なる態様で表示可能に構成された、
請求項2乃至6の何れか1項に記載の視認システム。 - 前記携帯端末は、前記未受信センサ特定部が前記未受信センサを特定したことを報知する報知音又は音声を出力可能に構成された報知部をさらに含む、
請求項2乃至7の何れか1項に記載の視認システム。 - 前記携帯端末は、前記未受信センサから前記センサ出力を受信可能とするための対応措置に関する情報を取得する対応措置取得部をさらに含み、
前記表示部は、前記未受信センサ特定部が前記未受信センサを特定した際に、前記対応措置に関する情報を表示可能に構成された、
請求項2乃至8の何れか1項に記載の視認システム。 - 前記携帯端末は、前記受信部が前記未受信センサから前記センサ出力を受信可能になった際の前記対応措置、又は前記対応措置に関連付けられた原因、の少なくとも一方を入力可能なように構成された入力部をさらに備える、
請求項9に記載の視認システム。 - 前記携帯端末は、前記複数のセンサの夫々からの受信の困難度を示す受信難度情報を取得する受信難度情報取得部をさらに含み、
前記表示部は、前記複数のセンサの内、受信難度が高いセンサを視認者が視認可能なように表示させるように構成された、
請求項2乃至10の何れか1項に記載の視認システム。 - 前記受信部を含む移動体と、
前記表示部を含む表示装置であって、前記移動体とは別体として構成された表示装置と、をさらに備える、請求項1に記載の視認システム。 - 点検対象である複数のセンサの内、未受信センサを表示させるための視認方法であって、
前記複数のセンサの夫々から送られる前記センサの識別情報を含むセンサ出力を受信する受信ステップと、
前記複数のセンサの内、前記受信ステップにおいて前記センサ出力を受信しなかった未受信センサを特定する未受信センサ特定ステップと、
前記未受信センサ特定ステップにおいて特定した前記未受信センサを視認者が視認可能なように表示する表示ステップと、を備える、
視認方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021147878A JP2023040737A (ja) | 2021-09-10 | 2021-09-10 | 視認システムおよび視認方法 |
US17/940,363 US20230081631A1 (en) | 2021-09-10 | 2022-09-08 | Visual recognition system and visual recognition method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021147878A JP2023040737A (ja) | 2021-09-10 | 2021-09-10 | 視認システムおよび視認方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023040737A true JP2023040737A (ja) | 2023-03-23 |
Family
ID=85479403
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021147878A Pending JP2023040737A (ja) | 2021-09-10 | 2021-09-10 | 視認システムおよび視認方法 |
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US (1) | US20230081631A1 (ja) |
JP (1) | JP2023040737A (ja) |
-
2021
- 2021-09-10 JP JP2021147878A patent/JP2023040737A/ja active Pending
-
2022
- 2022-09-08 US US17/940,363 patent/US20230081631A1/en active Pending
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