JP2023038562A - 収穫方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】果実の収穫効率の低下を抑制することができる収穫方法を提供すること。【解決手段】収穫方法は、果実が通過可能な上側貫通孔を有する上側収穫リングと、前記上側収穫リングの下方に配置され、前記果実が通過可能な下側貫通孔を有する下側収穫リングと、を備える収穫装置が行う収穫方法であって、前記収穫装置は、前記上側収穫リング及び前記下側収穫リングを前記果実の表面形状に沿って移動させることにより、前記上側貫通孔及び前記下側貫通孔のそれぞれの内部に前記果実の果柄又は前記果実を位置させ、前記上側収穫リングを前記下側収穫リングに対して相対移動させることにより、前記果実を収穫する。【選択図】図7

Description

本開示は、収穫方法に関する。
従来、果実の自動収穫を行う装置として、例えば、特許文献1に記載された収穫装置が知られている。特許文献1の収穫装置は、果実を吸着するバキュームパッドと、バキュームパッドを回転及び振動させるモータと、を備える。この収穫装置は、バキュームパッドで果実を吸着し、かつ、バキュームパッドを回転及び振動させて、枝に成る果実を枝から分離する。
特開昭63-141517号公報
本開示は、果実の収穫効率の低下を抑制することができる収穫方法を提供することを目的とする。
本開示の収穫方法は、果実が通過可能な上側貫通孔を有する上側収穫リングと、前記上側収穫リングの下方に配置され、前記果実が通過可能な下側貫通孔を有する下側収穫リングと、を備える収穫装置が行う収穫方法であって、前記収穫装置は、前記上側収穫リング及び前記下側収穫リングを前記果実の表面形状に沿って移動させることにより、前記上側貫通孔及び前記下側貫通孔のそれぞれの内部に前記果実の果柄又は前記果実を位置させ、前記上側収穫リングを前記下側収穫リングに対して相対移動させることにより、前記果実を収穫する。
本開示の収穫方法によれば、果実の収穫効率の低下を抑制することができる。
第1,第2実施形態に係る果実の形態を示す模式図 第1,第2実施形態に係る収穫装置の模式図 第1,第2実施形態に係る収穫装置のエンドエフェクタを構成する収穫機構の内部構造を示す斜視図 第1,第2実施形態に係る収穫機構を構成する上側収穫リング及び上側リング駆動部の斜視図 第1,第2実施形態に係る収穫機構を構成する下側収穫リング及び下側リング駆動部の斜視図 第1実施形態に係るエンドエフェクタを構成する収穫制御機構の一部を示す斜視図 第1実施形態に係る収穫制御機構の側面視における模式図 第1実施形態に係る収穫制御機構の正面視における模式図 第1実施形態に係る収穫対象果実の収穫方法の説明図 第1,第2実施形態に係る収穫装置が収穫対象果実を収穫できる範囲の一例を示す模式図 第1実施形態に係るリング先端部が始点に位置する状態を示す模式図 第1実施形態に係るリング先端部が最下点に位置する状態を示す模式図 第1実施形態に係るリング先端部が終点に位置する状態を示す模式図 第2実施形態に係る収穫装置のエンドエフェクタを構成する収穫制御機構の側面視における模式図 第2実施形態に係る収穫制御機構の正面視における模式図
[第1実施形態]
本開示の第1実施形態について説明する。
<果実の形態>
まず、本開示の第1実施形態及び後述される第2実施形態における収穫対象の果実の形態について説明する。なお、第1,第2実施形態では、果実としてトマトを例示するが、いちご、ブルーベリー、ラズベリー等の他の果実であっても良い。図1は、果実の形態を示す模式図である。
図1に示されるように、枝の一例である主茎90から分岐した房91は、自重等により垂れ下がる。房91は、果梗92を有する。果梗92の周囲には、複数の果実93が実る。果実93は、蔕94を有する。蔕94は、果柄の一例である小果梗95を介して果梗92に繋がっている。離層96は、主茎90と果実93の軸との間に形成される特別な細胞層である。離層96は、小果梗95の途中に位置し、引っ張り力等により比較的容易に分離できる部分である。
<収穫装置の構成>
次に、収穫装置の構成について説明する。図2は、収穫装置の模式図である。図3は、収穫装置のエンドエフェクタを構成する収穫機構の内部構造を示す斜視図である。図4Aは、収穫機構を構成する上側収穫リング及び上側リング駆動部の斜視図である。図4Bは、収穫機構を構成する下側収穫リング及び下側リング駆動部の斜視図である。図5は、エンドエフェクタを構成する収穫制御機構の一部を示す斜視図である。図6Aは、収穫制御機構の側面視における模式図である。図6Bは、収穫制御機構の正面視における模式図である。なお、前側とは、エンドエフェクタが果実を収穫する際にエンドエフェクタに対して果実が位置する側であり、後側とは、前側の逆側である。また、右側とは、エンドエフェクタを後側から見たときの右側であり、左側とは右側の逆側である。上側とは、収穫装置を水平面上に設置した場合の上側であり、下側とは上側の逆側である。
図2に示される収穫装置10は、エンドエフェクタ1と、作業アーム11と、撮像部12と、制御部13と、を備える。作業アーム11は、エンドエフェクタ1を保持する。制御部13は、撮像部12の撮像結果に基づいて、作業アーム11及びエンドエフェクタ1を制御する。エンドエフェクタ1は、制御部13の制御に基づく作業アーム11の駆動により果実93の近傍まで移動した後、果実93の収穫動作を行う。エンドエフェクタ1は、収穫機構2と、収穫制御機構3と、を備える。
収穫機構2は、カバー20により覆われている。収穫機構2は、上側収穫リング21と、下側収穫リング22と、を備える。詳しくは後述するが、収穫機構2は、上側収穫リング21及び下側収穫リング22を果実93の表面形状に沿って移動させることにより、上側収穫リング21及び下側収穫リング22のそれぞれの内部に小果梗95又は果実93を位置させる。そして、収穫機構2は、上側収穫リング21を下側収穫リング22に対して相対移動させることにより、果実93を収穫する。収穫機構2は、図3に示されるように、上側リング駆動部23と、下側リング駆動部24と、を更に備える。下側収穫リング22及び下側リング駆動部24は、上側収穫リング21及び上側リング駆動部23の下側に配置されている。
図4Aに示されるように、上側収穫リング21は、上側スライド部材211と、上側円弧部材212と、連結部材213と、を備える。上側スライド部材211は、長方形板状に形成されている。上側スライド部材211には、左右方向(長辺方向)に沿って延びる上側スリット211Aが形成されている。上側円弧部材212は、円弧状の円弧部と、直線状の一対の直線部と、を備える。一対の直線部は、円弧部の両端から後方に向けて延び、かつ、互いに平行になるように形成されている。連結部材213は、上側スライド部材211における左右方向の両端側の部位と、上側円弧部材212における一対の直線部の後端部と、を連結する。連結部材213により連結された上側スライド部材211と上側円弧部材212とにより、上側収穫リング21の上側貫通孔21Aが形成される。
上側リング駆動部23は、上側貫通孔21Aの開口が上方を向く姿勢で上側収穫リング21を前後方向に移動させる。上側リング駆動部23は、一対の上側ガイド部材231と、上側回動アーム232と、上側駆動機構233と、を備える。
一対の上側ガイド部材231は、互い向き合うように配置されている。一対の上側ガイド部材231の互いに対向する面には、前後方向に延びるガイド溝231Aがそれぞれ形成されている。一対のガイド溝231Aには、上側収穫リング21における上側スライド部材211の左右方向(長辺方向)の両端部がはめ込まれる。このような構成により、上側収穫リング21は、上側ガイド部材231により前後方向にスライド可能に支持される。
上側回動アーム232は、平面視で略長方形状に形成されている。上側回動アーム232の長手方向の一端側には、上側回動軸232Aが固定されている。上側回動アーム232は、例えば左側の上側ガイド部材231の近傍に配置された上側回動軸232Aを中心にして、回動するように構成されている。上側回動アーム232の回動先端側には、上側挿通軸232Bが配置されている。上側挿通軸232Bは、上側収穫リング21の上側スリット211Aに挿通されている。なお、上側挿通軸232Bの代わりに、カムフォロアを用いても良い。
上側駆動機構233は、上側リング用モータ233Aと、ギア233Bと、動力伝達部233Cと、を備える。上側リング用モータ233Aは、制御部13の制御により駆動する。ギア233Bは、上側回動軸232Aに固定されている。動力伝達部233Cは、歯車、ウォームギア等により構成されており、上側リング用モータ233Aの駆動力をギア233Bに伝達する。
以上のような構成を有する上側リング駆動部23において、上側収穫リング21を後方向へ移動させる場合、上側回動アーム232が矢印A1の方向に回動するように、上側リング用モータ233Aを駆動する。上側回動アーム232の矢印A1の方向への回動に伴い、上側挿通軸232Bが上側スリット211A内を移動し、上側収穫リング21を後方向へ移動させる。一方、上側収穫リング21を前方向へ移動させる場合、上側回動アーム232が矢印A2の方向に回動するように、制御部13は、上側リング用モータ233Aを駆動する。
図4Bに示されるように、下側収穫リング22は、下側スライド部材221と、下側円弧部材222と、連結部材223と、を備える。下側スライド部材221は、長方形板状に形成されている。下側スライド部材221には、左右方向(短辺方向)に沿って延びる下側スリット221Aが形成されている。下側円弧部材222は、上側円弧部材212と同じ形状に形成され、円弧部と、直線状の一対の直線部と、を備える。連結部材223は、下側スライド部材221における左右方向の両端側の部位と、下側円弧部材222における一対の直線部の後端部と、を連結する。連結部材223により連結された下側スライド部材221と下側円弧部材222とにより、下側収穫リング22の下側貫通孔22Aが形成される。
下側リング駆動部24は、下側貫通孔22Aの開口が上方を向く姿勢で下側収穫リング22を前後方向に移動させる。下側リング駆動部24は、上側リング駆動部23と同様の構造を有している。このため、下側リング駆動部24と上側リング駆動部23との相違点を中心に説明する。下側リング駆動部24は、一対の下側ガイド部材241と、下側回動アーム242と、下側駆動機構243と、を備える。
一対の下側ガイド部材241は、互い向き合うように配置されている。一対の下側ガイド部材241の互いに対向する面に形成されたガイド溝241Aには、下側収穫リング22における下側スライド部材221の左右方向の両端部がはめ込まれる。このような構成により、下側収穫リング22は、下側ガイド部材241により前後方向にスライド可能に支持される。
下側回動アーム242の長手方向の一端側には、下側回動軸242Aが固定されている。下側回動アーム242の回動先端側には、下側収穫リング22の下側スリット221Aに挿通された下側挿通軸242Bが配置されている。なお、下側挿通軸242Bの代わりに、カムフォロアを用いても良い。下側回動アーム242は、例えば左側の下側ガイド部材241の近傍に配置された下側回動軸242Aを中心にして、回動するように構成されている。
下側駆動機構243は、制御部13の制御により駆動する下側リング用モータ243Aと、下側回動軸242Aに固定されたギア243Bと、下側リング用モータ243Aの駆動力をギア243Bに伝達する動力伝達部243Cと、を備える。動力伝達部243Cは、歯車、ウォームギア等により構成されており、
以下のような構成を有する下側リング駆動部24において、下側収穫リング22を後方向へ移動させる場合、下側回動アーム242が矢印B1の方向に回動するように、下側リング用モータ243Aを駆動する。一方、下側収穫リング22を前方向へ移動させる場合、下側回動アーム242が矢印B2の方向に回動するように、制御部13は、下側リング用モータ243Aを駆動する。
収穫制御機構3は、各収穫リング21,22(上側収穫リング21及び下側収穫リング22)のそれぞれの先端部が果実93の表面形状に沿って移動するように、各収穫リング21,22を移動させる。なお、各収穫リング21,22のそれぞれの先端部をまとめて、「リング先端部25」(例えば、図6A参照)と言う場合がある。ここで、リング先端部25が沿って移動する果実93の表面形状とは、果実93を右側または左側から見たときの果実93の輪郭(外形)を意味する。リング先端部25は、上側収穫リング21の上側円弧部材212及び下側収穫リング22の下側円弧部材222における円弧部の外周方向中央の部位である。収穫制御機構3は、図5に示されるように、収穫機構支持部材31と、回動支持部32と、回動制御機構33と、を備える。
収穫機構支持部材31は、長方形板状の支持部311を備える。支持部311の上には、収穫機構2が固定される(図6A参照)。支持部311における左右方向(短辺方向)の両側縁には、下方に板状に延びる側壁部312が形成されている。
回動支持部32は、収穫機構支持部材31を回動可能に支持する。回動支持部32は、ベース部材321と、連結部材322と、を備える。
ベース部材321は、長方形板状の固定部321Aを備える。固定部321Aにおける左右方向(長辺方向)の両側縁には、上方に板状に延びる軸受け部321Bが形成されている。連結部材322は、直方体形状に形成されている。連結部材322の左右方向(長辺方向)の両側面には、回動軸部322Aが固定される。回動軸部322Aは、軸受け部321Bにより支持される。連結部材322の上面には、収穫機構支持部材31の支持部311における後側の部位が固定されている。
回動制御機構33は、収穫機構支持部材31の回動状態を制御する。回動制御機構33は、一対のカムプレート331と、一対のカムフォロア332と、を備える。
一対のカムプレート331は、それぞれ収穫機構支持部材31の側壁部312に対向するように配置される。各カムプレート331には、前後方向に延びるカム溝333が形成されている。カム溝333は、下降用溝部333Aと、上昇用溝部333Bと、を備える。下降用溝部333Aは、後側の部位が前側の部位よりも上側に位置するように形成されている。上昇用溝部333Bの後端は、下降用溝部333Aの前端に繋がっている。上昇用溝部333Bは、後側の部位が前側の部位よりも下側に位置するように形成されている。上昇用溝部333Bは、前側の部位が下降用溝部333Aの後側の部位よりも上側に位置するように形成されている。
一対のカムフォロア332は、円柱状に形成され、それぞれ収穫機構支持部材31の側壁部312に配置されている。各カムフォロア332は、各カムプレート331のカム溝333に挿通されている。
収穫制御機構3は、図6A及び図6Bに示されるように、進退制御機構34を更に備える。進退制御機構34は、収穫機構支持部材31をカムプレート331に対して前後方向に移動させる。進退制御機構34は、可動部材341と、一対のガイド部材342と、進退駆動部343と、を備える。
可動部材341は、長方形板状の可動ベース341Aを備える。可動ベース341Aの左右方向(短辺方向)の両側縁には、下方に板状に延びる側壁部341Bが形成されている。可動ベース341Aの後端側の上面には、ベース部材321の固定部321Aが固定されている。右側の側壁部341Bにおける右面及び左側の側壁部341Bにおける左面には、前後方向に延びるレール部341Cがそれぞれ形成されている。
一対のガイド部材342は、一対のカムプレート331の互いに対向する面に、それぞれ配置されている。一対のガイド部材342の互いに対向する面に形成されたガイド溝342Aには、可動部材341のレール部341Cがはめ込まれる。このような構成により、可動部材341は、ガイド部材342により前後方向にスライド可能に支持される。
進退駆動部343は、図示されない進退モータと、ラック343Aと、ピニオン343Bと、図示されない動力伝達部と、を備える。進退モータは、制御部13の制御により駆動する。ラック343Aは、可動部材341における左側の側壁部341Bの下端縁に形成されている。ピニオン343Bは、左側の側壁部341Bの下方において、ラック343Aと噛み合うように配置されている。動力伝達部は、歯車、ウォームギア等により構成されており、進退モータの駆動力をピニオン343Bに伝達する。
<収穫装置の動作>
次に、収穫装置10の動作として、収穫対象の果実93の収穫方法について説明する。なお、以下、収穫対象である果実93を「収穫対象果実93A」と言い、収穫対象でない果実93を「非収穫対象果実93B」と言う場合がある。図7は、収穫対象果実の収穫方法の説明図である。図8は、収穫装置が収穫対象果実を収穫できる範囲の一例を示す模式図である。図9Aは、リング先端部が始点に位置する状態を示す模式図である。図9Bは、リング先端部が最下点に位置する状態を示す模式図である。図9Cは、リング先端部が終点に位置する状態を示す模式図である。
まず、収穫方法の概略について説明する。収穫装置10は、図7に示されるように、エンドエフェクタ1のリング先端部25が、始点P1、最下点P2及び終点P3を含む軌跡Lを描くように、各上側収穫リング21,22を移動させることにより、収穫対象果実93Aの小果梗95Aを各貫通孔21A,22A(上側貫通孔21A及び下側貫通孔22A)のそれぞれの内部に挿通させる。つまり、収穫装置10は、リング先端部25を収穫対象果実93Aの表面形状に沿って移動させることにより、収穫対象果実93Aの小果梗95Aを各収穫リング21,22の内部に挿通させる。そして、収穫装置10は、上側収穫リング21を下側収穫リング22に対して相対移動させることにより、収穫対象果実93Aを収穫する。
ここで、リング先端部25を収穫対象果実93Aの表面形状に沿って移動させない場合、収穫対象果実93Aを各貫通孔21A,22A(上側貫通孔21A及び下側貫通孔22A)に進入させる動作を行う際に、収穫対象果実93Aの周囲に存在する非収穫対象果実93B又は葉等の障害物に、各収穫リング21,22が接触してしまうおそれがある。各収穫リング21,22が障害物に接触すると、収穫対象果実93Aを各貫通孔21A,22Aに進入させる動作をスムーズに行うことができず、又は、当該進入させる動作を再度行う必要があり、果実93の収穫効率が低下してしまう。
第1実施形態の収穫装置10は、リング先端部25を収穫対象果実93Aの表面形状に沿って移動させることにより、収穫対象果実93Aの周囲に非収穫対象果実93B又は葉等の障害物が存在する場合でも、各収穫リング21,22が障害物に接触する機会を減らすことができる。したがって、収穫対象果実93Aを各貫通孔21A,22Aに進入させる動作をスムーズに行うことができ、果実93の収穫効率の低下を抑制することができる。
次に、収穫方法の詳細について説明する。まず、収穫動作を開始する前、図6Aに示されるように、カムフォロア332は、下降用溝部333Aの後端に位置している。この状態において、撮像部12は、例えば、房91に対してエンドエフェクタ1側から房91を撮像し、撮像画像を制御部13へ送信する。制御部13は、撮像画像を取得して、房91に実っている果実93の中から、収穫対象果実93Aを特定する。制御部13は、例えば、熟している果実93を収穫対象果実93Aとして特定する。
次に、制御部13は、作業アーム11を制御して、図8に示されるように、平面視でリング先端部25と果梗92との間に収穫対象果実93Aが位置するように(各収穫リング21,22が0°位置に位置するように)、エンドエフェクタ1を移動させる。このとき、制御部13は、図9Aに示されるように、各貫通孔21A,22Aの開口が上方を向くようにエンドエフェクタ1の姿勢を調整すると共に、収穫対象果実93Aに最も近いリング先端部25が始点P1に位置するようにエンドエフェクタ1を移動させる。このとき、各貫通孔21A,22Aの開口面が水平面と平行になっても良いし、水平面と平行になっていなくても良い。
このように、リング先端部25の収穫対象果実93Aの表面形状に沿った移動を、最下点P2からではなく始点P1から開始する理由は以下のとおりである。収穫対象果実93Aの下側に障害物が存在する場合を考える。この場合、リング先端部25の移動を最下点P2から開始しようとすると、例えば、エンドエフェクタ1を水平方向に移動させてリング先端部25を収穫対象果実93Aの下側へ挿入する際に、リング先端部25が障害物に接触してしまい、リング先端部25の収穫対象果実93Aの下側への挿入が失敗する可能性がある。これに対し、リング先端部25の移動を始点P1から開始して、リング先端部25を収穫対象果実93Aの表面形状に沿って始点P1から最下点P2へ移動させることにより、各収穫リング21,22で障害物を下方へ押し退けつつ、リング先端部25を収穫対象果実93Aの下側へ挿入することができる。したがって、リング先端部25の収穫対象果実93Aの下側への挿入が失敗する可能性を低くすることかできる。
始点P1は、エンドエフェクタ1を収穫対象果実93A近傍まで移動させる作業アーム11の駆動から、エンドエフェクタ1のみの駆動に切り替わる点である。始点P1は、収穫対象果実93Aに対向する位置であって、収穫対象果実93Aから離れた位置であっても良い。始点P1は、リング先端部25が収穫対象果実93Aに接触するような位置であっても良い。始点P1の高さ方向の位置は、収穫対象果実93Aの高さ方向の中心、又は、当該中心よりも低い位置であることが好ましい。例えば、始点P1の高さ方向の位置は、収穫対象果実93Aの鉛直方向の高さをHとした場合、収穫対象果実93Aの下端からの距離D1が、以下の式(1)を満たすことが好ましい。
0.25×H≦D1≦0.5×H … (1)
始点P1の高さ方向の位置を、収穫対象果実93Aの高さ方向の中心よりも低い位置にする理由は以下のとおりである。例えば、鉛直方向に対する傾きが大きくなる(蔕94の中央及び収穫対象果実93Aの中心を通る線と、鉛直方向とのなす角度が大きくなる)ように、収穫対象果実93Aが成っている場合を考える。この場合、始点P1の高さ方向の位置を収穫対象果実93Aの高さ方向の中心よりも高い位置にすると、リング先端部25を最下点P2へ向けて移動させる際に、下方へ移動するリング先端部25により収穫対象果実93Aが押される量が多くなってしまう。この場合、収穫対象果実93Aの位置が大きくずれてしまい、各収穫リング21,22内に収穫対象果実93Aを入れることができないおそれがある。これに対し、始点P1の高さ方向の位置を収穫対象果実93Aの高さ方向の中心よりも低い位置にすることにより、リング先端部25を最下点P2へ向けて移動させる際に、下方へ移動するリング先端部25により収穫対象果実93Aが押される量を少なくすることができる。したがって、収穫対象果実93Aの位置が大きくずれることを抑制でき、各収穫リング21,22内に収穫対象果実93Aを入れることができる。
始点P1の高さ位置の決定方法としては、以下の2つの方法のうちいずれか1つの方法を用いても良い。1つ目の方法は、撮像画像に基づき収穫対象果実93Aの下端の高さ位置を算出し、当該算出された下端の高さ位置から、予め設定された距離上方の位置を始点P1の高さ位置として決定する方法である。2つ目の方法は、撮像画像に基づき収穫対象果実93Aの高さ位置及び高さ寸法を算出する。次に、算出した高さ寸法から、上記式(1)を満たす距離D1を算出する。そして、算出した収穫対象果実93Aの下端の高さ位置から、距離D1上方の位置を始点P1の高さ位置として決定する方法である。
図9Aに示される状態から、エンドエフェクタ1は、制御部13の制御に基づいて、収穫機構支持部材31が前方へ移動するように、進退モータを駆動する。収穫機構支持部材31が前方へ移動すると、カムフォロア332が前方へ移動しつつ、下降用溝部333Aに沿って下方へ移動する。このカムフォロア332の前方及び下方への移動に伴い、リング先端部25が前方へ移動しつつ下方へ移動するように、収穫機構2が回動する。そして、図9Bに示されるように、カムフォロア332が、下降用溝部333Aと上昇用溝部333Bとの境界位置に到達すると、収穫機構2は、リング先端部25が最も下方に位置する姿勢になる。収穫機構2が図9Bに示す姿勢のときに、リング先端部25は、最下点P2に位置する。
最下点P2は、収穫対象果実93Aの下方に位置する点である。最下点P2の高さ方向の位置は、収穫対象果実93Aの下端からの距離D2が、0mm以上20mm以下であることが好ましい。
図9Bに示される状態から、エンドエフェクタ1は、制御部13の制御に基づいて、収穫機構支持部材31が更に前方へ移動するように、進退モータを駆動する。収穫機構支持部材31が更に前方に移動すると、カムフォロア332が前方へ移動しつつ、上昇用溝部333Bに沿って上方へ移動する。このカムフォロア332の前方及び上方への移動に伴い、リング先端部25が前方へ移動しつつ上方に移動するように、収穫機構2が回動する。この収穫機構2の回動に伴い、各貫通孔21A,22Aのそれぞれの内部に、収穫対象果実93Aが進入する。そして、図9Cに示されるように、カムフォロア332が、上昇用溝部333Bの前端に到達すると、収穫機構2は、リング先端部25が最も上方に位置する姿勢になる。収穫機構2が図9Cに示す姿勢のときに、リング先端部25は、終点P3に位置する。
終点P3は、収穫機構2を前方へ移動させつつ回動させる動作から、収穫対象果実93Aの収穫動作に切り替わる点である。終点P3は、収穫対象果実93Aの上端よりも高い位置であることが好ましいが、特に果実の成り方により、収穫対象果実93Aの上端より小果梗95の位置が高い場合はこの限りではない。終点P3は、各貫通孔21A,22Aの内部に収穫対象果実93Aの小果梗95Aが位置し、かつ、リング先端部25が当該小果梗95Aに接触する位置であることが好ましい。制御部13は、カムフォロア332が上昇用溝部333Bの前端に到達する前に、リング先端部25が小果梗95に接触する場合、この接触を検知して、進退モータの駆動を停止させても良い。このような構成にすれば、各貫通孔21A,22Aから収穫対象果実93Aが上方へ飛び出してしまい、収穫対象果実93Aを収穫することができなくなることを防止することができる。リング先端部25が小果梗95Aに接触したことを検出する方法としては、リング先端部25と小果梗95Aとの接触の有無により異なる進退モータのトルクを検出する方法を例示することができる。
そして、エンドエフェクタ1は、制御部13の制御に基づいて、上側収穫リング21を下側収穫リング22に対して相対移動させることにより、収穫対象果実93Aを収穫する。例えば、エンドエフェクタ1は、下側収穫リング22を移動させずに、上側収穫リング21を後方へ移動させる。この後方へ移動する上側収穫リング21により、収穫対象果実93Aは、果梗92から離間する方向(後方)に引かれる。このとき、果梗92も小果梗95Aを介して後方へ引かれるが、果梗92と下側収穫リング22が接触し、上側収穫リング21の引っ張り力の反作用として下側収穫リング22に果梗92を押す力が発生する。そして、蔕94と果梗92との間にこれらを引き離す引っ張り力が作用し、小果梗95Aは、離層96Aで分離する。この分離により、収穫対象果実93Aは、落下して図示されない籠に収穫される。
なお、図8に示されるように、各収穫リング21,22が、平面視において、0°位置から小果梗95Aを中心にして反時計回り(左回り)に90°回転した位置(+90°位置)に位置する場合、又は、時計回り(右回り)に90°回転した位置(-90°位置)に位置する場合においても、収穫装置10は、リング先端部25を収穫対象果実93Aの表面形状に沿って移動させることにより、果実93の収穫効率の低下を抑制することができる。
例えば、各収穫リング21,22が+90°位置に位置する場合、収穫装置10は、リング先端部25を収穫対象果実93Aの表面形状に沿って移動させることにより、各収穫リング21,22の近くに位置する葉等の障害物Gに各収穫リング21,22が接触する機会を減らしつつ、収穫対象果実93Aを各貫通孔21A,22Aに進入させることができる。また、各収穫リング21,22が-90°位置に位置する場合、収穫装置10は、リング先端部25を収穫対象果実93Aの表面形状に沿って移動させることにより、各収穫リング21,22の近くに位置する非収穫対象果実93Bに、各収穫リング21,22が接触する機会を減らしつつ、収穫対象果実93Aを各貫通孔21A,22Aに進入させることができる。そして、収穫装置10は、各収穫リング21,22が+90°位置又は-90°位置に位置する場合、下側収穫リング22を移動させずに、上側収穫リング21を後方へ移動させることにより、蔕94と果梗92との間にこれらを引き離す引っ張り力を作用させ、収穫対象果実93Aを収穫することができる。
以上説明したように、収穫装置10は、0°位置から+90°位置にかけての範囲、又は、0°位置から-90°位置にかけての範囲にエンドエフェクタ1を位置させた場合でも、リング先端部25を収穫対象果実93Aの表面形状に沿って移動させることにより、収穫効率を低下させることなく果実93を収穫することができる。
[第2実施形態]
次に、本開示の第2実施形態について説明する。
<収穫装置の構成>
まず、収穫装置の構成について説明する。図10Aは、収穫装置のエンドエフェクタを構成する収穫制御機構の側面視における模式図である。図10Bは、収穫制御機構の正面視における模式図である。なお、第1実施形態の収穫装置10と同じ構成については、説明を簡略にする、又は、省略する。
図2に示されるように、第2実施形態の収穫装置10Aは、エンドエフェクタ1及び制御部13の代わりに、エンドエフェクタ4及び制御部13Aを備える点で、第1実施形態の収穫装置10と異なる。エンドエフェクタ4は、収穫機構2と、収穫制御機構5と、を備える。
図10A及び図10Bに示されるように、収穫制御機構5は、収穫機構支持部材31と、回動支持部32と、回動制御機構53と、を備える。回動制御機構53は、収穫機構支持部材31の回動状態を制御する。回動制御機構53は、回動モータ531と、従動ピニオン532と、を備える。回動モータ531は、制御部13の制御により駆動する。従動ピニオン532は、連結部材322に固定された左側の回動軸部322Aに固定されている。従動ピニオン532は、回動モータ531の回転軸に固定された駆動ピニオン533に噛み合うように固定されている。なお、従動ピニオン532と駆動ピニオン533との間に、歯車、ウォームギア等により構成された動力伝達部であって、回動モータ531の駆動力を従動ピニオン532に伝達する動力伝達部を配置しても良い。
<収穫装置の動作>
次に、収穫装置10Aの動作として、収穫対象果実93Aの収穫方法について説明する。なお、第1実施形態の収穫方法と同じ動作については、説明を簡略にする、又は、省略する。
収穫装置10Aは、第1実施形態の収穫装置10と同様に、図7に示されるように、エンドエフェクタ4のリング先端部25が、始点P1、最下点P2及び終点P3を含む軌跡Lを描くように、上側収穫リング21及び下側収穫リング22を移動させ、収穫対象果実93Aの小果梗95Aを各収穫リング21,22の内部に挿通させる。このとき、収穫装置10Aの制御部13Aは、進退モータ及び回動モータ531の回転角度を調整することにより、リング先端部25が軌跡Lを描くように、上側収穫リング21及び下側収穫リング22を移動させる。
例えば、制御部13Aは、撮像部12から房91の撮像画像を取得する。そして、制御部13Aは、撮像画像に基づいて、収穫対象果実93Aを特定すると共に、収穫対象果実93Aの表面形状を算出する。ここで、上述されたように、収穫対象果実93Aの表面形状とは、収穫対象果実93Aを例えば右側から見たときの収穫対象果実93Aの輪郭(外形)を意味する。撮像部12が、例えば、房91に対してエンドエフェクタ1側から房91を撮像した場合、撮像画像に、右側から見たときの収穫対象果実93Aの輪郭は写っていない。しかし、果実93を右側から見た形状とエンドエフェクタ1側から見た形状とは、ほぼ同じである。このため、制御部13Aは、撮像画像に写っているエンドエフェクタ1側から見た収穫対象果実93Aの輪郭を、右側から見たときの収穫対象果実93Aの輪郭と見なし、リング先端部25が沿って移動する果実93の表面形状として算出することができる。
この後、制御部13Aは、算出した表面形状に基づいて、始点P1、最下点P2及び終点P3を含む軌跡Lを決定し、リング先端部25が当該軌跡Lを描くように、進退モータ及び回動モータ531を制御する。そして、収穫装置10Aは、上側収穫リング21を下側収穫リング22に対して相対移動させることにより、収穫対象果実93Aを収穫する。
第2実施形態の収穫装置10Aは、第1実施形態の収穫装置10と同様に、リング先端部25を収穫対象果実93Aの表面形状に沿って移動させる。このため、0°位置から+90°位置にかけての範囲、又は、0°位置から-90°位置にかけての範囲にエンドエフェクタ1を位置させた場合でも、収穫対象果実93Aの周囲に存在する非収穫対象果実93B又は葉等の障害物に、各収穫リング21,22が接触する機会を減らすことができ、果実93の収穫効率の低下を抑制することができる。また、回動モータ531の回転角度の調整により、収穫機構2の姿勢を変えることができるため、様々な形状又はサイズの収穫対象果実93Aの表面形状に応じた適切な軌跡Lを描くように、上側収穫リング21及び下側収穫リング22を移動させることができる。したがって、収穫装置10Aは、収穫対象果実93Aの形状又はサイズに関係なく、果実93の収穫効率の低下を抑制することができる。
[実施形態の変形例]
本開示は、これまでに説明した実施形態に示されたものに限られないことはいうまでもなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で、種々の変形を加えることができる。また、上記実施形態及び以下に示される変形例は、正常に機能する限り、どのように組み合わせても良い。
例えば、収穫装置10,10Aは、各貫通孔21A,22A内に収穫対象果実93Aが位置する状態で、上側収穫リング21を下側収穫リング22に対して相対移動させることにより、収穫対象果実93Aを果梗92から分離しても良い。
収穫装置10,10Aは、リング先端部25の収穫対象果実93Aの表面形状に沿った移動を始点P1から開始したが、最下点P2から開始しても良い。
本開示の収穫装置として、リング先端部25を収穫対象果実93Aの表面形状に沿って移動させる際に、収穫機構2を回動させる構成を例示したが、収穫機構2を回動させない構成を適用しても良い。例えば、収穫制御機構に、収穫機構2を前後方向へ移動させる機構(例えば、進退制御機構34)と、収穫機構2を上下方向へ移動させる機構とを別々に設けても良い。また、収穫制御機構に、収穫機構2を前後方向へ移動させる機構を設け、作業アーム11の駆動により収穫機構2を上下方向へ移動させても良い。収穫制御機構に、収穫機構2を上下方向へ移動させる機構を設け、作業アーム11の駆動により収穫機構2を前後方向へ移動させても良い。また、作業アーム11のみの駆動により、リング先端部25を収穫対象果実93Aの表面形状に沿って移動させても良い。
エンドエフェクタ1は、収穫対象果実93Aを果梗92から分離する際に、上側収穫リング21を移動させずに、下側収穫リング22を後方へ移動させても良いし、上側収穫リング21及び下側収穫リング22のうち一方の収穫リングを前方へ移動させると共に、他方の収穫リングを後方へ移動させても良い。
本開示は、収穫方法に適用できる。
1,4 エンドエフェクタ
2 収穫機構
3,5 収穫制御機構
10,10A 収穫装置
11 作業アーム
12 撮像部
13,13A 制御部
20 カバー
21 上側収穫リング
21A 上側貫通孔
22 下側収穫リング
22A 下側貫通孔
23 上側リング駆動部
24 下側リング駆動部
25 リング先端部
31 収穫機構支持部材
32 回動支持部
33,53 回動制御機構
34 進退制御機構
90 主茎
91 房
92 果梗
93 果実
93A 収穫対象果実
93B 非収穫対象果実
94 蔕
95,95A 小果梗
96,96A 離層
211 上側スライド部材
211A 上側スリット
212 上側円弧部材
213 連結部材
221 下側スライド部材
221A 下側スリット
222 下側円弧部材
223 連結部材
231 上側ガイド部材
231A ガイド溝
232 上側回動アーム
232A 上側回動軸
232B 上側挿通軸
233 上側駆動機構
233A 上側リング用モータ
233B ギア
233C 動力伝達部
241 下側ガイド部材
241A ガイド溝
242 下側回動アーム
242A 下側回動軸
242B 下側挿通軸
243 下側駆動機構
243A 下側リング用モータ
243B ギア
243C 動力伝達部
311 支持部
312 側壁部
321 ベース部材
321A 固定部
321B 軸受け部
322 連結部材
322A 回動軸部
331 カムプレート
332 カムフォロア
333 カム溝
333A 下降用溝部
333B 上昇用溝部
341 可動部材
341A 可動ベース
341B 側壁部
341C レール部
342 ガイド部材
342A ガイド溝
343 進退駆動部
343A ラック
343B ピニオン
531 回動モータ
532 従動ピニオン
533 駆動ピニオン
G 障害物
L 軌跡
P1 始点
P2 最下点
P3 終点

Claims (7)

  1. 果実が通過可能な上側貫通孔を有する上側収穫リングと、
    前記上側収穫リングの下方に配置され、前記果実が通過可能な下側貫通孔を有する下側収穫リングと、を備える収穫装置が行う収穫方法であって、
    前記収穫装置は、
    前記上側収穫リング及び前記下側収穫リングを前記果実の表面形状に沿って移動させることにより、前記上側貫通孔及び前記下側貫通孔のそれぞれの内部に前記果実の果柄又は前記果実を位置させ、
    前記上側収穫リングを前記下側収穫リングに対して相対移動させることにより、前記果実を収穫する、
    収穫方法。
  2. 前記収穫装置は、
    前記上側貫通孔及び前記下側貫通孔の開口が上方を向く姿勢の前記上側収穫リング及び前記下側収穫リングにおける前記果実に最も近い部位である先端部が、前記果実に対向する位置である始点から、前記果実の下端よりも低い位置である最下点を経由して、前記果実に対して前記始点の反対側の位置である終点に到達するように、前記上側収穫リング及び前記下側収穫リングを移動させる、
    請求項1に記載の収穫方法。
  3. 前記始点は、前記果実の高さ方向の中心、又は、当該中心よりも低い位置である、
    請求項2に記載の収穫方法。
  4. 前記終点は、前記果実の上端よりも高い位置である、
    請求項2又は3に記載の収穫方法。
  5. 前記収穫装置は、
    前記上側収穫リング及び前記下側収穫リングが前記最下点を通過した後、前記上側収穫リングが前記果柄に接触したことを検知した場合、前記上側収穫リング及び前記下側収穫リングを停止させる、
    請求項2から4のいずれか一項に記載の収穫方法。
  6. 前記収穫装置は、
    前記果実の撮像画像に基づいて、前記果実の表面形状を算出し、
    算出した前記表面形状に沿って前記上側収穫リング及び前記下側収穫リングを移動させる、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の収穫方法。
  7. 前記果実は、トマトである、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の収穫方法。
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