JP2023018196A - プロテクタ - Google Patents

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Mitsutoshi Kimura
真由 小川
Masayoshi Ogawa
和也 ▲高▼橋
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Abstract

【課題】複数の配索材を非正規の配置で収容空間に収容した場合に、蓋部材をプロテクタ本体に係止することができないプロテクタを提供する。【解決手段】プロテクタ1は、プロテクタ本体2と、蓋部材3と、係止機構4と、を備える。蓋部材3は、天井部31と、突出部33と、を有する。突出部33は、第1配索材W1の周面W1oが底部21に接触し、かつ、第2配索材W2の周面W2oが第1配索材W1の周面W1oに接触する非正規の配置で収容空間2sに収容された場合には、係止機構4が非係止状態から係止状態に移行する途中で突出部33に第2配索材W2の周面W2oが接触し、第2配索材W2の周面W2oが底部21に接触し、かつ、第2配索材W2の周面W2oが第1配索材W1の周面W1oに接触する正規の配置で収容空間2sに収容された場合には、係止機構4が非係止状態から係止状態に移行する。【選択図】図3

Description

本発明は、プロテクタに関する。
自動車等の車両は、車内の各種機器を相互に接続するためのワイヤハーネスを有する。ワイヤハーネスの中には、ワイヤハーネスを構成する配索材を外部から保護するプロテクタを有するものがある。
プロテクタの中には、プロテクタ本体と、蓋部材と、係止機構とを備えるものがある。プロテクタ本体は、複数の配索材を収容する収容空間、および、収容空間と外部とを連通する開閉開口部を有する。蓋部材は、プロテクタ本体に設けられ、開閉開口部を開閉する。係止機構は、プロテクタ本体に蓋部材を係止する(例えば、特許文献1参照)。
特開2021-19424号公報
しかしながら、上述したプロテクタは、複数の配索材を正規の配置で収容空間に収容した場合でも、複数の配索材を非正規の配置で収容空間に収容した場合でも、係止機構によって、プロテクタ本体に蓋部材を係止することができる。そのため、複数の配索材が非正規の配置で収容空間に収容されたプロテクタが出荷されてしまうおそれがあった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、複数の配索材を非正規の配置で収容空間に収容した場合に、蓋部材をプロテクタ本体に係止することができないプロテクタを提供することにある。
本発明に係るプロテクタは、上述した課題を解決するため、第1配索材および前記第1配索材よりも直径が大きい第2配索材を収容する収容空間、および、前記収容空間と外部とを連通する開閉開口部を有するプロテクタ本体と、前記プロテクタ本体に設けられ、前記開閉開口部を開閉する蓋部材と、前記プロテクタ本体に前記蓋部材を係止する係止機構と、を備え、前記蓋部材は、前記プロテクタ本体の前記収容空間を閉じた閉鎖状態において前記プロテクタ本体の底部と対向する天井部、および、前記閉鎖状態において前記底部側へ向けて突出する突出部を有し、前記突出部は、前記第1配索材の周面が前記底部に接触し、かつ、前記第2配索材の周面が前記第1配索材の周面に接触する非正規の配置で収容空間に収容された場合には、前記係止機構が非係止状態から係止状態へ移行する途中で前記突出部に第2配索材の周面が接触する一方、前記第2配索材の周面が前記底部に接触し、かつ、前記第2配索材の周面が前記第1配索材の周面に接触する正規の配置で収容空間に収容された場合には、前記係止機構が非係止状態から係止状態へ移行する、ことを特徴とする。
本実施形態に係るプロテクタは、上記構成を有するため、複数の配索材を非正規の配置で収容空間に収容した場合に、蓋部材をプロテクタ本体に係止することができないプロテクタを提供することができる。
図1は、本実施形態に係るプロテクタの平面図である。 図2は、本実施形態に係るプロテクタの分解斜視図である。 図3は、第1配索材および第2配索材を正規の配置で収容空間に収容した状態の斜視図である。 図4は、第1配索材および第2配索材を非正規の配置で収容空間に配置した状態の斜視図である。
以下に、本発明に係るプロテクタの実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1は、本実施形態に係るプロテクタ1の平面図である。図2は、本実施形態に係るプロテクタ1の分解斜視図である。図3は、第1配索材W1および第2配索材W2を正規の配置で収容空間2sに収容した状態の斜視図である。図4は、第1配索材W1および第2配索材W2を非正規の配置で収容空間2sに収容した状態の斜視図である。
以下の説明において、Yは、本実施形態に係るプロテクタ1において、プロテクタ本体2における一対の本体側壁部22a、22bが対向する対向方向である。また、Zは、本実施形態に係るプロテクタ1において、対向方向Yに対して直交する直交方向である。その上、直交方向Zは、プロテクタ本体2に対する蓋部材3の着脱方向である。より具体的に説明すると、直交方向Zのうち一方の方向Z1は、プロテクタ本体2に対して蓋部材3を組み付ける組付方向であり、直交方向Zのうち他方の方向Z2は、プロテクタ本体2に対して蓋部材3を取り外す取り外し方向である。さらに、Xは、本実施形態に係るプロテクタ1において、第1配索材W1の延在方向であり、かつ、第2配索材W2の延在方向である。本実施形態に係るプロテクタ1は、延在方向Xと対向方向Yと直交方向Zとが相互に直交する。
図1に示す本実施形態に係るプロテクタ1は、自動車等の車両に搭載されるワイヤハーネスWH1に組み込まれ、第1配索材W1および第2配索材W2である配索材Wを保護するものである。ワイヤハーネスWH1は、例えば、車両に搭載される各機器間の接続のために、電源供給や信号通信に用いられる複数の配索材Wを束にして集合部品とし、コネクタ等で複数の配索材Wを各機器に接続するものである。
本実施形態に係るワイヤハーネスWH1は、導電性の第1芯材Wa1を有する第1配索材W1と、導電性の第2芯材Wa2を有する第2配索材W2と、第1配索材W1および第2配索材W2を外部から保護するプロテクタ1とを備える。第1配索材W1および第2配索材W2は、例えば、電線によって構成される。電線は、例えば、複数の導電性を有する金属素線からなる導体部である芯材Wa1、Wa2の外側を、絶縁性を有する被覆部Wb1、Wb2によって覆ったものである(図3参照)。第1配索材W1は、図3に示すように第1周面(周面)W1oを有する。また、第2配索材W2は、第2周面(周面)W2oを有する。なお、ワイヤハーネスWH1は、この他、さらに、コネクタ、電気接続箱、グロメット、固定具等を含んで構成されてもよい。以下、各図を参照してプロテクタ1の構成について詳細に説明する。
プロテクタ1は、絶縁性を有する合成樹脂材料によって形成される。本実施形態のプロテクタ1は、保護する配索材Wとして第1配索材W1と第2配索材W2とを備える。図3に示すように、第2配索材W2の第2直径(直径)R2は、第1配索材W1の第1直径(直径)R1よりも大きい。プロテクタ1は、プロテクタ本体2と、蓋部材3と、係止機構4と、ガイド機構5と、を備える。
プロテクタ本体2は、樋形状に形成される。そして、プロテクタ本体2は、底部21と、対向方向Yにおいて対向する一対の本体側壁部22a、22bとを有する。底部21は、平板状に形成される。各本体側壁部22a、22bは、平板状に形成される。また、プロテクタ本体2は、第1配索材W1および第2配索材W2を収容する収容空間2s、および、収容空間2sと外部とを連通する開閉開口部23を有する。そして、一対の本体側壁部22a、22bは、底部21を挟んで対向方向Yにおいて対向する。各本体側壁部22a、22bは、底部21における対向方向Yの端部から直交方向Zの一方側(より具体的に説明すると取り外し方向Z2側)へ向けて突出する。
開閉開口部23は、例えば、収容空間2sに第1配索材W1および第2配索材W2を挿通させる際に蓋部材3によって開けられ、収容空間2sに配索材Wを挿通させた後に蓋部材3によって閉じられる。開閉開口部23は、プロテクタ本体22における直交方向Zの一方の端部に形成される。言い換えると、開閉開口部23は、直交方向Zにおいて、底部21が形成される側とは反対側に形成される。つまり、開閉開口部23は、本体側壁部22a、22bの取り外し方向Z2側に形成される。
さらに、プロテクタ本体2は、収容空間2sと外部とを連通して第1配索材W1および第2配索材W2を挿通する挿通開口部24を複数有する。本実施形態に係るプロテクタ1は、3つの挿通開口部24を有する。本実施形態に係るプロテクタ1は、当該プロテクタ1の長さ方向における両端部に第1挿通開口部24aおよび第2挿通開口部24bを有し、かつ、長さ方向の途中に第3挿通開口部24cを有する。
図1、図2に示す蓋部材3は、開閉開口部23を開閉する。より具体的に説明すると、蓋部材3は、開閉開口部23を閉じることによってプロテクタ本体2の収容空間2sを閉じた閉状態にすることができるとともに、開閉開口部23を開くことによってプロテクタ本体2の収容空間2sを開いた開状態にすることができる。
蓋部材3は、天井部31と、蓋側壁部32と、突出部33と、を備える。天井部31は、平板状に形成される。蓋側壁部32は、平板状に形成される。本実施形態に係る蓋側壁部32は、蓋部材3に一対設けられる。より具体的に説明すると、一対の蓋側壁部32a、32bは、天井部31を挟んで対向方向Yにおいて対向する。各蓋側壁部32a、32bは、天井部31における対向方向Yの端部から直交方向Zの他方側(より具体的に説明すると組み付け方向Z1側)へ向けて突出する。
本実施形態に係る蓋部材3、対向方向Yから視た場合、各本体側壁部22a、22bに重なる各蓋側壁部32a、32bを有する。つまり、蓋部材3は、対向方向Yから視た場合、少なくとも一対の本体側壁部22a、22bのうちいずれか一方に重なる蓋側壁部32a、32bを有する。
天井部31は、上記した閉状態において、プロテクタ本体2の底部21と対向する。より具体的に説明すると、天井部31は、上記した閉状態の直交方向Zにおいて、プロテクタ本体2の底部21と対向する。
突出部33は、上記した閉状態において、天井部31から底部21側へ向けて突出する。本実施形態に係る突出部33は、平板状に形成される。そして、突出部33は、プロテクタ1の長さ方向の途中に設けられた第3挿通開口部24cに対して当該第3挿通開口部24cの一部を閉塞するように設けられる。また、突出部33は、天井部31と蓋側壁部32aとを連結する。そして、突出部33は、上記した閉状態の直交方向Zにおいて、底部21側に接触面33fを有する。接触面33fは、天井部31側から底部21側に向かうにともない蓋側壁部32a、32bに向かうように直交方向Zに対して傾斜する。本実施形態に係る突出部33は、延在方向Xから視た場合、天井部31側に底辺を有する一方、底部21側に頂点を有する略三角形状に形成される。
突出部33の蓋部材3の収容空間2s側に位置する天井面から、組み立て方向Z1側に対する突出量は、以下のように設定される。つまり、突出部33の突出量は、複数の配索材Wが収容空間2sに正規の配置で配置された場合には、突出部33の接触面33fと第1配索材W1の第1周面W1oとが接触しない一方、複数の配索材Wが収容空間2sに非正規の配置で配置された場合には、突出部33の接触面33fと第2配索材W2の第2周面W2oとが接触するように設定される。
係止機構4はプロテクタ本体2に蓋部材3を係止する。また、係止機構4は、図2に示すように、係止爪41と、当該係止爪41に対して係止可能に設けられた係止受け部42とを備える。さらに、係止機構4は、第1配索材W1の延在方向Xに沿って間隔をあけて複数設けられる。
より具体的に説明すると、本実施形態に係る複数の係止機構4は、各挿通開口部24に隣接して係止機構4が設けられ、かつ、各挿通開口部24に隣接して設けられた係止機構4の間に、別途の係止機構4が設けられる。
本実施形態に係る係止機構4は、係止爪41をプロテクタ本体2に設ける一方、係止受け部42を蓋部材3に設ける。その上、本実施形態に係るプロテクタ1は、係止受け部42と突出部33とを一体的に設ける。つまり、本実施形態に係る蓋部材3は、天井部31と、一対の蓋側壁部32a、32bと、突出部33、係止受け部42とが合成樹脂材料によって一体的に形成される。そして、突出部33は、より具体的に説明すると、天井部31と係止受け部42とを連結し、これら天井部31の剛性と係止受け部42の剛性とを向上するリブとして機能する。
ガイド機構5は、ガイド爪51と、当該ガイド爪51に挿入可能なガイド受け部52とを有する。そしてガイド機構5は、プロテクタ本体2に対して蓋部材3を組み付ける組付時、係止爪41と係止受け部42との係止に先立って、ガイド爪51が、ガイド受け部52に挿入され、係止爪41を係止受け部42の係止孔へ向けて案内する。
次に、本実施形態に係るプロテクタ1において、第1配索材W1および第2配索材W2を収容空間2sに収容して、係止機構4によってプロテクタ本体2に対して蓋部材3を係止する場合を説明する。
先ず、作業者は、開閉開口部23を通じて収容空間2sに第1配索材W1を挿入する。
次いで、作業者は、開閉開口部23を通じて収容空間2sに第2配索材W2を挿入する。つまり、この場合、第1配索材W1および第2配索材W2は、収容空間2sに対して非正規の配置で収容される。
次に、作業者は、ガイド爪51の先端を、ガイド受け部52に挿入した後、蓋部材3をプロテクタ本体2に対して組み立て方向Z1へ移動させ、直交方向Zにおいて、係止爪41に係止受け部42を近接させる。
しかしながら、作業者は、非係止状態から係止状態へ移行する途中において、図4に示すように、突出部33に第2配索材W2の第2周面W2oが接触することによって係止状態に移行することが規制される。この状態では、例えば、一対の本体側壁部22a、22bのうちの他方の本体側壁部22bの係止爪41と、一対の蓋側壁部32a、32bのうちの他方の蓋側壁部32bの係止受け部42とが係止状態である。一方、一対の本体側壁部22a、22bのうちの一方の本体側壁部22aの係止爪41と、一対の蓋側壁部32a、32bのうちの一方の蓋側壁部32aの係止受け部42とが非係止状態である。より具体的に説明すると、図4に示すように、係止爪41の一部が係止受け部42の一部に挿入されるものの、係止爪41を係止受け部42に係止することができない半係止状態となっている。
そこで、作業者は、係止機構4によってプロテクタ本体2に対して蓋部材3を係止することができない場合に、収容空間2sにおける複数の配索材Wの配置、および、突出部33と複数の配索材Wとの接触状態を挿通開口部24で視認する。そして、作業者は、第1配索材W1および第2配索材W2の配置が正規の配置でないため、直交方向Zにおいて、一方の本体側壁部22aと一方の蓋側壁部32aとを離隔させ、第1配索材W1の位置と第2配索材の位置とを入れ換えて、第1配索材W1および第2配索材W2を、収容空間2sに対して正規の配置で収容する。
次に、作業者は、直交方向Zにおいて、一方の本体側壁部22aを一方の蓋側壁部32aに近接させ、係止爪41に係止受け部42を近接させる。
次に、作業者は、係止爪41を、係止受け部42に挿入し、係止爪41と係止受け部42とを係止し、係止機構4によってプロテクタ本体2に蓋部材3を係止する。
本実施形態に係るプロテクタ1は、以下の構成を有する。突出部33は、第1配索材W1の第1周面W1oが底部21に接触し、かつ、第2配索材W2の第2周面W2oが第1配索材W1の第1周面W1oに接触する非正規の配置で収容空間2sに収容された場合には、係止機構4が非係止状態から係止状態に移行する途中で突出部33に第2配索材W2の第2周面W2oが接触する。加えて、突出部33は、第2配索材W2の第2周面W2oが底部21に接触し、かつ、第2配索材W2の第2周面W2oが第1配索材W1の第1周面W1oに接触する正規の配置で収容空間2sに収容された場合には、係止機構4が非係止状態から係止状態に移行する。そのため、本実施形態に係るプロテクタ1によれば、第1配索材W1および第2配索材W2が非正規の配置であると、係止機構4を係止状態とすることができず、作業員は複数の配索材Wが正規の配置ではないことを認識することができる。従って、作業員は、複数の配索材Wを非正規の配置から正規の配置に修正したうえで、係止機構4を係止状態とすることができる。その結果、本実施形態に係るプロテクタ1は、複数の配索材Wを非正規の配置で収容空間2sに収容した場合に、蓋部材3をプロテクタ本体2に係止することができないプロテクタ1を提供することができる。従って、本実施形態に係るプロテクタ1は、第1配索材W1および第2配索材W2を予め設定したルートに配置することができ、一方の配索材Wが他方の配索材Wを跨ぐことを防止することができる。そのため、本実施形態に係るプロテクタ1は、第1配索材W1および第2配索材W2に対して予め設定された余長を無駄に使用することを防止することができる。よって、本実施形態に係るプロテクタ1は、後工程における第1配索材W1および第2配索材W2の電気的な接続作業性が低下することを防止することができる。
本実施形態に係るプロテクタ1は、以下の構成を有する。突出部33は、挿通開口部24の一部を閉塞する。そのため、作業者は、係止機構4によってプロテクタ本体2に対して蓋部材3を係止することができない場合に、収容空間2sにおける複数の配索材Wの配置、および、突出部33と複数の配索材Wとの接触状態を挿通開口部24で視認することができる。その結果、作業者は、本実施形態に係るプロテクタ1において、係止機構4によってプロテクタ本体2に対して蓋部材3を係止することができない理由を、挿通開口部24で視認することができる。
本実施形態に係るプロテクタ1は、以下の構成を有する。各係止受け部42は、蓋部材3に設けられる。突出部33は、係止受け部42と一体的に形成される。ところで、係止受け部42と突出部33とを個別に形成した場合、作業員が力を入れて蓋部材3を押圧することによって蓋部材3が弾性変形し、係止機構4でプロテクタ本体2に蓋部材3を係止されるおそれがある。一方、本実施形態に係るプロテクタ1は、突出部33と係止受け部42とを個別に形成する場合と比較して、蓋部材3の剛性を向上することができるため、蓋部材3の弾性変形を抑制することができる。
本実施形態に係るプロテクタ1は、以下の構成を有する。突出部33は、天井部31と蓋側壁部32aとを連結する。そのため、本実施形態に係るプロテクタ1によれば、突出部33が蓋側壁部32a、32bに連結されていない蓋部材3と比較して、蓋部材3の剛性を向上することができる。
本実施形態に係るプロテクタ1は、以下の構成を有する。突出部33は、第1配索材W1および第2配索材W2が非正規の配置で収容空間2sに配置された場合に第2配索材W2の第2周面W2oに接触する接触面33fを有する。接触面33fは、天井部31側から底部21側に向かうにともない蓋側壁部32aに向かうように直交方向Zに対して傾斜する。ところで、突出部33が底部21側に角部を有していた場合、作業者がプロテクタ本体2に蓋部材3を押圧した場合、突出部33の角部が第2配索材W2の第2周面W2oに押し当てられて第2配索材W2の第2周面W2oが損傷するおそれがある。一方、本実施形態に係るプロテクタ1の突出部33は、天井部31側から底部21側へ近接するに従って蓋側壁部32aに近接するように直交方向Zに対して傾斜する接触面33fを有している。そのため、仮に、第1配索材W1および第2配索材W2が非正規の配置で収容空間2sに収容された場合であっても、突出部33の上記した接触面33fが第2配索材W2の第2周面W2oと接触するため、第2配索材W2の第2周面W2oが損傷することを防止することができる。
本実施形態に係るプロテクタ1は、以下の構成を有する。プロテクタ本体2は、配索材Wを収容空間2sに挿通させる挿通開口部24を複数有する。突出部33は、複数の挿通開口部24のうち、いずれか1つに設けられる。そのため、本実施形態に係るプロテクタ1は、複数の挿通開口部24のいずれにも突出部33を設けたプロテクタと比較して、蓋部材3を形成するために必要な資材の量を減少させることができる。
なお、上述した実施形態に係る突出部33は、挿通開口部24の一部を閉塞するものを説明した。しかし、本実施形態に係るプロテクタ1は、それに限られず、プロテクタ本体2における収容空間2sに突出部33を設けてもよい。
また、上述した実施形態に係る突出部33は、プロテクタ1の長さ方向の途中に設けた第3挿通開口部24cに設けるものを説明した。しかし、本実施形態に係るプロテクタ1は、プロテクタ1の長さ方向の両端に設けられたいずれか一方の挿通開口部24a、24bに設けてもよい。
さらに、上述した実施形態に係るプロテクタ1は、複数の挿通開口部24のうちのいずれか1つに突出部33を設けるものを説明した。しかし、本実施形態に係るプロテクタ1は、それに限られず、複数の挿通開口部24のそれぞれに突出部33を設けてもよい。
また、上述した実施形態に係るプロテクタ1は、プロテクタ本体2と蓋部材3とを別体に設けるものを説明した。しかし、本実施形態に係るプロテクタ1は、それに限られず、プロテクタ本体2と蓋部材3とを一体的に設けてもよい。例えば、ヒンジを介してプロテクタ本体2と蓋部材3とを一体的に設けることができる。
さらに、上述した実施形態に係る突出部33は、天井部31と蓋側壁部32aとを連結するものを説明した。しかし、本実施形態に係る突出部33は、それに限られず、天井部31と蓋側壁部32aとを連結しなくてもよい。
また、上述した実施形態に係る突出部33の接触面33fは、天井部31側から底部21側に向かうにともない一方の蓋側壁部32aに向かうように直交方向Zに対して傾斜するものを説明した。しかし、本実施形態に係る突出部33の接触面33fは、それに限られず、天井部31側から底部21側に向けて直線状に設けてもよい。
さらに、上述した実施形態に係る突出部33は、延在方向Xから視た場合、天井部31側に底辺を有する一方、底部21側に頂点を有する略三角形状に形成されるものを説明した。しかし、本実施形態に係る突出部33の形状はそれに限られない。例えば、突出部33は、長方形状に形成されてもよい。
1 プロテクタ
2 プロテクタ本体
21 底部
22a、22b 本体側壁部
23 開閉開口部
24 挿通開口部
2s 収容空間
3 蓋部材
31 天井部
32a、32b 蓋側壁部
33 突出部
33f 接触面
4 係止機構
41 係止爪
42 係止受け部
5 ガイド機構
51 ガイド爪
52 ガイド受け部
W1 第1配索材(配索材)
W1o 第1周面(周面)
W2 第2配索材(配索材)
W2o 第2周面(周面)
X 延在方向
Y 対向方向
Z 直交方向

Claims (5)

  1. 第1配索材および前記第1配索材よりも直径が大きい第2配索材を収容する収容空間、および、前記収容空間と外部とを連通する開閉開口部を有するプロテクタ本体と、
    前記プロテクタ本体に設けられ、前記開閉開口部を開閉する蓋部材と、
    前記プロテクタ本体に前記蓋部材を係止する係止機構と、
    を備え、
    前記蓋部材は、前記プロテクタ本体の前記収容空間を閉じた閉状態において前記プロテクタ本体の底部と対向する天井部、および、前記閉状態において前記天井部から前記底部側へ向けて突出する突出部を有し、
    前記突出部は、
    前記第1配索材の周面が前記底部に接触し、かつ、前記第2配索材の周面が前記第1配索材の周面に接触する非正規の配置で収容空間に収容された場合には、前記係止機構が非係止状態から係止状態に移行する途中で前記突出部に第2配索材の周面が接触し、
    前記第2配索材の周面が前記底部に接触し、かつ、前記第2配索材の周面が前記第1配索材の周面に接触する正規の配置で収容空間に収容された場合には、前記係止機構が非係止状態から係止状態に移行する、
    ことを特徴とするプロテクタ。
  2. 前記プロテクタ本体は、前記収容空間と外部とを連通して前記第1配索材および前記第2配索材を挿通する挿通開口部を有し、
    前記突出部は、前記挿通開口部の一部を閉塞する、
    請求項1に記載のプロテクタ。
  3. 前記係止機構は、
    前記第1配索材の延在方向に沿って互いに間隔をあけて複数設けられ、
    係止爪と、当該係止爪に対して係止可能に設けられた係止受け部とを備え、
    各前記係止受け部は、前記蓋部材に設けられ、
    前記突出部は、前記係止受け部と一体的に形成される。
    請求項1または2に記載のプロテクタ。
  4. 前記プロテクタ本体は、前記底部を挟んで対向方向において対向する一対の本体側壁部を有し、
    前記蓋部材は、前記対向方向から視た場合、少なくとも一対の本体側壁部のうちいずれか一方に重なる蓋側壁部を有し、
    前記突出部は、前記天井部と前記蓋側壁部とを連結する、
    請求項1~3のいずれか1項に記載のプロテクタ。
  5. 前記突出部は、前記第1配索材および前記第2配索材が非正規の配置で前記収容空間に配置された場合に前記第2配索材の周面に接触する接触面を有し、
    前記接触面は、前記天井部側から前記底部側に向かうにともない前記蓋側壁部に向かうように直交方向に対して傾斜する、
    請求項4に記載のプロテクタ。
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