JP6786538B2 - 動線管理装置、動線管理システム及び動線管理方法 - Google Patents

動線管理装置、動線管理システム及び動線管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、動線管理装置、動線管理システム及び動線管理方法に関する。
従来、店内を行動する人物の動線を解析することが行われている。例えば、特許文献1には、動線解析装置が店内を撮影した映像に含まれる移動体を追跡することにより、当該移動体に対応する動線を生成することが開示されている。
特開2009−258782号公報
ところで、店内等において店員の動線に基づいて店員の行動を分析し、分析結果に基づいて当該店員にフィードバックすること等が行われている。この場合には、店内を行動する人物の動線を特定した後に、どの店員が当該動線に対応しているのか特定する必要がある。しかしながら、特許文献1において開示されている動線解析装置は、店内を行動する顧客の動線を分析するものであり、店員の動線を分析するものではない。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、動線に対応する人物を特定することができる動線管理装置、動線管理システム及び動線管理方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る動線管理装置は、動線を特定する対象である一以上の対象人物が行動する行動エリアにおける人物の時刻ごとの位置を示す動線を特定する動線管理部と、特定された動線に基づいて、前記人物が前記行動エリアに含まれる所定エリアに滞在している時間帯を特定する時間帯特定部と、前記所定エリアに対応する位置に設置された発信機と無線通信を行い前記一以上の対象人物のそれぞれが所持する一以上の端末から、前記端末を識別する端末識別情報と、前記端末が前記発信機から受信した前記発信機を識別する発信機識別情報と、前記発信機識別情報を受信した時刻とを含む受信履歴情報を取得する受信履歴取得部と、前記受信履歴情報と、前記端末識別情報と前記対象人物とを関連付けた情報とに基づいて、前記一以上の対象人物のうち、前記時間帯において前記所定エリアに滞在している可能性が高い対象人物を、特定された前記動線に対応する対象人物と特定する人物特定部と、を備える。
前記所定エリアは、前記行動エリアに複数設けられており、前記動線管理装置は、前記所定エリアの位置を示すエリア位置情報と、複数の前記発信機のそれぞれの位置を示す発信機位置情報とを記憶する記憶部をさらに備え、前記人物特定部は、前記記憶部を参照し、複数の前記所定エリアのうち、特定された前記時間帯に前記人物が滞在している所定エリアに相対的に近い位置に設置されている前記発信機を特定し、特定した前記発信機に対応する前記発信機識別情報を含む前記受信履歴情報に基づいて、前記対象人物を特定してもよい。
前記人物特定部は、前記受信履歴情報に基づいて、特定された前記時間帯において相対的に前記発信機識別情報を多く受信した前記端末の端末識別情報を特定し、当該端末識別情報に関連付けられている対象人物を、特定された前記動線に対応する対象人物と特定してもよい。
前記受信履歴情報は、前記端末が前記発信機識別情報を前記発信機から受信した場合に前記発信機から受信した電波の電波強度を示す電波強度情報を含み、前記人物特定部は、前記受信履歴情報に基づいて、特定された前記時間帯において前記発信機識別情報に関連付けられている前記電波強度が相対的に高い端末の端末識別情報を特定し、当該端末識別情報に関連付けられている対象人物を、特定された前記動線に対応する対象人物と特定してもよい。
前記受信履歴情報は、前記端末が前記発信機識別情報を前記発信機から受信した場合における前記端末の移動を示す情報を含み、前記人物特定部は、前記受信履歴情報に含まれる前記端末の移動を示す情報に基づいて、特定された前記時間帯において相対的に移動していない端末の端末識別情報を特定し、当該端末識別情報に関連付けられている対象人物を、特定された前記動線に対応する対象人物と特定してもよい。
前記人物特定部は、前記時間帯特定部により複数の前記時間帯が特定されると、前記受信履歴情報に基づいて、複数の前記時間帯のそれぞれに対して前記所定エリアに滞在している可能性が高い対象人物を特定し、複数の対象人物を特定した場合には、複数の前記時間帯のそれぞれに対応する当該複数の対象人物の前記受信履歴情報に基づいて一つの時間帯を選択し、選択した時間帯に対して特定された対象人物を、前記動線に対応する対象人物と特定してもよい。
前記人物特定部は、前記時間帯特定部により複数の前記時間帯が特定されると、複数の前記時間帯のそれぞれに対応する前記受信履歴情報に基づいて、複数の前記時間帯のそれぞれに対応する前記所定エリアのいずれにも滞在している可能性が高い対象人物を特定し、特定された前記動線に対応する対象人物と特定してもよい。
前記動線管理部は、前記行動エリアにおける複数の人物の時刻ごとの位置を示す複数の動線を特定し、前記時間帯特定部は、特定された複数の動線のそれぞれに基づいて、当該複数の動線のそれぞれに対応する人物が前記所定エリアに滞在している時間帯を特定し、前記人物特定部は、特定された前記複数の動線のそれぞれに対応する前記時間帯において前記所定エリアに滞在している可能性が高い対象人物を、特定された前記複数の動線のそれぞれに対応する対象人物と特定してもよい。
前記人物特定部は、特定された2つの動線のそれぞれに対応する前記時間帯が重複する場合に、当該2つの動線のそれぞれに対応して同一の対象人物を特定したときには、当該対象人物に対応する前記受信履歴情報に基づいて、当該対象人物を、当該2つの動線のうち一方の動線に対応する対象人物と特定し、当該対象人物に対応する端末識別情報とは異なる端末識別情報に対応する前記受信履歴情報に基づいて、他方の動線に対応する対象人物を特定してもよい。
本発明の第2の態様に係る動線管理装置は、動線を特定する対象である一以上の対象人物が行動する行動エリアにおける人物の時刻ごとの位置を示す動線を特定する動線管理部と、特定された動線に基づいて、前記人物が前記行動エリアに含まれる所定エリアに滞在している時間帯を特定する時間帯特定部と、前記所定エリアに対応する位置に設置され、前記一以上の対象人物のそれぞれが所持する発信機と無線通信を行う受信機から、前記受信機を識別する受信機識別情報と、前記受信機が前記発信機から受信した前記発信機を識別する発信機識別情報と、前記発信機識別情報を受信した時刻とを含む受信履歴情報を取得する受信履歴取得部と、前記受信履歴情報と、前記発信機識別情報と前記対象人物とを関連付けた情報とに基づいて、前記一以上の対象人物のうち、前記時間帯において前記所定エリアに滞在している可能性が高い対象人物を、特定された前記動線に対応する対象人物と特定する人物特定部と、を備える。
本発明の第3の態様に係る動線管理システムは、動線を特定する対象である一以上の対象人物が行動する行動エリアに含まれる所定エリアに対応する位置に設置された発信機と、前記一以上の対象人物のそれぞれが所持し、前記発信機と無線通信を行う一以上の端末と、動線管理装置とを備える動線管理システムであって、前記発信機は、前記発信機を識別する発信機識別情報を発信する発信部を有し、前記一以上の端末のそれぞれは、前記発信機が発信した発信機識別情報を受信する受信部と、前記端末を識別する端末識別情報と、受信した前記発信機識別情報と、前記発信機識別情報を受信したときの時刻とを関連付けた受信履歴情報を記憶部に記憶させる記憶制御部と、前記受信履歴情報を前記動線管理装置に送信する送信部と、を有し、前記動線管理装置は、前記行動エリアにおける人物の時刻ごとの位置を示す動線を特定する動線管理部と、特定された動線に基づいて、前記人物が前記行動エリアに含まれる所定エリアに滞在している時間帯を特定する時間帯特定部と、前記一以上の端末から前記受信履歴情報を取得する受信履歴取得部と、取得された前記受信履歴情報と、前記端末識別情報と前記対象人物とを関連付けた情報とに基づいて、前記一以上の対象人物のうち、前記時間帯において前記所定エリアに滞在している可能性が高い対象人物を、特定された前記動線に対応する対象人物と特定する人物特定部と、を有する。
前記発信機は、前記行動エリアにおいて前記一以上の対象人物のみが侵入できる前記所定エリアに対応する位置に設置されていてもよい。
本発明の第4の態様に係る動線管理方法は、コンピュータが実行する、動線を特定する対象である一以上の対象人物が行動する行動エリアにおける人物の時刻ごとの位置を示す動線を特定するステップと、特定された動線に基づいて、前記人物が前記行動エリアに含まれる所定エリアに滞在している時間帯を特定するステップと、前記所定エリアに対応する位置に設置された発信機と無線通信を行い前記一以上の対象人物のそれぞれが所持する一以上の端末から、前記端末を識別する端末識別情報と、前記端末が前記発信機から受信した前記発信機を識別する発信機識別情報と、前記発信機識別情報を受信した時刻とを含む受信履歴情報を取得するステップと、前記受信履歴情報と、前記端末識別情報と前記対象人物とを関連付けた情報とに基づいて、前記一以上の対象人物のうち、前記時間帯において前記所定エリアに滞在している可能性が高い対象人物を、特定された前記動線に対応する対象人物と特定するステップと、を備える。
本発明によれば、動線に対応する人物を特定することができるという効果を奏する。
第1実施形態に係る動線管理システムの構成を示す図である。 第1実施形態に係る撮影装置及び発信機の設置位置と、所定エリアとを示す図である。 第1実施形態に係る発信機及び端末の構成を示す図である。 第1実施形態に係る動線管理装置の構成を示す図である。 動線管理部434が特定した動線の例(その1)を示す図である。 動線管理部434が特定した動線の例(その2)を示す図である。 動線管理部434が特定した動線の例(その3)を示す図である。 第1実施形態に係る動線管理装置における処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態に係る撮影装置及び受信機の設置位置と、所定エリアとを示す図である。
<第1実施形態>
[動線管理システムSの概要]
図1は、第1実施形態に係る動線管理システムSの構成を示す図である。動線管理システムSは、撮影装置1と、発信機2と、端末3と、動線管理装置4とを備える。
撮影装置1は、動線を特定する対象である複数の対象人物が行動する行動エリアを撮影するカメラであり、行動エリアを撮影した動画を生成する。ここで、行動エリアは、例えば店舗であり、対象人物は、例えば店員である。行動エリアを行動する人物には、店員の他に顧客が含まれる。なお、本実施形態において対象人物は複数であるものとして説明を行うが、対象人物は、1人であってもよい。
発信機2は、近距離無線通信を用いて、発信機2を識別する発信機識別情報としてのビーコンIDを発信する。発信機2は、行動エリアに含まれる所定エリアに対応する位置に設置されている。
図2は、第1実施形態に係る撮影装置1及び発信機2の設置位置と、所定エリアとを示す図である。図2に示すように、行動エリアAには、撮影装置1A及び1Bが設置されているとともに、発信機2A、2B及び2Cが設置されている。また、行動エリアAには、所定エリアAa〜Afが設けられている。本実施形態において、発信機2A、2B及び2Cは、行動エリアAにおいて複数の対象人物のみが侵入できる所定エリアAa、Ab及びAcに設置されている。ここで、発信機2A、2B及び2Cは、所定エリアAa、Ab及びAcの内部に設置されることとしたが、これに限らず、所定エリアAa、Ab及びAcの近傍等、所定エリアAa、Ab及びAcに対応する位置に設置されていてもよい。
図1に説明を戻す。端末3は、例えば、動線を特定する対象である複数の対象人物のそれぞれが所持する携帯端末であり、発信機2から発信されたビーコンIDを受信する。
動線管理装置4は、複数の対象人物の動線を管理するコンピュータである。
本実施形態において、動線管理装置4は、撮影装置1が撮影した動画を示す動画情報を取得する(図1の(1))。また、動線管理装置4は、複数の端末3のそれぞれから、端末3を識別する端末識別情報としての端末IDと、端末3が発信機2から受信したビーコンIDと、ビーコンIDを受信した時刻とを含む受信履歴情報を取得する(図1の(2))。
動線管理装置4は、撮影装置1から取得した動画情報に基づいて、行動エリアに含まれる人物の動線を特定し(図1の(3))、特定した動線に基づいて、当該動線に対応する人物が行動エリア内の所定エリアに滞在している時間帯を特定する(図1の(4))。動線管理装置4は、特定した時間帯に対応する時刻を含む受信履歴情報に基づいて、動線に対応する人物を特定する(図1の(5))。このようにすることで、動線管理装置4は、動線に対応する人物を精度良く特定することができる。
以下、動線管理システムSの構成を詳細に説明する。
[発信機2の構成]
まず、発信機2の構成を説明する。図3は、第1実施形態に係る発信機2及び端末3の構成を示す図である。図3に示すように、発信機2は、発信部21を備える。
発信部21は、例えば、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)等の近距離無線通信に対応する近距離無線信号として、ビーコン信号を発信する。
[端末3の構成]
続いて、端末3の構成を説明する。図3に示すように、端末3は、第1無線部31と、第2無線部32と、動作検出部33と、記憶部34と、制御部35とを備える。
第1無線部31は、BLE等の近距離無線通信に対応する近距離無線信号を受信する。第1無線部31は、アンテナ(不図示)を介して受信した近距離無線信号を復調して、復調された信号を制御部35に出力する。第1無線部31は、端末3から所定距離以内に存在する発信機2から発信されたビーコンIDを受信する。なお、第1無線部31は、近距離無線信号を送信してもよい。
第2無線部32は、制御部35から出力された信号を変調してRF(Radio Frequency)信号を生成し、アンテナを介して当該RF信号を、行動エリア内に設けられたアクセスポイント(不図示)に無線送信する。また、第2無線部32は、アンテナを介してアクセスポイントから受信したRF信号を復調して、復調された信号を制御部35に出力する。本実施形態において、第2無線部32は、アクセスポイントを介して、動線管理装置4と通信を行う。
動作検出部33は、例えば加速度センサであり、端末3の加速度を検出することにより、端末3を所持する対象人物の動作を検出する。なお、動作検出部33は、端末3の加速度を検出することにより対象人物の動作を検出することとしたが、これに限らない。動作検出部33は、端末3の位置や、端末3にかかる角速度を検出し、検出した位置や角速度に基づいて対象人物の動作を検出してもよい。また、動作検出部33は、端末3の周囲の磁気を検出し、当該磁気を用いて対象人物の動作を検出してもよい。
記憶部34は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を含む記憶媒体である。記憶部34は、制御部35が実行するプログラムを記憶している。例えば、記憶部34は、端末3を、受信部351、記憶制御部352、及び送信部353として機能させるプログラムを記憶している。
制御部35は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部35は、記憶部34に記憶されたプログラムを実行することにより、受信部351、記憶制御部352、及び送信部353として機能する。
受信部351は、第1無線部31を介して、発信機2が発信したビーコンIDを受信する。
記憶制御部352は、受信部351がビーコンIDを受信すると、当該ビーコンIDを受信したことを示す受信履歴情報を記憶部34に記憶させる。具体的には、記憶制御部352は、受信部351がビーコンIDを受信すると、第1無線部31がビーコンIDを受信したときに発信機2から受信した電波の電波強度を示す情報を第1無線部31から取得することにより、当該電波強度を特定する。また、記憶制御部352は、受信部351がビーコンIDを受信したときにおける端末3の移動を示す情報として、動作検出部33が検出した加速度を特定する。
そして、記憶制御部352は、端末3の端末IDと、受信したビーコンIDと、ビーコンIDを受信したときの時刻と、ビーコンIDを受信したときの電波強度を示す電波強度情報と、ビーコンIDを受信したときの端末3の加速度を示す加速度情報とを関連付けた受信履歴情報を記憶部34に記憶させる。
送信部353は、記憶部34に記憶されている受信履歴情報を動線管理装置4に送信する。なお、送信部353は、受信履歴情報の動線管理装置4への送信が完了したことに応じて、記憶部34に記憶されている受信履歴情報を削除してもよい。また、送信部353は、動線管理装置4への送信が完了していない受信履歴情報に限定して動線管理装置4に送信してもよい。
[動線管理装置4の構成]
続いて、動線管理装置4の構成を説明する。図4は、第1実施形態に係る動線管理装置4の構成を示す図である。動線管理装置4は、通信部41と、記憶部42と、制御部43とを備える。
通信部41は、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワークを介して端末3と通信を行う。
記憶部42は、ROM及びRAM等を含む記憶媒体である。記憶部42は、制御部43が実行するプログラムを記憶している。例えば、記憶部42は、動線管理装置4を、動画取得部431、受信履歴取得部432、人物位置特定部433、動線管理部434、時間帯特定部435、及び人物特定部436として機能させる動線管理プログラムを記憶している。
また、記憶部42は、対象人物が所持する端末3を識別する端末IDと、当該対象人物を識別するユーザIDとを関連付けたユーザ情報を記憶する。また、記憶部42は、複数の所定エリアのそれぞれの位置を示すエリア位置情報と、複数の発信機2のそれぞれの設置位置を示す発信機位置情報とを記憶する。
制御部43は、例えばCPUである。制御部43は、記憶部42に記憶されたプログラムを実行することにより、動画取得部431、受信履歴取得部432、人物位置特定部433、動線管理部434、時間帯特定部435、及び人物特定部436として機能する。
動画取得部431は、通信部41を介して、行動エリアを撮影して動画情報を生成する撮影装置1から、所定時間おきに動画情報を取得する。動画取得部431は、取得した動画情報を記憶部42に記憶させる。ここで、動画情報は、複数の撮影画像を含んでおり、複数の撮影画像には、当該撮影画像が撮影された時刻である撮影時刻が関連付けられている。
受信履歴取得部432は、通信部41を介して、複数の端末3のそれぞれから、端末3において生成された受信履歴情報を取得する。受信履歴取得部432は、取得した受信履歴情報を記憶部42に記憶させる。
人物位置特定部433は、行動エリアにおける人物の時刻ごとの位置を特定する。具体的には、人物位置特定部433は、動画取得部431により取得され、記憶部42に記憶されている動画情報に含まれる複数の撮影画像を解析することにより、複数の撮影画像のそれぞれに映っている人物を特定する。また、人物位置特定部433は、撮影画像における特定された人物の位置に基づいて、行動エリアにおける当該人物の位置を特定する。例えば、人物位置特定部433は、行動エリアにおける当該人物の位置を示す座標情報を特定する。人物位置特定部433は、複数の撮影画像のそれぞれに映っている人物と、当該人物の位置を特定することにより、行動エリアにおける当該人物の時刻ごとの位置を特定する。人物位置特定部433は、行動エリアにおける複数の人物の時刻ごとの位置を特定する。
なお、人物位置特定部433は、記憶部42に記憶されている動画情報に含まれる複数の撮影画像を解析することにより行動エリアにおける人物の時刻ごとの位置を特定したが、これに限らない。例えば、行動エリアには、撮影装置1の代わりに、周囲の物体の位置を特定するライダー(LIDAR:light detection and ranging)が設置されていてもよい。そして、人物位置特定部433は、時刻ごとにライダーが検出した周囲の物体の位置に基づいて、行動エリアにおける人物の時刻ごとの位置を特定してもよい。
動線管理部434は、人物位置特定部433により特定された人物の時刻ごとの位置に基づいて人物の動線を特定し、当該動線を示す動線情報を生成する。動線管理部434は、隣り合う2つの時刻における人物の位置が所定距離以内である場合、2つの時刻における当該人物が同一の人物であるとし、2つの人物の位置を関連付ける。動線管理部434は、全ての隣り合う2つの時刻において、人物の位置の関連付けを行うことにより、人物の動線を特定する。人物の動線を示す動線情報には、時刻を示す時刻情報と、人物の位置を示す位置情報とが含まれる。ここで、動線管理部434は、人物位置特定部433により特定された人物の時刻ごとの位置に基づいて、複数の人物の動線を特定してもよい。
時間帯特定部435は、動線管理部434により特定された動線に基づいて、当該動線に対応する人物が所定エリアに滞在している時間帯を特定する。時間帯特定部435は、動線管理部434が生成した動線情報と、複数の所定エリアのそれぞれの範囲を示す範囲情報とに基づいて、動線情報に対応する人物が所定時間以上にわたって滞在していた所定エリアを特定する。
図5〜図7は、動線管理部434が特定した動線の例を示す図である。図5に示すように動線L1が特定された場合、時間帯特定部435は、動線情報に対応する人物が所定時間以上にわたって滞在していた所定エリアとして、所定エリアAaを特定する。
時間帯特定部435は、動線管理部434が生成した動線情報に基づいて、特定した所定エリアに当該人物が滞在していた時間帯を特定する。図5に示すように動線L1が特定された場合、時間帯特定部435は、動線情報に含まれる時刻情報及び位置情報に基づいて、特定した所定エリアAaに動線L1に対応する人物が滞在していた時間帯を特定する。
なお、時間帯特定部435は、一つの動線に対して、所定エリアに滞在している複数の時間帯を特定してもよい。例えば、図6に示すように動線L2が特定された場合、時間帯特定部435は、当該動線L2に対応する人物が所定時間以上にわたって滞在していた所定エリアとして、所定エリアAa及びAbを特定する。そして、時間帯特定部435は、動線L2に対応する人物が所定エリアAa及びAbに滞在していた時間帯を特定する。
また、時間帯特定部435は、動線管理部434により複数の動線が特定された場合、特定された複数の動線のそれぞれに対応する動線情報に基づいて、当該複数の動線のそれぞれに対応する人物が所定エリアに存在している時間帯を特定してもよい。例えば、図7に示すように2つの動線L3、L4が特定された場合、時間帯特定部435は、動線L3に対応する人物が所定時間以上にわたって滞在していた所定エリアとして、所定エリアAaを特定し、動線L4に対応する人物が所定時間以上にわたって滞在していた所定エリアとして、所定エリアAbを特定する。そして、時間帯特定部435は、動線L3に対応する時間帯として、動線L3に対応する人物が所定エリアAaに滞在していた時間帯を特定し、動線L4に対応する時間帯として、動線L4に対応する人物が所定エリアAbに人物が滞在していた時間帯を特定する。
人物特定部436は、記憶部42に記憶されている受信履歴情報と、ユーザIDとビーコンIDとを関連付けたユーザ情報とに基づいて、複数の対象人物のうち、時間帯において動線に対応する人物が滞在していた所定エリアに滞在している可能性が高い対象人物を、当該動線に対応する対象人物と特定する。
具体的には、まず、人物特定部436は、記憶部42に記憶されているエリア位置情報と、発信機位置情報とを参照し、複数の所定エリアのうち、特定された時間帯に、動線に対応する人物が滞在している所定エリアに相対的に近い位置に設置されている発信機2を特定する。図5に示す例では、人物特定部436は、複数の所定エリアAa〜Afのうち、動線L1に対応する人物が特定された時間帯に滞在している所定エリアAaに相対的に近い位置に設置されている発信機2として、発信機2Aを特定する。ここで、人物特定部436は、動線に対応する人物が滞在している所定エリアに相対的に近い位置に設置されている発信機2として、複数の発信機2を特定してもよい。
続いて、人物特定部436は、記憶部42に記憶されている受信履歴情報のうち、特定された発信機2に対応するビーコンIDを含む受信履歴情報を抽出する。ここで、人物特定部436は、時間帯特定部435が特定した時間帯に、特定した発信機2に対応するビーコンIDが関連付けられている受信履歴情報を抽出してもよい。図5に示す例では、人物特定部436は、動線L1に対応する人物が所定エリアAaに滞在していた時間帯に、発信機2Aに対応するビーコンIDを受信していることを示す受信履歴情報を抽出する。
なお、本実施形態では、受信履歴取得部432が、予め複数の端末3のそれぞれから受信履歴情報を取得し、記憶部42に記憶させていたが、これに限らない。例えば、人物特定部436が受信履歴取得部432を制御し、複数の端末3のそれぞれから、時間帯特定部435が特定した時間帯に対応する受信履歴情報を取得させてもよい。
人物特定部436は、抽出した受信履歴情報に基づいて、時間帯特定部435が特定した時間帯において、特定された発信機2からビーコンIDを相対的に多く受信した端末3の端末IDを特定する。例えば、人物特定部436は、抽出した受信履歴情報に含まれている端末IDごとに、特定された発信機2に対応するビーコンIDの受信回数を算出する。図5に示す例では、人物特定部436は、抽出した受信履歴情報に含まれている端末IDごとに、発信機2Aに対応するビーコンIDの、特定された時間帯における受信回数を算出する。
また、人物特定部436は、抽出した受信履歴情報に基づいて、時間帯特定部435が特定した時間帯においてビーコンIDに関連付けられている電波強度が相対的に高い端末3の端末IDを特定する。例えば、人物特定部436は、抽出した受信履歴情報に含まれている端末IDごとに、時間帯特定部435が特定した時間帯においてビーコンIDに関連付けられている電波強度の平均値を算出する。図5に示す例では、人物特定部436は、抽出した受信履歴情報に含まれている端末IDごとに、発信機2Aに対応するビーコンIDに関連付けられている電波強度の、特定された時間帯における平均値を算出する。
そして、人物特定部436は、端末IDごとに、下記の式(1)に基づいて評価値Vを算出する。ここで、Ravgは電波強度の平均値、NrはビーコンIDの受信回数である。Ntは、時間帯特定部435が特定した時間帯における端末3のビーコンIDの受信回数の理論回数である。
V=(−Ravg*(Nt*2−Nr))・・・(1)
人物特定部436は、端末IDごとに算出した評価値Vのうち、最も小さい評価値Vに対応する端末IDを、動線に対応する人物が所持している端末3の端末IDと特定する。そして、人物特定部436は、記憶部42を参照し、特定した端末IDに関連付けられているユーザIDを特定することにより、当該端末IDに関連付けられている対象人物を特定する。人物特定部436は、当該対象人物を、特定された動線に対応する対象人物と特定する。人物特定部436は、記憶部42に記憶されている、当該動線に対応する動線情報に、特定したユーザIDを関連付けて記憶させる。
なお、人物特定部436は、対象人物を特定する場合に、受信履歴情報に含まれている加速度情報に基づいて、時間帯特定部435が特定した時間帯において相対的に移動していない端末3の端末IDを特定してもよい。そして、人物特定部436は、記憶部42を参照し、特定した端末IDに関連付けられているユーザIDを特定することにより、当該端末IDに対応する対象人物を、特定された動線に対応する対象人物と特定してもよい。このようにすることで、動線管理装置4は、所定エリアに滞在している可能性が高い対象人物の特定精度を高めることができる。
また、人物特定部436は、時間帯特定部435が特定した時間帯におけるビーコンIDの受信回数、電波強度、及び端末3の加速度に基づいて、動線に対応する対象人物を特定してもよい。
ここで、時間帯特定部435は、図6に示すように、一つの動線に対して複数の時間帯を特定することがある。人物特定部436は、時間帯特定部435により複数の時間帯が特定されると、受信履歴情報に基づいて、複数の時間帯のそれぞれに対して所定エリアに滞在している可能性が高い対象人物を特定する。
そして、人物特定部436は、複数の時間帯に対応して複数の対象人物を特定した場合には、複数の時間帯のそれぞれに対応する当該複数の対象人物の受信履歴情報に基づいて、一つの時間帯を特定してもよい。例えば、人物特定部436は、複数の時間帯のそれぞれに対応する当該複数の対象人物の受信履歴情報に基づいて、上述の式(1)に示される評価値Vを算出し、最も小さい評価値Vに対応する時間帯を特定する。そして、人物特定部436は、特定した時間帯に対して特定された対象人物を、動線に対応する対象人物と特定する。このようにすることで、動線管理装置4は、一つの動線に対して異なる対象人物が特定された場合であっても、当該動線に対応する対象人物を絞り込むことができる。
また、人物特定部436は、複数の時間帯のそれぞれに対して所定エリアに滞在している可能性が高い対象人物を特定することとしたが、これに限らない。人物特定部436は、時間帯特定部435により複数の時間帯が特定されると、複数の時間帯のそれぞれの受信履歴情報に基づいて、複数の端末IDのそれぞれに対して一つの評価値を算出してもよい。そして、人物特定部436は、当該評価値に基づいて、当該複数の時間帯のそれぞれに対応する所定エリアのいずれにも滞在している可能性が高い対象人物を特定してもよい。
例えば、人物特定部436は、図6に示すように、一つの動線L2に対して2つの時間帯が特定された場合、2つの時間帯のそれぞれに対応する受信履歴情報を抽出する。そして、人物特定部436は、2つの時間帯のそれぞれに対応する受信履歴情報に基づいて、端末IDごとに、各時間帯に対応するビーコンIDの受信回数の合計と、電波強度の平均値とを算出し、上記の式(1)に基づいて評価値Vを算出する。そして、評価値Vが最も低い端末IDに対応する対象人物を、所定エリアのいずれにも滞在している可能性が高い対象人物と特定する。このようにすることで、動線管理装置4は、一つの動線に対して複数の時間帯が特定された場合であっても、当該動線に対応して一人の対象人物を特定することができる。
また、人物特定部436は、動線管理部434が複数の動線を特定した場合、特定された複数の動線のそれぞれに対して特定された時間帯に所定エリアに滞在している可能性が高い対象人物を、特定された複数の動線のそれぞれに対応する対象人物と特定する。
例えば、人物特定部436は、図7に示すように、2つの動線L3、L4が特定された場合、動線L3に対応する対象人物を特定するとともに、動線L4に対応する対象人物を特定する。
ここで、複数の動線に対して同一の対象人物が特定されることがある。これに対して、人物特定部436は、特定された2つの動線のそれぞれに対応する時間帯が重複する場合に、当該2つの動線のそれぞれに対応して同一の対象人物を特定したときには、当該対象人物に対応する受信履歴情報に基づいて、当該対象人物を、当該2つの動線のうち一方の動線に対応する対象人物と特定する。
例えば、人物特定部436は、2つの動線のそれぞれに対応して、対象人物に対応する端末IDを含む受信履歴情報に基づいて、上記の式(1)に示される評価値Vを算出する。人物特定部436は、2つの動線のうち、評価値Vが低い動線を、当該対象人物の動線と特定する。そして、人物特定部436は、他方の動線について、当該対象人物に対応する端末IDとは異なる端末IDに対応する受信履歴情報に基づいて、対象人物を特定する。このようにすることで、動線管理装置4は、複数の動線に対して同一の対象人物が特定されることを抑制することができる。
[動線管理装置4における処理の流れ]
続いて、動線管理装置4における処理の流れについて説明する。図8は、第1実施形態に係る動線管理装置4における処理の流れを示すフローチャートである。本フローチャートは、所定時間おきに実行されるものとする。
まず、動画取得部431は、撮影装置1から動画情報を取得する(S1)。
続いて、受信履歴取得部432は、複数の端末3のそれぞれから、端末3において生成された受信履歴情報を取得する(S2)。
続いて、人物位置特定部433は、S1において取得された動画情報に基づいて、行動エリアにおける人物の時刻ごとの位置を特定する(S3)。
続いて、動線管理部434は、S3において特定された人物の時刻ごとの位置に基づいて人物の動線を特定する(S4)。
続いて、時間帯特定部435は、S4において特定された動線に基づいて、当該動線に対応する人物が所定エリアに滞在している時間帯を特定する(S5)。
続いて、人物特定部436は、記憶部42に記憶されている受信履歴情報と、ユーザ情報とに基づいて、複数の対象人物のうち、S5において特定された時間帯において、動線に対応する人物が滞在していた所定エリアに滞在している可能性が高い対象人物を、当該動線に対応する対象人物に特定する(S6)。
[第1実施形態における効果]
以上説明したように、第1実施形態に係る動線管理装置4は、複数の対象人物が行動する行動エリアにおける人物の時刻ごとの位置に基づいて特定された動線に基づいて、当該人物が行動エリアに含まれる所定エリアに滞在している時間帯を特定する。そして、動線管理装置4は、複数の対象人物のそれぞれが所持する複数の端末3から受信した、端末3を識別する端末IDと、端末3が所定エリアに対応する位置に設置された発信機2から受信したビーコンIDと、ビーコンIDを受信した時刻とを含む受信履歴情報と、端末IDと対象人物とを関連付けた情報とに基づいて、複数の対象人物のうち、特定された時間帯において所定エリアに滞在している可能性が高い対象人物を、特定された動線に対応する対象人物と特定する。
このようにすることで、動線管理装置4は、動線に対応する対象人物の候補が複数存在する場合であっても、動線に対応する人物が滞在している所定エリアにおけるビーコンIDの受信状況に基づいて、当該動線に対応する人物を精度良く特定することができる。
<第2実施形態>
[対象人物が発信機2を所持し、所定エリアにビーコンIDの受信機が設置される]
続いて、第2実施形態について説明する。第2実施形態に係る動線管理システムSでは、対象人物が発信機2を所持し、所定エリアにビーコンIDの受信機が設置される点で第1実施形態と異なる。以下に、第2実施形態に係る動線管理システムSについて説明する。なお、第1実施形態と同じ部分については適宜説明を省略する。
第2実施形態において、動線管理システムSは、複数の受信機5を備える。受信機5は、所定エリアに対応する位置に設置され、複数の対象人物のそれぞれが所持する発信機2と無線通信を行う。図9は、第2実施形態に係る撮影装置1及び受信機5の設置位置と、所定エリアとを示す図である。図9に示すように、行動エリアAには、受信機5A、5B及び5Cが設置されていることが確認できる。
第2実施形態に係る記憶部42は、複数の所定エリアのそれぞれの位置を示すエリア位置情報と、複数の受信機5のそれぞれの設置位置を示す受信機位置情報とを記憶する。
第2実施形態に係る受信機5は、第1実施形態に係る端末3と同様に、第1無線部31、記憶部34、制御部35、受信部351、記憶制御部352、及び送信部353を備える。
受信部351は、第1無線部31を介して、発信機2が発信したビーコンIDを受信する。
記憶制御部352は、受信部351がビーコンIDを受信すると、当該ビーコンIDを受信したことを示す受信履歴情報を記憶部34に記憶させる。具体的には、記憶制御部352は、受信部351がビーコンIDを受信すると、第1無線部31がビーコンIDを受信したときに発信機2から受信した電波の電波強度を示す情報を第1無線部31から取得することにより、当該電波強度を特定する。
そして、記憶制御部352は、受信機5を識別する受信機IDと、受信したビーコンIDと、ビーコンIDを受信したときの時刻と、ビーコンIDを受信したときの電波強度を示す電波強度情報とを関連付けた受信履歴情報を記憶部34に記憶させる。
送信部353は、記憶部34に記憶されている受信履歴情報を動線管理装置4に送信する。
第2実施形態に係る人物特定部436は、受信機5から受信した受信履歴情報と、ビーコンIDと対象人物とを関連付けた情報とに基づいて、複数の対象人物のうち、時間帯特定部435が特定した時間帯において動線に対応する人物が滞在している所定エリアに滞在している可能性が高い対象人物を、特定された動線に対応する対象人物と特定する。
人物特定部436は、記憶部42に記憶されているエリア位置情報と、受信機位置情報とを参照し、複数の所定エリアのうち、特定された時間帯に、動線に対応する人物が滞在している所定エリアに相対的に近い位置に設置されている受信機5を特定する。
続いて、人物特定部436は、記憶部42に記憶されている受信履歴情報から、特定された受信機5に対応するとともに、特定された時間帯に対応する受信履歴情報を抽出する。人物特定部436は、抽出した受信履歴情報に基づいて、時間帯特定部435が特定した時間帯において、受信機5が受信したビーコンIDごとに、ビーコンIDの受信回数を算出する。また、人物特定部436は、抽出した受信履歴情報に基づいて、時間帯特定部435が特定した時間帯において、受信機5が受信したビーコンIDごとに、ビーコンIDを受信したときの発信機2の電波強度の平均値を算出する。
そして、人物特定部436は、ビーコンIDごとに、第1実施形態に示される式(1)に基づいて評価値Vを算出する。そして、人物特定部436は、ビーコンIDごとに算出した評価値Vのうち、最も小さい評価値Vに対応するビーコンIDを、動線に対応する人物が所持している発信機2に対応するビーコンIDと特定する。そして、人物特定部436は、記憶部42を参照し、特定したビーコンIDに関連付けられているユーザIDを特定することにより、当該ビーコンIDに関連付けられている対象人物を特定する。人物特定部436は、当該対象人物を、特定された動線に対応する対象人物と特定する。人物特定部436は、記憶部42に記憶されている、当該動線に対応する動線情報に、特定したユーザIDを関連付けて記憶させる。
[第2実施形態における効果]
以上説明したように、第2実施形態に係る動線管理装置4は、複数の対象人物が行動する行動エリアにおける人物の時刻ごとの位置に基づいて特定された動線に基づいて、当該人物が行動エリアに含まれる所定エリアに滞在している時間帯を特定する。そして、動線管理装置4は、所定エリアに対応する位置に設置されている複数の受信機5から受信した、受信機5を識別する受信機IDと、受信機5が受信した、対象人物が所持する発信機2を識別するビーコンIDと、ビーコンIDを受信した時刻とを含む受信履歴情報と、ビーコンIDと対象人物とを関連付けた情報とに基づいて、複数の対象人物のうち、特定された時間帯において所定エリアに滞在している可能性が高い対象人物を、特定された動線に対応する対象人物と特定する。
このようにすることで、第2実施形態に係る動線管理装置4は、第1実施形態に係る動線管理装置4と同様に、動線に対応する人物を精度良く特定することができる。
以上、本発明を実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。例えば、上記実施形態では、受信履歴情報に、端末3がビーコンIDを発信機2から受信した場合における端末3の移動を示す情報として、端末3の加速度を示す加速度情報を含ませたが、これに限らない。端末3の移動を示す情報は、例えば、端末3の位置を示す位置情報、端末3にかかる角速度を示す角速度情報、又は端末3が検出した磁気を示す磁気情報であってもよい。また、所定エリアは、対象人物のみが侵入できるエリアに設けてもよい。このようにすることで、動線管理装置4は、対象人物とは異なる人物(顧客)の動線を特定してしまうことを防止することができる。
また、特に、装置の分散・統合の具体的な実施形態は以上に図示するものに限られず、その全部又は一部について、種々の付加等に応じて、又は、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
1・・・撮影装置、2・・・発信機、21・・・発信部、3・・・端末、31・・・第1無線部、32・・・第2無線部、33・・・動作検出部、34・・・記憶部、35・・・制御部、351・・・受信部、352・・・記憶制御部、353・・・送信部、4・・・動線管理装置、41・・・通信部、42・・・記憶部、43・・・制御部、431・・・動画取得部、432・・・受信履歴取得部、433・・・人物位置特定部、434・・・動線管理部、435・・・時間帯特定部、436・・・人物特定部、S・・・動線管理システム

Claims (13)

  1. 動線を特定する対象である一以上の対象人物が行動する行動エリアにおける人物の時刻ごとの位置を示す動線を特定する動線管理部と、
    特定された動線に基づいて、前記人物が前記行動エリアに含まれる所定エリアに滞在している時間帯を特定する時間帯特定部と、
    前記所定エリアに対応する位置に設置された発信機と無線通信を行い前記一以上の対象人物のそれぞれが所持する一以上の端末から、前記端末を識別する端末識別情報と、前記端末が前記発信機から受信した前記発信機を識別する発信機識別情報と、前記発信機識別情報を受信した時刻とを含む受信履歴情報を取得する受信履歴取得部と、
    前記受信履歴情報と、前記端末識別情報と前記対象人物とを関連付けた情報とに基づいて、前記一以上の対象人物のうち、前記時間帯において前記所定エリアに滞在している可能性が高い対象人物を、特定された前記動線に対応する対象人物と特定する人物特定部と、
    を備える動線管理装置。
  2. 前記所定エリアは、前記行動エリアに複数設けられており、
    前記所定エリアの位置を示すエリア位置情報と、複数の前記発信機のそれぞれの位置を示す発信機位置情報とを記憶する記憶部をさらに備え、
    前記人物特定部は、前記記憶部を参照し、複数の前記所定エリアのうち、特定された前記時間帯に前記人物が滞在している所定エリアに相対的に近い位置に設置されている前記発信機を特定し、特定した前記発信機に対応する前記発信機識別情報を含む前記受信履歴情報に基づいて、前記対象人物を特定する、
    請求項1に記載の動線管理装置。
  3. 前記人物特定部は、前記受信履歴情報に基づいて、特定された前記時間帯において相対的に前記発信機識別情報を多く受信した前記端末の端末識別情報を特定し、当該端末識別情報に関連付けられている対象人物を、特定された前記動線に対応する対象人物と特定する、
    請求項1又は2に記載の動線管理装置。
  4. 前記受信履歴情報は、前記端末が前記発信機識別情報を前記発信機から受信した場合に前記発信機から受信した電波の電波強度を示す電波強度情報を含み、
    前記人物特定部は、前記受信履歴情報に基づいて、特定された前記時間帯において前記発信機識別情報に関連付けられている前記電波強度が相対的に高い端末の端末識別情報を特定し、当該端末識別情報に関連付けられている対象人物を、特定された前記動線に対応する対象人物と特定する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の動線管理装置。
  5. 前記受信履歴情報は、前記端末が前記発信機識別情報を前記発信機から受信した場合における前記端末の移動を示す情報を含み、
    前記人物特定部は、前記受信履歴情報に含まれる前記端末の移動を示す情報に基づいて、特定された前記時間帯において相対的に移動していない端末の端末識別情報を特定し、当該端末識別情報に関連付けられている対象人物を、特定された前記動線に対応する対象人物と特定する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の動線管理装置。
  6. 前記人物特定部は、前記時間帯特定部により複数の前記時間帯が特定されると、前記受信履歴情報に基づいて、複数の前記時間帯のそれぞれに対して前記所定エリアに滞在している可能性が高い対象人物を特定し、複数の対象人物を特定した場合には、複数の前記時間帯のそれぞれに対応する当該複数の対象人物の前記受信履歴情報に基づいて一つの時間帯を選択し、選択した時間帯に対して特定された対象人物を、前記動線に対応する対象人物と特定する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の動線管理装置。
  7. 前記人物特定部は、前記時間帯特定部により複数の前記時間帯が特定されると、複数の前記時間帯のそれぞれに対応する前記受信履歴情報に基づいて、複数の前記時間帯のそれぞれに対応する前記所定エリアのいずれにも滞在している可能性が高い対象人物を特定し、特定された前記動線に対応する対象人物と特定する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の動線管理装置。
  8. 前記動線管理部は、前記行動エリアにおける複数の人物の時刻ごとの位置を示す複数の動線を特定し、
    前記時間帯特定部は、特定された複数の動線のそれぞれに基づいて、当該複数の動線のそれぞれに対応する人物が前記所定エリアに滞在している時間帯を特定し、
    前記人物特定部は、特定された前記複数の動線のそれぞれに対応する前記時間帯において前記所定エリアに滞在している可能性が高い対象人物を、特定された前記複数の動線のそれぞれに対応する対象人物と特定する、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の動線管理装置。
  9. 前記人物特定部は、特定された2つの動線のそれぞれに対応する前記時間帯が重複する場合に、当該2つの動線のそれぞれに対応して同一の対象人物を特定したときには、当該対象人物に対応する前記受信履歴情報に基づいて、当該対象人物を、当該2つの動線のうち一方の動線に対応する対象人物と特定し、当該対象人物に対応する端末識別情報とは異なる端末識別情報に対応する前記受信履歴情報に基づいて、他方の動線に対応する対象人物を特定する、
    請求項8に記載の動線管理装置。
  10. 動線を特定する対象である一以上の対象人物が行動する行動エリアにおける人物の時刻ごとの位置を示す動線を特定する動線管理部と、
    特定された動線に基づいて、前記人物が前記行動エリアに含まれる所定エリアに滞在している時間帯を特定する時間帯特定部と、
    前記所定エリアに対応する位置に設置され、前記一以上の対象人物のそれぞれが所持する発信機と無線通信を行う受信機から、前記受信機を識別する受信機識別情報と、前記受信機が前記発信機から受信した前記発信機を識別する発信機識別情報と、前記発信機識別情報を受信した時刻とを含む受信履歴情報を取得する受信履歴取得部と、
    前記受信履歴情報と、前記発信機識別情報と前記対象人物とを関連付けた情報とに基づいて、前記一以上の対象人物のうち、前記時間帯において前記所定エリアに滞在している可能性が高い対象人物を、特定された前記動線に対応する対象人物と特定する人物特定部と、
    を備える動線管理装置。
  11. 動線を特定する対象である一以上の対象人物が行動する行動エリアに含まれる所定エリアに対応する位置に設置された発信機と、前記一以上の対象人物のそれぞれが所持し、前記発信機と無線通信を行う一以上の端末と、動線管理装置とを備える動線管理システムであって、
    前記発信機は、
    前記発信機を識別する発信機識別情報を発信する発信部を有し、
    前記一以上の端末のそれぞれは、
    前記発信機が発信した発信機識別情報を受信する受信部と、
    前記端末を識別する端末識別情報と、受信した前記発信機識別情報と、前記発信機識別情報を受信したときの時刻とを関連付けた受信履歴情報を記憶部に記憶させる記憶制御部と、
    前記受信履歴情報を前記動線管理装置に送信する送信部と、
    を有し、
    前記動線管理装置は、
    前記行動エリアにおける人物の時刻ごとの位置を示す動線を特定する動線管理部と、
    特定された動線に基づいて、前記人物が前記行動エリアに含まれる所定エリアに滞在している時間帯を特定する時間帯特定部と、
    前記一以上の端末から前記受信履歴情報を取得する受信履歴取得部と、
    取得された前記受信履歴情報と、前記端末識別情報と前記対象人物とを関連付けた情報とに基づいて、前記一以上の対象人物のうち、前記時間帯において前記所定エリアに滞在している可能性が高い対象人物を、特定された前記動線に対応する対象人物と特定する人物特定部と、
    を有する、
    動線管理システム。
  12. 前記発信機は、前記行動エリアにおいて前記一以上の対象人物のみが侵入できる前記所定エリアに対応する位置に設置されている、
    請求項11に記載の動線管理システム。
  13. コンピュータが実行する、
    動線を特定する対象である一以上の対象人物が行動する行動エリアにおける人物の時刻ごとの位置を示す動線を特定するステップと、
    特定された動線に基づいて、前記人物が前記行動エリアに含まれる所定エリアに滞在している時間帯を特定するステップと、
    前記所定エリアに対応する位置に設置された発信機と無線通信を行い前記一以上の対象人物のそれぞれが所持する一以上の端末から、前記端末を識別する端末識別情報と、前記端末が前記発信機から受信した前記発信機を識別する発信機識別情報と、前記発信機識別情報を受信した時刻とを含む受信履歴情報を取得するステップと、
    前記受信履歴情報と、前記端末識別情報と前記対象人物とを関連付けた情報とに基づいて、前記一以上の対象人物のうち、前記時間帯において前記所定エリアに滞在している可能性が高い対象人物を、特定された前記動線に対応する対象人物と特定するステップと、
    を備える動線管理方法。
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