JP2023017496A - 直流操作形の電磁接触器 - Google Patents

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優志 関谷
Masashi Sekiya
幸悦 高谷
Yukinobu Takatani
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Abstract

【課題】接点支えの可動接触子と固定接触子がオン・オフ動作を繰り返しても、直流電磁石と接点支えとの連結にガタつきが発生しない直流操作形の電磁接触器を提供する。【解決手段】アーマチュア24を有する直流電磁石12DCと、直流電磁石に連結駆動される可動接触子26を保持し、交流電磁石にも連結可能な接点支え28とを備えている。接点支えは、直流電磁石と対向する第1対向方向の一端で開口する連結凹部31と、連結凹部の互いに対向する一対の内壁31b、31cに形成され、一対の内壁が対向する第2対向方向の一端で開口して第1対向方向及び第2対向方向との交差方向に延在する一対の連結挿入部32,33が形成されている。直流電磁石のアーマチュアに、一対の圧入連結部47,49を設けた高剛性の連結部材40が固定され、連結挿入部の開口から圧入連結部を圧入して直流電磁石及び接点支えが一体に連結される。【選択図】図3

Description

本発明は、アーマチュアを有する直流電磁石と、この直流電磁石に連結されて駆動する接点支えと、を備えた直流操作形の電磁接触器に関する。
この種の電磁接触器として、例えば特許文献1に記載されているように、交流操作形の電磁接触器と共通の接点支えを使用した直流操作形の電磁接触器が知られている。
この直流操作形の電磁接触器は、直流電磁石のアーマチュアに連結ばねが固定されており、接点支えのアーマチュア接触部にアーマチュアを接触させ、接点支えの複数の可動接触子の整列方向と交差する方向に形成した連結ばね収納部に、連結ばねの先端を係合することで、連結ばねの弾性力で接点支えのアーマチュア接触部にアーマチュアを押し付けて直流電磁石と接点支えとを連結している。
再表2015/177956号公報
ところで、上述した直流操作形の電磁接触器は、接点支えの可動接触子と固定接触子が頻繁にオン・オフ動作を繰り返すと、連結ばねの弾性力が低下して直流電磁石と接点支えとの連結にガタつきが発生し、長期に亘る開閉動作に支障をきたすおそれがある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、交流電磁石と共通の接点支えを使用することができるとともに、接点支えの可動接触子と固定接触子が頻繁にオン・オフ動作を繰り返しても、直流電磁石と接点支えとの連結にガタつきが発生しない直流操作形の電磁接触器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る直流操作形の電磁接触器の一態様は、アーマチュアを有する直流電磁石と、直流電磁石に連結されて駆動される可動接触子を保持し、可動コアを有する交流電磁石にも連結可能な接点支えとを備え、接点支えは、直流電磁石と対向する第1対向方向の一端で開口する連結凹部と、前記連結凹部の互いに対向する一対の内壁に形成され、前記一対の内壁が対向する第2対向方向の一端で開口して前記第1対向方向及び前記第2対向方向との交差方向に延在する一対の連結挿入部とが形成されており、直流電磁石のアーマチュアに、一対の圧入連結部を設けた高剛性の連結部材が固定され、一対の連結挿入部の開口から一対の圧入連結部を圧入することで、直流電磁石及び接点支えが一体に連結されている。
本発明の直流操作形の電磁接触器によると、交流電磁石と共通の接点支えを使用することができるとともに、接点支えで可動接触子と固定接触子が頻繁にオン・オフ動作を繰り返しても、直流電磁石と接点支えとの連結にガタつきが発生せず、開閉動作を長期に亘って正常に行うことができる。
本発明に係る第1実施形態の直流操作形の電磁接触器の断面図である。 直流操作形の電磁接触器を構成する直流電磁石を示す図である。 第1実施形態の直流電磁石と接点支えの連結部を示す図である。 接点支えの構造を示す斜視図である。 第1実施形態の直流電磁石と接点支えを連結する連結部材の構造を示す図である。 第1実施形態において直流電磁石と接点支えの連結方法を示す図である。 本実施形態の接点支えを、可動コアを有する交流電磁石に連結した状態を示す図である。 本発明に係る第2実施形態の直流操作形の電磁接触器の断面図である。 第2実施形態の直流電磁石と接点支えを連結する連結部材の構造を示す図である。 第2実施形態において直流電磁石と接点支えの連結方法を示す図である。 本発明に係る第3実施形態の直流操作形の電磁接触器の断面図である。 第3実施形態の直流電磁石と接点支えを連結する連結部材の構造を示す図である。 第3実施形態において直流電磁石と接点支えの連結方法を示す図である。
次に、図面を参照して、本発明に係る実施形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
なお、以下の説明で記載されている「上」、「下」、「左」、「右」、「底」、「前」、「後」、「長尺方向」、「短尺方向」等の方向を示す用語は、添付図面の方向を参照して用いられている。
[第1実施形態の電磁接触器]
本発明に係る第1実施形態の直流操作形の電磁接触器について、図1から図6を参照して説明する。なお、図面において互いに直交する方向を第1~第3方向として電磁接触器の各部の構成を説明する。なお、本発明で記載している第1対向方向とは、電磁接触器の各部が第1方向から対向していることを示し、本発明で記載している第2対向方向とは、電磁接触器の各部が第2方向から対向していることを示し、本発明で記載している第1対向方向及び前記第2対向方向との交差方向は、電磁接触器の各部が第3方向から対向していることを示している。
図1で示す第1実施形態の電磁接触器10は、第1のフレーム11Aと第2のフレーム11Bとが互いに第1方向に連結されることで筐体が構成され、第1のフレーム11Aには、操作用電磁石12DCが内装され、第2のフレーム11Bには、操作用電磁石12DCによってオン・オフ駆動される接点機構13が内装されている。
操作用電磁石12DCは、図2に示すように、スプール14、プランジャ15と、外ヨーク16と、内ヨーク17と、永久磁石18と、励磁コイル21と、第1のアーマチュア24と、第2のアーマチュア25とを備えた有極直流電磁石である(以下、直流電磁石12DCと称する)。スプール14は、図1に示すように、円筒部14aと、円筒部14aの軸方向両端部にそれぞれ半径方向に突出するフランジ部14b,14cを有している。スプール14のフランジ部14b,14cの間の円筒部14aの外周に励磁コイル21が巻装されている。また、フランジ部14bには、励磁コイル21に通電するためのコイル端子22が装着されている。プランジャ15は、スプール14の円筒部14aに挿通された円柱状の棒状体であり、プランジャ15の軸方向両端部に半径方向に突出する第1のアーマチュア24及び第2のアーマチュア25が連結している。
接点機構13は、図1に示すように、複数の可動接触子26を、図示していない固定接触子に対して所定間隔だけ離間して前方から対向するように支持する接点支え28を備えている。
接点支え28は、複数の可動接触子26を第2方向に整列保持する可動接触子支持部29と、この可動接触子支持部29に対して第1方向に一体に形成され、直流電磁石12DCに連結する電磁石連結部30とで構成されている。なお、電磁石連結部30は、直流電磁石12DCの第1のアーマチュア24に設けた後述する連結部材40に連結する。
電磁石連結部30は、図3に示すように、連結凹部31と、連結凹部31の内壁に設けた第1及び第2連結挿入部32,33と、を備えている。連結凹部31は、底面31aと、底面31aの第2方向の端部から互いに平行に対峙して第1方向に延在する一対の内壁31b,31cと、を備えている。
第1連結挿入部32は、連結凹部31の一方の内壁31bから第2方向に所定の深さT及び幅Hでスリット状に形成されている。そして、図4に示すように、第1連結挿入部32は、第3方向の一方の開口部が幅Hより広く形成され、第3方向の他方に向かって徐々に狭くして幅Hに設定され、幅Hに設定した状態で第3方向の他方側の途中まで延在して形成されている。また、第2連結挿入部33も、連結凹部31の他方の内壁31cから第2方向に所定の深さT及び幅Hでスリット状に形成され、第1連結挿入部32と同一の形状で第3方向の他方側の途中まで延在して形成されている。
直流電磁石12DCの第1のアーマチュア24には、プランジャ15の端部をかしめることで連結部材40が固定されている。
連結部材40は、剛性の高い金属部材であり、図5(a)に示すように、固定孔41aを形成した中央板部41と、中央板部41の長手方向の両端側から直角に折曲されて互いに対向する一対の立ち上がり板部42,43と、一対の立ち上がり板部42,43の上端から直角に折曲されて互いに離間する方向に延在する一対の連結板部44,45と、を備えている。
連結板部44には、板厚方向に貫通する連結孔46が形成されており、連結孔46より連結板部44の端部側が圧入連結部47とされている。圧入連結部47は、一部にプレス加工で凸部47aが形成されている。そして、図5(b)に示すように、圧入連結部47の上面と凸部47aの下面との寸法H1が、図4で示した電磁石連結部30の第1連結挿入部32の幅Hより僅かに大きな寸法に設定されている(H1>H)。
連結板部45にも、板厚方向に貫通する連結孔48が形成されており、連結孔48より連結板部45の端部側が圧入連結部49とされ、圧入連結部49の一部にプレス加工で凸部49aが形成されている。そして、図5(b)に示すように、圧入連結部49の上面と凸部49aの下面との寸法H1が、図4で示した電磁石連結部30の第2連結挿入部33の幅Hより僅かに大きな寸法に設定されている(H1>H)。
ここで、図3に示すように、第1のアーマチュア24の中央には固定孔24aが形成されており、この固定孔24a及び連結部材40の中央板部41の固定孔41aに、プランジャ15の端部に形成した縮径部15aを挿入する。そして、縮径部15aをかしめることで、プランジャ15を介して第1のアーマチュア24に連結部材40が固定される。
そして、図6に示すように、接点支え28の電磁石連結部30を第1のアーマチュア24に固定された連結部材40に向けて第3方向(接点支え28の第1及び第2連結挿入部32,33が延在している方向)に移動し、連結部材40の一対の連結板部44,45の圧入連結部47,49を、接点支え28の第1及び第2連結挿入部32,33の内部に圧入することで、直流電磁石12DC及び接点支え28が一体に連結される。
このように、直流電磁石12DCと接点支え28とを連結部材40で一体化した状態で、直流電磁石12DCを第1のフレーム11Aに収納し、接点支え28を第2のフレーム11Bに収納し、第1のフレーム11A及び第2のフレーム11Bをスナップフィットなどで係合させることで、直流操作形の電磁接触器10を構成することができる。
一方、図7は、第1実施形態の直流操作形の電磁接触器10で使用した接点支え28を交流電磁石の可動コア50に連結してなる交流操作形の電磁接触器の要部を示すものである。交流電磁石は、側面から見てE字状に形成された可動コア50と、図示しないが側面から見てE字状に形成されて可動コア50に対向する固定コアと、固定コアの中央突出部の周囲に励磁コイルを巻装したスプールと、を備えている。交流電磁石は、可動コア50のコア上面50aを連結凹部31の底面31aに当接し、可動コア50に挿通した連結ばね51の先端部を第1及び第2連結挿入部32、33に挿入し、連結ばね51の弾性力で可動コア50が底面31aに押し付けられている。これにより、交流電磁石が接点支え28に一体に連結され、交流操作形の電磁接触器が構成されている。このように、本実施形態の接点支え28は、直流電磁石12DC及び交流電磁石の双方を連結することが可能となる。
したがって、本実施形態の直流操作形の電磁接触器10によると、直流電磁石12DCの第1のアーマチュア24に固定した連結部材40は弾性変形しにくい剛性の高い金属部材であり、連結部材40の連結板部44,45を接点支え28の第1及び第2連結挿入部32,33に圧入することで直流電磁石12DCが接点支え28に連結されているので、接点支え28の可動接触子26と固定接触子27がオン・オフ動作を繰り返しても、直流電磁石12DC及び接点支え28の連結にガタつきが発生せず、長期に亘って開閉動作を正常に行うことができる。
また、本実施形態の接点支え28は、直流電磁石12DC及び交流電磁石の双方を連結することが可能であり、接点支えの種類を大幅に削減することができるので、電磁接触器10の製造コストの低減化を図ることができる。
なお、本実施形態では、接点支え28は複数の可動接触子26を整列保持していると説明したが、これに限らず、可動接触子は1つであってもよい。例えば、両端に可動接点が設けられた長尺状の可動接触子1つと、当該可動接点に接離する固定接点が設けられた固定接触子が2つであってもよい。
[第2実施形態の電磁接触器]
次に、本発明に係る第2実施形態の直流操作形の電磁接触器について、図8から図10を参照して説明する。なお、図1から図6で示した構成と同一構成部分には、同一符号を付して説明は省略する。
図8に示すように、本実施形態の直流操作形の電磁接触器10を構成する直流電磁石12DCの第1のアーマチュア24には、プランジャ15の端部をかしめることで連結部材55が固定されている。
連結部材55は、図9(a)に示すように、剛性の高い金属部材で形成した連結金具56と、連結金具56に係合する連結係合板57と、を備えている。なお、本発明に記載した弾性変形部材が、連結係合板57に対応している。
連結金具56は、固定孔58aを形成した中央板部58と、中央板部58の長手方向の両端側から直角に折曲されて互いに対向する一対の立ち上がり板部59,60と、を備えている。一対の立ち上がり板部59、60には、四角形状の貫通孔59a,60aが形成されている。
連結係合板57は、図9(b)に示すように、連結金具56の一対の立ち上がり板部59,60の間に延在する長尺部61と、長尺部61の両端から互いに離間する方向にL字状に折曲されている一対の係合片62,63と、一対の係合片62,63の長尺部61に寄った位置で外側に突出している突起部64,65と、を備えている。この連結係合板57は、長尺部61が連結金具56の一対の立ち上がり板部59,60の間の内側に配置され、一方の係合片62が四角形状の貫通孔59aの下縁に係合し、突起部64が貫通孔59aの上縁に係合するとともに、他方の係合片63が四角形状の貫通孔60aの下縁に係合し、突起部65が貫通孔60aの上縁に係合することで、連結係合板57は、図9(b)の上下方向の移動が拘束された状態で連結金具56に装着されている。
そして、図8に示すように、第1のアーマチュア24の固定孔24a及び連結部材55の中央板部58の固定孔58aに、プランジャ15の縮径部15aを挿入し、縮径部15aをかしめることで、プランジャ15を介して第1のアーマチュア24に連結部材55が固定される。
本実施形態の直流電磁石12DCと接点支え28とを連結する場合、図10に示すように、接点支え28の電磁石連結部30を、第1のアーマチュア24に固定した連結部材55に向けて第1方向に移動して連結する。この場合は、連結部材55が電磁石連結部30の連結凹部31に入り込むと、連結係合板57の一対の係合片62,63の先端が電磁石連結部30の内壁31b,31cに押圧され、一対の係合片62,63は、図9(b)に示す破線で示すように長尺部61の内側に向けて弾性変形した状態となる。そして、連結凹部31の底面31aに、連結金具56の立ち上がり板部59,60の先端が当接した状態で、一対の係合片62,63が弾性復帰して電磁石連結部30の第1及び第2連結挿入部32,33の内壁に係合する。このように、連結金具56の立ち上がり板部59,60の先端が連結凹部31の底面31aに当接し、連結係合板57の一対の係合片62,63が、電磁石連結部30の第1及び第2連結挿入部32,33の内壁に係合することで、直流電磁石12DC及び接点支え28が一体に連結される。
なお、本実施形態では、第1実施形態で示した直流電磁石12DC及び接点支え28の連結方法と同様に、第1のアーマチュア24に固定された連結部材55に向けて、接点支え28の電磁石連結部30を第3方向(接点支え28の第1及び第2連結挿入部32,33が延在している方向)に移動しても、連結金具56の立ち上がり板部59,60の先端が連結凹部31の底面31aに当接し、連結係合板57の一対の係合片62,63が、電磁石連結部30の第1及び第2連結挿入部32,33の内壁に係合するので、直流電磁石12DC及び接点支え28を一体に連結することが可能である。
ここで、発明の記載において、接点支え及び直流電磁石の連結方向が第1方向に対応し、接点支え及び直流電磁石との連結方向に対して交差する方向は、第2方向に対応している。
したがって、本実施形態の直流操作形の電磁接触器10によると、直流電磁石12DCの第1のアーマチュア24に固定した連結部材55は、連結金具56の立ち上がり板部59,60の先端が連結凹部31の底面31aに当接し、弾性復帰した一対の係合片62,63が電磁石連結部30の第1及び第2連結挿入部32,33の内壁に係合することで、直流電磁石12DC及び接点支え28に一体に連結されるので、接点支え28の可動接触子26と固定接触子27がオン・オフ動作を繰り返しても、直流電磁石12DC及び接点支え28の連結にガタつきが発生せず、長期に亘って開閉動作を正常に行うことができる。
また、本実施形態は、接点支え28の電磁石連結部30を、直流電磁石12DCの第1のアーマチュア24に固定した連結部材55に対して、第3方向(接点支え28の第1及び第2連結挿入部32,33が延在している方向)及び第2方向(複数の可動接触子26が整列保持されている方向)に対して直交する第1方向に移動することで、直流電磁石12DCに対して接点支え28を一体に連結することができる。そして、接点支え28の電磁石連結部30を連結部材55に対して第1方向に移動しても、直流電磁石12DC及び接点支え28を一体に連結することができるので、作業環境に応じて直流電磁石12DC及び接点支え28の連結方法変えることができ、電磁接触器の組立効率を大幅に向上させることができる。
また、第1実施形態と同様に、本実施形態の接点支え28も、直流電磁石12DC及び交流電磁石の双方を連結することが可能なので、接点支えの種類を大幅に削減して電磁接触器の製造コストの低減化を図ることができる。
[第3実施形態の電磁接触器]
次に、本発明に係る第3実施形態の直流操作形の電磁接触器について、図11から図13を参照して説明する。
図11に示すように、本実施形態の直流操作形の電磁接触器10を構成する直流電磁石12DCの第1のアーマチュア24には、プランジャ15の縮径部15aの端部をかしめることで連結部材70が固定されている。
連結部材70は、図12(a)に示すように、剛性の高い連結金具71と、連結金具71に摺動自在に係合している一対のコマ72,73と、一対のコマ72,73に対してばね力を付与するコイルバネ74と、を備えている。なお、本発明に記載した弾性変形部材が、一対のコマ72,73と、コイルバネ74に対応している。
連結金具71は、図12(a),(b)に示すように、固定孔75aを形成した中央板部75と、中央板部75の長手方向の両端側から直角に折曲されて互いに対向する一対の立ち上がり板部76,77と、を備えている。一対の立ち上がり板部76、77には、四角形状の貫通孔76a,77aが形成されている。
一方のコマ72は、図12(b)に示すように、貫通孔76aに挿入されている小形部72a、小形部72aに一体に形成されて連結金具71の内部に配置されている大形部72bと、で構成されている。他方のコマ73は、貫通孔77aに挿入されている小形部73a、小形部73aに一体に形成されて連結金具71の内部に配置されている大形部73bと、で構成されている。また、コイルバネ74は、コマ72の大形部72b及びコマ73の大形部73bの間に装着されている。
そして、図11に示すように、第1のアーマチュア24の固定孔24a及び連結部材70の中央板部75の固定孔75aに、プランジャ15の縮径部15aを挿入し、縮径部15aをかしめることで、プランジャ15を介して第1のアーマチュア24に連結部材70が固定される。
本実施形態の直流電磁石12DCと接点支え28とを連結する場合、図13に示すように、接点支え28の電磁石連結部30を、第1のアーマチュア24に固定した連結部材70に向けて第1方向に移動して連結する。この場合、連結部材70が電磁石連結部30の連結凹部31に入り込むと、連結部材70の一対のコマ72,73の小形部72a,73aが電磁石連結部30の内壁31b,31cに押圧され、一対のコマ72,73は、連結金具71の内側に移動していき、コイルバネ74が弾性圧縮状態となる。そして、連結凹部31の底面31aに連結金具71の一対の立ち上がり板部76,77の先端が当接した状態で、コイルバネ74が弾性復帰して一対のコマ72,73の小形部72a,73aが電磁石連結部30の第1及び第2連結挿入部32,33に嵌まり込む。このように、連結金具71の一対の立ち上がり板部76,77の先端が、連結凹部31の底面31aに当接し、一対のコマ72,73の小形部72a,73aが電磁石連結部30の第1及び第2連結挿入部32,33に嵌まり込むことで、直流電磁石12DC及び接点支え28が一体に連結される。
なお、本実施形態も、第1実施形態で示した直流電磁石12DC及び接点支え28の連結方法と同様に、第1のアーマチュア24に固定された連結部材70に向けて、接点支え28の電磁石連結部30を第3方向(接点支え28の第1及び第2連結挿入部32,33が延在している方向)に移動すると、連結凹部31の底面31aに連結部材70の連結金具71の一対の立ち上がり板部76,77の先端が当接し、一対のコマ72,73の小形部72a,73aが電磁石連結部30の第1及び第2連結挿入部32,33に嵌まり込むので、直流電磁石12DC及び接点支え28を一体に連結することが可能である。
したがって、本実施形態の直流操作形の電磁接触器10は、直流電磁石12DCの第1のアーマチュア24に固定した連結部材70は、連結金具71の一対の立ち上がり板部76,77の先端が連結凹部31の底面31aに当接し、一対のコマ72,73の小形部72a,73aが電磁石連結部30の第1及び第2連結挿入部32,33に嵌まり込むのでことで、直流電磁石12DC及び接点支え28に一体に連結されるので、接点支え28の可動接触子26と固定接触子27がオン・オフ動作を繰り返しても、直流電磁石12DC及び接点支え28の連結にガタつきが発生せず、長期に亘って開閉動作を正常に行うことができる。
また、本実施形態は、接点支え28の電磁石連結部30を、直流電磁石12DCの第1のアーマチュア24に固定した連結部材70に対して、第3方向(接点支え28の第1及び第2連結挿入部32,33が延在している方向)及び第2方向(複数の可動接触子26が整列保持されている方向)に対して直交する第1方向に移動することで、直流電磁石12DCに対して接点支え28を一体に連結することができる。また、接点支え28の電磁石連結部30を連結部材70に対して第1方向に移動しても、直流電磁石12DC及び接点支え28を一体に連結することができるので、作業環境に応じて直流電磁石12DC及び接点支え28の連結方法変えることができ、電磁接触器の組立効率を大幅に向上させることができる。
さらに、本実施形態の接点支え28も、直流電磁石12DC及び交流電磁石の双方を連結することが可能なので、接点支えの種類を大幅に削減して電磁接触器の製造コストの低減化を図ることができる。
10 電磁接触器
11A 第1のフレーム
11B 第2のフレーム
12DC 直流電磁石
13 接点機構
14 スプール
15 プランジャ
15a 縮径部
16 外ヨーク
17 内ヨーク
18 永久磁石
21 励磁コイル
22 コイル端子
24 第1のアーマチュア(アーマチュア)
24a 固定孔
25 第2のアーマチュア
26 可動接触子
28 接点支え
29 可動接触子支持部
30 電磁石連結部
31 連結凹部
32 第1連結挿入部
33 第2連結挿入部
31a 底面
31b,31c 内壁
40 連結部材
41 中央板部
41a 固定孔
42,43 立ち上がり板部
44,45 連結板部
46 連結孔
47 圧入連結部
47a 凸部
48 連結孔
49 圧入連結部
55 連結部材
56 連結金具
57 連結係合板
58 中央板部
58a 固定孔
59,60 立ち上がり板部
59a,60a 貫通孔
61 長尺部
62,63 係合片
64,65 突起部
70 連結部材
71 連結金具
72,73 コマ
74 コイルバネ
75 中央板部
75a 固定孔
76,77 立ち上がり板部
76a,77a 貫通孔
72a 小形部
72b大形部
73a 小形部
73b 大形部

Claims (10)

  1. アーマチュアを有する直流電磁石と、当該直流電磁石に連結されて駆動される可動接触子を保持し、可動コアを有する交流電磁石にも連結可能な接点支えと、を備え、
    前記接点支えは、前記直流電磁石と対向する第1対向方向の一端で開口する連結凹部と、前記連結凹部の互いに対向する一対の内壁に形成され、前記一対の内壁が対向する第2対向方向の一端で開口して前記第1対向方向及び前記第2対向方向との交差方向に延在する一対の連結挿入部とが形成されており、
    前記直流電磁石の前記アーマチュアに、前記一対の圧入連結部を設けた高剛性の連結部材が固定され、前記一対の連結挿入部の開口から前記一対の圧入連結部を圧入することで、前記直流電磁石及び前記接点支えが一体に連結されることを特徴とする直流操作形の電磁接触器。
  2. 前記連結部材は、前記アーマチュアに固定される中央板部と、当該中央板部の両端から折曲されて互いに対向する一対の立ち上がり板部と、当該一対の立ち上がり板部の上端から折曲された一対の連結板部と、を備え、
    前記一対の連結板部の端部に前記圧入連結部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の直流操作形の電磁接触器。
  3. 前記一対の連結板部には、板厚方向に貫通する連結孔が形成されており、前記圧入連結部は、前記当該連結孔より外側の前記連結板部に凸部を形成することで、前記連結挿入部の幅寸法より僅かに大きな寸法に形成されていることを特徴とする請求項2記載の直流操作形の電磁接触器。
  4. 前記接点支えと前記直流電磁石は、前記交差方向に互いに摺動することで、連結されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の直流操作形の電磁接触器。
  5. アーマチュアを有する直流電磁石と、当該直流電磁石に連結されて駆動される可動接触子を保持し、可動コアを有する交流電磁石にも連結可能な接点支えと、を備え、
    前記接点支えは、前記直流電磁石と対向する第1対向方向の一端で開口する連結凹部と、前記連結凹部の互いに対向する一対の内壁に形成され、前記一対の内壁が対向する第2対向方向の一端で開口して前記第1対向方向及び前記第2対向方向との交差方向に延在する一対の連結挿入部とが形成されており、
    前記直流電磁石の前記アーマチュアに連結部材が固定されており、前記連結凹部を前記連結部材に係合することで、前記直流電磁石及び前記接点支えが一体に連結され、
    前記連結部材は、高剛性の連結金具と、当該連結金具に係合する弾性変形部材とを備えることを特徴とする直流操作形の電磁接触器。
  6. 前記連結金具は、前記アーマチュアに固定される中央板部と、当該中央板部の両端側から折曲されて互いに対向する一対の立ち上がり板部と、当該一対の立ち上がり板部に形成した貫通孔と、を備え、
    前記弾性変形部材は、前記一対の立ち上がり板部の間に配置された長尺部と、当該長尺部の両端から互いに離間する方向に折曲された弾性変形自在な部材であり、前記貫通孔を通過して前記一対の立ち上がり板部の外側に延在する一対の係合片と、を備えた連結係合板であり、
    前記連結金具の前記一対の立ち上がり板部の先端が前記連結凹部の底面に当接し、前記一対の係合片が前記一対の連結挿入部に係合することで、前記直流電磁石及び前記接点支えが一体に連結されることを特徴とする請求項5記載の直流操作形の電磁接触器。
  7. 前記係合片は、前記長尺部に寄った位置で外側に突出し、前記連結係合板が前記貫通孔に係合する反対側で、前記貫通孔に係合する突出部を備えることを特徴とする請求項6記載の直流操作形の電磁接触器。
  8. 前記弾性変形部材は、前記連結金具に摺動自在に係合している一対のコマと、当該一対のコマに対してばね力を付与するコイルバネと、を備え、
    前記連結金具は、前記アーマチュアに固定される中央板部と、当該中央板部の両端側から折曲されて互いに対向する一対の立ち上がり板部と、当該一対の立ち上がり板部に形成され前記一対のコマを挿通している貫通孔と、を備え、
    前記連結金具の前記一対の立ち上がり板部の先端が前記連結凹部の底面に当接し、前記一対のコマが前記一対の連結挿入部に係合することで、前記直流電磁石及び前記接点支えが一体に連結されることを特徴とする請求項5記載の直流操作形の電磁接触器。
  9. 前記接点支えと前記直流電磁石は、前記第1対向方向から互い係合することで、連結されることを特徴とする請求項5ないし8のいずれか1項に記載の直流操作形の電磁接触器。
  10. 前記接点支えと前記直流電磁石は、前記交差方向に互いに摺動することで、連結されることを特徴とする請求項5ないし8のいずれか1項に記載の直流操作形の電磁接触器。
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