JP2023040551A - 段ボール箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】段ボール箱を商品梱包用の箱として使用した後、リサイクル処理にまわすまでの間、他の使用済みの段ボール箱を一時的に収納し、保管するためのストッカーとして再利用可能とする。【解決手段】一対のフラップ32,34に、外向きに張り出す略台形状の張出部35,36が形成され、フラップ32,34が上になるように段ボール箱1を立て、フラップ32,34と第1張出部35及び第2張出部36の境界線35A,36Aをそれぞれ山折りし、第1張出部35と第2張出部36を折り重ね、結合フック35B,36Bをそれぞれ貫通孔35C,36Cと結合させ、収納部の水平断面が略平行四辺形のストッカー1Sを形成する。【選択図】図3

Description

本発明は、段ボール箱を本来の商品梱包用の箱として使用した後において、その段ボール箱をリサイクル処理にまわすまでの間、他の使用済みの段ボール箱を一時的に収納し、保管するためのストッカーとして再利用することができる段ボール箱に関する。
近年、インターネット通信販売(いわゆるネット通販)の普及により、一般家庭においても使用済みの段ボール箱が大量に発生し、その処理が問題となっている。一般的には、使用済みの段ボール箱を折りたたんで積み重ね、リサイクル処理に回すまでの間、一時的に壁面などに立てかけて保管し、ある程度の枚数が溜まったときにビニール紐などで結束してリサイクル処理にまわされている。ところが、段ボール箱の大きさは梱包される商品の大きさに応じて千差万別であり、同じ通販業者から出荷される商品を梱包している段ボール箱であっても大きさは統一されていない。また、風が吹いたときなどに壁面に立てかけられた段ボール箱が荷崩れを起こし、周囲に散らばる可能性があり、使用済みの段ボール箱を見た目がきれいな状態で保管することは困難である。さらに、一般家庭においても、使用済みの段ボール箱を折りたたんで積み重ね、ビニール紐などで結束する作業は煩わしく、重労働である。
また、毎日大量に段ボール箱に入った商品を取り扱う小売店などでも、使用済みの段ボール箱を折りたたんで積み重ね、リサイクル処分しなければならない。ところが、使用済みの段ボール箱、特に農産物など不定形の商品を多数梱包していた段ボール箱は、破れていたり、変形していたりしている。そのため、新品の状態とは異なり、折りたたまれた状態であっても、使用済みの段ボール箱をすき間無く密着した状態で積み重ねることは、ほぼ不可能である。また、商品によっては段ボール箱のサイズが異なるため、使用済みの段ボール箱を折りたたんで積み重ね、結束バンドやビニール紐などで結束することは困難である。
なお、特許文献1には、本願発明とは目的が異なるが、段ボール箱の側面にミシン目を設け、量販店などにおいて、ミシン目部分を破断して段ボール箱を天井壁体側と底壁体側に二分し、商品を陳列するための収納ケースとして、あるいは収容物を運搬するためのトレーとして再利用することができる段ボール箱が提案されている。
特開2018-65571号公報
本発明は、上記従来例の問題を解決するためになされたものであり、一般家庭や大量の段ボール箱を使用する事業者において、他の使用済みの段ボール箱を一時的に保管することが容易であり、リサイクル処理の際、他の使用済みの段ボール箱と共にそのままビニール紐で結束したり、あるいは他の使用済みの段ボール箱を収納したままリサイクル処理にまわすことができるように、他の使用済み段ボール箱のストッカーとして再利用が可能な段ボール箱を提供することを目的としている。
本発明に係る段ボール箱は、商品梱包用の箱として組み立てられた状態で略直方体となる段ボール箱であって、
側壁を構成する4つの側面と、前記4つの側面からそれぞれ連続して形成され、蓋面及び底面を構成する二対の外フラップ及び前記二対の外フラップを内側から補強する二対の内フラップとを備え、
前記段ボール箱は、商品梱包用の箱として使用された後、他の使用済みの段ボール箱を一時的に保管するためのストッカーとして再利用することができ、
少なくとも、前記4つの側面と、前記二対の外フラップ及び前記二対の内フラップのうち蓋面又は底面の一方を構成する一対の外フラップ及び一対の内フラップとによって水平断面が略平行四辺形となる前記ストッカーの収納部が形成され、
前記二対の外フラップ及び前記二対の内フラップのうち蓋面又は底面の他方を構成する一対の外フラップ及び一対の内フラップのうち少なくとも2つのフラップによって前記ストッカーの底面が形成される、
ことを特徴とする。
前記ストッカーの底面を構成する一対の内フラップのそれぞれに、他方の内フラップと結合されるための結合部が形成されているように構成してもよい。
また、前記一対の内フラップに、それぞれ外向きに張り出すように、前記段ボール箱をストッカーとして使用する際の底面となる略台形状の第1張出部及び第2張出部が追加形成され、
前記一対の内フラップが上になるように前記段ボール箱を立て、前記一対の内フラップと前記第1張出部及び前記第2張出部の境界線をそれぞれ山折りし、前記第1張出部と前記第2張出部を折り重ねることによって前記ストッカーが形成される、
ように構成してもよい。
さらに、前記結合部は、前記一対の内フラップと前記第1張出部及び第2張出部の境界線上で、且つ、前記一対の内フラップが重なる部分に形成され、第1結合フック及び第1貫通孔と、該第1貫通孔に挿入される第2結合フックと、該第2結合フックに形成され、前記第1結合フックが挿入される第2貫通孔を備える、ように構成してもよい。
または、前記底面を構成する一対の内フラップのそれぞれに、前記一対の外フラップと結合されるための結合部が形成されているように構成してもよい。
前記一対の内フラップはそれぞれ略台形状であり、
前記一対の外フラップに前記一対の内フラップの前記略台形状を成す斜辺と平行に折曲げ線が形成され、
前記一対の内フラップが上になるように前記段ボール箱を立て、前記一対の外フラップの一部を前記折曲げ線に沿って内側に折曲げると共に、前記一対の内フラップを前記一対の外フラップに結合させることによって前記ストッカーが形成される、
ように構成してもよい。
前記結合部は、前記一対の内フラップの前記斜辺から外向きに張り出すように形成された第3結合フック及び第4結合フックと、前記一対の外フラップとそれらに連続する一対の側面との境界線上で、且つ、前記第1結合フック及び前記第2結合フックと対向する部分に形成された一対の切込みを備えるように構成してもよい。
あるいは、前記ストッカーの底面を構成する一対の外フラップのそれぞれに、他方の内フラップと結合されるための結合部が形成されているように構成してもよい。
前記一対の外フラップの重なる部分の側端縁で、且つ、前記一対の外フラップの側端縁のほぼ中央部に、前記一対の外フラップを結合するための前記結合部として機能する一対のスリットが形成され、
前記一対の外フラップが上になるように前記段ボール箱を立て、前記一対の外フラップを補強するための一対の内フラップを、それらと連続する一対の側面との境界線に沿って山折りし、前記一対の内フラップの内面がそれぞれ前記一対の側面の内面にほぼ密着するように折り重ね、
前記一対の外フラップを、それらと連続する他の一対の側面の境界線に沿って山折りすると共に、前記一対のスリットを互いに重ね合わせ、前記一対の外フラップ同士を結合することによって前記ストッカーが形成される、
ように構成してもよい。
このように、本発明に係る段ボール箱によれば、段ボール箱を、商品梱包用の箱として使用された後、他の使用済みの段ボール箱を一時的に保管するためのストッカーとして再利用できるので、例えば、一般家庭において、使用済み段ボール箱を壁面などに立てかけて保管する場合に比べて使用済み段ボール箱のリサイクル処理が容易になる。また、段ボール箱を構成する少なくとも4つの側面と、蓋面を構成する内フラップ及び外フラップによって形成される収納部の水平断面が略平行四辺形となるように再組み立てすることにより、段ボール箱をそのまま直方体に再組み立てする場合と比較して、より大きなサイズの使用済み段ボール箱を収納し、保管することができる。
本発明の第1実施形態に係る段ボール箱が折りたたまれた状態を示す正面図。 上記第1実施形態に係る段ボール箱が組み立てられた状態を示す斜視図。 上記第1実施形態に係る段ボール箱が使用済みの段ボール箱を一時的に保管するためのストッカーとして再組み立てされた状態を示す斜視図。 上記第1実施形態に係る段ボール箱のストッカーとしての使用例を示す斜視図。 本発明の第2実施形態に係る段ボール箱が折りたたまれた状態を示す正面図。 上記第2実施形態に係る段ボール箱が組み立てられた状態を示す斜視図。 上記第2実施形態に係る段ボール箱の再組み立て途中の状態を示す斜視図。 上記第2実施形態に係る段ボール箱が使用済みの段ボール箱を一時的に保管するためのストッカーとして再組み立てされた状態を示す斜視図。 本発明の第3実施形態に係る段ボール箱が折りたたまれた状態を示す正面図。 上記第3実施形態に係る段ボール箱が組み立てられた状態を示す斜視図。 上記第3実施形態に係る段ボール箱が使用済みの段ボール箱を一時的に保管するためのストッカーとして再組み立てされた状態を示す斜視図。 上記第3実施形態に係る段ボール箱のストッカーとしての使用例を示す斜視図。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る段ボール箱について説明する。図1は第1実施形態に係る段ボール箱1が折りたたまれた状態を示し、図2は第1実施形態に係る段ボール箱1が本来の商品梱包用の箱として組み立てられた状態を示す。図3は第1実施形態に係る段ボール箱1が使用済みの段ボール箱を一時的に保管するためのストッカー1Sとして再組み立てされた状態を示し、図4は第1実施形態に係る段ボール箱1のストッカー1Sとしての使用例を示す。
一般家庭において、使用済みの段ボール箱をリサイクル処理にまわすまでの間、使用済みの段ボール箱を折りたたんで積み重ね、ベランダの壁面などに立てかけて保管されている。ところが、大きさの異なる複数の段ボール箱を積み重ねて保管することは困難であり、また風が吹いたときなどに荷崩れを起こしやすい。本発明に係る段ボール箱1は、段ボール箱を本来の商品梱包用の箱として使用した後において、その段ボール箱1をリサイクル処理にまわすまでの間、他の使用済みの段ボール箱5を一時的に収納し、保管するためのストッカーとして再利用することができるようにしたものである。
以下の説明において、便宜上、図1において実線で描かれている側を表面、破線で描かれている側を裏面とする。また、段ボール箱1を組み立てられた状態における底面及び蓋面は、側壁に記載されている商標2などの向きによるものとし、商標2などが記載されていない状態では、段ボール箱1の底面及び蓋面は特に限定されないものとする。さらに、段ボール箱1は、商品梱包用の箱として組み立てられた状態では略直方体を成し、立方体も直方体に含まれるものとする。一方、段ボール箱1がストッカー1Sとして再組み立てされた状態では、収納部の水平断面が略平行四辺形となる。
図1に示すように、段ボール箱1は、側壁を構成する4つの側面11~14及びのりしろ15と、4つの側面11~14からそれぞれ連続して形成され、蓋面及び底面を構成する二対の内フラップ21,23,32,34と二対の外フラップ22,24,31,33などで構成されている。商標2の向きに応じて、便宜上、内フラップ21,23を蓋内フラップ、外フラップ22,24を蓋外フラップ、外フラップ31,33を底外フラップ、内フラップ32,34を底内フラップと称する。また、図2において、蓋外フラップ22,24側を蓋面、底外フラップ31,33側を底面と称する。第1実施形態に係る段ボール箱1では、蓋側は、一般的な段ボール箱と同様に、長辺を成す側面12,14から連続して形成されたフラップ22,24を蓋外フラップ、短辺を成す側面11,13から連続して形成されたフラップ21,23を蓋内フラップとする。一方、底側は、後述する第1実施形態の特徴部分を備えているため、短辺を成す側面11,13から連続して形成されたフラップ31,33を底外フラップ、長辺を成す側面12,14から連続して形成されたフラップ32,34を底内フラップとする。
図1に示す段ボール箱1が折りたたまれた状態では、折りたたみ方向にかかわらず、蓋外フラップ22,24はそれぞれ蓋内フラップ21,23の何れか一方とのみ重なり合い、底外フラップ31,33はそれぞれ底蓋内フラップ32,34の何れか一方とのみ重なり合う。すなわち、段ボール箱1が折りたたまれた状態では、1つの外フラップは1つの内フラップとのみ重なり合う。一方、図2に示す段ボール箱1が組み立てられた状態では、蓋外フラップ22,24はそれぞれ蓋内フラップ21,23の両方と重なり合い、底外フラップ31,33はそれぞれ底蓋内フラップ32,34の両方と重なり合う。図2に示すように、蓋内フラップ21,23及び底内フラップ32,34は、段ボール箱1が組み立てられた使用状態で、蓋外フラップ22,24及び底外フラップ31,33を内側から補強する。
図1に示す段ボール箱1が折りたたまれた状態は、一枚の大きな段ボール板をプレスなどで所定形状に打ち抜いたものを、例えば第2側面12と第3側面13の境界線12A及び第4側面14とのりしろ15の境界線14Aをそれぞれ谷折りし、のりしろ15の外面を第1側面11の内面に接着して形成される。第1実施形態では、底内フラップ32,34には、外向きに張り出すように、ストッカー1Sとして使用する際の底面となる略台形状の第1張出部35及び第2張出部36が追加形成されている。また、底内フラップ32と第1張出部35の境界線35A上で、且つ、底内フラップ32と底内フラップ34とが重なる部分には、第1結合フック35B及び第1貫通孔35Cが形成されている。同様に、底内フラップ34と第2張出部36の境界線36A上で、且つ、底内フラップ32と底外フラップ34とが重なる部分には、上記第1貫通孔35Cに挿入されるための第2結合フック36Bが、第2張出部36からさらに外向きに突出するように形成されている。さらに、第2結合フック36Bには、第1結合フック35Bが挿入されるための第2貫通孔36Cが形成されている。第1結合フック35B、第2結合フック36B、第1貫通孔35C及び第2貫通孔36Cは、底内フラップ32の第1張出部35と底内フラップ34の第2張出部36とを結合するための結合部として機能する。また、図2に示すように、段ボール箱1を本来の商品梱包用の箱として組み立てた場合、底内フラップ32,34に形成された第1張出部35と第2張出部36が部分的に重なるため、段ボール箱1の底面が強化される。
使用済みの段ボール箱1をストッカーとして再組み立てする場合、図3に示すように、底外フラップ31,33及び底内フラップ32,34が上になるように段ボール箱1を立て、底内フラップ32と第1張出部35の境界線35A及び底内フラップ34と第2張出部36の境界線36Aをそれぞれ山折りし、第1張出部35と第2張出部36を折り重ねる。次に、一旦第1結合フック35Bを外向きに折曲げて第1貫通孔35Cを全開にし、第2結合フック36Bを下向きに折曲げ、第1貫通孔35Cに挿入する。最後に、第1結合フック35Bを逆向きに折曲げ、第2貫通孔36Cに挿入する。その結果、底内フラップ32の第1張出部35と底内フラップ34の第2張出部36を底面とするストッカー1Sが形成される。組み立てられたストッカー1Sの底面は第1張出部35と第2張出部36を折り重ねて形成されるため略六角形となるが、側面11~14、蓋内フラップ21,23、蓋外フラップ22,24、底外フラップ31,33及び底内フラップ32,34で形成される収納部の水平断面は略平行四辺形(使用済みの段ボール箱1の側面11~14は変形しているため、正確な平行四辺形ではない場合が多い)となる。なお、以下の説明においては、便宜上、ストッカー1Sの水平断面を「平行四辺形」として説明する。
図4に示すように、ストッカー1Sの上下を反転し、第1張出部35と第2張出部36を底にすると、側面11~14、蓋内フラップ21,23、蓋外フラップ22,24、底外フラップ31,33及び底内フラップ32,34で形成される収納部の内側に水平断面が平行四辺形の空間が形成され、他の使用済みの段ボール箱5を収納し保管することができる。段ボール箱1をストッカー1Sとして使用する際、収納部の水平断面が平行四辺形となるように再組み立てすることにより、段ボール箱1をそのまま直方体に再組み立てする場合と比較して、より大きなサイズの使用済み段ボール箱5を収納し、保管することができる。図1~図4からわかるように、張出部35,36の張り出し量(平行四辺形の短い方の対角線の長さWに相当)を大きくすればストッカー1Sに保管できる使用済み段ボール箱の数を増やせる反面、保管しうる使用済み段ボール箱5の最大寸法(平行四辺形の長い方の対角線の長さDに相当)が小さくなる。ストッカー1Sとして使用しうるには、平行四辺形の断面は、ある程度の面積及び2つの対角線の長さD及びWが必要である。そのため、段ボール箱1の底外フラップ31,33及び底内フラップ32,34の大きさや長さなどに応じて適宜第1及び第2張出部35,36の張り出し量Wを選択すればよい。
第1実施形態では、段ボール箱1をストッカー1Sとして再組み立てした場合、側面11~14、蓋内フラップ21,23、蓋外フラップ22,24、底外フラップ31,33及び底内フラップ32,34によってストッカー1Sの収納部の側壁が構成されるため、後述する第2実施形態又は第3実施形態の場合と比較して、ストッカー1Sの収納部の側壁の高さが高くなり、より大きな他の使用済み段ボール箱5を収納することができる。そして、ストッカー1Sに使用済み段ボール箱5を収納した状態で、使用済み段ボール箱5をストッカー1Sごと段ボール箱の回収場所まで搬送したり、あるいは、ストッカー1Sに使用済み段ボール箱5を収納した状態で、使用済み段ボール箱5をストッカー1Sごとビニール紐で結束することも可能である。それによって、一般家庭における使用済み段ボール箱のリサイクル処理が容易になる。
(第2実施形態)
図5は第2実施形態に係る段ボール箱1が折りたたまれた状態を示し、図6は第2実施形態に係る段ボール箱が組み立てられた状態を示し、図7は第2実施形態に係る段ボール箱1の再組み立て途中の状態を示し、図8は第2実施形態に係る段ボール箱1が使用済みの段ボール箱を一時的に保管するためのストッカー1Sとして再組み立てされた状態を示す。第2実施形態は、第1実施形態と同様に、本発明に係る段ボール箱1を、他の使用済みの段ボール箱を一時的に保管するためのストッカー1Sとして再使用できるようにした例を示す。第2実施形態に係る段ボール箱1では、一般的な段ボール箱と同様に、蓋側及び底側とも、長辺を成す側面12,14から連続して形成されたフラップ22,24,32,34を外フラップ、短辺を成す側面11,13から連続して形成されたフラップ21,23,31,33を内フラップとし、底外フラップ32,34の一部を内側に折曲げると共に、底内フラップ31,33を底外フラップ32,34に結合させ、ストッカー1Sとして再使用する際の底面とする。
図5及び図6に示すように、底内フラップ31,33はそれぞれ略台形状であり、略台形状を成す斜辺31M,33Mから外向きに張り出すように第3結合フック31N及び第4結合フック33Nが形成されている。底外フラップ32,34には、底内フラップ31,33の斜辺31M,33Mと平行に折曲げ線32L,34Lが形成されている。また、底外フラップ32と側面12の境界線32J上で、且つ、第4結合フック33Nと対向する部分には、側面12から底外フラップ32側に突出するように切込み32Kが形成されている。同様に、底外フラップ34と側面14の境界線34J上で、且つ、第3結合フック31Nと対向する部分には、側面14から底外フラップ34側に突出するように切込み34Kが形成されている。なお、図5~図8において、底外フラップ32,34の折曲げ線32L,34Lに沿って折曲げられる直角三角形の折曲げ部分32P,34Pをそれぞれ網掛けで表示している。
使用済みの段ボール箱1をストッカーとして再組み立てする場合、図7に示すように、底内フラップ31,33及び底外フラップ32,34が上になるように段ボール箱1を立て、底外フラップ32,34の折曲げ線32L,34Lをそれぞれ山折りし、折曲げ部分32P,34Pをそれぞれ側面13,14の内側に差し込む。切込み32K,34Kの部分では境界線32J,34Jに沿った折曲げ線は形成されていないので、底外フラップ32,34を境界線32J,34Jに沿って山折りすると、切込み32K,34Kの部分が直立し、底外フラップ32,34に貫通孔32Q,34Qが形成される。
次に、図8に示すように、底内フラップ31,33をそれぞれ側面11,13との境界線31J,33Jに沿って山折りし、さらに結合フック31N,33Nを斜辺31M,33Mに沿って山折りし、底外フラップ32,34の貫通孔32Q,34Qに挿入する。その結果、底内フラップ31,33及び底外フラップ32,34を底面とするストッカー1Sが形成される。第3結合フック31N及び第4結合フック33N及び貫通孔32Q,34Qは、底内フラップ31,33をそれぞれ底外フラップ32,34に結合するための結合部として機能する。
第2実施形態におけるストッカー1Sも、底面は六角形であるが、側面11~14、蓋内フラップ21,23及び蓋外フラップ22,24で形成される収納部の水平断面は略平行四辺形である。また、平行四辺形の短い方の対角線の長さWは、底外フラップ32,34の短辺の長さとほぼ同じである。なお、底内フラップ31,33及び底外フラップ32,34がストッカー1Sの収納部の側壁として寄与していない点を除いて、その他の特徴は上記第1実施形態の場合と同様である。
(第3実施形態)
図9は第3実施形態に係る段ボール箱1が折りたたまれた状態を示し、図10は第3実施形態に係る段ボール箱が組み立てられた状態を示し、図11は第3実施形態に係る段ボール箱1が使用済みの段ボール箱を一時的に保管するためのストッカー1Sとして再組み立てされた状態を示す。また、図12は第3実施形態に係る段ボール箱1のストッカー1Sとしての使用例を示す。第3実施形態も、第1実施形態又は第2実施形態と同様に、本発明に係る段ボール箱1を他の使用済みの段ボール箱を一時的に保管するためのストッカー1Sとして使用できるようにした例を示す。第3実施形態に係る段ボール箱1でも、一般的な段ボール箱と同様に、蓋側及び底側とも、長辺を成す側面12,14から連続して形成されたフラップ22,24,32,34を外フラップ、短辺を成す側面11,13から連続して形成されたフラップ21,23,31,33を内フラップとし、底内フラップ31,33を内側に折曲げると共に、底外フラップ32,34の一部を結合させ、ストッカー1Sとして使用する際の底面とする。
図9及び図10に示すように、底外フラップ32,34には、それぞれ底外フラップ32と底外フラップ34が重なる部分の側端縁32S,34Sで、且つ、底外フラップ32,34の側端縁32S,34Sのほぼ中央部にスリット32R,34Rが形成されている。スリット32R,34Rの幅は、段ボール箱1の材料である段ボール板の厚みとほぼ同じで、且つ、少し大きい値に設定されている。底外フラップ32,34のうちスリット32R,34Rと各切断端縁32F,34Fの間の部分を結合フック32N,34Nと称する。それ以外は,例えば図3に示す第2実施形態の段ボール箱1の構成とほぼ同じである。
使用済みの段ボール箱1をストッカーとして再組み立てする場合、図11示すように、底内フラップ31,33及び底外フラップ32,34が上になるように段ボール箱1を立て、底内フラップ31,33を側面11,13との境界線31J,33Jに沿ってそれぞれ山折りし、底内フラップ31,33の内面がそれぞれ側面11,13の内面にほぼ密着するように折り重ねる。図23,24において、側面13,14の内側に折り重ねられた底内フラップ31,33をそれぞれ網掛けで表示している。次に、底外フラップ32,34をそれぞれ境界線32J,34Jに沿って山折りすると共に、結合フック32N,34Nを互いに外向きに反らしながら、底外フラップ32のスリット32Rと底外フラップ34のスリット34Rを重ね合わせ、底外フラップ32と底外フラップ34を結合する。その結果、底外フラップ32,34を底面とするストッカー1Sが形成される。スリット32R,34Rは、底外フラップ32と底外フラップ34を結合するための結合部として機能する。
第3実施形態におけるストッカー1Sの底面は略矩形であり、側面11~14、蓋内フラップ21,23及び蓋外フラップ22,24で形成される収納部の断面は略平行四辺形である。また、平行四辺形の短い方の対角線の長さWは、底外フラップ32,34の短辺の長さとほぼ同じである。また、底内フラップ31,33及び底外フラップ32,34がストッカー1Sの収納部の側壁として寄与していない点を除いて、その他の特徴は上記第1実施形態の場合と同様である。
図12に示すストッカー1Sとしての再使用状態では、例えば地面やベランダなどの床面と接触するストッカー1Sの底面は略矩形であるため、第1実施形態又は第2実施形態のような六角形の場合と比較して接触面積が広くなる。そのため、例えば折りたたまれた状態で細長い段ボール箱などを収納した場合でも、ストッカー1Sの姿勢が安定しているので、使用済みの段ボール箱5がストッカー1Sごと倒れる可能性が低減される。
以上説明したように、段ボール箱1を、商品を梱包するための箱として使用された後、他の使用済みの段ボール箱5を一時的に保管するためのストッカー1Sとして使用できるようにしておけば、例えば使用済み段ボール箱を壁面などに立てかけて保管する場合に比べて、一般家庭における使用済み段ボール箱の保管及びその後のリサイクル処理が容易になる。また、段ボール箱1を構成する少なくとも4つの側面11~14と、蓋内フラップ21,23及び蓋外フラップ22,24によって形成される収納部の水平断面が略平行四辺形となるように再組み立てすることにより、段ボール箱1をそのまま直方体に再組み立てする場合と比較して、より大きなサイズの使用済み段ボール箱5を収納し、保管することができる。
なお、上記各実施形態の説明において、底内フラップ31,33及び/又は底外フラップ32,34によってストッカー1Sの底面を構成するように説明したが、前述のように、商標2などが記載されていない状態では、段ボール箱1の底面及び蓋面は特に限定されない。そのため、段ボール箱1の上下を反転して、蓋内フラップ21,23及び/又は蓋外フラップ22,24によってストッカー1Sの底面を構成してもよい。あるいは、ユーザーが使用済みの段ボール箱1の上下を考慮しなくてもよいように、上記第1~第3実施形態に示す構造を、底内フラップ31,33及び/又は底外フラップ32,34と蓋内フラップ21,23及び/又は蓋外フラップ22,24の両方に設けてもよい。
1 段ボール箱
2 商標
5 他の使用済みの段ボール箱
11~14 側面
15 のりしろ
21,23 蓋内フラップ
22,24 蓋外フラップ
31,33 底外フラップ(第1実施形態)、底内フラップ(第2,第3実施形態)
32,34 底内フラップ(第1実施形態)、底外フラップ(第2,第3実施形態)
31M,33M 斜辺
31N~34N 第3,第4結合フック
32F,34F 切断端縁
32J,34J 境界線
32K,34K 切込み
32L,34L 折曲げ線
32P,34P 折曲げ部分
32Q,34Q 貫通孔
32R,34R スリット
32S,34S 側端縁
35,36 第1,第2張出部
35A,36A 境界線
35B,36B 第1,第2結合フック
35C,36C 第1,第2貫通孔

Claims (9)

  1. 商品梱包用の箱として組み立てられた状態で略直方体となる段ボール箱であって、
    側壁を構成する4つの側面と、前記4つの側面からそれぞれ連続して形成され、蓋面及び底面を構成する二対の外フラップ及び前記二対の外フラップを内側から補強する二対の内フラップとを備え、
    前記段ボール箱は、商品梱包用の箱として使用された後、他の使用済みの段ボール箱を一時的に保管するためのストッカーとして再利用することができ、
    少なくとも、前記4つの側面と、前記二対の外フラップ及び前記二対の内フラップのうち蓋面又は底面の一方を構成する一対の外フラップ及び一対の内フラップとによって水平断面が略平行四辺形となる前記ストッカーの収納部が形成され、
    前記二対の外フラップ及び前記二対の内フラップのうち蓋面又は底面の他方を構成する一対の外フラップ及び一対の内フラップのうち少なくとも2つのフラップによって前記ストッカーの底面が形成される、
    ことを特徴とする段ボール箱。
  2. 前記ストッカーの底面を構成する一対の内フラップのそれぞれに、他方の内フラップと結合されるための結合部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の段ボール箱。
  3. 前記一対の内フラップに、それぞれ外向きに張り出すように、前記段ボール箱をストッカーとして使用する際の底面となる略台形状の第1張出部及び第2張出部が追加形成され、
    前記一対の内フラップが上になるように前記段ボール箱を立て、前記一対の内フラップと前記第1張出部及び前記第2張出部の境界線をそれぞれ山折りし、前記第1張出部と前記第2張出部を折り重ねることによって前記ストッカーが形成される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の段ボール箱。
  4. 前記結合部は、前記一対の内フラップと前記第1張出部及び第2張出部の境界線上で、且つ、前記一対の内フラップが重なる部分に形成され、第1結合フック及び第1貫通孔と、該第1貫通孔に挿入される第2結合フックと、該第2結合フックに形成され、前記第1結合フックが挿入される第2貫通孔を備えることを特徴とする請求項3に記載の段ボール箱。
  5. 前記底面を構成する一対の内フラップのそれぞれに、前記一対の外フラップと結合されるための結合部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の段ボール箱。
  6. 前記一対の内フラップはそれぞれ略台形状であり、
    前記一対の外フラップに前記一対の内フラップの前記略台形状を成す斜辺と平行に折曲げ線が形成され、
    前記一対の内フラップが上になるように前記段ボール箱を立て、前記一対の外フラップの一部を前記折曲げ線に沿って内側に折曲げると共に、前記一対の内フラップを前記一対の外フラップに結合させることによって前記ストッカーが形成される、
    ことを特徴とする請求項5に記載の段ボール箱。
  7. 前記結合部は、前記一対の内フラップの前記斜辺から外向きに張り出すように形成された第3結合フック及び第4結合フックと、前記一対の外フラップとそれらに連続する一対の側面との境界線上で、且つ、前記第1結合フック及び前記第2結合フックと対向する部分に形成された一対の切込みを備えることを特徴とする請求項6に記載の段ボール箱。
  8. 前記ストッカーの底面を構成する一対の外フラップのそれぞれに、他方の内フラップと結合されるための結合部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の段ボール箱。
  9. 前記一対の外フラップの重なる部分の側端縁で、且つ、前記一対の外フラップの側端縁のほぼ中央部に、前記一対の外フラップを結合するための前記結合部として機能する一対のスリットが形成され、
    前記一対の外フラップが上になるように前記段ボール箱を立て、前記一対の外フラップを補強するための一対の内フラップを、それらと連続する一対の側面との境界線に沿って山折りし、前記一対の内フラップの内面がそれぞれ前記一対の側面の内面にほぼ密着するように折り重ね、
    前記一対の外フラップを、それらと連続する他の一対の側面の境界線に沿って山折りすると共に、前記一対のスリットを互いに重ね合わせ、前記一対の外フラップ同士を結合することによって前記ストッカーが形成される、
    ことを特徴とする請求項7に記載の段ボール箱。
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