JP2023023440A - ロボットアームおよび飛行ロボット - Google Patents

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Jun Kawasaki
典真 岡田
Norimasa Okada
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Abstract

【課題】アーム作動時の重心変化を抑制する。【解決手段】軸方向に移動するロッドと、ロッドの駆動力を発生させるアクチュエータと、アクチュエータに電力を供給するバッテリと、ロッドを軸方向の一方向に移動させるときにアクチュエータで発生した駆動力を、ロッドを一方向に移動させる力、及び、アクチュエータ及びバッテリを一方向とは逆方向である他方向に移動させる力として伝達する動力伝達機構と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、ロボットアームおよび飛行ロボットに関する。
近年では、無人飛行体が様々な用途に利用され、その開発が盛んに行われている。無人飛行体としては、無線操縦される無人ヘリコプタや、いわゆるドローンが利用されている。ここで、無人飛行体にアームを取り付けて、様々な作業を行わせる技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1では、果物をアームで保持したときの重心の変化をバッテリまたはモータの移動によって相殺して、機体を安定させることが記載されている。
特表2019-537161号公報
例えば、4枚のプロペラを有するドローンでは、水平方向に移動するときに、進行方向側のプロペラの推力を、進行方向とは逆側のプロペラの推力よりも相対的に低下させる。これにより、機体が傾くために水平方向に移動が可能となる。ここで、アームを対象物に接触させようとした場合、機体を傾けることで対象物に近付くことができる。しかし、アームが対象物に接触した後に各プロペラの推力を略同じにして機体を空中で静止させようとすると、機体の角度が変化することにより、アームが対象物に接触する位置がずれてしまう。したがって、対象物の特定の部位にアームを接触させることが困難になり得る。
また、4枚のプロペラを有するドローンでは、4枚のプロペラの推力がたとえ同じであったとしても、外乱等によって機体が傾くと水平方向に移動してしまう。ここで、アームが対象物に接触すると、対象物から反力を受けることにより機体が傾いて、機体が水平方向に移動してしまう。したがって、空中で静止しつつ対象物に接触することが困難になり得る。これに対し、機体の姿勢を安定させるために、例えば、プロペラを追加することも考えられるが、専用の機体構成および制御が必要になってしまう。また、機体を空中で静止させた状態でアームを伸張さて対象物に近付けることにより機体の姿勢を安定させることも考えられるが、アームを伸縮させることにより重心の位置が変化すると、機体が傾いてしまい、対象物の特定の部位にアームを接触させることが困難になり得る。
本発明は、上記したような種々の実情を鑑みてなされたものであり、その目的は、アーム作動時の重心変化を抑制することにある。
本発明の態様の一つは、軸方向に移動するロッドと、
前記ロッドの駆動力を発生させるアクチュエータと、
前記アクチュエータに電力を供給するバッテリと、
前記ロッドを前記軸方向の一方向に移動させるときに前記アクチュエータで発生した駆動力を、前記ロッドを前記一方向に移動させる力、及び、前記アクチュエータ及び前記バッテリを前記一方向とは逆方向である他方向に移動させる力として伝達し、前記ロッドを前記他方向に移動させるときに前記アクチュエータで発生した駆動力を、前記ロッドを前記他方向に移動させる力、及び、前記アクチュエータ及び前記バッテリを前記一方向に移
動させる力として伝達する動力伝達機構と、
を備えるロボットアームである。
また、本発明の態様の一つは、上記のロボットアームを備える飛行ロボットである。
本発明によれば、アーム作動時の重心変化を抑制することができる。
実施形態に係るロボットアームを備えた飛行ロボットの概略構成の一例を示した図である。 実施形態に係るロボットアームの概略構成の一例を示した図である。 実施形態に係るロボットアームをY軸方向から見たときの一例を示した図である。 実施形態に係るロッドの全体の概略構成の一例を示した図である。 実施形態に係るアクチュエータ部を第一案内部側に移動させることで、上部接続部を第二案内部側に配置したときの一例を示した図である。 実施形態に係るアクチュエータ部を第二案内部側に移動させることで、上部接続部を第一案内部側に配置したときの一例を示した図である。 実施形態に係る台座部の概略構成の一例を示した図である。 実施形態に係るロボットアームが対象物に接触した場合の飛行ロボットの姿勢変化の一例を示した図である。 ロボットアームを仮にプロペラよりも下方に取り付けた場合に、対象物と接触した場合の飛行ロボットの姿勢変化の一例を示した図である。
本発明の態様の一つであるロボットアームは、ロッド、アクチュエータ、バッテリ、及び、動力伝達機構を備える。ロッドは、軸方向に移動することができ、これにより、例えば、ロッドに取り付けたエンドエフェクタを対象物に接触させたり対象物に近づけたりすることができる。アクチュエータは、例えばモータであって回転力を発生させる。そして、アクチュエータの回転力を利用して、ロッド、アクチュエータ、及び、バッテリを移動させる。動力伝達機構は、アクチュエータで発生した力を、ロッド、アクチュエータ、及び、バッテリを移動させる力に変換する。動力伝達機構には、例えば、歯車を含むことができる。
動力伝達機構により、ロッドが一方向に移動するときに、アクチュエータ及びバッテリが他方向に移動する。また、ロッドが他方向に移動するときに、アクチュエータ及びバッテリが一方向に移動する。すなわち、ロッドと、アクチュエータ及びバッテリとは、移動するときに常に逆方向に移動する。これにより、ロッドが移動することによりロボットアームの全体としての重心が変化することを、アクチュエータ及びバッテリが移動することにより相殺することができる。したがって、ロッドの移動時にロボットアームの全体としての重心が変化することを抑制できる。
また、ロボットアームが、所定の部材に固定される本体部を更に備え、前記動力伝達機構は、前記ロッドと、前記アクチュエータ及び前記バッテリとに対して、前記本体部を介して、互いに逆方向の力を加えてもよい。所定の部材は、例えば、飛行ロボットが有する部材であってもよい。この場合、ロボットアームを飛行ロボットに固定することができる。別法として、所定の部材は、地面に固定されたロボットが有する部材であってもよい。これにより、ロボットアームを、例えば、産業用ロボットに固定することができる。動力伝達機構は、本体部に対してロッド部を一方向に移動させるときには、本体部に対してア
クチュエータ及びバッテリを他方向に移動させる。このときに本体部は移動しないので、本体部を介してロボットアームを所定の部材に固定することができる。
また、前記本体部は、前記ロッドを案内するロッド案内部と、前記アクチュエータ及び前記バッテリを案内するアクチュエータ案内部と、を備えていてもよい。ロッド案内部及びアクチュエータ案内部を備えることにより、ロッドと、アクチュエータ及びバッテリとをより確実に一方向及び他方向に移動させることができる。
また、前記動力伝達機構は、環状のベルトと、前記本体部に取り付けられ前記ベルトを掛ける2つのプーリであって、互いに平行な回転軸を有し、前記ロッドの軸方向に配置される2つのプーリと、を備え、前記ロッドは、前記2つのプーリに接していない前記ベルトの部分であって、前記プーリが所定の方向に回転するときに前記一方向に移動する部分に接続され、前記アクチュエータ及び前記バッテリは、前記ベルトの部分であって、前記プーリが前記所定の方向に回転するときに前記他方向に移動する部分に接続されていてもよい。ここで、2つのプーリにベルトを掛けると、プーリに接していない部分のベルトは直線状になる。この直線状の部分は、プーリの直径分だけ離間した2つの直線状の部分からなる。この2つの直線状の部分は、互いに逆方向に移動する。この直線状の部分の一方にロッドを接続し、他方にアクチュエータ及びバッテリを接続すれば、アクチュエータ及びバッテリの移動に連動して、ロッドを逆方向に移動させることができる。
また、前記動力伝達機構は、前記本体部に固定され前記ロッドの前記軸方向に設けられるラックと、前記アクチュエータの出力軸に固定されたピニオンと、を備えていてもよい。ラックアンドピニオンにより、アクチュエータの回転運動をアクチュエータの直線運動に変換することができる。
また、上記のロボットアームを飛行ロボットが備えていてもよい。そうすると、高所においてロボットアームを利用することができる。ここで、飛行ロボットは、重心が移動すると姿勢が不安定になる虞がある。これに対して、上記のロボットアームを備えれば、ロッドを移動させるときに飛行ロボットの重心が移動することを抑制できるため、飛行ロボットの姿勢が不安定になることを抑制できる。
また、飛行ロボットは、回転翼の駆動により推進力を発生させる推進ユニットを複数有し、前記ロボットアームが、前記回転翼よりも重力方向の上側に配置されていてもよい。ここで、例えば、ロボットアームにエンドエフェクタで取り付けて、対象物に対してセンシングする場合に、ロボットアームが対象物に接触する場合がある。この場合、ロボットアームは、対象物からの反力を受ける。この反力によって、飛行ロボットが傾き得る。このときに、回転翼よりも上側にロボットアームが配置されている場合には、飛行ロボットの傾きが、推進ユニットの推進力が対象物から離れる方向に生じる。したがって、飛行ボットが傾いたとしても、飛行ロボットが対象物から離れる方向に移動するため、対象物との衝突を避けることができる。
以下に図面を参照して、本発明を実施するための形態を説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、以下の実施形態は可能な限り組み合わせることができる。
<実施形態>
本実施形態では、ロボットアーム1を飛行ロボット100に取り付ける例について説明する。図1は、実施形態に係るロボットアーム1を備えた飛行ロボット100の概略構成の一例を示した図である。
飛行ロボット100は、本体部110を含んで構成される。本体部110は、複数の推進ユニット111を有している。なお、図1に示す例では、4つの推進ユニット111が本体部110に搭載されているが、本体部110の飛行が可能な限りにおいては、推進ユニット111の搭載数は複数であれば4つに限られない。推進ユニット111は、回転翼であるプロペラ112とそれを回転駆動するためのアクチュエータ113を有している。本体部110に搭載されている推進ユニット111は、全て同種類のユニットであるが、それぞれの推進ユニット111においてアクチュエータ113は独立して制御可能である。そのため、各推進ユニット111により得られる推進力を適宜制御することが可能であり、以て、本体部110及び飛行ロボット100における飛行姿勢や飛行速度等を適宜制御することが可能となる。なお、以下において、飛行ロボット100が空中で静止しているときの推進ユニット111の推進力の方向、すなわち、図1の上側に向かう方向を上下方向の上方向とし、推進力とは逆方向、すなわち、図1の下側に向かう方向を上下方向の下方向とする。下方向は、重力方向と同じである。
ここで本体部110では、概ねその中央にボディ114を有し、そこから放射状にブリッジ115を介して、その先端側に推進ユニット111が設けられている。4つの推進ユニット111は、ボディ114を中心として円周上に等間隔で配列されている。
また、本体部110には、本体部110を支持する4つの脚部120が接続されている。4つの脚部120は、ボディ114を中心として円周上に等間隔で配列され、ボディ114から下方向に伸びている。なお、本実施形態では、4つの脚部120を備えているが、脚部120の数はこれに限らず、3つ以上であればよい。
また、ボディ114には、各推進ユニット111のアクチュエータ113に駆動電力を供給するためのバッテリや、当該バッテリからアクチュエータ113への電力供給等を制御する制御装置60が搭載されている。
ボディ114には、ロボットアーム1を支持する少なくとも2つの支持部130が接続されている。支持部130は、ボディ114から上方向に伸びている。そして、ロボットアーム1は、支持部130を介してプロペラ112よりも上方向に配置される。
図2は、実施形態に係るロボットアーム1の概略構成の一例を示した図である。ロボットアームは、本体部20、ロッド部30、及び、アクチュエータ部40を備えて構成されている。本体部20は、飛行ロボット100に固定される部材である。また、ロッド部30は、本体部20に対して相対移動する部材である。また、アクチュエータ部40は、本体部20に対して相対移動する部材であり、且つ、ロッド部30とは逆方向に相対移動する部材である。
なお、以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置について説明する。飛行ロボット100の上下方向をZ軸方向とし、ロッド部30の移動方向をX軸方向とし、X軸方向及びZ軸方向に直交する方向をY軸方向とする。
図3は、実施形態に係るロボットアーム1をY軸方向から見たときの一例を示した図である。図3では、説明のために一部の構成を省略している。以下、図2及び図3に基づいてロボットアーム1について説明する。
本体部20は、台座部50に固定されている。本体部20は、第一案内部201、レール202、及び、第二案内部203を備える。第一案内部201及び第二案内部203は
、後述のロッド301を案内する。第一案内部201及び第二案内部203には、夫々、ロッド301の外径よりも若干大きな内径を有する貫通孔2011、2031が夫々設けられている。第一案内部201及び第二案内部203の貫通孔2011、2031の中心軸は、ロッド301の中心軸と一致する。第一案内部201及び第二案内部203は、ロッド301を摺動可能に保持する。また、第一案内部201には、レール202の一端側が接続され、レール202の他端側は第二案内部203に接続されている。レール202は、その中心軸がロッド301と平行に(すなわち、X軸方向に)、且つ、ロッド301よりも下方に配置される。
また、本体部20には、環状のベルト204、及び、ベルト204を掛ける第一プーリ205及び第二プーリ206がさらに備わる。ベルト204は、第一プーリ205及び第二プーリ206に平行掛けされる。第一プーリ205及び第二プーリ206は、同じ外径を有する。第一プーリ205は、レール202の一端側の先端部近傍の第一案内部201に回転可能に保持される。第二プーリ206は、レール202の他端側の先端部近傍の第二案内部203に回転可能に保持される。第一プーリ205の回転軸及び第二プーリ206の回転軸は、Y軸方向に配置される。また、第一プーリ205の回転軸及び第二プーリ206の回転軸は、ロッド301と平行な同一平面上に配置される。したがって、第一プーリ205及び第二プーリ206の間のベルト204の直線部分は、ロッド301及びレール202と平行になる。このベルト204の直線部分は、第一プーリ205及び第二プーリ206に接していない部分である。ベルト204の回転方向に応じて、第一プーリ205及び第二プーリ206は同方向に回転する。
ベルト204の一方の直線部分2041(以下、ベルト上部2041ともいう。)は、レール202よりも上方であって、ロッド301とレール202との間の空間に配置される。また、ベルト204の他方の直線部分2042(以下、ベルト下部2042ともいう。)は、レール202よりも下方であって、後述するボックス403よりも上方に配置される。ベルト204が回転すると、ベルト上部2041とベルト下部2042とは、ロッド301と平行に互いに逆方向に移動する。
第一案内部201の側面(Y軸方向の両端面)と第二案内部203の側面(Y軸方向の両端面)とには、レール202と平行に(すなわち、X軸方向に)2つのラック207が取り付けられている。ラック207は、後述するピニオン405と共にラックアンドピニオンを構成する。ラック207の一端側は第一案内部201に接続され、ラック207の他端側は第二案内部203に接続されている。ラック207は断面が四角の板状に形成されており、その下面には、Y軸方向に歯切りした歯2071がX軸方向に整列している。
レール202は、中心軸と平行に4つの面を有する四角柱の形状に形成されており、上面及び下面の長手方向がX軸方向に、短手方向がY軸方向に配置されている。また、レール202の両側面は、長手方向がX軸方向に、短手方向がZ軸方向に配置されている。レール202において、その中心軸と平行な4つの面には、夫々案内溝2021が中心軸と平行に形成されている。案内溝2021は、レール202の表面側の開口部よりも、レール202の中心部側のほうが断面積が大きくなるように形成されている。
次に、ロッド部30について説明する。ロッド部30は、ロッド301、及び、上部接続部302を備える。ロッド301は、例えば、断面が例えば円形状に形成される棒状の部材であり、その中心軸がX軸方向を向くように配置される。上部接続部302は、ロッド301とベルト上部2041とを接続する。上部接続部302は、上部3021と下部3022とに分割可能である。上部接続部302の上部3021には、ロッド301の外径よりも若干大きな内径を有する貫通孔3023が設けられている。貫通孔3023の中心軸は、ロッド301の中心軸と一致する。この貫通孔3023でロッド301を保持す
ることにより、上部接続部302は、ロッド301に固定される。なお、ロッド301は、断面が例えば円形状であるが、これに限らず、楕円形状、または、多角形状(三角形状、又は、四角形状など)であってもよい。この場合、第一案内部201、第二案内部203、及び、上部接続部302の各貫通孔2011、2031、3023の形状も、ロッド301の形状に合わせて形成する。
上部接続部302の上部3021と下部3022との間には、ベルト上部2041を通すことができる隙間3024が形成されている。この隙間3024にベルト上部2041を通した状態で、上部接続部302の上部3021と下部3022とを接続することで、上部接続部302の上部3021と下部3022とでベルト上部2041を挟んで固定している。したがって、ベルト上部2041の移動に合わせて、上部接続部302も移動する。また、ロッド301は、第一案内部201及び第二案内部203に摺動可能に保持されているため、中心軸方向に移動可能である。そして、上部接続部302はロッド301に固定されているため、上部接続部302が移動することにより、ロッド301も上部接続部302及びベルト上部2041と同方向に移動する。すなわち、ロッド301は、ベルト上部2041と連動して、ベルト上部2041と同方向に移動する。
また、上部接続部302の下部3022は、レール202の側面まで伸びており、この箇所には、レール202の案内溝2021の形状に合わせて案内溝2021内で摺動可能に形成された突起部3025が設けられている。突起部3025は、レール202の両側面に対応して2つ設けられている。この突起部3025により、上部接続部302がY軸方向及びZ軸方向に振れるのを抑制できる。
ロッド301の先端には、エンドエフェクタ70を取り付け可能である。図4は、実施形態に係るロッド301の全体の概略構成の一例を示した図である。エンドエフェクタ70には、例えば、硬度計、距離センサ、及び、力センサなどのセンサ、または、カメラを例示できる。図4では、ロッド301の先端部に硬度計を取り付け、先端部から少し離れた所にカメラを取り付けている。このように、ロッド301に複数のエンドエフェクタ70を取り付けることもできる。また、エンドエフェクタ70として、例えばロボットハンドを採用することもできる。
次に、アクチュエータ部40について説明する。アクチュエータ部40は、アクチュエータ401、バッテリ402、ボックス403、及び、下部接続部404を備える。アクチュエータ401は、電力の供給により出力軸が回転する例えばモータである。アクチュエータ401の出力軸4011は、Y軸方向に配置されている。バッテリ402は、アクチュエータ401と電線により接続され、アクチュエータ401に電力を供給する。ボックス403は、アクチュエータ401及びバッテリ402を収容する。このバッテリ402は、アクチュエータ401を作動させるためのバッテリであり、推進ユニット111に電力を供給するバッテリとは異なる。なお、別法として、バッテリ402から推進ユニット111に電力を供給してもよい。
下部接続部404は、上部4041と下部4042とに分割可能である。下部接続部404の下部4042は、ボックス403の上面に固定される。下部接続部404の上部4041と下部4042との間には、ベルト下部2042を通すことができる隙間4043が形成されている。この隙間4043にベルト下部2042を通した状態で、下部接続部404の上部4041と下部4042とを接続することで、下部接続部404の上部4041と下部4042とでベルト下部2042を挟んで固定している。したがって、下部接続部404の移動に合わせて、ベルト下部2042も移動する。
下部接続部404の上部4041には、レール202の下面に形成される案内溝202
1の形状に合わせて案内溝2021内で摺動可能に形成された突起部4044が設けられている。この突起部4044により、下部接続部404がレール202に沿って移動する。ボックス403は、下部接続部404を介してレール202の下面に吊り下げられている。なお、ボックス403には、質量を調整可能な重り4031が収容されていてもよい。
また、アクチュエータ部40には、アクチュエータ401の出力軸に固定され、アクチュエータ401により回転駆動されるピニオン405が備わる。このピニオン405は、本体部20のラック207と噛み合い、ラックアンドピニオンを構成する。ピニオン405は、Y軸方向の回転軸を有し、ラック207と噛み合うように、アクチュエータ401の両側面(Y軸方向の両端面)に夫々備わる。アクチュエータ401が作動すると、その駆動力によりピニオン405が回転する。ラック207は本体部20に固定されているため、ピニオン405が回転することにより、ピニオン405がラック207に沿って移動する。ピニオン405の移動にしたがってボックス403も移動し、ボックス403の移動により下部接続部404も移動する。さらに、下部接続部404がベルト下部2042を挟持しているため、下部接続部404の移動方向にベルト下部2042を移動させる。これにより、ベルト204が第一プーリ205及び第二プーリ206を回転させ、ベルト上部2041がベルト下部2042とは逆方向に移動する。
したがって、ロッド部30とアクチュエータ部40とは、X軸方向に移動するときに、互いに逆方向に移動する。移動する方向は、アクチュエータ401の回転方向に応じて定まる。このようにして、本体部20に対して、ロッド部30がX軸に沿って一方向に移動するときに、アクチュエータ部40はX軸に沿って他方向に移動する。そのため、アクチュエータ部40が第一案内部201側から第二案内部203側に移動すると、ロッド301が、第二案内部203側から第一案内部201側に移動することにより、エンドエフェクタ70が押し出される。
ここで、図5は、実施形態に係るアクチュエータ部40を第一案内部201側に移動させることで、上部接続部302を第二案内部203側に配置したときの一例を示した図である。図5に示した状態では、第一案内部201からエンドエフェクタ70までの距離が比較的短くなる。また、図6は、実施形態に係るアクチュエータ部40を第二案内部203側に移動させることで、上部接続部302を第一案内部201側に配置したときの一例を示した図である。図6に示した状態では、第一案内部201からエンドエフェクタ70までの距離が比較的長くなる。したがって、図5に示した状態で飛行ロボット100を対象物に近づけ、飛行ロボット100が対象物に十分近付いた後に、図6に示した状態となるようにアクチュエータ部40を作動させることにより、飛行ロボット100を移動させることなく、エンドエフェクタ70を対象物に接触させることができる。
なお、ピニオン405、ラック207、下部接続部404、ベルト204、第一プーリ205、第二プーリ206、及び、上部接続部302は、動力伝達機構の一例である。また、レール202は、図5及び図6に示したように、上部接続部302と下部接続部404とをX軸方向に案内しつつ、X軸方向の相対的な位置を入れ替え可能に保持する直動案内の一例であり、記載した方法に限らない。別法として、例えば、下部接続部404と上部接続部302とのそれぞれに案内を設ける、または、レール202を保持する方法に溝のみではなく転動体を用いるなどしても良い。
次に、台座部50について説明する。図7は、実施形態に係る台座部50の概略構成の一例を示した図である。台座部50には、基部51、角度変更部52、ロールアクチュエータ53、及び、ピッチアクチュエータ54を備えている。基部51は、X軸方向及びY軸方向に平行な平板状に形成されており、基部51の下面には、複数の支持部130の上
端部が接続している。そのため、基部51は、支持部130に支持されている。基部51の下面には、ロールアクチュエータ53の軸531を支持するための板状部材511が形成されている。ロールアクチュエータ53の軸531はX軸方向に配置されているため、板状部材511は、ロールアクチュエータ53の軸531と直交するように、Y軸及びZ軸に平行な板状に形成されている。板状部材511は、ロールアクチュエータ53のX軸方向の両端部に夫々設けられている。ロールアクチュエータ53の軸531は、板状部材511に固定されている。
また、基部51の中心部には、角度変更部52及びロールアクチュエータ53を配置するために孔512が設けられている。角度変更部52は、ロールアクチュエータ53に固定されている。ロールアクチュエータ53が作動すると、基部51の板状部材511に固定されているロールアクチュエータ53の軸531を中心として、ロールアクチュエータ53及び角度変更部52が揺動する。
また、角度変更部52には、ピッチアクチュエータ54の軸541を支持するための板状の回転支持部材521が形成されている。ピッチアクチュエータ54の軸541はY軸方向に配置されているため、回転支持部材521は、ピッチアクチュエータ54の軸541と直交するように、X軸及びZ軸に平行な板状に形成されている。回転支持部材521は、ピッチアクチュエータ54のY軸方向の両端部に夫々設けられている。ピッチアクチュエータ54は、第一案内部201に固定されており、ピッチアクチュエータ54の軸541は、回転支持部材521に固定されている。そのため、ピッチアクチュエータ54が作動すると、回転支持部材521に固定されているピッチアクチュエータ54の軸541を中心として、ピッチアクチュエータ54及びロボットアーム1が揺動する。
したがって、ロールアクチュエータ53を作動させることにより、ロボットアーム1をX軸周りに回転させることができる。したがって、ロールアクチュエータ53の作動により、基部51に対するロボットアーム1のX軸周りの角度を変更することができる。また、ピッチアクチュエータ54の作動により、基部51に対するロボットアーム1のY軸周りの角度を変更することができる。このようにして、基部51に対するロボットアーム1の相対的な角度を変更することができる。
なお、別法として、台座部50は、ロボットアーム1を固定するだけであってもよい。すなわち、ロールアクチュエータ53、及び、ピッチアクチュエータ54を備えていなくてもよい。さらに別法として、ロールアクチュエータ53、または、ピッチアクチュエータ54の一方だけを備えていてもよい。すなわち、X軸周り、または、Y軸周りの一方だけロボットアーム1が揺動可能に構成してもよい。さらに、別法として、Z軸周りにロボットアーム1を回転させるヨーアクチュエータを備えていてもよい。
推進ユニット111のアクチュエータ113、アクチュエータ部40のアクチュエータ401、台座部50のロールアクチュエータ53、及び、台座部50のピッチアクチュエータ54は、制御装置60によって制御される。制御装置60は、ボディ114に格納されている。制御装置60は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)が備わるコンピュータである。EPROMには、各種プログラム、各種テーブル等が格納される。EPROMに格納されたプログラムをCPUがRAMの作業領域にロードして実行し、このプログラムの実行を通じて、アクチュエータ113、アクチュエータ401、ロールアクチュエータ53、及び、ピッチアクチュエータ54等が制御される。これにより、所定の目的に合致した機能をCPUが実現する。
また、制御装置60は、外部と有線または無線によって通信を行う通信部を備え、通信
部を介して制御指令を受信して、その制御指令に応じてアクチュエータ113、アクチュエータ401、ロールアクチュエータ53、及び、ピッチアクチュエータ54を制御してもよい。このときに、制御装置60は、飛行ロボット100の飛行のための推進力を発生すべく推進ユニット111を制御してもよい。また、制御装置60は、エンドエフェクタ70によって取得された情報を外部に送信してもよい。
また、エンドエフェクタ70として距離センサ、力センサ、及び、硬度計を備え、制御装置60が、距離センサ及び力センサの検出値に基づいて対象物との接触を維持するようにアクチュエータ401を制御してもよい。このときに、距離センサの検出値及び力センサの検出値が目標値に近付くようにフィードバック制御を行ってもよい。そして、エンドエフェクタ70と対象物との接触を維持した状態で、硬度計により対象物の硬度を検出する。これにより、例えば、対象物の劣化を検出することができる。このようにして、例えば、ビルの窓枠のパッキンが劣化していないか否かビルの外側から検査することができる。その他にも、飛行ロボット100は、高所で接触を伴う作業を行うことができる。例えば、他の種類のエンドエフェクタ70を取り付けることにより、風力発電機の保守点検を行うことができる。このときには、例えば、ブレードの導通検査をしてもよい。
なお、距離センサには、例えば、ミリ波、赤外線、超音波、及び、ソナー等のいずれかを用いるレーダ、LIDAR(Light Detection And Ranging)、または、カメラ等を挙
げることができる。力センサには、例えば、静電容量式力覚センサ、ひずみゲージ式力覚センサ、圧電式力覚センサ、または、光学式力覚センサ等を挙げることができる。硬度計には、例えば、デュロメータ等を挙げることができる。
以上説明したように、ロボットアーム1を備えることにより、ロッド301をX軸方向に進退させることが可能となる。このときのロッド部30の移動に伴い、アクチュエータ部40が逆方向に移動するため、ロボットアーム1の全体としての重心が変化することを抑制できる。このときには、ロッド部30に連動してアクチュエータ部40も移動するため、重心を調整する制御を行う必要がない。また、重り4031の質量を調整することによりアクチュエータ部40の質量を調整することで、重心の移動をより抑制することが可能となる。たとえば、ロッド301の先端に取り付けるエンドエフェクタ70の種類によって重心位置が変化し得るが、重り4031の質量を調整することにより重心位置が変化することを抑制し得る。このように、重り4031の質量を調整した後は、上記のように、ロッド部30の移動に応じてアクチュエータ部40が逆方向に移動するため、重心の変化が抑制される。なお、別法として、重り4031を備えずに、バッテリ402またはボックス403の何れか一方の質量を変更することにより、アクチュエータ部40の質量を調整してもよい。
ここで、エンドエフェクタ70を対象物に接触させるときに、飛行ロボット100の全体の位置を対象物に近づけようとするとする場合、飛行ロボット100の姿勢が変化する虞がある。すなわち、飛行ロボット100は、4つの推進ユニット111の推進力に差を設けることで、飛行ロボット100を傾けて、傾いた方向に移動させている。そのため、対象物に近付けるためには、飛行ロボット100を傾ける必要がある。しかし、エンドエフェクタ70が対象物に接触した後に飛行ロボット100の傾きを直そうとして、4つの推進ユニット111の推進力を例えば同じにすると、飛行ロボット100の姿勢が変わるときにエンドエフェクタ70の位置がずれてしまう。そのため、対象物の所望の位置にエンドエフェクタを接触させることが困難になり得る。
また、飛行ロボット100を空中で静止させた状態で、ロッド301だけを伸ばした場合には、エンドエフェクタ70及びロッド301の移動によって、重心位置がエンドエフェクタ70側にずれる虞がある。これにより、飛行ロボット100の姿勢が変わると、飛
行ロボット100の位置が変わるので、対象物の所望の位置にエンドエフェクタを接触させることが困難になり得る。
これに対して、ロッド部30の移動に伴い、アクチュエータ部40が逆方向に移動することで、飛行ロボット100の姿勢が変化することを抑制できるため、対象物の所望の位置にエンドエフェクタを接触させることができる。
また、本実施形態では、ロボットアーム1を飛行ロボット100のプロペラ112よりも上方に取り付けている。このような位置にロボットアーム1を取り付けることにより、ロッド301の先端のエンドエフェクタ70が対象物に接触したときなどに飛行ロボット100の姿勢が不安定になることを抑制できる。
図8は、実施形態に係るロボットアーム1が対象物80に接触した場合の飛行ロボット100の姿勢変化の一例を示した図である。図8は、飛行ロボット100が対象物80に向かってX軸方向に移動中に対象物80と接触した場合を示している。ロッド301の先端(エンドエフェクタ70としてもよい)が対象物80に接触すると、ロッド301が対象物80から反力を受ける。ここで、ロボットアーム1よりも下方の飛行ロボット100には、慣性が働くことにより、対象物80に向かう方向に移動しようとする。そのため、飛行ロボット100は、Y軸方向を中心として回転してしまう。このときには、飛行ロボット100が対象物80から離れる方向に飛行ロボット100が傾く。すなわち、対象物80に近いプロペラ112よりも、対象物80から遠いプロペラ112のほうが低い位置になるため、推進ユニット111の推進力が対象物80から離れる方向になる。そのため、飛行ロボット100が対象物80から離れると、対象物80からの反力がなくなるため、飛行ロボット100は姿勢を立て直すことができる。
一方、仮にロボットアーム1を飛行ロボット100のプロペラ112よりも下方に取り付けた場合にも、ロッド301の先端(エンドエフェクタ70としてもよい)が対象物80に接触したときに、ロッド301が対象物80から反力を受ける。図9は、ロボットアーム1を仮にプロペラ112よりも下方に取り付けた場合に、対象物80と接触した場合の飛行ロボット100の姿勢変化の一例を示した図である。図9は、飛行ロボット100が対象物80に向かってX軸方向に移動中に対象物80と接触した場合を示している。
ロッド301の先端が対象物80に接触したときに、ロッド301が対象物80から受ける反力によりロッド301が対象物80から離れる方向に移動しようとする。この場合にも、ロボットアーム1よりも上方の飛行ロボット100に慣性が働くことにより、飛行ロボット100は、対象物80に向かう方向に移動しようとする。そのため、飛行ロボット100は、Y軸方向を中心として回転してしまう。しかし、このときの飛行ロボット100を回転させようとする方向は、ロボットアーム1を飛行ロボット100の上方に取り付けた場合とは逆方向になる。このときには、飛行ロボット100が対象物80に近付く方向に飛行ロボット100が傾く。すなわち、対象物80に近いプロペラ112よりも、対象物80から遠いプロペラ112のほうが高い位置になるため、推進ユニット111の推進力が対象物80に近付く方向になる。これにより、飛行ロボット100が対象物80に近付くと、ロッド301の先端と対象物80との接点を軸にして、飛行ロボット100がさらに傾いてしまう。そのため、飛行ロボット100の姿勢が不安定になる虞がある。
したがって、飛行ロボット100の上方にロボットアーム1を取り付けることにより、エンドエフェクタ70が対象物に接触したときに飛行ロボット100の姿勢が不安定になることを抑制できる。このように、飛行ロボット100にロボットアーム1を取り付けることにより、姿勢を安定することができるため、高所のより狭い範囲にエンドエフェクタ70を接触させることができる。
なお、本実施形態では、ラックアンドピニオン及びベルト204を利用して、ロッド301とアクチュエータ部40とを逆方向に移動させているが、これに限らず、ロッド301とアクチュエータ部40とを逆方向に移動させる機構を有していればよい。例えば、ロッド部30を本体部20に沿って直線運動させ、且つ、アクチュエータ部40を本体部20に沿ってロッド部30とは逆方向に直線運動させる機構であれば採用することができる。例えば、左右ねじを採用することもできる。
また、本実施形態では、ロボットアーム1を飛行ロボット100に取り付けているが、これに限らず、ロボットアーム1は様々な所で利用可能である。例えば、車両に取り付けることもできる。特に、バランスを崩しやすい小型の車両には有効である。また、工場などで産業用ロボットに取り付けることもできる。この場合も、産業用ロボットがバランスを崩すことを抑制できる。また、ロボットアーム1を飛行ロボット100から容易に脱着することが可能なため、例えば、飛行ロボット100のオプションとして設定することができる。
1・・・ロボットアーム、20・・・本体部、30・・・ロッド部、40・・・アクチュエータ部、50・・・台座部、70・・・エンドエフェクタ、100・・・飛行ロボット、112・・・プロペラ、301・・・ロッド、401・・・アクチュエータ、402・・・バッテリ

Claims (7)

  1. 軸方向に移動するロッドと、
    前記ロッドの駆動力を発生させるアクチュエータと、
    前記アクチュエータに電力を供給するバッテリと、
    前記ロッドを前記軸方向の一方向に移動させるときに前記アクチュエータで発生した駆動力を、前記ロッドを前記一方向に移動させる力、及び、前記アクチュエータ及び前記バッテリを前記一方向とは逆方向である他方向に移動させる力として伝達し、前記ロッドを前記他方向に移動させるときに前記アクチュエータで発生した駆動力を、前記ロッドを前記他方向に移動させる力、及び、前記アクチュエータ及び前記バッテリを前記一方向に移動させる力として伝達する動力伝達機構と、
    を備えるロボットアーム。
  2. 所定の部材に固定される本体部を更に備え、
    前記動力伝達機構は、前記ロッドと、前記アクチュエータ及び前記バッテリとに対して、前記本体部を介して、互いに逆方向の力を加える、
    請求項1に記載のロボットアーム。
  3. 前記本体部は、
    前記ロッドを案内するロッド案内部と、
    前記アクチュエータ及び前記バッテリを案内するアクチュエータ案内部と、
    を備える、
    請求項2に記載のロボットアーム。
  4. 前記動力伝達機構は、
    環状のベルトと、
    前記本体部に取り付けられ前記ベルトを掛ける2つのプーリであって、互いに平行な回転軸を有し、前記ロッドの軸方向に配置される2つのプーリと、
    を備え、
    前記ロッドは、前記2つのプーリに接していない前記ベルトの部分であって、前記プーリが所定の方向に回転するときに前記一方向に移動する部分に接続され、
    前記アクチュエータ及び前記バッテリは、前記ベルトの部分であって、前記プーリが前記所定の方向に回転するときに前記他方向に移動する部分に接続される、
    請求項2または3に記載のロボットアーム。
  5. 前記動力伝達機構は、
    前記本体部に固定され前記ロッドの前記軸方向に設けられるラックと、
    前記アクチュエータの出力軸に固定されたピニオンと、
    を備える請求項2から4の何れか1項に記載のロボットアーム。
  6. 請求項1から5の何れか1項に記載のロボットアームを備える飛行ロボット。
  7. 回転翼の駆動により推進力を発生させる推進ユニットを複数有し、
    前記ロボットアームが、前記回転翼よりも重力方向の上側に配置される、
    請求項6に記載の飛行ロボット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024034498A1 (ja) * 2022-08-08 2024-02-15 Thk株式会社 ロボットアーム及び飛行ロボット

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