JP2023033762A - 回線制御装置、回線制御方法およびプログラム - Google Patents

回線制御装置、回線制御方法およびプログラム Download PDF

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禎久 加藤
Sadahisa Kato
智 望月
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Abstract

【課題】VoIP-GW(ODT)を使用する上で発着信操作を行わずに自動発信制御による音声回線を接続する回線制御装置、回線制御方法及びプログラムを提供する。【解決手段】航空管制システムにおいて、回線制御装置104は、回線制御装置104の電源が投入されたことに基づいて、第1の伝送装置103と接続された第1のゲートウェイ装置105に対するSS線のオン信号を出力する通信制御部を備える。通信制御部は、回線制御装置104に対する所定の応答信号が第1のゲートウェイ装置105によって出力されたことに基づいて、第2の伝送装置203と接続された第2のゲートウェイ装置205への発信を制御するためのダイヤル信号を、第1のゲートウェイ装置105に出力する。【選択図】図3

Description

本発明は、回線制御装置、回線制御方法およびプログラムに関する。
近年、航空管制システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。航空管制システムにおいて、航空機との無線通信は、遠隔地に設置されている無線通信機器によって行われる。かかる無線通信機器と航空管制システムとは、伝送装置を経由して音声信号および接点信号の信号線によって接続されている。伝送装置間は、4Wアナログ専用回線によって接続されており、伝送装置間においては、常に音声信号および接点信号の受け渡しが行われている。
特開2006-246292号公報
しかしながら、伝送装置間のインタフェース仕様(4Wアナログ信号)を変更せずに4Wアナログ専用回線からイーサネット回線に回線変更を行うためには、ODトランクインタフェース対応のVoIPゲートウェイを使用して回線変更を行う必要がある。
そこで、ODトランクインタフェース対応のVoIPゲートウェイ(以下、VoIP-GW(ODT))を使用する上で発着信操作を行わずに自動発信制御による音声回線を接続することを可能とする技術が提供されることが望まれる。
上記問題を解決するために、本発明のある観点によれば、回線制御装置であって、前記回線制御装置の電源が投入されたことに基づいて、第1の伝送装置と接続された第1のゲートウェイ装置に対するSS線のオン信号を出力する通信制御部を備え、前記通信制御部は、前記回線制御装置に対する所定の応答信号が前記第1のゲートウェイ装置によって出力されたことに基づいて、第2の伝送装置と接続された第2のゲートウェイ装置への発信を制御するためのダイヤル信号を前記第1のゲートウェイ装置に出力する、回線制御装置が提供される。
前記通信制御部は、前記ダイヤル信号の発信受付完了に基づいて前記第1のゲートウェイ装置から出力されるSR線のオン信号が所定の時間以上取得されない場合に、SS線のオフ信号を前記第1のゲートウェイ装置に対して出力し、SS線のオン信号を前記第1のゲートウェイ装置に対して再度出力し、前記回線制御装置に対する前記所定の応答信号が前記第1のゲートウェイ装置によって出力されたことに基づいて、前記ダイヤル信号を前記第1のゲートウェイ装置に出力してもよい。
前記通信制御部は、前記第1のゲートウェイ装置と前記第2のゲートウェイ装置とを接続する回線に障害が発生したことに基づいて前記第1のゲートウェイ装置からSR線のオフ信号が取得された場合に、SS線のオフ信号を前記第1のゲートウェイ装置に対して出力し、SS線のオン信号を前記第1のゲートウェイ装置に対して再度出力し、前記回線制御装置に対する前記所定の応答信号が前記第1のゲートウェイ装置によって再度出力されたことに基づいて、前記ダイヤル信号を前記第1のゲートウェイ装置に出力してもよい。
前記通信制御部は、前記第2のゲートウェイ装置に接続された他の回線制御装置に障害が発生したことに基づいて前記第1のゲートウェイ装置からSR線のオフ信号が取得された場合に、SS線のオフ信号を前記第1のゲートウェイ装置に対して出力し、SS線のオン信号を前記第1のゲートウェイ装置に対して再度出力し、前記回線制御装置に対する前記所定の応答信号が前記第1のゲートウェイ装置によって再度出力されたことに基づいて、前記ダイヤル信号を前記第1のゲートウェイ装置に出力してもよい。
前記通信制御部は、前記回線制御装置に障害が発生したことに基づいてSS線のオフ信号を前記第1のゲートウェイ装置に出力し、SS線のオフ信号に基づいて前記第1のゲートウェイ装置からSR信号のオフ信号が取得された場合に、SS線のオン信号を前記第1のゲートウェイ装置に対して再度出力し、前記回線制御装置に対する前記所定の応答信号が前記第1のゲートウェイ装置によって再度出力されたことに基づいて、前記ダイヤル信号を前記第1のゲートウェイ装置に出力してもよい。
前記所定の応答信号は、SR線のウインク信号であってもよい。
前記所定の応答信号は、受話用信号線のトーンダイヤル信号であってもよい。
また、本発明の別の観点によれば、回線制御装置による回線制御方法であって、前記回線制御装置の電源が投入されたことに基づいて、第1の伝送装置と接続された第1のゲートウェイ装置に対するSS線のオン信号を出力することと、前記回線制御装置に対する所定の応答信号が前記第1のゲートウェイ装置によって出力されたことに基づいて、第2の伝送装置と接続された第2のゲートウェイ装置への発信を制御するためのダイヤル信号を前記第1のゲートウェイ装置に出力することと、を含む、回線制御方法が提供される。
また、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、回線制御装置であって、前記回線制御装置の電源が投入されたことに基づいて、第1の伝送装置と接続された第1のゲートウェイ装置に対するSS線のオン信号を出力する通信制御部を備え、前記通信制御部は、前記回線制御装置に対する所定の応答信号が前記第1のゲートウェイ装置によって出力されたことに基づいて、第2の伝送装置と接続された第2のゲートウェイ装置への発信を制御するためのダイヤル信号を前記第1のゲートウェイ装置に出力する、回線制御装置として機能させるプログラムが提供される。
また、本発明の別の観点によれば、回線制御装置であって、第1の伝送装置と接続された第1のゲートウェイ装置による発呼制御に基づいて、第2の伝送装置と接続された第2のゲートウェイ装置からSR線のオン信号が出力された場合に、前記第2のゲートウェイ装置に対する所定の応答信号を出力する通信制御部と、前記所定の応答信号が出力されたことに基づいて、前記第2のゲートウェイ装置から出力されたダイヤル信号を取得する取得部と、を備える、回線制御装置が提供される。
また、本発明の別の観点によれば、回線制御装置による回線制御方法であって、第1の伝送装置と接続された第1のゲートウェイ装置による発呼制御に基づいて、第2の伝送装置と接続された第2のゲートウェイ装置からSR線のオン信号が出力された場合に、前記第2のゲートウェイ装置に対する所定の応答信号を出力することと、前記所定の応答信号が出力されたことに基づいて、前記第2のゲートウェイ装置から出力されたダイヤル信号を取得することと、を含む、回線制御方法が提供される。
また、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、回線制御装置であって、第1の伝送装置と接続された第1のゲートウェイ装置による発呼制御に基づいて、第2の伝送装置と接続された第2のゲートウェイ装置からSR線のオン信号が出力された場合に、前記第2のゲートウェイ装置に対する所定の応答信号を出力する通信制御部と、前記所定の応答信号が出力されたことに基づいて、前記第2のゲートウェイ装置から出力されたダイヤル信号を取得する取得部と、を備える、回線制御装置として機能させるプログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、VoIP-GW(ODT)を使用する上で発着信操作を行わずに自動発信制御による音声回線を接続することを可能とする技術が提供される。
従来のシステム構成の例を示す図である。 従来のシステム構成の他の例を示す図である。 本発明の実施形態に係るシステムの構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る回線制御装置(マスタ)の機能構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る回線制御装置(スレーブ)の機能構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る基本的な自動接続制御のシーケンスを示す図である。 マスタ側の起動時にスレーブ側が未だ起動していない場合の再発信接続シーケンスを示す図である。 回線での障害が発生した場合の再接続シーケンスを示す図である。 スレーブ側に障害が発生した場合の再接続シーケンスを示す図である。 マスタ側に障害が発生した場合の再接続シーケンスを示す図である。 本発明の実施形態に係る回線制御装置(マスタ)の例としての情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なる数字を付して区別する場合がある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素等の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。また、異なる実施形態の類似する構成要素については、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合がある。ただし、異なる実施形態の類似する構成要素等の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
(0.実施形態の概要)
まず、本発明の実施形態の概要について説明する。
図1は、従来のシステム構成の例を示す図である。図1に示されるように、従来のシステム8は、管制卓81と、無線音声交換制御装置82と、伝送装置83と、伝送装置84と、無線通信機器85とを備える。
従来のシステム8においては、無線音声交換制御装置82と無線通信機器85との間における音声信号および接点信号(PTT信号、SQ信号)の受け渡しは、伝送装置83および伝送装置84を経由して行われていた。また、従来のシステム8においては、接点信号は、音声信号に重畳された上で伝送され、伝送装置83と伝送装置84との間は、4Wアナログ専用回線のみで接続されていた。
図2は、従来のシステム構成の他の例を示す図である。図2に示されるように、従来のシステム9は、管制卓91Aと、有線音声交換制御装置92Aと、VoIP-GW(ODT)93Aと、VoIP-GW(ODT)93Bと、有線音声交換制御装置92Bと、管制卓91Bとを備える。
従来のシステム9においては、官署Aと官署Bとの間において有線通信が行われる場合に、有線音声交換制御装置92Aと有線音声交換制御装置92Bとの間が4Wアナログ専用回線によって接続されており、有線音声交換制御装置92Aと有線音声交換制御装置92Bとの間の4Wアナログ専用回線をイーサネット回線に変更する場合には、有線音声交換制御装置92Aおよび有線音声交換制御装置92BのインタフェースがODトランクインタフェースに変更されていた。
ODトランクインタフェースを用いてイーサネット回線に接続するためには、有線音声交換制御装置92AとVoIP-GW(ODT)93Aとの間を、4Wの音声信号線の他に制御線(SS信号)および監視線(SR信号)によって接続し、運用者の発信操作または着信した相手先での着信応答操作により、SS信号およびSR信号を制御して音声回線を接続することによって通話が可能にされていた。
図1に示す従来のシステム8において、航空管制システムと無線通信機器85との間では、発着信操作が無く、常時、音声ラインを接続しておく必要がある。そのため、VoIP-GW(ODT)を使用してイーサネット回線に接続するには自動発信制御によりVoIP-GW(ODT)間の呼接続(回線接続)し継続させることが望まれる。
また、突発的な回線障害、装置障害または保守メンテナンス等でイーサネット回線の切断が発生しVoIP-GW(ODT)間の呼が切断された場合でも、人の操作を介さずに自動再接続制御により呼接続を復旧させることが望まれる。
本発明の実施形態においては、発着信操作を行わずに自動発信および自動応答制御によりVoIP-GW(ODT)間の呼接続を行う回線接続方式について提案する。さらに、本発明の実施形態においては、イーサネット回線障害等が発生しVoIP-GW(ODT)間の呼接続が切断した場合において、自動再発信および自動応答制御による呼接続を行う回線再接続方式について提案する。
続いて、本発明の実施形態の概要について説明した。
(1.実施形態の詳細)
本発明の実施形態の詳細について説明する。
(1-1.システムの構成)
まず、本発明の実施形態に係るシステムの構成例について説明する。図3は、本発明の実施形態に係るシステムの構成例を示す図である。
航空管制システムは、管制卓(101)および無線音声交換制御装置(102)を含んで構成される。管制卓(101)からの音声信号は、無線音声交換制御装置(102)に入力され、無線音声交換制御装置(102)は、管制卓(101)が選択した無線通信機器(202)に接続する伝送装置#1(103)に対して音声を出力する。
航空管制システムは、遠隔地に設置されている無線通信機器(202)と接続するために、無線音声交換制御装置(102)からの送話音声信号(112)、PTT信号(110)、無線通信機器(202)からの受話音声信号(113)、SQ信号(111)を、伝送装置#1(103)と伝送装置#2(203)を対向に設置して伝送する。伝送装置#1(103)と伝送装置#2(203)とは、4Wアナログ専用回線(114、214)にて接続することが可能となっている。
伝送装置#1(103)と伝送装置#2(203)との間は、4Wアナログ専用回線によって接続され、音声信号にPTT信号およびSQ信号を重畳した4Wアナログ信号(114、214)によって音声信号および接点信号を伝送する。伝送装置#2(203)からの送話音声信号(212)は、無線通信機器(202)に伝送され、送信制御のためのPTT信号(プッシュ・ツー・トーク信号の略)(210)により飛行機(201)との通話が可能にされている。
飛行機(201)からの音声信号は、無線通信機器(202)から受話音声信号(213)として伝送装置#2に伝送され、受信制御のためのSQ信号(スケルチ信号の略)(211)と一緒に伝送装置#1に伝送され、無線音声交換制御装置(102)を経由し管制卓(101)に伝送される。
伝送装置#1(103)と伝送装置#2(203)との間を接続している4Wアナログ専用回線をイーサネット回線に変更するために、VoIP-GW(ODT)#1(105)とVoIP-GW(ODT)#2(205)を伝送装置#1(103)と伝送装置#2(203)の間に設置し、4Wアナログ信号をIP信号に変換して伝送する。
VoIP-GW(ODT)は、ODトランクインタフェースに対応したVoIPゲートウェイであり、VoIP-GW(ODT)間の呼制御を行うことによって、イーサネット回線を使用した音声通信を可能にする。呼制御を行うためには、SS信号(制御線)(115、215)とSR信号(監視線)(116、216)の制御が必要であり、SS信号(115、215)、SR信号(116、216)を制御するための回線制御装置(104、204)を設置する。
より詳細に、回線制御装置(104)は、回線制御装置(マスタ)(104)であり、回線制御装置(204)は、回線制御装置(スレーブ)(204)である。回線制御装置(マスタ)(104)は、自動発信処理を行い、回線制御装置(スレーブ)(204)は自動応答処理を行う。
回線制御装置(マスタ)(104)側のSS信号1(115)は、発信信号として使用し、SR信号1(116)は、回線制御装置(スレーブ)(204)側で応答したことを表す応答信号およびIP回線が接続されている回線接続信号として使用する。
回線制御装置(スレーブ)(204)側のSR信号2(216)は、回線制御装置(マスタ)(104)側で発信したことを表す着信信号およびIP回線が接続されている回線接続信号として使用し、SS信号2(215)は、回線制御装置(マスタ)(104)側からの着信に対する着信応答信号として使用する。
本発明の実施形態においては、回線制御装置(マスタ)(104)と回線制御装置(スレーブ)(204)とにおいて、各回線制御装置が接続するVoIP-GW(ODT)とのSS信号およびSR信号を制御および監視することによって、自動接続を可能とする。
さらに、本発明の実施形態においては、回線制御装置(マスタ)(104)側と回線制御装置(スレーブ)(204)側の双方においてSR信号を監視することによって、回線断を検出することが可能である。また、本発明の実施形態においては、回線断を検出したときに、一旦、回線をクリア状態(空き状態)にしてから再度、回線制御装置(マスタ)(104)側から発信制御を行うことによって自動再接続を可能とする。
以上、本発明の実施形態に係るシステムの構成例について説明した。
(1-2.回線制御装置(マスタ)の機能構成)
続いて、本発明の実施形態に係る回線制御装置(マスタ)(104)の機能構成例について説明する。図4は、本発明の実施形態に係る回線制御装置(マスタ)(104)の機能構成例を示す図である。図4に示すように、回線制御装置(マスタ)(104)は、制御部(104a)と、記憶部(104d)と、通信部(104e)とを備える。
制御部(104a)は、CPU(Central Processing Unit)などを含み、記憶部(104d)により記憶されているプログラムがCPUによりRAM(Random Access Memory)に展開されて実行されることにより、その機能が実現され得る。このとき、当該プログラムを記録した、コンピュータに読み取り可能な記録媒体も提供され得る。あるいは、制御部(104a)は、専用のハードウェアにより構成されていてもよいし、複数のハードウェアの組み合わせにより構成されてもよい。
ここで、図4に示されるように、制御部(104a)は、取得部(104b)および通信制御部(104c)を備える。制御部(104a)が有する、これらの各機能部の詳細については、後に説明する。
記憶部(104d)は、制御部(104a)を動作させるためのプログラムおよびデータを記憶することが可能な記憶装置である。また、記憶部(104d)は、制御部(104a)の動作の過程で必要となる各種データを一時的に記憶することもできる。例えば、記憶装置は、不揮発性の記憶装置であってよい。
通信部(104e)は、通信インタフェースによって構成され、VoIP-GW(ODT)#1(105)と通信を行う。
以上、本発明の実施形態に係る回線制御装置(マスタ)(104)の機能構成について説明した。
(1-3.回線制御装置(スレーブ)の機能構成)
続いて、本発明の実施形態に係る回線制御装置(スレーブ)(204)の機能構成例について説明する。図5は、本発明の実施形態に係る回線制御装置(スレーブ)(204)の機能構成例を示す図である。図5に示すように、回線制御装置(スレーブ)(204)は、制御部(204a)と、記憶部(204d)と、通信部(204e)とを備える。
制御部(204a)は、CPU(Central Processing Unit)などを含み、記憶部(204d)により記憶されているプログラムがCPUによりRAM(Random Access Memory)に展開されて実行されることにより、その機能が実現され得る。このとき、当該プログラムを記録した、コンピュータに読み取り可能な記録媒体も提供され得る。あるいは、制御部(204a)は、専用のハードウェアにより構成されていてもよいし、複数のハードウェアの組み合わせにより構成されてもよい。
ここで、図5に示されるように、制御部(204a)は、取得部(204b)および通信制御部(204c)を備える。制御部(204a)が有する、これらの各機能部の詳細については、後に説明する。
記憶部(204d)は、制御部(204a)を動作させるためのプログラムおよびデータを記憶することが可能な記憶装置である。また、記憶部(204d)は、制御部(204a)の動作の過程で必要となる各種データを一時的に記憶することもできる。例えば、記憶装置は、不揮発性の記憶装置であってよい。
通信部(204e)は、通信インタフェースによって構成され、VoIP-GW(ODT)#2(205)と通信を行う。
以上、本発明の実施形態に係る回線制御装置(スレーブ)(204)の機能構成について説明した。
(1-4.システムの動作)
続いて、本発明の実施形態に係るシステムの動作例について説明する。システムの動作の例として、自動接続制御の詳細動作、および、障害が発生し回線が切断した場合の自動再接続制御の詳細動作について説明する。
(自動接続制御)
図6は、本発明の実施形態に係る基本的な自動接続制御のシーケンスを示す図である。本発明の実施形態においては、VoIP-GW(ODT)に対するSS信号とSR信号を回線制御装置において制御することによって自動接続を可能としている。
回線制御装置の動作は、マスタ動作とスレーブ動作の2つの動作からなる。マスタ動作は、電源起動時に自動的に発信制御を行う動作であり、マスタ側が起点となり回線を接続する。スレーブ動作は、電源起動時にマスタ側からの着信待ち状態で立ち上がり着信を検出すると自動応答を行う。図6における基本的な回線接続動作について説明する。
回線制御装置(マスタ)(104)においては、電源起動時(電源投入時)に自動発信処理(S301)が動作し、通信制御部(104c)は、電源起動に基づいて、VoIP-GW(ODT)#1(105)に対してSS信号1(S401)を[ON]出力し、発信制御を行う。
VoIP-GW(ODT)#1(105)は、回線制御装置(マスタ)(104)からのSS信号1(S401)を検出すると、回線制御装置(マスタ)(104)に対して、SR信号1(S402)の[ON/OFF]パルス信号(ウインク信号)を出力する。なお、ここでは、ダイヤル情報の受け渡しとしてウインクスタート方式を採用している。しかし、後にも説明するように、ダイヤル情報の受け渡しとして他の方式が採用されてもよい。
回線制御装置(マスタ)(104)において、取得部104bは、VoIP-GW(ODT)#1(105)からのウインク信号を取得する。通信制御部104cは、取得部104bによってウインク信号が取得されたことに基づいて、ダイヤル信号1(S403)をVoIP-GW(ODT)#1(105)に対して出力する。ダイヤル信号1(S403)は、PB信号(プッシュボタン信号)またはDP信号(ダイヤルパルス信号)のどちらであってもよい。
VoIP-GW(ODT)#1(105)は、回線制御装置(マスタ)(104)からのダイヤル信号1(S403)を受信することに基づいて、接続相手先であるVoIP-GW(ODT)#2(205)に対して発呼(S421)を行う。
回線制御装置(スレーブ)(204)は、電源起動の直後からマスタ側からの着信待ち(SR信号待ち)状態に遷移する。VoIP-GW(ODT)#2(205)は、VoIP-GW(ODT)#1(105)からの発呼制御(S421)を受けて、回線制御装置(スレーブ)(204)に対してSR信号2(S411)を[ON]出力する。
回線制御装置(スレーブ)(204)において、取得部204bは、VoIP-GW(ODT)#2(205)からのSR信号2(S411)を取得する。そして、通信制御部204cは、取得部204bによってSR信号2(S411)が取得されたことに基づいて、VoIP-GW(ODT)#2(205)に対して、SS信号2(S412)の[ON/OFF]パルス信号(ウインク信号)を出力する。
VoIP-GW(ODT)#2(205)は、回線制御装置(スレーブ)(204)からのウインク信号を受けてから、ダイヤル信号2(S413)を回線制御装置(スレーブ)(204)に対して出力する。そして、VoIP-GW(ODT)#2(205)は、発信受付完了(S422)をVoIP-GW(ODT)#1(105)に通知する。
回線制御装置(スレーブ)(204)において、取得部204bは、VoIP-GW(ODT)#2(205)からのダイヤル信号2(S413)を取得する。そして、通信制御部204cは、取得部204bによってダイヤル信号2(S413)が取得されたことに基づいて、VoIP-GW(ODT)#2(205)に対して、SS信号2(S414)を[ON]出力する。
VoIP-GW(ODT)#2(205)は、回線制御装置(スレーブ)(204)からのSS信号2(S414)を検出すると、VoIP-GW(ODT)#1(105)に対して応答制御を行う。応答制御には、着信応答の出力(S423)が含まれる。VoIP-GW(ODT)#1(105)は、VoIP-GW(ODT)#2(205)から応答制御により、回線制御装置(マスタ)(104)に対してSR信号1(S404)を[ON]出力する。VoIP-GW(ODT)#1(105)は、着信応答受付完了(S424)をVoIP-GW(ODT)#2(205)に出力する。
回線制御装置(マスタ)(104)は、VoIP-GW(ODT)#1(105)からのSR信号1(S404)を検出することによって、呼接続が完了したことを認識し自動発信処理を終了する。呼接続が完了したことによって、伝送装置#1(103)と伝送装置#2(203)との間は、VoIP-GW(ODT)を経由して、常時、4Wアナログ音声が接続され(S425)、音声信号、PTT信号およびSQ信号の通信が可能となる。
(再発信接続)
図7は、マスタ側の起動時にスレーブ側が未だ起動していない場合の再発信接続シーケンスを示す図である。図7における回線再接続動作について説明する。回線制御装置(マスタ)(104)の、電源起動後からダイヤル信号1(S403)出力までの動作については、基本的な回線接続動作(図6)と同じである。
回線制御装置(マスタ)(104)は、ダイヤル信号1(S403)を出力してから、[T1]タイマ(S405)を起動させ、スレーブ側からの応答信号を検出するまで時間の監視を行う。[T1]タイマに設定される監視時間(所定の時間)は、任意の固定時間にあらかじめ設定されてよい。監視時間には、使用するシステムに応じて適正な時間を設定する必要があるが、ネットワークの状況を考量する必要があるため、数秒オーダでの時間の設定が必要である。
回線制御装置(マスタ)(104)において、監視時間が経過してもスレーブ側からの応答信号が取得部104bによって取得されない場合は、通信制御部104cは、回線接続が完了しなかったと判断し、SS信号1(S406)を[OFF]にして回線状態を空き状態にする(S406)。VoIP-GW(ODT)#1(105)は、SS信号1(S406)が[OFF]にされると、回線を切断し(S426)、VoIP-GW(ODT)#2(205)は、SS信号1を[OFF]にする(S416)。
回線制御装置(マスタ)(104)は、回線状態を空き状態にしてから[T2]タイマ(S407)を起動させ、[T2]時間経過後に、再発信処理(S302)を動作させる。再発信処理(S302)には、S431~S433、S427が含まれる。しかし、S431~S433、S427は、自動発信処理S301に含まれる、S401~S403、S421と同様の処理である。
再発信処理(S302)までにスレーブ側が起動していれば、回線制御装置(スレーブ)(204)による自動応答処理により回線が接続され、伝送装置#1(103)と伝送装置#2(203)との間における音声信号、PTT信号およびSQ信号の通信が可能となる。スレーブ側が起動するまでの間、マスタ側からの再発信処理(S302)は繰り返される。
(回線での障害発生)
図8は、回線での障害が発生した場合の再接続シーケンスを示す図である。図8における回線切断時の再接続動作について説明する。
VoIP-GW(ODT)間のネットワーク回線が切断した場合は、VoIP-GW(ODT)#1(105)は、回線制御装置(マスタ)(104)へのSR信号1(S408)を[OFF]する。
回線制御装置(マスタ)(104)において、取得部104bによって、VoIP-GW(ODT)#1(105)からのSR信号1(S408)の[OFF]が取得されると、通信制御部104cは、VoIP-GW(ODT)#1(105)へのSS信号1(S406)を[OFF]にし、回線状態を空き状態にしてから[T2]タイマを起動させて(S407)、再発信処理(S302)待ち状態に遷移する。
VoIP-GW(ODT)間のネットワーク回線が切断した場合は、VoIP-GW(ODT)#2(205)も同様に、回線制御装置(スレーブ)(204)へのSR信号2(S416)を[OFF]する。
回線制御装置(スレーブ)(204)において、取得部204bによって、VoIP-GW(ODT)#2(205)からのSR信号2(S416)の[OFF]が取得されると、通信制御部204cは、VoIP-GW(ODT)#2(205)へのSS信号2(S418)を[OFF]にし、回線状態を空き状態にしてからマスタ側からの着信待ち状態に遷移する。
回線制御装置(マスタ)(104)は、[T2]時間経過後に、再発信処理(S302)を動作させ、スレーブ側が自動応答すると再度回線が接続され、伝送装置#1(103)と伝送装置#2(203)との間における音声信号、PTT信号およびSQ信号の通信が可能となる。
(スレーブ側での障害発生)
図9は、スレーブ側に障害が発生した場合の再接続シーケンスを示す図である。図9におけるスレーブ側障害時の再接続動作について説明する。
回線制御装置(スレーブ)(204)に障害が発生した場合、回線制御装置(スレーブ)を電源断するとVoIP-GW(ODT)#2(205)に対するSS信号2(S418)が[OFF]になる。VoIP-GW(ODT)#2(205)は、回線制御装置(スレーブ)(204)からのSS信号2(S418)の[OFF]を検出すると、VoIP-GW(ODT)#1(105)に対して切断処理を行う(S461)。
VoIP-GW(ODT)#1(105)は、VoIP-GW(ODT)#2(205)からの切断処理に基づいて、回線制御装置(マスタ)(104)へのSR信号1(S408)を[OFF]にする。
回線制御装置(マスタ)(104)において、取得部104bによって、VoIP-GW(ODT)#1(105)からのSR信号1(S408)の[OFF]が取得されると、通信制御部104cは、VoIP-GW(ODT)#1(105)に対してSS信号1(S406)を[OFF]にし、回線状態を空き状態にしてから[T2]タイマを起動させて、再発信処理(S302)待ち状態に遷移する。
VoIP-GW(ODT)#1(105)は、回線制御装置(マスタ)(104)からのSS信号1(S406)の[OFF]を検出すると、VoIP-GW(ODT)#2(205)に対して切断処理を行う(S462)。VoIP-GW(ODT)#2(205)は、VoIP-GW(ODT)#1(105)からの切断処理に基づいて、回線制御装置(スレーブ)(204)へのSR信号2(S416)を[OFF]にして回線状態を空き状態とする。
回線制御装置(スレーブ)(204)の障害が復旧し、回線制御装置(スレーブ)(204)の電源が再投入されると、回線制御装置(スレーブ)(204)は、マスタ側からの着信応答待ち状態に遷移する。
回線制御装置(マスタ)(104)は、[T2]時間経過後に、再発信処理(S302)を動作させ、スレーブ側が自動応答すると再度回線が接続され、伝送装置#1(103)と伝送装置#2(203)との間における音声信号、PTT信号およびSQ信号の通信が可能となる。
(マスタ側での障害発生)
図10は、マスタ側に障害が発生した場合の再接続シーケンスを示す図である。図10におけるマスタ側障害時の再接続動作について説明する。
回線制御装置(マスタ)(104)に障害が発生した場合、回線制御装置(マスタ)を電源断するとVoIP-GW(ODT)#1(105)に対するSS信号1(S406)が[OFF]になる。VoIP-GW(ODT)#1(105)は、回線制御装置(マスタ)(104)からのSS信号1(S406)の[OFF]を検出すると、VoIP-GW(ODT)#2(205)に対して切断処理を行う(S461)。
VoIP-GW(ODT)#2(205)は、VoIP-GW(ODT)#1(105)からの切断処理に基づいて、回線制御装置(スレーブ)(204)へのSR信号2(S416)を[OFF]にする。回線制御装置(スレーブ)(204)において、取得部204bによってVoIP-GW(ODT)#2(205)からのSR信号2(S416)の[OFF]が取得されると、通信制御部204cは、VoIP-GW(ODT)#2(205)へのSS信号2(S418)を[OFF]にして着信応答待ち状態に遷移する。
VoIP-GW(ODT)#2(205)は、回線制御装置(スレーブ)(204)からのSS信号2(S418)の[OFF]を検出すると、VoIP-GW(ODT)#1(105)に対して切断処理を行う(S462)。VoIP-GW(ODT)#1(105)は、VoIP-GW(ODT)#2(205)からの切断処理に基づいて、回線制御装置(マスタ)(104)へのSR信号1(S408)を[OFF]にして回線状態を空き状態とする。
回線制御装置(マスタ)(104)の障害が復旧し、回線制御装置(マスタ)(104)の電源が再投入されると、スレーブ側に対する再発信処理(S302)が動作し、スレーブ側が自動応答すると再度回線が接続され、伝送装置#1(103)と伝送装置#2(203)との間における音声信号、PTT信号およびSQ信号の通信が可能となる。
以上、本発明の実施形態に係るシステムの動作例について説明した。
(1-5.効果)
以上に説明したように、本発明の実施形態に係るシステムは、専用の発着信操作を行わずに、自動発信および自動応答制御によりVoIP-GW(ODT)間の呼接続を行うことを可能にする。また、本発明の実施形態に係るシステムは、イーサネット回線または回線制御装置に障害が発生した場合も、SS信号およびSR信号を制御および監視することによって、自動に回線接続することを可能にする。これによって、航空管制システムの音声回線の保守性に高い効果が得られる。
また、本発明の実施形態に係るシステムは、障害発生が復旧すると同時に回線接続を行うことが可能なため、運用への影響も最小限に抑えることが可能であり信頼性にも効果が見込める。
以上、本発明の実施形態に係るシステムが奏する効果について説明した。
(2.ハードウェア構成例)
続いて、本発明の実施形態に係る回線制御装置(マスタ)(104)のハードウェア構成例について説明する。
以下では、本発明の実施形態に係る回線制御装置(マスタ)(104)のハードウェア構成例として、情報処理装置900のハードウェア構成例について説明する。なお、以下に説明する情報処理装置900のハードウェア構成例は、回線制御装置(マスタ)(104)のハードウェア構成の一例に過ぎない。したがって、回線制御装置(マスタ)(104)のハードウェア構成は、以下に説明する情報処理装置900のハードウェア構成から不要な構成が削除されてもよいし、新たな構成が追加されてもよい。なお、回線制御装置(スレーブ)(204)のハードウェア構成も、回線制御装置(マスタ)(104)のハードウェア構成と同様に実現され得る。
図11は、本発明の実施形態に係る回線制御装置(マスタ)(104)の例としての情報処理装置900のハードウェア構成を示す図である。情報処理装置900は、CPU(Central Processing Unit)901と、ROM(Read Only Memory)902と、RAM(Random Access Memory)903と、ホストバス904と、ブリッジ905と、外部バス906と、インタフェース907と、入力装置908と、出力装置909と、ストレージ装置910と、通信装置911と、を備える。
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って情報処理装置900内の動作全般を制御する。また、CPU901は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM902は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM903は、CPU901の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。これらはCPUバス等から構成されるホストバス904により相互に接続されている。
ホストバス904は、ブリッジ905を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バス等の外部バス906に接続されている。なお、必ずしもホストバス904、ブリッジ905および外部バス906を分離構成する必要はなく、1つのバスにこれらの機能を実装してもよい。
入力装置908は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチおよびレバー等ユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU901に出力する入力制御回路等から構成されている。情報処理装置900を操作するユーザは、この入力装置908を操作することにより、情報処理装置900に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置909は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置、ランプ等の表示装置およびスピーカ等の音声出力装置を含む。
ストレージ装置910は、データ格納用の装置である。ストレージ装置910は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置等を含んでもよい。ストレージ装置910は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)で構成される。このストレージ装置910は、ハードディスクを駆動し、CPU901が実行するプログラムや各種データを格納する。
通信装置911は、例えば、ネットワークに接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。また、通信装置911は、無線通信または有線通信のどちらに対応してもよい。
以上、本発明の実施形態に係る回線制御装置(マスタ)(104)のハードウェア構成例について説明した。
(3.まとめ)
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記では、本発明の実施形態に係るシステムが、航空管制システムにおける無線通信回線を対象にする場合について主に説明した。しかし、本発明の実施形態に係るシステムは、4Wアナログ専用回線を使用した任意のシステムに対して適用され得る。
また、上記では、ダイヤル情報の受け渡しとしてウインクスタート方式が採用される場合について主に説明した。しかし、ダイヤル情報の受け渡しの方式は、ウインクスタート方式に限定されない。例えば、ダイヤル情報の受け渡しの方式は、プレポーズスタート方式などであってもよい。かかる場合には、SR信号の[ON/OFF]パルス信号(ウインク信号)の代わりに、受話用信号線のトーンダイヤル信号が用いられてよい。
101 管制卓
102 無線音声交換制御装置
103 伝送装置
104 回線制御装置(マスタ)
104b 取得部
104c 通信制御部
105 VoIP-GW(ODT)
202 無線通信機器
203 伝送装置
204 回線制御装置(スレーブ)
204b 取得部
204c 通信制御部
205 VoIP-GW(ODT)


Claims (12)

  1. 回線制御装置であって、
    前記回線制御装置の電源が投入されたことに基づいて、第1の伝送装置と接続された第1のゲートウェイ装置に対するSS線のオン信号を出力する通信制御部を備え、
    前記通信制御部は、
    前記回線制御装置に対する所定の応答信号が前記第1のゲートウェイ装置によって出力されたことに基づいて、第2の伝送装置と接続された第2のゲートウェイ装置への発信を制御するためのダイヤル信号を前記第1のゲートウェイ装置に出力する、
    回線制御装置。
  2. 前記通信制御部は、
    前記ダイヤル信号の発信受付完了に基づいて前記第1のゲートウェイ装置から出力されるSR線のオン信号が所定の時間以上取得されない場合に、SS線のオフ信号を前記第1のゲートウェイ装置に対して出力し、SS線のオン信号を前記第1のゲートウェイ装置に対して再度出力し、
    前記回線制御装置に対する前記所定の応答信号が前記第1のゲートウェイ装置によって出力されたことに基づいて、前記ダイヤル信号を前記第1のゲートウェイ装置に出力する、
    請求項1に記載の回線制御装置。
  3. 前記通信制御部は、
    前記第1のゲートウェイ装置と前記第2のゲートウェイ装置とを接続する回線に障害が発生したことに基づいて前記第1のゲートウェイ装置からSR線のオフ信号が取得された場合に、SS線のオフ信号を前記第1のゲートウェイ装置に対して出力し、SS線のオン信号を前記第1のゲートウェイ装置に対して再度出力し、
    前記回線制御装置に対する前記所定の応答信号が前記第1のゲートウェイ装置によって再度出力されたことに基づいて、前記ダイヤル信号を前記第1のゲートウェイ装置に出力する、
    請求項1に記載の回線制御装置。
  4. 前記通信制御部は、
    前記第2のゲートウェイ装置に接続された他の回線制御装置に障害が発生したことに基づいて前記第1のゲートウェイ装置からSR線のオフ信号が取得された場合に、SS線のオフ信号を前記第1のゲートウェイ装置に対して出力し、SS線のオン信号を前記第1のゲートウェイ装置に対して再度出力し、
    前記回線制御装置に対する前記所定の応答信号が前記第1のゲートウェイ装置によって再度出力されたことに基づいて、前記ダイヤル信号を前記第1のゲートウェイ装置に出力する、
    請求項1に記載の回線制御装置。
  5. 前記通信制御部は、
    前記回線制御装置に障害が発生したことに基づいてSS線のオフ信号を前記第1のゲートウェイ装置に出力し、SS線のオフ信号に基づいて前記第1のゲートウェイ装置からSR信号のオフ信号が取得された場合に、SS線のオン信号を前記第1のゲートウェイ装置に対して再度出力し、
    前記回線制御装置に対する前記所定の応答信号が前記第1のゲートウェイ装置によって再度出力されたことに基づいて、前記ダイヤル信号を前記第1のゲートウェイ装置に出力する、
    請求項1に記載の回線制御装置。
  6. 前記所定の応答信号は、SR線のウインク信号である、
    請求項1~5のいずれか一項に記載の回線制御装置。
  7. 前記所定の応答信号は、受話用信号線のトーンダイヤル信号である、
    請求項1~5のいずれか一項に記載の回線制御装置。
  8. 回線制御装置による回線制御方法であって、
    前記回線制御装置の電源が投入されたことに基づいて、第1の伝送装置と接続された第1のゲートウェイ装置に対するSS線のオン信号を出力することと、
    前記回線制御装置に対する所定の応答信号が前記第1のゲートウェイ装置によって出力されたことに基づいて、第2の伝送装置と接続された第2のゲートウェイ装置への発信を制御するためのダイヤル信号を前記第1のゲートウェイ装置に出力することと、
    を含む、回線制御方法。
  9. コンピュータを、
    回線制御装置であって、
    前記回線制御装置の電源が投入されたことに基づいて、第1の伝送装置と接続された第1のゲートウェイ装置に対するSS線のオン信号を出力する通信制御部を備え、
    前記通信制御部は、
    前記回線制御装置に対する所定の応答信号が前記第1のゲートウェイ装置によって出力されたことに基づいて、第2の伝送装置と接続された第2のゲートウェイ装置への発信を制御するためのダイヤル信号を前記第1のゲートウェイ装置に出力する、
    回線制御装置として機能させるプログラム。
  10. 回線制御装置であって、
    第1の伝送装置と接続された第1のゲートウェイ装置による発呼制御に基づいて、第2の伝送装置と接続された第2のゲートウェイ装置からSR線のオン信号が出力された場合に、前記第2のゲートウェイ装置に対する所定の応答信号を出力する通信制御部と、
    前記所定の応答信号が出力されたことに基づいて、前記第2のゲートウェイ装置から出力されたダイヤル信号を取得する取得部と、
    を備える、回線制御装置。
  11. 回線制御装置による回線制御方法であって、
    第1の伝送装置と接続された第1のゲートウェイ装置による発呼制御に基づいて、第2の伝送装置と接続された第2のゲートウェイ装置からSR線のオン信号が出力された場合に、前記第2のゲートウェイ装置に対する所定の応答信号を出力することと、
    前記所定の応答信号が出力されたことに基づいて、前記第2のゲートウェイ装置から出力されたダイヤル信号を取得することと、
    を含む、回線制御方法。
  12. コンピュータを、
    回線制御装置であって、
    第1の伝送装置と接続された第1のゲートウェイ装置による発呼制御に基づいて、第2の伝送装置と接続された第2のゲートウェイ装置からSR線のオン信号が出力された場合に、前記第2のゲートウェイ装置に対する所定の応答信号を出力する通信制御部と、
    前記所定の応答信号が出力されたことに基づいて、前記第2のゲートウェイ装置から出力されたダイヤル信号を取得する取得部と、
    を備える、回線制御装置として機能させるプログラム。
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