JP2023030723A - 樹脂封止型電子基板および樹脂封止型電子基板の製造方法 - Google Patents

樹脂封止型電子基板および樹脂封止型電子基板の製造方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2023030723000001
【課題】樹脂封止型電子基板の製造時において、基板上の電子部品が有する2つの端子間のショートを防止する。
【解決手段】2つの端子20a,20kを有する電子部品20と、第1面22A上に設けられ電子部品20の2つの端子20a,20kの各々が実装される2つのランド32と2つのランド32間に形成された貫通孔36とを有する基板22と、絶縁性樹脂からなり基板22の第1面22Aを被覆する被覆層24と、基板22の第1面22Aとは反対側の面である第2面22B側に絶縁性樹脂から形成され、貫通孔36を充填する形で形成された第2面側成形体26と、を備えた構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、樹脂封止型電子基板に関し、また、その樹脂封止型電子基板の製造方法に関する。
下記特許文献1には、半導体チップを実装した金属製支持板を、絶縁性の樹脂で被覆した構成の電力用トランジスタやダイオード等の樹脂封止型半導体装置が記載されている。従来から、下記特許文献1をはじめとして、電子部品を実装した基板を樹脂で覆った構成の樹脂封止型の電子基板や、その樹脂封止型の電子基板の製造方法が、検討されている。
特開平5-109795号公報
上記特許文献1に記載されているような、樹脂封止型の電子基板は、電子部品が基板上に半田によって実装されており、その基板を成形型内に保持させた後、その基板上に、加熱して溶融させた絶縁性樹脂を流入させるようにして製造される。そのため、電子部品が2つ以上の端子を有してそれら端子の各々が半田によって固着されている場合には、流入される絶縁性樹脂によって各端子を固着させていた半田が溶け、溶けた半田同士が接して、ショートしてしまう虞がある。
本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、樹脂封止型電子基板の製造時において、基板上の電子部品が有する2つの端子間のショートを防止することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の樹脂封止型電子基板は、
2つの端子を有する電子部品と、
第1面上に設けられ前記電子部品の前記2つの端子の各々が実装される2つのランドと、前記2つのランド間に形成された貫通孔と、を有する基板と、
絶縁性樹脂からなり前記基板の前記第1面を被覆する被覆層と、
前記基板の前記第1面とは反対側の面である第2面側に絶縁性樹脂から形成され、前記貫通孔を充填する形で形成された第2面側成形体と、を備えたことを特徴とする。
この構成の樹脂封止型電子基板は、製造時において、被覆層を成形する前に、基板に形成された2つのランド間に、貫通孔を通して絶縁性樹脂を充填して第2面側成形体を成形しておくことで、被覆層の成型時にランド上の半田が溶けたとしても、それらが接することは防止され、電子部品の2つの端子間のショートを確実に防止することができる。この構成の樹脂封止型電子基板において、電子部品は特に限定されず、種々のものを採用可能である。また、この構成の樹脂封止型電子基板は、3つ以上の端子を有する電子部品を備える場合に採用することも可能である。
上記構成において、前記2面側成形体は、前記基板のすべてを覆うものとされて、前記基板とは反対側の面に、意匠形状が施されている構成とすることができる。
この構成の樹脂封止型電子基板は、第2面側成形体を、基板を収容するハウジングとして機能させるような構成や、第2面側成形体の表面を内装材の意匠面として用いることが可能な構成となっている。この構成の樹脂封止型電子基板によれば、当該電子基板とハウジングや内装材とを組み付ける必要がなく、部品を削減することができるとともに、作業の工数を減らすことが可能である。
上記構成において、前記電子部品は、光を照射するLED素子であり、前記基板,前記被覆層および前記第2面側成形体は、光透過性を有する樹脂から成形されており、前記第2面側成形体は、光を出射させるレンズ部を有し、前記被覆層には、前記LED素子から照射された光を、前記第2面側成形体の前記レンズ部に向かって反射させる光反射部が設けられている構成とすることができる。
この構成の樹脂封止型電子基板は、一部を照明として利用することが可能なものとなる。この構成の樹脂封止型電子基板は、基板とレンズ部材が一体化されているため、部品を削減することができるとともに、作業の工数を減らすことが可能である。なお、第2面側成形体を、前記基板のすべてを覆うものとしてハウジングとして機能させる構成とすれば、この樹脂封止型基板自体が、照明装置となる。つまり、従来の照明装置のように、LED素子が実装された基板に対して、レンズ部材やハウジング部材等を組み付ける必要がなく、部品をより削減することができるとともに、作業の工数をより減らすことが可能である。
上記構成において、前記基板は、可撓性のあるフィルム状の基板とすることができる。
この構成の樹脂封止型電子基板は、第2面側成形体および被覆層の成型時に、基板を湾曲させることも可能であるため、平面状のものだけでなく、立体形状のものを実現することが可能である。
また、上記課題を解決するために、本発明の樹脂封止型電子基板の製造方法は、
2つの端子を有する電子部品と、第1面上にはんだ付けによって前記電子部品が実装された基板と、絶縁性樹脂からなり前記基板の前記第1面を被覆する被覆層と、を備えた樹脂封止型電子基板の製造方法であって、
前記基板は、前記第1面上に設けられ前記電子部品の前記2つの端子の各々が実装される2つのランドと、前記2つのランド間に形成された貫通孔と、を有するものとされ、
前記電子部品が実装された前記基板を成形型内に保持させ、前記基板の前記第1面とは反対側の面である第2面と前記成形型との間に、前記貫通孔を一部に含む第2面側成形空間を形成し、前記第2面側成形空間に溶融した絶縁性樹脂を充填して固化させることによって、第2面側成形体を成形する第2面側成形体成形工程と、
前記裏面側成形体成形工程の後に行われ、前記第1面と前記成形型と間に第1面側成形空間を形成し、前記第1面側成形空間に溶融した絶縁性樹脂を充填して固化させることによって、前記被覆層を成形する被覆層成形工程と、
を含むことを特徴とする。
この構成の樹脂封止型電子基板の製造方法によれば、被覆層を成形する前に、貫通孔内を埋めることができるため、電子部品の2つの端子間のショートを確実に防止した構成の樹脂封止型電子基板を製造することができる。
本発明によれば、樹脂封止型電子基板の製造時において、基板上の電子部品が有する2つの端子間のショートを防止することができる。
本発明の実施例である樹脂封止型基板が採用された車両の車室内を示す図 本実施例の樹脂封止型基板であるマップランプの要部の断面図 本実施例の樹脂封止型基板であるセンターランプの要部の断面図 本実施例の樹脂封止型基板の製造方法における第2面側成形工程を示す図 本実施例の樹脂封止型基板の製造方法における被覆層成形工程を示す図
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。なお、本発明は、下記の実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することができる。
本発明の実施例である樹脂封止型電子基板は、車両に搭載される照明装置10,12に採用されている。それら照明装置10,12は、図1に示すように、車両の天井14に、車両前後方向に延びる状態で設けられたオーバーヘッドモジュール16の一部を構成するものとなっている。照明装置10は、オーバーヘッドモジュール16の前端部分で、天井14における前方側に位置しており、運転席および助手席の各々に対応する2つのスポット照明10R,10Lを有するマップランプである(以下、「マップランプ10」と呼ぶこととする)である。また、照明装置12は、オーバーヘッドモジュール16の後端部分で、天井14における車室中央付近に位置するセンターランプである(以下、「センターランプ12」と呼ぶこととする)。
マップランプ10は、図2において、内部の構造を拡大して示すように、光源であるLED素子20が実装されたフィルム基板22が、樹脂によって封止された構成のものとなっている。詳しく言えば、マップランプ10は、電子部品としてのLED素子20(運転席と助手席の各々に対応して2つ備えているが、図2においては1つのみ図示)と、そのLED素子20が実装されたフィルム基板22と、そのフィルム基板22のLED素子20が実装されている面である第1面22Aを覆うようにして樹脂で成形された第1面側成形体24と、フィルム基板22における第1面22Aとは反対側の面である第2面22Bを覆うようにして樹脂で成形された第2面側成形体26と、を含んで構成されている。なお、図示は省略するが、フィルム基板22の第1面22A上には、LED素子20を駆動するためのドライバやコンデンサ等のチップや、車両の電気回路等と接続するためのコネクタ等も実装されている。
フィルム基板22は、ポリエチレンテレフタレート(PET)からなり、ほぼ無色透明で、光透過性を有する基板本体30を主体とするものである。その基板本体30の一方側の面に、銅箔によって配線パターンが形成されるとともに、各電子部品を半田付けするためのランド32が形成されている。つまり、この基板本体30の配線パターンおよびランドが形成された面が第1面22Aである。そして、例えば、図2に示すように、LED素子20が有する2つの端子であるアノード20a,カソード20kに対応して、2つのランド32が設けられている。アノード20a,カソード20kは、それぞれのランド32に対して半田34によって固着されている。
また、フィルム基板22には、2つのランド32の間に、貫通孔36が形成されている。この貫通孔36は、上方から視点において、その大きさが、LED素子20の本体部21内に収まる大きさとされている。なお、貫通孔36の形状は特に限定されないが、本実施例においては、LED素子20がフィルム基板22の第1面22A上に実装された状態において、その第1面22A側からの視点において、ランド32とランド32とを結ぶ方向に対して交差する方向の寸法は、最も大きい箇所がLED素子20の本体部21の幅と同程度とされている。また、フィルム基板22には、もう1つのLED素子20が実装される箇所に対しても、同様に貫通孔が形成され、他の電子部品のうちアノードとカソードが接続されるランドとランドとの間にも、貫通孔が形成されている。
第1面側成形体24および第2面側成形体26は、絶縁性樹脂材料であるとともに、屈折率が空気よりも十分に高くかつほぼ透明な(透光性に優れた)合成樹脂材料、例えば、アクリルやポリカーボネイトからなる。第1面側成形体24は、フィルム基板22上の配線パターンや電子部品等を保護する等の目的で、第1面22A全体を覆うように成形された被覆層である。また、第2面側成形体26も、第1面側成形体24と同様に、フィルム基板22の第2面22B全体を覆うように成形されている。つまり、第2面側成形体26は、フィルム基板22に形成された貫通孔36に充填される形で形成されたものとなっている。
そして、第2面側成形体26には、フィルム基板22上のLED素子20に対し、フィルム基板22の厚み方向に重畳する箇所に、平たく言えば、LED素子20の下方に、下側に膨らんだ凸形状のレンズ部40が形成されている。一方、第1面側成形体24には、上面(フィルム基板22とは反対側の面)側に、凹所が形成されることで、LED素子20から上方に向けて出射される光を、下方に向けて、詳しく言えば、第2面側成形体26のレンズ部40に向かって反射する光反射部42が形成されている。
また、センターランプ12は、マップランプ10と類似の構成のものであり、LED素子50が実装されたフィルム基板52と、そのフィルム基板52のLED素子50が実装されている面である第1面52Aを覆うようにして樹脂で成形された第1面側成形体54と、フィルム基板52における第1面52Aとは反対側の面である第2面52Bを覆うようにして樹脂で成形された第2面側成形体56と、を含んで構成されている。ただし、第1面側成形体54と第2面側成形体56との形状が、マップランプ10とは相違する。
センターランプ12においては、第2面側成形体56は、下面側のほぼ全体に凹凸形状58が形成されている。一方、第1面側成形体54は、上面において、第2面側成形体56の凹凸形状58に対応する範囲全体に、下方に向けて光を反射する光反射部60が設けられており、LED素子50の光を導光しつつ、下方に向かわせることができる。つまり、センターランプ12は、第2面側成形体56の凹凸形状58が形成された部分全体から光が出射されるような構成のものとなっている。
なお、センターランプ12も、マップランプ10と同様に、LED素子50が有する2つの端子であるアノード50a,カソード50kに対応して、フィルム基板52は、2つのランド62を有するとともに、それら2つのランド62の間に貫通孔64を有するものとなっており、第2面側成形体56は、その貫通孔64に充填される形で形成されたものとなっている。
次に、本発明の樹脂封止型電子基板の製造方法について、上述したマップランプ10を例に説明する。まずは、上述した貫通孔36が形成されたフィルム基板22上にLED素子20を含む電子部品が実装された回路基板Sを用意する。そして、その回路基板Sを、図4に示す射出成形装置の第1成形型80内に保持させる。第1成形型80は、一対の金型82,84を主体として構成されるものであり、前述した第2面側成形体26を成形するためのものである。
一対の金型82,84のうち上方に位置する金型82が、固定的に設けられた固定型であり、下方に位置する金型84が、駆動装置により上下方向に可動させられる可動型である。固定型82には、下面側に、回路基板Sの第2面側成形体26の表面(図2における下面)に倣う成形面82Aが形成されるとともに、可動型84には、上面側に、回路基板Sの第1面22A側の形状に倣う成形面84Aが形成されている。そして、可動型84の成形面84Aに、回路基板Sの第1面22A側を下方に向けた状態で保持させる。次いで、一対の金型82,84を型閉じすることで、図4に示すように、成形面82Aと回路基板Sの第2面22Bとの間に、第2面側成形体26を成形するための成形空間、つまり、第2面側成形空間C2が形成される。
そして、固定型82側に設けられた射出装置によって、第2面側成形空間C2に溶融した絶縁性樹脂材料(アクリルもしくはポリカーボネイト)を流し込むように構成されており、第2面側成形体26が成形される。つまり、第2面側成形体26は、フィルム基板22に形成された貫通孔36およびLED素子20によって形成された空間に充填される形で成形される。
次いで、第1面側成形体24の成形が、図5に示す第2成形型90を用いて行われる。第2成形型90は、一対の金型92,94を主体として構成されるものであり、上方に位置する金型92が固定型、下方に位置する金型94が可動型である。固定型92には、下面側に、第1面側成形体24の表面(図2における上面)の形状に倣う成形面92Aが形成されるとともに、可動型94には、上面側に、第2面側成形体26の表面(図2における下面)に倣う成形面94Aが形成されている。そして、可動型94の成形面94Aに、第2面側成形体26が成形された回路基板Sを、第2面側成形体26が嵌り入る状態で保持させる。続いて、一対の金型92,94を型閉じすることで、図4に示すように、成形面92Aと回路基板Sの第1面22Aとの間に、第1面側成形体24を成形するための成形空間、つまり、第1面側成形空間C1が形成される。
そして、固定型92側に設けられた射出装置によって、第1面側成形空間C1に溶融した絶縁性樹脂材料(アクリルもしくはポリカーボネイト)を流し込むように構成されており、第1面側成形体24が成形される。つまり、本実施例の樹脂封止型電子基板の製造方法は、第2面側成形体26を成形する第2面側成形体成形工程と、その第2面側成形体成形工程の後に行われて被覆層としての第1面側成形体24を成形する第1面側成形工程(被覆層成形工程)と、を含むものとなっている。
従来の樹脂封止型電子基板においては、被覆層を成形すべく溶融した絶縁性樹脂を成形空間に充填する際、LED素子等を固着した半田が溶融した樹脂とともに溶け流れて、例えば、アノードを固着していた半田とカソードを固着していた半田とが接して、ショートしてしまう場合があった。それに対して、本実施例の製造方法によれば、フィルム基板22に形成された貫通孔36およびLED素子20によって形成された空間に充填される形で、第2面側成形体26が成形されるため、アノード20aを固着していた半田34とカソード20kを固着していた半田34とが溶けたとしても、互いに接してしまうような事態を回避することが可能である。また、射出成形によって、第1面側成形体24および第2面側成形体26が成形されるため、本実施例であるマップランプ10やセンターランプ12のように、比較的自由に成形できるため、樹脂封止型電子基板自体に、種々の機能を持たせることができる。
そして、本実施例の樹脂封止型電子基板であるマップランプ10(センターランプ12)は、2つの端子20a,20k(50a,50k)を有する電子部品20(50)と、第1面22A(52A)上に設けられ電子部品20(50)の2つの端子20a,20k(50a,50k)の各々が実装される2つのランド32(62)と2つのランド32(62)間に形成された貫通孔36(64)とを有する基板22(52)と、絶縁性樹脂からなり基板22(52)の第1面22A(52A)を被覆する被覆層24(54)と、基板22(52)の第1面22A(52A)とは反対側の面である第2面22B(52B)側に絶縁性樹脂から形成され、貫通孔36(64)を充填する形で形成された第2面側成形体26(56)と、を備えた樹脂封止型電子基板とされている。
つまり、本実施例におけるマップランプ10およびセンターランプ12は、樹脂封止型電子基板でありながら、樹脂封止型電子基板としての構成要素のみで、照明装置としての機能を有するものとなっている。また、マップランプ10およびセンターランプ12は、照明装置における回路基板とレンズ部材とが一体化された構成となっており、従来の照明装置のように、LED素子が実装された回路基板に対して、レンズ部材を組み付ける必要がなく、照明装置における部品点数を削減することができるとともに、作業の工数を減らすことが可能である。
<他の実施形態>
(1)上記実施例においては、第2面側成形体26が、フィルム基板22のすべてを覆うものとされて、フィルム基板22とは反対側の面が意匠面とされていたが、第2面側成形体は、フィルム基板22に形成された貫通孔36に充填される形で形成されたものであれば良い。例えば、マップランプ10におけるレンズ部40のみが成形されたものであってもよく、そのようなものであれば、上述した端子間のショートを防止することができる。
(2)また、上記実施例の樹脂封止型電子基板は、照明装置とされていたが、それに限定されない。例えば、第2面側成形体の表面を意匠面として成形し、電子基板が一体化された乗物用の内装材として採用することも可能である。
(3)また、上記実施例において、樹脂封止型電子基板の主体となる基板が、可撓性のあるフィルム状の基板とされており、平面状のまま樹脂によって封止されたものであったが、湾曲させた状態で、樹脂によって封止した構成とすることもできる。なお、リジッド基板に対しても、本発明を採用することも可能である。
10…マップランプ〔樹脂封止型電子基板〕、12…センターランプ〔樹脂封止型電子基板〕、20…LED素子〔電子部品〕、20a…アノード〔端子〕、20k…カソード〔端子〕、22…フィルム基板〔基板〕、22A…第1面、22B…第2面、24…第1面側成形体〔被覆層〕、26…第2面側成形体、32…ランド、34…半田、36…貫通孔、40…レンズ部、42…光反射部、50…LED素子〔電子部品〕、50a…アノード〔端子〕、50k…カソード〔端子〕、52…フィルム基板〔基板〕、52A…第1面、52B…第2面、54…第1面側成形体〔被覆層〕、56…第2面側成形体、60…光反射部、62…ランド、64…貫通孔、80…第1成形型、90…第2成形型、C1…第1面側成形空間、C2…第2面側成形空間

Claims (5)

  1. 2つの端子を有する電子部品と、
    第1面上に設けられ前記電子部品の前記2つの端子の各々が実装される2つのランドと、前記2つのランド間に形成された貫通孔と、を有する基板と、
    絶縁性樹脂からなり前記基板の前記第1面を被覆する被覆層と、
    前記基板の前記第1面とは反対側の面である第2面側に絶縁性樹脂から形成され、前記貫通孔を充填する形で形成された第2面側成形体と、
    を備えた樹脂封止型電子基板。
  2. 前記第2面側成形体は、前記基板のすべてを覆うものとされて、前記基板とは反対側の面に、意匠形状が施されている請求項1に記載の樹脂封止型電子基板。
  3. 前記電子部品は、光を照射するLED素子であり、
    前記基板,前記被覆層および前記第2面側成形体は、光透過性を有する樹脂から成形されており、
    前記第2面側成形体は、光を出射させるレンズ部を有し、
    前記被覆層には、前記LED素子から照射された光を、前記第2面側成形体の前記レンズ部に向かって反射させる光反射部が設けられている請求項1または請求項2に記載の樹脂封止型電子基板。
  4. 前記基板は、可撓性のあるフィルム状の基板である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の樹脂封止型電子基板。
  5. 2つの端子を有する電子部品と、第1面上にはんだ付けによって前記電子部品が実装された基板と、絶縁性樹脂からなり前記基板の前記第1面を被覆する被覆層と、を備えた樹脂封止型電子基板の製造方法であって、
    前記基板は、前記第1面上に設けられ前記電子部品の前記2つの端子の各々が実装される2つのランドと、前記2つのランド間に形成された貫通孔と、を有するものとされ、
    前記電子部品が実装された前記基板を成形型内に保持させ、前記基板の前記第1面とは反対側の面である第2面と前記成形型との間に、前記貫通孔を一部に含む第2面側成形空間を形成し、前記第2面側成形空間に溶融した絶縁性樹脂を充填して固化させることによって、第2面側成形体を成形する第2面側成形体成形工程と、
    前記第2面側成形体成形工程の後に行われ、前記第1面と前記成形型と間に第1面側成形空間を形成し、前記第1面側成形空間に溶融した絶縁性樹脂を充填して固化させることによって、前記被覆層を成形する被覆層成形工程と、
    を含むことを特徴とする樹脂封止型電子基板の製造方法。
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