JP2023013486A - 建材パネル及び断熱構造 - Google Patents

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【課題】天井や屋根裏の断熱工法において、現場で端材の廃棄物を出さずに容易に施工できる建材パネル、及び該建材パネルを用いた断熱構造を提供する。【解決手段】建材パネル1が小屋組みにおける横架材112間に設置される断熱構造100において、建材パネル1は、木製の板材10と、板材10の第1面10aに配置された根太12と、板材10の第1面10aの根太12の幅方向の両側に根太12に沿って配置された第1断熱材14及び第2断熱材16と、を備え、第1断熱材14及び第2断熱材16が板材10よりも室内側に配置されるように設置される。【選択図】図5

Description

本発明は、建材パネル及び断熱構造に関する。
建築物の天井においては、例えば桁上に合板を張り、その上に断熱材を敷き詰める桁上断熱工法がある(特許文献1)。また、合板の下側に断熱材が配置されることもある。しかし、このような断熱工法では、断熱材を現場でカットする手間がある。
特開2000-213074号公報
本発明は、天井や屋根裏の断熱工法において、現場で端材の廃棄物を出さずに容易に施工できる建材パネル、及び該建材パネルを用いた断熱構造を提供することを目的とする。
本発明は、以下の態様を有する。
[1]木製の板材と、前記板材の一方の面に配置された根太と、前記板材の一方の面の前記根太の幅方向の両側に前記根太に沿って配置された断熱材と、を備え、前記断熱材が前記板材よりも室内側に配置されるように小屋組みにおける横架材間又は屋根裏に設置される、建材パネル。
[2]前記板材の一方の面の前記根太及び前記断熱材の外側に、前記板材の外周に沿って気密パッキンが配置されている、[1]に記載の建材パネル。
[3]前記断熱材が、熱伝導率が0.021W/m・K以下である断熱材である、[1]又は[2]に記載の建材パネル。
[4][1]~[3]のいずれかに記載の建材パネルが、小屋組みにおける横架材間、又は屋根裏の登り梁間に、前記断熱材が前記板材よりも室内側に配置されるように設置された断熱構造。
[5]前記横架材間又は前記登り梁間の任意の1つの枠に対して、第1建材パネルと第2建材パネルが2枚一組で並んで設置されており、前記第1建材パネルは、前記板材の一方の面に、前記根太とその両側に設けられた前記断熱材に加え、前記第2建材パネル側の辺に沿って前記断熱材に隣接された根太をさらに備え、かつ、前記板材の一方の面の前記根太及び前記断熱材の外側に、前記板材の外周の前記第2建材パネル側の辺以外のすべての辺に沿って気密パッキンが配置されており、前記第2建材パネルは、前記板材の一方の面の前記根太及び前記断熱材の外側に、前記板材の外周の前記第1建材パネル側の辺以外のすべての辺に沿って気密パッキンが配置されている、[4]に記載の断熱構造。
[6]前記横架材間又は前記登り梁間の任意の1つの枠に対して1枚の建材パネルが設置されており、前記建材パネルは、前記板材の一方の面の前記根太及び前記断熱材の外側に、前記板材の外周のすべての辺に沿って気密パッキンが配置されている、[4]又は[5]に記載の断熱構造。
本発明によれば、天井や屋根裏の断熱工法において、現場で端材の廃棄物を出さずに容易に施工できる建材パネル、及び該建材パネルを用いた断熱構造を提供できる。
実施形態の一例の建材パネルを断熱材側から見た底面図である。 図1の建材パネルのA-A断面図である。 図1の建材パネルのB-B断面図である。 図1の建材パネルを横架材間に設置した様子を示した平面図である。 図4のC-C断面図である。 図4のD-D断面図である。 実施形態の他の例の建材パネルを示した図であって、図7(a)は第1建材パネルの底面図であり、図7(b)は第2建材パネルの底面図である。 図7の第1建材パネル及び第2建材パネルを横架材間に設置した様子を示した平面図である。 図8のE-E断面図である。
本発明の建材パネルは、天井や屋根裏における断熱工法に使用されるパネルである。
本発明の建材パネルは、木製の板材と、前記板材の一方の面に配置された根太と、前記板材の一方の面の前記根太の幅方向の両側に前記根太に沿って配置された断熱材と、を備えている。本発明の建材パネルは、断熱材が板材よりも室内側に配置されるように天井又は屋根裏に設置される。
[第1実施形態]
(建材パネル)
第1実施形態に係る建材パネル1を図1~図3に示す。
なお、以下の説明において例示される図の寸法等は一例であって、本発明はそれらに必ずしも限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。
図1~図3に示すように、建材パネル1は、木製の板材10と、板材10の一方の第1面10aに配置された根太12と、板材10の第1面10aの根太12の幅方向の両側に根太12に沿って配置された第1断熱材14及び第2断熱材16と、を備えている。
板材10としては、特に限定されず、例えば、1枚の板からなっていてもよく、2枚以上の板からなる合板であってもよい。
板材10の平面視形状は、設置する横架材間や登り梁間の枠形状に合わせて適宜決定することができ、典型的には、正方形、長方形等の矩形である。
板材10の寸法は、試行錯誤のうえで適宜最適化することができ、例えば長方形の場合、幅を260~1000mm、長さを870~2000mmとすることができる。
板材10の厚さは、適宜設定することができ、例えば9mm以上とすることができ、9~12mmであり得る。
図1の例では、板材10の第1面10aの幅方向の中央に、板材10の長さ方向に沿って柱状の根太12が配置されている。板材10の第1面10aに根太12が配置されることにより、建材パネル1の強度が高くなる。
根太12の長さ方向に垂直な断面形状は、この例では矩形である。なお、根太12の断面形状は矩形には限定されず、例えば、台形状、円形状等であってもよい。
根太12の幅は、適宜設定することができ、例えば、30~50mmとすることができる。
根太12の長さは、板材10の長さに合わせて適宜設定することができ、例えば、870~1885mmとすることができる。
根太12の高さ、すなわち板材10の厚さ方向における根太12の上端面と下端面との距離は、第1断熱材14及び第2断熱材16の厚さに応じて適宜設定することができ、例えば、45~105mmとすることができる。
この例では、根太12は、根太12の長さ方向に沿って複数の釘20が打たれることによって板材10に固定されている。複数の釘20は、いずれも根太12の幅方向の中央に、根太12の長さ方向に一定の間隔をあけて打ち込まれている。
根太12に打たれる釘間のピッチは、根太12を板材10に十分に固定できる範囲で適宜設定すればよく、例えば100~200mmとすることができる。
第1断熱材14としては、天井や屋根裏の断熱工法に使用される公知の断熱材を制限なく使用することができる。第1断熱材14は、例えば平面視形状が長方形状等の矩形の断熱ボードであり得る。第1断熱材14は、単体の断熱ボードであってもよく、複数の断熱ボードが積層された積層体であってもよい。
第1断熱材14としては、建材パネル1の薄型化及び軽量化が容易な点から、熱伝導率が0.021W/m・K以下である断熱材が好ましく、0.019W/m・K以下である断熱材がより好ましい。なお、熱伝導率は、JIS A 1412-1又はJIS A 1412-2に準拠して測定される。
第1断熱材14の具体例としては、例えば、フェノールフォーム、硬質ウレタンフォーム、ポリスチレンフォーム、グラスウール、ポリエチレンフォーム、インシュレーションファイバーを例示でき、建材パネル1の薄型化及び軽量化が容易な点から、フェノールフォームが好ましい。
第1断熱材14の寸法は、板材10の寸法に合わせて適宜設定することができる。例えば長方形の場合、板材10の幅と第1断熱材14の幅との比を1.34:1~2.73:1、板材10の長さと第1断熱材14の長さとの比を1.03:1~1.08:1とすることができる。
第1断熱材14の厚さは、適宜設定することができ、例えば、20~100mmとすることができる。
第1断熱材14について述べたことは、すべて第2断熱材16にも該当する。
第1断熱材14と第2断熱材16とは、断熱材の種類、寸法を含めて同じ態様とすることが好ましい。
図2及び図3に示すように、第1断熱材14及び第2断熱材16は、この例ではビス22がねじ込まれることによって板材10に固定されている。ビス22がねじ込まれる位置には、ビス22によって断熱材を板材にしっかりと固定するための固定具(断熱リング)24が配置されることが好ましい。
固定具24の形態は、ビス22による断熱材の板材への固定を安定させることができる形態であればよく、例えば、特開2016-188461号公報の断熱材固定具についての記載を参照できる。
第1断熱材14及び第2断熱材16の板材10への固定は、ビスによる固定には限定されず、例えば接着剤によって固定してもよく、接着剤とビスを併用することが特に好ましい。
断熱材を板材に接着するための接着剤としては、特に限定されず、例えば、酢酸ビニル樹脂、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂を例示できる。なかでも、板材との接着性や施工性の点から、酢酸ビニル樹脂が好ましい。断熱材を板材に接着するための接着剤は、1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
図1に示すように、建材パネル1を根太12側から見たとき、板材10は根太12、第1断熱材14及び第2断熱材16が占める領域よりも一回り大きくなっている。
好適例では、図1に示すように、板材10の第1面10aの根太12、第1断熱材14及び第2断熱材16の外側に、板材10の外周に沿って全周にわたって気密パッキン18が配置されている。これにより、建材パネル1を横架材間や登り梁間の枠に設置する際、横架材や梁の表面にこの気密パッキン18が密着することによって、建材パネル1よりも室内側の気密性を高めることができる。
気密パッキン18としては、横架材間や登り梁における横架材や梁に密着して気密性を高めることができるものであればよく、例えばテープ状のパッキンを例示できる。
気密パッキン18の材質としては、例えば、発泡EPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)、ポリエチレン系樹脂、ウレタン系樹脂を例示でき、耐久性及び対候性の点から、発泡EPDMが好ましい。
気密パッキン18の幅は、適宜設定することができ、例えば20~50mmとすることができる。
建材パネル1は、板材10、根太12、第1断熱材14及び第2断熱材16が一体となった1枚のパネルであるため、板材や断熱材の単独の部材に比べて床倍率が高いうえ、耐震計算に入れることができる。
建材パネル1の床倍率は、1.0倍以上が好ましく、2.0倍以上がより好ましい。床倍率が1.0倍以上であれば、建材パネル1を設置する際に火打ち材を省略できる点で有利である。建材パネル1の床倍率は、1.0倍未満であってもよい。
建材パネル1の重量は、各部材の材質や寸法によって適宜調節することができ、例えば、15kg以下とすることができる。
建材パネル1の製造方法は、特に限定されない。例えば、板材10の第1面10a側における幅方向の中央に、板材10の長さ方向に沿うように釘打ちによって根太12を固定する。さらに板材10の第1面10a側における根太12の両側に、接着剤と、ビス及び固定具を併用することによって第1断熱材14及び第2断熱材16を固定する。そして、板材10の第1面10aにおける根太12、第1断熱材14及び第2断熱材16の外側の周端部11に、板材10の外周に沿ってテープ状の気密パッキン18を貼り付けることにより、建材パネル1が得られる。
(断熱構造)
断熱構造においては、建材パネルが、小屋組みにおける横架材間、又は屋根裏の登り梁間に設置される。このとき、建材パネルは、断熱材が板材よりも室内側に配置されるように設置される。以下、断熱構造の一例として、建材パネル1を用いた断熱構造について説明する。
建材パネル1を小屋組みにおける横架材間に設置した断熱構造100を図4に示す。
図4に示す例の横架材間においては、平行に並ぶ複数の横架材112と、横架材112と横架材112とを繋ぐように、かつ横架材112の長さ方向に所定の間隔をあけて互いに平行に設けられた複数の梁114によって、矩形状の枠110が形成されている。
この例の断熱構造100は、横架材間における任意の1つの枠110に対して、1枚の建材パネル1が上方から嵌め込まれることによって形成されている。図5及び図6に示すように、建材パネル1は、根太12、第1断熱材14及び第2断熱材16が枠110内に嵌まり込んだ状態で、板材10の周端部11が横架材112と梁114の上に載っている。
図4に示すように、板材10は、その周端部11に沿って所定の間隔をあけて複数の釘120を打ち込むことにより、横架材112と梁114に固定することができる。また、図5に示すように、根太12の両端部と梁114との当接部分には板材10側から釘120を斜め打ちすることにより、根太12の両端部を梁114に固定することができる。
断熱構造100のように、小屋組みにおける横架材間の各々の枠110に建材パネル1を設置することで、断熱区画の気積が小さくなるため、冷暖房の効率が高くなる。また、建材パネル1のように気密パッキン18が設けられていれば、気密性が向上することにより、冷暖房の効率がさらに高くなるため、特に暖房負荷が高い寒冷地において有利である。
以上説明したように、断熱構造100では、物件毎の割付に合わせてプレカットした部材が組み立てられた建材パネル1を用いるため、現場では建材パネル1を嵌め込んで釘打ちを行うだけで容易に施工できる。また、現場では板材や断熱材をカットする必要がないため、端材の廃棄物が出ない。
[第2実施形態]
(建材パネル)
第2実施形態に係る第1建材パネル2及び第2建材パネル3を図7(a)及び図7(b)に示す。第1建材パネル2と第2建材パネル3は2枚一組で使用する建材パネルである。図7における図1と同じ部分には同符号を付して説明を省略する。
第1建材パネル2は、板材10の第1面10aにおける第2断熱材16の第1断熱材14とは反対側に、気密パッキン18の代わりに根太12が配置されている以外は、建材パネル1と同様の態様である。具体的には、図7(a)に示すように、板材10の第1面10aに、根太12とその両側に設けられた第1断熱材14及び第2断熱材16に加えて、板材10の幅方向の第2断熱材16側に、板材10の辺に沿って根太12が第2断熱材16と隣接して配置されている。第1建材パネル2では、板材10の第1面10aにおける根太12が配置されている辺以外の3辺に沿って気密パッキン18が配置されている。
第1建材パネル2における板材10の辺に沿って配置された根太12は、その幅方向の外側が部分的に板材10からはみ出している。
第1断熱材14と第2断熱材16の間に配置される根太12と、板材10の幅方向の第2断熱材16側に板材10の辺に沿って配置された根太12とは、形状及び寸法が同じであることが好ましいが、異なっていてもよい。
第2建材パネル3は、板材10の第1面10aにおける第1断熱材14の第2断熱材16とは反対側に気密パッキン18が設けられていない以外は、建材パネル1と同様の態様である。具体的には、図7(b)に示すように、板材10の第1面10aに、根太12と、その両側に設けられた第1断熱材14及び第2断熱材16を備え、さらに板材10の幅方向における第1断熱材14側の辺を除く3辺に沿って気密パッキン18が配置されている。
第1建材パネル2における板材10の辺に沿って配置された根太12の板材10からはみ出している部分の幅と、第2建材パネル3における板材10の気密パッキン18が配置されていない辺に沿った、板材10の第1面10aが露出している領域の幅は、同じ幅になっている。
施工時において、第1建材パネル2と第2建材パネル3とは、第1建材パネル2における根太12がはみ出している側と、第2建材パネル3における気密パッキン18が配置されていない側とが突き合わされるように、横架材間や登り梁間に設置される。つまり、第1建材パネル2と第2建材パネル3とが並べて配置された状態で、第1建材パネル2は根太12がはみ出している側が第2建材パネルに隣接し、第2建材パネル3は気密パッキン18が配置されていない側が第1建材パネル2に隣接する。
(断熱構造)
断熱構造の一例として、第1建材パネル2と第2建材パネル3を小屋組みにおける横架材間に設置した断熱構造100Aを図8及び図9に示す。
図8に示す例の横架材間においては、平行に並ぶ複数の横架材112と、横架材112と横架材112とを繋ぐように、かつ横架材112の長さ方向に所定の間隔をあけて互いに平行に設けられた複数の梁114とによって、矩形状の枠110Aが形成されている。
図8及び図9に示すように、この例の断熱構造100Aは、横架材間における任意の1つの枠110Aに対して、第1建材パネル2と第2建材パネル3とが2枚一組で上方から嵌め込まれることによって形成されている。各々の枠110Aにおいて、第1建材パネル2と第2建材パネル3とは、第1建材パネル2における根太12がはみ出している側と、第2建材パネル3における気密パッキン18が配置されていない側とが突き合わされている。
各板材10の幅方向においては、第1建材パネル2における根太12のはみ出した部分が、第2建材パネル3における板材10の第1面10a側に収まり、第2建材パネル3の第1断熱材14の側端面に当接している。
第1建材パネル2と第2建材パネル3のそれぞれの板材10は、その周端部11に沿って所定の間隔をあけて複数の釘120を打ち込むことにより、横架材112と梁114に固定することができる。また、第1建材パネル2と第2建材パネル3における根太12の両端部と梁114との当接部分には板材10側から釘120を斜め打ちすることにより、根太12の両端部を梁114に固定することができる。
断熱構造100Aにおいても、小屋組みにおける横架材間の各々の枠110Aに第1建材パネル2と第2建材パネル3を設置することで、断熱区画の気積が小さくなるため、冷暖房の効率が高くなる。また、気密パッキン18が設けられていれば、気密性が向上することにより、冷暖房の効率がさらに高くなるため、特に暖房負荷が高い寒冷地において有利である。
また、断熱構造100Aにおいても、物件毎の割付に合わせてプレカットした部材が組み立てられた建材パネルを用いるため、現場では建材パネルを嵌め込んで釘打ちを行うだけで容易に施工できる。また、現場では板材や断熱材をカットする必要がないため、端材の廃棄物が出ない。
なお、本発明の建材パネル及び断熱構造は、第1実施形態と第2実施形態として例示した態様には限定されない。
本発明の建材パネルは、気密パッキンが設けられていなくてもよい。
本発明の断熱構造は、小屋組みにおける横架材間に建材パネルを設置する構造には限定されず、登り梁間に形成された枠に対して建材パネルが設置された断熱構造であってもよい。
本発明の断熱構造においては、建材パネル1のような1つの枠に対して1枚を設置する建材パネルと、第1建材パネル2及び第2建材パネル3のような1つの枠に対して2枚一組で設置する建材パネルとを組み合わせてもよい。
本発明の断熱構造おいては、横架材間や登り梁間の任意の1つの枠に対して、3枚以上の建材パネルが一組として設置されてもよい。
本発明の断熱構造においては、本発明の建材パネルと、根太を備えていない建材パネルとを併用してもよい。具体的には、例えば、板材の一方の面に断熱材が配置され、前記板材の一方の面における前記断熱材の外側に、前記板材の外周に沿って気密パッキンが配置された建材パネルを併用してもよい。このような根太を備えていない建材パネルは、横架材間や登り梁間における壁際などにおいて、設計上で狭い枠が形成されてしまう場合に、該枠に設置する建材パネルとして使用することができる。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…建材パネル、2…第1建材パネル、3…第2建材パネル、10…板材、10a…第1面、12…根太、14…第1断熱材、16…第2断熱材、18…気密パッキン、20…釘、22…ビス、24…固定具(断熱リング)、100,100A…断熱構造、110…枠、112…横架材、114…梁、120…釘。

Claims (6)

  1. 木製の板材と、前記板材の一方の面に配置された根太と、前記板材の一方の面の前記根太の幅方向の両側に前記根太に沿って配置された断熱材と、を備え、
    前記断熱材が前記板材よりも室内側に配置されるように小屋組みにおける横架材間又は屋根裏に設置される、建材パネル。
  2. 前記板材の一方の面の前記根太及び前記断熱材の外側に、前記板材の外周に沿って気密パッキンが配置されている、請求項1に記載の建材パネル。
  3. 前記断熱材が、熱伝導率が0.021W/m・K以下である断熱材である、請求項1又は2に記載の建材パネル。
  4. 請求項1~3のいずれか一項に記載の建材パネルが、小屋組みにおける横架材間、又は屋根裏の登り梁間に、前記断熱材が前記板材よりも室内側に配置されるように設置された断熱構造。
  5. 前記横架材間又は前記登り梁間の任意の1つの枠に対して、第1建材パネルと第2建材パネルが2枚一組で並んで設置されており、
    前記第1建材パネルは、前記板材の一方の面に、前記根太とその両側に設けられた前記断熱材に加え、前記第2建材パネル側の辺に沿って前記断熱材に隣接された根太をさらに備え、かつ、前記板材の一方の面の前記根太及び前記断熱材の外側に、前記板材の外周の前記第2建材パネル側の辺以外のすべての辺に沿って気密パッキンが配置されており、
    前記第2建材パネルは、前記板材の一方の面の前記根太及び前記断熱材の外側に、前記板材の外周の前記第1建材パネル側の辺以外のすべての辺に沿って気密パッキンが配置されている、請求項4に記載の断熱構造。
  6. 前記横架材間又は前記登り梁間の任意の1つの枠に対して1枚の建材パネルが設置されており、
    前記建材パネルは、前記板材の一方の面の前記根太及び前記断熱材の外側に、前記板材の外周のすべての辺に沿って気密パッキンが配置されている、請求項4又は5に記載の断熱構造。
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