JP2014194444A - 画像形成装置および熱定着装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、エンドレスベルトの内側における端部昇温を精度よく検知できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のカラーレーザプリンタは、定着ベルト110と、定着ベルト110を加熱するように構成されたハロゲンランプ120と、定着ベルト110の外周面110Bの左右方向における中央部に対向するセンターサーミスタ210と、定着ベルト110の左右方向における一端部の内側に位置するサイドサーミスタ180と、制御装置300と、を備える。制御装置300は、センターサーミスタ210からの信号に基づいて、ハロゲンランプ120を制御し、サイドサーミスタ180からの信号に基づいて、端部昇温状態が発生しているか否かを判断するように構成される。
【選択図】図2
【解決手段】本発明のカラーレーザプリンタは、定着ベルト110と、定着ベルト110を加熱するように構成されたハロゲンランプ120と、定着ベルト110の外周面110Bの左右方向における中央部に対向するセンターサーミスタ210と、定着ベルト110の左右方向における一端部の内側に位置するサイドサーミスタ180と、制御装置300と、を備える。制御装置300は、センターサーミスタ210からの信号に基づいて、ハロゲンランプ120を制御し、サイドサーミスタ180からの信号に基づいて、端部昇温状態が発生しているか否かを判断するように構成される。
【選択図】図2
Description
本発明は、温度センサを備えた熱定着装置およびその熱定着装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置における熱定着装置として、エンドレスベルトと、エンドレスベルトの内側に配置されたヒータと、エンドレスベルトの外周面の中央と対向する温度センサとを備えたものが知られている(特許文献1参照)。この技術では、温度センサによりエンドレスベルトの外周面の温度を効率よく検知することができるようになっている。
しかしながら、特許文献1の構成では、エンドレスベルトの端部に温度センサがないため、エンドレスベルトの端部が過剰に昇温するといった現象(以下、端部昇温)を検知できない問題があった。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、エンドレスベルトの端部昇温を検知できる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、エンドレスベルトと、エンドレスベルトを加熱するように構成されたヒータと、エンドレスベルトの外周面のエンドレスベルトの軸方向における中央部に対向する第1温度センサと、エンドレスベルトの軸方向における一端部の内側に位置する第2温度センサと、制御装置と、を備える。制御装置は、第1温度センサからの信号に基づいて、ヒータを制御し、第2温度センサからの信号に基づいて、端部昇温状態が発生しているか否かを判断するように構成される。
このような構成によれば、エンドレスベルトの端部に第2温度センサを設けたので、端部昇温状態を検知することができる。また、熱が逃げにくく温度が蓄積しやすいエンドレスベルト内に設けられた第2温度センサからの信号に基づいて、端部昇温状態が発生しているか否かを判断するので、エンドレスベルトの端部昇温を精度よく検知することができる。また、エンドレスベルト外に設けられた第1温度センサからの信号に基づいて、ヒータを制御するので、エンドレスベルトの外周面の温度を精度よく検知することができる。
前記した画像形成装置が、エンドレスベルトの内周面に接触するように構成されたニップ部材と、エンドレスベルトの外周面に接触し、ニップ部材との間でエンドレスベルトを挟み、エンドレスベルトとの間でニップを形成するように構成された回転部材と、を備える場合には、第2温度センサは、前記ニップ部材に対向する構成とすることができる。また、この場合、ヒータは、エンドレスベルトの内側においてエンドレスベルトを加熱するように構成されていてもよく、例えば、ヒータが発熱体であり、ニップ部材から離れている構成としてもよい。
このような構成によれば、第2温度センサにより、ニップ部材の端部昇温を精度よく検知することができるので、例えば、ニップ部材を支持する樹脂製の部材に熱の影響が出るのを抑制することができる。
前記した構成において、制御装置は、第2温度センサからの信号に基づいて、第2温度センサから取得した温度が所定の第1温度以上であるか否かを判断し、第2温度センサからの信号に基づいて、第2温度センサから取得した温度が第1温度以上であると判断した場合、端部昇温状態が発生していると判断するような構成とすることができる。また、制御装置が、端部昇温状態が発生していると判断した場合、ヒータの出力を小さくするような構成とすることができる。
このような構成によれば、端部昇温状態であると判断した場合に、ヒータの出力を小さくするので、エンドレスベルトの端部が昇温しすぎるのを抑制することができる。
前記した画像形成装置が、エンドレスベルトに記録シートを搬送するように構成された搬送機構を備える場合には、制御装置は、第1の間隔で複数の記録シートを供給する第1モードと、第1の間隔よりも大きい第2の間隔で複数の記録シートを供給する第2モードとのいずれかを実行し、第1モードを実行しているときに、端部昇温状態が発生していると判断した場合、第2モードを実行するような構成とすることができる。
このような構成によれば、端部昇温状態であると判断した場合に、記録シートの搬送するタイミングを遅らせるので、次の記録シートが搬送されるまでにエンドレスベルトの端部における熱を中央部分に移動させることができる。
前記した構成において、制御装置は、端部昇温状態が発生していると判断した場合、ヒータの出力を下げ、かつ、エンドレスベルトを回転させつつ、記録シートの供給をしないような構成とすることができる。
このような構成によれば、端部昇温状態であると判断した場合に、エンドレスベルトを回転させることで、その回転により空気が撹拌され、熱が分散されやすくなる。そのため、記録シートの供給をしない処理をする間に、エンドレスベルトの端部における熱を下げることができる。
前記した構成において、制御装置は、軸方向において所定の幅以上の記録シートを印刷する場合には、ヒータをONにしたときから所定時間後に第2温度センサからの信号に基づいて、第2温度センサから取得した温度が定着温度より低い第2温度以下であるか否かを判断し、第2温度以下であると判断した場合、ヒータの出力を大きくするような構成とすることができる。
このような構成によれば、ヒータをONにしたときから所定時間後にエンドレスベルトの端部温度が低い場合に、ヒータの出力を大きくするので、所定の幅以上の記録シートの印刷時にエンドレスベルトの端部温度を好適な温度にしやすくなる。
前記した構成において、制御装置は、軸方向において所定の幅以上の記録シートを印刷する場合には、ヒータをONにしたときから所定時間後に第2温度センサからの信号に基づいて、第2温度センサから取得した温度が定着温度より低い第3温度以上であるか否かを判断し、第3温度以上であると判断した場合、記録シートの搬送を開始するような構成とすることができる。
このような構成によれば、エンドレスベルトの端部温度が低い場合に、記録シートを搬送しないので、所定の幅以上の記録シートの印刷時にエンドレスベルトの端部温度を好適な温度にすることができる。
前記した構成において、制御装置は、ヒータをONにしたときから所定時間後に第1温度センサからの信号に基づいて、第1温度センサから取得した温度が第4温度以上であるか否かを判断するように構成され、ヒータをONにしたときから所定時間後に第2温度センサからの信号に基づいて、第2温度センサから取得した温度が第4温度以上であるか否かを判断するように構成され、ヒータをONにしたときから所定時間後に第1温度センサからの信号に基づいて、第1温度センサから取得した温度が第4温度以上ではないと判断され、かつ、ヒータをONにしたときから所定時間後に第2温度センサからの信号に基づいて、第2温度センサから取得した温度が第4温度以上であると判断された場合、異常であると判断するような構成とすることができる。
前記した画像形成装置が、エンドレスベルトの軸方向における他端部の内側に位置する第3温度センサを備える場合、より確実に端部昇温を検知しやすくなる。また、前記した画像形成装置がエンドレスベルトの内側に位置し、所定の温度以上でヒータへの通電を遮断する過昇温防止部材を備えていてもよい。
前記した画像形成装置が、エンドレスベルトとの間でニップを形成するように構成された回転部材を備えており、エンドレスベルトがニップにおいて所定の移動方向に移動するように構成される場合には、第1温度センサは、ニップに対して前記移動方向の上流側に配置されていてもよいし、前記移動方向の下流側に配置されていてもよい。また、第1温度センサは、エンドレスベルトを挟んでニップとは反対側に配置されていてもよい。
前記した構成において、第1温度センサは、エンドレスベルトから離れているように構成されていてもよいし、エンドレスベルトと接触するように構成されていてもよい。
前記した構成において、制御装置は、第2温度センサからの信号と、第1温度センサからの信号とに基づいて、ヒータを制御する構成とすることができる。この場合、制御装置は、第2温度センサからの信号に基づいて、第2温度センサから取得した温度が第5温度よりも高いか否かを判断するように構成され、第2温度センサからの信号に基づいて、第2温度センサから取得した温度が第5温度よりも高いと判断した場合、ヒータへの出力を小さくするような構成とすることができる。なお、ヒータへの出力を小さくするには、例えば、ヒータに供給されるパルス電流のデューティ比を下げることで出力を小さくしてもよいし、制御装置が第1温度センサからの信号に基づく温度と目標温度とを比較し、目標温度と第1温度センサからの信号に基づく温度の差が大きいほど、ヒータの出力を大きくするように構成された場合には、目標温度を下げることで出力を小さくしてもよい。
また、前記した第1温度センサおよび第2温度センサからの信号に基づいて、ヒータを制御する構成の場合、制御装置は、第2温度センサからの信号に基づいて、第2温度センサから取得した温度が第6温度よりも低いか否かを判断し、第2温度センサからの信号に基づいて、第2温度センサから取得した温度が第6温度よりも低いと判断した場合、ヒータへの出力を大きくするような構成とすることができる。なお、ヒータへの出力を大きくするには、例えば、ヒータに供給されるパルス電流のデューティ比を上げることで出力を大きくしてもよいし、制御装置が第1温度センサからの信号に基づく温度と目標温度とを比較し、目標温度と第1温度センサからの信号に基づく温度の差が大きいほど、ヒータの出力を大きくするように構成された場合には、目標温度を上げることで出力を大きくしてもよい。
また、本発明における熱定着装置は、エンドレスベルトと、エンドレスベルトの内周面に接触するように構成されたニップ部材と、エンドレスベルトの外周面の中央部に対向する第1温度センサと、エンドレスベルトの内側において、ニップ部材に対向する第2温度センサと、を備えた構成とすることができる。
本発明によれば、エンドレスベルトの端部昇温を検知できる。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明において、特に断りがないかぎり図1に示した上下方向を上下、図1における左側を後、右側を前、紙面の奥側を右、紙面の手前側を左として、各方向を示す。ここでの方向は、カラーレーザプリンタ1の前側に立った者から見た方向を基準として規定してある。
<カラーレーザプリンタの概略構成>
図1に示すように、カラーレーザプリンタ1は、装置本体2内に、用紙51を供給する給紙部5と、給紙された用紙51に画像を形成する画像形成部6と、画像が形成された用紙51を排出する排紙部7と、制御装置300と、モータ400とを備えている。なお、制御装置300およびモータ400については後述する。
図1に示すように、カラーレーザプリンタ1は、装置本体2内に、用紙51を供給する給紙部5と、給紙された用紙51に画像を形成する画像形成部6と、画像が形成された用紙51を排出する排紙部7と、制御装置300と、モータ400とを備えている。なお、制御装置300およびモータ400については後述する。
給紙部5は、装置本体2内の下方において、装置本体2に対して前側からスライド操作により脱着される給紙トレイ50と、給紙トレイ50から用紙51を前側から上に持ち上げ、後側へ反転させて搬送する搬送機構M1とからなる。
この搬送機構M1は、給紙トレイ50の前側端部に設けられた、ピックアップローラ52、分離ローラ53、分離パッド54などからなり、これらにより用紙51が一枚ずつ分離されて上方へ送られる。上方へ向けて搬送された用紙51は、紙粉取りローラ55とピンチローラ56の間を通過する過程で紙粉が除去された後、搬送経路57を通って後向きへ方向転換され、搬送ベルト73の上に供給され、定着ベルト110に搬送される。
画像形成部6は、スキャナ部61、プロセス部62、転写部63および熱定着装置100を備えている。
スキャナ部61は、装置本体2の上部に設けられており、図示はしないが、レーザ発光部、ポリゴンミラー、複数のレンズおよび反射鏡を備えている。スキャナ部61では、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色に対応させてレーザ発光部から発光されるレーザをポリゴンミラーで左右方向に高速で走査させ、複数のレンズおよび反射鏡を通過または反射させた後各感光体ドラム31に照射している。
プロセス部62は、スキャナ部61の下方で、給紙部5の上方に配置されており、装置本体2に対して前後方向に移動可能となる感光体ユニット3を備えている。感光体ユニット3は、感光体ユニット3の下部に設けられる4つのドラムサブユニット30と、各ドラムサブユニット30に装着される現像カートリッジ40とを有している。
ドラムサブユニット30は、感光体ドラム31やスコロトロン型帯電器32などを備えている。
現像カートリッジ40は、内部にトナーが収容されており、供給ローラ41や現像ローラ42や層厚規制ブレード43などを備えている。
現像カートリッジ40は、内部にトナーが収容されており、供給ローラ41や現像ローラ42や層厚規制ブレード43などを備えている。
このようなプロセス部62は、次のように機能する。現像カートリッジ40内のトナーが供給ローラ41により現像ローラ42へ供給され、このときトナーが、供給ローラ41と現像ローラ42との間で正極性に摩擦帯電される。現像ローラ42に供給されたトナーは、現像ローラ42の回転に伴って層厚規制ブレード43によって擦られ、一定厚さの薄層として現像ローラ42の表面に担持される。
一方、ドラムサブユニット30では、スコロトロン型帯電器32がコロナ放電により感光体ドラム31を一様に正極性に帯電させる。この帯電した感光体ドラム31にスキャナ部61からのレーザが照射されて、用紙51に形成すべき画像に対応した静電潜像が感光体ドラム31に形成される。
さらに感光体ドラム31が回転すると、現像ローラ42に担持されているトナーが感光体ドラム31の静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光体ドラム31の表面のうち、レーザにより露光され電位が下がった部分に供給される。これにより、感光体ドラム31の静電潜像は可視像化され、感光体ドラム31の表面には、各色のトナーに対応して、反転現像によるトナー像が担持される。
転写部63は、駆動ローラ71、従動ローラ72、搬送ベルト73、転写ローラ74およびクリーニング部75を備えている。
駆動ローラ71および従動ローラ72は、前後に離間して平行に配置され、これらの間にエンドレスベルトからなる搬送ベルト73が巻き掛けられている。搬送ベルト73は、その外側の面が各感光体ドラム31に接している。そして、搬送ベルト73の内側には各感光体ドラム31との間で搬送ベルト73を挟み込む転写ローラ74が配置されている。転写ローラ74には、図示しない高圧基板から転写バイアスが印加される。画像形成時には、搬送ベルト73により搬送されてきた用紙51は、感光体ドラム31と転写ローラ74に挟持され、感光体ドラム31上のトナー像が用紙51に転写される。
駆動ローラ71および従動ローラ72は、前後に離間して平行に配置され、これらの間にエンドレスベルトからなる搬送ベルト73が巻き掛けられている。搬送ベルト73は、その外側の面が各感光体ドラム31に接している。そして、搬送ベルト73の内側には各感光体ドラム31との間で搬送ベルト73を挟み込む転写ローラ74が配置されている。転写ローラ74には、図示しない高圧基板から転写バイアスが印加される。画像形成時には、搬送ベルト73により搬送されてきた用紙51は、感光体ドラム31と転写ローラ74に挟持され、感光体ドラム31上のトナー像が用紙51に転写される。
クリーニング部75は、搬送ベルト73の下方に配置され、搬送ベルト73に付着したトナーを除去し、その下方に配置されたトナー貯留部76に除去したトナーを落下させるようになっている。
熱定着装置100は、転写部63の後方に設けられ、用紙51上に転写されたトナー像を用紙51上に熱定着している。なお、熱定着装置100については、後述する。
排紙部7において、用紙51の排紙側搬送経路91は、熱定着装置100の出口から上に向かって延び前側に反転するように形成されている。排紙側搬送経路91の途中には、用紙51を搬送する複数の搬送ローラ92が配置されている。装置本体2の上面には、印刷後の用紙51を蓄積する排紙トレイ93が形成されており、搬送ローラ92により排紙側搬送経路91から排出された用紙51は、排紙トレイ93に蓄積される。
<熱定着装置の詳細構成>
図2に示すように、熱定着装置100は、加熱部材101と、回転部材の一例としての加圧ローラ150と、定着フレーム200と、第1温度センサの一例としてのセンターサーミスタ210とを備えている。
図2に示すように、熱定着装置100は、加熱部材101と、回転部材の一例としての加圧ローラ150と、定着フレーム200と、第1温度センサの一例としてのセンターサーミスタ210とを備えている。
加熱部材101は、エンドレスベルトの一例としての定着ベルト110と、ヒータの一例としてのハロゲンランプ120と、ニップ部材の一例としてのニップ板130と、反射板140と、ステイ160と、カバー部材170と、第2温度センサおよび第3温度センサの一例としての一対のサイドサーミスタ180と、過昇温防止部材の一例としてのサーモスタット190(図3参照)とを備えている。
定着ベルト110は、耐熱性と可撓性を有する無端状のベルトであり、加圧ローラ150に接触して従動することで、後述するニップNにおいて後方向に移動するように構成されている。定着ベルト110は、左右方向に延びる軸線の周りを回転するように構成され、ニップ板130に摺動する内周面110Aと、加圧ローラ150に摺動する外周面110Bとを有している。定着ベルト110は、ステンレス鋼等の金属から形成された金属素管を有している。また、定着ベルト110は、金属素管の表面を覆うゴム層を有していてもよく、ゴム層の表面を覆うフッ素コーティング等による非金属の離型層をさらに有していてもよい。
ハロゲンランプ120は、ニップ板130と別体であり、ニップ板130および定着ベルト110を加熱することで用紙51上のトナーを加熱する発熱体である。ハロゲンランプ120は、定着ベルト110の内側において定着ベルト110およびニップ板130の内面から所定の間隔をあけて、つまり、離れて配置されている。
ニップ板130は、ハロゲンランプ120からの輻射熱を受ける板状の部材であり、定着ベルト110の内周面110Aに接触している。そして、このニップ板130は、ハロゲンランプ120から受けた輻射熱を定着ベルト110を介して用紙51上のトナーに伝達する。このニップ板130は、後述するスチール製のステイ160より熱伝導率が大きい、例えば、アルミニウム板などから形成されており、ベース部131と、突出部132とを主に有している。
ベース部131は、搬送方向における中央部131Aが両端部131Bより加圧ローラ150側に向けて凸となるように屈曲形成されている。
突出部132は、ベース部131の後端部131Rから搬送方向に沿って後方に突出するように形成されている。この突出部132は、図3に示すように、ベース部131の後端部131Rの左右方向の両端部と、左右方向の中央やや左寄りの部分にそれぞれ1つずつ、合計3つ形成されている。
図2に示すように、反射板140は、ハロゲンランプ120からの輻射熱(主に前後方向や上方向に向けて放射された輻射熱)をニップ板130(ベース部131の内面)に向けて反射する部材であり、定着ベルト110の内側においてハロゲンランプ120を取り囲むように、ハロゲンランプ120から所定の間隔をあけて配置されている。
このような反射板140によってハロゲンランプ120からの輻射熱をニップ板130に集めることで、ハロゲンランプ120からの輻射熱を効率良く利用することができ、ニップ板130および定着ベルト110を速やかに加熱することができる。
反射板140は、赤外線および遠赤外線の反射率が大きい、例えば、アルミニウム板などを断面視略U形状に湾曲させて形成されている。より詳細に、反射板140は、湾曲形状(断面視略U形状)をなす反射部141と、反射部141の両端部から前後方向外側に沿って延びるフランジ部142とを主に有している。なお、熱反射率を高めるため、反射板140は、鏡面仕上げを施したアルミニウム板などを用いて形成してもよい。
ステイ160は、前後方向におけるニップ板130のベース部131の両端部131Bを反射板140のフランジ部142を介して支持することでニップ板130の剛性を確保する部材であり、反射板140を覆うように配置されている。より詳細にステイ160は、上壁160Aと、上壁160Aの前端から下方に延びる前壁160Bと、上壁160Aの後端から下方に延びる後壁160Cとによって断面視U字形状に形成されている。
図3に示すように、ステイ160は、その後壁160Cにサイドサーミスタ180などを配置するための3つの切欠161を有している。より詳細に切欠161は、ニップ板130の3つの突出部132に対応する位置において、サイドサーミスタ180などに接触しない程度の隙間を有するように形成されている。
図4(a),(b)に示すように、カバー部材170は、ステイ160の上壁160Aおよび前壁160Bを覆うように配置されており、上側壁171と、上側壁171の前端から下方に延びる前側壁172とから構成されている。前側壁172の前面には、リブ173が設けられている。
リブ173は、前側壁172の前面に左右方向に間隔をあけて並んで合計7つ配置されており、リブ173の前面から前方に突出するように形成されている。各リブ173は、略四角形状に形成されており、その前面は、定着ベルト110の内周面110Aを案内するように構成されたガイド面173Aとなっている。各リブ173のうち、中央のリブ173は、定着ベルト110を挟んでセンターサーミスタ210と対向している。
図2、図3に示すように、一対のサイドサーミスタ180は、接触型サーミスタであり、ニップ板130の温度を検知するように配置されている。具体的に、各サイドサーミスタ180は、定着ベルト110の右端部および左端部の内側で、かつ、最大用紙幅W1よりも左右方向外側に位置しており(図4(b)参照)、上部に設けられた固定用リブ183がステイ160の後壁160Cにネジ189によって固定されている。各サイドサーミスタ180は、ニップ板130の突出部132の上面に対面して配置されており、温度検知面181が突出部132の上面に接触している。なお、サイドサーミスタ180は、ニップ板130から離れて配置される非接触型サーミスタでもよいし、赤外線センサであってもよい。なお、最大用紙幅W1とは、カラーレーザプリンタ1において印刷可能な最大の用紙幅のことをいう。
サーモスタット190は、バイメタルなどを利用した温度検知素子であり、ニップ板130の温度を検知するように配置されている。具体的に、サーモスタット190は、定着ベルト110の左右方向の中央やや左寄りの部分の内側で、かつ、最小用紙幅W2の左右方向内側に位置しており(図4(b)参照)、上部に設けられた固定用リブ193がステイの160の後壁160Cにネジ199によって固定されている。なお、最小用紙幅W2とは、カラーレーザプリンタ1において印刷可能な最小の用紙幅のことをいう。
サーモスタット190は、ニップ板130の突出部132の上面に対面して配置されており、温度検知面191が突出部132の上面に接触している。このサーモスタット190は、ハロゲンランプ120に電力を供給する回路上に設けられており、所定値以上の温度を検知したときにハロゲンランプ120への通電を遮断する。これにより、熱定着装置100の温度が過剰に上昇することを防止することができる。
加圧ローラ150は、定着ベルト110の外周面110Bと接触し、定着ベルト110との間でニップNを形成する部材である。加圧ローラ150は、ニップ板130の下方に配置されており、ニップ板130との間で定着ベルト110を挟んでいる。
定着フレーム200は、加熱部材101の上方および前方で加熱部材101を覆うように配置されており、加熱部材101の前方の前壁201にセンターサーミスタ210が設けられている。
センターサーミスタ210は、非接触型サーミスタであり、上部に設けられた固定用リブ213が定着フレーム200の前壁201にネジ219によって固定されている。センターサーミスタ210は、後面に設けられた温度検知面211が定着ベルト110の外周面110Bから離れた位置に配置されている。
より詳細に、センターサーミスタ210は、図2、図4(a),(b)に示すように、温度検知面211が、ニップNに対して前側、つまり、定着ベルト110のニップNにおける移動方向の上流側に配置されている。そして、センターサーミスタ210は、定着ベルト110の外周面110Bの左右方向の中央部に対向している。なお、センターサーミスタ210が定着ベルト110の外周面110Bの中央部に対向しているとは、温度検知面211が定着ベルト110の外周面110Bの温度を検知できる程度に外周面110Bに近接していることをいう。
センターサーミスタ210は、最小用紙幅W2の左右方向内側に位置している。なお、センターサーミスタ210は、定着ベルト110と接触する接触型サーミスタであってもよいし、赤外線センサであってもよい。また、センターサーミスタ210およびサイドサーミスタ180は、温度に応じてアナログ値を生成するものでもあってよく、アナログ値に基づきデジタル値を生成するものであってもよい。これらのアナログ値またはデジタル値が信号として制御装置300に伝送されるようになっている。
<制御装置>
次に、制御装置300について詳細に説明する。
制御装置300は、例えば、CPU,ROM及びRAMを有する記憶部などを有しており、各サイドサーミスタ180およびセンターサーミスタ210からの信号と、予め用意されたプログラムなどに基づいて演算処理を行うことによって、ハロゲンランプ120、ピックアップローラ52、モータ400などの制御を実行するように構成されている。また、信号は、サイドサーミスタ180およびセンターサーミスタ210が取得した温度そのものであってもよい。なお、ROMには、後述する各種制御処理を実行するための指令をプログラムとして格納している。CPUは、このROMから指令を読みだして各種制御処理を実行する。
次に、制御装置300について詳細に説明する。
制御装置300は、例えば、CPU,ROM及びRAMを有する記憶部などを有しており、各サイドサーミスタ180およびセンターサーミスタ210からの信号と、予め用意されたプログラムなどに基づいて演算処理を行うことによって、ハロゲンランプ120、ピックアップローラ52、モータ400などの制御を実行するように構成されている。また、信号は、サイドサーミスタ180およびセンターサーミスタ210が取得した温度そのものであってもよい。なお、ROMには、後述する各種制御処理を実行するための指令をプログラムとして格納している。CPUは、このROMから指令を読みだして各種制御処理を実行する。
制御装置300は、センターサーミスタ210からの信号に基づいて、ハロゲンランプ120の制御を実行する。例えば、センターサーミスタ210から取得した中央温度TCが目標温度TH0となるまでハロゲンランプ120の出力が基本的に一定となるように制御し、目標温度TH0になった後は中央温度TCが目標温度TH0に維持されるようにハロゲンランプ120を制御する。なお、目標温度TH0は、良好な定着ができる範囲内の温度をいい、実験やシミュレーション等により適宜設定することができる。本実施形態においては、TH0=180℃である。また、TH0は、熱定着装置100の特性に応じて、160〜240℃の範囲内の何れかの値であってもよいし、175〜200℃の範囲内の何れかの値であってもよい。
制御装置300は、各サイドサーミスタ180からの信号に基づいて、各サイドサーミスタ180で取得した端部温度TS、つまり、ニップ板130の温度が目標温度TH0よりも高い第1温度TH1以上であるときに異常、つまり、端部昇温状態が発生していると判断する。ここで、第1温度TH1は、良好な定着ができる温度よりも高い温度をいい、実験やシミュレーション等により適宜設定することができる。本実施形態においては、TH1=220℃である。また、TH1は、熱定着装置100の特性に応じて、190〜270℃の範囲内の何れかの値であってもよいし、200〜230℃の範囲内の何れかの値であってもよい。
制御装置300は、端部昇温状態が発生している場合、ハロゲンランプ120の出力を小さくする制御、詳しくは、ハロゲンランプ120に供給するパルス電流のデューティ比を下げるような制御を実行する。
制御装置300は、端部昇温状態が発生していない場合、第1の間隔T10で複数の用紙51を供給する第1モードと、端部昇温状態が発生している場合、第1の間隔T10よりも長い第2の間隔T11で複数の用紙51を供給する第2モードとのいずれかを実行するように構成されている。つまり、端部昇温状態が発生している場合、制御装置300は、用紙51を搬送するタイミングを遅らせる制御を実行する。
第1モードは、通常使用時において用紙51が搬送されてから次の用紙51が搬送されるまでの時間を第1の間隔T10とするモードである。この第1の間隔T10は、実験やシミュレーション等により適宜設定することができる。
第2モードは、用紙51が搬送されてから次の用紙51が搬送されるまでの時間を第2の間隔T11とするモードである。具体的に、制御装置300は、第2モードに設定すると、前回の用紙51の搬送開始の時点から第2の間隔T11が経過した後に用紙51を搬送するような制御を実行する。この第2の間隔T11は、端部昇温状態となったときに定着ベルト110の内側の端部における熱が中央部分に移動するまでの時間以上の時間であり、実験やシミュレーション等により適宜設定することができる。なお、本実施形態における制御装置300は、初期状態においては第1モードに設定することとし、初期状態、つまり、第1モードを実行しているときに端部昇温状態が発生した場合、第2モードを実行するような制御を実行する。
また、制御装置300は、第2モード設定時における第2の間隔T11の間、モータ400をONしつつ、つまり、加圧ローラ150に従動して定着ベルト110を回転させつつ、用紙51の供給をしない制御を実行する。これにより、端部昇温状態であると判断した場合、定着ベルト110を回転させることで、その回転により空気が撹拌され、熱が分散されるようになっている。なお、ここでいう用紙51を供給しないとは、制御装置300が印刷指令を受けてから、用紙51の供給を待機または禁止していることをいう。
制御装置300は、左右方向において所定幅W以上の用紙51を印刷する場合には、ハロゲンランプ120をONにしたときから所定時間T00後に各サイドサーミスタ180から取得した端部温度TSが目標温度TH0よりも低い第2温度TH2以下であるかを判断する。ここで、第2温度TH2は、目標温度TH0よりも低く、良好な定着ができない程度の温度をいい、実験やシミュレーション等により適宜設定することができる。また、所定時間T00は、例えば、低温環境下においてハロゲンランプ120をONしてから端部温度TSおよび中央温度TCが目標温度TH0まで上昇するまでの時間をいい、実験やシミュレーション等により適宜設定することができる。なお、所定幅Wは、最小用紙幅W2より大きく、最大用紙幅W1より小さい幅をいう。本実施形態においては、TH2=160℃である。また、TH2は、熱定着装置100の特性に応じて、130〜200℃の範囲内の何れかの値であってもよいし、150〜180℃の範囲内の何れかの値であってもよい。
制御装置300は、端部温度TSが第2温度TH2以下である場合、ハロゲンランプ120の出力を大きくする制御、詳しくは、ハロゲンランプ120に供給するパルス電流のデューティ比を上げるような制御を実行する。
制御装置300は、左右方向において所定幅W以上の用紙51を印刷する場合には、ハロゲンランプ120をONにしたときから所定時間T00後に端部温度TSが目標温度TH0より低い第3温度TH3以上であるかを判断する。ここで、本実施形態における第3温度TH3は、第2温度TH2より大きく、目標温度TH0より少し低い範囲内の温度をいい、実験やシミュレーション等により適宜設定することができる。なお、第3温度TH3は、第2温度TH2と同じ値であってもよい。本実施形態においては、TH3=170℃である。また、TH3は、熱定着装置100の特性に応じて、140〜210℃の範囲内の何れかの値であってもよいし、160〜190℃の範囲内の何れかの値であってもよい。
制御装置300は、端部温度TSが第3温度TH3以上である場合に用紙51の搬送を開始するような制御、つまり、ピックアップローラ52により用紙51を搬送する制御を実行する。
以上のように構成された制御装置300は、図5、図6に示すフローチャートに従って制御を実行する。なお、ハロゲンランプ120は、基本的にはセンターサーミスタ210からの信号に基づいて、センターサーミスタ210の検知温度が略一定となるような通常制御により制御され、図5、図6のフローチャートにおいてハロゲンランプ120の制御が実行されると、この制御が優先適用される。そして、印刷制御時には、当該通常制御のフローチャートに戻される。
図5に示すように、制御装置300は、印刷指令があるか否かを判断する(S1)。ステップS1において、印刷指令がないと判断した場合には(S1:No)、本制御を終了し(図6参照)、印刷指令があると判断した場合には(S1:Yes)、ハロゲンランプ120をONにして(S2)、その後所定の僅かな時間だけ遅れてモータ400をONにする(S3)。なお、ステップS2におけるハロゲンランプ120の出力は最大出力よりも小さい出力とする。
ステップS3の後、制御装置300は、用紙51が所定幅W以上であるか否かを判断する(S4)。そして、制御装置300は、用紙51が所定幅W以上である場合(S4:Yes)、所定時間T00が経過しているか否かを判断する(S5)。ステップS5において、所定時間T00が経過していない場合(S5:No)、ステップS5の処理を繰り返す。
所定時間T00を経過した場合(S5:Yes)、制御装置300は、端部温度TSが第2温度TH2以下であるか否かを判断する(S6)。端部温度TSが第2温度TH2以下である場合(S6:Yes)、制御装置300は、ハロゲンランプ120のデューティ比を上げる(S7)。
ステップS4において、用紙51が所定幅W以上でない場合(S4:No)、ステップS6において、端部温度TSが第2温度TH2以下でない場合(S6:No)およびステップS7の後、図6に示すように、制御装置300は、端部温度TSが第1温度TH1以上であるか否かを判断する(S8)。
ステップS8において、端部温度TSが第1温度TH1以上である場合(S8:Yes)、制御装置300は、端部昇温状態であると判断し、端部過熱フラグをONにして(S9)、ハロゲンランプ120のデューティ比を下げる(S10)。そして、制御装置300は、印刷モードを第2モードに設定する(S11)。
ステップS8において、端部温度TSが第1温度TH1以上でない場合(S8:No)、制御装置300は、端部過熱フラグをOFFにして(S12)、印刷モードを第1モードに設定する(S13)。
ステップS11およびステップS13の後、制御装置300は、用紙51が所定幅W以上であるか否かを判断する(S14)。用紙51が所定幅W以上である場合(S14:Yes)、制御装置300は、端部温度TSが第3温度TH3以上であるか否かを判断する(S15)。制御装置300は、端部温度TSが第3温度TH3以上でない場合(S15:No)、ステップS15の処理を繰り返し、端部温度TSが第3温度TH3以上である場合(S15:Yes)、設定した印刷モードで印刷制御をする(S16)。ここで、ステップS16では、印刷指令で指示された印刷枚数のうち1枚分の印刷制御が実行される。ステップS14において、用紙51が所定幅W以上でない場合(S14:No)、制御装置300は、ステップS15の処理を行わず、ステップS16の処理を実行する。
ステップS16の後、制御装置300は、印刷指令で指示された全ての印刷枚数が印刷完了したか否かを確認する(S17)。制御装置300は、印刷が完了してない場合(S17:No)、ステップS8の処理に戻り、印刷が完了している場合(S17:Yes)、印刷制御を終了する。
次に、制御装置300が、所定幅W以上の用紙51を複数枚印刷するための印刷指令を受けてから所定時間T00後に端部温度TSが第2温度TH2より大きく、第3温度TH3未満であるときの各パラメータの経時変化について図7を参照して説明する。なお、図7〜図9において、温度については、端部温度TSは実線で表示し、中央温度TCは破線で表示する。
制御装置300が印刷指令を受けると(時刻t11)、ハロゲンランプ120がONになった後、モータ400がONになる(時刻t12)。時刻t11から所定時間T00が経過したときに(時刻t13)、端部温度TSが第2温度TH2より大きいと、ハロゲンランプ120の出力はそのままの値に維持される。また、端部温度TSが第3温度TH3未満であると、端部温度TSが第3温度TH3に達するまでピックアップローラ52による用紙51の搬送は行われない(時刻t13〜t14)。端部温度TSおよび中央温度TCは一定のハロゲンランプ120出力により徐々に上昇していく。
そして、端部温度TSが第3温度TH3に達すると(時刻t14)、第1モードによる第1の間隔T10でピックアップローラ52により用紙51が搬送される。印刷制御が終了すると(時刻t19)、ハロゲンランプ120がOFFとなり、その後モータ400がOFFとなる(時刻t20)。
次に、制御装置300が、所定幅W未満の用紙51を複数枚印刷するための印刷指令に基づく印刷制御中に第2モードを実行するときの各パラメータの経時変化について図8を参照して説明する。
印刷指令を受けてから、中央温度TCが目標温度TH0に達した場合に、端部温度TSが第1温度TH1未満であると、第1モードで、印刷制御が開始される(時刻t15)。このとき、用紙51は第1の間隔T10で搬送される。その後、端部温度TSが第1温度TH1以上になると(時刻t16)、ハロゲンランプ120の出力が小さくなり、第2モードに設定される。この際、第1の間隔T10よりも長い第2の間隔T11の間、用紙51が搬送されない。これにより、定着ベルト110の回転により空気が撹拌され、端部における熱が分散される。さらに、ハロゲンランプ120の小出力により、端部温度TSおよび中央温度TCが下がっていく。
そして、第2の間隔T11の間の適宜なタイミングで中央温度TCによるハロゲンランプ120の制御に戻る(時刻t17)。その後、図7と同様に印刷制御が終了する。
次に、制御装置300が、所定幅W以上の用紙51を複数枚印刷するための印刷指令を受けてから所定時間T00後に端部温度TSが第2温度TH2以下であるときの各パラメータの経時変化について図9を参照して説明する。
印刷指令を受けてから所定時間T00経過したときに、端部温度TSが第2温度TH2以下であると、端部温度TSによる制御となり、ハロゲンランプ120の出力が大きくなる(時刻t13)。このハロゲンランプ120の出力に伴い、端部温度TSおよび中央温度TCは、時刻t13前より急な傾きで上がっていき、端部温度TSが第3温度TH3に達すると(時刻t18)、ハロゲンランプ120の出力が中央温度TCによる制御に戻され、用紙51の搬送が開始される。その後、図7と同様に印刷制御が終了する。
印刷指令を受けてから所定時間T00経過したときに、端部温度TSが第2温度TH2以下であると、端部温度TSによる制御となり、ハロゲンランプ120の出力が大きくなる(時刻t13)。このハロゲンランプ120の出力に伴い、端部温度TSおよび中央温度TCは、時刻t13前より急な傾きで上がっていき、端部温度TSが第3温度TH3に達すると(時刻t18)、ハロゲンランプ120の出力が中央温度TCによる制御に戻され、用紙51の搬送が開始される。その後、図7と同様に印刷制御が終了する。
以上によれば、本実施形態において以下のような作用効果を得ることができる。
定着ベルト110の端部にサイドサーミスタ180を設けたので、端部昇温状態を検知することができる。また、熱が逃げにくく温度が蓄積しやすい定着ベルト110内に設けられたサイドサーミスタ180からの信号に基づいて、端部昇温状態が発生しているか否かを判断するので、定着ベルト110の端部昇温を精度よく検知することができる。また、定着ベルト110外に設けられたセンターサーミスタ210からの信号に基づいて、ハロゲンランプ120を制御するので、定着ベルト110の外周面110Bの温度を精度よく検知することができる。
定着ベルト110の端部にサイドサーミスタ180を設けたので、端部昇温状態を検知することができる。また、熱が逃げにくく温度が蓄積しやすい定着ベルト110内に設けられたサイドサーミスタ180からの信号に基づいて、端部昇温状態が発生しているか否かを判断するので、定着ベルト110の端部昇温を精度よく検知することができる。また、定着ベルト110外に設けられたセンターサーミスタ210からの信号に基づいて、ハロゲンランプ120を制御するので、定着ベルト110の外周面110Bの温度を精度よく検知することができる。
サイドサーミスタ180により、ニップ板130の端部昇温を精度よく検知することができるので、例えば、ニップ板130を支持する樹脂製の部材に熱の影響が出るのを抑制することができる。
サイドサーミスタ180から取得した温度が第1温度TH1以上であると判断した場合、端部昇温状態が発生していると判断し、ハロゲンランプ120の出力を小さくするので、定着ベルト110の端部が昇温しすぎるのを抑制することができる。
端部昇温状態であると判断した場合に、用紙51の搬送するタイミングを遅らせるので、次の用紙51が搬送されるまでに定着ベルト110の端部における熱を中央部分に移動させることができる。
端部昇温状態であると判断した場合に、定着ベルト110を回転させることで、その回転により空気が撹拌され、熱が分散されやすくなる。そのため、用紙51の供給をしない処理をする間に定着ベルト110の内側の端部における熱を下げることができる。
ハロゲンランプ120をONにしたときから所定時間T00後に定着ベルト110の端部温度TSが低い場合に、ハロゲンランプ120の出力を大きくするので、所定幅W以上の用紙51の印刷時に定着ベルト110の端部温度TSを好適な温度にしやすくなる。
定着ベルト110の端部温度TSが低い場合に、用紙51を搬送しないので、所定幅W以上の用紙51の印刷時に定着ベルト110の端部温度TSを好適な温度にしやすくなる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。なお、以下の説明では、前記実施形態と略同様の構成については、同じ符号を付して説明を省略する。
前記実施形態では、定着ベルト110の移動方向上流側にセンターサーミスタ210が配置されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図10(a)に示すように、定着ベルト110の移動方向下流側にセンターサーミスタ210Aを配置してもよい。この構成におけるセンターサーミスタ210Aは、上部に設けられた固定用リブ213Aが定着フレーム200の後壁にネジによって固定され、前面に設けられた温度検知面211Aにより定着ベルト110の外周面110Bの温度を検知することができる。
また、図10(b)に示すように、定着ベルト110を挟んでニップNとは反対側にセンターサーミスタ210Bを配置してもよい。この構成におけるセンターサーミスタ210Bは、両端部に設けられた固定用リブ213Bが定着フレーム200の上壁にネジによって固定され、下面に設けられた温度検知面211Bにより定着ベルト110の外周面110Bの温度を検知することができる。
前記実施形態では、サイドサーミスタ180をネジ189によってステイ160に固定していたが、本発明はこれに限定されず、例えば、図11に示すように、圧縮バネ220によりサイドサーミスタ180がニップ板130に付勢されていてもよい。
この構成におけるカバー部材170は、図2の構成に加えて上側壁171の後端から下方に延びる後側壁175と、後側壁175の下端から後方に延びる支持壁176と、支持壁176の後端から下方に延びる延出壁177とを有している。そして、支持壁176とニップ板130上に配置されたサイドサーミスタ180の間に圧縮バネ220が設けられている。圧縮バネ220は、支持壁176の下面から下方に延びる突起176Aとサイドサーミスタ180の上面から上方に延びる突起184に保持されている。詳しくは、圧縮バネ220は、突起176A,184が圧縮バネ220内に入り込むようにして保持されている。この圧縮バネ220がサイドサーミスタ180をニップ板130に付勢することにより、ニップ板130の温度を検知することができる。
前記実施形態では、制御装置300は、サイドサーミスタ180が取得した端部温度TSに基づいて端部昇温状態が発生しているか否かを判断していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、制御装置300がハロゲンランプ120をONにしたときから所定時間T00後にセンターサーミスタ210から取得した中央温度TCが第4温度TH4以上であるか否かを判断するとともに、サイドサーミスタ180から取得した端部温度TSが第4温度TH4以上であるか否かを判断するような構成であってもよい。
この構成における制御装置300は、所定時間T00後に中央温度TCが第4温度TH4以上でないと判断し、かつ、端部温度TSが第4温度TH4以上であると判断した場合、異常と判断する制御を実行する。この制御を実行するには、図5、図6に示すフローチャートのうち、ステップS8の部分で、制御装置300は、中央温度TCが第4温度TH4以上でないか否かを判断するとともに、端部温度TSが第4温度TH4以上であるか否かについて判断する。制御装置300は、中央温度TCが第4温度TH4以上でなく、かつ、端部温度TSが第4温度TH4以上であるときの場合、ステップS9に進み、それ以外の場合、ステップS12に進む処理を実行すればよい。
前記実施形態では、制御装置300は、中央温度TCが目標温度TH0となるまでハロゲンランプ120の出力が基本的に一定となるように制御していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、制御装置が、センターサーミスタから取得した中央温度と、目標温度とを比較して、目標温度と中央温度の差が大きいほどハロゲンランプの出力を大きくするような制御を実行してもよい。この場合、ハロゲンランプの目標温度を変えることで、ハロゲンランプの出力を大きくしたり、小さくしたりする制御を実行してもよい。
前記実施形態では、サイドサーミスタ180は、定着ベルト110の左右方向における両端部の内側に設けられていたが、左右方向における一端部の内側のみに設けてもよい。また、一対のサイドサーミスタ180は、最大用紙幅W1の左右方向外側に位置していたが、最大用紙幅W1の左右方向内側で、かつ、最小用紙幅W2の左右方向外側に位置していてもよい。
また、前記実施形態では、ヒータの一例としてのハロゲンランプ120を例示したが、本発明はこれに限定されず、ヒータは、例えばIH(Induction Heating)ヒータやセラミックヒータなどであってもよい。ここで、IHヒータとは、それ自体は発熱しないが、金属製の定着ベルトやニップ板などを電磁誘導加熱方式により発熱させるものをいう。
前記実施形態では、第1の間隔T10と第2の間隔T11を時間で規定していたが、例えば、用紙と用紙の間の距離で規定してもよい。
前記実施形態では、過昇温防止部材としてサーモスタットを例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ヒューズであってもよい。
前記実施形態では、回転部材の一例として加圧ローラ150を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばベルト状の部材であってもよい。
前記実施形態では、ニップ部材としてニップ板130を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばニップ部材は板状でない厚めの部材であってもよい。
前記実施形態では、カラーレーザプリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
前記実施形態では、記録シートとして、厚紙、はがき、薄紙などの用紙51を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えばOHPシートであってもよい。
前記実施形態では、制御装置300は、図5及び図6の各処理を実行するように構成された1つのCPUを有していたが、本発明はこれに限定されない。例えば、制御装置は、図5及び図6の各処理を実行するように構成された複数のCPUを有していてもよいし、図5及び図6の各処理を実行するように構成されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハード回路を有していてもよい。また、制御装置は、図5及び図6の各処理を実行するように構成されたCPUおよびハード回路を有していてもよい。
1 カラーレーザプリンタ
51 用紙
100 熱定着装置
110 定着ベルト
120 ハロゲンランプ
130 ニップ板
150 加圧ローラ
180 サイドサーミスタ
190 サーモスタット
210 センターサーミスタ
300 制御装置
M1 搬送機構
N ニップ
51 用紙
100 熱定着装置
110 定着ベルト
120 ハロゲンランプ
130 ニップ板
150 加圧ローラ
180 サイドサーミスタ
190 サーモスタット
210 センターサーミスタ
300 制御装置
M1 搬送機構
N ニップ
Claims (26)
- エンドレスベルトと、
前記エンドレスベルトを加熱するように構成されたヒータと、
前記エンドレスベルトの外周面の前記エンドレスベルトの軸方向における中央部に対向する第1温度センサと、
前記エンドレスベルトの前記軸方向における一端部の内側に位置する第2温度センサと、
制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記第1温度センサからの信号に基づいて、前記ヒータを制御し、
前記第2温度センサからの信号に基づいて、端部昇温状態が発生しているか否かを判断するように構成されたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記エンドレスベルトの内周面に接触するように構成されたニップ部材と、
前記エンドレスベルトの外周面に接触し、前記ニップ部材との間で前記エンドレスベルトを挟み、前記エンドレスベルトとの間でニップを形成するように構成された回転部材と、を備え、
前記第2温度センサは、前記ニップ部材に対向することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記ヒータは、前記エンドレスベルトの内側において前記エンドレスベルトを加熱するように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記ヒータは、発熱体であり、前記ニップ部材から離れていることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記制御装置は、
前記第2温度センサからの信号に基づいて、前記第2温度センサから取得した温度が所定の第1温度以上であるか否かを判断し、
前記第2温度センサからの信号に基づいて、前記第2温度センサから取得した温度が前記第1温度以上であると判断した場合、前記端部昇温状態が発生していると判断するように構成されたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記制御装置は、前記端部昇温状態が発生していると判断した場合、前記ヒータの出力を小さくするように構成されたことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記エンドレスベルトに記録シートを搬送するように構成された搬送機構を備え、
前記制御装置は、
第1の間隔で複数の記録シートを供給する第1モードと、前記第1の間隔よりも大きい第2の間隔で複数の記録シートを供給する第2モードとのいずれかを実行し、
前記第1モードを実行しているときに、
前記端部昇温状態が発生していると判断した場合、前記第2モードを実行するように構成されたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記制御装置は、
前記端部昇温状態が発生していると判断した場合、前記ヒータの出力を下げ、かつ、前記エンドレスベルトを回転させつつ、記録シートの供給をしないように構成されたことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記制御装置は、
前記軸方向において所定の幅以上の記録シートを印刷する場合には、前記ヒータをONにしたときから所定時間後に前記第2温度センサからの信号に基づいて、前記第2温度センサから取得した温度が定着温度より低い第2温度以下であるか否かを判断し、
前記第2温度以下であると判断した場合、前記ヒータの出力を大きくするように構成されたことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記制御装置は、
前記軸方向において所定の幅以上の記録シートを印刷する場合には、前記ヒータをONにしたときから所定時間後に前記第2温度センサからの信号に基づいて、前記第2温度センサから取得した温度が定着温度より低い第3温度以上であるか否かを判断し、
前記第3温度以上であると判断した場合、記録シートの搬送を開始するように構成されたことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記制御装置は、
前記ヒータをONにしたときから所定時間後に前記第1温度センサからの信号に基づいて、前記第1温度センサから取得した温度が第4温度以上であるか否かを判断するように構成され、
前記ヒータをONにしたときから所定時間後に前記第2温度センサからの信号に基づいて、前記第2温度センサから取得した温度が前記第4温度以上であるか否かを判断するように構成され、
前記ヒータをONにしたときから所定時間後に前記第1温度センサからの信号に基づいて、前記第1温度センサから取得した温度が前記第4温度以上ではないと判断され、かつ、前記ヒータをONにしたときから所定時間後に前記前記第2温度センサからの信号に基づいて、前記第2温度センサから取得した温度が前記第4温度以上であると判断された場合、異常であると判断するように構成されたことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記エンドレスベルトの前記軸方向における他端部の内側に位置する第3温度センサを備えたことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記エンドレスベルトの内側に位置し、所定の温度以上で前記ヒータへの通電を遮断する過昇温防止部材を設けたことを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記エンドレスベルトとの間でニップを形成するように構成された回転部材を備え、
前記エンドレスベルトは、前記ニップにおいて所定の移動方向に移動するように構成され、
前記第1温度センサは、前記ニップに対して前記移動方向の上流側に配置されたことを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記エンドレスベルトとの間でニップを形成するように構成された回転部材を備え、
前記エンドレスベルトは、前記ニップにおいて所定の移動方向に移動するように構成され、
前記第1温度センサは、前記ニップに対して前記移動方向の下流側に配置されたことを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記エンドレスベルトとの間でニップを形成するように構成された回転部材を備え、
前記第1温度センサは、前記エンドレスベルトを挟んで前記ニップとは反対側に配置されたことを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記第1温度センサは、前記エンドレスベルトから離れているように構成されたことを特徴とする請求項1から請求項16のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記第1温度センサは、前記エンドレスベルトと接触するように構成されたことを特徴とする請求項1から請求項16のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記制御装置は、前記第2温度センサからの信号と、前記第1温度センサからの信号とに基づいて、前記ヒータを制御することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記制御装置は、
前記第2温度センサからの信号に基づいて、前記第2温度センサから取得した温度が第5温度よりも高いか否かを判断するように構成され、
前記第2温度センサからの信号に基づいて、前記第2温度センサから取得した温度が第5温度よりも高いと判断した場合、前記ヒータへの出力を小さくするように構成されたことを特徴とする請求項19に記載の画像形成装置。 - 前記制御装置は、
前記第1温度センサからの信号に基づく温度と目標温度とを比較し、
前記目標温度と前記第1温度センサからの信号に基づく温度の差が大きいほど、前記ヒータの出力を大きくするように構成され、
前記第2温度センサからの信号に基づいて、前記第2温度センサから取得した温度が第5温度よりも高いと判断した場合、前記目標温度を下げるように構成されたことを特徴とする請求項20に記載の画像形成装置。 - 前記制御装置は、
前記第2温度センサからの信号に基づいて、前記第2温度センサから取得した温度が前記第5温度よりも高いと判断した場合、前記ヒータに供給されるパルス電流のデューティ比を下げるように構成されたことを特徴とする請求項20または請求項21に記載の画像形成装置。 - 前記制御装置は、
前記第2温度センサからの信号に基づいて、前記第2温度センサから取得した温度が第6温度よりも低いか否かを判断し、
前記第2温度センサからの信号に基づいて、前記第2温度センサから取得した温度が前記第6温度よりも低いと判断した場合、前記ヒータへの出力を大きくするように構成されたことを特徴とする請求項19に記載の画像形成装置。 - 前記制御装置は、
前記第1温度センサからの信号に基づく温度と目標温度とを比較し、
前記目標温度と前記第1温度センサからの信号に基づく温度の差が大きいほど、前記ヒータの出力を大きくするように構成され、
前記第2温度センサからの信号に基づいて、前記第2温度センサから取得した温度が前記第6温度よりも低いと判断した場合、前記目標温度を上げるように構成されたことを特徴とする請求項23に記載の画像形成装置。 - 前記制御装置は、
前記第2温度センサからの信号に基づいて、前記第2温度センサから取得した温度が前記第6温度よりも低いと判断した場合、前記ヒータに供給されるパルス電流のデューティ比を上げるように構成されたことを特徴とする請求項23または請求項24に記載の画像形成装置。 - エンドレスベルトと、
前記エンドレスベルトの内周面に接触するように構成されたニップ部材と、
前記エンドレスベルトの外周面の前記軸方向における中央部に対向する第1温度センサと、
前記エンドレスベルトの内側において、前記ニップ部材に対向する第2温度センサと、を備えたことを特徴とする熱定着装置。
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