JP2023015254A5 - - Google Patents

Claims (16)

1. 以下の段階を含む、患者の拍動中の心臓の機能を測定するための方法:
   患者の大動脈内に配置された心臓内血液ポンプによって左心室から上行大動脈内へとポンピングされている血液の温度の変化を、サーミスタによって検出する段階であって、該心臓内血液ポンプのモーターに左心室から患者の上行大動脈内へと血液をポンピングさせるために、該心臓内血液ポンプがモーター電流によって駆動される、段階；
   該心臓内血液ポンプの稼働中に、モーター電流の変化を、第一のセンサーによって検出する段階；
   上行大動脈内の圧力を、第二のセンサーによって検出する段階；
   プロセッサによって、全心拍出量を、検出された該温度変化に基づき算出する段階であって、該全心拍出量が、(a)該心臓内血液ポンプによって提供される心臓補助と、(b)該拍動中の心臓の自己心拍出量（native cardiac output）とを含む、段階；
   該プロセッサによってポンプ出力流量を、該第1のセンサーにより検出されたモーター電流の該変化、および該第2のセンサーにより検出された該圧力に基づき算出する段階であって、該算出されたポンプ出力流量は該心臓内血液ポンプによって提供された該心臓補助を示す、段階；ならびに
   該心臓内血液ポンプの稼働中に、該ポンプ出力流量および該全心拍出量に基づいて、該拍動中の心臓の該自己心拍出量を、該プロセッサによって、算出する段階。
2. 前記心臓内血液ポンプよりも上流の位置における血液の温度を、生理学的な血液温度と異なる初期温度にあるようにさせるために、流体のボーラスを用いる段階
   をさらに含む、請求項1に記載の方法。
3. 第三の信号が、前記流体のボーラスによって引き起こされた、心臓内に流入する血液の温度の変化を示す、請求項2に記載の方法。
4. 第三の信号が、前記心臓内血液ポンプのカニューレの開口部の近くを流れるかまたはこれを通って流れる血液の温度の変化を示す、請求項1に記載の方法。
5. 前記自己心拍出量を算出する段階が、前記プロセッサによって全心拍出量からポンプ出力流量を減算することを含む、請求項1に記載の方法。
6. 前記サーミスタが、前記心臓内血液ポンプのカテーテルの遠位端領域に配される、請求項1に記載の方法。
7. 前記プロセッサによって、全拡張終期容量、胸腔内血液容量、胸腔内熱容量、肺熱容量、心係数、一回拍出量、肺血管外水分量、心拍出力、および心室全体の駆出分画のうちの少なくとも1つを第一の信号、第二の信号、および第三の信号から算出する段階をさらに含む、請求項1に記載の方法。
8. 前記プロセッサによって、前記自己心拍出量を画面上に表示する段階をさらに含む、請求項1に記載の方法。
9. 前記プロセッサによって、前記自己心拍出量を保存する段階、および、
   前記プロセッサによって、該自己心拍出量の履歴を時間の関数として画面上に表示する段階
   をさらに含む、請求項1に記載の方法。
10. 前記プロセッサによって、前記自己心拍出量の履歴に基づき自己心の傾向を決定する段階をさらに含み、自己心の傾向は、自己心拍出量が経時的に改善しているかどうかを示す、請求項9に記載の方法。
11. 前記プロセッサによって、自己心の傾向を画面上に表示する段階をさらに含む、請求項10に記載の方法。
12. 前記ポンプ出力流量を算出する段階が、所与のモーター電流と検出された圧力とに対するポンプ出力流量である流量を提供するルックアップ表に、前記プロセッサによってアクセスすることを含む、請求項1に記載の方法。
13. 前記サーミスタが、前記心臓内血液ポンプの近位端に近接して配置される、請求項1に記載の方法。
14. 前記サーミスタが、前記心臓内血液ポンプのカテーテル内に埋め込まれている、請求項1に記載の方法。
15. 前記サーミスタが、前記心臓内血液ポンプを患者の心臓に送達するためのシース内に埋め込まれている、請求項1に記載の方法。
16. 前記シースが第一の管腔と第二の管腔とを含み、第一の管腔が、前記心臓内血液ポンプを送達できるようサイズ決定されており、第二の管腔が、前記サーミスタを送達できるようサイズ決定されている、請求項15に記載の方法。