JPH0430484B2 - - Google Patents
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- JPH0430484B2 JPH0430484B2 JP11405086A JP11405086A JPH0430484B2 JP H0430484 B2 JPH0430484 B2 JP H0430484B2 JP 11405086 A JP11405086 A JP 11405086A JP 11405086 A JP11405086 A JP 11405086A JP H0430484 B2 JPH0430484 B2 JP H0430484B2
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Landscapes
- Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は鉄道軌道における道床材たとえば砕
石、スラグ砕石を充填する装置に関し、詳しくは
該道床材を枕木間あるいは枕木下側において搗固
めあるいは押込み又は掻きあげなどの手段で充填
する装置に係る。
石、スラグ砕石を充填する装置に関し、詳しくは
該道床材を枕木間あるいは枕木下側において搗固
めあるいは押込み又は掻きあげなどの手段で充填
する装置に係る。
(従来の技術)
鉄道軌道の構築あるいは補修時に、枕木間およ
び枕木下側に砕石、砂利あるいはスラグ砕石のよ
うな道床材を敷設するにあたり、ビータあるいは
タイタンパーなどの工具を用いて充填するのは周
知の通りであるが、近時省力化と作業の効率化を
目的として自動式の軌道充填装置が採用されるよ
うになつた。
び枕木下側に砕石、砂利あるいはスラグ砕石のよ
うな道床材を敷設するにあたり、ビータあるいは
タイタンパーなどの工具を用いて充填するのは周
知の通りであるが、近時省力化と作業の効率化を
目的として自動式の軌道充填装置が採用されるよ
うになつた。
たとえば、特開昭57−143001号公報記載の発明
(以下A発明と云う)や特開昭57−155401号公報
記載の発明(以下B発明と云う)などが開示され
ている。
(以下A発明と云う)や特開昭57−155401号公報
記載の発明(以下B発明と云う)などが開示され
ている。
前記A発明は軌道の搗固め、地均しおよび覆工
作業を目的とし、一対の共同して作動する上下調
節可能な搗固め刃先を具えた搗固めユニツトを、
機枠シヤーシに振子形揺動運動自在に懸吊し、一
定速度で機械が進行する期間に搗固め操作が枕木
間あるいは枕木グループ間において実施できるよ
うに構成されている。
作業を目的とし、一対の共同して作動する上下調
節可能な搗固め刃先を具えた搗固めユニツトを、
機枠シヤーシに振子形揺動運動自在に懸吊し、一
定速度で機械が進行する期間に搗固め操作が枕木
間あるいは枕木グループ間において実施できるよ
うに構成されている。
またB発明は移動台車のフレームに複数の充填
装置を上下動および揺動可能に装着すると共に充
填工具をシリンダーによつて作動し道床材の締固
めを実施するものである。
装置を上下動および揺動可能に装着すると共に充
填工具をシリンダーによつて作動し道床材の締固
めを実施するものである。
(発明が解決しようとする問題点)
作業者がタイタンパーなどの工具を用いる充填
手段は機動性が良く、分岐器のような複雑な軌道
にも対応できる利点があるものの、多くの熱練作
業者が必要であり、そのような作業者の対応がで
きないときは特に作業能率が低く、充填状況にバ
ラツキが生じ易いうえに密実性が悪いと云う問題
点が生じ易い。
手段は機動性が良く、分岐器のような複雑な軌道
にも対応できる利点があるものの、多くの熱練作
業者が必要であり、そのような作業者の対応がで
きないときは特に作業能率が低く、充填状況にバ
ラツキが生じ易いうえに密実性が悪いと云う問題
点が生じ易い。
また前記A、B発明は大出力の機器を用いるの
で、作業能率が高く、充填状況が優れており安定
した作業が望めるが、設備投資額が大きく維持費
や保守整備費が嵩むことと必要とする作業現場へ
の回送が容易でない点や退避が困難であるため作
業開始の前後にかなり長時間の作業余裕を必要と
するほか、分岐器などの狭隘部での使用が難しい
ことや線路を占拠する時間が長いなどの課題が多
く、機動性や経済性が要求されるような軌道充填
作業には対応が難しいと云う問題点があつた。
で、作業能率が高く、充填状況が優れており安定
した作業が望めるが、設備投資額が大きく維持費
や保守整備費が嵩むことと必要とする作業現場へ
の回送が容易でない点や退避が困難であるため作
業開始の前後にかなり長時間の作業余裕を必要と
するほか、分岐器などの狭隘部での使用が難しい
ことや線路を占拠する時間が長いなどの課題が多
く、機動性や経済性が要求されるような軌道充填
作業には対応が難しいと云う問題点があつた。
本発明は回送に便利で機動性に富みかつ作業能
率が良い軌道充填装置を提供することを目的と
し、さらに異なつた他の目的は価格が低くかつ熟
練技能の必要がなく操作も容易で狭隘部での使用
にも有利な軌道充填装置を提供することにある。
率が良い軌道充填装置を提供することを目的と
し、さらに異なつた他の目的は価格が低くかつ熟
練技能の必要がなく操作も容易で狭隘部での使用
にも有利な軌道充填装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段)
本発明者等は前述のような問題点が無く、高能
率でしかも経済的な装置の開発研究を行つた結
果、水平方向に旋回自在な台座を有する走行台車
と、 前記旋回台座に装着された俯仰および屈伸自在
な多関節吊持アームと、 該多関節吊持アームに揺動かつ固定自在に吊持
された道床搗固め装置と、 前記走行台車、吊持アームおよび搗固め装置の
操縦装置を備えた軌道充填装置であつて、 該道床搗固め装置が、前記多関節吊持アームの
先端部に設けられた屈曲自在ブラケツトと軸着自
在な吊金具および転回吊持軸と転回シリンダー装
置を備えた転回吊持盤と、 該転回吊持盤の下方に固着され先端に連結接手
を有する伸縮自在なロツドを備えた開閉シリンダ
ーと、 前記開閉シリンダーの固着基部を中心として互
に前記転回吊持盤に回動可能に軸支されると共に
先端に道床材搗固め振動タペツトを回動自在に軸
支し、さらに該タペツトと回転接手を介して係合
されたタペツト回動シリンダーを備えた一対の開
閉アームと、 両端部がそれぞれ前記開閉シリンダーロツドの
連結接手と前記両開閉アームに回動自在に軸支さ
れた連結ロツドからなることを特徴とする軌道充
填装置、 を開発し、前記課題を解消することに成功したも
のである。
率でしかも経済的な装置の開発研究を行つた結
果、水平方向に旋回自在な台座を有する走行台車
と、 前記旋回台座に装着された俯仰および屈伸自在
な多関節吊持アームと、 該多関節吊持アームに揺動かつ固定自在に吊持
された道床搗固め装置と、 前記走行台車、吊持アームおよび搗固め装置の
操縦装置を備えた軌道充填装置であつて、 該道床搗固め装置が、前記多関節吊持アームの
先端部に設けられた屈曲自在ブラケツトと軸着自
在な吊金具および転回吊持軸と転回シリンダー装
置を備えた転回吊持盤と、 該転回吊持盤の下方に固着され先端に連結接手
を有する伸縮自在なロツドを備えた開閉シリンダ
ーと、 前記開閉シリンダーの固着基部を中心として互
に前記転回吊持盤に回動可能に軸支されると共に
先端に道床材搗固め振動タペツトを回動自在に軸
支し、さらに該タペツトと回転接手を介して係合
されたタペツト回動シリンダーを備えた一対の開
閉アームと、 両端部がそれぞれ前記開閉シリンダーロツドの
連結接手と前記両開閉アームに回動自在に軸支さ
れた連結ロツドからなることを特徴とする軌道充
填装置、 を開発し、前記課題を解消することに成功したも
のである。
(作用及び実施例)
以下本発明を図面に示す実施例装置に従つて作
用と共に詳細に説明する。
用と共に詳細に説明する。
第1図は本発明実施例装置の概略斜視図であつ
て、前後進および旋回自在な走行台車1には水平
方向に旋回自在な台座2が塔載されており、かつ
該台座2の前面には俯仰および屈伸自在な多関節
吊持アーム3(以下単にアームと云う)が装着さ
れている。而して4は該アーム3の俯仰用のシリ
ンダー、5aは屈伸用のシリンダー、5bは姿勢
保持用のシリンダーでかかる構成は従来のバツク
ホウシヨベル等と同様な構成になつている。
て、前後進および旋回自在な走行台車1には水平
方向に旋回自在な台座2が塔載されており、かつ
該台座2の前面には俯仰および屈伸自在な多関節
吊持アーム3(以下単にアームと云う)が装着さ
れている。而して4は該アーム3の俯仰用のシリ
ンダー、5aは屈伸用のシリンダー、5bは姿勢
保持用のシリンダーでかかる構成は従来のバツク
ホウシヨベル等と同様な構成になつている。
次に前記アーム3の先端部に設けられた屈曲自
在ブラケツト3aには道床搗固め装置6がそれ自
身道床搗固め装置6の1部材である油圧駆動の転
回吊持盤7(以下単に吊持盤と云う)を介して転
回自在に吊持されている。
在ブラケツト3aには道床搗固め装置6がそれ自
身道床搗固め装置6の1部材である油圧駆動の転
回吊持盤7(以下単に吊持盤と云う)を介して転
回自在に吊持されている。
而して道床搗固め装置6は前記吊持盤7の下方
に固着された開閉シリンダー8と、該開閉シリン
ダー8の固着基部を中心として互に該吊持盤7に
回動可能に軸支された開閉アーム9a,9bと、
該開閉アーム9a,9bの先端に回動自在に軸支
された道床材搗固め振動タペツト10a,10b
(以下単に振動タペツトと云う)と、該開閉アー
ム9a,9bに一端が回動可能に装着され他端の
シリンダーロツドの先端が回転接手を介して振動
タペツト10a,10bに係合されているタペツ
ト回動シリンダー11a,11b(以下単に回動
シリンダー云う)を主な部材として構成されてお
りその構造の詳細は後に述べる。
に固着された開閉シリンダー8と、該開閉シリン
ダー8の固着基部を中心として互に該吊持盤7に
回動可能に軸支された開閉アーム9a,9bと、
該開閉アーム9a,9bの先端に回動自在に軸支
された道床材搗固め振動タペツト10a,10b
(以下単に振動タペツトと云う)と、該開閉アー
ム9a,9bに一端が回動可能に装着され他端の
シリンダーロツドの先端が回転接手を介して振動
タペツト10a,10bに係合されているタペツ
ト回動シリンダー11a,11b(以下単に回動
シリンダー云う)を主な部材として構成されてお
りその構造の詳細は後に述べる。
さて、本発明の軌道充填装置は前述のように構
成されているので、軌道上は勿論、一般道路を自
由に走行して目的地に容易に到達し、軌道の充填
作業を任意時間、自由に実施することが可能であ
る。又走行台車について必要がある場合は無限軌
道装置と別にタイヤ走行装置を設けたり、軌条走
行車輪を付設し、切替走行させてもよい。而して
前記開閉シリンダー8を作動することにより振動
タペツト10a,10bで道床材を掻き寄せるほ
か押込みなどを行う訳であるが、前記タペツト回
動シリンダー11a,11bを作動すれば押込み
に加えて掻きあげ等の複雑な動作を容易に実施す
ることも可能になる。
成されているので、軌道上は勿論、一般道路を自
由に走行して目的地に容易に到達し、軌道の充填
作業を任意時間、自由に実施することが可能であ
る。又走行台車について必要がある場合は無限軌
道装置と別にタイヤ走行装置を設けたり、軌条走
行車輪を付設し、切替走行させてもよい。而して
前記開閉シリンダー8を作動することにより振動
タペツト10a,10bで道床材を掻き寄せるほ
か押込みなどを行う訳であるが、前記タペツト回
動シリンダー11a,11bを作動すれば押込み
に加えて掻きあげ等の複雑な動作を容易に実施す
ることも可能になる。
また振動タペツト10a,10bに通電し振動
を付与するとさらに押込みや掻き寄せなどが容易
になり、また道床材の充填密度を高めることがで
きる。
を付与するとさらに押込みや掻き寄せなどが容易
になり、また道床材の充填密度を高めることがで
きる。
第1図では説明の都合上、油圧ホースや電導線
の図示を省略しており、また個々の部材の詳細説
明も省略している。
の図示を省略しており、また個々の部材の詳細説
明も省略している。
前記道床搗固め装置6は吊持盤7を介して回動
自在に保持されているので、軌道の状況、軌道通
り方向に対する枕木角度の変化に応じて搗固め方
向を自由に変えて充填作業を行うことができる。
自在に保持されているので、軌道の状況、軌道通
り方向に対する枕木角度の変化に応じて搗固め方
向を自由に変えて充填作業を行うことができる。
また、前記走行台車1、多関節吊持アーム3、
道床搗固め装置6の操作装置(図示していない)
は操縦席100の内部に設けられているので、操
縦者1名のみで、道床搗固め作業を実施すること
が可能である。
道床搗固め装置6の操作装置(図示していない)
は操縦席100の内部に設けられているので、操
縦者1名のみで、道床搗固め作業を実施すること
が可能である。
而して操縦装置については従来のバツクホウシ
ヨベル等の油圧操縦装置および制御系と略同一で
あるので説明を省略する。
ヨベル等の油圧操縦装置および制御系と略同一で
あるので説明を省略する。
次に道床搗固め装置6の実施例について詳細に
説明する。
説明する。
第2図は道床搗固め装置6の概略正面図で、作
動用の油圧配管や電導線については図示を省略し
ている。
動用の油圧配管や電導線については図示を省略し
ている。
また、第1図と同符号のものは同一部材である
ので説明を省略するが、1部の部材については第
1図にも図示している。第2図において12a,
12bは前述のアーム3の先端部の屈曲自在ブラ
ケツト3a(この例では油圧作動リンク3b等の
姿勢保持機能を備えたブラケツトで第1図に示し
ている)に軸着自在に係合する吊金具であつて、
吊持盤7の上部台板13上に固着されている。
ので説明を省略するが、1部の部材については第
1図にも図示している。第2図において12a,
12bは前述のアーム3の先端部の屈曲自在ブラ
ケツト3a(この例では油圧作動リンク3b等の
姿勢保持機能を備えたブラケツトで第1図に示し
ている)に軸着自在に係合する吊金具であつて、
吊持盤7の上部台板13上に固着されている。
また、上部台板13と下部台板14は転回自在
な転回吊持軸15を介して係合しており、従つて
前記屈曲自在アーム3aとの係合によつて位置固
定されている上部台板13に対して下部台板14
は転回することが可能である。
な転回吊持軸15を介して係合しており、従つて
前記屈曲自在アーム3aとの係合によつて位置固
定されている上部台板13に対して下部台板14
は転回することが可能である。
転回シリンダー装置16は上部台板13と下部
台板14のそれぞれに設けられた軸受間に枢支さ
れた転回シリンダー16aを備えており、該転回
シリンダー16aの作動範囲において、下部台板
14に取り付けられた部材は転回するので、必要
な方向に振動タペツト10a,10bを転回して
作業することができる。次に33は前記回転吊持
軸15の支承ナツトで、前記転回吊持軸15と共
に上下部台板13,14を転回自在に係合する。
さて転回吊持盤7は前述の構成を有し、後述の開
閉アーム9a,9b等を回動可能に軸支してお
り、その詳細を次に説明する。
台板14のそれぞれに設けられた軸受間に枢支さ
れた転回シリンダー16aを備えており、該転回
シリンダー16aの作動範囲において、下部台板
14に取り付けられた部材は転回するので、必要
な方向に振動タペツト10a,10bを転回して
作業することができる。次に33は前記回転吊持
軸15の支承ナツトで、前記転回吊持軸15と共
に上下部台板13,14を転回自在に係合する。
さて転回吊持盤7は前述の構成を有し、後述の開
閉アーム9a,9b等を回動可能に軸支してお
り、その詳細を次に説明する。
前記開閉アーム9a,9bの一端は下部台板1
4に装着された軸受金具17a,17bに軸18
a,18bを介して回動可能に軸着され、他端は
軸19a,19bを介してタペツト保持金具20
a,20bに回動自在に軸着されている。
4に装着された軸受金具17a,17bに軸18
a,18bを介して回動可能に軸着され、他端は
軸19a,19bを介してタペツト保持金具20
a,20bに回動自在に軸着されている。
従つて該タペツト保持金具20a,20b、電
動振動子21a,12bおよび鍬形状のビータ2
2a,22bおよび該電動振動子21a,21b
に固着された起振器23a,23bと前記電動振
動子21a,12bを後述する防振体を介して支
持する外枠24a,24bからなる振動タペツト
10a,10bは、前記タペツト保持金具20
a,20bを介して前記開閉アーム9a,9bに
回動自在に軸支されている。
動振動子21a,12bおよび鍬形状のビータ2
2a,22bおよび該電動振動子21a,21b
に固着された起振器23a,23bと前記電動振
動子21a,12bを後述する防振体を介して支
持する外枠24a,24bからなる振動タペツト
10a,10bは、前記タペツト保持金具20
a,20bを介して前記開閉アーム9a,9bに
回動自在に軸支されている。
該振動タペツト10a,10bはこのように構
成されているので電動振動子21a,21bによ
る振動はビータ22a,22bには充分伝達され
るが防振体(後に詳述する)の作用によつて外枠
24a,24bおよびタペツト保持金具20a,
20bに加えられる振動は極めて少なく、よつて
開閉アーム9a,9bを始めとする道床搗固め装
置6は振動破壊から免れる。
成されているので電動振動子21a,21bによ
る振動はビータ22a,22bには充分伝達され
るが防振体(後に詳述する)の作用によつて外枠
24a,24bおよびタペツト保持金具20a,
20bに加えられる振動は極めて少なく、よつて
開閉アーム9a,9bを始めとする道床搗固め装
置6は振動破壊から免れる。
リード線25a,25bは図示していないキヤ
プタイヤコードなどの給電装置を介して外部電源
に接続されている。
プタイヤコードなどの給電装置を介して外部電源
に接続されている。
次にタペツト回動シリンダー11a,11bは
開閉アーム9a,9bの胴部に設けられた軸受2
6a,26bに一端が軸支され他端はタペツト保
持金具20a,20bに設けられた軸27a,2
7bに軸着されているので、該タペツト回動シリ
ンダー11a,11bを作動するとビータ22
a,22bは軸19a,19bを中心として内側
又は外側に回動する。
開閉アーム9a,9bの胴部に設けられた軸受2
6a,26bに一端が軸支され他端はタペツト保
持金具20a,20bに設けられた軸27a,2
7bに軸着されているので、該タペツト回動シリ
ンダー11a,11bを作動するとビータ22
a,22bは軸19a,19bを中心として内側
又は外側に回動する。
また開閉シリンダー8の固着基部は前記下部台
板14の下方中央に設けられた支持金具31に係
合されており、この例では、図示していないが、
前記開閉シリンダー8は3点支持板によつて揺動
しないように保持されている。さらに、そのシリ
ンダーロツド28の先端は連結接手29となつて
連結ロツド30a,30bを回動自在に軸支して
おり、又該連結ロツド30a,30bの他端はそ
れぞれ軸19a,19bによつて軸支されてい
る。
板14の下方中央に設けられた支持金具31に係
合されており、この例では、図示していないが、
前記開閉シリンダー8は3点支持板によつて揺動
しないように保持されている。さらに、そのシリ
ンダーロツド28の先端は連結接手29となつて
連結ロツド30a,30bを回動自在に軸支して
おり、又該連結ロツド30a,30bの他端はそ
れぞれ軸19a,19bによつて軸支されてい
る。
従つて、タペツト回動シリンダー11a,11
bを固定し、開閉シリンダー8を作動すると、前
述のように開閉アーム9a,9bは接近しビータ
22a,22bは第3図の正面図に示すように接
近する。
bを固定し、開閉シリンダー8を作動すると、前
述のように開閉アーム9a,9bは接近しビータ
22a,22bは第3図の正面図に示すように接
近する。
また、開閉シリンダー8を固定し、タペツト回
動シリンダー11bのみを作動すると第4図に示
すようにビータ22bは内側に回動し、鉄枕木3
2が存在している場合は道床材34を鉄枕木32
の内側32aつまり最も道床材34(この例では
スラグ砕石)を充填することが困難な場所に容易
に押込むことが出来る。この例でピータ22bの
作動のみを説明したが通常はビータ22a,22
bは同時に作動させる。
動シリンダー11bのみを作動すると第4図に示
すようにビータ22bは内側に回動し、鉄枕木3
2が存在している場合は道床材34を鉄枕木32
の内側32aつまり最も道床材34(この例では
スラグ砕石)を充填することが困難な場所に容易
に押込むことが出来る。この例でピータ22bの
作動のみを説明したが通常はビータ22a,22
bは同時に作動させる。
つまり開閉シリンダー8とタペツト回動シリン
ダー11a,11bを協動させると押込みや掻き
よせは勿論掻きあげ動作のように複雑な動作もた
やすく実施することが可能になるので、前述のよ
うに内側に道床材を充填することが著しく困難な
凹所を有する形状の枕木特にプレス成形もしくは
ロール成形した逆U字形断面の鉄枕木などを用い
た道床搗固めに特に優れた機能を有する。
ダー11a,11bを協動させると押込みや掻き
よせは勿論掻きあげ動作のように複雑な動作もた
やすく実施することが可能になるので、前述のよ
うに内側に道床材を充填することが著しく困難な
凹所を有する形状の枕木特にプレス成形もしくは
ロール成形した逆U字形断面の鉄枕木などを用い
た道床搗固めに特に優れた機能を有する。
次に振動タペツト10a,10bの詳細につい
て第5図の部分切欠断面図に従つて説明する。
て第5図の部分切欠断面図に従つて説明する。
前述のように、電動振動子21bは底部および
後部が開口した函状体であつて、前壁21cの内
側にボルトナツト21d1,21d2を介してビータ
22bが着脱自在に螺着されている。
後部が開口した函状体であつて、前壁21cの内
側にボルトナツト21d1,21d2を介してビータ
22bが着脱自在に螺着されている。
従つて前記ビータ22bは用途に応じて自由に
交換できるし、補修に際して容易に取替えること
も可能である。
交換できるし、補修に際して容易に取替えること
も可能である。
また電動振動子21bの中壁21eには緊締バ
ンド21f1,21f2を介して偏芯モータ等の起振
器23bが固着されており、さらに該電動振動子
21bは天井部21gにおいて柔軟で弾性力のあ
るゴム成型品等からなる防振体35a,35bを
介して外枠24bに振動自在に吊持されている。
ンド21f1,21f2を介して偏芯モータ等の起振
器23bが固着されており、さらに該電動振動子
21bは天井部21gにおいて柔軟で弾性力のあ
るゴム成型品等からなる防振体35a,35bを
介して外枠24bに振動自在に吊持されている。
そこで、前記起振器23bによる振動は前述の
ようにピータ22bには効率よく伝達されるが、
外枠24bには伝達されないこととなり、従つて
前述のようにタペツト保持金具20bに接続され
た部材もすべて振動による損傷が生ずる恐れは無
い。
ようにピータ22bには効率よく伝達されるが、
外枠24bには伝達されないこととなり、従つて
前述のようにタペツト保持金具20bに接続され
た部材もすべて振動による損傷が生ずる恐れは無
い。
(発明の効果)
本発明の装置は軌道および一般道路以外の土地
においても自由に走行できる台車方式であるた
め、場所に制約されることなく、自由に軌道道床
の建設、補修に対応できる利点を有するほか、装
置がコンパクトで操作し易いため作業性が良く作
業能率が高い。しかも枕木の種別や形状あるいは
種々の敷設状況に対する適応性に優れており、さ
らに構成が比較的簡易であるため経済的に製造で
きるなど従来の装置に見られない種々の利点を有
する。
においても自由に走行できる台車方式であるた
め、場所に制約されることなく、自由に軌道道床
の建設、補修に対応できる利点を有するほか、装
置がコンパクトで操作し易いため作業性が良く作
業能率が高い。しかも枕木の種別や形状あるいは
種々の敷設状況に対する適応性に優れており、さ
らに構成が比較的簡易であるため経済的に製造で
きるなど従来の装置に見られない種々の利点を有
する。
第1図は本発明実施例装置の概略正面図、第2
図は本発明実施例における道床搗固め装置例の概
略正面図、第3図、第4図は本発明実施例におけ
る道床搗固め装置の操作要領説明図、第5図は本
発明実施例における振動タペツトの部分切欠断面
図である。 1……走行台車、2……台座、3……多関節吊
持アーム、3a……屈曲自在ブラケツト、3b…
…油圧作動リンク、4……俯仰用シリンダー、5
a……屈伸用シリンダー、5b……姿勢保持用シ
リンダー、6……道床搗固め装置、7……転回吊
持盤、8……開閉シリンダー、9a,9b……開
閉アーム、10a,10b……道床搗固め振動タ
ペツト、11a,11b……タペツト回動シリン
ダー、12a,12b……吊金具、13……上部
台板、14……下部台板、15……転回吊持軸、
16……転回シリンダー装置、16a……転回シ
リンダー、17a,17b……軸受金具、18
a,18b……軸、19a,19b……軸、20
a,20b……タペツト保持金具、21a,21
b……電動振動子、21c……前壁、21d1,2
1d2……ボルトナツト、21e……中壁、21
f1,21f2……緊締バンド、21g……天井部、
22a,22b……ビータ、23a,23b……
起振器、24a,24b……外枠、25a,25
b……リード線、26a,26b……軸受、27
a,27b……回転接手、28……リンダーロツ
ド、29……連結接手、30a,30b……連結
ロツド、31……支持金具、32……鉄枕木、3
2a……内側、33……支承ナツト、34……道
床材、35a,35b……防振体、100……操
縦席。
図は本発明実施例における道床搗固め装置例の概
略正面図、第3図、第4図は本発明実施例におけ
る道床搗固め装置の操作要領説明図、第5図は本
発明実施例における振動タペツトの部分切欠断面
図である。 1……走行台車、2……台座、3……多関節吊
持アーム、3a……屈曲自在ブラケツト、3b…
…油圧作動リンク、4……俯仰用シリンダー、5
a……屈伸用シリンダー、5b……姿勢保持用シ
リンダー、6……道床搗固め装置、7……転回吊
持盤、8……開閉シリンダー、9a,9b……開
閉アーム、10a,10b……道床搗固め振動タ
ペツト、11a,11b……タペツト回動シリン
ダー、12a,12b……吊金具、13……上部
台板、14……下部台板、15……転回吊持軸、
16……転回シリンダー装置、16a……転回シ
リンダー、17a,17b……軸受金具、18
a,18b……軸、19a,19b……軸、20
a,20b……タペツト保持金具、21a,21
b……電動振動子、21c……前壁、21d1,2
1d2……ボルトナツト、21e……中壁、21
f1,21f2……緊締バンド、21g……天井部、
22a,22b……ビータ、23a,23b……
起振器、24a,24b……外枠、25a,25
b……リード線、26a,26b……軸受、27
a,27b……回転接手、28……リンダーロツ
ド、29……連結接手、30a,30b……連結
ロツド、31……支持金具、32……鉄枕木、3
2a……内側、33……支承ナツト、34……道
床材、35a,35b……防振体、100……操
縦席。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 水平方向に旋回自在な台座を有する走行台車
と、前記旋回台座に装着された俯仰および屈伸自
在な多関節吊持アームと、 該多関節吊持アームに揺動かつ固定自在に吊持
された道床搗固め装置と、 前記走行台車、吊持アームおよび搗固め装置の
操縦装置を備えた軌道充填装置であつて、 該道床搗固め装置が、前記多関節吊持アームの
先端部に設けられた屈曲自在ブラケツトと軸着自
在な吊金具および転回吊持軸と転回シリンダー装
置を備えた転回吊持盤と、 該転回吊持盤の下方に固着された先端に連結接
手を有する伸縮自在なロツドを備えた開閉シリン
ダーと、 前記開閉シリンダーの固着基部を中心として互
に前記転回吊持盤に回動可能に軸支されると共に
先端に道床材搗固め振動タペツトを回動自在に軸
支し、さらに該タペツトと回転接手を介して係合
されたタペツト回動シリンダーを備えた一対の開
閉アームと、 両端部がそれぞれ前記開閉シリンダーロツドの
連結接手と前記両開閉アームに回動自在に軸支さ
れた連結ロツドからなることを特徴とする軌道充
填装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11405086A JPS62273301A (ja) | 1986-05-19 | 1986-05-19 | 軌道充填装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11405086A JPS62273301A (ja) | 1986-05-19 | 1986-05-19 | 軌道充填装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62273301A JPS62273301A (ja) | 1987-11-27 |
JPH0430484B2 true JPH0430484B2 (ja) | 1992-05-21 |
Family
ID=14627779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11405086A Granted JPS62273301A (ja) | 1986-05-19 | 1986-05-19 | 軌道充填装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62273301A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0278608U (ja) * | 1988-11-30 | 1990-06-18 | ||
JPH07111041B2 (ja) * | 1989-07-03 | 1995-11-29 | 大和機工株式会社 | 道床突き固め装置及びそのアタッチメント |
JPH0437601U (ja) * | 1990-07-20 | 1992-03-30 | ||
JP5898368B1 (ja) * | 2015-10-17 | 2016-04-06 | 有限会社功和工業 | 道床崩し工法 |
-
1986
- 1986-05-19 JP JP11405086A patent/JPS62273301A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62273301A (ja) | 1987-11-27 |
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