JP2023030988A - イオン交換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造効率を向上できるイオン交換器を提供する。【解決手段】イオン交換器17は、燃料電池を冷却する冷却液が流れる冷却液回路に設けられる。イオン交換器17は、冷却液を流入させる流入部及び冷却液を流出させる流出部26が設けられ、流入部から流入した冷却液を流出部26へ導く内部流路29を有したハウジング21と、内部流路29に配置され、且つ複数の第1貫通孔52を有した第1隔壁部47と、内部流路29における第1隔壁部47よりも冷却液の流れ方向の上流側の位置に配置され、且つ複数の第2貫通孔56を有した第2隔壁部48と、内部流路29における第1隔壁部47と第2隔壁部48との間に配置されたイオン交換樹脂19と、を備える。第1隔壁部47及び第2隔壁部48は、共に合成樹脂によって構成されている。【選択図】図8
Description
本発明は、燃料電池の冷却液回路に設けられるイオン交換器に関する。
従来、この種のイオン交換器として例えば特許文献1に示すものが知られている。こうしたイオン交換器は、上側ケーシングと、上側ケーシングに覆われるとともにイオン交換樹脂を収容するカートリッジと、上側ケーシングにおけるカートリッジを覆った部分を覆う下側ケーシングとを備えた構成になっている。下側ケーシングの周壁には、冷却水が導入される円筒状の導入ポート及び冷却水が導出される円筒状の導出ポートがそれぞれ突設されている。
カートリッジは、円筒状をなしており、上端及び下端の開口に円板状の網が設けられている。各網は、カートリッジからのイオン交換樹脂の漏出を阻止する一方、冷却水の流通を許容する。そして、導入ポートを通じて下側ケーシングの内部に冷却水が導入されると、当該冷却水がカートリッジを通過する際に当該冷却水に含まれる金属イオンなどがイオン交換樹脂に吸着されて除去される。こうして金属イオンなどが除去された冷却水は、導出ポートを通じて下側ケーシングの外部に導出される。
ところで、上述のようなイオン交換器においては、通常、カートリッジに設けられた網が、金属製のメッシュと、当該メッシュをインサートとしたインサート成型によって一体成型された枠状の樹脂製フレームとによって構成される。インサート成型は、高い精度の作業を必要とするため、網の製造に手間がかかる。このため、上述のようなイオン交換器は、製造効率があまりよいものではなかった。したがって、イオン交換器の製造効率を向上する上では、改善の余地を残すものとなっている。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するイオン交換器は、燃料電池を冷却する冷却液が流れる冷却液回路に設けられるイオン交換器であって、前記冷却液を流入させる流入部及び前記冷却液を流出させる流出部が設けられ、前記流入部から流入した前記冷却液を前記流出部へ導く内部流路を有したハウジングと、前記内部流路に配置され、且つ複数の第1貫通孔を有した第1隔壁部と、前記内部流路における前記第1隔壁部よりも前記冷却液の流れ方向の上流側の位置に配置され、且つ複数の第2貫通孔を有した第2隔壁部と、前記内部流路における前記第1隔壁部と前記第2隔壁部との間に配置されたイオン交換樹脂と、を備え、前記第1隔壁部及び前記第2隔壁部は、共に合成樹脂によって構成されていることを要旨とする。
上記課題を解決するイオン交換器は、燃料電池を冷却する冷却液が流れる冷却液回路に設けられるイオン交換器であって、前記冷却液を流入させる流入部及び前記冷却液を流出させる流出部が設けられ、前記流入部から流入した前記冷却液を前記流出部へ導く内部流路を有したハウジングと、前記内部流路に配置され、且つ複数の第1貫通孔を有した第1隔壁部と、前記内部流路における前記第1隔壁部よりも前記冷却液の流れ方向の上流側の位置に配置され、且つ複数の第2貫通孔を有した第2隔壁部と、前記内部流路における前記第1隔壁部と前記第2隔壁部との間に配置されたイオン交換樹脂と、を備え、前記第1隔壁部及び前記第2隔壁部は、共に合成樹脂によって構成されていることを要旨とする。
この構成によれば、第1隔壁部及び第2隔壁部は、共に合成樹脂によって構成されているため、通常の射出成型で容易に成型できる。したがって、第1隔壁部及び第2隔壁部を容易に製造できるので、イオン交換器の製造効率を向上できる。
(第1実施形態)
以下、イオン交換器の第1実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、例えば車両などに搭載される燃料電池システムの冷却液回路11には、例えば冷却水などの冷却液が流れるようなっている。冷却液回路11には、冷却液を吸引して吐出することによって冷却液を循環させるポンプ12と、冷却液によって冷却される燃料電池13と、外気との熱交換により冷却液を冷却する熱交換器14とが設けられている。
以下、イオン交換器の第1実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、例えば車両などに搭載される燃料電池システムの冷却液回路11には、例えば冷却水などの冷却液が流れるようなっている。冷却液回路11には、冷却液を吸引して吐出することによって冷却液を循環させるポンプ12と、冷却液によって冷却される燃料電池13と、外気との熱交換により冷却液を冷却する熱交換器14とが設けられている。
冷却液回路11は、ポンプ12、燃料電池13、及び熱交換器14が設けられた環状の主回路15と、主回路15の途中から分岐して熱交換器14を迂回する迂回路16とを備えている。迂回路16の途中には、冷却液に含まれるイオンを吸着して除去するイオン交換器17が設けられている。迂回路16の下流端は、三方弁18を介して主回路15に接続されている。
図2及び図3に示すように、イオン交換器17は、複数の粒状のイオン交換樹脂19(図8参照)を内部に収容する中空円柱状をなすカートリッジ20と、カートリッジ20を収容する合成樹脂製のハウジング21とを備えている。ハウジング21は、下側ケーシング22と、下側ケーシング22に組み付けられる上側ケーシング23とを備えている。下側ケーシング22は、上部が開口した有底円形箱状をなしている。
下側ケーシング22の周壁24の下部及び上部には、円筒状の流入部25及び円筒状の流出部26がそれぞれ突設されている。流入部25には、迂回路16におけるイオン交換器17よりも上流側の部分を構成する上流側配管27が接続される。流入部25は、上流側配管27内の冷却液を下側ケーシング22内に流入させる。
流出部26には、迂回路16におけるイオン交換器17よりも下流側の部分を構成する下流側配管28が接続される。流出部26は、下側ケーシング22内の冷却液を下流側配管28内に流出させる。ハウジング21内、すなわち下側ケーシング22内には、流入部25から下側ケーシング22内に流入した冷却液を流出部26へ導く内部流路29が設けられている。内部流路29には、カートリッジ20が配置される。
図2~図4に示すように、下側ケーシング22の周壁24の上端には、下側フランジ30が形成されている。下側フランジ30の上面には、ガスケット31(図8参照)が嵌入される環状溝32が凹設されている。環状溝32の外周側には、複数の雌ねじ孔33が周方向に間隔をおいて形成されている。周壁24には、図示しないボルトにより下側ケーシング22を車両に固定するための複数のブラケット34が一体に形成されている。周壁24の上端の内周縁には、第1凹部35と第2凹部36とが互いに対向して形成されている。第1凹部35は、周方向の位置が流出部26と一致している。
図2、図3及び図5に示すように、上側ケーシング23は、下側ケーシング22の上部の開口を塞ぐ蓋部37と、蓋部37から下方に延びるとともに下側ケーシング22内に挿入される筒状部38とを備えている。筒状部38内には、カートリッジ20が収容された状態で着脱自在に取り付けられる。蓋部37の外周部には、上側フランジ39が形成されている。上側フランジ39には、ボルト40が挿通される複数のボルト孔41が周方向に間隔をおいて形成されている。
図5及び図8に示すように、上側ケーシング23の筒状部38の上部には、連通孔42が形成されている。筒状部38の外周面には、連通孔42の外周縁から外周側に向けて筒部43が突設されている。筒状部38の外周面における筒部43の反対側には、突部44が形成されている。上側ケーシング23の筒部43及び突部44は、下側ケーシング22の第1凹部35及び第2凹部36にそれぞれ内挿される。
連通孔42の内周面の上端の高さは、上側ケーシング23の蓋部37の下面の高さと同じになっている。すなわち、連通孔42の内周面の上端と蓋部37の下面とは、直線上に連なっている。連通孔42の内径と流出部26の内径とは同じになっているとともに、連通孔42と流出部26とは同軸上に配置されている。したがって、下側ケーシング22の周壁24の内部に筒状部38が挿入された状態では、連通孔42によって筒状部38内と流出部26内とが連通される。なお、筒状部38における内周面の下端部には、雌ねじ45が形成されている。
図6~図8に示すように、カートリッジ20は、筒状をなすカートリッジ本体46と、カートリッジ本体46内に収容された複数のイオン交換樹脂19と、円板状の第1隔壁部47と、円板状の第2隔壁部48とを備えている。第1隔壁部47及び第2隔壁部48は、カートリッジ本体46の両側の開口を塞ぐようにそれぞれ設けられている。この場合、第1隔壁部47はカートリッジ本体46の上端の開口を塞ぐように設けられる一方で、第2隔壁部48はカートリッジ本体46の下端の開口を塞ぐように設けられている。
冷却液は内部流路29の下から上に向かって流れるため、カートリッジ20を内部流路29に配置した場合、第2隔壁部48は内部流路29における第1隔壁部47よりも冷却液の流れ方向の上流側の位置に配置される。カートリッジ本体46、第1隔壁部47、及び第2隔壁部48は、射出成型による合成樹脂の成型品によって構成されている。すなわち、カートリッジ本体46、第1隔壁部47、及び第2隔壁部48は、合成樹脂のみによって構成されている。カートリッジ本体46と第2隔壁部48とは、射出成型によって一体的に形成されている。
カートリッジ20は、カートリッジ本体46の上端の開口から複数のイオン交換樹脂19をカートリッジ本体46内に入れた後、カートリッジ本体46の上端の開口を塞ぐように第1隔壁部47をカートリッジ本体46の上端に溶着することによって形成される。したがって、複数のイオン交換樹脂19は、内部流路29における第1隔壁部47と第2隔壁部48との間に配置される。
第1隔壁部47は、円形枠状の第1外フレーム49と、中心部と第1外フレーム49とを連結する直線状に延びる複数(本例では3つ)の第1内フレーム50と、複数(本例では3つ)の第1薄板部51とを備えている。各第1外フレーム49と各第1内フレーム50とは、互いに厚さが同じになっている。各第1薄板部51は、各第1外フレーム49及び各第1内フレーム50よりも厚さが若干薄くなっている。各第1薄板部51は、略扇形状をなしている。
各第1内フレーム50は、第1隔壁部47の中心部で互いに連結されるとともに周方向で等間隔となるように配置されている。各第1薄板部51は、第1外フレーム49と周方向で隣り合う2つの第1内フレーム50とで囲まれた領域に配置されている。各第1薄板部51には、一粒のイオン交換樹脂19よりも小さい複数の第1貫通孔52が全体にわたって形成されている。
第2隔壁部48は、円形枠状の第2外フレーム53と、中心部と第2外フレーム53とを連結する直線状に延びる複数(本例では3つ)の第2内フレーム54と、複数(本例では3つ)の第2薄板部55とを備えている。各第2外フレーム53と各第2内フレーム54とは、互いに厚さが同じになっている。各第2薄板部55は、各第2外フレーム53及び各第2内フレーム54よりも厚さが若干薄くなっている。各第2薄板部55は、略扇形状をなしている。
各第2内フレーム54は、第2隔壁部48の中心部で互いに連結されるとともに周方向で等間隔となるように配置されている。各第2薄板部55は、第2外フレーム53と周方向で隣り合う2つの第2内フレーム54とで囲まれた領域に配置されている。各第2薄板部55には、一粒のイオン交換樹脂19よりも小さい複数の第2貫通孔56が全体にわたって形成されている。
したがって、第1隔壁部47及び第2隔壁部48は、カートリッジ20からのイオン交換樹脂19の漏出を阻止する一方、冷却液の流通を許容する。
カートリッジ20の外周面における下端部には、上側ケーシング23の筒状部38の雌ねじ45と螺合可能な雄ねじ57が形成されている。そして、上側ケーシング23の筒状部38に対して下方からカートリッジ20を挿入するとともにカートリッジ20の雄ねじ57を上側ケーシング23の雌ねじ45に螺合させることで、カートリッジ20が上側ケーシング23に対して着脱可能に取り付けられる。
カートリッジ20の外周面における下端部には、上側ケーシング23の筒状部38の雌ねじ45と螺合可能な雄ねじ57が形成されている。そして、上側ケーシング23の筒状部38に対して下方からカートリッジ20を挿入するとともにカートリッジ20の雄ねじ57を上側ケーシング23の雌ねじ45に螺合させることで、カートリッジ20が上側ケーシング23に対して着脱可能に取り付けられる。
次に、イオン交換器17の組み立て方法について説明する。
イオン交換器17を組み立てる場合には、まず、上側ケーシング23の筒状部38にカートリッジ20を取り付ける。続いて、下側ケーシング22の周壁24に対して上方から上側ケーシング23の筒状部38を挿入するとともに、下側ケーシング22の下側フランジ30の上面と上側ケーシング23の上側フランジ39の下面とを接触させる。続いて、図3に示すように、上側ケーシング23の各ボルト孔41にボルト40を挿通するとともに、各ボルト40を下側ケーシング22の雌ねじ孔33に螺入する。これにより、図2に示すように、下側ケーシング22と上側ケーシング23とが接合されてイオン交換器17が完成する。
イオン交換器17を組み立てる場合には、まず、上側ケーシング23の筒状部38にカートリッジ20を取り付ける。続いて、下側ケーシング22の周壁24に対して上方から上側ケーシング23の筒状部38を挿入するとともに、下側ケーシング22の下側フランジ30の上面と上側ケーシング23の上側フランジ39の下面とを接触させる。続いて、図3に示すように、上側ケーシング23の各ボルト孔41にボルト40を挿通するとともに、各ボルト40を下側ケーシング22の雌ねじ孔33に螺入する。これにより、図2に示すように、下側ケーシング22と上側ケーシング23とが接合されてイオン交換器17が完成する。
次に、イオン交換器17の作用について説明する。
図2及び図8に示すように、イオン交換器17においては、流入部25を通じて下側ケーシング22の内部流路29に冷却液が流入される。流入部25から内部流路29に流入した冷却液は、第2隔壁部48の各第2貫通孔56からカートリッジ20内に流れ込む。カートリッジ20内に流れ込んだ冷却液は、第1隔壁部47に向かって流れる。
図2及び図8に示すように、イオン交換器17においては、流入部25を通じて下側ケーシング22の内部流路29に冷却液が流入される。流入部25から内部流路29に流入した冷却液は、第2隔壁部48の各第2貫通孔56からカートリッジ20内に流れ込む。カートリッジ20内に流れ込んだ冷却液は、第1隔壁部47に向かって流れる。
このとき、冷却液がカートリッジ20内を第2隔壁部48から第1隔壁部47まで流れる過程で当該冷却液に含まれる金属イオンなどがイオン交換樹脂19に吸着される。こうして金属イオンなどが除去された冷却液は、第1隔壁部47の各第1貫通孔52、連通孔42、及び流出部26を通じて下側ケーシング22の外部に流出される。
以上詳述した第1実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
(1-1)イオン交換器17において、第1隔壁部47及び第2隔壁部48は、共に合成樹脂によって構成されている。
(1-1)イオン交換器17において、第1隔壁部47及び第2隔壁部48は、共に合成樹脂によって構成されている。
この構成によれば、第1隔壁部47及び第2隔壁部48は、共に合成樹脂によって構成されているため、金属製のメッシュを必要としない。このため、第1隔壁部47及び第2隔壁部48は、金属製のメッシュをインサートとした作業が繁雑なインサート成型を行わずに、通常の射出成型だけで容易に成型できる。したがって、第1隔壁部47及び第2隔壁部48を容易に製造できるので、イオン交換器17の製造効率を向上できる。
(1-2)イオン交換器17は、内部流路29に配置されるカートリッジ20を備えている。カートリッジ20は、筒状をなす合成樹脂製のカートリッジ本体46と、カートリッジ本体46内に収容されたイオン交換樹脂19と、カートリッジ本体46の両側の開口を塞ぐようにそれぞれ設けられる第1隔壁部47及び第2隔壁部48と、を備えている。カートリッジ本体46と第2隔壁部48とは、一体的に形成されている。
この構成によれば、カートリッジ本体46の上端の開口から複数のイオン交換樹脂19をカートリッジ本体46内に収容した後、カートリッジ本体46の上端の開口を第1隔壁部47で塞ぐだけでカートリッジ20を製造することができる。このため、カートリッジ本体46と、第1隔壁部47及び第2隔壁部48の両方とがそれぞれ別々に形成される場合に比べて、カートリッジ20を容易に製造することができる。
(第2実施形態)
次に、イオン交換器の第2実施形態を図面に従って説明する。
図9に示すように、この第2実施形態のイオン交換器60は、図1に示す上記第1実施形態の冷却液回路11においてイオン交換器17の代わりに用いられる。この第2実施形態では、上記第1実施形態と異なる点のみを説明し、第1実施形態と重複する説明を省略する。また、この第2実施形態では、第1実施形態と同一の部材については同一の符号を付すものとする。
次に、イオン交換器の第2実施形態を図面に従って説明する。
図9に示すように、この第2実施形態のイオン交換器60は、図1に示す上記第1実施形態の冷却液回路11においてイオン交換器17の代わりに用いられる。この第2実施形態では、上記第1実施形態と異なる点のみを説明し、第1実施形態と重複する説明を省略する。また、この第2実施形態では、第1実施形態と同一の部材については同一の符号を付すものとする。
図9、図10及び図13に示すように、イオン交換器60は、複数の粒状のイオン交換樹脂19と、複数のイオン交換樹脂19を保持する保持ユニット61と、イオン交換樹脂19及び保持ユニット61を内部に収容するハウジング62とを備えている。ハウジング62は、合成樹脂によって構成されるとともに、下側ケーシング63と、下側ケーシング63に組み付けられる上側ケーシング64とを備えている。下側ケーシング63は、上部が開口した有底円形箱状をなしている。
下側ケーシング63の周壁65の下部には、円筒状の流入部66及び円筒状の流出部67がそれぞれ突設されている。流入部66及び流出部67は、互いに反対側の位置となるように配置されている。流入部66には、迂回路16におけるイオン交換器60よりも上流側の部分を構成する上流側配管27が接続される。流入部66は、上流側配管27内の冷却液を下側ケーシング63内に流入させる。
流出部67には、迂回路16におけるイオン交換器60よりも下流側の部分を構成する下流側配管28が接続される。流出部67は、下側ケーシング63内の冷却液を下流側配管28内に流出させる。下側ケーシング63の周壁65の内周面における上部には、雌ねじ68が形成されている。下側ケーシング63の周壁65には、図示しないボルトにより下側ケーシング63を車両に固定するための図示しないブラケットが一体に形成されている。
上側ケーシング64は、下側ケーシング63の上部の開口を塞ぐ蓋部69と、蓋部69から下方に延びるとともに下側ケーシング63内に挿入される筒状部70とを備えている。上側ケーシング64内には、保持ユニット61及び複数のイオン交換樹脂19が収容される。上側ケーシング64の筒状部70の外周面における上部には、下側ケーシング63の雌ねじ68と螺合可能な雄ねじ71が形成されている。
図10~図13に示すように、保持ユニット61は、射出成型による合成樹脂の成型品によって構成されるとともに、円板状の第1隔壁部72と、円板状の第2隔壁部73と、円筒状のパイプ74とを備えている。パイプ74は、上端部が第1隔壁部72の中心部を貫通するとともに、第1隔壁部72と一体的に形成されている。第2隔壁部73の中心部には、パイプ74の下端部が挿嵌される中心孔75が形成されている。
第1隔壁部72の外径は、第2隔壁部73の外径よりも小さくなっている。第1隔壁部72は外周縁部が上側ケーシング64の上端部の内周面に接触するように配置されるとともに、第2隔壁部73は筒状部70の下端の開口を塞ぐように配置される。この場合、パイプ74の上端と上側ケーシング64内の上面との間には隙間が形成されるとともに、第2隔壁部73の外周縁部は筒状部70における下端の開口の周縁部に熱かしめによって接合される。
パイプ74の下端部は、第2隔壁部73の中心孔75に挿嵌されて第2隔壁部73よりも下側に突出している。複数のイオン交換樹脂19は、第1隔壁部72の下面、第2隔壁部73の上面、筒状部70の内周面、及びパイプ74の外周面で囲まれた空間に収容される。
上側ケーシング64は、保持ユニット61及び複数のイオン交換樹脂19を収容した状態で雄ねじ71を下側ケーシング63の雌ねじ68に螺合させることによって下側ケーシング63に対して着脱自在に組み付けられる。すなわち、保持ユニット61及び複数のイオン交換樹脂19を収容した状態の上側ケーシング64を下側ケーシング63に組み付けることで、イオン交換器60が組み立てられる。
第1隔壁部72は、円形枠状の第1外フレーム76と、パイプ74の外周面と第1外フレーム76とを連結する複数(本例では4つ)の直線状に延びる第1内フレーム77と、複数(本例では4つ)の第1薄板部78とを備えている。各第1薄板部78は、略台形状をなしている。
各第1内フレーム77は、周方向で等間隔となるように配置されている。各第1薄板部78は、第1外フレーム76と、周方向で隣り合う2つの第1内フレーム77と、パイプ74の外周面とで囲まれた領域に配置されている。各第1薄板部78には、一粒のイオン交換樹脂19よりも小さい複数の第1貫通孔79が全体にわたって形成されている。
第2隔壁部73は、円形枠状の第2外フレーム80と、中心孔75の周縁部と第2外フレーム80とを連結する直線状に延びる複数(本例では6つ)の第2内フレーム81と、複数(本例では6つ)の第2薄板部82とを備えている。各第2薄板部82は、略台形状をなしている。
各第2内フレーム81は、周方向で等間隔となるように配置されている。各第2薄板部82は、第2外フレーム80と、周方向で隣り合う2つの第2内フレーム81と、中心孔75の周縁部とで囲まれた領域に配置されている。各第2薄板部82には、一粒のイオン交換樹脂19よりも小さい複数の第2貫通孔83が全体にわたって形成されている。
したがって、第1隔壁部72及び第2隔壁部73は、イオン交換樹脂19の漏出を阻止する一方、冷却液の流通を許容する。
保持ユニット61及び複数のイオン交換樹脂19を収容した上側ケーシング64を下側ケーシング63に組み付けた状態では、ハウジング62内に、内部流路84が形成される。内部流路84は、第1内部流路85及び第2内部流路86を備えている。第1内部流路85は、流入部66から流入した冷却液を直接流出部67へ導く流路である。第2内部流路86は、流入部66から流入した冷却液を第2隔壁部73、複数のイオン交換樹脂19、第1隔壁部72、及びパイプ74を経由して第1内部流路85に合流する流路である。
保持ユニット61及び複数のイオン交換樹脂19を収容した上側ケーシング64を下側ケーシング63に組み付けた状態では、ハウジング62内に、内部流路84が形成される。内部流路84は、第1内部流路85及び第2内部流路86を備えている。第1内部流路85は、流入部66から流入した冷却液を直接流出部67へ導く流路である。第2内部流路86は、流入部66から流入した冷却液を第2隔壁部73、複数のイオン交換樹脂19、第1隔壁部72、及びパイプ74を経由して第1内部流路85に合流する流路である。
したがって、第2隔壁部73は、第2内部流路86における第1隔壁部72よりも冷却液の流れ方向の上流側の位置に配置されている。複数のイオン交換樹脂19は、第2内部流路86における第1隔壁部72と第2隔壁部73との間に配置されている。
次に、イオン交換器60の作用について説明する。
図13に示すように、イオン交換器60においては、流入部66を通じて下側ケーシング63内に冷却液が流入される。流入部66から下側ケーシング内に流入した冷却液の大半は、第1内部流路85を通って流出部67へ流れた後、流出部67を通じて下側ケーシング63の外部に流出される。
図13に示すように、イオン交換器60においては、流入部66を通じて下側ケーシング63内に冷却液が流入される。流入部66から下側ケーシング内に流入した冷却液の大半は、第1内部流路85を通って流出部67へ流れた後、流出部67を通じて下側ケーシング63の外部に流出される。
一方、流入部66から下側ケーシング63内に流入した冷却液の一部は、第2内部流路86内、すなわち第2隔壁部73の各第2貫通孔83から上側ケーシング64内に流れ込む。上側ケーシング64内に流れ込んだ冷却液は、第1隔壁部72に向かって流れる。このとき、冷却液が上側ケーシング64内を第2隔壁部73から第1隔壁部72まで流れる過程で当該冷却液に含まれる金属イオンなどがイオン交換樹脂19に吸着される。
こうして金属イオンなどが除去された冷却液は、第1隔壁部72の各第1貫通孔79を通った後、パイプ74の上端の開口からパイプ74内に流れ込む。パイプ74内に流れ込んだ冷却液は、パイプ74内を下方に向かって流れた後、パイプ74の下端の開口から第1内部流路85に流れ込む。第1内部流路85に流れ込んだ冷却液は、流出部67へ向かって流れた後、流出部67を通じて下側ケーシング63の外部に流出される。
以上詳述した第2実施形態によれば、上記(1-1)の効果に加えて次のような効果が発揮される。
(2-1)イオン交換器60において、保持ユニット61及び複数のイオン交換樹脂19を収容した上側ケーシング64は、下側ケーシング63に着脱自在に構成されている。このため、イオン交換樹脂19を上側ケーシング64及び保持ユニット61とともにセットで交換できる。したがって、イオン交換樹脂19の交換作業を容易に行うことができる。
(2-1)イオン交換器60において、保持ユニット61及び複数のイオン交換樹脂19を収容した上側ケーシング64は、下側ケーシング63に着脱自在に構成されている。このため、イオン交換樹脂19を上側ケーシング64及び保持ユニット61とともにセットで交換できる。したがって、イオン交換樹脂19の交換作業を容易に行うことができる。
(変更例)
上記各実施形態は、以下のように変更して実施することができる。また、上記各実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
上記各実施形態は、以下のように変更して実施することができる。また、上記各実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・図7に二点鎖線で示すように、第1実施形態のカートリッジ20におけるカートリッジ本体46には、複数の第3貫通孔90を設けるようにしてもよい。第3貫通孔90は、一粒のイオン交換樹脂19よりも大きさが小さくなっている。このようにすれば、第2貫通孔56からカートリッジ本体46内に流入した冷却液を第1貫通孔52からだけでなく第3貫通孔90からも流出させることができる。あるいは、冷却液を第2貫通孔56からだけでなく第3貫通孔90からもカートリッジ本体46内に流入させることができる。第3貫通孔90の形状、数、密度、及び大きさなどは、適宜変更してもよい。
・第1及び第2実施形態において、第1隔壁部47,72は、位置によって開口率を異ならせるようにしてもよい。この場合、第1隔壁部47,72は、合成樹脂製であるため、各第1貫通孔52,79の大きさや密度を容易に変更できる。したがって、第1隔壁部47,72は、例えば第1貫通孔52,79の大きさ及び密度のうち少なくとも一方を部分的に変更することで、位置によって開口率を容易に異ならせることができる。このようにすれば、第1隔壁部47,72の開口率を位置によって異ならせることで、第1隔壁部47,72の第1貫通孔52,79を通過する冷却液の流速を当該冷却液が通過する第1隔壁部47,72の位置によって変化させることができる。
例えば、第1隔壁部47,72の中央部を通過する冷却液の流速が第1隔壁部47,72の周縁部を通過する冷却液の流速よりも速い場合には、イオン交換樹脂19が第1隔壁部47,72の中央部よりも周縁部に集まり易くなる。こうした場合に第1隔壁部47,72の開口率を調整することで、第1隔壁部47,72を通過する冷却液の流速を第1隔壁部47,72全体のわたって均一にすることができる。
・第1及び第2実施形態において、第1貫通孔52,79及び第2貫通孔56,83は、それらの延びる方向となる第1隔壁部47,72及び第2隔壁部48,73の厚さ方向における一端から他端に向かって断面積を徐々に変化させるようにしてもよい。このようにすれば、第1貫通孔52,79及び第2貫通孔56,83をそれぞれ通過する冷却液の流速を変化させることができる。
・第1及び第2実施形態において、第1貫通孔52,79及び第2貫通孔56,83のそれぞれの形状は、任意に設定してもよい。すなわち、第1貫通孔52,79及び第2貫通孔56,83のそれぞれの形状は、例えば、円形状や楕円形状であってもよいし、四角形状や六角形状などの多角形状であってもよいし、直線状に延びる長孔形状であってもよい。
・第1実施形態において、カートリッジ20を図14に示すカートリッジ91に変更してもよい。カートリッジ91は、粒状をなす複数のイオン交換樹脂19を収容するとともに網によって構成された収容袋92と、複数のイオン交換樹脂19が収容された収容袋92を収容した状態で内部流路29に配置されるケース93とを備えている。
収容袋92は、中空円柱状をなしている。ケース93は、上端が開口した円形矩形箱状をなすケース本体94と、ケース本体94の上端の開口を開閉する円板状の蓋95とを備えている。収容袋92における冷却液の流れ方向の下流側の端部を構成する網、すなわち収容袋92の上端部を構成する網は、第1隔壁部96とされている。収容袋92における冷却液の流れ方向の上流側の端部を構成する網、すなわち収容袋92の下端部を構成する網は、第2隔壁部97とされている。ケース本体94及び蓋95には、1つのイオン交換樹脂19よりも大きく且つ収容袋92よりも小さい複数の開口部98が設けられている。
このようにすれば、ケース93の蓋95を開けることで、ケース93に収容されたイオン交換樹脂19を収容袋92ごと交換できる。このため、ケース93を繰り返し使用することができる。また、複数のイオン交換樹脂19を収容した収容袋92をケース93内に入れることで、収容袋92が移動すること、イオン交換樹脂19が偏ること、及び収容袋92が破れることなどを効果的に抑制できる。
・第1実施形態におけるカートリッジ20を、図15に示す合成樹脂製のカートリッジ99に変更してもよい。カートリッジ99は、有蓋円筒状をなすカートリッジ本体100と、カートリッジ本体100内に収容された複数のイオン交換樹脂19と、カートリッジ本体100の下端の開口を塞ぐように接合された円板状の底蓋とを備えている。カートリッジ本体100の上壁は、複数の貫通孔101(第1貫通孔)を有した円板状の第1隔壁部102とされている。カートリッジ本体100と第1隔壁部102とは、一体的に形成されている。
カートリッジ本体100の下端の開口を塞ぐ上記底蓋は、複数の貫通孔101(第2貫通孔)を有した第2隔壁部103とされている。カートリッジ本体100の周壁には、複数の貫通孔101が全体にわたって形成されている。この場合、各貫通孔101は、図16に示すように、例えば外側から内側に向かうほど断面積が徐々に小さくなる四角形状をなしている。さらにこの場合、各貫通孔101の形状は、例えば、円形状や楕円形状であってもよいし、四角形状以外の多角形状であってもよい。また、さらにこの場合、各貫通孔101は、例えば外側から内側に向かうほど断面積が徐々に大きくなるように構成してもよい。
・第1実施形態におけるカートリッジ20を、図17に示す合成樹脂製のカートリッジ104に変更してもよい。カートリッジ104は、有蓋円筒状をなすカートリッジ本体105と、カートリッジ本体105内に収容された複数のイオン交換樹脂19と、カートリッジ本体105の下端の開口を塞ぐように接合された円板状の底蓋とを備えている。カートリッジ本体105の上壁は、複数の貫通孔106(第1貫通孔)を有した円板状の第1隔壁部107とされている。
カートリッジ本体105と第1隔壁部107とは、一体的に形成されている。カートリッジ本体105の下端の開口を塞ぐ上記底蓋は、複数の貫通孔106(第2貫通孔)を有した第2隔壁部108とされている。カートリッジ本体105の周壁には、複数の貫通孔106が部分的に形成されている。各貫通孔106は、長孔によって構成されている。
11…冷却液回路
12…ポンプ
13…燃料電池
14…熱交換器
15…主回路
16…迂回路
17,60…イオン交換器
18…三方弁
19…イオン交換樹脂
20,91,99,104…カートリッジ
21,62…ハウジング
22,63…下側ケーシング
23,64…上側ケーシング
24,65…周壁
25,66…流入部
26,67…流出部
27…上流側配管
28…下流側配管
29,84…内部流路
30…下側フランジ
31…ガスケット
32…環状溝
33…雌ねじ孔
34…ブラケット
35…第1凹部
36…第2凹部
37,69…蓋部
38、70…筒状部
39…上側フランジ
40…ボルト
41…ボルト孔
42…連通孔
43…筒部
44…突部
45,68…雌ねじ
46,100,105…カートリッジ本体
47,72,96,102,107…第1隔壁部
48,73,97,103,108…第2隔壁部
49,76…第1外フレーム
50,77…第1内フレーム
51,78…第1薄板部
52,79…第1貫通孔
53,80…第2外フレーム
54,81…第2内フレーム
55,82…第2薄板部
56,83…第2貫通孔
57,71…雄ねじ
61…保持ユニット
74…パイプ
75…中心孔
85…第1内部流路
86…第2内部流路
90…第3貫通孔
92…収容袋
93…ケース
94…ケース本体
95…蓋
98…開口部
101,106…貫通孔
12…ポンプ
13…燃料電池
14…熱交換器
15…主回路
16…迂回路
17,60…イオン交換器
18…三方弁
19…イオン交換樹脂
20,91,99,104…カートリッジ
21,62…ハウジング
22,63…下側ケーシング
23,64…上側ケーシング
24,65…周壁
25,66…流入部
26,67…流出部
27…上流側配管
28…下流側配管
29,84…内部流路
30…下側フランジ
31…ガスケット
32…環状溝
33…雌ねじ孔
34…ブラケット
35…第1凹部
36…第2凹部
37,69…蓋部
38、70…筒状部
39…上側フランジ
40…ボルト
41…ボルト孔
42…連通孔
43…筒部
44…突部
45,68…雌ねじ
46,100,105…カートリッジ本体
47,72,96,102,107…第1隔壁部
48,73,97,103,108…第2隔壁部
49,76…第1外フレーム
50,77…第1内フレーム
51,78…第1薄板部
52,79…第1貫通孔
53,80…第2外フレーム
54,81…第2内フレーム
55,82…第2薄板部
56,83…第2貫通孔
57,71…雄ねじ
61…保持ユニット
74…パイプ
75…中心孔
85…第1内部流路
86…第2内部流路
90…第3貫通孔
92…収容袋
93…ケース
94…ケース本体
95…蓋
98…開口部
101,106…貫通孔
Claims (6)
- 燃料電池を冷却する冷却液が流れる冷却液回路に設けられるイオン交換器であって、
前記冷却液を流入させる流入部及び前記冷却液を流出させる流出部が設けられ、前記流入部から流入した前記冷却液を前記流出部へ導く内部流路を有したハウジングと、
前記内部流路に配置され、且つ複数の第1貫通孔を有した第1隔壁部と、
前記内部流路における前記第1隔壁部よりも前記冷却液の流れ方向の上流側の位置に配置され、且つ複数の第2貫通孔を有した第2隔壁部と、
前記内部流路における前記第1隔壁部と前記第2隔壁部との間に配置されたイオン交換樹脂と、
を備え、
前記第1隔壁部及び前記第2隔壁部は、共に合成樹脂によって構成されていることを特徴とするイオン交換器。 - 前記内部流路に配置されるカートリッジを備え、
前記カートリッジは、
筒状をなす合成樹脂製のカートリッジ本体と、
前記カートリッジ本体内に収容された前記イオン交換樹脂と、
前記カートリッジ本体の両側の開口を塞ぐようにそれぞれ設けられる前記第1隔壁部及び前記第2隔壁部と、
を有し、
前記カートリッジ本体と、前記第1隔壁部及び前記第2隔壁部のうちのいずれか一方とは、一体的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のイオン交換器。 - 前記カートリッジ本体には、複数の第3貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のイオン交換器。
- 前記第1隔壁部は、位置によって開口率が異なっていることを特徴とする請求項1~請求項3のうちいずれか一項に記載のイオン交換器。
- 前記第1貫通孔及び前記第2貫通孔は、それらの延びる方向における一端から他端に向かって断面積が変化していることを特徴とする請求項1~請求項4のうちいずれか一項に記載のイオン交換器。
- 粒状をなす複数の前記イオン交換樹脂を収容するとともに網によって構成された収容袋と、
複数の前記イオン交換樹脂が収容された前記収容袋を収容した状態で前記内部流路に配置され、且つ蓋を有したケースと、
を備え、
前記第1隔壁部は、前記収容袋における前記冷却液の流れ方向の下流側の端部を構成する前記網によって構成され、
前記第2隔壁部は、前記収容袋における前記冷却液の流れ方向の上流側の端部を構成する前記網によって構成され、
前記ケース及び前記蓋には、1つの前記イオン交換樹脂よりも大きく且つ前記収容袋よりも小さい複数の開口部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のイオン交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021136429A JP2023030988A (ja) | 2021-08-24 | 2021-08-24 | イオン交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021136429A JP2023030988A (ja) | 2021-08-24 | 2021-08-24 | イオン交換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023030988A true JP2023030988A (ja) | 2023-03-08 |
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ID=85414298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021136429A Pending JP2023030988A (ja) | 2021-08-24 | 2021-08-24 | イオン交換器 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2023030988A (ja) |
-
2021
- 2021-08-24 JP JP2021136429A patent/JP2023030988A/ja active Pending
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