JP2023015486A - 制御装置、画像投射システム、制御方法、およびプログラム - Google Patents

制御装置、画像投射システム、制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】マルチプロジェクションにおける投射画像の色または輝度を短時間で調整することが可能な制御装置を提供する。【解決手段】複数の画像投射装置(1a~1d)と撮像装置(3)とを制御する制御装置(4)であって、複数の画像投射装置のグループに関する情報と、撮像装置を用いて複数の画像投射装置の投射画像を撮像して得られた撮像画像に関するデータとに基づいて、グループごとに投射画像の色または輝度を調整する制御手段(41)と、制御手段により調整された色または輝度に関する情報を複数の画像投射装置の少なくとも一つに送信する通信手段(42)とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の画像投射装置を制御する制御装置に関する。
従来、プロジェクタを複数台用いて、複数の投射像を仮想的に一つの画面として投射するマルチプロジェクションが知られている。その際、映像の繋ぎ目を目立たなくするため、複数のプロジェクタの個体差による輝度差や色差を調整する必要がある。しかし、このような調整をユーザが手動で行うには煩雑であるため、カメラを用いて自動的に調整する方法が提案されている。
特許文献1には、複数のプロジェクタからの投射画像をカメラで撮像し、撮像画像のうちユーザが指定した位置の色を合わせるように複数のプロジェクタを自動調整する画像投射システムが開示されている。特許文献2には、複数のプロジェクタからの投射画像をカメラで撮像し、目標領域となる投射画像に対し、目標領域以外の領域として設定される補正対象領域を補正する画像投射システムが開示されている。
特開2017-083672号公報 特開2017-129701号公報
特許文献1、2に開示された画像投射システムでは、マルチプロジェクションで投射面同士の色調整を行う場合、カメラの画角に映り込む投射面を全て同一の色に調整している。このため、目標とする色が複数存在する場合、色ごとに撮影と色調整を行わなければならず、調整に時間が掛かる。
そこで本発明は、マルチプロジェクションにおける投射画像の色または輝度を短時間で調整することが可能な制御装置、画像投射装置、制御方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一側面としての制御装置は、複数の画像投射装置と撮像装置とを制御する制御装置であって、前記複数の画像投射装置のグループに関する情報と、前記撮像装置を用いて前記複数の画像投射装置の投射画像を撮像して得られた撮像画像に関するデータとに基づいて、前記グループごとに前記投射画像の色または輝度を調整する制御手段と、前記制御手段により調整された前記色または前記輝度に関する情報を前記複数の画像投射装置の少なくとも一つに送信する通信手段とを有する。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
本発明によれば、マルチプロジェクションにおける投射画像の色または輝度を短時間で調整することが可能な制御装置、画像投射装置、制御方法、およびプログラムを提供することができる。
本実施形態における画像投射システムの構成図である。 本実施形態の画像投射システムのブロック図である。 本実施形態における色輝度調整処理のフローチャートである。 本実施形態における検出用画像の撮像画像である。 本実施形態における投射領域間の距離の説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本実施形態における画像投射システム100の構成について説明する。図1は、画像投射システム100の構成図である。図2は、画像投射システム100のブロック図である。画像投射システム100は、第1のプロジェクタ(第1の画像投射装置)1a、第2のプロジェクタ(第2の画像投射装置)1b、第3のプロジェクタ(第3の画像投射装置)1c、および第4のプロジェクタ(第4の画像投射装置)1dを有する。第1~第4のプロジェクタ1a~1dはそれぞれ、スクリーン等の被投射面2に投射画像(第1~第4の画像2a~2d)を投射することができる。また画像投射システム100は、投射画像を撮像するカメラ(撮像装置)3、およびPC(パーソナルコンピュータ)4を有する。PC4は、第1~第4のプロジェクタ1a~1dとカメラ3とを制御する制御装置である。
第1のプロジェクタ1aは、被投射面2に第1の画像2aを投射して表示する。第2のプロジェクタ1bは、被投射面2に第2の画像2bを投射して表示する。第3のプロジェクタ1cは、被投射面2に第3の画像2cを投射して表示する。第4のプロジェクタ1dは、被投射面2に第4の画像2dを表示する。第1の画像2aと第2の画像2bとは繋ぎ目付近で垂直方向に重畳した重なり領域21を有し、第1の画像2aと第2の画像2bとにより1つの大画面画像が表示される。同様に、第3の画像2cと第4の画像2dとは繋ぎ目付近で垂直方向に重畳した重なり領域22を有し、第3の画像2cと第4の画像2dとにより1つの大画面画像が表示される。
カメラ3は、被投射面2に表示された投射画像、すなわち第1~第4の画像2a~2dを撮像する。PC4は、カメラ3を用いて投射画像を撮像して得られた撮像画像(撮像画像に関するデータ)を用いて、第1~第4のプロジェクタ1a~1dを制御する。PC4は、制御手段41および通信手段42を有する。制御手段41は、第1~第4のプロジェクタ1a~1dのグループに関する情報と、カメラ3を用いて第1~第4のプロジェクタ1a~1dの投射画像を撮像して得られた撮像画像に関するデータとに基づいて、グループごとに投射画像の色または輝度を調整する。通信手段42は、制御手段41により調整された色または輝度に関する情報(調整値)を第1~第4のプロジェクタ1a~1dの少なくとも一つに送信する。通信手段42から送信された調整値は、第1~第4のプロジェクタ1a~1dの少なくとも一つに書き込まれる。
次に、図2を参照して、第1~第4のプロジェクタ1a~1dの内部構成について説明する。図2は、画像投射システム100のブロック図である。なお図2において、第1~第4のプロジェクタ1a~1dの内部構成は共通であるため、各プロジェクタを共通の1つのブロックとして示している。
各プロジェクタは、光源101と、光変調部110と、投射光学系103を含むレンズユニット111とを有する。レンズユニット111は、投射光学系103のズーム駆動、フォーカス駆動、およびシフト駆動を行うレンズ駆動部107を有する。
光源101は、放電発光管、LED、またはレーザにより構成され、照明光を発する。光変調部110は、光変調パネル(光変調素子)102、画像信号入力部(入力部)104、画像処理部105、操作部108、および制御部106を有する。画像信号入力部104は、各プロジェクタの外部からのVGA信号、DVI信号、HDMI(登録商標)信号等の各種画像信号を入力するための端子と、それらの端子を通じて入力された画像信号を受信するレシーバIC等を有する。画像信号入力部104は、入力画像信号を画像処理部105に出力する。
画像処理部105は、入力画像信号に対して、色むら補正、ガンマ補正、コントラスト補正、色変換、エッジブレンド補正およびキーストーン補正等の各種画像処理を行い、画像処理後の画像信号から光変調パネル102を駆動するためのパネル駆動信号を生成する。また画像処理部105は、画像処理後の画像信号に対して、各種設定用のメニュー等を表示するOSD(On Screen Display)画像を重畳表示するためのOSD画像信号を付加したパネル駆動信号を生成する。
光変調パネル102は、液晶パネルやデジタルマイクロミラーデバイス等により構成され、パネル駆動信号に応じて光源101からの照明光を変調して画像光を生成する。投射光学系103は、光変調パネル102からの画像光を被投射面に拡大投射する。これにより、入力された画像信号に応じた画像が投射表示される。
操作部108は、プロジェクタに対する各種設定を行うユーザにより操作される操作部材やリモコンからの赤外線信号を受信する赤外線受信部等を含み、操作部材の操作または赤外線受信に応じて操作信号を制御部106に出力する。制御部106は、CPUやメモリ等を含むマイクロコンピュータにより構成され、操作信号に応じて画像処理部105に指示を与え、またレンズ駆動部107を制御する。
前述したように、カメラ3は、第1~第4のプロジェクタ1a~1dにより被投射面2上に投射される第1~第4の画像2a~2d(すなわち、画像信号入力部104から入力された入力画像信号に基づいて投射された投射画像)を撮像する。
PC4は、第1~第4のプロジェクタ1a~1dとカメラ3とに有線または無線により接続され、カメラ3に対して撮像を指示し、また第1~第4のプロジェクタ1a~1dに対してテストチャートの投射を指示する。またPC4は、前述したように、カメラ3の撮像により生成された撮像画像を用いて、第1~第4のプロジェクタ1a~1dの輝度や色域を調整する調整処理を行う。
本実施形態では、PC4と第1~第4のプロジェクタ1a~1dとカメラ3とが互いに別々の装置として構成されている。しかし、カメラ3がいずれかのプロジェクタに内蔵されていても良いし、PC4がいずれかのプロジェクタに内蔵されていても良い。
次に、図3を参照して、本実施形態における色輝度調整処理(制御方法)について説明する。図3は、色輝度調整処理のフローチャートである。図3の各ステップは、主としてPC4により実行される。色輝度調整処理は、主として第1~第4のプロジェクタ1a~1dの輝度や色域を調整する調整処理である。
PC4は、例えば操作部108のユーザ操作により呼び出されるメニューにおいてカメラ使用による第1~第4のプロジェクタ1a~1dの調整が選択されることに応じて、コンピュータプログラムに従って本調整処理の実行を開始する。ただし本実施形態は、これに限定されるものではなく、PC4は、外部装置からの上記調整処理を実行する命令を受けた場合や、一定時間ごとに調整処理を実行する命令が自動的に発行された場合、本調整処理の実行を開始しても良い。
まずステップS100において、PC4は、第1~第4のプロジェクタ1a~1dを制御して、第1~第4のプロジェクタ1a~1dから同時に検出用画像(第1~第4の画像2a~2d)を被投射面2に投射させる。ここで検出用画像とは、全面輝度最大の白色画像(全白画像)であることが望ましいが、中間階調の白色画像やその他の色(例えば、赤色、緑色、青色など)の画像を投射しても良い。検出用画像は、画像処理部105で生成されるか、または画像信号として画像信号入力部104に入力されることで投射される。そしてPC4は、カメラ3を制御して、カメラ3に検出用画像を撮像させる。
続いてステップS101において、PC4は、第1のプロジェクタ1aに単独で検出用画像(第1の画像2a)を被投射面2に投射させるとともに、第2~4のプロジェクタ1b~1dに全面輝度最小の黒色画像(全黒画像)を被投射面2に投射させる。ここで、ステップS100と同様に、検出用画像とは全白画像が望ましい。そしてPC4は、カメラ3を制御して、これらの全白画像および全黒画像を撮像させる。この際、第2~第4のプロジェクタ1b~1dに全黒画像を投射させることに代えて、第2~第4のプロジェクタ1b~1dの光源101を消灯させることや、不図示のシャッタにより光変調パネル102への照明光の入射を遮断させても良い。これらの処理をプロジェクタの台数分繰り返し、第1~第4のプロジェクタ1a~1dが単独で検出用画像(第1~第4の画像2a~2d)を被投射面2に投射した4枚の撮像画像を得る。
図4は、ステップS100にて第1~第4のプロジェクタ1a~1dのそれぞれにより投射領域31a~31dに投射された全白画像(検出用画像)を撮像することにより得られた撮像画像(第1の撮像画像データ)31を示す。なお、ステップS101にて各プロジェクタにより単独で投射された全白画像を撮像して得られた撮像画像(第2~第5の撮像画像データ)では、投射領域31a~31dの単一の投射画像がそれぞれ認識可能な画像となっている(不図示)。
続いてステップS102において、PC4は、ステップS100、S101にて得られた撮像画像を使用して、投射領域の位置を検出する。それぞれの投射領域は、ラプラス作用素やハリス作用素等により投射された全白画像の頂点を検出し、それらの頂点を結んだ直線により囲まれる領域として検出する。またはPC4は、撮像画像のうち所定画素値以上の画素値を有する連続した領域のうち、最も大きい領域を投射領域として検出することもできる。
続いてステップS103において、PC4は、色輝度調整を行う際に目標とする輝度や色域が同じであるプロジェクタのグループを生成する。ここで、色輝度調整するグループの生成方法は、いくつかの方法が考えられる。
第1のグループの生成方法では、PC4は、投射領域31a~31dのうちの2つの投射領域の間(第1の投射領域と第2の投射領域との間)の距離に応じてグループを生成する。ここで、図5を参照して、第1のグループの生成方法を説明する。図5は、投射領域間の距離の説明図であり、図4の撮像画像から投射領域の部分を抜き出して示している。ここで、投射領域31a~31dからそれぞれの代表点50a~50dを算出する。代表点とは、投射領域を代表する画素の座標であり、例えば投射領域の重心(中心部)の座標、または最大輝度の座標であることが望ましいが、投射領域を構成するいずれかの座標であれば良い。そして、各代表点50a~50dを結ぶ線分を算出する。
図5では、代表点50aと代表点50bとを結ぶ線分と、代表点50aと代表点50cとを結ぶ線分をそれぞれ点線で示しており、それぞれの線分と投射領域のエッジ(端部)との交点を点51a、51b、52a、52cとして示している。これら交点間の距離を求めることで、投射領域間の距離を算出することができる。ただし、交点51aや交点51bのように、算出した交点が代表点を構成する投射領域内に含まれる場合には、その距離を0と定義する。例えば、交点52aの座標を(x52a、y52a)、交点52cの座標を(x52c、y52c)とすると、その距離Dは、以下の式(1)により算出することができる。
Figure 2023015486000002
投射領域間の距離が所定値(所定の閾値)以下である場合、PC4は、代表点を構成するプロジェクタ同士でグループを生成する。すなわち制御手段41は、第1の投射領域と第2の投射領域との間の距離が所定値よりも小さい場合、グループに関する情報として、第1の投射領域と第2の投射領域に対応する2つの画像投射装置が同一のグループであることを示す情報を生成する。一方、投射領域間の距離が所定値よりも大きい場合、PC4は、それらが異なるグループであると判定し、グループを生成しない。なお、所定値は任意に設定可能であるが、投射領域と撮像画像との面積比に基づいて設定することが望ましい。例えば、投射領域が撮像画像に対して大きい面積比を有するほど所定値を大きくし、投射領域が撮像画像に対して小さい面積比を有するほど所定値を小さくする。以上の処理を行うことで、投射領域31aと投射領域31bにより構成されるグループが生成され、投射領域31cと投射領域31dにより構成されるグループが生成される。
第2のグループの生成方法では、PC4は、投射領域31a~31dのうちの2つの投射領域(第1の投射領域と第2の投射領域)の重なり領域の有無に応じてグループを生成する。図4では、投射領域31aと投射領域31bとが重なり領域311を有し、投射領域31cと投射領域31dとが重なり領域312を有する。重なり領域の判定には、ステップS101にて得られた単一の投射画像の撮像画像を用いる。第2の撮像画像データでは投射領域31aの領域のみが検出されており、第3の撮像画像データでは投射領域31bの領域のみが検出されている。このため、いずれの撮像画像においても投射領域とみなされている座標を重なり領域と設定する。この重なり領域が1画素でも存在すれば、重なり領域を構成するプロジェクタ同士でグループを生成する。すなわち制御手段41は、第1の投射領域と第2の投射領域との重なり領域が存在する場合、グループに関する情報として、第1の投射領域と第2の投射領域に対応する2つの画像投射装置が同一のグループであることを示す情報を生成する。
重なり領域による判定では、重なり領域と投射領域との面積比に基づいて所定値(重なり領域が存在すると判定されるための閾値)を設定し、その所定値を超えているか否かで判定しても良い。その場合、重なり領域が投射領域に対して所定値を超える面積比を有していればグループを生成し、所定値を下回る面積比を有していればグループを生成しない。以上の処理を行うことで、投射領域31aと投射領域31bにより構成されるグループが生成され、投射領域31cと投射領域31dにより構成されるグループが生成される。
第3のグループの生成方法では、PC4は、プロジェクタに設定された設定情報に基づいてグループを生成する。プロジェクタでは、投射するコンテンツやユーザの好みに応じて画質モードを切り替えることができる。例えば、sRGB色域で設計した入力信号に対して忠実に再現を行うsRGB画質モードや、会議室でのプレゼンテーションの見栄えを良くするプレゼンテーション画質モードなどが画質モードとして設定できる。この画質モードが同一の設定になっているプロジェクタ同士でグループを生成する。画質モード以外にも、プロジェクタに入力される入力信号や、操作部108によりユーザがプロジェクタに設定した情報などに応じて、同一の設定になっているプロジェクタ同士でグループを生成しても良い。さらに、ユーザが色輝度調整を行いたいグループを自身で設定しても良い。その場合、ユーザは操作部108によってプロジェクタ本体に設定を行っても良いし、PC4のアプリケーション上(不図示)から設定を行っても良い。なお、プロジェクタの設定情報は、制御部106のメモリなどの記憶部に記憶されており、コマンド等によりPC4に転送可能である。このように制御手段41は、プロジェクタまたはPC4に設定された設定情報が同一である場合、グループに関する情報として、同一の設定情報が設定された少なくとも2つのプロジェクタが同一のグループであることを示す情報を生成する。
第4のグループの生成方法では、PC4は、プロジェクタの機種情報やプロジェクタを構成する投射光学系の機種情報に基づいてグループを生成する。プロジェクタの機種情報では、光源や光変調パネルなどの構成要素の種類に関する差異や、投射輝度や解像度などの構成要素の性能に関する差異により、異なる機種情報として識別されている。例えば、光源101の構成要素としては、放電発光管、LEDまたはレーザなどがある。また、光変調パネル102の構成要素としては、液晶パネルやデジタルマイクロミラーデバイスなどがある。これらの構成要素の種類や性能を同一とするプロジェクタ同士でグループを生成する。また、投射光学系では、レンズの部材や設計などの構成要素の種類に関する差異や、レンズのF値、投射比、ズーム倍率などの構成要素の性能に関する差異により、異なる機種情報として識別されている。これらの構成要素の種類や性能を同一とする投射光学系を装着したプロジェクタ同士でグループを生成する。なお、これら構成要素の種類や性能に関する情報は制御部106のメモリに記憶されており、コマンド等によりPC4に転送可能である。このように制御手段41は、プロジェクタの機種に関する情報または投射光学系が同一である場合、グループに関する情報として、同一の機種または同一の投射光学系を有する少なくとも2つの画像投射装置が同一のグループであることを示す情報を生成する。
なお、グループの生成方法に関して、グループを構成するプロジェクタの数は2つである必要はなく、その上限は任意に設定可能である。また、グループの数も2つである必要はなく、その上限は任意に設定可能である。また、プロジェクタの数は、4つである必要はなく、2つ以上であれば良く、複数のグループに分けるためには3つ以上であることが好ましい。
続いてステップS104において、PC4は、第1~第4のプロジェクタ1a~1dに同時に色輝度取得用画像(第1~第4の画像)を被投射面2に投射させる。ここで、色輝度取得用画像とは全面輝度最大の白色画像、赤色画像、緑色画像、または青色画像であることが望ましい。中間階調の色や輝度の調整も行いたい場合、対応する階調の白色画像、赤色画像、緑色画像、または青色画像を使用しても良い。検出用画像は画像処理部105で生成され、または画像信号として画像信号入力部104に入力されることで投射される。そしてPC4は、色輝度取得用画像を順次投射させ、カメラ3に撮像させる。なお色輝度取得用画像は、第1~第4のプロジェクタ1a~1dに単独で投射させ、カメラ3に撮像させても良い。特にプロジェクタの重なり領域が投射領域と略同一である場合、それぞれのプロジェクタの輝度や色域を適切に取得できないため、単独で投射させることが望ましい。
続いてステップS105において、PC4は、ステップS103にて生成したグループ情報(グループに関する情報)、およびステップS104にて得られた撮像画像を使用して、グループごとにプロジェクタの色や輝度の調整を行う。まず、ステップS102にて検出した投射領域において、色輝度調整に使用する代表値を生成する。代表値とは、ステップS104で得られた撮像画像のうち、各プロジェクタの投射領域に属する画素値の平均値や中央値、最大輝度値などを表す。その後、各プロジェクタの代表値が略一致するように、調整値を求める。例えば、色輝度取得用画像として全面輝度最大の白色画像を投射した際、第1のプロジェクタ1aの代表値を(Rw1a、Gw1a、Bw1a)、第2のプロジェクタ1bの代表値を(Rw1b、Gw1b、Bw1b)とする。このとき、各プロジェクタの代表値が略一致するようにゲイン係数(rw1、gw1、bw1)を算出する。ゲイン係数は、Rw1a=rw1w1bw1a=gw1w1bw1a=bw1w1bを満たすような数値である。
なお、上記では第1のプロジェクタ1aを基準として第2のプロジェクタ1bを調整するようなゲイン係数を算出しているが、基準となるプロジェクタは任意に変更可能である。また、全面輝度最大の白色画像を使ってゲイン係数を算出しているが、赤色画像、緑色画像、青色画像を使ってゲイン係数を算出しても良い。中間階調の色輝度を調整する場合には、ガンマ係数やガンマテーブルを調整値として算出しても良いし、3DLUT(3D Look Up Table)を調整値として算出しても良い。これをグループの数だけ繰り返すことにより、全てのプロジェクタの調整値を算出することができる。なお、グループに属していないプロジェクタに関しては、調整値の算出は行わない。
最後にステップS106において、PC4は、ステップS105にて算出した調整値を第1~第4のプロジェクタ1a~1dに書き込む。書き込まれた調整値は、各プロジェクタの制御部106のメモリに記憶され、画像処理部105で適用される。なお、調整値が算出されていないプロジェクタ(グループに属していないプロジェクタ)に関しては、何も動作させなくても良いし、以前の調整値が書き込まれた状態を解除したい場合には制御部106のメモリなどに記憶されている初期値に復帰させても良い。
なお本実施形態では、第1~第4のプロジェクタが上下方向に並ぶ画像を投射する場合について説明したが、左右方向に並ぶ画像を投射しても良いし、一方の画像に他方の画像が包含されていても良い。以上により、マルチプロジェクションにおける投射画像の輝度や色域をグループごとに独立して調整することが可能になり、ひいては調整時間を短縮することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上のように、本実施形態において、制御手段41は、複数のプロジェクタのグループに関する情報と、カメラ3を用いて複数のプロジェクタの投射画像を撮像して得られた撮像画像に関するデータとに基づいて、グループごとに投射画像の色または輝度を調整する。好ましくは、制御手段41は、同一のグループに分類されたプロジェクタの投射画像の色または輝度の差を低減するように、グループごとに色または輝度を調整する。本実施形態によれば、マルチプロジェクションにおける投射画像の色または輝度を短時間で調整することが可能な制御装置、画像投射装置、制御方法、およびプログラムを提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1a、1b、1c、1d プロジェクタ(画像投射装置)
3 カメラ(撮像装置)
4 PC(制御装置)
41 制御手段
42 通信手段

Claims (13)

  1. 複数の画像投射装置と撮像装置とを制御する制御装置であって、
    前記複数の画像投射装置のグループに関する情報と、前記撮像装置を用いて前記複数の画像投射装置の投射画像を撮像して得られた撮像画像に関するデータとに基づいて、前記グループごとに前記投射画像の色または輝度を調整する制御手段と、
    前記制御手段により調整された前記色または前記輝度に関する情報を前記複数の画像投射装置の少なくとも一つに送信する通信手段と、を有することを特徴とする制御装置。
  2. 前記制御手段は、同一のグループに分類された画像投射装置の前記投射画像の前記色または前記輝度の差を低減するように、前記グループごとに前記色または前記輝度を調整することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記撮像画像に関するデータに基づいて、前記複数の画像投射装置の複数の投射領域の位置をそれぞれ取得し、
    前記複数の投射領域のうち第1の投射領域と第2の投射領域との間の距離が所定の閾値よりも小さい場合、前記グループに関する前記情報として、前記第1の投射領域と前記第2の投射領域に対応する2つの画像投射装置が同一のグループであることを示す情報を生成することを特徴とする請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 前記2つの投射領域の距離は、前記第1の投射領域の中心部と前記第2の領域の中心部との間の距離であることを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記2つの投射領域の距離は、前記第1の投射領域の端部と前記第2の投射領域の端部との間の距離であることを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
  6. 前記制御手段は、前記投射画像と前記撮像画像との面積比に基づいて、前記所定の閾値を変更することを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項に記載の制御装置。
  7. 前記制御手段は、
    前記撮像画像に関するデータに基づいて、前記複数の画像投射装置の複数の投射領域の位置をそれぞれ取得し、
    前記複数の投射領域のうち第1の投射領域と第2の投射領域との重なり領域が存在する場合、前記グループに関する前記情報として、前記第1の投射領域と前記第2の投射領域に対応する2つの画像投射装置が同一のグループであることを示す情報を生成することを特徴とする請求項1または2に記載の制御装置。
  8. 前記制御手段は、前記重なり領域と前記投射画像との面積比に基づいて、前記重なり領域が存在すると判定されるための閾値を変更することを特徴とする請求項7に記載の制御装置。
  9. 前記制御手段は、前記画像投射装置に設定された設定情報または前記制御手段に設定された設定情報が同一である場合、前記グループに関する前記情報として、同一の設定情報が設定された少なくとも2つの画像投射装置が同一のグループであることを示す情報を生成することを特徴とする請求項1または2に記載の制御装置。
  10. 前記制御手段は、前記画像投射装置の機種に関する情報または前記画像投射装置の投射光学系が同一である場合、前記グループに関する前記情報として、同一の機種または同一の投射光学系を有する少なくとも2つの画像投射装置が同一のグループであることを示す情報を生成することを特徴とする請求項1または2に記載の制御装置。
  11. 複数の画像投射装置と、
    前記複数の画像投射装置により投射された複数の投射画像を撮像する撮像装置と、
    請求項1乃至10のいずれか一項に記載の制御装置と、を有することを特徴とする画像投射システム。
  12. 複数の画像投射装置と撮像装置とを制御する制御方法であって、
    前記複数の画像投射装置のグループに関する情報と、前記撮像装置を用いて前記複数の画像投射装置の投射画像を撮像して得られた撮像画像に関するデータとに基づいて、前記グループごとに前記投射画像の色または輝度を調整する制御ステップと、
    前記制御ステップにおいて調整された前記色または前記輝度に関する情報を前記複数の画像投射装置の少なくとも一つに送信する通信ステップと、を有することを特徴とする制御方法。
  13. 請求項12に記載の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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