JP2023039751A - リチウムイオン二次電池の製造方法及びリチウムイオン二次電池の製造装置 - Google Patents

リチウムイオン二次電池の製造方法及びリチウムイオン二次電池の製造装置 Download PDF

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峻 奥田
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Abstract

【課題】正極に含まれる金属異物を要因とした短絡の発生を抑制する。【解決手段】組み立てられたリチウムイオン二次電池に対して最初の充電を行う際には、このリチウムイオン二次電池の正極電位Vpについて、その正極への混入が想定される金属異物の溶解電位Vmよりも低い特定電位V0が設定される。更に、この特定電位V0に正極電位Vpが到達するまでは、第1の充電レートα1による高レート充電が実行される。そして、正極電位Vpが特定電位V0に到達した後は、その正極電位Vpが金属異物の溶解電位Vm以上の状態で、上記第1の充電レートα1よりも低い第2の充電レートα2による低レート充電が実行される。【選択図】図4

Description

本発明は、リチウムイオン二次電池の製造方法及びリチウムイオン二次電池の製造装置に関するものである。
従来、非水電解質二次電池の製造方法として、例えば、特許文献1には、正負の電極電位を個別に測定しつつ、その充電電流を制御する構成が開示されている。また、これを利用して、負極電位がリチウムの析出電位を超えないように、その充電電流を減少させる。そして、これにより、そのリチウムの析出を抑えることができる。
また、リチウムイオン二次電池においては、組み立て後に行う最初の充電時、電解液が分解されることで、その負極の表面に被膜が形成される。そして、この被膜の形成によって、更なる電解液の分解が抑制され、及び電極に対するリチウムイオンの挿入・脱離が促進されるようになる。このため、リチウムイオン二次電池の製造においては、このような組み立て後に行う最初の充電工程を、コンディショニング充電と称する。
特開2002-50407号公報
しかしながら、リチウムイオン二次電池においては、上記のようなコンディショニング充電時、例えば、銅等、その正極に混入した金属異物が溶解して負極側に移動する現象が見られる。そして、これにより、この正極に含まれる金属異物を要因として、その負極と正極との短絡が生ずるおそれがある。
上記課題を解決するリチウムイオン二次電池の製造方法は、組み立てられたリチウムイオン二次電池に対して最初の充電を行う際、前記リチウムイオン二次電池の正極電位について、該リチウムイオン二次電池の正極への混入が想定される金属異物の溶解電位よりも低い特定電位を設定し、該特定電位に前記正極電位が到達するまでは、第1の充電レートで前記充電を実行するとともに、前記正極電位が前記特定電位に到達した後、前記正極電位が前記溶解電位以上の状態で、前記第1の充電レートよりも低い第2の充電レートで前記充電を実行する。
上記構成によれば、金属異物の溶解速度が小さく抑えられる。また、これにより、その正極から溶け出した金属異物が電解液中に拡散しやすくなる。その結果、最初の充電時、正極から負極に移動した金属異物が、その負極の表面に対して局所的に析出しないようにすることができる。そして、これにより、その正極に含まれる金属異物を要因とした短絡の発生を抑制することができる。
更に、充電開始から、その正極電位が特定電位に到達するまでの間は、高レート充電が実行される。そして、これにより、その最初の充電に要する時間を短縮することができる。
上記課題を解決するリチウムイオン二次電池の製造方法は、前記正極電位が前記溶解電位に到達した後、該溶解電位を一定時間維持し、その後、前記第2の充電レートによる前記充電を実行することが好ましい。
上記構成によれば、正極に含まれた金属異物の溶解速度が、より小さく抑えられる。つまりは、その正極に混入した金属異物が、ゆっくり溶けるようになる。また、これにより、電解液中に溶け出した金属異物が拡散しやすくなることで、より一層、その負極側に移動した金属異物が局所的に析出し難くなる。そして、これにより、より効果的に、正極に含まれる金属異物に起因した短絡の発生を抑制することができる。
上記課題を解決するリチウムイオン二次電池の製造方法は、前記第2の充電レートによる前記充電の実行時間が前記金属異物の想定溶解完了時間を経過した後、前記第2の充電レートよりも高い第3の充電レートで前記充電を実行することが好ましい。
即ち、正極に含まれる金属異物が全て溶解することにより、その正極側から負極側に向かう金属異物の移動が完了する。従って、上記構成によれば、正極に含まれる金属異物に起因した短絡の発生を抑制しつつ、その最初の充電に要する時間を短縮することができる。
上記課題を解決するリチウムイオン二次電池の製造方法は、前記金属異物として、銅が想定されることが好ましい。
即ち、リチウムイオン二次電池は、最初の充電を行う前の組み立て状態において、その正極に、金属異物として「銅(Cu)」を含む可能性がある。従って、上記構成によれば、効果的に、その正極に含まれる金属異物を要因とした短絡の発生を抑制することができる。
上記課題を解決するリチウムイオン二次電池の製造装置は、組み立てられたリチウムイオン二次電池に対して最初の充電を行う際、前記リチウムイオン二次電池の正極電位について、該リチウムイオン二次電池の正極への混入が想定される金属異物の溶解電位よりも低い特定電位を設定し、該特定電位に前記正極電位が到達するまでは、第1の充電レートで前記充電を実行するとともに、前記正極電位が前記特定電位に到達した後、前記正極電位が前記溶解電位以上の状態で、前記第1の充電レートよりも低い第2の充電レートで前記充電を実行する。
本発明によれば、正極に含まれる金属異物を要因とした短絡の発生を抑制することができる。
電池の斜視図である。 電極体の分解図である。 充電装置の概略構成図である。 第1の実施形態におけるコンディショニング充電の態様を示すグラフである。 比較例のコンディショニング充電時に生ずる金属異物の析出メカニズムについての説明図である。 実施例のコンディショニング充電時に生ずる金属異物の析出メカニズムについての説明図である。 第2の実施形態におけるコンディショニング充電の態様を示すフローチャートである。 第3の実施形態におけるコンディショニング充電の態様を示すグラフである。 各実施例の効果を比較する説明図である。
[第1の実施形態]
以下、電池の製造方法及び製造装置に関する第1の実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、リチウムイオン二次電池1は、正極3、負極4、及びセパレータ5を一体化した電極体10と、この電極体10を収容するケース20と、を備えている。そして、リチウムイオン二次電池1は、そのケース20内の電極体10に、図示しない非水性の電解液を含浸させた構成を有している。
詳述すると、本実施形態のリチウムイオン二次電池1において、正極3、負極4、及びセパレータ5は、シート状の外形を有して積層される。そして、これら正極3、負極4、及びセパレータ5の積層体を捲回することにより、正極3と負極4との間にセパレータ5を挟み込む状態で、その径方向に正負の電極とセパレータ5とが交互に並ぶ電極体10が形成されている。
また、本実施形態のケース20は、扁平略四角箱状のケース本体21と、このケース本体21の開口端21xを閉塞する蓋部材22と、を備えている。そして、本実施形態の電極体10は、径方向外側から押圧されることにより、そのケース20の箱形状に対応する扁平した外形を有するものとなっている。
さらに詳述すると、図2に示すように、本実施形態のリチウムイオン二次電池1において、正極3及び負極4は、シート状の外形を有した集電体31と、この集電体31上に積層された電極活物質層32と、を備えた電極シート35としての構成を有している。
具体的には、アルミニウム等を素材とする正極集電体31P上に、正極活物質となるリチウム遷移金属酸化物を含んだスラリーを塗工することにより、その正極活物質層32Pを備えた正極3用の電極シート35Pが形成される。また、銅等を素材とする負極集電体31N上に、負極活物質となる炭素系材料を含んだスラリーを塗工することにより、その負極活物質層32Nを備えた負極4用の電極シート35Nが形成される。更に、本実施形態のリチウムイオン二次電池1において、これら正負の電極シート35P,35Nは、帯状に整形される。そして、本実施形態の電極体10は、セパレータ5を挟んで積層された正負の電極シート35P,35Nを捲回することにより形成されている。
図1に示すように、ケース20の蓋部材22には、ケース20の外側に突出する正極端子37及び負極端子38が設けられている。また、図2に示すように、正負の電極を構成する各電極シート35には、それぞれ、その集電体31上に電極活物質層32が形成されていない未塗工部39が形成されている。そして、本実施形態のリチウムイオン二次電池1は、これらの未塗工部39を利用して、その電極シート35Pと正極端子37とが電気的に接続され、及び、その電極シート35Nと負極端子38とが電気的に接続される構成となっている。
更に、リチウムイオン二次電池1のケース20内には、電解液が注入される。即ち、リチウムイオン二次電池としての構成を有するリチウムイオン二次電池1の電解液には、有機溶媒中に支持塩となるリチウム塩を溶解させたものが用いられている。そして、本実施形態のリチウムイオン二次電池1は、これにより、そのケース20内に封缶された電極体10に対して電解液が含浸される状態で、個々のセル40、即ち単電池が形成される構成となっている。
また、リチウムイオン二次電池1においては、このようにして組み立てられたセル40に対して最初の充電が行われることにより、その負極4の表面に被膜が形成される。更に、この被膜の形成によって、更なる電解液の分解が抑制され、及び電極に対するリチウムイオンの挿入・脱離が促進される。そして、リチウムイオン二次電池1は、これによりコンディショニング充電と称される最初の充電によって、その安定した充放電性能が担保される構成となっている。
以下、このような組み立てられたリチウムイオン二次電池に対する最初の充電、即ちコンディショニング充電の態様について説明する。
(充電装置)
図3に示すように、本実施形態においては、同図に示すような充電装置50を製造装置に用いて、そのリチウムイオン二次電池1のコンディショニング充電が実行される。
詳述すると、本実施形態の充電装置50は、充電対象となるリチウムイオン二次電池1の充電制御を実行する充電制御部51を備えている。また、この充電装置50には、電圧センサ52、電流センサ53、及び、温度センサ54が設けられている。更に、この充電装置50は、これら各センサの出力信号に基づいて、その電圧を監視する電圧監視部55、電流を監視する電流監視部56、温度を監視する温度監視部57、及びSOC(State of Charge)を監視するSOC監視部58を備えている。そして、本実施形態の充電装置50は、これにより、リチウムイオン二次電池1の状態に応じて、その充電制御部51が、このリチウムイオン二次電池1の充電制御を実行することのできる構成となっている。
具体的には、本実施形態の充電装置50は、リチウムイオン二次電池1の充電時、例えば、その充電レートαを自在に制御することができる。更に、この充電装置50は、例えば、その充電時、リチウムイオン二次電池1の正極電位Vp等も制御することができる。そして、本実施形態においては、この充電装置50の機能を利用して、そのリチウムイオン二次電池1のコンディショニング充電が実行される。
(実施例)
次に、本実施形態におけるコンディショニング充電の態様について説明する。
図4に示すように、本実施形態においては、上記のように組み立てられたリチウムイオン二次電池1に対する最初の充電、即ちコンディショニング充電は、その充電レートαを第1の充電レートα1に設定した高レート充電で開始される。また、これにより、正極電位Vpの上昇を伴いながら、リチウムイオン二次電池1のSOCが増加する。そして、これにより、このリチウムイオン二次電池1の充電が進むことになる。
また、本実施形態においては、コンディショニング充電を行う際、リチウムイオン二次電池1の正極電位Vpについて、その正極3への混入が想定される金属異物Mの溶解電位Vmよりも低い特定電位V0が設定される(V0<Vm)。具体的には、本実施形態のリチウムイオン二次電池1は、最初の充電を行う前の組み立て状態において、その正極3に、金属異物Mとして「銅(Cu)」を含む可能性がある。そして、本実施形態においては、この正極3への混入が想定される「銅(Cu)」について、その正極電位Vpの上昇により溶解する値が、その金属異物Mの溶解電位Vmとして設定されている。
更に、本実施形態においては、リチウムイオン二次電池1の正極電位Vpが上記特定電位V0に到達することで、その充電レートαが、第1の充電レートα1から、この第1の充電レートα1よりも低い第2の充電レートα2に切り替えられる(α2<α1)。そして、これにより、正極電位Vpが特定電位V0に到達した後、その正極電位Vpが金属異物Mの溶解電位Vm以上の状態では、この第2の充電レートα2による低レート充電が実行される構成になっている。
具体的には、本実施形態のリチウムイオン二次電池1においては、コンディショニング充電の開始時、その高レート充電を行うために設定される第1の充電レートα1は、「4.5C」となっている。そして、正極電位Vpが特定電位V0に到達した後、溶解電位Vm以上において、その低レート充電を行うために設定される第2の充電レートα2は、「0.1C」となっている。
尚、この場合において、その充電レートαの単位に用いる「Cレート」は、「一時間の定電流充電で満充電となる二次電池の公称容量値」に相当する電流量である。従って、この「Cレート」の値が大きいほど、充電に要する時間が短くなり、その値が小さいほど、充電に要する時間が長くなる。但し、充電レートαが高すぎる場合には、電池性能に影響を与える可能性があるため、上記第1の充電レートα1は、好ましくは「5C」以下に設定することが望まれる。そして、充電時間が長くなりすぎないように、その第1の充電レートα1は、「3C」以上に設定することが好ましい。
(作用)
次に、本実施形態の作用について説明する。
先ず、比較例として、従来技術のコンディショニング充電について説明する。
図5に示す比較例のコンディショニング充電は、その充電開始から満充電まで、一定の充電レートαで行われる。尚、この比較例における充電レートαは、例えば、上記実施例において、その高レート充電を行うために設定される第1の充電レートα1と同じ、「4.5C」に設定される。そして、これにより、この比較例においても、リチウムイオン二次電池1の組み立て後に行われる最初の充電過程において、このリチウムイオン二次電池1の電解液が分解されることにより、その負極4の表面に被膜が形成される。
また、このコンディショニング充電時、リチウムイオン二次電池1の正極電位Vpは、その充電が進むことにより上昇する。更に、この正極電位Vpが、リチウムイオン二次電池1の正極3への混入が想定される金属異物Mの溶解電位Vmに到達することにより、その金属異物Mが電解液中に溶解する。そして、この電解液に溶解した金属異物Mが負極4側に移動することで、その負極4の表面に金属異物Mが析出することになる。
ここで、この比較例においては、正極電位Vpが金属異物Mの溶解電位Vmに到達した後においても、そのリチウムイオン二次電池1に対する高レート充電が維持される。このため、その正極電位Vpが溶解電位Vm以上となることにより生ずる金属異物Mの溶解速度もまた大きなものとなる。つまり、正極3から溶け出した金属異物Mは、電解液中であまり拡散することなく、その負極4側に移動する。そして、これにより、その負極4側に移動した金属異物Mが、負極4の表面に対して局所的に析出しやすくなる。
更に、このような局所的な析出によって、その負極4側に析出した金属異物Mが正極3側に伸長しやすくなる。そして、これにより、その正極3と負極4との間に短絡が生ずる可能性がある。
一方、図6に示すように、本実施形態では、コンディショニング充電時、正極電位Vpが金属異物Mの溶解電位Vmに到達した後は、低レート充電が行われる。即ち、リチウムイオン二次電池1に対する充電レートαを低くすることで、溶解電位Vm以上の正極電位Vpにおいても、その金属異物Mの溶解速度が小さく抑えられる。また、これにより、その正極3から溶け出した金属異物Mが電解液中に拡散することで、負極4側に移動した金属異物Mが局所的に析出し難くなる。そして、本実施形態では、これにより、その正極3に含まれる金属異物Mに起因した短絡の発生を抑制することが可能になっている。
即ち、正極電位Vpが金属異物Mの溶解電位Vmである場合において、その低レート充電を行うために設定される第2の充電レートα2は、このような負極4側に移動した金属異物Mの局所的な析出を抑制できる値となっている。
具体的には、例えば、この第2の充電レートα2は、「1C」以下であることが好ましく、より好ましくは「0.5C」以下であることが望ましい。また、この第2の充電レートα2を、「0.3C」以下、更には「0.1C」以下と、より低い値に設定することで、より効果的に、その局所的な金属異物Mの抑制効果が得られる。そして、本実施形態においては、リチウムイオン二次電池1の製造におけるタクトタイムを考慮して、この第2の充電レートα2が、上記「0.1C」に設定されている。
次に、本実施形態の効果について説明する。
(1)組み立てられたリチウムイオン二次電池1に対して最初の充電を行う際には、このリチウムイオン二次電池1の正極電位Vpについて、その正極3への混入が想定される金属異物Mの溶解電位Vmよりも低い特定電位V0が設定される。更に、この特定電位V0に正極電位Vpが到達するまでは、第1の充電レートα1による高レート充電が実行される。そして、正極電位Vpが特定電位V0に到達した後は、その正極電位Vpが金属異物Mの溶解電位Vm以上の状態で、上記第1の充電レートα1よりも低い第2の充電レートα2による低レート充電が実行される。
上記構成によれば、最初の充電時、正極3から負極4に移動した金属異物Mが、その負極4の表面に対して局所的に析出しないようにすることができる。そして、これにより、その正極3に含まれる金属異物Mを要因とした短絡の発生を抑制することができる。
更に、充電開始から、その正極電位Vpが特定電位V0に到達するまでの間は、高レート充電が実行される。そして、これにより、その最初の充電に要する時間を短縮することができる。
また、リチウムイオン二次電池1においては、正極電位Vpが特定電位V0に到達する前の高レート充電時に、その負極4の表面に被膜が形成される。更に、リチウムイオン二次電池1の正極3に混入した金属異物Mは、その正極電位Vpが溶解電位Vm以上となることにより溶解する。このため、高レート充電時には、特段、その充電状態を操作する必要性が生じない。そして、これにより、安定的な被膜の形成状態を確保することで、安定した電池性能を得ることができる。
(2)金属異物Mとしては、「銅(Cu)」が想定される。
即ち、リチウムイオン二次電池1は、最初の充電を行う前の組み立て状態において、その正極3に、金属異物Mとして「銅(Cu)」を含む可能性がある。従って、上記構成によれば、効果的に、その正極3に含まれる金属異物Mを要因とした短絡の発生を抑制することができる。
(3)第1の充電レートα1は「4.5C」に設定される。そして、第2の充電レートα2は「0.1C」に設定される。
上記構成によれば、充電時間の短縮化を図りつつ、効果的に、その正極3に含まれる金属異物Mを要因とした短絡の発生を抑制することができる。
[第2の実施形態]
以下、リチウムイオン二次電池の製造方法及び製造装置に関する第2の実施形態を図面に従って説明する。尚、説明の便宜上、上記第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略することとする。
図7に示すように、本実施形態においては、充電の進行により、SOCの増加とともに上昇する正極電位Vp(図4参照)が金属異物Mの溶解電位Vmに到達した後(ステップ101)、その正極電位Vpについて、電圧ホールドが実行される。
具体的には、本実施形態においては、上記のように金属異物Mの溶解電位Vmに到達した正極電位Vpが、その溶解電位Vmに維持される(Vp=Vm、ステップ102)。より詳しくは、CCCV充電の実行によって、その正極電位Vpが溶解電位Vmに維持される。更に、予め定められた一定時間t0、この溶解電位Vmを維持する状態が継続したか否かが判定される(ステップ103)。そして、このステップ103において、その正極電位Vpを金属異物Mの溶解電位Vmに維持した時間が一定時間t0に満たないと判定した場合(ステップ103:NO)には、上記ステップ102及びステップ103の処理が繰り返される。
また、本実施形態においては、上記ステップ103において、一定時間t0、正極電位Vpを金属異物Mの溶解電位Vmに維持したと判定した場合(ステップ103:YES)に、その電圧ホールドが解除される。そして、その後、上記第1の実施形態と同様、正極電位Vpが金属異物Mの溶解電位Vm以上の状態で、充電開始時の第1の充電レートα1よりも低い第2の充電レートα2での低レート充電が実行される構成になっている(ステップ104)。
即ち、金属異物Mの溶解電位Vmに到達した正極電位Vpを、その溶解電位Vmに維持することで、正極3に含まれた金属異物Mの溶解速度が、より小さく抑えられる。つまりは、その正極3に混入した金属異物Mが、ゆっくり溶けるようになる。また、これにより、電解液中に溶け出した金属異物Mが拡散しやすくなることで、より一層、その負極4側に移動した金属異物Mが局所的に析出し難くなる。そして、本実施形態では、これを利用して、より効果的に、その正極3に含まれる金属異物Mに起因した短絡の発生を抑制することが可能になっている。
尚、本実施形態において、その特定電位V0、即ちコンディショニング充電の開始から実行される高レート充電の終了電位は、例えば、金属異物Mの溶解電位Vmと略等しい値に設定される。これにより、正極電位Vpが金属異物Mの溶解電位Vmに到達した後、速やかに、その第1の充電レートα1による高レート充電から、CCCV充電による電圧ホールド状態に移行する。
また、溶解電位Vmを維持する継続時間としての上記一定時間t0は、その正極3に含まれる金属異物Mが、より多く、溶解液中に溶け出すことのできる時間であることが望ましい。そして、本実施形態においては、リチウムイオン二次電池1の製造におけるタクトタイムを考慮した上で、この一定時間t0が最適な値に設定されている。
更に、金属異物Mの溶解電位Vmに到達した正極電位Vpを、その溶解電位Vmに維持する間については、リチウムイオン二次電池1のSOCが略変化しない。このため、本実施形態においてもまた、そのSOCの増加に応じた正極電位Vp及び負極電位Vnの推移を示すグラフは、上記第1の実施形態と略同様の波形を示すものとなっている(図4参照)。
[第3の実施形態]
以下、リチウムイオン二次電池の製造方法及び製造装置に関する第3の実施形態を図面に従って説明する。尚、説明の便宜上、上記第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略することとする。
図8に示すように、本実施形態においても、コンディショニング充電時には、上記第1の実施形態と同様、正極電位Vpが金属異物Mの溶解電位Vm以上の状態で、その第2の充電レートα2による低レート充電が実行される。また、本実施形態においては、このような溶解電位Vm以上で低レート充電を実行した場合に、その正極3に含まれる金属異物Mが完全に溶解するまでの予想時間が、想定溶解完了時間Txとして設定される。そして、第2の充電レートα2による低レート充電の実行時間が、この想定溶解完了時間Txを経過した後、そのリチウムイオン二次電池1の充電レートαを、より高い第3の充電レートα3に切り替える構成になっている。
具体的には、上記想定溶解完了時間Txは、例えば、正極3への混入が想定される金属異物Mの大きさや、低レート充電時の充電レートαに設定する第2の充電レートα2等から算出される。そして、低レート充電後に実行する高レート充電時、その充電レートαに設定される第3の充電レートα3の値については、例えば、充電開始後の高レート充電時に設定される第1の充電レートα1と同じ「4.5C」程度に設定される。
即ち、上記第1の実施形態と同様、正極電位Vpが金属異物Mの溶解電位Vm以上の状態で第2の充電レートα2による低レート充電を実行することで、局所的な析出を抑制しつつ、その正極3に混入した金属異物Mを負極4側に移動させることができる。そして、この正極3側から負極4側に向かう金属異物Mの移動は、その正極3に含まれる金属異物Mが全て溶解することにより完了する。
この点を踏まえ、本実施形態においては、正極3に混入した金属異物Mについて、その負極4側への移動が完了した後、つまりは想定溶解完了時間Txの経過後、上記のように、そのリチウムイオン二次電池1に対する充電レートαが変更される。そして、これにより、第2の充電レートα2による低レート充電から、第3の充電レートα3での高レート充電に切り替えることで、そのコンディショニング充電の所要時間を短縮することが可能になっている。
[各実施例の比較]
次に、上記各実施形態に記載したコンディショニング充電の実施例について、その効果を比較する。尚、以下、説明の便宜上、上記第1の実施形態に記載した実施例を「実施例1」、上記第2の実施形態に記載した実施例を「実施例2」、上記第3の実施形態に記載した実施例を「実施例3」とする。そして、これらの各実施例と併せ、そのコンディショニング充電の開始から満充電まで一定の充電レートでの高レート充電を実行する従来技術の形態を「比較例」として例示する。
図9に示すように、これらの各実施例において、高レート充電時の充電レートαである第1の充電レートα1及び第3の充電レートα3は、それぞれ、「4.5C」とし、低レート充電時の充電レートαである第2の充電レートα2は、「0.1C」とした。また、特定電位V0については、金属異物Mの溶解電位Vmと略等しい値とする。そして、これにより、正極電位Vpが特定電位V0に到達するまで、そのコンディショニング充電の開始から第1の充電レートα1で高レート充電が実行されるものとした。
即ち、「実施例1」「実施例2」「実施例3」の何れについても、正極電位Vpが溶解電位Vm以上の状態で第2の充電レートα2での低レート充電を実行することにより、その正極3に含まれる金属異物Mを要因とした短絡の抑制効果が得られる。そして、特に「実施例2」においては、正極電位Vpが金属異物Mの溶解電位Vmに到達した後、一定時間t0、その溶解電位Vmを維持することにより、より顕著な短絡抑制効果を得ることが可能になっている。
また、このような第2の充電レートα2での低レート充電を実行した場合には、そのコンディショニング充電の所要時間が長くなりやすい。しかしながら、この点についても、「実施例3」のように、想定溶解完了時間Txの経過後、第2の充電レートα2による低レート充電から、第3の充電レートα3による高レート充電に切り替えることで、充電時間の短縮化を図ることが可能である。そして、これにより、製造コストの上昇を抑えつつ、その正極3に含まれる金属異物Mを要因とした短絡の発生を抑制して、高い信頼性を確保することができる。
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・特定電位V0は任意に変更してもよい。金属異物Mの溶解電位Vmよりも低い値であればよい(V0<Vm)。但し、コンディショニング充電の所要時間を短縮化する観点では、より金属異物Mの溶解電位Vmに近い値に、その特定電位V0を設定するとよい。これにより、その第1の充電レートα1による高レート充電の実行区間を長くして充電時間の短縮化を図ることができる。
・上記実施形態では、正極3に含まれる金属異物Mとして「銅(Cu)」が想定されることとしたが、「銅」以外の金属異物Mを想定して、その溶解電位Vmを設定してもよい。
・また、正極電位Vpが特定電位V0に到達した時点で、その充電レートαを第1の充電レートα1から第2の充電レートα2に切り替えてもよく、その正極電位Vpが特定電位V0から溶解電位Vmに到達するまでの間を充電レートαの移行区間としてもよい。即ち、第2の充電レートα2による低レート充電を実行する状態で、その正極電位Vpが溶解電位Vmに到達する構成でもよく、溶解電位Vmへの到達によって、その第2の充電レートα2での低レート充電が開始される構成であってもよい。正極電位Vpが金属異物の溶解電位Vm以上の状態で、充電開始時の第1の充電レートα1よりも低い第2の充電レートα2での低レート充電が実行される構成であればよい。
・上記各実施形態では、第1の充電レートα1を「4.5C」とし、第2の充電レートα2を「0.1C」としたが、これらの値は、任意に変更してもよい。更に、これらの第1の充電レートα1及び第2の充電レートα2は、それぞれ、必ずしも固定値でなくともよい。即ち、第1の充電レートα1よりも第2の充電レートα2が低い範囲において、これらのうちの何れか一方、又は両方が変動する値であってもよい。そして、第3の充電レートα3についてもまた、必ずしも第1の充電レートα1と等しい値でなくともよく、任意に設定してもよい。
・また、上記第2の実施形態に記載の構成と上記第3の実施形態に記載の構成とを組み合わせて実行してもよい。即ち、正極電位Vpが金属異物Mの溶解電位Vmに到達した後、一定時間t0、その溶解電位Vmを維持するとともに、想定溶解完了時間Txの経過後、第2の充電レートα2による低レート充電から、第3の充電レートα3での高レート充電に切り替えてもよい。このような構成を採用することで、より効果的に、正極3に含まれる金属異物Mを要因とした短絡の発生を抑制することができるとともに、併せて、その充電時間を短縮することができる。
・更に、このように上記第2の実施形態に記載の構成と上記第3の実施形態に記載の構成とを組み合わせて実行する場合においても、その正極電位Vpを溶解電位Vmに維持する一定時間t0については、任意に設定してもよい。尚、この場合、その溶解電位Vmを維持する一定時間t0が長いほど、その想定溶解完了時間Txが短くなる。
1…リチウムイオン二次電池
3…正極
Vp…正極電位
M…金属異物
Vm…溶解電位
V0…特定電位
α1…第1の充電レート
α2…第2の充電レート

Claims (5)

  1. 組み立てられたリチウムイオン二次電池に対して最初の充電を行う際、前記リチウムイオン二次電池の正極電位について、該リチウムイオン二次電池の正極への混入が想定される金属異物の溶解電位よりも低い特定電位を設定し、該特定電位に前記正極電位が到達するまでは、第1の充電レートで前記充電を実行するとともに、前記正極電位が前記特定電位に到達した後、前記正極電位が前記溶解電位以上の状態で、前記第1の充電レートよりも低い第2の充電レートで前記充電を実行するリチウムイオン二次電池の製造方法。
  2. 前記正極電位が前記溶解電位に到達した後、該溶解電位を一定時間維持し、その後、前記第2の充電レートによる前記充電を実行する
    請求項1に記載のリチウムイオン二次電池の製造方法。
  3. 前記第2の充電レートによる前記充電の実行時間が前記金属異物の想定溶解完了時間を経過した後、前記第2の充電レートよりも高い第3の充電レートで前記充電を実行する
    請求項1又は請求項2に記載のリチウムイオン二次電池の製造方法。
  4. 前記金属異物として、銅が想定される
    請求項1~請求項3の何れか一項に記載のリチウムイオン二次電池の製造方法。
  5. 組み立てられたリチウムイオン二次電池に対して最初の充電を行う際、前記リチウムイオン二次電池の正極電位について、該リチウムイオン二次電池の正極への混入が想定される金属異物の溶解電位よりも低い特定電位を設定し、該特定電位に前記正極電位が到達するまでは、第1の充電レートで前記充電を実行するとともに、前記正極電位が前記特定電位に到達した後、前記正極電位が前記溶解電位以上の状態で、前記第1の充電レートよりも低い第2の充電レートで前記充電を実行する
    リチウムイオン二次電池の製造装置。
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