JP2023016307A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】温度検出部によって定着部材の温度を精度良く検出することができるようにする。【解決手段】加熱部材を備えた第1の定着部材、及び該第1の定着部材に当接させて配設された第2の定着部材を備え、媒体に形成された現像剤像を媒体に定着させる定着装置と、温度検出部及び仕切り部材を備えた温度検出装置とを有する。前記仕切り部材は、現像剤の帯電電位より正の極性側の電位に帯電させられる。現像剤像が転写された媒体が温度検出装置の下方を通過する際に、現像剤像の現像剤が飛散し、装置本体内を埃、紙粉等と共に異物として浮遊することがあっても、異物は静電気力によって仕切り部材に付着させられるので、温度検出部の検出面に異物が付着するのを防止することができる。【選択図】図1
Description
本発明は、画像形成装置に関するものである。
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置、複合機等の画像形成装置、例えば、プリンタは、プリンタの本体、すなわち、装置本体内に画像形成ユニットを備え、該画像形成ユニットにおいて、帯電ローラによって一様に帯電させられた感光体ドラムの表面がLEDヘッドによって露光されて静電潜像が形成され、該静電潜像が現像ローラによって現像されてトナー像が形成され、該トナー像が、転写ローラによって用紙に重ねて転写され、定着装置としての定着器において用紙に定着させられることにより、画像が形成されるようになっている。
前記定着器は第1の定着部材としての定着ローラ及び第2の定着部材としてのバックアップローラを備え、定着ローラ内に配設されたヒータによって定着ローラが加熱され、前記トナー像が、定着ローラによって溶融させられ、バックアップローラによって加圧される。
そして、装置本体内における定着器の近傍に温度検出部としてのサーモパイルが配設され、該サーモパイルによって定着ローラの温度が検出され、検出された温度、すなわち、検出温度に基づいて前記ヒータの制御が行われる。
ところで、前記サーモパイルにおける温度を検出する面、すなわち、検出面に埃、紙粉、トナー等の異物が付着すると、定着ローラの温度の検出不良が発生することがある。
そこで、ファンによってサーモパイルの検出面側及び非検出面側にそれぞれ風を送り、検出面側の風速を非検出面側の風速より高くすることによって非検出面側から検出面側への空気の流れを発生させ、検出面に異物が付着するのを防止するようにしたプリンタが提供されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、前記従来のプリンタにおいては、操作者が、プリンタの電源をオフにしたり、プリンタのカバーを開いたりしたときのように、ファンが停止させられた状態で、定着器を装置本体に対して装脱すると、装置本体の内外の異物が飛散し、サーモパイルの検出面に付着することがあり、その場合、定着ローラの温度を精度良く検出することができない。
本発明は、従来のプリンタの問題点を解決して、温度検出部によって定着部材の温度を精度良く検出することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の画像形成装置においては、加熱部材を備えた第1の定着部材、及び該第1の定着部材に当接させて配設された第2の定着部材を備え、媒体に形成された現像剤像を媒体に定着させる定着装置と、該定着装置に隣接させて配設され、前記第1の定着部材の温度を光学的に検出する温度検出部、及び前記定着装置との間に間隙を置いて配設された仕切り部材を備えた温度検出装置とを有する。
そして、前記仕切り部材は、現像剤の帯電電位より正の極性側の電位に帯電させられる。
本発明によれば、画像形成装置においては、加熱部材を備えた第1の定着部材、及び該第1の定着部材に当接させて配設された第2の定着部材を備え、媒体に形成された現像剤像を媒体に定着させる定着装置と、該定着装置に隣接させて配設され、前記第1の定着部材の温度を光学的に検出する温度検出部、及び前記定着装置との間に間隙を置いて配設された仕切り部材を備えた温度検出装置とを有する。
そして、前記仕切り部材は、現像剤の帯電電位より正の極性側の電位に帯電させられる。
この場合、定着装置に隣接させて温度検出装置が配設され、該温度検出装置の仕切り部材が現像剤の帯電電位より正の極性側の電位に帯電させられるので、現像剤像が転写された媒体が温度検出装置の下方を通過する際に、現像剤像の現像剤が飛散し、装置本体内を埃、紙粉等と共に異物として浮遊することがあっても、異物は静電気力によって仕切り部材に付着させられる。
したがって、温度検出部の検出面に異物が付着するのを防止することができ、温度検出部によって第1の定着部材の温度を精度良く検出することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、画像形成装置としてのプリンタについて説明する。
図2は本発明の実施の形態におけるプリンタの第1の斜視図、図3は本発明の実施の形態におけるプリンタの第2の斜視図、図4は本発明の実施の形態におけるプリンタの概念図、図5は本発明の実施の形態におけるプリンタの断面図である。なお、図において、X軸正方向はプリンタ10における後方向であり、X軸負方向はプリンタ10における前方向であり、Y軸正方向はプリンタ10における左方向であり、Y軸負方向はプリンタ10における右方向であり、Z軸正方向はプリンタ10における上方向であり、Z軸負方向はプリンタ10における下方向である。
図において、10はプリンタ、Csは該プリンタ10の装置外装としての筐体、Bdはプリンタ10の本体、すなわち、装置本体である。
前記筐体Csは、前壁Wf、背壁Wr、前壁Wf側から見て左側の側壁Ws1、前壁Wf側から見て右側の側壁Ws2、及び頂壁Wtを備える。
前記前壁Wfの上半部Wfaから頂壁Wtの前半部WtbにかけてフロントカバーPfが開閉自在に配設され、操作者は、該フロントカバーPfを開くことによって、装置本体Bdにアクセスし、画像形成ユニット(現像装置)20から、ジャムを発生させた媒体としての用紙Pを取り出したり、装置本体Bd内の各部位の保守・管理を行ったりすることができる。また、前記前壁Wfの下半部に、媒体収容部としての用紙カセット22のフロントパネル22fが開閉自在に配設される。なお、本実施の形態においては、用紙Pとしてカット紙が使用されるようになっているが、ロール紙、ファンフォールディング紙等を使用することもできる。
前記頂壁Wtにおける前壁Wf及び側壁Ws2に隣接する部分には操作パネル65が配設される。該操作パネル65は、プリンタ10の状態を表示するためのLED画面等から成る表示部66、及び操作者がプリンタ10への指示を入力するためのスイッチ、キー等から成る操作部67を備える。なお、操作パネル65がタッチパネルによって形成される場合、表示部66は操作部としても機能する。
また、頂壁Wtにおける中央部から背壁Wrにかけて、媒体積載部としてのスタッカskが形成され、該スタッカskに臨ませて、画像が形成された用紙Pを排出するための排出口Hh1が形成され、該排出口Hh1に排出部材としての排出ローラ対26が回転自在に配設される。
前記筐体Cs内に、前記画像形成ユニット20及び前記用紙カセット22が装置本体Bdに対して着脱自在に配設されるとともに、露光装置としてのLEDヘッド21が上下方向に移動自在に配設され、画像形成ユニット20の下方に転写部材としての転写ローラ24が回転自在に配設され、画像形成ユニット20に隣接させて定着装置としての定着器25が着脱自在に配設される。
画像形成ユニット20は、本体部20a、及び現像剤としてのトナーを収容する現像剤収容部としてのトナー収容部17を備える。前記本体部20a内におけるトナー収容部17の下方に現像剤貯蔵部としてのトナー貯蔵部18が形成され、該トナー貯蔵部18に、トナー収容部17から供給されたトナーが貯蔵される。
また、前記画像形成ユニット20は、像担持体としての感光体ドラム11、該感光体ドラム11と対向させて回転自在に配設され、感光体ドラム11にトナーを付着させて現像剤像としてのトナー像を形成する現像剤担持体としての現像ローラ12、該現像ローラ12にトナーを供給するとともに、トナーを負の極性の所定の電位に帯電させる供給部材としての供給ローラ13、前記感光体ドラム11と対向させて回転自在に配設され、感光体ドラム11の表面を一様に帯電させる帯電装置としての帯電ローラ14、先端を現像ローラ12に押し当てて配設され、現像ローラ12上に供給されたトナーを薄層化し、トナー層を形成する現像剤規制部材としての現像ブレード19、前記感光体ドラム11上の転写残現像剤としての残留トナーを掻き取り、除去するクリーニング部材としてのクリーニングブレード15、及び該クリーニングブレード15によって掻き取られ、除去された残留トナーを廃棄現像剤である廃トナーとして搬送する廃棄現像剤搬送路としての廃トナー搬送路16を備える。
前記LEDヘッド21は、前記本体部20aの上方において感光体ドラム11と対向させて配設され、帯電ローラ14によって帯電させられた感光体ドラム11を画像データに応じて露光し、感光体ドラム11の表面に潜像としての静電潜像を形成する。前記現像ローラ12は、トナーを静電潜像に付着させることによって感光体ドラム11上にトナー像を形成する。
また、27は、フィルム等によって形成され、先端を現像ローラ12に押し当てて配設されたシール部材であり、該シール部材27は、トナー貯蔵部18内のトナーが本体部20a外に漏れるのを防止する。
前記転写ローラ24は、前記本体部20aの下方において感光体ドラム11と対向させて配設され、感光体ドラム11上のトナー像を、用紙カセット22から供給された用紙Pに転写する。
前記感光体ドラム11、現像ローラ12、供給ローラ13、帯電ローラ14及び転写ローラ24はそれぞれ矢印方向に回転させられる。
前記定着器25は、移動自在に、本実施の形態においては、回転自在に配設された第1の定着部材としての定着ローラR1、及び該定着ローラR1に当接させて回転自在に配設された第2の定着部材としてのバックアップローラR2を備え、定着ローラR1内に、ハロゲンランプ等の加熱部材としての発熱体Htが配設される。定着器25において、用紙Pに転写されたトナー像は、定着ローラR1によって加熱され、バックアップローラR2によって加圧されて、用紙Pに定着させられる。
前記用紙カセット22内の用紙Pは、繰出しローラ23によって媒体搬送路としての用紙搬送路Rt1に矢印A方向に繰り出され、搬送部材としての搬送ローラ対m1によって画像形成ユニット20に供給され、感光体ドラム11と転写ローラ24との間(ニップ部)を矢印B方向に搬送されてトナー像が転写され、定着器25においてトナー像が定着させられて画像が形成される。続いて、用紙Pは矢印C方向に搬送され、前記排出ローラ対26によって排出口Hh1を介して矢印D方向に(装置本体Bd外に)排出され、スタッカskに積載される。
なお、図5において、31は定着器25に隣接させて配設された温度検出装置としての温度検出ユニット、Fnは該温度検出ユニット31内に配設されたファン、Rt2は、両面印刷を行うときに、一方の面に画像が形成された用紙Pを反転させ、前記用紙搬送路Rt1に戻すための用紙搬送路である。
ところで、装置本体Bd内における定着器25の近傍に、非接触式の温度検出部としてのサーモパイルTMを配設し、該サーモパイルTMによって定着ローラR1の温度を光学的に検出し、検出した温度、すなわち、検出温度に基づいて発熱体Htの制御、すなわち、オン・オフ制御を行うことが考えられる。
ところが、例えば、操作者が定着器25を装置本体Bdに装着する際に、サーモパイルTMの検出面に埃、紙粉、トナー等の異物が付着すると、定着ローラR1の温度を精度良く検出することができない。そこで、本実施の形態においては、定着器25との間に所定の間隙CL(図15)を置いて、仕切り部材としての後述される仕切り板金46を配設することによって、サーモパイルTMの検出面に異物が付着するのを防止するようにしている。
次に、前記サーモパイルTMの配設状態について説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるプリンタの要部断面図、図6は本発明の実施の形態における温度検出ユニットの斜視図、図7は本発明の実施の形態における温度検出ユニットの本体部の斜視図、図8は本発明の実施の形態における温度検出ユニットの仕切り板金の斜視図、図9は本発明の実施の形態におけるファンによる空気の吐出方向を示す図、図10は本発明の実施の形態におけるサーモパイルの斜視図、図11は本発明の実施の形態におけるサーモパイルの温度検出範囲を示す図である。なお、図において、X軸正方向はプリンタ10における後方向であり、X軸負方向はプリンタ10における前方向であり、Y軸正方向はプリンタ10における左方向であり、Y軸負方向はプリンタ10における右方向であり、Z軸正方向はプリンタ10における上方向であり、Z軸負方向はプリンタ10における下方向である。
図において、20は画像形成ユニット、21は感光体ドラム、24は転写ローラ、25は定着器、R1は定着ローラ、R2はバックアップローラ、Htは発熱体、Hh1は排出口、skはスタッカ、31は温度検出ユニットである。
また、Hzは定着ローラR1及びバックアップローラR2を包囲するハウジングであり、該ハウジングHzの頂部を構成するトップパネルptに、定着器25を装置本体Bdから取り外したり、装置本体Bdに取り付けたりするための把手28が上方に向けて突出させて形成される。また、ハウジングHzの前面を構成するフロントパネルpfに、トナー像が転写された用紙Pが供給される入口Hiが、ハウジングHzの背面を構成するリヤパネルprに、トナー像が定着させられた用紙Pが排出される出口Hoが形成される。
前記温度検出ユニット31は、装置本体Bdの所定の箇所、本実施の形態においては、用紙Pの搬送方向における画像形成ユニット20より下流側で、かつ、定着器25より上流側に設定されたサーモパイル実装箇所に、両端をプリンタ10の側壁Ws1、Ws2(図2)に係合させて、プリンタ10の左右方向(Y軸方向)に延在させて配設される。
また、前記温度検出ユニット31は、本体部45、及び該本体部45の前方(X軸正方向)に取り付けられ、本体部45を覆う前記仕切り板金46から成る。本体部45及び仕切り板金46のうちの少なくとも仕切り板金46、本実施の形態においては、本体部45及び仕切り板金46のいずれもが、導電性を有する材料、本実施の形態においては、金属材料から成り、装置本体Bdの所定の箇所と係合させられ、図示されない電圧制御部に接続され、プリンタ10の電源がオンになると、電圧制御部によって電圧が印加され、トナーの電位(帯電電位)より正の極性側の所定の電位に帯電させられる。
したがって、トナー像が転写された用紙Pが温度検出ユニット31の下方を通過する際に、トナー像のトナーが飛散し、装置本体Bd内を埃、紙粉等と共に異物として浮遊し、間隙CL内を上昇することがあっても、異物は静電気力によって仕切り板金46に付着させられる。なお、前記本体部45及び仕切り板金46は所定の箇所、本実施の形態においては、筐体Csに接続され、接地される。
前記本体部45は、ダクト構造を有し、高さ方向(Z軸方向)における上半部に、プリンタ10の左右方向に延在させてダクト48が形成されるとともに、高さ方向における下半部の中央部にサーモパイル取付部paが形成され、該サーモパイル取付部paに前記サーモパイルTMが取り付けられる。
前記ダクト48は、断面が四角形の形状を有し、両端部をプリンタ10(図2)の側壁Ws1、Ws2に臨ませて配設され、前板49の中央部に四角形の形状を有する開口部h1が形成され、ダクト48内の中央部に、前記開口部h1に臨ませてファンFnが配設される。
該ファンFnは、前記把手28を冷却し、操作者が定着器25を操作しやすくしたり、画像形成ユニット20内の空気を吸引し、画像形成ユニット20内の圧力を低くしたりする。
また、前記仕切り板金46は、前記サーモパイルTMと定着器25とを仕切るように、本体部45に沿って延在させられ、下縁の中央部に、サーモパイルTMを監視することができるように覗き孔h2が形成され、該覗き孔h2の上方の前記ファンFnと対向する箇所に、複数の風孔h3から成る空気吐出部50が形成される。
そして、仕切り板金46における覗き孔h2の周囲に、所定の形状の、本実施の形態においては、逆U字状の形状を有する凸部としての板金凸部51が形成される。
前記空気吐出部50は、定着器25のトップパネルptより上方(Z軸正方向)にスタッカskと対向させて形成されるので、ファンFnが回転させられると、空気が、プリンタ10の側壁Ws1、Ws2に形成された図示されない空気取込孔を介してダクト48内に取り込まれ、前記空気吐出部50を介して用紙Pの搬送方向における下流側に向けて、すなわち、定着器25の上方に向けて矢印E方向に吐出される。
前記サーモパイルTMは、基板54、該基板54の一端に形成されたコネクタ55、筒状の形状を有し、基板54上において立ち上げて形成された金属製のサーモパイル缶57、該サーモパイル缶57内に配設され、定着ローラR1から放射される赤外線を受け、赤外線の入射エネルギーに比例した電流を発生させる図示されないサーモパイル素子等を備える。該サーモパイル素子によって発生させられた電流は、基板54及びコネクタ55を介して、プリンタ10の図示されない制御部に送られる。このようにして、定着ローラR1の温度がサーモパイルTMによって検出される。
前記サーモパイル缶57の上端の端面には、赤外線を集光する集光部材が配設され、該集光部材によってサーモパイルTMの検出面Saが形成される。サーモパイルTMによる温度検出範囲Ar1は、図11に示されるような切頭円錐形の形状を有し、検出面Saから離れるほど径が大きくされる。
サーモパイルTMは、検出面Saを定着ローラR1に向け、温度検出範囲Ar1内に定着ローラR1の表面が収まるように配設される。この場合、定着ローラR1から放射される赤外線を十分に受けることができるように、温度検出範囲Ar1の軸が定着ローラR1の表面に垂直になるのが好ましい。このことから、本実施の形態において、温度検出範囲Ar1の軸は、水平方向に対して斜め下方に向けられ、定着ローラR1の回転軸と交差させられる。
したがって、操作者が、定着器25を装置本体Bdに取り付けたり、装置本体Bdから取り外したりする際に、定着器25の移動に伴って装置本体Bd内外に存在する異物が舞い、飛散しても、サーモパイルTMの検出面Saに異物が付着するのを防止することができる。
次に、定着器25の配設状態について説明する。
図12は本発明の実施の形態における定着器を後方から見た斜視図、図13は本発明の実施の形態における定着器を下方から見た斜視図、図14は本発明の実施の形態におけるハウジングのアッパケースを取り外した状態を示す定着器の部分分解図、図15は本発明の実施の形態における温度検出ユニットと定着器との関係を説明するための図、図16は本発明の実施の形態における装置本体から取り外すときの温度検出ユニットと定着器との関係を説明するための図である。なお、図において、X軸正方向はプリンタ10における後方向であり、X軸負方向はプリンタ10における前方向であり、Y軸正方向はプリンタ10における左方向であり、Y軸負方向はプリンタ10における右方向であり、Z軸正方向はプリンタ10における上方向であり、Z軸負方向はプリンタ10における下方向である。
図において、25は定着器、Hzはハウジング、ptはトップパネル、28は把手、pfはフロントパネル、prはリヤパネル、31は温度検出ユニットである。前記ハウジングHzは、高さ方向(Z軸方向)における上半部に延在させて形成されたアッパケース61、及び高さ方向における下半部に形成されたロワケース62から成り、アッパケース61とロワケース62との間に、トナー像が転写された用紙P(図4)を取り込むための入口Hiが形成される。なお、前記アッパケース61の前面61f、及び該前面61fより後方(X軸正方向)に位置するように形成されたロワケース62の前面62fによって、前記フロントパネルpfが形成される。
前記アッパケース61の中央部の下縁に、定着ローラR1を監視することができるように覗き孔h4が形成され、アッパケース61における覗き孔h4の周囲に、所定の形状、本実施の形態においては、逆U字状の形状を有する凹部としての定着凹部63が形成される。該定着凹部63の幅方向及び高さ方向(Y軸方向及びZ軸方向)の寸法は、前記板金凸部51の幅方向及び高さ方向(Y軸方向及びZ軸方向)の寸法より大きくされ、図15に示されるように、定着器25を装置本体Bdに取り付けた状態で定着凹部63は前記板金凸部51を包囲し、板金凸部51を収容する。
したがって、間隙CLが曲折させられるので、ファンFnによって仕切り板金46の空気吐出部50(図8)から吐出された空気が間隙CLを介して下方(Z軸負方向)に流れるのを阻止することができ、空気に含まれる異物がサーモパイルTMの検出面Saに付着するのを防止することができる。
また、定着凹部63の下端部に、直方体の形状を有する清掃部材64が、間隙CLに向けて所定の量だけ突出させて配設される。清掃部材64は、操作者が前記定着器25を装置本体Bdから取り外す際の定着器25の移動に伴って、仕切り部材46に付着した異物を摺動面Sbによって拭き取る。
また、例えば、定着器25において用紙Pが詰まり、用紙ジャムが発生した場合、操作者が、前記フロントカバーPf、背壁Wrに配設された図示されないリヤカバー等を開き、用紙ジャムを解除する際に、定着させられる前の用紙P上のトナー像のトナーが飛散するが、清掃部材64によってアッパケース61と仕切り板金46との間の間隙CLが塞がれているので、飛散したトナーがサーモパイルTMの検出面Saに付着するのを防止することができる。
また、定着器25が装置本体Bdから取り外されるたびに清掃部材64によって仕切り板金46が繰り返し擦られるので、仕切り板金46に異物が堆積するのを防止することができる。なお、前記清掃部材64は、不織布等の繊維材料、スポンジ、フェルト等から成る。
このように、本実施の形態においては、定着器25に隣接させて温度検出ユニット31が配設され、該温度検出ユニット31の仕切り板金46がトナーの帯電電位より正の極性側の電位に帯電させられるので、トナー像が転写された用紙Pが温度検出ユニット31の下方を通過する際に、トナー像のトナーが飛散し、装置本体Bd内を埃、紙粉等と共に異物として浮遊し、間隙CL内を上昇することがあっても、異物は静電気力によって仕切り板金46に付着させられる。
したがって、サーモパイルTMの検出面Saに異物が付着するのを防止することができるだけでなく、温度検出ユニット31によって定着ローラR1の温度を精度良く検出することができる。
本実施の形態においては、アッパケース61に定着凹部63が、仕切り板金46に板金凸部51が形成され、清掃部材64内に板金凸部51が収容されるようになっているが、アッパケース61に凸部を、仕切り板金46に凹部を形成することによって間隙CLを曲折させることもできる。
また、本実施の形態においては、一つの画像形成ユニット20を備えたプリンタ10について説明したが、本発明を、複数の画像形成ユニットを備えたプリンタに適用することもできる。
さらに、本実施の形態においては、トナー像を直接用紙Pに転写する直接転写方式のプリンタ10について説明したが、本発明を、トナー像を中間転写部材としてのベルトに転写し、ベルト上のトナー像を用紙Pに転写する中間転写方式のプリンタに適用することができるだけでなく、複写機、ファクシミリ装置、複合機等の画像形成装置に適用することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
10 プリンタ
25 定着器
31 温度検出ユニット
46 仕切り板金
CL 間隙
Ht 発熱体
P 用紙
R1 定着ローラ
R2 バックアップローラ
TM サーモパイル
25 定着器
31 温度検出ユニット
46 仕切り板金
CL 間隙
Ht 発熱体
P 用紙
R1 定着ローラ
R2 バックアップローラ
TM サーモパイル
Claims (5)
- (a)加熱部材を備えた第1の定着部材、及び該第1の定着部材に当接させて配設された第2の定着部材を備え、媒体に形成された現像剤像を媒体に定着させる定着装置と、
(b)該定着装置に隣接させて配設され、前記第1の定着部材の温度を光学的に検出する温度検出部、及び前記定着装置との間に間隙を置いて配設された仕切り部材を備えた温度検出装置とを有するとともに、
(c)前記仕切り部材は、現像剤の帯電電位より正の極性側の電位に帯電させられることを特徴とする画像形成装置。 - 前記仕切り部材は、画像形成装置の装置本体の所定の箇所と係合させられ、該所定の箇所を介して電圧が印加される請求項1に記載の画像形成装置。
- (a)前記仕切り部材及び前記定着装置のいずれか一方に所定の形状を有する凸部が、他方に所定の形状を有する凹部が形成され、
(b)前記凸部及び凹部によって前記間隙が曲折させられる請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - (a)前記温度検出装置は前記温度検出部より上方にファンを備え、
(b)該ファンによって、空気が前記仕切り部材を介して定着装置の上方に向けて吐出される請求項1~3のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - (a)前記定着装置に、前記間隙に向けて突出させて清掃部材が配設され、
(b)前記定着装置が装置本体から取り外される際に、定着装置の移動に伴って、前記清掃部材は仕切り部材に付着した異物を拭き取る請求項1~4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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2021
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