JP2023028923A - 作業機械、及び、作業機械を制御するための方法 - Google Patents

作業機械、及び、作業機械を制御するための方法 Download PDF

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Abstract

【課題】オペレータが容易かつ好適に旋回させることができる作業機械が、提供される。【解決手段】作業機械は、車体と、操向輪と、第1アクチュエータと、第2アクチュエータと、操舵角センサと、リーニング角センサと、コントローラと、を備える。操向輪は、車体に支持される。第1アクチュエータは、操向輪の操舵角を変更する。第2アクチュエータは、操向輪のリーニング角を変更する。操舵角センサは、操舵角を示す第1角度信号を出力する。リーニング角センサは、リーニング角を示す第2角度信号を出力する。コントローラは、第1角度信号及び第2角度信号を取得する。コントローラは、第1角度信号に基づいて操舵角を取得する。コントローラは、第2角度信号に基づいてリーニング角を取得する。コントローラは、操舵角に対応する目標リーニング角を取得する。コントローラは、リーニング角が目標リーニング角になるように、第2アクチュエータを制御する。【選択図】図7A

Description

本発明は、作業機械、及び、作業機械を制御するための方法に関する。
従来の作業機械は、車体と、車体に支持される操向輪と、リーニング機構と、を有するものがある(特許文献1を参照)。このタイプの作業機械では、操向輪の操舵角を変更することによって、作業機械を旋回させることができる。また、リーニング機構によって操向輪のリーニング角を変更することによって、作業機械の旋回半径を調整することができる。
米国特許第8412420号
上述した従来の作業機械では、作業機械の旋回時には、オペレータは、操舵角を変更するための操舵レバー及びリーニング角を変更するためのリーニングレバーの両方を、同時に操作する必要がある。すなわち、オペレータにとって作業機械の旋回時の操作は複雑である。このため、オペレータが操舵レバー及びリーニングレバーの両方を正確に操作できなかった場合、オペレータは、自分が所望するように、作業機械を旋回させることができないおそれがある。
本発明の目的は、オペレータが容易かつ好適に旋回させることができる作業機械を、提供することにある。
本発明の一態様に係る作業機械は、車体と、操向輪と、第1アクチュエータと、第2アクチュエータと、操舵角センサと、リーニング角センサと、コントローラと、を備える。操向輪は、車体に支持される。第1アクチュエータは、操向輪の操舵角を変更する。第2アクチュエータは、操向輪のリーニング角を変更する。操舵角センサは、操舵角を示す第1角度信号を出力する。リーニング角センサは、リーニング角を示す第2角度信号を出力する。コントローラは、第1角度信号及び第2角度信号を取得する。コントローラは、第1角度信号に基づいて操舵角を取得する。コントローラは、第2角度信号に基づいてリーニング角を取得する。コントローラは、操舵角に対応する目標リーニング角を取得する。コントローラは、リーニング角が目標リーニング角になるように、第2アクチュエータを制御する。
本発明の他の態様に係る方法は、作業機械を制御するための方法である。作業機械は、車体と、車体に支持される操向輪と、操向輪の操舵角を変更する第1アクチュエータと、操向輪のリーニング角を変更する第2アクチュエータと、操舵角を示す第1角度信号を出力する操舵角センサと、リーニング角を示す第2角度信号を出力するリーニング角センサと、を含む。
本態様に係る方法は、第1角度信号及び第2角度信号を取得することと、第1角度信号に基づいて操舵角を取得することと、第2角度信号に基づいてリーニング角を取得することと、操舵角に対応する目標リーニング角を取得することと、リーニング角が目標リーニング角になるように、第2アクチュエータを制御することと、を備える。
本発明によれば、操向輪のリーニング角が、操向輪の操舵角に対応する目標リーニング角になるように、第2アクチュエータが制御される。これにより、オペレータは、操舵角を変更するだけで、リーニング角を自動的に設定することができる。これにより、オペレータは、作業機械を容易かつ好適に旋回させることができる。
実施形態に係る作業機械の斜視図である。 作業機械の側面図である。 作業機械の前部の正面図である。 作業機械の構成を示す模式図である。 作業機械の前部を示す上面図である。 作業機械の前部を示す上面図である。 前輪のリーニング角を説明するための正面図である。 前輪のリーニング角を説明するための正面図である。 前輪の操舵角に応じて前輪のリーニング角を自動的に設定する処理を示すフローチャートである。 前輪のリーニング速度を自動的に設定する処理を示すフローチャートである。 操舵角及び目標リーニング角の対応関係を示す第1テーブルデータを説明するための図である。 操舵角及び目標リーニング角の対応関係を示す第2テーブルデータを説明するための図である。
以下図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。図1は、実施形態に係る作業機械1の斜視図である。図2は、作業機械1の側面図である。図1に示すように、作業機械1は、車体2と、前輪3A,3Bと、後輪4A-4Dと、作業機5とを備える。車体2は、フロントフレーム11と、リアフレーム12と、キャブ13と、動力室14とを含む。
リアフレーム12は、フロントフレーム11に接続されている。フロントフレーム11は、リアフレーム12に対して回動するようにリアフレーム12に連結されている。例えば、フロントフレーム11は、リアフレーム12に対して、左右にアーティキュレート可能である。
なお、以下の説明において、前後左右の各方向は、リアフレーム12に対するフロントフレーム11のアーティキュレート角がゼロである状態、すなわち、フロントフレーム11とリアフレーム12とが真っすぐな状態で、車体2の前後左右の各方向が定義される。
キャブ13と動力室14とは、リアフレーム12上に配置されている。キャブ13には、図示しない運転席が配置されている。動力室14は、キャブ13の後方に配置されている。フロントフレーム11は、リアフレーム12から前方へ延びている。前輪3A,3Bは、フロントフレーム11に取り付けられている。前輪3A,3Bは、左右方向に離れて配置されている。前輪3A,3Bは、フロントフレーム11に回転可能に支持される。後輪4A-4Dは、リアフレーム12に取り付けられている。
作業機5は、車体2に対して可動的に接続されている。作業機5は、支持部材15とブレード16とを含む。支持部材15は、車体2に可動的に接続されている。支持部材15は、ブレード16を支持している。支持部材15は、ドローバ17とサークル18とを含む。ドローバ17は、フロントフレーム11の下方に配置される。
ドローバ17は、フロントフレーム11の前部19に接続されている。ドローバ17は、フロントフレーム11の前部19から後方へ延びている。ドローバ17は、フロントフレーム11に対して、少なくとも車体2の上下方向と左右方向とに揺動可能に支持されている。例えば、前部19は、ボールジョイントを含む。ドローバ17は、ボールジョイントを介して、フロントフレーム11に対して回転可能に接続されている。
サークル18は、ドローバ17の後部に接続されている。サークル18は、ドローバ17に対して回転可能に支持される。ブレード16は、サークル18に接続される。ブレード16は、サークル18を介して、ドローバ17に支持されている。図2に示すように、ブレード16は、チルト軸21回りに回転可能にサークル18に支持されている。チルト軸21は、左右方向に延びている。
図2に示すように、作業機械1は、前輪3A,3Bを操舵するための複数のステアリングアクチュエータ41A,41Bと、複数のアーティキュレートアクチュエータ27,28と、を備えている。
複数のステアリングアクチュエータ41A,41Bは、前輪3A,3Bを操舵するために用いられる。例えば、複数のステアリングアクチュエータ41A,41Bは、油圧シリンダである。複数のステアリングアクチュエータ41A,41Bは、前輪3A,3Bに各別に接続されている。複数のステアリングアクチュエータ41A,41Bは、油圧によって伸縮する。以下の説明では、複数のステアリングアクチュエータ41A,41Bの伸縮、例えば油圧シリンダの伸縮が、「ストローク動作」と記される。
複数のステアリングアクチュエータ41A,41Bは、左ステアリングシリンダ41Aと、右ステアリングシリンダ41Bと、を含む。左ステアリングシリンダ41Aと右ステアリングシリンダ41Bとは、左右方向に互いに離れて配置されている。
左ステアリングシリンダ41Aは、フロントフレーム11と前輪3Aとに接続されている。右ステアリングシリンダ41Bは、フロントフレーム11と前輪3Bに接続されている。左ステアリングシリンダ41Aと右ステアリングシリンダ41Bとのストローク動作により、前輪3A,3Bが操舵される。
図2では、左ステアリングアクチュエータ41Aが図示され、右ステアリングアクチュエータ41Bは図示されていない。左ステアリングアクチュエータ41Aと右ステアリングアクチュエータ41Bとは対をなす部材であるので、図2では、図示されていない部材については括弧内に符号が記されている。
複数のアーティキュレートアクチュエータ27,28は、リアフレーム12に対してフロントフレーム11を回動させるために用いられる。例えば、複数のアーティキュレートアクチュエータ27,28は、油圧シリンダである。複数のアーティキュレートアクチュエータ27,28は、フロントフレーム11とリアフレーム12とに接続されている。複数のアーティキュレートアクチュエータ27,28は、油圧によって伸縮する。
複数のアーティキュレートアクチュエータ27,28は、左アーティキュレートシリンダ27と右アーティキュレートシリンダ28と、を含む。左アーティキュレートシリンダ27と右アーティキュレートシリンダ28とは、左右方向に互いに離れて配置されている。
左アーティキュレートシリンダ27は、車体2の左側において、フロントフレーム11とリアフレーム12とに接続されている。右アーティキュレートシリンダ28とは、車体2の右側において、フロントフレーム11とリアフレーム12とに接続されている。左アーティキュレートシリンダ27と右アーティキュレートシリンダ28とのストローク動作により、フロントフレーム11はリアフレーム12に対して左右に回動する。
図1では、右アーティキュレートシリンダ28が図示され、左アーティキュレートシリンダ27は図示されていない。図2では、左アーティキュレートシリンダ27が図示され、右アーティキュレートシリンダ28は図示されていない。左アーティキュレートシリンダ27と右アーティキュレートシリンダ28とは対をなす部材であるので、図1及び図2では、図示されていない部材については括弧内に符号が記されている。
図3は、作業機械1の前部の正面図である。図3に示すように、作業機械1は、リーン機構6を備えている。リーン機構6は、前輪3A,3Bを左右に傾倒させる。リーン機構6は、アクスルビーム56と、リーニングロッド57と、リーニングアクチュエータ61とを含む。アクスルビーム56は、フロントフレーム11から左右に延びている。アクスルビーム56は、ピボット軸58回りに回転可能にフロントフレーム11に支持されている。
アクスルビーム56は、ホイールブラケット59Aを介して、前輪3Aに接続されている。アクスルビーム56は、前輪3Aをリーニング軸54A回りに回転可能に支持する。アクスルビーム56は、ホイールブラケット59Bを介して、前輪3Bに接続されている。アクスルビーム56は、前輪3Bをリーニング軸54B回りに回転可能に支持する。リーニング軸54A,54Bは、前後方向に延びている。
リーニングロッド57は、フロントフレームを通って左右に延びている。リーニングロッド57は、前輪3A,3Bを互いに連結している。リーニングロッド57は、ホイールブラケット59Aを介して、前輪3Aに接続されている。リーニングロッド57は、ホイールブラケット59Bを介して、前輪3Bに接続されている。
リーニングアクチュエータ61は、前輪3A,3Bを傾倒するために用いられる。例えば、リーニングアクチュエータ61は、油圧シリンダである。リーニングアクチュエータ61は、フロントフレーム11と前輪3A,3Bとに接続されている。リーニングアクチュエータ61は、油圧によって伸縮する。すなわち、リーニングアクチュエータ61を伸縮させることによって、前輪3A,3Bがリーニング軸54A,54B回りに回転する。それにより、前輪3A,3Bが左右に傾倒する。
図2に示すように、作業機械1は、作業機5の姿勢を変更するための複数のアクチュエータ22-26を備えている。例えば、複数のアクチュエータ22-25は、油圧シリンダである。アクチュエータ26は、回転アクチュエータである。本実施形態では、アクチュエータ26は油圧モータである。アクチュエータ26は、電動モータであってもよい。
複数のアクチュエータ22-25は、作業機5に接続されている。複数のアクチュエータ22-25は、油圧によって伸縮する。複数のアクチュエータ22-25は、伸縮することで、車体2に対する作業機5の姿勢を変更する。
詳細には、複数のアクチュエータ22-25は、左リフトシリンダ22と、右リフトシリンダ23と、ドローバシフトシリンダ24と、ブレードチルトシリンダ25と、を含む。
左リフトシリンダ22と右リフトシリンダ23とは、左右方向に互いに離れて配置されている。左リフトシリンダ22と右リフトシリンダ23とは、ドローバ17に接続されている。左リフトシリンダ22と右リフトシリンダ23とは、リフタブラケット29を介して、フロントフレーム11に接続されている。左リフトシリンダ22と右リフトシリンダ23とのストローク動作により、ドローバ17は、上下に揺動する。それにより、ブレード16が上下に移動する。
ドローバシフトシリンダ24は、ドローバ17とフロントフレーム11とに接続されている。ドローバシフトシリンダ24は、リフタブラケット29を介してフロントフレーム11に接続されている。ドローバシフトシリンダ24は、フロントフレーム11からドローバ17に向かって、斜め下方に延びている。ドローバシフトシリンダ24のストローク動作により、ドローバ17は、左右に揺動する。
ブレードチルトシリンダ25は、サークル18とブレード16とに接続されている。ブレードチルトシリンダ25のストローク動作により、ブレード16がチルト軸21回りに回転する。
アクチュエータ26は、ドローバ17とサークル18とに接続されている。アクチュエータ26は、ドローバ17に対してサークル18を回転させる。それにより、ブレード16が、上下方向に延びる回転軸回りに回転する。
図4は、作業機械1の構成を示す模式図である。図4に示すように、作業機械1は、駆動源31と、油圧ポンプ32と、を含む。作業機械1は、ステアリングバルブ42Aと、アーティキュレートバルブ42Bと、リーニングバルブ42Cと、作業機バルブ34と、を含む。作業機械1は、動力伝達装置33と、を含む。
駆動源31は、例えば内燃機関である。或いは、駆動源31は、電動モータ、或いは内燃機関と電動モータとのハイブリッドであってもよい。
油圧ポンプ32は、駆動源31によって駆動されることで、作動油を吐出する。油圧ポンプ32は、ステアリングバルブ42Aと、アーティキュレートバルブ42Bと、作業機バルブ34とに、作動油を供給する。これにより、複数のステアリングアクチュエータ41A,41Bと、複数のアーティキュレートアクチュエータ27,28と、複数のアクチュエータ22-26とが、作動する。なお、図4では、1つの油圧ポンプ32のみが図示されているが、複数の油圧ポンプが備えられてもよい。
ステアリングバルブ42Aは、油圧回路を介して、油圧ポンプ32と複数のステアリングアクチュエータ41A,41Bとに接続されている。ステアリングバルブ42Aは、油圧ポンプ32から複数のステアリングアクチュエータ41A,41Bに供給される作動油の流量を、制御する。油圧ポンプ32の作動油がステアリングバルブ42Aに供給されることによって、複数のステアリングアクチュエータ41A,41Bはストローク動作を行う。
アーティキュレートバルブ42Bは、油圧回路を介して、油圧ポンプ32と複数のアーティキュレートアクチュエータ27,28とに接続されている。アーティキュレートバルブ42Bは、油圧ポンプ32から複数のアーティキュレートアクチュエータ27,28に供給される作動油の流量を、制御する。油圧ポンプ32の作動油がアーティキュレートバルブ42Bに供給されることによって、複数のアーティキュレートアクチュエータ27,28はストローク動作を行う。
リーニングバルブ42Cは、油圧回路を介して、油圧ポンプ32とリーニングアクチュエータ61とに接続されている。リーニングバルブ42Cは、油圧ポンプ32からリーニングアクチュエータ61に供給される作動油の流量を、制御する。油圧ポンプ32の作動油がリーニングバルブ42Cに供給されることによって、リーニングアクチュエータ61はストローク動作を行う。
作業機バルブ34は、油圧回路を介して、油圧ポンプ32と複数のアクチュエータ22-26とに接続されている。作業機バルブ34は、複数のアクチュエータ22-26それぞれに接続される複数の弁を、含む。作業機バルブ34は、油圧ポンプ32から複数のアクチュエータ22-26に供給される作動油の流量を、制御する。
動力伝達装置33は、駆動源31からの駆動力を後輪4A-4Dに伝達する。動力伝達装置33は、トルクコンバータ、及び/又は、複数の変速ギアを含んでもよい。或いは、動力伝達装置33は、HST(Hydraulic Static Transmission)、或いは、HMT(Hydraulic Mechanical Transmission)などのトランスミッションであってもよい。
図4に示すように、作業機械1は、ステアリング部材45と、アーティキュレートレバー55と、リーニングレバー63と、作業機操作部材35と、シフト部材53と、アクセル操作部材36と、を含む。
ステアリング部材45は、前輪3A,3Bを操舵するためにオペレータによって操作可能である。ステアリング部材45は、ジョイスティックなどのレバーである。或いは、ステアリング部材45は、レバー以外の部材であってもよい。例えば、ステアリング部材45は、ステアリングホイールであってもよい。
ステアリング部材45は、操作センサ51に接続されている。操作センサ51は、作業機械1に含まれる。操作センサ51は、オペレータによるステアリング部材45への操作を示すステアリング操作信号を出力する。
アーティキュレートレバー55は、リアフレーム12に対してフロントフレーム11を回動させるためにオペレータによって操作可能である。アーティキュレートレバー55は、ジョイスティックなどのレバーである。或いは、アーティキュレートレバー55は、レバー以外の部材であってもよい。アーティキュレートレバー55は、操作センサ60に接続されている。操作センサ60は、作業機械1に含まれる。操作センサ60は、オペレータによるアーティキュレートレバー55への操作を示すアーティキュレート操作信号を出力する。
リーニングレバー63は、前輪3A,3Bを傾倒させるためにオペレータによって操作可能である。リーニングレバー63は、ジョイスティックなどのレバーである。或いは、リーニングレバー63は、レバー以外の部材であってもよい。リーニングレバー63は、操作センサ52に接続されている。操作センサ52は、オペレータによるリーニングレバー63の操作を示すリーニング操作信号を出力する。
作業機操作部材35は、作業機5の姿勢を変更するためにオペレータによって操作可能である。作業機操作部材35は、例えば複数の操作レバーを含む。或いは、作業機操作部材35は、スイッチ、或いはタッチパネルなどの他の部材であってもよい。作業機操作部材35は、オペレータによる作業機操作部材35への操作を示す信号を出力する。
シフト部材53は、作業機械1の前進と後進とを切り換えるためのオペレータによって操作可能である。シフト部材53は、例えばシフトレバーを含む。或いは、シフト部材53は、スイッチ、或いはタッチパネルなどの他の部材であってもよい。シフト部材53は、オペレータによるシフト部材53への操作を示す信号を出力する。
アクセル操作部材36は、作業機械1を走行させるためにオペレータによって操作可能である。アクセル操作部材36は、例えばアクセルペダルを含む。或いは、アクセル操作部材36は、スイッチ、或いはタッチパネルなどの他の部材であってもよい。アクセル操作部材36は、オペレータによるアクセル操作部材36への操作を示す信号を出力する。
作業機械1は、操舵角センサ40と、アーティキュレート角センサ30と、リーニング角センサ62と、を備えている。操舵角センサ40は、前輪3A,3Bの操舵角θ1を検出するために用いられる。操舵角センサ40は、操舵角θ1を示す操舵角信号(第1角度信号)を出力する。操舵角信号は、例えば、複数のステアリングアクチュエータ41A,41Bのストローク量である。なお、操舵角センサ40は、操舵角θ1を直接的に検出してもよい。
ここで、操舵角θ1は以下のように定義される。図5A及び図5Bは、作業機械1の前部を示す上面図である。図5A及び図5Bでは、アーティキュレート角が0度、すなわち、フロントフレーム11がリアフレーム12に対して屈曲していない状態の作業機械1が示されている。
図5Aに示すように、作業機械1は、第1ステアリング軸43Aと、第2ステアリング軸43Bと、を含む。第1ステアリング軸43Aと、第2ステアリング軸43Bとは、前輪3A,3Bの回動軸である。
第1ステアリング軸43Aと第2ステアリング軸43Bとは、フロントフレーム11に設けられる。第1ステアリング軸43Aと第2ステアリング軸43Bとは、上下方向に延びている。第1ステアリング軸43Aと第2ステアリング軸43Bとは、前輪3A,3Bを各別に回動可能に支持する。
操舵角θ1は、第1ステアリング軸43A及び第2ステアリング軸43Bを中心としてフロントフレーム11に対して前輪3A,3Bが回動する角度である。例えば、操舵角θ1は、フロントフレーム11の前後方向に対する前輪3A,3Bの回動角度である。
詳細には、中心線L1がフロントフレーム11に定義される。中心線L1は、フロントフレーム11の前後方向に延びるフロントフレーム11の中心線である。第1中心線L1は、作業機械1の上面視で、後述するアーティキュレート軸44を通過する。操舵角θ1は、中心線L1を基準とした前輪3A,3Bの回動角度である。
操舵角θ1は、複数のステアリングアクチュエータ41A,41Bのストローク動作によって中立位置から左右に変化する。中立位置の操舵角θ1は、ゼロ度である。前輪3A,3Bは、中立位置において、フロントフレーム11の第1中心線L1と平行に配置される。なお、図5Aにおいて、3A’及び3B’は、中立位置から左方へ操舵角θ1だけ操舵された状態の前輪を示している。図5Bにおいて、3A’及び3B’は、中立位置から右方へ操舵角θ1だけ操舵された状態の前輪を示している。
アーティキュレート角センサ30は、リアフレーム12に対するフロントフレーム11のアーティキュレート角を検出するために用いられる。アーティキュレート角センサ30は、アーティキュレート角を示すアーティキュレート角信号を出力する。アーティキュレート角信号は、例えば、左アーティキュレートシリンダ27と右アーティキュレートシリンダ28とのストローク量である。なお、アーティキュレート角センサ30は、アーティキュレート角を直接的に検出してもよい。
ここで、アーティキュレート角は以下のように定義される。図5A及び図5Bに示すように、作業機械1は、アーティキュレート軸44を含む。アーティキュレート軸44は、フロントフレーム11とリアフレーム12とに設けられる。アーティキュレート軸44は、上下方向に延びている。フロントフレーム11とリアフレーム12とは、アーティキュレート軸44回りに回動可能に互いに接続されている。アーティキュレート角は、アーティキュレート軸44を中心としてリアフレーム12に対してフロントフレーム11が回動する角度である。
リーニング角センサ62は、前輪3A,3Bのリーニング角θ2を検出するために用いられる。リーニング角センサ62は、リーニング角θ2を示すリーニング角信号(第2角度信号)を出力する。リーニング角信号は、例えば、リーニングアクチュエータ61のストローク量である。なお、リーニング角センサ62は、リーニング角θ2を直接的に検出してもよい。
ここで、リーニング角θ2は以下のように定義される。図6A及び図6Bに示すように、リーニング角θ2は、車体2を前方から見て、前輪3A、3Bの左右方向への傾倒角度である。例えば、リーニング角θ2は、車体2を前方から見て、前輪3A,3Bがリーニング軸54A,54Bまわりに傾倒する傾倒角度である。以下の説明において、前輪3A,3Bが水平面H1に対して直立した状態(実線で示す3A、3B)を、前輪3A,3Bの中立の状態と呼ぶものとする。前輪3A,3Bが中立の状態で、リーニング角θ2は、ゼロ度である。
図6Aでは、前輪3A,3Bが、中立の状態から左方にリーニング角θ2だけ変化している(破線で示す3A”、3B”)。図6Bでは、前輪3A,3Bが、中立の状態(実線で示す3A、3B)から右方にリーニング角θ2だけ変化している(破線で示す3A”、3B”)。
図4に示すように、作業機械1は、コントローラ37を含む。コントローラ37は、記憶装置38とプロセッサ39とを含む。プロセッサ39は、例えばCPUであり、作業機械1を制御するためのプログラムを実行する。記憶装置38は、RAM及びROMなどのメモリと、SSD或いはHDDなどの補助記憶装置を含む。記憶装置38は、作業機械1を制御するためのプログラムとデータとを記憶している。
コントローラ37は、シフト部材53の操作に応じて、動力伝達装置33を制御する。これにより、作業機械1の進行方向を、前進と後進とに切り換える。或いは、シフト部材53は、機械的に動力伝達装置33に接続されてもよい。シフト部材53の動作を機械的に動力伝達装置33に伝達することで、動力伝達装置33の前進と後進のギアが切り替えられてもよい。
コントローラ37は、アクセル操作部材36の操作に応じて、駆動源31及び動力伝達装置33を制御する。これにより、作業機械1が走行する。また、コントローラ37は、作業機操作部材35の操作に応じて、油圧ポンプ32と作業機バルブ34とを制御する。これにより、作業機5が動作する。
コントローラ37は、操作センサ51からのステアリング操作信号により、ステアリング部材45の操作量を取得する。コントローラ37は、ステアリング操作信号に応じてステアリングバルブ42Aを制御することで、複数のステアリングアクチュエータ41A,41Bを伸縮させる。これにより、コントローラ37は、前輪3A,3Bの操舵角θ1を変化させる。コントローラ37は、操舵角信号を操舵角センサ40から取得する。コントローラ37は、操舵角信号に基づいて前輪3A,3Bの操舵角θ1を算出する。
コントローラ37は、アーティキュレートレバー55からのアーティキュレート操作信号により、アーティキュレートレバー55の操作量を取得する。コントローラ37は、アーティキュレートバルブ42Bを制御する。例えば、コントローラ37は、アーティキュレート操作信号に応じてアーティキュレートバルブ42Bを制御することによって、左アーティキュレートシリンダ27と右アーティキュレートシリンダ28を伸縮させる。これにより、コントローラ37は、アーティキュレート角を変化させる。コントローラ37は、アーティキュレート角信号をアーティキュレート角センサ30から取得する。コントローラ37は、アーティキュレート角信号に基づいてアーティキュレート角を算出する。
コントローラ37は、リーニングレバー63からのリーニング操作信号により、リーニングレバー63の操作量を取得する。コントローラ37は、リーニングバルブ42Cを制御する。例えば、コントローラ37は、リーニング操作信号に応じてリーニングバルブ42Cを制御することによって、リーニングアクチュエータ61を伸縮させる。これにより、コントローラ37は、オペレータによるリーニングレバー63の操作に応じて、リーニング角θ2を変化させる。コントローラ37は、リーニング角信号をリーニング角センサ62から取得する。コントローラ37は、リーニング角信号に基づいてリーニング角θ2を算出する。
コントローラ37は、操舵角θ1に応じてリーニング角θ2を変化させる自動リーニング制御を実行する。以下、自動リーニング制御について説明する。自動リーニング制御では、コントローラ37は、操舵角θ1に応じてリーニングバルブ42Cを制御することによって、リーニングアクチュエータ61を伸縮させる。これにより、コントローラ37は、リーニングレバー63の操作によらず、自動的にリーニング角θ2を変化させる。図7A及び図7Bは、自動リーニング制御の処理を示すフローチャートである。
ステップ101において、コントローラ37は、現在の操舵角θ1を取得する。
ステップ102において、コントローラ37は、車体2の進行方向を取得する。ステップ103において、コントローラ37は、車体2の進行方向が前進方向であるか否かを判断する。
ここで、車体2の進行方向が前進方向である場合(S103でYes)、ステップ104において、コントローラ37は第1テーブルデータを目標リーニング角度テーブルデータとして取得する。第1テーブルデータは、記憶装置38に記憶されている。
第1テーブルデータは、車体2が前進する場合の前輪3A,3Bの操舵角θ1と、目標リーニング角θT2との関係を規定する。図8Aは、第1テーブルデータの一例を示す図である。図8Aに示すように、第1テーブルデータでは、前輪3A,3Bの左方への操舵角θ1がα1以下である場合、目標リーニング角θT2は0である。前輪3A,3Bの左方への操舵角θ1がα1より大きい場合、操舵角θ1が大きくなるにつれて、左方への目標リーニング角θT2は大きくなる。
前輪3A,3Bの右方への操舵角θ1がα2以下である場合、目標リーニング角θT2は0である。前輪3A,3Bの右方への操舵角θ1がα2より大きい場合、操舵角θ1が大きくなるにつれて、右方への目標リーニング角θT2は大きくなる。
車体2の進行方向が前進方向ではない場合(S104でNo)、すなわち車体2の進行方向が後進方向である場合、ステップ106において、コントローラ37は第2テーブルデータを目標リーニング角度テーブルデータとして取得する。第2テーブルデータは、記憶装置38に記憶されている。
第2テーブルデータは、車体2が後進する場合の前輪3A,3Bの操舵角θ1と、目標リーニング角θT2との関係を規定する。図8Bは、第2テーブルデータの一例を示す図である。図8Bに示すように、第2テーブルデータでは、前輪3A,3Bの左方への操舵角θ1がα1以下である場合、目標リーニング角θT2は0である。前輪3A,3Bの左方への操舵角θ1がα1より大きい場合、操舵角θ1が大きくなるにつれて、右方への目標リーニング角θT2は大きくなる。
前輪3A,3Bの右方への操舵角θ1がα2以下である場合、目標リーニング角θT2は0である。前輪3A,3Bの右方への操舵角θ1がα2より大きい場合、操舵角θ1が大きくなるにつれて、左方への目標リーニング角θT2は大きくなる。なお、第1テーブルデータ及び第2テーブルデータにおいて、操舵角θ1及び目標リーニング角θT2の対応関係は、関数を用いて関連付けられてもよい。この場合、操舵角θ1及び目標リーニング角θT2の対応関係を示す関数が、記憶装置38に記憶される。
ステップ106において、コントローラ37は、目標リーニング角度テーブルデータを参照し、操舵角θ1に応じた目標リーニング角θT2を目標リーニング角度テーブルデータから取得する。
ステップ107において、コントローラ37は、リーニング角θ2が目標リーニング角θT2となるように、リーニングアクチュエータ61を制御する。ステップ107では、コントローラ37が、図8Bに示す処理を実行することによって、リーニングアクチュエータ61を制御する。
ステップ107Aにおいて、コントローラ37は、現在のリーニング角θ2を取得する。ステップ107Bにおいて、コントローラ37は、目標リーニング角θT2及び現在のリーニング角θ2の誤差(=θT2-θ2)を算出する。ステップ107Cにおいて、コントローラ37は、速度テーブルデータを取得する。
速度テーブルデータは、前輪3A,3Bのリーニング角θ2と、目標リーニング速度との関係を規定する。速度テーブルデータでは、リーニング角θ2が大きいほど、目標リーニング速度は大きくなる。速度テーブルデータは、記憶装置38に記憶される。リーニング角θ2及び目標リーニング速度の対応関係は、関数を用いて関連付けられてもよい。この場合、リーニング角θ2及び目標リーニング速度の対応関係を示す関数が、記憶装置38に記憶される。
ステップ107Dにおいて、コントローラ37は、速度テーブルデータを参照し、現在のリーニング角θ2に対応する目標リーニング速度をリーニング速度テーブルから取得する。ステップ107Eにおいて、コントローラ37は、上記の誤差がゼロになるまで、リーニングアクチュエータ61を目標リーニング速度で作動させる。上記の誤差がゼロになった場合、コントローラ37はステップ107の処理を終了する。
以上、説明したように、車体2が前進しているときには、コントローラ37は、第1テーブルデータを参照して、操舵角θ1から目標リーニング角θT2を決定する。従って、左方への操舵角θ1がα1以下である場合、及び、右方への操舵角θ1がα2以下である場合には、目標リーニング角θT2は、0である。従って、コントローラ37は、前輪3A,3Bを中立の状態に維持する。或いは、コントローラ37は、オペレータの操作による直前のリーニング角θ2を維持してもよい。
左方への操舵角θ1がα1より大きいときには、コントローラ37は、リーニング角θ2が、操舵角θ1の増大に応じて増大する左方への目標リーニング角θT2となるように、リーニングアクチュエータ61を制御する。それにより、図5Aのように、前輪3A,3Bが左方に操舵されているときには、図6Aに示すように、前輪3A,3Bが左方に傾倒するように、リーニングアクチュエータ61が制御される。
右方への操舵角θ1がα2より大きいときには、コントローラ37は、リーニング角θ2が、操舵角θ1の増大に応じて増大する右方への目標リーニング角θT2となるように、リーニングアクチュエータ61を制御する。それにより、図5Bのように、前輪3A,3Bが右方に操舵されているときには、図6Bに示すように、前輪3A,3Bが右方に傾倒するように、リーニングアクチュエータ61が制御される。
車体2が後進しているときには、コントローラ37は、第2テーブルデータを参照して、操舵角θ1から目標リーニング角θT2を決定する。従って、左方への操舵角θ1がα1以下である場合、及び、右方への操舵角θ1がα2以下である場合には、車体2が前進しているときと同様に、目標リーニング角θT2は、0である。
左方への操舵角θ1がα1より大きいときには、コントローラ37は、リーニング角θ2が、操舵角θ1の増大に応じて増大する右方への目標リーニング角θT2となるように、リーニングアクチュエータ61を制御する。右方への操舵角θ1がα2より大きいときには、コントローラ37は、リーニング角θ2が、操舵角θ1の増大に応じて増大する左方への目標リーニング角θT2となるように、リーニングアクチュエータ61を制御する。従って、後進時の前輪3A,3Bの傾倒方向は、前進時の前輪3A,3Bの傾倒方向と反対となる。
以上説明した本実施形態に係る作業機械1では、コントローラ37は、操舵角信号に基づいて操舵角θ1を取得する。コントローラ37は、リーニング角信号に基づいてリーニング角θ2を取得する。コントローラ37は、操舵角θ1に対応する目標リーニング角θT2を、取得する。コントローラ37は、リーニング角θ2が目標リーニング角θT2になるように、リーニングアクチュエータ61を制御する。これにより、リーニング角θ2が操舵角θ1に応じて変更される。
このため、オペレータは、第1ステアリング部材45及び/又は第2ステアリング部材46を操作するだけで、リーニングレバー63を操作しなくても、操舵角θ1に対応するリーニング角θ2を自動的に設定することができる。すなわち、オペレータは、作業機械1を容易かつ好適に旋回させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
フロントフレーム11がリアフレーム12に対して回動した状態において、リーニング角θ2を操舵角θ1に応じて変更してもよい。例えば、アーティキュレート角が“θ3”である場合、操舵角θ1及びアーティキュレート角θ3の差(=θ1-θ3)と、目標リーニング角θT2との対応関係を示すテーブルデータが用いられる。
この場合、図7A及び図7Bの横軸の操舵角θ1を、操舵角θ1及びアーティキュレート角θ3の差(=θ1-θ3)に置き換えることによって、前記実施形態と同様の処理形態でリーニング角θ2を目標リーニング角θT2に自動的に設定することができる。
自動リーニング制御の有効と無効とが切り替え可能であってもよい。コントローラ37は、現在の車体2のロール角を取得して、ロール角が所定のロール角以下であるときに自動リーニング制御を有効とし、ロール角が所定のロール角より大きいときには自動リーニング制御を無効としてもよい。
本発明によれば、オペレータは、操舵角を変更するだけで、リーニング角を自動的に設定することができる。すなわち、オペレータは、作業機械を容易かつ好適に旋回させることができる。
1 作業機械
2 車体
3A,3B 前輪
11 フロントフレーム
12 リアフレーム
37 コントローラ
40 操舵角センサ
41 ステアリングアクチュエータ
61 リーニングアクチュエータ
62 リーニング角センサ
θ1 操舵角
θ2 リーニング角
θT2 目標リーニング角

Claims (10)

  1. 車体と、
    前記車体に支持される操向輪と、
    前記操向輪の操舵角を変更する第1アクチュエータと、
    前記操向輪のリーニング角を変更する第2アクチュエータと、
    前記操舵角を示す第1角度信号を出力する操舵角センサと、
    前記リーニング角を示す第2角度信号を出力するリーニング角センサと、
    前記第1角度信号及び前記第2角度信号を取得するコントローラと、
    を備え、
    前記コントローラは、
    前記第1角度信号に基づいて前記操舵角を取得し、
    前記第2角度信号に基づいて前記リーニング角を取得し、
    前記操舵角に対応する目標リーニング角を取得し、
    前記リーニング角が前記目標リーニング角になるように、前記第2アクチュエータを制御する、
    作業機械。
  2. 前記目標リーニング角は、前記操舵角が所定の角度以下である場合の第1目標リーニング角と、前記操舵角が前記所定の角度より大きい場合の第2目標リーニング角と、を含み、
    前記コントローラは、
    前記操舵角が前記所定の角度より小さい場合に、前記リーニング角が前記第1目標リーニング角になるように、前記第2アクチュエータを制御し、
    前記操舵角が前記所定の角度より大きい場合に、前記リーニング角が前記第2目標リーニング角になるように、前記第2アクチュエータを制御する、
    請求項1に記載の作業機械。
  3. 前記操舵角が大きくなるにつれて、前記第2目標リーニング角は大きくなる、
    請求項2に記載の作業機械。
  4. 前記コントローラは、
    前記操舵角及び前記目標リーニング角の対応関係を示すテーブルデータに基づいて、前記操舵角に対応する前記目標リーニング角を取得する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の作業機械。
  5. 前記コントローラは、
    後進時の前記操向輪の傾倒方向が、前進時の前記操向輪の傾倒方向と反対となるように、前記第2アクチュエータを制御する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の作業機械。
  6. 車体と、車体に支持される操向輪と、前記操向輪の操舵角を変更する第1アクチュエータと、前記操向輪のリーニング角を変更する第2アクチュエータと、前記操舵角を示す第1角度信号を出力する操舵角センサと、前記リーニング角を示す第2角度信号を出力するリーニング角センサと、を含む作業機械を制御するための方法であって、
    前記第1角度信号及び前記第2角度信号を取得することと、
    前記第1角度信号に基づいて前記操舵角を取得することと、
    前記第2角度信号に基づいて前記リーニング角を取得することと、
    前記操舵角に対応する目標リーニング角を取得することと、
    前記リーニング角が前記目標リーニング角になるように、前記第2アクチュエータを制御することと、
    を備える方法。
  7. 前記目標リーニング角は、前記操舵角が所定の角度以下である場合の第1目標リーニング角と、前記操舵角が前記所定の角度より大きい場合の第2目標リーニング角と、を含み、
    前記操舵角が前記所定の角度より小さい場合に、前記リーニング角が前記第1目標リーニング角になるように、前記第2アクチュエータを制御することと、
    前記操舵角が前記所定の角度より大きい場合に、前記リーニング角が前記第2目標リーニング角になるように、前記第2アクチュエータを制御することと、
    をさらに備える請求項6に記載の方法。
  8. 前記操舵角が大きくなるにつれて、前記第2目標リーニング角を大きくすること、
    をさらに備える請求項7に記載の方法。
  9. 前記操舵角及び前記目標リーニング角の対応関係を示すテーブルデータに基づいて、前記操舵角に対応する前記目標リーニング角を取得すること、
    をさらに備える請求項6から8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 後進時の前記操向輪の傾倒方向が、前進時の前記操向輪の傾倒方向と反対となるように、前記第2アクチュエータを制御すること、
    をさらに備える請求項6から9のいずれか1項に記載の方法。
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