JP2023026777A - コイル部品及び駆動モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は、コイル導体が磁性部材に対してずれにくいコイル部品及び駆動モジュールを提供することである。【解決手段】コイルは、複数の樹脂層と共に上下方向に積層されている2以上のコイル導体を含んでいる。磁性部材は、上下方向に見て、コイルと重なっている。磁性部材より第1方向には、1以上のコイル導体が位置している。磁性部材とコイルとの間には1以上の樹脂層が位置している。磁性部材は、本体及び1以上の第1突起を含んでいる。本体は、上下方向に並ぶ第1主面及び第2主面を有する板形状を有している。第2主面は、第1主面より第2方向に位置している。1以上の第1突起は、上下方向に見て、コイルの外縁に囲まれた外縁領域外に位置し、かつ、第1主面から第1方向に突出している。【選択図】 図1
Description
本発明は、コイルを備えるコイル部品に関する。
従来のコイル部品に関する発明としては、例えば、特許文献1に多層基板が知られている。この多層基板は、複数の基材層及び複数の線状導体を備えている。複数の基材層及び複数の線状導体は、積層されている。複数の線状導体は、互いに接続されることにより、螺旋形状のコイルを形成している。
以上のような多層基板では、複数の基材層の材料は、熱可塑性樹脂である。そのため、複数の基材層は、熱圧着により、熱可塑性樹脂が軟化及び流動することにより、互いに溶着される。
ところで、特許文献1に記載の多層基板の分野において、多層基板内に磁性部材を配置して、所望の磁路を形成したいという要望がある。しかしながら、熱圧着時に熱可塑性樹脂が流動するので、線状導体が磁性部材に対してずれやすい。この場合、所望の磁路が得られない場合がある。
そこで、本発明の目的は、コイル導体が磁性部材に対してずれにくいコイル部品及び駆動モジュールを提供することである。
本発明の一形態に係るコイル部品は、
上下方向の一方が第1方向であり、上下方向の他方が第2方向であり、
コイル部品は、
複数の樹脂層が上下方向に積層された構造を有している積層体と、
上下方向に延びる中心軸線の周囲を周回する螺旋形状を有するコイルであって、前記複数の樹脂層と共に上下方向に積層されている2以上のコイル導体を含んでいるコイルと、
上下方向に見て、前記コイルと重なっている磁性部材であって、前記積層体内に位置している磁性部材と、
を備えており、
前記磁性部材より前記第1方向には、1以上の前記コイル導体が位置しており、
前記磁性部材と前記コイルとの間には1以上の前記樹脂層が位置しており、
前記磁性部材は、本体及び1以上の第1突起を含んでおり、
前記本体は、上下方向に並ぶ第1主面及び第2主面を有する板形状を有しており、
前記第2主面は、前記第1主面より前記第2方向に位置しており、
前記1以上の第1突起は、上下方向に見て、前記コイルの外縁に囲まれた外縁領域外に位置し、かつ、前記第1主面から前記第1方向に突出している。
上下方向の一方が第1方向であり、上下方向の他方が第2方向であり、
コイル部品は、
複数の樹脂層が上下方向に積層された構造を有している積層体と、
上下方向に延びる中心軸線の周囲を周回する螺旋形状を有するコイルであって、前記複数の樹脂層と共に上下方向に積層されている2以上のコイル導体を含んでいるコイルと、
上下方向に見て、前記コイルと重なっている磁性部材であって、前記積層体内に位置している磁性部材と、
を備えており、
前記磁性部材より前記第1方向には、1以上の前記コイル導体が位置しており、
前記磁性部材と前記コイルとの間には1以上の前記樹脂層が位置しており、
前記磁性部材は、本体及び1以上の第1突起を含んでおり、
前記本体は、上下方向に並ぶ第1主面及び第2主面を有する板形状を有しており、
前記第2主面は、前記第1主面より前記第2方向に位置しており、
前記1以上の第1突起は、上下方向に見て、前記コイルの外縁に囲まれた外縁領域外に位置し、かつ、前記第1主面から前記第1方向に突出している。
本発明に係るコイル部品によれば、コイル導体が磁性部材に対してずれにくい。
(実施形態)
[駆動モジュールの構造]
以下に、本発明の実施形態に係る駆動モジュール10の構造について図面を参照しながら説明する。図1は、コイル部品11を備える駆動モジュール10の断面図である。図2及び図3は、コイル部品11の分解斜視図である。図4は、コイルL及び磁性部材100の上面図である。
[駆動モジュールの構造]
以下に、本発明の実施形態に係る駆動モジュール10の構造について図面を参照しながら説明する。図1は、コイル部品11を備える駆動モジュール10の断面図である。図2及び図3は、コイル部品11の分解斜視図である。図4は、コイルL及び磁性部材100の上面図である。
本明細書において、方向を以下のように定義する。コイル部品11の積層体12の積層方向を上下方向と定義する。上下方向の一方である上方向が第1方向DIR1である。上下方向の他方である下方向が第2方向DIR2である。また、左右方向及び前後方向は、上下方向に直交している。左右方向は、前後方向に直交している。なお、本実施形態における上下方向、前後方向及び左右方向は、駆動モジュール10の使用時における上下方向、前後方向及び左右方向と一致していなくてもよい。
以下では、Xは、駆動モジュール10の部品又は部材である。本明細書において、特に断りのない場合には、Xの各部について以下のように定義する。Xの前部とは、Xの前半分を意味する。Xの後部とは、Xの後半分を意味する。Xの左部とは、Xの左半分を意味する。Xの右部とは、Xの右半分を意味する。Xの上部とは、Xの上半分を意味する。Xの下部とは、Xの下半分を意味する。Xの前端とは、Xの前方向の端を意味する。Xの後端とは、Xの後方向の端を意味する。Xの左端とは、Xの左方向の端を意味する。Xの右端とは、Xの右方向の端を意味する。Xの上端とは、Xの上方向の端を意味する。Xの下端とは、Xの下方向の端を意味する。Xの前端部とは、Xの前端及びその近傍を意味する。Xの後端部とは、Xの後端及びその近傍を意味する。Xの左端部とは、Xの左端及びその近傍を意味する。Xの右端部とは、Xの右端及びその近傍を意味する。Xの上端部とは、Xの上端及びその近傍を意味する。Xの下端部とは、Xの下端及びその近傍を意味する。
まず、図1を参照しながら、駆動モジュール10及びコイル部品11の構造について説明する。駆動モジュール10は、例えば、スマートフォン等の無線通信端末に用いられる。
駆動モジュール10は、図1ないし図3に示すように、コイル部品11、磁気センサ30及び磁石50を備えている。コイル部品11は、積層体12、引き出し導体20a,20b,22a,22b、実装電極60a,60b、層間接続導体v8,v11,v12、コイルL及び磁性部材100を備えている。積層体12は、図2及び図3に示すように、樹脂層15a~15lが上下方向に積層された構造を有している。本実施形態では、積層体12は、樹脂層15a~15l及び保護層16を含んでいる。保護層16及び樹脂層15a~15lは、上から下へとこの順に並んでいる。
樹脂層15a~15lのそれぞれは、図2及び図3に示すように、上下方向に並ぶ上主面及び下主面を有している。ただし、樹脂層15a~15hのそれぞれには、樹脂層15a~15hを上下方向に貫通する貫通孔Hが設けられている。複数の貫通孔Hは、上下方向に見て、長方形状を有している。複数の貫通孔Hが繋がることにより、図1の空洞Spが形成されている。樹脂層15a~15lの材料は、熱可塑性樹脂である。熱可塑性樹脂は、例えば、液晶ポリマー、PTFE(ポリテトラフロオロエチレン)等の熱可塑性樹脂である。樹脂層15a~15lの材料は、ポリイミドであってもよい。従って、積層体12の材料は、非磁性材料である。
保護層16は、レジスト層である。保護層16は、樹脂層15aの上主面に位置している。保護層16には、保護層16を上下方向に貫通する貫通孔Hが設けられている。保護層16は、樹脂層15aの上主面に位置するコイル導体18aを保護している。保護層16は、絶縁性のシートが樹脂層15aの上主面に貼り付けられることにより形成されてもよいし、絶縁性の樹脂ペーストが樹脂層15aの上主面に印刷されることにより形成されてもよい。
コイルLは、積層体12に設けられている。コイルLは、図1に示すように、上下方向に延びる中心軸線Ax1の周囲を周回する螺旋形状を有している。本実施形態では、コイルLは、時計回りに周回しながら上方向に進行する螺旋形状を有している。コイルLは、図2及び図3に示すように、コイル導体18a~18h及び層間接続導体v1~v7を含んでいる。
コイル導体18a~18hは、樹脂層15a~15lと共に上下方向に積層されている。より詳細には、コイル導体18a~18hのそれぞれは、樹脂層15a~15hの上主面に位置している。コイル導体18a~18hのそれぞれは、上下方向に見て、中心軸線Ax1の周囲を周回している。本実施形態では、コイル導体18a,18c,18e,18gは、下方向に見て、反時計回りに周回しながら中心に近づく渦巻形状を有している。コイル導体18b,18d,18f,18hは、下方向に見て、時計回りに周回しながら中心に近づく渦巻形状を有している。以下では、コイル導体18a~18hの外周側の端部を外周端部と呼ぶ。コイル導体18a~18hの内周側の端部を内周端部と呼ぶ。
層間接続導体v1~v7のそれぞれは、樹脂層15a~15gを上下方向に貫通している。層間接続導体v1は、コイル導体18aの内周端部とコイル導体18bの内周端部とを電気的に接続している。層間接続導体v2は、コイル導体18bの外周端部とコイル導体18cの外周端部とを電気的に接続している。層間接続導体v3は、コイル導体18cの内周端部とコイル導体18dの内周端部とを電気的に接続している。層間接続導体v4は、コイル導体18dの外周端部とコイル導体18eの外周端部とを電気的に接続している。層間接続導体v5は、コイル導体18eの内周端部とコイル導体18fの内周端部とを電気的に接続している。層間接続導体v6は、コイル導体18fの外周端部とコイル導体18gの外周端部とを電気的に接続している。層間接続導体v7は、コイル導体18gの内周端部とコイル導体18hの内周端部とを電気的に接続している。
引き出し導体20aは、樹脂層15aの上主面に位置している。引き出し導体20aは、コイル導体18aの外周端部に接続されている。また、引き出し導体20aは、コイル導体18aの外周端部から右方向に延びている。これにより、引き出し導体20aは、コイル導体18a~18hの周回軌道から離脱することにより、コイルLから離れている。
引き出し導体20bは、コイルLに電気的に接続されている。引き出し導体20bは、コイル導体18a~18hの内の最も下(第2方向DIR2)に位置しているコイル導体18hより上(第1方向DIR1)に位置している。本明細書において、引き出し導体20bがコイル導体18hより上に位置しているとは、引き出し導体20bがコイル導体18hの真上に位置している場合、及び、引き出し導体20bがコイル導体18hの斜め上に位置している場合を含む。従って、引き出し導体20bは、上下方向に見て、コイル導体18hと重なっていてもよいし、引き出し導体20bと重なっていなくてもよい。本実施形態では、引き出し導体20bの左端部は、上下方向に見て、コイル導体18hの外周端部と重なっている。
引き出し導体20bは、樹脂層15gの上主面に位置している。また、引き出し導体20bは、左右方向に延びている。これにより、引き出し導体20bは、コイル導体18a~18hの周回軌道から離脱することにより、コイルLから離れている。
層間接続導体v8は、樹脂層15gを上下方向に貫通している。層間接続導体v8は、コイル導体18hの外周端部と引き出し導体20bの左端部とを電気的に接続している。
磁性部材100は、図3に示すように、積層体12内に位置している。磁性部材100は、上下方向に見て、コイルLと重なっている。より詳細には、磁性部材100は、板形状を有している。そして、磁性部材100は、樹脂層15iと樹脂層15jとの間に位置している。これにより、磁性部材100より上(第1方向DIR1)には、コイル導体18a~18hが位置している。すなわち、磁性部材100は、コイルLより下(第2方向DIR2)に位置している。また、磁性部材100とコイルLとの間には樹脂層15h,15iが位置している。そのため、磁性部材100は、コイルLに接していない。
ここで、磁性部材100は、図1及び図4に示すように、本体102、第1突起104及び第2突起106を含んでいる。本体102は、上下方向に並ぶ第1主面S1及び第2主面S2を有する板形状を有している。第2主面S2は、第1主面S1より下(第2方向DIR2)に位置している。本体102は、図4に示すように、上下方向に見て、長方形状を有している。ただし、本体102には、開口Opが設けられている。開口Opは、上下方向に見て、長方形状を有している。開口Opは、本体102の中央に位置している。
第1突起104は、上下方向に見て、コイルLの外縁に囲まれた外縁領域A1外に位置している。本実施形態では、第1突起104は、上下方向に見て、外縁領域A1を囲んでいる。従って、第1突起104は、上下方向に見て、環形状を有している。すなわち、第1突起104は、一つの突起である。本実施形態では、第1突起104は、上下方向に見て、本体102の外縁に位置している。そのため、第1突起104は、上下方向に見て、長方形状を有している。以上のような第1突起104は、上下方向に見て、コイルLと重なっていない。ただし、第1突起104は、上下方向に見て、引き出し導体20a,20bと重なっている。
このような第1突起104は、図1に示すように、第1主面S1から上方向(第1方向DIR1)に突出している。第1突起104の上下方向の長さは、コイル導体18a~18hの内の最も下(第2方向DIR2)に位置するコイル導体18hと本体102との距離Dの1/2倍以上かつ1倍より小さい。
第2突起106は、上下方向に見て、コイルLの内縁に囲まれた内縁領域A2内に位置している。第2突起106は、上下方向に見て、環形状を有している。すなわち、第2突起106は、一つの突起である。本実施形態では、第2突起106は、上下方向に見て、開口Opの外縁に位置している。そのため、第2突起106は、上下方向に見て、長方形状を有している。以上のような第2突起106は、上下方向に見て、コイルLと重なっていない。
このような第2突起106は、図1に示すように、第1主面S1から上方向(第1方向DIR1)に突出している。第2突起106の上下方向の長さは、コイル導体18a~18hの内の最も下(第2方向DIR2)に位置するコイル導体18hと本体102との距離Dの1/2倍以上かつ1倍より小さい。
以上のような第1突起104及び第2突起106は、磁性部材100の一部が上方向に折り曲げられることにより形成される。
以上のような磁性部材100の材料は、金属磁性体材料である。金属磁性体材料は、例えば、パーマロイや、Fe-Al-Si合金、Fe又はCoベースのアモルファス金属である。
実装電極60a,60bは、図3に示すように、樹脂層15iの上主面に位置している。これにより、実装電極60a,60bは、図1に示すように、空洞Spの底面に位置している。また、実装電極60a,60bは、上下方向に見て、開口Opと重なっている。実装電極60a,60bは、樹脂層15iの上主面において、左から右へとこの順に並んでいる。実装電極60a,60bは、上下方向に見て、長方形状を有している。
引き出し導体22aは、図3に示すように、樹脂層15lの上主面に位置している。引き出し導体22aは、左右方向に延びている。引き出し導体22aの左端部は、上下方向に見て、実装電極60aと重なっている。
引き出し導体22bは、樹脂層15kの上主面に位置している。引き出し導体22bは、左右方向に延びている。引き出し導体22bの左端部は、上下方向に見て、実装電極60bと重なっている。
層間接続導体v11は、樹脂層15i~15kを上下方向に貫通している。また、層間接続導体v11は、開口Opを上下方向に通過している。層間接続導体v11は、実装電極60aと引き出し導体22aの左端部とを電気的に接続している。
層間接続導体v12は、樹脂層15i,15jを上下方向に貫通している。また、層間接続導体v12は、開口Opを上下方向に通過している。層間接続導体v12は、実装電極60bと引き出し導体22bの左端部とを電気的に接続している。
磁気センサ30は、後述する磁石50の磁力を検知する。磁気センサ30は、図1に示すように、積層体12に実装されている。具体的には、磁気センサ30は、磁気センサ本体32及び磁気センサ実装電極34a,34bを含んでいる。磁気センサ本体32は、直方体形状を有している。磁気センサ実装電極34a,34bは、磁気センサ本体32の下主面に位置している。磁気センサ実装電極34a,34bのそれぞれは、実装電極60a,60bに半田等の導電性接合材により固定される。これにより、磁気センサ30は、空洞Sp内に位置している。そして、磁気センサ30は、上下方向に見て、コイルLに囲まれている。なお、磁気センサ30は、2個の磁気センサ実装電極を備えているが、実際には4個の磁気センサ実装電極を備えている。
磁石50は、図1に示すように、コイルLより上(第1方向DIR1)に位置している。磁石50は、上下方向に見て、コイルLと重なっている。本実施形態では、磁石50の全体は、上下方向に見て、磁性部材100の外縁に囲まれた領域内に収まっている。以上のような磁石50は、左右方向に延びている。磁石50の左部は、N極である。磁石50の右部は、S極である。
以上のような駆動モジュール10は、図示しない制御回路を備えている。磁気センサ30及びコイルLは、制御回路に電気的に接続されている。磁気センサ30は、磁気センサ30により検知された磁力の大きさに応じた出力信号を生成する。制御回路は、磁気センサ30が生成した出力信号に基づいて、コイルLに流す電流の大きさを制御する。例えば、下方向に見て、コイルLに時計回り方向の電流が流れると、コイルLの左部に位置する導体には前方向に電流が流れ、コイルLの右部に位置する導体には後方向に電流が流れる。磁石50では、N極から磁力線が出ると共に、S極へと磁力線が入る。従って、コイルLの左部に位置する導体に前方向に電流が流れると、コイルLの左部に位置する導体は、ローレンツ力により左方向に力を受ける。コイルLの右部に位置する導体に後方向に電流が流れると、コイルLの右部に位置する導体は、ローレンツ力により左方向に力を受ける。すなわち、コイルLは、磁石50から左方向に力を受ける。換言すれば、磁石50は、コイルLから右方向に力を受ける。その結果、磁石50は、コイルLに対して右方向に変位する。ただし、コイルLが、磁石50に対して左方向に変位してもよい。
一方、下方向に見て、コイルLに反時計回り方向の電流が流れると、コイルLの左部に位置する導体には後方向に電流が流れ、コイルLの右部に位置する導体には前方向に電流が流れる。コイルLの左部に位置する導体に後方向に電流が流れると、コイルLの左部に位置する導体は、ローレンツ力により左方向に力を受ける。コイルLの右部に位置する導体に前方向に電流が流れると、コイルLの右部に位置する導体は、ローレンツ力により右方向に力を受ける。すなわち、コイルLは、磁石50から右方向に力を受ける。換言すれば、磁石50は、コイルLから左方向に力を受ける。その結果、磁石50は、コイルLに対して左方向に変位する。以上のように、コイルLが発生する磁力により、磁石50のコイルLに対する位置が変化する。ただし、コイルLが、磁石50に対して右方向に変位してもよい。
[効果]
コイル部品11によれば、コイル導体18a~18hが磁性部材100に対してずれにくい。より詳細には、第1突起104は、上下方向に見て、コイルLの外縁に囲まれた外縁領域A1外に位置している。そして、第1突起104は、図1に示すように、第1主面S1から上方向(第1方向DIR1)に突出している。これにより、積層体12の熱圧着時に、樹脂層15a~15iが前後方向及び左右方向に流動することが、第1突起104により妨げられる。その結果、コイル導体18a~18hが樹脂層15a~15iと共に前後方向及び左右方向に変位することが抑制される。よって、コイル部品11によれば、コイル導体18a~18hが磁性部材100に対してずれにくい。これにより、コイル導体18a~18h同士が接触して、コイルLにおいてショートが発生することが抑制される。
コイル部品11によれば、コイル導体18a~18hが磁性部材100に対してずれにくい。より詳細には、第1突起104は、上下方向に見て、コイルLの外縁に囲まれた外縁領域A1外に位置している。そして、第1突起104は、図1に示すように、第1主面S1から上方向(第1方向DIR1)に突出している。これにより、積層体12の熱圧着時に、樹脂層15a~15iが前後方向及び左右方向に流動することが、第1突起104により妨げられる。その結果、コイル導体18a~18hが樹脂層15a~15iと共に前後方向及び左右方向に変位することが抑制される。よって、コイル部品11によれば、コイル導体18a~18hが磁性部材100に対してずれにくい。これにより、コイル導体18a~18h同士が接触して、コイルLにおいてショートが発生することが抑制される。
コイル部品11では、第1突起104は、上下方向に見て、外縁領域A1を囲んでいる。これにより、コイル導体18a~18hが樹脂層15a~15iと共に前後方向及び左右方向に変位することがより抑制される。その結果、コイル部品11によれば、コイル導体18a~18hが磁性部材100に対してよりずれにくい。
コイル部品11では、第1突起104は、上下方向に見て、環形状を有している。これにより、コイル導体18a~18hが樹脂層15a~15iと共に前後方向及び左右方向に変位することがより抑制される。その結果、コイル部品11によれば、コイル導体18a~18hが磁性部材100に対してよりずれにくい。
コイル部品11によれば、以下の理由によっても、コイル導体18a~18hが磁性部材100に対してずれにくい。より詳細には、第2突起106は、上下方向に見て、コイルLの内縁に囲まれた内縁領域A2内に位置している。第2突起106は、第1主面S1から上方向(第1方向DIR1)に突出している。これにより、積層体12の熱圧着時に、樹脂層15a~15iが前後方向及び左右方向に流動することが、第2突起106により妨げられる。その結果、コイル導体18a~18hが樹脂層15a~15iと共に前後方向及び左右方向に変位することが抑制される。その結果、コイル部品11によれば、コイル導体18a~18hが磁性部材100に対してずれにくい。
コイル部品11では、磁性部材100の材料は、金属磁性体材料である。そのため、磁性部材100は、樹脂層15a~15lより硬い。そのため、磁性部材100は、積層体12が変形することを妨げる。その結果、コイルLが変形することが抑制されるので、コイルLの特性が変動することが抑制される。
コイル部品11では、磁性部材100は、第1突起104を含んでいる。これにより、磁性部材100の断面二次モーメントが大きくなるので、磁性部材100が折れ曲がりにくくなる。そのため、磁性部材100は、積層体12が変形することを妨げる。その結果、コイルLが変形することが抑制されるので、コイルLの特性が変動することが抑制される。
コイル部品11では、磁石50の全体は、上下方向に見て、磁性部材100の外縁に囲まれた領域内に収まっている。これにより、磁石50及び磁性部材100を通過する閉磁路が形成される。その結果、コイル部品11から磁束が漏れにくくなる。更に、磁束は、コイルLと交差しやすくなる。その結果、コイルLと磁石50との間で力が作用しやすくなる。更に、磁石50と磁性部材100との間の吸着力が均一に近づく。
コイル部品11では、磁性部材100とコイルLとの間には樹脂層15h,15iが位置している。そのため、磁性部材100とコイルLとの間でショートが発生することが抑制される。
コイル部品11では、磁性部材100とコイルLとの間でショートが発生することが抑制される。より詳細には、引き出し導体20bは、上下方向に見て、第1突起104と重なっている。そこで、引き出し導体20bは、コイル導体18a~18hの内の最も下(第2方向DIR2)に位置しているコイル導体18hより上(第1方向DIR1)に位置している。これにより、引き出し導体20bと第1突起104との距離が大きくなっている。その結果、引き出し導体20bが第1突起104と接触することが抑制されるので、磁性部材100とコイルLとの間でショートが発生することが抑制される。
(第1変形例)
以下に、第1変形例に係るコイル部品11aについて図面を参照しながら説明する。図5は、コイル部品11aのコイルL及び磁性部材100の上面図である。
以下に、第1変形例に係るコイル部品11aについて図面を参照しながら説明する。図5は、コイル部品11aのコイルL及び磁性部材100の上面図である。
コイル部品11aは、開口Op1,Op2の形状においてコイル部品11と相違する。より詳細には、開口Op1,Op2は、磁性部材100に設けられている。開口Op1,Op2は、上下方向に見て、円形状を有している。開口Op1,Op2は、左から右へとこの順に並んでいる。層間接続導体v11,v12のそれぞれは、開口Op1,Op2を上下方向に通過している。
磁性部材100は、第2突起106a,106bを含んでいる。第2突起106aは、上下方向に見て、開口Op1の外縁に位置している。第2突起106bは、上下方向に見て、開口Op2の外縁に位置している。そのため、第2突起106a,106bのそれぞれは、上下方向に見て、円形状を有している。コイル部品11aのその他の構造は、コイル部品11と同じであるので説明を省略する。コイル部品11aは、コイル部品11と同じ作用効果を奏することができる。
コイル部品11aでは、開口Op1,Op2が小さい。これにより、磁束が磁性部材100より下に漏れることが抑制される。その結果、コイル部品11aが適用された電子機器において、磁界ノイズによる誤動作が抑制される。
(第2変形例)
以下に、第2変形例に係るコイル部品11bについて図面を参照しながら説明する。図6及び図7は、コイル部品11bの分解斜視図である。
以下に、第2変形例に係るコイル部品11bについて図面を参照しながら説明する。図6及び図7は、コイル部品11bの分解斜視図である。
コイル部品11bは、引き出し導体20a,20bの構造においてコイル部品11と相違する。より詳細には、コイル部品11bは、コイル導体18a,18hを有していない。そして、コイル部品11bでは、引き出し導体20a,20bは、上下方向に見て、開口Opに引き出されている。より詳細には、引き出し導体20aは、コイル導体18bの内周端部から開口Op内に突出している。引き出し導体20bは、コイル導体18gの内周端部から開口Op内に突出している。そして、層間接続導体v31,v32は、開口Opを上下方向に通過している。また、コイル部品11bでは、空洞Spが存在しない。コイル部品11bのその他の構造は、コイル部品11と同じであるので説明を省略する。コイル部品11bは、コイル部品11と同じ作用効果を奏することができる。
(第3変形例)
以下に、第3変形例に係る磁性部材100aについて図面を参照しながら説明する。図8は、磁性部材100aの断面図である。
以下に、第3変形例に係る磁性部材100aについて図面を参照しながら説明する。図8は、磁性部材100aの断面図である。
磁性部材100aは、第1突起104の断面形状及び位置並びに第2突起106の断面形状及び位置において磁性部材100と相違する。第1突起104及び第2突起106は、第1主面S1が上方向に突出すると共に第2主面S2が上方向に窪むことにより形成されている。
また、第1突起104は、上下方向に見て、本体102の外縁に位置していない。第1突起104は、本体102の外縁から離れた位置に存在している。同様に、第2突起106は、開口Opの外縁に位置していない。第2突起106は、開口Opの外縁から離れた位置に存在している。磁性部材100aのその他の構造は、磁性部材100と同じである。磁性部材100aを備えるコイル部品11,11a,11bは、磁性部材100を備えるコイル部品11,11a,11bと同じ作用効果を奏することができる。
以上のような第1突起104及び第2突起106は、例えば、磁性部材100aの第2主面S2の一部が上方向に押し出されることにより形成される。すなわち、第1突起104及び第2突起106は、プレス加工により形成される。
(第4変形例)
以下に、第4変形例に係る磁性部材100bについて図面を参照しながら説明する。図9は、磁性部材100bの断面図である。
以下に、第4変形例に係る磁性部材100bについて図面を参照しながら説明する。図9は、磁性部材100bの断面図である。
磁性部材100bは、磁性部材100bの断面形状において磁性部材100と相違する。磁性部材100bでは、本体102の外縁近傍以外かつ開口Opの外縁近傍以外の部分の厚みが、本体102の外縁近傍の厚み及び開口Opの外縁近傍の厚みより薄い。これにより、第1突起104は、本体102の外縁近傍に設けられている。第2突起106は、開口Opの外縁近傍に設けられている。磁性部材100bのその他の構造は、磁性部材100と同じである。磁性部材100bを備えるコイル部品11,11a,11bは、磁性部材100を備えるコイル部品11,11a,11bと同じ作用効果を奏することができる。
以上のような第1突起104及び第2突起106は、本体102の外縁近傍以外かつ開口Opの外縁近傍以外の部分が上下方向に押しつぶされることにより形成される。
(第5変形例)
以下に、第5変形例に係る磁性部材100cについて図面を参照しながら説明する。図10は、磁性部材100cの左半分の断面図である。
以下に、第5変形例に係る磁性部材100cについて図面を参照しながら説明する。図10は、磁性部材100cの左半分の断面図である。
磁性部材100cは、第1突起104の位置及び第2突起106の位置において磁性部材100bと相違する。第1突起104は、上下方向に見て、本体102の外縁に位置していない。第1突起104は、本体102の外縁から離れた位置に存在している。同様に、第2突起106は、開口Opの外縁に位置していない。第2突起106は、開口Opの外縁から離れた位置に存在している。磁性部材100cのその他の構造は、磁性部材100bと同じである。磁性部材100cを備えるコイル部品11,11a,11bは、磁性部材100bを備えるコイル部品11,11a,11bと同じ作用効果を奏することができる。
(第6変形例)
以下に、第6変形例に係るコイル部品11cについて図面を参照しながら説明する。図11は、コイル部品11cの断面図である。
以下に、第6変形例に係るコイル部品11cについて図面を参照しながら説明する。図11は、コイル部品11cの断面図である。
コイル部品11cは、用途においてコイル部品11と相違する。より詳細には、コイル部品11cは、例えば、近距離無線通信に使用される。コイル部品11cにおいて、コイルLは、通信用のアンテナである。この場合、磁気センサ30は不要である。従って、積層体12に空洞Spが設けられていない。コイル部品11cのその他の構造は、コイル部品11と同じであるので説明を省略する。コイル部品11cは、コイル部品11と同じ作用効果を奏することができる。
なお、コイル部品11cは、ワイヤレス給電に使用されてもよい。この場合、コイルLは、電力供給用のアンテナである。
(第7変形例)
以下に、第7変形例に係るコイル部品11dについて図面を参照しながら説明する。図12は、コイル部品11dの断面図である。
以下に、第7変形例に係るコイル部品11dについて図面を参照しながら説明する。図12は、コイル部品11dの断面図である。
コイル部品11dは、第1突起104の上下方向の大きさ及び第2突起106の上下方向の大きさにおいてコイル部品11と相違する。より詳細には、第1突起104の上端は、コイルLの下端より上に位置している。同様に、第2突起106の上端は、コイルLの下端より上に位置している。これにより、コイル導体18a~18hが磁性部材100に対して更にずれにくい。コイル部品11dのその他の構造は、コイル部品11と同じであるので説明を省略する。コイル部品11dは、コイル部品11と同じ作用効果を奏することができる。
(第8変形例)
以下に、第8変形例に係る駆動モジュール10aについて図面を参照しながら説明する。図13は、駆動モジュール10aの断面図である。
以下に、第8変形例に係る駆動モジュール10aについて図面を参照しながら説明する。図13は、駆動モジュール10aの断面図である。
駆動モジュール10aは、支持機構150を備えている点において駆動モジュール10と相違する。支持機構150は、積層体12に固定されている。支持機構150は、磁石50が積層体12に対して左右方向に移動できるように磁石50を支持している。このような支持機構150は、レールとベアリングとの組み合わせ等により実現される。
(その他の実施形態)
本発明に係るコイル部品は、コイル部品11,11a~11dに限らず、その要旨の範囲内において変更可能である。なお、コイル部品11,11a~11dの構成を任意に組み合わせてもよい。
本発明に係るコイル部品は、コイル部品11,11a~11dに限らず、その要旨の範囲内において変更可能である。なお、コイル部品11,11a~11dの構成を任意に組み合わせてもよい。
なお、コイルLは、複数の渦巻状のコイル導体が接続された構造を有している。しかしながら、コイルLが螺旋形状を有していれば、複数のコイル導体の周回数は1周以下であってもよい。
なお、積層体12の最下層に保護層が設けられていてもよい。
なお、駆動モジュール10において、磁石50の左部がS極であり、磁石50の右部がN極であってもよい。
樹脂層15a~15lの材料は、磁性体材料であってもよい。
第1突起104の個数は、1個に限らない。従って、磁性部材100,100a~100cは、2以上の第1突起104を含んでいてもよい。例えば、複数の第1突起104は、磁性部材100の外縁に沿って並んでいてもよい。同様に、複数の第2突起106は、開口Opの外縁に沿って並んでいてもよい。
また、第1突起104は、上下方向に見て、外縁領域A1を囲んでいなくてもよい。第1突起104は、例えば、外縁領域A1の右のみに位置していてもよい。本明細書において、第1突起104が外縁領域A1の右に位置するとは、第1突起104が外縁領域A1より右に位置し、かつ、左右方向に見て、第1突起104の少なくとも一部が外縁領域A1と重なっていることを意味する。なお、この定義は、右方向以外の方向に対しても適用される。ただし、1以上の第1突起104が外縁領域A1の前、後、左及び右の全てに位置していれば、コイル導体18a~18hが前後方向及び左右方向にずれることが抑制される。
なお、磁性部材100より上(第1方向DIR1)には、1以上のコイル導体が位置していればよい。換言すれば、磁性部材100より下にコイル導体が位置していてもよい。従って、磁性部材100は、例えば、コイル導体18aとコイル導体18bとの間に位置していてもよい。ただし、コイル部品11,11a~11cのように、磁性部材100より上(第1方向DIR1)に2以上のコイル導体が位置していれば、2以上のコイル導体同士のずれが抑制される。
なお、磁性部材100とコイルLとの間には1以上の樹脂層が位置していればよい。
なお、磁石50の全体は、上下方向に見て、磁性部材100の外縁に囲まれた領域内に収まっていなくてもよい。
なお、磁性部材100,100a~100cの材料は、金属磁性体材料でなくてもよい。
なお、磁性部材100,100a~100cは、第2突起106,106a,106bを含んでいなくてもよい。
なお、磁性部材100,100a~100cは、第2主面から下方向に突出する突起を更に含んでいてもよい。
なお、下方向が第1方向DIR1であり、上方向が第2方向DIR2であってもよい。
なお、駆動モジュール10aにおいて、支持機構150は、電子機器の筐体とコイル部品11との間に設けられてもよい。すなわち、支持機構150は、電子機器の筐体に固定されている。支持機構150は、コイル部品11を電子機器の筐体に対して左右方向に移動可能に支持している。このとき、磁石50は、電子機器の筐体に対して移動できない。
10,10a:駆動モジュール
11,11a~11d:コイル部品
12:積層体
15a~15l:樹脂層
16:保護層
18a~18h:コイル導体
20a,20b,22a,22b:引き出し導体
30:磁気センサ
50:磁石
60a,60b:実装電極
100,100a~100c:磁性部材
102:本体
104:第1突起
106,106a,106b:第2突起
150:支持機構
A1:外縁領域
A2:内縁領域
Ax1:中心軸線
DIR1:第1方向
DIR2:第2方向
H:貫通孔
L:コイル
Op,Op1,Op2:開口
S1:第1主面
S2:第2主面
11,11a~11d:コイル部品
12:積層体
15a~15l:樹脂層
16:保護層
18a~18h:コイル導体
20a,20b,22a,22b:引き出し導体
30:磁気センサ
50:磁石
60a,60b:実装電極
100,100a~100c:磁性部材
102:本体
104:第1突起
106,106a,106b:第2突起
150:支持機構
A1:外縁領域
A2:内縁領域
Ax1:中心軸線
DIR1:第1方向
DIR2:第2方向
H:貫通孔
L:コイル
Op,Op1,Op2:開口
S1:第1主面
S2:第2主面
Claims (12)
- 上下方向の一方が第1方向であり、上下方向の他方が第2方向であり、
コイル部品は、
複数の樹脂層が上下方向に積層された構造を有している積層体と、
上下方向に延びる中心軸線の周囲を周回する螺旋形状を有するコイルであって、前記複数の樹脂層と共に上下方向に積層されている2以上のコイル導体を含んでいるコイルと、
上下方向に見て、前記コイルと重なっている磁性部材であって、前記積層体内に位置している磁性部材と、
を備えており、
前記磁性部材より前記第1方向には、1以上の前記コイル導体が位置しており、
前記磁性部材と前記コイルとの間には1以上の前記樹脂層が位置しており、
前記磁性部材は、本体及び1以上の第1突起を含んでおり、
前記本体は、上下方向に並ぶ第1主面及び第2主面を有する板形状を有しており、
前記第2主面は、前記第1主面より前記第2方向に位置しており、
前記1以上の第1突起は、上下方向に見て、前記コイルの外縁に囲まれた外縁領域外に位置し、かつ、前記第1主面から前記第1方向に突出している、
コイル部品。 - 前記磁性部材より前記第1方向には、2以上の前記コイル導体が位置している、
請求項1に記載のコイル部品。 - 前記磁性部材は、前記コイルより前記第2方向に位置している、
請求項1又は請求項2に記載のコイル部品。 - 前記コイル導体は、上下方向に見て、前記中心軸線の周囲を周回しており、
前記コイル部品は、
前記コイル導体の周回軌道から離脱することにより、前記コイルから離れる引き出し導体を、
更に備えており、
前記引き出し導体は、前記コイルに電気的に接続されており、かつ、前記2以上のコイル導体の内の最も前記第2方向に位置している前記コイル導体より前記第1方向に位置している、
請求項3に記載のコイル部品。 - 前記1以上の第1突起の上下方向の長さは、前記複数のコイル導体の内の最も前記第2方向に位置する前記コイル導体と前記本体との距離の1/2倍以上かつ1倍より小さい、
請求項3又は請求項4に記載のコイル部品。 - 前記1以上の第1突起は、上下方向に見て、前記外縁領域を囲んでいる、
請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のコイル部品。 - 前記1以上の第1突起は、上下方向に見て、環形状を有している、
請求項6に記載のコイル部品。 - 前記磁性部材は、1以上の第2突起を更に含んでおり、
前記1以上の第2突起は、上下方向に見て、前記コイルの内縁に囲まれた内縁領域内に位置し、かつ、前記第1主面から前記第1方向に突出している、
請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のコイル部品。 - 前記磁性部材の材料は、金属磁性体材料である、
請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のコイル部品。 - 前記コイルは、電力供給用又は通信用のアンテナである、
請求項1ないし請求項9のいずれかに記載のコイル部品。 - 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載のコイル部品と、
前記コイルより前記第1方向に位置しており、かつ、上下方向に見て、前記コイルと重なっている磁石と、
を備えている、
駆動モジュール。 - 前記磁石の全体は、上下方向に見て、前記磁性部材の外縁に囲まれた領域内に収まっている、
請求項11に記載の駆動モジュール。
Priority Applications (2)
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