JP2023013375A - Pоsレジスタ - Google Patents

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Abstract

【課題】医療機関において医療保険が適用される医療費と医療保険が適用されない医療費とを同時に処理することができるPОSレジスタを提供する。【解決手段】医療機関に配置され、医療機関を受診する患者の医療費を管理するPОSレジスタ10であって、医療機関において患者が、医療保険が適用される第1医療費と、医療保険が適用されない第2医療費とを支払うにあたって、第1医療費と第2医療費とをそれぞれ計算し、患者からの預り金から第1医療費と第2医療費との合計である合計医療費を差し引いた釣銭を取り出す。【選択図】図1

Description

本発明は、医療費を管理するPОSレジスタに関する。
医療機関に配置され、医療機関を受診する患者の医療費を管理するPOS(Points of Sales)レジスタが公知である(例えば、特許文献1)。
特開2008-040978号公報
ところで、医療費には、医療保険が適用される医療費と、医療保険が適用されない医療費とが存在する。例えば、調剤薬局では、医師の処方箋による薬の代金には医療保険が適用されるものの、健康ドリンクの代金には医療保険が適用されない。また、眼科では、検査又は治療のために支払われる医療費には医療保険が適用されるものの、コンタクトレンズの代金には医療保険が適用されない。
現状では、医療機関において患者が医療費を支払うにあたって、医療保険が適用される医療費と、医療保険が適用されない医療費とを支払う際には、それぞれの医療費の受取人(領収書の宛先)が異なるため、それぞれの医療費について別のレジで支払いを行う、又はそれぞれの医療費について1台のレジで前後に分けて支払いを行う必要があって、患者にとって煩わしかった。
また、医療機関においても、複数のレジを使用することによって、レジでの操作間違い、レジへの入金間違いが増加する等の課題があった。
本発明の目的は、医療機関において医療保険が適用される医療費と医療保険が適用されない医療費とを同時に処理をすることができるPОSレジスタを提供することにある。
本発明に係るPОSレジスタは、医療機関に配置され、医療機関を受診する患者の医療費を管理するPОSレジスタであって、医療機関において患者が、医療保険が適用される第1医療費と、医療保険が適用されない第2医療費とを支払うにあたって、第1医療費と第2医療費とをそれぞれ計算し、患者からの預り金から第1医療費と第2医療費との合計である合計医療費を差し引いた釣銭を取り出すことを特徴とする。
本発明に係るPОSレジスタにおいて、患者が第1医療費と、第2医療費とを支払うにあたって、第1医療費の領収書と第2医療費の領収書とをそれぞれ発行することが好ましい。
本発明に係るPОSレジスタによれば、医療機関において医療保険が適用される医療費と医療保険が適用されない医療費とを同時に処理することができる。これにより、患者にとってスムーズに支払いを行うことができる。また、医療機関にとって複数のレジを使用する必要がない。
実施形態の一例であるPОSレジスタを示す斜視図である。 制御部の構成を示すブロック図である。 医療費の支払いの流れを示すフローである。
以下、本発明の実施形態の一例について詳細に説明する。以下の説明において、具体的な形状、材料、方向、数値等は、本開示の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等に合わせて適宜変更することができる。
図1を用いて、実施形態の一例であるPОSレジスタ10について説明する。
PОS(Points of Sales)レジスタ10は、医療機関に配置され、医療機関を受診する患者の医療費を管理する装置である。また、PОSレジスタ10は、医療機関を受診する患者が医療費を支払う際に、電子カルテ及びレセプトコンピュータに基づいて医療費を算出し、患者から預かった現金から医療費を差し引いた釣銭を取り出す装置である。
PОSレジスタ10によれば、詳細は後述するが、医療機関において医療保険が適用される医療費と医療保険が適用されない医療費とを同時に処理することができる。これにより、患者にとってスムーズに支払いを行うことができる。また、医療機関にとって複数のレジを使用する必要がない。
図1に示すように、PОSレジスタ10は、患者の診察券の記載情報、医師の処方箋の記載情報、又は商品に記載される商品情報を読み取る読取部11と、患者の個人情報が登録され、読取部11によって読み取られた記載情報から患者の個人情報を呼び出す制御部12(図2参照)と、制御部12によって呼び出された患者の個人情報を表示する表示部13と、患者が医療費を支払う際に硬貨、紙幣等の現金が投入されると釣銭の金額を計算して保管された現金のうちから自動で釣銭を取り出す自動釣銭部14と、患者が医療費を支払った後に領収書等を発行する発行部15とを備えている。
読取部11は、上述したように患者の診察券の記載情報、医師の処方箋の記載情報、又は商品に記載される商品情報を読み取る装置である。これらの記載情報としては、磁気カードデータ、バーコード、番号等であってもよい。読取部11は、磁気カードデータを読み取る磁気カードリーダー、バーコードを読み取るバーコードリーダー、番号が入力されるテンキー入力装置等であってもよい。
制御部12は、上述したように患者の個人情報が登録され、読取部11によって読み取られた記載情報から該当する患者の個人情報を呼び出す装置である。また、制御部12は、読取部11によって読み取られた商品の記載情報、処方箋の記載情報、電子カルテ及びレセプトコンピュータに基づいて医療費を算出する装置である。
表示部13は、上述したように制御部12によって呼び出された患者の個人情報、診療における治療費、診療における商品購入の代金を含む情報を表示する装置である。また、表示部13は、画面上の表示に触れることによって様々なデータの入力が行われる装置である。表示部13は、液晶パネルのような表示装置とタッチパッドのような位置入力装置とを組み合わせ、画面上の表示を押すことで操作されるタッチパネルであってもよい。
自動釣銭部14は、上述したように診療において患者が医療費を支払う際に硬貨、紙幣等の現金が投入されると釣銭の金額を計算して保管された現金のうちから自動で釣銭を取り出す装置である。自動釣銭部14は、例えば、患者が医療費を支払う際に硬貨が投入される硬貨投入口、釣銭のうちで硬貨を取り出す硬貨出金口、患者が医療費を支払う際に紙幣が投入される又は釣銭のうちで紙幣を取り出す紙幣回収カセットを有している。
発行部15は、上述したように患者が医療費を支払った後に領収書等を発行する装置である。発行部15は、PОSレジスタ10と接続されるプリンタ等が好適に用いられる。
図2を用いて、制御部12について説明する。
制御部12は、演算処理部であるCPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等の記憶部を有し、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う。制御部12は、読取部11と、表示部13と、自動釣銭部14とに接続されている。また、制御部12は、電子カルテを記録したファイル、レセプトコンピュータ等に接続されている。
制御部12は、医療費のうちで医療保険が適用される医療費(以下、第1医療費)を計算する第1医療費計算部16と、医療費のうちで医療保険が適用されない医療費(以下、第2医療費)を計算する第2医療費計算部17と、第1医療費と第2医療費との合計である合計医療費を差し引いた釣銭を取り出す釣銭取出部18と、第1医療費の領収書と第2医療費の領収書とをそれぞれ発行する領収書発行部19とを有している。
第1医療費計算部16は、上述したように、医療費のうちで医療保険が適用される第1医療費を計算する。第1医療費は、医療保険が適用される医療費のうちで患者が自己負担する額とする。第1医療費計算部16は、電子カルテ及びレセプトコンピュータに基づいて検査費、治療費等を算出して医療費として計算してもよい。また、第1医療費計算部16は、読取部11によって読み取られた処方箋の記載情報より薬の代金を算出し医療費として計算してもよい。
第2医療費計算部17は、上述したように、医療費のうちで医療保険が適用されない第2医療費を計算する。例えば、医療機関が調剤薬局であれば健康ドリンクの代金が第2医療費に該当する。医療機関が眼科クリニックであればコンタクトレンズの代金が第2医療費に該当する。医療機関が精神科等の患者が長期療養する病院又は施設であれば、施設内にて日常生活を送る上での売店での商品の購入代金、洗濯代金、光熱費他を含め得た管理費が第2医療費に該当する。その他として美容整形、歯科矯正、人工授精、体外受精、代理出産、性転換手術等の医療保険が適用されない医療費が第2医療費に該当する。
第2医療費計算部17は、電子カルテ及びレセプトコンピュータに基づいて検査費、治療費等を算出して医療費として計算してもよい。また、第2医療費計算部17は、読取部11によって読み取られた商品情報より商品代金を算出し医療費として計算してもよい。
釣銭取出部18は、上述したように、患者が医療費の支払いをするにあたって、医療費に第1医療費と第2医療費とが含まれている場合には、患者の預かり金から第1医療費と第2医療費との合計の医療費(以下、合計医療費)を差し引いた釣銭を自動釣銭部14から取り出す。ただし、患者が長期療養する病院又は施設において、第2医療費として売店での商品の購入代金が事前に支払われている場合(プリペイドカード等を購入した場合)には、当該代金については合計医療費に含めない。
これにより、従来、第1医療費と第2医療費とをそれぞれ別のレジで支払いを行う、又は1台のレジで前後に分けて支払いを行う必要があったものの、合計医療費を差し引いた釣銭を取り出すことができるため、患者にとってスムーズに支払いを終わらせることができる。
領収書発行部19は、上述したように、患者が医療費の支払いをするにあたって、医療費に第1医療費と第2医療費とが含まれている場合には、第1医療費の領収書と第2医療費の領収書とをそれぞれ異なる受取人として発行部15から発行する。
例えば、眼科クリニックでは、第1医療費として診療費の領収書の受取人を○○眼科クリニックとして発行し、第2医療費としてコンタクトレンズの代金の領収書の受取人を有限会社○○コンタクトとして発行する。また、長期療養する病院又は施設であれば、第1医療費として診療費の領収書の受取人を○○病院として発行し、第2医療費として売店での商品の購入代金の領収書の受取人を有限会社○○売店として発行する。
これにより、合計医療費を差し引いた釣銭を取り出す場合であっても、第1医療費の領収書と第2医療費の領収書とをそれぞれ発行することによって、医療機関及び患者にとって第1医療費の支払いと第2医療費の支払いとが混同されることはない。
図3を用いて、PОSレジスタ10による医療費の支払いの流れについて説明する。以下では、例えば眼科クリニックにおいて医療費を管理するPОSレジスタ10の医療費の支払いの流れについて説明する。
ステップS11において、第1医療費計算部16によって第1医療費が計算される。このとき、電子カルテ及びレセプトコンピュータに基づいて検査費、治療費が算出されて第1医療費として計算される。
ステップS12において、第2医療費計算部17によって第2医療費が計算される。このとき、読み取られたコンタクトレンズのケースの記載情報よりコンタクトレンズの代金が算出されて第2医療費として計算される。
ステップS13において、釣銭取出部18によって、患者の預かり金から第1医療費と第2医療費との合計の医療費(以下、合計医療費)を差し引いた釣銭が自動釣銭部14から取り出される。
ステップS14において、領収書発行部19によって、第1医療費の領収書が受取人を○○眼科クリニックとして発行され、第2医療費の領収書が受取人を有限会社○○コンタクトとして発行部15からそれぞれ発行される。
なお、本発明は上述した実施形態及びその変形例に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項の範囲内において種々の変更や改良が可能であることは勿論である。
10 PОSレジスタ、11 読取部、12 制御部、13 表示部、14 自動釣銭部、15 発行部、16 第1医療費計算部、17 第2医療費計算部、18 釣銭取出部、19 領収書発行部

Claims (2)

  1. 医療機関に配置され、前記医療機関を受診する患者の医療費を管理するPОSレジスタであって、
    前記医療機関において前記患者が、医療保険が適用される第1医療費と、前記医療保険が適用されない第2医療費とを支払うにあたって、前記第1医療費と前記第2医療費とをそれぞれ計算し、前記患者からの預り金から前記第1医療費と前記第2医療費との合計である合計医療費を差し引いた釣銭を取り出す、
    PОSレジスタ。
  2. 請求項1に記載のPОSレジスタであって、
    前記患者が前記第1医療費と、前記第2医療費とを支払うにあたって、前記第1医療費の領収書と前記第2医療費の領収書とをそれぞれ発行する、
    PОSレジスタ。
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