JP2023038673A - 圧縮空気貯蔵発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】縮空気貯蔵発電装置において、発電需要の変動に起因する熱媒の温度低下を抑制し効率的に発電する。【解決手段】圧縮空気貯蔵発電装置1は、複数の熱媒タンク50A~50Eと、複数の切換弁56A~56Eと、複数の温度センサ51A~51Eと、複数の温度センサ51A~51Eの検出温度と、発電需要の変動に応じて運転モード群から選択される運転モードとに基づいて複数の切換弁56A~56Eを制御する制御部60とを備える。運転モード群は、複数の熱媒タンク50A~50Eの全部のうち検出温度が最も低い熱媒タンクから、検出温度が低い順に熱媒を貯蔵する通常運転モードと、検出温度が最も高い熱媒タンクを含む複数の熱媒タンク50A~50Eの一部のうち検出温度が最も低い熱媒タンクから、検出温度が低い順に熱媒を貯蔵する充放電限定運転モードと、検出温度が最も高い熱媒タンクから、検出温度が高い順に熱媒を貯蔵する効率運転モードとを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、圧縮空気貯蔵発電装置に関する。
変動する不安定な発電出力を平滑化または平準化するための技術の一つとして、圧縮空気貯蔵(CAES:Compressed Air Energy Storage)が知られている。この技術を適用した圧縮空気貯蔵発電装置では、発電機で発電した電力が余剰である場合、電動機に余剰となった電力を供給する。そして、電動機で圧縮機を駆動して圧縮空気を生成する。生成された圧縮空気は一時的に蓄えられる。そして、必要なときに蓄えられた圧縮空気で膨張機(タービン)を作動させて発電機を駆動し、電気に再変換する。
特許文献1には、圧縮空気を貯蔵する前に圧縮空気から熱エネルギーを回収し、貯蔵された圧縮空気をタービンに供給するときに再加熱する断熱圧縮空気貯蔵(ACAES:Adiabatic Compressed Air Energy Storage)発電装置が記載されている。ACAES発電装置は、圧縮熱を回収して発電時に使用するため、通常のCAES発電装置に比べて発電効率が高い。以下、ACAES発電装置とCAES発電装置とを区別することなく、単にCAES発電装置ともいう。
特表2018-178977号公報
回収された圧縮熱は、熱媒を介して高温蓄熱部に貯蔵される。CAES発電装置の使用状況によっては、高温蓄熱部に貯蔵された熱エネルギーが長時間使用されないことがある。その場合、高温蓄熱部から熱エネルギーが放出されて熱媒の温度が低下し、発電効率が低下する。また、熱媒の温度が一定以下に下がると、圧縮空気の膨張時に空気温度が氷点下を下回り、空気中の水蒸気が凍結して膨張機中の空気経路の空気の流れを阻害する。
特許文献1に開示されたCAES発電装置では、加熱手段を用いて加熱することで高温熱媒部の温度低下を抑制している。しかし、発電需要の変動に起因する熱エネルギーが長時間使用されない状況を改善し、熱媒の温度低下を抑制することについては特段の開示がない。
本発明は、圧縮空気貯蔵発電装置において、発電需要の変動に起因する熱媒の温度低下を抑制し効率的に発電することを課題とする。
本発明の第1の態様は、変動する入力電力により駆動される電動機と、前記電動機と機械的に接続され、空気を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機と流体的に接続され、前記圧縮機により生成された圧縮空気を貯蔵する蓄圧部と、前記蓄圧部と流体的に接続され、前記蓄圧部から供給される前記圧縮空気によって駆動される膨張機と、前記膨張機と機械的に接続された発電機と、前記圧縮機で生成された前記圧縮空気と熱媒とで熱交換し、前記熱媒を昇温させる第1熱交換部と、前記第1熱交換部と流体的に接続され、前記第1熱交換部での熱交換後の前記熱媒を貯蔵する複数の熱媒タンクを有する高温蓄熱部と、前記複数の熱媒タンクに流体的にそれぞれ接続され、前記熱媒が前記複数の熱媒タンクのそれぞれに対する前記熱媒の流入出を許容または遮断するための複数の切換弁と、前記高温蓄熱部と流体的に接続され、前記高温蓄熱部から供給される前記熱媒と、前記蓄圧部から前記膨張機に供給される前記圧縮空気とで熱交換し、前記圧縮空気を昇温させる第2熱交換部と、前記第2熱交換部と流体的に接続され、前記第2熱交換部での熱交換後の前記熱媒を貯蔵する低温蓄熱部と、前記複数の熱媒タンクのそれぞれに貯蔵されている前記熱媒の温度を検出する複数の温度センサと、前記複数の温度センサの検出温度と、発電需要の変動に応じて運転モード群から選択される運転モードとに基づいて前記複数の切換弁を制御する制御部とを備え、前記運転モード群は、前記複数の熱媒タンクの全部のうち前記検出温度が最も低い熱媒タンクから、前記検出温度が低い順に前記熱媒を貯蔵する通常運転モードと、前記検出温度が最も高い熱媒タンクを含む前記複数の熱媒タンクの一部のうち前記検出温度が最も低い熱媒タンクから、前記検出温度が低い順に前記熱媒を貯蔵する充放電限定運転モードと、前記検出温度が最も高い熱媒タンクから、前記検出温度が高い順に前記熱媒を貯蔵する効率運転モードとを含む、圧縮空気貯蔵発電装置を提供する。
この構成によれば、発電需要に基づいて運転モードが通常運転モード、充放電限定運転モード、及び効率運転モードに切り替えられる。
通常運転モードでは、複数の熱媒タンクのうち最も低温の熱媒が貯蔵されている熱媒タンクから順に第1熱交換部で熱交換された熱媒が供給される。そのため、全ての熱媒タンクの熱媒温度が一定以下に低下する可能性が低減され得る。また、通常運転モードでは、熱媒タンクの全てが使用されるため、発電需要が大きい場合に、その発電需要を満たしつつ熱媒の温度低下を抑制することで効率的に発電することができる。
充放電限定運転モードでは、複数の熱媒タンクのうち一部の熱媒タンクを優先的に使用し、一部の熱媒タンクのうち最も低温の熱媒が貯蔵されている熱媒タンクから順に第1熱交換部で熱交換された熱媒が供給される。そのため、一部の熱媒タンクの熱媒温度が一定以下に低下する可能性が低減され得る。従って、発電需要が小さい場合に、その発電需要を満たしつつ熱媒の温度低下を抑制することで効率的に発電することができる。
効率運転モードでは、複数の熱媒タンクのうち最も高温の熱媒が貯蔵されている熱媒タンクから順に第1熱交換部で熱交換された熱媒が供給される。そのため、高温熱媒が貯蔵された熱媒タンクは常に高温に維持され得る。従って、電力の販売価格が高い時の販売機会を逸しないように、発電開始の段階から効率よく発電できる。
以上より、発電需要に基づいて運転モードを選択することで、再生可能エネルギーを利用した発電によって貯蔵された熱エネルギーを効率的に利用することができる。また、通常運転モード、充放電限定運転モード、及び効率運転モードの3つの運転モードを有するため、需要量を考慮した発電需要と、売電価格を考慮した発電需要とに応じて効率的に発電できる。
本発明の第2の態様は、変動する入力電力により駆動される電動機と、前記電動機と機械的に接続され、空気を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機と流体的に接続され、前記圧縮機により生成された圧縮空気を貯蔵する蓄圧部と、前記蓄圧部と流体的に接続され、前記蓄圧部から供給される前記圧縮空気によって駆動される膨張機と、前記膨張機と機械的に接続された発電機と、前記圧縮機で生成された前記圧縮空気と熱媒とで熱交換し、前記熱媒を昇温させる第1熱交換部と、前記第1熱交換部と流体的に接続され、前記第1熱交換部での熱交換後の前記熱媒を貯蔵する複数の熱媒タンクを有する高温蓄熱部と、前記複数の熱媒タンクに流体的にそれぞれ接続され、前記熱媒が前記複数の熱媒タンクのそれぞれに対する前記熱媒の流入出を許容または遮断するための複数の切換弁と、前記高温蓄熱部と流体的に接続され、前記高温蓄熱部から供給される前記熱媒と、前記蓄圧部から前記膨張機に供給される前記圧縮空気とで熱交換し、前記圧縮空気を昇温させる第2熱交換部と、前記第2熱交換部と流体的に接続され、前記第2熱交換部での熱交換後の前記熱媒を貯蔵する低温蓄熱部と、前記複数の熱媒タンクのそれぞれに貯蔵されている前記熱媒の温度を検出する複数の温度センサと、前記複数の温度センサの検出温度と、発電需要の変動に応じて運転モード群から選択される運転モードとに基づいて前記複数の切換弁を制御する制御部とを備え、前記運転モード群は、前記複数の熱媒タンクの全部のうち前記検出温度が最も低い熱媒タンクから、前記検出温度が低い順に前記熱媒を貯蔵する通常運転モードと、前記検出温度が最も高い熱媒タンクを含む前記複数の熱媒タンクの一部のうち前記検出温度が最も低い熱媒タンクから、前記検出温度が低い順に前記熱媒を貯蔵する充放電限定運転モードとを含む、圧縮空気貯蔵発電装置を提供する。
この構成によれば、発電需要に基づいて運転モードが通常運転モードと充放電限定運転モードとに切り替えられる。
通常運転モードでは、複数の熱媒タンクのうち最も低温の熱媒が貯蔵されている熱媒タンクから順に第1熱交換部で熱交換された熱媒が供給される。そのため、全ての熱媒タンクの熱媒温度が一定以下に低下する可能性が低減され得る。また、通常運転モードでは、熱媒タンクの全てが使用されるため、発電需要が大きい場合に、その発電需要を満たしつつ熱媒の温度低下を抑制することで効率的に発電することができる。
充放電限定運転モードでは、複数の熱媒タンクのうち一部の熱媒タンクを優先的に使用し、一部の熱媒タンクのうち最も低温の熱媒が貯蔵されている熱媒タンクから順に第1熱交換部で熱交換された熱媒が供給される。そのため、一部の熱媒タンクの熱媒温度が一定以下に低下する可能性が低減され得る。従って、発電需要が小さい場合に、その発電需要を満たしつつ熱媒の温度低下を抑制することで効率的に発電することができる。
以上より、発電需要に基づいて運転モードを選択することで、再生可能エネルギーを利用した発電によって貯蔵された熱エネルギーを効率的に利用することができる。また、通常運転モードと充放電限定運転モードとの2つの運転モードを有するため、需要量を考慮した発電需要に応じて、効率的に発電できる。
本発明の第3の態様は、変動する入力電力により駆動される電動機と、前記電動機と機械的に接続され、空気を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機と流体的に接続され、前記圧縮機により生成された圧縮空気を貯蔵する蓄圧部と、前記蓄圧部と流体的に接続され、前記蓄圧部から供給される前記圧縮空気によって駆動される膨張機と、前記膨張機と機械的に接続された発電機と、前記圧縮機で生成された前記圧縮空気と熱媒とで熱交換し、前記熱媒を昇温させる第1熱交換部と、前記第1熱交換部と流体的に接続され、前記第1熱交換部での熱交換後の前記熱媒を貯蔵する複数の熱媒タンクを有する高温蓄熱部と、前記複数の熱媒タンクに流体的にそれぞれ接続され、前記熱媒が前記複数の熱媒タンクのそれぞれに対する前記熱媒の流入出を許容または遮断するための複数の切換弁と、前記高温蓄熱部と流体的に接続され、前記高温蓄熱部から供給される前記熱媒と、前記蓄圧部から前記膨張機に供給される前記圧縮空気とで熱交換し、前記圧縮空気を昇温させる第2熱交換部と、前記第2熱交換部と流体的に接続され、前記第2熱交換部での熱交換後の前記熱媒を貯蔵する低温蓄熱部と、前記複数の熱媒タンクのそれぞれに貯蔵されている前記熱媒の温度を検出する複数の温度センサと、前記複数の温度センサの検出温度と、発電需要の変動に応じて運転モード群から選択される運転モードとに基づいて前記複数の切換弁を制御する制御部とを備え、前記運転モード群は、前記複数の熱媒タンクの全部のうち前記検出温度が最も低い熱媒タンクから、前記検出温度が低い順に前記熱媒を貯蔵する通常運転モードと、前記検出温度が最も高い熱媒タンクから、前記検出温度が高い順に前記熱媒を貯蔵する効率運転モードとを含む、圧縮空気貯蔵発電装置を提供する。
この構成によれば、発電需要に基づいて運転モードが通常運転モードと効率運転モードとに切り替えられる。
通常運転モードでは、複数の熱媒タンクのうち最も低温の熱媒が貯蔵されている熱媒タンクから順に第1熱交換部で熱交換された熱媒が供給される。そのため、全ての熱媒タンクの熱媒温度が一定以下に低下する可能性が低減され得る。また、通常運転モードでは、熱媒タンクの全てが使用されるため、発電需要が大きい場合に、その発電需要を満たしつつ熱媒の温度低下を抑制することで効率的に発電することができる。
効率運転モードでは、複数の熱媒タンクのうち最も高温の熱媒が貯蔵されている熱媒タンクから順に第1熱交換部で熱交換された熱媒が供給される。そのため、高温熱媒が貯蔵された熱媒タンクは常に高温に維持され得る。従って、電力の販売価格が高い時の販売機会を逸しないように、発電開始の段階から効率よく発電できる。
以上より、発電需要に基づいて運転モードを選択することで、再生可能エネルギーを利用した発電によって貯蔵された熱エネルギーを効率的に利用することができる。また、通常運転モードと効率運転モードとの2つの運転モードを有するため、需要量を考慮した発電需要と、売電価格を考慮した発電需要とに応じて効率的に発電できる。
前記複数の熱媒タンクのそれぞれに貯蔵されている前記熱媒の液面高さを検出する複数の液面センサを備え、前記複数の液面センサが、前記熱媒が供給されている熱媒タンクが満杯であることを検出すると、前記制御部が、次に前記熱媒が供給される熱媒タンクに前記熱媒を供給するように、前記複数の切換弁を制御してもよい。
前記の構成によれば、高温熱媒タンクに対して定量まで熱媒が貯蔵されると、切換弁が切り換わり、熱媒が次の高温熱媒タンクに順に貯蔵され得る。
前記変動する入力電力は、再生可能エネルギー発電設備によって得られる電力を含み、前記発電需要は、前記再生可能エネルギー発電設備の発電に影響する自然条件の予測と、季節と、時間とによって決定されてもよい。
前記の構成によれば、発電需要に応じて最適な運転モードを選択できるため、効率的に発電することができる。自然条件によって再生可能エネルギー発電設備の発電量が変動するため、発電需要は自然条件によって異なる。また、例えば春と夏とを比較すると、空調設備の使用状況等が異なるため、発電需要は季節によっても異なる。また、例えば昼と夜とを比較すると、人の活動に伴う電力消費量が異なるため、発電需要は時間によっても異なる。以上より、発電需要が、自然条件の予測、季節、及び時間によって異なる。そのため、自然条件の予測、季節、及び時間によって発電需要を決定し、その発電需要に応じて運転モードを選択することで、再生可能エネルギーを利用した発電によって貯蔵された熱エネルギーを効率的に利用することができる。
前記電動機と前記発電機とを一つの同期機で兼用するよう構成され、前記圧縮機と前記膨張機とを一つの圧縮機兼膨張機で兼用するよう構成されていてもよい。
前記の構成によれば、圧縮空気貯蔵発電装置の設置スペースを縮小することができる。
本発明の圧縮空気貯蔵発電装置によれば、発電需要の変動に起因する熱媒の温度低下を抑制し効率的に発電できる。
本発明に係る圧縮空気貯蔵発電装置の模式的な系統図。 通常運転モードで運転した際の熱媒量の変動を概念的に示すグラフ。 充放電限定運転モードで運転した際の熱媒量の変動を概念的に示すグラフ。 各熱媒タンクの熱媒温度を示すグラフ。 本発明に係る圧縮空気貯蔵発電装置の通常運転モードと効率運転モードとのそれぞれに関するフローチャート。 本発明に係る圧縮空気貯蔵発電装置の充放電限定運転モードに関するフローチャート。 本発明に係る圧縮空気貯蔵発電装置の変形例の模式的な系統図。
次に、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、各図面は本発明を説明するための単なる説明図であるため、装置構成は模式的あるいは概念的に示されている。そのため、CAES発電装置1における圧縮機13又は膨張機15について、台数や圧縮段数、及びそれらに応じた配管構成等については図示を省略している。
(第1実施形態)
図1を参照して、本実施形態に係る圧縮空気貯蔵(CAES:compressed air energy storage)発電装置1の全体的な構成と機能を説明する。CAES発電装置1は、再生可能エネルギーを利用して発電する発電設備の出力変動を平準化して電力系統に電力を供給するとともに、発電需要の変動に合わせた電力を電力系統に供給する。
CAES発電装置1は、空気配管系11と熱媒配管系12とを備える。
空気配管系11には、圧縮機13と、蓄圧タンク(蓄圧部)14と、膨張機15が設けられており、これらが空気配管16a,16b,16c,16dにより接続されている。
圧縮機13は、本実施形態では雌雄一対のスクリュロータを備えるスクリュ圧縮機である。圧縮機13は、スクリュ圧縮機以外の容量型の圧縮機であってもよいし、ターボ型の圧縮機であってもよい。
圧縮機13のスクリュロータには、電動機17が機械的に接続されている。電動機17は、再生可能エネルギー発電設備(発電設備)2で発電された電力、つまり変動する入力電力により作動して、圧縮機13を回転駆動する。再生可能エネルギー発電設備2の例としては、風力発電設備と太陽光発電設備とがあるが、これらに限定されない。
圧縮機13内では、雌雄一対のスクリュロータが回転駆動され、噛合することで、空気を圧縮する。圧縮機13の吸込口13aは空気配管16aを介して大気と連通しており、吐出口13bは空気配管16bを介して蓄圧タンク14と流体的に接続されている。空気配管16bには圧縮側熱交換器(第1熱交換部)19が介設されている。圧縮機13は、電動機17によって回転駆動されると、空気配管16aを通じて吸気口13aから空気を吸気し、内部で圧縮し、圧縮空気を吐出口13bから吐出し、空気配管16bを通じて蓄圧タンク14に圧縮空気を圧送する。
以上のように、CAES発電装置1では、再生可能エネルギー発電設備2からの変動する入力電力によって電動機17を作動させて圧縮機13を回転駆動し、圧縮機13で生成された圧縮空気を蓄圧タンク14に蓄える(充電運転)。
蓄圧タンク14の例としては、鋼製タンクがあるが、これに限定されない。蓄圧タンク14は、圧縮機13から圧送された圧縮空気を貯蔵する。つまり、蓄圧タンク14には、圧縮空気としてエネルギーが貯蔵される。蓄圧タンク14は空気配管16cを通じて膨張機15の給気口15aに流体的に接続されており、蓄圧タンク14で貯蔵された圧縮空気は空気配管16cを介して膨張機15に供給される。空気配管16cには、圧縮空気の流れを許容または遮断するためのバルブ21と、膨張側熱交換器(第2熱交換部)22とが設けられている。バルブ21を開閉することにより、蓄圧タンク14から膨張機15に圧縮空気を供給するか否かを変更できる。
膨張機15は、本実施形態では、雌雄一対のスクリュロータを備えるスクリュ膨張機である。膨張機15は、スクリュ膨張機以外の容量型の膨張機であってもよいし、ターボ型の膨張機であってもよい。
膨張機15のスクリュロータには、発電機23が機械的に接続されている。発電機23は膨張機15によって回転駆動されることで発電する。給気口15aから圧縮空気が給気された膨張機15は、圧縮空気により作動し、発電機23を駆動する。膨張機15で膨張した空気は、排気口15bから空気配管16dを通じて外部に排気される。
以上のように、CAES発電装置1では、蓄圧タンク14から供給される圧縮空気で膨張機15を作動させて発電機23を回転駆動し、発電機23で発電された電力を出力する(放電運転)。
熱媒配管系12には、圧縮側熱交換器19と、低温蓄熱部27と、膨張側熱交換器22と、高温蓄熱部49とが設けられており、これらが熱媒配管29a,29bにより流体的に循環接続されている。熱媒配管系12の内部には、熱媒(例えば水)が流れている。熱媒配管29aに設けられた熱媒ポンプ31aは、低温蓄熱部27から圧縮側熱交換器19へ熱媒を送る。熱媒配管29bに設けられた熱媒ポンプ31bは、高温蓄熱部49から膨張側熱交換器22へ熱媒を送る。
圧縮側熱交換器19では、圧縮機13から吐出された圧縮空気と、低温蓄熱部27から供給される熱媒との熱交換が行われ、前者が降温し、後者が昇温する。降温した圧縮空気は蓄圧タンク14に圧送され、昇温した熱媒は高温蓄熱部49に送られる。圧縮空気を降温させることで、蓄圧タンク14における圧縮空気エネルギー貯蔵効率を高められる。
膨張側熱交換器22では、蓄圧タンク14から膨張機15に供給される圧縮空気と、高温蓄熱部49から供給される熱媒との熱交換が行われ、前者が昇温し、後者が降温する。昇温した圧縮空気が膨張機15に供給されることで、膨張機15と発電機23とによるエネルギー変換効率が高められる。降温した熱媒は低温蓄熱部27に送られる。
高温蓄熱部49は、高温熱媒タンク(熱媒タンク)50A,50B,50C,50D,50Eと、熱媒配管29aと熱媒配管29bとを接続する熱媒流路55と、各高温熱媒タンク50A~50Eと熱媒流路55とを接続する熱媒流路56A~56Eとを有する。高温熱媒タンク50A~50Eは例えば鋼製のタンクであり、外部から断熱されていることが好ましい。高温熱媒タンク50A~50Eには、圧縮側熱交換器19で昇温した熱媒が貯蔵されている。本実施形態では5つの高温熱媒タンク50A~50Eが設けられているが、高温熱媒タンクの数は2以上の任意の数が設定され得る。
高温熱媒タンク50Aには、高温熱媒タンク50Aの熱媒温度を測定する温度センサ51Aと、高温熱媒タンク50Aの熱媒の液面高さを測定する液面センサ52Aとが設けられている。同様に、高温熱媒タンク50B~50Eには、高温熱媒タンク50B~50Eのそれぞれの熱媒温度を測定する温度センサ51B~51Eと、高温熱媒タンク50B~50Eのそれぞれの熱媒の液面高さを測定する液面センサ52B~52Eとが設けられている。
本実施形態では、液面センサ52A~52Eによって、各高温熱媒タンク50A~50Eが満杯の状態であるか、または空の状態であるかが検出される。満杯の状態とは、例えば、各高温熱媒タンク50A~50Eの容積の95%であり、空の状態とは、例えば、各高温熱媒タンク50A~50Eの容積の5%である。満杯の状態と空の状態とが、各高温熱媒タンク50A~50Eの容積に対してどれくらいの割合であるかは任意に設定され得る。また、液面センサ52A~52Eは、各高温熱媒タンク50A~50Eの液面高さを常時検出してもよい。
また、熱媒が高温熱媒タンク50Aに流入または流出することを許容または遮断するための切換弁53Aが、熱媒流路56Aに設けられ、高温熱媒タンク50Aに流体的に接続されている。切換弁53Aを開閉することにより、熱媒が高温熱媒タンク50Aに流入するか否か、または高温熱媒タンク50Aから流出するか否かを変更できる。同様に、熱媒が高温熱媒タンク50B~50Eに流入または流出することを許容または遮断するための切換弁53B~53Eが、熱媒流路56B~56Eに設けられ、高温熱媒タンク50B~50Eに流体的に接続されている。
本実施形態では、切換弁53A~53Eのうち2つ以上の切換弁が同時に開状態となるように制御されることはない。そのため、高温熱媒タンク50A~50Eのいずれか1つのみに熱媒が流入出するように、切換弁53A~53Eは制御される。
熱媒流路29aには、熱媒の流れを許容または遮断するための開閉弁54Aが設けられ、熱媒流路29bには、熱媒の流れを許容または遮断するための開閉弁54Bが設けられている。開閉弁54Aを開状態とし、開閉弁54Bを閉状態とすることにより、低温蓄熱部27から高温蓄熱部49に熱媒を供給できる。開閉弁54Aを閉状態とし、開閉弁54Bを開状態とすることにより、高温蓄熱部49から低温蓄熱部27に熱媒を供給できる。
低温蓄熱部27は、例えば鋼製のタンクである。低温蓄熱部27には、膨張側熱交換器22で降温した熱媒が貯蔵されている。
本実施形態に係るCAES発電装置1は、制御部60を備える。制御部60は、充電運転の指示を受けている際、温度センサ51A~51Eの検出温度と、液面センサ52A~52Eの検出液面高さとを受信し、後述の運転モードに基づいて切換弁53A~53Eを制御する。すなわち、制御部60は、圧縮機側熱交換器19で熱交換された高温の熱媒を、高温熱媒タンク50A~50Eのうちどのタンクに供給するかを制御する。具体的には、熱媒が供給されている熱媒タンクが満杯であることを、熱媒が供給されている熱媒タンクに設けられた液面センサが検出すると、制御部60が、次に熱媒が供給される熱媒タンクに熱媒を供給するように、切換弁53A~53Eを制御する
運転モードは、通常運転モード、充放電限定運転モード、及び効率運転モードを含む運転モード群から、発電需要の変動に応じて選択される。
発電需要は、発電設備2の発電に影響する自然条件の予測、季節、及び時間によって決定される。例えば、発電設備2が太陽光発電設備である場合、翌日の天気が曇りであれば放電運転による発電需要は大きくなる。また、例えば、春と夏とを比較すると、夏の方が空調設備の使用状況の違い等から放電運転による発電需要は大きくなる。また、例えば、昼と夜とを比較すると、昼の方が人の活動に伴う消費電力の違い等から放電運転による発電需要は大きくなる。このような自然条件の予測、季節、及び時間の組み合わせにより発電需要は変動する。
通常運転モードは、発電需要が相対的に大きいことが予想される場合に選択される。換言すると、図2に示すように、通常運転モードは、高温蓄熱部49における熱媒量の変動幅が相対的に大きいことが予想される場合に選択される。そのため、後に詳述するが、通常運転モードでは、高温熱媒タンク50A~50Eの全てを使用して充電運転と放電運転とを行う。
充放電限定運転モードは、発電需要が相対的に小さいことが予想される場合に選択される。換言すると、図3に示すように、充放電限定運転モードは、高温蓄熱部49における熱媒量の変動幅が相対的に小さいことが予想される場合に選択される。そのため、後に詳述するが、充放電限定運転モードでは、高温熱媒タンク50A~50Eの一部を使用することで充放電に使用する熱媒量を限定したうえで、充電運転と放電運転とを行う。
効率運転モードは、通常運転モードや充放電限定運転モードなどのように需要量を考慮した発電需要に応じて選択されるモードではなく、電力の販売価格を考慮した発電需要に応じて選択されるモードである。すなわち、電力の販売価格が高い時の販売機会を逸することなく、効率よく発電するモードである。そのため、後に詳述するが、効率運転モードでは、発電開始の段階から効率よく発電できるように、充電時に、高温熱媒タンク50A~50Eのうち最も熱媒温度が高い高温熱媒タンクの熱媒温度を下げないように充電運転を行う。
図4から図6を参照に、充電運転時の通常運転モード、充放電限定運転モード、及び効率運転モードについて説明する。各運転モードでは、圧縮機側熱交換器19で熱交換された高温の熱媒を各高温熱媒タンク50A~50Eにどういった順序で供給するかが異なる。すなわち、図5及び図6を参照すると、各運転モードは、後述のステップS2のみが異なる。
図4を参照すると、本実施形態では、高温熱媒タンク50Aの熱媒温度はt1で、高温熱媒タンク50Bの熱媒温度はt2で、高温熱媒タンク50Cの熱媒温度はt3で、高温熱媒タンク50Dの熱媒温度はt4で、高温熱媒タンク50Eの熱媒温度はt5である。
各運転モードは、図5又は図6に示すフローチャートに従って動作する。充電運転が開始されると、切換弁53A~53Eのいずれか1つが開状態となり、高温熱媒タンク50A~50Eのいずれか1つに熱媒が供給される。充電運転が終了すると、切換弁53A~53Eの全てが閉状態となるか、または、放電運転が開始され、切換弁53A~53Eのいずれか1つが開状態となり、高温熱媒タンク50A~50Eのいずれか1つから熱媒が流出する。
(通常運転モード)
通常運転モードでは、高温熱媒タンク50A~50Eの全部のうち検出温度が最も低い熱媒タンクから、検出温度が低い順に熱媒を貯蔵する。すなわち、ステップS1において、各高温熱媒タンク50A~50Eの熱媒温度を取得した後、ステップS2において、圧縮機側熱交換器19で熱交換された高温の熱媒を供給する順序R1,R2,R3,R4,R5が決定される。順序R1から、順序R2、順序R3、順序R4、及び順序R5の順に高温熱媒が供給される。
本実施形態では、高温熱媒タンク50Aには順序R1で熱媒が供給される。高温熱媒タンク50Bには順序R3で熱媒が供給される。高温熱媒タンク50Cには順序R5で熱媒が供給される。高温熱媒タンク50Dには順序R2で熱媒が供給される。高温熱媒タンク50Eには順序R4で熱媒が供給される。
ステップS3において、液面センサ52Aは、順序R1の高温熱媒タンク50Aが満杯の状態か否かを検出する。順序R1の高温熱媒タンク50Aが満杯の状態でなければ、ステップS4において、制御部60が充電運転の指示を受けているかを確認する。充電運転の指示を受けている場合、ステップS5において、切換弁53Aが開状態に制御され、高温熱媒タンク50Aと熱媒流路55とが連通し、高温熱媒タンク50Aに熱媒が供給される。高温熱媒タンク50Aが満杯の状態になるまで、ステップS3からS5までの制御が常に行われる。高温熱媒タンク50Aに熱媒が供給されている間に、充電運転から放電運転に切り替えられる場合など、ステップS4において、制御部60が充電運転の指示を受けていないことが確認されると、充電運転は終了する。
充電運転が継続しており、順序R1の高温熱媒タンク50Aが満杯の状態であれば、ステップS6において、液面センサ52Dは、順序R2の高温熱媒タンク50Dが満杯の状態か否かを検出する。順序R2の高温熱媒タンク50Dが満杯の状態でなければ、ステップS7において、制御部60が充電運転の指示を受けているかを確認する。充電運転の指示を受けている場合、ステップS8において、切換弁53Dが開状態に制御され、高温熱媒タンク50Dと熱媒流路55とが連通し、高温熱媒タンク50Dに熱媒が供給される。高温熱媒タンク50Dが満杯の状態になるまで、ステップS6からS8までの制御が常に行われる。高温熱媒タンク50Dに熱媒が供給されている間に、充電運転から放電運転に切り替えられる場合など、ステップS7において、制御部60が充電運転の指示を受けていないことが確認されると、充電運転は終了する。
充電運転が継続しており、順序R2の高温熱媒タンク50Dが満杯の状態であれば、ステップS9において、液面センサ52Bは、順序R3の高温熱媒タンク50Bが満杯の状態か否かを検出する。順序R3の高温熱媒タンク50Bが満杯の状態でなければ、ステップS10において、制御部60が充電運転の指示を受けているかを確認する。充電運転の指示を受けている場合、ステップS11において、切換弁53Bが開状態に制御され高温熱媒タンク50Bと熱媒流路55とが連通し、高温熱媒タンク50Bに熱媒が供給される。高温熱媒タンク50Bが満杯の状態になるまで、ステップS9からS11までの制御が常に行われる。高温熱媒タンク50Bに熱媒が供給されている間に、充電運転から放電運転に切り替えられる場合など、ステップS10において、制御部60が充電運転の指示を受けていないことが確認されると、充電運転は終了する。
充電運転が継続しており、順序R3の高温熱媒タンク50Bが満杯の状態であれば、ステップS12において、液面センサ52Eは、順序R4の高温熱媒タンク50Eが満杯の状態か否かを検出する。順序R4の高温熱媒タンク50Eが満杯の状態でなければ、ステップS13において、制御部60が充電運転の指示を受けているかを確認する。充電運転の指示を受けている場合、ステップS14において、切換弁53Eが開状態に制御され高温熱媒タンク50Eと熱媒流路55とが連通し、高温熱媒タンク50Eに熱媒が供給される。高温熱媒タンク50Eが満杯の状態になるまで、ステップS12からS14までの制御が常に行われる。高温熱媒タンク50Eに熱媒が供給されている間に、充電運転から放電運転に切り替えられる場合など、ステップS13において、制御部60が充電運転の指示を受けていないことが確認されると、充電運転は終了する。
充電運転が継続しており、順序R4の高温熱媒タンク50Eが満杯の状態であれば、ステップS15において、液面センサ52Cは、順序R5の高温熱媒タンク50Cが満杯の状態か否かを検出する。順序R5の高温熱媒タンク50Cが満杯の状態でなければ、ステップS16において、制御部60が充電運転の指示を受けているかを確認する。充電運転の指示を受けている場合、ステップS17において、切換弁53Cが開状態に制御され高温熱媒タンク50Cと熱媒流路55とが連通し、高温熱媒タンク50Cに熱媒が供給される。高温熱媒タンク50Cが満杯の状態になるまで、ステップS15からS17までの制御が常に行われる。高温熱媒タンク50Cに熱媒が供給されている間に、充電運転から放電運転に切り替えられる場合など、ステップS16において、制御部60が充電運転の指示を受けていないことが確認されると、充電運転は終了する。また、高温熱媒タンク50Eが満杯の状態になった場合も、充電運転は終了する。
前述の通り、本実施形態では、切換弁53A~53Eのうち2つ以上の切換弁が同時に開状態となるように制御されることはない。そのため、順序R1の高温熱媒タンク50Aに熱媒が供給されている間に、他の高温熱媒タンク50B~50Eに熱媒が供給されることはない。順序R2~R5の高温熱媒タンク50B~50Eに関しても同様である。
(充放電限定運転モード)
図4及び図6を参照すると、充放電限定運転モードでは、検出温度が最も高い熱媒タンクを含む高温熱媒タンク50A~50Eの一部のうち検出温度が最も低い熱媒タンクから、検出温度が低い順に熱媒を貯蔵する。本実施形態では、高温熱媒タンク50A~50Eの一部として、熱媒温度が高い順に高温熱媒タンク50B,50C,50Eが選択される。高温熱媒タンク50A~50Eの一部として、熱媒温度が低い順に選択してもよく、ランダムに選択してもよい。また、選択される高温熱媒タンクの数は任意に設定され得る。
ステップS1において、各高温熱媒タンク50A~50Eの熱媒温度を取得した後、ステップS2において、圧縮機側熱交換器19で熱交換された高温の熱媒を供給する順序R1,R2,R3が決定される。順序R1から、順序R2、及び順序R3の順に高温熱媒が供給される。
本実施形態では、高温熱媒タンク50Bには順序R1で熱媒が供給される。高温熱媒タンク50Cには順序R3で熱媒が供給される。高温熱媒タンク50Eには順序R2で熱媒が供給される。
ステップS3~ステップS11は通常運転モードと実質的に同じであるため、説明を省略する。
(効率運転モード)
図4及び図5を参照すると、効率運転モードでは、高温熱媒タンク50A~50Eの全部に対して、検出温度が最も高い熱媒タンクから、検出温度が高い順に熱媒を貯蔵する。すなわち、ステップS1において、各高温熱媒タンク50A~50Eの熱媒温度を取得した後、ステップS2において、圧縮機側熱交換器19で熱交換された高温の熱媒を供給する順序R1,R2,R3,R4,R5が決定される。順序R1から、順序R2、順序R3、順序R4、及び順序R5の順に高温熱媒が供給される。
本実施形態では、高温熱媒タンク50Aには順序R5で熱媒が供給される。高温熱媒タンク50Bには順序R3で熱媒が供給される。高温熱媒タンク50Cには順序R1で熱媒が供給される。高温熱媒タンク50Dには順序R4で熱媒が供給される。高温熱媒タンク50Eには順序R2で熱媒が供給される。
ステップS3~ステップS17は通常運転モードと実質的に同じであるため、説明を省略する。
放電運転時には運転モードに関わらず、熱媒は、高温熱媒タンク50A~50Eのうち最も熱媒温度が高いタンクから膨張側熱交換器22に供給される。
本実施形態に係るCAES発電装置1によれば、発電需要に基づいて運転モードが通常運転モード、充放電限定運転モード、及び効率運転モードに切り替えられる。
通常運転モードでは、高温熱媒タンク50A~50Eのうち最も低温の熱媒が貯蔵されている高温熱媒タンクから順に圧縮機側熱交換器19で熱交換された熱媒が供給される。そのため、全ての高温熱媒タンク50A~50Eの熱媒温度が一定以下に低下する可能性が低減され得る。また、通常運転モードでは、全ての高温熱媒タンク50A~50Eが使用されるため、発電需要が大きい場合に、その発電需要を満たしつつ熱媒の温度低下を抑制することで効率的に発電することができる。
充放電限定運転モードでは、高温熱媒タンク50A~50Eのうち一部の高温熱媒タンクを優先的に使用し、一部の高温熱媒タンクのうち最も低温の熱媒が貯蔵されている熱媒タンクから熱媒温度の低い順に圧縮機側熱交換器19で熱交換された熱媒が供給される。そのため、一部の熱媒タンクの熱媒温度が一定以下に低下する可能性が低減され得る。従って、発電需要が小さい場合に、その発電需要を満たしつつ熱媒の温度低下を抑制することで効率的に発電することができる。
効率運転モードでは、高温熱媒タンク50A~50Eのうち最も高温の熱媒が貯蔵されている熱媒タンクから熱媒温度の高い順に圧縮機側熱交換器19で熱交換された熱媒が供給される。そのため、高温熱媒が貯蔵された熱媒タンクは常に高温に維持され、電力の販売価格が高い時の販売機会を逸しないように、発電開始の段階から効率よく発電できる。
以上より、発電需要に基づいて運転モードを選択することで、再生可能エネルギーを利用した発電によって貯蔵された熱エネルギーを効率的に利用することができる。また、通常運転モード、充放電限定運転モード、及び効率運転モードの3つの運転モードを有するため、需要量を考慮した発電需要と、売電価格を考慮した発電需要とに応じて効率的に発電できる。
また、高温熱媒タンクに対して定量まで熱媒が貯蔵されると、切換弁が切り換わり、熱媒が次の高温熱媒タンクに順に貯蔵され得る。
また、発電需要に応じて最適な運転モードを選択できるため、効率的に発電することができる。発電需要は、自然条件の予測、季節、及び時間によって異なる。そのため、その発電需要に応じて運転モードを選択することで、再生可能エネルギーを利用した発電によって貯蔵された熱エネルギーを効率的に利用することができる。
以上より、本実施形態に係るCAES発電装置1によれば、発電需要の変動に起因する熱媒の温度低下を抑制し効率的に発電できる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、運転モード群には、通常運転モードと充放電限定運転モードとが含まれ、運転モードは、通常運転モードと充放電限定運転モードとのいずれかから選択される。これに関する以外は、第1実施形態と実質的に同じである。従って、第1実施形態にて示した部分については説明を省略する。
第2実施形態に係るCAES発電装置1では、発電需要に基づいて運転モードが通常運転モードと充放電限定運転モードとに切り替えられる。そのため、需要量を考慮した発電需要に応じて、効率的に発電できる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、運転モード群には、通常運転モードと効率運転モードとが含まれ、運転モードは、通常運転モードと効率運転モードとのいずれかから選択される。これに関する以外は、第1実施形態と実質的に同じである。従って、第1実施形態にて示した部分については説明を省略する。
第3実施形態に係るCAES発電装置1では、発電需要に基づいて運転モードが通常運転モードと効率運転モードとに切り替えられる。そのため、需要量を考慮した発電需要と、売電価格を考慮した発電需要とに応じて効率的に発電できる。
図7は、CAES発電装置1の代案を示す。この代案では、圧縮機13と膨張機15(図1参照)とに代えて圧縮機兼膨張機41を採用している。つまり、圧縮機13と膨張機15とを一つの圧縮機兼膨張機41で兼用するよう構成されている。また、この代案では、電動機17と発電機23(図1参照)とに代えて、同期機42(本発明においては、永久磁石を用いた回転機を含む。以下、同様。)を採用している。つまり、電動機17と発電機23とを一つの同期機42で兼用するよう構成されている。さらに、この代案では、圧縮側熱交換器19と膨張側熱交換器22とに代えて、熱交換器43を採用している。つまり、圧縮側熱交換器19と膨張側熱交換器22とが同一の熱交換器43で構成されている。さらに、この代案では、開閉弁54A,54Bが設けられていない。
充電運転時には、再生可能エネルギー発電設備18からの変動する入力電力によって同期機42を作動させて圧縮機兼膨張機41を回転駆動し、それによって生成された圧縮空気を蓄圧タンク14に蓄える。また、蓄圧タンク14に送られる圧縮空気と、熱媒ポンプ44によって低温蓄熱部27から高温蓄熱部49に送られる熱媒とは、熱交換器43において熱交換することで、前者が降温し、後者が昇温する。
放電運転時には、蓄圧タンク14から供給される圧縮空気で圧縮機兼膨張機41を作動させて同期機42を回転駆動し、同期機42で発電された電力を電力系統2に出力する。また、圧縮機兼膨張機41に送られる圧縮空気と、熱媒ポンプ44によって高温蓄熱部49から低温蓄熱部27に送られる熱媒とは、熱交換器43において熱交換することで、前者が昇温し、後者が降温する。
1 圧縮空気エネルギー貯蔵(CAES)発電装置
2 再生可能エネルギー発電設備(発電設備)
11 空気配管系
12 熱媒配管系
13 圧縮機
13a 吸込口
13b 吐出口
14 蓄圧タンク
15 膨張機
15a 給気口
15b 排気口
16a,16b,16c,16d 空気配管
17 電動機
19 圧縮側熱交換器
21 バルブ
22 膨張側熱交換器
23 発電機
27 低温蓄熱部
29a,29b 熱媒配管
31a,31b 熱媒ポンプ
41 圧縮機兼膨張機
42 同期機
43 熱交換器
44 熱媒ポンプ
49 高温蓄熱部
50A,50B,50C,50D,50E 高温熱媒タンク(熱媒タンク)
51A,51B,51C,51D,51E 温度センサ
52A,52B,52C,52D,52E 液面センサ
53A,53B,53C,53D,53E 切換弁
54A,54B 開閉弁
55 熱媒流路
56A,56B,56C,56D,56E 熱媒流路
60 制御部

Claims (6)

  1. 変動する入力電力により駆動される電動機と、
    前記電動機と機械的に接続され、空気を圧縮する圧縮機と、
    前記圧縮機と流体的に接続され、前記圧縮機により生成された圧縮空気を貯蔵する蓄圧部と、
    前記蓄圧部と流体的に接続され、前記蓄圧部から供給される前記圧縮空気によって駆動される膨張機と、
    前記膨張機と機械的に接続された発電機と、
    前記圧縮機で生成された前記圧縮空気と熱媒とで熱交換し、前記熱媒を昇温させる第1熱交換部と、
    前記第1熱交換部と流体的に接続され、前記第1熱交換部での熱交換後の前記熱媒を貯蔵する複数の熱媒タンクを有する高温蓄熱部と、
    前記複数の熱媒タンクに流体的にそれぞれ接続され、前記熱媒が前記複数の熱媒タンクのそれぞれに対する前記熱媒の流入出を許容または遮断するための複数の切換弁と、
    前記高温蓄熱部と流体的に接続され、前記高温蓄熱部から供給される前記熱媒と、前記蓄圧部から前記膨張機に供給される前記圧縮空気とで熱交換し、前記圧縮空気を昇温させる第2熱交換部と、
    前記第2熱交換部と流体的に接続され、前記第2熱交換部での熱交換後の前記熱媒を貯蔵する低温蓄熱部と、
    前記複数の熱媒タンクのそれぞれに貯蔵されている前記熱媒の温度を検出する複数の温度センサと、
    前記複数の温度センサの検出温度と、発電需要の変動に応じて運転モード群から選択される運転モードとに基づいて前記複数の切換弁を制御する制御部と
    を備え、
    前記運転モード群は、
    前記複数の熱媒タンクの全部のうち前記検出温度が最も低い熱媒タンクから、前記検出温度が低い順に前記熱媒を貯蔵する通常運転モードと、
    前記検出温度が最も高い熱媒タンクを含む前記複数の熱媒タンクの一部のうち前記検出温度が最も低い熱媒タンクから、前記検出温度が低い順に前記熱媒を貯蔵する充放電限定運転モードと、
    前記検出温度が最も高い熱媒タンクから、前記検出温度が高い順に前記熱媒を貯蔵する効率運転モードと
    を含む、圧縮空気貯蔵発電装置。
  2. 変動する入力電力により駆動される電動機と、
    前記電動機と機械的に接続され、空気を圧縮する圧縮機と、
    前記圧縮機と流体的に接続され、前記圧縮機により生成された圧縮空気を貯蔵する蓄圧部と、
    前記蓄圧部と流体的に接続され、前記蓄圧部から供給される前記圧縮空気によって駆動される膨張機と、
    前記膨張機と機械的に接続された発電機と、
    前記圧縮機で生成された前記圧縮空気と熱媒とで熱交換し、前記熱媒を昇温させる第1熱交換部と、
    前記第1熱交換部と流体的に接続され、前記第1熱交換部での熱交換後の前記熱媒を貯蔵する複数の熱媒タンクを有する高温蓄熱部と、
    前記複数の熱媒タンクに流体的にそれぞれ接続され、前記熱媒が前記複数の熱媒タンクのそれぞれに対する前記熱媒の流入出を許容または遮断するための複数の切換弁と、
    前記高温蓄熱部と流体的に接続され、前記高温蓄熱部から供給される前記熱媒と、前記蓄圧部から前記膨張機に供給される前記圧縮空気とで熱交換し、前記圧縮空気を昇温させる第2熱交換部と、
    前記第2熱交換部と流体的に接続され、前記第2熱交換部での熱交換後の前記熱媒を貯蔵する低温蓄熱部と、
    前記複数の熱媒タンクのそれぞれに貯蔵されている前記熱媒の温度を検出する複数の温度センサと、
    前記複数の温度センサの検出温度と、発電需要の変動に応じて運転モード群から選択される運転モードとに基づいて前記複数の切換弁を制御する制御部と
    を備え、
    前記運転モード群は、
    前記複数の熱媒タンクの全部のうち前記検出温度が最も低い熱媒タンクから、前記検出温度が低い順に前記熱媒を貯蔵する通常運転モードと、
    前記検出温度が最も高い熱媒タンクを含む前記複数の熱媒タンクの一部のうち前記検出温度が最も低い熱媒タンクから、前記検出温度が低い順に前記熱媒を貯蔵する充放電限定運転モードと
    を含む、圧縮空気貯蔵発電装置。
  3. 変動する入力電力により駆動される電動機と、
    前記電動機と機械的に接続され、空気を圧縮する圧縮機と、
    前記圧縮機と流体的に接続され、前記圧縮機により生成された圧縮空気を貯蔵する蓄圧部と、
    前記蓄圧部と流体的に接続され、前記蓄圧部から供給される前記圧縮空気によって駆動される膨張機と、
    前記膨張機と機械的に接続された発電機と、
    前記圧縮機で生成された前記圧縮空気と熱媒とで熱交換し、前記熱媒を昇温させる第1熱交換部と、
    前記第1熱交換部と流体的に接続され、前記第1熱交換部での熱交換後の前記熱媒を貯蔵する複数の熱媒タンクを有する高温蓄熱部と、
    前記複数の熱媒タンクに流体的にそれぞれ接続され、前記熱媒が前記複数の熱媒タンクのそれぞれに対する前記熱媒の流入出を許容または遮断するための複数の切換弁と、
    前記高温蓄熱部と流体的に接続され、前記高温蓄熱部から供給される前記熱媒と、前記蓄圧部から前記膨張機に供給される前記圧縮空気とで熱交換し、前記圧縮空気を昇温させる第2熱交換部と、
    前記第2熱交換部と流体的に接続され、前記第2熱交換部での熱交換後の前記熱媒を貯蔵する低温蓄熱部と、
    前記複数の熱媒タンクのそれぞれに貯蔵されている前記熱媒の温度を検出する複数の温度センサと、
    前記複数の温度センサの検出温度と、発電需要の変動に応じて運転モード群から選択される運転モードとに基づいて前記複数の切換弁を制御する制御部と
    を備え、
    前記運転モード群は、
    前記複数の熱媒タンクの全部のうち前記検出温度が最も低い熱媒タンクから、前記検出温度が低い順に前記熱媒を貯蔵する通常運転モードと、
    前記検出温度が最も高い熱媒タンクから、前記検出温度が高い順に前記熱媒を貯蔵する効率運転モードと
    を含む、圧縮空気貯蔵発電装置。
  4. 前記複数の熱媒タンクのそれぞれに貯蔵されている前記熱媒の液面高さを検出する複数の液面センサを備え、
    前記複数の液面センサが、前記熱媒が供給されている熱媒タンクが満杯であることを検出すると、前記制御部が、次に前記熱媒が供給される熱媒タンクに前記熱媒を供給するように、前記複数の切換弁を制御する、請求項1から3のいずれかに記載の圧縮空気貯蔵発電装置。
  5. 前記変動する入力電力は、再生可能エネルギー発電設備によって得られる電力を含み、
    前記発電需要は、前記再生可能エネルギー発電設備の発電に影響する自然条件の予測と、季節と、時間とによって決定される、請求項1から4のいずれかに記載の圧縮空気貯蔵発電装置。
  6. 前記電動機と前記発電機とを一つの同期機で兼用するよう構成され、前記圧縮機と前記膨張機とを一つの圧縮機兼膨張機で兼用するよう構成されている請求項1から5のいずれかに記載の圧縮空気貯蔵発電装置。
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