JP2023038965A - 可動部材固定装置、投影装置、及び可動部材の固定方法 - Google Patents

可動部材固定装置、投影装置、及び可動部材の固定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2023038965A
JP2023038965A JP2021145853A JP2021145853A JP2023038965A JP 2023038965 A JP2023038965 A JP 2023038965A JP 2021145853 A JP2021145853 A JP 2021145853A JP 2021145853 A JP2021145853 A JP 2021145853A JP 2023038965 A JP2023038965 A JP 2023038965A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable member
housing
fixing device
fixing
screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021145853A
Other languages
English (en)
Inventor
純 三上
Jun Mikami
幸栄 大野
Yukie Ono
泰弘 津雪
Yasuhiro Tsuyuki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2021145853A priority Critical patent/JP2023038965A/ja
Publication of JP2023038965A publication Critical patent/JP2023038965A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】レンズ鏡筒周りに取り付けた後に可動部材の調整や固定が可能な可動部材固定装置、投影装置、及び可動部材の固定方法を提供する。【解決手段】可動部材固定装置50は、第1ねじ部材61及び第2ねじ部材62と、レンズ鏡筒を収納する筐体に押し付けられて筐体に固定される筐体固定部52と、第1ねじ部材61の締結に伴って移動することにより筐体固定部52を筐体に対して押し付ける押付部56と、第2ねじ部材62の締結に伴って移動することにより筐体が有する調整リングを押圧して調整リングを固定する可動部材固定部56と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、可動部材固定装置、投影装置、及び可動部材の固定方法に関する。
従来から、ズーム調整やフォーカス調整を手動で行うためのレンズ鏡筒に設けられる調整リング等の可動部材(調整部材)を固定するために、レンズ鏡筒周りに着脱可能に取り付けられる可動部材固定装置が提案されている。例えば、特許文献1には、プロジェクターの投写レンズが備えるレンズ鏡筒のフォーカスリングの外周側に着脱可能に取り付けられる固定部材が開示されている。固定部材は、フォーカスリングの凸部及びフォーカスリングのローレット部を利用して取り付けられる。これにより、固定部材によってフォーカスリングとズームリングの相対回転が規制され、ズームレンズの光軸方向の位置のずれが規制される。
特開2019-132940号公報
上記従来の固定部材では、固定部材をレンズ鏡筒周りに取り付けることにより、フォーカスリング及びズームリングが固定される。このため、固定部材をレンズ鏡筒周りに取り付けた後に再度ズーム調整が必要になった場合に、固定部材をレンズ鏡筒周りから一旦取り外す必要があった。
本発明は、レンズ鏡筒周りに取り付けた後に可動部材の調整や固定が可能な可動部材固定装置、及び投影装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様の可動部材固定装置は、締結部材と、レンズ鏡筒を収納する筐体に押し付けられて該筐体に固定される筐体固定部と、締結部材の締結に伴って移動することにより前記筐体固定部を前記筐体に対して押し付ける押付部と、締結部材の締結に伴って移動することにより筐体が有する可動部材を押圧して該可動部材を固定する可動部材固定部と、を備える。
本発明によれば、レンズ鏡筒周りに取り付けた後に可動部材の調整や固定が可能な可動部材固定装置、投影装置、及び可動部材の固定方法を提供することができる。
実施形態に係る可動部材固定装置が取り付けられた投影装置の外観を示す斜視図である。 実施形態に係る可動部材固定装置が取り付けられた投影装置の開口部を拡大した部分平面図である。 実施形態に係る可動部材固定装置の斜視図である。 実施形態に係る可動部材固定装置の分解斜視図である。 実施形態に係る可動部材固定装置を第1ねじ部材側から視た斜視図であり、(a)は第1ねじ部材を締結する前の状態を示し、(b)は第1ねじ部材を締結した後の状態を示す。 実施形態に係る可動部材固定装置を第2ねじ部材側から視た斜視図であり、(a)は第2ねじ部材を締結する前の状態を示し、(b)は第2ねじ部材を締結した後の状態を示す。 実施形態に係る可動部材固定装置を投影装置に取り付ける前の状態の図2のVII-VII断面に相当する断面図である。 実施形態に係る可動部材固定装置を投影装置に固定する前の状態(第1ねじ部材を締結する前の状態)の断面図であり、(a)は図2のVII-VII断面に相当する断面図であり、(b)は図2のVIII-VIII断面に相当する断面図である。 実施形態に係る可動部材固定装置を投影装置に固定した後の状態(第1ねじ部材を締結した後の状態)の断面図であり、(a)は図2のVII-VII断面に相当する断面図であり、(b)は図2のVIII-VIII断面に相当する断面図である。 実施形態に係る可動部材固定装置を投影装置に固定して且つ調整リングを固定した後の状態(第2ねじ部材を締結した後の状態)の断面図であり、図2のVII-VII断面に相当する断面図である。
以下、図1~図10を参照して本発明の実施形態について説明する。図1に示すように、投影装置10は、左右方向を長手方向とする略長矩形箱状に6面(上面20a、下面20b、左側面20c、右側面20d、前面20e、後面20f)を有する筐体20を備える。投影装置10は、前面20e側に投影口11を有する。投影装置10は、投影口11から投影光Lを出射する。なお、以下の説明においては、投影装置10における左右とは投影口11からの投影光Lの出射方向に対しての左右方向を示し、前後とは投影装置10の投影光Lの進行方向に対しての前後方向を示す。
筐体20は、上面20aと右側面20dの一部を備える上ケース21と、下面20bと右側面20dの一部を備える下ケース22とを有する。筐体20は、前側に前側パネル23、後側に後側パネル24、左側に左側パネル25を有する。前側パネル23は、筐体20の左前角部20gまで延在し、左前角部20gは角R状とされる。また、前側パネル23には、投影口11の投影口開口部23a、吸気口23b及び排気口23cが設けられる。後側パネル24は、左後角部20hまで延在し、左後角部20hは角R状とされる。後側パネル24には、図示しないが、吸気口や画像入出力用のコネクタ等の接続口が設けられる。
筐体20の上ケース21及び下ケース22における右側面20dとの接続部である縁部21a,22aは、角R状の曲面状とされる。なお、筐体20の縁部21a,22a以外の縁部(例えば、上面20aと左側面20cとによる縁部など)は、略直角状である。上ケース21の上面20aには、投影装置10の設定等を行うことができる操作パネル21bが設けられる。また、下ケース22における右側面20dには、図示しない電源プラグの接続口が設けられる。
図1、図2に示すように、投影装置10の筐体20には、光軸をLCとするレンズ鏡筒80が収納されている。レンズ鏡筒80には、可動可能な可動部材(調整部材)とされる調整リング30(フォーカス調整リング31及びズーム調整リング32)がレンズ鏡筒80側に設けられている。フォーカス調整リング31及びズーム調整リング32は、光軸LC周りに、光軸LC方向から見て略半円弧のリング状に設けられて(図7~図10参照)、手指を掛ける大径部31a(図8(b)参照)の外周にはローレットが施されている。図8(b)等に示すように、フォーカス調整リング31の後方の小径部31bは延設されて、開口するズーム調整リング32の大径部32aの前側の内径部に挿入されている。図1及び図2に示すように、筐体20の上面20aの左前角部には、略矩形の開口部20a1が設けられている。開口部20a1は、調整リング30(フォーカス調整リング31及びズーム調整リング32)を操作するために開口され、調整リング30を臨む。
図7等に示すように、開口部20a1の前後方向に延在し、且つ左右で対向して配置される縁部201は、それぞれ、調整リング30に向かって下方に傾斜する。下方に傾斜する縁部201の先端面202は、平坦面状に形成され、調整リング30と1mm以下の隙間S1を有する。また、フォーカス調整リング31とズーム調整リング32との間における縁部201の下面には、板面が光軸LCと直交するように、仕切り板203が上ケース21の下面から立設する。また、図8(b)等に示すように、開口部20a1の左右方向に延在する前後で対向して配置される縁部204は、それぞれ、水平な板状端面として形成される。
筐体20の開口部20a1には、フォーカス調整リング31及びズーム調整リング32を固定するための可動部材固定装置50が着脱可能に取り付けられ、固定される。フォーカス調整リング31やズーム調整リング32が可動部材固定装置50により回動しないように固定された投影装置10は、例えば、ゲーム機等の組込みシステムに設けられる。この場合、投影光が投影されるスクリーンと投影装置10との距離が固定的に設定される。従って、ユーザにてフォーカスやズームの調整を行う必要がなく、よって運搬時にフォーカス調整リング31やズーム調整リング32が回動してズレないようにするため、可動部材固定装置50によりフォーカス調整リング31やズーム調整リング32が固定される。
次に、図3及び図4を参照して、可動部材固定装置50の構成について説明する。可動部材固定装置50は、板金材料により一体的に形成される筐体固定部52と、筐体固定部52に対して移動可能に取り付けられる可動部材固定部54と、板金材料により一体的に形成され、筐体固定部52と可動部材固定部54の間に配置される押付部56と、第1ねじ部材(締結部材)61と、第1ねじ部材61より長軸の第2ねじ部材(締結部材)62とを備える。第1ねじ部材61及び第2ねじ部材62は、可動部材固定装置50を投影装置10に取り付けた際に、いずれもねじ軸が上下方向に沿った形で前後に並列配置され、ワッシャ63を介して取り付けられる。なお、以下の説明においては、可動部材固定装置50の左右、前後、上下とは、投影装置10に取り付けられた状態における可動部材固定装置50の左右方向、前後方向、上下方向を示す。
筐体固定部52は、上面板52aと、上面板の左右端縁から伸びる一対の側面板52bとを有する。上面板52aは、平面視において略長方形状の平板状をなしており、可動部材固定装置50において上側に位置する。上面板52aは、第1ねじ部材61が遊嵌される第1貫通孔52a1と、第2ねじ部材62が遊嵌される第2貫通孔52a2とを有する。第1貫通孔52a1と第2貫通孔52a2は、開口径が第1ねじ部材61及び第2ねじ部材62のねじ部の径よりも大きくされており、第1ねじ部材61及び第2ねじ部材62の頭部の径よりも小さくされている。第1貫通孔52a1と第2貫通孔52a2は、上面板52aの略中央部に前後方向に沿って並列状に設けられている。
一対の側面板52bは、上面板52aを介して左右対称の構成とされる。各側面板52bは、弾発性を有しており、上面板52aの左右端縁から下方に向かって左右外側にわずかに傾斜して伸びる一対の第1側面板52b1と、一対の第1側面板52b1の先端部からそれぞれ下方に向かって左右外側に大きく傾斜して伸びる一対の第2側面板52b2と、第2側面板52b2の先端部からそれぞれ下方に向かって左右外側にわずかに傾斜して伸びる一対の第3側面板52b3とにより構成される。各第3側面板52b3の先端部には、それぞれ第1当接部(筐体当接部)52cと第2当接部(筐体当接部)52dが設けられている。このように第1側面板52b1、第2側面板52b2、第3側面板52b3がそれぞれ左右外側に傾斜して伸びることにより、両側面板52b間の距離は、上方に向かうにつれて(上面板52aに近づくにつれて)小さくなっている。
両側面板52bのうち第2側面板52b2の略中央部には、側面板開口部52b4が設けられている。側面板開口部52b4は、前後方向を長手方向として長手方向の寸法が異なる2つの略長方形状の開口が、長手方向の寸法が小さい方を上側にして上下に連なった形状をなしており、上側の開口の一部が第1側面板52b1との境界部まで達している。第1当接部52cは、第3側面板52b3の下端の前後両側にそれぞれ設けられ、第3側面板52b3とのなす角度が鋭角となるように上方に傾斜している。第2当接部52dは、第3側面板52b3の下端において前後一対に配置される第1当接部52cの間に設けられ、第3側面板52b3に対して下方に傾斜している。第1当接部52dの中央部には、切欠きが設けられている。
可動部材固定部54は、下面板54aと、下面板54aの左右端縁の前後方向における略中央部から上方に向かって左右外側にわずかに傾斜して立ち上がる一対の立ち上がり部54bと、各立ち上がり部54bの先端部(上端部)から左右外側にさらに傾斜する形で僅かに伸びる抜け止め部54cと、下面板54aの下側に設けられたフォーム材(弾性部材)55とを有する。下面板54aは、平面視において略長方形状の板状部材であり、可動部材固定装置50における下側に位置する。下面板54aは、前後方向から視て上方に向けて円弧状にわずかに湾曲した形状をなしている(図7等参照)。
一対の立ち上がり部54bは、両板面を左右方向に向けた平板状をなしており、その上側部分が側面板開口部52b4のうち長手方向の寸法が小さい方の開口を貫通して側面板開口部52b4より上方に突出している。従って、各立ち上がり部54bの幅方向の寸法(前後方向の寸法)は、側面板開口部52b4のうち長手方向の寸法が小さい方の開口の長手方向寸法よりも小さくされている。一対の抜け止め部54cは、前後方向に細長い平板状をなしており、立ち上がり部54bの幅方向(前後方向)よりも突出するように設けられている。さらに、各抜け止め部54cの前後方向の寸法は、側面板開口部52b4のうち長手方向の寸法が小さい方の開口の長手方向寸法よりも大きくされている。このため、各抜け止め部54cによって各立ち上がり部54bの側面板開口部52b4からの抜け止めが図られている。その結果、可動部材固定部54が筐体固定部52に対して、各立ち上がり部54bの立ち上がる長さ(上下方向の寸法)の分だけ上下方向に移動可能に取り付けられている。
一方、各抜け止め部54cの前後方向の寸法は、側面板開口部52b4のうち長手方向の寸法が大きい方の開口の長手方向寸法よりも小さくされている。一対の立ち上がり部54bは弾発性を有しており、その弾発力に抗して一対の立ち上がり部54bの間隔が広がるように両立ち上がり部54bを左右方向外側に屈曲させ、両立ち上がり部54bを側面板開口部52b4のうち長手方向の寸法が大きい方の開口に通すことにより、可動部材固定部54を筐体固定部52から取り外すことができる。
フォーム材55は、グリップ性に優れ、難燃性及び柔軟性を有するシリコン材で構成される。フォーム材55は、平面視において略長方形状をなし、下面板54aに沿うように下面板54aと同様に前後方向から視て上方に向けて円弧状にわずかに湾曲した形状をなしている。また、フォーム材55は、後述するように可動部材固定装置50を筐体20に取り付けた際に、調整リング30と当接するとともに調整リング30を押圧することにより圧縮し得るような一定の厚みを有している。フォーム材55は、下面板54aの下面に対して、例えば接着剤を介して取り付けられる。
押付部56は、略平板状の平板部56aと、平板部56aの前後端縁から伸びる一対の側板部56bとを有する。平板部56aは、筐体固定部52の上面板52aよりも一回り小さな平板状とされる。平板部56aには、第1ねじ部材61が螺合される第1ねじ溝部56a1と、第2ねじ部材62が螺合される第2ねじ溝部56a2とを有する。第1ねじ溝部56a1と第2ねじ溝部56a2は、それぞれ平面視において上面板52aに設けられた第1貫通孔52a1及び第2貫通孔52a2と重なり合うように、平板部56aの左右方向における略中央部に前後方向に沿って並列状に設けられている。
一対の側板部56bは、平板部56aの前後端縁から下方に向かってわずかに伸びるとともに左右方向に長い平板状をなしており、その左右両側が平板部56aの長さ方向(左右方向)よりも突出するように設けられている。また、各側板部56bの左右方向の寸法は、一対の第1側面板52b1間の距離よりも大きくされている。各側板部56bの左右端縁は、筐体固定部52の側面板52bの内面と当接しており、傾斜当接部56b1とされる。図4に示すように、各傾斜当接部56b1の上側部分は、下方(第1ねじ部材61の螺入方向)に向かって左右方向外側に傾斜する形状をなしている。傾斜当接部56b1における傾斜部分の傾斜角度は、側面板52bのうち第2側面板52b2の傾斜角度と同程度とされる(図5(a)等参照)。
第1ねじ部材61及び第2ねじ部材62は、それぞれワッシャ63を介して上面板52aの第1貫通孔52a1及び第2貫通孔52a2に貫通され、それぞれ平板部56aの第1ねじ溝部56a1及び第2ねじ溝部56a2に螺合される。第1ねじ部材61及び第2ねじ部材62は、第1ねじ溝部56a1及び第2ねじ溝部56a2に螺合されることにより、それらの頭部がワッシャを63介して上面板52aに当接するまで下方(螺入方向)に移動する。なお、押付部56の傾斜当接部56b1が両側面板52bの内面と当接していることにより、第1ねじ部材61を第1ねじ溝部56a1に螺合する際、及び第2ねじ部材62を第2ねじ溝部56a2に螺合する際に、第1ねじ部材61、第2ねじ部材62が押付部56と共に回転することが規制される。第2ねじ部材62は、第1ねじ部材61よりも長軸であり、第2ねじ溝部56a2に螺合することによりその先端部62aが平板部56aを貫通する。そして、第2ねじ部材62は、第2ねじ溝部56a2に螺合された際にその先端部62aが可動部材固定部54の下面板54aに達する長さとされている。
第1ねじ部材61の頭部がワッシャ63を介して筐体固定部52の上面板52aと当接する状態では、第1ねじ部材61がそれ以上に下方(螺入方向)に移動することがないため、第1ねじ部材61がさらに第1ねじ溝部56a1に螺合されることにより、押付部56が第1ねじ部材61の頭部に近づく方向、即ち上方に移動する。また、第2ねじ部材62の頭部が上面板52aから離れた状態では、第2ねじ部材62が第2溝部56a2に螺合されることにより、第2ねじ部材62の先端部62aが押付部56の平板部56aと当接し、第2ねじ部材62の螺合に伴って平板部56aが第2ねじ部材62の先端部62aを受けて押され、第2ねじ部材62の螺入方向、即ち下方に移動する。
次に、図5及び図6を参照して可動部材固定装置50の可動態様について説明する。図5(a)に示すように、押付部56の平板部56aが筐体固定部52の上面板52aから離間しており、且つ第1ねじ部材61の頭部が筐体固定部52の上面板52aに当接している状態を可動部材固定装置50の通常状態とする。通常状態では、押付部56における各傾斜当接部56b1が側面板52bのうち第2側面板52b2の内面と当接している。この通常状態から、第1ねじ部材61を螺合すると(締結すると)、押付部56の平板部56aが上方(筐体固定部52の上面板52aに近づく方向)に移動する。平板部56aが上方に移動するのに伴い、各傾斜当接部56b1が第2側面板52b2の内面の傾斜に沿って上昇する。
平板部56aが筐体固定部52の上面板52aと近接又は当接するまで移動すると、各側板部56bが一対の第1側面板52b1の間に入り込む(図5(b)に示す状態)。これにより、両第1側面板52b1の内面が各傾斜当接部56b1により左右外側方向(第1ねじ部材61の螺入方向と直交する方向)に押圧され、両第1側面板52b1の弾発力に抗して、一対の第1側面板52b1が互いの間隔を拡大する方向に移動する。一対の第1側面板52b1の間隔が広がることにより、一対の第3側面板52b3の間隔が広がり、第3側面板52b3から伸びる各第1当接部52c及び各第2当接部52dが左右外側方向に移動する。なお、平板部56aが上方に移動することにより、第2ねじ溝部56a2に螺合されている第2ねじ部材62も上方に移動し、第2ねじ部材62の頭部が上面板52aから離間する(図6(a)に示す状態)。
次に、第2ねじ部材62を螺合すると(締結すると)、上面板52aと近接又は当接する平板部56aはそれ以上に上方に移動できないため、第2ねじ部材62が下方(螺入方向)に移動する。そして第2ねじ部材62の先端部62aが可動部材固定部54の下面板54aと当接すると、さらに第2ねじ部材62を螺合することにより、下面板54aが第2ねじ部材62の先端部62aを受けて第2ねじ部材62と共に下方(螺入方向)に移動する。下面板54aは、第2ねじ部材62が螺合されてその頭部がワッシャ63を介して上面板52aと当接した状態(図6(b)に示す状態)となるまで、第2ねじ部材62の先端部62aを受けて下方に移動する。なお、一対の立ち上がり部54bの立ち上がる長さ(上下方向の長さ)は、下面板52aが第2ねじ部材62の先端部62aを受けて下方に移動する間に抜け止め部54cが側面板開口部52b4の開口縁に干渉しないような長さとされている。
次に、図7~図10を参照して可動部材固定装置50による調整リング30の固定方向について説明する。まず、通常状態とされた可動部材固定装置50を準備する。通常状態における一対の第3側面板52b3間の距離はW1とされる(図8(a)参照)。まず、図7に示すように、第2ねじ部材62が前方側に位置するように可動部材固定装置50を投影装置10の筐体20における開口部20a1上方に配置する。そして、第2当接部52dの先端部を、開口部20a1の縁部201の先端面202と調整リング30との間の隙間S1に挿入する。このとき、第2当接部52dに設けられた切欠きには、縁部201の下面に形成される仕切り板203が位置されて、可動部材固定装置50が左右方向に位置決めされる。このようにして、図8(a)に示すように、可動部材固定装置50を、一対の側面板52における両側の第2当接部52dの先端部が隙間S1に入り込む位置に配置する。
各第2当接部52dが隙間S1に入り込むことにより、フォーム材55が調整リング30の外周面と当接する。このとき、図7(b)に示すように、フォーム材55がフォーカス調整リング31及びズーム調整リング32の両者に当接するように可動部材固定装置50の前後方向の位置を調整して配置する。フォーカス調整リング31及びズーム調整リング32の両者に略均等に当接するように、フォーム材55の前後方向における中央部がフォーカス調整リング31の大径部31aとズーム調整リング32の大径部32aの間の隙間(図7(b)参照)に位置するように可動部材固定装置50の配置を調整することが好ましい。なお、フォーム材55の前後方向の寸法は、フォーカス調整リング31及びズーム調整リング32の両者に当接させるために十分な長さとされている。
次に、第1ねじ部材61を螺合して(締結して)、押付部56を上面板52aと当接又は近接するまで移動させる。これにより、一対の側面板52bが押付部56に押圧され、一対の第1側面板52b1間の間隔が拡大し、一対の第3側面板52b3間の距離W2が通常状態時の距離W1よりも大きくなる(図9(a)参照)。その結果、一対の第3側面板52b3が開口部20a1における縁部201に押し付けられ、第3側面板52b3から伸びる各第1当接部52cの下面が縁部201の上面と当接し、各第2当接部52dの上面が縁部201の下面と当接する。即ち、上下方向において筐体20の一部を各第1当接部52cと各第2当接部52dの間に挟み込む形となる。このように、筐体固定部52の一対の第3側面板52b3が左右方向において筐体20の縁部201に押し付けられつつ上下方向において各第1当接部52cと各第2当接部52dが縁部201に当接することにより、可動部材固定装置50が筐体20の開口部20a1に固定される。この状態では、図9(b)に示すように、第2ねじ部材62の先端部62aが下面板54aから離間している。
次に、第2ねじ部材62を螺合して(締結して)その先端部62aを下面板54aに当接させ、さらに第2ねじ部材62を螺合することにより、下面板54aを下方に移動させる。これにより、図10に示すように、調整リング30と当接するフォーム材55が第2ねじ部材62の軸力を受ける下面板54aにより圧縮されつつ、調整リング30を下方に押圧する。このようにして、可動部材固定装置50により、調整リング50が下方に押圧され、回動が規制されて固定される。
すなわち、可動部材(調整リング30)の固定方法は、以下の工程を有する。
準備工程;可動部材固定装置50の第2当接部52dの先端部を、筐体20における開口部20a1の縁部201の先端面202と調整リング30との間の隙間S1に挿入する。そして、フォーム材55がフォーカス調整リング31及びズーム調整リング32の両者に当接するように可動部材固定装置50の前後方向の位置を調整する。
第1工程;第1ねじ部材61を螺合することにより(締結することにより)、筐体20における開口部20a1に筐体固定部52の一対の第3側面板52b3を押し付け、可動部材固定装置50を開口部20a1に固定する。
第2工程;第1工程の後に、第2ねじ部材62を螺合することにより(締結することにより)、可動部材固定装置50における可動部材固定部54のフォーム材55で調整リング30を下方に押圧して調整リング30を固定する。
なお、通常状態の可動部材固定装置50を開口部20a1上に配置し、第1ねじ部材61を螺合することなく第2ねじ部材62のみを螺合することによっても、可動部材固定装置50を筐体20に固定して調整リング30を固定することができる。即ち、通常状態から第2ねじ部材62を螺合することにより、第2ねじ部材62の先端部62aと当接した下面板54aが下方に移動し、フォーム材55が圧縮されつつ調整リング30を下方に押圧し、調整リング30が固定される(固定工程)。フォーム材55がその圧縮限界を超えると、さらに第2ねじ部材62を螺合することにより、第2ねじ部材62が調整リング30からの反力を受け、第2ねじ溝部54a2が設けられた押付部54が第2ねじ部材62と共に上方に移動する。これにより、押付部534が一対の側面板52bの間に入り込み、一対の第3側面板52b3が押付部54により縁部201に押し付けられ、可動部材固定装置50が筐体20に固定される(押付工程)。
以上説明したように実施形態に係る可動部材固定装置50は、開口部20a1上に配置して第1ねじ部材を螺合することにより筐体20に対して固定することができ、さらに第2ねじ部材62を螺合することにより調整リング30を固定することができる。このため、筐体20に固定した状態で、調整リング30を調整して固定することができる。即ち、可動部材固定装置50によれば、可動部材固定装置50をレンズ鏡筒80周りに取り付けた後に調整リング30の調整や固定を行うことができる。
また、筐体20はレンズ鏡筒80を有し、可動部材固定装置50では、可動部材固定部54は、レンズ鏡筒80に設けられている可動部材である調整リング30を押圧して該調整部材を固定する。これにより、調整部材固定装置50を筐体20に固定した状態で調整リング30を押圧する力を調整できるため、調整リング30を押圧し過ぎることによりレンズ鏡筒80の光軸がずれてしまうことを抑制することができる。
また、可動部材固定装置50は、締結部材として第1ねじ部材61と第2ねじ部材62を備え、押付部56は、第1ねじ部材61が螺合する第1ねじ溝部56a1と第2ねじ溝部62が螺合する第2ねじ溝部56a2と、を有し、第1ねじ部材61の第1ねじ溝部56a1への螺入により移動して筐体固定部52を筐体20側に押し付け、可動部材固定部54は、第2ねじ部材62の第2ねじ溝部56aへの螺入により移動して調整リング30を押圧する。これにより、第1ねじ部材61を螺合することにより筐体固定部52を筐体20側に押し付けて可動部材固定装置50を筐体20に固定し、第2ねじ部材62を螺合することにより可動部材固定部54が移動して調整リング30を押圧して固定するための具体的な構成を提供することができる。
また、可動部材固定装置50では、押付部56は、第1ねじ部材61の螺入方向に傾斜するとともに筐体固定部52と当接する傾斜当接部56b1を有し、筐体固定部52は、傾斜当接部56b1により第1ねじ部材61の螺入方向と直交する方向に押圧される。これにより、押付部56が上方に移動する際に傾斜当接部56b1に沿って案内されて押付部56が一対の側面板52bの間に滑らかに入り込むことになるため、押付部56により一対の側面板52bの間が拡大されて筐体固定部52を筐体20側に押し付けるために好適な具体的構成を実現することができる。
また、可動部材固定装置50では、可動部材固定部54は、第2ねじ部材62の先端部62aを受けて第2ねじ部材62の螺入方向に沿って移動する。これにより、第2ねじ部材62が螺合することにより第2ねじ部材62の軸力を利用して可動部材固定部54を移動させることができる。
また、可動部材固定装置50では、筐体固定部52は、第1ねじ部材61が遊嵌される第1貫通孔52a1と第2ねじ部材62が遊嵌される第2貫通孔52a2と、を有する。このため、第1ねじ部材61の頭部及び第2ねじ部材62の頭部と押付部56との間に筐体固定部52の一部(上面板52a)を配置することができ、押付部56により筐体固定部の一部(一対の側面板52b)をその内面側から押し付けるための具体的な構成を実現することができる。
また、可動部材固定装置50では、第1ねじ部材61の螺入方向(下方)と第2ねじ部材62の螺入方向(下方)とが同方向である。このため、可動部材固定部50を開口部20a1上に配置して第1ねじ部材61と第2ねじ部材62を順に螺合する際の作業性を向上させることができる。
また、可動部材固定装置50では、筐体固定部52は、可動部材固定部54の押圧方向に沿った方向(上下方向)において筐体20の一部を挟み込む形で筐体20と当接する第1当接部52c及び第2当接部52dを有し、筐体当接部52が可動部材固定部54による調整リング30の押圧方向(下方)と直交する方向(左右外側方向)に押し付けられることにより筐体20に固定される。これにより、筐体固定部52の一部である第1当接部52c及び第2当接部52dが筐体20の一部に上下方向において係合された形となるため、筐体20に固定された筐体固定部52を筐体20から外れ難いものとすることができる。さらに、押付部56による筐体当接部52の押付け方向が調整リング30の押圧方向と直交することから、可動部材固定部54により調整リング30を押圧する際、筐体固定部52を筐体20から外れ難いものとすることができる。
また、可動部材固定装置50では、可動部材固定部54は、調整リング30と対向する側(下側)に柔軟性を有する材料で構成されるフォーム材55を有する。このため、可動部材固定部54により調整リング30を押圧する際に下面板54aと調整リング30との間でフォーム材55が圧縮されるため、フォーム材55の調整リング30に対する密着性を高めることができる。
また、投影装置10に実施形態に係る可動部材固定装置50を取り付けて調整リング30を固定することにより、例えば可動部材固定装置50を固定した状態の投影装置10を持ち運び、持ち運び先で可動部材固定装置50を投影装置10に再度取り付けることなく、調整リング30を調整して固定することができる。
また、上記実施形態では、調整リング30は、レンズ鏡筒80に取り付けられたズーム調整リング32及びフォーカス調整リング31であり、筐体20は、ズーム調整リング32及びフォーカス調整リング31を臨む開口部20a1を有し、実施形態に係る可動部材固定装置50は、可動部材固定部54のフォーム材55がズーム調整リング32及びフォーカス調整リング31の両者を押圧する形で開口部20a1に取り付けられる。このため、可動部材固定装置50によってズーム調整リング32及びフォーカス調整リング31の両者を同時に押圧して固定することができる投影装置10を実現することができる。
また、可動部材(調整リング30)の固定方法は、筐体20が有する調整リング30を臨む開口部20a1に可動部材固定装置50の筐体固定部52を押し付けて可動部材固定装置50を開口部20a1に固定する第1工程と、第1工程の後に、可動部材固定装置50の可動部材固定部54で調整リング30を押圧して調整リング30を固定する第2工程と、を有する。これにより、レンズ鏡筒80周りに取り付けた後に調整リング30材の調整や固定が可能な調整リング30の固定方法を提供することができる。この固定方法では、第1工程の後、すなわち可動部材固定装置50をレンズ鏡筒80周りに取り付けた後に、第2工程において調整リング30の調整や固定を行うことができる。
なお、以上説明した実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の最初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]締結部材と、
レンズ鏡筒を収納する筐体に押し付けられて該筐体に固定される筐体固定部と、
前記締結部材の締結に伴って移動することにより前記筐体固定部を前記筐体に対して押し付ける押付部と、
前記締結部材の締結に伴って移動することにより前記筐体が有する可動部材を押圧して該可動部材を固定する可動部材固定部と、
を備える可動部材固定装置。
[2]前記筐体はレンズ鏡筒を有し、
前記可動部材固定部は、前記レンズ鏡筒に設けられている前記可動部材である調整部材を押圧して該調整部材を固定する、
前記[1]に記載の可動部材固定装置。
[3]前記締結部材は、第1ねじ部材と第2ねじ部材であり、
前記押付部は、前記第1ねじ部材が螺合する第1ねじ溝部と前記第2ねじ部材が螺合する第2ねじ溝部と、を有し、前記第1ねじ部材の前記第1ねじ溝部への螺入により移動して前記筐体固定部を前記筐体側に押し付け、
前記可動部材固定部は、前記第2ねじ部材の前記第2ねじ溝部への螺入により移動して前記可動部材を押圧する、
前記[1]又は前記[2]に記載の可動部材固定装置。
[4]前記押付部は、前記第1ねじ部材の螺入方向に傾斜するとともに前記筐体固定部と当接する傾斜当接部を有し、
前記筐体固定部は、前記傾斜当接部により前記第1ねじ部材の螺入方向と直交する方向に押圧される、前記[3]に記載の可動部材固定装置。
[5]前記可動部材固定部は、前記第2ねじ部材の先端部を受けて該第2ねじ部材の螺入方向に沿って移動する、前記[3]又は前記[4]に記載の可動部材固定装置。
[6]前記筐体固定部は、前記第1ねじ部材が遊嵌される第1貫通孔と前記第2ねじ部材が遊嵌される第2貫通孔と、を有する、前記[3]~前記[5]のいずれかに記載の可動部材固定装置。
[7]前記第1ねじ部材の螺入方向と前記第2ねじ部材の螺入方向とが同方向である、前記[3]~前記[6]のいずれかに記載の可動部材固定装置。
[8]前記筐体固定部は、前記可動部材固定部の押圧方向に沿った方向において前記筐体の一部を挟み込む形で該筐体と当接する筐体当接部を有し、該筐体当接部が前記押圧方向と略直交する方向に押し付けられることにより前記筐体に固定される、前記[1]~前記[7]のいずれかに記載の可動部材固定装置。
[9]前記可動部材固定部は、前記可動部材と対向する側に柔軟性を有する材料で構成されるフォーム材を有する、前記[1]~前記[8]のいずれかに記載の可動部材固定装置。
[10]前記[1]~前記[9]のいずれかに記載の可動部材固定装置が取り付けられる投影装置。
[11]前記可動部材は、前記レンズ鏡筒に取り付けられたズーム調整リング及びフォーカス調整リングであり、
前記筐体は、前記ズーム調整リング及び前記フォーカス調整リングを臨む開口部を有し、
前記可動部材固定装置は、前記可動部材固定部が前記ズーム調整リング及び前記フォーカス調整リングの両者を押圧する形で前記開口部に取り付けられる、前記[10]に記載の投影装置。
[12]筐体が有する可動部材を臨む開口部に可動部材固定装置の筐体固定部を押し付けて前記可動部材固定装置を前記開口部に固定する第1工程と、
前記第1工程の後に、前記可動部材固定装置の可動部材固定部で前記可動部材を押圧して該可動部材を固定する第2工程と、
を有する可動部材の固定方法。
[13]前記可動部材固定装置の可動部材固定部で前記可動部材を押圧して該可動部材を固定する固定工程と、
前記可動部材を押圧することにより該可動部材から受ける反力により、筐体が有する可動部材を臨む開口部に可動部材固定装置の筐体固定部を押し付けて前記可動部材固定装置を前記開口部に固定する押付工程と、
を有する可動部材の固定方法。
10 投影装置 11 投影口
20 筐体 20a 上面
20a1 開口部 20b 下面
20c 左側面 20d 右側面
20e 前面 20f 後面
20g 左前角部 20h 左後角部
21 上ケース 21a 縁部
21b 操作パネル 22 下ケース
22a 縁部 23 前側パネル
23a 投影口開口部 23b 吸気口
23c 排気口 24 後側パネル
25 左側パネル 30 調整リング
31 フォーカス調整リング 31a 大径部
31b 小径部 32 ズーム調整リング
32a 大径部 50 可動部材固定装置
52 筐体固定部 52a 上面板
52a1 第1貫通孔 52a2 第2貫通孔
52b 側面板 52b1 第1側面板
52b2 第2側面板 52b3 第3側面板
52b4 側面板開口部 52c 第1当接部
52d 第2当接部 54 可動部材固定部
54a 下面板 54b 立ち上がり部
54c 抜け止め部 55 フォーム材
56 押付部 56a 平板部
56a1 第1ねじ溝部 56a2 第2ねじ溝部
56b 側板部 56b1 傾斜当接部
61 第1ねじ部材 62 第2ねじ部材
63 ワッシャ 80 レンズ鏡筒
201 縁部 202 先端面
203 仕切り板 204 縁部
L 投影光 LC 光軸
S1 隙間

Claims (13)

  1. 締結部材と、
    筐体に押し付けられて該筐体に固定される筐体固定部と、
    前記締結部材の締結に伴って移動することにより前記筐体固定部を前記筐体に対して押し付ける押付部と、
    前記締結部材の締結に伴って移動することにより前記筐体が有する可動部材を押圧して該可動部材を固定する可動部材固定部と、
    を備える可動部材固定装置。
  2. 前記筐体はレンズ鏡筒を有し、
    前記可動部材固定部は、前記レンズ鏡筒に設けられている前記可動部材である調整部材を押圧して該調整部材を固定する、
    請求項1に記載の可動部材固定装置。
  3. 前記締結部材は、第1ねじ部材と第2ねじ部材であり、
    前記押付部は、前記第1ねじ部材が螺合する第1ねじ溝部と前記第2ねじ部材が螺合する第2ねじ溝部と、を有し、前記第1ねじ部材の前記第1ねじ溝部への螺入により移動して前記筐体固定部を前記筐体側に押し付け、
    前記可動部材固定部は、前記第2ねじ部材の前記第2ねじ溝部への螺入により移動して前記可動部材を押圧する、
    請求項1又は2に記載の可動部材固定装置。
  4. 前記押付部は、前記第1ねじ部材の螺入方向に対して傾斜するとともに前記筐体固定部と当接する傾斜当接部を有し、
    前記筐体固定部は、前記傾斜当接部により前記第1ねじ部材の螺入方向と略直交する方向に押圧される、請求項3に記載の可動部材固定装置。
  5. 前記可動部材固定部は、前記第2ねじ部材の先端部を受けて該第2ねじ部材の螺入方向に沿って移動する、請求項3又は4に記載の可動部材固定装置。
  6. 前記筐体固定部は、前記第1ねじ部材が遊嵌される第1貫通孔と前記第2ねじ部材が遊嵌される第2貫通孔と、を有する、請求項3~5のいずれか1項に記載の可動部材固定装置。
  7. 前記第1ねじ部材の螺入方向と前記第2ねじ部材の螺入方向とが同方向である、請求項3~6のいずれか1項に記載の可動部材固定装置。
  8. 前記筐体固定部は、前記可動部材固定部の押圧方向に沿った方向において前記筐体の一部を挟み込む形で該筐体と当接する筐体当接部を有し、該筐体当接部が前記押圧方向と略直交する方向に押し付けられることにより前記筐体に固定される、請求項1~7のいずれか1項に記載の可動部材固定装置。
  9. 前記可動部材固定部は、前記可動部材と対向する側に柔軟性を有する材料で構成される弾性部材を有する、請求項1~8のいずれか1項に記載の可動部材固定装置。
  10. 請求項1~9のいずれかに記載の可動部材固定装置が取り付けられる投影装置。
  11. 前記可動部材は、前記レンズ鏡筒に取り付けられたズーム調整リング及びフォーカス調整リングであり、
    前記筐体は、前記ズーム調整リング及び前記フォーカス調整リングを臨む開口部を有し、
    前記可動部材固定装置は、前記可動部材固定部が前記ズーム調整リング及び前記フォーカス調整リングの両者を押圧する形で前記開口部に取り付けられる、請求項10に記載の投影装置。
  12. 筐体が有する可動部材を臨む開口部に可動部材固定装置の筐体固定部を押し付けて前記可動部材固定装置を前記開口部に固定する第1工程と、
    前記第1工程の後に、前記可動部材固定装置の可動部材固定部で前記可動部材を押圧して該可動部材を固定する第2工程と、
    を有する可動部材の固定方法。
  13. 前記可動部材固定装置の可動部材固定部で前記可動部材を押圧して該可動部材を固定する固定工程と、
    前記可動部材を押圧することにより該可動部材から受ける反力により、筐体が有する可動部材を臨む開口部に可動部材固定装置の筐体固定部を押し付けて前記可動部材固定装置を前記開口部に固定する押付工程と、
    を有する可動部材の固定方法。
JP2021145853A 2021-09-08 2021-09-08 可動部材固定装置、投影装置、及び可動部材の固定方法 Pending JP2023038965A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021145853A JP2023038965A (ja) 2021-09-08 2021-09-08 可動部材固定装置、投影装置、及び可動部材の固定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021145853A JP2023038965A (ja) 2021-09-08 2021-09-08 可動部材固定装置、投影装置、及び可動部材の固定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023038965A true JP2023038965A (ja) 2023-03-20

Family

ID=85600590

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021145853A Pending JP2023038965A (ja) 2021-09-08 2021-09-08 可動部材固定装置、投影装置、及び可動部材の固定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023038965A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI223702B (en) Panel light source device and display device
JP2007183301A (ja) リアプロジェクションディスプレイ装置
US8687830B2 (en) Television apparatus and electronic device
JP6098075B2 (ja) 電子機器、画像投射装置
KR20030060486A (ko) 프로젝션 텔레비전의 투사렌즈 유닛
JP2023038965A (ja) 可動部材固定装置、投影装置、及び可動部材の固定方法
JP6012656B2 (ja) 表示装置用ユニットおよび投射型表示装置
US7408727B2 (en) Lens holder and lens unit
CN112824967A (zh) 激光投影设备
JP5381590B2 (ja) 差込フィルタホルダ
JP7316532B2 (ja) 調整部材固定装置及び投影装置
JP5145201B2 (ja) 投射型映像表示装置
JP7316531B2 (ja) 調整部材固定装置、投影装置及び調整部材の固定方法
JP2004138913A (ja) 光学部品用筐体、光学ユニットおよびプロジェクタ
JP2009210855A (ja) 光学部品用筐体およびプロジェクタ
JP2007183302A (ja) リアプロジェクションディスプレイ装置
CN106249531A (zh) 一种光机模组及投影装置
JP2005017596A (ja) プロジェクタ
JP2023030557A (ja) 調整部材固定具及び投影装置
US12019358B2 (en) Adjustment member fixing device, projector, and adjustment member fixing method
JP2008191418A (ja) リアプロジェクション装置
CN211956089U (zh) 成像系统装配结构和lcd投影机
US20230194966A1 (en) Projector
JP2008139727A (ja) プロジェクタのレンズ鏡筒固定装置
JP2009163163A (ja) スクリーン装置および投射型表示装置