JP2023012792A - 衣類乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒートポンプ装置の排水機能を向上させた衣類乾燥機を提供する。【解決手段】本開示に係る衣類乾燥機は、筐体内に弾性支持され、外部に通じる排水部を形成した外槽と、空気を除湿して加熱するヒートポンプ装置と、外槽とヒートポンプ装置とを接続した循環流路と、ヒートポンプ装置に負圧を生じさせて、循環流路に空気の流れを発生させるファンと、ヒートポンプ装置で生じる除湿水を外槽へ排水するように、ヒートポンプ装置に設けた入口から外槽に設けた出口まで、下方に延びる排水流路と、を備え、排水流路は、ファンを動作させて行う乾燥運転時に、出口の圧力と入口の圧力との差による圧力勾配に応じて、ヒートポンプ装置からの除湿水を所定の基準位置に水を溜める貯水部を形成する。【選択図】図13C

Description

本開示は、衣類乾燥機に関する。
例えば、特許文献1には、ヒートポンプ装置において、熱交換器から水を排出する熱交換器排水路に、水を溜めるトラップを設けた洗濯乾燥機が開示されている。
特許文献1に記載された衣類乾燥機において、トラップを設けることにより、熱交換器排水路を封止し、乾燥気流が外槽から熱交換器を収容するケースへ流入することを防止できる。そのため、熱交換器において生じる結露水の排水不良を防ぐことができる。
特開2015-146933号公報
しかしながら、熱交換器で発生する除湿水は洗剤成分や糸くずが混ざっており、除湿水が排水流路内に長時間溜まると、カビやバイオフィルムが発生する。そのため、排水経路が塞がれるおそれがあり、円滑に排水することが困難であった。よって、特許文献1に記載の衣類乾燥機において、ヒートポンプ装置の排水機能の向上といった点で未だ改善の余地がある。
したがって、本開示の目的は、上記課題を解決することにあって、ヒートポンプ装置の排水機能を向上させた衣類乾燥機を提供することにある。
本開示の一態様の衣類乾燥機は、筐体内に弾性支持され、外部に通じる排水部を形成した外槽と、空気を除湿して加熱するヒートポンプ装置と、外槽とヒートポンプ装置とを接続した循環流路と、ヒートポンプ装置に負圧を生じさせて、循環流路に空気の流れを発生させるファンと、ヒートポンプ装置で生じる除湿水を外槽へ排水するように、ヒートポンプ装置に設けた入口から外槽に設けた出口まで、下方に延びる排水流路と、を備え、排水流路は、ファンを動作させて行う乾燥運転時に、出口の圧力と入口の圧力との差による圧力勾配に応じて、ヒートポンプ装置からの除湿水を所定の基準位置に溜める貯水部を形成する。
本開示によれば、ヒートポンプ装置の排水機能を向上させた衣類乾燥機を提供することができる。
本開示に係る実施形態の衣類乾燥機の模式断面図 衣類乾燥機の斜視図 図2と異なる方向から見た衣類乾燥機の斜視図 ヒートポンプ装置の斜視図 図4とは異なる方向から見たヒートポンプ装置の斜視図 ヒートポンプ装置の斜視図 ヒートポンプ装置の上面図 ケースの斜視図 ケースの斜視断面図 屋根の斜視図 排水流路の斜視図 乾燥工程における衣類乾燥機の模式システム図 乾燥工程における排水流路の模式図 乾燥工程における排水流路の模式図 乾燥工程における排水流路の模式図 変形例1による排水流路の斜視図
(実施形態)
本開示の実施形態に係る衣類乾燥機について説明する。
[全体構成]
図1は、本開示に係る実施形態の衣類乾燥機1を示す模式断面図である。図2及び図3は、衣類乾燥機1の斜視図である。図2及び図3では、便宜上、筐体2を省略している。
本実施形態の衣類乾燥機1は、洗濯機能を有する洗濯乾燥機(いわゆるドラム式洗濯機)である。図1に示すよう、衣類乾燥機1は、筐体2と、外槽3と、内槽4と、駆動部5と、ヒートポンプ装置6と、循環流路8と、送風ファン9と、給水弁10と、排水弁11と、制御部12と、を備える。
<筐体>
図1に示すように、筐体2は、衣類乾燥機1の外観を形成する部材である。筐体2の前面には、開口20と、開口20を覆う開閉自在な扉21と、が設けられている。
<外槽>
外槽3は、筐体2の内部に設けられ、洗濯水を溜める機能を有する大略円筒状の部材である。外槽3は、サスペンション30によって弾性支持され、洗濯、脱水時の振動をサスペンション30によって吸収する。外槽3は、筐体2の開口20に面する位置に開口31を有し、ベローズ32によって、筐体2の開口20と密閉されて連結される。外槽3にはさらに複数の開口33、34、35が設けられる。開口33、34は循環流路8に接続される開口であり、開口35は外槽3の水を外部に排水するための排水口である。
<内槽>
内槽4は、外槽3の内側において回転可能に設けられ、衣類等の洗濯物15を収容する大略円筒状の部材である。内槽4には多数の貫通孔40が形成される。貫通孔40は内槽4と外槽3とを連通させ、洗濯水及び乾燥空気が内槽4と外槽3との間で移動することを可能にする。内槽4はさらに、筐体2の開口20及び開口31に面する位置に、開口41を有する。
<駆動部>
駆動部5は、内槽4を回転駆動させる部材である。駆動部5は例えば、内槽4を回転させるモータを有する。
<ヒートポンプ装置>
ヒートポンプ装置6は、循環流路8を流れる空気を除湿して加熱するための装置である。ヒートポンプ装置6は、筐体2の上部に設けられる。ヒートポンプ装置6は、外槽3からの空気が流入する空気入口60と、除湿して加熱した空気を排出する空気出口61と、を形成する。空気入口60は上流側で外槽3の開口33に接続し、空気出口61は下流側で外槽3の開口34に接続する。
ヒートポンプ装置6は、ケース62と、圧縮機63と、絞り機構64と、第1熱交換器65と、第2熱交換器66と、フィルタ67と、洗浄部68と、冷媒配管69と、排水流路70と、を備える。ヒートポンプ装置6の各構成要素については、後で詳述する。
<循環流路>
循環流路8は、筐体2の内部に設けられ、外槽3とヒートポンプ装置6の間で空気を循環させる流路である。循環流路8は、外槽3とヒートポンプ装置6とを接続する流路として、第1循環流路81(図2)と、第2循環流路82(図3)とを備える。第1循環流路81は、外槽3の開口33と空気入口60とを接続する流路である。第2循環流路82は、空気出口61と外槽3の開口34とを接続する流路である。
<送風ファン>
送風ファン9は、循環流路8に空気の流れを発生されるファンである。送風ファン9の運転によって、循環流路8を循環する空気の流れを方向Aに発生させて、ヒートポンプ装置6に負圧を生じさせる。
<給水弁>
給水弁10は、外槽3に、及び選択的に後述する洗浄部68に水を供給するための弁である。給水弁10は、筐体2の上部に設けられる。
<排水弁>
排水弁11は、外槽3に溜められた水を外槽3の開口35を通じて選択的に排水するための弁である。排水弁11は、筐体2の下部に設けられる。
<制御部>
制御部12は、衣類乾燥機1の運転を制御する部材である。制御部12は、駆動部5、ヒートポンプ装置6の圧縮機63、送風ファン9、給水弁10、及び排水弁11等の衣類乾燥機1の構成要素を制御する。制御部12は、例えば、プログラムを記憶したメモリ(図示せず)と、CPUなどのプロセッサに対応する処理回路(図示せず)とを備え、プロセッサがプログラムを実行することでこれらの要素として機能してもよい。
続いて、ヒートポンプ装置6の構成要素について、図4から図7を参照しながら説明する。図4から図6は、ヒートポンプ装置6の斜視図であり、図7は、ヒートポンプ装置6の上面図である。
<ケース>
図4及び図5に示すように、ケース62はヒートポンプ装置6の外郭を形成する部材である。ケース62の上方は、蓋部62Aで覆われている。図6及び図7は、蓋部62Aを外したケース62の図である。図6に示すように、ケース62は上方が開口しており、ヒートポンプ装置6を構成する熱交換器65、66等の部材を収容する。ケース62は例えば、樹脂で形成される。
図6及び図7に示すように、ケース62には、図1に示した空気入口60と空気出口61とが形成される。空気入口60と空気出口61との間には空気流路R0が形成される。空気流路R0は、熱交換器65、66を通過するようにX方向に延びる。
図6及び図7に示すように、ケース62内には、圧縮機63と、絞り機構64(図7)と、第1熱交換器65と、第2熱交換器66と、フィルタ67と、冷媒配管69とが収容される。
<圧縮機>
圧縮機63は、冷媒配管69を流れる冷媒を圧縮するための部材である。圧縮機63は、第1熱交換器65から流入する冷媒を圧縮することで冷媒の温度を上昇させて、第2熱交換器66へ送る。
<絞り機構>
絞り機構64(図7)は、冷媒配管69を流れる冷媒を減圧するための部材である。絞り機構64は、第2熱交換器66から流入する冷媒を減圧することで冷媒の温度を下降させて、第1熱交換器65へ送る。
<第1熱交換器>
第1熱交換器65は、空気流路R0を流れる空気A0を除湿するための熱交換器(除湿用熱交換器)である。第1熱交換器65は、第1熱交換器65を通過する空気A0を冷却することで、空気A0に含まれる水分を凝縮させて空気A0を除湿する。第1熱交換器65の表面65A、65Bには除湿水が付着して下方に流れる。除湿水の流れについては、後で詳述する。第1熱交換器65は、複数の薄い金属板で構成されるフィンと、フィンの面に直交して貫通する伝熱管と、を備えてもよい。
<第2熱交換器>
第2熱交換器66は、第1熱交換器65の下流側に設けられ、第1熱交換器65で除湿した空気A0を加熱するための熱交換器(加熱用熱交換器)である。第2熱交換器66は、第1熱交換器65と同様に、複数のフィンと、フィンを貫通する伝熱管と、を備えてもよい。
<フィルタ>
フィルタ67は、空気入口60から空気流路R0に流入する空気A0からリント、ほこり、髪の毛等の異物を捕捉して除去するための部材である。
<洗浄部>
図4から図7では図示を省略しているが、図1に示す洗浄部68は、フィルタ67を通過して第1熱交換器65に付着した異物を除去するための洗浄水を供給する部材である。
<冷媒配管>
図6及び図7に戻ると、冷媒配管69は、熱交換用の冷媒を流す配管であって、圧縮機63、第2熱交換器66、絞り機構64、及び第1熱交換器65を順に接続する。
<排水流路>
図4及び図5に示すように、排水流路70は、ケース62において発生した水を外槽3に排水するように、下方(-Z方向)に延びる管状の部材である。ケース62において発生した水は、第1熱交換器65において発生した除湿水と、洗浄部68によって供給された洗浄水とを含む。排水流路70の一端は、ケース62の下部に接続される。排水流路70の他端は、外槽3の底部に設けた開口36に接続され、外槽3を介して排水弁11に接続される(図1)。排水流路70については、後で詳述する。
続いて、ヒートポンプ装置6のケース62の構造及び排水流路70との接続について、図8及び図9を参照しながらより詳細に説明する。図8は、ケース62の斜視図であり、図9は、ケース62の斜視断面図である。
図8に示すように、ケース62の内部には、空気流路R0と、空気流路R0の側方において領域R1とが形成される。空気流路R0と領域R1とはY方向に並ぶ。空気流路R0と領域R1との間には、側壁71が形成される。
空気流路R0と領域R1の間に位置する側壁71は、第1熱交換器65及び第2熱交換器66の端面X1、X2(図6、図7)を支持する壁部である。側壁71と、第1熱交換器65及び第2熱交換器66の端面とによって、空気流路R0と領域R1とが隔離される。側壁71は、下部に開口73(図9)を形成する部分である。開口73は、空気流路R0と、領域R1とを連通させる貫通孔である。
図9に示すように、ケース62は、領域R1の内底面に排水口72を形成する。排水口72は、ケース62内に生じる洗浄水及び除湿水を、ケース62から排水するための開口である。排水口72は、排水流路70の一端に接続される。洗浄水及び除湿水は、空気流路R0内から、開口73及び排水口72を通過して、排水流路70を通じて排水される。
排水口72は、屋根75によって覆われる。屋根75は、排水流路70からケース62に向かって逆流する水を受けて、ケース62内における水の飛散を抑制する板状部材である。即ち、屋根75は、排水流路70を通じて排水される水の流れに対して、逆流防止手段として機能する。排水口72の近傍に温度センサ(図示せず)が設けられており、屋根75は、温度センサに水がかかることを抑制する。そのため、温度センサの測定精度を向上させることができる。
図9及び図10に示すように、屋根75は、第1部材75Aと、第2部材75Bとを有する。図10は、屋根75の斜視図である。
第1部材75Aは、排水口72と対向して、一端においてケース62に固定される部分である。第2部材75Bは、第1部材75Aの他端から延びる部分である。第2部材75Bは、第1部材75Aに対して、排水口72に近づく方向に傾斜される。
図11は、排水流路70の斜視図である。図11に示すように、排水流路70は、第1端70Aから、第2端70Bまで、下方(-Z方向)に沿って延びる。排水流路70は、水平方向に沿った部分を有してもよい。第1端70Aは、ヒートポンプ装置6に設けた排水口72(図9)に接続される。第2端70Bは、外槽3に設けた開口36(図1)に接続される。
水平方向(例えば、図3に示すY方向)から見たとき、第2端70Bが接続される開口36は、外槽3の中心軸L1(図3)よりも上方に設けられている。また、外槽3を中心軸L1方向にから見たとき、外槽3の底部において、開口36は中心軸L1の斜め上方に設けられている。このような構成によって、排水流路70から外槽3に流入する水は、重力によって外槽3内を流れ、排水弁11から排水される。さらに、外槽3に洗濯水が溜まった場合においても、洗濯水が排水流路70に流入することを抑制することができる。
排水流路70は、第1端70Aと第2端70Bとの間で、拡径部76と、曲げ部78とを有する。
拡径部76は、第2端70Bから第1端70Aに向かって、排水流路70の断面積が増加する部分である。本実施形態においては、拡径部76として、排水流路70における径方向の段差を設ける。段差は、異なる大きさの外径を有する排水流路70をつなぎ合わせることによって形成される。拡径部76の周囲には、ヒートポンプ装置6から排水される除湿水を溜める後述の貯水部77が形成される。曲げ部78は、第2端70Bと拡径部76との間で、排水流路70の湾曲を形成する部分である。曲げ部78は、90°以上曲がってもよい。拡径部76及び曲げ部78は、後述するように、排水流路70を逆流する空気A1の圧力を調節する機能を有する。
排水流路70は、他の構造との干渉を避けるため、曲げ部78以外の曲げ部79を有してもよい。曲げ部79は、第1端70Aから第2端70Bに向かって下方(-Z方向)成分を含む。
[動作]
以上のような構成において、次に衣類乾燥機1の動作の一例について、図12を参照しながら説明する。図12は、乾燥工程における衣類乾燥機1の模式システム図である。
衣類乾燥機1の動作は、洗い工程と、すすぎ工程と、脱水工程と、乾燥工程と、内部洗浄工程とを備える。制御部12は、各工程を逐次制御する。
洗い工程では、内槽4に洗濯物15を入れて、排水弁11(図1)を閉じた状態で、外槽3に所定の水位に達するまで給水を行う。駆動部5によって、内槽4を回転させて洗濯物15の洗い工程を実行する。洗い工程後のすすぎ工程でも、洗い工程と同様に外槽3に給水を行い、内槽4を回転させて洗濯物15のすすぎを行う。脱水工程では、排水弁11を開いて筐体2の外部へ洗濯水を排水した後、駆動部5によって、洗濯物15の入った内槽4を高速回転して脱水する。
続いて、乾燥工程では、洗濯物15の乾燥を行う。制御部12は、送風ファン9を運転させて、空気A0の循環が発生する。空気A0の流れによって、外槽3に正圧P1が形成され、ヒートポンプ装置6に負圧P2が形成される。外槽3の正圧P1とヒートポンプ装置の負圧P2との差によって、圧力勾配が形成される。
さらに、制御部12はヒートポンプ装置6における圧縮機63を運転させて、冷媒の循環が方向Bに沿って発生する。
内槽4における空気A0は、内槽4を回転させて上下に撹拌させた洗濯物15の隙間を通るときに、洗濯物15から水分を奪う。空気A0は、湿った状態で、外槽3の開口33及び第1循環流路81を通じて、空気入口60からヒートポンプ装置6に流入する。湿った空気A0は、第1熱交換器65を通過することで、顕熱と潜熱とが奪われて、低温の空気A0から除湿水が分離され、除湿される。低温の空気A0は、第2熱交換器66によって、加熱され、乾燥した温風となり、空気出口61及び第2循環流路82を通じて、開口34から外槽3及び内槽4に再度流入する。上記の動作を繰り返し、空気A0を循環させ、内槽4の湿った空気A0を乾燥及び加熱して内槽4に戻すことにより、洗濯物15の乾燥が進行される。
空気A0から分離された除湿水は、第1熱交換器65に付着して下方に流れる。第1熱交換器65から流れ落ちた除湿水は、ケース62の内底面に沿って、排水口72を通じて排水流路70に流入し、重力によって外槽3に向かって下方に流れる。
また、外槽3における空気A0の一部の空気A1は、外槽3とヒートポンプ装置6との間の圧力差(P1-P2)によって、外槽3から開口36を通じて排水流路70に流入し、ヒートポンプ装置6に向かって逆流する。空気A1が排水流路70を逆流すると、外槽3に向かって流れる除湿水の排水が阻害される。空気A1による除湿水の排水の阻害を抑制するため、本開示による排水流路70は、後述のように、空気A1の圧力損失を発生し、空気A1の勢いを抑える構成を有する。
ここで、排水流路70における除湿水及び空気A1の流れについて、図13A~図13Cを参照しながらより詳細に説明する。図13A~図13Cは、乾燥工程における排水流路の模式図である。
図13A~図13Cには、排水方向K1と、逆流方向K2とを示す。排水方向K1は、除湿水が重力により流れる方向であり、第1端70Aから第2端70Bに向かう方向である。逆流方向K2は、空気A1が流れる方向である、排水方向K1と逆向きである。即ち、排水流路70において、除湿水W1の流れと空気A1の流れとは対向している。
図13Aは、乾燥工程開始時における排水流路70を示す。図13Aに示すように、乾燥工程開始時には、排水流路70において除湿水が貯水されていない。
乾燥工程が開始されると、外槽3の開口36とヒートポンプ装置6の排水口72との間の圧力差(P1-P2)による圧力勾配に応じて、空気A1は逆流方向K2に流れ始める。さらに、第1熱交換器65で発生した除湿水W1が排水方向K1に流れ始める。排水流路70が第1端70Aから拡径部76まで一様に下方に延びるため、除湿水W1は重力によって排水方向K1に流れる。
排水流路70を逆流する空気A1は、曲げ部78と拡径部76とを順に通過する。空気A1が曲げ部78を通過すると、空気A1の圧力損失が発生する。また、空気A1が拡径部76を通過すると、排水流路70の断面積が拡大することにより、空気A1の圧力損失が発生し、流速が減少するため、動圧が減少する。曲げ部78及び拡径部76を通過した空気A1は、第2端70B付近の空気A1と比較して、動圧が小さく、排水方向K1に沿って流れてくる除湿水W1を押し返す空気A1の力が小さくなる。除湿水W1を押し返す空気A1の力は、空気A1の抵抗力と称してもよい。
空気A1の抵抗力が小さくなっても、乾燥工程開始時においては、発生する除湿水W1の量が少ないため、空気A1の流れが除湿水W1の流れより優勢である。よって、除湿水W1は安定した貯水部77を形成せず、拡径部76付近で飛散する。飛散する除湿水W2の一部は、排水流路70を逆流する。排水口72まで到達し、ケース62に流入する除湿水W2は、第1部材75A(図9)に当たるため、ケース62内で飛散することが抑制される。第1部材75Aに当たる除湿水W2の内、流速が高く、第1部材75Aから跳ね返る除湿水W2は、第2部材75B(図9)に当たる。このような構成によって、流速が高い除湿水W2でさえも、ケース62内で飛散することが抑制される。
図13Bに示すように、乾燥工程開始から時間が経過すると、排水方向K1に排水流路70の壁面に沿って流れる除湿水W1の流量が増加する。除湿水W1の流量が増加するため、拡径部76付近に存在する除湿水W1の質量が増加する。除湿水W1の質量が充分増加すると、除湿水W1に働く重力と、空気A1による逆流方向K2に向かう抵抗力とが、拡径部76付近でつり合う。つり合いの位置を基準位置H1と称する。本実施形態では、基準位置H1は、拡径部76に位置する。基準位置H1の位置は、送風ファン9(図12)の動作によって生じる圧力、内槽4(図12)に収容される洗濯物15等に依存する。図11に戻ると、排水流路70は、第1端70Aから拡径部76、即ち基準位置H1まで一様に下方に延びる。また、排水流路70は、第1端70Aと基準位置H1との間で、水平方向に沿った部分を有してもよい。
図13Bに示すように、つり合った状態において、基準位置H1から第1端70Aに向かう方向に、除湿水W3を溜める貯水部77が形成される。貯水部77に溜まった除湿水W3は、排水流路70を封止する水の層を形成する。貯水部77によって、基準位置H1より逆流方向K2側に空気A1が流れることを抑制できる。そのため、空気A1が、除湿水W1-W3を巻き上げて飛散させること、及び除湿水W1の排水方向K1の流れを阻害することを抑制できる。
また、乾燥工程開始から時間が経過すると、空気A1と貯水部77における除湿水W3とがつり合った状態を維持しつつ、除湿水W1が貯水部77にさらに流入し、貯水部77における除湿水W3の水量が増加する。
図13Cに示すように、貯水部77における除湿水W3の水量は、空気A1の流れより除湿水W3の流れが優勢になるまで、増加し続ける。貯水部77における除湿水W3の水量が最大になった場合においても、貯水部77の水面が、排水口72(図9)から離れているように排水流路70は設計される。したがって、貯水部77からケース62への除湿水W3の逆流を防止することができる。
空気A1の流れより除湿水W3の流れが優勢になると、基準位置H1より下流に除湿水W4が流れ、貯水部77における除湿水W3の水量が一定に維持される。そのため、除湿水W4が排水されつつ、空気A1と貯水部77における除湿水W3とがつり合った状態が維持される。
乾燥工程が終了すると、送風ファン9が停止する。送風ファン9が停止すると、圧力差(P1-P2)が形成されないため、貯水部77に溜まった除湿水W3は、重力によって下方に延びる排水流路70から排出される。除湿水W3は、中心軸L1の上方から外槽3に流入して、重力によって外槽3の下部に接続された排水弁11(図1)に到達し、排水弁11を通じて排水される。このような構成によって、他の部材または機構、または衣類乾燥機1の使用者による操作を求めることなく、貯水部77の除湿水W3を排水することが可能である。
その後、内部洗浄工程が実行される。内部洗浄工程において、給水弁10を開き、洗浄部68に洗浄水を供給することにより、第1熱交換器65の上流面65Aに付着したリント等の異物の洗い落としが行われる。洗浄水は、排水流路70を通じて、貯水部77に保持されずヒートポンプ装置6及び外槽3の外部へと排水される。上述より、送風ファン9が停止すると、排水流路70を封止する貯水部77が形成されず、第1端70Aと第2端70Bとは常に連通している。
上記の説明をまとめて、本開示の特徴を述べる。
実施形態に係る衣類乾燥機1では、送風ファン9が動作し、圧力勾配が形成されると、重力が働く方向と逆向きに、逆流方向K2に沿った空気A1の流れが生じる。そのため、下方に延びる排水流路70において、空気A1の流れと除湿水W1~W4の流れとは対向する。空気A1は、重力によって流れる除湿水W1を押し返す力を有する。一方で、排水流路70に拡径部76及び曲げ部78を設けることによって、排水流路70を通過する空気A1において圧力損失が生じ、空気A1の流れの勢いを抑えることができる。空気A1の抵抗力を充分に抑えることで、空気A1の抵抗力は排水流路70に流れる除湿水W1~W3の重力とつり合う。空気A1の圧力を調節することによって、除湿水W3を支持し、貯水部77を形成することができる。また、排水流路70の設計によって、つり合いが形成される基準位置H1を調節することができる。貯水部77の形成によって、排水流路70を封止し、空気A1の逆流を阻止し、空気A1による除湿水W1-W3の巻き上げを抑制することができる。
一方で、送風ファン9が動作しない時は、排水流路70の両端70A、70Bの間で圧力差が形成されないため、排水流路70に流れる水を支持する空気A1が流れない。そのため、送風ファン9が動作しない時、下方に延びる排水流路70を流れる水は、重力に沿って外槽3を介して衣類乾燥機1の外部に排水される。したがって、洗浄水が貯水部77において長期間保持されることを抑制できるため、カビやバイオフィルム等の排水流路70の詰まりの原因となる物質の発生を抑制できる。
上述より、排水流路70におけるヒートポンプ装置6の排水機能を向上できる。
[効果]
実施形態に係る衣類乾燥機1によれば、以下の効果を奏することができる。
上述したように、本実施形態の衣類乾燥機1は、外槽3と、ヒートポンプ装置6と、循環流路8と、送風ファン9(ファン)と、排水流路70と、を備える。外槽3は、筐体2内に弾性支持され、外部に通じる排水弁11(排水部)を形成する。ヒートポンプ装置6は空気を除湿して加熱する。循環流路8は、外槽3とヒートポンプ装置6とを接続する。送風ファン9は、ヒートポンプ装置6に負圧を生じさせて、循環流路8に空気の流れを発生させる。排水流路70は、ヒートポンプ装置6で生じる除湿水を外槽3へ排水するように、ヒートポンプ装置6に設けた第1端70A(入口)から外槽3に設けた第2端70B(出口)まで、下方に延びる。排水流路70は、送風ファン9を動作させて行う乾燥工程(乾燥運転時)に、第2端70Bの圧力と第1端70Aの圧力との差による圧力勾配に応じて、ヒートポンプ装置6からの除湿水を所定の基準位置に溜める貯水部77を形成する。
このような構成により、送風ファン9が動作している間は、圧力勾配によって、貯水部77に除湿水W3を溜めることができる。そのため、排水流路70が封止され、逆流空気A1による除湿水W1~W4の巻き上げまたは飛散を抑制できる。一方で、送風ファン9が停止すると、貯水部77に溜まった除湿水W3は、重力によって、外槽3に流れて排水される。そのため、排水流路70における除湿水W1~W4の滞留を抑制し、カビ等の増殖によって排水流路が詰まることを防止できる。したがって、ヒートポンプ装置6の排水機能を向上できる。
また、本実施形態の衣類乾燥機1において、外槽3と、ヒートポンプ装置6と、循環流路8と、送風ファン9(ファン)と、排水流路70と、を備える。外槽3は、筐体2内に弾性支持され、外部に通じる排水弁11(排水部)を形成する。ヒートポンプ装置6は空気を除湿して加熱する。循環流路8は、外槽3とヒートポンプ装置6とを接続する。送風ファン9は、ヒートポンプ装置6に負圧を生じさせて、循環流路8に空気の流れを発生させる。排水流路70は、ヒートポンプ装置6で生じる除湿水を外槽3へ排水するように、ヒートポンプ装置6に設けた第1端70A(入口)から外槽3に設けた第2端70B(出口)まで、下方に延びる。排水流路70は、第2端70Bから第1端70Aに向かって拡径した拡径部76を有する。拡径部76を基準に、ヒートポンプ装置6からの除湿水W1~W4を所定の基準位置H1に水を溜める貯水部77を形成する。
このような構成により、第2端70Bから第1端70Aに向かって、排水流路70の断面は増加する。排水流路70の断面が増加する箇所を空気A1が流れると、圧力損失が生じ、流速が減少するため、動圧も減少し、貯水部を流れる水を押し返す空気A1の抵抗力が小さくなる。そのため、貯水部77において除湿水W3を溜めやすくなる。したがって、ヒートポンプ装置6の排水機能を向上できる。
また、本実施形態の衣類乾燥機1において、排水流路70は、第1端70Aと、基準位置H1との間で曲げ部78を有する。
このような構成により、曲げ部78に空気A1が流れると、圧力損失が生じ、流速が減少するため、動圧も減少し、貯水部を流れる除湿水を押し返す空気A1の抵抗力がさらに小さくなる。そのため、貯水部77で除湿水W3を溜めやすくなる。
また、本実施形態の衣類乾燥機1において、排水流路70は、少なくとも第1端70Aから基準位置H1までの区間において、一様に下方に延びる。
このような構成により、除湿水W1は、重力により、第1端70Aから基準位置H1まで流れる。
また、本実施形態の衣類乾燥機1において、排水流路70は、送風ファン9が停止している時に、第1端70Aから第2端70Bまで常時連通する。
このような構成により、弁やポンプ等の追加の構成を設けることなく、送風ファン9が停止すると、除湿水W1~W4を排水できる。
また、本実施形態の衣類乾燥機1において、ヒートポンプ装置6内には、排水流路70の第1端70Aに対向して、除湿水W2を受ける屋根75(壁部)が設けられる。
このような構成により、排水流路70において、空気A1によって巻き上げられた除湿水W2が、貯水部77からヒートポンプ装置6へ逆流することを防止することができる。
また、本実施形態の衣類乾燥機1において、屋根75において、第1端70Aから離れた位置の第2部材75B(端部)を下方に傾斜させる。
このような構成により、排水流路70において、空気A1によって巻き上げられた除湿水W2が、貯水部77からヒートポンプ装置6へ逆流することをさらに防止することができる。
また、本実施形態の衣類乾燥機1において、排水流路70の第2端70Bは、外槽3の中心軸L1よりも上方の位置に設けられる。
このような構成により、第2端70Bが外槽3の中心軸L1より高い位置に形成されることによって、外槽3の下部に水が溜まる場合において、外槽3に溜まった水が排水流路70に逆流することを防止できる。
また、本実施形態の衣類乾燥機1において、排水流路70は、乾燥工程において、貯水部77に流入する除湿水W3の重量が、除湿水W3の下方から作用する空気の圧力を上回ることに応じて、除湿水の一部W4を出口に向かって排水する。
このような構成により、貯水部77に溜められた除湿水W3を一定に維持することによって、乾燥工程において、貯水部77が形成された状態を維持できる。また、貯水部77に多量の除湿水W3を溜めて、除湿水W3の水面がヒートポンプ装置6に到達することを防止できる。
また、本実施形態の衣類乾燥機1は、外槽3に洗濯水を供給する給水弁10(給水部)と、洗濯および乾燥工程を制御する制御部12とあわせて、洗濯機を構成する。
このような構成により、排水機能が向上したヒートポンプ装置6を有する洗濯機を提供できる。
なお、本開示は前記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。衣類乾燥機1が洗濯機能を備えるドラム式洗濯器である場合について説明したが、このような場合に限らない。洗濯機能を有しない単なる衣類乾燥機等、空気を除湿して加熱するヒートポンプ装置を有するものであれば、任意の衣類乾燥機であってもよい。
なお、排水口72が屋根75によって覆われる例について説明したが、このような場合に限定されない。排水流路70を、温度センサから離れた位置におけるケース62に対して横向きに接続してもよい。このような構成によっても、温度センサに水がかかることを抑制できる。
なお、排水流路70が平滑な側壁を有する管状の部材である例について説明したが、このような場合に限定されない。例えば、後述の変形例1に示すように、排水流路70は蛇腹の部分を有してもよい。
なお、拡径部76において、排水流路70の側壁が径方向に沿って延びる例について説明したが、このような場合に限定されない。例えば、後述の変形例1に示すように、拡径部76の側壁は、第1端70A(入口)から第2端70B(出口)に向かって、径方向内側に傾斜されてもよい。
(変形例1)
図14は、変形例1による排水流路90の斜視図である。変形例1では、排水流路90が拡径部96と、第1蛇腹99Aと、第2蛇腹99Bとを有する点において、実施形態の排水流路70と異なる。
図14に示すように、排水流路90は、拡径部96と、曲げ部78と、第1蛇腹99Aと、第2蛇腹99Bとを有する。
取付状態において、排水流路90は、図14に示す姿勢から湾曲してもよい。湾曲した状態においても、排水流路90は、第1端90Aから基準位置H11までの区間において、一様に下方に延びる。さらに、排水流路90は、第1端90Aから曲げ部78まで、一様に下方に延びる。また、排水流路90は、第1端90Aと曲げ部78との間で、水平方向に沿った部分を有してもよい。このような構成により、送風ファン9が停止した場合において、曲げ部78より上方において、除湿水W1~W4が溜まることを抑制できる。
拡径部96は、第2端90Bから第1端90Aに向かって、排水流路90の断面積が増加する管状部分である。拡径部96の側壁は、滑らかに傾斜される。変形例1における拡径部96は、直線状に傾斜される側壁を有する。このような構造によって、上述の乾燥工程後に送風ファン9が停止すると、貯水部77における除湿水W3は、重力により、傾斜に沿って第2端90Bから流出する。そのため、排水流路70において、除湿水W3が残留することを防止できる。さらに、乾燥工程において、空気A1の抵抗力と除湿水W3の重力がつり合う位置、即ち基準位置H11を、拡径部96の任意の上下方向の位置において形成することができる。したがって、空気A1の抵抗力と除湿水W3の重力とのつり合いをより容易に形成することができる。
第1蛇腹99Aは、拡径部96と曲げ部78とを接続し、蛇腹によって構成される中空部材である。第2蛇腹99Bは、拡径部96と第2端90Bとを接続し、蛇腹によって構成される中空部材である。このような構成によって、排水流路90の断面の大きさが局所的に繰り返し変化することによって、蛇腹99A、99Bを流れる空気A1において、圧力損失が生じ、動圧も減少する。そのため、貯水部77を形成する除湿水W1~W3を押し返す空気A1の抵抗力がさらに小さくなり、貯水部77を形成し、除湿水W3を溜めやすくなる。また、回転する外槽3と固定されるヒートポンプ装置6とを蛇腹99A、99Bで接続することによって、蛇腹99A、99Bが回転による振動を吸収及び緩衝する。そのため、ヒートポンプ装置6へのダメージを抑制できる。
本開示は、添付図面を参照しながら好ましい実施の形態に関連して充分に記載されているが、この技術に熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
本開示の衣類乾燥機は、衣類乾燥機用のヒートポンプ装置の排水機能を向上させることができるため、家庭用の衣類乾燥機、業務用の衣類乾燥機、あるいは任意の種類の洗濯乾燥機(例えば家庭用のドラム式洗濯機)として有用である。
1 衣類乾燥機
2 筐体
3 外槽
4 内槽
5 駆動部
6 ヒートポンプ装置
8 循環流路
9 送風ファン
10 給水弁
11 排水弁
12 制御部
60 空気入口
61 空気出口
62 ケース
63 圧縮機
64 絞り機構
65 第1熱交換器
66 第2熱交換器
67 フィルタ
68 洗浄部
69 冷媒配管
70 排水流路
71 側壁
72 排水口
73 開口
75 屋根
76 拡径部
77 貯水部
78 曲げ部
R0 空気流路
R1 領域

Claims (12)

  1. 筐体内に弾性支持され、外部に通じる排水部を形成した外槽と、
    空気を除湿して加熱するヒートポンプ装置と、
    前記外槽と前記ヒートポンプ装置とを接続した循環流路と、
    前記ヒートポンプ装置に負圧を生じさせて、前記循環流路に空気の流れを発生させるファンと、
    前記ヒートポンプ装置で生じる除湿水を前記外槽へ排水するように、前記ヒートポンプ装置に設けた入口から前記外槽に設けた出口まで、下方に延びる排水流路と、
    を備え、
    前記排水流路は、前記ファンを動作させて行う乾燥運転時に、前記出口の圧力と前記入口の圧力との差による圧力勾配に応じて、前記ヒートポンプ装置からの除湿水を所定の基準位置に溜める貯水部を形成する、衣類乾燥機。
  2. 筐体内に弾性支持され、外部に通じる排水部を形成した外槽と、
    空気を除湿して加熱するヒートポンプ装置と、
    前記外槽と前記ヒートポンプ装置とを接続した循環流路と、
    前記ヒートポンプ装置に負圧を生じさせて、前記循環流路に空気の流れを発生させるファンと、
    前記ヒートポンプ装置で生じる除湿水を前記外槽へ排水するように、前記ヒートポンプ装置に設けた入口から前記外槽に設けた出口まで、下方に延びる排水流路と、
    を備え、
    前記排水流路は、前記出口から前記入口に向かって拡径した拡径部を有し、
    前記拡径部を基準に、前記ヒートポンプ装置からの除湿水を所定の基準位置に溜める貯水部を形成する、衣類乾燥機。
  3. 前記排水流路は、前記出口と、前記基準位置との間で曲げ部を有する、請求項1または2のいずれか一項に記載の衣類乾燥機。
  4. 前記排水流路は、少なくとも前記入口から前記基準位置までの区間において、一様に下方に延びる、請求項1から3のいずれか一項に記載の衣類乾燥機。
  5. 前記排水流路は、前記ファンが停止している時に、前記入口から前記出口まで常時連通する、請求項1から4のいずれか一項に記載の衣類乾燥機。
  6. 前記ヒートポンプ装置内には、前記排水流路の前記入口に対向して、除湿水を受ける壁部が設けられる、請求項1から5のいずれか一項に記載の衣類乾燥機。
  7. 前記壁部において、前記入口から離れた位置の端部を下方に傾斜させた、請求項6に記載の衣類乾燥機。
  8. 前記排水流路の前記出口は、前記外槽の中心軸よりも上方の位置に設けられる、請求項1から7のいずれか一項に記載の衣類乾燥機。
  9. 前記拡径部の側壁は、前記入口から前記出口に向かって傾斜される、請求項2に記載の衣類乾燥機。
  10. 前記排水流路は、蛇腹の部分を有する、請求項1から9のいずれか一項に記載の衣類乾燥機。
  11. 前記排水流路は、乾燥運転時に、前記貯水部に流入する除湿水の重量が、除湿水の下方から作用する空気の圧力を上回ることに応じて、除湿水の一部を前記出口に向かって排水する、請求項1から10のいずれか一項に記載の衣類乾燥機。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載の衣類乾燥機と、
    前記外槽に洗濯水を供給する給水部と、
    洗濯および乾燥運転を制御する制御部と、を備える洗濯機。
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