JP2023020575A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023020575000001
【課題】ファンの駆動速度の変更による定着品質への影響を低減させることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置1は、シートSを加熱する加熱部81を有し、シートSにトナー像を定着する定着部8と、定着部8を冷却するためのファン10であって、駆動速度を変更可能なファン10と、制御部100とを備える。制御部100は、シートSにトナー像を定着するときにファン10の駆動速度を変更する場合、シートSへのトナー像の定着を中断し、トナー像の定着を中断した後に所定時間の間、加熱部81の温度を所定の目標温度となるように制御し、所定時間が経過した後にシートSへのトナー像の定着を再開する待機制御を実行可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、シートにトナー像を定着する定着部と、定着部を冷却するためのファンとを備える画像形成装置に関する。
従来、熱でシートにトナー像を定着する定着部と、画像形成装置内の空気を外部に排気したり、外部の空気を画像形成装置内に取り入れたりして定着部を冷却するファンとを備える画像形成装置が知られている(特許文献1)。この技術では、画像形成動作が行われていない時は、画像形成動作時よりも低速でファンを回転させ、画像形成動作が開始されると、定着部の温度を検出し、検出された温度が低いほど、ファンは、低速から高速回転に切り替わるタイミングが遅くなるように制御される。
特開2004-325873号公報
ところで、従来技術では、画像形成動作が開始され、シートにトナー像を定着するときにファンの駆動速度が切り替わる場合がある。トナー像を定着するときにファンの駆動速度が変わると、定着部の温度が変化するので、例えば、定着強度が低下するなどして、定着品質に影響を与える可能性がある。
そこで、本発明は、ファンの駆動速度の変更による定着品質への影響を低減させることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するための画像形成装置は、シートを加熱する加熱部を有し、シートにトナー像を定着する定着部と、定着部を冷却するためのファンであって、駆動速度を変更可能なファンと、制御部と、を備える。
制御部は、シートにトナー像を定着するときにファンの駆動速度を変更する場合、シートへのトナー像の定着を中断し、トナー像の定着を中断した後に所定時間の間、加熱部の温度を所定の目標温度となるように制御し、所定時間が経過した後にシートへのトナー像の定着を再開する待機制御を実行可能である。
このような構成によれば、シートにトナー像を定着するときにおいて、ファンの駆動速度を変更する場合に待機制御を実行することで、ファンの駆動速度の変更による定着品質への影響を低減させることができる。
また、制御部は、シートにトナー像を定着するときにファンの駆動速度を変更する場合において、ファンの駆動速度の単位時間あたりの変化量が所定以上である場合、待機制御を実行し、変化量が所定未満である場合、待機制御を実行しないで、シートへのトナー像の定着を継続する構成とすることができる。
これによれば、ファンの駆動速度の変化量が大きく、ファンの駆動速度の変更によって定着品質への影響が出やすくなる場合に待機制御を実行することができ、ファンの駆動速度の変更による定着品質への影響を効果的に低減させることができる。また、ファンの駆動速度の変化量が小さく、ファンの駆動速度の変更によって定着品質への影響が出にくい場合にシートへのトナー像の定着を中断することなく、継続することができる。
また、ファンは、駆動速度を、少なくとも、第1速度、第1速度よりも速い第2速度、および、第2速度よりも速い第3速度に変更可能であり、制御部は、ファンの駆動速度を単位時間の間に第1速度と第3速度との間で変更する場合に、変化量が所定以上であると判定する構成とすることができる。
これによれば、ファンの駆動速度の変化量が大きい場合を簡単に判定することができる。
また、ファンは、駆動速度を、少なくとも、第1速度、第1速度よりも速い第2速度、および、第2速度よりも速い第3速度に変更可能であり、制御部は、ファンの駆動速度を単位時間の間に第1速度と第2速度との間で変更する場合、および、ファンの駆動速度を単位時間の間に第2速度と第3速度との間で変更する場合の少なくとも一方の場合に、変化量が所定未満であると判定する構成とすることができる。
これによれば、ファンの駆動速度の変化量が小さい場合を簡単に判定することができる。
また、画像形成装置は、画像形成装置の筐体内の温度を検出する温度センサを備え、制御部は、シートにトナー像を定着する場合において、温度センサの検出結果に基づいて、ファンの駆動速度を変更する構成とすることができる。
また、制御部は、シートにトナー像を定着する場合において、温度センサの検出結果に基づく温度が所定温度以上である場合、ファンの駆動速度を変更前よりも速い速度に変更する構成とすることができる。
これによれば、シートにトナー像を定着する場合に筐体内の温度が高くなりすぎるのを抑制することができる。
また、制御部は、待機制御において、定着中のシートの次のシートの定着部への供給を中断するとともに、定着中のシートへのトナー像の定着を完了することで、シートへのトナー像の定着を中断する構成とすることができる。
これによれば、定着中のシートについてトナー像を最後まで定着することができる。
また、制御部は、待機制御において、次のシートの定着部への供給を再開することで、シートへのトナー像の定着を再開する構成とすることができる。
また、加熱部は、ヒータにより加熱される加熱ローラである構成とすることができる。
本発明によれば、ファンの駆動速度の変更による定着品質への影響を低減させることができる。
画像形成装置の構成を示す図である。 定着部の加熱部周りの構成を示す図(a)と、各ヒータの出力を示すグラフ(b)である。 制御部の動作を示すフローチャートである。 ファン制御の処理を示すフローチャートである。 待機制御の処理を示すフローチャートである。 制御部の動作の一例を示すタイミングチャートであり、ファンの駆動速度が単位時間の間に停止から低速に変更され、その後、単位時間の間に低速から高速に変更された場合を示す。 制御部の動作の一例を示すタイミングチャートであり、ファンの駆動速度が、単位時間の間に停止から高速に変更された場合を示す。
次に、発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、画像形成装置1は、シートSを搬送しながらシートSに画像を形成する装置である。画像形成装置1は、カラー画像を形成可能なカラープリンタであり、筐体2内に、シート供給部3と、画像形成部4と、ファン10と、定着後センサ23と、温度センサとしての機内温度センサ25と、制御部100とを備えている。筐体2は、上面に排出トレイ21を有している。
シート供給部3は、画像形成部4にシートSを供給する機能を有している。シート供給部3は、複数のシートSを収容可能な供給トレイ31と、シート供給機構32とを備えている。シート供給機構32は、ピックアップローラ33と、分離ローラ34と、分離パッド35と、搬送ローラ36と、レジストレーションローラ37とを有している。
シート供給部3は、供給トレイ31内のシートSをピックアップローラ33によって送り出し、分離ローラ34と分離パッド35によって1枚ずつ分離し、搬送ローラ36によってレジストレーションローラ37に向けて搬送する。その後、シート供給部3は、レジストレーションローラ37によってシートSの先端の位置を揃えることでシートSの斜行を補正し、シートSを画像形成部4に供給する。
画像形成部4は、シートSに画像を形成する機能を有している。画像形成部4は、露光ユニット5と、感光ドラム61と、帯電器62と、現像カートリッジ63と、転写ユニット7と、定着部8とを備えている。画像形成部4は、感光ドラム61、帯電器62および現像カートリッジ63を4つずつ備えている。
露光ユニット5は、図示しない複数の光源、ポリゴンミラー、レンズ、反射鏡などを備えている。露光ユニット5は、画像データに基づく光ビーム(一点鎖線参照)を出射して感光ドラム61の表面を露光することで、感光ドラム61の表面に静電潜像を形成する。
感光ドラム61は、導電性を有する円筒状のドラム本体の外周に感光層が形成された部材である。4つの感光ドラム61は、シートSの搬送方向に並んで配置されている。
帯電器62は、感光ドラム61の表面を帯電する機能を有している。帯電器62は、帯電ワイヤやグリッド電極などを有している。
現像カートリッジ63は、それぞれ、トナーを担持可能な現像ローラ64を有している。現像カートリッジ63内には、イエロー、マゼンタ、シアンまたはブラックのトナーが収容されている。
転写ユニット7は、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、搬送ベルト73と、4つの転写ローラ74とを備えている。搬送ベルト73は、無端状のベルトであり、駆動ローラ71と従動ローラ72との間に張設されている。転写ローラ74は、対応する感光ドラム61との間で搬送ベルト73を挟むように搬送ベルト73の内側に配置されている。
定着部8は、シートSにトナー像を定着する機能を有している。定着部8は、加熱部81と、加圧部82と、第1ヒータ83と、第2ヒータ84とを有している。加熱部81は、ヒータ83,84により加熱される円筒状の加熱ローラであり、シートSを加熱する。加圧部82は、加熱部81との間でシートSを挟むように配置され、加熱部81との間でシートSに圧力を加える機能を有している。加圧部82は、符号を省略して示す、無端状の加圧ベルト、加熱部81との間で加圧ベルトを挟むように配置される加圧パッド、加圧ベルトを回転可能にガイドするベルトガイドなどを備えている。ヒータ83,84は、通電された場合に発熱して加熱部81を加熱するヒータであり、加熱部81の内側に配置されている。
画像形成部4は、感光ドラム61の表面を、帯電器62によって帯電させた後、露光ユニット5によって露光する。これにより、感光ドラム61の表面に画像データに基づく静電潜像が形成される。次に、画像形成部4は、感光ドラム61上に形成された静電潜像に現像ローラ64からトナーを供給する。これにより、感光ドラム61上にトナー像が形成される。
次に、画像形成部4は、シート供給部3から供給されたシートSを搬送ベルト73によって搬送しながら感光ドラム61と転写ローラ74との間を通過させることで、感光ドラム61上に形成されたトナー像をシートSに転写する。これにより、シートSにトナー像が形成される。
その後、画像形成部4は、トナー像が形成されたシートSを加熱部81と加圧部82との間で搬送することで、シートSにトナー像を定着する。これにより、シートSに画像が形成される。画像が形成されたシートSは、搬送ローラ91,92によって搬送され、排出ローラ93によって排出トレイ21に排出される。
定着後センサ23は、定着部8から排出トレイ21に向けて搬送されるシートSを検知する機能を有している。定着後センサ23は、シートSの搬送方向において、加熱部81および加圧部82の下流に配置されている。詳しくは、定着後センサ23は、シートSの搬送方向において、加熱部81および加圧部82と、搬送ローラ91との間に配置されている。
定着後センサ23としては、例えば、シートSが接触することで回動するレバーと、レバーの位置を検知する光センサとからなるセンサを用いることができる。定着後センサ23は、シートSを検知しているときに検知信号を制御部100に出力し、シートSを検知していないときに非検知信号を制御部100に出力する。なお、検知信号と非検知信号は、どちらの電圧が高くても構わない。
機内温度センサ25は、画像形成装置1の筐体2内の温度を検出するためのセンサである。本実施形態において、機内温度センサ25は、シートSの搬送方向において最も下流に配置される現像カートリッジ63と、定着部8との間に配置されている。機内温度センサ25としては、例えば、サーミスタなどを用いることができる。
ファン10は、定着部8などを冷却するためのファンである。ファン10は、筐体2の排気口に設けられ、駆動したときに筐体2内の空気を筐体2外に排出する。筐体2は、図示しない左右一対のサイドフレームを有しており、ファン10は、右のサイドフレームに設けられている。ファン10は、左右方向から見て、定着部8よりも上に配置されている。なお、定着部8の上方には、左右に延びる図示しないダクトが設けられており、ファン10は、ダクトの右側に配置されている。
ファン10は、駆動速度を変更可能である。詳しくは、ファン10は、駆動速度を、第1速度、第1速度よりも速い第2速度、および、第2速度よりも速い第3速度に変更可能である。本実施形態において、第1速度は、0である。すなわち、ファン10は、駆動速度を第1速度とした場合、停止する。以下では、第1速度を「停止」ともいい、第2速度を「低速」ともいい、第3速度を「高速」ともいう。
図2(a)に示すように、定着部8は、加熱部81、第1ヒータ83、第2ヒータ84のほかに、第1温度センサ85と、第2温度センサ86とをさらに備えている。第1温度センサ85および第2温度センサ86は、加熱部81の温度を検出するためのセンサである。
第1ヒータ83は、ガラス管83Aと、ガラス管83A内に設けられるフィラメント83Bとを有するハロゲンヒータである。フィラメント83Bは、シートSの幅方向の中央部が、シートSの幅方向の各端部に比べ、発熱部が集中している。これにより、第1ヒータ83は、加熱部81の中央領域811を端部領域812よりも強く加熱する。図2(b)に破線で示すように、第1ヒータ83の出力は、幅方向の中央部が最も高くなり、幅方向の両端に向かうにつれて徐々に低くなる分布となっている。
ここで、シートSの幅方向は、画像形成部4におけるシートSの搬送方向に直交する方向である。以下では、シートSの幅方向を単に「幅方向」ともいう。また、加熱部81の中央領域811は、幅方向における加熱部81の中央部を含む領域である。また、加熱部81の端部領域812は、加熱部81の、中央領域811よりも幅方向の外側に位置する領域である。加熱部81は、端部領域812として、加熱部81の一方の端縁81Dと中央領域811との間の領域である第1端部領域812Aと、加熱部81の他方の端縁81Eと中央領域811との間の領域である第2端部領域812Bとを有している。
本実施形態では、中央領域811と、端部領域812(812A,812B)との境界は、図2(b)に破線で示す第1ヒータ83の最大出力に対する、実線で示す第2ヒータ84の最大出力の大小関係が反転する位置X1,X2とする。ここで、ヒータの最大出力とは、ヒータに最大の通電デューティ比(100%)で電力を供給したときの出力をいう。
第2ヒータ84は、ガラス管84Aと、ガラス管84A内に設けられるフィラメント84Bとを有するハロゲンヒータである。フィラメント84Bは、幅方向の各端部が、幅方向の中央部に比べ、発熱部が集中している。これにより、第2ヒータ84は、加熱部81の端部領域812を中央領域811よりも強く加熱する。図2(b)に実線で示すように、第2ヒータ84の出力は、幅方向の両端部が中央部よりも高い分布となっている。
定着部8では、第1ヒータ83の出力が最大となる範囲(ピーク位置)と、第2ヒータ84の出力が最大となる範囲(ピーク位置P1,P2)が、幅方向に重ならないように設定されている。
第1ヒータ83の幅方向における出力のピーク位置は、幅方向において、最大接触領域A21内に位置している。詳しくは、第1ヒータ83の幅方向における出力のピーク位置は、幅方向において、最小接触領域A11内に位置している。第2ヒータ84の幅方向における出力のピーク位置P1,P2は、幅方向において、最大接触領域A21内に位置している。
ここで、加熱部81は、最小接触領域A11と、最小非接触領域A12と、最大接触領域A21と、最大非接触領域A22とを有している。
最小接触領域A11は、幅方向のサイズが画像形成部4で搬送可能な最小のサイズのシートSminが搬送されたときに当該最小のサイズのシートSminと接触する領域である。最小接触領域A11は、中央領域811の幅方向における中央部を含む。また、最小非接触領域A12は、幅方向のサイズが画像形成部4で搬送可能な最小のサイズのシートSminが搬送されたときに当該最小のサイズのシートSminと接触しない領域である。
また、最大接触領域A21は、幅方向のサイズが画像形成部4で搬送可能な最大のサイズのシートSmaxが搬送されたときに当該最大のサイズのシートSmaxと接触する領域である。最大接触領域A21は、中央領域811と、端部領域812の、幅方向における外側の端部を除いた部分である。また、最大非接触領域A22は、幅方向のサイズが画像形成部4で搬送可能な最大のサイズのシートSmaxが搬送されたときに当該最大のサイズのシートSmaxと接触しない領域である。最大非接触領域A22は、端部領域812の幅方向における外側の端部である。
第2ヒータ84の幅方向における出力のピーク位置P1,P2は、最小非接触領域A12、言い換えると、最小接触領域A11の外側に位置している。また、第2ヒータ84の幅方向における出力のピーク位置P1,P2は、最大非接触領域A22の内側に位置している。すなわち、第2ヒータ84の出力のピーク位置P1,P2は、幅方向において、最小接触領域A11と最大非接触領域A22の間に位置している。
各ヒータ83,84は、配光の仕様が規定されたものであり、その仕様は所定の検出方法によって定められている。各ヒータ83,84の出力(配光)の検出方法としては、例えば、ヒータの光を検出する光センサをヒータから所定距離だけ離して配置し、その光量を検出する方法が挙げられる。所定距離は、ヒータから加熱部81の内周面までの距離である。
第1温度センサ85は、中央領域811の温度を検出する。詳しくは、第1温度センサ85は、中央領域811のうちの最小接触領域A11の温度を検出する。第1温度センサ85が検出した検出温度は、制御部100に出力される。
第1温度センサ85は、加熱部81の幅方向における中心(搬送中心SC)に対して第1端部領域812A側にずれた位置に位置している。第1温度センサ85は、加熱部81に接触しない状態で加熱部81の温度を検出する。詳しくは、第1温度センサ85は、加熱部81の外周面から間隔を空けて配置されている。第1温度センサ85としては、例えば、非接触式のサーミスタを用いることができる。なお、本実施形態において、画像形成装置1は、定着部8でシートSを搬送するとき、幅方向における加熱部81の中心を搬送中心SCとしてシートSを搬送する。
第2温度センサ86は、端部領域812の温度を検出する。詳しくは、第2温度センサ86は、端部領域812のうち、第1端部領域812Aの温度を検出する。より詳しくは、第2温度センサ86は、第1端部領域812Aのうちの最大非接触領域A22の温度を検出する。第2温度センサ86が検出した検出温度は、制御部100に出力される。
第2温度センサ86は、幅方向において、第2ヒータ84の幅方向における出力のピーク位置P1,P2とは異なる位置に位置している。詳しくは、第2温度センサ86は、第2ヒータ84の出力のピーク位置P1よりも幅方向の外側に位置している。さらに言えば、第2温度センサ86は、最大接触領域A21よりも幅方向の外側に位置している。第2温度センサ86は、加熱部81に接触した状態で加熱部81の温度を検出する。第2温度センサ86としては、例えば、接触式のサーミスタを用いることができる。
制御部100(図1参照)は、CPU、RAM、ROM、入出力回路などを有しており、ROMなどに記憶されたプログラムやデータに基づいて各種演算処理を行うことによって、制御を実行する。
制御部100は、第1温度センサ85が検出した検出温度が、中央領域811の所定の目標温度となるように第1ヒータ83への通電を制御することで、第1ヒータ83の出力を制御する。詳しくは、制御部100は、第1温度センサ85の検出温度と目標温度との差に基づいて、第1ヒータ83に通電する交流電圧の通電デューティ比を決定し、決定した通電デューティ比に基づいて第1ヒータ83への単位時間当たりの通電量を制御するフィードバック処理を行う。
また、制御部100は、第2温度センサ86が検出した検出温度が、端部領域812の所定の目標温度となるように第2ヒータ84への通電を制御することで、第2ヒータ84の出力を制御する。詳しくは、制御部100は、第2温度センサ86の検出温度と目標温度との差に基づいて、第2ヒータ84に通電する交流電圧の通電デューティ比を決定し、決定した通電デューティ比に基づいて第2ヒータ84への単位時間当たりの通電量を制御するフィードバック処理を行う。
通電デューティ比は、目標温度から検出温度を引いた値が大きいほど、100%に近づくように決定され、検出温度が目標温度より大きい場合、通電デューティ比は0%に決定される。
制御部100は、シートSにトナー像を定着する場合において、機内温度センサ25の検出結果に基づいて、ファン10の駆動速度を変更する。具体的には、本実施形態では、制御部100は、印刷開始の指示や画像データを含む印刷ジョブを受信してシートSに画像を形成する場合において、機内温度センサ25の検出結果に基づく温度が所定温度以上である場合、ファン10の駆動速度を変更前よりも速い速度に変更する。
詳しくは、制御部100は、シートSに画像を形成する場合において、機内温度センサ25の検出結果に基づく温度が第1所定温度未満である場合、ファン10の駆動速度を第1速度とする。すなわち、制御部100は、ファン10を停止する。
また、制御部100は、シートSに画像を形成する場合において、機内温度センサ25の検出結果に基づく温度が第1所定温度以上であり、かつ、第1所定温度よりも高い第2所定温度未満である場合、ファン10の駆動速度を第2速度とする。すなわち、制御部100は、ファン10を低速で駆動する。
さらに、制御部100は、シートSに画像を形成する場合において、機内温度センサ25の検出結果に基づく温度が第2所定温度以上である場合、ファン10の駆動速度を第3速度とする。すなわち、制御部100は、ファン10を高速で駆動する。
ここで、機内温度センサ25の検出結果に基づく温度は、機内温度センサ25が検出した検出温度であってもよいし、機内温度センサ25の検出温度を補正した補正温度であってもよい。
制御部100は、ファン10の駆動速度を変更する場合、ファン10への通電を制御する図示しないファンコントローラに、ファン10に印加する電圧を指示する制御信号を出力する。
制御部100は、シートSにトナー像を定着するときにファン10の駆動速度を変更する場合、待機制御を実行可能である。制御部100は、待機制御において、シートSへのトナー像の定着を中断し、トナー像の定着を中断した後に所定時間の間、加熱部81の温度を所定の目標温度となるように制御し、所定時間が経過した後にシートSへのトナー像の定着を再開する。
詳しくは、制御部100は、待機制御において、ピックアップローラ33を制御して定着中のシートSの次のシートSの定着部8への供給を中断するとともに、定着中のシートSへのトナー像の定着を完了して当該シートSを加熱部81と加圧部82との間から排出することで、シートSへのトナー像の定着を中断する。
制御部100は、シートSへのトナー像の定着を中断した後、定着後センサ23が定着中のシートSを検知しなくなった時点から所定時間が経過するまでの間、加熱部81の温度を目標温度となるように制御する。より詳しくは、制御部100は、第1温度センサ85の検出温度が中央領域811の目標温度となるように第1ヒータ83への通電を制御するとともに、第2温度センサ86の検出温度が端部領域812の目標温度となるように第2ヒータ84への通電を制御する。
制御部100は、所定時間が経過した後、ピックアップローラ33を制御して次のシートSの定着部8への供給を再開することで、シートSへのトナー像の定着を再開する。
制御部100は、シートSへのトナー像の定着を再開した場合において、次のシートSに、待機制御の開始時に定着中であった前のシートSと同一のトナー像を転写し、定着するように構成されていてもよい。別の言い方をすれば、待機制御は、次のシートS(次の印刷すべきページ)がある印刷ジョブ、すなわち、複数枚のシートSに連続して画像を形成する印刷ジョブを受信した場合のみだけでなく、1枚のシートSに画像を形成する印刷ジョブを受信した場合にも実行可能であってもよい。
制御部100は、シートSにトナー像を定着するときにファン10の駆動速度を変更する場合において、ファン10の駆動速度の単位時間あたりの変化量(以下、「速度変化量」ともいう。)が所定以上である場合、待機制御を実行する。本実施形態では、制御部100は、シートSに画像を形成する印刷中において、ファン10の駆動速度を単位時間の間に第1速度と第3速度との間で変更する場合に、速度変化量が所定以上であると判定し、待機制御を実行する。
詳しくは、制御部100は、印刷中に、ファン10の駆動速度を、単位時間の間に停止から高速に変更する場合、および、単位時間の間に高速から停止に変更する場合、待機制御を実行する。単位時間は、特に限定されないが、例えば、5~10秒程度である。なお、ファン10の駆動速度が単位時間の間に停止と高速との間で変更されれば、途中で低速を経由しても構わない。
また、制御部100は、シートSにトナー像を定着するときにファン10の駆動速度を変更する場合において、速度変化量が所定未満である場合、待機制御を実行しないで、シートSへのトナー像の定着を継続する。本実施形態では、制御部100は、印刷中において、ファン10の駆動速度を単位時間の間に第1速度と第2速度との間で変更する場合、および、ファン10の駆動速度を単位時間の間に第2速度と第3速度との間で変更する場合の少なくとも一方の場合に、速度変化量が所定未満であると判定し、待機制御を実行しないで、シートSへのトナー像の定着を継続する。
詳しくは、制御部100は、印刷中に、ファン10の駆動速度を、単位時間の間に停止から低速に変更する場合(言い換えると、停止から低速までしか変更しない場合)、および、単位時間の間に低速から停止に変更する場合、シートSへのトナー像の定着を継続する。また、制御部100は、印刷中に、ファン10の駆動速度を、単位時間の間に低速から高速に変更する場合、および、単位時間の間に高速から低速に変更する場合(言い換えると、高速から低速までしか変更しない場合)、シートSへのトナー像の定着を継続する。
次に、制御部100の動作について、フローチャートを参照しながら説明する。
図3に示すように、制御部100は、印刷ジョブを受信すると、シートSへのトナー像の定着を含む印刷動作を開始する(S110)。
また、制御部100は、印刷ジョブを受信すると、印刷ジョブが終了するまで図4に示すファン制御の処理を繰り返し実行する。詳しくは、制御部100は、印刷中に機内温度センサ25の検出結果に基づく温度Tが第1所定温度Tth1以上であるか否かを判定する(S11)。
そして、機内温度センサ25の検出結果に基づく温度Tが第1所定温度Tth1未満である場合(S11,No)、制御部100は、ファン10を停止する(S12)。詳しくは、制御部100は、ファンコントローラにファン10を停止させる制御信号を出力する。
ステップS11において、機内温度センサ25の検出結果に基づく温度Tが第1所定温度Tth1以上である場合(Yes)、制御部100は、機内温度センサ25の検出結果に基づく温度Tが第2所定温度Tth2以上であるか否かを判定する(S13)。
そして、機内温度センサ25の検出結果に基づく温度Tが第2所定温度Tth2未満である場合(S13,No)、制御部100は、ファン10を低速で駆動する(S14)。詳しくは、制御部100は、ファンコントローラにファン10を低速で駆動させる制御信号を出力する。
ステップS13において、機内温度センサ25の検出結果に基づく温度Tが第2所定温度Tth2以上である場合(Yes)、制御部100は、ファン10を高速で駆動する(S15)。詳しくは、制御部100は、ファンコントローラにファン10を高速で駆動させる制御信号を出力する。
図3に戻り、シートSへのトナー像の定着を開始した後、制御部100は、ファン10の駆動速度を変更するか否か、詳しくは、ファンコントローラに制御信号を出力したか否かを判定する(S121)。ファン10の駆動速度を変更する場合(S121,Yes)、制御部100は、ファン10の駆動速度を単位時間の間に停止と高速との間で変更するか否かを判定する(S122)。
ファン10の駆動速度を単位時間の間に停止と高速との間で変更する場合(S122,Yes)、制御部100は、待機制御を実行する(S130)。詳しくは、図5に示すように、制御部100は、待機制御において、まず、シートSへのトナー像の定着を中断する。
本実施形態では、制御部100は、ピックアップローラ33を駆動せず、定着中のシートSの次のシートSの定着部8への供給を中断する(S131)。また、制御部100は、定着中のシートSへのトナー像の定着を完了して当該シートSを加熱部81と加圧部82との間から排出する。詳しくは、制御部100は、定着後センサ23が定着中のシートSを検知している状態から検知しない状態に切り替わったか否か(ONからOFFになったか否か)を判定し(S132)、OFFになっていない場合(S132,No)はOFFになるまで待ち、OFFになった場合(S132,Yes)はステップS133に進む。
ステップS133において、制御部100は、加熱部81の温度が所定の目標温度となるように制御を開始する。詳しくは、制御部100は、加熱部81の温度が所定の目標温度となるようにヒータ83,84への通電を制御する。
加熱部81の温度制御を開始した後、制御部100は、定着後センサ23がOFFになってから所定時間が経過したか否かを判定する(S134)。所定時間が経過していない場合(S134,No)、制御部100は、ステップS133に戻って加熱部81の温度制御を継続する。
ステップS134において、所定時間が経過した場合(Yes)、制御部100は、シートSへのトナー像の定着を再開する。詳しくは、制御部100は、ピックアップローラ33を駆動させて次のシートSの定着部8への供給を再開する(S135)。その後、制御部100は、図3のステップS140に進む。
また、図3のステップS121において、ファン10の駆動速度を変更しない場合(No)、制御部100は、シートSへのトナー像の定着を継続し、ステップS140に進む。また、ステップS122において、ファン10の駆動速度を単位時間の間に停止と高速との間では変更しない場合(No)、すなわち、ファン10の駆動速度を単位時間の間に停止と低速との間で変更する場合や、ファン10の駆動速度を単位時間の間に低速と高速との間で変更する場合、制御部100は、シートSへのトナー像の定着を継続し、ステップS140に進む。
ステップS140において、制御部100は、印刷ジョブが終了したか否かを判定する。制御部100は、印刷ジョブが終了していない場合(S140,No)、ステップS121に戻って以降の処理を実行し、印刷が終了した場合(S140,Yes)、図3に示す動作を終了する。
次に、制御部100の動作の一例について、タイミングチャートを参照しながら説明する。
図6に示すように、印刷ジョブを受信すると(時刻t11)、制御部100は、加熱部81の温度を所定の目標温度TTとなるように制御するとともに、適宜なタイミング(時刻t12)でピックアップローラ33を駆動させて(ONとして)供給トレイ31から画像形成部4に向けてシートSを供給し、シートSへのトナー像の転写、定着を実行する。
印刷中に、ファン10の駆動速度が単位時間の間に停止から低速に切り替わるとき(時刻t13)、および、ファン10の駆動速度が単位時間の間に低速から高速に切り替わるとき(時刻t15)、加熱部81の温度への影響が小さいので、制御部100は、シートSへのトナー像の定着を、中断することなく、継続して実行する。具体的には、制御部100は、時刻t12の後、所定のタイミング(時刻t14,t16など)で、ピックアップローラ33をONとして供給トレイ31から画像形成部4に向けてシートSを供給し、シートSへのトナー像の転写、定着を継続する。
一方、図7に示すように、印刷中に、ファン10の駆動速度が単位時間の間に停止から高速に切り替わるとき(時刻t13)、例えば、加熱部81の温度が下がりやすく、加熱部81の温度への影響が大きいので、制御部100は、待機制御を実行し、まず、シートSへのトナー像の定着を中断する。具体的には、制御部100は、時刻t14でピックアップローラ33を駆動させないで(OFFとして)供給トレイ31から画像形成部4へのシートSの供給を中断する。
そして、制御部100は、定着中のシートSが加熱部81と加圧部82との間から排出され、時刻t25で定着後センサ23がONからOFFになった時点から所定時間tpの間、加熱部81の温度を目標温度TTとなるように制御する。そして、時刻t26で所定時間tpが経過したとき、制御部100は、ピックアップローラ33をONとして供給トレイ31から画像形成部4に向けてシートSを供給し、シートSへのトナー像の転写、定着を再開する。
以上の本実施形態によれば、シートSにトナー像を定着するときにおいて、ファン10の駆動速度を変更する場合に待機制御を実行することで、ファン10の駆動速度の変更によって、例えば、加熱部81の温度が下がった場合であっても、シートSへのトナー像の定着を一旦中断し、加熱部81の温度を目標温度TTまで加熱した後にシートSへのトナー像の定着を再開することができる。これにより、ファン10の駆動速度の変更による、例えば、定着強度の低下などの定着品質への影響を低減させることができる。
また、速度変化量が所定以上である場合に待機制御を実行するので、ファン10の駆動速度の変化量が大きく、ファン10の駆動速度の変更によって定着品質への影響が出やすくなる場合に待機制御を実行することができる。これにより、ファン10の駆動速度の変更による定着品質への影響を効果的に低減させることができる。
また、速度変化量が所定未満である場合に待機制御を実行しないでシートSへのトナー像の定着を継続するので、ファン10の駆動速度の変化量が小さく、ファン10の駆動速度の変更によって定着品質への影響が出にくい場合にシートSへのトナー像の定着を中断することなく、継続することができる。これにより、受信した印刷ジョブが終了するまでの時間が必要以上に長くなるのを抑制することができる。
また、ファン10の駆動速度を単位時間の間に停止と高速との間で変更する場合に速度変化量が所定以上であると判定するので、例えば、ファンに印加する電圧の変化勾配などを算出する場合と比較して、ファン10の駆動速度の変化量が大きい場合を簡単に判定することができる。
また、ファン10の駆動速度を、単位時間の間に停止と低速との間で変更する場合や、単位時間の間に低速と高速との間で変更する場合に速度変化量が所定未満であると判定するので、例えば、ファンに印加する電圧の変化勾配などを算出する場合と比較して、ファン10の駆動速度の変化量が小さい場合を簡単に判定することができる。
また、機内温度センサ25の検出結果に基づく温度が所定温度以上である場合にファン10の駆動速度を変更前よりも速い速度に変更するので、シートSにトナー像を定着する場合に筐体2内の温度が高くなりすぎるのを抑制することができる。
また、待機制御において、定着中のシートSへのトナー像の定着を完了してからシートSへのトナー像の定着を中断するので、定着中のシートSについてトナー像を最後まで定着することができる。
以上、実施形態について説明したが、画像形成装置は、以下に例示するように適宜変形して実施することができる。
前記実施形態では、ファン10は、駆動速度を、停止、低速および高速の3段階に変更可能であったが、ファンは、駆動速度を4段階以上に変更可能であってもよい。例えば、ファンは、駆動速度を、第1速度、第1速度よりも速い第2速度、第2速度よりも速い第3速度、および、第3速度よりも速い第4速度に変更可能であってもよい。この場合において、例えば、制御部は、ファンの駆動速度を、単位時間の間に第1速度と第3速度との間で変更する場合、単位時間の間に第1速度と第4速度との間で変更する場合、および、単位時間の間に第2速度と第4速度との間で変更する場合に、速度変化量が所定以上であると判定して待機制御を実行し、それ以外の場合に、速度変化量が所定未満であると判定してシートへのトナー像の定着を継続する構成とすることができる。
また、ファンは、駆動速度を停止と駆動の2段階に変更可能であってもよい。また、前記実施形態では、第1速度が0であったが、第1速度は0でなくてもよい。
前記実施形態では、ファン10は、駆動速度を、停止、低速、高速と段階的に変更可能であったが、例えば、ファンは、駆動速度を無段階に変更可能であってもよい。この場合においても、制御部は、シートにトナー像を定着するときにファンの駆動速度を変更する場合において、ファンの駆動速度の単位時間あたりの変化量(例えば、ファンに印加する電圧の変化勾配など)が所定以上である場合、待機制御を実行し、当該変化量が所定未満である場合、待機制御を実行しないで、シートへのトナー像の定着を継続する構成とすることができる。
前記実施形態では、シートSにトナー像を定着するときにファン10の駆動速度を変更する場合において、ファン10の駆動速度の単位時間あたりの変化量が所定以上である場合に待機制御を実行したが、例えば、ファンの駆動速度の変更前後の速度差が所定以上である場合に待機制御を実行する構成としてもよい。また、シートにトナー像を定着するときにファンの駆動速度を変更する場合に、ファンの駆動速度の単位時間あたりの変化量や変更前後の速度差に関わらず、待機制御を実行する構成としてもよい。
前記実施形態では、待機制御における所定時間の起算点が、定着中のシートSが加熱部81と加圧部82との間から排出された時点、具体的には、定着後センサ23がONからOFFになった時点であったが、例えば、所定時間の起算点は、次のシートの定着部への供給を中断した時点などであってもよい。
前記実施形態では、ファン10は、筐体2の排気口に設けられた、筐体2内の空気を排出する排出用のファンであったが、例えば、ファンは、筐体の吸気口に設けられた、外部の空気を筐体内に取り入れる取入用のファンであってもよい。また、画像形成装置は、排出用のファンと、取入用のファンの両方を備えるものであってもよい。
前記実施形態では、シートSにトナー像を定着する場合において、機内温度センサ25の検出結果に基づいて、ファン10の駆動速度を変更したが、例えば、第2温度センサ86などの加熱部81の温度を検出する温度センサの検出結果に基づいて、ファン10の駆動速度を変更してもよい。また、ファンの駆動速度は、温度センサの検出結果に基づいて変更するだけでなく、例えば、温度センサの検出結果、印刷枚数、シートのサイズ、シートの厚み、シートの坪量などの少なくとも1つに基づいて変更してもよい。また、前記実施形態では、温度センサとしてサーミスタを例示したが、温度を検出可能なセンサであれば、どのようなセンサであってもよい。
前記実施形態では、加熱部81が加熱ローラであったが、例えば、加熱部は、無端状の加熱ベルトなどであってもよい。また、前記実施形態では、加圧部82が加圧ベルト、加圧パッド、ベルトガイドなど備える構成であったが、例えば、加圧部は、加圧ローラなどであってもよい。また、前記実施形態では、ヒータ83,84が輻射熱を利用するハロゲンヒータであったが、例えば、ヒータは、抵抗体の発熱を利用するセラミックヒータやカーボンヒータ、加熱部を誘導加熱するIHヒータなどであってもよい。また、ヒータは、加熱部の内側ではなく、加熱部の外側に配置されていてもよい。
前記実施形態では、画像形成装置としてカラープリンタを例示したが、例えば、画像形成装置は、モノクロプリンタであってもよい。また、画像形成装置は、プリンタではなく、例えば、複写機、複合機などであってもよい。
前記した実施形態および変形例で説明した各要素は、任意に組み合わせて実施してもよい。
1 画像形成装置
2 筐体
8 定着部
10 ファン
25 機内温度センサ
81 加熱部
83 第1ヒータ
84 第2ヒータ
100 制御部
S シート

Claims (9)

  1. シートを加熱する加熱部を有し、シートにトナー像を定着する定着部と、
    前記定着部を冷却するためのファンであって、駆動速度を変更可能なファンと、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、シートにトナー像を定着するときに前記ファンの駆動速度を変更する場合、シートへのトナー像の定着を中断し、トナー像の定着を中断した後に所定時間の間、前記加熱部の温度を所定の目標温度となるように制御し、前記所定時間が経過した後にシートへのトナー像の定着を再開する待機制御を実行可能であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、シートにトナー像を定着するときに前記ファンの駆動速度を変更する場合において、
    前記ファンの駆動速度の単位時間あたりの変化量が所定以上である場合、前記待機制御を実行し、
    前記変化量が所定未満である場合、前記待機制御を実行しないで、シートへのトナー像の定着を継続することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ファンは、駆動速度を、少なくとも、第1速度、前記第1速度よりも速い第2速度、および、前記第2速度よりも速い第3速度に変更可能であり、
    前記制御部は、前記ファンの駆動速度を前記単位時間の間に前記第1速度と前記第3速度との間で変更する場合に、前記変化量が所定以上であると判定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記ファンは、駆動速度を、少なくとも、第1速度、前記第1速度よりも速い第2速度、および、前記第2速度よりも速い第3速度に変更可能であり、
    前記制御部は、前記ファンの駆動速度を前記単位時間の間に前記第1速度と前記第2速度との間で変更する場合、および、前記ファンの駆動速度を前記単位時間の間に前記第2速度と前記第3速度との間で変更する場合の少なくとも一方の場合に、前記変化量が所定未満であると判定することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 画像形成装置の筐体内の温度を検出する温度センサを備え、
    前記制御部は、シートにトナー像を定着する場合において、前記温度センサの検出結果に基づいて、前記ファンの駆動速度を変更することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、シートにトナー像を定着する場合において、前記温度センサの検出結果に基づく温度が所定温度以上である場合、前記ファンの駆動速度を変更前よりも速い速度に変更することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記待機制御において、定着中のシートの次のシートの前記定着部への供給を中断するとともに、定着中のシートへのトナー像の定着を完了することで、シートへのトナー像の定着を中断することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記待機制御において、前記次のシートの前記定着部への供給を再開することで、シートへのトナー像の定着を再開することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記加熱部は、ヒータにより加熱される加熱ローラであることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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