JP2023034526A - 軌道作業装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】軌道整備の作業効率と軌道作業装置の信頼性とを両立することができる軌道作業装置を提供する。【解決手段】油圧ショベル1のアーム12の先端部に回動軸19を介して揺動可能に支持されたアタッチメント20において、アーム12に支持され且つ回転可能な回転駆動軸22と、第1支持部材27を介して回転駆動軸22に固定されると共に道床を突き固めるために開閉可能な1対のロッド部材31を備えたタイタンパー機構30と、第2支持部材28を介して回転駆動軸22に固定されると共に対象物を把持するために開閉可能な1対の爪部材41,42を備えたグリッパ機構40とを有し、タイタンパー機構30が作業位置のとき、グリッパ機構40を退避位置に移動すると共に、グリッパ機構40が作業位置のとき、タイタンパー機構30を退避位置に移動する。【選択図】 図1

Description

本発明は、軌道作業装置に関し、特にショベル系掘削機のアームの先端部に回動軸を介して揺動可能に支持された軌道作業装置に関する。
従来より、鉄道用軌道は、路盤上に砕石や砂利からなるバラストを用いて道床を形成し、その上に枕木を一定の間隔で並べた後、これら枕木の上に1対のレールを敷設する。
1対のレール上を走行する車両の荷重は、枕木を介して道床に伝達され、路盤に分散される。車両に生じる振動は、バラスト(砕石、砂利)の位置変位により吸収緩和される。
それ故、軌道のメインテナンスとして、劣化した枕木を交換する枕木交換作業、枕木交換に伴って枕木の下側にバラストを突き固めるバラスト突き固め作業等の軌道整備が定期的に行われている。
特許文献1の軌道整備装置は、ショベル系掘削機のアームの先端部に回動軸を介して揺動可能に支持された取付ブラケットと、道床を突き固めるために開閉可能な1対のロッド部材を備えたタイタンパー機構と、対象物を把持するために開閉可能な1対の爪部材を備えたグリッパ機構とを有し、1対の爪部材は、途中部に先端部を回動可能に支持する回動部を備えると共に、途中部が回動部回りに屈折されて先端部が上方に向いた退避位置と、伸長されて先端部が下方に向いた作業位置とに切替可能に構成されている。
これら1対の爪部材は、ロック機構により退避位置と作業位置のうち選択された位置にてロックされる。
特開2020-084439号公報
特許文献1の軌道整備装置は、枕木交換作業終了後バラスト突き固め作業に移行する際、爪部材の向きを変更するのみで良く、アタッチメント自体の交換を必要としない。
しかし、特許文献1の技術では、爪部材の向きを変更するに当り、例えば、作業者が手作業で爪部材の先端側部分を下方に向かう作業位置から上方に向かう退避位置に変更する必要があり、爪部材の数に相当する切替作業が必要になるため、作業性の向上が十分とは言えない。特に、アタッチメントは大型の重量物であるため、爪部材の先端部に係る部分的な位置変更であっても、時間と手間が掛かることから、作業者の作業負荷は大きい。
また、特許文献1では、軌道整備装置自体の信頼性を十分に確保できない虞がある。
枕木交換作業時、1対の爪部材は、これらの爪部材を揺動可能に支持するグリッパ取付部に対して先端部を下方に向けた状態でロック機構を用いて位置がロックされている。
そして、1対の爪部材が下方に向けられた状態において、グリッパ取付部を駆動部によって近接或いは離隔させることにより、1対の爪部材が枕木を把持する。
それ故、各々の爪部材の途中部に屈曲用回動部が形成されていることから、この回動部に大きな力が局所的に集中し、最終的に、回動部やロック機構が破損する虞がある。
即ち、軌道整備の作業効率と軌道作業装置の信頼性の両立は容易ではない。
本発明の目的は、軌道整備の作業効率と軌道作業装置の信頼性とを両立可能な軌道作業装置等を提供することである。
請求項1の軌道作業装置は、ショベル系掘削機のアームの先端部に回動軸を介して揺動可能に支持された軌道作業装置において、前記アームに支持され且つ回転可能な回転駆動軸と、第1支持部材を介して前記回転駆動軸に固定されると共に道床を突き固めるために開閉可能な1対のロッド部材を備えたタイタンパー機構と、第2支持部材を介して前記回転駆動軸に固定されると共に対象物を把持するために開閉可能な1対の爪部材を備えたグリッパ機構とを有し、前記タイタンパー機構が作業位置のとき、前記グリッパ機構を退避位置に移動すると共に、前記グリッパ機構が作業位置のとき、前記タイタンパー機構を退避位置に移動することを特徴としている。
この軌道作業装置では、前記アームに支持され且つ回転可能な回転駆動軸と、第1支持部材を介して前記回転駆動軸に固定されると共に道床を突き固めるために開閉可能な1対のロッド部材を備えたタイタンパー機構と、第2支持部材を介して前記回転駆動軸に固定されると共に対象物を把持するために開閉可能な1対の爪部材を備えたグリッパ機構とを有するため、枕木交換作業とバラスト突き固め作業とが混在する現場であっても、アーム先端に装着されたアタッチメントを交換することなく作業することができる。
前記タイタンパー機構が作業位置のとき、前記グリッパ機構を退避位置に移動すると共に、前記グリッパ機構が作業位置のとき、前記タイタンパー機構を退避位置に移動するため、タイタンパー機構及びグリッパ機構の構造的信頼性を確保しつつ、人手を介することなく回転駆動軸の回動操作で使用する機構を任意に選択することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記作業位置のタイタンパー機構は、前記退避位置のグリッパ機構に対して前記回転駆動軸回りに略90°の弧度差を形成することを特徴としている。この構成によれば、機構を支持する回転駆動軸を共通化するに当たり、タイタンパー機構とグリッパ機構との周方向間隔を確保することができ、両者の干渉を回避することができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記第1,第2支持部材は夫々1対の板材からなり、前記第1支持部材の1対の板材が、前記第2支持部材の1対の板材を挟み込むように前記回転駆動軸に固定されたことを特徴としている。
この構成によれば、タイタンパー機構とグリッパ機構の軸方向幅を確保して両者の機能を維持しつつ、回転駆動軸の大型化を回避することができる。
請求項4の発明は、請求項1~3の何れか1項の発明において、前記回転駆動軸は前記ショベル系掘削機の油圧により回転駆動されることを特徴としている。
この構成によれば、駆動源をショベル系掘削機以外に別途準備することなく、タイタンパー機構とグリッパ機構を夫々作動させることができる。
本発明の軌道作業装置によれば、タイタンパー機構とグリッパ機構を共通の回転駆動軸に対して弧度差を形成するように支持させることにより、軌道整備の作業効率と軌道作業装置の信頼性とを両立することができる。
実施例1に係る油圧ショベルの外観側面図である。 タイタンパー機構が作業位置のときの軌道作業装置の側面図である。 正面図である。 グリッパ機構が作業位置のときの軌道作業装置の側面図である。 後面図である。 タイタンパー機構の説明図であって、(a)は、開作動時の側面図、(b)は、閉作動時の側面図である。 グリッパ機構の説明図であって、(a)は、開作動時の側面図、(b)は、閉作動時の側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
以下の説明は、本発明をショベル系掘削機である油圧ショベルに適用したものを例示したものであり、本発明、その適用物、或いは、その用途を制限するものではない。
尚、ショベル系掘削機の操縦者(作業者)から視た前後方向を前後方向とし、操縦者から視た左右方向を左右方向とし、図における上下方向を上下方向として説明する。
以下、実施例1に係る軌道作業装置について図1~図7に基づいて説明する。
図1に示すように、レールR上を走行可能なショベル系掘削機である油圧ショベル1は、アーム12の先端部に取付けられたアタッチメント20(軌道作業装置)を有している。
軌道は、図示しない路盤上に、砕石や砂利からなるバラストを敷込んで道床とし、その上に枕木Sを前後方向に一定の間隔に並べ、その枕木Sの上に左右1対のレールRを定められた幅(軌間)に締結して構成されている。
ショベル系掘削機である油圧ショベル1は、下部走行体2と、この下部走行体2の上部に旋回自在に装備され操縦者が乗り込む運転室を備えた上部旋回体3とを有している。
下部走行体2は、左右1対のクローラ4と、下部走行体2に対して昇降可能に支持された前側及び後側車輪5と、前後1対のアウトリガー6とを備えている。
軌道を構成するレールR上を移動するとき、クローラ4をレールRから離隔させるために下降された車輪5で走行し、一般道路上を移動するとき、車輪5を上昇させてクローラ4で走行する。アウトリガー6は、油圧ショベル1によって支持可能な作業反力を増加している。
図1に示すように、上部旋回体3の後部には、油圧供給源として油圧ポンプ(図示略)と、この油圧ポンプを駆動する油圧発生用エンジン(図示略)等が配置されている。
油圧ショベル1は、後端を上部旋回体3によって回転可能に軸支されたブーム11と、このブーム11を前後方向に傾動させる油圧式のブームシリンダ13と、ブーム11の前端部に後部が回転可能に軸支されたアーム12と、このアーム12を傾動可能な油圧式のアームシリンダ14等を備えている。
アーム12は、ブーム11の前端部にアーム揺動軸12aによって揺動可能に軸支されている。アームシリンダ14のシリンダ本体の基端部がブーム11の途中部に回転可能に連結され、アームシリンダ14のピストンロッドの先端部がアーム12の後端部に回動可能に連結されている。アームシリンダ14のピストンロッドが伸長又は収縮したとき、アーム12はアーム揺動軸12aを揺動中心として前後方向に揺動する。
図1に示すように、アーム12には、油圧式のバケットシリンダ15と、バケット(図示略)の代わりにアーム12の先端部に取付けられたアタッチメント20と、バケットシリンダ15とアタッチメント20とを連結する4節リンク機構16等が設けられている。
4節リンク機構16は、バケットシリンダ15の駆動力をアタッチメント20に伝達すると共に、この駆動力の作用方向を変換してアタッチメント20を前後方向に揺動させるリンク機構である。この4節リンク機構16は、アタッチメント20の取付ブラケット21と、第1,第2リンク部材17,18と、回動軸19と、ビンA1~A3等により構成されている。
図1に示すように、第1リンク部材17は、先端部が取付ブラケット21の駆動用穴21a(図2,図4参照)にピンA1を介して回動可能に連結され、基端部がバケットシリンダ15のピストンロッドの先端部にピンA2を介して回動可能に連結されている。
第2リンク部材18は、一側端部が第1リンク部材17の基端部と同様にバケットシリンダ15のピストンロッドの先端部にピンA2を介して回動可能に連結され、他側端部がアーム12の先端側部分にピンA3を介して回動可能に連結されている。
ピンA3は、回動軸19よりも基端側に配置されている。これにより、バケットシリンダ15のピストンロッドが伸長又は収縮したとき、取付ブラケット21(アタッチメント20)は穴21bに挿通された回動軸19を回転中心として回動する。
次に、アタッチメント20について説明する。
アタッチメント20は、軌道のメインテナンスとして、複数の軌道整備のうち劣化した枕木Sを交換する枕木交換作業、及び敷設された新規枕木Sの下側にバラストを押し込むバラスト突き固め作業を実行可能に構成されている。
図1~図5に示すように、アタッチメント20は、道床を突き固めるタイタンパー機構30と、枕木S等の対象物を把持するグリッパ機構40を主な構成要素としている。
このアタッチメント20は、タイタンパー機構30が下向きである作業位置のとき、グリッパ機構40は下向き以外の位置、例えば、後向きである退避位置に移動する一方、グリッパ機構40が下向きである作業位置のとき、タイタンパー機構30は下向き以外の位置、例えば、前向きである退避位置に移動するように形成されている。
本実施形態において、下向きが作業位置とされ、下向き以外の向き、例えば、前向き、後向き、上向き等の位置は何れも退避位置である。
タイタンパー機構30とグリッパ機構40は、回転駆動軸22に対して第1,第2支持部材27,28を介して夫々連結されている。この回転駆動軸22は、1対の鋼板製支持板23の間を掛け渡すように配設され、1対の支持板23に回転可能に支持されている。
回転駆動軸22の一方の端部には、回転駆動軸22を正方向或いは逆方向に回転可能な油圧モータ24が設置されている。1対の支持板23は、基準位置のとき、左右方向に直交する状態で略平行に配置されている。
側面視にて略三角形状の1対の支持板23と取付ブラケット21との間には、回転機構25が配設されている。この回転機構25は、取付ブラケット21に連結されたリング台と、このリング台の内周にボールベアリングを介して回転可能に配設されたサークルギヤ(図示略)と、このサークルギヤに噛み合う油圧モータ25aと、サークルギヤを支持すると共に流体貫通孔を備えた取付軸(図示略)と、流体貫通孔に連なるスイベルジョイント26等を有している。1対の支持板23は、サークルギヤに連結されている。
これにより、1対の支持板23(1対の支持板23に支持された回転駆動軸22)は、取付軸の軸心回りに回動可能である。尚、回転駆動軸22は、回動軸19に対して平行になる位置が基準(初期)位置であり、特段の説明がない限り本実施形態では基準位置のときを前提として説明する。
図2,図3,図6に示すように、第1支持部材27は、1対の三角形状の鋼板製板材により形成され、これら1対の板材を連結する連結板部27aを備えている。
図7に示すように、第2支持部材28は、1対の矩形状の鋼板製板材により形成されている。第2支持部材28の1対の板材は、回転駆動軸22に貫通状態で溶接接合され、第1支持部材27の1対の板材は、第2支持部材28の1対の板材を間に挟み込むと共に回転駆動軸22に貫通状態で溶接接合されている。尚、第1支持部材27の1対の板材と第2支持部材28の1対の板材は、1対の支持板23の間に配置されている。
次に、タイタンパー機構30について説明する。
図2,図3,図6に示すように、タイタンパー機構30を作業位置に配置する場合、油圧モータ24は、タイタンパー機構30をピンA1(穴21a)と油圧モータ24(回転駆動軸22)とを結ぶ線の延長線上に位置するように回動する。
これにより、側面視にて、グリッパ機構40は、ピンA1と油圧モータ24とを結ぶ延長線に対して略90°の交差角を形成している。換言すれば、タイタンパー機構30は、グリッパ機構40に対して回転駆動軸22回りに略90°の弧度差を有している。
タイタンパー機構30は、2組の前後1対のロッド部材31と、これら1対のロッド部材31を開閉可能な油圧シリンダ32と、加振部材33と、この加振部材33の回転軸を駆動する油圧モータ34と、前後1対の振動減衰部材35等を備えている。
1対の振動減衰部材35の間に加振部材33が介装され、これら加振部材33と1対の振動減衰部材35の上壁部が連結板部27aに連結固定されている。
1対のロッド部材31は、中段部が加振部材33のケーシングの下端部にピン31aを介して前後方向に揺動可能に夫々支持されている。シリンダ32の基端部が一方のロッド部材31の基端部に回動可能に連結され、シリンダ32のシリンダロッドの先端部が他方のロッド部材31の基端部に回動可能に連結されている。
図6(a)に示すように、シリンダ32のシリンダロッドが短縮したとき、1対のロッド部材31の先端部は離隔動作する。図6(b)に示すように、シリンダ32のシリンダロッドが伸長したとき、1対のロッド部材31の先端部は接近動作する。
加振部材33は、偏心錘を備えた回転軸を有している。油圧モータ34が加振部材33の回転軸を回転駆動させることにより、タイタンパー機構30に振動を発生させている。
1対の振動減衰部材35は、例えば、左右に延びるゴム製の振動吸収部材を備え、加振部材33が発生した振動がタイタンパー機構30以外の部分、例えば、グリッパ機構40や取付ブラケット21に伝達されることを抑制している。
シリンダ32と油圧モータ34には、スイベルジョイント26から油圧が供給される。
次に、グリッパ機構40について説明する。
図4,図5,図7に示すように、グリッパ機構40を作業位置に配置する場合、油圧モータ24は、グリッパ機構40をピンA1(穴21a)と油圧モータ24(回転駆動軸22)とを結ぶ線の延長線上に位置するように回動する。これにより、側面視にて、タイタンパー機構30は、ピンA1と油圧モータ24とを結ぶ延長線に対して略90°の交差角を形成している。換言すれば、グリッパ機構40は、タイタンパー機構30に対して回転駆動軸22回りに略90°の弧度差を有している。
グリッパ機構40は、固定爪部材41と、可動爪部材42と、この可動爪部材42を開閉可能な油圧シリンダ43と、第1,第2リンク部材44,45等を備えている。
固定爪部材41は、第2支持部材28の1対の板材に対して連結固定されている。
可動爪部材42は、第1,第2リンク部材44,45を介して第2支持部材28の1対の板材に対して揺動可能に連結されている。
第1リンク部材44は、基端部が第2支持部材28の後側縁部にピン44aを介して回転自在に支持され、先端部が可動爪部材42の後側上部にピン44bを介して回転自在に支持されている。この第1リンク部材44は、軸方向に長さ調整可能なアジャスタ機能を備えている。第2リンク部材45は、基端側途中部が第2支持部材28の後側縁部にピン45aを介して回転自在に支持され、先端部が可動爪部材42の前側上部にピン45bを介して回転自在に支持されている。
シリンダ43は、基端部が第2支持部材28の前側縁部にピン43aを介して回転自在に支持され、シリンダ43のシリンダロッドの先端部が第2リンク部材45の基端部にピン45cを介して回転自在に支持されている。
図7(a)に示すように、シリンダ43のシリンダロッドが短縮したとき、可動爪部材42は、固定爪部材41との平行状態を維持したまま固定爪部材41から離隔動作する。図7(b)に示すように、シリンダ43のシリンダロッドが伸長したとき、可動爪部材42は、固定爪部材41と協働して対象物を把持するように接近動作する。シリンダ43には、スイベルジョイント26から油圧が供給される。
次に、アタッチメント20の使用方法について説明する。
劣化した枕木Sを撤去する場合、油圧モータ24の作動により回転駆動軸22を回動してグリッパ機構40を下向きの作業位置に配置する。アーム12を動作させて枕木Sを挟持可能な位置にグリッパ機構40を移動し、シリンダ43を伸長して固定爪部材41と可動爪部材42とにより枕木Sを把持して移動する。
このとき、タイタンパー機構30は前方に向かうようにグリッパ機構40に対して弧度角90°の姿勢になっているため、作業を阻害することはない。劣化した枕木Sを撤去した後、同じ要領で代わりの新規枕木Sを配置して枕木交換作業を行う。
次に、油圧モータ24の作動により回転駆動軸22を回動してタイタンパー機構30を下向きの作業位置に配置する。加振部材33等により1対のロッド部材31を所定周波数で振動させた状態で、1対のロッド部材31の間に新規枕木Sが位置するように1対のロッド部材31をバラスト内に差し込む。そして、シリンダ32のロッドを伸長させて1対のロッド部材31を接近させることによりバラストを枕木Sの下方に押し込む。
次の枕木Sに移動し、作業を繰り返す。
次に、上記アタッチメント20の作用、効果について説明する。
本アタッチメント20によれば、アーム12に支持され且つ回転可能な回転駆動軸22と、第1支持部材27を介して回転駆動軸22に固定されると共に道床を突き固めるために開閉可能な1対のロッド部材31を備えたタイタンパー機構30と、第2支持部材28を介して回転駆動軸22に固定されると共に対象物を把持するために開閉可能な1対の爪部材41。42を備えたグリッパ機構40とを有するため、枕木交換作業とバラスト突き固め作業とが混在する現場であっても、アーム12先端に装着されたアタッチメントを交換することなく作業することができる。タイタンパー機構30が作業位置のとき、グリッパ機構40を退避位置に移動すると共に、グリッパ機構40が作業位置のとき、タイタンパー機構30を退避位置に移動するため、タイタンパー機構30及びグリッパ機構40の構造的信頼性を確保しつつ、人手を介することなく回転駆動軸22の回動操作で使用する機構を任意に選択することができる。
作業位置のタイタンパー機構30は、退避位置のグリッパ機構40に対して回転駆動軸22回りに略90°の弧度差を形成するため、機構30,40を支持する回転駆動軸22を共通化するに当たり、タイタンパー機構30とグリッパ機構40との周方向間隔を確保することができ、両者の干渉を回避することができる。
第1,第2支持部材27,28は夫々1対の板材からなり、第1支持部材27の1対の板材が、第2支持部材28の1対の板材を挟み込むように回転駆動軸22に固定されたため、タイタンパー機構30とグリッパ機構40の軸方向幅を確保して両者の機能を維持しつつ、回転駆動軸22の大型化を回避することができる。
回転駆動軸22はショベル系掘削機の油圧により回転駆動されるため、駆動源をショベル系掘削機以外に別途準備することなく、タイタンパー機構30とグリッパ機構40を夫々作動させることができる。
次に、前記実施形態を部分的に変更した変形例について説明する。
1〕前記実施形態においては、グリッパ機構40がタイタンパー機構30に対して回転駆動軸22回りに略90°の弧度差を有する例を説明したが、少なくともグリッパ機構40とタイタンパー機構30の干渉及び作業支障を回避できれば良く、30°の弧度差であっても良い。切替時間を考慮したとき、弧度差が小さいほうが効率的である。
2〕前記実施形態においては、回転駆動軸22回りに枕木交換作業用グリッパ機構40とバラスト突き固め作業用タイタンパー機構30とを設けた例を説明したが、グリッパ機構40とタイタンパー機構30に加えてバラスト押し固め作業用ランマー機構を同じ回転駆動軸22回りに設置しても良い。この場合、隣り合う機構の弧度差は、60°未満に設定する。
3〕その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施形態に種々の変更を付加した形態で実施可能であり、本発明はそのような変更形態も包含するものである。
1 油圧ショベル
12 アーム
19 回動軸
20 アタッチメント
22 回転駆動軸
27 第1支持部材
28 第2支持部材
30 タイタンパー機構
31 ロッド部材
40 グリッパ機構
41 固定爪部材
42 可動爪部材

Claims (4)

  1. ショベル系掘削機のアームの先端部に回動軸を介して揺動可能に支持された軌道作業装置において、
    前記アームに支持され且つ回転可能な回転駆動軸と、
    第1支持部材を介して前記回転駆動軸に固定されると共に道床を突き固めるために開閉可能な1対のロッド部材を備えたタイタンパー機構と、
    第2支持部材を介して前記回転駆動軸に固定されると共に対象物を把持するために開閉可能な1対の爪部材を備えたグリッパ機構とを有し、
    前記タイタンパー機構が作業位置のとき、前記グリッパ機構を退避位置に移動すると共に、前記グリッパ機構が作業位置のとき、前記タイタンパー機構を退避位置に移動することを特徴とする軌道作業装置。
  2. 前記作業位置のタイタンパー機構は、前記退避位置のグリッパ機構に対して前記回転駆動軸回りに略90°の弧度差を形成することを特徴とする請求項1に記載の軌道作業装置。
  3. 前記第1,第2支持部材は夫々1対の板材からなり、
    前記第1支持部材の1対の板材が、前記第2支持部材の1対の板材を挟み込むように前記回転駆動軸に固定されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の軌道作業装置。
  4. 前記回転駆動軸は前記ショベル系掘削機の油圧により回転駆動されることを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載の軌道作業装置。
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