JP2023014769A - 操作装置 - Google Patents

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Shuta Nakamura
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Abstract

【課題】工具による金具から装置本体の取り外しを可能としつつ、工具による取り外しの際の良好な作業性を確保する。【解決手段】壁体に固定可能な金具と、金具に取り付けられる装置本体とを備え、装置本体は、ユーザにより操作可能な操作部が設けられる前面部と、前面部の外縁から壁体に向けて延在する側面部と、金具に対向する側に延在する背面部とを有し、背面部は、金具と係合する第1係合部を有し、側面部は、第1係合部まわりの空間部であって金具と背面部との間の空間部への工具のアクセスを可能とする開口部を有する、操作装置が開示される。【選択図】図15

Description

本開示は、壁体に取り付け可能な操作装置に関する。
壁体に取り付け可能な操作装置において、壁体に固定可能な金具と、金具に取り付けられる装置本体とを備える操作装置が知られている。
特開2002-158456号公報
ところで、この種の操作装置においては、整備等の際に金具から装置本体を取り外すことが可能なように、金具に対して装置本体を取り外し可能に係合させる場合がある。このような操作装置において、金具からの装置本体の容易な脱落等を防止すべく、金具と装置本体との間の係合状態を工具なしで容易に解除できない構成を実現すると、整備等の際に金具から装置本体を工具により取り外す際の作業性が問題となる。
そこで、本開示は、工具による金具から装置本体の取り外しを可能としつつ、工具による取り外しの際の良好な作業性を確保することを目的とする。
1つの側面では、壁体に固定可能な金具と、
前記金具に取り付けられる装置本体とを備え、
前記装置本体は、
ユーザにより操作可能な操作部が設けられる前面部と、
前記前面部の外縁から前記壁体に向けて延在する側面部と、
前記金具に対向する側に延在する背面部とを有し、
前記背面部は、前記金具と係合する第1係合部を有し、
前記側面部は、前記第1係合部まわりの空間部であって前記金具と前記背面部との間の空間部への工具のアクセスを可能とする開口部を有する、操作装置が提供される。
本開示によれば、工具による金具から装置本体の取り外しを可能としつつ、工具による取り外しの際の良好な作業性を確保できる。
本実施例による操作装置の一例を示す斜視図である。 操作装置の背面側を概略的に示す平面図である。 操作装置の金具の斜視図である。 操作装置の装置本体を形成するアッパケースを示す斜視図である。 操作装置の装置本体を形成するロアケースの背面側の一部を拡大して示す斜視図である。 金具への装置本体の取り付け方法の各段階の説明図(その1)である。 金具への装置本体の取り付け方法の各段階の説明図(その2)である。 金具への装置本体の取り付け方法の各段階の説明図(その3)である。 金具への装置本体の取り付け方法の各段階の説明図(その4)である。 第1係合部の係合態様(係合前)の説明図である。 第1係合部の係合態様(係合状態)の説明図である。 取り付け状態での操作装置の背面側から視た平面図である。 図11のラインA-Aに沿った断面図である。 図11のラインB-Bに沿った断面図である。 金具からの装置本体の取り外し方法の説明図であり、取り付け状態の操作装置をX方向に視た平面図である。 金具からの装置本体の取り外し方法の説明図であり、図11のラインC-Cに沿った断面図である。
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。
図1は、本実施例による操作装置1の一例を示す斜視図である。図2は、操作装置1の背面側を概略的に示す平面図である。図3は、操作装置1の金具50の斜視図である。図4は、操作装置1の装置本体10を形成するアッパケース102を示す斜視図である。図5は、操作装置1の装置本体10を形成するロアケース103の背面側の一部(アクセス用凹部132周辺の部位)を拡大して示す斜視図である。
図1等には、右手系の3軸座標系が示されている。以下では、Z方向は、操作装置1の取り付け状態(壁体への取り付け状態)で上下方向であるとし、Z方向正側を下側であるとする。また、Y方向は、壁体に対して垂直な方向であり、Y方向正側を手前側とも称し、Y方向負側を背面側とも称する。また、X方向は、左右方向に対応する。
操作装置1は、壁体に固定されて使用される。壁体は、任意であるが、例えば住居等における部屋の壁体である。操作装置1による操作対象は、任意であるが、例えば空調装置のような家電であってよいし、インターホン等であってもよい。操作装置1が取り付けられる壁体は、XZ平面に平行な表面を有する。操作装置1は、Y方向負側を壁体に向ける態様で、壁体に取り付けられる。
操作装置1は、装置本体10と、金具50とを含む。
装置本体10は、前面部11と、側面部12と、背面部13とを有する。装置本体10は、前面部11、側面部12及び背面部13で囲まれた内部に、各種電子部品(図示せず)を有する。各種電子部品は、例えば基板に実行される各種チップ(マイコン等)を含んでよい。なお、装置本体10の全体の形態は、任意であるが、本実施例では、一例として、矩形である。
前面部11には、ユーザにより操作可能な操作部110が設けられる。操作部110は、例えばタッチパネルにより形成されてもよい。また、操作部110は、機械式のスイッチを含んでよい。前面部11には、操作部110に加えて、表示部(図示せず)が設けられてもよい。例えば、操作部110は、タッチパネル式のディスプレイにより形成されてもよい。
側面部12は、前面部11の外縁から壁体に向けて延在する。側面部12は、前面部11の外縁の全周にわたって設けられる。側面部12は、下側に開口部120を有する。開口部120の機能は後述する。側面部12は、開口部120を除いて、実質的に壁体との間に有意な隙間を形成しない形態であってよい。
本実施例では、側面部12は、図4に示すアッパケース102により形成される。図4に示す例では、アッパケース102は、Y方向正側(手前側)が開口し、開口まわりで前面部11を支持する。また、アッパケース102は、Y方向負側(背面側)が開口する。そして、アッパケース102は、Y方向両側で開口する内部空間を囲繞する側面部12を形成する。
背面部13は、Y方向負側に延在する。すなわち、背面部13は、金具50(図3参照)に対向する側に延在する。操作装置1は、壁体と背面部13の間に金具50が位置する態様で、金具50に取り付けられる。
本実施例では、背面部13は、ロアケース103により形成される。ロアケース103は、アッパケース102の背面側の開口全体を覆うように設けられる。なお、ロアケース103とアッパケース102との接続部は、外周部全体にわたってシール材70(図12参照)によりシールされてよい。
背面部13は、図2及び図5に示すように、ベース部位130と、アクセス用凹部132と、板状部位134と、突出部136と、第2係合部138を有する。
ベース部位130は、Y方向に視てアクセス用凹部132まわりに延在し、Y方向で金具50と当接する。なお、ベース部位130には、アクセス用凹部132や第2係合部138に係る係合用凹部1381以外の凹部や凸部等を有してもよい。
アクセス用凹部132は、ベース部位130が延在する面(XZ平面内)に対してY方向手前側に凹む形態である。アクセス用凹部132は、第1係合部1341まわりの空間部S1(図10A参照)を形成する。空間部S1は、後述する工具80(図15参照)が挿入可能な空間部となる。アクセス用凹部132の深さ(ベース部位130に対するY方向のオフセット量)は、工具80が挿入可能な範囲内で適合されてよい。
アクセス用凹部132は、装置本体10の内部に連通しない形態である。すなわち、アクセス用凹部132の底壁部1321や側壁部1322には、貫通孔が設けられない。アクセス用凹部132は、側面部12の開口部120に直接的に連通する。すなわち、アクセス用凹部132は、下側の端部が開口部120を形成する。
板状部位134は、Y方向に視てアクセス用凹部132に重なる態様で延在する。板状部位134は、ベース部位130と略同じ面内(XZ平面内)に延在する。板状部位134には、第1係合部1341が形成される。第1係合部1341は、図11や図12等を参照して後述するように、金具50と係合する。第1係合部1341は、例えば図5に示すように、Y方向背面側に突出する爪の形態である。本実施例では、第1係合部1341は、X方向に並んで2つ設けられる。なお、他の実施例では、第1係合部1341は、1つだけ設けられてもよいし、3つ以上設けられてもよい。
板状部位134は、Y方向に弾性変形可能である。すなわち、板状部位134は、第1係合部1341が金具50に対してY方向手前側に変位できるように、ベース部位130に対してY方向に弾性変形可能に支持される。具体的には、板状部位134は、下端部が自由端となる態様で、ベース部位130に片持ち支持される。
本実施例では、図2及び図5に示すように、板状部位134は、Y方向の弾性変形に係る可撓性を高めるために、X方向に離れた2つの接続部1344を介して、ベース部位130に接続される。これにより、板状部位134がX方向の幅全体にわたってベース部位130に接続される場合に比べて、Y方向の弾性変形に係る可撓性を高めることができる。この場合、接続部1344は、板状部位134の基本部分よりも薄肉に形成されてもよい。これにより、Y方向の弾性変形に係る板状部位134の可撓性を効果的に高めることができる。
なお、本実施例では、第1係合部1341は、上下方向で、板状部位134の下端部付近に形成される。この場合、第1係合部1341が板状部位134の上端側に設けられる場合に比べて、板状部位134のY方向の弾性変形が同じであるときの、第1係合部1341のY方向手前側への変位量を、効率的に増加させることができる。
板状部位134は、好ましくは、下端部において、下端に向かうほどY方向手前側に傾斜する傾斜面1349を有する。傾斜面1349は、後述する工具80(図15参照)による装置本体10の取り外しの作業性を高める機能を有する。傾斜面1349は、X方向全長にわたって形成されてよい。この場合、後述する工具80による装置本体10の取り外しの作業の際の、工具80を差し込む場所のX方向の範囲が広がり、作業性が良好となる。
突出部136は、ベース部位130からY方向背面側に突出する形態である。突出部136は、装置本体10を壁体に取り付ける際に、壁体に形成される凹部(図示せず)に挿入されてよい。突出部136には、操作装置1内の電子部品に係る配線(図示せず)用のコネクタが保持されてよく、この場合、コネクタが壁体からの電力供給用の配線(例えば家庭用電源からの配線)と電気的に接続されてよい。
第2係合部138は、金具50に係合する。第2係合部138は、図13を参照して後述するように、上述した第1係合部1341とは異なる態様で、金具50に係合することで、第1係合部1341と連携して金具50に対する装置本体10の自由度を適切に拘束する。
本実施例では、一例として、第2係合部138は、ベース部位130の上側に1箇所とその対角側の下側に1箇所設けられるが、他の実施例では、上側の左右2箇所及び下側の左右2箇所に設けられてもよいし、この4箇所のうち任意の1箇所を省いてもよい。上側の左右と下側の左右の4箇所のうちの、少なくとも対角の2箇所に設けることで、第2係合部138での係合による安定的な固定を図るとともに、第1係合部51での係合状態の信頼性を高めることができる。第2係合部138のそれぞれは、同じ形態であってよい。本実施例では、一の第2係合部138は、係合用凹部1381の開口側に、X方向の橋状部位1382を有する形態である。この場合、係合用凹部1381は、アクセス用凹部132と同様、ベース部位130が延在する面(XZ平面内)に対してY方向手前側に凹む形態である。係合用凹部1381は、装置本体10の内部に連通しない形態である。すなわち、係合用凹部1381の底壁部や側壁部には、貫通孔が設けられない。係合用凹部1381は、橋状部位1382の上下でY方向背面側が開口する。
金具50は、例えば板金等により形成されてよい。金具50は、壁体に固定される。例えば、金具50は、壁体にねじ込まれるスクリュウ等により壁体に固定されてもよい。図3に示す例では、金具50は、スクリュウ孔59が左右2箇所で設けられている。
金具50は、第1被係合部51と、第2被係合部52と、中央孔54とを有する。
第1被係合部51は、Y方向の貫通孔の形態である。第1被係合部51には、装置本体10の背面部13の第1係合部1341が係合する。この係合態様については、図11以降を参照して後述する。
第2被係合部52は、Y方向手前側に突出してから上側へ延在する爪の形態である。第2被係合部52には、装置本体10の背面部13の第2係合部138が係合する。第2被係合部52は、金具50への装置本体10の取り付け状態では、第2係合部138の係合用凹部1381内に収まり、係合用凹部1381内で橋状部位1382によりY方向及びZ方向上側への変位が拘束される(図13参照)。
中央孔54には、上述した装置本体10の突出部136が挿通される。
次に、図6から図13を参照して、金具50への装置本体10の取り付け方法と、これに関連する装置本体10の構成について説明する。
図6から図9は、金具50への装置本体10の取り付け方法の各段階の説明図である。図6から図9では、金具50は壁体(図示せず)にすでに固定されているものとし、壁体側から視た斜視図である。図10A及び図10Bは、第1係合部1341の係合態様の説明図であり、図10Aは、係合前の状態を示し、図10Bは、係合状態を示す断面図(第1係合部1341を通るYZ平面による断面図)である。図11は、操作装置1の取り付け状態(金具50への装置本体10の取り付け完了状態)での、操作装置1の背面側から視た平面図である。図12は、図11のラインA-Aに沿った断面図であり、図13は、図11のラインB-Bに沿った断面図である。図10A、図10B、図12、及び図13には、壁体Wが模式的に示されている。
本取り付け方法では、まず、図6に示すように、壁体に固定された金具50に対して、装置本体10を上側の組み付け開始位置へと移動し、ついで、図7にて矢印R7で示すように、装置本体10を金具50に向けてY方向背面側へ移動させる。この際、装置本体10は、金具50に対して、第2係合部138の係合用凹部1381内に第2被係合部52が入り、かつ、突出部136が中央孔54内に挿通される相対位置関係を維持しつつ、装置本体10の背面部13のベース部位130を金具50に当接させる。なお、壁体には、突出部136を収容可能な凹部(図示せず)が形成されているものとする。
ついで、装置本体10の背面部13のベース部位130が金具50に当接すると、装置本体10を下側へとスライドさせる(図8及び図10Aの矢印R8参照)。この際、装置本体10は、XZ平面内で下側へとスライドされてよい。
ところで、本実施例では、第1係合部1341は、上述したように板状部位134にY方向背面側に突設されている。従って、装置本体10の背面部13のベース部位130が金具50に当接する状態では、板状部位134は、第1係合部1341が金具50によりY方向手前側に力を受けることで、Y方向手前側に弾性変形する(図10Aの矢印R10参照)。このようにして、装置本体10は、板状部位134がY方向手前側に弾性変形した状態(図10A参照)で、金具50に対して下側へとスライドされる。
装置本体10が金具50に対して下側へとスライドされ(図8及び図10Aの矢印R8参照)、第1係合部1341が第1被係合部51の位置に至ると、板状部位134は、第1係合部1341が金具50によりY方向手前側に力を受けなくなることで、図10Bに矢印R11で示すように、Y方向背面側に変位(元の形状へと復元)する。これにより、第1係合部1341と第1被係合部51との間の係合が実現される(図9参照)。
このようにして第1係合部1341と第1被係合部51との間の係合が実現されると、操作装置1の取り付け状態(金具50への装置本体10の取り付け完了状態)となる。この操作装置1の取り付け状態では、図11及び図12に示すように、第1係合部1341と第1被係合部51との間の係合によって、金具50に対する装置本体10の上側への変位が拘束される。すなわち、金具50に対して装置本体10を上側へと変位させようとすると、装置本体10は、第1係合部1341を介して金具50から下向きの力F120を受けることで、当該変位が係止される。
また、操作装置1の取り付け状態では、図13に示すように、第2係合部138と第2被係合部52との間の係合によって、金具50に対する装置本体10の下側への変位とともに、Y方向手前側への変位が拘束される。すなわち、金具50に対して装置本体10を下側へと変位させようとすると、装置本体10は、第2係合部138を介して金具50から上向きの力F130を受けることで、当該変位が係止される。また、金具50に対して装置本体10をY方向手前側へと変位させようとすると、装置本体10は、第2係合部138を介して金具50からY方向奥側への力F140を受けることで、当該変位が係止される。
なお、操作装置1の取り付け状態では、金具50に対する装置本体10の左右方向の変位は、第2係合部138と第2被係合部52との間の係合によって拘束されてもよい。
このようにして、本実施例によれば、操作装置1の取り付け状態では、第1係合部1341と第1被係合部51との間の係合によって、金具50に対する装置本体10の上側の変位(取り外し方向の変位)が拘束される。これにより、金具50からの装置本体10の容易な脱落等を防止できる。すなわち、本実施例によれば、金具50と装置本体10との間の係合状態を工具なしで容易に解除できない第1被係合部51を実現できる。
次に、図14及び図15を参照して、金具50からの装置本体10の取り外し方法と、これに関連する装置本体10の構成について説明する。
図14は、金具50からの装置本体10の取り外し方法の説明図であり、取り付け状態の操作装置1をX方向に視た平面図である。図14には、壁体Wとともに、取り外し用の工具80が模式的に示されている。図15は、金具50からの装置本体10の取り外し方法の説明図であり、図11のラインC-Cに沿った断面図である。
本実施例では、取り付け状態の操作装置1は、上述したように、第1係合部1341と第1被係合部51との間の係合に起因して、実質的には、工具80を利用せずに取り外し(金具50からの取り外し)は不能である。他方、本実施例では、以下で説明するように、工具80を利用した取り外しの作業性が良好である。なお、取り外し用の工具80は、細い棒状の先端部位を有することが好適であり、例えばマイナスドライバーが利用されてもよい。
本実施例では、上述したように、装置本体10の側面部12は、装置本体10の内部空間を全周にわたって囲繞しつつ、下側に開口部120を有する。開口部120は、上述したように空間部S1(第1被係合部51まわりの空間部S1)に連通する。従って、取り外しを行う作業者は、図14に矢印R14で示すように、操作装置1の取り付け状態のまま、装置本体10の開口部120を介して、空間部S1にアクセスできる。すなわち、作業者は、操作装置1の開口部120から工具80を差し込むことで(図14の矢印R14、図15の矢印R15参照)、金具50から装置本体10を容易に取り外すことができる。
具体的には、作業者は、図15の左側に示すように、開口部120から工具80を差し込み(矢印R15参照)、工具80の先端部を板状部位134のY方向背面側に向かわせる。この際、板状部位134は下端部に傾斜面1349を有するので、傾斜面1349に沿って工具80の先端部は、板状部位134のY方向背面側へと容易に導かれる。かかる傾斜面1349によっても、作業性が向上する。
ここで、本実施例では、上述したように、板状部位134は、Y方向手前側に弾性変形可能である。
従って、作業者は、図15の右側に示すように、板状部位134のY方向背面側へと工具80の先端部を入れると(矢印R16参照)、工具80により板状部位134をY方向手前側に弾性変形させることができる(矢印R150参照)。例えば、作業者は、板状部位134のY方向背面側に入れた工具80の先端部を更に上側に差し込むことで、板状部位134をY方向手前側に弾性変形させることができる。
板状部位134がY方向手前側に弾性変形すると、それに伴い、第1係合部1341と第1被係合部51との間の係合状態が解除される。従って、作業者は、板状部位134をY方向手前側に弾性変形させながら、装置本体10を金具50に対して上側に移動させることで(すなわち取り外し方向に変位させることで)、装置本体10を金具50から取り外すことができる。
このようにして、本実施例によれば、装置本体10の下側の開口部120から工具80を差し込んで、第1係合部1341と第1被係合部51との間の係合状態を容易に解除させ、その結果、装置本体10を金具50から取り外すことができる。すなわち、本実施例によれば、工具80を利用せずに取り外しできない構成を実現しつつ、良好な作業性で装置本体10を金具50から取り外すことができる。換言すると、本実施例によれば、工具80による取り外しの作業性を確保することで、金具50と装置本体10との間の係合状態を工具80なしで容易に解除できない第1係合部1341を実現できる。
また、本実施例では、上述したように、一の板状部位134に2つの第1係合部1341を形成するので、一の板状部位134をY方向手前側に弾性変形させるだけで、2つの第1被係合部51での係合状態を同時に解除できる。これにより、装置本体10の取り付け状態では2つの第1係合部1341により信頼性の高い係合状態を実現しつつ、良好な作業性で装置本体10を金具50から取り外すことができる。
また、本実施例では、上述したように、板状部位134の下端部は、X方向で2つの第1係合部1341間においても傾斜面1349を有するので、X方向で2つの第1係合部1341間に工具80を差し込んで、装置本体10を金具50から取り外すことができる。これにより、第1係合部1341を工具80で傷付けることなく、装置本体10を金具50から取り外すことができる。これにより、複数回取り外した後でも、装置本体10の取り付け状態において2つの第1係合部1341により信頼性の高い係合状態を実現できる。
また、本実施例では、上述したように、アクセス用凹部132は、開口部120に連通するだけで、装置本体10の内部に連通しないので、差し込まれた工具80が、誤って装置本体10の内部に進入してしまうことを防止できる。換言すると、アクセス用凹部132は、底部となる底壁部1321と、ベース部位130に繋がる側壁部1322とを有することで、装置本体10の内部の各種電子部品を保護できる。なお、側壁部1322は、開口部120側を除く3方(図5参照)に形成される。
また、本実施例では、上述したように、アクセス用凹部132は、開口部120を介して下向きに開口するだけであるので、埃や異物等が開口部120を介してアクセス用凹部132内に進入し蓄積する可能性を効果的に低減できる。また、開口部120は下側の側面部12だけに設けられるので、下から覗き込まない限り開口部120が可視となりがたく、操作装置1の意匠性を損なわない開口部120の配置を実現できる。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
例えば、上述した実施例では、第1係合部1341は、上側に係止部を有する爪の形態であるが、これに限られない。例えば、第1被係合部51が、下側に係止部を有する爪の形態であってもよく、この場合、第1係合部1341は、爪の形態の第1被係合部51に係合する孔の形態であってもよい。
1 操作装置
10 装置本体
11 前面部
110 操作部
12 側面部
120 開口部
13 背面部
130 ベース部位
132 アクセス用凹部(凹部の一例)
1321 底壁部
1322 側壁部
134 板状部位
1341 第1係合部
1344 接続部
1349 傾斜面
136 突出部
138 第2係合部
1381 係合用凹部
1382 橋状部位
50 金具
51 第1被係合部
52 第2被係合部
54 中央孔
59 スクリュウ孔
70 シール材
80 工具

Claims (10)

  1. 壁体に固定可能な金具と、
    前記金具に取り付けられる装置本体とを備え、
    前記装置本体は、
    ユーザにより操作可能な操作部が設けられる前面部と、
    前記前面部の外縁から前記壁体に向けて延在する側面部と、
    前記金具に対向する側に延在する背面部とを有し、
    前記背面部は、前記金具と係合する第1係合部を有し、
    前記側面部は、前記第1係合部まわりの空間部であって前記金具と前記背面部との間の空間部への工具のアクセスを可能とする開口部を有する、操作装置。
  2. 前記開口部は、4方の前記側面部のうちの、下側の前記側面部に設けられる、請求項1に記載の操作装置。
  3. 前記背面部は、
    前記第1係合部まわりの前記空間部を形成する凹部と、
    前記壁体に対する垂直方向に視て前記凹部まわりに延在し、前記壁体に対する垂直方向で前記金具と当接するベース部位と、
    前記壁体に対する垂直方向に視て前記凹部に重なり、前記第1係合部が形成される板状部位とを含み、
    前記板状部位は、前記壁体に対する垂直方向に弾性変形可能である、請求項1又は2に記載の操作装置。
  4. 前記板状部位は、下端部が自由端となる態様で、前記ベース部位に片持ち支持される、請求項3に記載の操作装置。
  5. 前記第1係合部は、左右方向に並ぶ態様で複数設けられ、
    前記板状部位は、前記ベース部位に、左右方向に離れた複数の接続部を介して、接続される、請求項4に記載の操作装置。
  6. 複数の前記接続部は、前記板状部位よりも薄肉に形成される、請求項5に記載の操作装置。
  7. 前記板状部位は、下端部において、下端に向かうほど前記壁体から離れる方向に傾斜する傾斜面を有する、請求項3から6のうちのいずれか1項に記載の操作装置。
  8. 前記凹部は、前記開口部に直接的に連通する、請求項3から7のうちのいずれか1項に記載の操作装置。
  9. 前記凹部は、前記壁体に対する垂直方向で前記板状部位に対向する底壁部と、前記底壁部から前記ベース部位へと延在する側壁部とにより形成される、請求項3から8のうちのいずれか1項に記載の操作装置。
  10. 前記背面部は、前記金具と係合する第2係合部を更に有し、
    前記第1係合部は、前記金具に対する前記装置本体の取り付け状態において、前記金具に対する前記装置本体の取り外し方向の変位を拘束し、
    前記第2係合部は、前記金具に対する前記装置本体の取り付け状態において、前記金具に対する前記装置本体の取り付け方向の変位、かつ、前記金具に対する前記ベース部位の、前記壁体に対する垂直方向の変位を拘束する、請求項3から9のうちのいずれか1項に記載の操作装置。
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