JP2023032810A - 定着装置の温度測定装置および画像形成装置 - Google Patents

定着装置の温度測定装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】比較的サーモパイルに近い温度となる部材からの輻射熱を迷光として取り込むことで、検知温度への影響を抑制することのできる、定着装置の温度測定装置を提供する。【解決手段】定着装置の温度測定装置であるサーモパイルセンサ25は、基板56によって保持され、基板56には、サーモパイルセンサ25の前面に伸びる筒状部材61と、筒状部材61の先端に設けられた絞り部63と、が設けられる。【選択図】図5

Description

この発明は定着装置の温度測定装置および画像形成装置に関し、特にたとえば、定着回転体と加圧回転体とを備え、記録媒体上に形成されたトナー像を熱定着させる、定着装置の温度測定装置および画像形成装置に関する。
定着温度の制御のために、温度センサとして、応答性に優れたサーモパイルセンサが知られている。サーモパイルセンサの耐熱温度は100℃以下なので、定着装置内に供えることはできない。しかし、サーモパイルセンサの受光角は狭く、対象物から離れて測定が可能である。このような、定着装置の温度測定装置の一例が特許文献1に開示される。特許文献1の定着装置の温度測定装置は、加熱源により加熱される被加熱体の表面温度を非接触検知する温度検知装置であって、被加熱体に対向配置され且つ当該被加熱体より放出された赤外線を測定する非接触型温度センサ(サーモパイルセンサ)と、非接触型温度センサを収容するケースとを備えたセンサユニットと、センサユニットを収容すると共に当該センサユニットの周囲温度を均一に維持せしめる外殻ケースとを備えている。
同様に、サーモパイルセンサを定着装置の温度測定装置に用いた例が特許文献2に開示されている。特許文献2の定着装置の温度測定装置においては、サーモパイルセンサから定着ベルトに空気を流すようにダクト部材が設けられ、定着カバー内に充満した水蒸気がサーモパイルセンサに流れ込んでサーモパイルセンサのレンズに結露し、定着ベルトの実温度とサーモパイルセンサでの検知温度との間に差異が生じるのを防止している。また、定着ベルトから流れてくる空気をガイドするためにガイド部材が設けられ、サーモパイルセンサからの気流が直接定着ベルトにあたって、定着ベルトの表面温度が局所的に低下するのを防止している。上記2つの対向する気流がぶつかってサーモパイルセンサと、定着ベルトとの対向する位置でそれに交わる方向に気流を逃がすことにより、お互いの気流による影響を受けないように構成されている。
特開2003-35601号公報 特開2020-13018号公報
特許文献1の技術では、外殻ケースにより装置が大きくなる点や、外殻ケースの温度変化によってサーモパイルが受光する赤外線量が変化して、温度を誤検知するという問題がある。これはサーモパイルの受光角よりも広い角度の赤外線が、サーモパイルの集光レンズ鏡筒の内面反射によって、意図せずにサーモパイル受光面に到達するためである。以後、サーモパイルの受光角よりも広い角度で受光する赤外線を迷光と呼ぶ。また、外殻ケース等の測定対象以外からの輻射熱はサーモパイルへの迷光となりうるので、測定対象物以外からサーモパイルが受ける輻射を迷光輻射と呼ぶこととする。
また、特許文献2では、対向する、サーモパイルセンサからの気流と定着ベルトからの気流を、それに交わる方向に逃がすようにしているが、それらの気流がうまく逃げない場合や、気流自身が、温度測定に影響を及ぼして誤検出する場合がある。
そこで、本発明は、サーモパイルセンサが、誤検出をするのを防ぐことができる、温度測定装置を提供することを目的とする。
この発明による定着装置の温度測定装置は、定着装置に設けられた開口部を介して、定着装置内の温度検知対象物の温度を定着装置外に設けられたサーモパイルセンサによって測定する。サーモパイルセンサは、センサ保持部材によって保持され、センサ保持部材には、サーモパイルセンサの前面に伸びる筒状部材と、筒状部材の先端に設けられた絞り部と、が設けられる。
筒状部材によって外部からの輻射熱を防ぎ、迷光輻射をセンサ温度に近い筒状部材の内壁から受けることで、検知温度への影響を抑えるとともに、先端の絞りによって本来の受光範囲を妨げず、より多くの迷光を遮断できる。
その結果、サーモパイルセンサが、誤検知をするのを防ぐことができる、温度測定装置を提供できる。
好ましくは、筒状部材はサーモパイルセンサに接しており、サーモパイルセンサと筒状部材とは熱伝導可能である。
筒状部材の温度とサーモパイルセンサの温度との差を少なくし、迷光輻射量を抑えることができる。
さらに好ましくは、筒状部材の先端の絞り部の開口径は、サーモパイルセンサ本来の受光範囲を妨げない。
筒状部材の内壁に放射率の低い金属筒を備えるのが好ましい。その結果、放射率を抑え、迷光輻射量を少なくすることができる。
保持部先端を覆うように放射率の低い金属キャップをかぶせてもよい。
このようにすることにより、定着装置からの輻射による保持部の温度上昇を抑え、保持部とサーモパイルセンサの温度差を小さくできる。
この発明の一つの実施の形態によれば、筒状部材に通気口を設ける。
このように構成することにより、保持部の温度上昇を抑えることができる。
この発明の他の実施の形態によれば、定着装置に設けられた開口部と絞り部との間には、隙間が設けられ、定着装置に設けられた開口部から筒状部材内に入らない気流を生成するために、気流を外部へ排出する、排気ファンを含む。
この発明の他の局面によれば、画像形成装置は、上記したいずれかの定着装置の温度測定装置を備える。
この発明によれば、迷光輻射をセンサ温度に近い筒状内壁から受けることで、検知温度への影響を抑えるとともに、先端の絞りによって本来の受光範囲を妨げず、より多くの迷光を遮断できるため、サーモパイルセンサが、誤検知をするのを防ぐことができる、定着装置の温度測定装置を提供できる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行なう後述の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この発明の一実施の形態に係る、画像形成装置の内部構造を示す概略断面図である。 定着装置を示す概略断面図である。 定着装置と定着装置の温度測定装置であるサーモパイルセンサとの位置関係を示す断面図である。 サーモパイルセンサで定着装置の温度を測定するときの赤外線の入射経路を示す図である。 サーモパイルセンサのレンズに入射する測定対象物からの赤外線と、意図しない赤外線(迷光)、および遮光部材の位置関係を示す図である。 サーモパイルの詳細な構成を示す図である。 筒状部材のダクトカバーの内側を示す図である。 筒状部材のダクトカバーの内側を示す図である。 筒状部材のダクトカバーの外側を示す図である。 筒状部材のダクトカバーの外側を示す図である。 筒状部材のダクトカバーの外側を示す図である。 筒状部材の開口部に設けた通気口を示す図である。画像形成装置を上から見たときのサーモパイルセンサ付近の断面図である。 筒状部材の開口部と定着装置の外カバーの開口部との対向部分を示す図である。 画像形成装置を上から見たときのサーモパイルセンサ付近の断面図である。
図1を参照して、この発明の一実施の形態である画像形成装置10は、電子写真方式によって用紙に多色又は単色の画像を形成する装置である。詳細は後述するように、画像形成装置10は、用紙(記録媒体)上に形成されたトナー像を熱定着させる定着装置46を備える。
先ず、画像形成装置10の基本構成について概略的に説明する。なお、この明細書では、ユーザの立ち位置に対向する面、つまり図示の無い操作ユニットが設けられる側の面を前面(正面)として画像形成装置10およびその構成部材の前後方向(奥行方向)を規定する。また、画像形成装置10およびその構成部材の左右方向(横方向)は、ユーザから画像形成装置10を見た状態を基準として規定する。
図1に示すように、この実施の形態では、画像形成装置10は、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能などを有する複合機(MFP:Multifunction Peripheral)である。画像形成装置10は、画像形成部30等を備える装置本体12、およびその上方に配置される画像読取装置14を含む。
画像読取装置14は、透明材によって形成される原稿載置台16を備える。原稿載置台16の上方には、ヒンジ等を介して原稿押えカバー18が開閉自在に取り付けられる。この原稿押えカバー18には、原稿載置トレイ20に載置された原稿を画像読取位置22に対して1枚ずつ自動的に給紙するADF(自動原稿送り装置)24が設けられる。また、原稿載置台16の前面側には、ユーザによる印刷指示等の入力操作を受け付ける図示の無い操作ユニットが設けられる。この操作ユニットには、タッチパネルディスプレイ等のディスプレイおよび各種の操作ボタン等が適宜設けられる。
また、画像読取装置14には、光源、複数のミラー、結像レンズおよびラインセンサ等を備える画像読取部26が内蔵される。画像読取部26は、原稿表面を光源によって露光し、原稿表面から反射した反射光を複数のミラーによって結像レンズに導く。そして、結像レンズによって反射光をラインセンサの受光素子に結像させる。ラインセンサでは、受光素子に結像した反射光の輝度や色度が検出され、原稿表面の画像に基づく画像データが生成される。ラインセンサとしては、CCD(Charge Coupled Device)又はCIS(Contact Image Sensor)等が用いられる。
装置本体12には、CPU、RAMおよびHDD等を含む制御部28、および画像形成部30などが内蔵される。制御部28(具体的にはCPU)は、ユーザによる操作ユニットへの入力操作などに応じて、定着装置46を含む画像形成装置10の各部位に制御信号を送信し、画像形成装置10に種々の動作を実行させる。
画像形成部30は、露光ユニット32、現像器34、感光体ドラム36、クリーナユニット38、帯電器40、中間転写ベルトユニット42、二次転写ローラ44および定着装置46等を備え、給紙トレイ43又は手差し給紙トレイ50から搬送される用紙上に画像を形成し、画像形成済みの用紙を排紙トレイ52に排出する。用紙上に画像を形成するための画像データとしては、画像読取部26で読み取った画像データ又は外部コンピュータから送信された画像データ等が利用される。
なお、画像形成装置10において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)およびイエロー(Y)の4色のカラー画像に応じたものである。このため、現像器34、感光体ドラム36、クリーナユニット38および帯電器40のそれぞれは、各色に応じた4種類の潜像を形成するように4個ずつ設けられ、これらによって4つの画像ステーションが構成される。
感光体ドラム36は、導電性を有する円筒状の基体の表面に感光層が形成された像担持体であり、帯電器40は、この感光体ドラム36の表面を所定の電位に帯電させる部材である。また、露光ユニット32は、レーザ出射部および反射ミラー等を備えたレーザスキャニングユニット(LSU)として構成され、帯電された感光体ドラム36の表面を露光することによって、画像データに応じた静電潜像を感光体ドラム36の表面に形成する。現像器34は、感光体ドラム36の表面に形成された静電潜像を4色(YMCK)のトナーによって顕像化するものである。また、クリーナユニット38は、現像および画像転写後における感光体ドラム36の表面に残留したトナーを除去する。
中間転写ベルトユニット42は、中間転写ベルト54、駆動ローラ51、従動ローラ53、および4つの中間転写ローラ55などを備え、感光体ドラム36の上方に配置される。中間転写ベルト54は、可撓性を有する無端状のベルトであって、駆動ローラ51および従動ローラ53等の複数のローラによって張架されて、その表面(外周面)が感光体ドラム36の表面に当接するように配置される。この中間転写ベルト54は、駆動ローラ51の回転駆動に伴い、所定方向に回転(周回移動)する。中間転写ローラ55は、中間転写ベルト54を挟んで各感光体ドラム36と対向する位置のそれぞれに配置される。画像形成時には、この中間転写ローラ55を用いて、各感光体ドラム36に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト54に順次重ねて転写することで、中間転写ベルト54上に多色のトナー像が形成される。
二次転写ローラ44は、中間転写ベルト54を挟んで駆動ローラ51と対向するように設けられる。この二次転写ローラ44と中間転写ベルト54との間の二次転写ニップ部を用紙が通過することによって、中間転写ベルト54に形成されたトナー像が用紙に転写される。
定着装置46は、定着ベルト62および加圧ローラ64等を備え、二次転写ローラ44の上方(用紙搬送方向の下流側)に配置される。定着ベルト62内には、定着パッド76および熱源82など(図2参照)が設けられており、定着ベルト62は、熱源82によって所定の定着温度(たとえば170℃)となるように加熱される。また、加圧ローラ64は、定着パッド76との間で定着ベルト62を押圧するように設けられる。この加圧ローラ64と定着ベルト62との間の定着ニップ部N(図2参照)を用紙が通過することによって、用紙に転写されたトナー像が溶融、混合および圧接されて、用紙に対してトナー像が熱定着される。定着装置46の具体的構成については後述する。
このような装置本体12内には、給紙トレイ43又は手差し給紙トレイ50からの用紙をレジストローラ68、二次転写ローラ44および定着装置46を経由させて排紙トレイ52に送るための第1用紙搬送路L1が形成される。また、用紙に対して両面印刷を行なう際に、片面印刷が終了して定着装置46を通過した後の用紙を、二次転写ローラ44の用紙搬送方向の上流側において第1用紙搬送路L1に戻すための第2用紙搬送路L2が形成される。この第1用紙搬送路L1および第2用紙搬送路L2には、用紙に対して補助的に推進力を与えるための複数の搬送ローラ66が適宜設けられる。
続いて、図2を参照して、定着装置46の機械的な構成について説明する。定着装置46は、定着回転体の一例である定着ベルト62と加圧回転体の一例である加圧ローラ64とを備え、これらの間に形成される定着ニップ部Nに用紙を通過させることによって、用紙にトナー像を定着させる。
具体的には、図2に示すように、定着装置46は、定着ベルト62等を有するヒータユニット70と、加圧ローラ64等を有する加圧ユニット72とを含む。これらヒータユニット70および加圧ユニット72が備える各部材は、図示しない定着フレームによって所定の配置態様で一体的に保持される。
ヒータユニット70は、略円筒状に形成されて前後方向(用紙の幅方向)に延びる定着ベルト62を備える。定着ベルト62としては、たとえば、ポリイミド等の合成樹脂又はニッケル等の金属によって形成された帯状の基材の表面に離型層を設けたものが用いられる。このような定着ベルト62は、その軸線回りに回転可能に設けられており、その内径は、たとえば30mmである。また、定着ベルト62の内部には、定着パッド76、支持部材78、反射板80および熱源82などが設けられる。
定着パッド76は、定着ベルト62の内周面と摺接するように固定的に設けられる固定部材であって、定着ベルト62の軸方向に沿って延びる長板状に形成される。定着パッド76は、その外周面(少なくとも定着ベルト62との摺接面)に摺接シート76aを有しており、この摺接シート76aには、定着ベルト62との摩擦力を低減するための摺動オイルが塗布される。定着パッド76の長さは、定着ベルト62の軸方向長さ(幅)と同じ大きさである。
支持部材78は、定着パッド76を定着ベルト62の内周面に押し当てながら支持する部材であって、その両端部は定着フレームに固定されている。この第1実施例では、支持部材78は、断面略L字状に形成されており、定着パッド76が固定される長板状の固定部78aと、固定部78aの幅方向端部から立設される長板状の立設部78bとを有している。また、支持部材78には、熱源82側の面を覆うように、薄板状の反射板80が取り付けられる。
熱源82は、定着ベルト62を加熱するための部材であって、定着ベルト62の軸方向に沿って延びるように設けられる。熱源82としては、ハロゲンランプ等のランプヒータが用いられる。この実施形態では、熱源82は、定着ベルト62の軸方向中央部を加熱する第1ランプヒータ82aと、定着ベルト62の軸方向両端部を加熱する第2ランプヒータ82bとを含む。第1ランプヒータ82aおよび第2ランプヒータ82bは、用紙幅に応じて使い分けられる。
加圧ユニット72は、定着ベルト62を挟んで定着パッド76と対向する位置に配置される加圧ローラ64を備える。加圧ローラ64は、定着ベルト62の軸方向と平行に延びるように設けられ、定着パッド76との間で定着ベルト62を押圧することで、定着ベルト62との間に定着ニップ部Nを形成する。
次に、この実施の形態に係る、定着装置46とサーモパイルセンサ25との位置関係について説明する。図3は、定着装置46とサーモパイルセンサ25との位置関係を示す図である。図3を参照して、定着装置46は、定着装置カバー45内に収容され、その前方にサーモパイルセンサ25が配置されている。具体的には、定着ベルト62のサーモパイルセンサ25と対向する部分には、絞り部(開口部)63が設けられている。
なお、絞り部63は、サーモパイルセンサ25の前面に設けられた筒状部材61(図5参照)に設けられているが、ここでは、その詳細を省略している。
また、絞り部63の前方には、定着装置カバー45のフレーム48と外カバー47とがこの順に設けられ、その開口寸法は、絞り部63の開口が、フレーム48、および外カバー47の開口より小さくなっている。なお、これらの開口部の形状は円形が好ましいが、他の形状であっても良い。
フレーム48および外カバー47の開口径は、光束の太さに関係し、太い方は大きく設計してもよいし、サーモパイルセンサ25が傾いたときの光束の位置ずれを考慮して、フレーム48の方の開口を大きく設計してもよい。
次に、サーモパイルセンサ25に入射する赤外線の光束について説明する。図4は、サーモパイルセンサ25の構成の詳細と、そこに入る赤外線の光束を説明する図であり、定着装置46からの赤外線の光軸に沿った断面図である。図4を参照して、サーモパイルセンサ25は、基板56と、基板56の上に設けられた環境温度測定素子58、およびCAN59と、CAN59の基板56の中央部に設けられた受光素子57と、を含む。CAN59は、定着装置46側に延びる円筒状であり、その先端の中央に、赤外線を集光するレンズ60が設けられている。
図4においては、CAN59の内部には、レンズ60の中心を通過する光線のみを記載している。図4に示すように、レンズ60の中心を通過する光線としては、定着装置46からレンズ60を介して受光素子57に真っ直ぐ入射する赤外線83と、定着装置カバー45等の温度管理ができない物からの赤外線である、CAN59の斜め上から入射し、CAN59内の壁面59aでの反射を経て受光素子57に入る光束85とがある。
ここで、サーモパイルセンサ25は、サーモパイルセンサ25が測定する赤外線エネルギーと環境温度とから対象物の温度が算出できる測定原理を用いて対象物の温度を測定している。
サーモパイルセンサ25は、対象物からの赤外線をレンズで集光することで感度を上げ、赤外線の受光範囲の目安となる視野角84は7度程度に設計される。
一方で、上記したように、サーモパイルセンサ25のCAN59内の壁面59aで反射して受光素子57に至るような意図しない光束(迷光)85が存在する。そのような赤外線は光軸に対して20~30度以上から増え始め、図4に示したような約45度で最も多くなる。一般に、温度が一様な無限大の平面から赤外線を受光した場合、およそ20%が意図しない赤外線となる。
図4に示したような定着装置46の温度を測定するとき、意図しない赤外線として、主に定着装置46の外カバー47からの赤外線が存在し、この迷光受光によって、定着装置カバー45等の温度を拾ってしまうことになり、定着ベルトの温度にプラスされる形で重畳され、温度誤差の要因となりうる。
そこで、この実施の形態においては、このような迷光の影響を受けないように、次のような構成を有する。図5はこの構成、および外カバー47、およびフレーム48等の近傍の構成を示す図であり、この実施の形態においては、サーモパイルセンサ25のCAN59の前面に筒状部材61を取り付ける。
[第1実施形態]
すなわち、図5を参照して、サーモパイルセンサは、CAN59(「センサ保持部材」として機能する)によって保持され、CAN59には、サーモパイルセンサの前面に伸びる筒状部材61と、筒状部材61の先端に設けられた絞り部63と、が設けられる。
筒状部材61によって外部からの輻射熱を防ぎ、迷光輻射をセンサ温度に近い筒状部材61の内壁から受けることで、検知温度への影響を抑えるとともに、先端の絞り部63によって本来の受光範囲を妨げず、より多くの迷光を遮断できる。
図5においては、サーモパイルセンサ25のレンズ60に垂直に入射している定着装置46からの赤外線83を点線で示し、意図しない赤外線(迷光)83a,83bを斜線で示し、意図しない赤外線(迷光)83a,83bに含まれるが、開口部より温度の高いフレーム48からの赤外線であるフレーム輻射光85a,85bを一点鎖線で示す(これは、図4に示した意図しない光束(迷光)85に対応する)。
この実施の形態では、サーモパイルセンサ25には、図示の無い定着装置46からの赤外線83を全て受光し、意図しない赤外線(迷光)83a,83bをできるだけ排除し、フレーム輻射光85a,85bを図4に示したように受光素子57で受光するように、筒状部材61が設けられ、筒状部材61の先端には絞り部63が設けられる。ここで、筒状部材の先端の絞り部63の開口径は、サーモパイルセンサ25本来の受光範囲を妨げない。
すなわち、外カバー47およびフレーム48によって意図しない赤外線(迷光)83a,83bを遮断しているにも拘わらず、絞り部63の開口径を狭くして、迷光のサーモパイルへの入射をさらに遮断している。
なお、この絞り部63を、定着装置46からの赤外線83のみが入射するように、さらに絞ることも可能であるが、ここでは、絞り部63を通して、開口部より温度の高い外カバー47等からの赤外線であるフレーム輻射光を受光することができる寸法としている。このようにすることによって、サーモパイルセンサ25に近い温度の迷光を受光して、測定温度への影響を減らしている。
[第2実施形態]
また、筒状部材61はサーモパイルセンサ25に接しており、サーモパイルセンサ25と筒状部材61とは熱伝導可能である。このように構成にすることによって、筒状部材61とサーモパイルセンサ25との温度差を少なくして、迷光輻射量を減らしている。
なお、具体的な開口寸法としては、例えば、絞り部63の開口径寸法は6mmであり、外カバー47の開口径寸法は12mmであり、フレーム48の開口径寸法は16mmである。
次に、サーモパイルセンサ25の筒状部材61の構成の詳細について説明する。図6は、サーモパイルセンサ25の筒状部材61の構成の詳細を説明する図である。図6を参照して、サーモパイルセンサ25の筒状部材61(図中点線で示す)は、サーモパイル保持部品88と、ダクトカバー89(図11参照)とが一体化されて構成される。すなわち、筒状部材61は、基板56に取り付けられたサーモパイル本体25aと、サーモパイル保持部品88とを含み、サーモパイル保持部品88は、サーモパイル保持爪88aで基板56に固定されている。サーモパイル保持部品88は、ダクトカバー89にピン90で固定され、ダクトカバー89はダクト91(図11参照)に取り付けられる。
図6に示すように、ダクトカバー89は、サーモパイルセンサ25のレンズ60に面する部分に凹部89aを有し、凹部89aの中央にサーモパイルセンサ25の開口部92を有している。この開口部92が絞り部63の開口に対応する。
ここで、開口部92の直径は、レンズ60の径+1mm~5mmの範囲が好ましく、+3mm程度がさらに好ましい。
開口部92の直径が、レンズ60の径+1mm未満であると、対象物からの赤外線を遮蔽する恐れがあり。また、開口部92の直径が、レンズ60の径+3mmを超えると定着装置以外のカバーなどからの迷光を多く受光し、温度誤差が生じやすい。
次に、サーモパイル先端から開口部までの距離93について説明する。距離は、2~8mmの範囲が好ましく、5mm程度がさらに好ましい。距離が2mm未満だと、絞りの効果が弱まり、外カバー47などからの迷光を多く受光し、温度誤差が生じやすい。距離が8mmを超えると、定着装置に近づいてしまい輻射熱によって加熱されやすく、サーモパイルセンサとの温度差が生じ、開口部からの赤外線量が増え、温度誤差が生じやすくなる。
以上をまとめると、次のようになる。すなわち、開口部92(ダクトカバー)の材質はPC(ポリカーボネート)やPET(ポリエチレン テレフタレート)等の樹脂等や前記樹脂のガラスファイバー入りのもの等から選ばれる。
サーモパイルセンサのレンズ60の径が、4mmのとき、サーモパイルセンサの開口部92の直径はφ7mmで、距離93は5mmである。
サーモパイルセンサのレンズ60の径が6mmのとき、サーモパイルセンサの開口部の直径はφ9mmで、距離93は5mmである。
次に、開口部92の材質について説明する。図7A、図7B、および図8A~図8Cは、開口部92の具体的な構成を示す図であり、図7A、図7Bは、開口部92の内側に金属筒94を設けた場合の詳細を示し、図8A~図8Cは、開口部92の外側に金属キャップ97を設けた場合を示す。
まず、図7Aを参照して、サーモパイルセンサ25が配置されるダクトカバー89の凹部89aに金属筒94をはめ込み、その後、それをサーモパイルセンサ25のCAN59を収容するサーモパイル保持部品88の前方にはめ込む(図7B)。
ここで、筒状部材61の内壁となる金属筒94は放射率の低い金属で構成される。放射率の低い金属を用いることにより放射を抑え、迷光輻射量を少なくすることができる。
放射率としては、ダクトカバー89を構成するPCの放射率は0.9であり、金属筒94を構成するNiメッキ鋼板の放射率は0.2以下である。また、アルミニウムの放射率は0.1以下であり、ステンレスの放射率は0.3~0.6である。
温度誤差を小さくするためには、開口部からの赤外線量を減らすことが必要である。そのためには、開口部とサーモパイルセンサとの温度差を小さくするほかに、赤外線放射量の少ない材料を開口部の内壁に用いることで、赤外線量をさらに減らすことができる。
上記したように、樹脂の放射率は0.9程度に対して、金属材料、例えばNiメッキ鋼板(0.2以下)、アルミニウム(0.1以下)を使うと、赤外線量を20%以下に抑える事ができる。ステンレスの放射率は先の金属に比べて高く、先の金属に比べて効果が小さくなる。
したがって、放射率、コスト、加工性から、Niメッキ鋼板や、アルミニウム等が好ましい。
また、図8を参照して、ダクトカバー89の凹部89aの外側においては、凸部89bが設けられ(図8A)、この凸部89bに係合するような凹部(又は開口)を有する金属キャップ97をかぶせる(図8B)。このように構成することにより、定着装置からの輻射による保持部の温度上昇を抑え、保持部とサーモパイルセンサの温度差を小さくする。
これを内側に設けた板金98と組み合わせてサーモパイルセンサ25の前に設置する(図8C)。なお、この係合に使用する凸部や凹部は、いずれかの部材に設ければよい。
開口部が定着ベルトに近い場合など、開口部の温度上昇が小さくなく、サーモパイルセンサとの温度差がついてしまう場合は、開口部外側に金属キャップを設けることで、開口部の温度上昇を抑える事ができる。
金属材料としては、反射率が高く輻射熱を受けにくいものが好ましく、その他コスト、加工性から、Niメッキ鋼板や、アルミニウム等が好ましい。
次に、開口部92の通気口について説明する。図9は、図6と同様の図であるが、開口部92に設けた通気口87を示す図である。開口部92とサーモパイルセンサ25の温度を等しくするほど、迷光受光エネルギーは減少し、測定誤差が小さくなる。そこで、筒状部材となるダクトカバー89の凹部89aに通気口87を設けて、サーモパイル保持部品88の温度上昇を抑える。なお、図9においては、図6に示した構成のダクトカバー89の凹部89aを示しているが、図7A~図8Cに示した構成であってもよい。
開口部92の温度は、定着ベルト62の輻射熱や、熱風によって加熱され、特に開口部92内部の空気の温度が上昇する。そこで、温まった空気を逃がすための通気口87を開口部92の側壁に設けることによって、開口部92の内部の温度を下げることができる。
通気口87は図のように左右に設けても、上下(図面上は手前と奥)に設けても良い。開口部92外側から迷光を受光しないように、開口部の厚みよりも小さい直径の孔を開けることが望ましい。

次に、このような構成による効果について説明する。
定着ベルト62の温調設定150℃、環境温度25℃のとき、電源ON直後定着ベルト温度150℃到達時点のサーモパイルセンサの検知温度を150℃として、通紙開始5分後と1時間後の検知温度を下記条件ごとに示す。
金属キャップはニッケルメッキ鋼板0.2mm厚を使用する。
Figure 2023032810000002
開口部なしのとき、1時間後の温度ずれは5.3℃と大きくなったのに対して、本発明の開口部ありだと2.6℃、開口部内に金属が1.2℃、開口部外側に金属が1.0℃のズレに収める事が出来た。
参考までに、サーモパイルセンサ周辺部材の温度(℃)を表2に示す。
Figure 2023032810000003
次に、この実施の形態における、サーモパイルセンサ25の温度測定時の気流の影響を減らす方法について説明する。図10は、この実施の形態における、サーモパイルセンサ25の近傍における気流を説明する図であり、図11は、図10に示したサーモパイルセンサ25が複数連続して(複数並べて)設けられた、画像形成装置10を上から見たときの定着装置46の断面図である。図において、左側が画像形成装置の前側であり、右側が画像形成装置の後側である。
図10を参照して、サーモパイルセンサ25の筒状部材61の先端の絞り部63の開口と、定着装置の外カバー47やフレーム48の開口部とは対向し、絞り部63の開口の径φAは、フレーム48の開口部の径φBより小さく、例えば、φAは約6.5mmであり、φBは約12mmである。なお、ここでは、外カバー47およびフレーム48の形状は、図5とは異なっている。
この両者の間に気流があると、サーモパイルセンサ25に結露を生じさせる。そこで、この実施の形態においては、φB>φAとするとともに、互いの開口部間に隙間を作ることにより、定着装置46からの気流(図中矢印で示す)がサーモパイルセンサ25の絞り部に入りにくくしている。
また、図10に示すように、サーモパイルセンサのCANの部分(レンズ60が設けられた部分)は、前面開口部以外、外気に通じる部分はない(特許文献2に示したようなダクト部材は無い)。さらに、サーモパイルCANは、前面開口部にのみ外気に対して露出している。すなわち、特許文献2のような、サーモパイル基板56側から定着ベルト62への気流は無い。
その結果、サーモパイルセンサ25側からの吹き出しは無く、定着ベルト62を冷やさない。
次に、このような定着装置46からサーモパイルセンサ25への気流を生成するための構成について説明する。図11を参照して、定着装置46の開口部からサーモパイルセンサ25の筒状部材61内に入らない気流(図中矢印で示す)生成するために、ダクト91を介して、気流を外部へ排出する排気ファン96を設ける。排気ファン96を設けることで、画像形成装置内の温度上昇を抑制する。
サーモパイルに隙間があると、定着内部からの気流67が排気ファン96に引かれてサーモパイルに向かってくる。そうするとサーモパイルの結露や、CANの温度上昇が生じる。
そこで、サーモパイルに隙間がないようにすることで、先の問題を防ぐことが出来る。
本発明は、その精神又は主要な特徴から逸脱することなく、他の種々な形で実施することができる。そのため、上述の実施形態は例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明は、迷光輻射をセンサ温度に近い筒状内壁から受けることで、検知温度への影響を抑えるとともに、先端の絞りによって本来の受光範囲を妨げず、より多くの迷光を遮断でき、サーモパイルセンサが、誤検知をするのを防ぐことができるため、定着装置の温度測定装置に適用して、有用である。
10 画像形成装置
12 装置本体
25 サーモパイルセンサ
46 定着装置
47 外カバー
48 フレーム
56 基板
57 受光素子
58 環境温度測定素子
59 CAN
60 レンズ
61 筒状部材
62 定着ベルト
88 サーモパイル保持部品
89 ダクトカバー
91 ダクト
92 サーモパイルセンサの開口部
94 金属筒
95 樹脂カバー
96 排気ファン

Claims (8)

  1. 定着装置に設けられた開口部を介して、定着装置内の温度検知対象物の温度を定着装置外に設けられたサーモパイルセンサによって測定する温度測定装置であって、
    前記サーモパイルセンサは、センサ保持部材によって保持され、
    前記センサ保持部材には、前記サーモパイルセンサの前面に伸びる筒状部材と、前記筒状部材の先端に設けられた絞り部と、が設けられる、温度測定装置。
  2. 前記筒状部材はサーモパイルセンサに接しており、前記サーモパイルセンサと前記筒状部材とは熱伝導可能である、請求項1に記載の定着装置の温度測定装置。
  3. 前記筒状部材の先端の絞り部の開口径は、前記サーモパイルセンサ本来の受光範囲を妨げない、請求項1または2に記載の定着装置の温度測定装置。
  4. 前記筒状部材の内壁には、放射率の低い金属筒が設けられる、請求項1~3のいずれか一つに記載の定着装置の温度測定装置。
  5. 前記筒状部材の先端には、放射率の低い金属キャップが設けられる、請求項1~4のいずれか一つに記載の定着装置の温度測定装置。
  6. 前記筒状部材には、通気口が設けられる、請求項1~5のいずれか一つに記載の定着装置の温度測定装置。
  7. 前記定着装置に設けられた開口部と前記絞り部との間には、隙間が設けられ、
    前記定着装置に設けられた開口部から前記筒状部材内に入らない気流を生成するために、気流を外部へ排出する、排気ファンを含む、請求項1~6のいずれか一つに記載の定着装置の温度測定装置。
  8. 請求項1から7のいずれか一つに記載の定着装置の温度測定装置を備えた画像形成装置。
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