JP2023030682A - 電動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用前に気密検査を容易に行え、使用時において防水通気膜を保護できる電動装置を提供する。【解決手段】電動部50、電動部を駆動制御する制御ユニットを搭載した回路基板70、電動部及び前記回路基板を収容するハウジングH、ハウジングの内部を外部と連通させるべく前記ハウジングに形成された通気部、通気部よりも内側に配置された防水通気膜80を備え、通気部は、防水通気膜が配置された領域から外向きに伸長する貫通路27a、貫通路の開口端27a1から折り返すように形成された折返し通路Rp、折返し通路を介して貫通路を外部に連通させる外部連通口Opを含み、ハウジングは、貫通路の開口端27a1に臨むように形成されて使用時には開口端27a1を覆うべく遮蔽される開口部17aを含む。【選択図】図9

Description

本発明は、モータ等の電動部や回路基板を収容するハウジングの内部と外部の圧力差を抑制する通気構造を備えた電動装置に関し、特にハウジングに防水通気膜を備えた電動装置に関する。
従来の電動装置としては、減速機構を収容するギャケースと、減速機構に動力を伝達するブラシレスモータを収容するモータケースと、ギヤケース内に配置されてブラシレスモータの駆動制御を行うコントローラ基板及び給電部と、ギヤケース内の圧力を所定値内に保つための圧力補正部を備えた減速機付きモータが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
この減速機付きモータにおいて、圧力補正部は、ギヤケースに開口された呼吸孔と、呼吸孔よりも外側においてギヤケースに固定された枠体と、ギヤケースの外部の雰囲気に直接曝されるように配置され枠体で固定された防水通気膜としての多孔質膜により形成されている。
ここで、この減速機付きモータは、自動車等の車両のフロントガラスに付着した埃や雨滴を払拭するワイパを駆動するワーパモータとして使用されるものであるため、多孔質膜に対して、飛水や噴水あるいは異物が衝突すると、多孔質膜が破壊される虞がある。
そこで、これに対処するべく、多孔質膜が視認できないように単に防護壁を設けると、多孔質膜を通してギヤケース内の気密検査を容易に行うことができない。
特開2021-57964号公報
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、上記従来技術の問題点に鑑み、使用前に気密検査を容易に行えると共に使用時において防水通気膜を保護できる電動装置を提供することにある。
本発明の電動装置は、電気的に作動する電動部と、電動部を駆動制御する制御ユニットを搭載した回路基板と、電動部及び回路基板を収容するハウジングと、ハウジングの内部を外部と連通させるべくハウジングに形成された通気部と、通気部よりも内側に配置された防水通気膜と、を備えた電動装置であって、通気部は、防水通気膜が配置された領域から外向きに伸長する貫通路と、貫通路の開口端から折り返すように形成された折返し通路と、折返し通路を介して貫通路を外部に連通させる外部連通口を含み、ハウジングは、貫通路の開口端に臨むように形成されて使用時には前記開口端を覆うべく遮蔽される開口部を含む、構成となっている。
上記電動装置において、貫通路は、防水通気膜の中央から外れた外縁寄りの領域において、防水通気膜に対向するように開口している、構成を採用してもよい。
上記電動装置において、貫通路を画定する筒状部を含み、折返し通路は、筒状部の周りに形成されている、構成を採用してもよい。
上記電動装置において、電動部は、駆動力を生じるモータであり、ハウジングは、モータを収容するモータ収容凹部を有するハウジング本体と、モータ収容凹部を覆うべくハウジング本体に接合されるモータカバーと、モータカバーの外側に配置された回路基板及び防水通気膜を覆うべくモータカバーに接合される外側カバーを含む、構成を採用してもよい。
上記電動装置において、モータカバーは、防水通気膜を設置する設置部及び貫通路を含み、ハウジング本体は、折返し通路及び開口部を含み、モータカバー及びハウジング本体は、協働して外部連通口を画定する、構成を採用してもよい。
上記電動装置において、モータカバーは、折返し通路に連通する拡大空間を含み、外部連通口は、拡大空間を介して折返し通路に連通する、構成を採用してもよい。
上記電動装置において、モータカバーは、貫通路を画定する筒状部を含み、折返し通路は、筒状部の周りに形成されている、構成を採用してもよい。
上記電動装置において、モータカバー及びハウジング本体は、所定の軸線上に位置決めされるべく互いに嵌合され、筒状部は、ハウジング本体に対してモータカバーを軸線回りに位置決めするべく、折返し通路の内壁面に当接する位置決め突起部を含む、構成を採用してもよい。
上記電動装置において、ハウジング本体及びモータカバーは、第1内部空間を画定し、外側カバー及びモータカバーは、第2内部空間を画定し、モータカバーは、第1内部空間と第2内部空間を連通させるように形成され、貫通路は、第2内部空間に連通するように形成されている、構成を採用してもよい。
上記電動装置において、ハウジング本体は、モータ収容凹部を画定する壁部から張り出して形成されたフランジ部を含み、フランジ部には、折返し通路及び開口部が形成されている、構成を採用してもよい。
上記電動装置において、開口部は、ハウジング本体が接合される適用対象物の接合部により遮蔽される、構成を採用してもよい。
上記電動装置において、開口部を遮蔽するべく、ハウジング本体に取り付けられる遮蔽部材を含む、構成を採用してもよい。
上記電動装置において、モータの駆動軸により駆動される被駆動体を含み、ハウジング本体は、被駆動体を収容する被駆動体収容凹部を含む、構成を採用してもよい。
上記電動装置において、被駆動体収容凹部を覆うべくハウジング本体に接合される被駆動体カバーを含む、構成を採用してもよい。
上記電動装置において、被駆動体は、流体を流動させるポンプユニットであり、被駆動体収容凹部は、ポンプ収容凹部である、構成を採用してもよい。
上記電動装置において、被駆動体カバーは、ポンプ収容凹部を覆うべくハウジング本体に接合されるポンプカバーであり、ポンプカバーは、流体を吸入する吸入通路と、流体を吐出する吐出通路を含む、構成を採用してもよい。
上記構成をなす電動装置によれば、適用対象物に組み付けられる前において気密検査を容易に行うことができ、適用対象物に取り付けられた使用時において、防水通気膜を保護しつつ、ハウジング内への水や埃等の異物の侵入を防止することができる。
本発明の第1実施形態に係る電動装置を示す外観斜視図である。 第1実施形態に係る電動装置が、適用対象物に取り付けられた状態を示す断面図である。 第1実施形態に係る電動装置を分解してハウジング本体側から視た分解斜視図である。 第1実施形態に係る電動装置を分解して外側カバー側から視た分解斜視図である。 第1実施形態に係る電動装置に含まれるモータカバーを示す外観斜視図である。 第1実施形態に係る電動装置に含まれるハウジング本体を示す断面図である。 第1実施形態に係る電動装置において、ハウジング本体に対してモータカバーを軸線回りに位置決めする構造を示す部分平面図である。 第1実施形態に係る電動装置が適用対象物に取り付けられる前に、気密検査のために検査用開口部が露出された状態を示すものであり、通気部の領域を部分的に拡大した部分断面図である。 第1実施形態に係る電動装置が適用対象物に取り付けられて、通気部の検査用開口部が適用対象物の接合部により遮蔽された状態を示す部分断面図である。 本発明の第2実施形態に係る電動装置を示す外観斜視図である。 第2実施形態に係る電動装置を分解してハウジング本体側から視た分解斜視図である。 第2実施形態に係る電動装置を分解して外側カバー側から視た分解斜視図である。 第2実施形態に係る電動装置に含まれるモータカバーを示す外観斜視図である。 第2実施形態に係る電動装置に含まれるハウジング本体を示す断面図である。 第2実施形態に係る電動装置において、ハウジング本体に対してモータカバーを軸線回りに位置決めする構造を示す部分平面図である。 第2実施形態に係る電動装置が適用対象物に取り付けられる前に、気密検査のために検査用開口部が露出された状態を示すものであり、通気部の領域を部分的に拡大した部分断面図である。 第2実施形態に係る電動装置において、気密検査の終了後に通気部の検査用開口部が遮蔽部材により遮蔽された状態を示す部分断面図である。 本発明の第3実施形態に係る電動装置を示すものであり、ハウジングの通気部の領域を部分的に示す部分断面図である。 本発明の第4実施形態に係る電動装置を示すものであり、ハウジングの通気部の領域を部分的に示す部分断面図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
第1実施形態に係る電動装置Mは、流体としての作動油を送出するビルトイン式の電動ポンプ装置であり、図1ないし図3に示すように、ハウジング本体10、モータカバー20、外側カバー30、被駆動体カバーとしてのポンプカバー40、電動部としてのモータ50、被駆動体としてのポンプユニット60、回路基板70、防水通気膜80を備えている。
ここでは、ハウジング本体10、モータカバー20、及び外側カバー30により、電動装置MのハウジングHが構成されている。
また、電動装置Mが適用される適用対象物1は、図2に示すように、電動装置Mの軸線Sに垂直な平面をなす接合部1a、嵌合凹部1b、作動油の貯留部1c、作動油を供給先に導く導入通路1d、取付けネジを捩じ込む四つのネジ穴(不図示)を備えている。
適用対象物1は、例えば、車両の変速装置の冷却及び潤滑系、エンジンの冷却及び潤滑系、作動油の循環を必要とするその他の装置である。
ハウジング本体10は、鋼、鋳鉄、焼結鋼、アルミニウム合金等の金属材料を用いて形成されており、図3、図4、図6に示すように、被駆動体収容凹部としてのポンプ収容凹部11、接合面12、モータ収容凹部13、仕切り壁部14、嵌合凹部15、フランジ部16、貫通孔17、四つのボス部18を備えている。
ポンプ収容凹部11は、ポンプユニット60を回転可能に収容する領域であり、図3及び図6に示すように、内周面11a、底面11bを備えている。
内周面11aは、軸線Sから平行に偏倚した軸線を中心とする円筒面をなし、ポンプユニット60の一部をなすアウターロータ62の外周面を摺動自在に支持する。
底面11bは、軸線S方向において、ポンプユニット60(インナーロータ61及びアウターロータ62)の内側の端面を摺動自在に受ける。
接合面12は、ポンプ収容凹部11を覆うポンプカバー40を接合するべく、軸線Sに垂直な環状の平面として形成され、ポンプカバー40を締結するネジb3をねじ込む三つのネジ穴12aを備えている。
モータ収容凹部13は、モータ50を収容する領域であり、図6に示すように、内周面13a、内周面13b、内周面13cを備えている。
内周面13aは、モータ50のステータ51を嵌合して固定するべく、軸線Sを中心とする円筒面として形成されている。
内周面13bは、モータ50の駆動軸53を回動自在に支持する軸受Bを嵌合して固定するべく、軸線Sを中心とする円筒面として形成されている。
内周面13cは、駆動軸53の周りをシールするリップ型シール部材Srを嵌合して固定するべく、軸線Sを中心とする円筒面として形成されている。
仕切り壁部14は、ポンプ収容凹部11とモータ収容凹部13とを仕切るように形成され、軸線Sを中心とする挿通孔14aを備えている。
挿通孔14aは、モータ50の駆動軸53を回動自在に挿通させるべく、軸線Sを中心とする円筒面として形成されている。
嵌合凹部15は、モータ収容凹部13の外端領域において、軸線Sを中心とする円筒面として形成されている。そして、嵌合凹部15には、モータカバー20の嵌合凸部22が嵌合される。すなわち、ハウジング本体10の嵌合凹部15に、モータカバー20の嵌合凸部22が嵌合されることにより、モータカバー20に形成された軸受円筒部23の中心が、ハウジング本体10の軸線Sと同軸上に位置決めされる。
フランジ部16は、図3、図4、図6に示すように、モータ収容凹部13を画定する壁部13dから軸線Sに垂直な方向に平板状に張り出して形成されている。そして、フランジ部16は、接合面16a、接合面16b、外側カバー30及びモータカバー20を締結するネジb2を捩じ込む四つのネジ孔16cを備えている。
接合面16aは、適用対象物1の接合部1aに接合されるべく、軸線Sに垂直な平面として形成されている。また、接合面16aには、接合部1aとの間に介在させられるシール部材SRが嵌め込まれる環状溝16aが形成されている。尚、シール部材SRはゴム材料により形成されたOリングである。
接合面16bは、シール部材SRを挟んで、モータカバー20が接合されるべく、軸線Sに垂直な平面として形成されている。
貫通孔17は、モータカバー20に形成された筒状部27が隙間をおいて挿入されるべく、フランジ部16において軸線Sに平行に伸長する円筒孔として形成されている。
そして、図8に示すように、貫通孔17内に筒状部27が挿入された状態において、貫通孔17は、筒状部27の開口端27aを外部に露出させるべく接合面16a上に開口する開口部としての検査用開口部17aを画定する。
検査用開口部17aは、図8に示すように、電動装置Mを組み立てた後の気密検査時において、検査用プローブPを、筒状部27の先端、すなわち、筒状部27により画定される貫通路27aの開口端27aに接続する際に使用されるものである。
また、貫通孔17の内周面17bは、筒状部27の外壁面と協働して、通気部の一部をなす折返し通路Rpを画定する。ここで、折返し通路Rpは、筒状部27により画定される貫通路27aの開口端27aから逆向きに折り返すように筒状部27の周りに形成されている。
すなわち、フランジ部16には、通気部の一部をなす折返し通路Rp及び検査用開口部17aが形成されている。
ボス部18は、ハウジング本体10を適用対象物1の接合部1aに取り付ける取付けネジを通すべく円孔を備えている。
モータカバー20は、ハウジング本体10のモータ収容凹部13を覆うべくハウジング本体10に接合されるものであり、樹脂材料を用いて形成され、図3、図4、図5、図8に示すように、接合面21、嵌合凸部22、軸受円筒部23、開口部24、接合面25、設置部26、筒状部27、回路基板70を締結するネジb1を捩じ込むネジ孔を有する六つのボス部28a、ネジb2を通す四つの円孔28b、端子を埋設したコネクタ部29を備えている。
接合面21は、ハウジング本体10の接合面16bに接合されるべく、軸線Sに垂直な平面として形成されている。また、接合面21には、シール部材SRが配置される環状溝21aが形成されている。尚、シール部材SRは、ゴム材料により形成された環状の成型ゴム又は接合時に注入される液体シール材である。
嵌合凸部22は、ハウジング本体10の嵌合凹部15に嵌合されて、軸受円筒部23の中心を軸線S上に位置決めするべく、軸線Sを中心とする円筒状に形成されている。
軸受円筒部23は、モータ50の駆動軸53を支持する軸受Bを嵌合して固定するべく、軸線Sを中心とする円筒面を画定する金属製の成型品を圧入して形成されている。
開口部24は、駆動軸53の端部に設けられた被検出部Dを回路基板70に設けられた検出センサ(不図示)と対向させるべく、軸受円筒部23と同軸上において開口する円孔として形成されている。
接合面25は、外側カバー30の接合面31が接合されるべく、軸線Sに垂直な平面として形成されている。また、接合面25には、シール部材SRが配置される環状溝25aが形成されている。尚、シール部材SRは、ゴム材料により形成された環状の成型ゴム又は接合時に注入される液体シール材である。
設置部26は、図4及び図8に示すように、接合面25よりも内側の領域において円板状の防水通気膜80を設置するべく、軸線S方向において接合面21側に向けて凹むと共に外縁領域に接合面を備えた円環状凹部として形成されている。
筒状部27は、図8に示すように、フランジ部16において、防水通気膜80が配置された領域から軸線S方向に伸長するように形成され、ハウジングHの内部を外部と連通させる通気部の一部をなす貫通路27aを画定する。
すなわち、ハウジング本体10にモータカバー20が接合された状態において、筒状部27は、貫通孔17の内側に挿入されて、貫通路27aが検査用開口部17aに向けて外向きに伸長し、貫通路27aの開口端27aが、フランジ部16の接合面16a(上の検査用開口部17a)よりも内側に位置するように形成されている。
また、筒状部27は、図5及び図7に示すように、外周面から径方向外向きに突出する位置決め突起部としての複数の突条部27bを備えている。二つの突条部27bは、ハウジング本体10にモータカバー20が接合された状態において、図7に示すように、折返し通路Rpの内壁面としての貫通孔17の内周面17bに当接して、モータカバー20をハウジング本体10に対して軸線S回りの所定位置に位置決めする役割をなす。
このように、通気部を構成する筒状部27が、モータカバー20をハウジング本体10に対して軸線S回りに位置決めする機能を兼ねるため、別個に専用の位置決め部を設ける必要が無く、構造を簡素化できる。
また、筒状部27の付根領域には、図5及び図8に示すように、通気部の一部をなす拡大空間として機能する環状凹部27cが形成されている。
さらに、環状凹部27cに連続して、接合面21よりも凹んだ段差部27dが形成されている。段差部27dの領域は、ハウジング本体10にモータカバー20が接合された状態において、ハウジング本体10のフランジ部16(接合面16b)との間に、所定の隙間としての通気部の一部をなす外部連通口Opを画定する。
すなわち、モータカバー20及びハウジング本体10は、協働して外部連通口Opを画定する。
外部連通口Opは、図8に示すように、貫通路27aの開口端27aから外れた位置に、すなわち、開口端27aと対面しないように異なる向きに(ここでは、略90度異なる向きに)開口するように形成され、折返し通路Rpを介して貫通路27aを外部に連通させるようになっている。
上記のように、ハウジングHに形成された通気部は、防水通気膜80が配置された領域から外向きに伸長する貫通路27aと、貫通路27aの開口端27aから折り返すように形成された折返し通路Rpと、折返し通路Rpを介して貫通路27aを外部に連通させる外部連通口Opを含み、ハウジングHの内部を外部に連通させるようになっている。
外側カバー30は、モータカバー20の外側に配置された回路基板70及び防水通気膜80を覆うものであり、樹脂材料を用いて形成され、図3、図4、図8に示すように、モータカバー20の接合面25に接合される接合面31、回路基板70及び防水通気膜80を収容する収容部32、ネジb2を通す四つの円孔33を備えている。
そして、外側カバー30は、回路基板70及び防水通気膜80がモータカバー20に取り付けられた状態で、接合面31をモータカバー20の接合面25に接合して、ネジb2によりハウジング本体10に固定される。
ポンプカバー40は、ハウジング本体10のポンプ収容凹部11を覆うべくハウジング本体10に接合されるものであり、鋼、鋳鉄、焼結鋼、アルミニウム合金等の材料を用いて平板状に形成されている。
そして、ポンプカバー40は、図3及び図4に示すように、筒部41、筒部42、内壁面43、駆動軸53の先端を受け入れる中央凹部44、締結用のネジb3を通す三つの円孔45を備えている。
筒部41は、作動油を吸入する吸入通路41aを画定すると共に適用対象物1の貯留部1c内に配置される。
筒部42は、作動油を吐出する吐出通路42aを画定すると共に適用対象物1の導入通路1dに嵌合される。
内壁面43は、ポンプ収容凹部11に収容されたポンプユニット60(インナーロータ61及びアウターロータ62)の外側の端面を摺動自在に受ける。
そして、ポンプカバー40は、ポンプ収容凹部11にポンプユニット60を収容した状態で、内壁面43をハウジング本体10の接合面12に接合して、ネジb3によりハウジング本体10に固定される。
モータ50は、図3及び図4に示すように、ステータ51、ロータ52、駆動軸53を備えた、三相のブラシレスモータである。
ステータ51は、磁性材料からなる鋼板を用いて形成されたステータコア、電気的絶縁性を有する樹脂材料を用いて形成されたボビン、ボビンの周りに巻回されたコイルを備えている。
ロータ52は、磁性材料からなる鋼板を用いて形成されたロータコア、ロータコアに嵌め込まれた永久磁石を備えている。
駆動軸53は、鋼材料等を用いて軸線S方向に伸長する円柱状に形成され、ロータ52と一体的に回転するようにロータ52に嵌合されている。そして、駆動軸53は、ロータ52を挟んだ両側において、一方側がハウジング本体10に固定される軸受Bに支持され、他方側がモータカバー20に固定される軸受Bに支持されて、軸線S回りに回動自在に支持されている。
また、駆動軸53は、軸受Bよりも先端側の領域がインナーロータ61の嵌合孔61aに嵌合されて、回転駆動力をポンプユニット60に伝達する。
さらに、駆動軸53には、軸受Bと挿通孔14aの間の外周領域において、リップ型シール部材Srが配置され、ポンプ収容凹部11側からモータ収容凹部13に向けて作動油が流れ込まないように、又、モータ収容凹部13側からポンプ収容凹部11側に向けて空気等が吸い込まれないように、シールされている。
ポンプユニット60は、作動油に対して、吸入、加圧、吐出のポンプ作用を及ぼすべくポンプ収容凹部11に配置されるものであり、図3及び図4に示すように、インナーロータ61及びアウターロータ62を含むトロコイド式のポンプユニットである。
インナーロータ61は、鋼又は焼結鋼等の金属材料を用いて、トロコイド曲線による歯形をもつ外歯車として形成されている。そして、インナーロータ61は、ハウジング本体10の底面11bを摺動する端面、ポンプカバー40の内壁面43を摺動する端面、駆動軸53を嵌合する嵌合孔61a、外周において歯列(五つの凸部及び五つの凹部)を備えている。そして、インナーロータ61は、軸線Sを中心として、一方向に駆動軸53と一体的に回転する。
アウターロータ62は、鋼又は焼結鋼等の金属材料を用いて、インナーロータ61に噛合し得る歯形をもつ内歯車として形成されている。そして、アウターロータ62は、ハウジング本体10の底面11bを摺動する端面、ポンプカバー40の内壁面43を摺動する端面、内周面11aに摺動自在に接触する円筒状の外周面、内周において歯列(六つの凸部及び六つの凹部)を備えている。
そして、アウターロータ62は、軸線Sを中心として回転するインナーロータ61の回転に連動しつつ、インナーロータ61よりも遅い速度で、軸線Sから偏倚した軸線を中心として、インナーロータ61と同一方向に回転する。また、インナーロータ61とアウターロータ62とが部分的に噛合うことにより、両者の間において、吸入、加圧、及び吐出のポンプ作用が連続的に生じる。
回路基板70は、図4及び図8に示すように、平板状に形成されて、締結用のネジb1を通す六つの円孔71を備えている。
回路基板70には、配線がプリントされると共にモータ50の駆動を制御する制御ユニット及び種々の電子部品(不図示)が実装され、又、モータカバー20の開口部24と対向する内側面において検出センサ(不図示)が実装されている。
検出センサは、ロータ52の回転位置を検出するものであり、軸線S方向において被検出部Dと対向するべく、軸線Sを中心とする弧状に配列された三つのホール素子を含む。
防水通気膜80は、水滴等の液体や粉塵等を通過させないで、空気等の気体を通過せる多孔質膜等の材料を用いて、円板状に形成されている。
そして、防水通気膜80は、図8に示すように、モータカバー20の設置部26に設置されて接着剤等により固定されている。尚、防水通気膜80は、外力を受けて弾性変形するものであり、その弾性変形により中央領域が最も変形量が大きくなる。
ここで、設置部26に設置された防水通気膜80と筒状部27により画定される貫通路27aの配置関係は、貫通路27aが、防水通気膜80の中央から外れた外縁寄りの領域において、防水通気膜80に対向するように開口している。
これによれば、貫通路27aを通して、防水通気膜80を弾性変形させるような外力が作用したとしても、最も変形量の大きい中央領域から外れた位置において貫通路27aが開口しているため、弾性変形した防水通気膜80により貫通路27aが閉塞されることはない。したがって、気密検査等の際に所望の気密検査を施すことができる。
次に、第1実施形態に係る電動装置Mの組み付け作業について説明する。
組み付けに先立って、ハウジング本体10、モータカバー20、外側カバー30、ポンプカバー40、モータ50(ステータ51、ロータ52、駆動軸53)、ポンプユニット60(インナーロータ61、アウターロータ62)、制御ユニット及び種々の電子部品等が実装された回路基板70、防水通気膜80、軸受B,B、スラスト軸受としての波型バネSb、リップ型シール部材Sr、シール部材SR,SR、複数のネジb1,b2,b3が準備される。
予め、サブアセンブリ工程において、駆動軸53は、ロータ52に嵌合されて固定され、駆動軸53には、軸受B,B及び被検出部Dが組み付けられている。また、モータカバー20には、ステータ51のコイル等を回路基板70上の回路に接続する接続端子等が埋設され、回路基板70がネジb1を用いてボス部28aに固定され、又、防水通気膜80が設置部26に接着剤等を用いて固定されている。
そして、メインアセンブリ工程において、先ず、ハウジング本体10のモータ収容凹部13にモータ50が組み込まれる。具体的には、リップ型シール部材Srが内周面13cに嵌め込まれ、ステータ51が内周面13aに嵌合されて固定される。続いて、ロータ52を嵌合固定した駆動軸53が、波型バネSbを軸受Bとリップ型シール部材Srの間に挟むようにして挿入されて、駆動軸53の一方側に取り付けられた軸受Bが内周面13bに嵌合されて固定され、駆動軸53の先端側領域が挿通孔14aを通してポンプ収容凹部11内に突出させられる。
続いて、回路基板70及び防水通気膜80を取り付けたモータカバー20が、モータ収容凹部13を覆うように軸線S方向からハウジング本体10に近づけられ、軸受円筒部23に駆動軸53の他方側に取り付けられた軸受Bが嵌合され、筒状部27が貫通孔17に挿入されつつ、嵌合凸部22が嵌合凹部15に嵌合され、シール部材SRを介在させた状態で、接合面21がハウジング本体10の接合面16bに接合される。
これにより、モータ50の駆動軸53は、ハウジング本体10及びモータカバー20により、軸受B,Bを介して軸線S回りに回動自在に支持される。
また、筒状部27の突条部27bが折返し通路Rpの内壁面としての貫通孔17の内周面17bに当接することにより、モータカバー20がハウジング本体10に対して軸線S回りに位置決めされる。
上記のように接合されたハウジング本体10及びモータカバー20は、モータ50を収容する第1内部空間ISを画定する。
続いて、外側カバー30が、回路基板70及び防水通気膜80を覆うように軸線S方向からモータカバー20に近づけられ、シール部材SRを介在させた状態で、接合面31がモータカバー20の接合面25に接合される。そして、ネジb2が円孔33,28bを通してハウジング本体10のネジ孔16cに捩じ込まれる。
これにより、外側カバー30が、モータカバー20を挟んでハウジング本体10に締結固定される。
上記のように接合された外側カバー30及びモータカバー20は、回路基板70及び防水通気膜80等を収容する第2内部空間ISを画定する。
また、この組付け状態において、モータカバー20は、開口部24及びその他の端子等の通路あるいは隙間等を介して、第1内部空間ISと第2内部空間ISを連通させるように形成されている。さらに、筒状部27により画定される貫通路27aは、第2内部空間ISに連通するようになっている。
続いて、インナーロータ61が、ハウジング本体10のポンプ収容凹部11に挿入されると共に駆動軸53に一体的に回転するように嵌合される。
続いて、アウターロータ62が、インナーロータ61と噛み合うようにポンプ収容凹部11に挿入される。
続いて、ポンプカバー40が、ポンプ収容凹部11を覆うように、軸線S方向から近づけられて接合面12に接合され、ネジb3によりハウジング本体10に締結固定される。
以上により、電動装置Mの組み付けが完了する。この組付け完了の状態において、検査用開口部17aは、筒状部27により画定される貫通路27aの開口端27aに臨むように形成されて、開口端27aを外部に露出させる。
尚、組付け手順は、上記の手順に限られるものではなく、その他の手順で組み付けられてもよい。
次に、電動装置Mの気密検査について説明する。
気密検査時においては、図8に示すように、開放された検査用開口部17aを通して、検査用プローブPが、筒状部27の先端に当接されて、貫通路27aの開口端27aに接続される。
そして、検査用の気体が、貫通路27a及び防水通気膜80を通して、ハウジングHの内部、すなわち、第2内部空間IS及び第1内部空間IS内を加圧及び減圧するべく、注入及び吸引される。
この状態において、シール部材SR,SRの領域及びその他の領域からの漏れが無いか気密性(シール性能)が検査される。
気密検査において、問題が無ければ、検査用プローブPが取り除かれた後に、適用対象物1に取り付けるための搬入先に搬送されるまでの間、異物が入り込まないように、必要に応じて、検査用開口部17aが暫定的な遮蔽部材(例えば、遮蔽用テープ)により遮蔽される。
このように、検査用開口部17aを設けたことにより、電動装置Mを適用対象物1に取り付けて使用する前において、気密検査を容易に行うことができる。
そして、電動装置Mが、搬入先で適用対象物1に取り付けられ、電動装置Mの使用時においては、図9に示すように、検査用開口部17aが、適用対象物1の接合部1aにより遮蔽される。
この状態において、ハウジングHの内部を外部と連通させる通気部は、貫通路27a、開口端27aと接合部1aの間の拡大空間Es、折返し通路Rp、拡大空間(環状凹部27c)、外部連通口Opにより形成される。
このように、通気部は、通路の拡大及び縮小を伴うラビリンス構造をなすため、外部からの水滴や粉塵等の異物の侵入を効率良く防止できると共に空気の流れのみを許容する。
そして、外気を、通気部及び防水通気膜80を通して内部(第2内部空間IS及び第1内部空間IS)に取り込むことができ、又、ハウジングH内の空気を、防水通気膜80及び通気部を通して外部に排出することができる。
このように、通気部の呼吸作用により、例えば回路基板70に実装された電子部品やモータ50の発熱等に起因するハウジングH内の圧力変動を抑制することができる。
上記構成をなす電動装置Mは、電動ポンプ装置として機能するため、モータ50の回転によりポンプユニット60が回転駆動されると、貯留部1cに溜まった作動油が吸入通路41aから吸入されて加圧され、吐出通路42aから吐出され、導入通路1dを経て供給先に供給される。
上記構成をなす電動装置Mによれば、通気部が、防水通気膜80が配置された領域から外向きに伸長する貫通路27aと、貫通路27aの開口端17aから折り返すように形成された折返し通路Rpと、折返し通路Rpを介して貫通路27aを外部に連通させる外部連通口Opを含み、ハウジングHが、貫通路27aの開口端27aに臨むように形成されて使用時には開口端27aを覆うべく遮蔽される開口部としての検査用開口部17aを含む、構成となっている。
したがって、電動装置Mの組立完成後に施される気密検査時には、検査用開口部17aを通して検査用プローブPを開口端27aに接続することで気密検査を容易に行うことができる。また、適用対象物1に適用された使用時においては、検査用開口部17aが接合部1aにより遮蔽されるため、防水通気膜80を保護しつつ、ハウジングH内への水や埃等の異物の侵入を阻止して、通気部を通して呼吸作用を得ることができる。
また、上記構成をなす電動装置Mによれば、貫通路27aが、防水通気膜80の中央から外れた外縁寄りの領域において、防水通気膜80に対向するように開口していることにより、外力による防水通気膜80の弾性変形を生じても、貫通路27aが閉塞されることなく、所期の呼吸作用を得ることができる。
また、ハウジングHが、ハウジング本体10と、モータカバー20と、外側カバー30を含み、モータカバー20が防水通気膜80を設置する設置部26及び貫通路27aを含み、ハウジング本体10が折返し通路Rp及び検査用開口部17aを含み、モータカバー20及びハウジング本体10が協働して外部連通口Opを画定することにより、各々の部材を組み合わせることで、通気部を容易に形成することができる。
また、上記構成をなす電動装置Mによれば、モータカバー20が折返し通路Rpに連通する拡大空間(環状凹部27c)を含み、外部連通口Opが拡大空間を介して折返し通路Rpに連通することにより、通気部としてラビリンス構造を得ることができ、ハウジングH内への異物の侵入を効果的に防止することができる。
また、モータカバー20が貫通路27aを画定する筒状部27を含み、折返し通路Rpが筒状部27の周りに形成されていることにより、通気部の経路を集約して配置することができ、装置の小型化に寄与する。
さらに、モータカバー20及びハウジング本体10が軸線S上に位置決めされるべく互いに嵌合され、モータカバー20に形成された筒状部27が、ハウジング本体10に対してモータカバー20を軸線S回りに位置決めするべくハウジング本体10に形成された折返し通路Rpの内壁面(貫通孔17の内周面17b)に当接する位置決め突起部としての突条部27bを含む構成となっている。
したがって、筒状部27が、モータカバー20をハウジング本体10に対して軸線S回りに位置決めする機能を兼ねるため、別個に専用の位置決め部を設ける必要が無く、構造を簡素化できる。
図10ないし図17は、本発明の第2実施形態に係る電動装置M2を示すものであり、前述の第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
第2実施形態に係る電動装置M2は、流体としての作動油を送出するインライン式の電動ポンプ装置であり、図10ないし図12に示すように、ハウジング本体110、モータカバー120、外側カバー30、ポンプカバー140、モータ50、ポンプユニット60、回路基板70、防水通気膜80、遮蔽部材190を備えている。
ここでは、ハウジング本体110、モータカバー120、及び外側カバー30により、電動装置M2のハウジングH2が構成されている。
また、電動装置M2が適用される適用対象物2は、図10に示すように、電動装置M2を固定するべく取付けネジを通す三つの円孔(不図示)を有する固定部2a、作動油を導入する導入パイプ2b、作動油を供給先に導出する導出パイプ2cを備えている。
適用対象物2は、例えば、車両の変速装置の冷却及び潤滑系、エンジンの冷却及び潤滑系、作動油の循環を必要とするその他の装置である。
ハウジング本体110は、鋼、鋳鉄、焼結鋼、アルミニウム合金等の金属材料を用いて形成されており、図11、図12、図14に示すように、ポンプ収容凹部11、接合面112、モータ収容凹部13、仕切り壁部14、嵌合凹部15、フランジ部16、貫通孔117、一つのボス部118を備えている。
接合面112は、図11に示すように、ポンプ収容凹部11を覆うポンプカバー140を接合するべく、軸線Sに垂直な環状の平面として形成されている。また、接合面112には、ポンプカバー140を締結するネジb3をねじ込む三つのネジ穴112a、シール部材(Oリング、不図示)を嵌め込む環状溝112bを備えている。
貫通孔117は、図14に示すように、モータカバー120に形成された筒状部127が隙間をおいて挿入されるべく、フランジ部16において軸線Sに平行に伸長する段付き円筒状の孔として形成されている。そして、図16に示すように、貫通孔117内に筒状部127が挿入された状態において、貫通孔117は、筒状部127の開口端127aを外部に露出させるべく端面116a上に開口する開口部としての検査用開口部117aを画定する。
また、貫通孔117には、検査用開口部117aと円筒状の内周面117bの間において、環状凹部a及び円錐面部b、フランジ部16の接合面16b側において環状凹部cが隣接して形成されている。
環状凹部aは、遮蔽部材190の円板部191を嵌合させる領域であり、円錐面部bは、遮蔽部材190の係止片192をガイドする領域であり、環状凹部cは、遮蔽部材190の係止爪192aをスナップフィットにより係止する領域である。
検査用開口部117aは、図16に示すように、電動装置M2を組み立てた後の気密検査時において、検査用プローブPを、筒状部127の先端、すなわち、筒状部127により画定される貫通路127aの開口端127aに接続する際に使用されるものである。
また、貫通孔117の内周面117bは、筒状部27の外壁面と協働して、通気部の一部をなす折返し通路Rpを画定する。ここで、折返し通路Rpは、筒状部127により画定される貫通路127aの開口端127aから逆向きに折り返すように筒状部127の周りに形成されている。
すなわち、フランジ部16には、通気部の一部をなす折返し通路Rp及び検査用開口部117aが形成されている。
ボス部118は、ハウジング本体110を適用対象物2の固定部2aに取り付ける取付けネジを捩じ込むネジ穴を備えている。
モータカバー120は、ハウジング本体110のモータ収容凹部13を覆うべくハウジング本体110に接合されるものであり、樹脂材料を用いて形成され、図11、図12、図13、図16に示すように、接合面21、嵌合凸部22、軸受円筒部23、開口部24、接合面25、設置部26、筒状部127、六つのボス部28a、四つの円孔28b、コネクタ部29を備えている。
筒状部127は、図16に示すように、フランジ部16において、防水通気膜80が配置された領域から軸線S方向に伸長するように形成され、ハウジングHの内部を外部と連通させる通気部の一部をなす貫通路127aを画定する。
すなわち、ハウジング本体110にモータカバー120が接合された状態において、筒状部127は、貫通孔117の内側に挿入されて、貫通路127aが検査用開口部117aに向けて外向きに伸長し、貫通路127aの開口端127aが、フランジ部16の端面116a(上の検査用開口部117a)よりも内側に位置するように形成されている。
また、筒状部127は、図13及び図15に示すように、外周面から径方向外向きに突出する位置決め突起部としての二つの突条部127bを備えている。二つの突条部127bは、ハウジング本体110にモータカバー120が接合された状態において、図15に示すように、折返し通路Rpの内壁面としての貫通孔117の内周面117bに当接して、モータカバー120をハウジング本体110に対して軸線S回りの所定位置に位置決めする役割をなす。
このように、通気部を構成する筒状部127が、モータカバー120をハウジング本体110に対して軸線S回りに位置決めする機能を兼ねるため、別個に専用の位置決め部を設ける必要が無く、構造を簡素化できる。
また、筒状部127の付根領域には、図16に示すように、通気部の一部をなす拡大空間として機能する環状凹部127cが形成されている。
さらに、環状凹部127cに連続して、接合面21よりも凹んだ段差部127dが形成されている。段差部127dの領域は、ハウジング本体110にモータカバー120が接合された状態において、ハウジング本体110のフランジ部16(接合面16b)との間に、所定の隙間としての通気部の一部をなす外部連通口Opを画定する。
すなわち、モータカバー120及びハウジング本体110は、協働して外部連通口Opを画定する。
外部連通口Opは、図16に示すように、貫通路127aの開口端127aから外れた位置に、すなわち、開口端127aと対面しないように異なる向きに(ここでは、略90度異なる向きに)開口するように形成され、折返し通路Rpを介して貫通路127aを外部に連通させるようになっている。
上記のように、ハウジングH2に形成された通気部は、防水通気膜80が配置された領域から外向きに伸長する貫通路127aと、貫通路127aの開口端127aから折り返すように形成された折返し通路Rpと、折返し通路Rpを介して貫通路127aを外部に連通させる外部連通口Opを含み、ハウジングH2の内部を外部に連通させるようになっている。
ポンプカバー140は、ハウジング本体110のポンプ収容凹部11を覆うべくハウジング本体110に接合されるものであり、鋼、鋳鉄、焼結鋼、アルミニウム合金等の材料を用いて平板状に形成されている。
そして、ポンプカバー140は、図10ないし図12に示すように、パイプ部141、パイプ部142、内壁面143、駆動軸53の先端を受け入れる中央凹部144、二つのボス部145、締結するネジb3を通す三つの円孔146を備えている。
パイプ部141は、作動油を吸入する吸入通路141aを画定すると共に適用対象物2の導入パイプ2bに接続される。
パイプ部142は、作動油を吐出する吐出通路142aを画定すると共に適用対象物2の導出パイプ2cに接続される。
内壁面143は、ポンプ収容凹部11に収容されたポンプユニット60(インナーロータ61及びアウターロータ62)の外側の端面を摺動自在に受ける。
そして、ポンプカバー140は、ポンプ収容凹部11にポンプユニット60を収容した状態で、内壁面143をハウジング本体10の接合面112に接合して、ネジb3によりハウジング本体110に固定される。
また、ボス部145は、適用対象物2の固定部2aに固定する締結ネジを捩じ込むネジ穴を備えている。
遮蔽部材190は、検査用開口部117aを遮蔽するものであり、樹脂材料により形成され、図11、図12、図16に示すように、円板部191、弾性変形可能な二つの係止片192を備えている。
円板部191は、貫通孔117に隣接する環状凹部aに嵌合されることにより、検査用開口部117aを遮蔽する。
二つの係止片192は、矩形断面をなすと共に軸線S方向に伸長して形成されており、その先端において、貫通孔117に隣接する環状凹部cにスナップフィットにより係止される係止爪192aを備えている。
上記第2実施形態に係る電動装置M2の組み付け作業については、最後に遮蔽部材190を取り付けて組み付けが完了する点を除いて、第1実施形態の電動装置Mと同様であり、ここでの説明は省略する。
次に、電動装置M2の気密検査について説明する。
気密検査時においては、図16に示すように、開放された検査用開口部117aを通して、検査用プローブPが、筒状部127の先端に当接されて、貫通路127aの開口端127aに接続される。
そして、検査用の気体が、貫通路127a及び防水通気膜80を通して、ハウジングH2の内部、すなわち、第2内部空間IS及び第1内部空間IS内を加圧及び減圧するべく、注入及び吸引される。
この状態において、シール部材SR,SRの領域及びその他の領域からの漏れが無いか気密性(シール性能)が検査される。
気密検査において、問題が無ければ、検査用プローブPが取り除かれた後に、図17に示すように、遮蔽部材190が、検査用開口部117aを遮蔽するようにハウジング本体110に取り付けられる。
このように、検査用開口部117aを設けたことにより、電動装置M2を適用対象物2に取り付ける前において、気密検査を容易に行うことができる。
また、遮蔽部材190が取り付けられた状態において、ハウジングH2の内部を外部と連通させる通気部は、図17に示すように、貫通路127a、開口端127aと遮蔽部材190の間の拡大空間Es、折返し通路Rp、拡大空間(環状凹部127c)、外部連通口Opにより形成される。
この状態において、通気部は、通路の拡大及び縮小を伴うラビリンス構造をなすため、外部からの水滴や粉塵等の異物の侵入を効率良く防止できると共に空気の流れのみを許容する。そして、外気を、通気部及び防水通気膜80を通して内部(第2内部空間IS及び第1内部空間IS)に取り込むことができ、又、ハウジングH2内の空気を、防水通気膜80及び通気部を通して外部に排出することができる。
このように、通気部の呼吸作用により、例えば回路基板70に実装された電子部品やモータ50の発熱等に起因するハウジングH2内の圧力変動を抑制することができる。
その他に、上記第2実施形態の電動装置M2においても、前述の第1実施形態に係る電動装置Mと同様の効果が得られる。
図18は、本発明の第3実施形態に係る電動装置M3を示すものであり、前述の第1実施形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
第3実施形態に係る電動装置M3は、ハウジングH3、モータ50以外の電気的に作動する電動部、電動部を駆動制御する制御ユニットを搭載した回路基板、防水通気膜80を備えている。尚、図18において、電動部及び回路基板は省略されている。
ハウジングH3は、第1ハウジング210と、シール部材SRを挟んで接合される第2ハウジング220を備えている。
第1ハウジング210は、防水通気膜80を設置する設置部211、貫通路212aを画定する筒状部212、折返し通路213、外部連通口214、開口部としての検査用開口部215等を備えている。
貫通路212aは、防水通気膜80が配置された領域から外向きに伸長するように形成されている。
折返し通路213は、貫通路212の開口端212bから逆向きに折り返す環状通路と、筒状部212の付け根領域から直角に曲がって外向きに伸長する通路を含むように形成されている。
外部連通口214は、折返し通路213を介して貫通路212を外部に連通させるべく、開口端212bから外れた位置に、すなわち、開口端212bと対面しないように異なる向きに(ここでは、略90度異なる向きに)開口するように形成されている。
検査用開口部215は、貫通路212の開口端212bに臨むように形成されて、使用時には開口端212bを覆うべく遮蔽部材290により遮蔽されるようになっている。
すなわち、ハウジングH3の内部を外部と連通させる通気部は、貫通路212a、折返し通路213、外部連通口214により構成されている。
上記第3実施形態においては、第1ハウジング210に対して、機械加工又は成型により、貫通路212aを画定する筒状部212、折返し通路213、外部連通口214が形成されている。すなわち、ハウジングを形成する一つに部材(第1ハウジング210)に対して、通気部が形成されている。
これによれば、部品点数を削減しつつ、電動装置M3の組立完成後に施される気密検査時には、検査用開口部215を通して検査用プローブPを開口端212bに接続することで気密検査を容易に行うことができる。また、使用時においては、遮蔽部材290により、検査用開口部215が遮蔽されるため、防水通気膜80を保護しつつ、ハウジングH3内への水や埃等の異物の侵入を阻止して、通気部を通して呼吸作用を得ることができる。
図19は、本発明の第4実施形態に係る電動装置M4を示すものであり、前述の第1実施形態及び第3実施形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
第4実施形態に係る電動装置M4は、ハウジングH4、モータ50以外の電気的に作動する電動部、電動部を駆動制御する制御ユニットを搭載した回路基板、防水通気膜80を備えている。尚、図19において、電動部及び回路基板は省略されている。
ハウジングH4は、第1ハウジング310と、シール部材SRを挟んで接合される第2ハウジング320を備えている。
第1ハウジング310は、防水通気膜80を設置する設置部311、貫通路312、折返し通路313、外部連通口314、開口部としての検査用開口部315等を備えている。
貫通路312は、防水通気膜80が配置された領域から外向きに伸長するように形成されている。
折返し通路313は、貫通路312の開口端312aから逆向きに折り返すように貫通路312に平行に伸長した後に直角に曲がって外向きに伸長するように形成されている。
外部連通口314は、折返し通路313を介して貫通路212を外部に連通させるべく、開口端212aから外れた位置に形成されている。
検査用開口部215は、貫通路212の開口端312aに臨むように形成されて、使用時には開口端312aを覆うべく遮蔽部材290により遮蔽されるようになっている。
すなわち、ハウジングH4の内部を外部と連通させる通気部は、貫通路312、折返し通路313、外部連通口314により構成されている。
上記第4実施形態においては、第1ハウジング310に対して、機械加工又は成型により、貫通路312、折返し通路313、外部連通口314が形成されている。すなわち、ハウジングを形成する一つに部材(第1ハウジング310)に対して、通気部が形成されている。
これによれば、部品点数を削減しつつ、電動装置M4の組立完成後に施される気密検査時には、検査用開口部315を通して検査用プローブPを開口端312aに接続することで気密検査を容易に行うことができる。また、使用時においては、遮蔽部材290により、検査用開口部315が遮蔽されるため、防水通気膜80を保護しつつ、ハウジングH4内への水や埃等の異物の侵入を阻止して、通気部を通して呼吸作用を得ることができる。
上記実施形態においては、電動部としてモータ50を示したが、これに限定されるものではなく、電気的に作動する電動部であれば、往復動するアクチュエータ、その他の作動モジュールが適用される。
上記実施形態においては、モータ50により駆動される被駆動体として、ハウジング本体10,110のポンプ収容凹部11に収容されるポンプユニット60を示したが、これに限定されるものではなく、減速装置、その他の機構を採用してもよい。
以上述べたように、本発明の電動装置は、適用対象物に組み付けられる前において気密検査を容易に行うことができ、適用対象物に取り付けられた使用時において、防水通気膜を保護しつつ、ハウジング内への水や埃等の異物の侵入を防止することができるため、電動ポンプ装置として適用できるのは勿論のこと、ポンプ以外の機能を備えた電動減速装置、電動アクチュエータ装置、その他の電動機器としても有用である。
1,2 適用対象物
1a 接合部
M,M2,M3,M4 電動装置
S 軸線
H,H2 ハウジング
10,110 ハウジング本体(ハウジング)
11 ポンプ収容凹部(被駆動体収容凹部)
13 モータ収容凹部
16 フランジ部
17,117 貫通孔
17a,117a 検査用開口部(開口部)
17b,117b 内周面(折返し通路の内壁面)
Rp 折返し通路(通気部)
20,120 モータカバー(ハウジング)
26 設置部
27,127 筒状部
27a,127a 貫通路(通気部)
27a,127a 開口端
27b,127b 突条部(位置決め突起部)
27c,127c 環状凹部(拡大空間、通気部)
27d,127d 段差部
Op 外部連通口(通気部)
30 外側カバー
IS 第1内部空間
IS 第2内部空間
40,140 ポンプカバー(被駆動体カバー)
41a,141a 吸入通路
42a,142a 吐出通路
50 モータ(電動部)
60 ポンプユニット(被駆動体)
70 回路基板
80 防水通気膜
190 遮蔽部材
H3,H4 ハウジング
210,310 第1ハウジング(ハウジング)
220,320 第2ハウジング(ハウジング)
211,311 設置部
212 筒状部
212a 貫通路(通気部)
212b 開口端
213,313 折返し通路(通気部)
214,314 外部連通口(通気部)
215,315 検査用開口部(開口部)
290 遮蔽部材

Claims (16)

  1. 電気的に作動する電動部と、
    前記電動部を駆動制御する制御ユニットを搭載した回路基板と、
    前記電動部及び前記回路基板を収容するハウジングと、
    前記ハウジングの内部を外部と連通させるべく前記ハウジングに形成された通気部と、
    前記通気部よりも内側に配置された防水通気膜と、を備えた電動装置であって、
    前記通気部は、前記防水通気膜が配置された領域から外向きに伸長する貫通路と、前記貫通路の開口端から折り返すように形成された折返し通路と、前記折返し通路を介して前記貫通路を外部に連通させる外部連通口を含み、
    前記ハウジングは、前記貫通路の開口端に臨むように形成されて使用時には前記開口端を覆うべく遮蔽される開口部を含む、
    ことを特徴とする電動装置。
  2. 前記貫通路は、前記防水通気膜の中央から外れた外縁寄りの領域において、前記防水通気膜に対向するように開口している、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動装置。
  3. 前記貫通路を画定する筒状部を含み、
    前記折返し通路は、前記筒状部の周りに形成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電動装置。
  4. 前記電動部は、駆動力を生じるモータであり、
    前記ハウジングは、前記モータを収容するモータ収容凹部を有するハウジング本体と、前記モータ収容凹部を覆うべく前記ハウジング本体に接合されるモータカバーと、前記モータカバーの外側に配置された前記回路基板及び前記防水通気膜を覆うべく前記モータカバーに接合される外側カバーを含む、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電動装置。
  5. 前記モータカバーは、前記防水通気膜を設置する設置部及び前記貫通路を含み、
    前記ハウジング本体は、前記折返し通路及び前記開口部を含み、
    前記モータカバー及び前記ハウジング本体は、協働して前記外部連通口を画定する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の電動装置。
  6. 前記モータカバーは、前記折返し通路に連通する拡大空間を含み、
    前記外部連通口は、前記拡大空間を介して前記折返し通路に連通する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の電動装置。
  7. 前記モータカバーは、前記貫通路を画定する筒状部を含み、
    前記折返し通路は、前記筒状部の周りに形成されている、
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の電動装置。
  8. 前記モータカバー及び前記ハウジング本体は、所定の軸線上に位置決めされるべく互いに嵌合され、
    前記筒状部は、前記ハウジング本体に対して前記モータカバーを前記軸線回りに位置決めするべく、前記折返し通路の内壁面に当接する位置決め突起部を含む、
    ことを特徴とする請求項7に記載の電動装置。
  9. 前記ハウジング本体及び前記モータカバーは、第1内部空間を画定し、
    前記外側カバー及び前記モータカバーは、第2内部空間を画定し、
    前記モータカバーは、前記第1内部空間と前記第2内部空間を連通させるように形成され、
    前記貫通路は、前記第2内部空間に連通するように形成されている、
    ことを特徴とする請求項4ないし8いずれか一つに記載の電動装置。
  10. 前記ハウジング本体は、前記モータ収容凹部を画定する壁部から張り出して形成されたフランジ部を含み、
    前記フランジ部には、前記折返し通路及び前記開口部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項4ないし9いずれか一つに記載の電動装置。
  11. 前記開口部は、前記ハウジング本体が接合される適用対象物の接合部により遮蔽される、
    ことを特徴とする請求項4ないし10いずれか一つに記載の電動装置。
  12. 前記開口部を遮蔽するべく、前記ハウジング本体に取り付けられる遮蔽部材を含む、
    ことを特徴とする請求項4ないし10いずれか一つに記載の電動装置。
  13. 前記モータの駆動軸により駆動される被駆動体を含み、
    前記ハウジング本体は、前記被駆動体を収容する被駆動体収容凹部を含む、
    ことを特徴とする請求項4ないし12いずれか一つに記載の電動装置。
  14. 前記被駆動体収容凹部を覆うべく前記ハウジング本体に接合される被駆動体カバーを含む、
    ことを特徴とする請求項13に記載の電動装置。
  15. 前記被駆動体は、流体を流動させるポンプユニットであり、
    前記被駆動体収容凹部は、ポンプ収容凹部である、
    ことを特徴とする請求項13に記載の電動装置。
  16. 前記被駆動体カバーは、前記ポンプ収容凹部を覆うべく前記ハウジング本体に接合されるポンプカバーであり、
    前記ポンプカバーは、流体を吸入する吸入通路と、流体を吐出する吐出通路を含む、
    ことを特徴とする請求項15に記載の電動装置。

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