JP2023031977A - プリンタ - Google Patents

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Tetsuhiro Ishikawa
陽一 高村
Yoichi Takamura
雅広 土屋
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Abstract

【課題】印刷対象の用紙の有彩色のパターンを検出して、用紙が動いているかどうかを判定するプリンタを提供する。【解決手段】可視光を照射する発光素子と、入射する光を検出する受光素子と、を備える検出部と、前記検出部の検出結果に基づいて、媒体の状態を判定する制御部と、を備えるプリンタ。【選択図】図1

Description

本開示は、プリンタに関する。
プリンタは、商店等のレジスタ、銀行等におけるATM(Automated Teller Machine)やCD(Cash dispenser)等の用途に幅広く用いられている。
このようなプリンタは、例えば、サーマルヘッド等が搭載されたメカユニットと、プラテンユニットとを有しており、メカユニットとプラテンユニットとが接続される。
このようなプリンタでは、メカユニットの金属等により形成されたフレームに、プラテンユニットに組み込まれたプラテンローラを回転させるためのギアボックスやモータが取り付けられる。
特開2017-209824号公報
有彩色のパターンが印刷されている印字用紙(以下「用紙」あるいは「媒体」とも称する)の上に、プリンタにより印字する場合がある。パターンとしては、例えば、チャート等の格子状の線、会社名等の文字列等である。
しかし、罫線などの色と光学センサで用いられる発光素子から出射される光の波長との関係によっては、罫線などの検出が困難となる可能性がある。
また、心電図の印刷等、用紙搬送速度が非常に遅い場合は、黒マークやロゴなどのマークの変化ではジャムを検出することが困難であった。
本開示は、印刷対象の用紙の有彩色のパターンを検出して、用紙が動いているかどうかを判定するプリンタを提供することを目的とする。
本開示の一の態様によれば、可視光を照射する発光素子と、入射する光を検出する受光素子と、を備える検出部と、前記検出部の検出結果に基づいて、媒体の状態を判定する制御部と、を備えるプリンタを提供する。
本開示のプリンタによれば、用紙の有彩色のパターンを検出して、用紙が動いているかどうかを判定できる。
図1は、本実施形態に係るプリンタの一例の斜視図である。 図2は、本実施形態に係るプリンタの一例の斜視図である。 図3は、本実施形態に係るメカユニットの斜視図である。 図4は、本実施形態に係るプリンタの断面図である。 図5は、本実施形態に係るプリンタの機能を説明する図である。 図6は、異なる色についての光源の波長に対する反射率を説明する図である。 図7は、本実施形態に係る用紙について説明する図である。 図8は、光源の違いによるセンサ出力について説明する図である。 図9は、本実施形態に係るプリンタのセンサ出力について説明する図である。 図10は、本実施形態に係るプリンタの処理を説明するフロー図である。 図11は、用紙搬送に応じたセンサ電圧の変化について説明する図である。 図12は、変形例に係るプリンタの動作について説明する図である。 図13は、変形例に係るプリンタの動作について説明する図である。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。なお、実施形態に係る明細書及び図面の記載に関して、実質的に同一の又は対応する機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重畳した説明を省略する場合がある。また、理解を容易にするために、図面における各部の縮尺は、実際とは異なる場合がある。
<プリンタ1>
本実施形態に係るプリンタについて説明する。図1及び図2は、本実施形態に係るプリンタの一例であるプリンタ1の斜視図である。図3は、プリンタ1のメカユニット10の斜視図である。図4は、プリンタ1の断面図であり、図2のA-A断面図である。図5は、プリンタ1の機能を説明する図である。
プリンタ1は、用紙として感熱紙を用いて、感熱紙に文字や図形等を印字するいわゆるサーマルプリンタである。なお、プリンタの種類はサーマルプリンタには限らない。プリンタ1は、メカユニット10と、プラテンユニット20と、を備える。
[メカユニット10]
メカユニット10は、用紙を搬送するとともに、用紙に文字や図形等を印字する。
メカユニット10は、用紙搬送用のモータ11と、サーマルヘッド12と、搬送ユニット13と、を含む。また、メカユニット10は、用紙検出のためのセンサ15a、15b及び15c(これらセンサを「センサ15」と総称する)を含む。さらに、メカユニット10は、回路基板18を含む。
(モータ11)
モータ11は、用紙を搬送するために用いられる。モータ11は、回路基板18に接続され、回路基板18に実装されるモータドライバ18bにより駆動される。モータ11は、例えば、AC(Alternating Current)モータ、DC(Direct Current)モータ、ステッピングモータである。
モータ11は、搬送ユニット13を介して、プラテンユニット20に取り付けられたプラテンローラ21を回転させる。モータ11によりプラテンローラ21が回転することにより、用紙Pが搬送される。
モータ11の動作は、回路基板18に実装される制御部18aにより制御される。
(サーマルヘッド12)
サーマルヘッド12は、感熱紙である用紙Pに熱を加える。サーマルヘッド12が用紙Pに熱を加えることにより、用紙Pに文字や図形等が印刷される。サーマルヘッド12の発熱は、印刷する内容に応じて制御部18aにより制御される。
(搬送ユニット13)
搬送ユニット13は、モータ11の動力をプラテンローラ21に伝達する。搬送ユニット13は、例えばギアボックスを含む。
(センサ15)
センサ15a~15cのそれぞれは、光を照射して、対象物、ここでは用紙Pから反射した光を検出する。センサ15a、15b及び15cのそれぞれは、いわゆる反射型の光センサであり、それぞれ発光素子16a、16b、16cと受光素子17a、17b、17cを備える。
センサ15aは、用紙Pのモータ11に対して反対側の端部領域に光を照射して反射光を検出する。センサ15aは、メカユニット10のモータ11とは反対側に配置される。
センサ15bは、用紙Pの中央領域に光を照射して反射光を検出する。センサ15bは、メカユニット10の中央付近に配置される。
センサ15cは、用紙Pのモータ11の側の端部領域に光を照射して反射光を検出する。センサ15cは、メカユニット10のモータ11の側に配置される。
発光素子16a~16c(以下「発光素子16」とも総称する)のそれぞれは、検出光として可視光を発光する発光素子である。発光素子16は、例えば、緑色の単色光を発光する発光素子である。発光素子16は、例えば、LED(Light Emitting Diode)、LD(Laser Diode)である。
受光素子17a~17c(以下「受光素子17」とも総称する)は、入射した光を検出する素子である。受光素子17には、それぞれ発光素子16から照射された光が対象物で反射してた反射光が入射し検出する。受光素子17は、例えば、PD(PhotoDiode)である。
本実施形態に係るセンサ15に設けられた発光素子16は、有彩色の光を照射する発光素子である。有彩色とは、赤、青、緑等の色味のある色のことである。なお、可視光は、人の目で見える光であって、白色光を含む。
有彩色の光を照射する発光素子を採用する点について説明する。図6は、異なる色について光源の波長に対する反射率(分光反射率)を概略的に説明する図である。図6では、白、黒、緑、青、紫、赤、黄の合計7色について、異なる波長の光が照射されたときの反射率を示す。横軸は、照射する光の波長を表す。縦軸は、照射された光に対する分光反射率を示す。なお、図6において、線LBは青色LED、線LGは緑色LED、線LRaは赤色LEDから照射される光の波長に対応している。
図6において、それぞれ、線Wは白、線BKは黒、線Gは緑、線Bは青、線Vは紫、線Rは赤、線Yは黄にそれぞれ光を照射したときの各波長での反射率を表す。
白及び黒については、光の波長によらずにほぼ一定の反射率になっている。一方、緑、青、紫、赤、黄については、可視光領域では光の波長に応じて反射率が高くなる場合と、反射率が低くなる場合があるが、特に赤外線領域においては緑を除いて全般的に反射率が高くなっている。
例えば、赤外線を照射する発光素子を使用した場合は、図6に示すように、赤外線領域では、緑を除く各色について緑を除いて反射率が高くなっている。
例として、プリンタ1に用いられる用紙Pについて説明する。図7は、用紙Pについて説明する図である。なお、図7は、プリンタ1によって印字される前の状態を示している。
用紙Pは、マーク領域RMと、チャート領域RCと、サイド領域RSと、を有する。図7において横方向が、用紙Pの搬送方向に相当する。なお、用紙Pは白い用紙であり、図7においては白い部分を白色領域RWとして示す。
マーク領域RMには、黒いマークMBが印刷されている。マークMBは、例えば位置合わせ用のマークである。プリンタ1は例えば、センサによるマークMBの検出結果に応じて用紙Pを搬送し、マークMBが所定の位置に来た時に印字を開始する。なお、マーク領域RMは、サーマルヘッド12により印字されない領域である。マーク領域RMは、センサ15cにより検出される領域である。
チャート領域RCは、サーマルヘッド12により実際に印字される領域である。チャート領域RCには、赤色の罫線LRが格子状に印刷されている。チャート領域RCは、センサ15bにより検出される領域である。なお、センサ15bは、用紙Pに対してサーマルヘッド12より搬送方向の手前側に位置する。すなわち、センサ15bは、サーマルヘッド12により印字される前の状態の用紙Pを検出する。
サイド領域RSは、用紙Pの端部に設けられる部分であり、サーマルヘッド12により印字されない領域である。サイド領域RSには、例えば、企業のロゴマークや企業名等のマークMRが印刷されている。マークMRは、罫線LRと同じ色(赤色)である。サイド領域RSは、センサ15cにより検出される領域である。
ここで、センサに用いられる光源による検出結果の違いについて説明する。図8は、光源の違いによるセンサ出力について説明する図である。
図8に示す表の列の「可視光光源」、「赤外線光源」は、それぞれセンサに用いられる光源の種別を示す。また、図8に示す表の行のうち、「紙なし」は紙がない場合のセンサ出力、「RW」は白色領域を検出したときのセンサ出力、「RM]はマークMBを検出したときのセンサ出力、「LR、MR」は罫線LR又はマークMRを検出したときのセンサ出力をそれぞれを示す。
図8に示す表の内部のグラフの縦軸は、受光素子で検出した反射光の強度、例えば、受光素子が出力する電圧を示す。図8に示す表の内部のグラフの横軸は、所定の時点からの時間を示す。
センサに対向した位置に用紙Pがない場合は、発光素子から光を照射しても、照射した光が反射する対象がないため、受光素子で光が検出されない。したがって、線L1及び線L1zに示すように、受光素子で検出する反射光はほぼ零になっている。なお、図8においては、見やすくするために、線L1及び線L1zは上側にシフトして記載している。
白色領域RWに発光素子からの光が照射されると、発光素子からの光が白色領域RWで反射し、受光素子で検出される。したがって、線L2及び線L2zに示すように、受光素子で検出する反射光が、十分な大きさで検出される。図6で示したように、検出対象の色が白の場合は、光の波長が異なっても反射率が変わらないことから、可視光光源又は赤外線光源のどちらを用いても検出結果は、ほぼ等しい。
用紙PのマークMBに発光素子からの光が照射されると、発光素子からの光がマークMBでほぼ吸収される。したがって、マークMBからの反射光は受光素子でほとんど検出されない。したがって、線L3及び線L3zに示すように、受光素子で検出する反射光は、白色領域RWを読み取ったときの反射光に対して十分小さく検出される。なお、線L2s及び線L2zsのそれぞれは、白色領域RWを読み取ったときのセンサ出力を示す。したがって、センサを用いて、マークMBを検出できる。図6で示したように、黒に関しては、光の波長に応じて反射率が変わらないことから、可視光光源又は赤外線光源のどちらを用いても検出結果は、ほぼ等しい。
赤色の罫線LR又はマークMRに発光素子から光が照射された場合は、発光素子からの光が罫線LR又はマークMRで反射され、受光素子で検出される。
ここで、可視光光源が緑色光源の場合は、図6の線LGからわかるように赤色の反射率は15%程度である。そのため、線L4で示すように、受光素子で検出する反射光は、白色領域RWを読み取ったときの反射光(線L2s)と比較して十分小さく検出される。したがって、可視光光源を用いた場合、赤色の罫線LR又はマークMRを検出できる。
一方、赤外線光源の場合、図6からわかるように赤外線領域での赤色の反射率は85%程度でほぼ一定である。そのため、線L4zで示すように、赤色の罫線LR又はマークMRを読み取ったときのセンサ出力は、白色領域RWを読み取った場合のセンサ出力(線L2zs)とほぼ等しくなっている。したがって、赤外線光源を用いたセンサの場合、赤色の罫線LR又はマークMRを検出することは困難である。
上述のように、罫線LR又はマークMRを読み取ったときのセンサ出力と、白色領域RWを読み取ったときのセンサ出力との差がある程度大きくないと、罫線LR又はマークMRの検出が難しくなる。本実施形態では、センサに可視光光源を用いることによって、用紙の地の色と罫線LRなどを読み取ったときの反射率の差を大きくとることができ、赤外線光源を用いたセンサでは検出が困難であった赤の罫線又はマークを検出することができる。
また、本実施の形態では、チャート紙に印刷されている罫線などの検出結果に基づいて、用紙の搬送状態を検出している。これら罫線はもともと用紙に印刷されているものなので、このような罫線などを用いて用紙の搬送状態を検出できるようにすることにより、位置決め用のマークなどを用紙に印刷しなくても用紙の搬送状態の確認が可能となる。
なお、上記の説明では、緑色の可視光光源について説明したが、青色の可視光光源(図6のLB)を用いてもよい。また、例えば、罫線又はマークが青である場合には、緑色又は赤色の可視光光源(図6のLRa)を用いてもよい。さらに、例えば、罫線又はマークが緑である場合には、青色又は赤色の可視光光源を用いてもよい。
可視光光源は、単色でもよいし、複数の色を備える複合色でもよい。光源が発光する色は、罫線やマークの色に応じて適宜選択してもよい。
(回路基板18)
回路基板18は、メカユニット10の制御に用いられる。回路基板18は、制御部18aと、モータドライバ18bと、を含む。
(制御部18a)
制御部18aは、メカユニット10を制御する。より詳細には、制御部18aは、モータ11およびサーマルヘッド12を制御する。制御部18aはまた、センサ15を動作させる。また、制御部18aは、センサ15による検出結果を取得する。さらに、制御部18aは、センサ15の検出結果を用いて、モータ11やサーマルヘッド12を制御する。
具体的には、制御部18aは、MCU(Micro Controller Unit)等である。制御部18aを構成するMCUは、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)等を含む。CPUは、ROM又は記録媒体等の記憶装置からプログラム(アプリケーション)をRAM上に読み出し、処理を実行する。制御部18aにおいて実行される処理については、後で詳細を述べる。
(モータドライバ18b)
モータドライバ18bはモータ11を駆動する。モータドライバ18bは、制御部18aからの制御信号に応じてモータ11を駆動する駆動信号を生成する。モータ11は、モータドライバ18bからの駆動信号に応じて動作する。
[プラテンユニット20]
プラテンユニット20にはプラテンローラ21が取り付けられ、プラテンローラ21を回転して用紙Pを搬送する。プラテンローラ21は、例えば、ゴム、エラストマ等の弾性材料により形成される。メカユニット10とプラテンユニット20とを組み合わせることにより、サーマルヘッド12とプラテンローラ21との間に用紙Pを挟み込み、所定の力でサーマルヘッド12に用紙Pを押し付ける。
プラテンローラ21は、搬送ユニット13を介してモータ11により回転される。プラテンローラ21が回転することにより、図4において、矢印Baに示すように用紙Pが搬送される。
<制御部18aにおける処理>
次に、制御部18aにおける処理について説明する。図9は、プリンタ1のセンサ出力について説明する図である。図9の上段は、用紙Pに印刷された罫線LRを示す。図9の下のグラフの横軸は経過時間、縦軸は受光素子の出力、具体的には受光素子が受光した反射光の強度を示すセンサ電圧を示す。図9の線LSは、用紙Pを読み取ったときの受光素子から出力されるセンサ電圧を示す。図9では、用紙Pは一定の速度で搬送されているものとする。
罫線LRでは反射率が小さいことから、罫線LRを読み取ったときにはセンサ電圧が小さくなる。一方、罫線LRがない白色領域RWでは反射率が高く、センサ電圧が大きくなる。罫線LRは一定の間隔で用紙に印刷されていることから、センサから出力されるセンサ電圧は周期的に変化する。本実施形態においては、センサ電圧が変化していることを検出することにより、用紙Pの搬送状態を検出する。
図10は、プリンタ1の制御部18aで行われる処理を説明するフロー図である。図11は、用紙の搬送に応じたセンサ電圧の変化の様子を説明する図である。図11の横軸は時間を、縦軸はセンサ出力をそれぞれ示す。図11の左側の領域は用紙Pが正常に搬送されている印刷中の状態の、同じく右側は用紙Pの搬送が停止している状態のセンサ出力に対応する。
処理が開始すると、制御部18aは、センサからセンサ電圧を読み取る(S10)。例えば、図11において、時刻t1におけるセンサ電圧を取得する。読み取ったセンサ電圧は、バッファ等に保存する。
次に、制御部18aは、定められた期間待機する(S20)。図11の例では、時刻t1から時刻t2まで待機する。待機する期間については、用紙の紙送りの速度、用紙に印刷されている罫線やマーク等の間隔に基づいて適宜定める。
次に、制御部18aは、センサからセンサ電圧を読み取る(S30)。例えば、図11において、時刻t2におけるセンサ電圧を取得する。読み取ったセンサ電圧は、バッファ等に保存する。
次に、制御部18aは、直前にセンサが検出したセンサ電圧と、その一つ前に検出したセンサ電圧との差分を算出する(S40)。そして、制御部18aは、算出した差分の絶対値が閾値以上かどうかを判断する。例えば、図11において、時刻t1におけるセンサ電圧と、時刻t2におけるセンサ電圧との差分ΔVを算出し、差分ΔVの絶対値が閾値以上かどうかを判断する。なお、直前にセンサが検出したセンサ電圧が第一の検出結果の一例、その一つ前に検出したセンサ電圧が第二の検出結果の一例、である。
算出した差分の絶対値が閾値以上である場合(S40 Yes)は、制御部18aは、正常に動作している、すなわち、用紙Pが正常に搬送されていると判定する(S50)。そして、S20に戻って処理を繰り返す。具体的には、図11において、S20で一時待機し、S30において時刻t3でセンサ電圧を読み取る。次のS40では、例えば、時刻t3におけるセンサ電圧と、時刻t2におけるセンサ電圧との差分を算出し、差分の絶対値が閾値以上かどうかを判断する。以下、同様に処理を進める。
算出した差分の絶対値が閾値未満である場合(S40 No)、制御部18aは用紙Pが搬送されていないと判定することができる。例えば、図11において、時刻t6におけるセンサ電圧と、時刻t7におけるセンサ電圧との差分は閾値未満であると判断する。この後、制御部18aは、モータ11が動作しているかどうかを判断する(S60)。
モータ11が動作していると判定した場合(S60 Yes)は、制御部18aは、用紙Pがジャムを起こしていると判断する。
制御部18aは、S70の処理後に、S75において上位の機器にアラームを通知し、図10の処理を終了する。
モータ11が動作していないと判定した場合(S60 No)は、制御部18aは、印刷停止中、つまりジャムを起こすことなく用紙Pの搬送が正常に停止していると判定する。そして、制御部18aは図10の処理を終了する。
このように、本実施形態では、時間間隔を置いて取得したセンサによる検出結果、特に罫線などの検出結果を用いて、用紙の搬送状態を判別している。また、時間間隔を置いて取得したセンサによる検出結果の差分と閾値との比較結果に基づいて、用紙の搬送状態を判別している。罫線が周期的に検出される用紙では、適切な時間間隔で周期的に罫線の検出結果を取得することで、用紙が正常に搬送されているかどうかを判別することが可能となる。
上記の説明では、S40において差分の絶対値が1回閾値未満であったときにS60に進んでいるが、例えば、複数個の差分の絶対値が閾値未満であったときにS60に進むようにしてもよい。
また、S20において一時待機しているが、例えば、周期的に割り込みを発生させて処理を行うようにしてもよい。差分を求めるためのセンサ電圧を取得する時間間隔は一定の間隔に限らず、時間間隔を変更しながら行ってもよい。さらに、センサ15a~15cのそれぞれのセンサ電圧に対して、適宜フィルタ処理を追加してもよい。
なお、センサ15は検出部の一例である。
本実施形態に係るプリンタ1によれば、有彩色により用紙に印刷された罫線又はマークを検出できる。また、本実施形態に係るプリンタ1によれば、用紙が動いているかどうか(動いているか否か)を判断できる。
<変形例>
制御部18aにおける処理については、上記に示した例に限らない。図12及び図13は、本実施形態に係るプリンタの動作の変形例について説明する図である。
図12においては、期間P1において、複数回センサ電圧を検出して検出したセンサ電圧の平均値AVG1を求める。また、期間P1から一定期間だけ時間間隔を空けて、期間P2において、複数の時間におけるセンサ電圧を検出して平均値AVG2を求める。すなわち、複数の期間のそれぞれにおいて複数回検出を行う。そして、平均値AVG1と平均値AVG2との差分ΔV1を用いて判定を行ってもよい。一つの期間内に行う検出の回数については適宜定めればよく、例えば、一つ期間において、5回センサ電圧を検出して平均値を算出してもよい。
図12において、期間P6と期間P7は、用紙が動いていない状態での測定期間を示す。
図13に、平均値を使って判定を行った結果を示す。図13のグラフの点は、平均値の差分ΔV1の絶対値|ΔV1|を示す。用紙が動いているときは、センサ電圧の平均値の差分の絶対値が閾値Lthより大きくなる。一方、用紙が用紙ジャムにより止まっているときは、センサ電圧の平均値の差分の絶対値が閾値Lthより小さくなる。センサ電圧の平均値の差分の絶対値が閾値以上であるかどうかを判定することにより、用紙が動いているかどうかを判定できる。
なお、例えば、センサ電圧の平均値の差分が閾値未満である回数が複数回続いたら、用紙が止まっていると判断してもよい。
上記の説明では、3個の用紙検出センサを用いていたが、少なくとも一つのセンサを備えれていればよい。さらに具体的には、チャート領域RCを読み取るセンサ15bを備えていればよい。すなわち、プリンタ1において、センサを1個備えてもよいし、2個以上備えてもよい。さらに、少なくとも発光素子16bについては可視光を照射する発光素子を採用して、それ以外の発光素子は、例えば赤外光を照射する発光素子を採用してもよい。また、少なくとも発光素子16bについては、可視光を照射する発光素子を採用していれば、可視光又は赤外光を照射する発光素子を適宜組み合わせてもよい。
用紙Pに印刷されている罫線又はマークが緑色の場合は、発光素子16bについても、赤外線を照射する発光素子を採用してもよい。また、可視光を照射するセンサが検出する対象は罫線LRのような周期的なパターンに限らず、例えば、サイド領域RSに印刷されたマーク等を検出して、用紙Pが動いているかどうかを判定してもよい。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
1 プリンタ、10 メカユニット、11 モータ、12 サーマルヘッド、
13 搬送ユニット、15a、15b、15c センサ、
16a、16b、16c 発光素子、17a、17b、17c 受光素子、
18 回路基板、18a 制御部、18b モータドライバ、20 プラテンユニット、
21 プラテンローラ、MB、MR マーク、P 用紙、RC チャート領域、
RW 白色領域

Claims (4)

  1. 可視光を照射する発光素子と、入射する光を検出する受光素子と、を備える検出部と、
    前記検出部の検出結果に基づいて、媒体の状態を判定する制御部と、を備える、
    プリンタ。
  2. 前記発光素子は、単色の検出光を照射する、
    請求項1に記載のプリンタ。
  3. 検出光を照射する発光素子と、前記検出光が反射した反射光が入射する受光素子と、を備える検出部と、
    前記検出部の検出結果に基づいて、媒体が動いているかどうかを判定する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記受光素子の第一の検出結果と第二の検出結果との差と閾値とを比較し、比較結果に基づいて媒体が動いているか否かを判定する、
    プリンタ。
  4. 前記受光素子の検出結果は、所定の期間内に行われた複数回の検出結果の平均値に基づいて算出される、
    請求項3に記載のプリンタ。
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