JP2010197917A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2つの画像を立体感をもたせて明るく表示する。
【解決手段】第1の画像を表示する第1の表示体10と、第1の表示体10の観察点側に、第1の表示体10から観察点側に向かう光の方向に対して傾けて配置され、互いに異なる2つの偏光のうちの一方の偏光を透過させ、他方の偏光を反射する反射偏光板1と、第1の表示体10から観察点側に向かう光の方向に対して交差する方向で、且つその方向から反射偏光板1に入射してこの反射偏光板1により反射された光の向きが第1の表示体10から観察点側に向かう光の方向と実質的に平行となる位置に配置され、第2の画像を表示する第2の表示体20と、第2の表示体20と反射偏光板1との間に配置され、第2の表示体20の表示画像の実像を、第2の表示体20から反射偏光板1を経て観察点側に向かう光路の途中に観察像として結像させる結像レンズ30とを設ける。
【選択図】 図1

Description

この発明は、立体感のある表示を行う表示装置に関する。
従来、立体感のある擬似立体表示を行う表示装置としては、例えば、第1の表示部と、この第1の表示部とその観察側との間に45°の角度で傾けて配置されたハーフミラーと、前記第1の表示部の表示面に対してその表示面が直交させて配置された第2の表示部とを備え、第1の表示部により表示された第1の画像をハーフミラーを通して視認可能とし、同時に第2の表示部により表示された第2の画像をハーフミラーに反射させて視認可能とするものが知られている(特許文献1参照)。
すなわち上記表示装置は、前記第1の表示部により表示された第1の画像と、前記第2の表示部により表示された第2の画像とを、前記ハーフミラーにより合成して1つの画像として観察者に観察させるものであり、前記ハーフミラーと前記第1の表示部との間の距離と、前記ハーフミラーと前記第2の表示部との間の距離とを異ならせることにより、前記第1の画像と第2の画像とが遠近差をもって見える立体感のある表示を行うことができる。なお、前記第1及び第2の表示部には、ブラウン管表示デバイス、プラズマ表示デバイス、EL(Electroluminescence)表示デバイス或いは液晶表示デバイスの種々の表示デバイスが使用できる。
一方、表示デバイスの多くはドットマトリックス型と呼ばれるものであり、発光素子等からなる表示画素(これをサブピクセルという。)に、赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)の3色を一組として各々の色を水平及び垂直方向に一定の順序で並んだ配色パターンのカラーフィルタを設けることにより、各々の表示画素にRGBのいずれかの基本色が割り当てられたものが一般的である。係る表示デバイスでは、カラー画像を表示するとき、隣接する3色の表示画素を単位とし、それらの表示画素の階調レベル(発光レベル)をカラー画像の各画素の色成分の階調レベルに応じて制御することにより、各画素を3色の表示画素によって空間分割的に表示する方法が一般に用いられている。以下、この表示方法を「RGB空間分割方式」という。
また、ドットマトリックス型の表示デバイスにおいてカラー画像の表示する際の技術として、カラー画像の表示に際して、上記のRGB空間分割方式のように各表示画素の階調レベルをRGB3色を単位として制御するのではなく、個々の表示画素を単位として個別に制御する技術があり、一般にサブピクセルレンダリングとよばれている。そして、係る技術を用いることにより、例えば斜線や曲線部分を滑らかに表現する等のように表示するカラー画像の見易さを向上させたり、表示デバイスにおいて、物理的な画素数よりも多い論理画素数のカラー画像を表示させたりする方法が公知である。
さらに、例えば下記特許文献2には、表示デバイスに、RGBに白色(W)を加えた各色からなる特定の配色パターンの各色を各表示画素に割り当てた特定の表示画素構造を採用する一方、表示デバイスの駆動に際しては、上記特定の配色パターンに応じた所定のアルゴリズムに基づいて表示デバイスが有する表示画素の階調レベルを個々の表示画素を単位として個別に制御することによって、つまり上記特定の配色パターンに応じたサブピクセルレンダリングを行うことによって、より高輝度のカラー画像表示を可能とする技術が記載されている。
特開2004−198629号公報 特開2004−4822号公報
ところで、前述した従来の表示装置において立体感のある擬似立体表示を行う場合、前記第1の表示部で表示された第1の画像は前記ハーフミラーの透過に伴い輝度が低下し、前記第2の表示部で表示された第2の画像は前記ハーフミラーの透過に伴い輝度が低下することから、第1の表示部と第2の表示部とにおいて異なる画像(例えば一方が背景画像で他方が前景画像)を表示させた状態において、ハーフミラーによって合成され最終的に観察者によって観察される合成画像が不可避的に暗い画像となるという問題があった。
この発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、2つの画像を立体感をもたせて明るく表示することができる表示装置を提供することを目的としたものである。
前記課題を解決するため、請求項1記載の発明に係る表示装置にあっては、第1の画像を表示する第1の表示体と、第2の画像を表示する第2の表示体と、前記第1の表示体または前記第2の表示体のいずれか一方の表示体から観察点側に向かう光路の途中に配置され、互いに異なる2つの偏光のうちの一方の偏光を透過させ、かつ他方の偏光を反射する光学面を有し、この光学面によって前記いずれか一方の表示体からの光を観察点側に透過させるとともに、前記第1の表示体または前記第2の表示体のいずれか他方からの光を観察点側に向けて反射する透過/反射部材と、前記第2の表示体と前記透過/反射部材との間に配置され、前記第2の表示体に表示された第2の画像の実像を、前記透過/反射部材を経て観察点側に向かう光路の途中に観察像として結像させる結像レンズと、前記第1の表示体に表示される第1の画像よりも高輝度で前記第2の表示体に前記第2の画像を表示させるための輝度確保手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項2記載の発明に係る表示装置にあっては、前記透過/反射部材は、前記第1の表示体から観察点側に向かう光路の途中に配置されたことを特徴とする。
また、請求項3記載の発明に係る表示装置にあっては、前記第2の表示体は、前記第1の表示体とは異なる特定の表示画素構造を有するとともに前記第2の画像を表示するドットマトリックス型の表示素子を備え、前記輝度確保手段は、前記特定の表示画素構造に応じたサブピクセルレンダリングによる表示処理を行い前記表示素子に前記第2の画像を表示させる表示処理手段であることを特徴とする。
また、請求項4記載の発明に係る表示装置にあっては、前記表示素子は、前記特定の表示画素構造として、各表示画素に、赤色(R)、緑色(G)及び青色に加え白色(W)を含む特定の配色パターンの各色が割り当てられた表示画素構造を有することを特徴とする。
また、請求項5記載の発明に係る表示装置にあっては、前記第2の表示体は、前記第2の画像を表示する液晶表示素子を備え、前記輝度確保手段は、前記液晶表示素子と共に前記第2の表示体を構成するとともに、前記第2の画像の表示に際し点灯され前記液晶表示素子が有する表示画素に表示輝度を確保する発光素子であることを特徴とする。
また、請求項6記載の発明に係る表示装置にあっては、前記第1の表示体及び前記第2の表示体は、前記第1の画像及び第2の画像として黒色の背景を有する画像を表示することを特徴とする。
また、請求項7記載の発明に係る表示装置にあっては、前記結像レンズは、前記第2の表示体と透過/反射部材との間の光路中の前記透過/反射部材の側に位置する第1のレンズと、この第1のレンズよりも前記第2の表示体の側に配置された第2のレンズとからなることを特徴とする。
また、請求項8記載の発明に係る表示装置にあっては、前記第2のレンズは、前記第2の表示体と前記第1のレンズとの間の任意の位置に移動可能に設けられていることを特徴とする。
また、請求項9記載の発明に係る表示装置にあっては、前記透過/反射部材は、フィルム状をなし、そのフィルム面内の実質的に互いに直交する2つの方向に透過軸と反射軸とをもち、その透過軸と平行な直線偏光を透過させ、その反射軸と平行な直線偏光を反射する光学面を有し、その光学面が、前記第1の表示体から観察点側に向かう光の方向に垂直な面に対して一方の方向に予め定めた傾き角で傾けて配置された反射偏光板であることを特徴とする。
また、請求項10記載の発明に係る表示装置にあっては、前記第1の表示体は、前記第1の表示体からの出射光を反射偏光板の透過軸と実質的に平行な直線偏光にするための偏光手段を備え、前記第2の表示体は、前記第2の表示体からの出射光を前記反射偏光板の反射軸と実質的に平行な直線偏光にするための偏光手段を備えていることを特徴とする。
また、請求項11記載の発明に係る表示装置にあっては、前記第1の表示体及び前記第2の表示体は、一方の面から入射した光の透過を制御し、透過光を他方の面から出射させて表示する透過型の液晶表示素子と、この液晶表示素子の入射面に対向して配置された面光源とをそれぞれ備えるとともに、前記偏光手段として前記液晶表示素子の出射面側に偏光板をそれぞれ備えたことを特徴とする。
本発明の表示装置によれば、2つの画像を立体感をもたせて明るく表示することができる。
本発明の第1の実施形態を示す表示装置の斜視図である。 第1及び第2の液晶表示素子のカラーフィルタを示す図である。 表示装置の電気的構成を示したブロック図である。 第1の実施形態における第2の画像の実像の結像光線図である。 本発明の第2の実施形態を示す表示装置の斜視図である。 第2の実施形態における第2の画像の実像の結像光線図である。 本発明の第3の実施形態を示す第2の画像の実像の結像光線図である。 第3の実施形態における第1の表示体の表示例(a)、第2の表示体の表示例(b)を示す図である。 第3の実施形態における擬似立体表示の例を示す図である。
(第1の実施形態)
図1はこの発明の第1の実施形態を示す表示装置の斜視図である。図示したように本実施形態の表示装置は、所定の画像が表示される各々の表示面が所定の角度をなすように配置された第1の表示体10および第2の表示体20と、上記各々の表示面の中央からそれぞれ延びる仮想の垂線が交差する位置に配置された反射偏光板1と、この反射偏光板1と第2の表示体20との間に配置された結像レンズ30とを備えている。
前記反射偏光板1はフィルム状であって、そのフィルム面内の実質的に互いに直交する2つの方向に透過軸1aと反射軸1bとをもち、前記透過軸1aと平行な直線偏光を透過させ、前記反射軸1bと平行な直線偏光を反射する光学面を有する本発明の透過/反射部材であり、その光学面が前記第1の表示体10から、それと対向する観察点(観察者)に向かう光の方向に対して予め定められた傾き角を確保されている。
ここで、本実施形態においては第1の表示体10および第2の表示体20の双方の表示面がなす角度が90°、反射偏光板1の前記傾き角が45°であるが、双方の角度は、基本的には第1の表示体10から出て反射偏光板1を透過して前記観察点へ向かう光の軸と、第2の表示体20から出て反射偏光板1に反射されて前記観察点へ向かう光の軸とが実質的に平行となる関係を確保できる角度であれば任意である。
前記結像レンズ30は、例えばサーキュラフレネルレンズにより構成され、レンズ中心を前記第2の表示体20からの出射光の軸線(=表示面の中央を通る仮想の垂線)に一致しており、前記第2の表示体20に表示される表示画像の実像を、前記反射偏光板1を経て前記観察点に向かう光路の途中に観察像として結像させる。
また、前記第1の表示体10は、この第1の表示体10からの出射光を前記反射偏光板1の透過軸1aと実質的に平行な直線偏光にするための偏光手段を備え、前記第2の表示体20は、この第2の表示体20からの出射光を前記反射偏光板1の反射軸1bと実質的に平行な直線偏光にするための偏光手段を備えている。
すなわち図示したように前記第1の表示体10は、一方の面から入射した光の透過を制御し、透過光を他方の面から出射させて画像を表示する透過型の第1の液晶表示素子11と、第1の液晶表示素子11の入射面に対向させた配置された発光素子である第1の面光源14、つまりバックライトと、第1の液晶表示素子11の入射面側に設けられた偏光板12と、第1の液晶表示素子11の出射面側に設けられ前記偏光手段として機能する第1の偏光板13とから構成されている。同様に、第2の表示体20は、一方の面から入射した光の透過を制御し、透過光を他方の面から出射させて画像を表示する透過型の第2の液晶表示素子21と、第2の液晶表示素子21の入射面に対向させた配置された発光素子である第2の面光源24(バックライト)と、第2の液晶表示素子21の入射面側に設けられた偏光板22と、第2の液晶表示素子21の出射面側に設けられ前記偏光手段として機能する第2の偏光板23とから構成されている。
そして、前記第1の液晶表示素子11の出射面側の偏光板13の透過軸13aの向きは、第1の液晶表示素子11から出射して前記反射偏光板1に入射する直線偏光15の偏光面が、前記反射偏光板1の透過軸1aと実質的に平行になるように設定され、前記第2の液晶表示素子21の出射面側の偏光板23の透過軸23aの向きは、この第2の液晶表示素子21から出射して前記反射偏光板1に入射する直線偏光25の偏光面が、前記反射偏光板1の反射軸1bと実質的に平行になるように設定されている。
また、第1及び第2の液晶表示素子11,21は、その内部構造は図示しないが、予め定めた間隙を設けて対向配置され、前述した表示面の画面エリア11a,21aを囲む枠状のシール材を介して接合された一対の透明基板と、これらの基板間の間隙の前記シール材により囲まれた領域に封入された液晶層と、前記一対の基板の互いに対向する内面にそれぞれ設けられ、前記液晶層への電界の印加により液晶分子の配向状態を制御する多数の表示画素領域をマトリックス状に配列させて形成する透明電極と、いずれか一方の透明基板の内面に前記多数の表示画素領域にそれぞれ対応させて設けられた所定の配色パターンを有するカラーフィルタとから構成されている。
上記の第1及び第2の液晶表示素子11,21はそれぞれ、マトリックス状に配列させて形成された前記多数の表示画素領域の電極間に、表示対象の画像に対応した駆動電圧が印加されることによってカラー画像を表示する。
ここで、第1及び第2の液晶表示素子11,21は水平方向の表示画素数が互いに異なっており、3:2の割合で前記第2の液晶表示素子21の水平方向の表示画素数は、前記第1の液晶表示素子11の水平方向の表示画素数よりも少ない数である。さらに、第1及び第2の液晶表示素子11,21においては前記カラーフィルタの配色パターン、つまり各表示画素に割り当てる色の配色パターンも互いに異なっており、具体的には図2に示したとおりである。
すなわち同図(a)は、第1の液晶表示素子11側のカラーフィルタの配色パターンを示した図であり、第1の液晶表示素子11には、赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)の各色フィルタを、それらを1組として水平方向に繰り返し配置するとともに、垂直方向に同色の色フィルタを配置した一般的なRGBストライプ配列のカラーフィルタが設けられている。
また、同図(b)は、第2の液晶表示素子21側のカラーフィルタの配色パターンを示した図であり、第2の液晶表示素子21には、赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)に白色(W)を加えた各色フィルタを、それらを1組として水平方向に繰り返し配置するとともに、同様の色配列を1ラインおきに繰り返し、それらの間のラインには、水平方向の色順は同一のままで、全領域内で各色が千鳥状になるように各色の配置を水平方向へずらした配列(以下、RGBWモザイク配列)のカラーフィルタが設けられている。
一方、図3は上述した表示装置において前記第1の表示体10および第2の表示体20、具体的には第1及び第2の液晶表示素子11,21に所定の画像を表示させるための電気的構成を示したブロック図である。
表示装置は、主として制御部50と、第1の表示部60、第2の表示部70、画像メモリ51から構成されている。第1の表示部60は、前述した第1の表示体10における第1の液晶表示素子11及び第1の面光源14と、第1の液晶表示素子11を駆動する第1の駆動回路61とから構成されている。第2の表示部70は、前述した第2の表示体20における第2の液晶表示素子21及び第2の面光源24と、レンダリング処理回路72と、第2の液晶表示素子21を駆動する第2の駆動回路71とから構成されている。
前記画像メモリ51はROMやフラッシュメモリ等であり、画像メモリ51には、第1の表示体10および第2の表示体20に表示する画像のデータが記憶されている。より具体的には、解像度が同一の2種類の画像データであって、第1の表示体10に表示させるべき画像のデータ(以下、第1の画像データという。)と、第2の表示体20に表示させるべき画像のデータ(以下、第2の画像データという。)とが記録されている。また、画像メモリ51に第1及び第2の画像データとして記録されている画像は、それぞれが表示すべき物体が画像内の特定の領域にのみ存在する画像である。
前記制御部50は、図示しない電源回路から第1及び第2の表示部60,70への電源供給を制御し、第1及び第2の面光源14,24を点灯または消灯させる。また、制御部50は、画像メモリ51から第1及び第2の画像データを読み出し、各画像データに基づく画像の背景部分を黒色とする処理を行い、係る処理後の画像データD1、D2を第1及び第2の表示部60,70へ出力する。
前記第1の表示部60においては、前記第1の駆動回路61が、制御部50から送られた第1の画像データD1に応じた駆動信号を生成して第1の液晶表示素子11を駆動し、第1の画像データD1に基づく画像を第1の液晶表示素子11に表示させる。つまり第1の表示部60においては、既説したRGB空間分割方式によって第1の液晶表示素子11に表示させる。
また、前記第2の表示部70においては、前記レンダリング処理回路72が、制御部50から出力された第2の第1の画像データに、第2の液晶表示素子21に設けられているカラーフィルタの配色パターン、すなわち図2(b)に示したRGBWモザイク配列に応じた所定のアルゴリズムに従ったレンダリング処理を施して描画用の画像データD2aを生成する。そして、前記第2の駆動回路71が、レンダリング処理回路72によって生成された画像データD2aに応じた駆動信号を生成して第2の液晶表示素子21を駆動し、第2の画像データD2に基づく画像を第2の液晶表示素子21に表示させる。
つまり第2の表示部70においては、前記レンダリング処理回路72と前記第2の駆動回路71とによって本発明の表示処理手段(輝度確保手段)が構成され、RGBWモザイク配列に応じたサブピクセルレンダリングを行うことによって、第1の液晶表示素子11よりも解像度が低い第2の液晶表示素子21に、第2の画像データD2に基づく画像を第1の液晶表示素子11と同様の解像度で表示させる。
そして、以上の構成からなる本実施形態の表示装置においては、前述したように前記画像メモリ51に記録されている画像データに基づき第1の液晶表示素子11と第2の液晶表示素子21、すなわち前記第1の表示体10と前記第2の表示体20に表示した互いに異なる画像を、第1の表示体10の表示面と対向する側から前記反射偏光板1を介在させて観察者によって観察させる。
すなわち第1の表示体10に表示した第1の画像を反射偏光板1を通して視認させ、かつ第2の表示体20に表示した第2の画像を反射偏光板1に写して視認させ、結果的に双方の画像を1つの画像として観察者に観察させる。同時に、第2の画像については前記結像レンズ30によって第2の表示体20から反射偏光板1を経て観察者に向かう光路の途中において結像させることにより、観察者に対して第1の画像と第2の画像との間に異なる距離感を知覚させる。これにより第2の画像の実像を、第1の表示体10の表示面から手前側に浮いているように見せることができ、立体感のある擬似立体表示が実現される。
より具体的に説明すると、図4は、前記第2の画像の実像の結像光線図であり、前記第1の表示体10からの出射光、つまり前記第1の液晶表示素子11からの出射光(反射偏光板1の透過軸laと平行な直線偏光)は、前記反射偏光板1を透過して観察者側に出射するため、前記第1の表示体10の表示画像(第1の画像)16は、観察点である観察者の眼40に、前記第1の表示体10の表示面(第1の液晶表示素子11の出射面)の位置に対応した距離感をもって観察される。
一方、前記第2の表示体20からの出射光、つまり前記第2の液晶表示素子21からの出射光(反射偏光板1の反射軸1bと平行な直線偏光)は、前記結像レンズ30を通って前記反射偏光板1により観察者側へ反射されるため、前記第2の表示体20の表示画像(第2の画像)26は、前記結像レンズ30により、前記第2の表示体20から前記反射偏光板1を経て前記観察者側に向かう光路の途中に結像され、その実像26aが、前記観察者の眼40に、前記実像26aの結像位置に対応した距離感をもって観察される。
その際、前記第2の表示体20により表示され、前記結像レンズ30により前記光路の途中に結像された実像26aの結像位置は、前記第2の表示体20の表示面から前記結像レンズ30のレンズ中心までの距離と、前記結像レンズ30の焦点距離に対応し、前記第2の表示体20により表示された第2の画像26に対する前記実像26aの倍率は、前記第2の表示体20の表示面から前記レンズ中心までの距離と、前記レンズ中心から前記実像26aの結像位置までの距離(反射偏光板1が介在された屈折光路上の距離)に対応する。
すなわち、前記第2の表示体20の表示面から前記レンズ中心までの距離をLa、前記レンズ中心から前記実像26aの結像位置までの距離をLb、前記結像レンズ30の焦点距離をfとすると、前記実像26aの結像位置は、
1/La十1/Lb=1/fで表される。
また、前記第2の画像26に対する前記実像26aの倍率は、その倍率をMとすると、
M=La/Lbで表される。
図4は、前記第2の表示体20の表示面から前記レンズ中心までの距離Laと、前記レンズ中心から前記実像26aの結像位置までの距離Lbと、前記実像26aの倍率Mを、La=Lb、M=1に設定したときの光線図であり、係る条件下では、前記実像26aを、前記第1の表示体10により表示された第1の画像16よりも遙かに近い位置にあるように観察者に知覚させることができる。つまり前記実像26aに明らかな浮遊感を確保することができる。
なお、前記実像26aの結像位置と倍率Mは、前記表示装置の設計において、前記反射偏光板1と第2の表示体20及び結像レンズ30の配置位置と、前記結像レンズ30の焦点距離fを選択することにより任意に設定することができる。
また、前記表示装置においては、互いに直交する2つの方向に透過軸1aと反射軸1bとを有する反射偏光板1を用いることによって、透過軸1aと平行な直線偏光である第1の表示体10からの出射光をほとんどロスすることなく高い透過率で観察者側へ透過させ、かつ反射軸1bと平行な直線偏光である第2の表示体20からの出射光をほとんどロスすることなく高い反射率で観察者側へ向けて反射させることができる。これにより、前記第1の表示体10により表示された第1の画像16と、前記第2の表示体20により表示され、かつ前記結像レンズ30により結像された第2の画像26の実像26aの双方を充分な明るさで観察者に観察させることができる。
したがって、前記表示装置によれば、前記第1の表示体10により表示された第1の画像16と、前記第2の表示体20により表示され、かつ前記結像レンズ30により結像された第2の画像26の実像26aとを、立体感をもたせて明るく表示することができる。
また、前記表示装置においては、第1の表示体10を、一方の画から入射した光の透過を制御し、透過光を他方の画から出射させて表示する第1の液晶表示素子11と、その第1の液晶表示素子11の入射面に対向して配置された面光源14とにより構成し、同様に、第2の表示体20を、一方の画から入射した光の透過を制御し、透過光を他方の画から出射させて表示する第2の液晶表示素子21と、第2の液晶表示素子21の入射面に対向して配置された面光源24とにより構成した。
そして、前記第1の表示体10を構成する第1の液晶表示素子11の出射面側の偏光板13の透過軸13aの向きを、この第1の液晶表示素子11から出射して前記反射偏光板1に入射する直線偏光15の偏光面が、前記反射偏光板1の透過軸1aと実質的に平行になるように設定し、かつ前記第2の表示体20を構成する第2の液晶表示素子21の出射面側の偏光板23の透過軸23aの向きを、この第2の液晶表示素子21から出射して前記反射偏光板1に入射する直線偏光25の偏光面が、前記反射偏光板1の反射軸1bと実質的に平行になるように設定した。
そのため第1と第2の表示体10,20からの出射光が非偏光の光である場合のように、前記第1の表示体10からの出射光のうちの前記反射偏光板1の透過軸1aと平行な偏光成分以外の光が前記反射偏光板1を透過して観察者側に漏れたり、前記第2の表示体20からの出射光のうちの前記反射偏光板1の反射軸1bと平行な偏光成分以外の光が前記反射偏光板1により観察者側に反射されたりすることは無い。
したがって、前記表示装置においては、前記第1の表示体10により表示された第1の画像16と、前記第2の表示体20により表示され、かつ前記結像レンズ30により結像された第2の画像26の実像26aを鮮明な状態で観察させることができる。
さらに、前記表示装置は、前記第1と第2の表示体10,20がそれぞれ、黒色の背景中に画像を表示するため、これらの表示体10,20の表示の背景が明るい場合に比べて、前記第1の表示体10により表示された第1の画像16と、前記第2の表示体20により表示され、前記結像レンズ30により結像された第2の画像26の実像26aの鮮明度を高くすることができる。
しかも、前記表示装置においては、前記第2の表示体20を構成する第2の液晶表示素子21の各表示画素に割り当てる色の配色パターン(カラーフィルタの配色パターン)を、白(W)を含むRGBWモザイク配列とし、そのRGBWモザイク配列に応じた所定のレンダリング処理を行って、第2の液晶表示素子21に、第1の液晶表示素子11と同様の解像度で前記第2の画像26を表示する構成とした。
そのため、前記表示装置においては、第2の画像26を第1の画像16よりも高輝度で表示することができ、その結果、第2の画像26の実像26aを背景となる第1の画像16よりも明るくすることにより、より効果的な擬似立体表示を行うことができる。
なお、本実施形態においては、第2の液晶表示素子21の各表示画素に割り当てる色の配色パターンとして白色(W)を含む所定の配色パターンを採用したが、白(W)を含まないRGBのみの所定の配色パターンを採用し、第2の画像26の表示に際し、その所定の配色パターンに応じたレンダリング処理を行うようにしてもよい。
その場合であっても、本実施形態と同様、第2の液晶表示素子21として位面積当たりの表示画素数が第1の液晶表示素子11よりも少ないものを使用すれば、全表示画素領域に占める表示画素間の格子の面積を減少させて全表示画素の開口率を大きくすることにより、第2の画像26の高輝度表示が可能であり、第2の画像26の実像26aを背景となる第1の画像16よりも明るくすることができる。ただし、その場合においては、本実施形態に比べると第2の画像26(実像26a)と第1の画像16との差は小さくなる。
また、上記とは別に、例えば第2の液晶表示素子21に第1の液晶表示素子11と同一構造のものを使用するとともに、第1及び第2の表示体10,20において第1及び第2の画像16,26を表示するとき、前記制御部51に、第2の表示体20側の第2の面光源24の発光輝度を、第1の表示体10側の第1の面光源14の発光輝度よりも明るい輝度に制御させる構成としてもよい。つまり第2の面光源24を輝度確保手段として機能させても良い。その場合においても、第2の画像26の実像26aを背景となる第1の画像16よりも明るくすることができ、より効果的な擬似立体表示を行うことができる。
また、第1及び第2の液晶表示素子11,21には透過型の液晶表示素子以外にも、反射型の液晶表示素子を使用することができ、その場合には、液晶表示素子の画面前面や画面横に配置する光源の発光量を調整することにより、第2の表示体20側の第2の面光源24の発光輝度を、第1の表示体10側の第1の面光源14の発光輝度よりも明るい輝度に制御するようにしてもよい。
なお、前記表示装置は、前記擬似立体表示だけでなく、必要に応じて平面的な二次元画像を表示することもでき、その場合は、前記第1と第2の表示体10,20のうちの第1の表示体10に画像を表示させてその表示画像を観察させてもよいし、前記第2の表示体20に画像を表示させ、前記結像レンズ30により結像された実像を観察させてもよい。
また、前記表示装置において第1及び第2の表示体10,20を構成する第1及び第2の液晶表示素子11,21の画面サイズは同一でもよいし、互いに異なるサイズとしてもよい。特に前記第2の画像26の実像26aは、前記第1の画像16を背景等とした状態で観察されるものであるため、第1の液晶表示素子11の画面サイズよりも第2の液晶表示素子21の画面サイズを小さくすることができ、例えば前者を12型(インチ)とし、後者を2.2型(インチ)とすることもできる。
(第2の実施形態)
図3は本発明の第2の実施形態を示す表示装置の斜視図である。なお、この実施形態において、上記第1の実施形態に対応するものには図に同符号を付し、同一のものについてはその説明を省略する。
以下、第1の実施形態に示したものと異なる構成について説明すると、本実施形態においては、前記第2の表示体20と反射偏光板1との間の光路中には、前記反射偏光板1側に位置して、第1の実施形態における結像レンズに相当する第1の結像レンズ30が設けられるとともに、この第1の結像レンズ30よりも前記第2の表示体20側に位置して、第2の結像レンズ31が設けられている。なお、第1及び第2の結像レンズ30は第1の実施形態と同様、例えばサーキュラフレネルレンズにより構成される。
一方、前記第2の表示体20から前記第1の結像レンズ30に向かう光路の側方に、当該光路と平行にガイド部材32が配置され、このガイド部材32には移動部材33がラック・ピニオン機構により光路と平行な方向に移動可能に保持されており、係る移動部材33に前記第2の結像レンズ31が固定されている。これにより、第2の結像レンズ31は、前記第2の表示体20と前記第1の結像レンズ30との間の任意の位置に移動可能となっている。
そして、本実施形態の表示装置においては、前記第2の表示体20により表示された第2の画像26の実像26aを、前記第2の表示体20側に配置された第2の結像レンズ31と、前記反射偏光板1側に配置された第1の結像レンズ30とによって、前記第2の表示体20から前記反射偏光板1を経て前記観察者側に向かう光路の途中に観察像として結像させる。
ここで、本実施形態の表示装置においては、前記第1及び第2の結像レンズ30,31のうちの前記第2の表示体20側に配置された第2の結像レンズ31が、前記第2の表示体20と第1の結像レンズ30との間の任意の位置に移動可能に設けられているため、この第2の結像レンズ31を移動させれば、前記第2の表示体20により表示され、前記第2と第1の結像レンズ31,30により結像された第2の画像26の実像26aの結像位置と、前記第2の表示体20により表示された第2の画像26に対する前記実像26aの倍率とを、任意に調整することができる。
すなわち図6はこの実施形態における第2の画像26の実像26aの結像光縮図であり、図6(a)に示したように、前記第2の結像レンズ31を第1の結像レンズ30側に移動させれば、前記第2の画像26の実像26aを、前記反射偏光板1から観察者側の光路上の、前記反射偏光板1からある程度離れた位置に、大きい倍率で結像させることができる。
また、図6(b)に示したように、前記第2の結像レンズ31を第2の表示体20側に移動させれば、前記第2の画像26の実像26aを、前記反射偏光板1から観察者側の光路上の、前記反射偏光板1に近い位置に、図6(a)よりも小さい倍率で結像させることができる。
以上のように本実施形態の表示装置によれば、前記第2の画像26の実像26aの結像位置と倍率とを調整することができる。したがって、擬似立体表示を行う際には、実像26aの結像位置と倍率とを調整を行うことにより、必要に応じて観察者に与える立体感を任意に変化させることができる。
(第3の実施形態)
また、上記第2の実施形態では、前記第1の結像レンズ30を反射偏光板1の近くに配置したが、この第1の結像レンズ30は、前記反射偏光板1から或る程度離れた位置に配置してもよい。
図7は、前記第1の結像レンズ30を前記反射偏光板1から或る程度離れた位置に配置した第3の実施形態における第2の画像の実像の結像光線図であり、図7(a)は、前記第2の結像レンズ31を第2の表示体20と第1の結像レンズ30の中間付近に移動させたときの結像光線、図7(b)は、前記第2の結像レンズ31を前記第1の結像レンズ30側に移動させたときの結像光線、図7(c)は、前記第2の結像レンズ31を前記第2の表示体20側に移動させたときの結像光線をそれぞれ示した図である。
本実施形態では、前記第1の結像レンズ30を前記反射偏光板1から或る程度離れた位置に配置しているため、図7(a)のように、前記第2の結像レンズ31を第2の表示体20と第1の結像レンズ30の中間付近に移動させると、前記第2の画像26の実像26aが、前記第1の結像レンズ30から前記反射偏光板1に向かう光路上の、前記反射偏光板1の近い位置に、前記第2の表示体20により表示された第2の画像26と略同じ大きさで結像され、その実像26aが反射偏光板1により観察者側へ反射される。
また、図7(b)のように、前記第2の結像レンズ31を第1の結像レンズ30側に移動させたときは、前記第2の画像26の実像26aが、前記第1の結像レンズ30から前記反射偏光板1に向かう光路上の、前記反射偏光板1から或る程度離れた位置に、前記第2の表示体20により表示された第2の画像26よりも小さく結像され、その実像26aが反射偏光板1により観察者側へ反射される。
さらに、図7(c)のように、前記第2の結像レンズ31を第2の表示体20側に移動させたときは、前記第2の画像26の実像26aが、前記反射偏光板1から観察者側の光路上に、前記第2の表示体20により表示された第2の画像26よりも大きく結像される。
そのため、本実施形態の表示装置によれば、前記第2の画像26の実像26aが第1の表示体10において表示された第1の画像16よりも後側(観察者側とは反対側)に見える擬似立体表示と、前記実像26aが前記第1の画像16と略同じ位置に見える擬似立体表示と、前記実像26aが前記第1の画像16よりも前側(観察者側)に見える擬似立体表示とを行うことができる。
ここで、本実施形態における擬似立体表示の具体例について説明する。図8(a)は前記第1の表示体10の表示例、図8(b)は前記第2の表示体20の表示例を示しており、ここでは、前記第1の表示体10に、人等の第1の画像16を黒色の背景17中の左右の領域に表示させ、前記第2の表示体20に、第2の画像26を、黒色の背景27中の中央に表示させた例を示している。
また、図9は、前記第1と第2の表示体10,20に図8(a)、図8(b)の画像16,26を表示させたときの擬似立体表示の例を示した図であり、図9(a)は、前記第2の結像レンズ31を図7(a)の位置に移動させたときの擬似立体表示を示し、図9(b)は、前記第2の結像レンズ31を図7(b)の位置に移動させたときの擬似立体表示を示し、図9(c)は、前記第2の結像レンズ31を図7(c)の位置に移動させたときの擬似立体表示を示している。
図9(a)のように、前記第2の結像レンズ31を図7(a)の位置に移動させたときは、前記結像レンズ31,30により結像された第2の画像26の実像26aが、第1の画像16の黒色の背景17を背景として、前記第1の画像16と同じ距離感の位置に、前記第2の画像26と略同じ大きさに見える。
また、図9(b)のように、前記第2の結像レンズ31を図7(b)の位置に移動させたときは、前記第2の画像26の実像26aが、前記第1の画像16よりも後側に、前記第2の画像26よりも小さく見え、図9(c)のように、前記第2の結像レンズ31を図7(c)の位置に移動させたときは、前記第2の画像26の実像26aが、前記第1の画像16よりも前側に、前記第2の画像26よりも大きく見える。なお、図9(c)は、擬似立体表示を概念的に表現したものであり、前記第2の画像26の実像26aは、実際には黒色の背景17が見える領域内に位置して見えることとなる。
(他の実施形態)
なお、以上説明した上記第1〜第3の実施形態では、結像レンズ30(及び結像レンズ31)を第2の表示体20と反射偏光板1との間に配置しているが、前記結像レンズ30(及び結像レンズ31)は第1の表示体10と反射偏光板1との間に配置してもよい。
また、上記各実施形態では、第1と第2の表示体10,20をそれぞれ液晶表示素子11,21と面光源14,24とにより構成しているが、これらの表示体10,20は、EL(エレクトロルミネッセンス)表示素子や、プラズマ表示素子等の自発光型表示素子でもよい。その場合は、第1の自発光型表示素子に、出射光を前記反射偏光板1の透過軸1aと実質的に平行な直線偏光にするための偏光手段を備えさせ、第2の自発光型表示素子に、出射光を前記反射偏光板1の反射軸1bと実質的に平行な直線偏光にするための偏光
さらに、上記各実施形態では、第1の表示体10の観察者側に配置する透過/反射部材として反射偏光板1を備えているが、前記透過/反射部材は、互いに異なる2つの偏光のうちの一方の偏光を透過させ、他方の偏光を反射する光学面を有するものであれば、ダイクロイックミラーまたはダイクロイックプリズム等でもよい。
1 反射偏光板(透過/反射部材)
1a 透過軸
1b 反射軸
10 第1の表示体
11 第1の液晶表示素子
13,23 出射面側の偏光板
13a 透過軸
14,24 面光源
16 第1の画像
17 黒色背景
20 第2の表示体
21 第2の液晶表示素子
26 第2の画像
27 黒色背景
26a 第2の画像の実像
30,31 結像レンズ
40 観察者の眼(観察点)
50 制御部
51 画像メモリ
60 第1の表示部
61 第1の駆動回路
70 第2の表示部
71 第2の駆動回路
72 レンダリング処理回路

Claims (11)

  1. 第1の画像を表示する第1の表示体と、
    第2の画像を表示する第2の表示体と、
    前記第1の表示体または前記第2の表示体のいずれか一方の表示体から観察点側に向かう光路の途中に配置され、互いに異なる2つの偏光のうちの一方の偏光を透過させ、かつ他方の偏光を反射する光学面を有し、この光学面によって前記いずれか一方の表示体からの光を観察点側に透過させるとともに、前記第1の表示体または前記第2の表示体のいずれか他方からの光を観察点側に向けて反射する透過/反射部材と、
    前記第2の表示体と前記透過/反射部材との間に配置され、前記第2の表示体に表示された第2の画像の実像を、前記透過/反射部材を経て観察点側に向かう光路の途中に観察像として結像させる結像レンズと、
    前記第1の表示体に表示される第1の画像よりも高輝度で前記第2の表示体に前記第2の画像を表示させるための輝度確保手段と
    を備えたことを特徴とする表示装置。
  2. 前記透過/反射部材は、前記第1の表示体から観察点側に向かう光路の途中に配置されたことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 前記第2の表示体は、前記第1の表示体とは異なる特定の表示画素構造を有するとともに前記第2の画像を表示するドットマトリックス型の表示素子を備え、
    前記輝度確保手段は、前記特定の表示画素構造に応じたサブピクセルレンダリングによる表示処理を行い前記表示素子に前記第2の画像を表示させる表示処理手段である
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の表示装置。
  4. 前記表示素子は、前記特定の表示画素構造として、各表示画素に、赤色(R)、緑色(G)及び青色に加え白色(W)を含む特定の配色パターンの各色が割り当てられた表示画素構造を有することを特徴とする請求項3記載の表示装置。
  5. 前記第2の表示体は、前記第2の画像を表示する液晶表示素子を備え、
    前記輝度確保手段は、前記液晶表示素子と共に前記第2の表示体を構成するとともに、前記第2の画像の表示に際し点灯され前記液晶表示素子が有する表示画素に表示輝度を確保する発光素子である
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の表示装置。
  6. 前記第1の表示体及び前記第2の表示体は、前記第1の画像及び第2の画像として黒色の背景を有する画像を表示することを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の表示装置。
  7. 前記結像レンズは、前記第2の表示体と透過/反射部材との間の光路中の前記透過/反射部材の側に位置する第1のレンズと、この第1のレンズよりも前記第2の表示体の側に配置された第2のレンズとからなることを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の表示装置。
  8. 前記第2のレンズは、前記第2の表示体と前記第1のレンズとの間の任意の位置に移動可能に設けられていることを特徴とする請求項7記載の表示装置。
  9. 前記透過/反射部材は、フィルム状をなし、そのフィルム面内の実質的に互いに直交する2つの方向に透過軸と反射軸とをもち、その透過軸と平行な直線偏光を透過させ、その反射軸と平行な直線偏光を反射する光学面を有し、その光学面が、前記第1の表示体から観察点側に向かう光の方向に垂直な面に対して一方の方向に予め定めた傾き角で傾けて配置された反射偏光板であることを特徴とする請求項2記載の表示装置。
  10. 前記第1の表示体は、前記第1の表示体からの出射光を反射偏光板の透過軸と実質的に平行な直線偏光にするための偏光手段を備え、
    前記第2の表示体は、前記第2の表示体からの出射光を前記反射偏光板の反射軸と実質的に平行な直線偏光にするための偏光手段を備えている
    ことを特徴とする請求項9記載の表示装置。
  11. 前記第1の表示体及び前記第2の表示体は、一方の面から入射した光の透過を制御し、透過光を他方の面から出射させて表示する透過型の液晶表示素子と、この液晶表示素子の入射面に対向して配置された面光源とをそれぞれ備えるとともに、前記偏光手段として前記液晶表示素子の出射面側に偏光板をそれぞれ備えたことを特徴とする請求項10記載の表示装置。
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