JP2023009616A - 電動作業機 - Google Patents

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Yuta Okuhira
佑起 藤原
Yuki Fujiwara
鉄也 加藤
Tetsuya Kato
悠人 吉田
Yuto Yoshida
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Abstract

【課題】電動作業機の操作性の低下を抑制すること。【解決手段】電動作業機は、モータと、モータを収容するハウジングと、モータにより駆動される出力部と、ハウジングに支持されるスイッチ機構と、を備える。スイッチ機構は、モータを駆動させる主操作と、主操作を阻止状態から許容状態にする予備操作とを実施される。主操作は、スイッチ機構の少なくとも一部をハウジングの手前側の第1直進位置G1から奥側の第2直進位置G2に直進させる操作である。主操作の操作方向と予備操作の操作方向とは、交差する。【選択図】図9

Description

本明細書で開示する技術は、電動作業機に関する。
電動作業機は、モータと、モータを駆動又は停止するために操作されるスイッチ機構とを備える。特許文献1には、モータのオン又はオフの切り換えを行うトリガスイッチと、モータのオン状態を維持可能なロックオン手段とを備える電動工具が開示されている。特許文献2には、電動工具を起動させるオン位置と停止させるオフ位置との間を移動可能なスイッチレバーと、スイッチレバーをオン位置にロックするためのロックオン機構と、スイッチレバーをオフ位置にロックするためのロックオフ機構とを備える電動工具が開示されている。
特開2016-101646号公報 特開2010-158755号公報
ロックオフ機能を有する電動作業機において、操作性の低下を抑制できる技術が要望される。
本明細書で開示する技術は、電動作業機の操作性の低下を抑制することを目的とする。
本明細書は、電動作業機を開示する。電動作業機は、モータと、モータを収容するハウジングと、モータにより駆動される出力部と、ハウジングに支持されるスイッチ機構と、を備えてもよい。スイッチ機構は、モータを駆動させる主操作と、主操作を阻止状態から許容状態にする予備操作とを実施されてもよい。主操作は、スイッチ機構の少なくとも一部をハウジングの手前側の第1直進位置から奥側の第2直進位置に直進させる操作でもよい。主操作の操作方向と予備操作の操作方向とは、交差してもよい。
本明細書で開示する技術によれば、電動作業機の操作性の低下が抑制される。
図1は、第1実施形態に係る電動作業機を示す後側からの斜視図である。 図2は、第1実施形態に係る電動作業機を示す前側からの斜視図である。 図3は、第1実施形態に係る電動作業機を後側から見た図である。 図4は、第1実施形態に係る電動作業機を前側から見た図である。 図5は、第1実施形態に係る電動作業機を左側から見た図である。 図6は、第1実施形態に係る電動作業機を右側から見た図である。 図7は、第1実施形態に係るリヤカバー及びフロントカバーが開けられた状態の電動作業機を右側から見た図である。 図8は、第1実施形態に係る電動作業機を示す断面図である。 図9は、第1実施形態に係るスタンドスイッチ機構を示す前側からの斜視図である。 図10は、第1実施形態に係るスタンドスイッチ機構を示す前側からの分解斜視図である。 図11は、第1実施形態に係るスタンドスイッチ機構を示す後側からの斜視図である。 図12は、第1実施形態に係るスタンドスイッチ機構を示す後側からの分解斜視図である。 図13は、第1実施形態に係るスタンドスイッチ機構の動作を説明するための図である。 図14は、第1実施形態に係るスタンドスイッチ機構の動作を説明するための図である。 図15は、第1実施形態に係るスタンドスイッチ機構の動作を説明するための図である。 図16は、第1実施形態に係るスタンドスイッチ機構の動作を説明するための図である。 図17は、第1実施形態に係るバンドソーの使用方法を説明するための図である。 図18は、第1実施形態に係るバンドソーの使用方法を説明するための図である。 図19は、第2実施形態に係るスタンドスイッチ機構を示す前側からの斜視図である。 図20は、第2実施形態に係るスタンドスイッチ機構を示す前側からの分解斜視図である。 図21は、第2実施形態に係るスタンドスイッチ機構を示す後側からの斜視図である。 図22は、第2実施形態に係るスタンドスイッチ機構を示す後側からの分解斜視図である。 図23は、第2実施形態に係るスタンドスイッチ機構の動作を説明するための図である。 図24は、第2実施形態に係るスタンドスイッチ機構の動作を説明するための図である。 図25は、第2実施形態に係るスタンドスイッチ機構の動作を説明するための図である。 図26は、第2実施形態に係るスタンドスイッチ機構の動作を説明するための図である。
1つ又はそれ以上の実施形態において、電動作業機は、モータと、モータを収容するハウジングと、モータにより駆動される出力部と、ハウジングに支持されるスイッチ機構と、を備えてもよい。スイッチ機構は、モータを駆動させる主操作と、主操作を阻止状態から許容状態にする予備操作とを実施されてもよい。主操作は、スイッチ機構の少なくとも一部をハウジングの手前側の第1直進位置から奥側の第2直進位置に直進させる操作でもよい。主操作の操作方向と予備操作の操作方向とは、交差してもよい。
上記の構成では、モータを駆動させる主操作は、スイッチ機構の少なくとも一部を第1直進位置から第2直進位置に直進させる操作である。主操作を阻止状態から許容状態にする予備操作の操作方向は、主操作の操作方向と交差する。そのため、スイッチ機構の操作性の低下が抑制される。電動作業機の使用者は、主操作の操作方向と予備操作の操作方向との違いにより、主操作及び予備操作のどちらを実施しているのかを認識し易くなる。また、主操作は、スイッチ機構の少なくとも一部をハウジングの手前側の第1直進位置から奥側の第2直進位置に直進させる操作である。そのため、電動作業機の大型化が抑制される。
1つ又はそれ以上の実施形態において、スイッチ機構は、主操作を維持状態にする維持操作を実施されてもよい。主操作の操作方向と維持操作の操作方向とは、交差してもよい。
上記の構成では、主操作を維持状態にする維持操作の操作方向は、主操作の操作方向と交差する。そのため、スイッチ機構の操作性の低下が抑制される。電動作業機の使用者は、主操作の操作方向と維持操作の操作方向との違いにより、主操作及び維持操作のどちらを実施しているのかを認識し易くなる。
1つ又はそれ以上の実施形態において、維持操作の操作方向は、予備操作の操作方向の逆方向でもよい。
上記の構成では、予備操作と主操作と維持操作とを連続的に円滑に実施することができる。また、維持操作の操作方向と予備操作の操作方向とが逆方向なので、電動作業機の大型化が抑制される。
1つ又はそれ以上の実施形態において、スイッチ機構は、予備操作を実施される操作部材を有してもよい。スイッチ機構は、維持操作を実施される操作部材を有してもよい。予備操作を実施される操作部材と維持操作を実施される操作部材とは、同一部材でもよい。
上記の構成では、スイッチ機構の部品点数の増加が抑制される。また、電動作業機の大型化が抑制される。
1つ又はそれ以上の実施形態において、スイッチ機構は、主操作と予備操作と維持操作とを実施される操作部材を有してもよい。
上記の構成では、スイッチ機構の部品点数の増加が抑制される。また、電動作業機の大型化が抑制される。
1つ又はそれ以上の実施形態において、主操作は、操作部材を第1直進位置から第2直進位置に直進させる操作でもよい。予備操作は、操作部材を第1回動位置から第2回動位置に回動させる操作でもよい。操作部材は、直進方向において第1直進位置に維持された状態で、第1回動位置から第2回動位置に回動された後、第2直進位置に直進されてもよい。
上記の構成では、スイッチ機構の操作性の低下が抑制される。また、電動作業機の大型化が抑制される。
1つ又はそれ以上の実施形態において、スイッチ機構は、操作部材を移動可能に支持するスイッチケースを有してもよい。スイッチケースは、操作部材に設けられた係合部に係合する被係合部を有してもよい。操作部材が直進方向において第1直進位置に配置され且つ回動方向において第1回動位置に配置されることにより、係合部と係合部よりも奥側に配置される被係合部とが係合して、主操作が阻止状態になってもよい。操作部材が第1回動位置から第2回動位置に回動することにより、係合部と被係合部との係合が解除され、主操作が許容状態になってもよい。
上記の構成では、操作部材が第1直進位置に配置され且つ第1回動位置に配置されることにより、スイッチケースの被係合部が操作部材の係合部よりも奥側に配置される。これにより、主操作が阻止状態になる。操作部材が第2回動位置に回動されることにより、係合部と被係合部との係合が解除される。これにより、主操作が許容状態になる。
1つ又はそれ以上の実施形態において、スイッチ機構は、操作部材よりも奥側に配置されるモーメンタリスイッチを有してもよい。主操作が許容状態において、操作部材が第2直進位置に直進することにより、モーメンタリスイッチが操作されてもよい。モーメンタリスイッチが駆動されることにより、モータが駆動されてもよい。
上記の構成では、モーメンタリスイッチが使用されることにより、高電流に対応することができる。
1つ又はそれ以上の実施形態において、維持操作は、操作部材を第2回動位置から第1回動位置に回動させる操作でもよい。操作部材は、直進方向において第2直進位置に維持された状態で、第2回動位置から第1回動位置に回動された後、第2直進位置を維持されてもよい。
上記の構成では、スイッチ機構の操作性の低下が抑制される。また、電動作業機の大型化が抑制される。
1つ又はそれ以上の実施形態において、操作部材が直進方向において第2直進位置に配置され且つ回動方向において第1回動位置に配置されることにより、係合部と係合部よりも手前側に配置される被係合部とが係合して、主操作が維持状態になってもよい。操作部材が第1回動位置から第2回動位置に回動することにより、係合部と被係合部との係合が解除され、モーメンタリスイッチの弾性力により、操作部材が直進方向において第2直進位置から第1直進位置に戻ってもよい。
上記の構成では、操作部材が第2直進位置に配置され且つ第1回動位置に配置されることにより、操作部材の係合部がスイッチケースの被係合部よりも奥側に配置される。これにより、主操作が維持状態になる。操作部材が第2回動位置に回動されることにより、係合部と被係合部との係合が解除される。モーメンタリスイッチは、操作部材を第2直進位置から第1直進位置に戻す弾性力を発生する。係合部と被係合部との係合が解除されることにより、操作部材は、モーメンタリスイッチの弾性力により、第2直進位置から第1直進位置に移動することができる。これにより、モータが停止し、主操作が阻止状態になる。
1つ又はそれ以上の実施形態において、操作部材は、操作部材の回動軸に直交する方向に長い板状部を有してもよい。
上記の構成では、電動作業機の使用者は、板状部を指でつまむことにより、操作部材を円滑に回転させることができる。
1つ又はそれ以上の実施形態において、スイッチ機構は、主操作を実施される第1操作部材と、予備操作と維持操作とを実施される第2操作部材と、を有してもよい。
上記の構成では、スイッチ機構の部品点数の増加が抑制される。また、スイッチ機構の構造の複雑化が抑制される。また、電動作業機の大型化が抑制される。
1つ又はそれ以上の実施形態において、主操作は、第1操作部材を第1直進位置から第2直進位置に直進させる操作でもよい。予備操作は、第2操作部材を第1スライド位置から第2スライド位置にスライドさせる操作でもよい。第1操作部材は、第2操作部材が第1スライド位置から第2スライド位置にスライドされた後、第2直進位置に直進されてもよい。
上記の構成では、スイッチ機構の操作性の低下が抑制される。また、スイッチ機構の構造の複雑化が抑制される。また、電動作業機の大型化が抑制される。
1つ又はそれ以上の実施形態において、第2操作部材は、第1操作部材に設けられた係合部に係合する被係合部を有してもよい。第1操作部材が直進方向において第1直進位置に配置され且つ第2操作部材がスライド方向において第1スライド位置に配置されることにより、係合部と係合部よりも奥側に配置される被係合部とが係合して、主操作が阻止状態になってもよい。第2操作部材が第1スライド位置から第2スライド位置にスライドすることにより、係合部と被係合部との係合が解除され、主操作が許容状態になってもよい。
上記の構成では、第1操作部材が第1直進位置に配置され且つ第2操作部材が第1スライド位置に配置されることにより、第2操作部材の被係合部が第1操作部材の係合部よりも奥側に配置される。これにより、主操作が阻止状態になる。第2操作部材が第2スライド位置にスライドされることにより、係合部と被係合部との係合が解除される。これにより、主操作が許容状態になる。
1つ又はそれ以上の実施形態において、スイッチ機構は、第1操作部材よりも奥側に配置されるモーメンタリスイッチを有してもよい。主操作が許容状態において、第1操作部材が第2直進位置に直進してモーメンタリスイッチが操作されることにより、モータが駆動してもよい。
上記の構成では、モーメンタリスイッチが使用されることにより、高電流に対応することができる。
1つ又はそれ以上の実施形態において、維持操作は、第2操作部材を第2スライド位置から第1スライド位置にスライドさせる操作でもよい。第1操作部材が直進方向において第2直進位置に配置され且つ第2操作部材がスライド方向において第1スライド位置に配置されることにより、係合部と係合部よりも手前側に配置される被係合部とが係合して、主操作が維持状態になってもよい。第2操作部材が第1スライド位置から第2スライド位置にスライドすることにより、係合部と被係合部との係合が解除され、第1操作部材が直進方向において第2直進位置から第1直進位置に移動されてもよい。
上記の構成では、第1操作部材が第2直進位置に配置され且つ第2操作部材が第1スライド位置に配置されることにより、第1操作部材の係合部が第2操作部材の被係合部よりも奥側に配置される。これにより、主操作が維持状態になる。第2操作部材が第2スライド位置にスライドされることにより、係合部と被係合部との係合が解除される。係合部と被係合部との係合が解除されることにより、第1操作部材は、第2直進位置から第1直進位置に移動することができる。これにより、モータが停止し、主操作が阻止状態になる。
1つ又はそれ以上の実施形態において、第2操作部材は、スライド方向に直交する方向に長い板状部を有してもよい。
上記の構成では、電動作業機の使用者は、板状部を指でつまむことにより、第2操作部材を円滑にスライドさせることができる。
1つ又はそれ以上の実施形態において、電動作業機は、充電式バッテリが装着されるバッテリ装着部を備えてもよい。
上記の構成では、電動作業機と商用電源とをケーブルで接続しなくて済むので、電動作業機を簡単に持ち運びすることができる。
1つ又はそれ以上の実施形態において、電動作業機は、第1鋸車と、第2鋸車と、第1鋸車及び第2鋸車のそれぞれに掛けられる帯鋸刃と、を備えてもよい。出力部は、第1鋸車を含んでもよい。ハウジングは、第1鋸車が収容される第1ハウジングと、第2鋸車が収容される第2ハウジングと、第1ハウジングと第2ハウジングとの間に配置されモータが収容されるブリッジハウジングと、を含んでもよい。スイッチ機構は、第2ハウジングに支持されてもよい。
上記の構成では、電動作業機として携帯型のバンドソーにスイッチ機構が設けられる。バンドソーは、スタンドに据え付けられた状態で使用される場合がある。スイッチ機構がブリッジハウジングの隣に配置される第2ハウジングに支持されることにより、バンドソーがスタンドに据え付けられた状態で、電動作業機の使用者は、スイッチ機構を円滑に操作することができる。
以下、本開示に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本開示は実施形態に限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
実施形態においては、電動作業機1にローカル座標系を設定し、ローカル座標系を参照しながら各部の位置関係について説明する。ローカル座標系として、XYZ直交座標系を設定する。所定面内のX軸に平行な方向をX軸方向とする。所定面内においてX軸に直交するY軸に平行な方向をY軸方向とする。X軸及びY軸のそれぞれに直交するZ軸に平行な方向をZ軸方向とする。所定面は、XY平面である。Z軸は、所定面に直交する。実施形態において、所定面は、水平面に平行であることとする。X軸方向は前後方向であり、+X側は前側であり、-X側は後側である。Y軸方向は左右方向であり、+Y側は左側であり、-Y側は右側である。Z軸方向は上下方向であり、+Z側は上側であり、-Z側は下側である。また、後述するリヤ鋸車27の第1回転軸CX1及びフロント鋸車28の第2回転軸CX2のそれぞれに平行な方向をMS方向とし、MS方向及び前後方向のそれぞれに直交する方向をKL方向とする。上下方向は、MS方向及びKL方向のそれぞれに対して傾斜する。M方側は、MS方向の一方側であり、S方側は、MS方向の他方側である。K方側は、KL方向の一方側であり、L方側は、KL方向の他方側である。下方向とS方向とがなす角度は、55度である。右方向とS方向とがなす角度は、35度である。
[第1実施形態]
第1実施形態について説明する。
<電動作業機>
図1は、本実施形態に係る電動作業機1を示す後側からの斜視図である。図2は、本実施形態に係る電動作業機1を示す前側からの斜視図である。図3は、本実施形態に係る電動作業機1を後側から見た図である。図4は、本実施形態に係る電動作業機1を前側から見た図である。図5は、本実施形態に係る電動作業機1を左側から見た図である。図6は、本実施形態に係る電動作業機1を右側から見た図である。
本実施形態において、電動作業機1は、電動工具の一種であるバンドソーである。以下の説明において、電動作業機1を適宜、バンドソー1、と称する。
バンドソー1とは、帯鋸刃2を回転させることにより切断対象を切断する電動工具をいう。本実施形態において、バンドソー1は、携帯型のバンドソーである。バンドソー1の使用者は、バンドソー1を持ち運びすることができる。バンドソー1の使用者は、バンドソー1を手で持った状態で切断対象を切断することができる。
バンドソー1は、ハウジング3と、メインハンドル4と、サブハンドル5とを備える。
ハウジング3は、前後方向に長い。ハウジング3は、リヤベース6と、フロントベース7と、リヤカバー8と、フロントカバー9と、左ミドルカバー10と、右ミドルカバー11とを含む。
リヤベース6は、フロントベース7よりも後側に配置される。リヤベース6は、平板形状である。リヤベース6は、後側から前側にかけてKL方向に延在する。リヤカバー8は、リヤベース6の右下側(S方向)に配置される。リヤカバー8は、平板形状である。リヤカバー8は、後側から前側にかけてKL方向に延在する。リヤベース6とリヤカバー8は、平行に重ね合わせて配置される。リヤベース6の右上部とリヤカバー8の右上部とは、ヒンジ12を介して連結される。ヒンジ12の回動軸は、X軸に平行である。リヤベース6とリヤカバー8との間にリヤ空間が形成される。
フロントベース7は、リヤベース6よりも前側に配置される。フロントベース7は、平板形状である。フロントベース7は、後側から前側にかけてKL方向に延在する。フロントカバー9は、フロントベース7の右下側(S方向)に配置される。フロントカバー9は、平板形状である。フロントカバー9は、後側から前側にかけてKL方向に延在する。フロントベース7とフロントカバー9は、平行に重ね合わせて配置される。フロントベース7の右上部とフロントカバー9の右上部とは、ヒンジ13を介して連結される。ヒンジ13の回動軸は、X軸に平行である。フロントベース7とフロントカバー9との間にフロント空間が形成される。ヒンジ12とヒンジ13とは同軸である。
左ミドルカバー10は、リヤベース6の上部(左上部)とフロントベース7の上部(左上部)との間に配置される。左ミドルカバー10の後部とリヤベース6の上部(左上部)とがねじ14により固定される。左ミドルカバー10の前部とフロントベース7の上部(左上部)とがねじ15により固定される。
右ミドルカバー11は、リヤベース6の上部とフロントベース7の上部との間に配置される。右ミドルカバー11の後部とリヤベース6の上部とがねじ16により固定される。右ミドルカバー11の前部とフロントベース7の上部とがねじ17により固定される。
右ミドルカバー11は、左ミドルカバー10の右側に配置される。左ミドルカバー10と右ミドルカバー11とは、ねじ18により固定される。左ミドルカバー10と右ミドルカバー11との間にミドル空間が形成される。
リヤベース6及びフロントベース7のそれぞれは、金属製である。リヤベース6及びフロントベース7のそれぞれを形成する金属として、アルミニウム又はマグネシウムが例示される。
リヤカバー8及びフロントカバー9のそれぞれは、合成樹脂製である。リヤカバー8及びフロントカバー9のそれぞれを形成する合成樹脂として、ポリカーボネート樹脂又はポリアミド樹脂が例示される。
左ミドルカバー10及び右ミドルカバー11のそれぞれは、合成樹脂製である。左ミドルカバー10及び右ミドルカバー11のそれぞれを形成する合成樹脂として、ポリカーボネート樹脂又はポリアミド樹脂が例示される。
以下の説明において、リヤベース6及びリヤカバー8を適宜、リヤハウジング19、と総称し、フロントベース7及びフロントカバー9を適宜、フロントハウジング20、と総称し、左ミドルカバー10及び右ミドルカバー11を適宜、ブリッジハウジング21、と総称する。
前後方向において、ブリッジハウジング21は、リヤハウジング19とフロントハウジング20との間に配置される。ブリッジハウジング21は、リヤハウジング19の上部とフロントハウジング20の上部とを繋ぐように配置される。ブリッジハウジング21の下部とリヤハウジング19の前部とフロントハウジング20の後部との間に開口部22が設けられる。
メインハンドル4は、バンドソー1の使用者に握られる。メインハンドル4は、ブリッジハウジング21の後部とリヤベース6の後部とを繋ぐように配置される。メインハンドル4は、所謂、半割構造である。メインハンドル4は、左ハンドル部材4Aと、右ハンドル部材4Bとを含む。左ハンドル部材4Aと右ハンドル部材4Bとは、複数のねじ4Cにより固定される。左ハンドル部材4Aと右ハンドル部材4Bとの間にハンドル空間が形成される。
サブハンドル5は、バンドソー1の使用者に握られる。サブハンドル5は、フロントベース7の上部の左部に接続される左アーム部5Aと、フロントベース7の上部の右部に接続される右アーム部5Bと、左アーム部5Aと右アーム部5Bとを繋ぐグリップ部5Cとを有する。左アーム部5Aは、フロントベース7の上部の左部から前側に向かって上側に延びるように配置される。右アーム部5Bは、フロントベース7の上部の左部から前側に向かって上側に延びるように配置される。グリップ部5Cは、左アーム部5Aの上端部と右アーム部5Bの上端部とを繋ぐように配置される。
図7は、本実施形態に係るリヤカバー8及びフロントカバー9が開けられた状態の電動作業機1を右側から見た図である。図8は、本実施形態に係る電動作業機1を示す断面図である。
図1から図8に示すように、バンドソー1は、モータ23と、センサ基板24と、ファン25と、バッテリ装着部26と、リヤ鋸車27と、フロント鋸車28と、帯鋸刃2と、テンション調整レバー29と、リヤガイドローラ30と、フロントガイドローラ31と、ストッパプレート32と、メインスイッチ機構33と、スタンドスイッチ機構34と、変速ダイヤル35と、ライト36と、コントローラ37とを備える。
モータ23は、バンドソー1の動力源である。モータ23は、ブリッジハウジング21に収容される。すなわち、モータ23は、ブリッジハウジング21の内部空間であるミドル空間に配置される。モータ23は、ミドル空間の後部に配置される。モータ23は、インナロータ型のブラシレスモータである。モータ23は、ステータ38と、ロータ39と、ロータシャフト40とを有する。
ステータ38は、ステータコアと、ステータコアに固定されるインシュレータと、インシュレータを介してステータコアに装着される複数のコイルと、複数のコイルを接続するバスバーユニットとを有する。バスバーユニットは、ステータコアよりも前側に配置される。
ロータ39は、ロータコアと、ロータコアに固定される複数の永久磁石とを有する。
ロータシャフト40は、ロータコアの内側に配置される。ロータコアは、実質的に円筒状である。ロータシャフト40は、ロータコアに固定される。ロータシャフト40の前部は、ステータ38よりも前側に配置される。ロータシャフト40の後部は、ステータ38よりも後側に配置される。ロータシャフト40の前部は、ベアリング40Aに回転可能に支持される。ロータシャフト40の後部は、ベアリング40Bに回転可能に支持される。ベアリング40A及びベアリング40Bのそれぞれは、ブリッジハウジング21に支持される。
ロータ39及びロータシャフト40は、モータ回転軸AXを中心に回転する。モータ回転軸AXは、X軸に平行である。
センサ基板24は、ロータ39の回転方向の位置を検出する。センサ基板24は、ブリッジハウジング21に収容される。センサ基板24は、ロータ39の永久磁石を検出する磁気センサを支持する。磁気センサは、永久磁石の磁界を検出することによって、ロータ39の回転方向の位置を検出する。センサ基板24は、ステータコアよりも前側に配置される。センサ基板24は、ステータ38のインシュレータに固定される。
ファン25は、ロータシャフト40の後部に固定される。ファン25は、ベアリング40Bとステータコアとの間に配置される。ファン25は、ロータシャフト40と一緒に回転する。ファン25が回転することにより、モータ23及びコントローラ37を冷却するための気流が生成される。
バッテリ装着部26は、バッテリパック41に接続される。バッテリパック41は、バッテリ装着部26に装着される。バッテリ装着部26は、ブリッジハウジング21の上部に配置される。バッテリパック41は、バンドソー1の電力源である。バッテリパック41は、充電式バッテリを含む。バッテリパック41は、バンドソー1に直流電流を供給する。
バッテリパック41から出力された電力は、コントローラ37を介してステータ38のバスバーユニットに供給される。コントローラ37とバスバーユニットとを繋ぐ複数の電源線が配置される。
また、センサ基板24とコントローラ37とを繋ぐ複数の信号線が配置される。
リヤ鋸車27は、リヤハウジング19に収容される。すなわち、リヤ鋸車27は、リヤハウジング19の内部空間であるリヤ空間に配置される。リヤ鋸車27の一部は、リヤカバー8に設けられた開口8Aから露出する。リヤ鋸車27は、リヤベース6に回転可能に支持される。リヤ鋸車27は、第1回転軸CX1を中心に回転する。第1回転軸CX1は、YZ平面と平行である。第1回転軸CX1は、左側に向かって上側に傾斜する。第1回転軸CX1は、下方向に対して55度の角度で傾斜する。
フロント鋸車28は、フロントハウジング20に収容される。すなわち、フロント鋸車28は、フロントハウジング20の内部空間であるフロント空間に配置される。フロント鋸車28の一部は、フロントカバー9に設けられた開口9Aから露出する。フロント鋸車28は、フロントベース7に回転可能に支持される。フロント鋸車28は、第2回転軸CX2を中心に回転する。第1回転軸CX1と第2回転軸CX2とは、平行である。第2回転軸CX2は、下方向に対して55度の角度で傾斜する。
帯鋸刃2は、リヤ鋸車27及びフロント鋸車28のそれぞれに掛けられる。帯鋸刃2は、環状である。帯鋸刃2は、リヤ鋸車27とフロント鋸車28とにより前後方向に引っ張られる。帯鋸刃2の少なくとも一部は、開口部22に配置される。帯鋸刃2の左面と帯鋸刃2の右面とは、開口部22以外の領域では平行である。帯鋸刃2の左面とXZ平面とは、開口部22の領域において平行である。すなわち、帯鋸刃2は開口部22の境界付近で帯鋸刃2の右面と平行な姿勢からXZ平面と平行な姿勢に変化するように捩じれている。帯鋸刃2の捩じれ角度は55度である。
図7に示すように、リヤベース6の右部に開口6Aが設けられる。リヤベース6の開口6Aは、リヤカバー8に覆われる。リヤカバー8は、リヤベース6の開口6Aを開閉する。フロントベース7の右部に開口7Aが設けられる。フロントベース7の開口7Aは、フロントカバー9に覆われる。フロントカバー9は、フロントベース7の開口7Aを開閉する。帯鋸刃2を交換する場合、開口6A及び開口7Aのそれぞれが開放される。
ロータシャフト40は、動力伝達機構42を介してリヤ鋸車27に連結される。動力伝達機構42は、ベベルギヤを含む。ロータシャフト40の回転力は、動力伝達機構42を介してリヤ鋸車27に伝達される。ロータシャフト40が回転することにより、リヤ鋸車27が回転する。
リヤ鋸車27は、モータ23により駆動される出力部である。リヤ鋸車27は、駆動輪として機能する。フロント鋸車28は、従動輪として機能する。モータ23によりリヤ鋸車27が第1回転軸CX1を中心に回転すると、帯鋸刃2がリヤ鋸車27及びフロント鋸車28のそれぞれに支持された状態で回転する。フロント鋸車28は、帯鋸刃2が掛けられた状態で、リヤ鋸車27の回転に追従して、第2回転軸CX2を中心に回転する。
テンション調整レバー29は、帯鋸刃2のテンションを調整するために操作される。テンション調整レバー29は、フロント鋸車28に連結される。テンション調整レバー29が操作されることにより、フロント鋸車28が前後方向に移動する。フロント鋸車28が前後方向に移動することにより、帯鋸刃2のテンションが調整される。
リヤガイドローラ30は、帯鋸刃2をガイドする。リヤガイドローラ30は、開口部22に面するリヤベース6の前部に配置される。リヤガイドローラ30は、左右方向から帯鋸刃2を挟むように一対設けられる。リヤガイドローラ30の回転軸は、Z軸に平行である。
フロントガイドローラ31は、帯鋸刃2をガイドする。フロントガイドローラ31は、開口部22に面するフロントベース7の後部に配置される。フロントガイドローラ31は、左右方向から帯鋸刃2を挟むように一対設けられる。フロントガイドローラ31の回転軸は、Z軸に平行である。
ストッパプレート32は、切断対象を支持する。ストッパプレート32は、リヤベース6の前部に支持される。帯鋸刃2は、開口部22においてフロントベース7からリヤベース6に移動するように回転する。ストッパプレート32により、切断対象が帯鋸刃2の回転によって移動することが抑制される。ストッパプレート32は、上下方向に長い貫通孔32Aを有する。貫通孔32Aに挿入されるねじ43によって、ストッパプレート32は、リヤベース6に固定される。
メインスイッチ機構33は、モータ23を駆動又は停止するために操作される。メインスイッチ機構33は、メインハンドル4に配置される。メインスイッチ機構33の少なくとも一部は、メインハンドル4の内部空間であるハンドル空間に配置される。
メインスイッチ機構33は、トリガ操作部材44と、ロックオフ操作部材45と、ロックオン操作部材46と、スイッチ47とを有する。
トリガ操作部材44は、モータ23を駆動させるために操作される。トリガ操作部材44は、メインハンドル4の上部に配置される。メインハンドル4は、トリガ操作部材44が配置される開口4Dを有する。開口4Dは、メインハンドル4の上部の下面に配置される。スイッチ47は、ハンドル空間に配置される。トリガ操作部材44がハンドル空間に入り込むように引き操作されることにより、スイッチ47が操作される。スイッチ47が操作されることにより、モータ23が駆動する。
ロックオフ操作部材45は、トリガ操作部材44の操作を阻止状態から許容状態にするために操作される。ロックオフ操作部材45は、メインハンドル4の上部に配置される。メインハンドル4は、ロックオフ操作部材45が配置される開口4Eを有する。開口4Eは、メインハンドル4の上部の左面及び右面のそれぞれに配置される。ロックオフ操作部材45がハンドル空間に入り込むように押し操作されることにより、トリガ操作部材44の操作が阻止状態から許容状態になる。
ロックオフ操作部材45が操作されない場合、トリガ操作部材44の操作が阻止される。バンドソー1の使用者は、ロックオフ操作部材45を操作しない場合、トリガ操作部材44を操作することができない。ロックオフ操作部材45がハンドル空間に入り込むように押し操作された場合、阻止状態が解除され、トリガ操作部材44の操作が許容される。バンドソー1の使用者は、ロックオフ操作部材45を押し操作することによって、トリガ操作部材44を引き操作することができる。
ロックオン操作部材46は、トリガ操作部材44の引き操作を維持状態にするために操作される。ロックオン操作部材46は、メインハンドル4の上部に配置される。メインハンドル4は、ロックオン操作部材46が配置される開口4Fを有する。開口4Fは、メインハンドル4の上部の左面に配置される。トリガ操作部材44が引き操作された後、ロックオン操作部材46がハンドル空間に入り込むように押し操作されることにより、トリガ操作部材44の引き操作が維持状態になる。
トリガ操作部材44が引き操作された後、ロックオン操作部材46がハンドル空間に入り込むように押し操作された場合、トリガ操作部材44が引き操作された状態が維持される。トリガ操作部材44が引き操作された後、ロックオン操作部材46が押し操作されることにより、トリガ操作部材44の引き操作が解除されても、モータ23は、ロックオン状態になり、駆動し続けることができる。バンドソー1の使用者は、トリガ操作部材44を指で引き操作した後、ロックオン操作部材46を押し操作することによって、トリガ操作部材44から指を離しても、モータ23を駆動し続けることができる。
すなわち、トリガ操作部材44が引き操作される前の状態は、モータ23が停止するオフ状態である。ロックオフ操作部材45が押し操作される前の状態は、トリガ操作部材44の引き操作が阻止される阻止状態である。トリガ操作部材44の引き操作が阻止される阻止状態は、モータ23のオフ状態が固定されるロックオフ状態である。ロックオフ操作部材45が押し操作された後の状態は、トリガ操作部材44の引き操作が許容される許容状態である。ロックオフ操作部材45が押し操作され且つトリガ操作部材44が引き操作された後の状態は、モータ23が駆動するオン状態である。トリガ操作部材44が引き操作され且つロックオン操作部材46が押し操作された後の状態は、トリガ操作部材44の引き操作が維持される維持状態である。トリガ操作部材44の引き操作が維持される維持状態は、モータ23のオン状態が固定されるロックオン状態である。ロックオン状態において、トリガ操作部材44及びロックオン操作部材46から指を離した後に、再びトリガ操作部材44が引き操作されることにより、ロックオン状態が解除される。
スタンドスイッチ機構34は、モータ23を駆動又は停止するために操作される。スタンドスイッチ機構34は、フロントハウジング20の上部に支持される。スタンドスイッチ機構34は、ブリッジハウジング21の前側に配置される。スタンドスイッチ機構34の少なくとも一部は、フロントハウジング20の上部に形成された凹部20Aに配置される。スタンドスイッチ機構34の少なくとも一部は、サブハンドル5の左アーム部5Aと右アーム部5Bの間に配置される。
変速ダイヤル35は、モータ23の回転速度を調整するために操作される。変速ダイヤル35は、メインハンドル4の上部に配置される。
ライト36は、切断対象を照明する。ライト36は、ブリッジハウジング21の前部の下部に配置される。
コントローラ37は、少なくともモータ23を制御する。コントローラ37は、センサ基板24に実装されている磁気センサの検出信号に基づいて、モータ23に供給する駆動電流を制御する。コントローラ37は、1枚のプリント基板37Aと、プリント基板に実装される複数の電子部品とを含む。プリント基板37Aは、コントローラケース37Bに支持される。コントローラケース37Bは深さの浅い凹部を有する器形であり、その凹部及び外郭は凹部の方向から見て長方形に形成されている。凹部には同じく長方形でほぼ同形状のプリント基板37Aが挿入されている。ここでは、コントローラケース37Bの底面をコントローラケース表面37E、コントローラケース表面37Eの反対側の面をコントローラケース裏面37Fと呼び、プリント基板37Aのリード線(不図示)が伸びる側を基板裏面37D、基板裏面37Dの反対側の面をプリント面37Cと呼ぶ。
コントローラ37は、ブリッジハウジング21に収容される。すなわち、コントローラ37は、ブリッジハウジング21の内部空間であるミドル空間に配置される。コントローラ37は、ミドル空間の上部に配置される。コントローラ37の少なくとも一部は、モータ23よりも上側に配置される。XY平面において、モータ23とコントローラ37の少なくとも一部とは重複する。コントローラ37は、スタンドスイッチ機構34よりも後側に配置される。
コントローラ37は、メインスイッチ機構33及びスタンドスイッチ機構34の少なくとも一方からの操作信号に基づいて、モータ23を制御する。メインスイッチ機構33の電子機器とスタンドスイッチ機構34の電子機器とは、直列に接続される。
メインスイッチ機構33を操作することによりモータ23を駆動又は停止する場合、スタンドスイッチ機構34がロックオン状態にされる。バンドソー1の使用者は、スタンドスイッチ機構34がロックオン状態において、メインスイッチ機構33を操作することにより、モータ23を駆動又は停止することができる。
スタンドスイッチ機構34を操作することによりモータ23を駆動又は停止する場合、メインスイッチ機構33がロックオン状態にされる。バンドソー1の使用者は、メインスイッチ機構33がロックオンされた状態で、スタンドスイッチ機構34を操作することにより、モータを駆動又は停止することができる。
<スタンドスイッチ機構>
図9は、本実施形態に係るスタンドスイッチ機構34を示す前側からの斜視図である。図10は、本実施形態に係るスタンドスイッチ機構34を示す前側からの分解斜視図である。図11は、本実施形態に係るスタンドスイッチ機構34を示す後側からの斜視図である。図12は、本実施形態に係るスタンドスイッチ機構34を示す後側からの分解斜視図である。
スタンドスイッチ機構34は、操作部材50と、スイッチケース51と、スリーブ52と、コイルばね53と、モーメンタリスイッチ54と、スイッチ回路55とを有する。
操作部材50は、大径部56と、小径部57と、スイッチ部58と、板状部59とを有する。
大径部56の外形は、実質的に円柱状である。小径部57の外形は、実質的に円柱状である。小径部57は、大径部56の後部に接続される。大径部56の外径は、小径部57の外径よりも大きい。大径部56の中心軸と小径部57の中心軸とは、一致する。以下の説明において、大径部56の中心軸及び小径部57の中心軸を適宜、操作部材50の中心軸MX、と総称する。中心軸MXは、X軸に平行である。
スイッチ部58は、小径部57の後部に接続される。スイッチ部58の外形は、操作部材50の中心軸MXに直交する方向に長い。図10及び図12において、スイッチ部58は、左右方向に延在する。スイッチ部58の左右方向の寸法は、小径部57の外径よりも大きい。
スイッチ部58は、係合部60を有する。係合部60は、第1直進係合部61と、第2直進係合部62と、第1回動係合部63と、第2回動係合部64とを含む。第1直進係合部61は、スイッチ部58の左上の角部を含む。第2直進係合部62は、スイッチ部58の右下の角部を含む。第1回動係合部63は、スイッチ部58の左下の角部を含む。第2回動係合部64は、スイッチ部58の右上の角部を含む。第1直進係合部61と第2直進係合部62とは、中心軸MXを通るスイッチ部58の第1の対角線上に配置される。第1回動係合部63と第2回動係合部64とは、中心軸MXを通るスイッチ部58の第2の対角線上に配置される。
板状部59は、大径部56の前部に接続される。板状部59の外形は、操作部材50の中心軸MXに直交する方向に長い。図9から図12において、板状部59は、上下方向に延在する。板状部59の上下方向の寸法は、大径部の外径よりも大きい。
スイッチケース51は、操作部材50を移動可能に支持する。スイッチケース51は、操作部材50の少なくとも一部が配置される内部空間を有する。スイッチケース51は、所謂、半割構造である。スイッチケース51は、左スイッチケース51Aと、右スイッチケース51Bとを含む。左スイッチケース51Aと右スイッチケース51Bとは、複数のねじにより固定される。左スイッチケース51Aと右スイッチケース51Bとの間にスイッチケース51の内部空間が形成される。
スイッチケース51は、フロントハウジング20の上部に支持される。スイッチケース51は、フロントハウジング20の上部に形成された凹部20Aに配置される。スイッチケース51は、ブリッジハウジング21の前側に配置される。
スイッチケース51の前側に支持孔65が設けられる。支持孔65は、スイッチケース51の外部空間と内部空間とを繋ぐように設けられる。大径部56は、支持孔65に配置される。支持孔65は、大径部56を移動可能に支持する。大径部56が支持孔65に支持された状態で、操作部材50は、前後方向及び中心軸MXを中心とする回動方向のそれぞれに移動可能である。操作部材50の中心軸MXと操作部材50の回動軸とは、一致する。
小径部57及びスイッチ部58のそれぞれは、スイッチケース51の内部空間に配置される。板状部59は、スイッチケース51の外部空間に配置される。
スイッチケース51は、操作部材50に設けられた係合部60に係合する被係合部70を有する。被係合部70は、第1直進係合部61に係合する第1直進被係合部71と、第2直進係合部62に係合する第2直進被係合部72と、第1回動係合部63に係合する第1回動被係合部73と、第2回動係合部64に係合する第2回動被係合部74とを含む。
スイッチケース51は、第1リブ部81と、第2リブ部82と、第3リブ部83と、第4リブ部84とを有する。第1リブ部81、第2リブ部82、第3リブ部83、及び第4リブ部84のそれぞれは、スイッチケース51の内部空間に配置される。
左スイッチケース51Aは、右側を向く右内面を有する。右スイッチケース51Bは、左側を向く左内面を有する。第1リブ部81は、左スイッチケース51Aの右内面から右側に突出するように設けられる。第2リブ部82は、右スイッチケース51Bの左内面から左側に突出するように設けられる。第3リブ部83は、左スイッチケース51Aの右内面から右側に突出するように設けられる。第4リブ部84は、右スイッチケース51Bの左内面から左側に突出するように設けられる。
第1リブ部81は、第3リブ部83の上側に配置される。第2リブ部82は、第4リブ部84の下側に配置される。上下方向において、第1リブ部81は、第4リブ部84と第2リブ部82との間に配置される。上下方向において、第2リブ部82は、第1リブ部81と第3リブ部83との間に配置される。
第1リブ部81は、第1直進被係合部71を含む。第2リブ部82は、第2直進被係合部72を含む。第3リブ部83は、第1回動被係合部73を含む。第4リブ部84は、第2回動被係合部74を含む。
第1リブ部81の右端部に傾斜面71Aが設けられる。傾斜面71Aは、下側に向かって左側に傾斜する。第2リブ部82の左端部に傾斜面72Aが設けられる。傾斜面72Aは、上側に向かって右側に傾斜する。
スリーブ52は、大径部56の外面と支持孔65の内面との間に配置される。支持孔65は、スリーブ52を介して大径部56を移動可能に支持する。スリーブ52は、金属製である。スイッチケース51は、スリーブ52の前端面に接触する前側リング部75と、スリーブ52の後端面に接触する後側リング部76とを有する。前側リング部75と後側リング部76とにより、前後方向においてスイッチケース51とスリーブ52とが位置決めされる。スリーブ52は、支持孔65に対して空転するように配置される。大径部56の外面とスリーブ52の内面との摩擦力は小さい。スリーブ52により、大径部56は円滑に移動することができる。
コイルばね53は、スイッチケース51の内部空間に配置される。コイルばね53の一端部は、大径部56の後面に設けられたフック部66に掛けられる。コイルばね53の他端部は、スイッチケース51の内面に設けられたフック部77に掛けられる。コイルばね53は、操作部材50が規定の回動方向に回動するように、操作部材50に付勢力を与える。
モーメンタリスイッチ54は、スイッチケース51の内部空間に配置される。モーメンタリスイッチ54は、操作部材50よりも後側に配置される。モーメンタリスイッチ54は、スイッチ回路55に接続される。操作部材50を介してモーメンタリスイッチ54が操作されることにより、モータ23が駆動する。操作部材50によりモーメンタリスイッチ54が押し操作されている期間だけモータ23が駆動する。
操作部材50は、主操作と、予備操作と、維持操作とを実施される。主操作とは、モータ23を駆動させる操作をいう。予備操作とは、主操作を阻止状態から許容状態にする操作をいう。維持操作とは、主操作を維持状態にする操作をいう。
主操作が実施される前の状態は、モータ23が停止するオフ状態である。予備操作が実施される前の状態は、主操作が阻止される阻止状態である。主操作が阻止される阻止状態は、モータ23のオフ状態が固定されるロックオフ状態である。予備操作が実施された後且つ主操作が実施される前の状態は、主操作が許容される許容状態である。主操作が許容される許容状態は、モータ23のロックオフ状態が解除されるロックオフ解除状態である。予備操作が実施され且つ主操作が実施された後の状態は、モータ23が駆動するオン状態である。主操作が実施され且つ維持操作が実施された後の状態は、主操作が維持される維持状態である。主操作が維持される維持状態は、モータ23のオン状態が固定されるロックオン状態である。
主操作の操作方向は、前後方向である。操作部材50は、前後方向に直進することができる。操作部材50が主操作されることにより、操作部材50は、前後方向に移動することができる。本実施形態において、主操作は、操作部材50をフロントハウジング20の手前側の第1直進位置G1から奥側の第2直進位置G2に直進させる操作である。スタンドスイッチ機構34は、ブリッジハウジング21の前側に配置される。ブリッジハウジング21の手前側は、前側である。ブリッジハウジング21の奥側は、後側である。第1直進位置G1は、第2直進位置G2よりも前側に規定される。操作部材50を第1直進位置G1から第2直進位置G2に直進させる操作は、操作部材50がスイッチケース51の内部空間に入り込むように操作部材50を後側に押し込む操作を含む。操作部材50を後側に押し込む操作は、操作部材50がブリッジハウジング21に接近するように操作部材50を押し込む操作を含む。モーメンタリスイッチ54は、操作部材50よりも奥側に配置される。操作部材50が奥側に押し込まれることにより、モーメンタリスイッチ54が押し操作される。
予備操作の操作方向は、主操作の操作方向と交差する。本実施形態において、予備操作の操作方向は、中心軸MXを中心とする回動方向である。中心軸MXは、X軸に平行である。操作部材50の中心軸MXと操作部材50の回動軸とは、一致する。操作部材50は、中心軸MXを中心に回動することができる。操作部材50が予備操作されることにより、操作部材50は、中心軸MXを中心に回動することができる。本実施形態において、予備操作は、操作部材50を第1回動位置R1から第2回動位置R2に回動させる操作である。
維持操作の操作方向は、主操作の操作方向と交差する。本実施形態において、維持操作の操作方向は、中心軸MXを中心とする回動方向である。操作部材50が維持操作されることにより、操作部材50は、中心軸MXを中心に回動することができる。本実施形態において、維持操作の操作方向は、予備操作の操作方向の逆方向である。維持操作は、操作部材50を第2回動位置R2から第1回動位置R1に回動させる操作である。
<スタンドスイッチ機構の動作>
次に、スタンドスイッチ機構34の動作について説明する。図13、図14、図15、及び図16のそれぞれは、本実施形態に係るスタンドスイッチ機構34の動作を説明するための図である。図13から図16のそれぞれは、モータ23をロックオフ状態(阻止状態)からロックオフ解除状態(許容状態)に変化させた後にオン状態を経てロックオン状態(維持状態)に変化させるスタンドスイッチ機構34の動作を示す遷移図である。図13は、スタンドスイッチ機構34を右側から見た図である。図14は、スタンドスイッチ機構34を前側から見た図である。図15は、図13のA-A線矢視断面図である。図16は、図13の側断面図である。
上述のように、操作部材50は、スイッチケース51に移動可能に支持される。操作部材50は、前後方向に直進し、中心軸MXを中心に回動する。以下、前後方向を適宜、直進方向、と称し、中心軸MXを中心とする回動方向を適宜、回動方向、と称する。また、前側を適宜、手前側、と称し、後側を適宜、奥側、と称する。
図13から図16に示すように、ロックオフ状態(阻止状態)において、操作部材50は、直進方向において第1直進位置G1に配置され且つ回動方向において第1回動位置R1に配置される。操作部材50が第1直進位置G1に配置され且つ第1回動位置R1に配置されている状態において、第1直進係合部61と第1直進被係合部71とが対向し、第2直進係合部62と第2直進被係合部72とが対向する。第1直進被係合部71は、第1直進係合部61よりも奥側に配置され、第2直進被係合部72は、第2直進係合部62よりも奥側に配置される。
操作部材50が第1直進位置G1に配置され且つ第1回動位置R1に配置されることにより、第1直進係合部61と第1直進係合部61よりも奥側に配置される第1直進被係合部71とが係合し、第2直進係合部62と第2直進係合部62よりも奥側に配置される第2直進被係合部72とが係合する。第1直進係合部61が第1直進被係合部71の手前側の表面に接触し、第2直進係合部62が第2直進被係合部72の手前側の表面に接触するので、操作部材50は、第1直進位置G1から第2直進位置G2に移動することができない。これにより、主操作が阻止状態になり、モータ23はロックオフ状態になる。
操作部材50が第1回動位置R1に配置されている状態において、第1回動係合部63と第1回動被係合部73とは離れており、第2回動係合部64と第2回動被係合部74とは離れている。
ロックオフ状態(阻止状態)からロックオフ解除状態(許容状態)に変化させる場合、操作部材50は、直進方向において第1直進位置G1に維持された状態で、第1回動位置R1から第2回動位置R2に回動される。操作部材50が第1回動位置R1から第2回動位置R2に回動されることにより、第1直進係合部61と第1直進被係合部71との係合が解除され、第2直進係合部62と第2直進被係合部72と係合が解除される。第1直進係合部61が第1直進被係合部71から離れ、第2直進係合部62が第2直進被係合部72から離れるので、操作部材50は、第1直進位置G1から第2直進位置G2に移動することができる。これにより、主操作が許容状態になり、モータ23はロックオフ解除状態になる。
本実施形態において、第2回動位置R2は、第1回動係合部63と第1回動被係合部73とが接触し、第2回動係合部64と第2回動被係合部74とが接触する位置である。操作部材50が第2回動位置R2に配置されている状態において、第1回動係合部63と第1回動被係合部73とは接触し、第2回動係合部64と第2回動被係合部74とは接触する。第1回動被係合部73及び第2回動被係合部74は、操作部材50の回動範囲を規定する。第1回動被係合部73及び第2回動被係合部74は、操作部材50が過度に回動することを抑制するストッパ部として機能する。第1回動被係合部73及び第2回動被係合部74により、操作部材50が過度に回動することが抑制される。
本実施形態において、第1直進被係合部71の右端部に傾斜面71Aが設けられ、第2直進被係合部72の左端部に傾斜面72Aが設けられる。そのため、操作部材50を少しだけ回動させるだけで、第1直進係合部61と第1直進被係合部71との係合が解除され、第2直進係合部62と第2直進被係合部72と係合が解除される。
操作部材50が第1回動位置R1から第2回動位置R2に回動された後、ロックオフ解除状態(許容状態)からオン状態に変化させる場合、操作部材50は、回動方向において第2回動位置R2に維持された状態で、第1直進位置G1から第2直進位置G2に直進される。操作部材50が第1直進位置G1から第2直進位置G2に直進されることにより、モーメンタリスイッチ54が操作部材50のスイッチ部58により押し操作される。主操作が許容状態において、操作部材50が第2直進位置G2に直進してモーメンタリスイッチ54が押し操作されることにより、モータ23が駆動し、モータ23がオン状態になる。
操作部材50が第1直進位置G1から第2直進位置G2に直進された後、オン状態からロックオン状態(維持状態)に変化させる場合、操作部材50は、直進方向において第2直進位置G2に維持された状態で、第2回動位置R2から第1回動位置R1に回動される。操作部材50が直進方向において第2直進位置G2に配置され且つ回動方向において第1回動位置R1に配置されている状態において、第1直進係合部61と第1直進被係合部71とが対向し、第2直進係合部62と第2直進被係合部72とが対向する。第1直進被係合部71は、第1直進係合部61よりも手前側に配置され、第2直進被係合部72は、第2直進係合部62よりも手前側に配置される。
本実施形態において、コイルばね53は、操作部材50が第2回動位置R2から第1回動位置R1に回動するように、操作部材50に付勢力を与える。これにより、操作部材50は、第2回動位置R2から第1回動位置R1に円滑に回動することができる。
操作部材50が第2直進位置G2に配置され且つ第1回動位置R1に配置されることにより、第1直進係合部61と第1直進係合部61よりも手前側に配置される第1直進被係合部71とが係合し、第2直進係合部62と第2直進係合部62よりも手前側に配置される第2直進被係合部72とが係合する。第1直進係合部61が第1直進被係合部71の奥側の表面に接触し、第2直進係合部62が第2直進被係合部72の奥側の表面に接触するので、操作部材50は、第2直進位置G2から第1直進位置G1に移動することができない。操作部材50は、直進方向において第2直進位置G2に維持された状態で、第2回動位置R2から第1回動位置R1に回動された後、第2直進位置G2を維持される。これにより、主操作が維持状態になり、モータ23はロックオン状態になる。
ロックオン状態(維持状態)からロックオフ状態(阻止状態)に変化させる場合、操作部材50は、第1回動位置R1から第2回動位置R2に回動される。操作部材50が第1回動位置R1から第2回動位置R2に回動されることにより、第1直進係合部61と第1直進被係合部71との係合が解除され、第2直進係合部62と第2直進被係合部72と係合が解除される。モーメンタリスイッチ54は、操作部材50を手前側に移動させる弾性力を発生する。すなわち、モーメンタリスイッチ54は、操作部材50が第2直進位置G2から第1直進位置G1に戻るように、操作部材50に付勢力を与える。そのため、第1直進係合部61と第1直進被係合部71との係合が解除され、第2直進係合部62と第2直進被係合部72と係合が解除されることにより、操作部材50は、モーメンタリスイッチ54の弾性力により、直進方向において第2直進位置G2から第1直進位置G1に戻ることができる。また、コイルばね53は、操作部材50が第2回動位置R2から第1回動位置R1に回動するように、操作部材50に付勢力を与える。これにより、操作部材50は、直進方向において第1直進位置G1に配置され且つ回動方向において第1回動位置R1に配置される。これにより、主操作が許容状態になり、モータ23はロックオフ解除状態になる。
<電動作業機の使用方法>
次に、バンドソー1の使用方法について説明する。通常の切断においては、使用者は、バンドソー1のメインハンドル4を利き手で握り、サブハンドル5を別の手で握ることでバンドソー1の質量を支える。この状態でバンドソー1を移動させることで、任意の位置に固定された切断対象を切断する。その他、チョップソーモードとコンターモードについて、以下に説明する。
図17は、本実施形態に係るバンドソー1の使用方法を説明するための図である。図17は、所謂、チョップソーモードでバンドソー1を使用する例を示す。チョップソーモードにおいて、バンドソー1は、スタンド90に取り付けた状態で使用される。チョップソーモードは、カットオフモードと称されることもある。
スタンド90は、ベース91と、バイス92と、支持部材93とを備える。バイス92は、ベース91に支持される。バイス92は、切断対象を固定する。バイス92は、ベース91に固定される固定バイス92Aと、固定バイス92Aに対向する可動バイス92Bと、可動バイス92Bを移動させるためのねじ92Cと、ねじ92Cを回転可能に支持する支持部材92Dと、ねじ92Cの端部に固定されるノブ92Eとを有する。固定バイス92Aはフェンスと称されることもある。
支持部材93は、バンドソー1を支持する。支持部材93は、ヒンジ94を介してベース91に連結される。バンドソー1は、ねじにより支持部材93に固定される。バンドソー1は、スタンドスイッチ機構34が上側を向くように、支持部材93に固定される。バンドソー1は、スタンド90に、略鉛直状態(上死点)から略水平状態(下死点)まで、ヒンジ94を中心に揺動可能に連結される。
切断対象を切断する場合、バンドソー1の使用者は、固定バイス92Aと可動バイス92Bとの間に切断対象を配置した後、可動バイス92Bが固定バイス92Aに接近するようにねじ92Cを回転させる。バンドソー1の使用者は、ノブ92Eを握ってノブ92Eと一緒にねじ92Cを回転させることにより、可動バイス92Bを固定バイス92Aに接近させることができる。切断対象は、固定バイス92Aと可動バイス92Bとに挟み付けられる。これにより、切断対象がバイス92に固定される。
切断対象がバイス92に固定された後、バンドソー1の使用者は、スタンドスイッチ機構34を操作して、モータ23を駆動させる。モータ23が駆動することにより、帯鋸刃2が回転する。帯鋸刃2が回転している状態で、バンドソー1の使用者は、例えばサブハンドル5を握りながら、支持部材93を上死点から矢印Bで示す方向に揺動させる。すなわち、バンドソー1の使用者は、帯鋸刃2が切断対象に接近するように、バンドソー1を揺動させる。回転する帯鋸刃2がバイス92に固定されている切断対象に接触することにより、切断対象が切断される。通常は、使用者は、回転する帯鋸刃2が切断対象に接触した瞬間にサブハンドル5から手を離す。その後、バンドソー1の自重によって切断作業(バンドソー1の下降)が継続される。切断対象が切断された後(下死点まで揺動した後)、バンドソー1の使用者は、スタンドスイッチ機構34を操作して、モータ23を停止する。
図18は、本実施形態に係るバンドソー1の使用方法を説明するための図である。図18は、所謂、コンターモードでバンドソー1を使用する例を示す。コンターモードにおいても、バンドソー1は、スタンド90に取り付けた状態で使用される。
スタンド90は、ベース91と、バイス92と、支持部材93と、コンターテーブル95とを備える。コンターモードにおいて、バイス92は、コンターテーブル95の少なくとも一部を固定する。
バンドソー1は、スタンドスイッチ機構34が上側を向くように、略鉛直な状態で支持部材93に固定される。コンターモードにおいて、支持部材93が揺動されないように、ヒンジ94がストッパボルトにより固定される。
切断対象を切断する場合、バンドソー1の使用者は、切断対象をコンターテーブル95に載せた後、スタンドスイッチ機構34を操作して、モータ23を駆動させる。モータ23が駆動することにより、帯鋸刃2が回転する。帯鋸刃2が回転している状態で、バンドソー1の使用者は、コンターテーブル95に載せられている切断対象を帯鋸刃2に接近させる。切断対象が回転する帯鋸刃2に接触することにより、切断対象が切断される。切断対象が切断された後、バンドソー1の使用者は、スタンドスイッチ機構34を操作して、モータ23を停止する。
<効果>
以上説明したように、本実施形態において、バンドソー1は、モータ23と、モータ23を収容するハウジング3と、モータ23により駆動される出力部であるリヤ鋸車27と、ハウジング3に支持されるスタンドスイッチ機構34と、を備える。スタンドスイッチ機構34は、モータ23を駆動させる主操作と、主操作を阻止状態から許容状態にする予備操作とを実施される。主操作は、スタンドスイッチ機構34の少なくとも一部をハウジング3の手前側の第1直進位置G1から奥側の第2直進位置G2に直進させる操作である。主操作の操作方向と予備操作の操作方向とは、交差する。
上記の構成では、モータ23を駆動させる主操作は、スタンドスイッチ機構34の少なくとも一部を第1直進位置G1から第2直進位置G2に直進させる操作である。主操作を阻止状態から許容状態にする予備操作の操作方向は、主操作の操作方向と交差する。そのため、スタンドスイッチ機構34の操作性の低下が抑制される。バンドソー1の使用者は、主操作の操作方向と予備操作の操作方向との違いにより、主操作及び予備操作のどちらを実施しているのかを認識し易くなる。また、主操作は、スタンドスイッチ機構34の少なくとも一部をハウジング3の手前側の第1直進位置G1から奥側の第2直進位置G2に直進させる操作である。そのため、バンドソー1の大型化が抑制される。
本実施形態において、スタンドスイッチ機構34は、主操作を維持状態にする維持操作を実施される。主操作の操作方向と維持操作の操作方向とは、交差する。
上記の構成では、主操作を維持状態にする維持操作の操作方向は、主操作の操作方向と交差する。そのため、スタンドスイッチ機構34の操作性の低下が抑制される。バンドソー1の使用者は、主操作の操作方向と維持操作の操作方向との違いにより、主操作及び維持操作のどちらを実施しているのかを認識し易くなる。
本実施形態において、維持操作の操作方向は、予備操作の操作方向の逆方向である。
上記の構成では、予備操作と主操作と維持操作とを連続的に円滑に実施することができる。また、維持操作の操作方向と予備操作の操作方向とが逆方向なので、バンドソー1の大型化が抑制される。
本実施形態において、スタンドスイッチ機構34は、予備操作を実施される操作部材50を有する。スタンドスイッチ機構34は、維持操作を実施される操作部材50を有する。予備操作を実施される操作部材50と維持操作を実施される操作部材50とは、同一部材である。
上記の構成では、スタンドスイッチ機構34の部品点数の増加が抑制される。また、バンドソー1の大型化が抑制される。
本実施形態において、スタンドスイッチ機構34は、主操作と予備操作と維持操作とを実施される操作部材50を有する。
上記の構成では、スタンドスイッチ機構34の部品点数の増加が抑制される。また、バンドソー1の大型化が抑制される。
本実施形態において、主操作は、操作部材50を第1直進位置G1から第2直進位置G2に直進させる操作である。予備操作は、操作部材50を第1回動位置R1から第2回動位置R2に回動させる操作である。操作部材50は、直進方向において第1直進位置G1に維持された状態で、第1回動位置R1から第2回動位置R2に回動された後、第2直進位置G2に直進される。
上記の構成では、スタンドスイッチ機構34の操作性の低下が抑制される。また、バンドソー1の大型化が抑制される。
本実施形態において、スタンドスイッチ機構34は、操作部材50を移動可能に支持するスイッチケース51を有する。スイッチケース51は、操作部材50に設けられた係合部60に係合する被係合部70を有する。操作部材50が直進方向において第1直進位置G1に配置され且つ回動方向において第1回動位置R1に配置されることにより、係合部60と係合部60よりも奥側に配置される被係合部70とが係合して、主操作が阻止状態になる。操作部材50が第1回動位置R1から第2回動位置R2に回動することにより、係合部60と被係合部70との係合が解除され、主操作が許容状態になる。
上記の構成では、操作部材50が第1直進位置G1に配置され且つ第1回動位置R1に配置されることにより、スイッチケース51の被係合部70が操作部材50の係合部60よりも奥側に配置される。これにより、主操作が阻止状態になる。操作部材50が第2回動位置R2に回動されることにより、係合部60と被係合部70との係合が解除される。これにより、主操作が許容状態になる。
本実施形態において、スタンドスイッチ機構34は、操作部材50よりも奥側に配置されるモーメンタリスイッチ54を有する。主操作が許容状態において、操作部材50が第2直進位置G2に直進することにより、モーメンタリスイッチ54が操作される。モーメンタリスイッチ54が駆動されることにより、モータ23が駆動される。
上記の構成では、モーメンタリスイッチ54が使用されることにより、高電流に対応することができる。
本実施形態において、維持操作は、操作部材50を第2回動位置R2から第1回動位置R1に回動させる操作である。操作部材50は、直進方向において第2直進位置G2に維持された状態で、第2回動位置R2から第1回動位置R1に回動された後、第2直進位置G2を維持される。
上記の構成では、スタンドスイッチ機構34の操作性の低下が抑制される。また、バンドソー1の大型化が抑制される。
本実施形態において、操作部材50が直進方向において第2直進位置G2に配置され且つ回動方向において第1回動位置R1に配置されることにより、係合部60と係合部60よりも手前側に配置される被係合部70とが係合して、主操作が維持状態になる。操作部材50が第1回動位置R1から第2回動位置R2に回動することにより、係合部60と被係合部70との係合が解除され、モーメンタリスイッチ54の弾性力により、操作部材50が直進方向において第2直進位置G2から第1直進位置G1に戻る。
上記の構成では、操作部材50が第2直進位置G2に配置され且つ第1回動位置R1に配置されることにより、操作部材50の係合部60がスイッチケース51の被係合部70よりも奥側に配置される。これにより、主操作が維持状態になる。操作部材50が第2回動位置R2に回動されることにより、係合部60と被係合部70との係合が解除される。モーメンタリスイッチ54は、操作部材50を第2直進位置G2から第1直進位置G1に戻す弾性力を発生する。係合部60と被係合部70との係合が解除されることにより、操作部材50は、モーメンタリスイッチ54の弾性力により、第2直進位置G2から第1直進位置G1に移動することができる。これにより、モータ23が停止し、主操作が阻止状態になる。
本実施形態において、操作部材50は、操作部材50の回動軸である中心軸MXに直交する方向に長い板状部59を有する。
上記の構成では、バンドソー1の使用者は、板状部59を指でつまむことにより、操作部材50を円滑に回転させることができる。
本実施形態において、バンドソー1は、充電式バッテリを含むバッテリパック41が装着されるバッテリ装着部26を備える。
上記の構成では、バンドソー1と商用電源とをケーブルで接続しなくて済むので、バンドソー1を簡単に持ち運びすることができる。
本実施形態において、バンドソー1は、第1鋸車であるリヤ鋸車27と、第2鋸車であるフロント鋸車28と、リヤ鋸車27及びフロント鋸車28のそれぞれに掛けられる帯鋸刃2と、を備える。出力部は、リヤ鋸車27を含む。ハウジング3は、リヤ鋸車27が収容される第1ハウジングであるリヤハウジング19と、フロント鋸車28が収容される第2ハウジングであるフロントハウジング20と、リヤハウジング19とフロントハウジング20との間に配置されモータ23が収容されるブリッジハウジング21と、を含む。スタンドスイッチ機構34は、フロントハウジング20に支持される。
上記の構成では、電動作業機として携帯型のバンドソー1にスタンドスイッチ機構34が設けられる。バンドソー1は、スタンド90に据え付けられた状態で使用される場合がある。スタンドスイッチ機構34がブリッジハウジング21の隣に配置されるフロントハウジング20に支持されることにより、バンドソー1がスタンド90に据え付けられた状態で、バンドソー1の使用者は、スタンドスイッチ機構34を円滑に操作することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態について説明する。本実施形態において、上述の第1実施形態と同一又は同等の構成要素についての説明は簡略又は省略する。
<スタンドスイッチ機構>
図19は、本実施形態に係るスタンドスイッチ機構134を示す前側からの斜視図である。図20は、本実施形態に係るスタンドスイッチ機構134を示す前側からの分解斜視図である。図21は、本実施形態に係るスタンドスイッチ機構134を示す後側からの斜視図である。図22は、本実施形態に係るスタンドスイッチ機構134を示す後側からの分解斜視図である。
スタンドスイッチ機構134は、第1操作部材150と、第2操作部材152と、スイッチケース151と、コイルばね153と、モーメンタリスイッチ154と、スイッチ回路155とを有する。
第1操作部材150は、円柱部156と、スイッチ部157と、スライド部158とを有する。
円柱部156の外形は、実質的に円柱状である。円柱部156の中心軸は、X軸に平行である。
スイッチ部157は、円柱部156の後部に接続される。スイッチ部157は、平坦な上面を有する。
スライド部158は、スイッチ部157の左側面、右側面、及び下面のそれぞれに設けられる。スライド部158は、X軸方向に長い。
スイッチ部157は、係合部160を有する。係合部160は、スイッチ部157の上面に設けられる。係合部160は、直進係合部161と、スライド係合部162とを有する。直進係合部161は、左右方向に長い。スライド係合部162は、直進係合部161の右端部から前側に延在する。
第2操作部材152は、ベース部180と、板状部159と、連結部181と、スライド部182とを有する。
板状部159は、連結部181を介してベース部180の前部に接続される。板状部159は、上下方向に長い。上下方向において、連結部181の寸法は、板状部159の寸法よりも小さい。スライド部182は、ベース部180の後部に設けられる。スライド部182は、左右方向に長い。
スイッチケース151は、第1操作部材150及び第2操作部材152のそれぞれを移動可能に支持する。スイッチケース151は、内部空間を有する。第1操作部材150の少なくとも一部は、スイッチケース151の内部空間に配置される。第2操作部材152の少なくとも一部は、スイッチケース151の内部空間に配置される。スイッチケース151は、左スイッチケース151Aと、右スイッチケース151Bとを含む。左スイッチケース151Aと右スイッチケース151Bとは、複数のねじにより固定される。
スイッチケース151の前側に第1支持孔163及び第2支持孔164が設けられる。第1支持孔163及び第2支持孔164のそれぞれは、スイッチケース151の外部空間と内部空間とを繋ぐように設けられる。
円柱部156は、第1支持孔163に配置される。円柱部156が第1支持孔163に配置された状態で、第1操作部材150は、前後方向に移動可能である。
スイッチ部157は、スイッチケース151の内部空間に配置される。円柱部156は、スイッチケース151の外部空間に配置される。
連結部181は、第2支持孔164に配置される。連結部181が第2支持孔164に配置された状態で、第2操作部材152は、左右方向に移動可能である。
ベース部180は、スイッチケース151の内部空間に配置される。板状部159は、スイッチケース151の外部空間に配置される。
第2操作部材152は、第1操作部材150に設けられた係合部160に係合する被係合部170を有する。被係合部170は、ベース部180の下面に設けられる。被係合部170は、直進係合部161に係合する直進被係合部171と、スライド係合部162に係合するスライド被係合部172とを含む。直進被係合部171は、左右方向に長い。スライド被係合部172は、直進被係合部171の左端部から後側に延在する。
スイッチケース151は、第1操作部材150のスライド部158を前後方向にガイドするガイド部165を有する。また、スイッチケース151は、第2操作部材152のスライド部182を左右方向にガイドするガイド部166を有する。
コイルばね153は、ベース部180に設けられた凹部183に配置される。凹部183は、ベース部180の上面から下側に凹むように形成される。ベース部180の左壁にノッチ184が形成される。左スイッチケース151Aは、ノッチ184に入り込むリブ部167を有する。コイルばね153が凹部183に配置された状態で、コイルばね153の右端部は、凹部183に面するベース部180の右壁の内面に接触する。コイルばね153の左端部は、ノッチ184を介してリブ部167に接触する。コイルばね153は、第2操作部材152が右側に移動するように、第2操作部材152に付勢力を与える。
モーメンタリスイッチ154は、スイッチケース151の内部空間に配置される。モーメンタリスイッチ154は、第1操作部材150よりも奥側に配置される。モーメンタリスイッチ154は、スイッチ回路155に接続される。第1操作部材150を介してモーメンタリスイッチ154が操作されることにより、モータ23が駆動する。第1操作部材150によりモーメンタリスイッチ154が押し操作されている期間だけモータ23が駆動する。
第1操作部材150は、主操作を実施される。第2操作部材152は、予備操作と維持操作とを実施される。
主操作の操作方向は、前後方向である。第1操作部材150は、スライド部158がガイド部165にガイドされながら、前後方向に直進することができる。第1操作部材150が主操作されることにより、第1操作部材150は、前後方向に移動することができる。本実施形態において、主操作は、第1操作部材150をフロントハウジング20の手前側の第1直進位置G1から奥側の第2直進位置G2に直進させる操作である。第1操作部材150が奥側に押し込まれることにより、モーメンタリスイッチ154が押し操作される。
予備操作の操作方向は、主操作の操作方向と交差する。本実施形態において、予備操作の操作方向は、左右方向である。第2操作部材152は、スライド部182がガイド部166にガイドされながら、左右方向にスライドすることができる。第2操作部材152が予備操作されることにより、第2操作部材152は、左右方向にスライドすることができる。本実施形態において、予備操作は、第2操作部材152を第1スライド位置S1から第2スライド位置S2にスライドさせる操作である。
維持操作の操作方向は、主操作の操作方向と交差する。本実施形態において、維持操作の操作方向は、左右方向である。第2操作部材152が維持操作されることにより、第2操作部材152は、左右方向にスライドすることができる。本実施形態において、維持操作の操作方向は、予備操作の操作方向の逆方向である。維持操作は、第2操作部材152を第2スライド位置S2から第1スライド位置S1にスライドさせる操作である。
<スタンドスイッチ機構の動作>
次に、スタンドスイッチ機構34の動作について説明する。図23、図24、図25、及び図26のそれぞれは、本実施形態に係るスタンドスイッチ機構134の動作を説明するための図である。図23から図26のそれぞれは、モータ23をロックオフ状態(阻止状態)からロックオフ解除状態(許容状態)に変化させた後にオン状態を経てロックオン状態(維持状態)に変化させるスタンドスイッチ機構134の動作を示す遷移図である。図23は、スタンドスイッチ機構134を右側から見た図である。図24は、スタンドスイッチ機構134を前側から見た図である。図25は、図23のC-C線矢視断面図である。図26は、図23のD-D線矢視断面図である。
図23から図26に示すように、ロックオフ状態(阻止状態)において、第1操作部材150が直進方向において第1直進位置G1に配置され且つ第2操作部材152がスライド方向において第1スライド位置S1に配置される。第1操作部材150が第1直進位置G1に配置され且つ第2操作部材152が第1スライド位置S1に配置されている状態において、直進係合部161と直進被係合部171とが対向する。直進被係合部171は、直進係合部161よりも奥側に配置される。
第1操作部材150が第1直進位置G1に配置され且つ第2操作部材152が第1スライド位置S1に配置されることにより、直進係合部161と直進係合部161よりも奥側に配置される直進被係合部171とが係合する。直進係合部161が直進被係合部171の手前側の表面に接触するので、第1操作部材150は、第1直進位置G1から第2直進位置G2に移動することができない。これにより、主操作が阻止状態になり、モータ23はロックオフ状態になる。
ロックオフ状態(阻止状態)からロックオフ解除状態(許容状態)に変化させる場合、第1操作部材150が直進方向において第1直進位置G1に維持された状態で、第2操作部材152が第1スライド位置S1から第2スライド位置S2にスライドされる。第2操作部材152が第1スライド位置S1から第2スライド位置S2にスライドされることにより、係合部160と被係合部170との係合が解除される。係合部160が被係合部170から離れるので、第1操作部材150は、第1直進位置G1から第2直進位置G2に移動することができる。これにより、主操作が許容状態になり、モータ23はロックオフ解除状態になる。
第2操作部材152が第1スライド位置S1から第2スライド位置S2にスライドされた後、ロックオフ解除状態(許容状態)からオン状態に変化させる場合、第2操作部材152が第2スライド位置S2に維持された状態で、第1操作部材150が第1直進位置G1から第2直進位置G2に直進される。第1操作部材150が第1直進位置G1から第2直進位置G2に直進されることにより、モーメンタリスイッチ54が第1操作部材150のスイッチ部157により押し操作される。主操作が許容状態において、第1操作部材150が第2直進位置G2に直進してモーメンタリスイッチ54が押し操作されることにより、モータ23が駆動し、モータ23がオン状態になる。
第1操作部材150が第1直進位置G1から第2直進位置G2に直進された後、オン状態からロックオン状態(維持状態)に変化させる場合、第1操作部材150が直進方向において第2直進位置G2に維持された状態で、第2操作部材152がスライド方向において第2スライド位置S2から第1スライド位置S1にスライドされる。第1操作部材150が直進方向において第2直進位置G2に配置され且つ第2操作部材152がスライド方向において第1スライド位置S1に配置されることにより、直進係合部161と直進被係合部171とが対向する。直進被係合部171は、直進係合部161よりも手前側に配置される。
また、スライド係合部162は、直進被係合部171の左端部に接触し、スライド被係合部172は、直進係合部161の右端部に接触する。
本実施形態において、コイルばね53は、第2操作部材152が第2スライド位置S2から第1スライド位置S1に回動するように、第2操作部材152に付勢力を与える。これにより、第2操作部材152は、第2スライド位置S2から第1スライド位置S1に円滑にスライドすることができる。
第1操作部材150が直進方向において第2直進位置G2に配置され且つ第2操作部材152がスライド方向において第1スライド位置S1に配置されることにより、直進係合部161と直進係合部161よりも手前側に配置される直進被係合部171とが係合する。直進係合部161が直進被係合部171の奥側の表面に接触するので、第1操作部材150は、第2直進位置G2から第1直進位置G1に移動することができない。第1操作部材150は、直進方向において第2直進位置G2に維持される。これにより、主操作が維持状態になり、モータ23はロックオン状態になる。
ロックオン状態(維持状態)からロックオフ状態(阻止状態)に変化させる場合、第2操作部材152は、第1スライド位置S1から第2スライド位置S2にスライドされる。第2操作部材152が第1スライド位置S1から第2スライド位置S2にスライドされることにより、係合部160と被係合部170との係合が解除される。モーメンタリスイッチ54は、第1操作部材150を手前側に移動させる弾性力を発生する。第1操作部材150は、モーメンタリスイッチ154の弾性力により、直進方向において第2直進位置G2から第1直進位置G1に移動される。また、コイルばね153は、第2操作部材152が第2スライド位置S2から第1スライド位置S1にスライドするように、第2操作部材152に付勢力を与える。これにより、第1操作部材150が直進方向において第1直進位置G1に配置され且つ第2操作部材152がスライド方向において第1スライド位置S1に配置される。これにより、主操作が許容状態になり、モータ23はロックオフ解除状態になる。
<効果>
以上説明したように、本実施形態において、スタンドスイッチ機構134は、主操作を実施される第1操作部材150と、予備操作と維持操作とを実施される第2操作部材152と、を有する。
上記の構成では、スタンドスイッチ機構134の部品点数の増加が抑制される。また、スタンドスイッチ機構134の構造の複雑化が抑制される。また、バンドソー1の大型化が抑制される。
本実施形態において、主操作は、第1操作部材150を第1直進位置G1から第2直進位置G2に直進させる操作である。予備操作は、第2操作部材152を第1スライド位置S1から第2スライド位置S2にスライドさせる操作である。第1操作部材150は、第2操作部材152が第1スライド位置S1から第2スライド位置S2にスライドされた後、第2直進位置G2に直進される。
上記の構成では、スタンドスイッチ機構134の操作性の低下が抑制される。また、スタンドスイッチ機構134の構造の複雑化が抑制される。また、バンドソー1の大型化が抑制される。
本実施形態において、第2操作部材152は、第1操作部材150に設けられた係合部160に係合する被係合部170を有する。第1操作部材150が直進方向において第1直進位置G1に配置され且つ第2操作部材152がスライド方向において第1スライド位置S1に配置されることにより、係合部160と係合部160よりも奥側に配置される被係合部170とが係合して、主操作が阻止状態になる。第2操作部材152が第1スライド位置S1から第2スライド位置S2にスライドすることにより、係合部160と被係合部170との係合が解除され、主操作が許容状態になる。
上記の構成では、第1操作部材150が第1直進位置G1に配置され且つ第2操作部材152が第1スライド位置S1に配置されることにより、第2操作部材152の被係合部70が第1操作部材150の係合部60よりも奥側に配置される。これにより、主操作が阻止状態になる。第2操作部材152が第2スライド位置S2にスライドされることにより、係合部160と被係合部170との係合が解除される。これにより、主操作が許容状態になる。
本実施形態において、スタンドスイッチ機構134は、第1操作部材150よりも奥側に配置されるモーメンタリスイッチ154を有する。主操作が許容状態において、第1操作部材150が第2直進位置G2に直進してモーメンタリスイッチ154が操作されることにより、モータ23が駆動する。
上記の構成では、モーメンタリスイッチ154が使用されることにより、高電流に対応することができる。
本実施形態において、維持操作は、第2操作部材152を第2スライド位置S2から第1スライド位置S1にスライドさせる操作である。第1操作部材150が直進方向において第2直進位置G2に配置され且つ第2操作部材152がスライド方向において第1スライド位置S1に配置されることにより、係合部160と係合部160よりも手前側に配置される被係合部170とが係合して、主操作が維持状態になる。第2操作部材152が第1スライド位置S1から第2スライド位置S2にスライドすることにより、係合部160と被係合部170との係合が解除され、第1操作部材150が直進方向において第2直進位置G2から第1直進位置G1に移動される。
上記の構成では、第1操作部材150が第2直進位置G2に配置され且つ第2操作部材152が第1スライド位置S1に配置されることにより、第1操作部材150の係合部160が第2操作部材152の被係合部170よりも奥側に配置される。これにより、主操作が維持状態になる。第2操作部材152が第2スライド位置S2にスライドされることにより、係合部160と被係合部170との係合が解除される。係合部160と被係合部170との係合が解除されることにより、第1操作部材150は、第2直進位置G2から第1直進位置G1に移動することができる。これにより、モータ23が停止し、主操作が阻止状態になる。
本実施形態において、第2操作部材152は、スライド方向に直交する方向に長い板状部159を有する。
上記の構成では、バンドソー1の使用者は、板状部159を指でつまむことにより、第2操作部材152を円滑にスライドさせることができる。
[その他の実施形態]
上述の実施形態において、電動作業機1は、電動工具の一種であるバンドソーであることとした。電動工具は、バンドソーに限定されない。電動工具として、ドライバ、ドライバドリル、アングルドリル、インパクトドライバ、グラインダ、ハンマ、ハンマドリル、マルノコ、及びレシプロソーが例示される。また、電動作業機1は、園芸工具(Outdoor Power Equipment)でもよい。園芸工具として、チェーンソー、ヘッジトリマ、芝刈り機、草刈機、及びブロワが例示される。
1…バンドソー(電動作業機)、2…帯鋸刃、3…ハウジング、4…メインハンドル、4A…左ハンドル部材、4B…右ハンドル部材、4C…ねじ、4D…開口、4E…開口、4F…開口、5…サブハンドル、5A…左アーム部、5B…右アーム部、5C…グリップ部、6…リヤベース、6A…開口、7…フロントベース、7A…開口、8…リヤカバー、8A…開口、9…フロントカバー、9A…開口、10…左ミドルカバー、11…右ミドルカバー、12…ヒンジ、13…ヒンジ、14…ねじ、15…ねじ、16…ねじ、17…ねじ、18…ねじ、19…リヤハウジング、20…フロントハウジング、20A…凹部、21…ブリッジハウジング、22…開口部、23…モータ、24…センサ基板、25…ファン、26…バッテリ装着部、27…リヤ鋸車(第1鋸車、出力部)、28…フロント鋸車(第2鋸車)、29…テンション調整レバー、30…リヤガイドローラ、31…フロントガイドローラ、32…ストッパプレート、32A…貫通孔、33…メインスイッチ機構、34…スタンドスイッチ機構、35…変速ダイヤル、36…ライト、37…コントローラ、37A…プリント基板、37B…コントローラケース、37C…プリント面、37D…基板裏面、37E…コントローラケース表面、37F…コントローラケース裏面、38…ステータ、39…ロータ、40…ロータシャフト、40A…ベアリング、40B…ベアリング、41…バッテリパック、42…動力伝達機構、43…ねじ、44…トリガ操作部材、45…ロックオフ操作部材、46…ロックオン操作部材、47…スイッチ、50…操作部材、51…スイッチケース、51A…左スイッチケース、51B…右スイッチケース、52…スリーブ、53…コイルばね、54…モーメンタリスイッチ、55…スイッチ回路、56…大径部、57…小径部、58…スイッチ部、59…板状部、60…係合部、61…第1直進係合部、62…第2直進係合部、63…第1回動係合部、64…第2回動係合部、65…支持孔、66…フック部、70…被係合部、71…第1直進被係合部、71A…傾斜面、72…第2直進被係合部、72A…傾斜面、73…第1回動被係合部、74…第2回動被係合部、75…前側リング部、76…後側リング部、77…フック部、81…第1リブ部、82…第2リブ部、83…第3リブ部、84…第4リブ部、90…スタンド、91…ベース、92…バイス、92A…固定バイス、92B…可動バイス、92C…ねじ、92D…支持部材、92E…ノブ、93…支持部材、94…ヒンジ、95…コンターテーブル、134…スタンドスイッチ機構、150…第1操作部材、151…スイッチケース、151A…左スイッチケース、151B…右スイッチケース、152…第2操作部材、153…コイルばね、154…モーメンタリスイッチ、155…スイッチ回路、156…円柱部、157…スイッチ部、158…スライド部、159…板状部、160…係合部、161…直進係合部、162…スライド係合部、163…第1支持孔、164…第2支持孔、165…ガイド部、166…ガイド部、167…リブ部、170…被係合部、171…直進被係合部、172…スライド被係合部、180…ベース部、181…連結部、182…スライド部、183…凹部、184…ノッチ、AX…モータ回転軸、CX1…第1回転軸、CX2…第2回転軸、MX…中心軸、G1…第1直進位置、G2…第2直進位置、R1…第1回動位置、R2…第2回動位置、S1…第1スライド位置、S2…第2スライド位置。

Claims (19)

  1. モータと、
    前記モータを収容するハウジングと、
    前記モータにより駆動される出力部と、
    前記ハウジングに支持されるスイッチ機構と、を備え、
    前記スイッチ機構は、前記モータを駆動させる主操作と、前記主操作を阻止状態から許容状態にする予備操作とを実施され、
    前記主操作は、前記スイッチ機構の少なくとも一部を前記ハウジングの手前側の第1直進位置から奥側の第2直進位置に直進させる操作であり、
    前記主操作の操作方向と前記予備操作の操作方向とは、交差する、
    電動作業機。
  2. 前記スイッチ機構は、前記主操作を維持状態にする維持操作を実施され、
    前記主操作の操作方向と前記維持操作の操作方向とは、交差する、
    請求項1に記載の電動作業機。
  3. 前記維持操作の操作方向は、前記予備操作の操作方向の逆方向である、
    請求項2に記載の電動作業機。
  4. 前記予備操作を実施される操作部材と前記維持操作を実施される操作部材とは、同一部材である、
    請求項2又は請求項3に記載の電動作業機。
  5. 前記スイッチ機構は、前記主操作と前記予備操作と前記維持操作とを実施される操作部材を有する、
    請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の電動作業機。
  6. 前記主操作は、前記操作部材を前記第1直進位置から前記第2直進位置に直進させる操作であり、
    前記予備操作は、前記操作部材を第1回動位置から第2回動位置に回動させる操作であり、
    前記操作部材は、直進方向において前記第1直進位置に維持された状態で、前記第1回動位置から前記第2回動位置に回動された後、前記第2直進位置に直進される、
    請求項5に記載の電動作業機。
  7. 前記スイッチ機構は、前記操作部材を移動可能に支持するスイッチケースを有し、
    前記スイッチケースは、前記操作部材に設けられた係合部に係合する被係合部を有し、
    前記操作部材が直進方向において前記第1直進位置に配置され且つ回動方向において前記第1回動位置に配置されることにより、前記係合部と前記係合部よりも奥側に配置される前記被係合部とが係合して、前記主操作が阻止状態になり、
    前記操作部材が前記第1回動位置から前記第2回動位置に回動することにより、前記係合部と前記被係合部との係合が解除され、前記主操作が許容状態になる、
    請求項6に記載の電動作業機。
  8. 前記スイッチ機構は、前記操作部材よりも奥側に配置されるモーメンタリスイッチを有し、
    前記主操作が許容状態において、前記操作部材が前記第2直進位置に直進して前記モーメンタリスイッチが操作されることにより、前記モータが駆動する、
    請求項7に記載の電動作業機。
  9. 前記維持操作は、前記操作部材を前記第2回動位置から前記第1回動位置に回動させる操作であり、
    前記操作部材は、直進方向において前記第2直進位置に維持された状態で、前記第2回動位置から前記第1回動位置に回動された後、前記第2直進位置を維持される、
    請求項8に記載の電動作業機。
  10. 前記操作部材が直進方向において前記第2直進位置に配置され且つ回動方向において前記第1回動位置に配置されることにより、前記係合部と前記係合部よりも手前側に配置される前記被係合部とが係合して、前記主操作が維持状態になり、
    前記操作部材が前記第1回動位置から前記第2回動位置に回動することにより、前記係合部と前記被係合部との係合が解除され、前記モーメンタリスイッチの弾性力により、前記操作部材が直進方向において前記第2直進位置から前記第1直進位置に戻る、
    請求項9に記載の電動作業機。
  11. 前記操作部材は、前記操作部材の回動軸に直交する方向に長い板状部を有する、
    請求項5から請求項10のいずれか一項に記載の電動作業機。
  12. 前記スイッチ機構は、前記主操作を実施される第1操作部材と、前記予備操作と前記維持操作とを実施される第2操作部材と、を有する、
    請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の電動作業機。
  13. 前記主操作は、前記第1操作部材を前記第1直進位置から前記第2直進位置に直進させる操作であり、
    前記予備操作は、前記第2操作部材を第1スライド位置から第2スライド位置にスライドさせる操作であり、
    前記第1操作部材は、前記第2操作部材が前記第1スライド位置から前記第2スライド位置にスライドされた後、前記第2直進位置に直進される、
    請求項12に記載の電動作業機。
  14. 前記第2操作部材は、前記第1操作部材に設けられた係合部に係合する被係合部を有し、
    前記第1操作部材が直進方向において前記第1直進位置に配置され且つ前記第2操作部材がスライド方向において前記第1スライド位置に配置されることにより、前記係合部と前記係合部よりも奥側に配置される前記被係合部とが係合して、前記主操作が阻止状態になり、
    前記第2操作部材が前記第1スライド位置から前記第2スライド位置にスライドすることにより、前記係合部と前記被係合部との係合が解除され、前記主操作が許容状態になる、
    請求項13に記載の電動作業機。
  15. 前記スイッチ機構は、前記第1操作部材よりも奥側に配置されるモーメンタリスイッチを有し、
    前記主操作が許容状態において、前記第1操作部材が前記第2直進位置に直進して前記モーメンタリスイッチが操作されることにより、前記モータが駆動する、
    請求項14に記載の電動作業機。
  16. 前記維持操作は、前記第2操作部材を前記第2スライド位置から前記第1スライド位置にスライドさせる操作であり、
    前記第1操作部材が直進方向において前記第2直進位置に配置され且つ前記第2操作部材がスライド方向において前記第1スライド位置に配置されることにより、前記係合部と前記係合部よりも手前側に配置される前記被係合部とが係合して、前記主操作が維持状態になり、
    前記第2操作部材が前記第1スライド位置から前記第2スライド位置にスライドすることにより、前記係合部と前記被係合部との係合が解除され、前記第1操作部材が直進方向において前記第2直進位置から前記第1直進位置に移動される、
    請求項15に記載の電動作業機。
  17. 前記第2操作部材は、スライド方向に直交する方向に長い板状部を有する、
    請求項12から請求項16のいずれか一項に記載の電動作業機。
  18. 充電式バッテリが装着されるバッテリ装着部を備える、
    請求項1から請求項17のいずれか一項に記載の電動作業機。
  19. 第1鋸車と、
    第2鋸車と、
    前記第1鋸車及び前記第2鋸車のそれぞれに掛けられる帯鋸刃と、を備え、
    前記出力部は、前記第1鋸車を含み、
    前記ハウジングは、前記第1鋸車が収容される第1ハウジングと、前記第2鋸車が収容される第2ハウジングと、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの間に配置され前記モータが収容されるブリッジハウジングと、を含み、
    前記スイッチ機構は、前記第2ハウジングに支持される、
    請求項18に記載の電動作業機。
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