JP2023026352A - ドア閉鎖監視システム - Google Patents

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    • G01J1/42Photometry, e.g. photographic exposure meter using electric radiation detectors

Abstract

【課題】ケーブル輸送システムにおいて、移動している客室のドアの位置を監視するためのシステムを提供する。【解決手段】客室(10)が、2つのドア(11、12)を備え、監視システムが、電子制御ユニットを備え、監視システムは、各ドア上の検出ターゲット(13、14)と、近接スイッチなどの、作動フィールドを有する固定検出デバイスと、を備え、固定検出デバイスは、ターゲットが作動フィールドを通過するときに検出信号を発し、制御ユニットに接続されており、かつ客室が制御ゾーンを通過するときに、検出信号を発することができるように位置決めされている。制御ユニットは、2つのドア間の距離(16)が所定の開放閾値未満の場合に、客室の2つのドアが正しく位置決めされていると判定する。【選択図】図1

Description

本発明は、概して、特に、スキーリゾートで使用されるスキーリフトのための、または都市環境での公共交通機関のための、架空式ケーブルカーによって人々を輸送するように設計されたシステムの技術分野を指す。
本発明は、より具体的には、そのようなケーブル輸送システムにおける客室のドアが適切に閉じられていることを保証するシステムを指す。
最先端の技術
ケーブルカー輸送システムは、架空式運搬ロープに沿って配置された複数の客室を有する、連続して移動する(例えば、最大5~7m/秒で進む)装置である。各客室は、典型的には2~10人の乗客である、一定の数の乗客を運ぶことができる。
既知の方式では、各ケーブルカーは、客室が出発ターミナルおよび到着ターミナル(ステーションとも呼ばれる)を通過している間に、乗客が降りる、かつ乗ることを可能にするように自動的に開閉する2つのドア(ゲートとも呼ばれる)を有する。2つのドアの開閉の動きは、スライドまたは回転であり得る。スライドという用語は、2つのドアの動きが1つの軸(開閉軸と呼ばれる)に沿っているだけであることを意味し、一方、回転という用語は、2つのドアがまた垂直軸においてわずかに動いて、通常、開放プロセス中に客室のシェルから外側に移動することを意味する
最も一般的な実施形態では、客室は、メインケーブルカー運搬ロープから係合解除可能であると言われ、すなわち、各客室は、ステーション内にいる間、ケーブルカー運搬ロープから切り離すことができる係合解除可能な取り付け具(またはクランプ)を有する。しかしながら、ほとんどの設備では、客室が運搬ロープから係合解除されても、ステーション内で過ごす時間を最小限に抑えるように、乗客の乗降動作中に低速(例えば、0.3~0.5m/秒)で依然として移動している。
客室ドアの開閉は、一般に、客室が係合解除されると、例えば、ばねおよびはめば歯車などの機械的手段を使用して、ステーション内で自動的に実行される。しかしながら、客室をステーション出口で運搬ロープに再結合する前に、明らかな安全上の理由のために、客室ドアが閉じられていること、またはより正確には、それらが適切な位置にあることを保証する必要がある。実際、ステーションを離れるときに運搬ロープへの客室の再結合を可能にするために、客室のドアは完全に閉じられていなくてもよいが、閉じているとみなされるためにそれらの間に小さな隙間がある場合があることが認識されている。
このドア位置監視手順は、検証ゾーンと呼ばれるゾーンで客室が低速で走行しているときに実行される。この監視動作が確定的なものとはならない場合(すなわち、ドアが正しく位置決めされていない場合)、客室は当然運搬ロープに再接続されず、ドア開放エラーが伝えられる。
ドア監視システムは、既に存在しており、客室ドアと密接に接触した機械的手段を使用して、それらの閉鎖を監視する。しかしながら、これらの手段はむしろ装着および調整が困難であり、スライド運動を有するドアよりも回転運動を有するドアにより適している。
文献EP2067682はまた、客室の出発を有効または無効にするために、客室の内部に位置するロックおよび検出手段、ならびに検出手段に関する情報をステーションの中心点に送信するための電子通信手段を含むドア監視システムを説明している。しかし、このようなシステムでは、輸送システムの客室の各々に、これらの検出手段およびこれらの通信手段が装備されている必要がある。
したがって、本発明は、解決策のコストおよび簡易性に関連する明らかな理由のために、実装が容易であり、かつ各客室の内部に電子手段を含まず、さらにスライドドアに申し分なく適合する、ケーブルカーの客室のドア位置を監視するためのシステムを提案することによって、最新技術の欠点の全部または一部を是正しようとする。
このために、本発明は、ケーブル輸送システムにおける移動している客室のドアの位置を監視するためのシステムであって、客室が、2つのドアを備え、監視システムが、電子制御ユニットを備える、システムを説明する。監視システムは、監視システムが、各ドア上の検出ターゲットと、近接センサタイプであり、作動フィールドを装備し、ターゲットが作動フィールド内を通過するときに検出信号を発する、固定検出デバイスと、を備え、検出デバイスが、制御ユニットに接続されており、かつ客室が制御ゾーンを通過するときに、検出信号を発することができるように位置付けされており、制御ユニットが、2つのドア間の隙間が所定の開放閾値未満の場合に、客室の2つのドアが正しく位置決めされていると決定することを特徴とする。
1つの特徴によれば、検出デバイスは、2つの固定センサを備え、制御ユニットが、客室が制御ゾーンを通過する間、両方のセンサから同時に検出信号を受信した場合、制御ユニットは、客室の2つのドアが適切に位置決めされていると判定することとなる。
別の特徴によれば、検出デバイスは、単一の固定センサを備え、制御ユニットが、該センサから第1の検出信号を受信し、次に該最大時間より短い時間の後に第2の検出信号を受信した場合、制御ユニットは、客室の両方のドアが正しく位置決めされていると判定する。別の特徴によれば、制御ユニットは、検出エリア内の客室の位置を測定して、最大時間を決定する。
別の特徴によれば、制御ユニットが、客室が制御ゾーンを通過したときに、2つのドアが適切に位置決めされていないと判定した場合、制御ユニットは、客室ドアの適切な開放に対する障害を伝える。制御ユニットは、ドアの開放が故障した場合に、客室を停止するコマンドを発行する。
別の特徴によれば、ターゲットは受動的であり、電源を必要としない。
別の特徴によれば、ターゲットは磁気ターゲットであり、センサは磁気近接スイッチであり、またはターゲットは金属ターゲットであり、センサは誘導近接スイッチであり、またはターゲットは反射ターゲットであり、センサは光電スイッチである。
本発明はまた、複数の客室を備えるケーブルカータイプの架空式ケーブル輸送システムを説明し、輸送システムが、システム内の様々な客室のドアの位置を監視するためのシステムを備えることを特徴とする。
本発明の他の特徴およびさらなる利点は、添付の図を参照して、以下の説明から明らかになるであろう。
本発明による、客室の一例の簡略化された概略図を示す。 第1の実施形態による、ケーブルカーステーションの制御ゾーン内のその環境内の該客室を描写する。 本発明の別の実施形態に関する図を示す。
図1および図2は、架空式ケーブルカー輸送システムで使用される客室10を示している。システムは、多数の客室を含み、客室は、メイン運搬ロープによって駆動され、客室が、システムが有し得る様々なステーション内にあるときに、係合解除可能である。各客室10は、2つの可動ドア、この場合は、第1のドア11および第2のドア12を有する。好ましくは、2つのドアは、客室10の移動方向に実質的に平行な軸Xに沿ってスライドする。客室10は、例えば、それがステーション内を循環するとき、かつそれがメインの運搬ケーブルから係合解除されるときに、トラック15から吊り下げられる。
客室10がステーションを通過するとき、ドア11および12の開閉は、図に示していない既知の手段によって自動的にトリガされる。しかしながら、各客室がステーションから出発する前に、ドアが閉じられていること、またはより正確には、ドアが正しく位置決めされていることを保証するために、キャビンは客室のドアの位置を監視するためのシステムを有する。
本文書の目的のために、ドア11と12との間に、所定の開放閾値S未満の隙間16がある場合、客室10のドア11および12は、ステーションからの客室10の出発を可能にするように申し分なく位置決めされていると言われる。現在有効な基準は、客室のドア間の最大の開口隙間110mmを許可して、客室が運搬ロープに再結合されることを可能にするが、輸送システムは、当然、基準によって課されるこの最大の閾値未満の開放閾値Sを設定することができる。
制御システムは、図に示していない電子制御ユニット、例えば、コンピュータ、プログラマブルロジックコントローラ、または同等のタイプの電子制御ユニットを備える。制御ユニットは、ステーション内に位置付けされており、客室10が制御ゾーン20と呼ばれるゾーンを通過する際に、客室ドアの正しい位置を確認する役割を担う。この制御ゾーン20では、客室は移動可能であり、X軸に実質的に平行な方向21に沿って低速で循環する。制御ゾーン20は、好ましくは、乗客が客室10に搭乗した後、かつ客室10が、ステーションからの出発のためにメイン運搬ロープに再結合される前に位置する。
制御ユニットは、ドア11、12の位置決めが不十分、すなわち、隙間16が所定の開放閾値Sよりも大きいために開放が広すぎると判定した場合、制御ユニットは、様々な従来の手段(アラーム、エラーメッセージ、...)によって開放エラーを伝え、また、人間が介入できるように、客室10の運転停止を命令することができる。
このために、本発明は、ドア11、12が各々、検出ターゲット13、14を備えることを規定する。この場合、第1のドア11は、第1のターゲット13を備え、第2のドア14は、第2のターゲット14を備える。優先的に、ターゲット13、14は受動的であり、したがって、有利には、キャビン内の電源を必要としない。しかしながら、能動的なターゲットは、例えば、バッテリによって電力供給されることも可能であり得る。
監視システムはまた、ステーション内に据え付けられ、かつ制御ユニットに接続された、検出デバイスを含む。この検出デバイスは、近接検出器タイプである1つ以上のセンサを含み、すなわち、作動フィールド(検出ローブとも呼ばれる)を装備し、ターゲットがその作動フィールドに位置するときに電気的検出信号を発する。
図2に記載されている第1の好ましい実施形態では、固定検出デバイスは、例えば、バー22に取り付けられるが、他の取り付け手段が確実に可能である、2つの別個のかつ概して同一のセンサ23、24を備える。
第1のセンサ23は、客室10が制御ゾーン20を通過する間に第1のターゲット13を検出することができるように位置決めされており、第2のセンサ24は、客室10が制御ゾーン20を通過する間に第2のターゲット14を検出することができるように位置決めされている。したがって、ターゲット13、14がそれぞれ、固定センサ23、24の近くをそれぞれ通過すると、制御ユニットは、このセンサ23、24からそれぞれ電気信号を受信する。
本発明によれば、制御ユニットは、客室10が検出ゾーン20を通過する間の所与の瞬間に、制御ユニットが2つのセンサ23、24から電気信号を同時に受信する場合、およびその場合に限り、客室10のドア11、12が正しく位置決めされていると判定する。実際には、これは、この所与の瞬間に、2つのターゲット13、14がそれぞれ、2つのセンサ23、24の向かい側にそれぞれ位置付けされることを意味し、したがって、ドア11と12との間の隙間16は、開放閾値S未満である。
したがって、2つの固定センサ23、24の高さおよび深さの位置決めの調整は、ターゲット13、14がそれぞれ、客室10が通り抜けるときに、対応するセンサ23、24の作動フィールドにそれぞれ申し分なく入るようにするために、重要である。さらに、X軸に沿った2つのセンサ23、24間の距離25の調整は必須であり、なぜなら、この距離25は、2つの客室ドアが申し分なく位置決めされていると見なされるような、制御ユニットによって容認される開放閾値Sの値を決定するからである。ドアは、それらの開口隙間16が開放閾値S未満である場合、すなわち、隙間16の容認された値が0(ドアが完全に閉じていることを意味する)から閾値Sに達することができる場合、申し分なく位置決めされているとみなされることが想起される。
センサ23、24がステーションフロアに取り付けられており、ターゲット13、14がドア11、12に取り付けられているため、これは、開放閾値Sの値が2つのセンサ23、24間の距離25の関数であり、ドア間の隙間16の許容値がターゲット13、14の幅の関数であることを意味する(当然、センサ23、24の検出ビームの幅を考慮していない)。例えば、0~110mmに等しい閾値Sの許容可能な隙間を得るために、各ターゲット13、14は、軸Xに沿って55mmに等しい幅を有する必要がある。
さらに、高さに関して一定の公差を提供するために、すべてのターゲット13、14は、好ましくは、特に、客室に搭乗している乗客の数の関数として、客室10の起こり得る垂直シフトを補償するために、Xに垂直な軸に沿って有意かつ十分な高さを有する。例えば、ターゲット13、14の高さは、約25mmである。このおかげで、ターゲット13、14は、客室10の重量にかかわらず、それぞれのセンサの作動フィールド内にある。
移動式客室10が制御ゾーン20を方向21に通過するとき、動作は以下のように進行する。
-a)客室10の到着前、センサ23、24のいずれも当然ターゲット13、14の前に位置していないため、制御ユニットは信号を受信しない。
-b)所与の一瞬において、第1のドア11は、第2のセンサ24の前を通過することとなり、したがって、第1のセンサ23がまだ何も検出していない間に、第1のセンサ23の作動フィールド内において第1のターゲット13の通過を検出することとなる。したがって、制御ユニットは、第2のセンサ24からの信号のみを受信する。
-c)次いで、第1のターゲット13は、第2のセンサ24の作動フィールドから出て行き、次いで第1のセンサ23の作動フィールドに入ることとなる。所与の一瞬において、第2のセンサ24が、第2のターゲット14もその作動フィールドにあることを検出する場合、それは、ドア11、12間の距離が開放閾値Sよりも低いことを示す。次いで、コントローラは、両方のセンサ23、24から信号を同時に受信し、ドアが正しく位置決めされていることを判定する。逆に、ドア11および12があまりにも遠く離れて開いている場合、第1のターゲット13は、第2のターゲット14が第2のセンサ24の作動フィールドに入る前に、第1のセンサ23の作動フィールドを離れることとなる。したがって、制御ユニットは、両方のセンサ23、24からの信号を同時に受信しないこととなり、客室10のドアの開放の障害を伝えることができることとなる。
-d)最後に、制御ゾーン20への客室10の通過の終わりに、第1のセンサ23は、第2のターゲット14の通過を検出するが、第2のセンサ24はもはや何も検出しない。
制御ゾーン20への客室10の出入りは、任意の既知の感知手段を介して制御ユニットに伝えられてもよい。これにより、制御ユニットは、客室10が制御ゾーン20に存在することを判定し、客室10が制御ゾーン20の入口と出口との間を通過している間に、両方のセンサ23、24がそれらの信号を同時に送信したかどうかを監視することができる。
優先的に、ターゲット13および14は単純な磁気プレートであり、センサ23、24は磁気近接検出器である。この解決策は、単純かつ安価であり、約100mmの距離までのセンサの作動フィールドを可能にし、これにより、センサをターゲットから遠ざけることができる。それでもなお、誘導近接検出器を備えた金属ターゲット、または光電近接検出器を備えた反射ターゲットを使用するなど、他の変形例はかなり実現可能である。
さらに、検出デバイスの作動フィールドが、Xに垂直な軸に沿ったドアの動きに対して十分に大きい場合、本発明は、回転ドアを備える客室にも適合することができる。
図に示す例では、ターゲット13、14は、ドアの上部に位置付けされており、かつ互いに対して、ならびにセンサ23、24に対して同じ高さに位置付けされている。しかしながら、第2のターゲット14に対して異なる高さで第1のターゲット13を第1のドア11上に固定し、したがって、それぞれ第1のセンサ23が第2のセンサ24に対して異なる高さにあるなど、他の代替例が実現可能である。これは、客室10が検出ゾーン20内を通過している間に、第1のセンサ23が第2のターゲット14を検出することを防止し、逆に、第2のセンサ24が第1のターゲット13を検出することを防止する(上述のケースb)およびd)を参照)。しかしながら、ターゲットの構成に関係なく、この第1の実施形態における制御ユニットについての重要な条件は、客室10が検出ゾーン内を通過するときに、所与の時間において、常に両方のセンサ23、24から信号を同時に受信することであるため、この代替例は、記載された手順を実際に改善するものではない。
図3に詳述される第2の実施形態において、センサデバイスは、単一の固定近接型センサ28のみを含む。このセンサ28は、上述の2つのセンサ23および24に類似したものでもよい。ステーションでは、センサ28は、例えば、前述のようにバー22に取り付けられ得るが、他の取り付け手段が当然実現可能である。固定センサ28は、客室10が制御ゾーン20を通過するときに、第1のターゲット13、次いで第2のターゲット14を検出することができるように位置決めされる。したがって、ターゲット13、14がそれぞれセンサ28の作動フィールド29内を通過すると、制御ユニットは、このセンサ28から電気的検出信号を受信する。
次いで、手順は、以下の順序を伴う。客室10が検出ゾーン20内を方向21に通過するとき、第1のドア11の第1のターゲット13が、センサ28の作動フィールド29内を通過し、その結果、センサ28は第1の検出信号S1を制御ユニットに送信する。次いで、第1のターゲット13は、センサ28の作動フィールド29を離れ、これによって第1の信号S1が停止する。次に、今度は第2のドア12の第2のターゲット14が、センサ28の作動フィールド29内を通過すると、センサ28は第2の検出信号S2を制御ユニットに送信する。
この第2の実施形態では、第1の検出信号S1と第2の検出信号S2とが最大時間未満の時間Tだけ隔たっている場合、およびその場合に限り、客室10が検出ゾーン20を通過するときに、制御ユニットは、客室10のドア11、12が申し分なく位置決めされていると判定する。この最大時間は、ドア11、12上のターゲット13、14の位置、所定の開放閾値S、および検出ゾーン20内の客室10の速度Vの関数である。
客室10は、概して、一定速度で検出ゾーン20を通過するため、この一定速度を使用して、客室10の速度V、したがって、最大時間を判定すれば十分であろう。それでもなお、より良い精度を得るためには、客室10の実際の速度を計算することが好ましい。この目的のために、制御ユニットは、例えば、レール15上のインクリメンタルエンコーダまたは他の既知の手段のおかげで、客室10の位置を表す情報をリアルタイムで有利に受信することができる。この情報のおかげで、制御ユニットは、制御ゾーン20を通過する客室10の実際の速度Vを常に認識しており、したがって、2つの信号S1とS2との間の測定された時間Tから、2つのドア11、12間の実際の隙間16を推定し、それによって実際の隙間16が所定の開放閾値S未満であるかどうかを確認し、したがって、ドア11、12が正しく位置決めされていることを確認することができる。
さらに、第1の実施形態で説明したように、制御ゾーン20への客室10の出入りは、任意の既知の検出手段を介して制御ユニットに伝えられてもよい。これにより、制御ユニットは、信号S1およびS2の両方の受信をいつ監視するかを決定することができる。
したがって、本発明のおかげで、各々の客室に据え付けられる監視システムの部品は、それが各ドア上のターゲットのみを含み、地面上の任意の特定の機械的手段なしで、いかなる客室搭載電子機器も含まないため、非常に限定的である。さらに、ターゲットは優先的に受動的であり、これはまた、電源の必要性を回避する。したがって、両方の実施形態では、本発明は、非常に経済的であり、実施が容易であり、メンテナンスを必要としない。特に、この監視システムには、個々の客室とステーション内の制御ユニットとの間の通信または電気的接続は必要ない。
当然のことながら、本発明は、前述中に例として説明されている。当業者は、本発明の範囲から逸脱することなく、本発明の様々な代替の実施形態を実施することができることが理解される。

Claims (13)

  1. ケーブル輸送システムにおける移動している客室のドアの位置を監視するためのシステムであって、前記客室(10)が、2つのドア(11、12)を備え、前記監視システムが、電子制御ユニットを備え、前記監視システムが、各ドア(11、12)上の検出ターゲット(13、14)と、近接検出器タイプであり、作動フィールドを有し、ターゲットが前記作動フィールドを通過するときに検出信号を発する、固定検出デバイス(23、24、28)と、を備え、前記検出デバイスが、前記制御ユニットに接続されており、かつ前記客室(10)が制御ゾーン(20)を通過するときに、検出信号を発することができるように位置付けされており、前記制御ユニットが、前記2つのドア(11、12)間の隙間(16)が所定の開放閾値よりも小さいことが、受信された検出された信号から判定された場合に、前記客室(10)の前記2つのドア(11、12)が正しく位置決めされていると判定することを特徴とする、監視システム。
  2. 前記検出デバイスが、2つの固定センサ(23、24)を備え、前記制御ユニットが、前記客室(10)が前記制御ゾーン(20)を通過する間、両方のセンサ(23、24)から同時に検出信号を受信した場合、前記制御ユニットが、前記客室(10)の両方のドア(11、12)が正しい位置にあると判定することを特徴とする、請求項1に記載の監視システム。
  3. 前記検出デバイスが、単一の固定センサ(28)を備え、前記制御ユニットが、前記センサ(28)から第1の検出信号を受信し、次に最大時間未満の時間後に第2の検出信号を受信した場合、前記制御ユニットが、前記隙間(16)が前記所定の開放閾値未満であると判定することを特徴とする、請求項1に記載の監視システム。
  4. 前記制御ユニットが、前記最大時間を決定するために、前記制御ゾーン(20)における前記客室(10)の位置を監視することを特徴とする、請求項3に記載の監視システム。
  5. 前記制御ユニットが、前記客室(10)が前記制御ゾーン(20)を通過するときに前記2つのドア(11、12)の位置決めが不十分であると判定した場合、前記制御ユニットが、前記客室(10)の前記ドア(11、12)のドア開放障害を伝えることを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の監視システム。
  6. 前記制御ユニットが、前記ドア(11、12)のドア開放障害の場合に前記客室を停止させるコマンドを発行することを特徴とする、請求項5に記載の監視システム。
  7. 前記ターゲット(13、14)が、受動的であり、かつ電源を必要としないことを特徴とする、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の監視システム。
  8. 前記ターゲット(13、14)が、磁気ターゲットであり、前記センサ(23、24)が、磁気近接検出器であることを特徴とする、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の監視システム。
  9. 前記ターゲットが、金属ターゲットであり、前記センサが、誘導近接検出器であることを特徴とする、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の監視システム。
  10. 前記ターゲットが、反射ターゲットであり、前記センサが、光電検出器であることを特徴とする、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の監視システム。
  11. 前記客室(10)の前記ドア(11、12)が、スライドドアであることを特徴とする、請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の監視システム。
  12. 前記客室(10)の前記ドア(11、12)が、回転ドアであることを特徴とする、請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の監視システム。
  13. 複数の客室(10)を備えるケーブルカータイプの架空式ケーブル輸送システムであって、前記輸送システムが、請求項1から請求項12のいずれか一項に記載のシステムの客室(10)のドア(11、12)の位置を監視するためのシステムを備えることを特徴とする、ケーブルカータイプの架空式ケーブル輸送システム。
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