JP2023017395A - 車輌用描画装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストの増大を抑制した上で安全性の向上を図る。【解決手段】 照射する光によって路面に描画を行い、車輌の正面方向から車輌を基準とした外側における側方に亘る所定の角度の範囲に光が照射され、前記所定の角度の範囲において放射方向へ向けて複数の線状の光が照射される。これにより、所定の角度の範囲において放射方向へ向けて照射される複数の線状の光によって路面に描画が行われるため、所定の角度の範囲における全範囲に光が照射されず、コストの増大を抑制した上で安全性の向上を図ることができる。【選択図】図3

Description

本発明は、路面に光を照射して表示の描画を行う車輌用描画装置についての技術分野に関する。
車輌には標識灯として機能する各種の車輌用灯具、例えば、ターンシグナルランプやストップランプやテールランプ等が設けられている。これらの車輌用灯具から光が照射されることにより、他の車輌の搭乗者や歩行者等が車輌の走行状態や走行方向を認識し易くなり、他の車輌の搭乗者や歩行者等に対する注意喚起機能が発揮される。
一方、車輌には、自車輌の運行に関連する情報、例えば、右左折時における進行方向に関連する情報等を路面に描画する車輌用描画装置を有するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2021-79835号公報
ところで、上記のような車輌用描画装置を備えた車輌においては、車輌用描画装置によって路面に描画される表示の良好な視認性が確保され、他の車輌の搭乗者や歩行者等に対する高い注意喚起機能が発揮されることにより安全性の向上が図られる。
このような安全性の確保は、車輌用描画装置から一定の範囲で輝度の高い光が路面に照射されて路面に描画が行われることにより実現される。例えば、建築物や壁等の建造物によって遮蔽された先に存在する交差点へ向けて車輌が走行されている場合に、建造物によってターンシグナルランプ等の標識灯から照射される光が遮蔽されると、車輌の進行方向に対して左側から交差点に向かう歩行者等においては走行されている車輌の存在を認識し難いが、交差点の路面に描画が行われることにより歩行者等が車輌の存在を認識し易くなる。
しかしながら、安全性の向上を図るためには照射する光の範囲を大きくする必要があり、この場合には、輝度の高い光を広い範囲に照射することによりコストの増大を来してしまう。
一方、コストの低減を図るために、照射される光の輝度を抑制したり照射範囲を狭めることが可能ではあるが、同時に安全性も低下してしまい、照射される光の輝度を抑制したり照射範囲を狭めると安全性の向上と言う本来の目的を達成することができなくなるおそれがある。
そこで、本発明は、コストの増大を抑制した上で安全性の向上を図ることを目的とする。
本発明に係る車輌用描画装置は、照射する光によって路面に描画を行う車輌用描画装置であって、車輌の正面方向から車輌を基準とした外側における側方に亘る所定の角度の範囲に光が照射され、前記所定の角度の範囲において放射方向へ向けて複数の線状の光が照射されるものである。
これにより、所定の角度の範囲において放射方向へ向けて照射される複数の線状の光によって路面に描画が行われる。
本発明によれば、所定の角度の範囲において放射方向へ向けて照射される複数の線状の光によって路面に描画が行われるため、所定の角度の範囲における全範囲に光が照射されず、コストの増大を抑制した上で安全性の向上を図ることができる。
図2乃至図9と共に本発明車輌用描画装置の実施の形態を示すものであり、本図は、車輌用描画装置を有する車輌用灯具を示す概略正面図である。 車輌が交差点を左折する直前の光の照射状態を示す模式図である。 光の照射状態を示す模式図である。 中央部の光の間隔が小さくされた照射状態を示す模式図である。 中央部の光の照射範囲が大きくされた照射状態を示す模式図である。 正面方向側の光の間隔が小さくされた照射状態を示す模式図である。 中央部の光の照射範囲が大きくされ輝度が高くされた照射状態を示す模式図である。 高い輝度の光と低い輝度の光とが交互に設定された照射状態を示す模式図である。 中央部の光の照射範囲が大きくされ両側の光の間隔が小さくされた照射状態を示す模式図である。
以下に、本発明車輌用描画装置を実施するための形態について添付図面を参照して説明する。
<車輌用描画装置及び車輌用灯具の構成等>
先ず、車輌用描画装置1及び車輌用灯具20の構成等について説明する(図1参照)。
車輌用描画装置1は、例えば、車輌の前端部における左右両端部にそれぞれ取り付けられて配置された車輌用灯具20の内部に、ターンシグナルランプ21として機能する灯具ユニットと共に描画ユニットとして設けられている。車輌用灯具20はランプハウジングとカバーが結合されて構成された灯具外筐30を有している。車輌用灯具20には、灯具外筐30の内部にターンシグナルランプ21として機能する灯具ユニットと車輌用描画装置1として機能する描画ユニットとが配置されている。
尚、車輌用描画装置1は車輌用灯具とは別に車輌の前端部における左右両端部にそれぞれ取り付けられて配置されていてもよい。また、灯具ユニットはターンシグナルランプ21に限らることはなく、標識灯や車輌用前照灯として機能する他のユニットであってもよい。
車輌用描画装置1は、例えば、車輌における所定の高さの位置から路面200へ向けて光を照射する構成にされており、車輌用描画装置1からは、例えば、アンバー色等の光が路面200へ向けて照射される。
また、車輌用灯具20においては、例えば、アンバー色等の光がターンシグナルランプ21から照射される。ターンシグナルランプ21からの光の照射は一定時間毎に点消灯が繰り返される点滅状態又は時間差をもって複数の光源が順次点灯し全ての光源が同時に消灯する所謂シーケンシャル状態にされている。
車輌用描画装置1から照射される光によって路面200に表示が描画される(図2参照)。左側の車輌用描画装置1からは前斜め左方から左側方に亘る領域へ向けて光が照射され、車輌100の左右方向における中央線Lを基準として路面200における前斜め左方から左側方に亘る位置に表示が描画される。右側の車輌用描画装置1からは前斜め右方から右側方に亘る領域へ向けて光が照射され、車輌100の左右方向における中央線Lを基準として路面200における前斜め右方から右側方に亘る位置に表示が描画される。
車輌用描画装置1からの光の照射の開始は、例えば、ターンシグナルランプ21から照射される光の開始と同じタイミングで行われる。従って、表示は車輌100が交差点や曲がり角を左折又は右折するときに路面200に描画され、左折時のターンシグナルランプ21からの光の照射時には左側の車輌用描画装置1から光が照射され、右折時のターンシグナルランプ21からの光の照射時には右側の車輌用描画装置1から光が照射される。
但し、本発明においては、車輌用描画装置1からの光の照射の開始がターンシグナルランプ21から照射される光の開始と同じタイミングで行われることに限られる必要はなく、車輌用描画装置1からの光の照射の開始がターンシグナルランプ21から照射される光の開始に先んじて又は遅れて行われてもよい。また、車輌用描画装置1からの光の照射の開始がターンシグナルランプ21以外の他のランプから照射される光の開始と同じタイミングで行われてもよく、車輌用描画装置1からの光の照射の開始がターンシグナルランプ21以外の他のランプから照射される光の開始に先んじて又は遅れて行われてもよい。
上記のように、表示を描画する光の照射の開始とターンシグナルランプ21から照射される光の開始とが同じタイミングで行われるが、双方の光の照射の開始は、例えば、車輌100における運転者のウインカーレバーの操作によって行われる。
他の車輌の搭乗者や歩行者等の車輌100の搭乗者以外の者は、ターンシグナルランプ21の点灯(点滅)によって車輌100の存在や車輌100の進行方向に関して注意喚起を促されるが、車輌用描画装置1から照射される光によって描画される表示により車輌100の存在や車輌100の進行方向に関して一層の注意喚起が促される。
ターンシグナルランプ21からは車輌100の進行方向やその周囲に光が照射され、ターンシグナルランプ21から照射される光は路面200を照射する光としての機能は低い。一方、車輌用描画装置1から照射される光によっては路面200に表示が描画されるため、車輌用描画装置1から照射される光によってターンシグナルランプ21から照射される光の機能が補われる。特に、前斜め下方や前方を向いて歩行する歩行者の他、前斜め下方や前方を向いて運転する他の車輌の運転者においては表示が視野に入り易く、表示によって歩行者や他の車輌の運転者に対する注意喚起機能のより一層の向上を図ることができる。
また、例えば、バイクや自転車等の二輪車50が車輌100の側方を走行したり車輌100の側方をすり抜けようとしたときに、車輌100の運転者が左折を意図してウインカーレバーを操作した場合には、ターンシグナルランプ21の点灯が行われると共に路面200における前斜め左方から左側方に亘る位置に表示が描画される。従って、表示の描画により、二輪車50の運転者には車輌100の左折の意図が認識され、車輌100の進行方向に関して二輪車50の運転者に注意喚起が促される。これにより、二輪車50の車輌100による巻込事故や二輪車50と車輌100の衝突事故が防止され、二輪車50の搭乗者と車輌100の搭乗者との双方の安全性の向上を図ることができる。
尚、上記のように、車輌100の左折時又は右折時にはターンシグナルランプ21から光が照射されると共に車輌用描画装置1から光が照射されるが、車輌100の左折後又は右折後は車輌用描画装置1の消灯がターンシグナルランプ21の消灯に先立って行われることが望ましい。ターンシグナルランプ21の消灯は車輌100の左折後又は右折後におけるハンドルの戻り遅れによって左折後又は右折後の一定時間点灯している可能性があるが、左折後又は右折後には必要のない表示が存在すると他の車輌の搭乗者等に対して誤認を生じるおそれがある。従って、上記のように車輌100の左折後又は右折後に車輌用描画装置1の消灯がターンシグナルランプ21の消灯に先立って行われることにより、他の車輌の搭乗者等に対する誤認の発生を防止することができる。
車輌用描画装置1は、例えば、左右方向に並ぶ複数の光源を有する図示しない光源モジュールと光源モジュールの前方に配置された図示しない投影レンズとを有している。光源としては、例えば、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)が用いられ、光源モジュールは、例えば、複数の発光ダイオードがそれぞれ所定の位置に配置されたLEDアレイとして機能する。従って、光源モジュールにおいては、各光源からそれぞれ光が出射され、出射された光がレンズ(投影レンズ)を透過されてそれぞれ線状の光として路面200へ向けて照射される。車輌用描画装置1においては、例えば、各光源の点消灯が各別に制御され、各光源が同時に点消灯される制御状態の他に、各光源が順次点灯し全ての光源が同時に消灯する所謂シーケンシャル状態の制御状態を行うことが可能にされている。
このように車輌用描画装置1からはターンシグナルランプ21と同様に、点滅状態又はシーケンシャル状態の光が照射される。従って、ターンシグナルランプ21から点滅状態で光が照射される場合に車輌用描画装置1から点滅状態又はシーケンシャル状態で光が照射されてもよく、ターンシグナルランプ21からシーケンシャル状態で光が照射される場合に車輌用描画装置1から点滅状態又はシーケンシャル状態で光が照射されてもよい。
但し、車輌用描画装置1とターンシグナルランプ21からともに光が点滅状態で照射される場合には点消灯のタイミングが同一にされることが望ましく、また、車輌用描画装置1とターンシグナルランプ21からともに光がシーケンシャル状態で照射される場合にも点消灯のタイミングが同一にされることが望ましい。このように車輌用描画装置1とターンシグナルランプ21からともに光が同一の点消灯状態で照射される場合に点消灯のタイミングが同一にされることにより、車輌用描画装置1とターンシグナルランプ21から連動して光が照射されるため、注意喚起をすべき光として双方の光が認識され易く、他の車輌の搭乗者や歩行者等に対する高い安全性を確保することができる。
尚、車輌用描画装置1はLEDアレイを備えた構成に限られることはなく、線状の光が照射される構成であれば他の構成にされていてもよく、例えば、複数の反射部を有する回転リフレクターが設けられた構成であってもよい。回転リフレクターが設けられた構成においては、一つ又は複数の光源から出射された光がそれぞれ複数の反射部で順次反射され、各反射部で反射された光がそれぞれ線状の光として路面200へ向けて照射される。
また、車輌用描画装置1は可動式の微小な鏡を集積回路の基板上に多数配列したデジタルミラーデバイスが用いられた構成にされ、デジタルミラーデバイスで反射された各光が線状の光として照射される構成にされていてもよい。
さらに、車輌用描画装置1は少なくとも一つの光源を有すると共にレンズの表面にステップが形成され、光源から出射された光がステップによって分離されて各方向へ照射される線状の光として形成される構成にされていてもよい。
車輌用描画装置1からは複数の線状の光Bが路面200へ向けて照射され、光の照射範囲が所定の角度の範囲Hにされている(図3参照)。所定の角度の範囲Hは、車輌100の正面方向を0度とし左右方向を90度としたときに、例えば、15度から90度の範囲にされている。但し、所定の角度の範囲Hは、15度から90度の範囲に限られることはなく、15度から50度の範囲や15度から55度の範囲等の15度から90度までの範囲であれば任意に設定することが可能である。尚、以下には、所定の角度の範囲Hが15度から90度にされた例について説明する。
車輌用描画装置1からは放射方向にそれぞれ線状の光B、B、・・・が照射される。線状の光の照射角度θは、例えば、1度から2度にされ、同じ角度にされている。光B、B、・・・の間隔D(角度D)は、例えば、等間隔にされている。このような構成において、光B、B、・・・の輝度が同じにされていてもよく異なるようにされていてもよい。
上記のような車輌用描画装置1を備えた車輌100の運転者が左折や右折を意図してウインカーレバーを操作した場合には、ターンシグナルランプ21の点灯が行われると共に路面200における前斜め左方から左側方に亘る位置又は前斜め右方から右側方に亘る位置に表示が描画される。
このとき、例えば、建築物や壁等の建造物300によって車輌100の運転者と歩行者40や他の車輌の運転者とが互いに存在を認識できない交差点に差し掛かかり車輌100が左折を行おうとする場合もある(図2参照)。このような場合には、複数の線状の光B、B、・・・のうち建造物300によって遮蔽される光Bが存在するが、車輌100の正面方向に近い側において照射された光Bは建造物300によって遮蔽されることなく交差点の路面200に照射されて表示の描画が行われる。表示の描画により、歩行者40等が遮蔽物300に遮蔽されて車輌100の存在を確認することができない場合においても車輌100の存在や車輌100の左折の意図が認識され、車輌100の存在及び進行方向に関して歩行者40等に注意喚起が促される。従って、歩行者40等と車輌100の出会い頭による衝突が防止され、歩行者40等と車輌100の搭乗者との双方の安全性の向上を図ることができる。
<複数の線状の光の構成>
次に、車輌用描画装置1から照射される複数の線状の光の各構成について説明する(図4乃至図9参照)。
上記には、車輌用描画装置1から放射方向に照射される線状の光B、B、・・・が同じ照射角度にされ、光B、B、・・・の間隔Dが等間隔にされた例を示したが、車輌用描画装置1から放射方向に照射される線状の光B、B、・・・は、以下のような構成にすることも可能である。
線状の光B、B、・・・を間隔Dが範囲Hにおける中央部で小さく両側で大きくなる構成にすることが可能である(図4参照)。この場合には、両側における一方の側の間隔D1と他方の側の間隔D2とが、例えば、同じにされ、中央部の間隔D3が間隔D1と間隔D2より小さくされている。光B、B、・・・の照射角度θは、例えば、同じにされている。また、光B、B、・・・の輝度は、例えば、同じにされている。尚、この場合に両側における一方の側から中央部に行くに従って間隔Dが次第に小さくなり両側における他方の側から中央部に行くに従って間隔Dが次第に小さくなる構成にされていてもよい。
また、線状の光B、B、・・・を照射角度θが範囲Hにおける中央部で大きく両側で小さくなる構成にすることが可能である(図5参照)。この場合には、両側における一方の側の間隔D4と他方の側の間隔D5とが、例えば、同じにされ、中央部の間隔D6が間隔D4と間隔D5より小さくされている。中央部の光Bの照射角度θ1は両側の光の照射角度θ2より大きくされている。尚、この場合に、光B、B、・・・の輝度が中央部で高くされ両側で低くされた構成にされていてもよい。
このように少なくとも一つの光Bの輝度が他の少なくとも一つの光Bの輝度と異なる輝度にされることにより、範囲Hにおいて明るさの異なる描画が行われるため、車輌100の走行状況等に応じて範囲Hでの明るさを設定して照射状態における自由度の向上を図ることができる。
さらに、線状の光B、B、・・・を間隔Dが範囲Hにおける正面方向側で小さく側方側で大きくなる構成にすることが可能である(図6参照)。従って、正面方向側の間隔D7が側方側の間隔D8より小さくされている。この場合に、側方側の照射角度θ3が正面方向側の照射角度θ4より大きくされていてもよい。
このように正面方向に最も近い2本の線状の光B、Bの間隔D(間隔D7)が車輌100の正面方向から最も遠い2本の線状の光B、Bの間隔D(間隔D8)より小さくされることにより、車輌100の正面方向に近い側において線状の光B、B、・・・が密になり車輌100の正面方向から遠い側において線状の光B、B、・・・が疎になるため、建造物300によって遮蔽され難い側の十分な明るさを確保して安全性の向上を図ることができる。
また、正面方向側の間隔D(間隔D7)を小さくすることにより交差点等での出会い頭の衝突を効果的に防止することができ、側方側の照射角度θ(照射角度θ3)を大きくすることにより二輪車50が車輌100の側方をすり抜けようとしたときの巻き込みによる衝突を効果的に防止することができる。
さらにまた、線状の光B、B、・・・を照射角度θが範囲Hにおける中央部で大きく両側で小さくなり、中央部の輝度が高くなる構成にすることが可能である(図7参照)。この場合に、中央部の間隔D9が両側の間隔D10、D10より小さくされ、中央部の光Bの照射角度θ5が両側の光の照射角度θ6より大きくされている。
また、線状の光B、B、・・・の間隔が等間隔であり高輝度と低輝度の光B、B、・・・が交互に照射される構成にすることが可能である(図8参照)。この場合には、光B、B、・・・の照射角度θが、例えば、同じにされている。
さらに、線状の光B、B、・・・を照射角度θが範囲Hにおける中央部で大きく両側で小さくなる構成にし両側の間隔Dが小さくなる構成にすることが可能である(図9参照)。この場合には、中央部において1本の光Bが照射され、この1本の光Bの照射角度θ7が両側の光の照射角度θ8より大きくされている。また、両側の光B、Bの間隔D11が中央部の光Bと両側の光Bとの間隔D12より小さくされている。
<まとめ>
以上に記載した通り、車輌用描画装置1にあっては、車輌100の正面方向から車輌100を基準とした外側における側方に亘る所定の角度の範囲Hに光が照射され、所定の角度の範囲Hにおいて放射方向へ向けて複数の線状の光Bが照射される。
従って、所定の角度の範囲Hにおいて放射方向へ向けて照射される複数の線状の光Bによって路面200に描画が行われるため、所定の角度の範囲Hにおける全範囲に光が照射されず、コストの増大を抑制した上で安全性の向上を図ることができる。
また、所定の角度の範囲Hが車輌100の正面方向を0度したときに15度から90度の範囲のうちの任意の範囲にされている。
従って、必要最小限の範囲に複数の線状の光Bが照射され、路面200に照射される光量を抑制した上で被視認性の向上を図ることができる。
尚、車輌用描画装置1においては、複数の線状の光B、B、・・・のうち1本の光Bの輝度が他の何れの光Bの輝度よりも高くされ、最も輝度の高い光Bが所定の角度の範囲Hにおいて照射方向が変化される構成にすることも可能である。
例えば、最も輝度の高い光Bが左右方向においてスイブルするような機構を用いることにより、最も輝度の高い光Bの照射方向が変化するように構成することが可能である。
このように最も輝度の高い光Bの照射方向が変化するように構成することにより、光の照射範囲において最も明るくする範囲が変化されるため、車輌100の走行状況等に応じた最適な照射状態を確保することができる。
また、所定の角度の範囲Hにおいて輝度の高い光Bが少なくとも1本存在することにより、環境照度が高い場合には輝度の高い線状の光Bが視認され易く、環境照度が低い場合には輝度の高い線状の光Bを含む全ての線状の光B、B、・・・が視認され、環境照度に拘わらず被視認性の向上を図ることができる。
<その他>
車輌用描画装置1においては、超音波センサーによって壁等の建造物300の存在が検出される構成にすることが可能である。車輌100の側方に壁等の建造物300の存在が検出された場合には、建造物300に光Bが照射されないように光Bの照射範囲が小さくなるように制御されてもよい。
このような制御が行われることにより、光Bが建造物300によって遮蔽されることがなく、光の利用効率の向上を図ることができる。
尚、このような制御においては、超音波センサーによって壁等の建造物300の存在が検出されない状態では、光Bの照射範囲が予め設定されている所定の角度の範囲Hにされる制御が行われる。
1…車輌用描画装置、200…路面、100…車輌、300…建造物

Claims (5)

  1. 照射する光によって路面に描画を行う車輌用描画装置であって、
    車輌の正面方向から車輌を基準とした外側における側方に亘る所定の角度の範囲に光が照射され、
    前記所定の角度の範囲において放射方向へ向けて複数の線状の光が照射される
    車輌用描画装置。
  2. 前記所定の角度の範囲が車輌の正面方向を0度としたときに15度から90度の範囲のうちの任意の範囲にされた
    請求項1に記載の車輌用描画装置。
  3. 前記複数の線状の光において少なくとも一つの光の輝度が他の少なくとも一つの光の輝度と異なる輝度にされた
    請求項1又は請求項2に記載の車輌用描画装置。
  4. 前記複数の線状の光のうち最も輝度の高い光が前記所定の角度の範囲において照射方向が変化される
    請求項1、請求項2又は請求項3に記載の車輌用描画装置。
  5. 前記複数の線状の光が4本以上にされ、
    車輌の正面方向に最も近い2本の線状の光の間隔が車輌の正面方向から最も遠い2本の線状の光の間隔より小さくされた
    請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の車輌用描画装置。
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