JP2023025402A - 布帛および防護製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】難燃性だけでなく、透湿防水性、防風性および着用快適性に優れた布帛および防護製品を提供する。【解決手段】難燃繊維を含む紡績糸を用いて、厚みが0.6mm以下、かつ通気度が10cc/cm2/sec以下の布帛を得る。【選択図】図1

Description

本発明は、難燃性だけでなく、透湿防水性、防風性および着用快適性に優れた布帛および防護製品に関するものである。
従来、防水性および防風性に優れた織物として、表層部分へ樹脂を塗付するコーティング品やフィルムのラミネート品などが提案されている(例えば、特許文献1~4参照)。また、難燃繊維を使用した透湿防水性を目的とした表層部分へ樹脂を塗付するコーティング品やフィルムのラミネート品などが提案されている(例えば、特許文献5、特許文献6参照)。しかしながら、これらの織物は防水性には非常に優れているが、透湿性に乏しく、蒸気状の汗(不感蒸泄)などの水蒸気が滞留するため衣服内がムレ易いという問題があった。さらには、耐熱性が不十分という問題や、風合いが硬くなり、重量が重くなるという問題もあった。
特開平9-001703号公報 特開2002-345873号公報 特開2006-181782号公報 特開2010-84258号公報 国際公開第2017/175632号パンフレット 実開平4-7612号公報
本発明は上記の背景に鑑みなされたものであり、その目的は、難燃性だけでなく、透湿防水性、防風性および着用快適性に優れた布帛および防護製品を提供することにある。
本発明者らは上記の課題を達成するため鋭意検討した結果、布帛を構成する繊維および糸や布帛の構造などを巧みに工夫することにより、難燃性だけでなく、透湿防水性、防風性および着用快適性に優れた布帛および防護製品を提供できることを見出し、さらに鋭意検討を重ねることにより本発明を完成するに至った。
かくして、本発明によれば「難燃繊維を含む紡績糸を用いてなる布帛であって、厚みが0.6mm以下、かつ通気度が10cc/cm/sec以下であることを特徴とする布帛」が提供される。
その際、前記難燃繊維がメタ型全芳香族ポリアミド繊維であることが好ましい。また、前記紡績糸が単繊維繊度0.5~5.0dtexの繊維を含むことが好ましい。また、全芳香族ポリアミド繊維が、メタ型全芳香族ポリアミド繊維を30~98重量%、パラ型全芳香族ポリアミド繊維を2~70重量%含むことが好ましい。また、布帛は、メタ型全芳香族ポリアミド繊維と、パラ型全芳香族ポリアミド繊維と、導電性繊維とを含むことが好ましい。また、前記メタ型全芳香族ポリアミド繊維の結晶化度が15~25%の範囲内であることが好ましい。また、前記メタ型全芳香族ポリアミド繊維を形成するメタ型全芳香族ポリアミドが、下記の式(1)で示される反復構造単位を含む芳香族ポリアミド骨格中に、反復構造の主たる構成単位とは異なる芳香族ジアミン成分、または芳香族ジカルボン酸ハライド成分を、第3成分として芳香族ポリアミドの反復構造単位の全量に対し1~10mol%となるように共重合させたメタ型全芳香族ポリアミドであることが好ましい。
-(NH-Ar1-NH-CO-Ar1-CO)- ・・・式(1)
ここで、Ar1はメタ配位又は平行軸方向以外に結合基を有する2価の芳香族基である。
また、前記第3成分が、式(2)もしくは(3)で表される芳香族ジアミン、または式(4)もしくは(5)で表される芳香族ジカルボン酸ハライドであることが好ましい。
N-Ar2-NH ・・・式(2)
N-Ar2-Y-Ar2-NH ・・・式(3)
XOC-Ar3-COX ・・・式(4)
XOC-Ar3-Y-Ar3-COX ・・・式(5)
ここで、Ar2はAr1とは異なる2価の芳香族基、Ar3はAr1とは異なる2価の芳
香族基、Yは酸素原子、硫黄原子、アルキレン基からなる群から選ばれる少なくとも1種
の原子又は官能基であり、Xはハロゲン原子を表す。
また、前記メタ型全芳香族ポリアミド繊維の残存溶媒量が0.1重量%以下であることが好ましい。また、メタ型全芳香族ポリアミド繊維が難燃剤を含有することが好ましい。また、前記紡績糸において、英式綿番手50~120の範囲内であることが好ましい。また、布帛の表面に撥水剤が付着していることが好ましい。また、布帛の表面または/および裏面に加熱加圧加工が施されてなることが好ましい。また、布帛に染色加工が施されていることが好ましい。
また、本発明によれば、前記の布帛を用いてなる、作業服、活動服、執務服、防炎防護服、アーク防護服、手袋、防護用エプロン、および防護用部材からなる群より選択されるいずれかの防護製品が提供される。
本発明によれば、難燃性だけでなく、透湿防水性、防風性および着用快適性に優れた布帛および防護製品が得られる。
実施例3で用いた織組織図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。本発明に用いられる難燃繊維は、JIS L 1091(1999) E-2法によるLOIが25以上の難燃繊維である。
かかる難燃繊維は、例えば、メタ型全芳香族ポリアミド繊維(メタアラミド繊維)、パラ型全芳香族ポリアミド繊維(パラアラミド繊維)などの全芳香族ポリアミド繊維、ポリベンゾイミダゾール繊維、ポリイミド繊維、ポリアミドイミド繊維、ポリエーテルイミド繊維、ポリアリレート繊維、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール繊維、ノボロイド繊維、難燃アクリル繊維、ポリクラール繊維、難燃ポリエステル繊維、難燃綿繊維、難燃レーヨン繊維、難燃ビニロン繊維、難燃ウール繊維などを単一または混合して使用することができる。
さらに、難燃繊維は、融点が300℃以上であることが好ましい。そのような繊維として、全芳香族ポリアミド繊維(メタ型全芳香族ポリアミド繊維および/またはパラ型全芳香族ポリアミド繊維)、ポリベンゾイミダゾール繊維、ポリイミド繊維、ポリアミドイミド繊維、酸化ポリアクリルニトリル繊維などが例示される。
また、これらの難燃繊維は紫外線吸収剤を含有していてもよい。さらには、酸化防止剤、熱安定剤、難燃剤、艶消し剤、着色剤、不活性微粒子などの添加剤を含有してもよい。特に、難燃繊維は、LOIが26以上、かつ、融点が400℃以上であることが好ましい。そのような繊維として、全芳香族ポリアミド繊維(メタ型全芳香族ポリアミド繊維、パラ型全芳香族ポリアミド繊維)を挙げることができる。
ここで、メタ型全芳香族ポリアミド繊維とは、その繰返し単位の85モル%以上がm-フェニレンイソフタルアミドであるポリマーからなる繊維である。かかるメタ型全芳香族ポリアミドは、15モル%未満の範囲内で第3成分を含んだ共重合体であっても差しつかえない。
このようなメタ型全芳香族ポリアミドは、従来から公知の界面重合法により製造することができ、そのポリマーの重合度としては、0.5g/100mlの濃度のN-メチル-2-ピロリドン溶液で測定した固有粘度(I.V.)が1.3~1.9dl/gの範囲のものが好ましく用いられる。
上記メタ型全芳香族ポリアミドにはアルキルベンゼンスルホン酸オニウム塩が含有されていてもよい。アルキルベンゼンスルホン酸オニウム塩としては、ヘキシルベンゼンスルホン酸テトラブチルフォスフォニウム塩、ヘキシルベンゼンスルホン酸トリブチルベンジルフォスフォニウム塩、ドデシルベンゼンスルホン酸テトラフェニルフォスフォニウム塩、ドデシルベンゼンスルホン酸トリブチルテトラデシルフォスフォニウム塩、ドデシルベンゼンスルホン酸テトラブチルフォスフォニウム塩、ドデシルベンゼンスルホン酸トリブチルベンジルアンモニウム塩等の化合物が好ましく例示される。なかでもドデシルベンゼンスルホン酸テトラブチルフォスフォニウム塩、又はドデシルベンゼンスルホン酸トリブチルベンジルアンモニウム塩は、入手しやすく、熱的安定性も良好なうえ、N-メチル-2-ピロリドンに対する溶解度も高いため特に好ましく例示される。
上記アルキルベンゼンスルホン酸オニウム塩の含有割合は、十分な染色性の改良効果を得るために、ポリ-m-フェニレンイソフタルアミドに対して2.5モル%以上、好ましくは3.0~7.0モル%の範囲にあるものが好ましい。
また、ポリ-m-フェニレンイソフタルアミドとアルキルベンゼンスルホン酸オニウム塩を混合する方法としては、溶媒中にポリ-m-フェニレンイソフタルアミドを混合、溶解し、それにアルキルベンゼンスルホン酸オニウム塩を溶媒に溶解する方法などが用いられそのいずれを用いてもよい。このようにして得られたドープは、従来から公知の方法により繊維に形成される。
メタ型全芳香族ポリアミド繊維に用いるポリマーは、染着性や耐変褪色性を向上させる等目的で、下記の式(1)で示される反復構造単位を含む芳香族ポリアミド骨格中に、反復構造の主たる構成単位とは異なる芳香族ジアミン成分、または芳香族ジカルボン酸ハライド成分を、第3成分として芳香族ポリアミドの反復構造単位の全量に対し1~10mol%となるように共重合させることも可能である。
-(NH-Ar1-NH-CO-Ar1-CO)- ・・・式(1)
ここで、Ar1はメタ配位または平行軸方向以外に結合基を有する2価の芳香族基である。
また、第3成分として共重合させることも可能であり、その際、前記第3成分が、式(2)もしくは(3)で表される芳香族ジアミン、または式(4)もしくは(5)で表される芳香族ジカルボン酸ハライドであることが好ましい。
式(2)、(3)に示した芳香族ジアミンの具体例としては、例えば、p-フェニレンジアミン、クロロフェニレンジアミン、メチルフェニレンジアミン、アセチルフェニレンジアミン、アミノアニシジン、ベンジジン、ビス(アミノフェニル)エーテル、ビス(アミノフェニル)スルホン、ジアミノベンズアニリド、ジアミノアゾベンゼン等が挙げられる。式(4)、(5)に示すような芳香族ジカルボン酸ジクロライドの具体例としては、例えば、テレフタル酸クロライド、1,4-ナフタレンジカルボン酸クロライド、2,6-ナフタレンジカルボン酸クロライド、4,4’-ビフェニルジカルボン酸クロライド、5-クロルイソフタル酸クロライド、5-メトキシイソフタル酸クロライド、ビス(クロロカルボニルフェニル)エーテルなどが挙げられる。
N-Ar2-NH ・・・式(2)
N-Ar2-Y-Ar2-NH ・・・式(3)
XOC-Ar3-COX ・・・式(4)
XOC-Ar3-Y-Ar3-COX ・・・式(5)
ここで、Ar2はAr1とは異なる2価の芳香族基、Ar3はAr1とは異なる2価の芳香族基、Yは酸素原子、硫黄原子、アルキレン基からなる群から選ばれる少なくとも1種の原子又は官能基であり、Xはハロゲン原子を表す。
また、メタ型全芳香族ポリアミド繊維の結晶化度は、染料の吸尽性がよく、より少ない染料でまたは染色条件が弱くても狙いの色に調整し易いという点で、5~35%であることが好ましい。さらには、染料の表面偏在が起こり難く耐変褪色性も高い点および実用上必要な寸法安定性も確保できる点で15~25%であることがより好ましい。
また、メタ型全芳香族ポリアミド繊維の残存溶媒量は、メタ型全芳香族ポリアミド繊維の優れた難燃性能を損なわない点で、0.1重量%以下(好ましくは0.001~0.1重量%)であることが好ましい。
前記メタ型全芳香族ポリアミド繊維は以下の方法により製造することができ、特に後述する方法により、結晶化度や残存溶媒量を上記範囲とすることができる。
メタ型全芳香族ポリアミドポリマーの重合方法としては、特に限定する必要はなく、例えば特公昭35-14399号公報、米国特許第3360595号公報、特公昭47-10863号公報などに記載された溶液重合法、界面重合法を用いてもよい。
紡糸溶液としては、とくに限定する必要はないが、上記溶液重合や界面重合などで得られた、芳香族コポリアミドポリマーを含むアミド系溶媒溶液を用いても良いし、上記重合溶液から該ポリマーを単離し、これをアミド系溶媒に溶解したものを用いてもよい。
ここで用いられるアミド系溶媒としては、N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、N-メチル-2-ピロリドン、ジメチルスルホキシドなどを例示することができるが、とくにN,N-ジメチルアセトアミドが好ましい。
上記の通り得られた共重合芳香族ポリアミドポリマー溶液は、さらにアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩を含むことにより安定化され、より高濃度、低温での使用が可能となり好ましい。好ましくはアルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩がポリマー溶液の全重量に対して1重量%以下、より好ましくは0.1重量%以下である。
紡糸・凝固工程においては、上記で得られた紡糸液(メタ型全芳香族ポリアミド重合体溶液)を凝固液中に紡出して凝固させる。
紡糸装置としては特に限定されるものではなく、従来公知の湿式紡糸装置を使用することができる。また、安定して湿式紡糸できるものであれば、紡糸口金の紡糸孔数、配列状態、孔形状等は特に制限する必要はなく、例えば、孔数が1000~30000個、紡糸孔径が0.05~0.2mmのスフ用の多ホール紡糸口金等を用いてもよい。
また、紡糸口金から紡出する際の紡糸液(メタ型全芳香族ポリアミド重合体溶液)の温度は、20~90℃の範囲が適当である。
繊維を得るために用いる凝固浴としては、実質的に無機塩を含まない、アミド系溶媒、好ましくはNMPの濃度が45~60質量%の水溶液を、浴液の温度10~50℃の範囲で用いる。アミド系溶媒(好ましくはNMP)の濃度が45質量%未満ではスキンが厚い構造となってしまい、洗浄工程における洗浄効率が低下し、繊維の残存溶媒量を低減させることが困難となる。一方、アミド系溶媒(好ましくはNMP)の濃度が60質量%を超える場合には、繊維内部に至るまで均一な凝固を行うことができず、このためやはり、繊維の残存溶媒量を低減させることが困難となる。なお、凝固浴中への繊維の浸漬時間は、0.1~30秒の範囲が適当である。
引続き、アミド系溶媒、好ましくはNMPの濃度が45~60質量%の水溶液であり、浴液の温度を10~50℃の範囲とした可塑延伸浴中にて、3~4倍の延伸倍率で延伸を行う。延伸後、10~30℃のNMPの濃度が20~40質量%の水溶液、続いて50~70℃の温水浴を通して十分に洗浄を行う。
洗浄後の繊維は、温度270~290℃にて乾熱処理を施し、上記の結晶化度および残存溶媒量の範囲を満たすメタ型全芳香族ポリアミド繊維を得ることができる。
前記メタ型全芳香族ポリアミド繊維などの難燃繊維において、繊維は、長繊維(マルチフィラメント)でもよいし短繊維でもよい。特に、他の繊維と混紡する上で繊維長25~200mm(より好ましくは30~150mm)の短繊維が好ましい。また、単繊維繊度としては0.5~5.0dtexの範囲が好ましい。
また、前記パラ型全芳香族ポリアミド繊維は、テクノーラ(登録商標)、ケブラー(登録商標)およびトワロン(登録商標)に代表されるものであり、主鎖中に芳香族環を有するポリアミドからなる繊維であり、ポリ-p-フェニレンテレフタルアミド(PPTA)でもよいし共重合タイプのコポリパラフェニレン-3,4’オキシジフェニレンテレフタルアミド(PPODPA)であってもよい。
本発明の布帛において、前記難燃繊維のほか、さらに、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)繊維、メラミン繊維、フェノール繊維、フッ素系繊維、ポリフェニレンスルフィド(PPS)繊維、ポリエステル繊維、アクリル繊維、アクリル系繊維、脂肪族ポリアミド繊維、導電繊維、セルロース繊維、羊毛、絹などの繊維が紡績糸に含まれていてもよい。
本発明の布帛において、紡績糸に含まれる繊維の単繊維繊度としては軽量性の点で0.5~5.0dtex(より好ましくは0.5~4.0dtex)であることが好ましい。
また、紡績糸の種類は限定されず、MTS、MJS、MVSなどの革新紡績、エアージェット紡績糸、リング紡績糸、芯鞘二層構造紡績糸、コアスパンヤーン、牽切加工糸などいずれでもよい。その際、各繊維の繊維長は25~200mm(より好ましくは30~150mm)であることが好ましい。
また、全芳香族ポリアミド繊維としては、メタ型全芳香族ポリアミド繊維が30~98重量%、パラ型全芳香族ポリアミド繊維が2~70重量%含まれていると、燃焼時に布帛の収縮が小さくなり布帛に穴があきにくくなり好ましい。
また、布帛が、メタ型全芳香族ポリアミド繊維と、パラ型全芳香族ポリアミド繊維と、導電性繊維とで構成されるほうが、静電気の放電による火炎を防ぐ点で、好ましい。該導電性繊維は、短繊維として紡績糸を構成してもよく、長繊維として紡績糸を構成していても、長繊維として生地に配されていてもよい。なお、かかる導電性繊維の単繊維繊度は0.5~4.0dtexが好ましい。
なお、難燃剤を含有するメタ型全芳香族ポリアミド繊維であると熱曝露時の収縮を低減することができ好ましい。また、燃焼試験時の穴あきや炭化長を抑制するために好ましい。難燃剤は公知のものを用いることができ、例えばリン系難燃剤が例示される。
また、紡績糸繊度(番手)は、耐糸切れ性や強度などの点で英式綿番手50~120の範囲内であることが好ましい。紡績糸を構成する単数としては60本以上(より好ましくは60~300本)が好ましい。紡績糸の撚係数(下撚係数)としては2.0~4.2(より好ましくは3.0~4.0)の範囲が好ましい。撚り方向はZ方向またはS方向のいずれでもよい。
撚係数=撚数(回/2.54cm)/紡績糸の綿番手(Ecc)1/2
次いで、かかる紡績糸に必要に応じて撚り止めセット(真空スチームセット)を行った後、紡績糸を2本以上(好ましくは2~4本、特に好ましくは2本)引き揃えて合糸し合撚する。合撚に用いる撚糸機としては、アップツイスター、カバリング機、イタリー式撚糸機、ダブルツイスターなどの撚糸機が例示される。
その際、合撚(上撚)の撚り方向は追撚方向でも逆撚方向でもよい。また、撚数は、好ましくは500回/m以上、より好ましくは700~3000回/m、特に好ましくは900~2000回/mである。該撚数が500回/m未満の場合、撚り止めセット、解撚した後、紡績糸の形態がコイル状にならないおそれがある。また該撚数が3000回/m以上の場合、撚り止めセットを施しても解撚トルクが高く、次工程の織物を製織する際に作業性に問題があるおそれがある。
次いで、かかる合撚糸に撚り止めセット(従来のアラミド双糸撚り止めセット同様の高圧真空スチームセット)を施す。強固な撚り止めセットの付与が必要の場合、撚り止めセットの回数を増やしたり、撚り止めセット温度やセット時間を変えてもよい。例えば、セット温度は60~125℃、セット時間は20~40分、回数は1~3回でよいが、セット温度が高いほど、また、セット時間が長いほどセット性がよく好ましい。撚り止めセットの回数を増やしたり、処理時間を長くしたり、温度を上げることにより、よりセット性を高めることが可能であるが、生産管理(作業管理の安全性、品質管理など)や生産加工費用を考慮すると処理時間を長くすることが好ましい。また、真空度が高いほど品質が良化し好ましい。
また、紡績糸に用いる原綿は、染色(先染め)原綿、原着原綿でもよいし、原綿に機能化処理(吸汗、速乾、防汚、難燃など)を施したものを使用してもよい。
本発明の布帛は、前記紡績糸を用いてなる布帛である。特に、布帛は編物でもよいが織物が好ましい。特に単層の織物であることが好ましい。組織は、平織、斜文織、朱子織や、丸編物、経編物などが例示される。織物や編物の製造方法としては特に限定されず、レピア織機やエアージェット織機など通常の織機や編機を用いて通常の方法により製編織することができる。
また、布帛は製編織に次いで後加工を施すことが好ましく、具体的な後加工工程は、精練、乾燥、リラックス、毛焼、染色および機能化処理などの工程を例示できる。精練やリラックス処理は、拡布処理であってもよいし、液流精練・リラックス処理であってもよい。具体的には、連続精練や連続乾燥において拡布ノンテンション機で処理する方法であり、例えば、ソフサー精練機や乾絨、シュリンクサーファー、ショートループ、ルシオール乾燥機などを用いた方法になる。また場合によっては、精練やリラックス工程を省く事も可能である。
特に、本発明において、透湿防水性を高めるため布帛に撥水加工を施すことが好ましい。ここで、撥水剤としてはフッ素系撥水剤でもよいし、炭化水素系化合物またはシリコーン系化合物などの非フッ素系撥水剤でもよい。必要に応じて、制電剤、メラミン樹脂、触媒を混合して撥水剤の濃度が3~15重量%程度の加工剤(撥水剤浴)とし、ピックアップ率50~90%程度で、該加工剤を用いて織物の表面を処理することが好ましい。加工剤で織物の表面を処理する方法としては、パッド法、スプレー法などが例示される。なかでも、加工剤(撥水剤)を織物内部まで浸透させる上でパッド法が好ましい。前記ピックアップ率とは、織物(加工剤付与前)重量に対する加工剤の重量割合(%)である。
また、前記撥水加工工程の、前工程および後工程のうち少なくともどちらか一方の工程で、布帛に加熱加圧処理(カレンダー加工)を施すと、布帛表面が蓮の葉状となりやすく、優れた撥水性が得られ好ましい。その際、カレンダー加工の条件としては、温度130℃以上(より好ましくは140~195℃)、線圧200~20000N/cm(より好ましくは200~1000N/cm)の範囲内であることが好ましい。
かくして得られた布帛において、布帛が織物の場合、織物の密度としては経密度75~170本/2.54cm、緯密度50~130本/2.54cmであることが好ましい。また、厚みとしては0.6mm以下(好ましくは0.1~0.4mm)であることが重要である。厚みが0.6mmより大きいと、着用快適性が低下するおそれがある。また、目付けとしては着用快適性の点で300g/m以下(より好ましくは50~230g/m、特に好ましくは100~220g/m)であることが好ましい。
また、防風性の点で通気度が10cc/cm/sec以下(好ましくは1.0~9.0cc/cm/sec)であることが重要である。なお、通気度をこの範囲とするには、例えば、布帛の密度を前記範囲とし、また、布帛に加熱加圧処理(カレンダー加工)を施すとよい。また、耐水圧が200mmHO以上(より好ましくは250~1000mmHO)であることが好ましい。また、透湿度が200g/m・h以上(より好ましくは300~1000g/m・h)であることが好ましい。また、限界酸素指数(LOI)が24以上(より好ましくは25~50)であることが好ましい。
かくして得られた布帛は、難燃性だけでなく、透湿防水性、防風性および着用快適性に優れる。
次に、本発明の防護製品は、前記の布帛を用いてなる、作業服、活動服、執務服、防炎防護服、アーク防護服、手袋、防護用エプロン、および防護用部材からなる群より選択されるいずれかの防護製品である。かかる防護製品は前記の布帛を用いているので、難燃性だけでなく、透湿防水性、防風性および着用快適性に優れる。
なお、前記布帛は、衣服など各種繊維製品に用いてもよいことはいうまでもない。
次に本発明の実施例および比較例を詳述するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。なお、実施例中の各測定項目は下記の方法で測定した。
(1)織物の厚み
JIS L 1096に従って測定した。
(2)通気度
JIS L 1096-1998、6.27.1 A法(フラジール形通気性試験機法)により通気性を測定した。
(3)限界酸素指数(LOI)
JIS L 1091 E-2法に従って測定した。
[実施例1]
メタ型全芳香族ポリアミド繊維(帝人(株)製、商標名「Teijinconex」、単繊維繊度1.7dtex、繊維長51mm)、パラ型全芳香族ポリアミド繊維(帝人(株)製、商標名「テクノーラ」、単繊維繊度1.7dtex、繊維長51mm)を用い、メタ型全芳香族ポリアミド繊維:90重量%、パラ型全芳香族ポリアミド繊維:10重量%となるように、撚り数28.6回/2.54cm(撚り方向Z)で英式綿番手60/1の紡績糸を作り、次いで、撚り数27.0回/2.54cm(撚り方向S)で双糸合撚加工糸条を得た。
次いで、前記双糸合撚加工糸条を経糸および緯糸に用いて、平織組織にて、経密度130本/2.54cm、緯密度60本/2.54cmの織物を製織した。
得られた未加工織物(生機)を、常法の毛焼きおよび精練加工を行ったあと、フッ素を含む撥水剤浴に浸漬し、マングルで絞り、130℃で乾燥した。その後、ロールカレンダー(由利ロール(株)製)機にてローラー温度150℃、ニップ圧60kgf/cmにて加熱加圧加工を施し、さらに仕上げ熱セットを行い、織物を得た。
得られた織物は、経密度131本/2.54cm、緯密度64本/2.54cm、厚みは0.29mm、通気度は6.8cc/cm/secであった。目付は167g/mであった。限界酸素指数(LOI)は30であった。
[実施例2]
メタ型全芳香族ポリアミド繊維(帝人(株)製、商標名「Teijinconexneo」、単繊維繊度1.7dtex、繊維長51mm)とパラ型全芳香族ポリアミド繊維(帝人(株)製、商標名「テクノーラ」、単繊維繊度1.7dtex、繊維長51mm)と導電性アクリル繊維(三菱ケミカル(株)製、商標名「COREBRID」、鞘部:アクリル/芯部:導電性カーボン含有ポリマーの偏心芯鞘型導電性アクリル繊維、単繊維繊度3.3dtex、繊維長38mm)を用いて、メタ型全芳香族ポリアミド繊維:93重量%、パラ型全芳香族ポリアミド繊維:5重量%、導電性アクリル繊維:2重量%となるように、撚り数28.6回/2.54cm(撚り方向Z)で英式綿番手60/1の紡績糸を作り、次いで、撚り数27.0回/2.54cm(撚り方向S)で双糸合撚加工糸条を得た。
次いで、前記双糸合撚加工糸条を経糸および緯糸に用いて、平織組織にて、経密度130本/2.54cm、緯密度60本/2.54cmの織物を製織した。
得られた未加工織物(生機)を、常法の毛焼きおよび精練加工を行ったあと、常法により染色、仕上げ加工をした。染色した織物を、フッ素を含む撥水剤浴に浸漬し、マングルで絞り、130℃で乾燥した。その後、ロールカレンダー(由利ロール(株)製)機にてローラー温度150℃、ニップ圧60kgf/cmにて加熱加圧加工を施し、さらに仕上げ熱セットを行い、織物を得た。
得られた織物は、経密度131本/2.54cm、緯密度67本/2.54cm、厚みは0.33mm、通気度は6.5cc/cm/sec、限界酸素指数(LOI)は25であった。目付は191g/mであった。
[実施例3]
図1に示す織組織にて、経密度130本/2.54cm、緯密度94本/2.54cmの織物を製織する以外は、実施例2と同様に行った。
得られた織物は、経密度133本/2.54cm、緯密度106本/2.54cm、厚みは0.39mm、通気度は4.2cc/cm/sec、限界酸素指数(LOI)は25であった。目付は230g/mであった。
[実施例4]
メタ型芳香族ポリアミド繊維(帝人(株)製、商品名「Teijinconex」、単繊維繊度0.9dtex、繊維長38mm)、パラ型全芳香族ポリアミド繊維(帝人(株)製、商標名「テクノーラ」、単繊維繊度0.9dtex、繊維長38mm)を用い、メタ型全芳香族ポリアミド繊維:90重量%、パラ型全芳香族ポリアミド繊維:10重量%となるように、撚り数33.1回/2.54cm(撚り方向Z)で英式綿番80/1の紡績糸を作り、次いで、撚り数31.2回/2.54cm(撚り方向S)で双糸合撚加工糸条を得た。
次いで、前記双糸合撚加工糸条を経糸および緯糸に用いて、平織組織にて、経密度150本/2.54cm、緯密度74本/2.54cmの織物を製織した。
得られた未加工織物(生機)を、常法の毛焼きおよび精練加工を行ったあと、フッ素を含む撥水剤浴に浸漬し、マングルで絞り、130℃で乾燥した。その後、ロールカレンダー(由利ロール(株)製)機にてローラー温度150℃、ニップ圧60kgf/cmにて加熱加圧加工を施し、さらに仕上げ熱セットを行い、織物を得た。
得られた織物は、経密度150本/2.54cm、緯密度78本/2.54cm、厚みは0.25mm、通気度は4.1cc/cm/secであった。目付は149g/mであった。
[比較例1]
メタ型芳香族ポリアミド繊維(帝人(株)製、商標名「Teijinconex」、単繊維繊度2.2dtex、繊維長51mm)、パラ型全芳香族ポリアミド繊維(帝人(株)製、商標名「テクノーラ」単繊維繊度1.7dtex、繊維長51mm)を用い、メタ型全芳香族ポリアミド繊維:90重量%、パラ型全芳香族ポリアミド繊維:10重量%となるように、撚り数23.4回/2.54cm(撚り方向Z)で英式綿番手40/1の紡績糸を作り、次いで、撚り数22.0回/2.54cm(撚り方向S)で双糸合撚加工糸条を得た。
次いで、前記双糸合撚加工糸条を経糸および緯糸に用いて、平織組織にて、経密度72本/2.54cm、緯密度56本/2.54cmの織物を製織した。
得られた未加工織物(生機)を、常法の毛焼きおよび精練加工を行ったあと、フッ素を含む撥水剤を含む撥水剤浴に浸漬し、マングルで絞り、130℃で乾燥した。その後、ロールカレンダー(由利ロール(株)製)機にてローラー温度150℃、ニップ圧60kgf/cmにて加熱加圧加工を施し、さらに仕上げ熱セットを行い、織物を得た。
得られた織物は、経密度73本/2.54cm、緯密度58本/2.54cmで、厚みは0.32mm、通気度は13.3cc/cm/secであった。目付は171g/mであった。
本発明によれば、難燃性だけでなく、透湿防水性、防風性および着用快適性に優れた布帛および防護製品が提供され、その工業的価値は極めて大である。

Claims (16)

  1. 難燃繊維を含む紡績糸を用いてなる布帛であって、厚みが0.6mm以下、かつ通気度が10cc/cm/sec以下であることを特徴とする布帛。
  2. 前記難燃繊維が全芳香族ポリアミド繊維を含む、請求項1に記載の布帛。
  3. 前記紡績糸が単繊維繊度0.5~5.0dtexの繊維を含む、請求項1または請求項2に記載の布帛。
  4. 前記布帛の目付が220g/m以下である、請求項1~3のいずれかに記載の布帛。
  5. 前記全芳香族ポリアミド繊維が、メタ型全芳香族ポリアミド繊維を30~98重量%、パラ型全芳香族ポリアミド繊維を2~70重量%を含む、請求項2~4のいずれかに記載の布帛。
  6. 布帛が、メタ型全芳香族ポリアミド繊維と、パラ型全芳香族ポリアミド繊維と、導電性繊維とを含む、請求項1~5のいずれかに記載の布帛。
  7. 前記メタ型全芳香族ポリアミド繊維の結晶化度が15~25%の範囲内である、請求項5または請求項6に記載の布帛。
  8. 前記メタ型全芳香族ポリアミド繊維を形成するメタ型全芳香族ポリアミドが、下記の式(1)で示される反復構造単位を含む芳香族ポリアミド骨格中に、反復構造の主たる構成単位とは異なる芳香族ジアミン成分、または芳香族ジカルボン酸ハライド成分を、第3成分として芳香族ポリアミドの反復構造単位の全量に対し1~10mol%となるように共重合させたメタ型全芳香族ポリアミドである、請求項1~7のいずれかに記載の布帛。
    -(NH-Ar1-NH-CO-Ar1-CO)- ・・・式(1)
    ここで、Ar1はメタ配位又は平行軸方向以外に結合基を有する2価の芳香族基である。
  9. 前記第3成分が、式(2)もしくは(3)で表される芳香族ジアミン、または式(4)もしくは(5)で表される芳香族ジカルボン酸ハライドである、請求項1~8のいずれかに記載の布帛。
    N-Ar2-NH ・・・式(2)
    N-Ar2-Y-Ar2-NH ・・・式(3)
    XOC-Ar3-COX ・・・式(4)
    XOC-Ar3-Y-Ar3-COX ・・・式(5)
    ここで、Ar2はAr1とは異なる2価の芳香族基、Ar3はAr1とは異なる2価の芳
    香族基、Yは酸素原子、硫黄原子、アルキレン基からなる群から選ばれる少なくとも1種
    の原子又は官能基であり、Xはハロゲン原子を表す。
  10. 前記メタ型全芳香族ポリアミド繊維の残存溶媒量が0.1重量%以下である、請求項1~9のいずれかに記載の布帛。
  11. 前記メタ型全芳香族ポリアミド繊維が難燃剤を含有する、請求項1~10のいずれかに記載の布帛。
  12. 前記紡績糸において、英式綿番手50~120の範囲内である、請求項1~11のいずれかに記載の布帛。
  13. 布帛の表面に撥水剤が付着している、請求項1~12のいずれかに記載の布帛。
  14. 布帛の表面または/および裏面に加熱加圧加工が施されてなる、請求項1~13のいずれかに記載の布帛。
  15. 布帛に染色加工が施されている、請求項1~14のいずれかに記載の布帛。
  16. 請求項1~15のいずれかに記載の布帛を用いてなる、作業服、活動服、執務服、防炎防護服、アーク防護服、手袋、防護用エプロン、および防護用部材からなる群より選択されるいずれかの防護製品。
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