JP2023039882A - 電子レンジ用容器の蓋及び電子レンジ用容器 - Google Patents

電子レンジ用容器の蓋及び電子レンジ用容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2023039882A
JP2023039882A JP2021205118A JP2021205118A JP2023039882A JP 2023039882 A JP2023039882 A JP 2023039882A JP 2021205118 A JP2021205118 A JP 2021205118A JP 2021205118 A JP2021205118 A JP 2021205118A JP 2023039882 A JP2023039882 A JP 2023039882A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
container
view
fitting
microwave oven
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2021205118A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7210690B1 (ja
Inventor
隆志 藤井
Takashi Fujii
佑輔 大澤
Yusuke Osawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FP Corp
Original Assignee
FP Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FP Corp filed Critical FP Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP7210690B1 publication Critical patent/JP7210690B1/ja
Publication of JP2023039882A publication Critical patent/JP2023039882A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Package Specialized In Special Use (AREA)

Abstract

【課題】外力によって変形しにくく、虫等の異物の混入を良好に防ぐことができると共に、加熱調理時において、蒸気圧力に応じて適度な蒸気排出量が得られやすい、電子レンジ用容器の蓋2、およびこれを用いた容器を提供する。【解決手段】容器本体1に内嵌合する、電子レンジ用容器の蓋2であって、天面部20に、下側に膨出した逆ドーム形状の凹面部30が設けられ、凹面部30に、蒸気を排出するための幅が0.3mm~1mmのレーザー長孔32が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、収容された食品を閉蓋状態のままで電子レンジによって加熱することができる、電子レンジ対応の容器とその蓋に関する。
容器本体の内側に蓋が嵌合する包装用容器において、収容した食品等の内容物を電子レンジで加熱した際に、内容物が加熱されると水蒸気が発生するため、この水蒸気を容器外に排出させることが必要となる。水蒸気を容器外に排出させる方法として、容器に通気用の孔を穿孔したり、通気路を形成したりする方法があった。ここで、発生した水蒸気を適度に排出できないと、容器内の圧力が高くなり容器本体から蓋が外れてしまうなどの問題を生じる虞がある。
一方、電子レンジで加熱するまでは、また加熱後には、埃や虫等の異物が侵入したり、また、店頭においていたずらによって異物を混入されたりすることを抑制する必要があって、そのために隙間の無い容器が求められる。
下記特許文献1においては、蓋の天面部に凹部が設けられ、該凹部内に上側を頂点とするドーム形状が設けられており、そのドーム形状の外周に沿って切り込みが形成されることにより、ドーム形状にC字状の弁が設けられている。しかしながら、弁全体が上側を凸とするドーム形状であるため、外部、例えば上からの力に対して一定の耐性はあるものの十分なレベルとは言えない。また、弁は切り込みによるものであり、蒸気排出量は、弁の開口によってのみ実現される。また、ドーム外周上に全周の3/4以上の範囲に亘って切り込みが形成されているため、内部の蒸気圧力上昇に伴って弁が上側に大きく回動して開きやすく、弁が開くと多くの蒸気が排出され、弁が閉まると蒸気が排出されないという、ON/OFF弁のような状況となり、排出蒸気量を精密にコントールすること、ひいては容器内部の圧力を一定範囲に保つことが難しいものであった。
また、下記特許文献2においては、蓋天面部において蒸気圧力で膨出する部分に仮想円を想定し、該仮想円の円周に沿って、複数の脱気孔がそれぞれ円弧をなすように配置されている。しかしながら、加熱時の蒸気圧力による蓋天面部の変形と、円弧状の弁の復元力を利用して弁を開口させて蒸気を排出するものであり、蓋材の膨れ具合とシートの復元力とによって、開口面積が決まるため、蒸気排出量の制御が難しい、という問題があった。更に、蓋の膨れ具合は水分の多い食材上部で大きくなったり、また、蓋天面部の周囲に設けられたリブ形状によっても膨れ方に違いが生じるため、加熱による膨出の大きさを制御することは極めて困難であり、仮想円の取り方次第では全く開口しないおそれもある。
実用新案登録第3203611号公報 特許第6612534号公報
本発明は、外力によって変形しにくく、虫等の異物の混入を良好に防ぐことができると共に、加熱調理時において、蒸気圧力に応じて適度な蒸気排出量が得られやすい、電子レンジ用容器の蓋、およびこれを用いた容器を提供することを課題とする。
本発明に係る電子レンジ用容器の蓋は、容器本体に内嵌合する、電子レンジ用容器の蓋であって、天面部に、下側に膨出した逆ドーム形状の凹面部が設けられ、凹面部に、蒸気を排出するための幅が0.3mm~1mmのレーザー長孔が設けられている。
この構成によれば、天面部に逆ドーム形状の凹面部が設けられ、その凹面部の曲面に幅が0.3mm~1mmのレーザー長孔が設けられている。凹面部は、容器内側に向けて膨出していると共に逆ドーム形状であるため、外部からの力に対して変形し難い。そのため、容器内部への異物の混入を容易に防止することができる。他方、電子レンジによる加熱調理時に、発生した蒸気によって容器内部の圧力が上昇するが、凹面部は逆ドーム形状であって且つレーザー長孔の幅が0.3mm~1mmであるため、蒸気をレーザー長孔からスムーズに容器外部に排出させることができ、容器内部の過度な圧力上昇を防ぐことができる他、凹面部が逆ドーム形状であることから、容器内部の圧力の上昇による変形が小さく逆ドーム形状を維持できる。従って、加熱調理時に容器内部の圧力が上昇しても、凹面部の形状(逆ドーム形状)が維持された状態でレーザー長孔から安定して蒸気を排出することができる。レーザー長孔の幅は前記した通り0.3~1mmであるが、特に0.3~0.8mm、更には0.3mm~0.7mmであることが、コバエ等の虫の侵入を良好に防止しつつ、蒸気排出を効果的に行うことができる点から好ましい。
特に、レーザー長孔は、平面視において弧状に湾曲していることが好ましい。上述のように、凹面部は逆ドーム形状であるため、容器内部の圧力によって変形しにくい。そのため、レーザー長孔は、容器内部の圧力上昇によって大きく必要以上に開口することはなく、容器内部圧力に応じて弁のように機能してその開口面積を僅かに拡大させることができる。従って、容器内部において蒸気排出量が増加した場合であっても、このようなレーザー長孔の疑似的な弁機構によって容器内部の急激な圧力上昇が抑制され、容器本体から蓋が外れることが防止される。
また、凹面部は、蓋の中心近傍に設けられることが好ましいが、凹面部の頂点が蓋の中心からやや上下左右に偏心して設けられていてもよい。この場合、レーザー長孔が図4に示すような2つの曲線形状であるときは、凹面部が第1の方向(図4の平面視においてY1で示される方向:Y1方向)側に偏心して設けられ、レーザー長孔は、凹面部の中心に対して第2の方向(図4の平面視においてY2で示される方向:Y2方向)側に偏心して設けられていることが好ましい。このようにして凹面部と該凹面部に対するレーザー長孔とが反対方向に偏心して設けられていることにより、レーザー長孔を蓋の中心に接近させることができる。例えばスープ等の液体が収容された閉蓋状態の容器を、Y1方向を下にして傾けたときに、液体は凹面部に到達しやすいが、凹面部においてレーザー長孔がY2方向側に偏心しているので、レーザー長孔からの液体の漏れ出しを抑制することができる。
また、天面部に、前記凹面部を包囲する、上側に突出した突条が設けられていること、更に、該突条の一箇所乃至複数個所に切欠部を有することが好ましい。この構成によれば、天面部における凹面部の近傍の部分が外力によって変形しにくくなる。また、電子レンジによる加熱時において、容器内部の圧力が上昇しても、天面部における凹面部の近傍の部分が変形しにくくなる。加えて、該突条に切欠部を有することから、容器全体をフィルムで覆った場合に、該切欠部から蒸気を突条の外部へ排出できる。よって、この構成により、レーザー長孔による蒸気排出量のコントロールがより一層確実、正確なものとなる。
また、本発明にかかる電子レンジ用容器は、容器本体と、上述の蓋とを備えている。
以上のように、天面部に逆ドーム形状の凹面部が設けられ、その凹面部に幅が0.3mm~1mmのレーザー長孔が設けられているので、凹面部が外力によって変形しにくく、虫等の異物の混入を良好に防ぐことができると共に、加熱調理時においては凹面部の変形が小さく、その逆ドーム形状を維持して、レーザー長孔から蒸気圧力に応じた適度な量の蒸気を排出することができる。
本発明の一実施形態における電子レンジ用容器の開蓋状態を示す斜視図。 同容器の開蓋状態を示す要部断面図。 同容器の閉蓋状態を示す要部断面図。 同容器の蓋の平面図。 (a)及び(b)は図4の要部拡大図。 (a)は図5(a)のA-A断面図、(b)は図5(a)のB-B断面図。 本発明の他の実施形態における電子レンジ用容器の蓋の部分拡大平面図。 (a)は図7のC-C断面図、(b)は図7のD-D断面図。 本発明の他の実施形態における電子レンジ用容器の蓋の部分拡大平面図。 本発明の他の実施形態における電子レンジ用容器の蓋の部分拡大平面図。 本発明の他の実施形態における電子レンジ用容器の蓋の部分拡大平面図。 本発明の他の実施形態における電子レンジ用容器の蓋の部分拡大平面図。 本発明の他の実施形態における電子レンジ用容器の蓋の部分拡大平面図。 本発明の他の実施形態における電子レンジ用容器の蓋の部分拡大平面図。 本発明の他の実施形態における電子レンジ用容器の蓋の部分拡大平面図。 本発明の他の実施形態における電子レンジ用容器の蓋の部分拡大平面図。 (a)は図16のE-E断面図、(b)は図16のF-F断面図。 図16のG-G端面図。 本発明の他の実施形態における電子レンジ用容器の閉蓋状態を示す要部断面図。
以下、本発明の実施形態に係る電子レンジ用容器とその蓋について図1~図6、及び、図16~図18を参酌しつつ説明する。本実施形態における容器は、種々の食品を収容するためのものであって、開封することなく閉蓋状態のままで電子レンジで加熱することができる、電子レンジ対応の容器である。食品としては、例えば、調理済みのスープやレンジ麺などが挙げられる。
図1のように、容器は、容器本体1と蓋2を備えている。容器本体1と蓋2は、何れも合成樹脂製のシートから真空成形や圧空成形等の各種の熱成形(シート成形)によって形成されたものである。容器の平面視における形状は任意であって、丸形や小判形、略方形、略多角形等であってよいが、丸形のものが好ましい。容器本体1は上方に開口する開口部を有している。蓋2は、容器本体1に内嵌合して容器本体1の開口部を閉塞する。容器本体1には、電子レンジでそのまま加熱して食することができるよう、あらかじめゼリー状スープや麺、かやくなどを収容物として収容することができる。蓋2が容器本体1に内嵌合することで、閉蓋時には、収容されたスープなどが漏れないようシール性を向上させることができる。尚、内嵌合の構造と共に外嵌合の構造も併せ持ってもよい。また、必要に応じて、容器本体1と蓋2との間に図示しない中皿を収容してもよい。
容器本体1や蓋2(必要に応じて中皿)には、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリスチレンやポリプロピレンやポリエチレンなどのポリオレフィンなどの合成樹脂であって、かつ電子レンジで使用可能な耐熱性を有する合成樹脂製のシートが使用できる。また、これらのシート素材として、前述の合成樹脂に無機物を分散させたシート、もしくは前述の合成樹脂を発泡させた発泡シート、さらには、前述のシートを延伸させた延伸シートなどを使用できる。これらの中でも、ポリスチレンとして耐熱性に優れた耐熱性のスチレン系樹脂を使用した耐熱性発泡スチレン系樹脂シート、耐熱性に優れたポリプロピレンに無機物を分散させて発泡させたシート、ポリエチレンテレフタレート・ポリスチレン・ポリプロピレン・ポリエチレンなどのシートを延伸して耐熱性を向上させた耐熱シートを使用して熱成形したものを使用できる。特に、これらのシートの中でも、透明性に優れたシートを蓋2に使用した場合には、収容した食品を視認できるので好適であり、中でも、透明なポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリプロピレンなどを一軸延伸、もしくは2軸延伸した延伸シートは電子レンジ加熱に必要な耐熱性も備えるので特に好ましい。容器本体1は、耐熱性樹脂素材を使用したシートを熱成形して得ることが好ましい。容器本体1は、電子レンジで加熱して使用する為に、特に発泡させた耐熱性樹脂素材を使用することが好ましく、加熱後にレンジからの取り出しの際に手で持って熱くなく、火傷などを抑制することができ、レンジの電磁波を効率よく収容食材へ伝え、加熱を均一にかつ短時間で行うことができ、保温性にも優れる点から、耐熱性発泡スチレン系樹脂シートであることが好ましい。
<容器本体1>
図1~図3のように、容器本体1は、底面部10と、底面部10の外縁から上方に向けて拡開しつつ延びる本体側面部11と、本体側面部11の上端から外方に向けて延びる本体フランジ部12とを備えている。底面部10には種々の形状の図示しない脚部を設けてよい。本体側面部11の上部には、蓋2の蓋嵌合部23が内側に嵌合する本体嵌合部13が形成されていることが好ましい。本体嵌合部13は、好ましくは全周に亘って設けられる。
本体嵌合部13の形状は種々であってよい。本体嵌合部13は、例えば、上側に向けて徐々に縮径していく逆テーパ形状であってもよいし、垂直形状(ストレート形状)や順テーパ形状に、外側に凹んだ嵌合凹部を設けた構成であってもよい。本実施形態では、本体嵌合部13は、外側に凹んだ嵌合凹部を有する構成である。嵌合凹部の断面形状は種々であってよいが、好ましくは、外側に向けて湾曲した形状であって、断面視円弧状や断面視台形状である。
一例としては、本体嵌合部13は、本体側面部11の上端部に設けられる。本体嵌合部13は、上下方向に沿って略垂直(垂直あるいは若干の逆テーパ形状又は若干の順テーパ形状)に延びる本体嵌合主部13aと、外側に凹んだ本体嵌合凹部13bと、を有している。本体嵌合主部13aは、その全体のうちの大部分が本体嵌合凹部13bよりも上側に位置している。即ち、本体嵌合凹部13bは、本体嵌合部13の下部に位置し、本体嵌合主部13aは、本体嵌合部13の上部に位置している。本体嵌合主部13aの上下方向の長さは、本体嵌合凹部13bの上下方向の長さよりも長いことが好ましい。本体嵌合凹部13bは、全周に亘って設けられることが好ましい。尚、本体嵌合部13の下側にはステップ部14が設けられることが好ましい。ステップ部14は、外側に向けて上方に傾斜しているか、あるいは、略水平に延びている。ステップ部14の外縁から上方に向けて本体嵌合部13が延びている。
本体フランジ部12は、本体嵌合部13から外側に延びている。本体フランジ部12は、本体嵌合部13と接続する玉縁状部15を有している。玉縁状部15は、断面視において上側に向けて湾曲している。本体フランジ部12には、開蓋操作を容易にするための図示しない摘み部を設けてよい。
本体フランジ部12の外縁には、外側に向けて例えば水平又は若干下方に延びる本体縁取り部16を形成することが好ましい。本体縁取り部16の内外方向の全幅のうち外側領域には極細の多数の凹凸を形成することが好ましく、補強効果が得られると共に指の切創が防止される。この凹凸は、正面から拡大して見たときに波形状とされ、多数の山頂と谷底の延びる方向が幅方向(内外方向)である。また、この凹凸は、例えば、平目ローレット目や綾目ローレット目のようなローレット目によって形成されてよく、特には、滑りにくいようにするために綾目ローレット目によって形成することが好ましい。
<蓋2>
蓋2は、透明であることが好ましく、容器に収容した食品を蓋2を介して外部から視認できる。図1~図3のように、蓋2は、天面部20と、天面部20の外縁から下方に向けて延設された蓋側面部21と、蓋側面部21の下端から外側に向けて略水平に延設された蓋延在部22と、蓋延在部22の外縁から上側に向けて延設された蓋嵌合部23と、蓋嵌合部23の上端から外側に向けて延設された蓋フランジ部24とを備えている。
天面部20の周縁部には、閉蓋状態の容器同士を上下に積み重ねたときの容器間の位置ずれを防止するための積み重ね用凸部25を形成することが好ましい。積み重ね用凸部25は上側に向けて突出している。積み重ね用凸部25は、天面部20の周縁部に沿って延びていてよい。積み重ね用凸部25は、一対形成されていてよい。一対の積み重ね用凸部25は、互いに対称形状であってよく、180度対向した位置に形成されていてよい。
図1及び図4のように、一対の積み重ね用凸部25が平面視において対向する方向をX方向とし、そのX方向に対して平面視で直交する方向をY方向とする。天面部20の周縁部のうちY方向の二箇所には、積み重ね用凸部25が形成されていない二つの領域が設けられる。尚、閉蓋状態においては、図1に二点鎖線で示すように、食品の名前等の各種の情報が印刷された帯状ラベル3を、蓋2の天面部20から容器本体1の底面部10にかけて上下方向に巻回されることが好ましい。帯状ラベル3は、一対の積み重ね用凸部25の間に巻回され、容器にY方向に沿って巻回される。天面部20の周縁部に積み重ね用凸部25が形成されていない二つの領域がY方向に対向して配置されていることにより、帯状ラベル3の巻回が容易になる。尚、天面部20と蓋側面部21との境界部には、帯状ラベル3の巻回を容易にするための傾斜面26を設けてよい。
天面部20において一対の積み重ね用凸部25の平面視内側には、平坦部27が形成されている。平坦部27の中央部には、上向きに突出した無端状の突条28が形成されている。突条28の平面視の形状(即ち、突条28で囲まれた部位の形状)は任意であって例えば円形であってもよいが、本実施形態では矩形であり、具体的には正方形である。突条28が正方形である場合、その正方形の縦横の2方向はX方向とY方向となる。突条28は、一対の積み重ね用凸部25同士の間に位置している。突条28で囲まれた領域の中心、具体的には、その平面視形状が矩形である場合はその内接円の中心、円形である場合にはその中心(以下、この中心を「突条28の中心」と略記する。)が、蓋2の平面視における中心2aと一致してもよいし、Y方向のうち一方に偏心して設けられていてもよい。本実施形態では、突条28の中心は、Y方向のうちY1方向(第1の方向)に偏心して設けられており、蓋2の平面視における中心2aに対してX方向には偏心していない。
突条28の断面形状は種々であってよく、例えば上側に円弧状に湾曲した形状であってもよいし、断面矩形状であってもよい。突条28には、突条28を横断する切欠部を設けることが好ましい。斯かる切欠部としては、図5における横断溝29、或いは、図16における下向き湾曲部40が挙げられる。横断溝29、下向き湾曲部40は、突条28の周方向に間隔をあけて複数設けられることが好ましい。切欠部を設けると、帯状ラベル3が巻回されても、突条28内の蒸気は切欠部を通って突条28外に容易に排出される。帯状ラベル3の巻回時であっても効率的に蒸気を排出できる点から図16における下向き湾曲部40が特に好ましい。
また、突条28は、逆ドーム形状の凹面部30の周辺を囲む様に形成されているが、図16に示すように、該突条28から連続して延長リブ42が外側に向けて延設されていることが好ましい。延長リブ42は上方に向けて突出している。延長リブ42は、Y方向に沿って延びていることが好ましい。延長リブ42は、X方向に対向して一対設けられることが好ましい。延長リブ42は、収容凹部34のX方向の両側にそれぞれ隣接して設けられることが好ましい。延長リブ42は、収容凹部34のY方向の略全長に亘って延びていることが好ましい。延長リブ42は、段下部41から延びていることが好ましく、段下部41から離れるにつれて、即ち、突条28から離れるについて徐々に高くなっていることが好ましい。尚、収容凹部34は、突条28と連続して接続されて一体的に構成されていることが好ましい。
収容凹部34が平面視略矩形である場合、突条28の一辺と一対の延長リブ42とにより、収容凹部34の三辺が補強される。延長リブ42が突条28からY方向に延びていることにより、天面部20の特にY方向の強度が高まる。ここで、図16~図18のように、突条28に切欠部として、下側に湾曲する下向き湾曲部40を設ける場合、下向き湾曲部40は、突条28を横断している。下向き湾曲部40は、その最も低い部分において平坦部27と同じ高さであることが好ましい。突条28が平面視矩形状である場合には、下向き湾曲部40を平面視矩形状の突条28の各辺部にそれぞれ設けることが好ましい。平面視矩形状の突条28の各角部には一段下がった段下部41を設けることが好ましい。段下部41の高さは、平坦部27よりも一段高いことが好ましい。下向き湾曲部40や段下部41を設けると、帯状ラベル3が巻回されていても、下向き湾曲部40や段下部41から突条28内の蒸気が突条28外へと容易に排出される。
突条28の平面視内側に、蒸気排出用の凹面部30が形成されている。図6及び図17に示す通り、凹面部30は、平坦部27よりも低く設定することができる。凹面部30の周囲を囲むように突条28が形成されている。凹面部30の外縁から上方に向けて凹部壁面31が延びており、凹部壁面31は突条28と連続している。凹部壁面31は、凹面部30の外縁から例えば垂直あるいは拡開して延びている。例えば、図4に示す様に、蓋2の平面視における中心2aに対して、凹面部30の頂点がY方向のうちY1方向に偏心して設けられている。但し、凹面部30は、蓋2の平面視における中心2aに対してY1方向に偏心していなくてもよい。
凹面部30は、容器内側に向けて膨出した湾曲面であり、下側を頂点とした逆ドーム形状である。凹面部30の頂点は、該逆ドーム形状の中心を通るX方向の断面視、及び、Y方向の断面視において最も低くなる箇所であり、図5、図7、図9~図15では、中心30aであって突条28の中心に一致する。凹面部30の平面視における形状は突条28の平面視における形状と対応しており、本実施形態では平面視正方形状である。凹面部30の高さは、図17(a)(b)に示されるように正方形の四つの角部において最も高くなっている。
図5(a)及び図16に凹面部30の拡大図を示している。図6及び図17のように、凹面部30は下向きに湾曲した湾曲面であり、X方向に沿って下向きに湾曲していると共に、Y方向に沿って下向きに湾曲している。凹面部30のX方向の湾曲度合い(曲率半径)と、凹面部30のY方向の湾曲度合い(曲率半径)は等しくてよいが、互いに異なっていてもよい。凹面部30は、全方向に湾曲した球面状であることが好ましい。
凹面部30の曲面に、レーザー長孔32が形成されている。レーザー長孔32は、スリットであって、蓋2を構成しているシートを表裏貫通している。レーザー長孔32は、レーザー加工によってシートを溶融することにより形成される。即ち、レーザー長孔32は、シートが溶融したスリットである。レーザー長孔32の幅W(レーザー長孔32の長さ方向に対して直交する方向のレーザー長孔32の寸法)は、0.3~1mmである。このレーザー長孔32の幅Wは、凹面部30が容器内部の圧力によって大きく必要以上に開口することはなく、容器内部圧力に応じて弁のように機能してその開口面積を僅かに拡大させることにより、容器内の蒸気がレーザー長孔32から適切に容器外部に排出できるという観点から設定されている。レーザー長孔32の幅Wが0.3mm未満であると、蒸気がレーザー長孔32からスムーズに排出されず、また凹面部30が容器内の圧力によって変形しやすくなる。レーザー長孔32の幅Wが1mmを越えると、容器内の圧力が所定圧力に達する前にレーザー長孔32から蒸気が容器外部に多量に排出されることになって、蒸らし効果が得られずに容器内での圧力上昇が不足して加熱時間が長くなり、更には、虫等の異物も混入しやすくなる。レーザー長孔32の幅Wは、特には0.3~0.8mmが好ましく、更には0.3mm~0.7mmであることが、コバエ等の虫の侵入を良好に防止しつつ、蒸気排出を効果的に行うことができる点から好ましい。
レーザー長孔32は複数形成されていてよく、好ましくは2本形成され、本実施形態では、X方向に対向して一対形成されている。一対のレーザー長孔32は、凹面部30のY方向に沿った中心線101(平面視において凹面部30の中心30aを通るY方向に沿った中心線)を対称軸として、線対称に配置されていることが好ましい。また、レーザー長孔32は、平面視において、凹面部30の中心30aに対して、Y1方向とは反対のY2方向(第2の方向)に偏心して設けられていることが好ましい。レーザー長孔32の大部分は、凹面部30のX方向に沿った中心線100(平面視において凹面部30の中心30aを通るX方向に沿った中心線)よりもY2方向に位置していることが好ましい。
レーザー長孔32の形状は種々であってよく、平面視直線状や曲線状、波形状等であってよく、例えば、図13のようなY方向に沿って延びる直線状であってもよいし、図14のようにY方向に対して傾斜した方向に沿って延びる直線状であってもよいし、図15のようにX方向に沿って延びる直線状であってもよい。また、図5、図7、図9、図10、図16のように平面視においてX方向の外側に向けて湾曲した形状であってもよく、図11、図12のように平面視において内側に向けて湾曲した形状であってもよい。特に、平面視において外側に湾曲した形状であることが好ましく、平面視において外側に向けて湾曲した円弧状であることが好ましい。
前記したように、レーザー長孔32の幅Wは、0.3~1mmであるが、その長さは15~40mmであることが疑似的な弁としての機能に優れる点から好ましい。尚、レーザー長孔32の長さとは、例えば図14や図15のようにレーザー長孔32が直線状の場合はその長さであり、例えば図16のようにレーザー長孔32が平面視弧状等の平面視曲線状である場合は、レーザー長孔32の一方の端部32aと他方の端部32bとを直線で結んだ線分32cの長さである。図16では、線分32cを二点鎖線で示している。レーザー長孔32の長さは、特に23~35mmであることが特に好ましい。他方、レーザー長孔32の開口総面積(レーザー長孔32が複数ある場合はそれらの総面積)は、15~40mmであることがであることが適度な内圧を実現し蒸らし効果が高まる点から好ましい。
図5(a)のように、平面視円弧状のレーザー長孔32の円弧の中心33は、凹面部30のX方向に沿った中心線100よりもY2方向に位置していることが好ましい。また、図5(b)のように、レーザー長孔32が平面視円弧状である場合、その円弧の中心角θは好ましくは90~150度である。
更に、一対のレーザー長孔32のY1方向の端部32a同士のX方向の離間距離L1は、一対のレーザー長孔32のY2方向の端部32b同士の間のX方向の離間距離L2よりも長いことが好ましい。つまり、一対のレーザー長孔32同士の間のX方向の離間距離は、レーザー長孔32の大部分において、Y2方向に向けて長くなっていることが好ましい。
図1、図4、図16のように、天面部20の平坦部27には収容凹部34を設けることも好ましい。この収容凹部34には、例えば、各種の小袋を収容できる。小袋には、例えば、容器に収容された食品を味付けするための調味料を入れておくことができる。収容凹部34は、突条28及び凹面部30に隣り合うように設けられることが好ましく、特に突条28及び凹面部30に対してY方向に並んで配置されることが好ましく、中でも、突条28及び凹面部30のY2方向に並んで設けられることが好ましい。収容凹部34の平面視の形状は任意であるが、例えば矩形状であって、特には、X方向に長い長方形状とすることができる。
蓋嵌合部23の形状は種々であってよい。蓋嵌合部23は、例えば、上側ほど内側となる逆テーパ形状であってもよいし、垂直形状や順テーパ形状に、外側に突出した嵌合凸部を設けた形状であってもよい。本実施形態では、蓋嵌合部23は、嵌合凸部を有する構成である。嵌合凸部の断面形状は種々であってよく、例えば、外側に向けて断面視円弧状や台形状に膨出した形状である。嵌合凸部の位置は、蓋嵌合部23の下部や上下方向の中間部、上部等、種々であってよい。
一例としては、蓋嵌合部23は、図2及び図3のように、上下方向に沿って略垂直に延びる蓋嵌合主部23aと、外側に突出した蓋嵌合凸部23bとを有している。蓋嵌合主部23aは、その全体のうちの大部分が蓋嵌合凸部23bよりも上側に位置している。即ち、蓋嵌合凸部23bは、蓋嵌合部23の下部に位置し、蓋嵌合主部23aは、蓋嵌合部23の上部に位置している。
蓋嵌合凸部23bの断面形状は、本体嵌合凹部13bの断面形状に対応していることが好ましい。蓋嵌合凸部23bと本体嵌合凹部13bとは略同一の曲率の曲面を有することが好ましい。蓋嵌合凸部23bは、全周に亘って設けられることが好ましい。更に、蓋嵌合部23は、蓋嵌合主部23aの上側に、即ち、蓋嵌合部23の上端部に、湾曲部23cを有していることが好ましい。湾曲部23cは、蓋嵌合主部23aの上側に接続されている。湾曲部23cは、上下方向に沿って外側凸に湾曲している。
尚、蓋側面部21には、集荷時に蓋2同士を多数積み重ねした際に、蓋2同士が互いにきつく嵌り込んで取れなくなる、いわゆるブロッキング現象を防止するために、ブロッキング防止用の凸部(図示省略)を設けてよい。ブロッキング防止用の凸部は、蓋2毎にその位置をずらして配置しておく。
蓋フランジ部24の形状は任意であるが、本実施形態では、湾曲部23cの上端から外側に向けて略水平に延びるフランジ主部24aと、フランジ主部24aの外縁から下降するスカート部24bと、スカート部24bの下端から外側に延びる蓋縁取り部24cとを有している。尚、図1のように蓋フランジ部24の外縁には、開蓋操作を容易にするための蓋摘み部35を設けてよい。蓋縁取り部24cには、極細の多数の凹凸を形成し、補強するとともに、指などがあたっても、指などを切ることがないようにされていてよい。この凹凸は、正面から拡大して見たときに波形状とされ、多数の山と谷の方向が容器の内外方向に沿っている。また、この凹凸は、例えば、平目ローレット目や綾目ローレット目のようなローレット目によって形成され、さらには、滑りにくいようにするため、綾目ローレット目によって形成することが好ましい。
<閉蓋状態>
図3に閉蓋状態を示している。蓋延在部22は、ステップ部14の上に当接する、あるいは、隙間をあけて対峙する。蓋嵌合凸部23bは、本体嵌合凹部13bに嵌合し、蓋嵌合主部23aは、本体嵌合主部13aに嵌合する。蓋2を容器本体1に装着する際、蓋嵌合凸部23bは、本体嵌合主部13aと摺動しながら下降し、やがて、本体嵌合凹部13bに嵌まり込む。そのため、蓋嵌合凸部23bが本体嵌合凹部13bに嵌まり込む際に、作業者の手にはクリック感が伝わり、そのクリック感によって作業者は蓋2を正規の位置まで装着できたことを知ることができる。また、蓋嵌合凸部23bと本体嵌合凹部13bが互いに略同一の曲率の曲面を有していると、これらの間で面接触となって嵌合強度がより一層高まる。
尚、上記図3に示した閉蓋状態の態様の他、例えば、図19に示す様に、本体嵌合部13が上側ほど内側に向かう逆テーパ形状であり、これと嵌合する蓋嵌合部23が上側ほど内側に向かう逆テーパ形状の形状であってもよい。
更に、例えば、本体嵌合部13を逆テーパ形状とし、蓋嵌合部23を図2に示したような嵌合凸部を有する構成としてもよい。また、蓋嵌合部23が嵌合凸部を有する場合において、その嵌合凸部の上側や下側に、ストレート部ではなく、上下方向に沿って内側に向けて湾曲する湾曲部を有する構成としてもよい。
湾曲部23cは、本体フランジ部12の玉縁状部15に内側から接触する。好ましくは、湾曲部23cは、玉縁状部15に周方向に沿って環状に線接触する。即ち、湾曲部23cは、断面視において、玉縁状部15に点接触する。玉縁状部15は、内外方向に沿って上側凸に湾曲し、湾曲部23cは、上下方向に沿って外側凸に湾曲している。そのため、断面視において、湾曲部23cは、玉縁状部15に内側且つ斜め上方から確実に点接触することができる。このように湾曲部23cが玉縁状部15に接触することにより、湾曲部23cが玉縁状部15に強い圧力で押し付けられることになり、湾曲部23cと玉縁状部15の接触が確実なものとなって、容器本体1と蓋2との間の内嵌合力が増強され、スープ等の染み出し、漏れ出しを良好に防ぐことができる。
蓋フランジ部24は、本体フランジ部12に当接する、あるいは、本体フランジ部12の上側に間隔をあけて対峙する。本実施形態では、蓋フランジ部24は、本体フランジ部12の玉縁状部15の上側に間隔をあけて対峙するが、当接してもよい。
容器本体1には例えばスープ等の液体を含む食材が入れられ、そして、容器本体1に蓋2が装着される。レーザー長孔32の幅が0.3~1mmであるため、異物の侵入を効果的に防ぐことができる。また、凹面部30が逆ドーム形状であるため、外力に対して強く、変形しにくい。また、閉蓋状態の容器同士を上下に積み重ねた際にも、上側の容器が凹面部30に接触しにくい。しかも、凹面部30の周囲には突条28が設けられていて、その突条28が凹面部30を守る防御壁として機能し、上側の容器が凹面部30に接触することを突条28が効果的に阻止する。また、凹面部30の周囲に突条28が設けられていることによって天面部20の強度が一層高まり、天面部20が変形しにくくなる結果、凹面部30も変形しにくくなる。よって、レーザー長孔32が広がってそこから異物が侵入するということを効果的に防止することができる。
また、凹面部30が蓋2の中心2aに対して平面視においてY1方向に偏心して設けられている一方で、レーザー長孔32は、凹面部30の中心30aに対して平面視においてY2方向に偏心して設けられているので、閉蓋状態の容器を傾けた場合にも、レーザー長孔32から液体が漏れ出しにくい。
そして、使用者は、閉蓋状態のまま電子レンジに入れて加熱調理をすることができる。電子レンジで加熱することによって容器内の食材が温められて蒸気が発生し、容器内の圧力が上昇する。レーザー長孔32の幅Wが0.3~1mmであるため、容器内の圧力が所定圧力に高めることができ、蒸らし効果が得られて短時間で加熱調理できる。容器内の圧力が高まっても、蓋嵌合凸部23bが本体嵌合凸部13bに嵌合しているので、蓋2が外れにくく、容器内の圧力を容易に高めることができて、短時間の加熱調理が可能となる。
容器内の圧力が所定圧力まで高まると、レーザー長孔32が圧力に応じて僅かに開口し、蒸気が容器外部にスムーズに排出されて過度の圧力上昇が阻止される。容器内の圧力が高まっても、凹面部30は逆ドーム形状であって且つレーザー長孔32の幅Wが0.3~1mmであるため、レーザー長孔32が僅かに開口しても凹面部30自体は殆ど変形することなくその逆ドーム形状を維持する。そして、凹面部30の逆ドーム形状が維持されるので、所定幅に設計されたレーザー長孔32から設計どおりに蒸気を排出することができ、蒸らし効果を維持しつつスムーズに蒸気を排出することができる。
特に、レーザー長孔32が図7及び図16のように平面視において弧状に外側に湾曲している場合には、容器内部の圧力の上昇した際に、圧力上昇に追随してレーザー長孔32が疑似的な弁のように機能してその開口面積を拡大させることができるため、容器内部の急激な圧力上昇が抑制されることになって、容器本体1からの蓋外れを防止することができる。尚、帯状ラベル3が巻回されている場合には、レーザー長孔32から排出された蒸気は、突条28の切欠部を通って突条の外側へと排出される。
尚、突条28は平面視矩形に限らず、図7及び図8のように平面視円形であってもよい。
1 容器本体
2 蓋
2a 中心
3 帯状ラベル
10 底面部
11 本体側面部
12 本体フランジ部
13 本体嵌合部
13a 本体嵌合主部
13b 本体嵌合凹部
14 ステップ部
15 玉縁状部
16 本体縁取り部
20 天面部
21 蓋側面部
22 蓋延在部
23 蓋嵌合部
23a 蓋嵌合主部
23b 蓋嵌合凸部
23c 湾曲部
24 蓋フランジ部
24a フランジ主部
24b スカート部
24c 蓋縁取り部
25 積み重ね用凸部
26 傾斜面
27 平坦部
28 突条
29 横断溝(切欠部)
30 凹面部
30a 中心
31 凹部壁面
32 レーザー長孔
32a 端部
32b 端部
32c 線分
33 円弧の中心
34 収容凹部
35 蓋摘み部
40 下向き湾曲部(切欠部)
41 段下部
42 延長リブ
100 X方向に沿った中心線
101 Y方向に沿った中心線
Y1 第1の方向
Y2 第2の方向

Claims (5)

  1. 容器本体に内嵌合する、電子レンジ用容器の蓋であって、
    天面部に、下側に膨出した逆ドーム形状の凹面部が設けられ、
    凹面部に、蒸気を排出するための幅が0.3mm~1mmのレーザー長孔が設けられている、電子レンジ用容器の蓋。
  2. レーザー長孔は、平面視において弧状に湾曲している、請求項1記載の電子レンジ用容器の蓋。
  3. 凹面部は、蓋の中心に対して平面視において第1の方向に偏心して設けられ、レーザー長孔は、凹面部の中心に対して平面視において第1の方向とは反対の第2の方向に偏心して設けられている、請求項1又は2記載の電子レンジ用容器の蓋。
  4. 天面部に、凹面部を包囲する、上側に突出した突条が設けられている、請求項1乃至3の何れかに記載の電子レンジ用容器の蓋。
  5. 容器本体と、請求項1乃至4の何れかに記載の蓋とを備えた、電子レンジ用容器。
JP2021205118A 2021-09-09 2021-12-17 電子レンジ用容器の蓋及び電子レンジ用容器 Active JP7210690B1 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021146836 2021-09-09
JP2021146836 2021-09-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7210690B1 JP7210690B1 (ja) 2023-01-23
JP2023039882A true JP2023039882A (ja) 2023-03-22

Family

ID=84978272

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021205118A Active JP7210690B1 (ja) 2021-09-09 2021-12-17 電子レンジ用容器の蓋及び電子レンジ用容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7210690B1 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013112362A (ja) * 2011-11-28 2013-06-10 Fp Corp 包装用容器
JP3203611U (ja) * 2016-01-27 2016-04-07 ダイシン化工株式会社 包装用容器
JP2019167158A (ja) * 2018-03-22 2019-10-03 株式会社エフピコ 包装用容器
JP6612534B2 (ja) * 2015-06-23 2019-11-27 株式会社ギンポーパック 電子レンジ加熱用食品容器
JP2020104898A (ja) * 2018-12-28 2020-07-09 デンカ株式会社 包装容器の蓋体および包装容器

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013112362A (ja) * 2011-11-28 2013-06-10 Fp Corp 包装用容器
JP6612534B2 (ja) * 2015-06-23 2019-11-27 株式会社ギンポーパック 電子レンジ加熱用食品容器
JP3203611U (ja) * 2016-01-27 2016-04-07 ダイシン化工株式会社 包装用容器
JP2019167158A (ja) * 2018-03-22 2019-10-03 株式会社エフピコ 包装用容器
JP2020104898A (ja) * 2018-12-28 2020-07-09 デンカ株式会社 包装容器の蓋体および包装容器

Also Published As

Publication number Publication date
JP7210690B1 (ja) 2023-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6270289B2 (ja) 食品包装用容器
JP2017210238A (ja) 食品包装用容器
KR20080019011A (ko) 벤팅 용기
JP2017128359A (ja) 包装用容器
JP7210690B1 (ja) 電子レンジ用容器の蓋及び電子レンジ用容器
JP2010215259A (ja) 電子レンジ用食品包装容器
JP2010018312A (ja) 食品用包装容器
JP6814831B2 (ja) 食品包装用容器
JP2001122305A (ja) 嵌合容器
JP5364146B2 (ja) 包装用容器
JP6998589B2 (ja) 蓋体
JP6644108B2 (ja) 包装用容器
JP7110457B1 (ja) 電子レンジ用容器の中皿及び電子レンジ用容器
JP7138224B1 (ja) 電子レンジ用容器
JP2023090207A (ja) 電子レンジ用容器の蓋及び電子レンジ用容器
JP6566998B2 (ja) 包装用容器の蓋と包装用容器
JP7065936B1 (ja) 包装用容器
JP5143150B2 (ja) 容器
JP7262512B2 (ja) 電子レンジ用容器の蓋及び電子レンジ用容器
JP5922274B1 (ja) セット販売用の食品包装用容器
JP2019108161A (ja) 包装用容器
JP3220615U (ja) 包装用容器の蓋
JP6570602B2 (ja) 食品包装用容器と蓋付き容器
JP7345592B1 (ja) 食品包装容器
JP3237629U (ja) 食品包装用容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220902

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230111

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7210690

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150