JP2023037270A - シート供給装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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大樹 金光
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Abstract

【課題】シートのサイズが大きくなっても、シートに対するピックアップローラの搬送性の悪化を効果的に防止することができる上、シートの収容量に関わらず、ピックアップローラの搬送力を安定化させることができるシート供給装置及びそれを備えた画像形成装置を提供する。【解決手段】シートを収容するシート収容部と、シート収容部に収容されるシートを呼び込むピックアップローラとを備えたシート供給装置は、シート供給装置本体に回動軸線回りに回動可能に支持され、かつ、ピックアップローラを回動軸線に沿った回転軸線回りに回転自在に支持する支持部材と、シート収容部に収容されるシートのサイズに応じてシート収容部に対して移動可能とされてシートの移動を規制する規制部材と、規制部材の規制位置に応じて支持部材を介したピックアップローラのシートへの押圧力を可変する押圧力可変部とを備えている。【選択図】図5A

Description

本発明は、シート収容部に収容されるシートをピックアップローラにより呼び込むシート供給装置及びそれを備えた複写機、複合機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関する。
シート収容部に収容されるシートをピックアップローラにより呼び込む従来のシート供給装置(給紙装置)においては、シートのサイズが大きい程、ピックアップローラによるシートの搬送性が悪化する。
すなわち、シートのサイズが大きくなると、ピックアップローラのシートへの押圧力がそれだけ必要になるところ、ピックアップローラのシートへの押圧力はシートのサイズに関わらず一定である。このため、押圧力を小さいサイズ側に合わせると、サイズが大きい側でシートに対するピックアップローラの搬送力が不足する。
特開2003-95449号公報
この点に関し、特許文献1には、シート収容部の底面とシートを載置するシート載置板との間に設けられた第1の弾性部材の付勢力を補助するための第2の弾性部材を備え、シート収容部に収容されるシートのサイズに応じて規制部材により第2の弾性部材の付勢力を切り換えるようにした構成が提案されている。
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、シート収容部側での付勢力(シート載置板の上方への付勢力)を可変するため、付勢力がシートの収容量によって変化してしまい、ピックアップローラの搬送力が安定しない。
そこで、本発明は、シートのサイズが大きくなっても、シートに対するピックアップローラの搬送性の悪化を効果的に防止することができる上、シートの収容量に関わらず、ピックアップローラの搬送力を安定化させることができるシート供給装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係るシート供給装置は、シートを収容するシート収容部と、前記シート収容部に収容される前記シートを呼び込むピックアップローラとを備えたシート供給装置であって、シート供給装置本体に回動軸線回りに回動可能に支持され、かつ、前記ピックアップローラを前記回動軸線に沿った回転軸線回りに回転自在に支持する支持部材と、前記シート収容部に収容される前記シートのサイズに応じて前記シート収容部に対して移動可能とされて前記シートの移動を規制する規制部材と、前記規制部材の規制位置に応じて前記支持部材を介した前記ピックアップローラの前記シートへの押圧力を可変する押圧力可変部とを備えている。また、本発明に係る画像形成装置は、前記本発明に係るシート供給装置を備えている。
本発明によると、シートのサイズが大きくなっても、シートに対するピックアップローラの搬送性の悪化を効果的に防止することができる上、シートの収容量に関わらず、ピックアップローラの搬送力を安定化させることが可能となる。
本実施の形態に係るシート供給装置を備えた画像形成装置を正面から視た概略断面図である。 本実施の形態に係るシート供給装置においてシート収容部がシート供給装置本体から引き出された状態を示す斜視図である。 本実施の形態に係るシート供給装置においてシート収容部が装着された状態を示す斜視図である。 本実施の形態に係るシート収容部において規制部材が所定のサイズよりも大きい大サイズのシートを規制している状態を背面側の斜め上方から視た斜視図である。 本実施の形態に係るシート収容部において規制部材が所定のサイズよりも大きい大サイズのシートを規制している状態を背面側の斜め下方から視た斜視図である。 本実施の形態に係るシート収容部において規制部材が所定のサイズ以下の小サイズのシートを規制している状態を背面側の斜め上方から視た斜視図である。 本実施の形態に係るシート収容部において規制部材が所定のサイズ以下の小サイズのシートを規制している状態を背面側の斜め下方から視た斜視図である。 図3Aに示す押圧力可変部部分を拡大して示す拡大斜視図である。 図4Aに示す押圧力可変部部分を拡大して示す拡大斜視図である。 図5Aに示す押圧力可変部の要部を示す斜視図である。 図5Bに示す押圧力可変部の要部を示す斜視図である。 図5Aに示す押圧力可変部部分を正面側の斜め下方から視た拡大斜視図である。 図5Aに示す押圧力可変部部分を背面図である。 図5Aに示す押圧力可変部部分の側面図である。 図5Aに示す押圧力可変部部分の底面図である。 図5Bに示す押圧力可変部部分を正面側の斜め下方から視た拡大斜視図である。 図5Bに示す押圧力可変部部分を背面図である。 図5Bに示す押圧力可変部部分を側面図である。 図5Bに示す押圧力可変部部分を底面図である。 第1係合部材が圧接解除位置に位置している状態のシート供給部の要部を正面側の斜め下方から視た斜視図である。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同じである。従って、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[画像形成装置]
図1は、本実施の形態に係るシート供給装置400を備えた画像形成装置100を正面から視た概略断面図である。図において、符号Xは幅方向を、符号Yは左右方向を、符号Zは上下方向(鉛直方向)をそれぞれ表している。
本実施の形態に係る画像形成装置100は、記録用紙等のシートPに対して多色及び単色の画像を形成するカラー画像形成装置である。画像形成装置100は、画像読取装置200により読み取られた画像データ、又は、外部から伝達された画像データに応じて、画像形成処理を行う。なお、画像形成装置100は、モノクロ画像形成装置であってもよい。
画像形成装置100は、原稿送り装置300と、画像形成装置本体110とを備えている。画像形成装置本体110には、画像形成部102とシート搬送系103とが設けられている。
画像形成部102は、露光ユニット1、現像ユニット2、静電潜像担持体として作用する感光体ドラム3、クリーニング部4、帯電装置5、1次転写装置6及び定着ユニット7を備えている。また、シート搬送系103は、シート供給装置400、手差しシート供給装置500、排出ローラ31及び排出トレイ14を備えている。シート供給装置400は、シート収容部410(給紙カセット)を含む。手差しシート供給装置500は、手差しシート収容部510(手差し給紙トレイ)を含む。シート供給装置400は、画像形成装置本体110の下部に設けられている。シート収容部410及び手差しシート収容部510は、シートPを収容する。なお、この例では、シート収容部410は、1段であるが、複数段であってもよい。
画像形成装置本体110の上部には、原稿Gの画像を読み取るための画像読取装置200が設けられている。画像読取装置200は、原稿Gが載置される原稿載置台221(具体的には原稿載置ガラス)と、原稿読取板222(具体的には原稿読取ガラス)とを備えている。また、原稿載置台221及び原稿読取板222の上側には、シート送り装置300が設けられている。画像形成装置100では、画像読取装置200で読み取られた原稿Gの画像は、画像データとして画像形成装置本体110に送られ、シートP上に画像が記録される。
画像形成装置本体110には、シート搬送路W1が設けられている。シート供給装置400又は手差しシート供給装置500は、シートPをシートPの供給方向であるシート供給方向D1にシート搬送路W1に向けて供給する。シート搬送路W1は、シートPを2次転写装置10における転写ローラ10a及び定着ユニット7を経て排出トレイ14に導く。定着ユニット7は、シートP上に形成されたトナー像をシートPに加熱定着する。シート搬送路W1の近傍には、ピックアップローラ421(呼込ローラ)、供給ローラ422(給紙ローラ)、分離部材423、搬送ローラ12a、レジストローラ13、転写ローラ10a、定着ユニット7における定着ローラ71及び加圧ローラ72、排出ローラ31が配設されている。
画像形成装置100では、画像形成を行うにあたり、帯電装置5にて一様に帯電した感光体ドラム3の表面が露光ユニット1にて画像データ(画像情報)に応じてレーザー露光され、感光体ドラム3上に静電潜像がそれぞれ形成される。感光体ドラム3上に形成された静電潜像は現像ユニット2にて現像されてトナー像にそれぞれ顕像化される。感光体ドラム3上のトナー像は1次転写装置6において駆動ローラ6a及び従動ローラ6bに張架された中間転写ベルト6c上に転写される。所定の周回方向Eに周回移動する中間転写ベルト6c上のトナー像は、2次転写装置10まで搬送される。シート供給装置400又は手差しシート供給装置500にて供給されたシートPは搬送ローラ12aを経てレジストローラ13まで搬送される。次に、シートPはレジストローラ13によりシートPと感光体ドラム3上のトナー像とが整合するタイミングで転写ローラ10aに搬送される。感光体ドラム3上のトナーは転写ローラ10aによりシートP上に転写される。その後、シートPは定着ユニット7における定着ローラ71及び加圧ローラ72に通過し、排出ローラ31を経て排出トレイ14上に排出される。シートPの表面だけでなく、裏面に画像形成を行う場合は、シートPは排出ローラ31から反転シート搬送路W2へ逆方向に搬送される。シートPは反転搬送ローラ12b,12bを経てシートPの表裏を反転してレジストローラ13へ再度導かれる。そして、シートPは、表面と同様にして、裏面にトナー像が形成されて定着された後、排出トレイ14へ向けて排出される。
(シート供給装置)
図2Aは、本実施の形態に係るシート供給装置400においてシート収容部410がシート供給装置本体401から引き出された状態を示す斜視図である。図2Bは、本実施の形態に係るシート供給装置400においてシート収容部410が装着された状態を示す斜視図である。なお、シート供給装置本体401は、画像形成装置本体110の一部を構成している。
図3A及び図3Bは、それぞれ、本実施の形態に係るシート収容部410において規制部材413が所定のサイズよりも大きい大サイズのシートPを規制している状態を背面側の斜め上方又は下方から視た斜視図である。図4A及び図4Bは、それぞれ、本実施の形態に係るシート収容部410において規制部材413が所定のサイズ以下の小サイズのシートPを規制している状態を背面側の斜め上方又は下方から視た斜視図である。図5A及び図5Bは、それぞれ、図3A及び図4Aに示す押圧力可変部430部分を拡大して示す拡大斜視図である。
図6A及び図6Bは、それぞれ、図5A及び図5Bに示す押圧力可変部430の要部を示す斜視図である。
図7Aから図7Dは、それぞれ、図5Aに示す押圧力可変部430部分を正面側の斜め下方から視た拡大斜視図、背面図、側面図及び底面図である。また、図8Aから図8Dは、それぞれ、図5Bに示す押圧力可変部430部分を正面側の斜め下方から視た拡大斜視図、背面図、側面図及び底面図である。
シート供給装置400は、シートPを収容するシート収容部410をシート供給装置本体401に挿抜自在に装着するものである。
シート供給装置400は、シートPを収容するシート収容部410と、シート収容部410に収容されるシートPを呼び込むピックアップローラ421とを備えている。
シート供給装置400は、支持部材412と、シート供給方向D1の規制部材413と、押圧力可変部430とを備えている。支持部材412は、シート供給装置本体401に回動軸線α1回りに回動可能に支持され、かつ、ピックアップローラ421を回動軸線α1に沿った回転軸線回りに回転自在に支持する。規制部材413は、シート収容部410に収容されるシートPのサイズ(この例ではシート供給方向D1におけるサイズ)に応じてシート収容部410に対して移動可能とされてシートPの移動(この例ではシート逆供給方向D2における移動)を規制する。押圧力可変部430は、規制部材413の規制位置に応じて支持部材412を介したピックアップローラ421のシートPへの押圧力を可変する。
本実施の形態によれば、押圧力可変部430は、規制部材413の規制位置に応じて支持部材412を介したピックアップローラ421のシートPへの押圧力を可変するので、規制部材413で規制するシートPのサイズが大きい程、支持部材412を介したピックアップローラ421のシートPへの押圧力を増加させることができる。これにより、シートPのサイズが大きくなっても、シートPに対するピックアップローラ421の搬送性の悪化を効果的に防止することができる。しかも、ピックアップローラ421を支持する支持部材412を介してピックアップローラ421のシートPへの押圧力を増加させるので、シートPの収容量に関わらず、ピックアップローラ421の搬送力を安定化させることができる。
さらに詳しく説明すると、供給ローラ422は、図示を省略した供給駆動部からの回転駆動力が図示を省略した搬送駆動伝達機構を介して伝達される。
シート供給装置400は、供給駆動伝達機構429をさらに備えている。供給駆動伝達機構429は、ギヤ列又はタイミングプーリー及びタイミングベルト(この例ではタイミングプーリー429a,429b及びタイミングベルト429c)で構成されている。供給駆動伝達機構429は、供給ローラ422に送られてきた回転駆動力をピックアップローラ421に伝達する。タイミングプーリー429aは、供給ローラ422の回転軸423aに固定されている。タイミングプーリー429bは、ピックアップローラ421の回転軸421aに固定されている。タイミングベルト429cは、タイミングプーリー429a及びタイミングプーリー429bに巻き掛けられている。
[シート収容部]
シート収容部410は、多数枚(例えば500枚)のシートPを積載する。シート収容部410は、シート収容容器411を備えている。シート収容容器411は、図2Aに示すように、四角形状の底板4111並びに底板4111の正面側、背面側、左側面側及び右側面側の端部からそれぞれ立設した第1壁部4112から第4壁部4115を備えている。この例では、第2壁部4113(壁部の一例)に移動係合部材4321が設けられている。シート収容部410は、シート収容容器411及びシート供給装置本体401の双方に設けられたスライド機構440によってシート供給装置本体401に対して挿抜方向S(S1,S2)にスライド自在に装着できるようになっている。シート収容部410は、シート供給装置本体401に装着された状態を離脱可能に保持される。
[シート供給部]
シート供給装置400は、シート供給部420をさらに備えている。シート供給部420には、第1係合部材424(この例では分離部材解除レバー)と、第1付勢部材425(この例では巻ばね部材)とが設けられている。第1係合部材424は、シート供給部420に移動可能に設けられたシート供給用の移動部材を移動させるものである。この例では、シート供給部420の移動部材は、圧接部材426によりシートPを供給する供給ローラ422に向けて圧接される分離部材423である。第1付勢部材425は、第1係合部材424の第1揺動軸線α2回りの揺動方向Mにおけるシート収容部410の挿入方向S1と反対側の第1揺動方向M1に第1係合部材424を付勢する。この例では、第1揺動軸線α2は、上下方向Zに沿っている。
シート収容部410に設けられた移動係合部材4321は、シート収容部410がシート供給装置本体401に挿入されるときに、第1係合部材424の第1被当接部424aに当接することにより第1係合部材424を第1付勢部材425の第1付勢力F1に抗して第2揺動方向M2に揺動させる。
詳しくは、シート供給部420は、シート収容部410に積載されたシートPを1枚ずつシート搬送路W1(図1参照)に向けて供給する。
シート供給部420は、ピックアップローラ421、供給ローラ422、分離部材423、第1係合部材424、第1付勢部材425及び圧接部材426を備えている。第1係合部材424及び第1付勢部材425は、押圧力可変部430を構成している。
図9は、第1係合部材424が圧接解除位置に位置している状態のシート供給部420の要部を正面側の斜め下方から視た斜視図である。
支持部材412は、ピックアップローラ421及び供給ローラ422を回転自在に支持する。ピックアップローラ421は、シート収容容器411に積載されたシートPを上から引き出して供給ローラ422及び分離部材423に向けて送り出す。分離部材423は、供給ローラ422と対向する。分離部材423は、圧接部材426により供給ローラ422に向けて圧接される。分離部材423は、ピックアップローラ421にて送り出されたシートPを供給ローラ422と共に1枚ずつ分離する。分離部材423は、分離ローラ又は分離パッドで構成することができ、この例では、分離ローラとされている。
詳しくは、シート供給部420は、本体支持部材427(ステー)及び保持部材428(ホルダー)をさらに備えている。本体支持部材427は、シート供給装置本体401に固定されている。保持部材428は、挿抜方向Sに沿った回動軸線α3(図7B、図8B参照)回りに回動自在に本体支持部材427に支持されている。分離部材423は、保持部材428に設けられている。これにより、分離部材423は、本体支持部材427に対して保持部材428により回動軸線α3回りに回動することができる。圧接部材426は、付勢部材(巻ばね部材)であり、保持部材428を回動軸線α3回りの圧接回動方向K1に付勢するようにシート供給装置本体401と保持部材428との間に設けられている。これにより、圧接部材426により圧接力Fbで分離部材423を供給ローラ422に向けて圧接することができる。
分離部材423(分離ローラ)は、トルクリミッタ423bを介して回転軸423aに設けられている。回転軸423aは、保持部材428に固定されている。トルクリミッタ423bは、回転軸423aに対して、供給ローラ422の供給回転方向H1への回転に伴う分離部材423の逆回転方向H2への従動回転を許容する。一方、トルクリミッタ423bは、供給ローラ422と分離部材423との間で2枚以上のシートPが通過する程度の所定の圧力の負荷がかかると、分離部材423が回転軸423aに連結される。すなわち、トルクリミッタ423bは、回転軸423aが逆回転方向H2に回転しても分離部材423を回転させない。これにより、シートPの重送を有効に防止することができる。
また、第1係合部材424により圧接部材426による供給ローラ422への圧接が解除される。
詳しくは、図9に示すように、第1係合部材424は、シート供給装置本体401に固定された本体支持部材427に第1揺動軸線α2回りに揺動自在に支持されている。本体支持部材427には、上下方向Zに沿った回転軸427aが設けられている。回転軸427aは、第1揺動軸線α2回りに回転自在に第1係合部材424を支持している。保持部材428の圧接部材426が設けられている側とは反対側には、回動被当接部428aが設けられている。第1係合部材424の第1揺動軸線α2を間にした第1被当接部424aとは反対側には、移動当接部424bが設けられている。第1係合部材424には、第1係止部424cが設けられている。第1係止部424cは、第1係合部材424の第1揺動軸線α2を間にした移動当接部424bとは反対側(この例では第1揺動軸線α2と第1被当接部424aとの間)に位置している。本体支持部材427には、第2係止部427bが設けられている。第1付勢部材425は、第1係合部材424が第1揺動方向M1側に揺動するように、一端が第1係合部材424における第1係止部424cに係止され、かつ、他端が本体支持部材427における第2係止部427bに係止されている。
第1付勢部材425により第1係合部材424が付勢される第1付勢力F1は、圧接部材426により分離部材423が供給ローラ422に圧接される圧接力Fbよりも大きくなっている。そして、第1係合部材424は、シート収容部410がシート供給装置本体401から引き出されて、シート収容部410の移動係合部材4321が第1係合部材424の第1被当接部424aに当接していないときには、図9に示すように、第1揺動方向M1側に揺動している圧接解除位置に位置する。また、第1係合部材424は、シート収容部410がシート供給装置本体401に装着されて、シート収容部410の移動係合部材4321が第1係合部材424の第1被当接部424aに当接しているときには、図7A及び図8Aに示すように、第2揺動方向M2側に揺動している圧接位置に位置する。
これにより、第1係合部材424は、圧接解除位置に位置しているときには(図9参照)、移動当接部424bが保持部材428の回動被当接部428aを移動させ(押し込み)、圧接部材426の圧接力Fbに抗して保持部材428を回動軸線α3回りの解除回動方向K2に回動させ、分離部材423の供給ローラ422への圧接を解除することができる。一方、第1係合部材424は、圧接位置に位置しているときには(図7A、図8A参照)、移動当接部424bの保持部材428の回動被当接部428aへの移動を解除し、圧接部材426の圧接力Fbにより保持部材428を回動軸線α3回りの圧接回動方向K1に回動させ、分離部材423を供給ローラ422に向けて圧接することができる。
すなわち、シート収容部410がシート供給装置本体401から引き出されてシート収容部410の第1係合部材424への当接を解除するときに分離部材423の供給ローラ422への圧接が解除される。一方、シート収容部410がシート供給装置本体401に挿入されてシート収容部410が第1係合部材424に当接しているときに、分離部材423が供給ローラ422に圧接される。このとき、シート収容部410がシート供給装置本体401に装着された状態で分離部材423の供給ローラ422への圧接を維持している。
シート収容部410は、シート載置トレイ417(シート載置板)をさらに備えている。シート載置トレイ417は、シートPを積載する。シート供給部420は、シート載置トレイ417上に積載されたシートPをシート搬送路W1に供給する。
シート載置トレイ417は、昇降可能に回動する構成とされている。シート載置トレイ417は、シート供給方向D1に直交する幅方向Xに沿った回動軸線回りに(回動軸411bを支点として)回動自在にシート供給装置本体401に設けられている。
シート供給装置400は、昇降駆動部450(駆動モータ)をさらに備えている。昇降駆動部450は、昇降駆動伝達機構460を介してシート載置トレイ417を駆動する。
図3B及び図4Bに示すように、昇降駆動伝達機構460は、シート載置トレイ417を押し上げる押し上げ部材461(押し上げレバー)を備えている。押し上げ部材461は、幅方向Xに沿った回動軸線回りに(回動軸461aを支点として)回動自在にシート供給装置本体401に設けられている。これにより、押し上げ部材461が回動することによりシート載置トレイ417を下側から押し上げることができる。回動軸461aは、シート収容部410側と、シート供給装置本体401側とに分割されている。回動軸461aは、シート収容部410がシート供給装置本体401から離脱されるときには分離する一方、シート収容部410がシート供給装置本体401へ装着されるときには連結されるようになっている。
以上説明したシート供給装置400では、操作者によりシート収容部410がシート供給装置本体401に挿入されていない状態では、図9に示すように、第1係合部材424が第1付勢部材425により圧接解除位置に位置している。また、第1係合部材424の移動当接部424bが圧接部材426の圧接力Fbに抗して保持部材428の回動被当接部428aを回動軸線α3回りの解除回動方向K2に回動させ、圧接部材426による分離部材423の供給ローラ422への圧接が解除されている。
一方、操作者によりシート収容部410がシート供給装置本体401に挿入されると、図7Bに示すように、シート収容部410の移動係合部材4321が第1係合部材424の第1被当接部424aに当接し、第1係合部材424が第1付勢部材425の第1付勢力F1に抗して第2揺動方向M2に揺動する。このとき、シート収容部410がさらに挿入されると、第1付勢部材425により操作者に対するシート収容部410を挿入するための荷重が徐々に大きくなっていく。シート収容部410がさらに挿入されると、移動当接部424bの回動被当接部428aによる回動軸線α3回りの解除回動方向K2への回動が解除されて回動被当接部428aが回動軸線α3回りの圧接回動方向K1に回動し、圧接部材426により分離部材423が供給ローラ422に圧接される。このとき、第1係合部材424が圧接位置に位置している。
<第1実施形態>
ところで、異なるサイズのシートPに対する規制部材413の規制位置毎に支持部材412を介したピックアップローラ421のシートPへの押圧力を可変するようにしてもよいが、そうすると、押圧力可変部430の構成が複雑化する。
この点、本実施の形態において、押圧力可変部430は、規制部材413が所定のサイズよりも大きい大サイズのシートPを規制するときには、支持部材412を介したピックアップローラ421のシートPへの押圧力を増加させる。一方、押圧力可変部430は、規制部材413が所定のサイズ以下の小サイズのシートPを規制するときには、支持部材412を介したピックアップローラ421のシートPへの押圧力の増加を解除する。
こうすることで、支持部材412を介したピックアップローラ421のシートPへの押圧力として、所定のサイズ以下の小サイズのシートPを確実に呼び込むことができる基準押圧力を予め決めておき、押圧力可変部430により規制部材413が所定のサイズよりも大きい大サイズのシートPを規制するときのみ、支持部材412を介したピックアップローラ421のシートPへの押圧力を基準押圧力よりも増加させることができる。これにより、押圧力可変部430の構成を簡素化させることができる。
また、本実施の形態において、押圧力可変部430は、移動部材431と、押圧部432とを備えている。移動部材431は、規制部材413の移動に伴って移動する。押圧部432は、移動部材431の移動に伴って支持部材412を介してピックアップローラ421を下方に向けて押圧する。
こうすることで、規制部材413の規制位置、すなわち移動部材431の移動位置に応じて押圧部432により支持部材412を下方に向けて押圧することができる。これにより、移動部材431及び押圧部432を用いるといった簡単な構成でありながら、規制部材413で規制するシートPのサイズが大きい程、支持部材412を介したピックアップローラ421のシートPへの押圧力を増加させることができる。
詳しくは、図3B及び図4Bに示すように、規制部材413は、シート収容容器411に対してシート供給方向D1及びシート逆供給方向D2に沿って往復移動自在に設けられている。シート収容容器411の底板4111にはシート供給方向D1及びシート逆供給方向D2に沿って延びる長孔411aが設けられている。これにより、規制部材413を底板4111に対してシート供給方向D1及びシート逆供給方向D2に沿って往復移動させることができる。
移動部材431は、シート収容容器411の第2壁部4113にシート供給方向D1及びシート逆供給方向D2に沿って往復移動自在に設けられている。シート収容部410は、連結部材414を備えている。連結部材414は、規制部材413の移動距離を移動部材431の距離よりも小さくするように移動部材431と規制部材413とを連結する。連結部材414は、シート収容容器411に対して上下方向Zに沿った回動軸線α4回りに回動自在に設けられている。連結部材414の回動軸線α4を間にした一方側には、回動軸線α4から延びる長孔414aが設けられている。規制部材413の下端には底板4111における長孔411aから下方に突出する係合部413aが設けられている。規制部材413における係合部413aは、長孔414aに挿通されている。これにより、規制部材413がシート供給方向D1及びシート逆供給方向D2に沿って往復移動するときに連結部材414を底板4111に対して回動軸線α4回りに回動させることができる。また、連結部材414の回動軸線α4を間にした他端側には、円弧状のピニオンギヤ414bが設けられている。移動部材431には、連結部材414におけるピニオンギヤ414bと噛み合うラックギヤ431aが設けられている。これにより、規制部材413のシート供給方向D1及びシート逆供給方向D2に沿った往復移動に伴い、移動部材431をシート供給方向D1及びシート逆供給方向D2に沿って規制部材413の移動距離よりも小さい距離で第2壁部4113に対して往復移動させることができる。
<第2実施形態>
本実施の形態において、移動部材431は、規制部材413が所定のサイズよりも大きい大サイズのシートPを規制するときに位置する第1移動位置と、規制部材413が所定のサイズ以下の小サイズのシートPを規制するときに位置する第2移動位置との間で移動する。押圧部432は、移動部材431が第1移動位置に位置しているときに移動部材431と係合することにより支持部材412を介してピックアップローラ421を下方に向けて押圧する。一方、押圧部432は、移動部材431が第2移動位置に位置しているときに移動部材431との係合が解除されることにより支持部材412を介したピックアップローラ421の下方への押圧を解除する。
こうすることで、規制部材413が大サイズのシートPを規制するときに移動部材431を第1移動位置に確実に位置させることができる。また、移動部材431が第1移動位置に位置しているときに押圧部432を移動部材431と係合させることにより支持部材412を下方に向けて確実に押圧することができる。これにより、規制部材413が大サイズのシートPを規制するときに、支持部材412を介したピックアップローラ421のシートPへの押圧力を確実に増加させることができる。
また、本実施の形態において、押圧部432は、移動部材431と係合される移動係合部材4321と、移動係合部材4321と係合される第1係合部材424と、第1係合部材424と係合される第2係合部材4322とを備えている。
移動係合部材4321は、移動部材431が第1移動位置に位置しているときに移動部材431と係合されることにより第1係合部材424と係合する。一方、移動係合部材4321は、移動部材431が第2移動位置に位置しているときに移動部材431との係合が解除されることにより第1係合部材424との係合を解除する。
第1係合部材424は、移動係合部材4321と係合されることにより第2係合部材4322と係合する。一方、第1係合部材424は、移動係合部材4321との係合が解除されることにより第2係合部材4322との係合を解除する。
第2係合部材4322は、第1係合部材424と係合されることにより支持部材412を介してピックアップローラ421を下方に向けて押圧する。一方、第2係合部材4322は、第1係合部材424との係合が解除されることにより支持部材412を介したピックアップローラ421の下方への押圧を解除する。
こうすることで、押圧部として移動係合部材4321、第1係合部材424及び第2係合部材4322の3つの係合部材を用いることができる。これにより、移動部材431が支持部材412から離れた位置で移動しても、或いは、移動部材431と支持部材412との係合する向きが異なっていても、移動部材431の移動による支持部材412の下方への押圧及び押圧解除を確実に行うことができる。
詳しくは、移動係合部材4321は、第2壁部4113に対して揺動自在に設けられている。移動係合部材4321は、移動部材431の第3当接部431bと係合されることにより第3揺動方向M3(図5A参照)に揺動する。移動係合部材4321は、移動部材431の第3当接部431bとの係合が解除されて第1係合部材424の第1被当接部424aに当接されることにより第4揺動方向M4(図5B参照)に揺動する。移動係合部材4321の移動部材431側の端部4321a及び/又は移動部材431の第3当接部431bには、端部4321aと第3当接部431bとが円滑に係合できるようにテーパーが設けられている。
<第3実施形態>
本実施の形態において、シート供給装置400は、第1係合部材424を付勢する第1付勢部材425をさらに備えている。第1係合部材424は、第1揺動軸線α2回りに揺動可能に構成されている。第1付勢部材425は、第1揺動軸線α2回りの揺動方向Mにおける第2係合部材4322との係合解除側(第1揺動方向M1)に第1係合部材424を付勢する。
こうすることで、第1付勢部材425の付勢力により行う第1係合部材424の第2係合部材4322との係合解除状態を維持することができる。ひいては、移動部材431の移動係合部材4321との係合解除状態、移動係合部材4321の第1係合部材424との係合解除状態、第2係合部材4322の支持部材412との押圧解除状態を維持することができる。
また、本実施の形態において、第2係合部材4322は、シート供給方向D1及びシート逆供給方向D2に沿った第2揺動軸線α5回りの第5揺動方向M5及び第6揺動方向M6に揺動可能に構成されている。第1係合部材424は、第1当接部424dを有している。第1当接部424dは、第1係合部材424が移動係合部材4321との係合により揺動方向Mにおける第2係合部材4322との係合側(第2揺動方向M2)に第1付勢部材425の付勢力に抗して回動することにより第2係合部材4322と当接する。
こうすることで、第1係合部材424における第1当接部424dにより第2係合部材4322と確実に当接することができる。これにより、第2係合部材4322を第2揺動軸線α5回りの支持部材412への押圧側(第6揺動方向M6)に揺動させて第2係合部材4322の支持部材412への押圧状態を維持することができる。
詳しくは、第1当接部424dは、第1係合部材本体4241から上方に突設されている。第2係合部材4322の第1当接部424dとの被当接部432aは、下方に行くに従って支持部材412とは反対側(背面側)に向けて傾斜する傾斜面を有している。
また、本実施の形態において、第1係合部材424は、第2当接部424eを有している。第2当接部424eは、揺動方向Mにおける第2係合部材4322との係合解除側(第1揺動方向M1)に回動してピックアップローラ421が下方に回動することにより支持部材412と当接する。
こうすることで、第1係合部材424における第2当接部424eにより支持部材412と確実に当接することができる。これにより、支持部材412を回動軸線α1回りの下側への回動を規制することができる。
詳しくは、図7A及び図7Bに示すように、第2当接部424eは、第1係合部材本体4241から上方に突設されている。支持部材412は、第1被当接部412aと、第2被当接部412bと、連通部412cとを有している。第1被当接部412aは、第1係合部材424が圧接解除位置に位置しているときの被当接部である。第2被当接部412bは、第1係合部材424が圧接位置に位置しているときの被当接部である。支持部材412の押圧部432との当接面412dから第1被当接部412aまでの高さh1は、支持部材412の押圧部432との当接面412dから第2被当接部412bまでの高さh2よりも大きい。連通部412cは、第1被当接部412aと第2被当接部412bとの間で傾斜している。
<第4実施形態>
本実施の形態において、移動係合部材4321は、シート供給方向D1及びシート逆供給方向D2に沿った第3揺動軸線α6(図5A、図5B参照)回りに(揺動軸4321bを揺動支点として)揺動可能に構成されている。
移動部材431は、第3当接部431bを有している。第3当接部431bは、移動部材431が第1移動位置に移動することにより移動係合部材4321と当接する。
こうすることで、移動部材431における第3当接部431bが移動係合部材4321と確実に当接することができる。これにより、移動係合部材4321を第3揺動軸線α6回りの第3揺動方向M3における移動係合部材4321との係合側に揺動させて移動係合部材4321との係合状態を維持することができる。
本実施の形態において、シート収容部410は、シート供給装置本体401に挿抜自在に装着されている。シート供給装置本体401には、第1係合部材424と、第1付勢部材425と、第2係合部材4322とが設けられている。シート収容部410には、移動部材431と、移動係合部材4321とが設けられている。シート収容部410は、シート供給装置本体401に挿入されるときに、第1係合部材424に当接することにより第1係合部材424を第1付勢部材425の付勢力に抗して揺動方向Mにおける第2係合部材4322との係合側(挿入方向S1)に揺動させる。また、シート収容部410は、シート供給装置本体401から離脱するときに、第1係合部材424との当接が解除されることにより第1係合部材424を第1付勢部材425の付勢力により揺動方向Mにおける第2係合部材4322との係合解除側(離脱方向S2)に揺動させる。
こうすることで、シート収容部410をシート供給装置本体401に装着している状態で、移動部材431、移動係合部材4321、第1係合部材424並びに第2係合部材4322による係合及び係合解除の一連の動作を行うことができる。これにより、シート収容部410をシート供給装置本体401に装着しているときに、支持部材412を介したピックアップローラ421のシートPへの押圧動作を行うことができる。
<第5実施形態>
第2係合部材4322が支持部材412を直接押圧するようにしてもよいが、そうすると、第2係合部材4322の支持部材412への押圧力の幅(範囲)が狭くなる。
この点、本実施の形態において、第2係合部材4322と支持部材412との間には第2付勢部材433(この例では巻ばね部材)(図7A、図8A参照)が設けられている。
こうすることで、第2付勢部材433により第2係合部材4322の支持部材412への押圧力の幅(範囲)を広くすることができる。
詳しくは、押圧部432は、シート供給装置本体401に対して第2揺動軸線α5回りに(揺動軸432bを揺動支点として)揺動自在に設けられている。押圧部432は、被当接部432aの他、揺動軸432b及び対向部432cをさらに有している。被当接部432aは、揺動軸432bから支持部材412とは反対側に向けて斜め下方に延びている。対向部432cは、揺動軸432bから被当接部432aとは反対側において支持部材412に対向するように支持部材412側に延びている。対向部432cの先端部には下方に突出する突出部432dが設けられている。第2付勢部材433は、突出部432dに挿通されており、先端が突出部432dよりも突き出ている。
<第6実施形態>
本実施の形態において、規制部材413の規制位置に応じてシートPのサイズを検知する検知部416をさらに備えている。移動部材431は、検知部416の作動部を作動させる被作動部431cを有している。検知部416には、移動部材431の被作動部431cを検知する可動部(図示せず)が設けられている。
こうすることで、移動部材431を検知部416の被作動部材として作用させることができる。これにより、シート供給装置400の構成を簡素化させることができ、ひいてはシート供給装置400の小型化を実現させることができる。
<第7実施形態>
ところで、シートPのシート供給方向D1におけるサイズとシート幅方向Xにおけるサイズとのうち、シートPに対するピックアップローラ421の搬送力が影響し易いのは、シート供給方向D1におけるサイズである。
この点、本実施の形態において、規制部材413は、シート供給方向D1における移動を規制する規制部材である。
こうすることで、シートPに対するピックアップローラ421の搬送力が影響し易いシートPのシート供給方向D1におけるサイズが大きい程、支持部材412を介したピックアップローラ421のシートPへの押圧力を増加させることができる。これにより、シートPのシート供給方向D1におけるサイズが大きくなっても、シートPに対するピックアップローラ421の搬送力の不足を効果的に防止することができる。
なお、規制部材は、この例では、シートPのシート逆供給方向D2における移動を規制する規制部材413としたが、シート供給方向D1に直交する幅方向Xにおける移動を規制する規制部材415,415(図2A、図2B参照)としてもよい。
本発明は、以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、係る実施の形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
100 画像形成装置
110 画像形成装置本体
400 シート供給装置
401 シート供給装置本体
410 シート収容部
411 シート収容容器
4111 底板
4113 第2壁部
412 支持部材
412a 第1被当接部
412b 第2被当接部
412c 連通部
412d 当接面
413 規制部材
413a 係合部
414 連結部材
414a 長孔
414b ピニオンギヤ
415 規制部材
416 検知部
420 シート供給部
421 ピックアップローラ
422 供給ローラ
423 分離部材
424 第1係合部材
425 第1付勢部材
426 圧接部材
427 本体支持部材
428 保持部材
429 供給駆動伝達機構
430 押圧力可変部
431 移動部材
432 押圧部
4321 移動係合部材
4322 第2係合部材
433 第2付勢部材
440 スライド機構
D1 シート供給方向
D2 シート逆供給方向
E 周回方向
K1 圧接回動方向
K2 解除回動方向
M 揺動方向
M1 第1揺動方向
M2 第2揺動方向
M3 第3揺動方向
M4 第4揺動方向
M5 第5揺動方向
M6 第6揺動方向
P シート
S 挿抜方向
S1 挿入方向
S2 離脱方向
X シート幅方向
X 幅方向
Z 上下方向
α1 回動軸線
α2 第1揺動軸線
α3 回動軸線
α4 回動軸線
α5 第2揺動軸線
α6 第3揺動軸線

Claims (14)

  1. シートを収容するシート収容部と、前記シート収容部に収容される前記シートを呼び込むピックアップローラとを備えたシート供給装置であって、
    シート供給装置本体に回動軸線回りに回動可能に支持され、かつ、前記ピックアップローラを前記回動軸線に沿った回転軸線回りに回転自在に支持する支持部材と、
    前記シート収容部に収容される前記シートのサイズに応じて前記シート収容部に対して移動可能とされて前記シートの移動を規制する規制部材と、
    前記規制部材の規制位置に応じて前記支持部材を介した前記ピックアップローラの前記シートへの押圧力を可変する押圧力可変部と
    を備えている、シート供給装置。
  2. 請求項1に記載のシート供給装置であって、
    前記押圧力可変部は、前記規制部材が所定のサイズよりも大きい大サイズの前記シートを規制するときには、前記支持部材を介した前記ピックアップローラの前記シートへの押圧力を増加させ、前記規制部材が前記所定のサイズ以下の小サイズの前記シートを規制するときには、前記支持部材を介した前記ピックアップローラの前記シートへの押圧力の増加を解除する、シート供給装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のシート供給装置であって、
    前記押圧力可変部は、前記規制部材の移動に伴って移動する移動部材と、前記移動部材の移動に伴って前記支持部材を介して前記ピックアップローラを下方に向けて押圧する押圧部とを備えている、シート供給装置。
  4. 請求項3に記載のシート供給装置であって、
    前記移動部材は、前記規制部材が所定のサイズよりも大きい大サイズの前記シートを規制するときに位置する第1移動位置と、前記規制部材が前記所定のサイズ以下の小サイズの前記シートを規制するときに位置する第2移動位置との間で移動し、
    前記押圧部は、前記移動部材が前記第1移動位置に位置しているときに前記移動部材と係合することにより前記支持部材を介して前記ピックアップローラを下方に向けて押圧し、前記移動部材が前記第2移動位置に位置しているときに前記移動部材との係合が解除されることにより前記支持部材を介した前記ピックアップローラの下方への押圧を解除する、シート供給装置。
  5. 請求項4に記載のシート供給装置であって、
    前記押圧部は、前記移動部材と係合される移動係合部材と、前記移動係合部材と係合される第1係合部材と、前記第1係合部材と係合される第2係合部材とを備え、
    前記移動係合部材は、前記移動部材が前記第1移動位置に位置しているときに前記移動部材と係合されることにより前記第1係合部材と係合し、前記移動部材が前記第2移動位置に位置しているときに前記移動部材との係合が解除されることにより前記第1係合部材との係合を解除し、
    前記第1係合部材は、前記移動係合部材と係合されることにより前記第2係合部材と係合し、前記移動係合部材との係合が解除されることにより前記第2係合部材との係合を解除し、
    前記第2係合部材は、前記第1係合部材と係合されることにより前記支持部材を介して前記ピックアップローラを下方に向けて押圧し、前記第1係合部材との係合が解除されることにより前記支持部材を介した前記ピックアップローラの下方への押圧を解除する、シート供給装置。
  6. 請求項5に記載のシート供給装置であって、
    前記第1係合部材を付勢する第1付勢部材をさらに備え、
    前記第1係合部材は、第1揺動軸線回りに揺動可能に構成され、
    前記第1付勢部材は、前記第1揺動軸線回りの揺動方向における前記第2係合部材との係合解除側に前記第1係合部材を付勢する、シート供給装置。
  7. 請求項6に記載のシート供給装置であって、
    前記第2係合部材は、第2揺動軸線回りに揺動可能に構成され、
    前記第1係合部材は、前記移動係合部材との係合により前記揺動方向における前記第2係合部材との係合側に前記第1付勢部材の付勢力に抗して回動することにより前記第2係合部材と当接する第1当接部を有している、シート供給装置。
  8. 請求項6又は請求項7に記載のシート供給装置であって、
    前記第1係合部材は、前記揺動方向における前記第2係合部材との係合解除側に回動することにより前記支持部材と当接する第2当接部を有している、シート供給装置。
  9. 請求項6から請求項8までの何れか1つに記載のシート供給装置であって、
    前記移動係合部材は、第3揺動軸線回りに揺動可能に構成され、
    前記移動部材は、前記第1移動位置に移動することにより前記移動係合部材と当接する第3当接部を有している、シート供給装置。
  10. 請求項6から請求項9までの何れか1つに記載のシート供給装置であって、
    前記シート収容部は、前記シート供給装置本体に挿抜自在に装着され、
    前記シート供給装置本体には、前記第1係合部材と、前記第1付勢部材と、前記第2係合部材とが設けられ、
    前記シート収容部には、前記移動部材と、前記移動係合部材とが設けられ、
    前記シート収容部は、前記シート供給装置本体に挿入されるときに、前記第1係合部材に当接することにより前記第1係合部材を前記第1付勢部材の付勢力に抗して前記揺動方向における前記第2係合部材との係合側に揺動させる、シート供給装置。
  11. 請求項5から請求項10までの何れか1つに記載のシート供給装置であって、
    前記第2係合部材と前記支持部材との間には第2付勢部材が設けられている、シート供給装置。
  12. 請求項3から請求項11までの何れか1つに記載のシート供給装置であって、
    前記規制部材の前記規制位置に応じて前記シートのサイズを検知する検知部をさらに備え、
    前記移動部材は、前記検知部の作動部を作動させる被作動部を有している、シート供給装置。
  13. 請求項1から請求項12までの何れか1つに記載のシート供給装置であって、
    前記規制部材は、前記シートの供給方向であるシート供給方向における移動を規制する規制部材である、シート供給装置。
  14. 請求項1から請求項13までの何れか1つに記載のシート供給装置を備えた、画像形成装置。
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