JP2023030672A - 異材接合用アークスポット溶接法、及び、異材溶接継手 - Google Patents

異材接合用アークスポット溶接法、及び、異材溶接継手 Download PDF

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Abstract

【課題】鋼製の第一板と非鉄金属製の第二板との異材を、強固かつ信頼性の高い品質で接合できる、異材接合用アークスポット溶接法、異材溶接継手を提供する【解決手段】異材接合用アークスポット溶接法は、鋼製の上板10と、非鉄金属製の下板20と、を接合する。上板10は、平板状の基部11と、基部11に立設された立壁部13と、を有する。基部11は、貫通孔11cを有する。異材接合用アークスポット溶接法は、貫通孔11cを介して下板20が臨むように、基部11を下板20上に重ね合わせる重ね合わせ工程と、貫通孔11cの中心Oから立壁部13とは反対方向にずれた位置を狙い位置Tとして、溶融させた溶接金属30を貫通孔11cに充填することにより、基部11と下板20とをアーク溶接する充填溶接工程と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、異材接合用アークスポット溶接法、及び、異材溶接継手に関する。
自動車を代表とする輸送機器には、(a)有限資源である石油燃料消費、(b)燃焼に伴って発生する地球温暖化ガスであるCO2、(c)走行コスト、といった各種の抑制を目的として、走行燃費の向上が常に求められている。その手段としては、電気駆動の利用など動力系技術の改善の他に、車体重量の軽量化も改善策の一つである。軽量化には現在の主要材料となっている鋼を、軽量素材であるアルミニウム合金、マグネシウム合金、炭素繊維などに置換する手段がある。しかし、全てをこれら軽量素材に置換するには、高コスト化や強度不足になる、といった課題があり、解決策として鋼と軽量素材を適材適所に組み合わせた、いわゆるマルチマテリアルと呼ばれる設計手法が注目を浴びている。
鋼と上記軽量素材を組み合わせる際には、必然的にこれらを接合する箇所が出てくる。鋼同士やアルミニウム合金同士、マグネシウム合金同士では容易である溶接が、異材では極めて困難であることが知られている。この理由は、鋼とアルミニウムあるいはマグネシウムの溶融混合部には極めて脆い性質である金属間化合物(IMC)が生成し、引張や衝撃といった外部応力で溶融混合部が容易に破壊してしまうことにある。このため、抵抗スポット溶接法やアーク溶接法といった溶接法が異材接合には採用できず、他の接合法を用いるのが一般的である。鋼と炭素繊維の接合も、後者が金属ではないことから溶接を用いることができない。
特許文献1には、アルミニウム合金製又はマグネシウム合金製の第一板と、鋼製の第二板と、を接合する異材接合用アークスポット溶接法が開示されている。この溶接法は、第一板に孔を空ける工程と、第一板と第二板を重ね合わせる工程と、円形の孔部が形成される鋼製の接合補助部材を、該孔部が第一板に設けられた孔と同軸となるように第一板上に配置する工程と、接合補助部材の孔部を溶接金属で充填すると共に、第一板の孔内の溶接金属を介して第二板及び接合補助部材をアーク溶接する工程と、を備える。これにより、溶接金属と、溶融された第二板及び接合補助部材の一部と、によって溶融部が形成され、第一板と第二板とが接合される。
また、非特許文献1には、鋼板とアルミニウム板とを、アルミ溶接ワイヤを用いたMIGスポット溶接法によって接合することが記載されている。このMIGスポット溶接法においては、鋼板に予め一個の貫通孔を設け、鋼板をアルミニウム板上に重ね、鋼板の孔に溶融アルミニウム材を充填することによって鋼板とアルミニウム板とを接合する。
特開2018-034166号公報
WELDING JOURNAL, (1963), p.302-308
特許文献1の記載の溶接法においては消耗材として接合補助部材が必要であるため、接合補助部材を必要としない、より簡便かつ安価な技術が求められる。
これに対して非特許文献1に記載の接合方法によれば、接合補助部材を使用することなく、鋼板とアルミニウム板とが接合できる。しかしながら、MIG溶接特有のアーク形状、磁気吹きの発生しやすさ等により、アークの硬直性が損なわれ、鋼の一部が溶融して溶接金属に混入することで割れなどが発生する、溶接金属形状が不安定になるなどの不具合が生じることがある。
特に、鋼板が、アルミニウム板と重ね合わされる基部と、当該基部に立設された立壁部と、を有する場合、磁気吹きによってアーク及び溶接金属が立壁部側に偏ってしまう現象が生じることが、本発明者らの鋭意研究により明らかとなった。このような場合、上述したような割れの発生や溶接金属形状の不安定性が顕著となり、品質に悪影響を及ぼす。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、鋼製の第一板と非鉄金属製の第二板との異材を、強固かつ信頼性の高い品質で接合できる、異材接合用アークスポット溶接法、異材溶接継手を提供することにある。
本発明の上記目的は、異材接合用アークスポット溶接法に係る下記[1]の構成により達成される。
[1] 鋼製の第一板と、非鉄金属製の第二板と、を接合する異材接合用アークスポット溶接法であって、
前記第一板は、平板状の基部と、基部に立設された立壁部と、を有し、
前記基部は、貫通孔を有し、
前記貫通孔を介して前記第二板が臨むように、前記基部を前記第二板上に重ね合わせる重ね合わせ工程と、
前記貫通孔の中心から前記立壁部とは反対方向にずれた位置を狙い位置として、溶融させた溶接金属を前記貫通孔に充填することにより、前記基部と前記第二板とをアーク溶接する充填溶接工程と、
を備える異材接合用アークスポット溶接法。
本発明によれば、鋼製の第一板と非鉄金属製の第二板との異材を、強固かつ信頼性の高い品質で接合できる、異材接合用アークスポット溶接法、異材溶接継手を提供できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る異材溶接継手の斜視図である。 図2は、異材溶接継手の断面図である。 図3は、貫通孔周辺の異材溶接継手の断面写真である。 図4Aは、異材接合用アークスポット溶接法の作業工程を説明するための図であり、異材接合用アークスポット溶接法の孔開け工程及び重ね合わせ工程を示す図である。 図4Bは、異材接合用アークスポット溶接法の作業工程を説明するための図であり、異材接合用アークスポット溶接法の充填溶接工程を示す図である。 図4Cは、異材接合用アークスポット溶接法の作業工程を説明するための図であり、異材接合用アークスポット溶接法によって製造された異材溶接継手を示す図である。 図5は、比較例に係る異材接合用アークスポット溶接法を説明するための上板及び下板の断面図である。 図6は、比較例に係る貫通孔周辺の異材溶接継手の断面写真である。 図7は、比較例に係る異材溶接継手の上面図である。 図8は、本実施形態に係る貫通孔周辺の異材溶接継手の断面写真である。 図9は、第一変形例にかかる上板と下板とを示す斜視図である。 図10は、第二変形例に係る、貫通孔周辺の異材溶接継手の断面図である。 図11は、第三変形例に係る、貫通孔周辺の異材溶接継手の断面図である。 図12は、十字引張試験の試験継手の斜視図である。 図13は、貫通孔周辺の試験継手の断面図である。 図14は、十字引張試験の結果を示すグラフである。
以下、本発明の一実施形態に係る異材接合用アークスポット溶接法、及び、異材溶接継手を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る異材溶接継手1の斜視図である。図2は、異材溶接継手1の断面図である。なお、図1及び図2には、アーク溶接機50によって溶接される最中の異材溶接継手1が示されており、上板10と下板20とを接合する溶接金属30の図示が省略されている。本実施形態の異材接合用アークスポット溶接法は、互いに重ね合わされる、鋼製の上板10(第一板)と、非鉄金属製の下板20(第二板)と、を後述する異材接合用アークスポット溶接法によって接合することで、図1及び図2に示すような異材溶接継手1を得るものである。
上板10は、平板状の基部11と、基部11に立設された立壁部13と、を有する断面L形状の鋼板である。基部11は、表面11aと、表面11aとは反対側の面であり下板20に当接する裏面11bと、を有する。また、基部11には、表面11aから裏面11bにわたって板厚方向に貫通して、下板20の表面20aに臨む円形状の貫通孔11cが形成される。なお、貫通孔11cの形状は、円形状に限定されず、多角形状等であってもよい。
立壁部13は、基部11の一端部から、基部11に対して垂直に延びている。なお、図示の例では基部11と立壁部13とが成す角度θは90°であるが、本発明はこれに限定されず、角度θは0°<θ<180°の範囲であればよい。
下板20は、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム、マグネシウム合金、銅、銅合金等の非鉄金属製である。下板20は、上板10の基部11と水平に延びる平板状である。下板20は、基部11の裏面11bと当接する表面20aと、表面20aとは反対側の面である裏面20bと、を有する。
図3は、貫通孔11c周辺の異材溶接継手1の断面写真である。図3に示すように、上板10の基部11の貫通孔11cに、アークスポット溶接によってフィラー材(溶接材料)が溶融した、アルミニウム又はアルミニウム合金の溶接金属30が充填されることによって、下板20の一部が溶融し、溶接金属30によって上板10と下板20とが接合される。
溶接金属30は貫通孔11cを充填し、さらに基部11の表面11a側に余盛り31を形成する。余盛り31は、貫通孔11cの周面よりも外周側に延出したフランジ部31aを有する。なお、余盛り31が形成されない、すなわち、貫通孔11cが溶接後に外観上残る状態だと、基部11及び下板20の板厚方向の外部応力に対して、接合強度が不足する可能性がある。したがって、本実施形態のように余盛り31が形成されることで、高い接合強度が得られる。
一方、溶接金属30の余盛り31側と反対側の溶込みについては、下板20を適度に溶融していることが必要である。なお、図3に示すように、下板20の板厚を超えて溶接金属30が形成される、いわゆる裏波33が出る状態にまで溶けてよい。一方、下板20が溶けずに、溶接金属30が下板20に載っているだけであると、高い強度は得られない。また、溶接金属30が深く溶け込みすぎて、溶接金属30と下板20が溶け落ちてしまわないように溶接する必要がある。
図4A~図4Cは、異材接合用アークスポット溶接法の作業工程を説明するための図であり、貫通孔11c周辺の上板10及び下板20の断面図である。図4Aは、異材接合用アークスポット溶接法の孔開け工程及び重ね合わせ工程を示す図である。図4Bは、異材接合用アークスポット溶接法の充填溶接工程を示す図である。図4Cは、異材接合用アークスポット溶接法によって製造された異材溶接継手1を示す図である。
以下、異材接合用アークスポット溶接法について説明する。まず、図4Aに示すように、上板10の基部11に対し、表面11aから裏面11bにわたって板厚方向に貫通して下板20の重ね合わせ面に臨む貫通孔11cを形成する、孔開け工程を行う(ステップS1)。孔開け工程の具体的な手法としては、(A)電動ドリルやボール盤といった回転工具を用いた切削、(B)ポンチを用いた打抜き、又は(C)金型を用いたプレス型抜きが挙げられる。
次に、上板10の基部11と下板20を重ね合わせる重ね合わせ工程を行う(ステップS2)。
続いて、図4B及び図4Cに示すように、溶融させた溶接金属30を貫通孔11cに充填することにより、基部11と下板20とをアーク溶接する充填溶接工程(ステップS3)を行う。この充填溶接工程においては、アーク溶接機50を用いて、溶極式ガスシールドアーク溶接法により、アークAを発生させ、上板10の基部11を溶融させない溶接条件で溶接ワイヤ51を溶融し、基部11と下板20とを接合する。
溶極式ガスシールドアーク溶接法は、一般的にMAG(マグ)やMIG(ミグ)と呼ばれる溶接法であり、ソリッドワイヤ又はフラックス入りワイヤ等の溶接ワイヤ51をフィラー兼アーク発生溶極として用い、CO2、ArやHeといったシールドガスGで溶接部を大気から遮断して健全な溶接部を形成する手法である。
このようなアーク溶接によって、フィラー材の溶融により生成された溶接金属30を、基部11の貫通孔11cに充填する。これにより、上板10の表面11aに余盛り31を形成するとともに、溶接金属30を下板20の裏面20bに裏波33が出る状態まで溶け込ませて、基部11と下板20とを接合する。
本実施形態においては、鋼製の上板10の種類や形状は特に限定するものではなく、構造部材に汎用される用途又は構造部材用途から適宜選択される。なお、本実施形態に係る異材接合方法の効果を阻害しない限り、亜鉛などのメッキ(メッキ鋼板)や、種々の表面処理が施されても良い。
また、アルミニウム合金又はマグネシウム合金製の下板20としては、純アルミニウム系材又はアルミニウム合金系材のようなアルミニウム材、若しくは、純マグネシウム系材又はマグネシウム合金系材のようなマグネシウム材が例として挙げられる。本実施形態で用いられる下板20は、その合金の種類や形状を特に限定するものではなく、各構造用部材としての要求特性に応じて、汎用されている圧延などの板材、押出などの形材、鍛造材、鋳造材などが適宜選択される。
なお、下板20に適用されるアルミニウム合金の種類として、5000系(Al-Mg系)や6000系(Al-Mg-Si系)などを挙げることができるが、本実施形態ではいずれの合金でも使用することができる。また、下板20に適用されるマグネシウム合金の種類として、JIS規格のMS-AZ31B、MS-AZ61、MS-AZ80、MS-M1、MS-AZX611などを挙げることができる。
また、フィラー材(溶接材料)の材質については、一般的に用いられる溶接用ワイヤが適用可能であり、溶接継手や溶接条件に応じて適宜選択される。すなわち、フィラー材(溶接材料)の材質は、溶接金属30が下板20の材質と同様になるものが用いられる。なお、溶接用ワイヤは、ソリッドワイヤでもフラックス入りワイヤでも構わない。
例えば、下板20がアルミニウム製又はアルミニウム合金製である場合、フィラー材(溶接材料)の材質は、溶接金属30がアルミニウム又はアルミニウム合金となるものが用いられる。アルミニウム系溶接材料としては、JISで規定される、A4043-WY、A4047-WY、A5356-WY、A5183-WYなどが例として挙げられるが、これらに限定されるわけではない。
また、下板20がマグネシウム製又はマグネシウム合金製である場合、フィラー材(溶接材料)の材質は、溶接金属30がマグネシウム又はマグネシウム合金となるものが用いられる。また、下板20が銅製又は銅合金製である場合、フィラー材(溶接材料)の材質は、溶接金属30が銅又は銅合金となるものが用いられる。
図5は、比較例に係る異材接合用アークスポット溶接法を説明するための上板10及び下板20の断面図である。図6は、比較例に係る貫通孔11c周辺の異材溶接継手1の断面写真である。図7は、比較例に係る異材溶接継手1の上面図である。
図5に示すように、充填溶接工程(ステップS3)において、溶接ワイヤ51の狙い位置(教示ポイント)Tを基部11の貫通孔11cの中心Oとした場合、磁性材料である上板10の立壁部13が影響し、磁気吹きが発生し、アークの硬直性が損なわれる。特に、貫通孔11cの中心Oと立壁部13との距離をDとした場合、当該距離Dが15mm以下の場合に、磁気吹きの影響が大きい。これにより、アークが立壁部13側に偏向し、図6及び図7に示すように、溶接金属30も立壁部13側(図6及び図7中、左側)に偏る。より具体的には、溶接金属30の余盛り31のフランジ部31aの、貫通孔11cの周面から立壁部13側に向かう延出量をW1とし、フランジ部31aの、貫通孔11cの周面から立壁部13とは反対方向へ向かう延出量をW2としたとき、W1がW2に比べて大きくなる(W1>W2)。
このような場合、表側部材である上板10の一部が過度に溶融して溶接金属30に混入し、溶接金属30の品質が悪化する可能性がある。また、溶接金属30の余盛り31のフランジ部31aが理想的な真円状に形成されず、強度が低下する可能性がある。
そこで本実施形態においては、磁気吹きによりアーク及び溶接金属30が立壁部13側に偏る分を予め見越して、図2に示すように、充填溶接工程(ステップS3)において、貫通孔11cの中心Oから立壁部13とは反対方向にずれた位置を溶接ワイヤ51の狙い位置(教示ポイント)Tとして、アーク溶接が行われる。
貫通孔11cの中心Oと立壁部13との距離をDとし、貫通孔11cの中心Oと狙い位置Tとの間の距離をXとする。ここで、距離Xは、貫通孔11cの中心Oから立壁部13とは反対方向(図中右側)への狙い位置Tのズレ量を正の値とし、貫通孔11cの中心Oから立壁部13に向かう方向(図中左側)への狙い位置Tのズレ量を負の値とする。
この場合、0.5/log(1+D)≦Xを満たすことが好ましく、2.0/log(1+D)≦Xを満たすことがより好ましい。距離Xを上記範囲に設定することで、狙い位置Tと立壁部13との距離(D+X)が大きくなるので、磁気吹きによって溶接金属30が立壁部13側へ偏った場合であっても、狙い位置Tが立壁部13とは反対側に距離Xだけずれているので、貫通孔11cの中心Oを基準とした溶接金属30の真円度は良好となる。
図8は、本実施形態に係る貫通孔11c周辺の異材溶接継手1の断面写真である。図8に示すように、溶接金属30の真円度が良好となり、余盛り31のフランジ部31aの延出量W1,W2の関係を、W1/W2≦2.5、より好ましくはW1/W2≦1.4とすることができる。
一方、X<0.5/log(1+D)である場合は、磁気吹きの影響によって2.5<W1/W2となってしまい、延出量W1が延出量W2に比べて過大となり、溶接金属30の余盛り31のフランジ部31aが理想的な真円状に形成されず、強度が低下することがある。
また、X≦5.0/log(1+D)を満たすことが好ましく、X≦3.5/log(1+D)を満たすことがより好ましい。距離Xを上記範囲に設定することで、溶接金属30の真円度が良好となり、余盛り31のフランジ部31aの延出量W1,W2の関係を、0.4≦W1/W2、より好ましくは0.7≦W1/W2とすることができる。
一方、5.0/log(1+D)<Xである場合は、狙い位置Tの中心Oからの距離Xが大きいため、W1/W2<0.4となってしまい、延出量W2が延出量W1に比べて過大となり、溶接金属30の余盛り31のフランジ部31aが理想的な真円状に形成されず、強度が低下してしまうことがある。
このように、本実施形態では、0.5/log(1+D)≦X≦5.0/log(1+D)を満たすように、貫通孔11cの中心Oから立壁部13とは反対方向に距離Xだけずれた位置を溶接ワイヤ51の狙い位置Tとしてアーク溶接することで、0.4≦W1/W2≦2.5となり、溶接金属30の真円度が向上する。したがって、貫通孔11cの中心Oと立壁部13との距離Dが小さく(例えば、距離Dが15mm以下)、磁気吹きの影響が大きい場合であっても、上板10の基部11と下板20とを、強固かつ信頼性の高い品質で接合できる。継手強度をさらに高めるためには、0.7≦W1/W2≦1.4として、溶接金属の真円度を高めることがより好ましい。
(第一変形例)
上記実施形態においては、鋼製の上板10は、基部11と立壁部13とからなる断面略L字形状の部材であったが、基部11と立壁部13とを有するものであれば他の形状であってもよい。図9は、第一変形例にかかる上板10と下板20とを示す斜視図である。
図9の上板10は、ハット形鋼であり、平板状の一対の基部11,11と、一対の基部11,11の内側端部それぞれに立設された一対の立壁部13,13と、一対の立壁部13,13の先端同士を接続する平板状の接続部15と、を有する。基部11には、上板10の長手方向において互いに間隔を空けて複数の貫通孔11cが形成される。
このように、上板10の形状が異なる場合であっても、上述の実施形態において説明した異材接合用アークスポット溶接法によって、上板10と下板20とをアーク溶接できる。すなわち、上板10の一対の基部11,11と下板20が重ね合わされ、溶融させた溶接金属を複数の貫通孔11cに充填することにより、一対の基部11,11と下板20が接合される。
(第二変形例)
図10は、第二変形例に係る、貫通孔11c周辺の異材溶接継手1の断面図である。図9の異材溶接継手1は、鋼製の上板10(第一板)及び非鉄金属製の下板20(第二板)に加え、非鉄金属製の底板3(第三板)を備える。下板20及び底板3の材質は同一であり、例えば両者ともアルミニウム合金製である。
このように、底板3が、下板20の下方に設けられる場合であっても、上記実施形態において説明した異材接合用アークスポット溶接法によって、上板10と下板20と底板3とを接合できる。すなわち、上板10の基部11と下板20と底板3とが重ね合わされ、溶融させた溶接金属を貫通孔11cに充填する。これにより、上板10の表面11aに溶接金属30の余盛り31を形成するとともに、溶接金属30を底板3の裏面3aに裏波33が出る状態まで溶け込ませて、上板10の基部11と下板20と底板3とを接合する。
(第三変形例)
図11は、第三変形例に係る、貫通孔11c周辺の異材溶接継手1の断面図である。図11の異材溶接継手1は、鋼製の上板10(第一板)及び非鉄金属製の下板20(第二板)に加え、非鉄金属製の天板5(第三板)を備える。下板20及び天板5の材質は同一であり、例えば両者ともアルミニウム合金製である。
このように、天板5が、上板10の基部11の上方に設けられる場合であっても、上記実施形態において説明した異材接合用アークスポット溶接法によって、天板5と上板10と下板20とを接合できる。すなわち、天板5と上板10の基部11と下板20が重ね合わされ、溶融させた溶接金属によって天板5のうち貫通孔11cの上方部分を溶融させながら、当該溶接金属を複数の貫通孔11cに充填する。これにより、上板10の表面11a側(より具体的には天板5の表面5a)に溶接金属30の余盛り31を形成するとともに、溶接金属30を下板20の裏面20bに裏波33が出る状態まで溶け込ませて、天板5と上板10の基部11と下板20とを接合する。
(継手強度試験)
上述した溶接金属30の余盛り31のフランジ部31aの延出量W1,W2と、継手強度と、の関係を評価するため、被溶接部材を十字に組んでスポット溶接した溶接継手を剥離方向に引張荷重を負荷して測定する、十字引張強さ(CTS)試験を行った。十字引張試験は、JIS Z 3137で規定されている。
図12は、十字引張試験の試験継手101の斜視図である。図13は、貫通孔113周辺の試験継手101の断面図である。
試験継手101は、長方形状の鋼製の上板110と、長方形状のアルミニウム材製の下板120と、を互いに十字形に重ね合わせ、その中心部が上述の異材接合用アークスポット溶接法によって溶接された溶接十字継手である。
上板110及び下板120の両端部にはそれぞれ、上板110及び下板120を引張試験用治具にボルトで固定するための一対のボルト孔111、121が設けられている。また、上板110の中心には、上下方向に貫く貫通孔113が設けられ、当該貫通孔113に溶融した溶接金属130が充填されることにより、上板110と下板120とがアーク溶接される。
このようなアーク溶接によって、フィラー材の溶融により生成された溶接金属130を、上板110の貫通孔113に充填する。これにより、上板10の表面に余盛り131を形成するとともに、溶接金属130を下板120の裏面に裏波133が出る状態まで溶け込ませて、上板110と下板120とを接合した。図13には、貫通孔113の中心Oと、溶接金属130の余盛り131のフランジ部131aの、貫通孔113の周面から一方(図中左側)に向かう延出量W1と、フランジ部131aの、貫通孔113の周面から他方(図中右側)へ向かう延出量W2と、が示されている。
十字引張試験においては、上記延出量W1,W2をそれぞれ変更した試験継手101のCTS(十字引張強さ)を測定した。この測定結果によれば、W1/W2が1に近いほど、CTSが増大する傾向が見られた。特に、0.4≦W1/W2≦2.5の場合、CTSが大きく、0.7≦W1/W2≦1.4の場合、CTSが更に大きい結果となった。
また、同様の条件にて、JIS Z 3136に準拠した引張せん断試験を行ったが、W1/W2の値に関わらず、引張せん断強さ(TSS)はほぼ同一値となった。TSSはナゲット径や溶接金属硬さに相関があるのに対し、CTSは靭性、応力集中なども影響すると考えられている。上記試験継手においては、鋼の溶接金属混入による靭性低下、扁平な溶接金属形成による応力集中などの影響が強く、W1/W2の違いはCTSの差として現れたと考えられる。
以下の表1に示す条件にて上板10と下板20とを異材アークスポット溶接によって接合し、図1及び図2に示すような異材溶接継手1を作成した。貫通孔11cの中心Oと立壁部13との距離Dと、貫通孔11cの中心Oと狙い位置Tとの間の距離Xと、W1/W2と、の関係を図14にまとめた。上述の通り、距離Xは、貫通孔11cの中心Oから立壁部13とは反対方向への狙い位置Tのズレ量を正の値とし、貫通孔11cの中心Oから立壁部13に向かう方向への狙い位置Tのズレ量を負の値とする。
Figure 2023030672000002
図14には、距離Dと距離Xとの関係がプロットされているとともに、プロットされた各点が、W1/W2の値によって丸、三角、四角の形状で表されている。丸で表された点は、0.7≦W1/W2≦1.4を満たし、より良好な継手強度を持つ異材溶接継手1のデータである。三角で表された点は、0.4≦W1/W2<0.7または1.4<W1/W2≦2.5を満たし、良好な継手強度を持つ異材溶接継手1のデータである。四角で表された点は、0.4≦W1/W2≦2.5を満たさず、継手強度が相対的に低い異材溶接継手1のデータである。
距離Dが小さくなるにしたがって、継手強度が相対的に低くなることが分かる。これは、距離Dが小さくなるほど、磁気吹きの影響が大きくなるためであると考えられる。特に距離Dが15mm以下では磁気吹きの影響が大きく、距離Dが10mm以下では磁気吹きの影響がさらに大きくなる。距離Dが15mm以下の範囲では、X=0の場合(溶接ワイヤ51の狙い位置Tを基部11の貫通孔11cの中心Oと一致させた場合)、継手強度が相対的に低くなってしまう。
図14に対数曲線L1,L4で示したように、特に0.5/log(1+D)≦X≦5.0/log(1+D)を満たす場合には、0.4≦W1/W2≦2.5を満たし、良好な継手強度を持つ異材溶接継手1が得られることが明らかとなった。また、対数曲線L2,L3で示したように、2.0/log(1+D)≦X≦3.5/log(1+D)を満たす場合には、0.7≦W1/W2≦1.4を満たし、より良好な継手強度を持つ異材溶接継手1が得られることが明らかとなった。特に距離Dが15mm以下であり磁気吹きの影響が大きい場合であっても、距離D,Xが上記関係を満たすように設定すれば、良好な継手強度を持つ異材溶接継手1が得られる。
以上、各実施形態に係る異材接合用アークスポット溶接法及び異材溶接継手について詳細に説明したが、本発明は、前述した各実施形態及び各変形例に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。例えば、各実施形態及び各変形例における溶接工程の順序は、上述したものに限られず、適宜変更して構わない。
以上のとおり、本明細書には次の事項が開示されている。
(1) 鋼製の第一板と、非鉄金属製の第二板と、を接合する異材接合用アークスポット溶接法であって、
前記第一板は、平板状の基部と、基部に立設された立壁部と、を有し、
前記基部は、貫通孔を有し、
前記貫通孔を介して前記第二板が臨むように、前記基部を前記第二板上に重ね合わせる重ね合わせ工程と、
前記貫通孔の中心から前記立壁部とは反対方向にずれた位置を狙い位置として、溶融させた溶接金属を前記貫通孔に充填することにより、前記基部と前記第二板とをアーク溶接する充填溶接工程と、
を備える異材接合用アークスポット溶接法。
この構成によれば、溶接金属の真円度が向上することで継手強度が向上し、鋼製の第一板と非鉄金属製の第二板との異材を、強固かつ信頼性の高い品質で接合できる。
(2) 前記貫通孔の中心と前記立壁部との間の距離をDとし、
前記貫通孔の中心と前記狙い位置との間の距離をXとしたとき、
0.5/log(1+D)≦Xを満たす
(1)に記載の異材接合用アークスポット溶接法。
この構成によれば、距離を上記範囲に設定することで、狙い位置と立壁部との距離(D+X)が大きくなるので、磁気吹きの影響を小さくすることができる。また、磁気吹きによって溶接金属が立壁部側へ偏った場合であっても、狙い位置が立壁部とは反対側に距離Xだけずれているので、貫通孔の中心を基準とした溶接金属の真円度が良好となる。
(3) X≦5.0/log(1+D)を満たす
(1)または(2)に記載の異材接合用アークスポット溶接法。
この構成によれば、狙い位置と立壁部との距離(D+X)が大きくなり過ぎることがないので、貫通孔の中心を基準とした溶接金属の真円度が良好となる。
(4)前記貫通孔の中心と前記立壁部との間の距離をDとしたとき、
前記距離Dは15mm以下である
(1)~(3)のいずれか1つに記載の異材接合用アークスポット溶接法。
この構成によれば、磁気吹きの影響が比較的大きな場合でも、第一板と第二板との良好な接合が可能である。
(5) 前記充填溶接工程において、前記第一板の表面側に前記溶接金属の余盛りが形成され、
前記余盛りは、前記貫通孔の周面よりも外周側に延出したフランジ部を有し、
前記フランジ部の、前記貫通孔の周面から前記立壁部側へ向かう延出量をW1とし、
前記フランジ部の、前記貫通孔の周面から前記立壁部とは反対方向へ向かう延出量をW2としたとき、
0.4≦W1/W2≦2.5を満たす
(1)~(5)のいずれか1つに記載の異材接合用アークスポット溶接法。
この構成によれば、貫通孔の中心を基準とした溶接金属の真円度が良好となる。
(6) 0.7≦W1/W2≦1.4を満たす
(5)に記載の異材接合用アークスポット溶接法。
この構成によれば、貫通孔の中心を基準とした溶接金属の真円度がさらに良好となる。
(7) 前記第二板は、アルミニウム又はアルミニウム合金製であり、
前記溶接金属は、アルミニウム又はアルミニウム合金である、
(1)~(6)のいずれか1つに記載の異材接合用アークスポット溶接法。
この構成によれば、鋼製の第一板とアルミニウム材製の第二板との異材を、強固かつ信頼性の高い品質で接合できる。
(8) (1)~(7)のいずれか1つに記載の異材接合用アークスポット溶接法で形成された異材溶接継手。
この構成によれば、溶接金属の真円度が向上することで継手強度が向上し、鋼製の第一板と非鉄金属製の第二板との異材を、強固かつ信頼性の高い品質で接合できる。
1 異材溶接継手
3 底板
3a 裏面
5 天板
5a 表面
10 上板(第一板)
11 基部
11a 表面
11b 裏面
11c 貫通孔
13 立壁部
15 接続部
20 下板(第二板)
20a 表面
20b 裏面
30 溶接金属
31 余盛り
31a フランジ部
33 裏波
50 アーク溶接機
51 溶接ワイヤ
101 試験継手
110 上板
111 ボルト孔
113 貫通孔
120 下板
121 ボルト孔
A アーク
G シールドガス
O 中心
W1、W2 延出量
θ 角度

Claims (8)

  1. 鋼製の第一板と、非鉄金属製の第二板と、を接合する異材接合用アークスポット溶接法であって、
    前記第一板は、平板状の基部と、基部に立設された立壁部と、を有し、
    前記基部は、貫通孔を有し、
    前記貫通孔を介して前記第二板が臨むように、前記基部を前記第二板上に重ね合わせる重ね合わせ工程と、
    前記貫通孔の中心から前記立壁部とは反対方向にずれた位置を狙い位置として、溶融させた溶接金属を前記貫通孔に充填することにより、前記基部と前記第二板とをアーク溶接する充填溶接工程と、
    を備える異材接合用アークスポット溶接法。
  2. 前記貫通孔の中心と前記立壁部との間の距離をDとし、
    前記貫通孔の中心と前記狙い位置との間の距離をXとしたとき、
    0.5/log(1+D)≦Xを満たす
    請求項1に記載の異材接合用アークスポット溶接法。
  3. 前記貫通孔の中心と前記立壁部との間の距離をDとし、
    前記貫通孔の中心と前記狙い位置との間の距離をXとしたとき、
    X≦5.0/log(1+D)を満たす
    請求項1または2に記載の異材接合用アークスポット溶接法。
  4. 前記貫通孔の中心と前記立壁部との間の距離をDとしたとき、
    前記距離Dは15mm以下である
    請求項1~3のいずれか1項に記載の異材接合用アークスポット溶接法。
  5. 前記充填溶接工程において、前記第一板の表面側に前記溶接金属の余盛りが形成され、
    前記余盛りは、前記貫通孔の周面よりも外周側に延出したフランジ部を有し、
    前記フランジ部の、前記貫通孔の周面から前記立壁部側へ向かう延出量をW1とし、
    前記フランジ部の、前記貫通孔の周面から前記立壁部とは反対方向へ向かう延出量をW2としたとき、
    0.4≦W1/W2≦2.5を満たす
    請求項1~4のいずれか1項に記載の異材接合用アークスポット溶接法。
  6. 0.7≦W1/W2≦1.4を満たす
    請求項5に記載の異材接合用アークスポット溶接法。
  7. 前記第二板は、アルミニウム又はアルミニウム合金製であり、
    前記溶接金属は、アルミニウム又はアルミニウム合金である、
    請求項1~6のいずれか1項に記載の異材接合用アークスポット溶接法。
  8. 請求項1~7のいずれか1項に記載の異材接合用アークスポット溶接法で形成された異材溶接継手。
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