JP2023010126A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力変換回路のスイッチング素子をオンオフ駆動する必要がない場合に、ゲート駆動回路の消費電力及び電磁ノイズを低減できる電力変換装置を提供する。【解決手段】n個のゲート駆動回路の全て又は一部である対象ゲート駆動回路への電力供給をオンオフするゲート電源スイッチと、n個のゲート駆動回路及びゲート電源スイッチを制御する制御回路と、を備え、制御回路は、スイッチング素子をオンオフ駆動するためにゲート駆動回路を制御する必要性がある動作モードであるか、必要性がない非動作モードであるかを判定し、動作モードであると判定した場合は、ゲート電源スイッチをオンし、非動作モードであると判定した場合は、ゲート電源スイッチをオフする電力変換装置。【選択図】図1

Description

本願は、電力変換装置に関するものである。
特許文献1の技術では、インバータ装置が第2の動作モードで動作するようにインバータ装置を制御するとき、インバータ装置から発生する所定のノイズが、第1の動作モード時よりも低減するようにインバータ装置を制御するように構成されている。
特開2008-005659号公報
しかし、特許文献1の技術では、第2の動作モードで、インバータ装置のスイッチング素子をオンオフ制御するキャリア周波数を変更することで、スイッチングノイズを低減するように構成されている。また、特許文献1の技術では、第2の動作モードで、ゲート駆動回路のゲート抵抗を増加させることで、スイッチング速度を低下させ、スイッチングノイズを低減するように構成されている。よって、特許文献1の技術では、第2の動作モードにおいても、ゲート駆動回路を介して、インバータ装置のスイッチング素子をオンオフ駆動しており、ゲート駆動回路の動作によって発生する電磁ノイズを削減できない。
ところで、ゲート駆動回路は、インバータ等の電力変換回路のスイッチング素子をオンオフ駆動していない場合も、電力を消費し、電磁ノイズを発生している。
そこで、本願は、電力変換回路のスイッチング素子をオンオフ駆動する必要がない場合に、ゲート駆動回路の消費電力及び電磁ノイズを低減できる電力変換装置を提供することを目的する。
本願に係る電力変換装置は、
n個(nは、1以上の自然数)のスイッチング素子を有する電力変換回路と、
n個の前記スイッチング素子をそれぞれオンオフ駆動するn個のゲート駆動回路と、
n個の前記ゲート駆動回路の全て又は一部である対象ゲート駆動回路への電力供給をオンオフするゲート電源スイッチと、
n個の前記ゲート駆動回路及び前記ゲート電源スイッチを制御する制御回路と、を備え、
前記制御回路は、前記スイッチング素子をオンオフ駆動するために前記ゲート駆動回路を制御する必要性がある動作モードであるか、必要性がない非動作モードであるかを判定し、前記動作モードであると判定した場合は、前記ゲート電源スイッチをオンし、前記非動作モードであると判定した場合は、前記ゲート電源スイッチをオフするものである。
本願に係る電力変換装置によれば、電力変換回路のスイッチング素子をオンオフ駆動するためにゲート駆動回路を制御する必要性がない非動作モードであると判定された場合に、ゲート電源スイッチがオフされることにより、ゲート駆動回路に電力が供給されなくなる。これにより、ゲート駆動回路の消費電力を低減することができ、ゲート駆動回路が発生する電磁ノイズを低減することができる。
実施の形態1に係る電力変換装置の概略構成図である。 実施の形態1に係るゲート駆動回路、ゲート電源スイッチ、及び制御回路の概略構成図である。 実施の形態1に係る制御回路のハードウェア構成図である。 実施の形態2に係る電力変換装置の概略構成図である。 実施の形態2に係るゲート駆動回路、ゲート電源スイッチ、及び制御回路の概略構成図である。 実施の形態3に係る電力変換装置の概略構成図である。 実施の形態3に係るゲート駆動回路、ゲート電源スイッチ、及び制御回路の概略構成図である。
1.実施の形態1
実施の形態1に係る電力変換装置1について図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態に係る電力変換装置1の概略構成図である。
電力変換装置1は、n個(nは、1以上の自然数)のスイッチング素子11を有する電力変換回路10、n個のゲート駆動回路20、ゲート電源スイッチ30、及び制御回路40を備えている。
<電力変換回路>
本実施の形態では、電力変換回路10は、第1直流電源50と、3相の電機子巻線を有する交流回転電機70との間で電力変換を行う電力変換回路とされている。n=6とされており、電力変換回路10は、6個のスイッチング素子11を有している。
交流回転電機70のステータには、U相、V相、W相の3相の電機子巻線が設けられている。交流回転電機70のロータには、永久磁石が設けられている。交流回転電機70は、車両の車輪の駆動力源とされており、電力変換装置1及び交流回転電機70等は車両に搭載されている。
電力変換回路10は、第1直流電源50の高電位側に接続される高電位側のスイッチング素子11Hと第1直流電源50の低電位側に接続される低電位側のスイッチング素子11Lとが直列接続された直列回路を、3相各相の電機子巻線に対応して3組設けている。電力変換回路10は、3つの高電位側のスイッチング素子11Hと、3つの低電位側のスイッチング素子11Lとの、合計6つのスイッチング素子11を備えている。そして、高電位側のスイッチング素子11Hと低電位側のスイッチング素子11Lとが直列接続されている接続点が、対応する相の電機子巻線に接続されている。平滑コンデンサ12が、第1直流電源50の高電位側と低電位側との間に接続される。
スイッチング素子11には、ダイオードが逆並列接続されたIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、又は逆並列接続されたダイオードの機能を有するMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)等が用いられる。各スイッチング素子11のゲート端子は、各ゲート駆動回路20に接続されている。各スイッチング素子11は、各ゲート駆動回路20を介して、制御回路40から出力される制御信号によりオン又はオフされる。
<電源システム>
第1直流電源50は、電力変換回路10に電力を供給する。第1直流電源50は、第1蓄電装置51を備えている。第1直流電源50として、DC/DCコンバータなどが備えられてもよい。第1直流電源50と電力変換回路10との接続経路には、コンタクタ53が設けられており、電力変換回路10に電力を供給する場合にオンにされ、電力変換回路10に電力を供給しない場合、又は第1蓄電装置51の異常を検出して過充電を防止する場合にオフにされる。第1蓄電装置51は、外部の充電装置55に接続され、充電可能である。
第2直流電源60は、制御回路40及びゲート駆動回路20等に電力を供給する。第2直流電源60は、第2蓄電装置61を備えている。第2直流電源60として、DC/DCコンバータなどが備えられてもよい。
DC/DCコンバータ65が、第1直流電源50(第1蓄電装置51)と第2直流電源60(第2蓄電装置61)との間で電力伝送を行う。第1直流電源50の第1直流電圧(例えば、100Vから400V程度)は、第2直流電源60の第2直流電圧(例えば、12Vから48V程度)よりも高電圧になっている。DC/DCコンバータ65は、第1直流電源50の電力を降圧して、第2直流電源60に伝送する。或いは、DC/DCコンバータ65は、第2直流電源60の電力を昇圧して、第1直流電源50に伝送する。
<ゲート駆動回路、ゲート電源スイッチ>
本実施の形態では、6個のスイッチング素子11Hu~11Lwをそれぞれオンオフ駆動する6個のゲート駆動回路20が設けられている。6個のゲート駆動回路20には、ゲート電源スイッチ30を介して、第2直流電源60の電力が供給される。すなわち、6個のゲート駆動回路20の全てが、ゲート電源スイッチ30により電力供給がオンオフされる対象ゲート駆動回路20aとされている。
図2に、1つの対象ゲート駆動回路20a、制御回路40、ゲート電源スイッチ30、及び第2直流電源60等の概略回路構成を示す。他の対象ゲート駆動回路20aも同様に構成されている。他の対象ゲート駆動回路20aにも、ゲート電源スイッチ30を介して、第2直流電源60の電力が供給される。
ゲート駆動回路20は、制御回路40から出力されたパルス信号に応じて、スイッチング素子11をオンオフするゲート駆動信号を生成する。ゲート駆動回路20は、制御回路40側に接続された第1回路群21と、スイッチング素子11側に接続された第2回路群22と、を有しており、第1回路群21と第2回路群22との間は、信号を伝達するが、電気的に絶縁されている。第1回路群21と第2回路群22とは、ICチップ化され、絶縁型ゲート駆動IC23とされている。
第1回路群21には、ゲート電源スイッチ30を介して、第2直流電源60から電力が供給され、供給された電力を用いて動作する。ゲート駆動回路20は、第1回路群21により制御され、第2回路群22に電力を供給するスイッチング電源24を有している。第2回路群22には、スイッチング電源24から電力が供給され、供給された電力を用いて動作する。
スイッチング電源24は、第2直流電源60の電力を昇圧して、出力する絶縁型の昇圧回路とされている。スイッチング電源24は、フライバック方式とされている。スイッチング電源24は、絶縁型のトランス24aを有している。トランス24aの一次巻線24bの一端が、第2直流電源60の高電位側にされており、一次巻線24bの他端が、第1回路群21に設けられたスイッチング電源用のスイッチング素子21aを介して第2直流電源60の低電位側に接続されている。トランス24aの二次巻線24cの一端がダイオード24eを介して、第2回路群22に接続されており、第2回路群22に昇圧された高圧電圧Vcc2が供給される。二次巻線24cの他端は、コンデンサ24fを介して、ダイオード24eの出力側(カソード側)に接続されている。なお、スイッチング電源24は、フライバック方式以外の種類のスイッチング電源とされてもよい。
第1回路群21は、ゲート電源スイッチ30を介して、第2直流電源60の電力が供給されている場合に、第1回路群21に設けられたスイッチング電源用のスイッチング素子21aをオンオフ駆動し、スイッチング電源24に高圧電圧Vcc2を生成させる。
ゲート電源スイッチ30は、制御回路40によりオン又はオフされる。ゲート電源スイッチ30は、MOSFET等のスイッチング素子、又は電磁スイッチとされる。ゲート電源スイッチ30の一端は、降圧コンバータ31を介して、第2直流電源60の高電位側に接続されている。ゲート電源スイッチ30の他端は、第1回路群21に接続される。ゲート電源スイッチ30の他端と第1回路群21との接続経路の電位が、制御回路40に入力されている。
ゲート電源スイッチ30がオンされると、第1回路群21に、第2直流電源60の電圧が降圧コンバータ31により降圧された低圧電圧Vcc1(例えば、5V程度)が供給され、第1回路群21が動作する。第1回路群21が動作するとスイッチング電源用のスイッチング素子21aがオンオフ駆動され、スイッチング電源24が動作し、高圧電圧Vcc2が第2回路群22に供給され、第2回路群22が動作する。第2回路群22が動作すると、制御回路40のパルス信号に応じたゲート駆動信号が生成される。一方、ゲート電源スイッチ30がオフされると、第1回路群21に、第2直流電源60の電力が供給されなくなり、第1回路群21の動作が停止し、スイッチング電源用のスイッチング素子21aのオンオフ駆動が停止し、スイッチング電源24の動作が停止し、高圧電圧Vcc2が第2回路群22に供給されなくなる。第2回路群22の動作が停止すると、ゲート駆動信号が生成されなくなる。
ゲート駆動回路20(絶縁型ゲート駆動IC23)は、スイッチング素子11の温度を検出する温度検出回路を有している。温度検出回路も、第1回路群21と第2回路群22とに分かれて設けられており、第2回路群22はスイッチング素子11側(温度センサ)に接続される。第1回路群21は制御回路40側に接続され、制御回路40に検出した温度情報を伝達する。
<制御回路>
制御回路40は、6個のゲート駆動回路20及びゲート電源スイッチ30を制御する。本実施の形態では、制御回路40は、ゲート駆動回路20及び電力変換回路10を介して、交流回転電機70を制御する。例えば、図3に示すように、制御回路40は、CPU(Central Processing Unit)90及び記憶装置91を中核処理回路として備えている。処理回路として、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、各種の論理回路、各種の信号処理回路等が備えられてもよい。制御回路40は、入出力回路92を備えており、入力回路に、各種のセンサ等が接続され、出力回路に、ゲート駆動回路20及びゲート電源スイッチ30等が接続される。また、制御回路40は、他のCAN等の通信規格を用いて他の制御装置80と通信を行う。制御回路40の各処理は、CPU90が、ROM等の記憶装置91に記憶されたソフトウェア(プログラム)を実行し、他のハードウェアと協働することにより実現される。
制御回路40は、各スイッチング素子11をオンオフさせるパルス信号を生成し、各ゲート駆動回路20に出力する。本実施の形態では、制御回路40は、公知の各種の交流回転電機の制御方法を用いて、トルク指令値等に基づいて、電圧指令値を算出し、電圧指令値に基づいて、各スイッチング素子11をオンオフさせるパルス信号を生成する。
<ゲート電源スイッチのオンオフ>
制御回路40は、スイッチング素子11をオンオフ駆動するためにゲート駆動回路20を制御する必要性がある動作モードであるか、必要性がない非動作モードであるかを判定する。そして、制御回路40は、動作モードであると判定した場合は、ゲート電源スイッチ30をオンし、非動作モードであると判定した場合は、ゲート電源スイッチ30をオフする。
この構成によれば、スイッチング素子11をオンオフ駆動するためにゲート駆動回路20を制御する必要性がない非動作モードであると判定された場合に、ゲート電源スイッチ30がオフされることにより、ゲート駆動回路20に電力が供給されなくなる。これにより、ゲート駆動回路20の消費電力を低減することができ、ゲート駆動回路20が発生する電磁ノイズを低減することができる。
本実施の形態では、上述したように、ゲート駆動回路20は、スイッチング電源24を有しており、スイッチング電源24は、ゲート駆動回路20にゲート電源スイッチ30を介して電力が供給されている場合に動作する。よって、非動作モードと判定され、ゲート電源スイッチ30がオフされた場合に、ゲート駆動回路20のスイッチング電源24の動作が停止する。よって、スイッチング電源24のスイッチング動作により発生する電磁ノイズを低減することができる。
制御回路40は、第1蓄電装置51に、外部の充電装置55が接続された場合に、非動作モードであると判定する。制御回路40は、充電装置55が接続されたか否かを、第1蓄電装置51の充電を制御する回路からの情報により検出する。外部の充電装置55は、通常、静止物に設けられており、充電中は、車両は静止状態になり、交流回転電機70はトルクを出力する必要がなく、電力変換回路10は非動作状態になる。よって、充電中は、非動作モードと判定して、ゲート電源スイッチ30をオフし、ゲート駆動回路20及び電力変換回路10の動作を停止しても問題なく、ゲート駆動回路20の消費電力を低減し、ゲート駆動回路20が発生する電磁ノイズを低減することができる。
また、制御回路40は、車両の速度が停止し、交流回転電機70の回転が停止しており、交流回転電機70のトルク指令値が0の場合に、非動作モードであると判定してもよい。この場合も、ゲート電源スイッチ30をオフし、ゲート駆動回路20及び電力変換回路10の動作を停止しても問題なく、ゲート駆動回路20の消費電力を低減し、ゲート駆動回路20が発生する電磁ノイズを低減することができる。
<ゲート駆動回路の故障検知機能>
制御回路40は、ゲート駆動回路20の異常を判定する異常判定機能を有している。例えば、制御回路40は、ゲート駆動回路20から温度情報が正常に伝達されているか否かにより、異常の有無を判定する。制御回路40は、非動作モードであると判定した場合は、異常判定機能を停止し、動作モードであると判定した場合は、異常判定機能を有効にする。
この構成によれば、非動作モードであり、ゲート電源スイッチ30がオフにされ、ゲート駆動回路20の動作が停止している場合に、ゲート駆動回路20に異常が生じたと誤判定されることを防止できる。
<ゲート電源スイッチの故障検知機能>
制御回路40は、ゲート電源スイッチ30が開放故障又は短絡故障したことを検出する故障検知機能を有している。本実施の形態では、制御回路40は、ゲート電源スイッチ30とゲート駆動回路20との接続経路の電位を検出する。そして、制御回路40は、検出電位、及びゲート電源スイッチ30のオンオフ制御状態に基づいて、ゲート電源スイッチ30の故障を判定する。この構成によれば、ゲート駆動回路20の消費電力及び電磁ノイズの低減に必要なゲート電源スイッチ30の故障を判定することができる。
例えば、制御回路40は、ゲート電源スイッチ30をオン制御している状態で、検出電位が、閾値よりも大きい場合は、ゲート電源スイッチ30が正常にオンになっているので、ゲート電源スイッチ30に故障が生じていないと判定し、検出電位が、閾値よりも小さい場合は、ゲート電源スイッチ30が異常にオフになっているので、ゲート電源スイッチ30に開放故障が生じたと判定する。一方、制御回路40は、ゲート電源スイッチ30をオフ制御している状態で、検出電位が、閾値よりも大きい場合は、ゲート電源スイッチ30が異常にオンになっているので、ゲート電源スイッチ30に短絡故障が生じたと判定し、検出電位が、閾値よりも小さい場合は、ゲート電源スイッチ30が正常にオフになっているので、ゲート電源スイッチ30に故障が生じていないと判定する。
2.実施の形態2
実施の形態2に係る電力変換装置1について図面を参照して説明する。上記の実施の形態1と同様の構成部分は説明を省略する。本実施の形態に係る電力変換装置1の基本的な構成は実施の形態1と同様であるが、6個のゲート駆動回路20の一部が、ゲート電源スイッチ30を介さずに、常に電力供給が行われるゲート駆動回路である非対象ゲート駆動回路20bとされており、それに伴って制御回路40の処理が変更されている点が、実施の形態1と異なる。図4に、本実施の形態に係る電力変換装置1の概略構成図を示す。
本実施の形態では、6個のゲート駆動回路20の一部(本例では5個)が、ゲート電源スイッチ30により電力供給がオンオフされるゲート駆動回路である対象ゲート駆動回路20aとされ、残り(本例では1個)のゲート駆動回路20が、ゲート電源スイッチ30を介さずに、常に電力供給が行われるゲート駆動回路である非対象ゲート駆動回路20bとされている。
<非対象ゲート駆動回路>
図5に、1個の対象ゲート駆動回路20a、1個の非対象ゲート駆動回路20b、制御回路40、ゲート電源スイッチ30、及び第2直流電源60等の概略回路構成を示す。残りの対象ゲート駆動回路20aも同様に構成されている。
対象ゲート駆動回路20a及び非対象ゲート駆動回路20bは、ゲート駆動回路自体は、実施の形態1のゲート駆動回路20と同様に構成されており、第1回路群21、第2回路群22、及びスイッチング電源24を有している。
対象ゲート駆動回路20aには、実施の形態1と同様に、ゲート電源スイッチ30を介して、降圧コンバータ31により降圧された第2直流電源60の電力が供給されている。非対象ゲート駆動回路20bには、ゲート電源スイッチ30を介さずに、降圧コンバータ31により降圧された第2直流電源60の電力が直接供給されている。非対象ゲート駆動回路20bの第1回路群21には、ゲート電源スイッチ30のオンオフにかかわらず、常に電力が供給され、非対象ゲート駆動回路20bのスイッチング電源24は、ゲート電源スイッチ30のオンオフにかかわらず、常に高圧電圧Vcc2を生成する。
実施の形態1と同様に、制御回路40は、スイッチング素子11をオンオフ駆動するためにゲート駆動回路20を制御する必要性がある動作モードであるか、必要性がない非動作モードであるかを判定する。そして、制御回路40は、動作モードであると判定した場合は、ゲート電源スイッチ30をオンし、非動作モードであると判定した場合は、ゲート電源スイッチ30をオフする。
本実施の形態では、非動作モードであると判定され、ゲート電源スイッチ30がオフされた場合も、非対象ゲート駆動回路20bには電力が供給され、動作する。
<スイッチ非連動の状態検出回路>
電力変換装置1は、電力変換回路10の状態を検出する状態検出回路を備えている。制御回路40は、状態検出回路の検出情報に基づいて、電力変換回路10の状態を検出する。そして、制御回路40は、検出した状態に基づいて、電力変換回路10の各種の制御を行ったり、電力変換回路10の異常を判定したりする。
本実施の形態では、ゲート電源スイッチ30のオンオフにかかわらず、非対象ゲート駆動回路20bに供給された電力を用いて動作するスイッチ非連動の状態検出回路が設けられている。この構成によれば、非動作モードであり、ゲート電源スイッチ30がオフにされている場合も、非対象ゲート駆動回路20bに供給された電力を用いて、スイッチ非連動の状態検出回路を動作させ、電力変換回路10の状態を検出させることができ、各種の制御、又は異常判定に用いることができる。
<スイッチ非連動の温度検出回路>
実施の形態1と同様に、各ゲート駆動回路20は、スイッチング素子11の温度を検出する温度検出回路を有している。本実施の形態では、非対象ゲート駆動回路20bの温度検出回路は、ゲート電源スイッチ30のオンオフにかかわらず、非対象ゲート駆動回路20bに供給された電力を用いて動作するスイッチ非連動の状態検出回路である。
制御回路40は、動作モードである場合は、各ゲート駆動回路20の温度検出回路により検出された温度情報に基づいて、各スイッチング素子11の温度状態をモニタする。例えば、制御回路40は、いずれかのスイッチング素子11の温度が、過熱判定値よりも大きくなった場合に、スイッチング素子11の温度を低下させる公知の各種の制御を行う。一方、制御回路40は、非動作モードである場合は、非対象ゲート駆動回路20bの温度検出回路により検出された温度情報に基づいて、スイッチング素子11の温度状態をモニタする。例えば、制御回路40は、非動作モードである場合に、非対象ゲート駆動回路20bの温度検出回路により検出された温度情報に基づいて、電力変換回路10を冷却する冷却機構の動作を制御する。
非動作モードであり、ゲート電源スイッチ30がオフにされている場合も、非対象ゲート駆動回路20bに供給された電力を用いて、非対象ゲート駆動回路20bの温度検出回路を動作させ、スイッチング素子11の温度を検出させることができる。電力変換回路10が動作していない状態では、各スイッチング素子11は発熱しておらず、スイッチング素子11間の発熱量の偏りがなく、温度差が小さくなっている。よって、非動作モードでは、非対象ゲート駆動回路20bにより駆動されるスイッチング素子11の検出温度情報により、全てのスイッチング素子11の温度状態を推定することができる。よって、非動作モードにおいて、対象ゲート駆動回路20aの電力消費及び電磁ノイズを低減しつつ、非対象ゲート駆動回路20bに電力を供給することで、スイッチング素子11の温度情報を取得することができ、電力変換回路10の温度状態をモニタすることができる。
<スイッチ連動の状態検出回路>
ゲート電源スイッチ30がオンされたときに動作し、ゲート電源スイッチ30がオフされたときに動作停止し、電力変換回路10の状態を検出するスイッチ連動の状態検出回路が設けられている。制御回路40は、非動作モードにおいて、ゲート電源スイッチ30をオフ制御している状態で、スイッチ連動の状態検出回路により状態が正常に検出されている場合は、ゲート電源スイッチ30が短絡故障であると判定する。一方、制御回路40は、動作モードにおいて、ゲート電源スイッチ30をオン制御している状態で、スイッチ連動の状態検出回路により状態が正常に検出されていない場合は、ゲート電源スイッチ30が開放故障であると判定する。
スイッチ連動の状態検出回路の検出情報を用いることで、ゲート電源スイッチ30の故障を検出する専用の回路を設けることなく、ゲート電源スイッチ30の故障を検出することができる。なお、本実施の形態では、実施の形態1とは異なり、ゲート電源スイッチ30とゲート駆動回路20との接続経路の電位を検出する回路が設けられていない。
<スイッチ連動の電圧検出回路>
本実施の形態では、スイッチ連動の状態検出回路として、電力変換回路10の電圧を検出する電圧検出回路13が設けられている。本実施の形態では、電圧検出回路13は、第1直流電源50の電源電圧を検出する。平滑コンデンサ12の両端子間の電圧を検出する電圧センサ14が設けられている。電圧センサ14の出力信号が電圧検出回路13に入力される。電圧検出回路13は、検出した電圧情報を処理し、制御回路40に出力する。制御回路40は、電圧検出回路13の出力信号に基づいて、電源電圧を検出し、検出した電源電圧に基づいて、電力変換回路10の各種の制御を行ったり、電力変換回路10等の異常を判定したりする。なお、電圧検出回路13は、電源電圧以外の電圧を検出する検出回路であってもよい。
電圧検出回路13は、対象ゲート駆動回路20aに供給される第2直流電源60の供給電圧(本例では、降圧コンバータ31により生成された低圧電圧Vcc1)、及び対象ゲート駆動回路20aのスイッチング電源24により生成された高圧電圧Vcc2を用いて動作する。従って、電圧検出回路13は、ゲート電源スイッチ30のオンになっているときに動作するスイッチ連動の状態検出回路である。電圧検出回路13は、絶縁型の回路とされており、制御回路40側に接続される第1回路群13aと、電圧センサ14側に接続される第2回路群13bとが絶縁されている。第1回路群13aには、低圧電圧Vcc1が入力され、第2回路群13bには、高圧電圧Vcc2が入力される。例えば、電圧検出回路13は、絶縁型のアンプを備えている。絶縁型のアンプの入力側回路が、第2回路群13bとして電圧センサ14側に接続され、高圧電圧Vcc2が動作電圧として入力される。絶縁型のアンプの出力側回路が、第1回路群13aとして制御回路40側に接続され、低圧電圧Vcc1が動作電圧として入力される。
制御回路40は、非動作モードにおいて、ゲート電源スイッチ30をオフ制御している状態で、電圧検出回路13の出力信号により検出した電源電圧が、閾値よりも大きい場合は、ゲート電源スイッチ30が短絡故障であると判定し、検出した電源電圧が、閾値よりも小さい場合は、ゲート電源スイッチ30に故障が生じていないと判定する。一方、制御回路40は、動作モードにおいて、ゲート電源スイッチ30をオン制御している状態で、電圧検出回路13の出力信号により検出した電源電圧が、閾値よりも小さい場合は、ゲート電源スイッチ30が開放故障であると判定し、検出した電源電圧が、閾値よりも大きい場合は、ゲート電源スイッチ30に故障が生じていないと判定する。
3.実施の形態3
実施の形態3に係る電力変換装置1について図面を参照して説明する。上記の実施の形態1又は2と同様の構成部分は説明を省略する。本実施の形態に係る電力変換装置1の基本的な構成は実施の形態1又は2と同様である。実施の形態2と同様に、6個のゲート駆動回路20の一部が、ゲート電源スイッチ30を介さずに、常に電力供給が行われる非対象ゲート駆動回路20bとされているが、実施の形態2と異なり、電圧検出回路13が、スイッチ非連動の状態検出回路とされている。図6に、本実施の形態に係る電力変換装置1の概略構成図を示す。
実施の形態2と同様に、6個のゲート駆動回路20の一部(本例では5個)が、ゲート電源スイッチ30により電力供給がオンオフされるゲート駆動回路である対象ゲート駆動回路20aとされ、残り(本例では1個)のゲート駆動回路20が、ゲート電源スイッチ30を介さずに、常に電力供給が行われるゲート駆動回路である非対象ゲート駆動回路20bとされている。
図7に、1個の対象ゲート駆動回路20a、1個の非対象ゲート駆動回路20b、制御回路40、ゲート電源スイッチ30、及び第2直流電源60等の概略回路構成を示す。残りの対象ゲート駆動回路20aも同様に構成されている。
<スイッチ非連動の電圧検出回路>
電圧検出回路13自体は、実施の形態2と同様に構成されているので、説明を省略する。一方、実施の形態2と異なり、電圧検出回路13は、非対象ゲート駆動回路20bに供給された第2直流電源60の供給電圧(本例では、降圧コンバータ31により生成された低圧電圧Vcc1)、及び非対象ゲート駆動回路20bのスイッチング電源24により生成された高圧電圧Vcc2を用いて動作する。すなわち、電圧検出回路13は、ゲート電源スイッチ30のオンオフにかかわらず、非対象ゲート駆動回路20bに供給された電力を用いて動作するスイッチ非連動の状態検出回路である。
制御回路40は、動作モード及び非動作モードの双方において、電圧検出回路13の出力信号に基づいて、電源電圧を検出することができ、電力変換回路10の状態を検出できる。制御回路40は、動作モード及び非動作モードの双方において、検出した電源電圧に基づいて、電力変換回路10の各種の制御を行ったり、電力変換回路10等の異常を判定したりすることができる。
<スイッチ連動の温度検出回路>
対象ゲート駆動回路20aの温度検出回路は、ゲート電源スイッチ30がオンされたときに動作し、ゲート電源スイッチ30がオフされたときに動作停止するスイッチ連動の状態検出回路である。
制御回路40は、非動作モードにおいて、ゲート電源スイッチ30をオフ制御している状態で、対象ゲート駆動回路20aの温度検出回路により温度情報が正常に検出されている場合は、ゲート電源スイッチ30が短絡故障であると判定する。一方、制御回路40は、動作モードにおいて、ゲート電源スイッチ30をオン制御している状態で、対象ゲート駆動回路20aの温度検出回路により温度情報が正常に検出されていない場合は、ゲート電源スイッチ30が開放故障であると判定する。
本実施の形態では、制御回路40は、ゲート電源スイッチ30をオン制御している状態及びオフ制御している状態のそれぞれにおいて、スイッチ非連動の状態検出回路である非対象ゲート駆動回路20bの温度検出回路の出力情報に基づいて検出した温度情報と、スイッチ連動の状態検出回路である対象ゲート駆動回路20aの温度検出回路の出力情報に基づいて検出した温度情報と、を比較することにより、ゲート電源スイッチ30が開放故障又は短絡故障したことを検出する。
制御回路40は、非動作モードにおいて、ゲート電源スイッチ30をオフ制御している状態で、対象ゲート駆動回路20aの温度検出回路による検出温度と非対象ゲート駆動回路20bの温度検出回路による検出温度との温度偏差の絶対値が、許容判定値以下である場合は、ゲート電源スイッチ30が短絡故障であると判定し、温度偏差の絶対値が、許容判定値よりも大きい場合は、ゲート電源スイッチ30に故障が生じていないと判定する。制御回路40は、動作モードにおいて、ゲート電源スイッチ30をオン制御している状態で、対象ゲート駆動回路20aの温度検出回路による検出温度と非対象ゲート駆動回路20bの温度検出回路による検出温度との温度偏差の絶対値が、許容判定値よりも大きい場合は、ゲート電源スイッチ30が開放故障であると判定し、温度偏差の絶対値が、許容判定値以下である場合は、ゲート電源スイッチ30に故障が生じていないと判定する。
<転用例>
(1)上記の各実施の形態では、電力変換回路10は、第1直流電源50と、3相の電機子巻線を有する交流回転電機70との間で電力変換を行う電力変換回路とされている場合を例に説明した。しかし、電力変換回路10は、ゲート駆動回路によりオンオフ駆動される1個以上のスイッチング素子を有する電力変換回路であれば、各種の電力変換回路とされてもよい。例えば、電力変換回路10は、直流電圧を昇圧、降圧する各種のDC/DCコンバータ、又は直流モータを駆動するHブリッジ回路等とされてもよい。また、電力変換回路10は、2組の3相の電機子巻線が設けられた交流回転電機等、3相以外の電機子巻線が設けられた交流回転電機に供給する電力を変換する電力変換回路であってもよい。また、交流回転電機が、界磁巻線型の交流回転電機とされ、電力変換回路10は、界磁巻線に供給する電力をオンオフするスイッチング素子を有する変換回路を含んでいてもよい。
(2)上記の各実施の形態では、非動作モードと判定され、ゲート電源スイッチ30がオフされた場合に、対象ゲート駆動回路20aのスイッチング電源24の動作が停止する場合を例に説明した。しかし、対象ゲート駆動回路20aのスイッチング電源24にも、ゲート電源スイッチ30を介して電力が供給され、非動作モードと判定され、ゲート電源スイッチがオフされた場合に、対象ゲート駆動回路20aのスイッチング電源24への電源供給がオフされるように構成されてもよい。スイッチング電源24への電源供給がオフされると、スイッチング電源24の動作が停止し、スイッチング電源24のスイッチング動作により発生する電磁ノイズを低減することができる。また、スイッチング電源24は、絶縁型ゲート駆動IC23と独立して、スイッチング素子を備え、供給された電力を用いて、絶縁型ゲート駆動IC23から独立して動作するように構成されてもよい。
本願は、様々な例示的な実施の形態及び実施例が記載されているが、1つ、または複数の実施の形態に記載された様々な特徴、態様、及び機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
1 電力変換装置、10 電力変換回路、11 スイッチング素子、13 電圧検出回路、20 ゲート駆動回路、20a 対象ゲート駆動回路、20b 非対象ゲート駆動回路、21 第1回路群、22 第2回路群、24 スイッチング電源、30 ゲート電源スイッチ、40 制御回路

Claims (14)

  1. n個(nは、1以上の自然数)のスイッチング素子を有する電力変換回路と、
    n個の前記スイッチング素子をそれぞれオンオフ駆動するn個のゲート駆動回路と、
    n個の前記ゲート駆動回路の全て又は一部である対象ゲート駆動回路への電力供給をオンオフするゲート電源スイッチと、
    n個の前記ゲート駆動回路及び前記ゲート電源スイッチを制御する制御回路と、を備え、
    前記制御回路は、前記スイッチング素子をオンオフ駆動するために前記ゲート駆動回路を制御する必要性がある動作モードであるか、必要性がない非動作モードであるかを判定し、前記動作モードであると判定した場合は、前記ゲート電源スイッチをオンし、前記非動作モードであると判定した場合は、前記ゲート電源スイッチをオフする電力変換装置。
  2. 前記ゲート駆動回路は、電源から電力が供給され、前記制御回路側に接続される第1回路群、及び前記スイッチング素子側に接続される第2回路群、及び前記第1回路群により制御され、前記第2回路群に電力を供給するスイッチング電源を有しており、前記対象ゲート駆動回路の前記第1回路群には、前記ゲート電源スイッチを介して電源から電力が供給され、
    前記非動作モードと判定され、前記ゲート電源スイッチがオフされた場合に、前記対象ゲート駆動回路の前記スイッチング電源の動作が停止する、又は前記対象ゲート駆動回路の前記スイッチング電源への電源供給がオフされる請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記制御回路は、前記電力変換回路に電力を供給する蓄電装置に、外部の充電装置が接続された場合に、前記非動作モードであると判定する請求項1又は2に記載の電力変換装置。
  4. 前記電力変換回路には、第1蓄電装置の電力が供給され、
    前記対象ゲート駆動回路には、前記ゲート電源スイッチを介して、第2蓄電装置の電力が供給され、
    前記第1蓄電装置と前記第2蓄電装置との間は、コンバータにより電力伝送が行われ、
    前記制御回路は、前記第1蓄電装置に、外部の充電装置が接続された場合に、前記非動作モードであると判定する請求項1から3のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  5. 前記制御回路は、前記ゲート駆動回路の異常を判定する異常判定機能を有し、
    前記非動作モードであると判定した場合は、前記対象ゲート駆動回路の前記異常判定機能を停止し、
    前記動作モードであると判定した場合は、前記対象ゲート駆動回路の前記異常判定機能を有効にする請求項1から4のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  6. n個の前記ゲート駆動回路は、前記ゲート電源スイッチを介して電力供給が行われる前記対象ゲート駆動回路と、前記ゲート電源スイッチを介さずに、常に電力供給が行われる非対象ゲート駆動回路と、からなり、
    前記ゲート電源スイッチのオンオフにかかわらず、前記非対象ゲート駆動回路に供給された電力を用いて動作し、前記電力変換回路の状態を検出するスイッチ非連動の状態検出回路が設けられている請求項1から5のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  7. 前記ゲート駆動回路は、電源から電力が供給され、前記制御回路側に接続される第1回路群、及び前記スイッチング素子側に接続される第2回路群、及び前記第1回路群により制御され、前記第2回路群に電力を供給するスイッチング電源を有しており、前記非対象ゲート駆動回路の前記第1回路群には、前記ゲート電源スイッチのオンオフにかかわらず、常に電力が供給され、前記非対象ゲート駆動回路の前記スイッチング電源は、前記ゲート電源スイッチのオンオフにかかわらず、常に電圧を生成し、
    前記スイッチ非連動の状態検出回路として、前記電力変換回路の電圧を検出する電圧検出回路が設けられ、前記電圧検出回路は、前記非対象ゲート駆動回路に供給された供給電圧、及び前記非対象ゲート駆動回路の前記スイッチング電源により生成された電圧を用いて動作する請求項6に記載の電力変換装置。
  8. 前記ゲート駆動回路は、前記スイッチング素子の温度を検出する温度検出回路を有し、前記非対象ゲート駆動回路の前記温度検出回路は、前記ゲート電源スイッチのオンオフにかかわらず、前記非対象ゲート駆動回路に供給された電力を用いて動作する前記スイッチ非連動の状態検出回路である請求項6又は7に記載の電力変換装置。
  9. 前記制御回路は、前記ゲート電源スイッチが開放故障又は短絡故障したことを検出する請求項1から8のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  10. 前記制御回路は、前記ゲート電源スイッチと前記ゲート駆動回路との接続経路の電位を検出し、検出電位、及び前記ゲート電源スイッチのオンオフ制御状態に基づいて、前記ゲート電源スイッチの故障を判定する請求項9に記載の電力変換装置。
  11. 前記ゲート電源スイッチがオンされたときに動作し、前記ゲート電源スイッチがオフされたときに動作停止し、前記電力変換回路の状態を検出するスイッチ連動の状態検出回路が設けられ、
    前記制御回路は、前記非動作モードにおいて、前記ゲート電源スイッチをオフ制御している状態で、前記スイッチ連動の状態検出回路により状態が正常に検出されている場合は、前記ゲート電源スイッチが短絡故障であると判定し、
    前記動作モードにおいて、前記ゲート電源スイッチをオン制御している状態で、前記スイッチ連動の状態検出回路により状態が正常に検出されていない場合は、前記ゲート電源スイッチが開放故障であると判定する請求項1から10のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  12. 前記ゲート駆動回路は、電源から電力が供給され、前記制御回路側に接続される第1回路群、及び前記スイッチング素子側に接続される第2回路群、及び前記第1回路群により制御され、前記第2回路群に電力を供給するスイッチング電源を有しており、前記対象ゲート駆動回路の前記第1回路群には、前記ゲート電源スイッチを介して電力が供給され、前記対象ゲート駆動回路の前記スイッチング電源は、前記ゲート電源スイッチがオンになっているときに電圧を生成し、
    前記スイッチ連動の状態検出回路として、前記電力変換回路の電圧を検出する電圧検出回路が設けられ、前記電圧検出回路は、前記対象ゲート駆動回路に供給される供給電圧、及び前記対象ゲート駆動回路の前記スイッチング電源により生成された電圧を用いて動作する請求項11に記載の電力変換装置。
  13. 前記ゲート駆動回路は、前記スイッチング素子の温度を検出する温度検出回路を有し、前記対象ゲート駆動回路の前記温度検出回路は、前記ゲート電源スイッチがオンされたときに動作し、前記ゲート電源スイッチがオフされたときに動作停止する前記スイッチ連動の状態検出回路である請求項11又は12に記載の電力変換装置。
  14. n個の前記ゲート駆動回路は、前記ゲート電源スイッチを介して電力供給が行われる前記対象ゲート駆動回路と、前記ゲート電源スイッチを介さずに、常に電力供給が行われる非対象ゲート駆動回路と、からなり、
    前記制御回路は、前記ゲート電源スイッチをオン制御している状態及びオフ制御している状態のそれぞれにおいて、前記非対象ゲート駆動回路の前記温度検出回路により検出した温度情報と、前記対象ゲート駆動回路の前記温度検出回路により検出した温度情報とを比較することにより、前記ゲート電源スイッチが開放故障又は短絡故障したことを検出する請求項13に記載の電力変換装置。
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