JP2022133709A - イオン交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却液が通過する際の圧力損失が増大することを抑制する。【解決手段】イオン交換器5は、ハウジング7と上流側メッシュ20と下流側メッシュ21とイオン交換樹脂19とを備える。ハウジング7には、冷却液を流入させる流入口7a及び同冷却液を流出させる流出口7bが形成される。上流側メッシュ20は、流入口7aと流出口7bとをハウジング7内で繋ぐ内部通路25の第2流路24に配置される。下流側メッシュ21は、第2流路24における上流側メッシュ20よりも下流に配置される。イオン交換樹脂19は、第2流路24の上流側メッシュ20と下流側メッシュ21との間に配置される。第2流路24の上流側メッシュ20と下流側メッシュ21との間にはトラップ31が配置される。トラップ31は、第2流路24の下流にイオン交換樹脂19が流れることを規制するものであって、第2流路24における冷却液の流通断面積の一部に対応して位置する。【選択図】図2

Description

本発明は、イオン交換器に関する。
車両等に燃料電池を搭載する場合、発電時における燃料電池の温度上昇を抑制することを目的に、その燃料電池を冷却するための冷却液を流す冷却回路が設けられる。こうした冷却回路では、冷却液中のイオンの濃度が高くなることによって、冷却回路における金属部分の腐食を招いたり、冷却液の電気電導率が上がって燃料電池の機能低下を招いたりするおそれがある。このため、冷却回路には、冷却液に含まれるイオンをイオン交換樹脂によるイオン交換を通じて取り除くイオン交換器が設けられる。
上記イオン交換器としては、例えば特許文献1に記載されたものを採用することが考えられる。このイオン交換器は、ハウジング、上流側メッシュ、下流側メッシュ、及びイオン交換樹脂を備えている。ハウジングには、冷却液を流入させる流入口、及び、同冷却液を流出させる流出口が形成されている。流入口と流出口とはハウジング内の内部通路によって繋がっている。上流側メッシュは、ハウジング内の上記内部通路に配置されている。下流側メッシュは、上記内部通路における上流側メッシュより下流に配置されている。イオン交換樹脂は、ハウジング内の内部通路における上流側メッシュと下流側メッシュとの間に配置されている。
上記イオン交換器では、流入口及び上流側メッシュを通過した冷却液がハウジング内のイオン交換樹脂に流入し、そのイオン交換樹脂でのイオン交換を通じて同冷却液中のイオンが取り除かれる。このようにイオンが取り除かれた後の冷却液は、下流側メッシュ及び流出口を通過してハウジングから流出する。
特開2019-175751号公報
イオン交換器におけるハウジング内のイオン交換樹脂は、内部通路を流れる冷却液によって下流側メッシュに向けて押される。その結果、イオン交換樹脂が内部通路における下流側メッシュに凝集される。これにより、下流側メッシュがイオン交換樹脂で詰まり、冷却液がイオン交換器を通過する際の圧力損失が増大する。
なお、特許文献1には、ハウジング内の内部通路における上流側メッシュと下流側メッシュとの間に、多数の孔を有する中央分離部材を配置することが記載されている。この中央分離部材は、ハウジング内の内部通路に異なる種類のイオン交換樹脂を配置する場合に、それらイオン交換樹脂が混ざらないように仕切るためのものである。
従って、そうした中央分離部材をイオン交換器に設けたとしても、異なる種類のイオン交換樹脂がそれぞれ中央分離部材と下流側メッシュとで凝集される。このため、中央分離部材及び下流側メッシュがイオン交換樹脂で詰まり、冷却液がイオン交換器を通過する際の圧力損失が増大する。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するイオン交換器は、次のようなハウジングと上流側メッシュと下流側メッシュとイオン交換樹脂とを備える。ハウジングには、冷却液を流入させる流入口及び同冷却液を流出させる流出口が形成されている。上流側メッシュは、流入口と前記流出口とをハウジング内で繋ぐ内部通路に配置される。下流側メッシュは、内部通路における上流側メッシュよりも下流に配置される。イオン交換樹脂は、内部通路の上流側メッシュと下流側メッシュとの間に配置される。上記イオン交換器では、入口及び上流側メッシュを通過した冷却液がハウジング内のイオン交換樹脂でのイオン交換を通じて同冷却液中のイオンが取り除かれ、同イオンが取り除かれた後の冷却液が下流側メッシュ及び流出口を通過してハウジングから流出する。上記イオン交換器では、内部通路の上流側メッシュと下流側メッシュとの間にトラップが配置される。このトラップは、内部通路の下流にイオン交換樹脂が流れることを規制するものであって、内部通路における冷却液の流通断面積の一部に対応して位置している。
上記構成によれば、内部通路を流れる冷却液により、イオン交換樹脂が下流側メッシュに向けて押されたとき、イオン交換樹脂の一部についてはトラップによって内部通路の下流への流れが規制される。これにより、イオン交換樹脂が下流側メッシュに凝集されることを抑制できる。その結果、下流側メッシュがイオン交換樹脂で詰まることを抑制でき、その詰まりによって冷却液がイオン交換器を通過する際の圧力損失が増大することを抑制できる。
イオン交換器が設けられる冷却回路の全体構成を示す略図。 イオン交換器を示す断面図。 ハウジング(キャップ)の内部を図2の下方から見た状態を示す底面図。 トラップを示す断面図。 ハウジング内での冷却液の流れを示す破断斜視図。
以下、イオン交換器の一実施形態について、図1~図5を参照して説明する。
図1に示すように、燃料電池1を搭載した車両には、その燃料電池1を冷却するための冷却液を流す冷却回路2が設けられている。冷却液としては、エチレングリコールを含有した冷却水(ロングライフクーラント)等が用いられる。冷却回路2では、ポンプ3の駆動により冷却液が循環する。
燃料電池1は、冷却回路2のポンプ3よりも下流に設けられている。冷却回路2における燃料電池1よりも下流かつポンプ3よりも上流にはラジエータ4が設けられている。燃料電池1は、発電時に温度上昇するため、冷却回路2を循環する冷却液によって冷却される。冷却液は、冷却回路2を循環して燃料電池1を通過することにより、その燃料電池1から熱を奪う。燃料電池1の熱を奪った冷却液は、ラジエータ4を通過する際に外気によって冷却され、その後にポンプ3に流れる。
冷却回路2には、イオン交換器5及びバイパス配管6が設けられている。イオン交換器5は、冷却液に含まれるイオンを吸着することにより、同冷却液からイオンを除去するためのものである。バイパス配管6は、イオン交換器5に冷却液を流すためのものである。バイパス配管6の一方の端部は、冷却回路2における燃料電池1よりも下流かつラジエータ4よりも上流に接続されている。バイパス配管6のもう一方の端部は、冷却回路2におけるラジエータ4よりも下流かつポンプ3よりも上流に接続されている。このバイパス配管6の途中に上記イオン交換器5が設けられている。
冷却回路2を循環する冷却液が燃料電池1よりも下流側に流れたとき、その冷却液の一部は、ラジエータ4に流れるのではなくバイパス配管6内に流れ込む。このようにバイパス配管6に流れ込んだ冷却液は、イオン交換器5を通過する際にイオンが除去され、その後に冷却回路2におけるラジエータ4よりも下流かつポンプ3よりも上流に流れる。
次に、イオン交換器5について説明する。
図2に示すように、イオン交換器5のハウジング7は、側壁7cとキャップ8とを備えている。側壁7cは、上下方向に延びる円筒状に形成されており、上方に向けて開口している。キャップ8は、側壁7cの上端部の開口を閉塞するためのものであって、側壁7cの上端部に対しねじ込みによって取り付けられている。ハウジング7の側壁7cには、流入パイプ9及び流出パイプ10が一体形成されている。流入パイプ9は、バイパス配管6(図1)におけるイオン交換器5よりも上流の部分に繋がっている。流出パイプ10は、バイパス配管6におけるイオン交換器5よりも下流の部分に繋がっている。
側壁7cは、その下端部に流入口7a及び流出口7bを有している。流入口7aは、冷却液をハウジング7内に流入させるためのものである。流入口7aは、側壁7cの下端部における図2の左寄りに位置しており、上記流入パイプ9と繋がっている。流出口7bは、ハウジング7内の冷却液を同ハウジング7から流出させるためのものである。流出口7bは、側壁7cの下端部における図2の右寄りに位置しており、上記流出パイプ10と繋がっている。
キャップ8は、上下方向に延びる円筒状の胴部8aを備えている。胴部8aの外周面には雄ねじ15が形成されている。このキャップ8によって側壁7cの上端部の開口が閉塞されている。詳しくは、側壁7cの上端部の内周面には雌ねじ14が形成されている。キャップ8の胴部8aを側壁7cの上端部の開口に対しねじ込むと、キャップ8の雄ねじ15が側壁7cの雌ねじ14と噛み合い、側壁7cの上端部の開口にキャップ8が取り付けられる。これにより、側壁7cの上端部の開口がキャップ8によって閉塞される。
キャップ8にはチューブ部材16が設けられている。キャップ8が胴部8aに取り付けられたとき、チューブ部材16は胴部8aの内部で上下方向に延びた状態となる。チューブ部材16の上端部にはリング部17が形成されている。リング部17は、チューブ部材16から、その軸線に対し直交する方向に突出している。リング部17は、冷却液を上下方向に通過させることが可能となっている。リング部材18の下面には、リング部17の下面には下流側メッシュ21が取り付けられている。リング部17の外周部は、キャップ8の内周面の上端部に嵌め込まれている。このとき、チューブ部材16の上端とキャップ8の天井面(内面の上端)との間には、所定の大きさの隙間が存在する。
チューブ部材16の下端部にはリング部材18が取り外し可能に取り付けられている。リング部材18は、冷却液を上下方向に通過させることが可能となっている。リング部材18の上面には、上流側メッシュ20が取り付けられている。チューブ部材16に取り付けられたリング部材18は、チューブ部材16から、その軸線に対し直交する方向に突出している。リング部材18の外周部は、キャップ8(胴部8a)の内周面の下端部に嵌め込まれている。これにより、チューブ部材16がキャップ8の内部に組み付けられている。
リング部17とリング部材18との間、且つ、チューブ部材16の外周面とキャップ8(胴部8a)の内周面との間には、多数の粒状のイオン交換樹脂19が配置されている。イオン交換樹脂19は、上流側メッシュ20及び下流側メッシュ21により、リング部17よりも上側に移動したり、リング部材18よりも下側に移動したりしないようにされる。
イオン交換器5において、キャップ8、チューブ部材16、及びイオン交換樹脂19はカートリッジ化されている。このため、ハウジング7の側壁7cに対し、キャップ8を取り付けたり取り外したりすることにより、イオン交換樹脂19をキャップ8及びチューブ部材16と共に一度に交換することが可能となっている。
ハウジング7の下端部には、同ハウジング7とは別体のセパレータ22が設けられている。セパレータ22は、底壁22a、筒壁22b、及び周壁22cを有している。底壁22aは、ハウジング7の内側下端部を上下に隔てている。筒壁22bは、底壁22aから上方に突出し、底壁22aよりも下側の部分をチューブ部材16の下端部と繋ぐためのものである。周壁22cは、底壁22aの外縁に繋がるとともに同底壁22aに対し筒壁22bの突出方向と同方向に突出することにより、ハウジング7の底部の内周面と接している。
ハウジング7内には、冷却液を流すための内部通路25が流入口7aと流出口7bとを繋ぐように形成されている。内部通路25は、セパレータ22により、流入口7aの下流で第1流路23と第2流路24とに分岐している。第1流路23は、上流側メッシュ20とセパレータ22の底壁22aとの間に形成されており、流出口7bに直接的に繋がっている。第2流路24は、キャップ8の内部、チューブ部材16の内部、及び、ハウジング7の内側底面とセパレータ22の底壁22aとの間に形成されており、流出口7bに繋がっている。
従って、上流側メッシュ20は内部通路25における第2流路24の上流端に設けられていることになり、下流側メッシュ21は第2流路24における上流側メッシュ20よりも下流に設けられていることになる。そして、第2流路24における上流側メッシュ20と下流側メッシュ21との間に、上記イオン交換樹脂19が配置される。
イオン交換器5において、流入パイプ9及び流入口7aからハウジング7内に流入した冷却液は、内部通路25における第1流路23及び第2流路24を介して流出口7bに流される。第2流路24を流れる冷却液は、上流側メッシュ20、キャップ8内部のイオン交換樹脂19の周囲、下流側メッシュ21、チューブ部材16の内部、及び、ハウジング7の内側底面とセパレータ22の底壁22aとの間を通過する。その後、上記冷冷却液は、流出口7b及び流出パイプ10を介してハウジング7外に流される。第2流路24のイオン交換樹脂19の周囲を冷却液が通過する際、その冷却液に含まれるイオンがイオン交換樹脂19によるイオン交換を通じて取り除かれる。
次に、ハウジング7(キャップ8)の内部構造について説明する。
イオン交換器5におけるハウジング7内のイオン交換樹脂19は、内部通路25の第2流路24を流れる冷却液によって下流側メッシュ21に向けて押される。これにより、イオン交換樹脂19が第2流路24における下流側メッシュに凝集されると、下流側メッシュ21がイオン交換樹脂19で詰まる。その結果、冷却液がイオン交換器5を通過する際の圧力損失が増大する。
こうしたことを抑制するため、イオン交換器5では、次のようなハウジング7(キャップ8)の内部構造が採用されている。すなわち、第2流路24の上流側メッシュ20と下流側メッシュ21との間にトラップ31が配置される。トラップ31は、第2流路24の下流にイオン交換樹脂19が流れることを規制するためのものである。トラップ31は、第2流路24における冷却液の流通断面積の一部に対応して位置している。トラップ31は、第2流路24における冷却液が下から上に流れる位置に複数存在している。
図3は、ハウジング7(キャップ8)の内部を図2の下方から見た状態を示している。図3から分かるように、複数のトラップ31は、チューブ部材16からハウジング7の中心線CLを中心とする放射状に延びている。図2に示すように、複数のトラップ31は、ハウジング7の中心線CL周りに螺旋状となるように配置されている。
図4に示すように、トラップ31は、水平方向に延びる板状の規制部32を供えている。規制部32にはメッシュ33が取り付けられている。規制部32は、このメッシュ33により、第2流路24内を流れる冷却液を通過させることが可能であり、且つイオン交換樹脂19を通過させることのない多数の孔34(図3)を有するものとされる。従って、規制部32は、第2流路24の下流にイオン交換樹脂19が流れることを規制しつつ、冷却液を第2流路24の上流から下流に通過させることが可能となっている。トラップ31の外縁には、規制部32から第2流路24の上流(図4の下方)に向けて突出する突部35が形成されている。
次に、本実施形態のイオン交換器5の作用効果について説明する。
(1)内部通路25の第2流路24を流れる冷却液により、イオン交換樹脂19が下流側メッシュ21に向けて押されたとき、イオン交換樹脂19の一部についてはトラップ31によって第2流路24の下流への流れが規制される。これにより、イオン交換樹脂19が下流側メッシュ21に凝集されることを抑制できる。その結果、下流側メッシュ21がイオン交換樹脂19で詰まることを抑制でき、その詰まりによって冷却液がイオン交換器5を通過する際の圧力損失が増大することを抑制できる。
(2)第2流路24の冷却液が下から上に流れる位置にある複数のトラップ31が、ハウジング7の中心線をCL中心とする放射状に延びている。そして、第2流路24内での冷却液の流れによってイオン交換樹脂19が下流側に押されたとき、上記複数のトラップ31によってイオン交換樹脂19が下流側に流れることは規制される。また、ポンプ3の駆動停止等によって第2流路24内での冷却液の流れが停止されたときには、複数のトラップ31によって下流側への流れが規制されていたイオン交換樹脂19がそれぞれ、他のトラップ31に妨げられることなく自重によってハウジング7内の下部まで沈降する。その後、ポンプ3の駆動によって第2流路24内での冷却液の流れが生じると、イオン交換樹脂19が下流側に押される。そして、イオン交換樹脂19が下流側に流れることは複数のトラップ31によって規制される。従って、第2流路24内での冷却液の流れが停止と再開を繰り返すことにより、イオン交換樹脂19が攪拌される。これにより、イオン交換樹脂19全体を効率よくイオン交換に用いることができる。
(3)複数のトラップ31がハウジング7の中心線CL周りに螺旋状となるように配置されている。このため、第2流路24における複数のトラップ31が配置された箇所を冷却液が通過しやすくなる。この場合、第2流路24における複数のトラップ31が配置された箇所を冷却液が通過することにより、冷却液が図5に矢印で示すように螺旋状に流れるようになる。
(4)トラップ31は、第2流路24の下流にイオン交換樹脂19が流れることを規制する規制部32を備えている。この規制部32は、メッシュ33が取り付けられることにより、多数の孔34を有するものとされている。この孔34は、第2流路24内を流れる冷却液を通過させることが可能であり、且つ、イオン交換樹脂19を通過させることのない大きさとなっている。従って、第2流路24内での冷却液の流れに押されたイオン交換樹脂19がトラップ31の規制部32により下流への流れが規制されたとき、そのイオン交換樹脂19の周囲を冷却液が通過して規制部32の孔34を介して下流に流れやすくなる。このため、トラップ31によってイオン交換樹脂19の下流側への流れを規制したとしても、そのイオン交換樹脂19によって効率よくイオン交換をすることができる。
(5)トラップ31の外縁には、規制部32から第2流路24の上流に向けて突出する突部35が形成されている。このため、図4に示すように、トラップ31によって第2流路24の下流へのイオン交換樹脂19の流れを規制したとき、そのイオン交換樹脂19がトラップ31から外れた位置に移動することは上記突部35によって抑制される。従って、第2流路24の下流へのイオン交換樹脂19の流れをトラップ31によって効果的に規制することができる。
なお、上記実施形態は、例えば以下のように変更することもできる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・トラップ31に必ずしも突部35を形成する必要はない。
・トラップ31の規制部32はメッシュ33を取り付けることによって多数の孔34を有するものとされているが、規制部32を切削等によって多数の孔が形成された板材によって形成してもよい。
・規制部32は、必ずしも孔34を有するものである必要はない。
・複数のトラップ31は、必ずしも螺旋状に配置されている必要はない。
・複数のトラップ31は、必ずしも放射状に延びている必要はない。
・トラップ31は、必ずしも複数設けられている必要はない。
5…イオン交換器
7…ハウジング
7a…流入口
7b…流出口
7c…側壁
8…キャップ
8a…胴部
9…流入パイプ
10…流出パイプ
16…チューブ部材
19…イオン交換樹脂
20…上流側メッシュ
21…下流側メッシュ
22…セパレータ
23…第1流路
24…第2流路
25…内部通路
31…トラップ
32…規制部
33…メッシュ
34…孔
35…突部

Claims (5)

  1. 冷却液を流入させる流入口及び同冷却液を流出させる流出口が形成されたハウジングと、前記流入口と前記流出口とを前記ハウジング内で繋ぐ内部通路に配置された上流側メッシュと、前記内部通路における前記上流側メッシュよりも下流に配置された下流側メッシュと、前記内部通路の前記上流側メッシュと前記下流側メッシュとの間に配置されたイオン交換樹脂と、を備えており、前記流入口及び前記上流側メッシュを通過した冷却液が前記ハウジング内のイオン交換樹脂でのイオン交換を通じて同冷却液中のイオンが取り除かれ、同イオンが取り除かれた後の冷却液が前記下流側メッシュ及び前記流出口を通過して前記ハウジングから流出するイオン交換器において、
    前記内部通路の前記上流側メッシュと前記下流側メッシュとの間にトラップが配置されており、
    前記トラップは、前記内部通路の下流に前記イオン交換樹脂が流れることを規制するものであって、前記内部通路における冷却液の流通断面積の一部に対応して位置しているイオン交換器。
  2. 前記トラップは、前記内部通路における冷却液が下から上に流れる位置にある複数のトラップであり、
    前記複数のトラップは、前記ハウジングの中心線を中心とする放射状に延びている請求項1に記載のイオン交換器。
  3. 前記複数のトラップは、前記ハウジングの中心線周りに螺旋状となるように配置されている請求項2に記載のイオン交換器。
  4. 前記トラップは、前記内部通路の下流に前記イオン交換樹脂が流れることを規制する規制部を備えており、
    前記規制部は、前記内部通路内を流れる冷却液を通過させることが可能な孔を有している請求項1~3のいずれか一項に記載のイオン交換器。
  5. 前記トラップの外縁には、前記内部通路の上流に向けて突出する突部が形成されている請求項1~4のいずれか一項に記載のイオン交換器。
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