JP2000139163A - 野菜収穫機の収穫位置制御装置 - Google Patents

野菜収穫機の収穫位置制御装置

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JP2000139163A
JP2000139163A JP10316171A JP31617198A JP2000139163A JP 2000139163 A JP2000139163 A JP 2000139163A JP 10316171 A JP10316171 A JP 10316171A JP 31617198 A JP31617198 A JP 31617198A JP 2000139163 A JP2000139163 A JP 2000139163A
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cucumber
harvesting
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Seiichi Arima
誠一 有馬
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】最初の収穫アプローチを失敗しても、次回の収
穫アプローチは失敗しないようにしようとするものであ
る。 【解決手段】走行車台2上の視覚センサ11で野菜の画
像を撮影し、収穫装置10で該野菜を把持して収穫する
が、最初の入力画像による位置データで最初の収穫アプ
ローチに失敗した後に、再入力した画像による位置デー
タから該野菜の位置を確認するときに、最初の該位置デ
ータと再入力の位置データとに相違があるときは、再入
力の該位置データに変更して再度収穫アプローチし、相
違していないときは、該収穫装置10の自重による歪み
で下方への変化であると判定し、最初の設定位置の上方
へ該収穫装置10の位置を修正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、走行車台上に設
けた視覚センサで野菜の画像を撮影し、収穫装置で該野
菜を把持して収穫するが、最初の入力画像による位置デ
ータで最初の収穫アプローチに失敗した後に、再入力し
た画像による位置データから該野菜の位置を確認すると
きに、最初の該位置データと再入力の該位置データとに
相違があるときは、再入力の該位置データに変更して再
度収穫アプローチし、相違していないときは、該収穫装
置の自重による歪みで下方への変化であると判定し、最
初の設定位置の上方へ該収穫装置の位置を修正する技術
であり、野菜収穫機の収穫位置制御装置として利用でき
る。
【0002】
【従来の技術】野菜が、例えば、キュウリであり、この
キュウリを収穫するときは、野菜収穫機の走行車両を圃
場の畝間の溝部を走行させて、走行車台上に設けた視覚
センサでキュウリの画像を撮影して、収穫適期のキュウ
リであるか否かを検出すると共に、このキュウリの入力
画像からこのキュウリの位置が検出されて、位置データ
として入力され、この入力された位置データの位置まで
収穫装置は移動制御されて停止し、この収穫装置でキュ
ウリを把持して摘果し、摘果が終了するとこの収穫装置
は所定位置へ復元されて、摘果したキュウリは所定位置
へ排出されて収穫が終了する。
【0003】この収穫作業のときに、最初の入力画像に
よる位置データによって、最初の収穫アプローチを失敗
すると、再度最初の位置データによって再度収穫アプロ
ーチが行われてキュウリを収穫する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】最初の入力された位置
データによって、最初の収穫アプローチを失敗しても、
再度最初の位置データによって、再度収穫アプローチを
行うことにより、再度失敗する確率が高く、又、収穫装
置でキュウリを把持したとしても、このキュウリの所定
位置が把持されないことがあり、このために、所定位置
を切断して摘果することができないことが発生していた
が、この発明により、これらの問題点を解決しようとす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために、この発明
は、走行車両8の走行車台2の上側に野菜(イ)の画像
を撮影する視覚センサ11と、該野菜(イ)を把持して
収穫する収穫装置10等とを設けた野菜収穫機におい
て、最初の入力画像による位置データ(A)によって最
初の収穫アプローチに失敗した後に再入力した画像によ
る位置データ(B)から該野菜(イ)の位置を確認する
ときに、最初の入力の該位置データ(A)と再入力の該
位置データ(B)とに相違があるときは、再入力の該位
置データ(B)に変更して再度アプローチすると共に、
相違していないときは、該収穫装置10の自重による歪
みによってアプローチ方向が下方への変化であると判定
して最初の設定位置である上方へ該収穫装置10の位置
を修正して再度アプローチすることを特徴とする野菜収
穫機の収穫位置制御装置の構成とする。
【0006】
【発明の作用】キュウリ(イ)を収穫するときは、野菜
収穫機の走行車両8を圃場の畝間の溝部を走行させて、
走行車台2上に設けた視覚センサ11でキュウリ(イ)
の画像を撮影して、収穫適期のキュウリ(イ)であるか
否かを検出すると共に、このキュウリ(イ)の入力画像
からこのキュウリ(イ)の位置が検出されて、位置デー
タ(A)として入力され、この入力された位置データ
(A)の位置まで収穫装置10は移動制御されて停止
し、この収穫装置10でキュウリ(イ)を把持して摘果
し、摘果が終了するとこの収穫装置10は所定位置へ復
元されて、摘果したキュウリ(イ)は所定位置へ排出さ
れて収穫が終了する。
【0007】この収穫作業のときに、最初の入力画像に
よる位置データ(A)によって、最初の収穫アプローチ
を失敗すると、失敗した後に再入力した画像からキュウ
リ(イ)の位置が検出されて、位置データ(B)として
入力され、このキュウリ(イ)の位置を確認するときに
は、最初の入力の位置データ(A)と再入力の位置デー
タ(B)とが比較され、相違しているときは、再入力に
位置データ(B)をキュウリ(イ)位置に変更して、こ
の位置データ(B)により、前記収穫装置10を再度収
穫アプローチをしてキュウリ(イ)を収穫する。
【0008】又、相違していないときは、前記収穫装置
10の自重による歪みによってアプローチ方向が下方へ
変化であると判定して、最初の設定位置である上方へこ
の収穫装置10の位置を修正して、再度収穫アプローチ
をしてキュウリ(イ)を収穫する。
【0009】
【発明の効果】最初の画像入力から収穫アプローチの間
に、収穫対象のキュウリ(イ)が移動したか、又は収穫
装置10の自重による歪みでアプローチ方向が変化した
かの確認ができることにより、再画像入力の位置データ
(B)によって対応可能となり、正確な収穫作業ができ
る。又、該収穫装置10の微調整ができることにより、
より確実な収穫作業ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。図例は、野菜(イ)は、例えば、キ
ュウリ(イ)であり、圃場の畝(ロ)上に傾斜状態に栽
培したこのキュウリ(イ)を収穫する農業用ロボットで
ある野菜収穫機1を図示して説明する。
【0011】前記野菜収穫機1の走行車両8の走行車台
2下側の左右両側の前後両側には、一対の前輪3と後輪
4を各々配設し、これら前輪3と後輪4の4輪に対し各
別に車輪駆動用モータ5を連動連結すると共に、進行方
向に対して操縦旋回自在に軸支し、これら前・後輪3,
4を各別に舵取り制御するための操向角度を検出する操
向角度センサ6を各別に設けると共に、これら前・後輪
3,4の間には、動力電源としてのバッテリ7を収納し
て前記走行車両8を構成し、これら前・後輪3,4は、
畝(ロ),(ロ)間で形成する溝(ハ)内を走行する。
【0012】前記走行車台2上の前部には、この野菜収
穫機1の操作制御を行うコントローラ等を内装した前カ
バー9を設け、この前カバー9の後方には、キュウリ
(イ)を収穫する収穫装置10を設け、この収穫装置1
0はキュウリ(イ)の画像を撮像するCCDカメラ11
aによる視覚センサ11と、この視覚センサ11の撮像
によるキュウリ(イ)を把持して摘果するマニピュレー
タ12とを装架した、略円筒形状でその一部を直角状に
切り欠いだ作業旋回胴13を旋回可能に設けた構成であ
り、該視覚センサ11、及び該マニピュレータ12は、
該作業旋回胴13内を上下移動自在に構成している。
【0013】前記作業旋回胴13の後方部で走行車台2
の上側に設けた後カバー17内には、収穫したキュウリ
(イ)を収納するためのキャリーの格納と放出とを行う
キャリー収納部18を設け、該後カバー17の後側面に
は、野菜収穫機1の走行操作、及び各種制御操作する操
作装置19を設けた構成である。前記マニピュレータ1
2は、多関節による人間の腕と手先の動きに近い作用を
行わせるために、基部の回動メタル14で形成するショ
ルダ関節部(A)、伸縮直動アーム15で形成するアー
ム関節部(B)、先端の把持、及び切断するエンドエフ
ェクタ16部を連結形成するリスト関節部(C)、及び
水平旋回させるウエスト関節部(D)等よりなり、これ
らの各関節部を相互に連結配置した構成であり、傾斜状
態に栽培した収穫適期のキュウリ(イ)を視覚センサ1
1のCCDカメラ11aで検出し、この検出したキュウ
リ(イ)をマニピュレータ12で把持して摘果する構成
としている。
【0014】前記エンドエフェクタ16の先端部には、
図6で示す如く植物、例えば、キュウリ(イ)に強く反
応するON−OFFスイッチ方式の近接センサ16aを
設けると共に、キュウリ(イ)に当接して回動するセン
サプレート16b、及びキュウリ(イ)を検出するON
−OFFスイッチ方式の接触センサ16cを設けた構成
である。
【0015】前記近接センサ16aがキュウリ(イ)を
検出しなく、この近接センサ16aがOFF状態で、こ
のOFF状態が入力されているときは、エンドエフェク
タ16は前進の所定位置までは、高速度でアプローチさ
れる。又、該近接センサ16aが、キュウリ(イ)を検
出して、この近接センサ16aがON状態となり、この
ON状態が入力されると、該エンドエフェクタ16は前
進の所定位置からキュウリ(イ)を把持する位置まで
は、低速度でアプローチされる構成である。
【0016】前記センサプレート16bがキュウリ
(イ)に接触して回動し、この回動によって接触センサ
16cがON状態となり、このON状態が入力される
と、該エンドエフェクタ16を停止制御する構成であ
る。これにより、接触センサ16cはキュウリ(イ)の
自重によってONされ、葉等ではONしない構成であ
る。これによって、キュウリ(イ)がエンドエフェクタ
16で把持されたことも認識できて便利である。又、近
接センサ16aを設けたことにより、障害物が明らかに
無い部分では、高速アプローチして収穫時間の短縮を図
り、障害物がある可能性が大きい付近では、低速アプロ
ーチすることで葉、及び茎の損傷を防止できる。更にキ
ュウリ(イ)へ高速での衝突を防ぎ、損傷を防止するこ
とができる構成である。
【0017】前記マニピュレータ12とキュウリ(イ)
を補助的に収納する補助収納ケース20とは、上下方向
にスライド移動させるネジ部を有するスライド軸21を
作業旋回胴13の直角状の切り欠き部壁面の内側に沿っ
て回動可能に支承すると共に、このスライド軸21の回
動により、上下移動自在にスライドガイド22を軸支し
た構成である。このスライドガイド22にマニピュレー
タ12のベース部23を、該作業旋回胴13の直角状の
切り欠き部壁面に沿って設けた2条の摺動溝13bを貫
通して結合すると共に、該スライド軸21を回動させる
スライドモータ24をこのスライド軸21の下端部に連
動連結し、該作業旋回胴13と共に、視覚センサ11の
CCDカメラ11a、及び該マニピュレータ12を略1
80度旋回させる車台モータ25は、前記走行車台2の
該作業旋回胴13の中心位置に配置すると共に、連動連
結した構成である。
【0018】前記視覚センサ11のCCDカメラ11a
は、上下方向にスライド移動させるネジ部を有するスラ
イド軸26は、作業旋回胴13の直角状に切り欠き部壁
面の内側に沿って回動可能に支承すると共に、このスラ
イド軸26の回動により、上下移動自在にスライドガイ
ド27を軸支した構成である。このスライドガイド27
の上面部には、マニピュレータ12の摺動溝13aを有
する壁面に対して略直角位置に変化させる壁面に沿って
設けた摺動溝13bを貫通して、該CCDカメラ11a
の結合アーム11bを結合させると共に、スライド軸2
6を回動させるためのスライドモータ28をこのスライ
ド軸26の下端部に連動連結し、該摺動溝13bには、
該CCDカメラ11aの姿勢を保持させると共に、摺動
可能なガイドレールを設けた構成である。
【0019】前記マニピュレータ12は、図4、及び図
5で示す如く多関節による人間の腕と手先の動きに近い
作用を行わせるために、その基部から先端側にかけて各
々ショルダ関節部A、アーム関節部B、リスト関節部C
等の各関節部を相互に連結配置した構成である。前記シ
ョルダ関節部Aは、マニピュレータ12を上下回動させ
るためのショルダ関節として、サーボモータによるショ
ルダモータ29を組み込み連動連結した構成である。
【0020】前記アーム関節部Bは、2段階に伸縮させ
る伸縮直動アーム15の基部に組み込んだサーボモータ
によるアームモータ30から、該伸縮直動アーム15基
部の固定筒15aに内装したボールネジ等からなるスラ
イダ31に連動連結すると共に、このスライダ31の回
動により、該固定筒15a内に、1段目の伸縮筒15b
を収納可能にガイドレール32を該スライダ31と並行
して内装配置する。該アームモータ30から1段目の該
伸縮筒15b内に張設したタイミングベルト32aを介
して、ボールネジ等からなるスライダ33に連動連結す
ると共に、このスライダ33の回動により、1段目の該
伸縮筒15b内に、2段目の伸縮筒15cを収納可能に
ガイドレール34をスライダ33と並行して内装配置し
た構成である。 前記リスト関節部Cは、2段目の伸縮
筒15cの基部側に組み込んだサーボモータによるリス
トピッチモータ35から、該伸縮筒15cの先端部まで
延長したリスト駆動軸36の端部にウォームギヤ37a
を軸止すると共に、このウォームギヤ37aと直角交差
して、噛み合うウォームホイル37bにリストピッチ関
節軸38を軸止して各々連動連結すると共に、このリス
トピッチ関節軸38が該伸縮筒15cの外部に突出した
軸端に、角筒状のエンドエフェクタ16の回動を支持す
るL字状の回動支持アーム39を軸止した構成である。
【0021】前記回動支持アーム39に、エンドエフェ
クタ16の後端部を支承して略180度範囲で鉛直平面
内をピッチ回動させると共に、このエンドエフェクタ1
6を略180度範囲でロール回動させるサーボモータに
よるリストロールモータ40を、該回動支持アーム39
を介して該エンドエフェクタ16の後端部に連動連結し
た構成である。
【0022】前記マニピュレータ12を水平旋回させる
ウエスト関節部Dにおけるサーボモータによるウエスト
モータ41の回動軸心を、ショルダ関節部Aが装着され
るベース部23において、エンドエフェクタ16の作業
中心軸が伸縮直動アーム15の基部に向けて延長した軸
線と交わる位置に組み込み連動連結して設ける。このベ
ース部23の下面にキュウリ(イ)を数個収納可能で、
キュウリ(イ)の摘果時に該エンドエフェクタ16の位
置までスライド延出すると共に、その底面を開閉可能に
設けた補助収納ケース20を、ラックとピニオンにより
駆動するケーススライドモータ42を組み込んで作業旋
回胴13の上面に配置した構成である。
【0023】前記エンドエフェクタ16は、図7〜図1
1に示す如く角筒状の箱体43を有し、この箱体43内
の上部一側にキュウリ(イ)を摘果する摘果モータ44
を配置し、このモータ44にスライドネジ45を前方に
向け延長して連結すると共に、このスライドネジ45の
回転方向により前進、又は後進するスライドアーム45
aを、該摘果モータ44の側部に平行して前後方向に延
設したガイドレール46によって摺動案内される断面U
字状の摘果ベース47に接合し、この摘果ベース47の
U字状の片側後端部の側部突起47aを、前後に配置し
たリミットスイッチ前46a、及びリミットスイッチ後
46bとに各々係合可能な構成である。
【0024】4点平行リンクによる左右の摘果リンク4
8によって、摘果ベース47の前端部と摘果アーム49
の後部とを連結すると共に、該摘果ベース47のリンク
ピン47bに該摘果リンク48による該摘果アーム49
の上動を一定の荷重で抑える抑えバネ47cを張設し、
該摘果アーム49の前端部に、キュウリ(イ)の果柄の
検出と切断を行う平面視U字形状の摘果プレート50の
U字基部を支持した構成である。
【0025】前記摘果プレート50は、摘果アーム49
に支持するU字基部から前端の開口端部50aに亘り、
キュウリ(イ)への押圧力を上方向への分力により逃し
て適正な圧力を保持できる角度θとなるよう傾斜させる
と共に、左右の該開口端部50aの先端には各々該摘果
プレート50のキュウリ(イ)への押圧上動を円滑にす
るための摺動ローラ50bを軸支し、キュウリ(イ)の
果柄を取り入れるU字形状の長孔部50cを平面視斜め
に遮断する状態に薄刃状のカッタ刃50dを、果柄の押
し切りを容易とするよう傾斜姿勢の該摘果プレート50
に対し水平状態に取り付けた構成である。
【0026】前記箱体43内の中央下部にキュウリ
(イ)を把持する把持モータ51を配置し、この把持モ
ータ51から前方側にウォームギヤ51aを固着し、こ
のウォームギヤ51aと噛合する左右のウォームホイル
51bを各々左右対称位置に配設すると共に、この左右
のウォームホイル51bから各々上方に向けて支承した
左右の把持軸52に、この把持軸52の回動によりキュ
ウリ(イ)を把持可能な長さ前方へ延出した左右の把持
プレート53を連動可能に設け、この把持プレート53
には、リターン用の戻しバネ53aと、キュウリ(イ)
を傷つけないための緩衝パット53bを各々取り付けた
構成である。図11で示す如く左右両側の該把持軸52
には、該ウォームホイル51bの上側に、該把持プレー
ト53の開閉と同時に開閉する把持プレートカム52a
を固着し、この左右両側の把持プレートカム52aの開
閉状態を検出する把持プレート閉スイッチ52bを左右
両側に設けている。又、左右両側の該把持軸52には、
該戻しバネ53aの上側に、該把持プレート53の開閉
と同時に開閉する果実径用カム52cを回動自在に設
け、この果実径用カム52cの閉状態位置により、ON
する果実径検出用スイッチ52dを左右両側に設け、こ
の果実径検出用スイッチ52dのONにより、検出した
キュウリ(イ)は設定径より小径であると検出する構成
である。
【0027】これにより、一方側の前記果実径検出用ス
イッチ52dがONすれば、キュウリ(イ)が把持され
ているか、もしくは収穫対称外(小径)のキュウリ
(イ)と判定できる。又、一方側が主茎と共に、キュウ
リ(イ)を把持したときでも、他方側がキュウリ(イ)
に接触するために小径のキュウリ(イ)と判定できる。
前記把持モータ51の上側で左右の把持軸52の間に、
キュウリ(イ)を把持する際に吸引固定するための吸着
パット54を配置し、この吸着パット54を前後に移動
させるスライドネジ54aを後方に向け延長し、このス
ライドネジ54aと連動連結させた吸着モータ55は、
摘果モータ44と反対側の上部位置側に配設した構成で
ある。なお、エンドエフェクタ16はオフセットにより
交換を可能とする。
【0028】前記各把持プレート53は、1個の把持モ
ータ51で開閉させる構成であり、開閉何れの場合にも
左右独立して回動自在な各把持軸52の回動により、こ
の回動運動を各戻しバネ53aを介して、該各把持プレ
ート53へ伝達し、この各戻しバネ53aを介すること
により、該把持プレート53は回動自在な構成である。
【0029】これにより、一方側の前記把持プレート5
3のみでも、キュウリ(イ)に接触するために、キュウ
リ(イ)の固定ができて、収穫作業ができる。更に該把
持プレート53は左右独立で回動自在であることによ
り、キュウリ(イ)の主茎を把持したままマニピュレー
タ12を縮めれば、主茎は該把持プレート53から外
れ、その瞬間にキュウリ(イ)を把持できる。
【0030】図13に示す如く制御機構として前記走行
車両8の車輪駆動用モータ5,操向角度センサ6,キャ
リー制御部18a等を制御する走行部コントローラ56
aと、CCDカメラ11aを制御する視覚部コントロー
ラ56bと、マニピュレータ12を制御する摘果部コン
トローラ56cと、これら各コントローラ56a,56
b,56cと共に、操作装置19、及び安全装置57等
を統括制御するメインコントローラ56とを前カバー9
に内装して構成する。
【0031】該視覚部コントローラ56bは、図14に
示す如く、OCR58から信号を受けた駆動パルス発生
回路59からドライバ60を介してレシーバ61へ、こ
のレシーバ61からCCDカメラ11aへ接続する。該
CCDカメラ11aの駆動により検出された信号をビデ
オ信号に交換する信号処理回路62と該CCDカメラ1
1aとを接続し、この信号処理回路62からA/D変換
器63を経て画像メモリ64へ接続すると共に、この画
像メモリ64と高速画像処理を行う画像処理回路65と
CPU66とを相互通信可能に接続する。該CPU66
からビデオ信号を基にランプ発光タイミングと該A/D
変換器63の開始タイミングを設定するタイミング回路
67へ接続し、このタイミング回路67と該A/D変換
器63、及びランプ駆動回路68とを接続すると共に、
該タイミング回路67へ該信号処理回路62を接続さ
せ、該ランプ駆動回路68を介してハロゲンランプ69
を駆動させるべく接続し、フォトセンサ70からA/D
変換を経てCPU66へ接続して構成する。
【0032】前記摘果コントローラ56cは、図15に
示す如く、サーボモータとしての前記ウエストモータ4
1,スライドモータ24,スライドモータ28,ショル
ダモータ29,アームモータ30,リストピッチモータ
35,リストロールモータ40、及び把持モータ51を
各々コントロールドライバ71を介して接続すると共
に、摘果モータ44,吸着モータ55を各々接続して構
成する。なお、該各サーボモータ41,24,28,2
9,30,35,40には各々エンコーダ、及び原点検
出センサを組み合わせて設ける。
【0033】前記野菜収穫機1により作業対象物として
のキュウリ(イ)の収穫を行うときは、図13で示す如
く走行部コントローラ56aによる車輪駆動モータ5や
操向角度センサ6等の制御により畝(ロ)間に形成した
溝(ハ)に沿って走行を行いながら、傾斜棚Tに栽培さ
れた収穫適期のキュウリ(イ)をCCDカメラ11aの
上下スライド移動によって撮像し、この撮像により入力
した画像を視覚部コントローラ56bによって画像処理
を行い、この画像情報による摘果部コントローラ56c
の演算によって、マニピュレータ12の伸縮直動アーム
15を、ウエスト関節部Dによる左右旋回とショルダ関
節部Aによる上下移動とを行わせると共に、アーム関節
部Bを伸縮させ、その先端部に位置するリスト関節部C
によりエンドエフェクタ16を制御して収穫アプローチ
を行う。
【0034】この収穫アプローチ時に、エンドエフェク
タ16のピッチ回動、又はロール回動により、吸着モー
タ55を駆動させて吸着パット54を前方へスライドさ
せ、真空ポンプ72から供給されるバキュームによりキ
ュウリ(イ)を吸着した後、把持位置まで後退させると
同時に、把持モータ51を駆動させて把持プレート53
によりキュウリ(イ)を把持する。このキュウリ(イ)
の把持により摘果モータ44を駆動させて、スライドネ
ジ45によりスライドアーム45aを介して摘果ベース
47をリミットスイッチ前46aによる規制位置まで前
進を可能とし、この摘果ベース47の前進と共に摘果リ
ンク48により連結される摘果アーム49を介して摘果
プレート50を前進させる。
【0035】前記吸着パット54と真空ポンプ72との
間には、図12で示す如く電磁バルブ73、及び圧力セ
ンサ74を設け、各把持プレート53を開状態に操作し
て、キュウリ(イ)をリリースするときには、該電磁バ
ルブ73をオープンにする構成である。これにより、キ
ュウリ(イ)をリリースするときに、キュウリ(イ)の
放置姿勢を前記エンドエフェクタ16の向きに規制する
ことができる。
【0036】前記吸着パット54を真空ポンプ72で作
動させるときに、例えば、該吸着パット54を前方へ約
20mmスライドさせて、キュウリ(イ)へアプローチ
する。該真空ポンプ72をONして、キュウリ(イ)を
吸着する。該吸着パット54を後方へスライドさせて、
把持部内へ誘導する構成である。該真空ポンプ72内の
空気圧が上がれば、該吸着パット54の移動速度と、エ
ンドエフェクタ16の前進速度とを同速度にした構成で
ある。該吸着パット54が初期位置にきたときに、各把
持プレート53により、キュウリ(イ)を把持する構成
である。
【0037】これにより、キュウリ(イ)の果柄の長短
に関係なく、このキュウリ(イ)を確実に把持部内へ誘
導できて、確実な把持が可能になる。前記真空ポンプ7
2の圧力を検出する圧力センサ74が所定値以下の検出
に伴い、キュウリ(イ)を吸着したと判定する構成であ
る。これにより、キュウリ(イ)の主茎、及び葉部に
は、細かなヒゲがあり、前記吸着パット54は吸着しな
い。真空ポンプ72内の圧力が下がれば、キュウリ
(イ)の上端部近傍に該吸着パット54が吸着したと判
定できる。又、圧力が下降しないときには、アプローチ
方向が違うとして再アプローチ動作へ移行できる。
【0038】前記吸着パット54がキュウリ(イ)へ吸
着する位置は、収穫しようとするキュウリ(イ)の上端
部から略30mm程度下方位置近傍を吸着する構成と
し、このキュウリ(イ)のイボのない、又、表面が光沢
のある位置とした構成である。これにより、確実な吸着
ができる。又、イボのない位置は他部より外力に強く、
高い圧力で吸引できる。
【0039】前記吸着パット54は、エンドエフェクタ
16内に設け、真空ポンプ72で作動させ、キュウリ
(イ)を吸着後に把持部内へ誘導する構成としている。
これにより、キュウリ(イ)のみを把持でき、更に把持
スペースを確保できる。前記吸着パット54の中心のス
ライドネジ54aの中心位置をリストロールの回転軸7
5と一致させ、更に把持部中央に位置させた構成であ
る。
【0040】これにより、傾斜したキュウリ(イ)もリ
ストロールを回転することにより、対応できる。又、前
記緩衝パット53bでキュウリ(イ)を把持したとき
に、クッションになる。前記吸着パット54を前方へ移
動させた状態で、キュウリ(イ)を収穫アプローチし、
圧力センサ74がONした状態で、このキュウリ(イ)
の正確位置を把握し、画像データにこの距離情報を加え
て、キュウリ(イ)の大きさを再確認しなおす構成とす
るもよい。
【0041】これにより、キュウリ(イ)までの正確な
距離情報を元に、キュウリ(イ)の大きさの判定ができ
て、収穫適期でないキュウリ(イ)を収穫する誤認識を
しないし、更にこれらの処理の無駄な時間を少なくして
処理できる。前記吸着パット54の移動位置をポテンシ
ョメータで検出する構成において、この吸着パット54
を把持部方向へ移動させる距離は、キュウリ(イ)の径
分、例えば、30mmとした構成であり、この位置でキ
ュウリ(イ)を把持する構成とするもよい。
【0042】これにより、把持位置からキュウリ(イ)
の位置がどの位置にあるか把持でき、前記エンドエフェ
クタ16内の把持部をマニピュレータ12で移動しなが
ら、キュウリ(イ)を把持部内へ誘導する際に、移動量
が一定であることにより、高速移動が可能となる。前記
吸着パット54の移動位置をポテンショメータで検出す
る構成において、このポテンショメータの検出値から移
動速度を算出させ、移動速度が低下すると、即座にエン
ドエフェクタ16を前進移動させて、キュウリ(イ)を
把持部内に捕捉する構成とするもよい。
【0043】これにより、前記吸着パット54の把持部
方向への移動速度が遅くなると言うことは、主茎の自由
度を最大限まで利用してキュウリ(イ)が移動している
ことになり、キュウリ(イ)と主茎との間は、最大限ま
で広くなっていることとなり、把持のみでなく果柄の切
断も容易になり、又、カッタ刃50dで主茎の切断を防
止できる。
【0044】前記摘果プレート50の前進によりその開
口端部50aに軸支した摺動ローラ50bをキュウリ
(イ)の表面に押圧させるが、この押圧時に該摘果プレ
ート50を、押圧力を上方向への分力により逃して上動
できる角度θだけ傾斜させていることにより、この傾斜
による上方向への分力を抑えバネ47cによる一定の荷
重で抑えてキュウリ(イ)の表面に適正な圧力を保持し
て押圧させながら、該開口端部50aの摺動ローラ50
bの回動と共に摘果リンク48により平行上昇スライド
させる。
【0045】前記摘果プレート50が上昇スライドによ
りキュウリ(イ)の表面に沿って果柄部に達したとき
は、果柄が開口端部50aから長孔部50cへ取り込ま
れ、水平姿勢のカッタ刃50dによる押し切りにより摘
果される。この摘果されたキュウリ(イ)をキャリーに
収納し満杯になった時点でキャリー制御部18aにより
地上に放出する。
【0046】キュウリ(イ)の収穫時のアプローチ失敗
による位置制御は、前記視覚部コントローラ56bへC
CDカメラ11aで撮像した画像が入力され、画像処理
により、この視覚部コントローラ56bでキュウリ
(イ)までの位置である位置データ(A)が検出され、
この検出された位置データ(A)により、摘果部コント
ローラ56cで収穫装置10のマニピュレータ12が移
動制御され、エンドエフェクタ16により、このキュウ
リ(イ)を摘果するが、最初の収穫アプローチに失敗す
ると、再度画像が入力され、画像処理により、キュウリ
(イ)までの位置データ(B)が再度検出される。
【0047】前記で入力された最初の(1次)の位置デ
ータ(A)と、再入力(2次)の位置データ(B)とが
前記視覚部コントローラ56bで比較され、相違してい
ると判定したときは、再入力(2次)の位置データ
(B)に変更され、この変更された位置データ(B)に
より、再度収穫アプローチする構成である。又、相違し
ていないと判定したときは、収穫装置10のマニピュレ
ータ12の自重による歪みによってアプローチ方向が下
方への変化であると判定して、最初の設定位置である上
方へ該マニピュレータ12の位置を修正して、再度収穫
アプローチする構成であり、最初(1次)の画像入力か
ら収穫アプローチの間に、収穫対象物のキュウリ(イ)
が移動したか、該マニピュレータ12の歪みによるアプ
ローチ方向が変化したかの確認ができ、再画像入力のデ
ータにより対応が可能となる。又、該マニピュレータ1
2のアプローチ方向を微調整でき、より確実な収穫作業
ができる構成である。
【0048】キュウリ(イ)の収穫時のアプローチ失敗
による位置制御は、図18で示すフローチャートに沿っ
て作用を説明すると、キュウリ(イ)の収穫作業がスタ
ートされ(S−101)、最初(1次)の画像が入力さ
れ(S−102),(S−103)へ進み、(S−10
3)〜(S−124)は図示の如く制御され、(S−1
18)でNOと判定されるとキュウリ(イ)(果実)が
収穫され(S−125)、次ステップへ進む(S−12
6)。
【0049】キュウリ(イ)の収穫時のアプローチ失敗
による位置制御は、前記左右両側の把持プレート53に
設けた把持プレート閉スイッチ52b,52bがONす
れば、該各把持プレート53をオープンにし、エンドエ
フェクタ16を移動させる。最初(1次)の入力による
位置データ(A)と再入力(2次)の位置データ(B)
が比較され、相違していると判定したときは、再入力
(2次)の位置データ(B)により、再度収穫アプロー
チする構成である。又、相違していないと判定したとき
は、果実検出用スイッチ52dのONにより、キュウリ
(イ)の径が設定径より小径であると判定して、このキ
ュウリ(イ)に対するアプローチを終了し、次のステッ
プへ移行する構成とするもよい。
【0050】これにより、最初(1次)の画像入力から
収穫アプローチの間に、収穫対象物のキュウリ(イ)が
移動して把持ができなかったのか、このキュウリ(イ)
の径が小径で各果実検出用スイッチ52dがONしたか
確認でき、再入力(2次)のデータにより、対応が可能
となる。又、マニピュレータ12のアプローチ方向の微
調整ができ、より確実な収穫作業ができる。
【0051】キュウリ(イ)を収穫作業の時に、このキ
ュウリ(イ)までの設定距離でON出力する前記近傍ス
イッチ16aにより、キュウリ(イ)へ高速アプローチ
から低速アプローチへ移行した後に、設定距離以上エン
ドエフェクタ16がキュウリ(イ)方向へ移動しても、
接触センサ16cがキュウリ(イ)によってONされな
いときはアプローチを停止する。又、マニピュレータ1
2によって、該エンドエフェクタ16を下方へ微動さ
せ、キュウリ(イ)がこのエンドエフェクタ16に隠れ
ない様にすると共に、CCDカメラ11aによって再画
像入力を行って、キュウリ(イ)の位置を再確認する構
成である。
【0052】これにより、最初(1次)の画像入力から
収穫アプローチの間に、収穫対象物のキュウリ(イ)が
移動したか、前記マニピュレータ12の歪みによるアプ
ローチ方向が変化したかを確認でき、再画像入力のデー
タにより、対応可能となる。キュウリ(イ)を収穫作業
の時に、前記各把持プレート53の閉位置を検出する各
果実検出用スイッチ52dの何れか一方がONされ、所
定の閉位置であると検出されたときには、該各把持プレ
ート53をオープンにした後に、マニピュレータ12に
よって、該エンドエフェクタ16を下方へ微動させ、キ
ュウリ(イ)がこのエンドエフェクタ16に隠れない様
にすると共に、CCDカメラ11aによって再画像入力
を行って、キュウリ(イ)の位置を再確認する構成であ
る。
【0053】これにより、最初(1次)の画像入力から
収穫アプローチの間に、収穫対象物のキュウリ(イ)が
移動して把持できなかったのか、キュウリ(イ)の径が
小径で前記果実検出用スイッチ52dがONしたか確認
でき、再画像入力のデータにより、対応できる。又、ア
プローチ方向を微調整できて、より確実な収穫作業がで
きる。
【0054】前記吸着パット54を前後移動させる前後
スライドモータ(図示せず)を設け、このスライドモー
タには、前後移動軸(図示せず)を設け、この前後移動
軸にはラック(図示せず)を設け、又、このラックと噛
合するピニオン(図示せず)を設け、このピニオンの回
転数をポテンショメータで検出し、このポテンショメー
タの検出値により、該吸着パット54の前後位置を検出
する構成である。
【0055】前記吸着パット54、及びマニピュレータ
12の移動制御の作用は、図19、及び図20で示す如
く制御する構成である。これにより、把持位置からキュ
ウリ(イ)の位置がどの位置にあるか把握でき、前記エ
ンドエフェクタ16をマニピュレータ12で移動しなが
ら、キュウリ(イ)を挾持部内へ誘導するときに、移動
量があらかじめ明らかであるので、高速移動が可能にな
る。
【0056】キュウリ(イ)を栽培する圃場の栽培用の
傾斜棚(T)は、図16、及び図17で示す如く圃場に
は、支持枠77を設け、この支持枠77の上軸77aと
下軸77bとには、上下方向に所定長さの分離プレート
78をキュウリ(イ)の株位置ごとに装着させている。
前記分離プレート78は左右方向に略150〜180m
m幅の長孔78a部を設け、又、左右両側の枠部78b
は、略30mm程度に構成して、キュウリ(イ)のヒゲ
が巻きつかない幅としている。この分離プレート78は
該長孔78aの左右方向の中心部位置からV字形に折曲
させた構成とし、該分離プレート78上に茎葉をのせ、
該長孔78a部からキュウリ(イ)が垂れ下がる構成で
あり、キュウリ(イ)の収穫、及びつる降ろし作業を容
易に行える構成である。
【0057】前記分離プレート78の長孔78aの上端
部を支持枠77の上軸77aに引っ掛けて支持させ、下
部には、挿入部78cを設け、この挿入部78cを該支
持枠77の下軸77bへ挿入して支持させた構成であ
る。左右両側の前記分離プレート78の上端部には、断
面形状コ字形状の主茎支持枠79を支持軸80で支持さ
せて設け、該分離プレート78と一体にした構成であ
り、主茎を屈曲させることなく生育させる構成である。
この主茎支持枠79の左右両側の縦枠部79aは略垂直
状態に支持させて、支持枠77から突出させない状態と
して、作業者の頭近傍のスペースを確保する構成として
いる。
【0058】前記主茎支持枠79には、所定幅の長孔7
9b部を設けると共に、中央部には紐79cを設けた構
成とするもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】野菜収穫機の全体側面図
【図2】野菜収穫機の全体背面図
【図3】野菜収穫機の作業状態の全体背面図
【図4】マニピュレータ部の拡大側面図
【図5】マニピュレータ部の拡大平面図
【図6】マニピュレータ先端部の拡大側面図
【図7】エンドエフェクタ部の拡大側面図
【図8】エンドエフェクタ部の拡大正面図
【図9】エンドエフェクタ部の拡大平面図
【図10】エンドエフェクタの摘果プレート部の上下移
動状態を示す拡大側面図
【図11】エンドエフェクタ部の拡大側面斜視図
【図12】吸着パット部の拡大側面図
【図13】野菜収穫機全体の制御関係のブロック図
【図14】視覚部の制御関係のブロック図
【図15】摘果部の制御関係のブロック図
【図16】栽培用棚の拡大正面図
【図17】栽培用棚の拡大側面図
【図18】フローチャート図
【図19】他の実施例を示すフローチャート図
【図20】他の実施例を示すフローチャート図
【符号の説明】
2 走行車台 8 走行車両 10 収穫装置 11 視覚センサ (A) 最初の位置データ (B) 再入力の位置データ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車両8の走行車台2の上側に野菜
    (イ)の画像を撮影する視覚センサ11と、該野菜
    (イ)を把持して収穫する収穫装置10等とを設けた野
    菜収穫機において、最初の入力画像による位置データ
    (A)によって最初の収穫アプローチに失敗した後に再
    入力した画像による位置データ(B)から該野菜(イ)
    の位置を確認するときに、最初の入力の該位置データ
    (A)と再入力の該位置データ(B)とに相違があると
    きは、再入力の該位置データ(B)に変更して再度アプ
    ローチすると共に、相違していないときは、該収穫装置
    10の自重による歪みによってアプローチ方向が下方へ
    の変化であると判定して最初の設定位置である上方へ該
    収穫装置10の位置を修正して再度アプローチすること
    を特徴とする野菜収穫機の収穫位置制御装置。
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