JP2023016259A - 鞍乗り型車両 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、空力性能の向上と外観性の向上とを両立し易くすることを目的とする。
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11に支持されるパワーユニット12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17とを備える車両である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。シート17は、車体フレーム11の後部の上方に設けられる。
シート17は、リアフレーム20に支持される。
車体フレーム11は、車体カバー22で覆われる。車体カバー22は、樹脂製であり、鞍乗り型車両10の外装部材を構成する。なお、車体カバー22は樹脂製に限定しなくてもよい。また、鞍乗り型車両10は、前輪13を上方から覆うフロントフェンダー23Fと、後輪15を上方から覆うリアフェンダー23Rと備える。
図2及び図3に示すように、インナーカバー35は、フロントサイドカバー31の前縁から後方に延出する板状のカバーに形成されている。以下の説明において、インナーカバー35を、このカバー35の前部を構成するインナーカバー前部35F(図3参照)と、このカバー35の後部を構成するインナーカバー後部35Rとに区別して適宜に表記する。
インナーカバー前部35F、及びアウターカバー36Aについて説明する。
インナーカバー前部35Fは、車幅方向内側に凹む断面形状に形成され、アウターカバー36Aとの間に、車体前方からの走行風を後方に流すダクト(導風路と言うこともできる)38が形成される。
図4に示すように、第1リップ51は、インナーカバー後部35Rの後下部にて、後上方に延出すると共に車幅方向外側に張り出す羽根形状に形成されている。
図2には、第1リップ51の最も車幅方向外側に位置する稜線の箇所を太線で示している。この稜線の上端が、第1リップ51の上端P1に相当し、稜線の下端が、第1リップ51の下端P2に相当している。
走行風W1が車幅方向外側に向けて案内されるので、フロントサイドカバー31の後方にて、車幅方向外側の外気が車幅方向内側に流入し難くなる。つまり、乗員及びその周囲空間に対し、左右外側から左右内側に流入する走行風を低減し、かつ、乱流の発生を抑制し易くなる。したがって、乗員空間を適度な風量に抑えて乗員の快適性が向上し、かつ、空気抵抗を低減し易くなる。また、走行風W1によって、ハンドル21周囲の風量等も適度に抑える効果も期待できる。
図2において、上端P2と下端P3を結ぶ線分よりも車体前側のハッチング領域R2Fは、第2リップ52の前側領域に相当している。この前側領域R2Fは、車幅方向外側かつ車体後方に向けて傾斜する傾斜面に形成されている。これによって、走行風W1の下方を流れる走行風W2が、第2リップ52によって、車幅方向外側に向けて案内される。
これによって、第2リップ52により、ダクト38よりも下方、かつ、アウターカバー36Aの車幅方向外側を流れる走行風W2を、上下に渡ってスムーズに車幅方向外側に向けて案内できる。
図2において、上端P4と下端P5を結ぶ線分よりも車体前下方のハッチング領域R3Fは、第3リップ53の前側領域に相当している。この前側領域R3Fは、車幅方向外側かつ車体後上方に向けて傾斜する傾斜面に形成されている。これによって、走行風W2の下方を流れる走行風W3が、第3リップ53によって、車幅方向外側に案内される。
したがって、本実施形態では、第1リップ51、第2リップ52、及び第3リップ53によって、乗員の左右外側から乗員側に巻き込む風を、上下に渡って広く低減することが可能となり、空気抵抗の低減にも有利である。また、これら第1リップ51、第2リップ52、及び第3リップ53によって、エッジが立った外観となり、シャープな外観を得やすくなる。
図5に示すように、ダクト38の入口43は、前輪13及びフロントフェンダー23Fの上部かつ側方に位置し、車体前方から前輪13の周囲に向かって流れる走行風の一部(走行風W1)が流入する。これにより、車体前方からの走行風が車幅中央に溜まる事態を抑制でき、前輪13の周囲に走行風をスムーズに流し、前輪ブレーキ等を冷却し易くなる。
また、ダクト38に流入した走行風W1をレッグシールド25の車幅方向外側にて後上方に排出するので、車体前部を前下方に押さえる空力効果を得やすくなり、いわゆるフロントリフトを抑える効果や、ダウンフォース効果を期待できる。これらの効果により、鞍乗り型車両10の接地圧の改善を図り易くなる。
ダクト38の出口46は、ダクト38の入口43よりも幅が狭く、出口46の開口面積は、入口43の開口面積よりも狭くなっている。出口46の開口面積を入口43の開口面積よりも狭くすることによって、ダクト38の出口46の流速を高めてフロントサイドカバー31の後方に流すことができる。これによって、走行風W1によって得られる空力効果を向上させやすくなり、例えば、乗員空間に周囲の走行風が流入する事態を抑え、かつ、車両前部を前下方に抑える効果が向上する。
さらに、第1リップ51の一部から第2リップ52が延出するので、上下に連続する広い範囲の走行風W1,W2を車幅方向外側に案内し易くなり、かつ、第1及び第2リップ51、52からなる連続するエッジ部を形成でき、シャープな外観を得やすくなる。
上記実施の形態は、以下の構成をサポートする。
この構成によれば、第3リップによって、フロントサイドカバーの後方にて、車幅方向内側に外気が流入する事態を抑制する範囲を下方に拡げることができると共に、シャープな外観を得やすくなる。
この構成によれば、ダクトを通過した走行風を上下に広い範囲で車幅方向外側にコントールし易くなる。また、相対的に高い位置のリップが長くなるので、外観視されやすいリップが長くなり、シャープな外観をより得やすくなる。
この構成によれば、ダクトを通過した走行風を車体後上方に向けて流しやすくなり、乗員側に外気が流入する事態を十分に抑制し易くなり、かつ、車体前部を前下方に押さえる空力効果を得やすくなる。
この構成によれば、ダクトの入口を外観視し難くでき、外観性の向上に有利となる。
この構成によれば、ダクトの出口の流速を高め、ダクトを通過した走行風によって得られる空力効果を向上させやすくなる。
この構成によれば、上下に連続する広い範囲の走行風を車幅方向外側に案内し易くなり、かつ、第1及び第2リップからなる連続するエッジ部を形成でき、シャープな外観を得やすくなる。
この構成によれば、第1及び第2リップからなるエッジから離れた位置に、第3リップからなるエッジを設けることができ、シャープな外観を得るのにより有利となる。
22 車体カバー
24 フロントカウル
31 フロントサイドカバー
35 インナーカバー
35F インナーカバー前部(インナーカバー側のダクト構成部)
36 アウターカバー
36A アウターカバーのうちインナーカバーを覆う箇所(アウターカバー側のダクト構成部)
38 ダクト
41 インナーカバー前部の前縁
43 ダクトの入口
46 ダクトの出口
51 第1リップ
52 第2リップ
53 第3リップ
Claims (8)
- 車体前部の左右を覆うフロントサイドカバー(31)を備える鞍乗り型車両において、
前記フロントサイドカバー(31)は、インナーカバー(35)と、前記インナーカバー(35)の車幅方向外側に配置されるアウターカバー(36)と、インナーカバー(35)とアウターカバー(36)との間に設けられるダクト(38)とを備え、
前記インナーカバー(35)には、前記ダクト(38)を通過した走行風に対し、車幅方向外側に張り出すと共に上下方向に延出する第1リップ(51)と、前記第1リップ(51)の下方にて、車幅方向外側に張り出すと共に所定方向に延出する第2リップ(52)とが設けられることを特徴とする鞍乗り型車両。 - 前記インナーカバー(35)には、前記第2リップ(52)の下方に、車幅方向外側に張り出すと共に所定方向に延出する第3リップ(53)が設けられることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
- 前記第1リップ(51)は、前記第2リップ(52)よりも長く、前記第2リップ(52)は、前記第3リップ(53)よりも長いことを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両。
- 前記インナーカバー(35)は、車体後上方に向けて延出すると共に上下長が狭くなる形状に形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
- 前記ダクトは、前記インナーカバー(35)側のダクト構成部(35F)と、前記アウターカバー(36)側のダクト構成部(36A)とで構成され、
前記アウターカバー(36)側のダクト構成部(36A)は、前記インナーカバー(35)側のダクト構成部(35F)の前縁(41)を車幅方向外側から覆うことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。 - 前記ダクト(38)の出口(46)の開口面積は、前記ダクト(38)の入口(43)の開口面積よりも狭いことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
- 前記第1リップ(51)の一部から前記第2リップ(52)が延出することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
- 前記第3リップ(53)は、前記第1リップ(51)及び前記第2リップ(52)から離れていることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両。
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