JP4397734B2 - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、像担持体上に形成された静電潜像を、トナーとキャリアよりなる2成分現像剤を用いて現像剤担持体により現像し可視化する現像装置、およびこの現像装置を備える画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置は、現像容器に収容された現像剤を現像ローラ(現像剤担持体)により供給することによって、静電潜像が形成されて回転する感光体ドラム(像担持体)上にトナー画像を形成する現像装置を備えている。
現像装置には、現像剤として、トナーとキャリアと呼ばれる2種類の現像剤の粒からなる2成分現像剤を用いるものがある。このような現像装置では、トナーとキャリアとを、現像容器内で混合、攪拌、帯電等する。そして、トナーは、現像ローラにより感光体ドラムに供給され、感光体ドラム上への画像形成の頻度(印字枚数)に伴って消費される。このため、消費された分だけ、トナー補給装置から新たなトナーを現像容器内に補給するようにしている。一方、キャリアは、ある一定の印字枚数まで入れ替えられることなく使用される。
ところが、長期間キャリアを入れ替えずに使用していると、キャリアは外部から様々なストレスを受けるため、劣化する。外部からのストレスは、例えば、画像形成装置が設置されている環境変化(温度、湿度等)や画像形成装置を長時間稼動させることによる画像形成装置の各部からの発熱、現像ローラと現像剤穂高さ規制用部材との狭い間隙に高速で現像剤を移動させることによる圧力等である。これらのストレスにより、キャリア表面にトナーが付着し、キャリア表面の同じ場所から離れることなく時間とともにキャリア表面を覆ってしまう。このため、キャリア本来の帯電能力が発揮されず、結果的に画質不良を引き起こしてしまう。このような現象がいわゆるスペントトナーと呼ばれるキャリア劣化現象である。
したがって、キャリア表面の同じ領域に付着し続けるトナーを分離して、キャリア劣化を防止することが必要である。トナーとキャリアとを分離するようにした技術として、次のような装置が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特許文献1には、現像剤担持体に圧縮空気を吹き付けることによって、現像剤担持体上に担持された現像剤を吹き落とす空気吹き付け手段と、トナーのみ通過可能なメッシュを有し、トナーを収容するトナー回収容器と、吹き落とされた現像剤をトナー回収容器内に吸引して導く吸引手段とを備えた現像装置が示されている。そして、このような現像装置により、トナーとキャリアとを分離して、現像剤担持体上に現像剤が付着した状態で長時間現像動作を繰り返すことをなくして、キャリア劣化を防止するようにしている。
特許文献2には、現像剤収容部より落下する現像剤に電界を付与することでトナーとキャリアとの帯電電荷を除去してトナーとキャリアとを分離し、キャリアから分離されたトナーを気流により吸集する装置が示されている。
特開平10−26885号公報 特開平2−242276号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の現像装置は、現像剤が現像剤担持体上に長時間付着した状態をなくすことで、キャリア劣化を防止するようにしているものの、現像容器内に収容されている現像剤について、トナーとキャリアとを分離する構成については示されていない。つまり、現像容器内でキャリア表面の同じ領域に付着し続けるトナーを分離して、キャリア劣化を防止する構成については示されていない。
また、特許文献2に記載の装置は、トナーとキャリアとを単に分離するための装置であり、同様に現像容器内でキャリア表面の同じ領域に付着し続けるトナーを分離して、キャリア劣化を防止する構成については示されていない。
さらに、従来の現像装置においては、現像ローラの回転動作による空気の流れによって、現像ローラの両端部と現像容器との間隙からトナーが現像装置外へ飛散する可能性があった。また、感光体ドラムの回転動作により、感光体ドラムと現像容器との隙間部分では、感光体ドラムの軸方向中央部の圧力が高くなり、この中央部から現像ローラの両端部へ生じる空気の流れによって、両端部近傍でのトナーの飛散が引き起こされる可能性があった。
本発明は、上述した従来技術の問題点を鑑みてなされたものであり、現像容器内でキャリア表面の同じ領域にトナーが付着し続けることがなく、キャリア表面を常にフレッシュに保つことができるような具体的な構成を備える現像装置およびこの現像装置を備える画像形成装置を提供することを目的とする。加えて、現像装置外へトナーが飛散することを防止できるようにすることを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。すなわち、像担持体上に形成された静電潜像を、トナーとキャリアよりなる2成分現像剤を用いて現像剤担持体により現像し可視化する現像装置において、前記2成分現像剤を収容する現像容器内の所定の領域に、空気を流出してトナーとキャリアとを分離する空気流出手段を備えることを特徴とする現像装置。より具体的には、前記領域は、前記静電潜像の現像に用いられない余剰の現像剤と、現像容器内に新たに供給されるトナーとが混合される領域である。
このような構成の現像装置によれば、空気流出手段により流出される空気の流れにより、現像容器内においてトナーとキャリアとが分離される。これにより、キャリア表面の同じ領域にトナーが付着し続けることがなく、キャリア表面を常にフレッシュに保つことができる。この結果、劣化キャリアの増加を軽減し、ひいては画質劣化を防ぐことができる。
また、前記空気流出手段には、現像容器内に設けられた現像剤担持体の軸方向に沿って複数の空気流出孔が設けられていることを特徴とする。
このような構成の現像装置によれば、空気流出手段に設けられた複数の空気流出孔から流出される空気の流れにより、現像容器内においてトナーとキャリアとが分離され、キャリア表面の同じ領域にトナーが付着し続けることがなくなり、キャリア表面を常にフレッシュに保つことができる。
また、前記空気流出手段には、前記空気流出孔は、前記現像剤担持体の軸方向の両端部には設けられていないことを特徴とする。
このような構成の現像装置によれば、空気流出手段による空気の流路が、現像容器の長手方向の中央部近傍(両端部近傍以外の部分)にのみ形成される。これにより、現像剤担持体の両端部と現像容器との間隙からトナーが現像装置外へ飛散することを軽減できる。
また、本発明の現像装置において、前記現像容器には、前記空気流出手段から流出された空気の流れを調整する空気偏向用部材が設けられていることを特徴とする。
このような構成の現像装置によれば、空気偏向用部材により、空気流出手段から流出された空気が現像容器内に効率よく循環する。このように循環される空気の流れにより、前記所定の領域において混合される、静電潜像の現像に用いられない余剰の現像剤と、現像容器に供給される新しいトナーと、空気流出手段により分離されたトナーとキャリアとを、現像容器内の特定の場所にトナーが滞留、固着することなく、効率よくトナーとキャリアを混合、帯電させることができる。
また、本発明の現像装置において、前記現像容器には、当該現像容器内の空気を吸引して現像容器外へ排出する吸引手段が設けられていることを特徴とする。
このような構成の現像装置によれば、吸引手段を設けて、現像容器内で吸引手段に至る空気の流れを発生させることによって、現像容器内を強制的に空冷することができる。
また、本発明の現像装置において、前記現像剤担持体と対向する前記現像容器の壁面部分には、前記吸引手段に連通する吸気口が設けられていることを特徴とする。具体的に言えば、前記現像剤担持体と対向する前記現像容器の壁面部分には、前記現像剤担持体の軸方向における中央部分に第1の吸気口が設けられ、両端部近傍にそれぞれ第2の吸気口が設けられている。
このような構成の現像装置によれば、現像容器内に流入した空気は、現像剤担持体と現像容器との隙間を通って第1の吸気口に流れる第1の流路と、現像剤担持体と現像容器との隙間を通って第2の吸気口に流れる第2の流路とを経て吸引手段に至り、さらに、現像装置外へ排出される。このように、現像容器内に吸引手段に至る空気の流路が、前記現像剤担持体の軸方向における中央部分と両端部近傍のそれぞれに形成されることによって、現像容器内を強制的に空冷することができる。
また、本発明の現像装置において、前記像担持体に対向する前記現像容器の開口部から前記第1の吸気口までの距離が、前記開口部から前記第2の吸気口までの距離より短いことを特徴とする。
このような構成の現像装置によれば、前記中央部分での第1の流路における空気の流れがやや強く(速く)なり、現像容器の開口部と第1の吸気口との間の区間、および、第1の吸気口と第2の吸気口との間の区間が高圧となることを防止することができる。つまり、前記中央部分では、第1の吸気口に向かって(第1の流路に沿って)空気が流れることによって、この中央部分の圧力が高くなることを極力防止できる。また、前記両端部近傍では、第2の吸気口に向かって(第2の流路に沿って)空気が流れることよって、この両端部近傍から現像装置の外部へトナーが飛散することを防止できる。
また、本発明の画像形成装置は、以上のような構成の本発明の現像装置を備えている。すなわち、本発明は、現像装置に限定されるものではなく、本発明の現像装置を適用した画像形成装置(複写機、プリンタ、ファクシミリ、複合機等)を包含する。
このような本発明の画像形成装置によれば、上述した本発明の現像装置と同様の作用および効果を奏することができ、キャリア表面が常にリフレッシュされるのでトナーの帯電量が安定し、品質のよい画像を出力することができる。
本発明の現像装置は、上述のような構成であるから、現像容器内でキャリア表面の同じ領域にトナーが付着し続けることがなく、キャリア表面を常にフレッシュに保つことができる。これにより、劣化キャリアの増加を軽減し、ひいては画質劣化を防ぐことができる。また、現像装置外へトナーが飛散することを防止できる。
また、本発明の画像形成装置は、上述のような構成であるから、キャリア表面が常にリフレッシュされるのでトナーの帯電量が安定し、品質のよい画像を出力することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
図1は、本発明の実施の形態に係る現像装置Xを備えた画像形成装置Zの全体構成を示す断面図である。この図1により、画像形成装置(複写機、プリンタ、ファクシミリ、複合機等)Zの全体構成について説明する。画像形成装置Zは、印刷モードとして、コピアモード(複写モード)、プリンタモード、FAXモードを有しており、不図示の操作部からの操作入力や、パーソナルコンピュータ等の外部ホスト装置からの印刷ジョブの受信に応じた印刷モードが、図示しない制御部により選択される。
図1に示すように、画像形成装置Zは、原稿読み取り部10、給紙部20、印刷部30、排紙部40に大別され、原稿読み取り部10が給紙部20の上方に配設され、排紙部40が原稿読み取り部10と給紙部20の中間部位に配設されている。
以下では、上記印刷モードの中からコピアモードを例にとって説明する。
ユーザが、原稿読み取り部(スキャナ部)10のプラテンガラス11上に原稿を載置し、給紙部20の給紙カセット21、または装置側面に設けられた手差しトレイ23に用紙(記録紙)を装着して、さらに、装置の外装前面部に配置される操作パネル(不図示)上の条件入力キー(印刷枚数/印刷倍率等)を入力した後に、操作パネルのスタートキーを操作するとコピー動作が開始される。
スタートキーが操作されると、メイン駆動モータ(不図示)が始動し、各駆動ギヤが回転する。その後、給紙ローラ22または22aが回転して用紙が装置内へ送出(給紙)され、給紙された用紙はレジストローラ31に到達して捕捉される。このレジストローラ31により、用紙は、感光体ドラム(像担持体)32上に形成される画像の先端部(画像形成開始部)と同期をとるために一時停止され、用紙の先端部が均一にレジストローラ31に押しつけられて用紙の先端位置の補正が行われる。
一方、原稿読み取り部10においては、コピーランプ(光源)12aが点灯し、コピーランプユニット12が矢印C方向へ移動することで露光が開始される。コピーランプ12aにより原稿に照射された照射光は、原稿の画像情報を含む反射光(原稿からの反射光)となり、この反射光は、コピーランプユニット12に設けられた第1ミラー12bから第2ミラー13、第3ミラー14、光学レンズ15、さらに、CCD16へ入力されることによって、原稿読み取りが行われる。
このようにして読み取られた画像情報は、図示しない制御部に備えられるCCD回路で、光の画像情報が電気的信号に変換され、その画像情報信号は、設定された条件で画像処理が行われ、レーザスキャナユニット33へプリントデータとして送信される。
他方、印刷部30においては、帯電ユニット(帯電手段)34により、感光体ドラム32の周面の一部が軸方向全体に渡って所定の帯電電位に帯電され、感光体ドラム32が回転することによって、その周面全体が所定の帯電電位に帯電される。
次に、レーザスキャナユニット(露光手段)33では、回転方向に複数の反射面を有するポリゴンミラー(回転多面鏡)、および各種光学系により、半導体レーザから出射されたレーザ光が偏向されながら感光体ドラム32へ照射される。これにより、レーザ光が帯電した感光体ドラム32上を走査して、感光体ドラム32上に静電潜像が形成される。
その後、現像装置(現像手段)Xが備える現像槽61内のマグネットローラ(現像剤担持体)62により、現像容器61内のトナーが、回転する感光体ドラム32表面上に供給される。このトナーにより、感光体ドラム32上に形成された静電潜像は、感光体ドラム32上の電位ギャップに応じて顕像化(現像)される。現像装置Xの詳細については、後述する。
また、作像される用紙は、レジストローラ31によりタイミングを合わせて感光体ドラム32方向へ搬送される。この用紙には、転写ユニット(コロナチャージャ)36により感光体ドラム32上のトナーが転写される。感光体ドラム32上の残留したトナーは、クリーニングブレード37aにより掻き取られ、クリーナーユニット37により回収される。このように、クリーニングブレード37aによりトナーが掻き取られた感光体ドラム32の表面は、帯電ユニット34へ移動する途中で、除電装置(除電手段)39により必要に応じて除電される。
上述のようにトナーが転写された用紙は、定着装置(定着手段)38の加熱ローラ38aと加圧ローラ38bとの間を通過して、熱と圧力が加えられ、用紙上の未定着トナーが用紙に溶融・固着される。加熱ローラ38aは、その内部に設けられた加熱ヒータ38cによって加熱される。定着後、用紙は排紙ローラ41により排紙トレイ42に排出される。
以上では、原稿読み取り部10のプラテンガラス11上に原稿が載置されている場合について述べたが、原稿読み取り部10に備えられる原稿トレイ19に原稿が載置されている場合には、次のように原稿読み取りが行われる。原稿読み取り部10の原稿トレイ19に原稿が載置されていることが、センサ等により検出されている場合には、操作パネルのスタートキーが操作されたとき、給紙ローラ51が回転し、原稿トレイ19上に載置された原稿が原稿読み取り部10内へ送出されて搬送経路Rt1中を搬送される。この搬送経路Rt1には、レジストローラ53が設けられており、このレジストローラ53により原稿が捕捉され、原稿先端の位置決めが行われた後、原稿が所定のタイミングで原稿読み取り位置へ搬送される。そして、コピーランプユニット12が所定の停止位置(原稿読み取り位置)で停止したまま搬送中の原稿を露光する。この露光により得られた原稿からの反射光により原稿画像を読み取るようにしている。このようにして原稿読み取りが行われた後、原稿が原稿排出部18へ排出される。
次に、現像装置Xについて、図2、図3、図4を用いて詳しく説明する。図2は、現像装置Xの概略構成を示す断面図、図3は、現像装置Xに備えられる現像容器61の感光体ドラム32に近接する側の部分を示す平面断面図、図4は、現像装置Xに備えられる現像剤流し板71および空気流出手段72の長手方向を上方より見た図である。なお、以下では、便宜上、現像装置Xにおいて、現像容器61の開口部61a側(感光体ドラム32と対向する側)を前方とし、その逆側(感光体ドラム32と対向しない側)を後方とする。
図2に示すように、現像装置Xには、現像容器61、マグネットローラ(現像ローラ)62、パドル63、排気ファン64aが設けられている。現像容器61は、回転する感光体ドラム32に開口部61aを対向させて近接配置されており、この現像容器61内に現像剤が収容されている。マグネットローラ62は、開口部61aに臨むように配置されており、感光体ドラム32表面にトナーを供給する。パドル63は、マグネットローラ62の後方に配置されており、現像容器61内の現像剤を攪拌搬送してマグネットローラ62に供給する。排気ファン64aは、現像容器61下部の一方の側部に設けられている(図3)。この排気ファン64aは、現像装置X外の空気が感光体ドラム32と現像容器61との隙間61bから開口部61aを通じて現像容器61内に流入するように、現像容器61内を負圧に維持すべく現像容器61内の空気を吸引して現像容器61外へ排出する。
現像装置Xは、2成分現像装置として構成されており、現像容器61には2成分現像剤が収容されている。2成分現像剤は、トナーとキャリアと呼ばれる2種類の現像剤の粒からなる。トナーとキャリアとは、現像容器61内で混合、攪拌、帯電等される。トナーは、マグネットローラ62により感光体ドラム32に供給され、感光体ドラム32上への画像形成の頻度(印字枚数)に伴って消費される。このため、消費された分だけ、図示しないトナー補給装置から新たなトナーを現像容器61内に補給するようにしている。一方、キャリアは、ある一定の印字枚数まで入れ替えられることなく使用される。
マグネットローラ62の上方には、現像剤穂高さ規制用部材70が設けられている。現像剤穂高さ規制用部材70は、マグネットローラ62に近づけて配置されており、マグネットローラ62と現像剤穂高さ規制用部材70との間隙70aから現像剤が感光体ドラム32の現像部位へ搬送される。一方、現像剤穂高さ規制用部材70に規制されて、感光体ドラム32側へ搬送されなかった余剰の現像剤(現像に用いられない余剰の現像剤)は、矢印Aの方向へ戻される。マグネットローラ62の後上方であって、現像剤穂高さ規制用部材70の後方には、現像剤流し板71が設けられている。現像剤流し板71は、その後部が下方に傾けて配置されており、この現像剤流し板71上を上述の余剰の現像剤が流れて矢印Aの方向へ戻されるようになっている。
ここで、現像装置Xに備えられる空気流出手段72と空気偏向用部材61f,61gについて詳しく説明する。
流し板71後部の下方には、空気流出手段72が設けられている。空気流出手段72は、例えば、中空のパイプ状部材で形成されており、パイプ中心軸がマグネットローラ62の軸方向(以下、「長手方向」という。)と平行となるように配置されている。この空気流出手段72には、長手方向に沿って複数の空気流出孔72aが設けられている。空気流出孔72aは、空気流出手段72の長手方向において、マグネットローラ62の両端から距離Lの間には設けられていない(図4)。また、空気流出孔72aは、図2に示す断面視において、パイプ状の空気流出手段72の中心から後述する領域γに向かう所定の方向に設けられている。このような空気流出手段72の長手方向の一方には、空気流出手段72の内部へ空気を送る空気発生手段74が設けられている。空気発生手段74により、空気流出手段72の内部へ送られた空気は、空気流出孔72aから矢印Pの方向へ流出され、後述する領域γに吹き付けられる。なお、排気ファン64aにより吸引され、現像容器61外へ排出される空気を、空気流出手段72に導いて、現像容器61内に戻すようにしてもよい。
現像容器61後方上部の内壁には、空気偏向用部材61fが設けられている。また、現像容器61前方上部の内壁には、空気偏向用部材61gが設けられている。これらの空気偏向用部材61f,61gは、空気流出孔72aから矢印P方向へ流出された空気の流れを調整し、空気を現像容器61内に効率よく循環させるために設けられている。空気偏向用部材61fは、頂部61hより上方(前上方)へ向かう傾斜部61jと、頂部61hより後下方へ向かう傾斜部61kとを有している。空気偏向用部材61gは、現像剤穂高さ規制用部材70の後方に設けられている。なお、空気偏向用部材61f,61gを、現像容器61の内壁と一体的に形成するようにしてもよく、現像容器61と別体として現像容器の内壁に取り付けるようにしてもよい。また、空気偏向用部材61fの形状は、上述のようなものに限定されず、例えば、頂部61hを有しないで曲面を有するような形状としてもよい。
空気流出手段72から吹き出された空気が、後述する領域γを通過して、空気偏向用部材61fへ達すると、この空気偏向用部材61fにより、傾斜部61jに沿って流れる矢印Qの方向への空気と、傾斜部61kに沿って流れる矢印Rの方向への空気とに分流される。矢印Qの方向へ流れる空気は、現像容器61の上部の内壁に沿って、矢印Sの方向へ流れる。さらに、矢印Sの方向へ流れる空気は、空気偏向用部材61g(および現像剤穂高さ規制用部材70)により、その向きが変更され、矢印Tの方向への流れとなる。
上述したように、現像に用いられない余剰の現像剤は、現像剤流し板71上を流れ、矢印Aの方向へ戻される。一方、図示しないトナー補給装置から補給されるトナーを現像容器61内に導くための通路73が現像容器61の後部上壁に設けられており、この通路73を通ってトナーが現像容器61内に新たに供給される。この新たに供給されたトナーは、矢印Bの方向、つまり下方へ落下する。そして、領域γにおいて、現像容器61内に新たに供給されたトナーと、現像に用いられない余剰の現像剤とが混合される。この領域γは、上述した空気流出手段72の空気流出孔72aから空気が流出される方向(矢印Pをそのまま後上方に延長した方向)にあり、また、空気流出手段72と、上記空気偏向用部材61fとの間にある。このため、領域γにおいて、空気流出手段72により、新たに供給されたトナーと余剰の現像剤に空気が吹き付けられる。上述したように、空気流出孔72aは、断面視において、パイプ状の空気流出手段72の中心から領域γに向かう所定の方向に設けられているため、新たに供給されたトナーと余剰の現像剤に効率よく空気が吹き付けられる。
このような空気流出手段72によれば、キャリア表面にトナーが付着してキャリアが劣化するいわゆるスペントトナーの発生を効果的に防止することができる。スペントトナーの発生およびその防止について、図5、図6、図7を用いて詳しく述べる。
上述したように、トナーは、感光体ドラム32上への画像形成の頻度(印字枚数)に伴って消費されるが、キャリアは、ある一定の印字枚数まで入れ替えられることなく使用される。現像容器61内では、キャリアの表面には常にその帯電鏡像力により、トナーが電気的に付着している。ところが、長期間キャリアを入れ替えずに使用していると、キャリアは外部より様々なストレスを受ける。例えば、画像形成装置Zが設置されている環境変化(温度、湿度等)や画像形成装置Zを長時間稼動させることによる画像形成装置Zの各部からの発熱や、マグネットローラ62と現像剤穂高さ規制用部材70との狭い間隙70aに高速で現像剤を移動させることによる圧力等である。
これらのストレスにより、図5に示すように、キャリア表面にトナーが付着し、キャリア表面の同じ場所から離れることなく時間とともにキャリア表面を覆ってしまう。このため、キャリア本来の帯電能力が発揮されず、結果的に画質不良を引き起こしてしまう。このような現象がいわゆるスペントトナーと呼ばれるキャリア劣化現象である。
現像装置Xでは、空気流出手段72により領域γに向けて空気を流出することで、現像容器61内においてトナーとキャリアとを分離して、キャリア表面の同一場所に同一トナーが付着し続けることを防止するようにしている。つまり、図6に示すように、空気の流れにより、トナーが付着していた領域αから引き剥がして、スペントトナーを効果的に防止するようにしている。領域αから一旦トナーを引き剥がせば、その後に別のトナーが付着したとしても、図7に示すように、別の領域、例えば領域βに付着する可能性が高く、同一の領域αに再び付着する可能性は低いと考えられる。
以上のように、現像装置Xにおいて、キャリア表面の同じ領域にトナーが付着し続けることがなく、キャリア表面を常にフレッシュに保つことができる。これにより、劣化キャリアの増加を軽減し、画質劣化を防ぐことができる。また、このように、キャリア表面が常にリフレッシュされるのでトナーの帯電量が安定し、画像形成装置Zにおいて、品質のよい画像を出力することができる。
さらに、現像容器61内に空気偏向用部材61f,61gを設けて、空気流出手段により流出された空気を現像容器61内に効率よく循環させることによって、次のような利点がある。領域γにおいて混合されるトナー補給装置から補給された新しいトナーと、現像に用いられない余剰の現像剤と、上述した空気流出手段72により分離されたトナーとキャリアとを、循環される空気の流れにより、現像容器61内の特定の場所にトナーが滞留、固着することなく、効率よくトナーとキャリアを混合、帯電させることができる。
ここで、通常では、マグネットローラ62の回転動作による空気の流れによって、マグネットローラ62の両端部と現像容器61との間隙Mからトナーが飛散される可能性がある。
これに対し、現像装置Xでは、上述したように、空気流出手段72の長手方向において、マグネットローラ62の両端から距離Lの間には、空気流出孔72aが設けられていない。つまり、空気流出手段72の長手方向の両端部近傍には空気流出孔72aが設けられていない。このため、空気流出手段72による空気の流路が、現像容器61の長手方向の中央部近傍(両端部近傍以外の部分)にのみ形成される。これにより、マグネットローラ62の両端部と現像容器61との間隙Mからトナーが現像装置X外部へ飛散することを軽減できる。
次に、現像装置Xに備えられる吸引手段64について詳しく説明する。
現像容器61の前方下部には、上述した排気ファン64aによって吸引された空気を排気する排気ダクト64bが、現像容器61の長手方向の略全体に渡って設けられている。このような排気ファン64aおよび排気ダクト64bが吸引手段64の一例を構成している。
また、マグネットローラ62と対向する現像容器61の前方側底面には、現像容器61の長手方向における両端部近傍にそれぞれ第2の吸気口61dが設けられ、前方側底面から前方側壁面にかけて形成された傾斜面には、現像容器61の長手方向における中央部近傍に第1の吸気口61cが設けられている。すなわち、中央部近傍に設けられた第1の吸気口61cは、両端部近傍に設けられた第2の吸気口61dよりもやや上方に設けられている。つまり、第1の吸気口61cが第2の吸気口61dよりも現像容器61の開口部61a(縁部61e)により近い位置に設けられている。
このように、マグネットローラ62と対向する現像容器61の壁面部分に、吸引手段64に連通する吸気口61c,61dを設ける構成とすることにより、感光体ドラム32と現像容器61の間隙61bから開口部61aを通じて現像容器61内に流入した空気は、マグネットローラ62と現像容器61との隙間を通って第1の吸気口61cに流れる第1の流路と、マグネットローラ62と現像容器61との隙間を通って第2の吸気口61dに流れる第2の流路とを経て排気ダクト64bに入った後、排気ファン64aにより現像装置X外へ排出される。つまり、現像容器61内において、開口部61aから排気ファン64aに至る空気の流路が、現像容器61の長手方向における両端部近傍と中央部近傍のそれぞれに形成されている。排気ファン64aにより排出される空気は、現像容器61内の流路中において、図示しないフィルタ等により除塵された後に排出される。
ここで、通常では、感光体ドラム32の回転動作により、感光体ドラム32と現像容器61との隙間61b部分では、現像容器61の長手方向における中央部の圧力が高くなり、この中央部から両端部へ生じる空気の流れによって、両端部近傍でのトナーの飛散が引き起こされる可能性がある。
これに対し、上記のような吸引手段64を備える現像装置Xでは、中央部近傍の第1の吸気口61cが両端部近傍の第2の吸気口61dよりも上方に設けられているため、隙間61b(開口部61aの縁部61e)から両端部近傍の第2の吸気口61dに至る第2の流路の流路長よりも、中央部近傍の第1の吸気口61cに至る第1の流路の流路長の方が短くなる。これにより、中央部近傍での第1の流路における空気の流れがやや強く(速く)なり、縁部61eと第1の吸気口61cとの間の区間、および、第1の吸気口61cと第2の吸気口61dとの間の区間が高圧となることを防止することができる。つまり、上記中央部近傍では、第1の吸気口61cに向かって(上記中央部近傍に形成された第1の流路に沿って)空気が流れることによって、この中央部近傍の圧力が高くなることを極力防止できる。また、上記両端部近傍では、第2の吸気口61dに向かって(上記両端部近傍に形成された第2の流路に沿って)空気が流れることよって、この両端部近傍から現像装置Xの外部へトナーが飛散することを防止できる。
また、マグネットローラ62を回転させ連続して現像を行うと、マグネットローラ62とトナーとの摩擦熱により、現像容器61内の温度が上昇し、マグネットローラ62の回転トルクの上昇や、トナーの凝集、固化、融着等のトラブルが引き起こされる可能性がある。
現像装置Xでは、吸引手段64を設けて、現像容器61内に開口部61aから排気ファン64aに至る空気の流路を、上記中央部近傍と両端部近傍のそれぞれに形成することによって、現像容器61内を強制的に空冷するようにしている。これにより、現像容器61内の温度が上昇することによる上記トラブルの発生を未然に防ぐことができる。このような強制空冷では、冷却空気の流速が大きくなるほど、放熱面から周辺空気への熱抵抗が減少し、より効率的に冷却できる。なお、上述した空気流出手段72へ冷却空気を送ることによって、現像容器61内を冷却することで、さらに効率よく現像容器61内の温度上昇を抑えることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る現像装置Xを備えた画像形成装置Zの全体構成を示す断面図である。 現像装置Xの概略構成を示す断面図である。 現像装置Xに備えられる現像容器61の感光体ドラム32に近接する側の部分を示す平面断面図である。 現像装置Xに備えられる現像剤流し板71および空気流出手段72の長手方向を上方より見た図である。 キャリア表面にトナーが付着していることを示す図である。 空気により、キャリア表面からトナーを分離したことを示す図である。 キャリア表面にトナーが再付着したことを示す図である。
符号の説明
32 感光体ドラム
61 現像容器
61c 第1の吸気口
61d 第2の吸気口
61f,61g 空気偏向用部材
62 マグネットローラ
64 吸引手段
64a 排気ファン
64b 排気ダクト
72 空気流出手段
72a 空気流出孔
X 現像装置
Z 画像形成装置

Claims (8)

  1. トナーとキャリアよりなる2成分現像剤を収容してなる現像容器と、前記現像容器の開口部に対向させて近接配置された像担持体の表面に前記現像剤を供給する現像剤担持体とを備え、前記像担持体上に形成された静電潜像を前記現像剤により現像し可視化する現像装置において、
    前記現像容器内に新らたなトナーを補給するためのトナー補給手段と、
    前記現像剤担持体によって搬送される現像剤の現像剤穂高さを規制する現像剤穂高さ規制用部材と、
    該現像剤穂高さ規制用部材によって規制された静電潜像の現像に用いられない余剰の現像剤を戻すための流し板と、
    該流し板上を流れた余剰の現像剤と新らたなトナーが混合される領域に、空気を流出してトナーとキャリアとを分離する空気流出手段とを備え、
    前記空気流出手段は、前記現像容器内に設けられた現像剤担持体の軸方向に沿って複数の空気流出孔が設けられていることを特徴とする現像装置。
  2. 前記空気流出孔は、前記現像剤担持体の軸方向の両端部に設けられていないことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記現像容器には、前記空気流出手段から流出された空気の流れを調整する空気偏向用部材が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記現像容器には、当該現像容器内の空気を吸引して現像容器外へ排出する吸引手段が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の現像装置。
  5. 前記現像剤担持体と対向する前記現像容器の壁面部分には、前記吸引手段に連通する吸気口が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の現像装置。
  6. 前記現像剤担持体と対向する前記現像容器の壁面部分には、前記現像剤担持体の軸方向における中央部分に第1の吸気口が設けられ、両端部近傍にそれぞれ第2の吸気口が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の現像装置。
  7. 前記像担持体に対向する前記現像容器の開口部から前記第1の吸気口までの距離が、前記開口部から前記第2の吸気口までの距離より短いことを特徴とする請求項6に記載の現像装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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