JP2023037745A - 空調システム - Google Patents

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Ayaka Nishigaito
元巳 稲垣
Motomi Inagaki
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【課題】より熱的快適性を維持しつつ除湿を行うことができる空調システムを提供する。【解決手段】空調システム1は、所定温度の冷水を生成する熱源機10と、送風機21を備えると共に熱源機10からの冷水を導入して送風機21を運転させることで室内Rの冷房を行う室内機20とを備え、室内の快適性を示す指標の値である指標値が設定された快適範囲内であるかを判断する第1判断部と、室内機20が設置される室内Rの湿度が所定湿度を超えるかを判断する第2判断部と、第1判断部により指標値が快適範囲内であると判断され、且つ、第2判断部により湿度が所定湿度を超えると判断された場合に、所定温度よりも低い温度の冷水を熱源機10にて生成させ、送風機21が運転中であるとき風量を現状のまま維持させる制御部とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、空調システムに関する。
従来、吸収式冷凍機等の熱源機と、熱源機からの冷水を利用して室内を冷却する室内機とを備えた空調システムが知られている。このような空調システムには、目標となる室内温度及び室内湿度に応じて、熱源機から出力される冷水の温度を制御したり、室内機が備える送風機の風量を制御したりするものがある(例えば特許文献1,2参照)。このような空調システムによれば、室内の熱的快適性を制御しつつも、湿度といった環境側要素も制御することができる。
特開2007-139241号公報 特開2011-27301号公報
ここで、実際の環境下においては、熱的には快適環境であるものの湿度については高く、除湿のみを行いたい場合がある。このような場合、従来では室内機に冷水を供給しつつ室内機の風量を増加させて結露を多く発生させることにより除湿を行うこととなる。しかし、この除湿を行った場合には、同時に冷房効果も発揮されてしまい熱的快適性指標の値(例えば予想平均温冷感申告の値)が快適範囲外となり易くなってしまう。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、より熱的快適性を維持しつつ除湿を行うことができる空調システムを提供することにある。
本発明の空調システムは、所定温度の冷水を生成する熱源機と、送風機を備えると共に前記熱源機からの冷水を導入して前記送風機を運転させることで室内の冷房を行う室内機と、を備えた空調システムであって、前記室内の快適性を示す指標の値である指標値が設定された快適範囲内であるかを判断する第1判断手段と、前記室内機が設置される室内の湿度が所定湿度を超えるかを判断する第2判断手段と、前記第1判断手段により指標値が快適範囲内であると判断され、且つ、前記第2判断手段により湿度が前記所定湿度を超えると判断された場合に、前記所定温度よりも低い温度の冷水を前記熱源機にて生成させ、前記送風機が運転中であるとき風量を現状のまま維持させる制御手段と、を備える。
本発明によれば、指標値が快適範囲内であると判断され、且つ、湿度が所定湿度を超えると判断された場合に、所定温度よりも低い温度の冷水を熱源機にて生成させ、送風機が運転中であるとき風量を現状のまま維持させる。このため、熱的快適性への寄与度が非常に大きい気流については増加させることなく除湿を行うこととなり、熱的快適性を維持し易くすることができる。特に、風量の増加がない場合には除湿効果が低下する傾向があるが、室内機に出力する冷水温度を低くすることで除湿効果の低下を抑制することとなる。従って、より熱的快適性を維持しつつ除湿を行うことができる。
本実施形態に係る空調システムを示す構成図である。 図1に示した空調システムの一部構成図である。 本実施形態に係る空調システムを構成する室内機の動作を示すフローチャートである。 本実施形態に係る空調システムを構成する熱源機の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明を好適な実施形態に沿って説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下に示す実施形態においては、一部構成の図示や説明を省略している箇所があるが、省略された技術の詳細については、以下に説明する内容と矛盾点が発生しない範囲内において、適宜公知又は周知の技術が適用されていることはいうまでもない。
図1は、本実施形態に係る空調システムを示す構成図であり、図2は、図1に示した空調システムの一部構成図である。図1及び図2に示すように、空調システム1は、熱源機10からの冷水を利用して各室内機20が各室内Rの冷却を行うものであって、熱源機10と、複数の室内機20と、各種センサT,Hと、配管L1,L2とを備えて構成されている。
熱源機10は、所定温度(例えば7℃)の冷水を生成するものであって、制御部(制御手段)11を有する。制御部11は、熱源機10の全体を制御すると共に、後述する室内機20の制御部(符号22)と通信可能なものである。この熱源機10は、所定温度の冷水を生成可能であれば、例えば吸収式冷凍機であってもよいし、ヒートポンプ式冷凍機や蒸気圧縮冷凍機等であってもよい。さらに、熱源機10は、冷水に加えて温水を生成可能な吸収式冷温水機等であってもよい。熱源機10によって生成された所定温度の冷水は、往き配管L1を通じて複数の室内Rに設置されるそれぞれの室内機20に供給される。
複数の温度センサTは、それぞれの室内Rに設置されて室内温度に応じた信号を出力するものである。複数の湿度センサHについても同様に、それぞれの室内Rに設置されて室内湿度に応じた信号を出力するものである。複数の温度センサTにおいて検出された室内温度に応じた信号、及び、複数の湿度センサHにおいて検出された室内湿度に応じた信号は、各室内機20に送信される。
室内機20は、送風機21を備えると共に、熱源機10からの冷水を導入して送風機21を運転させることで冷風を室内Rに送り込み室内Rの冷房を行うものである。この室内機20は、制御部22を備えている。制御部22は、室内機20の全体を制御するものであって、送風機21の風量の調整等を行うものである。なお、室内機20によって冷房に利用された冷水は所定温度よりも高くなった状態で戻り配管L2を通じて熱源機10に戻され、熱源機10において再度所定温度まで冷却されることとなる。
ここで、本実施形態に係る制御部22は、第1判断部(第1判断手段)22aと、第2判断部(第2判断手段)22bと、風量制御部(制御手段)22cとを備えている。
第1判断部22aは、室内Rの予想平均温冷感申告(快適性を示す指標)の値であるPMV(Predicted Mean Vote)値(指標値)を算出し、PMV値が設定された快適範囲内(例えば-0.5超且つ0.5未満)であるかを判断するものである。PMV値は、人間の感覚量から物理的考察に基づいて熱的快適性を表示したものであり、室内温度、室内湿度、活動量、着衣量、室内風速、及び放射温度に基づいて算出されるものである。よって、第1判断部22aは、室内温度、室内湿度、活動量、着衣量、室内風速、及び放射温度に基づいてPMV値を算出する。このうち、室内温度と室内湿度とについては、温度センサT及び湿度センサHによる測定結果が採用される。活動量、着衣量、室内風速、及び放射温度については、固定値が採用されてもよいし、固定値以外の値が採用されてもよい。例えば活動量については室内Rごとにどのような活動を行うのかに基づいて設定された固定値が採用されてもよいが、空調システム1が活動量を測定するセンサや演算部等を備え、それらの測定値が固定値以外の値として採用されてもよい。着衣量については、季節等に応じた固定値が採用されてもよいが、空調システム1が着衣量を測定するセンサや演算部等を備え、それらの測定値が固定値以外の値として採用されてもよい。また、室内風速については、室内環境であることからゼロ等の固定値が採用されてもよいし、例えば現在の送風機21の風量が固定値以外の値として採用されてもよい。さらに、室内風速を現在の送風機21の風量とする場合には、室内機20の設置位置を考慮した値が採用されてもよい。加えて、空調システム1が室内風速を測定するセンサや演算部等を備え、それらの測定値が固定値以外の値として採用されてもよい。さらに、放射温度についても建物の最上階であるか地下であるか等が考慮された値が採用されてもよいし、室内温度と同じ値が固定値以外の値として採用されていてもよい。また、空調システム1が放射温度を測定するセンサや演算部等を備え、それらの測定値が固定値以外の値として採用されてもよい。
第2判断部22bは、室内Rの湿度が所定湿度を超えるかを判断するものである。すなわち、第2判断部22bは、各室内Rの湿度センサHの信号に基づく室内湿度と所定湿度とを比較して、それぞれの室内Rの湿度が所定湿度を超えるかを判断する。
さらに、制御部22は、第1判断部22aによりPMV値が快適範囲内であると判断され、且つ、第2判断部22bにより室内Rの湿度が所定湿度を超えると判断された場合、自己を除湿モードに移行させる。さらに、制御部22は、自己が除湿モードとなった旨を熱源機10の制御部11に送信する。
風量制御部22cは、送風機21の風量を制御するものである。この風量制御部22cは、除湿モードとなった時点で送風機21が運転中である場合、現在の風量を維持する。また、風量制御部22cは、除湿モードとなった時点で送風機21が停止中である場合、最低風量で運転を開始させる。
ここで、従来の室内機においては除湿運転を行う場合、熱源機10からの冷水が流れる配管(例えばコイル)に対して多くの室内空気を曝すことで除湿効果を高めるようにしている。すなわち、風量が増加する傾向にある。しかし、本実施形態においては、送風機21が停止している場合には最低風量で運転させるが、それ以外の場合には風量を維持するようにしている。
また、熱源機10の制御部11は、除湿モードとなった室内機20の数(すなわち除湿対象となった室内Rの数)が全体の所定割合(例えば6割)を超えるとき、除湿対応運転を行う。この際、制御部11は、所定温度よりも低い温度の冷水を熱源機10にて生成させる。具体的に制御部11は、通常7℃の冷水を生成するところ、除湿対応運転において5℃の冷水を生成する。
よって、本実施形態に係る空調システム1では、除湿時に送風機21の風量を原則維持しつつ冷水温度を下げることで除湿効果を発揮するようにしている。特に、風量を原則維持することから、熱的快適性への寄与度が非常に大きい気流を維持して、除湿時に室内Rに居る者がより寒く感じてしまう事態を抑制することができる(熱的快適性を損なわないようにすることができる)。
次に、本実施形態に係る空調システム1の動作を説明する。図3は、本実施形態に係る空調システム1を構成する室内機20の動作を示すフローチャートである。なお、図3に示す処理は、室内機20の電源がOFFされるまで繰り返し実行される。
図3に示すように、まず第1判断部22aは、PMV値が快適範囲内であるかを判断する(S1)。PMV値が快適範囲内でない場合(S1:NO)、風量制御部22cは、送風機21の風量を自動制御する(S2)。この処理において風量制御部22cは、PMV値が快適範囲から大きく離れるほど、風量が大きくなるように風量を自動で調節する(例えば、LOW、MIDDLE、及びHIGHから選択して送風制御する)こととなる。その後、処理はステップS1に戻る。なお、本実施形態においてはLOW、MIDDLE、及びHIGHの3段階による風量制御を行うが、特にこれに限らず、2段階又は4段階以上の風量制御が行われてもよいし、無段階な(連続的な)風量制御が行われてもよい。以下、風量制御についてはLOW、MIDDLE、及びHIGHの3段階を想定して説明する。
PMV値が快適範囲内である場合(S1:YES)、第2判断部22bは、室内湿度が所定湿度を超えるかを判断する(S3)。室内湿度が所定湿度を超えない場合(S3:NO)、風量制御部22cは、送風機21の風量を自動制御する(S2)。ステップS1で「YES」と判断され、ステップS3で「NO」と判断された場合、熱的にも湿度的にも快適である。よって、風量制御部22cは、現状を維持するように送風制御することとなる。すなわち、風量制御部22cは、風量OFFで熱的快適性を維持できるのであれば風量をOFFとする。または目標となるPMV値から離れ始めた場合、風量制御部22cは、例えば風量をLOWにする等、熱的快適性を維持する為に風量を自動で調節する。
室内湿度が所定湿度を超える場合(S3:YES)、熱的には快適であるが湿度的には快適でないといえる。よって、制御部22は、除湿モードをONとする(S4)。この処理において制御部22は、自己が除湿モードとなった旨の信号を熱源機10に送信する。次いで、制御部22は、現在、風量OFFであるか(すなわち送風機21がOFF状態であるか)を判断する(S5)。
風量がOFFでない場合(S5:NO)、風量制御部22cは、現在の風量を維持する(S6)。すなわち、風量制御部22cは、現在の風量がLOWであればLOWを維持し、現在の風量がMIDDLEであればMIDDLEを維持する。また、風量制御部22cは、現在の風量がHIGHであればHIGHを維持する。その後、処理はステップS8に移行する。
風量がOFFである場合(S5:YES)、風量制御部22cは、風量をLOWとする(S7)。すなわち、風量制御部22cは、送風機21が停止していることから最低風量で運転を開始させる。その後、処理はステップS8に移行する。
ステップS8において第1判断部22aは、再度PMV値が快適範囲内であるかを判断する(S8)。PMV値が快適範囲内でない場合(S8:NO)、すなわち除湿運転によって熱的快適性が損なわれてしまった場合、処理はステップS10に移行し、制御部22は除湿モードをOFFとする(S10)。この際、制御部22は、自己が除湿モードでなくなった旨の信号を熱源機10に送信する。その後、処理はステップS1に移行する。
PMV値が快適範囲内である場合(S8:YES)、第2判断部22bは、室内湿度が規定湿度未満であるかを判断する(S9)。ここで、規定湿度はステップS3の所定湿度よりも低いことが好ましい。室内湿度が規定湿度未満でない場合(S9:NO)、処理はステップS5に移行する。
一方、室内湿度が規定湿度未満である場合(S9:YES)、熱的快適性を保ちつつ湿度的に快適となったことから、制御部22は、除湿モードをOFFとする(S10)。この処理においても制御部22は、自己が除湿モードでなくなった旨の信号を熱源機10に送信する。その後、処理はステップS1に移行する。
図4は、本実施形態に係る空調システム1を構成する熱源機10の動作を示すフローチャートである。なお、図4に示す処理は、熱源機10の電源がOFFされるまで繰り返し実行される。
図4に示すように、まず制御部11は、熱源機10を通常運転する(S11)。このときの制御部11は、往き配管L1を通じて室内機20に供給される冷水温度(冷水出口温度)を例えば7℃とする。
次に、制御部11は、各室内機20からの信号に基づいて、除湿モードONの室内機20の台数が第1所定%(例えば60%)を超えるかを判断する(S12)。除湿モードONの室内機20の台数が第1所定%を超えない場合(S12:NO)、台数が第1所定%を超えると判断されるまで、この処理が繰り返される。
一方、除湿モードONの室内機20の台数が第1所定%を超える場合(S12:YES)、制御部11は除湿対応運転をONとする(S13)。これにより、制御部11は、冷水出口温度が例えば5℃となるように熱源機10を制御することとなる(S14)。
その後、制御部11は、各室内機20からの信号に基づいて、除湿モードONの室内機20の台数が第2所定%(第1所定%以下の値であって例えば40%)以下となったかを判断する(S15)。除湿モードONの室内機20の台数が第2所定%以下となっていない場合(S15:NO)、処理はステップS14に移行する。
一方、除湿モードONの室内機20の台数が第2所定%以下となった場合(S15:YES)、制御部11は除湿対応運転をOFFとする(S16)。その後、処理はステップS11に移行する。
このようにして、本実施形態に係る空調システム1によれば、PMV値が快適範囲内であると判断され、且つ、湿度が所定湿度を超えると判断された場合に、所定温度よりも低い温度の冷水を熱源機10にて生成させ、送風機21が運転中であるとき風量を現状のまま維持させる。このため、熱的快適性への寄与度が非常に大きい気流については増加させることなく除湿を行うこととなり、熱的快適性を維持し易くすることができる。特に、風量の増加がない場合には除湿効果が低下する傾向があるが、室内機20に出力する冷水温度を低くすることで除湿効果の低下を抑制することとなる。従って、より熱的快適性を維持しつつ除湿を行うことができる。
また、PMV値が快適範囲内であると判断され、且つ、湿度が所定湿度を超えると判断された場合に、所定温度よりも低い温度の冷水を熱源機10にて生成させ、送風機21が停止しているとき送風機21の最低風量で送風機21の運転を開始させる。このため、室内機20の稼働が無い状態で熱的快適性を維持できている場合には、送風機21を最低風量で運転させて、より熱的快適性を維持しつつ除湿を行うことができる。
また、PMV値が快適範囲内であると判断され、且つ、湿度が所定湿度を超えると判断された除湿対象の室内Rの数が全体数の所定割合を超えるときに、所定温度よりも低い温度の冷水を熱源機10にて生成させ、送風機21が運転中であるとき風量を現状のまま維持させる。このため、1台の熱源機10によって複数の室内機20に冷水を供給する場合には、複数の室内Rの全体的な熱的快適性を維持しつつ除湿を行うこととなり、全体を考慮した空調を行うことができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよいし、可能な範囲で適宜他の技術を組み合わせてもよい。さらに、可能な範囲で公知又は周知の技術を組み合わせてもよい。
例えば、上実施形態において空調システム1は1台の熱源機10にて生成された冷水を複数の室内機20に供給するものであるが、特にこれに限らず、1台の熱源機10にて生成された冷水を1台の室内機20に供給するものであってもよい。さらには、熱源機10の台数が複数であって、複数台の熱源機10にて生成された冷水を1又は複数の室内機20に供給するものであってもよい。
また、上記実施形態においては複数の室内機20のそれぞれに制御部22を備えているが、これに限らず、例えば1つの制御部22が複数の室内機20を制御する構成であってもよい。さらに、熱源機10の制御部11及び室内機20の制御部22を制御する又は統合した上位の制御部を備え、上位の制御部において第1判断部22a及び第2判断部22b等の処理が実行されてもよい。すなわち、空調システム1を制御するものであれば制御部は、熱源機10内に設けられてもよいし、空調機20内に設けられてもよいし、両者外に設けられてもよい。
さらに、本実施形態に係る熱源機10は除湿対応運転がOFFである場合、所定温度の冷水を生成しているが、この所定温度が変動するようになっていてもよい。例えば、空調システム1において多くの冷房効果を得たい場合に、熱源機10が6℃等の冷水を生成するように制御されてもよい。さらに、この状態から除湿対応運転がONとなった場合には、6℃等(所定温度)よりも低い温度の冷水が生成されればよい。
また、本実施形態においては快適性を示す指標として予想平均温冷感申告を例に説明した。しかし、指標は予想平均温冷感申告に限られるものではない。例えば、指標は、快適性を示すものであれば、有効温度(ET)、作用温度(OT)、風冷指数(WCI)、熱ストレス指数(HSI)、湿球黒球温度(WBGT)、不快指数(THI)、又は、標準新有効温度(SET*)であってもよい。なお、これらのいずれかの指標を採用する場合、その指標の値を算出するためのセンサや演算部を要することはいうまでもない。特に、本発明では除湿を行うことから、指標値の算出に湿度の値(又は温度の値)を要するものを採用することが好ましい。
1 :空調システム
10 :熱源機
11 :制御部(制御手段)
20 :室内機
21 :送風機
22 :制御部
22a :第1判断部(第1判断手段)
22b :第2判断部(第2判断手段)
22c :風量制御部(制御手段)
H :湿度センサ
L1 :往き配管
L2 :戻り配管
R :室内
T :温度センサ

Claims (3)

  1. 所定温度の冷水を生成する熱源機と、送風機を備えると共に前記熱源機からの冷水を導入して前記送風機を運転させることで室内の冷房を行う室内機と、を備えた空調システムであって、
    前記室内の快適性を示す指標の値である指標値が設定された快適範囲内であるかを判断する第1判断手段と、
    前記室内機が設置される室内の湿度が所定湿度を超えるかを判断する第2判断手段と、
    前記第1判断手段により指標値が快適範囲内であると判断され、且つ、前記第2判断手段により湿度が前記所定湿度を超えると判断された場合に、前記所定温度よりも低い温度の冷水を前記熱源機にて生成させ、前記送風機が運転中であるとき風量を現状のまま維持させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする空調システム。
  2. 前記制御手段は、前記第1判断手段により指標値が快適範囲内であると判断され、且つ、前記第2判断手段により湿度が前記所定湿度を超えると判断された場合に、前記所定温度よりも低い温度の冷水を前記熱源機にて生成させ、前記送風機が停止しているとき前記送風機の最低風量で運転を開始させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の空調システム。
  3. 前記室内機は、複数の室内をそれぞれ冷房するものを複数備え、
    前記第1判断手段及び前記第2判断手段は、複数の室内それぞれについて指標値が快適範囲内であるか否か、室内の湿度が前記所定湿度を超えるか否かを判断し、
    前記制御手段は、複数の室内のうち、前記第1判断手段により指標値が快適範囲内であると判断され、且つ、前記第2判断手段により湿度が前記所定湿度を超えると判断された除湿対象の室内の数が全体数の所定割合を超えるときに、前記所定温度よりも低い温度の冷水を前記熱源機にて生成させ、前記除湿対象の室内の前記送風機が運転中であるとき風量を現状のまま維持させる
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の空調システム。
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