JP2023023614A - 炭化珪素半導体装置 - Google Patents

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【課題】エピタキシャル層の形成回数を低減できる炭化珪素半導体装置を提供する。【解決手段】炭化珪素半導体装置は、第1主面と、第1主面と反対側の第2主面とを有する炭化珪素基板を備え、炭化珪素基板は、ドリフト領域と、ボディ領域とソース領域と、を有し、第1主面には、ソース領域及びボディ領域を貫通してドリフト領域に至る側面と、側面と連なる底面とにより規定されるゲートトレンチが設けられており、炭化珪素基板は、ゲートトレンチと第2主面との間に設けられ、第2導電型を有する第1電界緩和領域を更に有し、第1電界緩和領域は、ゲートトレンチの底面よりも第2主面側に位置する第1領域と、第1領域から第1主面側に突出する第2領域と、を有し、ドリフト領域の一部が第2領域とボディ領域との間にあり、第1主面を基準とした、第1電界緩和領域の第2導電型の不純物の実効濃度のピーク深さは1.0μm以下である。【選択図】図1

Description

本開示は、炭化珪素半導体装置に関する。
炭化珪素半導体装置の一つとして、ソース領域及びボディ領域を貫通するゲートトレンチを備えたMOS型電界効果トランジスタ(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor:MOSFET)が開示されている(例えば、特許文献1、2)。
特開2014-41990号公報 特開2017-139441号公報
従来の炭化珪素半導体装置を製造するためには、炭化珪素単結晶基板の上に複数回のエピタキシャル層の形成を行う必要がある。コストの低減のためには、エピタキシャル層の形成回数を低減することが望まれる。
本開示は、エピタキシャル層の形成回数を低減できる炭化珪素半導体装置を提供することを目的とする。
本開示の炭化珪素半導体装置は、第1主面と、前記第1主面と反対側の第2主面とを有する炭化珪素基板を備え、前記炭化珪素基板は、第1導電型を有するドリフト領域と、前記ドリフト領域上に設けられ、前記第1導電型と異なる第2導電型を有するボディ領域と、前記ドリフト領域から隔てられるように前記ボディ領域上に設けられ、かつ前記第1導電型を有するソース領域と、を有し、前記第1主面には、前記ソース領域及び前記ボディ領域を貫通して前記ドリフト領域に至る側面と、前記側面と連なる底面とにより規定されるゲートトレンチが設けられており、前記炭化珪素基板は、前記ゲートトレンチと前記第2主面との間に設けられ、前記第2導電型を有する第1電界緩和領域を更に有し、前記第1電界緩和領域は、前記底面よりも前記第2主面側に位置する第1領域と、前記第1領域から前記第1主面側に突出する第2領域と、を有し、前記ドリフト領域の一部が前記第2領域と前記ボディ領域との間にあり、前記第1主面を基準とした、前記第1電界緩和領域の前記第2導電型の不純物の実効濃度のピーク深さは1.0μm以下である。
本開示によれば、エピタキシャル層の形成回数を低減できる。
図1は、実施形態に係る炭化珪素半導体装置の構成を示す断面図(その1)である。 図2は、実施形態に係る炭化珪素半導体装置の構成を示す断面図(その2)である。 図3は、実施形態に係る炭化珪素半導体装置における層間絶縁膜及び第1主面の構成を示す図である。 図4は、実施形態に係る炭化珪素半導体装置の製造方法を示す断面図(その1)である。 図5は、実施形態に係る炭化珪素半導体装置の製造方法を示す断面図(その2)である。 図6は、実施形態に係る炭化珪素半導体装置の製造方法を示す断面図(その3)である。 図7は、実施形態に係る炭化珪素半導体装置の製造方法を示す断面図(その4)である。 図8は、実施形態に係る炭化珪素半導体装置の製造方法を示す断面図(その5)である。 図9は、実施形態に係る炭化珪素半導体装置の製造方法を示す断面図(その6)である。 図10は、実施形態に係る炭化珪素半導体装置の製造方法を示す断面図(その7)である。 図11は、実施形態に係る炭化珪素半導体装置の製造方法を示す断面図(その8)である。 図12は、実施形態に係る炭化珪素半導体装置の製造方法を示す断面図(その9)である。 図13は、実施形態に係る炭化珪素半導体装置の製造方法を示す断面図(その10)である。 図14は、実施形態に係る炭化珪素半導体装置の製造方法を示す断面図(その11)である。 図15は、実施形態に係る炭化珪素半導体装置の製造方法を示す断面図(その12)である。 図16は、実施形態に係る炭化珪素半導体装置の製造方法を示す断面図(その13)である。 図17は、実施形態に係る炭化珪素半導体装置の製造方法を示す断面図(その14)である。 図18は、実施形態に係る炭化珪素半導体装置の製造方法を示す断面図(その15)である。 図19は、実施形態に係る炭化珪素半導体装置の製造方法を示す断面図(その16)である。 図20は、実施形態に係る炭化珪素半導体装置の製造方法を示す断面図(その17)である。 図21は、実施形態の変形例に係る炭化珪素半導体装置の構成を示す断面図である。
実施するための形態について、以下に説明する。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。以下の説明では、同一又は対応する要素には同一の符号を付し、それらについて同じ説明は繰り返さない。本明細書中の結晶学的記載においては、個別方位を[]、集合方位を<>、個別面を()、集合面を{}でそれぞれ示している。また結晶学上の指数が負であることは、通常、"-"(バー)を数字の上に付すことによって表現されるが、本明細書中では数字の前に負の符号を付している。
〔1〕 本開示の一態様に係る炭化珪素半導体装置は、第1主面と、前記第1主面と反対側の第2主面とを有する炭化珪素基板を備え、前記炭化珪素基板は、第1導電型を有するドリフト領域と、前記ドリフト領域上に設けられ、前記第1導電型と異なる第2導電型を有するボディ領域と、前記ドリフト領域から隔てられるように前記ボディ領域上に設けられ、かつ前記第1導電型を有するソース領域と、を有し、前記第1主面には、前記ソース領域及び前記ボディ領域を貫通して前記ドリフト領域に至る側面と、前記側面と連なる底面とにより規定されるゲートトレンチが設けられており、前記炭化珪素基板は、前記ゲートトレンチと前記第2主面との間に設けられ、前記第2導電型を有する第1電界緩和領域を更に有し、前記第1電界緩和領域は、前記底面よりも前記第2主面側に位置する第1領域と、前記第1領域から前記第1主面側に突出する第2領域と、を有し、前記ドリフト領域の一部が前記第2領域と前記ボディ領域との間にあり、前記第1主面を基準とした、前記第1電界緩和領域の前記第2導電型の不純物の実効濃度のピーク深さは1.0μm以下である。
第1主面を基準とした、第1電界緩和領域の第2導電型の不純物の実効濃度のピーク深さは1.0μm以下である。このため、複数回のエピタキシャル層の形成を行わずとも、ソース領域、ボディ領域、ドリフト領域及び第1電界緩和領域を適切に形成できる。また、第1電界緩和領域が第2領域を含むため、オフ時に高いドレイン電圧が印加されたとしても、ボディ領域への電界の侵入を抑制し、ドレインリークを抑制できる。
〔2〕 〔1〕において、前記炭化珪素基板は、前記第1電界緩和領域と前記ボディ領域とを電気的に接続し、前記第2導電型を有する第1接続領域を有してもよい。この場合、第1電界緩和領域とボディ領域とを同電位に制御してドレインリークを抑制しやすい。
〔3〕 〔2〕において、前記第1接続領域は、前記ゲートトレンチの長手方向において周期的に配置されていてもよい。この場合、オン電流の電流経路を十分に確保しながら、ドレインリークを抑制できる。
〔4〕 〔1〕~〔3〕において、前記炭化珪素基板は、前記側面との間に前記ボディ領域を挟み、前記ボディ領域につながり、前記第2導電型を有する第2電界緩和領域を有し、前記第2電界緩和領域の下端面は、前記第1領域の上端面よりも前記第1主面側にあってもよい。この場合、第1電界緩和領域の第2領域と第2電界緩和領域との間でドリフト領域の一部が挟まれるため、ドレインリークを抑制しやすい。
〔5〕 〔4〕において、前記炭化珪素基板は、前記第1電界緩和領域と前記第2電界緩和領域とを電気的に接続し、前記第2導電型を有する第2接続領域を有してもよい。この場合、第1電界緩和領域と第2電界緩和領域とを同電位に制御してドレインリークを抑制しやすい。
〔6〕 〔5〕において、前記第2接続領域は、前記ゲートトレンチの長手方向において周期的に配置されていてもよい。この場合、オン電流の電流経路を十分に確保しながら、ドレインリークを抑制できる。
〔7〕 〔1〕~〔6〕において、前記炭化珪素基板は、前記側面との間に前記ソース領域を挟み、前記ソース領域につながり、前記第1導電型を有するコンタクト領域を有し、前記コンタクト領域は、前記ソース領域よりも厚くてもよい。この場合、コンタクト領域にソース電極をオーミック接合させやすい。
〔8〕 〔1〕~〔7〕において、前記ゲートトレンチの前記側面は、{0-33-8}面を含んでもよい。側面が{0-33-8}面を含むことで、ゲートトレンチの側面において良好な移動度が得られ、チャネル抵抗を低減することができる。
[本開示の実施形態]
本開示の実施形態は、いわゆる縦型のMOSFET(炭化珪素半導体装置)に関する。図1及び図2は、実施形態に係る炭化珪素半導体装置の構成を示す断面図である。図3は、実施形態に係る炭化珪素半導体装置における層間絶縁膜及び第1主面の構成を示す図である。図1は、図3中のI-I線に沿った断面図に相当する。図2は、図3中のII-II線に沿った断面図に相当する。
図1~図3に示されるように、本実施形態に係るMOSFET100は、炭化珪素基板10と、ゲート絶縁膜81と、ゲート電極82と、層間絶縁膜83と、ソース電極60と、ドレイン電極70と、バリアメタル膜84と、パッシベーション膜85とを主に有している。炭化珪素基板10は、炭化珪素単結晶基板50と、炭化珪素単結晶基板50上にある炭化珪素エピタキシャル層40とを含む。炭化珪素基板10は、第1主面1と、第1主面1と反対側の第2主面2とを有する。炭化珪素エピタキシャル層40は第1主面1を構成し、炭化珪素単結晶基板50は第2主面2を構成する。炭化珪素単結晶基板50及び炭化珪素エピタキシャル層40は、例えばポリタイプ4Hの六方晶炭化珪素から構成されている。炭化珪素単結晶基板50は、例えば窒素(N)等のn型不純物を含みn型の導電型(第1導電型)を有する。
第1主面1は、{0001}面又は{0001}面がオフ方向に8°以下のオフ角だけ傾斜した面である。好ましくは、第1主面1は、(000-1)面又は(000-1)面がオフ方向に8°以下のオフ角だけ傾斜した面である。オフ方向は、例えば<11-20>方向であってもよいし、<1-100>方向であってもよい。オフ角は、例えば1°以上であってもよいし、2°以上であってもよい。オフ角は、6°以下であってもよいし、4°以下であってもよい。
炭化珪素エピタキシャル層40は、ドリフト領域11と、ボディ領域12と、ソース領域13と、電流拡散領域14と、下部電界緩和領域16と、上部電界緩和領域17と、第1コンタクト領域19と、第2コンタクト領域18と、下部接続領域31と、上部接続領域32とを主に有する。
ドリフト領域11は、例えば窒素又はリン(P)等のn型不純物を含み、n型の導電型を有する。ドリフト領域11は、例えば第3領域11Cと、第4領域11Dと、第5領域11Eとを主に有している。
電流拡散領域14はドリフト領域11上に設けられている。電流拡散領域14は、例えばリン等のn型不純物を含み、n型の導電型を有する。電流拡散領域14は、第2主面2に対して垂直な方向において、ボディ領域12と第3領域11Cとの間にある。電流拡散領域14は、ボディ領域12及び第3領域11Cに接している。電流拡散領域14は、ボディ領域12よりも第2主面2側にある。電流拡散領域14は、第3領域11Cよりも第1主面1側にある。電流拡散領域14は、側面3にも接している。電流拡散領域14のn型不純物の実効濃度のピーク値は、短絡電流の抑制のために、好ましくは5×1017cm-3以下である。電流拡散領域14のn型不純物の実効濃度のピーク値は、オン抵抗の抑制のために、好ましくは2×1017cm-3以上である。電流拡散領域14はドリフト領域の一部を構成する。
ボディ領域12は電流拡散領域14上に設けられている。ボディ領域12は、例えばアルミニウム(Al)等のp型不純物を含み、p型の導電型(第2導電型)を有する。ボディ領域12は、第2主面2に対して垂直な方向において、ソース領域13と電流拡散領域14との間にある。ボディ領域12は、ソース領域13及び電流拡散領域14に接している。ボディ領域12は、ソース領域13よりも第2主面2側にある。ボディ領域12は、電流拡散領域14よりも第1主面1側にある。ボディ領域12は、側面3にも接している。ボディ領域12は、側面3につながる下端面94を備える。下端面94は、電流拡散領域14の上端面に接する。第1主面1を基準とした下端面94の深さD2は、例えば0.2μm以上0.5μm以下である。ボディ領域12のp型不純物の実効濃度は、例えば5×1017cm-3以上5×1018cm-3以下である。ボディ領域12のp型不純物の実効濃度のピーク値は、好ましくは2×1018cm-3以上である。短チャネル効果(パンチスルー)は、pn接合領域からチャネル領域内に空乏層が広がってチャネル領域全体が空乏層になることによって発生し得る。ボディ領域12のp型不純物の実効濃度を高くすることによって、チャネル領域に形成される空乏層の広がりを低減することができる。
ソース領域13は、第2主面2に対して垂直な方向において、ボディ領域12上にある。ソース領域13は、ボディ領域12に接している。ソース領域13は、ボディ領域12によって電流拡散領域14から隔てられるようにボディ領域12上に設けられている。ソース領域13は、ボディ領域12よりも第1主面1側にある。ソース領域13は、側面3にも接している。ソース領域13は、側面3につながる下端面97を備える。下端面97は、ボディ領域12の上端面に接する。ソース領域13は、第1厚さT1を備えている。第1厚さT1は、例えば0.1μm以上0.3μm以下である。ソース領域13はゲート絶縁膜81に覆われている。ソース領域13はゲート絶縁膜81に直接接している。ソース領域13は、例えば窒素又はリン等のn型不純物を含み、n型の導電型を有する。ソース領域13は、第1主面1を構成する。ソース領域13のn型不純物の実効濃度は、例えば5×1018cm-3以上5×1019cm-3以下である。ソース領域13の第1主面1におけるn型不純物の実効濃度は、シート抵抗の低減のために、好ましくは1×1019cm-3以上である。
第1コンタクト領域19は、例えば窒素又はリン等のn型不純物を含み、n型の導電型を有する。第1コンタクト領域19は、側面3との間にソース領域13を挟む。つまり、ソース領域13は、第1主面1と平行な方向において、側面3と第1コンタクト領域19との間にある。第1コンタクト領域19は、ソース領域13よりもゲートトレンチ5から離間する側にある。第1コンタクト領域19はソース領域13につながる。第1コンタクト領域19は、第1主面1を構成する。第1コンタクト領域19の下端面96は、ソース領域13の下端面97よりも第2主面2側にある。第1コンタクト領域19はソース領域13よりも厚い。第1コンタクト領域19は、第1厚さT1より大きい第2厚さT2を備えている。第2厚さT2は、第1厚さT1の1.1倍以上5.0倍以下であってもよい。第2厚さT2は、例えば0.2μm以上である。第2厚さT2は、0.2μm以上0.5μm以下であってもよい。第1コンタクト領域19のn型不純物の実効濃度は、ソース領域13のn型不純物の実効濃度とほぼ同じであってもよい。第1コンタクト領域19のn型不純物の実効濃度は、例えば5×1018cm-3以上5×1019cm-3以下である。第1コンタクト領域19は、第1導電型を有するコンタクト領域の一例である。
第2コンタクト領域18は、例えばアルミニウム等のp型不純物を含み、p型の導電型を有する。第2コンタクト領域18のp型不純物の実効濃度は、例えばボディ領域12のp型不純物の実効濃度よりも高い。第2コンタクト領域18は、第1コンタクト領域19を貫通し、ボディ領域12に接する。第2コンタクト領域18は、第1主面1を構成する。第2コンタクト領域18のp型不純物の実効濃度は、例えば1×1018cm-3以上1×1020cm-3以下である。
第1主面1には、側面3と底面4とにより規定されるゲートトレンチ5が設けられている。側面3は、ソース領域13、ボディ領域12、電流拡散領域14及びドリフト領域11を貫通して下部電界緩和領域16に至る。底面4は、側面3と連なる。底面4は、下部電界緩和領域16に位置する。底面4は、例えば第2主面2と平行な平面である。底面4を含む平面に対する側面3の角度θ1は、例えば45°以上65°以下である。角度θ1は、例えば50°以上であってもよい。角度θ1は、例えば60°以下であってもよい。側面3は、好ましくは、{0-33-8}面を有する。{0-33-8}面は、優れた移動度が得られる結晶面である。ゲートトレンチ5は、例えば第1主面1と平行な第1方向に沿ってストライプ状に伸長している。第1主面1に垂直な方向から平面視したときに、複数のゲートトレンチ5が、第1方向に垂直な第2方向に一定の間隔で設けられている。複数のゲートトレンチ5が、例えばアレイ状に設けられていてもよい。
下部電界緩和領域16は、例えばアルミニウム等のp型不純物を含み、p型の導電型を有する。下部電界緩和領域16は、電流拡散領域14と第2主面2との間にある。第1主面1に垂直な方向から平面視したときに、下部電界緩和領域16はゲートトレンチ5と重なる部分を含む。例えば、下部電界緩和領域16は、ゲートトレンチ5の底面4と第2主面2との間にあり、下部電界緩和領域16の上端面は、例えばゲートトレンチ5の底面4を含む。下部電界緩和領域16の上端面の一部は、電流拡散領域14の下端面の一部に対向している。下部電界緩和領域16は、第1主面1に垂直な方向から平面視したときに、電流拡散領域14とボディ領域12と側面3とが互いに接する第1位置91よりもゲートトレンチ5から離間する側に側端面92を有する。下部電界緩和領域16は、ソース電極60に電気的に接続されていてもよい。下部電界緩和領域16のp型不純物の実効濃度は、例えば5×1017cm-3以上5×1018cm-3以下である。第1主面1を基準とした、下部電界緩和領域16のp型不純物の実効濃度のピーク深さD1は、例えば1.0μm以下である。ピーク深さD1は、0.8μm以上1.0μm以下であってもよい。第1主面1に垂直な方向における下部電界緩和領域16の厚さは、0.4μm以上0.6μm以下であってもよい。下部電界緩和領域16は第1電界緩和領域の一例である。
また、下部電界緩和領域16は、第1領域16Aと、第2領域16Bとを有する。第1領域16Aは、ゲートトレンチ5の底面4よりも第2主面2側に位置する。第2領域16Bは、第1領域16Aから第1主面1側に突出する。第2領域16Bは、第1主面1に垂直な方向から平面視したときに、第1位置91と側端面92との間にある。電流拡散領域14の下端面は、第2領域16Bにならって第1主面1側に凹状に窪んだ部分を含む。
上部電界緩和領域17は、例えばアルミニウム等のp型不純物を含み、p型の導電型を有する。上部電界緩和領域17は、側面3との間にボディ領域12を挟む。つまり、ボディ領域12は、第1主面1と平行な方向において、側面3と上部電界緩和領域17との間にある。上部電界緩和領域17は、ボディ領域12よりもゲートトレンチ5から離間する側にある。上部電界緩和領域17はボディ領域12につながる。上部電界緩和領域17は、第1コンタクト領域19及び第2コンタクト領域18よりも第2主面2側にある。上部電界緩和領域17は、第1主面1に垂直な方向から平面視したときに、第1コンタクト領域19及び第2コンタクト領域18と重なってもよい。
上部電界緩和領域17の下端面93は、ボディ領域12の下端面94よりも第2主面2側にある。つまり、第1主面1を基準とした下端面93の深さD3は、下端面94の深さD2よりも大きい。上部電界緩和領域17の下端面93は、下部電界緩和領域16の第1領域16Aの上端面95よりも第1主面1側にある。つまり、上部電界緩和領域17の下端面93は、ゲートトレンチ5の底面4よりも第1主面1側にある。上部電界緩和領域17が電流拡散領域14を貫通していてもよい。上部電界緩和領域17のp型不純物の実効濃度は、好ましくは1×1018cm-3以上2×1019cm-3以下である。これは、良好な耐圧及び短絡耐量を得るためである。また、上部電界緩和領域17のp型不純物の実効濃度が1×1018cm-3以上2×1019cm-3以下であると、電流拡散領域14を確保しやすい。上部電界緩和領域17は第2電界緩和領域の一例である。
ドリフト領域11の第3領域11Cは、電流拡散領域14と下部電界緩和領域16との間にある。第3領域11Cは、電流拡散領域14及び下部電界緩和領域16に接している。第3領域11Cは、電流拡散領域14よりも第2主面2側にある。第3領域11Cは、下部電界緩和領域16よりも第1主面1側にある。第3領域11Cのn型不純物の実効濃度は、例えば5×1015cm-3以上5×1016cm-3以下である。
第4領域11Dは、第3領域11Cよりも第2主面2側にある。第4領域11Dは、第3領域11Cと連なっている。第4領域11Dは、第2主面2と平行な方向において下部電界緩和領域16と接している。第4領域11Dと下部電界緩和領域16とは、第2主面2と平行な同一平面に位置していてもよい。第4領域11Dのn型不純物の実効濃度は、第3領域11Cのn型不純物の実効濃度よりも高くてもよい。第4領域11Dのn型不純物の実効濃度は、例えば5×1016cm-3以上5×1017cm-3以下である。
第5領域11Eは、第4領域11Dよりも第2主面2側にある。第5領域11Eは、第4領域11Dと連なっている。第5領域11Eは、下部電界緩和領域16と接している。第5領域11Eは、下部電界緩和領域16よりも第2主面2側にある。第5領域11Eは、第4領域11Dと炭化珪素単結晶基板50との間にあってもよい。第5領域11Eは、炭化珪素単結晶基板50に連なっていてもよい。第5領域11Eのn型不純物の実効濃度は、第4領域11Dのn型不純物の実効濃度よりも低くてもよい。第5領域11Eのn型不純物の実効濃度は、例えば5×1015cm-3以上5×1016cm-3以下である。
ゲート絶縁膜81は、例えば酸化膜である。ゲート絶縁膜81は、例えば二酸化珪素を含む材料により構成されている。ゲート絶縁膜81は、側面3及び底面4に接する。ゲート絶縁膜81は、底面4において下部電界緩和領域16と接する。ゲート絶縁膜81は、側面3においてソース領域13、ボディ領域12、電流拡散領域14及び第3領域11Cの各々と接している。ゲート絶縁膜81は、第1主面1においてソース領域13と接していてもよい。
ゲート電極82は、ゲート絶縁膜81上に設けられている。ゲート電極82は、例えば導電性不純物を含むポリシリコン(ポリSi)から構成されている。ゲート電極82は、ゲートトレンチ5の内部に配置されている。ゲート電極82の一部は、第1主面1上に配置されていてもよい。
層間絶縁膜83は、ゲート電極82及びゲート絶縁膜81に接して設けられている。層間絶縁膜83は、例えば二酸化珪素を含む材料から構成されている。層間絶縁膜83は、ゲート電極82とソース電極60とを電気的に絶縁している。層間絶縁膜83の一部は、ゲートトレンチ5の内部に設けられていてもよい。
層間絶縁膜83及びゲート絶縁膜81には、第2方向に一定の間隔でコンタクトホール86が形成されている。コンタクトホール86は、第1主面1に垂直な方向から平面視したときに、第2方向で隣り合うコンタクトホール86の間にゲートトレンチ5が位置するように設けられている。コンタクトホール86は、第1方向に延びる。コンタクトホール86を通じて、ソース領域13、第1コンタクト領域19及び第2コンタクト領域18が層間絶縁膜83及びゲート絶縁膜81から露出している。第2コンタクト領域18は、第1方向(ゲートトレンチ5の長手方向)において、全体にわたって配置されている必要はなく、例えば、図3に示されるように、周期的に配置されていてよい。
下部接続領域31は、例えばアルミニウム等のp型不純物を含み、p型の導電型を有する。下部接続領域31は、第2方向で隣り合う下部電界緩和領域16の間にあり、これら第2方向で隣り合う下部電界緩和領域16の両方に接している。下部接続領域31と下部電界緩和領域16とは、第2主面2と平行な同一平面に位置していてもよい。下部接続領域31は、第1方向において周期的に配置されている。下部接続領域31は、例えば、第1方向において第2コンタクト領域18と同じ周期で配置されている。下部接続領域31のp型不純物の実効濃度は、下部電界緩和領域16のp型不純物の実効濃度とほぼ同じであってもよい。下部接続領域31のp型不純物の実効濃度は、例えば1×1017cm-3以上5×1018cm-3以下である。
上部接続領域32は、例えばアルミニウム等のp型不純物を含み、p型の導電型を有する。上部接続領域32は、第2主面2に対して垂直な方向において、下部接続領域31と上部電界緩和領域17との間にあり、下部接続領域31及び上部電界緩和領域17に接している。上部接続領域32は、上部電界緩和領域17の第2主面2側にある。上部接続領域32は、下部接続領域31の第1主面1側にある。上部接続領域32は、下部接続領域31と同様に、第1方向において周期的に配置されている。上部接続領域32は、第1方向において上部接続領域32と同じ周期で配置されている。上部接続領域32のp型不純物の実効濃度は、例えば1×1017cm-3以上5×1018cm-3以下である。
第2コンタクト領域18がボディ領域12に接し、ボディ領域12が上部電界緩和領域17に接し、上部電界緩和領域17が上部接続領域32に接し、上部接続領域32が下部接続領域31に接し、上部接続領域32が下部電界緩和領域16に接する。このように、下部電界緩和領域16は電気的に第2コンタクト領域18に接続されている。上部電界緩和領域17、下部接続領域31及び上部接続領域32は、下部電界緩和領域16とボディ領域12とを電気的に接続する第1接続領域33として機能する。また、下部接続領域31及び上部接続領域32は、下部電界緩和領域16と上部電界緩和領域17とを電気的に接続する第2接続領域34として機能する。
バリアメタル膜84は、層間絶縁膜83の上面及び側面と、ゲート絶縁膜81の側面とを覆う。バリアメタル膜84は、層間絶縁膜83及びゲート絶縁膜81の各々と接している。バリアメタル膜84は、例えば窒化チタン(TiN)を含む材料から構成されている。
ソース電極60は、第1主面1に接する。ソース電極60は、コンタクト電極61と、ソース配線62とを有する。コンタクト電極61は、第1主面1において、ソース領域13、第2コンタクト領域18及び第1コンタクト領域19に接していてもよい。コンタクト電極61は、例えばニッケルシリサイド(NiSi)を含む材料から構成されている。コンタクト電極61が、チタンと、アルミニウムと、シリコンとを含む材料から構成されていてもよい。コンタクト電極61は、第1コンタクト領域19とオーミック接合している。コンタクト電極61は、第2コンタクト領域18とオーミック接合していてもよい。ソース配線62は、バリアメタル膜84の上面及び側面と、コンタクト電極61の上面とを覆う。ソース配線62は、バリアメタル膜84及びコンタクト電極61の各々と接している。ソース配線62は、例えばアルミニウムを含む材料から構成されている。
パッシベーション膜85は、ソース配線62の上面を覆う。パッシベーション膜85は、ソース配線62と接している。パッシベーション膜85は、例えばポリイミドを含む材料から構成されている。
ドレイン電極70は、第2主面2に接する。ドレイン電極70は、第2主面2において炭化珪素単結晶基板50と接している。ドレイン電極70は、ドリフト領域11と電気的に接続されている。ドレイン電極70は、例えばニッケルシリサイドを含む材料から構成されている。ドレイン電極70がチタンと、アルミニウムと、シリコンとを含む材料から構成されていてもよい。ドレイン電極70は、炭化珪素単結晶基板50とオーミック接合している。
第2主面2に対して垂直な方向において、下部電界緩和領域16の上端面が底面4から離間していてもよい。この場合、例えば、底面4がドリフト領域11に位置してもよく、側面3が、ソース領域13、ボディ領域12及び電流拡散領域14を貫通してドリフト領域11に至ってもよい。例えば、下部電界緩和領域16の上端面と底面4との間に、第3領域11Cがあってもよい。
炭化珪素単結晶基板50と第5領域11Eとの間に、例えば窒素等のn型不純物を含み、n型の導電型を有するバッファ層が設けられていてもよい。バッファ層のn型不純物の実効濃度は、第5領域11Eのn型不純物の実効濃度よりも高くてもよい。
本開示において、p型不純物の実効濃度とは、p型不純物の濃度とn型不純物の濃度との差分であり、n型不純物の実効濃度とは、n型不純物の濃度とp型不純物の濃度との差分である。実効濃度は、例えば以下の手順1~手順4で測定することができる。
(手順1) 半導体装置の表面を観察することにより素子領域を特定する。
(手順2) 図2に示す半導領域の断面が現れるように半導体装置を加工する。例えば、集束イオンビーム(Focused Ion Beam:FIB)装置を用いて半導体装置の断面加工を行う。
(手順3) 走査電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope:SEM)を用いて、不純物が注入された領域の導電型がp型かn型かの判定を行う。例えば加速電圧が3kV、倍率が10000倍の条件でSEM観察を行った場合、明るい領域がp型領域であり、暗い領域がn型領域である。
(手順4) 上記の断面におけるp型領域及びn型領域について走査型拡がり抵抗顕微鏡(Scanning Spreading Resistance Microscopy:SSRM)を用いて不純物濃度を測定する。p型領域の濃度がp型不純物の実効濃度であり、n型領域の濃度がn型不純物の実効濃度である。
次に、実施形態に係るMOSFET100の製造方法について説明する。図4~図20は、実施形態に係るMOSFET100の製造方法を示す断面図である。図4~図6、図8~図10及び図12~図20は、図1と同様に、図3中のI-I線に沿った断面図に相当する。図7、図11及び図14は、図2と同様に、図3中のII-II線に沿った断面図に相当する。
まず、図4に示されるように、炭化珪素単結晶基板50が準備される。例えば昇華法によって製造された炭化珪素インゴット(図示せず)がスライスされることにより、炭化珪素単結晶基板50が準備される。炭化珪素単結晶基板50上にバッファ層(図示せず)が形成されてもよい。バッファ層は、例えば原料ガスとしてシラン(SiH)とプロパン(C)との混合ガスを用い、キャリアガスとして例えば水素(H)を用いた化学気相成長(Chemical Vapor Deposition:CVD)法により形成することができる。バッファ層のエピタキシャル成長の際に、例えば窒素等のn型不純物がバッファ層に導入されてもよい。
次に、同じく図4に示されるように、エピタキシャル層21が形成される。例えば原料ガスとしてシランとプロパンとの混合ガスを用い、キャリアガスとして例えば水素を用いたCVD法により、炭化珪素単結晶基板50上にエピタキシャル層21が形成される。エピタキシャル成長の際、例えば窒素等のn型不純物がエピタキシャル層21に導入される。エピタキシャル層21は、n型の導電型を有する。エピタキシャル層21のn型不純物の実効濃度は、バッファ層のn型不純物の実効濃度よりも低くてもよい。
次に、図5に示されるように、下部電界緩和領域16及び下部接続領域31の各々が形成される領域上に開口部151を有するマスク層150が形成される。マスク層150は、例えば二酸化珪素を含む材料により構成される。マスク層150の形成では、二酸化珪素膜の形成後、フォトレジストのマスクを用いた二酸化珪素膜のエッチングが行われる。このエッチングは、開口部151の下端において上端よりも開口面積が小さくなる条件で行われる。
次に、図6及び図7に示されるように、例えばアルミニウムイオン等のp型を付与可能なp型不純物イオンがエピタキシャル層21に注入される。これにより、下部電界緩和領域16及び下部接続領域31が形成される。下部電界緩和領域16及び下部接続領域31の各々は、エピタキシャル層21の表面に露出しないように、エピタキシャル層21の内部に形成される。下部電界緩和領域16及び下部接続領域31は、同時に形成されてもよいし、別々に形成されてもよい。下部電界緩和領域16及び下部接続領域31の形成の際のp型不純物イオンの注入エネルギは、700keV以上1200keV以下とされてもよい。第1主面1を基準とした、下部電界緩和領域16及び下部接続領域31のp型不純物の実効濃度のピーク深さは、例えば0.8μm以上1.0μm以下とされてもよい。
下部電界緩和領域16及び下部接続領域31の形成に用いられるマスク層150の開口部151の開口面積は、下端において上端よりも小さくなっている。このため、下部電界緩和領域16は、開口部151の側壁面の第2主面2側において開口部151の中央よりも浅く形成されやすく、第1領域16A及び第2領域16Bを備えるように形成される。
次に、図8に示されるように、ボディ領域12が形成される。例えばアルミニウムイオン等のp型を付与可能なp型不純物イオンがエピタキシャル層21の表面全体に対して注入される。これにより、ボディ領域12が形成される。ボディ領域12の形成の際のp型不純物イオンの注入エネルギは、200keV以上400keV以下とされてもよい。ボディ領域12の厚さは、例えば0.2μm以上0.5μm以下である。
次に、図9に示されるように、電流拡散領域14が形成される。例えばリンイオン等のn型を付与可能なn型不純物イオンがエピタキシャル層21の表面全体に対して注入される。これにより、電流拡散領域14が形成される。電流拡散領域14の形成の際のn型不純物イオンの注入エネルギは、300keV以上800keV以下とされてもよい。
次に、図10に示されるように、ソース領域13が形成される。例えば、リンイオン等のn型を付与可能なn型不純物イオンがエピタキシャル層21の表面全体に対して注入される。これにより、ソース領域13が形成される。ソース領域13の形成の際のn型不純物イオンの注入エネルギは、50keV以上150keV以下とされてもよい。ソース領域13の厚さは、例えば0.1μm以上0.3μm以下である。
次に、図11に示されるように、上部接続領域32が形成される。例えば、上部接続領域32が形成される領域上に開口部を有するマスク層(図示せず)が形成される。次に、例えばアルミニウムイオン等のp型を付与可能なp型不純物イオンがドリフト領域11に注入される。これにより、上部接続領域32が形成される。上部接続領域32の形成の際のp型不純物イオンの注入エネルギは、400keV以上900keV以下とされてもよい。
次に、図12に示されるように、上部電界緩和領域17が形成される。例えば、上部電界緩和領域17が形成される領域上に開口部を有するマスク層(図示せず)が形成される。次に、例えばアルミニウムイオン等のp型を付与可能なp型不純物イオンがエピタキシャル層21に注入される。これにより、上部電界緩和領域17が形成される。上部電界緩和領域17の形成の際のp型不純物イオンの注入エネルギは、300keV以上800keV以下とされてもよい。
次に、図13に示されるように、第1コンタクト領域19が形成される。例えば、第1コンタクト領域19が形成される領域上に開口部を有するマスク層(図示せず)が形成される。次に、例えばリンイオン等のn型を付与可能なn型不純物イオンがエピタキシャル層21に注入される。これにより、第1コンタクト領域19が形成される。第1コンタクト領域19の形成の際のn型不純物イオンの注入エネルギは、100keV以上300keV以下とされてもよい。上部電界緩和領域17の形成に用いたマスク層を、そのまま第1コンタクト領域19の形成に用いてもよい。
次に、図14に示されるように、第2コンタクト領域18が形成される。例えば、第2コンタクト領域18が形成される領域上に開口部を有するマスク層(図示せず)が形成される。次に、例えばアルミニウムイオン等のp型を付与可能なp型不純物イオンが第1コンタクト領域19及びボディ領域12に注入される。これにより、ボディ領域12と接する第2コンタクト領域18が形成される。第2コンタクト領域18の形成の際のp型不純物イオンの注入エネルギは、50keV以上300keV以下とされてもよい。エピタキシャル層21のうち、エピタキシャル層21の形成後に不純物イオンの注入が行われていない部分からドリフト領域11が構成される。
次に、炭化珪素基板10に注入された不純物イオンを活性化するために活性化アニールが実施される。活性化アニールの温度は、好ましくは1500℃以上1900℃以下であり、例えば1700℃程度である。活性化アニールの時間は、例えば30分程度である。活性化アニールの雰囲気は、好ましくは不活性ガス雰囲気であり、例えばアルゴン(Ar)雰囲気である。
次に、図15に示されるように、ゲートトレンチ5が形成される。例えば、第1主面1上に、ゲートトレンチ5が形成される位置上に開口を有するマスク層(図示せず)が形成される。マスク層を用いて、ソース領域13の一部と、ボディ領域12の一部と、電流拡散領域14の一部と、ドリフト領域11の一部とがエッチングにより除去される。エッチングの方法としては、例えば反応性イオンエッチング、特に誘導結合プラズマ反応性イオンエッチングを用いることができる。具体的には、例えば反応ガスとして六フッ化硫黄(SF)又はSFと酸素(O)との混合ガスを用いた誘導結合プラズマ反応性イオンエッチングを用いることができる。エッチングにより、ゲートトレンチ5が形成されるべき領域に、第1主面1に対してほぼ垂直な側部と、側部と連続的に設けられ、かつ第1主面1とほぼ平行な底部とを有する凹部(図示せず)が形成される。
次に、凹部において熱エッチングが行われる。熱エッチングは、第1主面1上にマスク層が形成された状態で、例えば、少なくとも1種類以上のハロゲン原子を有する反応性ガスを含む雰囲気中での加熱によって行い得る。少なくとも1種類以上のハロゲン原子は、塩素(Cl)原子及びフッ素(F)原子の少なくともいずれかを含む。当該雰囲気は、例えば、塩素(Cl)、三塩化ホウ素(BCl)、SF又は四フッ化炭素(CF)を含む。例えば、塩素ガスと酸素ガスとの混合ガスを反応ガスとして用い、熱処理温度を、例えば800℃以上900℃以下として、熱エッチングが行われる。なお、反応ガスは、上述した塩素ガスと酸素ガスとに加えて、キャリアガスを含んでいてもよい。キャリアガスとしては、例えば窒素ガス、アルゴンガス又はヘリウムガス等を用いることができる。
上記熱エッチングにより、炭化珪素基板10の第1主面1にゲートトレンチ5が形成される。ゲートトレンチ5は、側面3と、底面4とにより規定される。側面3は、ソース領域13と、ボディ領域12と、電流拡散領域14と、ドリフト領域11とにより構成される。底面4は、下部電界緩和領域16により構成される。側面3と、底面4を含む平面との間の角度θ1は、例えば45°以上65°以下である。次に、マスク層が第1主面1から除去される。
次に、図16に示されるように、ゲート絶縁膜81が形成される。例えば炭化珪素基板10を熱酸化することにより、ソース領域13と、ボディ領域12と、電流拡散領域14と、ドリフト領域11と、下部電界緩和領域16と、第1コンタクト領域19と、第2コンタクト領域18とに接するゲート絶縁膜81が形成される。具体的には、炭化珪素基板10が、酸素を含む雰囲気中において、例えば1300℃以上1400℃以下の温度で加熱される。これにより、第1主面1と、側面3及び底面4に接するゲート絶縁膜81が形成される。なお、ゲート絶縁膜81が熱酸化により形成された場合、厳密には、炭化珪素基板10の一部がゲート絶縁膜81に取り込まれる。このため、以降の処理では、熱酸化後のゲート絶縁膜81と炭化珪素基板10との間の界面に第1主面1、側面3及び底面4が若干移動したものとする。
次に、一酸化窒素(NO)ガス雰囲気中において炭化珪素基板10に対して熱処理(NOアニール)が行われてもよい。NOアニールにおいて、炭化珪素基板10が、例えば1100℃以上1400℃以下の条件下で1時間程度保持される。これにより、ゲート絶縁膜81とボディ領域12との界面領域に窒素原子が導入される。その結果、界面領域における界面準位の形成が抑制されることで、チャネル移動度を向上させることができる。
NOアニール後、雰囲気ガスとしてアルゴン(Ar)を用いるArアニールが行われてもよい。Arアニールの加熱温度は、例えば上記NOアニールの加熱温度以上である。Arアニールの時間は、例えば1時間程度である。これにより、ゲート絶縁膜81とボディ領域12との界面領域における界面準位の形成がさらに抑制される。なお、雰囲気ガスとして、Arガスに代えて窒素ガス等の他の不活性ガスが用いられてもよい。
次に、図17に示されるように、ゲート電極82が形成される。ゲート電極82は、ゲート絶縁膜81上に形成される。ゲート電極82は、例えば減圧CVD(Low Pressure - Chemical Vapor Deposition:LP-CVD)法により形成される。ゲート電極82は、ソース領域13と、ボディ領域12と、電流拡散領域14と、ドリフト領域11との各々に対面するように形成される。
次に、図18に示されるように、層間絶縁膜83が形成される。具体的には、ゲート電極82を覆い、かつゲート絶縁膜81と接するように層間絶縁膜83が形成される。層間絶縁膜83は、例えば、CVD法により形成される。層間絶縁膜83は、例えば二酸化珪素を含む材料から構成される。層間絶縁膜83の一部は、ゲートトレンチ5の内部に形成されてもよい。
次に、図19に示されるように、層間絶縁膜83及びゲート絶縁膜81にコンタクトホール86が形成される。コンタクトホール86に第1コンタクト領域19及び第2コンタクト領域18が層間絶縁膜83及びゲート絶縁膜81から露出する。ソース領域13は、好ましくは、ゲート絶縁膜81及び層間絶縁膜83に覆われたままとする。
次に、図20に示されるように、バリアメタル膜84、コンタクト電極61及びドレイン電極70が形成される。例えば、層間絶縁膜83の上面及び側面と、ゲート絶縁膜81の側面とを覆うバリアメタル膜84が形成される。第1主面1に垂直な方向から平面視したときに、ソース領域13はバリアメタル膜84の側端面の内側にあることが好ましい。バリアメタル膜84は、例えば窒化チタンを含む材料から構成される。バリアメタル膜84は、例えばスパッタリング法による成膜及び反応性イオンエッチング(Reactive Ion Etching:RIE)より形成される。次に、第1主面1において第1コンタクト領域19及び第2コンタクト領域18に接するコンタクト電極61用の金属膜(図示せず)が形成される。コンタクト電極61用の金属膜は、例えばスパッタリング法により形成される。コンタクト電極61用の金属膜は、例えばニッケルを含む材料から構成される。次に、第2主面2において炭化珪素単結晶基板50に接するドレイン電極70用の金属膜(図示せず)が形成される。ドレイン電極70用の金属膜は、例えばスパッタリング法により形成される。ドレイン電極70用の金属膜は、例えばニッケルを含む材料から構成される。
次に、合金化アニールが実施される。コンタクト電極61用の金属膜及びドレイン電極70用の金属膜が、例えば900℃以上1100℃以下の温度で5分程度保持される。これにより、コンタクト電極61用の金属膜の少なくとも一部及びドレイン電極70用の金属膜の少なくとも一部が、炭化珪素基板10が含む珪素と反応してシリサイド化する。これにより、第1コンタクト領域19とオーミック接合するコンタクト電極61と、炭化珪素単結晶基板50とオーミック接合するドレイン電極70とが形成される。第1主面1に垂直な方向から平面視したときに、ソース領域13がバリアメタル膜84の側端面の内側にあれば、コンタクト電極61は、コンタクト電極61の側端面がソース領域13と第1コンタクト領域19との境界面よりもゲートトレンチ5から離間するように形成される。シリサイド化に第1コンタクト領域19の一部が消費されるが、ソース領域13はゲート絶縁膜81及び層間絶縁膜83に覆われているため、ソース領域13は消費されない。コンタクト電極61は、第2コンタクト領域18とオーミック接合してもよい。コンタクト電極61が、チタンと、アルミニウムと、シリコンとを含む材料から構成されてもよい。ドレイン電極70が、チタンと、アルミニウムと、シリコンとを含む材料から構成されてもよい。
次に、ソース配線62が形成される。具体的には、コンタクト電極61及びバリアメタル膜84を覆うソース配線62が形成される。ソース配線62は、例えばスパッタリング法による成膜及びRIEより形成される。ソース配線62は、例えばアルミニウムを含む材料から構成される。このようにして、コンタクト電極61とソース配線62とを有するソース電極60が形成される。
次に、パッシベーション膜85が形成される。具体的には、ソース配線62を覆うパッシベーション膜85が形成される。パッシベーション膜85は、例えばポリイミドを含む材料から構成される。パッシベーション膜85は、例えば塗布法により形成される。
このようにして、実施形態に係るMOSFET100が完成する。
次に、本実施形態に係るMOSFETの作用効果について説明する。
本実施形態に係るMOSFET100では、第1主面1を基準とした、下部電界緩和領域16のp型不純物の実効濃度のピーク深さが1.0μm以下である。このため、複数回のエピタキシャル層の形成を行わずとも、ソース領域13、ボディ領域12、電流拡散領域14、ドリフト領域11及び下部電界緩和領域16をイオン注入により適切に形成できる。また、下部電界緩和領域16が第2領域16Bを含むため、オフ時に高いドレイン電圧が印加されたとしても、ボディ領域12への電界の侵入を抑制し、ドレインリークを抑制できる。
ピーク深さD1が小さい場合には、上記の製造方法のように、下部電界緩和領域16の形成後にエピタキシャル層の再成長が必要とされない。このため、エピタキシャル層の再成長に伴うコストを低減することができる。また、下部電界緩和領域16の形成の際にも、高エネルギのイオン注入は必要とされない。このため、高エネルギのイオン注入に伴うコストの上昇を回避することができる。
また、ソース領域13の第1厚さT1が小さいほど、短絡時のドレイン電流が低減され、短絡耐量を向上することができる。その一方で、第1コンタクト領域19の第2厚さT2が第1厚さT1よりも大きいため、コンタクト電極61の形成時に第1コンタクト領域19の一部が消費されたとしても、コンタクト電極61を含むソース電極60を第1コンタクト領域19にオーミック接合させやすい。
下部電界緩和領域16とボディ領域12とが、下部接続領域31、上部接続領域32及び上部電界緩和領域17を介して互いに電気的に接続されている。このため、下部電界緩和領域16とボディ領域12とを同電位に制御してドレインリークを抑制しやすい。また、下部接続領域31及び上部接続領域32が第1方向で周期的に配置されている。このため、オン電流の電流経路を十分に確保しながら、ドレインリークを抑制しやすい。
上部電界緩和領域17の下端面93が下部電界緩和領域16の第1領域16Aの上端面95よりも第1主面1側にある。このため、下部電界緩和領域16の第2領域16Bと上部電界緩和領域17との間で電流拡散領域14及びドリフト領域11の第3領域11Cが挟まれ、ドレインリークを抑制しやすい。
下部電界緩和領域16と上部電界緩和領域17とが、下部接続領域31及び上部接続領域32を介して互いに電気的に接続されている。このため、下部電界緩和領域16と上部電界緩和領域17とを同電位に制御してドレインリークを抑制しやすい。
また、電流拡散領域14のn型不純物の実効濃度を高くすることで、第2領域16Bが設けられていても、オン抵抗の上昇を抑制できる。
[変形例]
次に、実施形態の変形例について説明する。変形例は、主にゲートトレンチの形状の点で実施形態と相違する。図21は、実施形態の変形例に係るMOSFET(炭化珪素半導体装置)の構成を示す断面図である。図21は、図3中のI-I線に沿った断面と同様の断面を示す。
図21に示されるように、変形例に係るMOSFET200では、ゲートトレンチ5が垂直トレンチである。つまり、底面4を含む平面に対する側面3の角度θ1は、90°であってもよい。他の構成は実施形態と同様である。
このような変形例によっても実施形態と同様の効果を得ることができる。
上記実施形態及び参考例では、n型を第1導電型とし、かつp型を第2導電型して説明したが、p型を第1導電型とし、かつn型を第2導電型としてもよい。上記実施形態及び参考例では、炭化珪素半導体装置としてMOSFETを例に挙げて説明したが、炭化珪素半導体装置は、例えば絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(Insulated Gate Bipolar Transistor:IGBT)等であってもよい。上記各不純物領域におけるp型不純物の実効濃度及びn型不純物の実効濃度は、例えば走査型静電容量顕微鏡(Scanning Capacitance Microscope:SCM)法又は二次イオン質量分析(Secondary Ion Mass Spectrometry:SIMS)法等により測定可能である。p型領域とn型領域との境界面(つまりpn接合界面)の位置は、例えばSCM法又はSIMS法等により特定できる。電流拡散領域中の多数キャリアの実効濃度の分布は、実効濃度を測定せずとも、例えば電流拡散領域とボディ領域とのpn接合により生成される空乏層の厚さの分布に基づいて特定できる。空乏層の厚さは、例えばSCM法又はSIMS法等により特定できる。
なお、ゲートトレンチは、ハニカム状に伸長していてもよいし、アイランド状に点在していてもよい。
以上、実施形態について詳述したが、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。
1 第1主面
2 第2主面
3 側面
4 底面
5 ゲートトレンチ
10 炭化珪素基板
11 ドリフト領域
11C 第3領域
11D 第4領域
11E 第5領域
12 ボディ領域
13 ソース領域
14 電流拡散領域
16 下部電界緩和領域
16A 第1領域
16B 第2領域
17 上部電界緩和領域
18 第2コンタクト領域
19 第1コンタクト領域
21 エピタキシャル層
31 下部接続領域
32 上部接続領域
33 第1接続領域
34 第2接続領域
40 炭化珪素エピタキシャル層
50 炭化珪素単結晶基板
60 ソース電極
61 コンタクト電極
62 ソース配線
70 ドレイン電極
81 ゲート絶縁膜
82 ゲート電極
83 層間絶縁膜
84 バリアメタル膜
85 パッシベーション膜
86 コンタクトホール
91 第1位置
92 側端面
93、94、96、97 下端面
95 上端面
100、200 MOSFET
150 マスク層
151 開口部

Claims (8)

  1. 第1主面と、前記第1主面と反対側の第2主面とを有する炭化珪素基板を備え、
    前記炭化珪素基板は、
    第1導電型を有するドリフト領域と、
    前記ドリフト領域上に設けられ、前記第1導電型と異なる第2導電型を有するボディ領域と、
    前記ドリフト領域から隔てられるように前記ボディ領域上に設けられ、かつ前記第1導電型を有するソース領域と、
    を有し、
    前記第1主面には、前記ソース領域及び前記ボディ領域を貫通して前記ドリフト領域に至る側面と、前記側面と連なる底面とにより規定されるゲートトレンチが設けられており、
    前記炭化珪素基板は、前記ゲートトレンチと前記第2主面との間に設けられ、前記第2導電型を有する第1電界緩和領域を更に有し、
    前記第1電界緩和領域は、
    前記底面よりも前記第2主面側に位置する第1領域と、
    前記第1領域から前記第1主面側に突出する第2領域と、
    を有し、
    前記ドリフト領域の一部が前記第2領域と前記ボディ領域との間にあり、
    前記第1主面を基準とした、前記第1電界緩和領域の前記第2導電型の不純物の実効濃度のピーク深さは1.0μm以下である炭化珪素半導体装置。
  2. 前記炭化珪素基板は、前記第1電界緩和領域と前記ボディ領域とを電気的に接続し、前記第2導電型を有する第1接続領域を有する請求項1に記載の炭化珪素半導体装置。
  3. 前記第1接続領域は、前記ゲートトレンチの長手方向において周期的に配置されている請求項2に記載の炭化珪素半導体装置。
  4. 前記炭化珪素基板は、前記側面との間に前記ボディ領域を挟み、前記ボディ領域につながり、前記第2導電型を有する第2電界緩和領域を有し、
    前記第2電界緩和領域の下端面は、前記第1領域の上端面よりも前記第1主面側にある請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の炭化珪素半導体装置。
  5. 前記炭化珪素基板は、前記第1電界緩和領域と前記第2電界緩和領域とを電気的に接続し、前記第2導電型を有する第2接続領域を有する請求項4に記載の炭化珪素半導体装置。
  6. 前記第2接続領域は、前記ゲートトレンチの長手方向において周期的に配置されている請求項5に記載の炭化珪素半導体装置。
  7. 前記炭化珪素基板は、前記側面との間に前記ソース領域を挟み、前記ソース領域につながり、前記第1導電型を有するコンタクト領域を有し、
    前記コンタクト領域は、前記ソース領域よりも厚い請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の炭化珪素半導体装置。
  8. 前記ゲートトレンチの前記側面は、{0-33-8}面を含む請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の炭化珪素半導体装置。
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