JP2023029073A - 飛沫拡散防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 飛沫の拡散を効果的に抑えることができる飛沫拡散防止装置を提供する。【解決手段】 飛沫拡散防止装置1は、仕切り2と、覆い3と、吸引排気ファン4と、エアフィルター5とを備える。仕切り2は、人の前側の周りを囲み、かつ、人と向き合う側が開口した構成からなり、左右の側板2b、2bと背板2cとを備える。覆い3は、仕切り2で仕切られた内側空間2aの上方を覆う。吸引排気ファン4は、内側空間2aの空気を吸引排出する。エアフィルター5は、吸引排気ファン4と内側空間2aとの間に配置される。【選択図】 図4

Description

この発明は、仕切りによって飛沫の拡散を防止する飛沫拡散防止装置に関するものである。
従来、新型コロナウイルスによる飛沫感染の対策として、例えば、食事の場での、テーブルとかカウンターの前席とか隣席との境界部分に、アクリル板でできた仕切りを設置することで、飛沫の拡散を防ぐことが行われていた。
しかし、前記従来の仕切りは、簡易に設置することはできるものの、飛沫の拡散を十分に抑えるものとはいえなかった。
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、飛沫の拡散を効果的に抑えることができる飛沫拡散防止装置を提供することにある。
この発明に係る飛沫拡散防止装置は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る飛沫拡散防止装置は、人の前側に配置されて飛沫の拡散を防ぐ飛沫拡散防止装置である。この飛沫拡散防止装置は、人の前側の周りを囲み、かつ、人と向き合う側が開口した仕切りと、その仕切りで仕切られた内側空間の上方を覆う覆いと、前記内側空間の空気を吸引排出する吸引排気ファンと、その吸引排気ファンと前記内側空間との間に配置されるエアフィルターとを備える。
この飛沫拡散防止装置によると、仕切りで仕切られた内側空間は、その仕切りと上方の覆いとで、外側と区画される。そして、飛沫拡散防止装置は、吸引排気ファンとエアフィルターを備えており、仕切りの開口付近の空気とか内側空間の空気は、吸引されるとともにエアフィルターを通って外側に排出される。このため、人から発せられた飛沫は、空気の流れに乗ってエアフィルターに集ってそのエアフィルターに留まり捕集されることから、拡散することがない。
また、請求項2に記載の発明に係る飛沫拡散防止装置は、請求項1に記載の飛沫拡散防止装置において、前記覆いは、前記内側空間の上方を覆う天板と、その天板にあけられた通孔およびその通孔の上方に配置される前記吸引排気ファンを覆うカバーとを備える。そして、前記エアフィルターは、前記通孔を覆うようにして前記天板に着脱可能に取り付けられる。
また、請求項3に記載の発明に係る飛沫拡散防止装置は、請求項2に記載の飛沫拡散防止装置において、前記仕切りは、前記内側空間を形成する左右の側板および奥方の背板を備える。そして、前記側板と前記背板と前記天板とは、互いに別体に形成されている。そこで、前記側板と前記背板と前記天板の角部が集まる上部奥方角部に、内側に配される第1内側角部材と外側に配される第1外側角部材とが設けられて、前記上部奥方角部の前記側板と前記背板と前記天板とが、前記第1内側角部材と前記第1外側角部材とで挟み込まれ、前記側板と前記背板の角部が集まる下部奥方角部に、内側に配される第2内側角部材と外側に配される第2外側角部材とが設けられて、前記下部奥方角部の前記側板と前記背板とが、前記第2内側角部材と前記第2外側角部材とで挟み込まれ、前記側板と前記天板の角部が集まる上部前方角部に、内側に配される第3内側角部材と外側に配される第3外側角部材とが設けられて、前記上部前方角部の前記側板と前記天板とが、前記第3内側角部材と前記第3外側角部材とで挟み込まれて、前記側板と前記背板と前記天板とが互いに連結される。
また、請求項4に記載の発明に係る飛沫拡散防止装置は、請求項1に記載の飛沫拡散防止装置において、前記仕切りは、前記内側空間を形成する左右の側板および奥方の背板を備えて、それら側板と背板とが連続する、一部品からなる。
また、請求項5に記載の発明に係る飛沫拡散防止装置は、請求項1または4に記載の飛沫拡散防止装置において、前記覆いには、前記吸引排気ファンが装着される。そして、前記覆いは、前記仕切りの上端部分に着脱可能に取り付けられる。そこで、前記エアフィルターは、前記仕切りの上端に載って、その仕切りと前記覆いとで挟まれる。
また、請求項6に記載の発明に係る飛沫拡散防止装置は、請求項1または4に記載の飛沫拡散防止装置において、前記覆いには、前記吸引排気ファンが装着される。そして、前記覆いまたは前記仕切りは、前記エアフィルターが載るガイドレールを有する。そこで、前記エアフィルターは、前記ガイドレール上をスライド可能であって、そのスライドにより、前記覆いまたは前記仕切りに対し着脱可能に取り付けられる。
また、請求項7に記載の発明に係る飛沫拡散防止装置は、請求項1または4に記載の飛沫拡散防止装置において、前記覆いには、前記吸引排気ファンが装着される。そして、前記覆い内と前記内側空間とを区画する隔壁が設けられる。そこで、前記エアフィルターは、前記隔壁にあけられた通孔を覆うようにして前記隔壁に着脱可能に取り付けられる。
また、請求項8に記載の発明に係る飛沫拡散防止装置は、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の飛沫拡散防止装置において、前記内側空間の空気は、前記吸引排気ファンによって、吸引されて前記覆いの後側に排出され、前記覆いには、その排出された空気を下方に導く案内部が設けられる。
この発明に係る飛沫拡散防止装置によれば、人から発せられた飛沫を、吸引排気ファンを用いて、仕切りと覆いとで区画された内側空間を通してエアフィルターによって捕集することで、飛沫の拡散を効果的に抑えることができる。
この発明の第一の実施の形態の、飛沫拡散防止装置の斜視図である。 同じく、正面図である。 同じく、底面図である。 同じく、図2におけるA-A線による断面図である。 同じく、図4における要部拡大図である。 同じく、カバーを吸引排気ファンとともに外したときの平面図である。 同じく、エアフィルターの拡大斜視図である。 同じく、カバーに吸引排気ファンを取り付けた拡大底面図である。 同じく、図8におけるB矢視図である。 同じく、飛沫拡散防止装置の使用状態を示す斜視図である。 この発明の第二の実施の形態の、飛沫拡散防止装置の下方から見た分解斜視図である。 同じく、飛沫拡散防止装置の正面図である。 同じく、平面図である。 同じく、図12におけるC-C線による断面図である。 同じく、図14における要部拡大図である。 この発明の第三の実施の形態の、飛沫拡散防止装置の上方から見た分解斜視図である。 同じく、下方から見た分解斜視図である。 同じく、飛沫拡散防止装置の斜視図である。 この発明の第四の実施の形態の、飛沫拡散防止装置の正面図である。 同じく、平面図である。 同じく、図19におけるD-D線による断面図である。 同じく、図21における要部拡大図である。
以下、この発明に係る飛沫拡散防止装置を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
図1~図10は、本発明の第一の実施の形態を示す。飛沫拡散防止装置1は、人の前側に配置されて飛沫の拡散を防ぐ装置であって、仕切り2と、覆い3と、吸引排気ファン4と、エアフィルター5とを備える。仕切り2は、人の前側の周りを囲み、かつ、人と向き合う側が開口した構成となっている。覆い3は、仕切り2で仕切られた内側空間2aの上方を覆うものである。吸引排気ファン4は、前記内側空間2aの空気を吸引排出するものであって、一般には電気で作動する。そして、エアフィルター5は、吸引排気ファン4と前記内側空間2aとの間に配置される。
図示実施の形態においては、前記内側空間2aの空気は、吸引排気ファン4によって、吸引されて覆い3の後側に排出される。そこで、覆い3には、その排出された空気を下方に導く案内部6が設けられる。
覆い3は、前記内側空間2aの上方を覆う天板301と、カバー302とを備える。ここで、天板301には、通孔3aがあけられ、その通孔3aの上方に、前記吸引排気ファン4が配置される。そこで、カバー302は、通孔3aと吸引排気ファン4を覆うように設けられる。そして、前記エアフィルター5は、通孔3aを覆うようにして(図示実施の形態では、天板301の下面側から覆うようにして)天板301に着脱可能に取り付けられる。
ところで、仕切り2は、前記内側空間2aを形成する左右の側板2b、2bおよび奥方の背板2cを備えており、かつ、その仕切り2は、前記左右の側板2b、2bが、互いに対面位置するとともに、背板2cとはそれぞれ直角状に繋がることにより、全体がコ字状に屈曲する形状となっている。そして、側板2bと背板2cと前記天板301とは、互いに別体に形成されている。
そこで、側板2bと背板2cと天板301の角部が集まる上部奥方角部7に、内側に配される第1内側角部材8と外側に配される第1外側角部材9とが設けられて、上部奥方角部7の側板2bと背板2cと天板301とが、第1内側角部材8と第1外側角部材9とで挟み込まれ、側板2bと背板2cの角部が集まる下部奥方角部10に、内側に配される第2内側角部材11と外側に配される第2外側角部材12とが設けられて、下部奥方角部10の側板2bと背板2cとが、第2内側角部材11と第2外側角部材12とで挟み込まれ、側板2bと天板301の角部が集まる上部前方角部13に、内側に配される第3内側角部材14と外側に配される第3外側角部材15とが設けられて、上部前方角部13の側板2bと天板301とが、第3内側角部材14と第3外側角部材15とで挟み込まれる。こうして、これら内側角部材8、11、14と外側角部材9、12、15とで挟み込まれて、側板2bと背板2cと天板301とが互いに連結される。
具体的には、側板2bと背板2cと天板301とは、例えば、アクリル樹脂等の合成樹脂とかガラスとかの板材(好ましくは、透明体からなる板材)からなる。これら側板2bと背板2cと天板301は、略方形に形成されて、前述したように、前記内側角部材8、11、14と前記外側角部材9、12、15とで挟み込まれる。この挟み込みにあたっては、内側角部材8、11、14と外側角部材9、12、15とが、例えば、ボルト・ナット等の固着具(図示を省略)によって、締め付けられる。そして、内側角部材8、11、14あるいは外側角部材9、12、15には、突部等の係止部(図示を省略)が設けられ、その係止部が、側板2bと背板2cと天板301に設けられた孔等の被係止部(図示を省略)に係合する。
また、背板2cと天板301とが合わさる部分には、内側に、両第1内側角部材8、8に渡るようにして、第1内側端部カバー16が設けられ、外側に、両第1外側角部材9、9に渡るようにして、第1外側端部カバー17が設けられる。同様に、側板2bと背板2cとが合わさる部分には、内側に、第1内側角部材8と第2内側角部材11とに渡るようにして第2内側端部カバー18が設けられ、外側に、第1外側角部材9と第2外側角部材12とに渡るようにして第2外側端部カバー19が設けられる。そして、側板2bと天板301とが合わさる部分には、内側に、第1内側角部材8と第3内側角部材14とに渡るようにして第3内側端部カバー20が設けられ、外側に、第1外側角部材9と第3外側角部材15とに渡るようにして第3外側端部カバー21が設けられる。
また、側板2bの前端には、その前端に沿って前端カバー22が設けられ、側板2bの下端には、その下端に沿って下端カバー23が設けられる。同様に、天板301の前端には、その前端に沿って前端カバー24が設けられる。
覆い3は、前述したように天板301とカバー302とを備えるが、このカバー302は、箱を伏せた形状をして、天板301に、例えばタッピングビス等の固着具(図示を省略)を用いて固定される。そこで、このカバー302の内側に、吸引排気ファン4が取り付けられる。この吸引排気ファン4は、例えばシロッコファンからなり、下から空気を吸引して、その空気を後方に排出するように配置される。そして、吸引排気ファン4から排出された空気は、カバー302にあけられた孔(図示せず)を通って、カバー302の後側に排出され、カバー302に設けられた案内部6によって下方に導かれる。
エアフィルター5は、枠5aと、その枠5aに張られたフィルター素材Fとを備える。ここで、枠5aは、例えば、植物由来の樹脂からなり、また、フィルター素材Fは、例えば、セルロース繊維からなるなど、植物由来の材料からなるのが環境配慮の観点からも好ましい。もっとも、これら枠5aとかフィルター素材Fは、これらの材料に限定されないのは勿論である。このエアフィルター5は、枠5aの部分に、係合爪5bが突出形成されている。そこで、エアフィルター5を天板301に取り付ける際には、係合爪5bが、天板301の通孔3aに下から挿入されて、その通孔3aの周縁に掛けられる。したがって、エアフィルター5の着脱は、内側空間2aから天板301に対して行われる。
図10は、この飛沫拡散防止装置1の使用状態の一例を示す。この図においては、横長のテーブル25が、二つ、前後に並べられている。そして、飛沫拡散防止装置1は、一つのテーブル25に対し、三つが、横に並び、かつ、両テーブル25、25の飛沫拡散防止装置1、1が背中合わせとなるようにして、それらテーブル25、25の上に載置される。
次に、この第一の実施の形態における飛沫拡散防止装置1の作用効果について説明する。この飛沫拡散防止装置1によると、仕切り2で仕切られた内側空間2aは、その仕切り2と上方の覆い3とで、外側と区画される。そして、飛沫拡散防止装置1は、吸引排気ファン4とエアフィルター5を備えており、仕切り2の開口2x付近の空気とか内側空間2aの空気は、吸引されるとともにエアフィルター5を通って外側に排出される。このため、人から発せられた飛沫は、空気の流れに乗ってエアフィルター5に集まってそのエアフィルター5に留まり捕集されることから、その飛沫は、拡散することがない。すなわち、人から発せられた飛沫を、吸引排気ファン4を用いて、仕切り2と覆い3とで区画された内側空間2aを通してエアフィルター5によって捕集することで、飛沫の拡散を効果的に抑えることができ、この飛沫拡散防止装置1により、飛沫感染の防止に寄与することができる。
また、覆い3(詳しくは、カバー302)には、案内部6が設けられており、覆い3(詳しくは、カバー302)の後側に排出された空気は、その案内部6によって下方に導かれる。このため、万が一、飛沫の一部が、エアフィルター5をすり抜けて排出されたとしても、その飛沫は、下方に導かれて床等に落下し、空中に留まり難い。
図11~図15は、本発明の第二の実施の形態を示す。この実施の形態は、第一の実施の形態とは、飛沫拡散防止装置1における仕切り2と覆い3とエアフィルター5の形状が異なり、また、覆い3とかエアフィルター5の取り付け方が異なるが、他は同様であり、以下に異なる部分を主に説明する。
仕切り2は、内側空間2aを形成する左右の側板2b、2bおよび奥方の背板2cを備えて、それら側板2b、2bと背板2cとが連続する、一部品からなる。この仕切り2は、例えば、素材となる板材がほぼコ字状に折り曲げられて形成される。図示実施の形態においては、左右の側板2b、2bが、互いに対面位置するとともに、背板2cとは、外側に凸となる円弧部2d、2dを介して直角状に折れ曲がるように繋がっているが、円弧部2dを有することなく、側板2bから背板2cへと直角に折れ曲がって形成されても構わない。また、このように、仕切り2は、一部品からなるが、この一部品からなる仕切り2に対し、例えば、その前端とか下端に沿って、第一の実施の形態に示されるような前端カバーとか下端カバーが補助的に設けられてもよいのは勿論である。
覆い3(詳しくは、覆い3の内側)には、吸引排気ファン4が装着される。そして、覆い3は、仕切り2の上端部分の外側に着脱可能に嵌められて取り付けられる。このとき、エアフィルター5は、仕切り2の上端に載って、その仕切り2と覆い3とで挟まれる。そこで、エアフィルター5の着脱は、覆い3を仕切り2から持ち上げることで行われる。
詳細には、覆い3は、箱を伏せた形状をして、その周壁の、前面を除く部分の下端部3bが、仕切り2の上端部分の外側に嵌まるように、広がって形成される。そして、この覆い3の内側に、吸引排気ファン4が取り付けられる。この吸引排気ファン4は、第一の実施の形態と同様に、例えばシロッコファンからなり、下から空気を吸引して、その空気を後方に排出するように配置される。そして、吸引排気ファン4から排出された空気は、覆い3にあけられた孔(図示せず)を通って、覆い3の後側に排出され、覆い3に設けられた案内部6によって下方に導かれる。
エアフィルター5は、枠5aと、その枠5aに張られたフィルター素材Fとを備える。このエアフィルター5は、仕切り2で仕切られた内側空間2aの上方の全体を覆うように設けられ、その周縁部が、仕切り2の上端に載せられる。
この第二の実施の形態における飛沫拡散防止装置1の作用効果は、第一の実施の形態と同様であり、また、仕切り2が一部品からなることから、飛沫拡散防止装置1の組み立てが容易となる。
図16~図18は、本発明の第三の実施の形態を示す。この実施の形態は、第二の実施の形態とは、エアフィルター5を取り付ける構造が異なるが、他はほぼ同様であり、以下に異なる部分を主に説明する。
第二の実施の形態と同様に、覆い3(詳しくは、覆い3の内側)には、吸引排気ファン4が装着され、その覆い3は、仕切り2の上端部分の外側に着脱可能に嵌められて取り付けられる。そして、覆い3または仕切り2(図示実施の形態においては、覆い3)は、エアフィルター5が載るガイドレール3cを有する。そこで、エアフィルター5は、ガイドレール3c上をスライド可能であって、そのスライドにより、覆い3または仕切り2(図示実施の形態においては、覆い3)に対し着脱可能に取り付けられる。
詳細には、ガイドレール3cは、覆い3と一体に形成されたり、覆い3が、覆い本体とガイドレール3cとからなって、そのガイドレール3cが覆い本体に取り付けられたり、そのガイドレール3cが、覆い本体と仕切り2とで挟まれて組み付けられたりする。このガイドレール3cは、覆い3の左右にあって前後方向に延びるレール部R、Rを備えている(図17参照)。そこで、エアフィルター5は、前側から抜き挿しされ、ガイドレール3c上を前後にスライドする。
エアフィルター5は、枠5aと、その枠5aに張られたフィルター素材Fとを備え、さらに、図示実施の形態においては、前面に立ち壁5cを備える。そして、エアフィルター5は、仕切り2で仕切られた内側空間2aの上方の全体を覆うように設けられる。
この第三の実施の形態における飛沫拡散防止装置1の作用効果は、第二の実施の形態と同様であるが、エアフィルター5の着脱は、そのエアフィルター5を前方から抜き挿しすることで行われる。
図19~図22は、本発明の第四の実施の形態を示す。この実施の形態は、第二の実施の形態とは、エアフィルター5の大きさとかその取り付け方が異なるが、他はほぼ同様であり、以下に異なる部分を主に説明する。
第二の実施の形態と同様に、覆い3(詳しくは、覆い3の内側)には、吸引排気ファン4が装着され、その覆い3は、仕切り2の上端部分の外側に着脱可能に嵌められて取り付けられる。そして、飛沫拡散防止装置1には、覆い3内と仕切り2で仕切られた内側空間2aとを区画する、隔壁26が設けられる。そこで、エアフィルター5は、隔壁26にあけられた通孔26aを覆うようにして(図示実施の形態では、隔壁26の下面側から覆うようにして)隔壁26に着脱可能に取り付けられる。
詳細には、隔壁26は、平板からなり、覆い3に、例えばタッピングビス等の固着具(図示を省略)を用いて固定される。
エアフィルター5は、枠5aと、その枠5aに張られたフィルター素材Fとを備える。このエアフィルター5は、第一の実施の形態と同様に、枠5aの部分に、係合爪5bが突出形成されている。そこで、エアフィルター5を隔壁26に取り付ける際には、係合爪5bが、隔壁26の通孔26aに下から挿入されて、その通孔26aの周縁に掛けられる。
この第四の実施の形態における飛沫拡散防止装置1の作用効果は、第二の実施の形態と同様であるが、エアフィルター5は、隔壁26に取り付けられ、その着脱は、内側空間2aから隔壁26に対して行われる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、飛沫拡散防止装置1は、事務作業や会話や食事、あるいは接客や読書・勉学等に用いられる、テーブルとか机とかカウンター等の台に載置されるが、その他に、仕切り2の高さ方向の寸法を大きくすることで、飛沫拡散防止装置1を、床に直接置いたり、床に台座を介して置いたりして用いても構わない。
また、仕切り2は、透明に限らす、半透明であったり、不透明であったりしてもよい。また、仕切り2は、明確に区別できる側板2bと背板2cとを備えるものでなくてもよく、例えば、全体が弧状に形成されるものであってもよい。
また、吸引排気ファン4は、シロッコファンに限るものではなく、その他の換気のためのファンであってもよい。また、第一の実施の形態においては、吸引排気ファン4は、カバー302の内側に取り付けられるが、天板301に取り付けられてもよい。同様に、第四の実施の形態においては、吸引排気ファン4は、覆い3の内側に取り付けられるが、隔壁26に取り付けられてもよい。また、吸引排気ファン4とエアフィルター5は、仕切り2で仕切られた内側空間2aの上方に設けられるが、内側空間2aの奥方とか左方とか右方に設けられてもよい。
また、覆い3には、その覆い3の後側に排出された空気を下方に導く案内部6が設けられるが、この案内部6は、無くてもよい。
また、仕切り2には、内側空間2aの下方を覆うように底板が取り付けられてもよい。
また、第一の実施の形態において、側板2bと背板2cと天板301とが、内側角部材8、11、14と外側角部材9、12、15とで挟み込まれて互いに連結される例を示したが、側板2bと背板2cと天板301とは、他の手段・手法によって互いに連結されてもよいのは勿論である。
1 飛沫拡散防止装置
2 仕切り
2a 内側空間
2b 側板
2c 背板
3 覆い
301 天板
302 カバー
3a 通孔
3c ガイドレール
4 吸引排気ファン
5 エアフィルター
6 案内部
7 上部奥方角部
8 第1内側角部材
9 第1外側角部材
10 下部奥方角部
11 第2内側角部材
12 第2外側角部材
13 上部前方角部
14 第3内側角部材
15 第3外側角部材
26 隔壁
26a 通孔

Claims (8)

  1. 人の前側に配置されて飛沫の拡散を防ぐ飛沫拡散防止装置であって、
    人の前側の周りを囲み、かつ、人と向き合う側が開口した仕切りと、その仕切りで仕切られた内側空間の上方を覆う覆いと、前記内側空間の空気を吸引排出する吸引排気ファンと、その吸引排気ファンと前記内側空間との間に配置されるエアフィルターとを備える、飛沫拡散防止装置。
  2. 前記覆いは、前記内側空間の上方を覆う天板と、その天板にあけられた通孔およびその通孔の上方に配置される前記吸引排気ファンを覆うカバーとを備え、
    前記エアフィルターは、前記通孔を覆うようにして前記天板に着脱可能に取り付けられる、請求項1に記載の飛沫拡散防止装置。
  3. 前記仕切りは、前記内側空間を形成する左右の側板および奥方の背板を備え、
    前記側板と前記背板と前記天板とは、互いに別体に形成されており、
    前記側板と前記背板と前記天板の角部が集まる上部奥方角部に、内側に配される第1内側角部材と外側に配される第1外側角部材とが設けられて、前記上部奥方角部の前記側板と前記背板と前記天板とが、前記第1内側角部材と前記第1外側角部材とで挟み込まれ、前記側板と前記背板の角部が集まる下部奥方角部に、内側に配される第2内側角部材と外側に配される第2外側角部材とが設けられて、前記下部奥方角部の前記側板と前記背板とが、前記第2内側角部材と前記第2外側角部材とで挟み込まれ、前記側板と前記天板の角が集まる上部前方角部に、内側に配される第3内側角部材と外側に配される第3外側角部材とが設けられて、前記上部前方角部の前記側板と前記天板とが、前記第3内側角部材と前記第3外側角部材とで挟み込まれて、前記側板と前記背板と前記天板とが互いに連結される、請求項2に記載の飛沫拡散防止装置。
  4. 前記仕切りは、前記内側空間を形成する左右の側板および奥方の背板を備えて、それら側板と背板とが連続する、一部品からなる、請求項1に記載の飛沫拡散防止装置。
  5. 前記覆いには、前記吸引排気ファンが装着され、
    前記覆いは、前記仕切りの上端部分に着脱可能に取り付けられ、
    前記エアフィルターは、前記仕切りの上端に載って、その仕切りと前記覆いとで挟まれる、請求項1または4に記載の飛沫拡散防止装置。
  6. 前記覆いには、前記吸引排気ファンが装着され、
    前記覆いまたは前記仕切りは、前記エアフィルターが載るガイドレールを有し、
    前記エアフィルターは、前記ガイドレール上をスライド可能であって、そのスライドにより、前記覆いまたは前記仕切りに対し着脱可能に取り付けられる、請求項1または4に記載の飛沫拡散防止装置。
  7. 前記覆いには、前記吸引排気ファンが装着され、
    前記覆い内と前記内側空間とを区画する隔壁が設けられ、
    前記エアフィルターは、前記隔壁にあけられた通孔を覆うようにして前記隔壁に着脱可能に取り付けられる、請求項1または4に記載の飛沫拡散防止装置。
  8. 前記内側空間の空気は、前記吸引排気ファンによって、吸引されて前記覆いの後側に排出され、前記覆いには、その排出された空気を下方に導く案内部が設けられる、請求項1ないし7のいずれか1項に記載の飛沫拡散防止装置。
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