JP2023013449A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィット感及び風合いを維持するとともに、防漏カフの剥がれやヨレを防止することができる吸収性物品を提供すること。【解決手段】横方向Yの両側部域それぞれに、縦方向Xに沿って延びる防漏カフ24を備え、防漏カフ24は、該防漏カフ24の縦方向Xに沿って延びる折り目部30において折り曲げられて上方域31と下方域32とに区分されており、折り目部30において折り曲げられた状態の防漏カフ24は、該折り目部30が、該防漏カフ24における自由縁部24aよりも横方向Y内方に位置しており、縦方向Xにおける端部域において、上方域31及び下方域32は、それらの外面どうしが接合されて第1接合部41を形成しており、下方域32は、その内面が表面シート21と接合されて第2接合部42を形成しており、縦方向Xに沿う、第2接合部42の長さL2が第1接合部41の長さL1よりも長い。【選択図】図4

Description

本発明は、使い捨ておむつなどの吸収性物品に関する。
使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品においては、該物品の着用状態において、着用者の脚周りでの密着性を高め、該物品からの液漏れを防止することを目的として、吸収性本体の肌対向面における横方向(着用者の前後方向に対応する縦方向と直交する方向)の両側部域に、縦方向に沿って延びる防漏カフが配置されることがある。例えば、特許文献1及び2には、そのような防漏カフを備える吸収性物品が記載されている。特許文献1及び2の防漏カフは、該防漏カフの縦方向に沿って延びる折り目部において折り曲げられて、基端部側に位置する下方域と自由縁部側に位置する上方域とに区分される。防漏カフの縦方向の端部において、上方域及び下方域、並びに下方域及び吸収性本体の表面シートが接着剤により接合されることによって接合部が形成されている。
国際公開第2019/130509号 特開2019-118566号公報
縦方向における防漏カフの接合部の長さを長くした場合、防漏カフを吸収性本体にしっかり固定することができる一方、防漏カフにおける起立する範囲が短くなってしまい、フィット感が損なわれてしまう。また、接合部は周囲に比して剛性が高くなる場合も多く、剛性が高い接着部の長さが長くなることによって、吸収性物品の風合いが損なわれてしまう恐れもある。
縦方向における防漏カフの接着部の長さを短くした場合、防漏カフにおける起立する範囲を長くすることができる一方、防漏カフを吸収性本体にしっかりと固定することが困難となり、着用者の動きによって、防漏カフが剥がれてしまう恐れが生じる。
このように、フィット感及び風合いを維持するとともに、防漏カフの剥がれやヨレを防止することは困難である。
特許文献1及び2においては、フィット感及び風合いの維持と、防漏カフの剥がれやヨレの防止とを両立させる観点からの検討はなされておらず、改善の余地があった。
したがって、本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る吸収性物品を提供することにある。
本発明は、着用者の前後方向に対応する縦方向と該縦方向に直交する横方向とを有し、腹側部及び背側部と、該腹側部と該背側部との間に位置する股下部とを備え、該縦方向に沿って該腹側部から該背側部までの領域に配された吸収性本体とを有する吸収性物品であって、
前記吸収性本体の前記横方向の両側部域それぞれにおける肌対向面側に、前記縦方向に沿って延びる防漏カフを備え、
前記防漏カフは、該防漏カフの前記縦方向に沿って延びる折り目部において折り曲げられて上方域と下方域とに区分されており、
前記折り目部において折り曲げられた状態の前記防漏カフは、該折り目部が、該防漏カフにおける自由縁部よりも前記横方向内方に位置しており、
前記縦方向における端部域において、前記上方域及び前記下方域は、それらの外面どうしが接合されて第1接合部を形成しており、前記下方域は、その内面が前記吸収性本体の表面シートと接合されて第2接合部を形成しており、
前記縦方向に沿う、第2接合部の長さが第1接合部の長さよりも長い、吸収性物品を提供するものである。
本発明によれば、フィット感及び風合いを維持するとともに、防漏カフの剥がれやヨレを防止することができる吸収性物品が提供される。
図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態であるパンツ型使い捨ておむつの展開且つ最大伸長状態における肌対向面側を示す平面図である。 図2は、図1のII-II線断面図である。 図3は、図1のIII-III線断面図である。 図4は、図1の要部拡大図である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の吸収性物品の一実施形態であるパンツ型使い捨ておむつ(以下、単に「おむつ」とも言う。)1が示されている。図1に示すとおり、おむつ1は、その着用時に着用者の腹側に配される腹側部A及び背側に配される背側部Bと、腹側部A及び背側部Bの間に位置する股下部Cとを有している。おむつ1は、着用者の前後方向に対応する縦方向Xと該縦方向Xに直交する横方向Yとを有する。縦方向Xは、腹側部Aから股下部Cを介して背側部Bに延びる方向に対応する方向でもある。
おむつ1は、吸収性本体2と、該吸収性本体2の非肌対向面側に配された外装体とを具備する。外装体は、腹側部Aに配される腹側外装体6Aと、背側部Bに配される背側外装体6Bとを含んでいる。腹側外装体6Aと背側外装体6Bとは互いに独立別個の部材である。腹側外装体6Aは主としておむつ1の前身頃を形成している。背側外装体6Bは主としておむつ1の後身頃を形成している。吸収性本体2は、縦方向Xに沿って腹側部Aから背側部Bまでの領域に配されている。より具体的には、吸収性本体2は、腹側外装体6Aと背側外装体6Bとの間に掛け渡して固定されている。
おむつ1においては、腹側外装体6Aの縦方向Xに沿う両側部6e,6eと、背側外装体6Bの縦方向Xに沿う両側部6f,6fとが接合されている。この接合によって、おむつ1には、一対のサイドシール部(図示せず)、ウエスト開口部(図示せず)及び一対のレッグ開口部(図示せず)が形成されている。
腹側外装体6A及び背側外装体6Bはそれぞれ、図1に示すとおり、外層シート62と、該外層シート62の肌対向面側に配された内層シート61と、両シート61,62間に配された複数本の弾性部材63とを有する。弾性部材63は糸状や帯状のものであり、おむつ1の横方向Yに沿って延びるように配置されている。弾性部材63は複数本が、おむつ1の縦方向Xに間隔を置いて配置されている。
吸収性本体2は、図1及び2に示すとおり、縦方向Xに沿って延びる吸収体23と、該吸収体23の肌対向面側に配置された表面シート21と、該吸収体23の非肌対向面側に配置された裏面シート22とを備えている。吸収体23は、吸収性本体2と同様に、おむつ1の縦方向Xに長い形状を有しており、表面シート21と裏面シート22との間に介在配置されている。
また、おむつ1は、吸収性本体2の横方向Yの両側部域それぞれに、防漏カフ24を備えている。より具体的には、吸収性本体2の肌対向面における縦方向Xに沿う左右両側部に、一対の防漏カフ24が設けられている。防漏カフ24は、縦方向Xに沿って延びている。
防漏カフ24は、図2及び3に示すように、縦方向Xに沿って延びる自由縁部24a及び基端部24bを有する。防漏カフ24の自由縁部24aには、糸状又は帯状の弾性部材(以下、「防漏カフ形成用弾性部材」と言う。)50が縦方向Xに伸長状態で複数本配置されている。防漏カフ形成用弾性部材50は、縦方向Xに沿って延びている。また、防漏カフ形成用弾性部材50は、縦方向Xの端部が、後述する第2接合部42まで達していない。防漏カフ24は、伸長状態で配された防漏カフ形成用弾性部材50がおむつ1の着用状態において収縮することによって少なくとも股下部Cで起立し、それによって尿等の排泄物の横方向Yの外方への流出が阻止される。
図2及び3に示すとおり、防漏カフ24は、自由縁部24aと基端部24bとの間において、該防漏カフ24の長手方向に沿って延びる折り目部30において折り曲げられて、自由縁部24a側に位置する上方域31と、基端部24b側に位置する下方域32とに区分される。おむつ1の展開且つ最大伸長状態では、折り目部30が、防漏カフ24における自由縁部24aよりも横方向Yの内方に位置している。同様に、おむつ1の自然状態においても、少なくとも股下部Cにおいて、折り目部30において折り曲げられた状態の防漏カフ24は、該折り目部30が、該防漏カフ24における自由縁部24aよりも横方向Yの内方に位置している。したがって、防漏カフ24は、折り目部30において屈曲している。上方域31及び下方域32はいずれも縦方向Xに沿って延びている。上方域31及び下方域32は、平面視していずれも略矩形をしており、防漏カフ24を構成する1枚のシートの一部分を構成している。本明細書において自然状態とは、おむつ1に外力を加えない弛緩状態のことである。
先に述べたとおり、防漏カフ24には防漏カフ形成用弾性部材50が配されているところ、該防漏カフ形成用弾性部材50は、図2に示すとおり、防漏カフ24の上方域31に配置されている。防漏カフ形成用弾性部材50は、おむつ1の縦方向Xに沿って延びており、伸長状態で上方域31に固定されている。防漏カフ形成用弾性部材50は、防漏カフ24を構成する1枚のシートを二つ折りし、二つ折りされたシート間に防漏カフ形成用弾性部材50を伸長状態で配して接着剤等で固定することによって、防漏カフ24の上方域31に固定されている。防漏カフ形成用弾性部材50を固定する方法はこれに限定されず、防漏カフ24を構成する1枚のシートを二つ折りせず、該シートのいずれか一方の面に防漏カフ形成用弾性部材50を伸長状態で配して接着剤等で固定してもよい。
なお、図2においては、防漏カフ24の上方域31にのみ防漏カフ形成用弾性部材50が配置されている状態が示されているが、防漏カフ形成用弾性部材50の配置位置は上方域31に限られず、例えば、下方域32や折り目部30に防漏カフ形成用弾性部材50を配置してもよい。
図1及び4に示すとおり、防漏カフ24の上方域31及び下方域32は、おむつ1の縦方向Xにおける端部域において、それらの外面どうしが接合されて第1接合部41(図1及び4中、右上がり斜線を付した部分)を形成している。本実施形態において、第1接合部41は、上方域31及び下方域32の外面どうしが熱融着によって接合されて形成されている。例えば、上方域31及び下方域32の外面どうしを接着剤等の他の接合手段によって接合した場合には、該接着剤と接している上方域31及び下方域32の外面のみが、上方域31及び下方域32の接合に寄与する。これに対して、本実施形態のように、第1接合部41を熱融着によって形成した場合には、上方域31及び下方域32の外面を構成する繊維どうしが熱融着するとともに、該外面の近傍を構成する繊維どうしも熱融着する。このように、第1接合部41を熱融着によって形成することによって、厚み方向Zにおいて、上方域31及び下方域32の一層多くの部分が接合に寄与することになる。その結果、上方域31及び下方域32を一層強固に接合することができるという利点が生じる。
本実施形態では、図3に示すとおり、おむつ1の厚み方向Zにおいて、上方域31及び下方域32の全域が熱融着によって接合されている。つまり、第1接合部41は、おむつ1の厚み方向Zにおいて、上方域31及び下方域32の全域に形成されている。第1接合部41が、厚み方向Zにおいて、上方域31及び下方域32の全域に形成されていることにより、上方域31及び下方域32を更に強固に接合することができる。
一方、防漏カフ24の下方域32に着目すると、該下方域32は、おむつ1の縦方向Xにおける端部域において、その内面が吸収性本体2の表面シート21と接合されて第2接合部42(図1及び4中、右下がり斜線を付した部分)を形成している。第2接合部42は、下方域32の内面と表面シート21の肌対向面との間を接着剤を用いて接着することによって形成されている。第2接合部42を接着剤による接合で形成する技術的意義は以下に述べるとおりである。
仮に、下方域32と表面シート21とを熱融着して第2接合部42を形成した場合、第2接合部42において、繊維が過度に密になり毛管力によって吸収体23に保持されている液が第2接合部42に吸い上げられてしまうことがある。その場合には、着用者の肌に、吸い上げた液が付着してしまう恐れがある。このような不都合、すなわち吸収体23からの液戻りによって、液が染み出すことを防止する観点から、本実施形態において、第2接合部42は接着剤による接着によって形成されている。第2接合部42を形成する接着剤としては、液の染み出しを効果的に防止する観点から、ホットメルト接着剤を用いることが好ましい。
第1接合部41及び第2接合部42はいずれも縦方向Xに沿って延びており、平面視していずれも略矩形形状を有している。第1接合部41と第2接合部42とは、おむつ1の厚み方向Zにおいて少なくとも一部が重なっている。具体的には、第1接合部41の縦方向X外方側の端縁41aの位置と、第2接合部42の縦方向X外方側の端縁42aの位置とが一致するように、第1接合部41及び第2接合部42が形成されている。本実施形態では、図4に示すとおり、第1接合部41の前記端縁41aの位置及び第2接合部42の前記端縁42aの位置は、防漏カフ24の縦方向Xにおける端縁の位置と一致している。また、第1接合部41の縦方向X内方側の端縁41bは、第2接合部42の縦方向X内方側の端縁42bよりも、縦方向X外方側に位置している。換言すれば、縦方向Xに沿う、第2接合部42の長さL2は第1接合部41の長さL1よりも長い。
また、図4に示すとおり、おむつ1においては、第1接合部41の横方向Y外方側の端縁41cの位置と、第2接合部42の縦方向X外方側の端縁42cの位置とが一致している。詳細には、第1接合部41の前記端縁41cの位置及び第2接合部42の前記端縁42cの位置は、防漏カフ24の自由縁部24aの位置と一致している。また、第1接合部41の横方向Y内方側の端縁41dは、第2接合部42の横方向Y内方側の端縁42dよりも、横方向Y外方側に位置している。換言すれば、横方向Yに沿う、第2接合部42の長さD2は第1接合部41の長さD1よりも短い。
本実施形態のおむつ1において、縦方向Xに沿う、第2接合部42の長さL2が第1接合部41の長さL1よりも大きいことの利点は、以下に述べるとおりである。
おむつ1においては、防漏カフ24における、縦方向Xの両端部域の第1接合部41,41どうしの間の部分が、防漏カフ形成用弾性部材50の収縮時に起立する部分である。第1接合部41の長さL1を、第2接合部42の長さL2よりも相対的に短くすることによって、防漏カフ24における起立する部分を一層広範囲とすることができるので、防漏カフ24のフィット性を維持することができる。
一方、第2接合部42の長さL2を、第1接合部41の長さL1よりも相対的に長くすることによって、防漏カフ24を吸収性本体2にしっかり固定することができる。その結果、防漏カフ24が吸収性本体2から意図せず剥がれることや、防漏カフ24にヨレが発生することを効果的に防止することができる。また、第2接合部42は、おむつ1を着用したときに、着用者の肌に直接触れにくい位置に形成されているので、第2接合部42によって下方域32と表面シート21とをしっかり固定した場合であっても、おむつ1の風合いを維持することができる。
このように、本実施形態のおむつ1によれば、フィット感及び風合いを維持するとともに、防漏カフ24の剥がれやヨレを防止することができる。
上述したおむつ1の効果が一層顕著に奏されるようにする観点から、第1接合部41の長さL1に対する第2接合部42の長さL2の比L2/L1は、好ましくは1.01以上、より好ましくは1.03以上、更に好ましくは1.05以上であり、また、好ましくは1.24以下、より好ましくは1.22以下、更に好ましくは1.20以下であり、そして、好ましくは1.01以上1.24以下、より好ましくは1.03以上1.22以下、更に好ましくは1.05以上1.20以下である。
縦方向Xにおけるおむつ1の全長Lに対する第1接合部41の長さL1の比L1/Lは、防漏カフ24の上方域31及び下方域32を強固に接合する観点から、好ましくは0.05以上、より好ましくは0.07以上、更に好ましくは0.08以上であり、防漏カフ24のフィット性を維持する観点から、好ましくは0.12以下、より好ましくは0.11以下であり、これらの両立の観点から、好ましくは0.05以上0.12以下、より好ましくは0.07以上0.11以下、更に好ましくは0.08以上0.11以下である。
縦方向Xにおけるおむつ1の全長Lに対する第2接合部42の長さL2の比L2/Lは、防漏カフ24の剥がれやヨレを防止する観点から、好ましくは0.08以上、より好ましくは0.09以上、更に好ましくは0.10以上であり、おむつ1の風合いを維持する観点から、好ましくは0.15以下、より好ましくは0.14以下、更に好ましくは0.13以下であり、これらの両立の観点から、好ましくは0.08以上0.15以下、より好ましくは0.09以上0.14以下、更に好ましくは0.10以上0.13以下である。
第1接合部41は、横方向Yの長さD1が、折り目部30から自由縁部24aまでの横方向Yの長さDと同じであってもよいし、折り目部30から自由縁部24aまでの横方向Yの長さDよりも短くてもよい。第1接合部41の横方向Yにおける長さD1が、折り目部30から自由縁部24aまでの横方向Yの長さDよりも短い場合、上方域31と下方域32とが非接合状態で重なっているドライエッジが発生する。ドライエッジは防漏カフ24の剥がれやヨレの起点となり易い部位である。そこで、防漏カフ24の剥がれやヨレを効果的に防止する観点からは、第1接合部41は、横方向Yの長さD1が、折り目部30から自由縁部24aまでの横方向Yの長さDと同じであることが好ましい。換言すれば、折り目部30から自由縁部24aまでの間で、上方域31及び下方域32は、それらの外面どうしが接合されて第1接合部41を形成していることが好ましい。本実施形態においては、図4に示すとおり、第1接合部41の横方向Yにおける長さD1は、折り目部30から自由縁部24aまでの横方向Yの長さDと同じである。第1接合部41は、横方向Yに沿って見たときに、折り目部30から自由縁部24aまでの間に形成されている。
第1接合部41は、上方域31と下方域32とが隙間なく連続して接合されることで形成されている。換言すれば、第1接合部41は、上方域31及び下方域32の外面どうしが、両領域31,32が重なる領域の全域に連続して接合されて形成されている。こうすることで、上方域31及び下方域32を一層強固に接合することができる。
一方、第2接合部42は、横方向Yの長さD2が、折り目部30から自由縁部24aまでの横方向Yの長さDと同じであってもよいし、折り目部30から自由縁部24aまでの横方向Yの長さDよりも短くてもよい。本実施形態においては、図4に示すとおり、第2接合部42の横方向Yにおける長さD2が、折り目部30から自由縁部24aまでの横方向Yの長さDよりも短くなっている。換言すれば、防漏カフ24の平面視において、第2接合部42と折り目部30との間に、下方域32と表面シート21との非接合領域43が存在する。非接合領域43は、横方向Yに沿って見たときに、第2接合部42と折り目部30との間に存在している。第2接合部42がこのような構成になっていることで、防漏カフ24が起立したときに、非接合領域43において、下方域32が表面シート21から立ち上がり、該下方域32と該表面シート21の間にポケットが形成されやすくなる。非接合領域43が存在していると、このようにして形成されたポケットに尿等の液を溜めることができるので、液漏れを効果的に防止することができる。
折り目部30から自由縁部24aまでの横方向Yの長さDに対する第2接合部42の横方向Yにおける長さD2の比D2/Dは、第2接合部42による接合を強固なものとする観点から、好ましくは0.50以上、より好ましくは0.60以上、更に好ましくは0.70以上であり、下方域32と表面シート21の間に形成されるポケット内部空間を大きくする観点から、好ましくは0.95以下、より好ましくは0.90以下、更に好ましくは0.85以下であり、それらの両立の観点から、好ましくは0.50以上0.95以下、より好ましくは0.60以上0.90以下、更に好ましくは0.70以上0.85以下である。
第2接合部42は、下方域32と表面シート21とが隙間なく連続して接合されることで形成されている。換言すれば、第2接合部42は、下方域32及び表面シート21の外面どうしが、下方域32及び表面シート21が重なる領域の全域に連続して接合されて形成されている。こうすることで、下方域32及び表面シート21を一層強固に接合することができる。
先に述べたとおり、上方域31には防漏カフ形成用弾性部材50が配されているところ、防漏カフ形成用弾性部材50は、縦方向Xにおいて非接合領域43と重なる位置に少なくとも配置されていることが好ましい。こうすることにより、非接合領域43において、下方域32が表面シート21から一層立ち上がり易くなり、該下方域32と該表面シート21の間にポケットを容易に形成することができる。その結果、液漏れを一層効果的に防止することができる。図4に示す実施形態のおむつ1においては、上方域31に4本の防漏カフ形成用弾性部材50a~50dが配置されている状態が示されているところ、4本の防漏カフ形成用弾性部材50a~50dのうち、最も横方向Y内方に位置する防漏カフ形成用弾性部材50dが、縦方向Xにおいて非接合領域43と重なる位置に配置されている。残り3本の防漏カフ形成用弾性部材50a~50cは、縦方向Xにおいて第2接合部42と重なる位置に配置されている。
第2接合部42は、下方域32と表面シート21とが縦方向Xに沿って連続して接合されることで形成されていてもよいし、下方域32と表面シート21とが縦方向Xに沿って不連続に接合されることで形成されていてもよい。防漏カフ24を吸収性本体2から剥がれにくくする観点からは、第2接合部42は、おむつ1のように、下方域32と表面シート21とが縦方向Xに沿って連続して接合されることで形成されていることが好ましい。「連続して接合される」とは、(1)下方域32と表面シート21とが縦方向Xに沿って隙間なく接合されていること、及び(2)下方域32と表面シート21とが縦方向Xに沿って間欠的に接合されているものの、第2接合部42を全体として見た場合、第2接合部42が連続して形成されていると認められるほどに下方域32と表面シート21とが接合されていることの双方を包含する。
次に、おむつ1の各部の形成材料について説明する。
表面シート21としては、例えば、親水性を有する液透過性のシートや、不織布や穿孔フィルムなどを用いることができる。表面シート21は、その肌対向面側が凹凸形状になっていてもよい。例えば、表面シート21の肌対向面側に、散点状に複数の凸部を形成することができる。あるいは、表面シート21の肌対向面側に、一方向に延びる畝部と溝部とを交互に形成することができる。そのような目的のために、2枚以上の不織布を用いて表面シート21を形成することもできる。
一方、裏面シート22としては、例えば、液難透過性のフィルムやスパンボンド・メルトブローン・スパンボンド積層不織布などを用いることができる。液難透過性のフィルムに、複数の微細孔を設け、該フィルムに水蒸気透過性を付与してもよい。おむつの肌触り等を一層良好にする目的で、裏面シート22の外面に不織布等の風合いの良好なシートを積層してもよい。
吸収体23は、吸収性コアを備えている。吸収性コアは、例えば、パルプを初めとするセルロース等の親水性繊維の積繊体、該親水性繊維と吸収性ポリマーとの混合積繊体、吸収性ポリマーの堆積体、2枚の吸収性シート間に吸収性ポリマーが担持された積層構造体などから構成される。吸収性コアは、少なくともその肌対向面が液透過性のコアラップシートで覆われていてもよく、肌対向面及び非肌対向面を含む表面の全域がコアラップシートで覆われていてもよい。コアラップシートとしては、例えば、親水性繊維からなる薄葉紙や、液透過性を有する不織布などを用いることができる。
防漏カフ24としては、例えば、疎水性の不織布を用いることができ、具体的には、エアスルー不織布、スパンボンド不織布、スパンボンド・メルトブローン・スパンボンド積層不織布等を用いることができ、その他にも、疎水性の樹脂フィルム、該樹脂フィルムと該不織布との積層体等を用いることができる。
以上、本発明の吸収性物品を、その好ましい一実施形態に基づいて説明してきたが、本発明の吸収性物品は、上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、図1に示すおむつ1において、第1接合部41は、上方域31と下方域32とが隙間なく連続して接合されることで形成されているが、第1接合部41は、上方域31及び下方域32の一部のみが接合されて形成されていてもよいし、上方域31と下方域32とが、縦方向X及び横方向Yのいずれか一方又は両方に不連続に接合されることで形成されていてもよい。例えば、第1接合部は、上方域31と下方域32とが散点状に不連続に接合されることで形成されていてもよい。第1接合部41は熱融着によって接合されるので、上方域31と下方域32とが散点状に不連続に接合されることで第1接合部41が形成されている場合、第1接合部41における、上方域31と下方域32とが接合していない部分は、上方域31と下方域32とが接合している部分に比して、肌対向面側に向かって盛り上がるように変形する。したがって、上方域31と下方域32とが接合している部分は着用者の肌に触れにくく、上方域31と下方域32とが接合していない部分が主として着用者の肌に触れることになるので、おむつ1の風合いを一層向上させることができる。上方域31と下方域32とが横方向Yに不連続に接合されることで第1接合部41が形成されている場合、該第1接合部41の横方向Yにおける長さD1は、上方域31と下方域32との複数の接合点のうち、横方向Yにおける、最も外方に位置する接合点の外端から最も内方に位置する接合点の内端までの距離である。また上方域31と下方域32とが縦方向Xに不連続に接合されることで第1接合部41が形成されている場合、第1接合部41の縦方向Xにおける長さL1は、上方域31と下方域32との複数の接合点のうち、縦方向Xにおける、最も外方に位置する接合点の外端から最も内方に位置する接合点の内端までの距離である。
また、図1に示すおむつ1において、第2接合部42は、下方域32と表面シート21とが隙間なく連続して接合されることで形成されているが、第2接合部42は、上方域31及び下方域32の一部のみが接合されて形成されていてもよいし、下方域32と表面シート21とが、縦方向X及び横方向Yのいずれか一方又は両方に不連続に接合されることで形成されていてもよい。例えば、第2接合部は、下方域32と表面シート21とが散点状に不連続に接合されることで形成されていてもよい。下方域32と表面シート21とが横方向Yに不連続に接合されることで第2接合部42が形成されている場合、該第2接合部42の横方向Yにおける長さD2は、下方域32と表面シート21との複数の接合点のうち、横方向Yにおける、最も外方に位置する接合点の外端から最も内方に位置する接合点の内端までの距離である。また下方域32と表面シート21が縦方向Xに不連続に接合されることで第2接合部42が形成されている場合、第2接合部42の縦方向Xにおける長さL2は、下方域32と表面シート21との複数の接合点のうち、縦方向Xにおける、最も外方に位置する接合点の外端から最も内方に位置する接合点の内端までの距離である。
また、図1に示すおむつ1は、4本の防漏カフ形成用弾性部材50を有しているが、防漏カフ形成用弾性部材50の本数は1本でもよいし、2本又は3本でもよいし、5本以上であってもよい。
また、腹側外装体6A及び背側外装体6Bは、連続した一つの外装体により構成されていてもよい。
また、本発明の吸収性物品はおむつに限られず、防漏カフを有する形態の他の吸収性物品に本発明を適用することができる。
上述した実施形態に関し、本発明は更に以下の吸収性物品を開示する。
<1>
着用者の前後方向に対応する縦方向と該縦方向に直交する横方向とを有し、腹側部及び背側部と、該腹側部と該背側部との間に位置する股下部とを備え、該縦方向に沿って該腹側部から該背側部までの領域に配された吸収性本体とを有する吸収性物品であって、
前記吸収性本体の前記横方向の両側部域それぞれにおける肌対向面側に、前記縦方向に沿って延びる防漏カフを備え、
前記防漏カフは、該防漏カフの前記縦方向に沿って延びる折り目部において折り曲げられて上方域と下方域とに区分されており、
前記折り目部において折り曲げられた状態の前記防漏カフは、該折り目部が、該防漏カフにおける自由縁部よりも前記横方向内方に位置しており、
前記縦方向における端部域において、前記上方域及び前記下方域は、それらの外面どうしが接合されて第1接合部を形成しており、前記下方域は、その内面が前記吸収性本体の表面シートと接合されて第2接合部を形成しており、
前記縦方向に沿う、第2接合部の長さが第1接合部の長さよりも長い、吸収性物品。
<2>
第1接合部の長さに対する第2接合部の長さの比は、好ましくは1.01以上1.24以下、より好ましくは1.03以上1.22以下、更に好ましくは1.05以上1.20以下である、前記<1>に記載の吸収性物品。
<3>
前記縦方向における前記吸収性物品の全長に対する第1接合部の長さの比は、好ましくは0.05以上0.12以下、より好ましくは0.07以上0.11以下、更に好ましくは0.08以上0.11以下である、前記<1>又は前記<2>に記載の吸収性物品。
<4>
前記縦方向における前記吸収性物品の全長に対する第2接合部の長さの比は、好ましくは0.08以上0.15以下、より好ましくは0.09以上0.14以下、更に好ましくは0.10以上0.13以下である、前記<1>ないし前記<3>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<5>
前記縦方向における前記端部域において、前記上方域及び前記下方域は、それらの外面どうしが熱融着によって接合されて第1接合部を形成している、前記<1>ないし前記<4>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<6>
前記折り目部から前記自由縁部までの間で、前記上方域及び前記下方域は、それらの外面どうしが、両領域が重なる領域の全域に連続して接合されて第1接合部を形成している、前記<1>ないし前記<5>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<7>
第1接合部は、前記横方向の長さが、前記折り目部から前記自由縁部までの該横方向の長さよりも短い、前記<1>ないし前記<5>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<8>
前記上方域に、前記縦方向に沿って延びる弾性部材が配置されている、前記<1>ないし前記<7>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<9>
前記弾性部材は1本のみ配置されている、前記<8>に記載の吸収性物品。
<10>
前記弾性部材は複数本配置されている、前記<8>に記載の吸収性物品。
<11>
第2接合部は、前記横方向の長さが、前記折り目部から前記自由縁部までの横方向の長さと同じである、前記<1>ないし前記<10>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<12>
前記防漏カフの平面視において、第2接合部と前記折り目部との間に、前記下方域と前記表面シートとの非接合領域が存在する、前記<1>ないし前記<11>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<13>
前記折り目部から前記自由縁部までの前記横方向の長さに対する第2接合部の該横方向における長さの比は、好ましくは0.50以上0.95以下、より好ましくは0.60以上0.90以下、更に好ましくは0.70以上0.85以下である、前記<12>に記載の吸収性物品。
<14>
前記上方域に、前記縦方向に沿って延びる弾性部材が配置されており、
前記弾性部材は、前記縦方向において前記非接合領域と重なる位置に配置されている、前記<12>又は前記<13>に記載の吸収性物品。
<15>
前記弾性部材のうち、最も前記横方向内方に位置する弾性部材が、前記縦方向において前記非接合領域と重なる位置に配置されている、前記<12>ないし前記<14>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<16>
第2接合部は、前記下方域と前記表面シートとが前記縦方向に沿って連続して接合されることで形成されている、前記<1>ないし前記<15>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<17>
前記下方域と前記表面シートとが前記縦方向に沿って隙間なく接合されているか、又は、前記下方域と前記表面シートとが前記縦方向に沿って間欠的に接合されているものの、第2接合部を全体として見た場合、第2接合部が連続して形成されていると認められるほどに該下方域と該表面シートとが接合されている、前記<16>に記載の吸収性物品。
<18>
第2接合部は、前記下方域と前記表面シートとが、前記縦方向及び前記横方向のいずれか一方又は両方に不連続に接合されることで形成されている、前記<1>ないし前記<15>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<19>
第2接合部は、ホットメルト接着剤による接着によって形成されている、前記<1>ないし前記<18>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<20>
第1接合部は、前記上方域と前記下方域とが散点状に不連続に接合されることで形成されている、前記<1>ないし前記<19>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<21>
第1接合部は、前記上方域と前記下方域とが隙間なく連続して接合されることで形成されている、前記<1>ないし前記<19>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<22>
前記表面シートは、親水性を有する液透過性のシート、不織布又は穿孔フィルムである、前記<1>ないし前記<21>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<23>
前記表面シートは、その肌対向面側が凹凸形状になっている、前記<1>ないし前記<22>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<24>
前記吸収性本体の裏面シートは、液難透過性のフィルム、スパンボンド・メルトブローン・スパンボンド積層不織布、又は液難透過性のフィルムに、複数の微細孔を設け、該フィルムに水蒸気透過性を付与したものである、前記<1>ないし前記<23>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<25>
前記吸収性本体の吸収体は吸収性コアを備えており、
前記吸収性コアは、パルプを初めとするセルロース等の親水性繊維の積繊体、該親水性繊維と吸収性ポリマーとの混合積繊体、吸収性ポリマーの堆積体、2枚の吸収性シート間に吸収性ポリマーが担持された積層構造体などから構成されている、前記<1>ないし前記<24>のいずれか1に記載の吸収性物品。
<26>
前記吸収性本体の吸収体は吸収性コアを備えており、
前記吸収性コアは、少なくともその肌対向面が液透過性のコアラップシートで覆われている、前記<1>ないし前記<25>のいずれか1に記載の吸収性物品。
1 おむつ
2 吸収性本体
21 表面シート
22 裏面シート
23 吸収体
24 防漏カフ
24a 自由縁部
24b 基端部
30 折り目部
31 上方域
32 下方域
41 第1接合部
42 第2接合部
43 非接合領域
50 防漏カフ形成用弾性部材
6A 腹側外装体
6B 背側外装体
61 内層シート
62 外層シート
63 弾性部材
A 腹側部
B 背側部
C 股下部
X 縦方向
Y 横方向
Z 厚み方向

Claims (8)

  1. 着用者の前後方向に対応する縦方向と該縦方向に直交する横方向とを有し、腹側部及び背側部と、該腹側部及び該背側部の間に位置する股下部とを備え、該縦方向に沿って該腹側部から該背側部までの領域に配された吸収性本体とを有する吸収性物品であって、
    前記吸収性本体の前記横方向の両側部域それぞれにおける肌対向面側に、前記縦方向に沿って延びる防漏カフを備え、
    前記防漏カフは、該防漏カフの前記縦方向に沿って延びる折り目部において折り曲げられて上方域と下方域とに区分されており、
    前記折り目部において折り曲げられた状態の前記防漏カフは、該折り目部が、該防漏カフにおける自由縁部よりも前記横方向内方に位置しており、
    前記縦方向における端部域において、前記上方域及び前記下方域は、それらの外面どうしが接合されて第1接合部を形成しており、前記下方域は、その内面が前記吸収性本体の表面シートと接合されて第2接合部を形成しており、
    前記縦方向に沿う、第2接合部の長さが第1接合部の長さよりも長い、吸収性物品。
  2. 前記縦方向における前記端部域において、前記上方域及び前記下方域は、それらの外面どうしが熱融着によって接合されて第1接合部を形成している、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記折り目部から前記自由縁部までの間で、前記上方域及び前記下方域は、それらの外面どうしが、両領域が重なる領域の全域に連続して接合されて第1接合部を形成している、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記防漏カフの平面視において、第2接合部と前記折り目部との間に、前記下方域と前記表面シートとの非接合領域が存在する、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  5. 前記上方域に、前記縦方向に沿って延びる弾性部材が配置されており、
    前記弾性部材は、前記縦方向において前記非接合領域と重なる位置に配置されている、請求項4に記載の吸収性物品。
  6. 第2接合部は、前記下方域と前記表面シートとが前記縦方向に沿って連続して接合されることで形成されている、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  7. 第2接合部は、ホットメルト接着剤による接着によって形成されている、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  8. 第1接合部は、前記上方域と前記下方域とが散点状に不連続に接合されることで形成されている、請求項1ないし7のいずれか一項に記載の吸収性物品。
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