JP2023029039A - 撮像レンズ及び撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型でありながら、合焦に伴う性能変化を抑制し、良好な光学性能を有する撮像レンズ、及びこの撮像レンズを備えた撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像レンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、第3レンズ群と、からなる。合焦の際に、第2レンズ群は光軸に沿って移動し、第1レンズ群及び第3レンズ群は像面に対して固定されている。第2レンズ群は、絞りを含む。第2レンズ群の最も物体側には、正レンズであるLp1レンズが配置される。第2レンズ群の最も像側には、正レンズであるLp2レンズが配置される。撮像レンズは、予め定められた条件式を満足する。
【選択図】図1
【解決手段】撮像レンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、第3レンズ群と、からなる。合焦の際に、第2レンズ群は光軸に沿って移動し、第1レンズ群及び第3レンズ群は像面に対して固定されている。第2レンズ群は、絞りを含む。第2レンズ群の最も物体側には、正レンズであるLp1レンズが配置される。第2レンズ群の最も像側には、正レンズであるLp2レンズが配置される。撮像レンズは、予め定められた条件式を満足する。
【選択図】図1
Description
本開示の技術は、撮像レンズ、及び撮像装置に関する。
デジタルカメラ及びビデオカメラ等の撮像装置に適用可能な撮像レンズとして、例えば、下記特許文献1~3に記載のレンズ系が知られている。
近年、小型でありながら、合焦に伴う性能変化を抑制し、良好な光学性能を有する撮像レンズが要望されている。
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、小型でありながら、合焦に伴う性能変化を抑制し、良好な光学性能を有する撮像レンズ、及びこの撮像レンズを備えた撮像装置を提供することを目的とする。
本開示の第1の態様は、撮像レンズであって、物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、第3レンズ群と、からなり、合焦の際に、第2レンズ群は光軸に沿って移動し、第1レンズ群及び第3レンズ群は像面に対して固定されており、第2レンズ群は、絞りを含み、第2レンズ群の最も物体側には、正レンズであるLp1レンズが配置され、第2レンズ群の最も像側には、正レンズであるLp2レンズが配置され、Lp1レンズとLp2レンズのd線に対する屈折率の平均値をNp12、第2レンズ群に含まれる全ての負レンズのd線基準のアッベ数の平均値をνn、とした場合、下記条件式(1)及び(2)を満足する。
1.94<Np12<2.5 (1)
28.4<νn<40 (2)
1.94<Np12<2.5 (1)
28.4<νn<40 (2)
上記第1の態様に係る撮像レンズは、下記条件式(1-1)及び(2-1)の少なくとも一方を満足することが好ましい。
1.965<Np12<2.2 (1-1)
29<νn<35 (2-1)
1.965<Np12<2.2 (1-1)
29<νn<35 (2-1)
本開示の第2の態様は、撮像レンズであって、物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、第3レンズ群と、からなり、合焦の際に、第2レンズ群は光軸に沿って移動し、第1レンズ群及び第3レンズ群は像面に対して固定されており、第2レンズ群は、絞りを含み、第2レンズ群の最も物体側には、正レンズであるLp1レンズが配置され、第2レンズ群の最も像側には、正レンズであるLp2レンズが配置され、第3レンズ群の最も物体側のレンズ面から第3レンズ群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離をD3、無限遠物体に合焦した状態における 全系の空気換算距離でのバックフォーカスをBF、とした場合、下記条件式(3)を満足する。
0.5<D3/BF<1 (3)
0.5<D3/BF<1 (3)
上記第2の態様に係る撮像レンズは、下記条件式(3-1)を満足することが好ましい。
0.7<D3/BF<1 (3-1)
0.7<D3/BF<1 (3-1)
上記第1及び第2の態様において、Lp1レンズとLp2レンズのd線基準のアッベ数の平均値をνp12、とした場合、下記条件式(4)を満足することが好ましい。
15<νp12<30 (4)
15<νp12<30 (4)
上記第1及び第2の態様において、第2レンズ群の最も物体側のレンズ面から第2レンズ群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離をD2、第3レンズ群の最も物体側のレンズ面から第3レンズ群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離をD3、とした場合、下記条件式(5)を満足することが好ましい。
3<D2/D3<5 (5)
3<D2/D3<5 (5)
上記第1及び第2の態様において、無限遠物体に合焦した状態における全系の焦点距離をf、第1レンズ群の焦点距離をf1、とした場合、下記条件式(6)を満足することが好ましい。
0.1<f/f1<0.3 (6)
0.1<f/f1<0.3 (6)
上記第1及び第2の態様において、第2レンズ群は、負レンズであるLn2レンズと、Lp2レンズと、が物体側から順に接合された接合レンズを含むことが好ましい。
上記第1及び第2の態様において、Lp2レンズのd線に対する屈折率をNp2、Ln2レンズのd線に対する屈折率をNn2、とした場合、下記条件式(7)を満足することが好ましい。
0.3<Np2-Nn2<0.7 (7)
0.3<Np2-Nn2<0.7 (7)
上記第1及び第2の態様において、Lp2レンズのd線基準のアッベ数をνp2、Ln2レンズのd線基準のアッベ数をνn2、とした場合、下記条件式(8)を満足することが好ましい。
5<νn2-νp2<30 (8)
5<νn2-νp2<30 (8)
上記第1及び第2の態様において、Lp1レンズは、像側に凹面を向けた正メニスカスレンズであることが好ましい。
上記第1及び第2の態様において、第2レンズ群は、絞りよりも物体側に、少なくとも2枚の正レンズと1枚の負レンズとを含み、かつ、絞りよりも像側に、少なくとも2枚の正レンズと2枚の負レンズとを含むことが好ましい。
上記第1及び第2の態様において、第3レンズ群は、物体側から像側へ順に、正レンズと負レンズとが物体側から順に接合された接合レンズと、物体側に凹面を向けた負レンズと、からなることが好ましい。
上記第1及び第2の態様において、全系の空気換算距離でのバックフォーカスをBF、無限遠物体に合焦した状態における全系の焦点距離をf、無限遠物体に合焦した状態における全系の最大半画角をωm、とした場合、下記条件式(9)を満足することが好ましい。
0.5<BF/(f×tanωm)<1 (9)
0.5<BF/(f×tanωm)<1 (9)
上記第1及び第2の態様において、第1レンズ群の最も物体側のレンズ面から第3レンズ群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離と、全系の空気換算距離でのバックフォーカスとの和をTL、無限遠物体に合焦した状態における全系の焦点距離をf、無限遠物体に合焦した状態における全系の最大半画角をωm、とした場合、下記条件式(10)を満足することが好ましく、下記条件式(10-1)を満足することがより好ましい。
7.1<TL2/(f2×tanωm)<11 (10)
8<TL2/(f2×tanωm)<10 (10-1)
7.1<TL2/(f2×tanωm)<11 (10)
8<TL2/(f2×tanωm)<10 (10-1)
上記第1及び第2の態様において、第1レンズ群の焦点距離をf1、全系の空気換算距離でのバックフォーカスをBF、とした場合、下記条件式(11)を満足することが好ましい。
20<f1/BF<30 (11)
20<f1/BF<30 (11)
上記第1及び第2の態様において、無限遠物体に合焦した状態における、第1レンズ群の最も像側のレンズ面から第2レンズ群の最も物体側のレンズ面までの光軸上の距離をD12、無限遠物体に合焦した状態における全系の焦点距離をf、無限遠物体に合焦した状態における全系の最大半画角をωm、とした場合、下記条件式(12)を満足することが好ましい。
1.2<D12/(f×tanωm)<3 (12)
1.2<D12/(f×tanωm)<3 (12)
本開示の第3の態様は、撮像装置であって、上記態様に係る撮像レンズを備える。
なお、本明細書の「~からなり」、「~からなる」は、挙げられた構成要素以外に、実質的に屈折力を有さないレンズ、並びに、絞り、フィルタ及びカバーガラス等のレンズ以外の光学要素、並びに、レンズフランジ、レンズバレル、撮像素子及び手振れ補正機構等の機構部分、等が含まれていてもよいことを意図する。
「正の屈折力を有する~群」は、群全体として正の屈折力を有することを意味する。「負の屈折力を有する~群」は、群全体として負の屈折力を有することを意味する。「~レンズ群」は、複数のレンズからなる構成に限らず、1枚のみのレンズからなる構成としてもよい。「正の屈折力を有するレンズ」と「正レンズ」とは同義である。「負の屈折力を有するレンズ」と「負レンズ」とは同義である。「正メニスカスレンズ」及び「メニスカス形状の正のレンズ」は同義である。
「単レンズ」は、接合されていない1枚のレンズを意味する。ただし、複合非球面レンズ(球面レンズと、その球面レンズ上に形成された非球面形状の膜とが一体的に構成されて、全体として1つの非球面レンズとして機能するレンズ)は、接合レンズとは見なさず、1枚のレンズとして扱う。非球面を含むレンズに関する、屈折力の符号、及び面形状は、特に断りが無い限り、近軸領域で考えることにする。
「全系」は撮像レンズを意味する。条件式で用いている「焦点距離」は、近軸焦点距離である。条件式で用いている「光軸上の距離」は、特に断りが無い限り、空気換算長ではなく幾何学的長さで考えることとする。「空気換算距離でのバックフォーカス」は、撮像レンズの最も像側のレンズ面から撮像レンズの像側焦点位置までの光軸上の空気換算距離である。
条件式で用いている値は、無限遠物体に合焦した状態においてd線を基準とした場合の値である。本明細書に記載の「d線」、「C線」、「F線」及び「g線」は輝線である。本明細書においては、d線の波長は587.56nm(ナノメートル)、C線の波長は656.27nm(ナノメートル)、F線の波長は486.13nm(ナノメートル)、g線の波長は435.84nm(ナノメートル)として扱う。
本開示によれば、小型でありながら、合焦に伴う性能変化を抑制し、良好な光学性能を有する撮像レンズ、及びこの撮像レンズを備えた撮像装置を提供できる。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本開示の一実施形態に係る撮像レンズの構成と光束を示す断面図である。図1では、光束として、軸上光束2及び最大半画角ωmの光束3を示す。図2は、図1の撮像レンズの構成を示す断面図である。図1及び図2では、無限遠物体に合焦している状態を示し、左側が物体側、右側が像側である。本明細書では、物体から像面Simまでの光軸Z上の距離が無限遠の物体を「無限遠物体」という。図1及び図2に示す例は後述の実施例1の撮像レンズに対応する。
図1及び図2では、撮像レンズが撮像装置に適用されることを想定して、撮像レンズと像面Simとの間に平行平板状の光学部材PPが配置された例を示している。光学部材PPは、各種フィルタ及び/又はカバーガラス等を想定した部材である。各種フィルタは、ローパスフィルタ、赤外線カットフィルタ、及び/又は特定の波長域をカットするフィルタ等である。光学部材PPは屈折力を有しない部材である。光学部材PPを省略して撮像装置を構成することも可能である。
本実施形態に係る撮像レンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、第3レンズ群G3と、からなる。第1レンズ群G1が正の屈折力を有することで、レンズ系全長の短縮化に有利となるので、小型化に有利となる。第2レンズ群G2は、開口絞りStを含む。なお、図1及び図2の開口絞りStは、形状及び大きさを示しているのではなく、光軸方向の位置を示している。
図1及び図2に示す例では、第1レンズ群G1は、物体側から像側へ順に、レンズL11~L12の2枚のレンズからなる。第2レンズ群G2は、物体側から像側へ順に、レンズL21~L23の3枚のレンズと、開口絞りStと、レンズL24~L28の5枚のレンズと、からなる。第3レンズ群G3は、物体側から像側へ順に、レンズL31~L33の3枚のレンズからなる。
本実施形態に係る撮像レンズは、合焦の際に、第2レンズ群G2は光軸Zに沿って移動し、第1レンズ群G1及び第3レンズ群G3は像面Simに対して固定されている。合焦の際に開口絞りStごと第2レンズ群G2が移動することによって、合焦に伴う収差変動の抑制に有利となる。また、合焦の際に第1レンズ群G1を像面Simに対して固定することによって、防塵防滴構造に好適なレンズ構成となる。また、合焦の際に第3レンズ群G3を像面Simに対して固定することによって、合焦の際に移動する第2レンズ群G2に対して第3レンズ群G3が相対的に移動することになるので、合焦に伴う像面湾曲の変動の補正に有利となる。
以下、本明細書では、合焦の際に移動する群を「フォーカス群」という。フォーカス群が移動することによって合焦が行われる。図2の第2レンズ群G2の下の左向きの矢印は、無限遠物体から至近距離物体への合焦の際に、第2レンズ群G2が物体側へ移動するフォーカス群であることを示す。
第2レンズ群G2の最も物体側には、正レンズであるLp1レンズLp1が配置される。第2レンズ群G2の最も物体側のLp1レンズLp1が正レンズであることによって、Lp1レンズLp1よりも像側のレンズに入射する光線の光軸Zからの高さを低くでき、レンズの小径化に有利となるので、小型化に有利となる。また、諸収差の補正が容易となる。図1の例では、レンズL21がLp1レンズLp1に対応する。
Lp1レンズLp1は、像側に凹面を向けた正メニスカスレンズであることが好ましい。第2レンズ群G2の最も物体側のLp1レンズLp1を、像側に凹面を向けた正メニスカスレンズとすることによって、球面収差の発生を抑えることに有利となる。
第2レンズ群G2の最も像側には、正レンズであるLp2レンズLp2が配置される。第2レンズ群G2の最も像側のLp2レンズLp2が正レンズであることによって、Lp2レンズLp2よりも像側の第3レンズ群G3に入射する軸外光線の光軸Zからの高さを低くでき、レンズの小径化に有利となるので、小型化に有利となる。図1の例では、レンズL28がLp2レンズLp2に対応する。
第2レンズ群G2は、負レンズであるLn2レンズLn2と、Lp2レンズLp2と、が物体側から順に接合された接合レンズを含むことが好ましい。すなわち、第2レンズ群G2の最も像側に配置されたLp2レンズLp2は、Ln2レンズLn2と接合されていることが好ましい。第2レンズ群G2の最も像側に接合レンズを配置することによって、第2レンズ群G2の最も物体側のレンズ面から第2レンズ群G2の最も像側のレンズ面までの光軸Z上の距離D2を短縮化しながら、軸上色収差を好適に補正できる。図1の例では、レンズL27がLn2レンズLn2に対応し、Lp2レンズLp2に対応するレンズL28と接合されている。
第2レンズ群G2は、開口絞りStよりも物体側に、少なくとも2枚の正レンズと1枚の負レンズとを含み、かつ、開口絞りStよりも像側に、少なくとも2枚の正レンズと、2枚の負レンズと、を含むことが好ましい。このような構成とすることによって、第2レンズ群G2内で発生する諸収差を十分に補正でき、合焦に伴う収差変動の抑制に有利となる。なお、第2レンズ群G2内の開口絞りStよりも物体側に配置される、少なくとも2枚の正レンズと、1枚の負レンズと、の配置順は特に限定されない。同様に、第2レンズ群G2内の開口絞りStよりも像側に配置される、少なくとも2枚の正レンズと、2枚の負レンズと、の配置順は特に限定されない。
第3レンズ群G3は、物体側から像側へ順に、正レンズと負レンズとが物体側から順に接合された接合レンズと、物体側に凹面を向けた負レンズと、からなることが好ましい。軸外光線の光軸Zからの高さが高い第3レンズ群G3が接合レンズを含むことによって、第3レンズ群G3の最も物体側のレンズ面から第3レンズ群G3の最も像側のレンズ面までの光軸Z上の距離D3を短縮化しながら、倍率色収差を補正することに有利となる。また、第3レンズ群G3の最も像側に、物体側に凹面を向けた負レンズを配置することによって、ペッツバール和を小さくでき、像面湾曲の発生を抑えることに有利となる。
本実施形態に係る撮像レンズは、Lp1レンズLp1とLp2レンズLp2のd線に対する屈折率の平均値をNp12、とした場合、下記条件式(1)を満足することが好ましい。条件式(1)の対応値が下限以下とならないようにすることによって、強い屈折力を要求される正レンズ(すなわちLp1レンズLp1及びLp2レンズLp2)であっても曲率半径の絶対値が小さくなり過ぎるのを抑制できるので、球面収差の発生を抑えることに有利となる。また、ペッツバール和を小さくでき、像面湾曲の発生を抑えることに有利となる。条件式(1)の対応値が上限以上とならないようにすることによって、Lp1レンズLp1及びLp2レンズLp2として適切なアッベ数の材料を選択でき、軸上色収差の補正に有利となる。より良好な特性を得るためには、下記条件式(1-1)を満足することがより好ましく、下記条件式(1-2)を満足することがさらに好ましい。
1.94<Np12<2.5 (1)
1.965<Np12<2.2 (1-1)
1.975<Np12<2.15 (1-2)
1.94<Np12<2.5 (1)
1.965<Np12<2.2 (1-1)
1.975<Np12<2.15 (1-2)
本実施形態に係る撮像レンズは、第2レンズ群G2に含まれる全ての負レンズのd線基準のアッベ数の平均値をνn、とした場合、下記条件式(2)を満足することが好ましい。条件式(2)の対応値が下限以下とならないようにすることによって、倍率色収差の発生を抑えることに有利となる。条件式(2)の対応値が上限以上とならないようにすることによって、軸上色収差の補正に有利となる。より良好な特性を得るためには、下記条件式(2-1)を満足することがより好ましく、下記条件式(2-2)を満足することがさらに好ましい。
28.4<νn<40 (2)
29<νn<35 (2-1)
29.5<νn<32 (2-2)
28.4<νn<40 (2)
29<νn<35 (2-1)
29.5<νn<32 (2-2)
本実施形態に係る撮像レンズは、第3レンズ群G3の最も物体側のレンズ面から第3レンズ群G3の最も像側のレンズ面までの光軸Z上の距離をD3、全系の空気換算距離でのバックフォーカスをBF、とした場合、下記条件式(3)を満足することが好ましい。条件式(3)の対応値が下限以下とならないようにすることによって、第3レンズ群G3によって諸収差を補正するために十分なD3を確保できるので、合焦に伴う収差変動の抑制に有利となる。条件式(3)の対応値が上限以上とならないようにすることによって、D3が過大にならず、レンズ系全長の短縮化に有利となるので、小型化に有利となる。より良好な特性を得るためには、下記条件式(3-1)を満足することがより好ましく、下記条件式(3-2)を満足することがさらに好ましい。
0.5<D3/BF<1 (3)
0.7<D3/BF<1 (3-1)
0.7<D3/BF<0.98 (3-2)
0.5<D3/BF<1 (3)
0.7<D3/BF<1 (3-1)
0.7<D3/BF<0.98 (3-2)
本実施形態に係る撮像レンズは、Lp1レンズLp1とLp2レンズLp2のd線基準のアッベ数の平均値をνp12、とした場合、下記条件式(4)を満足することが好ましい。条件式(4)の対応値が下限以下とならないようにすることによって、軸上色収差の発生を抑えることに有利となる。条件式(4)の対応値が上限以上とならないようにすることによって、Lp1レンズLp1及びLp2レンズLp2として適切な材料を選択できる。より良好な特性を得るためには、下記条件式(4-1)を満足することがより好ましく、下記条件式(4-2)を満足することがさらに好ましい。
15<νp12<30 (4)
20<νp12<25 (4-1)
21.7<νp12<23.5 (4-2)
15<νp12<30 (4)
20<νp12<25 (4-1)
21.7<νp12<23.5 (4-2)
本実施形態に係る撮像レンズは、第2レンズ群G2の最も物体側のレンズ面から第2レンズ群の最も像側のレンズ面までの光軸Z上の距離をD2、第3レンズ群G3の最も物体側のレンズ面から第3レンズ群G3の最も像側のレンズ面までの光軸Z上の距離をD3、とした場合、下記条件式(5)を満足することが好ましい。条件式(5)の対応値が下限以下とならないようにすることによって、D3が過大にならないので、レンズ系全長の短縮化に有利となる。条件式(5)の対応値が上限以上とならないようにすることによって、D2が過大にならないので、レンズ系全長の短縮化に有利となる。仮に、条件式(5)の対応値が上限以上となった場合は、D2が過大になるため、フォーカス群である第2レンズ群G2の合焦の際の可動領域を確保しようとすると、レンズ系全長が長大化してしまう。より良好な特性を得るためには、下記条件式(5-1)を満足することがより好ましく、下記条件式(5-2)を満足することがさらに好ましい。
3<D2/D3<5 (5)
3.2<D2/D3<4.8 (5-1)
3.3<D2/D3<4.6 (5-2)
3<D2/D3<5 (5)
3.2<D2/D3<4.8 (5-1)
3.3<D2/D3<4.6 (5-2)
本実施形態に係る撮像レンズは、無限遠物体に合焦した状態における全系の焦点距離をf、第1レンズ群G1の焦点距離をf1、とした場合、下記条件式(6)を満足することが好ましい。条件式(6)の対応値が下限以下とならないようにすることによって、第1レンズ群G1の屈折力が弱くなり過ぎないので、レンズ系全長の短縮化に有利となる。条件式(6)の対応値が上限以上とならないようにすることによって、第1レンズ群G1の屈折力が強くなり過ぎないので、合焦に伴う収差変動の抑制に有利となる。より良好な特性を得るためには、下記条件式(6-1)を満足することがより好ましく、下記条件式(6-2)を満足することがさらに好ましい。
0.1<f/f1<0.3 (6)
0.15<f/f1<0.3 (6-1)
0.2<f/f1<0.25 (6-2)
0.1<f/f1<0.3 (6)
0.15<f/f1<0.3 (6-1)
0.2<f/f1<0.25 (6-2)
本実施形態に係る撮像レンズは、Lp2レンズLp2のd線に対する屈折率をNp2、Ln2レンズLn2のd線に対する屈折率をNn2、とした場合、下記条件式(7)を満足することが好ましい。条件式(7)の対応値が下限以下とならないようにすることによって、軸上色収差を除く諸収差の補正に有利となる。条件式(7)の対応値が上限以上とならないようにすることによって、Lp2レンズLp2及びLn2レンズLn2として適切なアッベ数の材料を選択でき、軸上色収差の補正に有利となる。より良好な特性を得るためには、下記条件式(7-1)を満足することがより好ましく、下記条件式(7-2)を満足することがさらに好ましい。
0.3<Np2-Nn2<0.7 (7)
0.4<Np2-Nn2<0.5 (7-1)
0.4<Np2-Nn2<0.45 (7-2)
0.3<Np2-Nn2<0.7 (7)
0.4<Np2-Nn2<0.5 (7-1)
0.4<Np2-Nn2<0.45 (7-2)
本実施形態に係る撮像レンズは、Lp2レンズLp2のd線基準のアッベ数をνp2、Ln2レンズのd線基準のアッベ数をνn2、とした場合、下記条件式(8)を満足することが好ましい。条件式(8)の対応値が下限以下とならないようにすることによって、Lp2レンズLp2とLn2レンズLn2の接合面の曲率半径の絶対値を小さくし過ぎなくても、軸上色収差を好適に補正できる。また、Lp2レンズLp2とLn2レンズLn2の接合面の曲率半径の絶対値が小さくなり過ぎないことにより、球面収差の発生を抑えることに有利となる。条件式(8)の対応値が上限以上とならないようにすることによって、Ln2レンズLn2として適切な屈折率の材料を選択できるので、屈折力を確保するためにLn2レンズLn2の物体側の面の曲率半径の絶対値を小さくし過ぎなくてもよく、球面収差の発生を抑えることに有利となる。より良好な特性を得るためには、下記条件式(8-1)を満足することがより好ましく、下記条件式(8-2)を満足することがさらに好ましい。
5<νn2-νp2<30 (8)
10<νn2-νp2<25 (8-1)
15<νn2-νp2<20 (8-2)
5<νn2-νp2<30 (8)
10<νn2-νp2<25 (8-1)
15<νn2-νp2<20 (8-2)
本実施形態に係る撮像レンズは、全系の空気換算距離でのバックフォーカスをBF、無限遠物体に合焦した状態における全系の焦点距離をf、無限遠物体に合焦した状態における全系の最大半画角をωm、とした場合、下記条件式(9)を満足することが好ましい。条件式(9)の対応値が下限以下とならないようにすることによって、像面Simへの軸外光線の入射角が大きくなることを抑制できるので、色シェーディングの発生の抑制に有利となる。条件式(9)の対応値が上限以上とならないようにすることによって、BFが長くなり過ぎないので、レンズ系全長の短縮化に有利となる。より良好な特性を得るためには、下記条件式(9-1)を満足することがより好ましく、下記条件式(9-2)を満足することがさらに好ましい。
0.5<BF/(f×tanωm)<1 (9)
0.65<BF/(f×tanωm)<0.9 (9-1)
0.7<BF/(f×tanωm)<0.9 (9-2)
0.5<BF/(f×tanωm)<1 (9)
0.65<BF/(f×tanωm)<0.9 (9-1)
0.7<BF/(f×tanωm)<0.9 (9-2)
本実施形態に係る撮像レンズは、第1レンズ群G1の最も物体側のレンズ面から第3レンズ群G3の最も像側のレンズ面までの光軸Z上の距離と、全系の空気換算距離でのバックフォーカスとの和をTL、無限遠物体に合焦した状態における全系の焦点距離をf、無限遠物体に合焦した状態における全系の最大半画角をωm、とした場合、下記条件式(10)を満足することが好ましい。条件式(10)の対応値が下限以下とならないようにすることによって、TLを確保できるので、良好な光学性能の達成に有利となり、かつ、合焦の際のフォーカス群の可動領域の確保に有利となる。条件式(10)の対応値が上限以上とならないようにすることによって、TLが長くなり過ぎないので、レンズ系全長の短縮化に有利となり、小型化に有利となる。より良好な特性を得るためには、下記条件式(10-1)を満足することがより好ましく、下記条件式(10-2)を満足することがさらに好ましい。
7.1<TL2/(f2×tanωm)<11 (10)
8<TL2/(f2×tanωm)<10 (10-1)
8.5<TL2/(f2×tanωm)<9.5 (10-2)
7.1<TL2/(f2×tanωm)<11 (10)
8<TL2/(f2×tanωm)<10 (10-1)
8.5<TL2/(f2×tanωm)<9.5 (10-2)
本実施形態に係る撮像レンズは、第1レンズ群G1の焦点距離をf1、全系の空気換算距離でのバックフォーカスをBF、とした場合、下記条件式(11)を満足することが好ましい。条件式(11)の対応値が下限以下とならないようにすることによって、第1レンズ群G1の屈折力が強くなり過ぎないので、合焦の際の収差変動を抑制することに有利となる。条件式(11)の対応値が上限以上とならないようにすることによって、第1レンズ群G1の屈折力が弱くなり過ぎないので、レンズ系全長の短縮化に有利となる。より良好な特性を得るためには、下記条件式(11-1)を満足することがより好ましく、下記条件式(11-2)を満足することがさらに好ましい。
20<f1/BF<30 (11)
20<f1/BF<26 (11-1)
20<f1/BF<22 (11-2)
20<f1/BF<30 (11)
20<f1/BF<26 (11-1)
20<f1/BF<22 (11-2)
本実施形態に係る撮像レンズは、無限遠物体に合焦した状態における、第1レンズ群G1の最も像側のレンズ面から第2レンズ群G2の最も物体側のレンズ面までの光軸上の距離をD12、無限遠物体に合焦した状態における全系の焦点距離をf、無限遠物体に合焦した状態における全系の最大半画角をωm、とした場合、下記条件式(12)を満足することが好ましい。条件式(12)の対応値が下限以下とならないようにすることによって、D12を確保できるので、フォーカス群である第2レンズ群G2の合焦の際の可動領域を確保でき、至近距離での撮影が可能となる。条件式(12)の対応値が上限以上とならないようにすることによって、レンズ系全長の短縮化に有利となり、小型化に有利となる。より良好な特性を得るためには、下記条件式(12-1)を満足することがより好ましく、下記条件式(12-2)を満足することがさらに好ましい。
1.2<D12/(f×tanωm)<3 (12)
1.2<D12/(f×tanωm)<1.5 (12-1)
1.2<D12/(f×tanωm)<1.3 (12-2)
1.2<D12/(f×tanωm)<3 (12)
1.2<D12/(f×tanωm)<1.5 (12-1)
1.2<D12/(f×tanωm)<1.3 (12-2)
条件式に関する構成も含め上述した好ましい構成及び可能な構成は、任意の組合せが可能であり、要求される仕様に応じて適宜選択的に採用されることが好ましい。なお、本開示の撮像レンズが満足することが好ましい条件式は、式の形式で記載された条件式に限定されず、好ましい、より好ましい、及びさらにより好ましいとされた条件式の中から下限と上限とを任意に組み合わせて得られる全ての条件式を含む。また、図1及び図2に示した例は一例であり、本開示の技術の主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形が可能である。例えば、各レンズ群を構成するレンズの枚数は図1及び図2の例と異なる数としてもよい。
一例として、本開示の好ましい一態様は、物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、第3レンズ群G3と、からなり、合焦の際に、第2レンズ群G2は光軸Zに沿って移動し、第1レンズ群G1及び第3レンズ群G3は像面Simに対して固定されており、第2レンズ群G2は、開口絞りStを含み、第2レンズ群G2の最も物体側には、正レンズであるLp1レンズLp1が配置され、第2レンズ群G2の最も像側には、正レンズであるLp2レンズLp2が配置され、上記条件式(1)及び(2)を満足する撮像レンズである。
また、他の一例として、本開示の好ましい一態様は、物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、第3レンズ群G3と、からなり、合焦の際に、第2レンズ群G2は光軸Zに沿って移動し、第1レンズ群G1及び第3レンズ群G3は像面Simに対して固定されており、第2レンズ群G2は、開口絞りStを含み、第2レンズ群G2の最も物体側には、正レンズであるLp1レンズLp1が配置され、第2レンズ群G2の最も像側には、正レンズであるLp2レンズLp2が配置され、上記条件式(3)を満足する撮像レンズである。
次に、本開示の撮像レンズの実施例について図面を参照して説明する。なお、各実施例の断面図のレンズに付された参照符号は、参照符号の桁数の増大による説明及び図面の煩雑化を避けるため、実施例ごとに独立して用いている。したがって、異なる実施例の図面において共通の参照符号が付されていても、必ずしも共通の構成ではない。
[実施例1]
実施例1の撮像レンズの構成は図1及び図2に示しており、その図示方法と構成は上述したとおりであるので、ここでは重複説明を一部省略する。実施例1の撮像レンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3と、からなる。第1レンズ群G1は、物体側から像側へ順に、レンズL11~L12の2枚のレンズからなる。第2レンズ群G2は、物体側から像側へ順に、レンズL21~L23の3枚のレンズと、開口絞りStと、レンズL24~L28の5枚のレンズと、からなる。第3レンズ群G3は、物体側から像側へ順に、レンズL31~L33の3枚のレンズからなる。
実施例1の撮像レンズの構成は図1及び図2に示しており、その図示方法と構成は上述したとおりであるので、ここでは重複説明を一部省略する。実施例1の撮像レンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3と、からなる。第1レンズ群G1は、物体側から像側へ順に、レンズL11~L12の2枚のレンズからなる。第2レンズ群G2は、物体側から像側へ順に、レンズL21~L23の3枚のレンズと、開口絞りStと、レンズL24~L28の5枚のレンズと、からなる。第3レンズ群G3は、物体側から像側へ順に、レンズL31~L33の3枚のレンズからなる。
実施例1の撮像レンズについて、基本レンズデータを表1に、諸元及び可変面間隔を表2に、非球面係数を表3に示す。表1は以下のように記載されている。Snの列には、最も物体側の面を第1面とし像側に向かうに従い1つずつ番号を増加させた場合の面番号を示す。Rの列には、各面の曲率半径を示す。Dの列には、各面とその像側に隣接する面との光軸上の面間隔を示す。Ndの列には、各構成要素のd線に対する屈折率を示す。νdの列には、各構成要素のd線基準のアッベ数を示す。θgFの列には、各構成要素のg線とF線間の部分分散比を示す。あるレンズのg線とF線間の部分分散比θgFとは、g線、F線及びC線に対するそのレンズの屈折率をそれぞれNg、NF及びNCとした場合に、θgF=(Ng-NF)/(NF-NC)で定義される。
表1には開口絞りSt及び光学部材PPも示しており、開口絞りStに対応する面の面番号の欄には面番号と(St)という語句を記載している。表1では、物体側に凸面を向けた形状の面の曲率半径の符号は正、像側に凸面を向けた形状の面の曲率半径の符号は負としている。表1では、合焦の際の可変面間隔についてはDD[ ]という記号を用い、[ ]の中にこの間隔の物体側の面番号を付してDの列に記載している。
表2に、全系の焦点距離f、バックフォーカスBF、FナンバーFNo.、最大全画角2ωm、及び可変面間隔の各値を示す。2ωmの欄の[°]は単位が度であることを意味する。バックフォーカスBFについては、無限遠物体に合焦した状態の値を示す。その他の項目については、無限遠物体に合焦した状態の値を「無限遠」と表記した欄に示し、物体から像面Simまでの光軸Z上の距離が0.5m(メートル)の至近距離物体に合焦した状態の値を「0.5m」と表記した欄に示す。表2に示す値は、d線を基準とした場合の値である。
表1では、非球面の面番号には*印を付しており、非球面の曲率半径の欄には近軸の曲率半径の数値を記載している。表3において、Snの行には非球面の面番号を示し、KA及びAm(mは4以上の整数)の行には各非球面についての非球面係数の数値を示す。表3の非球面係数の数値の「E±n」(nは整数)は「×10±n」を意味する。KA及びAmは下式で表される非球面式における非球面係数である。
Zd=C×h2/{1+(1-KA×C2×h2)1/2}+ΣAm×hm
ただし、
Zd:非球面深さ(高さhの非球面上の点から、非球面頂点が接する光軸に垂直な平面に下ろした垂線の長さ)
h:高さ(光軸からレンズ面までの距離)
C:近軸曲率半径の逆数
KA、Am:非球面係数
であり、非球面式のΣはmに関する総和を意味する。
Zd=C×h2/{1+(1-KA×C2×h2)1/2}+ΣAm×hm
ただし、
Zd:非球面深さ(高さhの非球面上の点から、非球面頂点が接する光軸に垂直な平面に下ろした垂線の長さ)
h:高さ(光軸からレンズ面までの距離)
C:近軸曲率半径の逆数
KA、Am:非球面係数
であり、非球面式のΣはmに関する総和を意味する。
各表のデータにおいて、角度の単位としては度を用い、長さの単位としてはmm(ミリメートル)を用いているが、光学系は比例拡大又は比例縮小しても使用可能なため他の適当な単位を用いることもできる。また、以下に示す各表では予め定められた桁でまるめた数値を記載している。
図3に、実施例1の撮像レンズの各収差図を示す。図3では左から順に、球面収差、非点収差、歪曲収差及び倍率色収差を示す。図3では「距離:無限遠」と付した上段に無限遠物体に合焦した状態の各収差図を示し、「距離:0.5m」と付した下段に物体から像面Simまでの光軸Z上の距離が0.5m(メートル)の至近距離物体に合焦した状態の各収差図を示す。球面収差図では、d線、C線及びF線における収差をそれぞれ実線、長破線及び短破線で示す。非点収差図では、サジタル方向のd線における収差を実線で示し、タンジェンシャル方向のd線における収差を短破線で示す。歪曲収差図では、d線における収差を実線で示す。倍率色収差図では、C線及びF線における収差をそれぞれ長破線及び短破線で示す。球面収差図では「FNo.=」の後にFナンバーの値を示し、その他の収差図では「ω=」の後に縦軸上端に対応する半画角の値を示す。
上記の実施例1に関する各データの記号、意味、記載方法及び図示方法は、特に断りが無い限り以下の実施例においても同様であるので、以下では重複説明を省略する。
[実施例2]
図4は、実施例2の撮像レンズの無限遠物体に合焦している状態における構成の断面図である。実施例2の撮像レンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3と、からなる。第1レンズ群G1は、物体側から像側へ順に、レンズL11~L12の2枚のレンズからなる。第2レンズ群G2は、物体側から像側へ順に、レンズL21~L23の3枚のレンズと、開口絞りStと、レンズL24~L28の5枚のレンズと、からなる。第3レンズ群G3は、物体側から像側へ順に、レンズL31~L33の3枚のレンズからなる。
図4は、実施例2の撮像レンズの無限遠物体に合焦している状態における構成の断面図である。実施例2の撮像レンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3と、からなる。第1レンズ群G1は、物体側から像側へ順に、レンズL11~L12の2枚のレンズからなる。第2レンズ群G2は、物体側から像側へ順に、レンズL21~L23の3枚のレンズと、開口絞りStと、レンズL24~L28の5枚のレンズと、からなる。第3レンズ群G3は、物体側から像側へ順に、レンズL31~L33の3枚のレンズからなる。
実施例2の撮像レンズについて、基本レンズデータを表4に、諸元及び可変面間隔を表5に、非球面係数を表6に、各収差図を図5に示す。
[実施例3]
図6は、実施例3の撮像レンズの無限遠物体に合焦している状態における構成の断面図である。実施例3の撮像レンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3と、からなる。第1レンズ群G1は、物体側から像側へ順に、レンズL11~L13の3枚のレンズからなる。第2レンズ群G2は、物体側から像側へ順に、レンズL21~L23の3枚のレンズと、開口絞りStと、レンズL24~L27の4枚のレンズと、からなる。第3レンズ群G3は、物体側から像側へ順に、レンズL31~L33の3枚のレンズからなる。
図6は、実施例3の撮像レンズの無限遠物体に合焦している状態における構成の断面図である。実施例3の撮像レンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3と、からなる。第1レンズ群G1は、物体側から像側へ順に、レンズL11~L13の3枚のレンズからなる。第2レンズ群G2は、物体側から像側へ順に、レンズL21~L23の3枚のレンズと、開口絞りStと、レンズL24~L27の4枚のレンズと、からなる。第3レンズ群G3は、物体側から像側へ順に、レンズL31~L33の3枚のレンズからなる。
実施例3の撮像レンズについて、基本レンズデータを表7に、諸元及び可変面間隔を表8に、非球面係数を表9に、各収差図を図7に示す。
[実施例4]
図8は、実施例4の撮像レンズの無限遠物体に合焦している状態における構成の断面図である。実施例4の撮像レンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3と、からなる。第1レンズ群G1は、物体側から像側へ順に、レンズL11~L12の2枚のレンズからなる。第2レンズ群G2は、物体側から像側へ順に、レンズL21~L23の3枚のレンズと、開口絞りStと、レンズL24~L27の4枚のレンズと、からなる。第3レンズ群G3は、物体側から像側へ順に、レンズL31~L33の3枚のレンズからなる。
図8は、実施例4の撮像レンズの無限遠物体に合焦している状態における構成の断面図である。実施例4の撮像レンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、負の屈折力を有する第3レンズ群G3と、からなる。第1レンズ群G1は、物体側から像側へ順に、レンズL11~L12の2枚のレンズからなる。第2レンズ群G2は、物体側から像側へ順に、レンズL21~L23の3枚のレンズと、開口絞りStと、レンズL24~L27の4枚のレンズと、からなる。第3レンズ群G3は、物体側から像側へ順に、レンズL31~L33の3枚のレンズからなる。
実施例4の撮像レンズについて、基本レンズデータを表10に、諸元及び可変面間隔を表11に、非球面係数を表12に、各収差図を図9に示す。
[実施例5]
図10は、実施例5の撮像レンズの無限遠物体に合焦している状態における構成の断面図である。実施例5の撮像レンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、からなる。第1レンズ群G1は、物体側から像側へ順に、レンズL11~L12の2枚のレンズからなる。第2レンズ群G2は、物体側から像側へ順に、レンズL21~L23の3枚のレンズと、開口絞りStと、レンズL24~L27の4枚のレンズと、からなる。第3レンズ群G3は、物体側から像側へ順に、レンズL31~L33の3枚のレンズからなる。
図10は、実施例5の撮像レンズの無限遠物体に合焦している状態における構成の断面図である。実施例5の撮像レンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、からなる。第1レンズ群G1は、物体側から像側へ順に、レンズL11~L12の2枚のレンズからなる。第2レンズ群G2は、物体側から像側へ順に、レンズL21~L23の3枚のレンズと、開口絞りStと、レンズL24~L27の4枚のレンズと、からなる。第3レンズ群G3は、物体側から像側へ順に、レンズL31~L33の3枚のレンズからなる。
実施例5の撮像レンズについて、基本レンズデータを表13に、諸元及び可変面間隔を表14に、非球面係数を表15に、各収差図を図11に示す。
表16に、実施例1~5の撮像レンズの条件式(1)~(12)の対応値を示す。
以上説明したデータからわかるように、実施例1~5の撮像レンズは、小型でありながら、合焦に伴う性能変化を抑制し、良好な光学性能を有するよう構成されている。
次に、本開示の実施形態に係る撮像装置について説明する。図12及び図13に本開示の一実施形態に係る撮像装置であるカメラ30の外観図を示す。図12はカメラ30を正面側から見た斜視図を示し、図13はカメラ30を背面側から見た斜視図を示す。カメラ30は、いわゆるミラーレスタイプのデジタルカメラであり、交換レンズ20を取り外し自在に装着可能である。交換レンズ20は、鏡筒内に収納された本開示の一実施形態に係る撮像レンズ1を含んで構成されている。
カメラ30はカメラボディ31を備え、カメラボディ31の上面にはシャッターボタン32、及び電源ボタン33が設けられている。また、カメラボディ31の背面には、操作部34、操作部35、及び表示部36が設けられている。表示部36は、撮像された画像及び撮像される前の画角内にある画像を表示可能である。
カメラボディ31の前面中央部には、撮影対象からの光が入射する撮影開口が設けられ、その撮影開口に対応する位置にマウント37が設けられ、マウント37を介して交換レンズ20がカメラボディ31に装着される。
カメラボディ31内には、交換レンズ20によって形成された被写体像に応じた撮像信号を出力するCCD(Charge Coupled Device)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子、その撮像素子から出力された撮像信号を処理して画像を生成する信号処理回路、及びその生成された画像を記録するための記録媒体等が設けられている。カメラ30では、シャッターボタン32を押すことにより静止画又は動画の撮影が可能であり、この撮影で得られた画像データが上記記録媒体に記録される。
以上、実施形態及び実施例を挙げて本開示の技術を説明したが、本開示の技術は上記実施形態及び実施例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、各レンズの曲率半径、面間隔、屈折率、アッベ数、及び非球面係数等は、上記各数値実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得る。
また、本開示の実施形態に係る撮像装置についても、上記例に限定されず、例えば、ミラーレスタイプ以外のカメラ、フィルムカメラ及びビデオカメラ等、種々の態様とすることができる。
1 撮像レンズ
2 軸上光束
3 最大半画角の光束
20 交換レンズ
30 カメラ
31 カメラボディ
32 シャッターボタン
33 電源ボタン
34、35 操作部
36 表示部
37 マウント
D2、D3、D12 距離
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
L11~L33 レンズ
Ln2 Ln2レンズ
Lp1 Lp1レンズ
Lp2 Lp2レンズ
PP 光学部材
Sim 像面
St 開口絞り
Z 光軸
ωm 最大半画角
2 軸上光束
3 最大半画角の光束
20 交換レンズ
30 カメラ
31 カメラボディ
32 シャッターボタン
33 電源ボタン
34、35 操作部
36 表示部
37 マウント
D2、D3、D12 距離
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
L11~L33 レンズ
Ln2 Ln2レンズ
Lp1 Lp1レンズ
Lp2 Lp2レンズ
PP 光学部材
Sim 像面
St 開口絞り
Z 光軸
ωm 最大半画角
Claims (20)
- 物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、第3レンズ群と、からなり、
合焦の際に、前記第2レンズ群は光軸に沿って移動し、前記第1レンズ群及び前記第3レンズ群は像面に対して固定されており、
前記第2レンズ群は、絞りを含み、
前記第2レンズ群の最も物体側には、正レンズであるLp1レンズが配置され、
前記第2レンズ群の最も像側には、正レンズであるLp2レンズが配置され、
前記Lp1レンズと前記Lp2レンズのd線に対する屈折率の平均値をNp12、
前記第2レンズ群に含まれる全ての負レンズのd線基準のアッベ数の平均値をνn、とした場合、
1.94<Np12<2.5 (1)
28.4<νn<40 (2)
で表される条件式(1)及び(2)を満足する撮像レンズ。 - 物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、第3レンズ群と、からなり、
合焦の際に、前記第2レンズ群は光軸に沿って移動し、前記第1レンズ群及び前記第3レンズ群は像面に対して固定されており、
前記第2レンズ群は、絞りを含み、
前記第2レンズ群の最も物体側には、正レンズであるLp1レンズが配置され、
前記第2レンズ群の最も像側には、正レンズであるLp2レンズが配置され、
前記第3レンズ群の最も物体側のレンズ面から前記第3レンズ群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離をD3、
全系の空気換算距離でのバックフォーカスをBF、とした場合、
0.5<D3/BF<1 (3)
で表される条件式(3)を満足する撮像レンズ。 - 前記Lp1レンズと前記Lp2レンズのd線基準のアッベ数の平均値をνp12、とした場合、
15<νp12<30 (4)
で表される条件式(4)を満足する請求項1又は請求項2に記載の撮像レンズ。 - 前記第2レンズ群の最も物体側のレンズ面から前記第2レンズ群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離をD2、
前記第3レンズ群の最も物体側のレンズ面から前記第3レンズ群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離をD3、とした場合、
3<D2/D3<5 (5)
で表される条件式(5)を満足する請求項1から請求項3の何れか1項に記載の撮像レンズ。 - 無限遠物体に合焦した状態における全系の焦点距離をf、
前記第1レンズ群の焦点距離をf1、とした場合、
0.1<f/f1<0.3 (6)
で表される条件式(6)を満足する請求項1から請求項4の何れか1項に記載の撮像レンズ。 - 前記第2レンズ群は、負レンズであるLn2レンズと、前記Lp2レンズと、が物体側から順に接合された接合レンズを含む
請求項1から請求項5の何れか1項に記載の撮像レンズ。 - 前記Lp2レンズのd線に対する屈折率をNp2、
前記Ln2レンズのd線に対する屈折率をNn2、とした場合、
0.3<Np2-Nn2<0.7 (7)
で表される条件式(7)を満足する請求項6に記載の撮像レンズ。 - 前記Lp2レンズのd線基準のアッベ数をνp2、
前記Ln2レンズのd線基準のアッベ数をνn2、とした場合、
5<νn2-νp2<30 (8)
で表される条件式(8)を満足する請求項6又は請求項7に記載の撮像レンズ。 - 前記Lp1レンズは、像側に凹面を向けた正メニスカスレンズである
請求項1から請求項8の何れか1項に記載の撮像レンズ。 - 前記第2レンズ群は、前記絞りよりも物体側に、少なくとも2枚の正レンズと1枚の負レンズとを含み、かつ、前記絞りよりも像側に、少なくとも2枚の正レンズと2枚の負レンズとを含む
請求項1から請求項9の何れか1項に記載の撮像レンズ。 - 前記第3レンズ群は、物体側から像側へ順に、正レンズと負レンズとが物体側から順に接合された接合レンズと、物体側に凹面を向けた負レンズと、からなる
請求項1から請求項10の何れか1項に記載の撮像レンズ。 - 全系の空気換算距離でのバックフォーカスをBF、
無限遠物体に合焦した状態における全系の焦点距離をf、
無限遠物体に合焦した状態における全系の最大半画角をωm、とした場合、
0.5<BF/(f×tanωm)<1 (9)
で表される条件式(9)を満足する請求項1から請求項11の何れか1項に記載の撮像レンズ。 - 前記第1レンズ群の最も物体側のレンズ面から前記第3レンズ群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離と、全系の空気換算距離でのバックフォーカスとの和をTL、
無限遠物体に合焦した状態における全系の焦点距離をf、
無限遠物体に合焦した状態における全系の最大半画角をωm、とした場合、
7.1<TL2/(f2×tanωm)<11 (10)
で表される条件式(10)を満足する請求項1から請求項12の何れか1項に記載の撮像レンズ。 - 前記第1レンズ群の焦点距離をf1、
全系の空気換算距離でのバックフォーカスをBF、とした場合、
20<f1/BF<30 (11)
で表される条件式(11)を満足する請求項1から請求項13の何れか1項に記載の撮像レンズ。 - 無限遠物体に合焦した状態における、前記第1レンズ群の最も像側のレンズ面から前記第2レンズ群の最も物体側のレンズ面までの光軸上の距離をD12、
無限遠物体に合焦した状態における全系の焦点距離をf、
無限遠物体に合焦した状態における全系の最大半画角をωm、とした場合、
1.2<D12/(f×tanωm)<3 (12)
で表される条件式(12)を満足する請求項1から請求項14の何れか1項に記載の撮像レンズ。 - 1.965<Np12<2.2 (1-1)
で表される条件式(1-1)を満足する請求項1に記載の撮像レンズ。 - 29<νn<35 (2-1)
で表される条件式(2-1)を満足する請求項1に記載の撮像レンズ。 - 0.7<D3/BF<1 (3-1)
で表される条件式(3-1)を満足する請求項2に記載の撮像レンズ。 - 8<TL2/(f2×tanωm)<10 (10-1)
で表される条件式(10-1)を満足する請求項13に記載の撮像レンズ。 - 請求項1から請求項19の何れか1項に記載の撮像レンズを備えた撮像装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021135107A JP2023029039A (ja) | 2021-08-20 | 2021-08-20 | 撮像レンズ及び撮像装置 |
CN202210953040.2A CN115903179A (zh) | 2021-08-20 | 2022-08-09 | 成像透镜及摄像装置 |
US17/819,176 US20230075727A1 (en) | 2021-08-20 | 2022-08-11 | Imaging lens and imaging apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2021135107A JP2023029039A (ja) | 2021-08-20 | 2021-08-20 | 撮像レンズ及び撮像装置 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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2021
- 2021-08-20 JP JP2021135107A patent/JP2023029039A/ja active Pending
-
2022
- 2022-08-09 CN CN202210953040.2A patent/CN115903179A/zh active Pending
- 2022-08-11 US US17/819,176 patent/US20230075727A1/en active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
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US20230075727A1 (en) | 2023-03-09 |
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