JP2023024354A - 包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】包装体の収容に用いられる外装袋に代わる部材を備える包装体を提供する。【解決手段】物品100を包装する包装体1であって、物品100を内部に収容し、物品を取り出す取出口12を有する包装体本体11と、取出口12を覆うように前記包装体本体11に貼着され、包装体本体11に繰り返し貼着可能に設けられた開閉蓋本体31と、開閉蓋本体31を覆うように包装体本体11に貼着され、開閉蓋本体31を引き剥がすことなく、包装体本体11から引き剥がし可能に設けられた外装ラベル21と、を備える。【選択図】図4

Description

この発明は、包装体に関し、より特定的には、包装体に設けられる開封用のラベルの構造に関するものである。
アルコールなどの液体が含浸されたウェットシートを折り畳んで複数枚積層したシート積層体等の物品を、柔軟なフィルム袋で包装した包装体が知られている。たとえば、特開2006-160295号公報(特許文献1)、特開2006-96374号公報(特許文献2)、特開2010-58837号公報(特許文献3)、および、特開2021-80008号公報(特許文献4)に開示されるような形態の包装体を一例として挙げることができる。
特開2006-160295号公報 特開2006-96374号公報 特開2010-58837号公報 特開2021-80008号公報
このような形態を有する包装体は、市場において店頭で販売される際には、外装袋に収容された状態で販売される場合がある。外装袋には、包装体に収容されたシート積層体の、商品名、セールスポイント、その他の宣伝用図柄等が印刷される。これら宣伝用図柄を目立たせることで消費者に対する訴求力を高め、包装体に収容されたシート積層体の販売促進を図っている。
他方、包装体には、内部に収容されたシート積層体を取り出すための取出口を覆う蓋材が設けられている。販売時には包装体が上記外装袋で覆われていることから、蓋材が露出しないため、外装袋により蓋材を捲るいたずらを防止することもできる。
しかしながら、外装袋は、販売の際にのみ用いられ、消費者が購入した後は廃棄されることから、省資源化の観点からも、外装袋に代わる部材の開発が望まれている。
この発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、包装体の収容に用いられる外装袋に代わる部材を備える包装体を提供することを目的とする。
[1]本開示に基づく包装体は、物品を包装する包装体であって、上記物品を内部に収容し、上記物品を取り出す取出口を有する包装体本体と、上記取出口を覆うように上記包装体本体に貼着され、他方端側が上記包装体本体に固定され、一方端側から上記他方端側に向かって引き剥がし可能であるとともに、上記取出口を開閉するため上記包装体本体に繰り返し貼着可能に設けられた開閉蓋本体と、上記開閉蓋本体を覆うように上記包装体本体に貼着され、上記開閉蓋本体を引き剥がすことなく、上記他方端側から上記一方端側に向けて、上記包装体本体から引き剥がし可能に設けられた外装ラベルと、を備える。
[2]:[1]に記載の包装体においては、上記外装ラベルは、上記開閉蓋本体を覆う本体部と、上記本体部の上記他方端側に設けられる引き剥がし部と、を含む。
[3]:[2]に記載の包装体においては、上記開閉蓋本体は、上記包装体本体に貼着され、上記他方端側の端部に上記開閉蓋本体に対して脆弱線により切離し可能に設けた延伸部をさらに有し、上記外装ラベルを上記一方端側に向けて上記包装体本体から引き剥がす際に、上記延伸部は上記開閉蓋本体から上記脆弱線に沿って切離されて、上記引き剥がし部とともに上記包装体本体から引き剥がされる。
[4]:[1]から[3]のいずれかに記載包装体においては、上記開閉蓋本体は、上記取出口を覆い、上記一方端側から上記他方端側に向かって上記包装体本体から引き剥がし可能であるとともに、上記取出口を開閉するため上記包装体本体に繰り返し貼着可能に設けられた蓋部と、上記蓋部の上記他方端側が固定され、上記包装体本体に常時貼着される固定部と、を含む。
[5]:本開示に基づく他の包装体は、物品を包装する包装体であって、上記物品を内部に収容し、上記物品を取り出す取出口を有する包装体本体と、上記取出口を覆うように上記包装体本体に貼着され、上記取出口を開閉するため上記包装体本体に繰り返し貼着可能に設けられた開閉蓋本体と、上記開閉蓋本体を覆うように上記包装体本体に貼着され、上記開閉蓋本体を引き剥がすことなく、上記包装体本体から引き剥がし可能に設けられた外装ラベルと、を備える。
[6]:[5]に記載の包装体においては、上記外装ラベルは、上記開閉蓋本体を覆う本体部と、上記本体部に設けられる引き剥がし部と、を含む。
[7]:[6]に記載の包装体においては、上記開閉蓋本体は、上記包装体本体に貼着され、上記開閉蓋本体に対して脆弱線により切離し可能に設けた延伸部をさらに有し、上記外装ラベルを上記包装体本体から引き剥がす際に、上記延伸部は上記開閉蓋本体から上記脆弱線に沿って切離されて、上記引き剥がし部とともに上記包装体本体から引き剥がされる。
[8]:[5]から[7]のいずれかに記載包装体においては、上記開閉蓋本体は、上記取出口を覆い、上記包装体本体から引き剥がし可能であるとともに、上記取出口を開閉するため上記包装体本体に繰り返し貼着可能に設けられた蓋部と、上記蓋部が固定され、上記包装体本体に常時貼着される固定部と、を含む。
この開示によれば、包装体の収容に用いられる外装袋に代わる部材を備える包装体の提供を可能とする。
実施の形態1の包装体の全体斜視図である。 実施の形態1の包装体の平面図である。 実施の形態1の包装体の外装ラベルを取外した状態の平面図である。 実施の形態1の包装体の使用状態を示す第1斜視図である。 実施の形態1の包装体の使用状態を示す第2斜視図である。 実施の形態1の包装体の使用状態を示す第3斜視図である。 実施の形態1の包装体の使用状態を示す第4斜視図である。 実施の形態2の包装体の外装ラベルを取外した状態の平面図である。 実施の形態3の包装体の平面図である。 実施の形態4の包装体の平面図である。 実施の形態4の他の形態の包装体の平面図である。 実施の形態5の包装体の平面図である。 実施の形態6の包装体の使用状態を示す斜視図である。 実施の形態7の包装体の使用状態を示す斜視図である。 実施の形態8の包装体の使用状態を示す斜視図である。
本発明に基づいた各実施の形態の包装体について、以下、図面を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。実施の形態における構成を適宜組み合わせて用いることは当初から予定されていることである。また、図示するフィルムの厚さについては、構成を明確に示すために実際の厚さの比率とは異ならせて記載している。
なお、以下の実施の形態では、包装体の収容される物品の一例として、たとえば、液体が含浸された複数枚のウェットシート等を採用しているが、この物品に限定されるものではない。たとえば、物品として、乾燥したシート、食品、お菓子、個包された物品、その他の種々の物品を採用することが可能である。
(実施の形態1:包装体1)
本実施の形態に係る包装体1の構成について、図1から図3を参照して説明する。図1は、包装体1の全体斜視図、図2は、包装体1の平面図、図3は、包装体1の外装ラベル21を取外した状態の平面図である。
図1および図2を参照して、包装体1は、物品100を包装する。物品100(図4参照)としては、たとえば、液体が含浸された複数枚のウェットシート等が挙げられる。包装体1は、物品100を内部に収容し、物品を取り出す取出口12を有する包装体本体11と、取出口12を覆うように包装体本体11に貼着され、他方端側が包装体本体11に固定され、一方端側から他方端側に向かって引き剥がし可能であるとともに、包装体本体11に繰り返し貼着可能に設けられた開閉蓋本体31と、開閉蓋本体31を覆うように包装体本体11に貼着され、開閉蓋本体31を引き剥がすことなく、他方端側から一方端側に向けて、包装体本体11から引き剥がし可能に設けられた外装ラベル21とを備える。
物品100の一例である複数枚のウェットシートに含浸させる液体は、特に限定されず、用途に応じて適宜選択される。たとえば、水、アルコール、界面活性剤、除菌剤、抗菌剤、防腐剤、香料などの液体が挙げられる。これらは1種単独で、または2種以上混合して用いることができる。
包装体1は、開閉蓋本体31と外装ラベル21によってウェットシートが密封されているので、極めて揮発し易い液体(たとえば、アルコール濃度30%以上、好ましくはアルコール濃度50%以上のアルコール水溶液など)を用いても、ウェットシートの早期乾燥を防止できる。
ウェットシートは、吸液性(吸水性および/または吸油性)を有していれば特に限定されず、たとえば、吸液性を有する材料を含む不織布、織布、紙、多孔質フィルムなどを用いることができる。吸液性を有する材料としては、綿などの天然繊維、パルプ、アクリル系、オレフィン系、セルロース系、PVA系などの合成繊維または合成樹脂フィルムなどを例示できる。ウェットシートは、適宜の形状に折り畳まれ、その複数枚が重ね合わされた態様で(シート積層体で)、包装体1内に収納されている。
包装体本体11は、柔軟性および耐液性を有するフィルムから構成されている。本開示において、フィルムとは、一般にシートと呼ばれている枚葉体が含まれる。包装体本体11を構成するフィルムの材質は、特に限定されず、公知のものを用いることができる。代表的には、金属薄膜などのガスバリア層が積層されたベースフィルムとシーラント層とを有する積層フィルムなどが挙げられる。
ベースフィルムとしては、たとえば、アルミニウムを蒸着した合成樹脂フィルム(たとえばアルミ蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム)などが挙げられる。シーラント層としては、ポリエチレン層などが挙げられる。積層フィルムのフィルム厚は、約30μm~100μm程度である。
積層フィルムにて物品100を包み、積層フィルムの端部を接着(熱シールなど)することにより、包装体本体11が形成されている。包装体本体11の形態は、ピロー包装であるが、他の包装形態でも構わない。包装体本体11の一面(図示における上面)には、物品100を構成するシート積層体の各ウェットシートを取り出すための取出口12が開口されている(図6、図7参照)。
(外装ラベル21)
図2を参照して、外装ラベル21は、所定の平面形状のシートから形成されている。外装ラベル21は、後述する開閉蓋本体31の表面に剥離可能に貼着される本体部21aと、本体部21aの他端側に設けられる引き剥がし部21bとを含む。
本実施の形態では、外装ラベル21の本体部21aの形態は、矩形形状の開閉蓋本体31と同一の形態であるが、開閉蓋本体31に設けられる蓋部31a(図3参照)を含むように覆う形態であれば、開閉蓋本体31と同一の形態である必要は無く、開閉蓋本体31よりも小さい外形、または、開閉蓋本体31よりも大きい外形であってもよい。外装ラベル21の本体部21aが、開閉蓋本体31からはみ出る場合には、はみ出た領域の本体部21aは、包装体本体11の表面に直接剥離可能に貼着されることとなる。
引き剥がし部21bは、本体部21aを引き剥がし易くするために三角形形状を有しているが、この形状に限定されるものではない。引き剥がし部21bの他端側の先端部分には、摘まみ部21cが設けられ、この摘まみ部21cを起点として、引き剥がし部21bを把持し、本体部21aを引き剥がし易くしている。なお、本体部21aおよび引き剥がし部21bの裏面側に設けられる粘着剤は、包装体本体11に対して、包装体本体11側の全面に貼付されていてもいいし、糊抑え(糊の上に塗って、粘着性を抑えるマスキングの役割をする印刷層)や部分糊で一部の領域にだけ貼付され、包装体本体11に対する粘着の程度が抑えられているとよい。
外装ラベル21の領域R1は、本実施の形態では、後述の開閉蓋本体31に設けられた延伸部31f(図3参照)とともに、包装体本体11に剥離可能に貼着された領域である。外装ラベル21の領域R2は、包装体本体11に繰り返し貼着可能な領域であってもよい。領域R2の接着力は、人力で剥離できる程度の接着力であり、包装体本体11に対して接着可能な領域である。
領域R2の接着力は、開閉蓋本体31が包装体本体11から引き剥がされない接着力に調整されている。具体的には、領域R2においては、包装体本体11に貼付している開閉蓋本体31の粘着剤Aとの層間強度が、開閉蓋本体31と外装ラベル21の粘着剤Bとの層間強度よりも強く設けられている。これにより、包装体本体11から外装ラベル21が引き剥がされても、開閉蓋本体31が包装体本体11から引き剥がされることはない。
外装ラベル21を形成するシートの厚みは、その材質によって異なるものの、約20μm~200μm程度である。外装ラベル21には、従来の外装袋に印刷されているような、消費者に対する訴求力を高める宣伝用図柄・商品名等が印刷されているとよい。本開示では、この外装ラベル21を設けることにより、従来の外装袋の使用を不要とする。
(開閉蓋本体31)
図3を参照して、開閉蓋本体31について説明する。図3は、包装体1の外装ラベル21を取外した状態の平面図である。
開閉蓋本体31は、包装体本体11に設けられた取出口12を覆い、一方端側から他方端側に向かって包装体本体11から引き剥がし可能であるとともに、取出口12を開閉するため包装体本体11に繰り返し貼着可能に設けられた蓋部31aと、蓋部31aの他方端側が固定され包装体本体11に常時貼着される固定部31bとを含む。蓋部31aの一方端側には、三角形状の摘まみ部31eが設けられている。
開閉蓋本体31は、固定部31bにおいて包装体本体11に強く接着されることによって包装体本体11から完全に分離しない。しかし、蓋部31aの周囲に、包装体本体11の表面に対して蓋部31aを連結するための固定部31bを設け、この固定部31bに蓋部31aの他端側が連結されている。開閉蓋本体31を形成するシートの厚みは、その材質によって異なるものの、約20μm~200μm程度である。
蓋部31aと固定部31bとは、たとえば、裏面全体に粘着剤が塗工された1枚のシートの面内に、平面視略コの字状の切込み線31cを形成することによって得ることができる。切込み線31cが形成されたシートは、略コの字状の切込み線31cで囲われた部分が、本開示の蓋部31aとなり、切込み線31cの外周部分が固定部31bとなる。
蓋部31aと固定部31bとの連結領域において、切込み線31cの終端には、円形の切込み線端部31dが設けられている。この切込み線端部31dを設けておくことで、蓋部31aを開放した際に、蓋部31aと固定部31bとの連結部に生じる応力集中の発生を抑制し、連結部での破れを回避している。応力集中の発生を抑制できる形状であれば、切込み線端部31dの形状には公知の形状を用いることができる。
さらに、切込み線端部31dの形状として、外装ラベル21を剥離する際に、切込み線端部31dの一部がめくりあがらないような形状や形態が好ましく、切込み線端部31dの上面に位置する外装ラベル21、または、切込み線端部31dが設けられる開閉蓋本体31の少なくともいずれか一方に、外装ラベル21と開閉蓋本体31とが弱接着または非接着になっている(粘着力を減らす、易剥離層を設ける)ことが好ましい。
本実施の形態では、包装体本体11に貼着され、他方端側の端部に開閉蓋本体31に対して脆弱線31xにより切離し可能に設けた延伸部31fをさらに有している。この延伸部31fは、外装ラベル21を一方端側に向けて包装体本体11から引き剥がす際に、開閉蓋本体31から脆弱線31xに沿って切離されて、外装ラベル21の引き剥がし部21bとともに包装体本体11から引き剥がされる。
本実施の形態では、延伸部31fの他方端部には、摘まみ部31gが設けられている。外装ラベル21に設けられた引き剥がし部21bと延伸部31f、および、摘まみ部21cと摘まみ部31gとは同一の形態を有している。外装ラベル21を一方端側に向けて包装体本体11から引き剥がした後は、引き剥がし部21bおよび摘まみ部21cの裏面に、延伸部31fおよび摘まみ部31gが貼着した状態のままとなる。
このように、開閉蓋本体31に外装ラベル21に設けられる引き剥がし部21bおよび摘まみ部21cと同一形態の延伸部31fおよび摘まみ部31gを予め設けておくことで、延伸部31fおよび摘まみ部31gを含む開閉蓋本体31を構成する同一のフィルム層の上に引き剥がし部21bおよび摘まみ部21cを含む開閉蓋本体31を構成する同一のフィルム層を形成するのみで、本実施の構造が得られるため、製造工程を単純化させることが可能となる。また、領域R1および領域R2にわたって、フィルム層の厚さが均一になることから外観を綺麗に仕上げることができる。
なお、開閉蓋本体31のみの構成とし、延伸部31fおよび摘まみ部31gを設けない構成を採用することも可能である。
(使用状態)
図4から図7を参照して、上記構成を有する包装体1の使用状態について説明する。図4から図7は、包装体1の使用状態を示す第1斜視図から第4斜視図である。
図4を参照して、使用者は、外装ラベル21に設けられた摘まみ部21cを把持し、この摘まみ部21cを起点として、引き剥がし部21bから外装ラベル21を、他方端側から一方端側に向けて、包装体本体11からの引き剥がしを開始する(図4中矢印A1方向)。図5を参照して、外装ラベル21は、柔軟なシートであり、湾曲しながら包装体本体11から完全に引き剥がされる(図4中矢印A2方向)。
この際、上記したように、摘まみ部21cおよび引き剥がし部21bの裏面には、開閉蓋本体31から脆弱線31xに沿って切離された延伸部31fおよび摘まみ部31gが貼着されている。
上記したように、外装ラベル21接着力(図2、領域R2参照)は、開閉蓋本体31が包装体本体11から引き剥がされない接着力に調整されている。これにより、包装体本体11から外装ラベル21が引き剥がされても、開閉蓋本体31が包装体本体11から引き剥がされることはない。
さらに、開閉蓋本体31の開蓋方向は、外装ラベル21の開蓋方向とは反対の一方端側から他方端側に向けての方向であるため、包装体本体11から外装ラベル21が引き剥がされても、開閉蓋本体31が包装体本体11から引き剥がされることはない。
図6を参照して、開閉蓋本体31の摘まみ部31eから蓋部31aを切込み線31cに沿って持ち上げ、一方端側から他方端側に向けて開閉蓋本体31の引き剥がしを開始する(図6中矢印B1方向)。
図7を参照して、蓋部31aは、柔軟なシートであり、湾曲しながら包装体本体11から完全に引き剥がされる(図7中矢印B1方向)。固定部31bは、包装体本体11に常時貼着されている。蓋部31aは、固定部31bの連結されており、蓋部31aが固定部31bから完全には分離しない。このため、蓋部31aの包装体本体11への再貼着を容易に行なうことができる。
蓋部31aの取出口12に対向する領域32aには粘着剤は設けられていない。固定部31bに取り囲まれた包装体本体11が露出領域に対向する蓋部31aの領域32bには、粘着剤が設けられている。これにより、蓋部31aによる、取出口12を開閉するため、包装体本体11への繰り返し貼着が可能となる。領域32aは、通常は、包装体本体11の切込み線が設けられた取出口のフィルムが、蓋部31aの全面に設けられた粘着剤により引き剥がされ、取出口の形状のフィルムが貼着された状態のままの領域である。
以上、本実施の形態における包装体1によれば、取出口12を覆う開閉蓋本体31をさらに覆う外装ラベル21を設けている。開閉蓋本体31の開蓋方向は、外装ラベル21の開蓋方向とは反対の一方端側から他方端側に向けての方向であるため、包装体本体11から外装ラベル21が引き剥がされても、開閉蓋本体31が包装体本体11から引き剥がされることはない。これにより、従来の外装袋の使用を不要とし、外装ラベル21に消費者に対する訴求力を高める宣伝用図柄等の印刷を可能とする。
(実施の形態2:包装体1A)
図8を参照して、本実施の形態に係る包装体1Aの構成について説明する。図8は、包装体1Aの外装ラベル21を取外した状態の平面図である。
上記実施の形態においては、開閉蓋本体31の切込み線31cの終端には、円形の切込み線端部31dを設けていたが、本実施の形態では、切込み線端部31dの形状をU字形状としたものである。その他の構成は、上記実施の形態1の包装体1と同じである。この形状を有する包装体1Aであっても、蓋部31aと固定部31bとの連結部に生じる応力集中の発生を抑制して、連結部での破れを回避し、上記実施の形態1の包装体1と同様の作用効果を得ることができる。
(実施の形態3:包装体1B)
図9を参照して、本実施の形態に係る包装体1Bの構成について説明する。図9は、包装体1Bの平面図である。本実施の形態に係る包装体1Bは、基本的構成は、上記実施の形態1における包装体1Aと同じである。相違点は、外装ラベル21にあり、本体部21aの外形形状が、開閉蓋本体31の外形を超えるように設けられている点である。この形状を有する包装体1Bであっても、上記実施の形態1の包装体1と同様の作用効果を得ることができる。
(実施の形態4:包装体1C)
図10および図11を参照して、本実施の形態に係る包装体1Cの構成について説明する。図10は、包装体1Cの平面図、図11は、他の形態の包装体1Cの平面図である。本実施の形態に係る包装体1Cは、上記実施の形態1における包装体1の構成加え、包装体本体11と外装ラベル21との間には、外装ラベル21が包装体本体11から引き剥がされたことを確認する封緘部60が設けられている。
封緘部60は、外装ラベル21側のラベル61と包装体本体11側のラベル62とを含む。外装ラベル21を包装体本体11から引き剥がした際に、封緘部60のラベル61とラベル62とは無秩序に破断し、その一部が包装体本体11側に残る等して、外装ラベル21を包装体本体11側に再貼着しても、ラベル61とラベル62とが元のように合致しないことで、外装ラベル21が包装体本体11から引き剥がしたことを確認することができる。これにより、いたずら防止が図られ、外装ラベル21を外装袋として用いた場合の安全性をより高めることが可能となる。
さらに、外装ラベル21に封緘部60が設けられることで、開閉蓋本体31と封緘部60の残った部分(ギザギザした部分)とが離れ、開閉蓋本体31の開閉を従来のものよりもきれいにできる。封緘部60が設けられる位置は、切込み線端部31dが設けられる位置よりも他端側にずれて(図10中の距離S)設けられているとよい。具体的には、図11に示すように、封緘部60を引き剥がし部21bを構成する斜辺の中央に設けてもよい。
外装ラベル21は、包装体本体11から引き剥がすことで、再度包装体本体11に貼着させることは想定されていないため、封緘部60の形状を再度合わせる必要がない。他方、開閉蓋本体31は、包装体本体11への再貼着が想定されていることから、封緘部60は、開閉蓋本体31には設けられていないことが好ましい。
(実施の形態5:包装体1D)
図12を参照して、本実施の形態に係る包装体1Dの構成について説明する。図12は、包装体1Dの外装ラベル21を取外した状態の平面図である。
上記実施の形態においては、開閉蓋本体31の固定部31bは、一方端側で、取出口12を取り囲むように設けられていた。他方、本実施の形態においては、切込み線31cが開閉蓋本体31の一方端側の端部にまで達するように設けられている。この形状を有する包装体1Dであっても、上記実施の形態1の包装体1と同様の作用効果を得ることができる。
(実施の形態6:包装体1E)
図13を参照して、本実施の形態に係る包装体1Eの構成について説明する。図13は、包装体1Eの使用状態を示す斜視図である。本実施の形態の包装体1Eの基本的構成は、上記実施の形態1における包装体1と同様であることから、包装体1と共通の構成については、同一の参照符号を付し、重複する説明は繰り返さないこととする。
上記各実施の形態における包装体1から包装体1Dにおいては、開閉蓋本体31の開蓋方向は、外装ラベル21の開蓋方向とは180度反対の一方端側から他方端側に向けての方向である。他方、本実施の形態における包装体1Eは、外装ラベル21の開蓋方向A2と、開閉蓋本体31の開蓋方向B2とは、同一の方向となるように設けている。
この構成の場合には、開閉蓋本体31の包装体本体11から引き剥がすための接着力と、外装ラベル21を包装体本体11および開閉蓋本体31から引き剥がすための接着力との関係を調整することで、外装ラベル21を包装体本体11から引き剥がす際に、開閉蓋本体31が外装ラベル21と同時に引き剥がされることを防ぐことができる。
この包装体1Eの構成であっても、従来の外装袋の使用を不要とし、外装ラベル21に消費者に対する訴求力を高める宣伝用図柄等の印刷を可能とする。
(実施の形態7:包装体1F)
図14を参照して、本実施の形態に係る包装体1Fの構成について説明する。図14は、包装体1Fの使用状態を示す斜視図である。本実施の形態の包装体1Fの基本的構成は、上記実施の形態1における包装体1と同様であることから、包装体1と共通の構成については、同一の参照符号を付し、重複する説明は繰り返さないこととする。
上記各実施の形態における包装体1から包装体1Dにおいては、開閉蓋本体31の開蓋方向は、外装ラベル21の開蓋方向とは180度反対の一方端側から他方端側に向けての方向である。他方、本実施の形態における包装体1Fは、外装ラベル21の開蓋方向A3と、開閉蓋本体31の開蓋方向B1とは、90度異なる方向となるように設けている。なお、90度に限定されるものでなく、外装ラベル21の開蓋方向と開閉蓋本体31の開蓋方向とが異なる方向であればよい。
この構成の場合においても、上記実施の形態6の包装体1Eと同様に、開閉蓋本体31の包装体本体11から引き剥がすための接着力と、外装ラベル21を包装体本体11および開閉蓋本体31から引き剥がすための接着力との関係を調整することで、外装ラベル21を包装体本体11から引き剥がす際に、開閉蓋本体31が外装ラベル21と同時に引き剥がされることを防ぐことができる。
この包装体1Fの構成であっても、従来の外装袋の使用を不要とし、外装ラベル21に消費者に対する訴求力を高める宣伝用図柄等の印刷を可能とする。特に、この包装体1Fの場合には、物品100が横長(図示に示す左右方向)の場合には、物品100の使用形態を実際の使用形態に合わせて宣伝用図柄等を外装ラベル21に表示することが可能となり、消費者に対する訴求力をより高めることが可能となる。
(実施の形態8:包装体1G)
図15を参照して、本実施の形態に係る包装体1Gの構成について説明する。図15は、包装体1Gの使用状態を示す斜視図である。本実施の形態の包装体1Gの基本的構成は、上記実施の形態1における包装体1と同様であることから、包装体1と共通の構成については、同一の参照符号を付し、重複する説明は繰り返さないこととする。
上記各実施の形態における包装体1においては、開閉蓋本体31の開蓋方向は、外装ラベル21の開蓋方向とは180度反対の一方端側から他方端側に向けての方向である。他方、本実施の形態における包装体1Gは、外装ラベル21の開蓋方向A2と、開閉蓋本体31の開蓋方向B2とは、90度異なる方向となるように設けている。なお、90度に限定されるものでなく、外装ラベル21の開蓋方向と開閉蓋本体31の開蓋方向とが異なる方向であればよい。
より具体的には、外装ラベル21の開蓋方向A2は、包装体本体11の長手方向に沿う開蓋方向である。一方、開閉蓋本体31の開蓋方向B3は、包装体本体11の短手方向に沿う開蓋方向(図示において手前から奥側に向かう方向)である。
この構成の場合においても、上記実施の形態6の包装体1Eおよび上記実施の形態7の包装体1Fと同様に、開閉蓋本体31の包装体本体11から引き剥がすための接着力と、外装ラベル21を包装体本体11および開閉蓋本体31から引き剥がすための接着力との関係を調整することで、外装ラベル21を包装体本体11から引き剥がす際に、開閉蓋本体31が外装ラベル21と同時に引き剥がされることを防ぐことができる。
なお、外装ラベル21の開蓋時に開閉蓋本体31の開蓋をより好ましく防止する観点からは、図13に示した外装ラベル21の開蓋方向と開閉蓋本体31の開蓋方向とが同じ形態よりも、外装ラベル21の開蓋方向と開閉蓋本体31の開蓋方向とが異なる形態の方が好ましい。
上記各実施の形態で、外装ラベル21と開閉蓋本体31と予め貼り合わせた2層構造のシールを包装体本体11に貼着する方法、または、包装体本体11に開閉蓋本体31を貼付け、その後、外装ラベル21を貼着する方法のいずれであってもよい。
以上、各実施の形態において本開示の包装体の開封ラベルについて説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G 包装体、11 包装体本体、12 取出口、21 外装ラベル、21a 本体部、21b 非貼着部、21c,31e 摘まみ部、31 開閉蓋本体、31a 蓋部、31b 固定部、31c 切込み線、31d 切込み線端部、32a,32b,R1,R2 領域、60 封緘部、61,62 ラベル、100 物品。

Claims (8)

  1. 物品を包装する包装体であって、
    前記物品を内部に収容し、前記物品を取り出す取出口を有する包装体本体と、
    前記取出口を覆うように前記包装体本体に貼着され、他方端側が前記包装体本体に固定され、一方端側から前記他方端側に向かって引き剥がし可能であるとともに、前記取出口を開閉するため前記包装体本体に繰り返し貼着可能に設けられた開閉蓋本体と、
    前記開閉蓋本体を覆うように前記包装体本体に貼着され、前記開閉蓋本体を引き剥がすことなく、前記他方端側から前記一方端側に向けて、前記包装体本体から引き剥がし可能に設けられた外装ラベルと、
    を備える、包装体。
  2. 前記外装ラベルは、
    前記開閉蓋本体を覆う本体部と、
    前記本体部の前記他方端側に設けられる引き剥がし部と、
    を含む、請求項1に記載の包装体。
  3. 前記開閉蓋本体は、前記包装体本体に貼着され、前記他方端側の端部に前記開閉蓋本体に対して脆弱線により切離し可能に設けた延伸部をさらに有し、
    前記外装ラベルを前記一方端側に向けて前記包装体本体から引き剥がす際に、前記延伸部は前記開閉蓋本体から前記脆弱線に沿って切離されて、前記引き剥がし部とともに前記包装体本体から引き剥がされる、請求項2に記載の包装体。
  4. 前記開閉蓋本体は、
    前記取出口を覆い、前記一方端側から前記他方端側に向かって前記包装体本体から引き剥がし可能であるとともに、前記取出口を開閉するため前記包装体本体に繰り返し貼着可能に設けられた蓋部と、
    前記蓋部の前記他方端側が固定され、前記包装体本体に常時貼着される固定部と、
    を含む、請求項1に記載の包装体。
  5. 物品を包装する包装体であって、
    前記物品を内部に収容し、前記物品を取り出す取出口を有する包装体本体と、
    前記取出口を覆うように前記包装体本体に貼着され、前記取出口を開閉するため前記包装体本体に繰り返し貼着可能に設けられた開閉蓋本体と、
    前記開閉蓋本体を覆うように前記包装体本体に貼着され、前記開閉蓋本体を引き剥がすことなく、前記包装体本体から引き剥がし可能に設けられた外装ラベルと、
    を備える、包装体。
  6. 前記外装ラベルは、
    前記開閉蓋本体を覆う本体部と、
    前記本体部に設けられる引き剥がし部と、
    を含む、請求項5に記載の包装体。
  7. 前記開閉蓋本体は、前記包装体本体に貼着され、前記開閉蓋本体に対して脆弱線により切離し可能に設けた延伸部をさらに有し、
    前記外装ラベルを前記包装体本体から引き剥がす際に、前記延伸部は前記開閉蓋本体から前記脆弱線に沿って切離されて、前記引き剥がし部とともに前記包装体本体から引き剥がされる、請求項6に記載の包装体。
  8. 前記開閉蓋本体は、
    前記取出口を覆い、前記包装体本体から引き剥がし可能であるとともに、前記取出口を開閉するため前記包装体本体に繰り返し貼着可能に設けられた蓋部と、
    前記蓋部が固定され、前記包装体本体に常時貼着される固定部と、
    を含む、請求項5に記載の包装体。
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