JP2023167106A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】接触温度センサー近傍への風の流れをより抑制することができる構成を備える、定着装置および画像形成装置を提供する。【解決手段】この定着装置500は、加熱ローラー502を覆うように設けられるカバー510と、カバー510に設けられ、定着ベルト504の温度を測定する温度センサー550と、を備え、カバー510は、温度センサー550が設けられる近傍に、定着ベルト504に向かって突出する凸部532と、凸部532が露出し、凸部532から見て定着ベルト504から離れる位置に設けられる開口部532hとを含む。【選択図】図2

Description

この発明は、複写機、レーザービームプリンタ、FAX等、これらの複合機等で電子写真方式を用いた定着装置および画像形成装置に関する。
非接触温度センサーを用い定着温調を行っている定着装置において、非接触温度センサー近傍を流れる風の影響で温度の誤検知が発生することが知見されている。下記の特開2021-124652号公報(特許文献1)では、非接触温度センサーの近傍にリブやシールを設けることで非接触センサーへの風の流れ込みを抑制している。
特開2021-124652号公報
上記特許文献1に開示される技術は、非接触温度センサーには風が当たりにくくなる。しかし、昨今の省エネルギー対応、および、高画質対応には高精度に温度制御を行なう必要があり非接触温度センサー近傍への風の流れをより抑制することができる構成が要求されている。
他方、リブやシールを設ける構成では、非接触温度センサーと定着ベルトとのGAP(隙間)調整時にリブやシールが邪魔になり、GAPの調整に影響を与えたり、GAPの調整時に定着ベルトに触れてしまいうことで、シールを曲げてしまうおそれもあった。
この発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、主たる目的は、非接触温度センサー近傍への風の流れをより抑制することができる構成を備える、定着装置および画像形成装置を提供することにある。好ましくは、非接触温度センサーと定着ベルトとのGAPの調整に影響を与えな構成を備える定着装置および画像形成装置を提供することにある。
[1]この定着装置は、無端状の定着ベルトと、上記定着ベルトを加熱する加熱源を有する加熱ローラーと、上記定着ベルトの内周側に配置される定着部材と、上記定着ベルトを上記定着部材に向けて押圧し、記録媒体が搬送される定着ニップ部を上記定着ベルトとともに形成する加圧ローラーと、上記加熱ローラーから見て、上記加圧ローラーとは反対側の位置に設けられ、上記加熱ローラーを覆うように設けられるカバーと、上記カバーに設けられ、上記定着ベルトの温度を測定する温度センサーと、を備える。
上記カバーは、上記温度センサーが設けられる近傍に、上記定着ベルトに向かって突出する凸部と、上記凸部が露出し、上記凸部から見て上記定着ベルトから離れる位置に設けられる開口部と、を含む。
[2]:[1]に記載の定着装置であって、上記凸部は、上記定着ベルトと交差した場合に、上記定着ベルトとのなす角度が、鈍角となるように設けられている。
[3]:[1]または[2]に記載の定着装置であって、上記凸部と上記定着ベルトとの隙間における空気の流入抵抗よりも、上記開口部の方が流入抵抗が小さい。
[4]:[1]~[3]のいずれか1項に記載の定着装置であって、上記カバーは、上記温度センサーが装着される本体カバーと、上記温度センサーを覆う保護カバーと、を有し、上記本体カバーには、主開口部が設けられ、上記保護カバーに、上記凸部および上記開口部が設けられ、上記保護カバーを、上記本体カバーの上記定着ベルトとは反対側から取付けることで、上記本体カバーの上記主開口部から上記凸部が上記定着ベルトに向けて突出している。
[5]:[1]~[4]のいずれか1項に記載の定着装置であって、上記本体カバーに上記温度センサーへの装着位置が調整された後に、上記保護カバーは、上記本体カバーに取付られている。
[6]:[1]~[5]のいずれか1項に記載の定着装置であって、上記凸部は、板形状またはシート状である。
[7]:[1]~[6]のいずれか1項に記載の定着装置であって、上記温度センサーから見た場合に、上記加熱ローラーの回転方向の上流側に、上記凸部および上記開口部が設けられている。
[8]この画像形成装置は、上記[1]~[7]のいずれか1項に記載の定着装置を備える。
この定着装置および画像形成装置によれば、接触温度センサー近傍への風の流れをより抑制することができる構成を備える、定着装置および画像形成装置を提供する。
実施の形態1の画像形成装置の一例を示す図である。 実施の形態1の定着装置の拡大縦断面図である。 実施の形態1の画像形成装置に設けられるファンから定着装置への空気流れを示す模式図である。 実施の形態1の定着ベルト側から見たカバーの斜視図である。 実施の形態1の定着ベルトとは反対側から見たカバーの斜視図である。 実施の形態1の定着ベルトとは反対側から見た本体カバーの斜視図である。 実施の形態1の定着ベルト側から見た保護カバーのみの斜視図である。 実施の形態1の定着ベルトとは反対側から見た保護カバーのみの斜視図である。 実施の形態2の定着装置の拡大縦断面図である。 実施の形態2の定着ベルト側から見たカバーの斜視図である。 実施の形態2の定着ベルト側から見た保護カバーのみの斜視図である。
以下、図を参照しながら、各実施の形態の画像形成装置について説明する。以下に説明する各実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。
<実施の形態1:画像形成装置1の概要>
図1は、画像形成装置1の一例を示す図である。図1を参照して、画像形成装置1のハードウェア構成の概要について説明する。画像形成装置1は、プリントエンジン100と、読取部200と、操作パネル300とを備える。
プリントエンジン100は、イメージングユニット110と、中間転写ベルト120と、定着装置500と、給紙部140と、送出ローラー150と、搬送ローラー160と、レジストローラー170と、制御部180と、電源部190とを備える。
プリントエンジン100は、給紙部140内の記録媒体(紙、シート状の部材等)に対して印刷処理を行なう。送出ローラー150は、給紙部140から記録媒体を搬送する。さらに、搬送ローラー160は、中間転写ベルト120の方向に向けて記録媒体を搬送する。
イメージングユニット110は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、キー・プレート(K)のそれぞれのトナー像を形成するイメージングユニット10C,10M,10Y,10Kを含む。イメージングユニット10C,10M,10Y,10Kは、帯電部(図示せず)と、現像部(図示せず)と、クリーニング部(図示せず)と、中間転写体接触ローラー(図示せず)とを含む。
イメージングユニット10Cは、感光体11Cを含む。イメージングユニット10Mは、感光体11Mを含む。イメージングユニット10Yは、感光体11Yを含む。イメージングユニット10Kは、感光体11Kを含む。以下では、感光体11C、感光体11M、感光体11Y、および、感光体11Kを総称して、単に、感光体と称する場合がある。
露光部112は、イメージングユニット10C,10M,10Y,10Kに対して共通である。イメージングユニット10C,10M,10Y,10Kの各々が、個別の露光部112を含んでいてもよい。これ以降の説明では、露光部112は、イメージングユニット10C,10M,10Y,10Kの各々に対して共通であるとする。
イメージングユニット110および中間転写ベルト120は、記録媒体に転写されるトナー像を形成する。帯電部は、感光体の表面を一様に帯電する。露光部112は、レーザー書き込み等により、指定された画像パターンに従って感光体の表面を露光することで、その表面上に静電潜像を形成する。現像部は、感光体上に形成された静電潜像をトナー像として現像する。
レジストローラー170は、中間転写ベルト120の手前で、記録媒体の搬送タイミングを調節する。中間転写ベルト120は、記録媒体にトナー像を転写する。定着装置500は、記録媒体に定着処理をする。最後に、記録媒体は、排出トレイに排出される。定着装置500の詳細構造については後述する。
感光体の表面に形成されたトナー像は、中間転写体接触ローラーにより、中間転写ベルト120に転写される。中間転写ベルト120上には、それぞれの感光体からトナー像が順次転写されて、4色のトナー像が重ね合わされる。重ね合わされたトナー像は、中間転写ベルト120から記録媒体に転写される。
読取部200は、シート上の文字情報等を読み取って、その読み取り結果を入力画像としてプリントエンジン100に対して出力する。イメージスキャナー210は、プラテンガラス上に配置されたシートをスキャンし、生成した画像データを制御部180に送信する。自動原稿送り装置220は、給紙台230に配置されたシートを連続してスキャンする。
給紙台230上に配置されたシートは、送出ローラー(図示しない)により1枚ずつ送られ、イメージスキャナー210または自動原稿送り装置220内に配置されたイメージセンサーによって順次スキャンされる。スキャン後のシートは、排紙台240へ排出される。
制御部180は、画像形成装置1の全体を制御する。電源部190は、交流電力源に接続され、画像形成装置1に電力を供給する。電源部190は、その内部に整流回路を含み、交流電力源から供給される交流を直流に変換し、画像形成装置1内の一部または全ての各回路に直流電流を供給し得る。
操作パネル300は、表示部(図示せず)と、操作部(図示せず)とを含む。表示部は液晶モニター、有機EL(Electro Luminescence)モニター等を含む。液晶モニター、有機ELモニター等は、タッチセンサーを含み、操作メニューを表示すると共に、ユーザーからのタッチによる入力を受付けることができる。操作部は、複数のボタンを含み、タッチパネルと同様に、ユーザーからの入力を受付けることができる。操作パネル300は、受け付けた入力を制御部180に送信する。
<定着装置500>
図2および図3を参照して、定着装置500の構成について説明する。図2は、定着装置500の拡大縦断面図、図3は、画像形成装置1に設けられるファン400から定着装置500への空気流れを示す模式図である。
定着装置500は、無端状の定着ベルト504と、定着ベルト504を加熱する加熱源としての加熱ヒーター502hを内部に備える加熱ローラー502と、定着ベルト504の内周側に配置される定着パッド506と、定着ベルト504を定着パッド506に向けて押圧し、記録媒体が搬送される定着ニップ部n1を定着ベルト504とともに形成する加圧ローラー501と、を備える。本実施の形態では、定着パッド506にパッドタイプの部材を用いているが、定着部材としてローラータイプの定着部材を用いてもよい。以下、同様である。
記録媒体Pを図中F方向に搬送するために、加圧ローラー501は、図中矢印A方向に回転し、定着ベルト504および加熱ローラー502は、図中矢印B方向に回転している。定着ベルト504、定着パッド506、加熱ローラー502、および、加圧ローラー501は、図2おいて紙面に対して垂直方向に延びるように設けられている。
加熱ローラー502から見て、加圧ローラー501とは反対側の位置には、加熱ローラー502を覆うようにカバー510が設けられている。このカバー510には、定着ベルト504の温度を測定する温度センサー550が、所定位置に設けられている。温度センサー550には、好ましくは、非接触温度センサーが用いられる。
加熱ローラー502は、加熱ヒーター502hにより加熱され、温度センサー550にから得られた温度情報に基づき、制御部180より温度制御が行なわれる。加圧ローラー501は、図中の矢印A方向に回転駆動され、定着ベルト504を図中の矢印B方向に従動回転させている。記録媒体Pには、図中の破線で示す未定着のトナー像が形成されており、記録媒体Pが図中の矢印F向に搬送されて、加圧ローラー501と定着パッド506とに挟まれる定着ニップ部n1において、未定着のトナー像が記録媒体Pに定着される。
温度センサー550は、被測定物である定着ベルト504に対し一定の距離を保って温度計測している。定着装置500の加圧ローラー501を冷却するために画像形成装置1に設けられたファン400からの空気流れは、定着装置500の内部に設けられたダクト570により定着装置500の外部に排出される。しかし、一部の空気流れは、定着ベルト504の回転により発生する空気流れにより、定着装置500の内部に引き込まれる。
定着ベルト504の表面には、矢印B方向の風が発生し、また、上記したように定着装置500の内部に引き込まれた流れの比較的強い風が、温度センサー550にまで到達し、温度センサー550を冷却する場合がある。そのため、温度センサー550に風が当たらない場合の本来の定着ベルト504の温度が正確に測定できず、温度センサー550が、本来の定着ベルト504の温度よりも低い温度を検知する。その結果、加熱ヒーター502hの稼働時間が長くなることがある。
そこで、本実施の形態においては、カバー510に、矢印B方向の風が温度センサー550に当たるのを抑制する構成が採用されている。カバー510は、温度センサー550が設けられる近傍に、定着ベルト504に向かって突出する凸部532と、この凸部532が露出し、凸部532から見て定着ベルト504から離れる位置に設けられる開口部532hと、を含む。凸部532は、定着ベルト504と交差した場合に、定着ベルト504とのなす角度(α)が、鈍角となるように設けられているとよい。
図3を参照して、上記構成を備えるカバー510を備えることにより、加圧ローラー501の表面上を流れる風および定着ベルト504の表面上を流れる風(図中矢印B1)は、定着ベルト504に向かって突出する凸部532により分流されて、その多くの風が、凸部532から見て定着ベルト504から離れる位置に設けられる開口部532hに案内され、風は、この開口部532hからカバー510の外に放出されることとなる。また、凸部532と定着ベルト504とのなす角度(α)が、鈍角となるように設けておくことで、定着ベルト504から凸部532に向けてスムースに風を流すことを可能としている。
ここで、凸部532と定着ベルト504との隙間(図2中の寸法S1)における空気の流入抵抗よりも、開口部532h(図2中の寸法S2)の流入抵抗が小さく設けられているとよい。これにより、定着ベルト504の表面上を流れる風は、開口部532hに向かって分流されることを促すことができる。
その結果、定着ベルト504の表面上を流れる風は、開口部532hに向かって分流され、温度センサー550に向かう風の流れを少なくして、温度センサー550への風の当接を抑制している。これにより、温度センサー550による定着ベルト504の温度が正確に測定され、加熱ヒーター502hの稼働時間の適正化を図ることが可能となる。
図4から図8を参照して、カバー510の詳細構造について説明する。図4は、定着ベルト504側から見たカバー510の斜視図、図5は、定着ベルト504とは反対側から見たカバー510の斜視図、図6は、定着ベルト504とは反対側から見た本体カバー520の斜視図、図7は、定着ベルト504側から見た保護カバー530のみの斜視図、図8は、定着ベルト504とは反対側から見た保護カバー530のみの斜視図である。
図4から図8においては、加熱ローラー502の回転軸が延びる方向に沿って、加熱ローラー502を覆うようにカバー510が設けられているが、カバー510の全体を図示せずに、加熱ローラー502の一方端側に設けられる温度センサー550の周辺部分のみを図示している。温度センサー550は、加熱ローラー502の他方端側に同様に設けられる。
図4および図5を参照して、カバー510は、温度センサー550が装着される本体カバー520と、温度センサー550を覆う保護カバー530と、を有している。
図6を参照して、本体カバー520は、加熱ローラー502の回転軸が延びる方向に沿って、加熱ローラー502を覆うように設けられている。本体カバー520には、矩形の主開口部520hが設けられている。この主開口部520hの縁部から内方に向かって延びる温度センサー取付板522に、シム等を介在させて(図示省略)、位置取付調整ネジ523を用いて温度センサー550が位置決め固定されている。具体的には、温度センサー550から定着ベルト504までの距離(隙間)が、予め定められた寸法となるように、温度センサー550の位置が正確に調整される。
図7および図8を参照して、保護カバー530は、加熱ローラー502の回転軸が延びる方向に沿って、加熱ローラー502を覆う保護カバー本体531を有している。保護カバー本体531には、主開口部520hに対応する位置に、この保護カバー本体531から定着ベルト504側に向けて突出する凸部532が設けられている。凸部532は、平板の形状を有し、加熱ローラー502の回転軸方向の幅(W)は、主開口部520hに収容可能な寸法に設けられている。凸部532は、温度センサー550から見た場合に、加熱ローラー502の回転方向の上流側に位置するように設けられている。
さらに、保護カバー本体531には、凸部532が露出し、凸部532から見て定着ベルト504から離れる方向に開口部532hが設けられている。
再び、図4および図5をして、温度センサー550の本体カバー520への装着位置が調整された後に、保護カバー530が本体カバー520に取付られる。これにより、本体カバー520の主開口部520hから保護カバー530の凸部532が定着ベルト504に向けて突出する状態となる。温度センサー550は、保護カバー530に覆われた状態となる。
この際、保護カバー530を、本体カバー520の定着ベルト504とは反対側から取付けられる構成にすることで、先に、定着ベルト504に対する温度センサー550の位置調整を正確に行なうことができ、温度センサー550と定着ベルト504との温度センサーのGAP調整精度を向上させることができる。さらに、温度センサー550と定着ベルト504とのGAPの調整時に定着ベルト504に触れてしまいうことを抑制することができる。
さらに、凸部532と定着ベルト504との隙間(図2中の寸法S1)における空気の流入抵抗よりも、開口部532h(図2中の寸法S2)の流入抵抗が小さくなるように設けられている。その結果、定着ベルト504の表面上を流れる風は、開口部532hに向かってより分流され易くなる。
上記構成を有するカバー510を用いることで、図3に示したように、温度センサー550から見た場合に、加熱ローラー502の回転方向の上流側に、凸部532および開口部532hが設けられることとなる。これにより、加圧ローラー501の表面上を流れる風および定着ベルト504の表面上を流れる風(図中矢印B1)は、温度センサー550に到達する前に、定着ベルト504に向かって突出する凸部532により分流されて、その多くの風が、定着ベルト504の回転方向の上流側に設けられる開口部532hに案内され、風は、この開口部532hからカバー510の外に放出されることとなる。
その結果、温度センサー550に向かう風の流れを少なくし、温度センサー550への風の当接を抑制している。その結果、温度センサー550による定着ベルト504の温度検知精度が向上し、画像形成装置1の制御部180において、定着装置500の加熱ヒーター502hの稼働時間の適正化を図ることが可能となる。
<実施の形態2:定着装置500A>
次に、図9から図11を参照して、実施の形態2における定着装置および画像形成装置に関して以下説明する。図9は、定着装置500Aの拡大縦断面図、図10は、定着ベルト504側から見たカバー510の斜視図、図11は、定着ベルト504側から見た保護カバー530のみの斜視図である。
本実施の形態における定着装置500Aの基本的構成は、上述の実施の形態1における定着装置500と同じである。相違点は、定着装置500Aにおいては、保護カバー530に設けられる定着ベルト504に向かって突出する凸部532に、さらに定着ベルト504に向かって突出するシート部材560が設けられている。シート部材560には、弾性変形が可能なシート状のゴム部材等が用いられるとよい。シート部材560は、凸部532に接着剤等を用いて固定されている。
シート部材560と定着ベルト504との間の隙間(S4)は、シート部材560が定着ベルト504に当接しない程度の隙間に設定することができる。また、シート部材560が定着ベルト504に当接するような状態になったとしても、シート部材560が弾性変形することで、定着ベルト504に損傷を与えることもない。
以上、本実施の形態の定着装置500Aおよびそれを用いた画像形成装置1においても、実施の形態1の定着装置500およびそれを用いた画像形成装置1と同様の作用効果を得ることを可能とする。
なお、上記実施の形態では、保護カバー530に凸部532および開口部532hが設けられる構成を採用し、保護カバー530が本体カバー520に取り付けられる構成について説明したが、この構成に限定されるものではない。たとえば、本体カバー520に凸部532および開口部532hを直接設ける構成であっても、温度センサー550から見た場合に、加熱ローラー502の回転方向の上流側に、凸部532および開口部532hが設けられることとなるため、上記構成と同様の作用効果を得ることが可能である。
以上、各実施の形態に基づき定着装置および画像形成装置について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 画像形成装置、10C,10K,10M,10Y,110 イメージングユニット、11C,11K,11M,11Y 感光体、100 プリントエンジン、112 露光部、120 中間転写ベルト、500,500A 定着装置、140 給紙部、150 送出ローラー、160 搬送ローラー、170 レジストローラー、180 制御部、190 電源部、200 読取部、210 イメージスキャナー、220 自動原稿送り装置、230 給紙台、240 排紙台、300 操作パネル、400 ファン、501 加圧ローラー、502 加熱ローラー、502h 加熱ヒーター、504 定着ベルト、506 定着パッド、510 カバー、520 本体カバー、520h 主開口部、522 温度センサー取付板、523 位置取付調整ネジ、530 保護カバー、531 保護カバー本体、532 凸部、532h 開口部、550 温度センサー、560 シート部材、570 ダクト、n1 定着ニップ部。

Claims (8)

  1. 無端状の定着ベルトと、
    前記定着ベルトを加熱する加熱源を有する加熱ローラーと、
    前記定着ベルトの内周側に配置される定着部材と、
    前記定着ベルトを前記定着部材に向けて押圧し、記録媒体が搬送される定着ニップ部を前記定着ベルトとともに形成する加圧ローラーと、
    前記加熱ローラーから見て、前記加圧ローラーとは反対側の位置に設けられ、前記加熱ローラーを覆うように設けられるカバーと、
    前記カバーに設けられ、前記定着ベルトの温度を測定する温度センサーと、
    を備え、
    前記カバーは、
    前記温度センサーが設けられる近傍に、前記定着ベルトに向かって突出する凸部と、
    前記凸部が露出し、前記凸部から見て前記定着ベルトから離れる位置に設けられる開口部と、
    を含む、定着装置。
  2. 前記凸部は、
    前記定着ベルトと交差した場合に、前記定着ベルトとのなす角度が、鈍角となるように設けられている、
    請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記凸部と前記定着ベルトとの隙間における空気の流入抵抗よりも、前記開口部の方が流入抵抗が小さい、
    請求項1に記載の定着装置。
  4. 前記カバーは、
    前記温度センサーが装着される本体カバーと、
    前記温度センサーを覆う保護カバーと、を有し、
    前記本体カバーには、主開口部が設けられ、
    前記保護カバーに、前記凸部および前記開口部が設けられ、
    前記保護カバーを、前記本体カバーの前記定着ベルトとは反対側から取付けることで、前記本体カバーの前記主開口部から前記凸部が前記定着ベルトに向けて突出している、
    請求項1に記載の定着装置。
  5. 前記本体カバーに前記温度センサーへの装着位置が調整された後に、前記保護カバーは、前記本体カバーに取付られている、
    請求項4に記載の定着装置。
  6. 前記凸部は、板形状またはシート状である、
    請求項1に記載の定着装置。
  7. 前記温度センサーから見た場合に、
    前記加熱ローラーの回転方向の上流側に、前記凸部および前記開口部が設けられている、
    請求項1に記載の定着装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の定着装置を備える、画像形成装置。
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