JP2023014934A - 投影装置、及び光学観察装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の大型化を抑制しつつ、観察対象に投影される第1画像と、観察対象とは異なる対象に投影される第2画像と、を同時に観察可能とすることのできる投影装置、及び光学観察装置を提供する。【解決手段】投影部1は、第1光11及び第2光12を出射する。励起部2は、第2光12が入射する状態にて第3光13を励起する。光学部材3は、第1光11、第2光12、及び第3光13を透過及び又は反射させる。第1光11は、光学部材3を介して観察対象100へ導かれ、かつ観察対象で反射され光学部材を介して観察者へ導かれる。【選択図】図1

Description

本発明は、投影装置、及び光学観察装置に関する。
特許文献1には、焦点検出領域等を表示するためのカメラのファインダー内表示装置において、ファインダー画面に、紫外光により目視可能に発光する蛍光材料によりフォーカスフレームを表示することが記載されている。特許文献2には、手術用顕微鏡において、観察光線経路に、電子的に生成されたオーバーレイ画像を表現するオーバーレイ光線経路が重畳されることが記載されている。
特許文献3には、手術用顕微鏡において、重畳表示される画像や該画像の使用用途に応じて、片眼観察、両眼観察等の観察方法の変更を行うことが記載されている。特許文献4には、手術顕微鏡に装備された画像表示装置において、手術顕微鏡のアイピースと光学処理部の間に装備され、光学処理部からの光をアイピースに出射するとともに、手術中に参照したい画像を、アイピースを介して執刀者に提供することが記載されている。
特開平09-138458号公報 特開2016-114943号公報 特開2003-066336号公報 特開平09-266919号公報
本開示の技術に係る1つの実施形態は、装置の大型化を抑制しつつ、観察対象に投影される第1画像と、観察対象とは異なる対象に投影される第2画像と、を同時に観察可能とすることができる投影装置、及び光学観察装置を提供する。
本発明の一態様の投影装置は、第1光及び第2光を出射する投影部と、上記第2光が入射する状態にて第3光を励起する励起部と、上記第1光、上記第2光、及び上記第3光を透過及び又は反射させる光学部材と、を備え、上記第1光は、上記光学部材を介して観察対象へ導かれ、かつ上記観察対象で反射され上記光学部材を介して観察者へ導かれるものである。
本発明の一態様の投影装置は、第1波長帯の光である第1光及び第2波長帯の光である第2光を出射する投影部と、上記第2光が入射する状態にて第3波長帯の光である第3光を励起する励起部と、上記第1光、上記第2光、及び上記第3光を透過及び又は反射させる光学部材と、を備え、上記光学部材は、波長帯によって反射率が異なるものである。
本発明の一態様の光学観察装置は、上記の投影装置を備えるものである。
本発明によれば、装置の大型化を抑制しつつ、観察対象に投影される第1画像と、観察対象とは異なる対象に投影される第2画像と、を同時に観察可能とすることのできる投影装置、及び光学観察装置を提供することができる。
実施形態の光学観察装置の概略構成を示す模式図である。 投影部1の構成の一例を示す図である。 第1投影モジュール21の内部構成の一例を示す模式図である。 光学部材3の波長反射率特性の一例を示す図である。 第1光11により投影する第1画像の一例を示す図である。 第2光12により投影する第2画像の一例を示す図である。 第1画像50と第2画像60とのアライメント前の観察状態の一例を示す図である。 第1画像50と第2画像60とのアライメント後の観察状態の一例を示す図である。 制御装置23による第1画像50及び第2画像60の個別調整の一例を示す図である。 光学部材3の波長反射率特性の他の一例を示す図である。 投影装置10の他の構成例を示す図である。 図11に示す光学部材3の波長反射率特性の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態の一例について、図面を参照して説明する。
(実施形態)
<実施形態の光学観察装置の概略構成>
図1は、実施形態の光学観察装置の概略構成を示す模式図である。実施形態の光学観察装置は、観察者が回路基板などの観察対象100を光学的に観察するためのシステムであり、例えば投影装置10によって構成される。投影装置10は、投影部1と、励起部2と、光学部材3と、観察部4と、を備える。
投影部1は、第1光11及び第2光12を光学部材3へ出射する。投影部1の構成については後述する(例えば図2,図3参照)。第1光11は、観察対象100に第1画像を投影するための投影光である。第1画像は、一例としては観察対象100上の特定位置(例えば特定の部品の位置)をマーキングする画像である。第1光11が観察対象100に結像されることによって第1画像が観察対象100に投影される。第1光11の波長帯を第1波長帯λ1とする。第1波長帯λ1は、可視光の波長帯である。
第2光12は、励起部2に第2画像を投影するための投影光である。第2画像は、観察対象100とともに観察するための画像であって、一例としては、観察者による観察対象100の観察や観察対象100に対する作業を補助するOSD(On-Screen Display)画像である。第2光12が励起部2に結像されることによって第2画像が励起部2に投影される。
第2光12の波長帯を第2波長帯λ2とする。第2波長帯λ2は、励起部2において第3光13を励起させる波長帯である。また、第2波長帯λ2は第1波長帯λ1と異なる波長帯である。これにより、光学部材3において、第1波長帯λ1の第1光11と、第2波長帯λ2の第2光12と、を波長分離することができる。ただし、第1波長帯λ1及び第2波長帯λ2は、互いに一部が重なっていてもよい。
光学部材3は、入射した光の一部を例えば45度の角度で(入射角22.5度で)反射させ、入射した光の残余を透過させる一部透過ミラーである。また、光学部材3は、入射する光の波長帯によって反射率(透過率)が異なる(例えば図4参照)。光学部材3は、第1ミラーの一例である。
投影部1から光学部材3へ出射された第1光11は、一部(例えば50%)が光学部材3によって反射されて観察対象100へ出射される。これにより、第1画像が観察対象100上に投影される。観察対象100へ出射された第1光11は、観察対象100によって反射されて光学部材3へ出射される。
観察対象100から光学部材3へ出射された第1光11は、一部(例えば50%)が光学部材3を透過して観察部4へ導かれる。これにより、観察者は、観察部4において、観察対象100に投影された第1画像を、観察対象100とともに観察することができる。
なお、投影部1から光学部材3へ出射された第1光11のうち光学部材3で反射しなかった部分(例えば50%)は、光学部材3を透過して損失となる。
投影部1から光学部材3へ出射された第2光12は、一部(例えば50%)が光学部材3を透過して励起部2へ出射される。これにより、第2画像が励起部2上に投影される。なお、投影部1から光学部材3へ出射された第2光12のうち光学部材3を透過しなかった部分(例えば50%)は、光学部材3で反射されて損失となる。
励起部2は、第2波長帯λ2の第2光12が入射すると第3光13を励起する。例えば、励起部2は、第2光12として蛍光励起光が入射すると、第3光13として蛍光を励起する蛍光スクリーンである。
第3光13の波長帯を第3波長帯λ3とする。第3波長帯λ3は、第2波長帯λ2と異なる波長帯である。これにより、光学部材3において、第2波長帯λ2の第2光12と、第3波長帯λ3の第3光13と、を波長分離することができる。ただし、第2波長帯λ2及び第3波長帯λ3は、互いに一部が重なっていてもよい。
励起部2によって励起された第3光13は、一部(例えば50%)が光学部材3によって反射されて観察部4へ導かれる。これにより、観察者は、観察部4において、励起部2上に投影された第2画像と同じ第2画像を、観察対象100及び第1画像と重畳した状態で観察することができる。
観察部4は、例えば観察者の目の位置を固定可能な接眼部である。ただし、観察部4は、接眼部に限らず、観察者による観察位置を固定可能なものであればよい。また、観察部4を用いなくても観察者による観察位置を固定できる場合は、観察部4を省いてもよい。
図1に示したように、投影装置10においては、一つの投影部1から投影された第1光11及び第2光12が異なる経路を通り、別々の対象(観察対象100及び励起部2)に投影される。投影装置10によれば、例えば励起部2に代えて別の投影部を設けて第2画像を投影する構成と比較して、投影部を1箇所に配置できるため、装置の大型化を抑制することが可能になる。
すなわち、投影装置10によれば、装置の大型化を抑制しつつ、観察対象100に投影される第1画像と、観察対象100とは異なる対象(励起部2)に投影される第2画像と、を同時に観察可能とすることができる。
<投影部1の構成>
図2は、投影部1の構成の一例を示す図である。投影部1は、第1投影モジュール21と、第2投影モジュール22と、制御装置23と、操作受付部24と、を備える。第1投影モジュール21及び第2投影モジュール22は、例えば液晶プロジェクタ又はLCOS(Liquid Crystal On Silicon)を用いたプロジェクタ等によって構成される。以下では、第1投影モジュール21及び第2投影モジュール22が液晶プロジェクタであるものとして説明する。
第1投影モジュール21は、第1画像を示す、第1波長帯λ1の第1光11を出射する。第2投影モジュール22は、第2画像を示す、第2波長帯λ2の第2光12を出射する。第1投影モジュール21及び第2投影モジュール22の構成例については後述する(例えば図3参照)。
制御装置23は、第1投影モジュール21及び第2投影モジュール22による投影の制御を行う。制御装置23は、各種のプロセッサにより構成される制御部と、各部と通信するための通信インタフェース(図示省略)と、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、又はROM(Read Only Memory)等の記憶媒体23aと、を含む装置であり、投影部1を統括制御する。制御装置23の制御部の各種のプロセッサとしては、プログラムを実行して各種処理を行う汎用的なプロセッサであるCPU(Central Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
これら各種のプロセッサの構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。制御装置23の制御部は、各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせ又はCPUとFPGAの組み合わせ)で構成されてもよい。
操作受付部24は、ユーザからの各種の操作を受け付けることにより、ユーザからの指示(ユーザ指示)を検出する。本形態において、操作受付部24は、投影部1の本体に設けられたボタン、キー、ジョイスティック等の操作部である。
なお、第1投影モジュール21、第2投影モジュール22、制御装置23、及び操作受付部24は、例えば一個の装置により実現される。又は、第1投影モジュール21、第2投影モジュール22、制御装置23、及び操作受付部24は、互いに通信を行うことにより連携する、それぞれ別の装置であってもよい。
<第1投影モジュール21の内部構成>
図3は、第1投影モジュール21の内部構成の一例を示す模式図である。図3に示すように、第1投影モジュール21は、光源31と、光変調部32と、投影光学系33と、制御回路34と、を備える。
光源31は、レーザ又はLED(Light Emitting Diode)等の発光素子を含む。
光変調部32は、光源31から出射されて図示省略の色分離機構によって赤、青、緑の3色に分離された各色光を、画像情報に基づいて変調して各色画像を出射する3つの液晶パネルによって構成される光変調素子である。この3つの液晶パネルにそれぞれ赤、青、緑のフィルタを搭載し、光源31から出射された白色光を、各液晶パネルにて変調して各色画像を出射させてもよい。
投影光学系33は、光源31及び光変調部32からの光が入射されるものであり、少なくとも1つのレンズを含む、例えばリレー光学系によって構成されている。投影光学系33を通過した光は投影対象物(例えば観察対象100)に投影される。
制御回路34は、制御装置23から入力される表示用データ(例えば第1画像のデータ)に基づいて、光源31、光変調部32、及び投影光学系33を制御することにより、投影対象物にこの表示用データに基づく画像(例えば第1画像)を投影させる。
また、制御回路34は、制御装置23から入力される命令に基づいて、投影光学系33を変化させることにより、第1投影モジュール21の投影範囲の拡大や縮小を行う。また、制御装置23は、操作受付部24によって受け付けられたユーザからの操作に基づいて投影光学系33を変化させることにより、第1投影モジュール21の投影範囲の移動を行ってもよい。
また、第1投影モジュール21は、投影光学系33のイメージサークルを維持しつつ、投影範囲を機械的又は光学的に移動させるシフト機構を備えてもよい。投影光学系33のイメージサークルは、投影光学系33に入射した投影光が、光量落ち、色分離、周辺湾曲などの点から適正に投影光学系33を通過する領域である。
シフト機構は、光学系シフトを行う光学系シフト機構と、電子シフトを行う電子シフト機構と、の少なくともいずれかにより実現される。
光学系シフト機構は、例えば、投影光学系33を光軸に垂直な方向に移動させる機構、又は、投影光学系33を移動させる代わりに光変調部32を光軸に垂直な方向に移動させる機構である。また、光学系シフト機構は、投影光学系33の移動と光変調部32の移動とを組み合わせて行うものであってもよい。
電子シフト機構は、光変調部32において光を透過させる範囲を変化させることによる疑似的な投影範囲のシフトを行う機構である。
また、第1投影モジュール21は、投影光学系33のイメージサークルとともに投影範囲を移動させる投影方向変更機構を備えてもよい。投影方向変更機構は、機械的な回転で第1投影モジュール21の向きを変更することにより、第1投影モジュール21の投影方向を変化させる機構である。
上記のように、第1投影モジュール21は、第1波長帯λ1の第1光11を出射する。そのために、例えば第1投影モジュール21の光源31として、第1波長帯λ1の光を出射する光源を用いる。又は、光源31より後段に、主な透過帯域が第1波長帯λ1に限定された波長フィルタを設けた構成としてもよい。
<第2投影モジュール22の内部構成>
第2投影モジュール22の内部構成は、図3に示した第1投影モジュール21の内部構成と同様である。ただし、上記のように、第2投影モジュール22は、第2波長帯λ2の第2光12を出射する。そのために、例えば第2投影モジュール22の光源31として、第2波長帯λ2の光を出射する光源を用いる。又は、第2投影モジュール22の光源31より後段に、主な透過帯域が第2波長帯λ2に限定された波長フィルタを設けた構成としてもよい。
<光学部材3の波長反射率特性>
図4は、光学部材3の波長反射率特性の一例を示す図である。図4において、横軸は光学部材3へ入射する光の波長を示し、縦軸は光学部材3の反射率を示す。波長反射率特性3aは、光学部材3における、入射光の波長に対する反射率の特性である。
図4に示すように、波長反射率特性3aは、入射する光の波長帯によって反射率(透過率)が異なる特性である。具体的には、波長反射率特性3aは、波長帯域B1においては反射率が約0%となり、波長帯域B1よりも長波長側の波長帯域B2においては反射率が約50%となる特性である。
例えば、第1光11の第1波長帯λ1及び第3光13の第3波長帯λ3が波長帯域B2に含まれるように設計し、第2光12の第2波長帯λ2が波長帯域B1に含まれるように設計する。この場合、投影部1から光学部材3へ出射された第1光11の約50%が観察対象100へ出射される。また、観察対象100から光学部材3へ出射された第1光11の約50%が観察部4へ出射される。したがって、投影部1から出射された第1光11の約25%が観察部4へ導かれる。
また、投影部1から光学部材3へ出射された第2光12の約100%が励起部2へ出射される。これにより、励起部2における励起強度を高め、高い強度の第3光13を励起することができる。また、励起部2から光学部材3へ出射された第2光12の約50%が観察部4へ導かれる。
このように、第2波長帯λ2における反射率が、第1波長帯λ1における反射率及び第3波長帯λ3における反射率より低くなるように光学部材3の波長反射率特性3aを設計することで、投影部1から出射された第1光11の光学部材3における反射成分を観察対象100に結像し、投影部1から出射された第2光12の光学部材3における透過成分を励起部2に結像させることができる。
したがって、第1光11の光学部材3における透過成分を観察部4に導くことができるため、図1に示したように、観察者は、視線の先に観察対象100がある状態にて、観察対象100及び第1画像を視認することができる。このため、例えば観察者が観察対象100に関する操作をしながら観察する場合に、観察における観察対象100の向きと、操作における観察対象100の向きと、が一致し、自然な感覚で操作を行うことができる。
また、第1光11は光学部材3の反射及び透過を1回ずつ経て観察部4に導かれることから、第1波長帯λ1における光学部材3の反射率を約50%とすることで、観察部4に導かれる第1光11の損失を抑制することができる。また、第2光12は光学部材3の透過を1回経て励起部2に導かれることから、第1波長帯λ1における光学部材3の反射率をなるべく低く(例えば約0%)とすることで、励起部2に導かれる第2光12の損失を抑制し、第2光12によって励起されて観察部4に導かれる第3光13の強度を高くすることができる。
<投影部1により投影する第1画像>
図5は、投影部1により投影する第1画像の一例を示す図である。例えば、投影部1(第1投影モジュール21)は、図5に示す第1画像50を観察対象100に投影するための第1光11を出射する。第1画像50は、ガイド画像51~54と、指示マーク55と、を含む画像である。
ガイド画像51~54は、観察対象100や第2画像(例えば図6参照)との位置合わせ(アライメント)のための印である。図5に示す例では、ガイド画像51~54は、仮想的な長方形(例えば観察対象100の形状)の四隅を示すL字型のマークである。
指示マーク55は、観察対象100(回路基板)に投影することにより観察対象100の特定の部品を指し示すマークである。図5の例では、指示マーク55は長方形の枠型のマークであり、「R**」との文字が添えられている。
例えば、観察対象100(回路基板)上の部品の取り付け、取り外し、付け替えなどの作業を観察者が行う場合を想定する。この場合に、指示マーク55は、次に作業すべき部品を指し示すように観察対象100に投影されることにより、観察者が次に作業すべき部品を容易に把握することができるようにするものである。
第1画像50は、第2画像と異なり観察対象100に直接投影されるため、仮に観察者の観察位置がずれても、観察対象100の特定位置と指示マーク55とがずれることはない。このため、観察者は、観察対象100の特定位置に対して指示マーク55が精度よく投影された状態を見ながら、観察対象100に対する作業を行うことができる。
図5では第1画像50が1つの指示マーク55が含まれる例について説明したが、第1画像50には指示マーク55が複数含まれていてもよい。また、指示マーク55の形状も、長方形の枠型に限らず、三角、丸、矢印など各種の形状とすることができる。
<投影部1により投影する第2画像>
図6は、投影部1により投影する第2画像の一例を示す図である。例えば、投影部1(第2投影モジュール22)は、図6に示す第2画像60を投影するための第2光12を出射する。第2画像60は、励起部2に投影することにより励起される第3光13により、観察者からは、観察対象100及び第1画像50と重畳(オーバーレイ)して見える画像である。第2画像60は、ガイド画像61~64と、OSD画像65,66と、を含む画像である。
ガイド画像61~64は、観察対象100や第1画像50(図5参照)との位置合わせのための印である。図6に示す例では、ガイド画像61~64は、図5に示した第1画像50のガイド画像51~54に対応する、仮想的な長方形の四隅を示すL字型のマークである。
OSD画像65,66は、観察者による観察対象100の観察や観察対象100に対する作業を補助するOSD画像である。図6の例では、OSD画像65,66はともに長方形である。
図5における説明と同様に、観察対象100(回路基板)上の部品の取り付け、取り外し、付け替えなどの作業(例えばはんだ付け作業)を観察者が行う場合を想定する。この場合に、OSD画像65,66は、例えば、第1画像50の指示マーク55が指示している観察対象100の部品に対する作業内容を示す画像や、一連の作業手順を示す画像などとすることができる。また、OSD画像65,66は、回路図や部品情報などであってもよい。
第2画像60は、第1画像50と異なり観察対象100に直接投影されないため、観察対象100上の凹凸によらず、観察者から明瞭に観察することができる。このため、OSD画像65,66には、テキストや図などの複雑な(空間周波数が高い)情報を含ませることができる。このため、観察者は、OSD画像65,66による複雑な情報を得つつ、観察対象100の特定位置に対して指示マーク55が精度よく投影された状態を見ながら、観察対象100に対する作業を行うことができる。
<第1画像50と第2画像60との位置合わせ前の観察状態>
図7は、第1画像50と第2画像60とのアライメント前の観察状態の一例を示す図である。観察対象100と第1画像50と第2画像60とのアライメント前において、観察者からは、一例としては図7に示す状態の第1画像50及び第2画像60が観察できる。なお図7においては観察対象100の図示を省略している。図7の例においては、第1画像50と第2画像60の位置が互いにずれている。
なお、アライメントには、位置及びサイズのアライメントが含まれる。図7の例においては第1画像50と第2画像60のサイズが一致しているが、第1画像50と第2画像60のサイズが一致していない場合もあり得る。
<第1画像50と第2画像60とのアライメント後の観察状態>
図8は、第1画像50と第2画像60とのアライメント後の観察状態の一例を示す図である。観察対象100と第1画像50と第2画像60とのアライメント後において、観察者からは、例えば図8に示す状態の第1画像50及び第2画像60が観察できる。なお、図8においても観察対象100の図示を省略している。
観察対象100と第1画像50とのアライメントは、例えば第1画像50のガイド画像51~54が観察対象100の外枠又は特定領域と合うように行われる。また、観察対象100と第1画像50とのアライメントは、第1投影モジュール21のシフト機構(光学系シフト機構や電子シフト機構)、第1投影モジュール21の投影光学系33に含まれるズームレンズを駆動することで、観察対象100に対する第1画像50の位置やサイズを変化させることによって行われる。
この駆動は、例えば観察者が観察部4から観察対象100と第1画像50とを観察しながら操作受付部24に対して操作を行うマニュアル操作によって行われる。また、この駆動は、例えば観察対象100と第1画像50とを撮像可能な撮像装置による撮像結果に基づいて制御装置23が自動的に行うものであってもよい。
観察対象100と第2画像60とのアライメントは、例えば第2画像60のガイド画像61~64が観察対象100の外枠又は特定領域と合うように行われる。また、観察対象100と第2画像60とのアライメントは、第1投影モジュール21のシフト機構(光学系シフト機構や電子シフト機構)や、第1投影モジュール21の投影光学系33に含まれるズームレンズを駆動することで、励起部2に対する第2画像60の位置やサイズを変化させることによって行われる。
この駆動は、例えば観察者が観察部4から観察対象100と第2画像60とを観察しながら操作受付部24に対して操作を行うマニュアル操作によって行われる。また、この駆動は、例えば観察部4の位置から観察対象100と第2画像60とを撮像可能な撮像装置による撮像結果に基づいて制御装置23が自動的に行うものであってもよい。
観察対象100と第1画像50とのアライメント及び観察対象100と第2画像60とのアライメントを行う場合について説明したが、例えば、第1画像50及び第2画像60の一方を観察対象100とアライメントした後、その一方の画像に他方の画像にアライメントするようにしてもよい。例えば、観察対象100と第1画像50とのアライメントを行った後に、第1画像50と第2画像60とのアライメントを行うようにしてもよい。又は、第1画像50と第2画像60とのアライメントを行った後に、第1画像50及び第2画像60と観察対象100とのアライメントを行うようにしてもよい。
このように、第1画像50(第1光11)の観察対象100に対する位置及びサイズの少なくともいずれか一方と、第2画像60(第2光12)の励起部2に対する位置及びサイズの少なくともいずれか一方と、は個別に調整可能になっている。
上記のようにアライメントを行うことで、観察者は、観察対象100に対して指示マーク55及びOSD画像65,66の位置やサイズを合わせて、観察対象100、指示マーク55、及びOSD画像65,66を同時に観察することができる。
なお、第1画像50がガイド画像51~54を含み、第2画像60がガイド画像61~64を含む場合について説明したが、例えば、アライメント後の状態において第1画像50が第2画像60より小さく第1画像50が第2画像60に包含されるような場合は、第1画像50はガイド画像51~54を含まなくてもよい。この場合は、第1画像50の外枠に合わせたガイド画像を第2画像60に含ませ、このガイド画像を用いて第1画像50と第2画像60とのアライメントを行うことができる。
<第1画像50及び第2画像60の一方の位置の変化に追従する制御>
制御装置23は、図8に示したアライメントの後に、例えば第1画像50(第1光11)及び第2画像(第2光12)の一方の位置の変化に追従して、第1画像50及び第2画像の他方の位置を自動的に変化させる制御を行ってもよい。第1画像50及び第2画像の一方の位置の変化は、操作受付部24に対する操作によるものであってもよいし、上記の撮像結果に基づいて制御装置23が自動的に行うものであってもよい。
これにより、例えば観察対象100と第1画像50及び第2画像60との位置ずれが生じた場合に、第1画像50及び第2画像60の一方を観察対象100にアライメントする操作を行えば、第1画像50及び第2画像60の他方も自動的に観察対象100にアライメントされるようにして、アライメントの手間を低減することができる。
<制御装置23による第1画像50及び第2画像60の個別調整>
図9は、制御装置23による第1画像50及び第2画像60の個別調整の一例を示す図である。制御装置23は、例えばソフトウェア的に構成される機能ブロックとして、第1処理ブロック81と、第2処理ブロック82と、第3処理ブロック83と、を備える。
第1処理ブロック81には第1画像50が入力される。第1処理ブロック81は、入力された第1画像50の明るさ及び色味の少なくとも一方の調整を行い、調整を行った第1画像50を第3処理ブロック83へ出力する。
第2処理ブロック82には第2画像60が入力される。第2処理ブロック82は、入力された第2画像60の明るさ及び色味の少なくとも一方の調整を行い、調整を行った第2画像60を第3処理ブロック83へ出力する。
第3処理ブロック83は、第1処理ブロック81から出力された第1画像50と、第2処理ブロック82から出力された第2画像60と、に対する一括調整を行う。第3処理ブロック83による一括調整は、明るさや色味の調整であってもよいし、他の調整であってもよい。第3処理ブロック83は、一括調整を行った第1画像50を第1投影モジュール21へ出力し、一括調整を行った第2画像60を第2投影モジュール22へ出力する。
これにより、投影部1は、(第1画像50)第1光11の明るさ及び色味の少なくともいずれか一方と、第2画像60(第2光12)の明るさ及び色味の少なくともいずれか一方と、を個別に調整可能である。上記のように、第1画像50及び第2画像60は、それぞれ投影の態様が異なるため、このような構成により、第1画像50及び第2画像60の明るさや色を、第1画像50及び第2画像60のそれぞれの特性にあわせて個別に調整することが可能になる。
例えば、第1光11の投影先である観察対象100の環境(例えば照明環境)と、第2光12の投影先である励起部2の環境と、は異なる場合があるが、観察対象100及び励起部2の各環境に応じて第1光11及び第2光12の明るさや色味を個別に調整するとで、観察部4から観察される第1画像50及び第2画像60の表示を最適化することが可能である。
また、観察者に第1画像50を観察させる第1光11は、光学部材3を2回経由することで例えば約25%に減衰して観察部4に導かれる。一方、観察者に第2画像60を観察させる第3光13は、励起部2において第2光12で励起された光であり、光学部材3を1回経由することで減衰して観察部4に導かれる。したがって、第1画像50及び第2画像60の明るさを個別に調整することで、第1画像50及び第2画像60をそれぞれ適正な明るさで観察者に観察させることができる。
また、観察者に第1画像50を観察させる第1光11は第1波長帯λ1の光であり、観察者に第2画像60を観察させる第3光13は第3波長帯λ3の光である。第1波長帯λ1と第3波長帯λ3とが異なる場合、第1画像50及び第2画像60の色味を個別に調整することで、第1画像50及び第2画像60をそれぞれ適正な色味で観察者に観察させることができる。
また、第2画像60は、第1画像50よりも複雑な(空間周波数が高い)情報を含めることができるため、第2画像60に対しては第1処理ブロック81において解像感を高める処理を行い、第1画像50に対しては第2処理ブロック82において解像感を高める処理を行わないようにしてもよい。
<光学部材3の波長反射率特性の他の例>
図10は、光学部材3の波長反射率特性の他の一例を示す図である。図10において、図3に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図10に示すように、波長反射率特性3aは、波長帯域B1及び波長帯域B2と異なる波長帯域B3において反射率が約100%となっていてもよい。この場合に、例えば、第3光13の第3波長帯λ3が波長帯域B3に含まれるように設計してもよい。
このように、第3波長帯λ3における反射率が、第1波長帯λ1における反射率より高くなるように(一例としては約100%となるように)光学部材3の波長反射率特性3aを設計することで、励起部2から出射された第3光13のうちより多くの成分を光学部材3で反射させて観察部4に導くことができる。このため、励起部2から出射される第3光13の強度が低くても、観察者に観察される第2画像60を明るくすることができる。
<投影装置10の他の構成例>
図11は、投影装置10の他の構成例を示す図である。図11において、図1に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図12は、図11に示す光学部材3の波長反射率特性の一例を示す図である。図12において、図4に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
図11に示す投影装置10においては、図1に示した構成に対して観察対象100と励起部2の位置が入れ替わっている。また、図12に示すように、図11に示す光学部材3の波長反射率特性3aは、波長帯域B1においては反射率が約100%となり、波長帯域B2においては反射率が約50%となる特性である。
例えば、第2光12の第2波長帯λ2が波長帯域B1に含まれるように設計し、第1光11の第1波長帯λ1及び第3光13の第3波長帯λ3が波長帯域B2に含まれるように設計する。
投影部1から光学部材3へ出射された第1光11は、一部(例えば50%)が光学部材3を透過して観察対象100へ出射される。これにより、第1画像が観察対象100上に投影される。観察対象100へ出射された第1光11は、観察対象100によって反射されて光学部材3へ出射される。
観察対象100から光学部材3へ出射された第1光11は、一部(例えば50%)が光学部材3によって反射されて観察部4へ導かれる。これにより、観察者は、観察部4において、観察対象100に投影された第1画像を、観察対象100とともに観察することができる。
投影部1から光学部材3へ出射された第2光12は、ほぼすべて(例えば100%)が光学部材3によって反射されて励起部2へ出射される。これにより、第2画像が励起部2上に投影される。励起部2は、第2波長帯λ2の第2光12が入射すると第3光13を励起する。
励起部2によって励起された第3光13は、一部(例えば50%)が光学部材3を透過して観察部4へ導かれる。これにより、観察者は、観察部4において、励起部2上に投影された第2画像と同じ第2画像を、観察対象100及び第1画像と重畳した状態で観察することができる。
このように、第2波長帯λ2における反射率が、第1波長帯λ1における反射率及び第3波長帯λ3における反射率より高くなるように光学部材3の波長反射率特性3aを設計してもよい。この場合、図1に示した構成に対して観察対象100と励起部2の位置を入れ替えることで、第1画像及び第2画像を観察者に観察させることができる。
また、図12に示した波長反射率特性3aは、第3光13の第3波長帯λ3において反射率が約0%となっていてもよい。このように、第3光13の第3波長帯λ3における反射率が、第1光11の第1波長帯λ1における反射率より低くなるように(一例としては約0%となるように)光学部材3の波長反射率特性3aを設計することで、励起部2から出射された第3光13のうちより多くの成分を光学部材3で透過させて観察部4に導くことができる。このため、励起部2から出射される第3光13の強度が低くても、観察者に観察される第2画像60を明るくすることができる。
<観察対象100の他の例>
観察対象100が回路基板である場合を例として説明したが、観察対象100は回路基板に限らない。例えば、実施形態の光学観察装置は手術用顕微鏡であり、観察対象100は手術中の人体の患部などであってもよい。
<観察対象100の色味等によるプリセット変更>
制御装置23は、例えば第1光11の色味等のプリセットを有しており、観察対象100の種別等に応じてプリセットを変更できるようにしてもよい。例えば、観察対象100が緑を基調とする回路基板である場合は、第1光11の色味を赤色のプリセットに設定することで、第1画像50の視認性を向上させることができる。また、観察対象100が手術中の人体の患部である場合は、第1光11の色味を青色や緑色のプリセットに設定することで、第1画像50の視認性を向上させることができる。
<投影コンテンツに応じた投影方法の変更>
制御装置23は、投影コンテンツである第1画像50や第2画像60の内容に応じて、第1光11や第2光12の投影方法を切替可能であってもよい。例えば、制御装置23は、入力された画像がマーカーを含むマーキング画像である場合は、入力された画像を第1画像50として第1光11により投影する。また、制御装置23は、入力された画像が文字情報や図面情報を含むOSD画像である場合は、入力された画像を第2画像60として第2光12により投影する。
<制御装置の変形例>
実施形態の制御装置を投影部1の制御装置23に適用する場合について説明したが、このような構成に限らない。例えば、実施形態の制御装置は、投影部1と直接又は間接的に通信可能な他の装置であってもよい。例えば、実施形態の制御装置は、投影部1と通信可能なパーソナルコンピュータやスマートフォンなどの情報端末であってもよい。この場合に、実施形態の制御装置は、投影部1と通信を行うことにより、上記の各種の制御を実行する。
本明細書には少なくとも以下の事項が記載されている。
(1)
第1光及び第2光を出射する投影部と、
上記第2光が入射する状態にて第3光を励起する励起部と、
上記第1光、上記第2光、及び上記第3光を透過及び又は反射させる光学部材と、を備え、
上記第1光は、上記光学部材を介して観察対象へ導かれ、かつ上記観察対象で反射され上記光学部材を介して観察者へ導かれる、
投影装置。
(2)
(1)に記載の投影装置であって、
上記第2光は、上記光学部材を介して上記励起部へ導かれ、
上記第3光は、上記第2光の上記励起部への上記入射により励起され上記光学部材を介して上記観察者へ導かれる、
投影装置。
(3)
(1)又は(2)に記載の投影装置であって、
上記第1光は上記観察対象に結像される、
投影装置。
(4)
(1)から(3)のいずれか1項に記載の投影装置であって、
上記第2光は上記励起部に結像される、
投影装置。
(5)
(1)から(4)のいずれか1項に記載の投影装置であって、
上記観察者が観察可能な観察部を備え、
上記第1光は、上記観察対象で反射して上記光学部材を介して上記観察部へ導かれ、
上記第3光は、上記第2光の上記励起部への上記入射により励起され上記光学部材を介して上記観察部へ導かれる、
投影装置。
(6)
(2)から(5)のいずれか1項に記載の投影装置であって、
上記第1光は、第1波長帯の光であり、
上記第2光は、第2波長帯の光であり、
上記第3光は、第3波長帯の光であり、
上記第2波長帯は、上記第1波長帯及び上記第2波長帯と少なくとも一部の波長帯が異なる波長帯であり、
上記光学部材は、波長帯によって反射率が異なる第1ミラーである、
投影装置。
(7)
(6)に記載の投影装置であって、
上記第1ミラーは、上記第2波長帯における反射率が、上記第1波長帯における反射率及び上記第3波長帯における反射率より低い、
投影装置。
(8)
(7)に記載の投影装置であって、
上記第1ミラーは、上記第3波長帯における反射率が、上記第1波長帯における反射率より高い、
投影装置。
(9)
(1)から(8)のいずれか1項に記載の投影装置であって、
上記第1光及び上記第2光は、明るさ及び色味の少なくともいずれか一方を調整可能である、
投影装置。
(10)
(1)から(9)のいずれか1項に記載の投影装置であって、
上記第1光の上記観察対象に対する位置及びサイズの少なくともいずれか一方、及び上記第2光の上記励起部に対する位置及びサイズの少なくともいずれか一方を調整可能である、
投影装置。
(11)
(1)から(10)のいずれか1項に記載の投影装置であって、
上記第1光による第1画像及び上記第2光による第2画像は、上記投影部により投影される、
投影装置。
(12)
(11)に記載の投影装置であって、
上記第1画像と、上記第2画像と、の少なくともいずれかは、上記第1画像と上記第2画像との間の位置合わせを行うためのガイド画像を含む、
投影装置。
(13)
(1)から(12)のいずれか1項に記載の投影装置であって、
プロセッサを備え、
上記プロセッサは、上記第1光及び上記第2光の一方の位置の変化に追従して上記第1光及び上記第2光の他方の位置を変化させる制御を行う、
投影装置。
(14)
(6)に記載の投影装置であって、
上記第1ミラーは、上記第2波長帯における反射率が、上記第1波長帯における反射率及び上記第3波長帯における反射率より高い、
投影装置。
(15)
第1波長帯の光である第1光及び第2波長帯の光である第2光を出射する投影部と、
上記第2光が入射する状態にて第3波長帯の光である第3光を励起する励起部と、
上記第1光、上記第2光、及び上記第3光を透過及び又は反射させる光学部材と、を備え、
上記光学部材は、波長帯によって反射率が異なる、
投影装置。
(16)
(1)から(15)のいずれか1項に記載の投影装置を備える、
光学観察装置。
1 投影部
2 励起部
3 光学部材
3a 波長反射率特性
4 観察部
10 投影装置
11 第1光
12 第2光
13 第3光
21 第1投影モジュール
22 第2投影モジュール
23 制御装置
23a 記憶媒体
24 操作受付部
31 光源
32 光変調部
33 投影光学系
34 制御回路
50 第1画像
51~54,61~64 ガイド画像
55 指示マーク
60 第2画像
65,66 OSD画像
81 第1処理ブロック
82 第2処理ブロック
83 第3処理ブロック
100 観察対象
B1~B3 波長帯域

Claims (16)

  1. 第1光及び第2光を出射する投影部と、
    前記第2光が入射する状態にて第3光を励起する励起部と、
    前記第1光、前記第2光、及び前記第3光を透過及び又は反射させる光学部材と、を備え、
    前記第1光は、前記光学部材を介して観察対象へ導かれ、かつ前記観察対象で反射され前記光学部材を介して観察者へ導かれる、
    投影装置。
  2. 請求項1に記載の投影装置であって、
    前記第2光は、前記光学部材を介して前記励起部へ導かれ、
    前記第3光は、前記第2光の前記励起部への前記入射により励起され前記光学部材を介して前記観察者へ導かれる、
    投影装置。
  3. 請求項1又は2に記載の投影装置であって、
    前記第1光は前記観察対象に結像される、
    投影装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の投影装置であって、
    前記第2光は前記励起部に結像される、
    投影装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の投影装置であって、
    前記観察者が観察可能な観察部を備え、
    前記第1光は、前記観察対象で反射して前記光学部材を介して前記観察部へ導かれ、
    前記第3光は、前記第2光の前記励起部への前記入射により励起され前記光学部材を介して前記観察部へ導かれる、
    投影装置。
  6. 請求項2から5のいずれか1項に記載の投影装置であって、
    前記第1光は、第1波長帯の光であり、
    前記第2光は、第2波長帯の光であり、
    前記第3光は、第3波長帯の光であり、
    前記第2波長帯は、前記第1波長帯及び前記第2波長帯と少なくとも一部の波長帯が異なる波長帯であり、
    前記光学部材は、波長帯によって反射率が異なる第1ミラーである、
    投影装置。
  7. 請求項6に記載の投影装置であって、
    前記第1ミラーは、前記第2波長帯における反射率が、前記第1波長帯における反射率及び前記第3波長帯における反射率より低い、
    投影装置。
  8. 請求項7に記載の投影装置であって、
    前記第1ミラーは、前記第3波長帯における反射率が、前記第1波長帯における反射率より高い、
    投影装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の投影装置であって、
    前記第1光及び前記第2光は、明るさ及び色味の少なくともいずれか一方を調整可能である、
    投影装置。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の投影装置であって、
    前記第1光の前記観察対象に対する位置及びサイズの少なくともいずれか一方、及び前記第2光の前記励起部に対する位置及びサイズの少なくともいずれか一方を調整可能である、
    投影装置。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載の投影装置であって、
    前記第1光による第1画像及び前記第2光による第2画像は、前記投影部により投影される、
    投影装置。
  12. 請求項11に記載の投影装置であって、
    前記第1画像と、前記第2画像と、の少なくともいずれかは、前記第1画像と前記第2画像との間の位置合わせを行うためのガイド画像を含む、
    投影装置。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載の投影装置であって、
    プロセッサを備え、
    前記プロセッサは、前記第1光及び前記第2光の一方の位置の変化に追従して前記第1光及び前記第2光の他方の位置を変化させる制御を行う、
    投影装置。
  14. 請求項6に記載の投影装置であって、
    前記第1ミラーは、前記第2波長帯における反射率が、前記第1波長帯における反射率及び前記第3波長帯における反射率より高い、
    投影装置。
  15. 第1波長帯の光である第1光及び第2波長帯の光である第2光を出射する投影部と、
    前記第2光が入射する状態にて第3波長帯の光である第3光を励起する励起部と、
    前記第1光、前記第2光、及び前記第3光を透過及び又は反射させる光学部材と、を備え、
    前記光学部材は、波長帯によって反射率が異なる、
    投影装置。
  16. 請求項1から15のいずれか1項に記載の投影装置を備える、
    光学観察装置。
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